JP2007167412A - X線診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的狭いスペースでも設置できながら、被写体の出入を迅速かつ安全に行わせることができるX線診断装置を提供する。
【解決手段】固定部に被写体側電動モータ2,4を介して被写体側保持枠3,5が順にそれぞれ回転可能に設けられて被写体保持部1が構成され、また、固定部に、X線照射側電動モータ12,14,16を介してX線照射側保持アーム13,15,17が順にそれぞれ回転可能に設けられ、第3のX線照射側保持アーム17側にX線管11が設けられてX線照射側保持部10が構成され、更に、固定部に、X線検出側電動モータ42,44,46を介してX線検出側保持アーム43,45,47が順に設けられ、第3のX線検出側保持アーム47側にフラットパネル型X線検出器41が設けられてX線検出側保持部40が構成され、各保持部1,10,40が独立して変位可能に分離されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、被写体を保持する被写体保持部を間にして、被写体にX線を照射するX線管などのX線照射手段を備えたX線照射側保持部と、X線照射手段から照射されるX線を検出するイメージインテンシファイアやフラットパネル型X線検出器などのX線検出手段を備えたX線検出側保持部とを備えたX線診断装置に関する。
この種のものとしては、従来、次のようなものが知られている。
すなわち、基台上に取り付けられた天板保持枠に、スライド可能に天板が支持されている。また、天板保持枠には、X線フィルムを収納するカセッテを支持するトレイを有するブッキ装置が搭載されている。床に付設されたレールに沿って走行可能な台車に支柱が設けられ、その支柱に沿って上下移動可能に移動架台が支持され、移動架台にテレスコピックアームが設けられ、テレスコピックアームの先端に、コリメータを備えたX線管装置が回転可能に設けられている。これにより、X線管装置と、ブッキ装置と天板とを設けた天板支持枠それぞれを個別に移動できるように構成されている(特許文献1参照)。
特開平9−10196号公報
しかしながら、天板を支持する天板保持枠にブッキ装置が搭載され、天板とブッキ装置とが一体的に構成されており、全体として嵩が高くなるという課題があった。また、天板保持枠が机上の基台に取り付けられており、天板を壁際に立てかけようとしても基台の脚部分が出っ張ることになる課題があった。これらのため、例えば、X線診断装置を備えた室内に、ストレッチャーで被写体としての患者を搬入するような場合に、搬入スペースを十分確保できず、ストレッチャーを基台や天板保持枠に衝突させてしまうなど、被写体の出入を迅速に行うことができないとともに安全性に欠ける課題があった。
また、上述のような搬送スペースを確保するために、X線診断装置を設置するうえでスペース面で制約を受ける問題があった。
この発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであって、比較的狭いスペースでも設置できながら、被写体の出入を迅速かつ安全に行わせることができるX線診断装置を提供することを目的とし、また、X線照射系とX線検出系との位置合わせを精度良く行えるようにすることを別の目的とする。
請求項1に係る発明は、上述のような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、被写体を保持する被写体保持部を間にして、前記被写体にX線を照射するX線照射手段を備えたX線照射側保持部と、前記X線照射手段から照射されるX線を検出するX線検出手段を備えたX線検出側保持部とを備えたX線診断装置において、前記被写体保持部、前記X線照射側保持部および前記X線検出側保持部それぞれを互いに独立して変位可能に分離して設けてあることを特徴としている。
(作用・効果)
請求項1に係る発明のX線診断装置の構成によれば、例えば、被写体をストレッチャーで搬入するときには、被写体保持部、X線照射側保持部およびX線検出側保持部それぞれを個別に変位させて室内の壁際などに移動させておき、広い搬入スペースを確保し、その後に、被写体保持部を所望の位置に変位させて被写体を被写体保持部に移動させ、しかる後に、X線照射側保持部およびX線検出側保持部を移動させて互いの位置合わせを行ってX線撮影やX線透視を行うといったことができる。
したがって、被写体保持部、X線照射側保持部およびX線検出側保持部それぞれが分離されて個別に変位できるから、被写体保持部、X線照射側保持部およびX線検出側保持部それぞれとして嵩の低いものにでき、しかも、変位によって機器の本来の設置スペースをも被写体の搬入の邪魔にならないスペースとして利用でき、比較的狭いスペースでも設置できながら、ストレッチャーを機器に衝突させるといったことを回避しやすく、被写体の出入を迅速かつ安全に行わせることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のX線診断装置において、X線照射側保持部を、固定部にX線照射側駆動機構を介して二次元または三次元方向に移動可能に設けたX線照射側保持部材と、前記X線照射側保持部材に設けたX線照射手段とから構成する。
(作用・効果)
請求項2に係る発明のX線診断装置の構成によれば、X線照射側保持部材をX線照射側駆動機構によって駆動変位させ、X線照射側保持部材に設けたX線照射手段を、X線照射位置と、搬入スペース確保などのための壁際などの位置とにわたって移動させることができる。
したがって、X線照射手段を駆動機構により楽に移動することができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載のX線診断装置において、X線照射側保持部材にX線照射手段を、X線照射側首振り用駆動機構を介してX線照射方向を変更可能に、かつ、X線照射側回転用駆動機構を介して前記X線照射方向の軸心回りで回転可能に設けて構成する。
(作用・効果)
請求項3に係る発明のX線診断装置の構成によれば、X線照射側首振り用駆動機構を駆動してX線照射手段のX線照射方向をX線検出手段に対して適正な位置に向けることができ、かつ、X線照射側回転用駆動機構を駆動してX線照射手段を回転させ、ファンビーム状に照射されるX線の照射ビームの方向を適正な方向に向けることができる。
したがって、X線をX線照射手段からX線検出手段に照射する際のX線照射系とX線検出系との位置合わせを駆動機構により楽に行うことができる。
請求項4に係る発明は、請求項1、2、3のいずれかに記載のX線診断装置において、被写体保持部を、固定部に被写体側駆動機構を介して二次元または三次元方向に移動可能に設けた被写体保持部材と、前記被写体保持部材に取り付けた被写体を搭載する天板とから構成する。
(作用・効果)
請求項4に係る発明のX線診断装置の構成によれば、被写体保持部材を被写体側駆動機構によって駆動変位させ、被写体保持部材に取り付けた天板を、X線を照射させる位置と、搬入スペース確保などのための壁際などの位置とにわたって移動させることができる。
したがって、被写体保持部材に取り付けた天板を駆動機構により楽に移動することができる。
請求項5に係る発明は、請求項1、2、3、4のいずれかに記載のX線診断装置において、X線検出側保持部を、固定部にX線照検出側駆動機構を介して二次元または三次元方向に移動可能に設けたX線検出側保持部材と、前記X線検出側保持部材に設けたX線検出手段とから構成する。
(作用・効果)
請求項5に係る発明のX線診断装置の構成によれば、X線検出側保持部材をX線検出側駆動機構によって駆動変位させ、X線検出側保持部材に設けたX線検出手段を、X線入射位置と、搬入スペース確保などのための壁際などの位置とにわたって移動させることができる。
したがって、X線検出手段を駆動機構により楽に移動することができる。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載のX線診断装置において、
X線検出側保持部材にX線検出手段を、X線入射側首振り用駆動機構を介してX線入射方向を変更可能に、かつ、X線照射側回転用駆動機構を介して前記X線入射方向の軸心回りで回転可能に設けて構成する。
(作用・効果)
請求項6に係る発明のX線診断装置の構成によれば、X線入射側首振り用駆動機構を駆動してX線検出手段のX線入射方向をX線照射手段に対して適正な位置に向けることができ、かつ、X線検出側回転用駆動機構を駆動してX線検出手段を回転させ、ファンビーム状に入射されるX線の入射ビームの方向を適正な方向に向けることができる。
したがって、X線照射手段からのX線をX線検出手段に入射する際のX線照射系とX線検出系との位置合わせを駆動機構により楽に行うことができる。
請求項7に係る発明は、請求項3に記載のX線診断装置において、X線照射手段の位置およびX線照射方向ならびにX線照射ビーム方向を設定するX線照射側設定手段と、前記X線照射手段の位置を検出するX線照射側位置検出手段と、前記X線照射手段のX線照射方向を検出するX線照射方向検出手段と、前記X線照射手段のX線照射ビームの方向を検出するX線照射ビーム方向検出手段と、前記X線照射側位置検出手段によって検出される前記X線照射手段の位置が前記X線照射側設定手段によって設定される前記X線照射手段の位置になるようにX線照射側駆動機構を駆動するX線照射側位置制御手段と、前記X線照射方向検出手段によって検出される前記X線照射手段のX線照射方向が前記X線照射側設定手段によって設定される前記X線照射手段のX線照射方向になるようにX線照射側首振り用駆動機構を駆動するX線照射方向制御手段と、前記X線照射ビーム方向検出手段によって検出されるX線照射手段のX線照射ビーム方向が前記X線照射側設定手段によって設定される前記X線照射手段のX線照射ビーム方向になるようにX線照射側回転用駆動機構を駆動するX線照射ビーム方向制御手段とを備えて構成する。
(作用・効果)
請求項7に係る発明のX線診断装置の構成によれば、X線照射側設定手段によってX線照射手段の位置およびX線照射方向ならびにX線照射ビーム方向を設定することにより、X線照射側駆動機構、X線照射側首振り用駆動機構およびX線照射側回転用駆動機構それぞれを駆動し、X線照射側位置検出手段で検出されるX線照射手段の位置、X線照射方向検出手段で検出されるX線照射手段のX線照射方向、および、X線照射ビーム方向検出手段で検出されるX線照射手段のX線照射ビームの方向それぞれが設定されたものになるように自動的に制御することができる。
したがって、X線診断を行う際のX線照射手段に対する一連の操作とX線照射系とX線検出系との位置合わせを極めて容易かつ楽に行うことができる。
請求項8に係る発明は、請求項6に記載のX線診断装置において、
X線検出手段の位置およびX線入射方向ならびにX線入射ビーム方向を設定するX線検出側設定手段と、前記X線検出手段の位置を検出するX線検出側位置検出手段と、前記X線検出手段のX線入射方向を検出するX線入射方向検出手段と、前記X線検出手段のX線入射ビームの方向を検出するX線入射ビーム方向検出手段と、前記X線検出側位置検出手段によって検出される前記X線検出手段の位置が前記X線検出側設定手段によって設定される前記X線検出手段の位置になるようにX線検出側駆動機構を駆動するX線検出側位置制御手段と、前記X線入射方向検出手段によって検出される前記X線検出手段のX線入射方向が前記X線検出側設定手段によって設定される前記X線検出手段のX線入射方向になるようにX線入射側首振り用駆動機構を駆動するX線入射方向制御手段と、前記X線入射ビーム方向検出手段によって検出されるX線検出手段のX線入射ビーム方向が前記X線検出側設定手段によって設定される前記X線検出手段のX線入射ビーム方向になるようにX線検出側回転用駆動機構を駆動するX線入射ビーム方向制御手段とを備えて構成する。
(作用・効果)
請求項8に係る発明のX線診断装置の構成によれば、X線検出側設定手段によってX線検出手段の位置およびX線入射方向ならびにX線入射ビーム方向を設定することにより、X線検出側駆動機構、X線入射側首振り用駆動機構およびX線検出側回転用駆動機構それぞれを駆動し、X線検出側位置検出手段で検出されるX線検出手段の位置、X線入射方向検出手段で検出されるX線検出手段のX線入射方向、および、X線入射ビーム方向検出手段で検出されるX線検出手段のX線入射ビームの方向それぞれが設定されたものになるように自動的に制御することができる。
したがって、X線診断を行う際のX線検出手段に対する一連の操作とX線照射系とX線検出系との位置合わせを極めて容易かつ楽に行うことができる。
請求項9に係る発明は、請求項3または7に記載のX線診断装置において、X線照射手段に特定形状のテストチャートを取り付けた状態での前記X線照射手段によるX線照射後に前記X線検出手段で検出されるX線を処理してX線画像を作成するX線画像処理手段と、前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係を設定する相対関係設定手段と、前記X線画像処理手段で作成されたX線画像に基づいて、前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係を検出する相対関係検出手段と、前記相対関係検出手段で検出される前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係が前記相対関係設定手段で設定される前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係になるようにX線照射側駆動機構およびX線照射側回転用駆動機構を駆動する位置合わせ制御手段とを備えて構成する。
(作用・効果)
請求項9に係る発明のX線診断装置の構成によれば、特定形状のテストチャートをX線照射手段に取り付け、その状態でX線をX線検出手段に照射し、検出されるX線のX線画像を作成し、X線検出手段とテストチャートとの相対関係に基づき、その相対関係が設定状態になるようにX線照射側駆動機構およびX線照射側回転用駆動機構を駆動し、X線検出手段側を基準として固定した状態で位置合わせを行うことができる。
したがって、X線照射手段に対するX線検出手段の実際の位置、X線入射ビーム方向それぞれに基づいて、X線照射手段の位置およびX線照射ビーム方向それぞれを設定状態に合致させるから、X線照射系とX線検出系との位置合わせを精度良く行うことができる。
請求項10に係る発明は、請求項6または8に記載のX線診断装置において、X線照射手段に特定形状のテストチャートを取り付けた状態での前記X線照射手段によるX線照射後に前記X線検出手段で検出されるX線を処理してX線画像を作成するX線画像処理手段と、前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係を設定する相対関係設定手段と、前記X線画像処理手段で作成されたX線画像に基づいて、前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係を検出する相対関係検出手段と、前記相対関係検出手段で検出される前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係が前記相対関係設定手段で設定される前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係になるようにX線入射側駆動機構およびX線入射側回転用駆動機構を駆動する位置合わせ制御手段とを備えて構成する。
(作用・効果)
請求項10に係る発明のX線診断装置の構成によれば、特定形状のテストチャートをX線照射手段に取り付け、その状態でX線をX線検出手段に照射し、検出されるX線のX線画像を作成し、X線検出手段とテストチャートとの相対関係に基づき、その相対関係が設定状態になるようにX線入射側駆動機構およびX線入射側回転用駆動機構を駆動し、X線照射手段側を基準として固定した状態で位置合わせを行うことができる。
したがって、X線照射手段に対するX線検出手段の実際の位置およびX線入射ビーム方向それぞれに基づいて、X線検出手段の位置およびX線入射ビーム方向それぞれを設定状態に合致させるから、X線照射系とX線検出系との位置合わせを精度良く行うことができる。
請求項11に係る発明は、請求項3に記載のX線診断装置において、被写体保持部を、固定部に被写体側駆動機構を介して二次元または三次元方向に移動可能に設けた被写体保持部材と、前記被写体保持部材に取り付けた被写体を搭載する天板とから構成し、かつ、X線検出側保持部を、固定部にX線照検出側駆動機構を介して二次元または三次元方向に移動可能に設けたX線検出側保持部材と、前記X線検出側保持部材に設けたX線検出手段とから構成し、X線検出側保持部材にX線検出手段を、X線入射側首振り用駆動機構を介してX線入射方向を変更可能に、かつ、X線照射側回転用駆動機構を介して前記X線入射方向の軸心回りで回転可能に設け、X線照射手段の位置およびX線照射方向ならびにX線照射ビーム方向を設定するX線照射側設定手段と、前記X線照射手段の位置を検出するX線照射側位置検出手段と、前記X線照射手段のX線照射方向を検出するX線照射方向検出手段と、前記X線照射手段のX線照射ビームの方向を検出するX線照射ビーム方向検出手段と、前記X線照射側位置検出手段によって検出される前記X線照射手段の位置が前記X線照射側設定手段によって設定される前記X線照射手段の位置になるようにX線照射側駆動機構を駆動するX線照射側位置制御手段と、前記X線照射方向検出手段によって検出される前記X線照射手段のX線照射方向が前記X線照射側設定手段によって設定される前記X線照射手段のX線照射方向になるようにX線照射側首振り用駆動機構を駆動するX線照射方向制御手段と、前記X線照射ビーム方向検出手段によって検出されるX線照射手段のX線照射ビーム方向が前記X線照射側設定手段によって設定される前記X線照射手段のX線照射ビーム方向になるようにX線照射側回転用駆動機構を駆動するX線照射ビーム方向制御手段と、前記被写体保持部材の位置を設定する被写体側設定手段と、前記被写体保持部材の位置を検出する被写体側位置検出手段と、前記被写体側位置検出手段によって検出される前記被写体保持部材の位置が前記被写体側設定手段で設定される位置になるように被写体側駆動機構を駆動する被写体保持部材制御手段と、X線検出手段の位置およびX線入射方向ならびにX線入射ビーム方向を設定するX線検出側設定手段と、前記X線検出手段の位置を検出するX線検出側位置検出手段と、前記X線検出手段のX線入射方向を検出するX線入射方向検出手段と、前記X線検出手段のX線入射ビームの方向を検出するX線入射ビーム方向検出手段と、前記X線検出側位置検出手段によって検出される前記X線検出手段の位置が前記X線検出側設定手段によって設定される前記X線検出手段の位置になるようにX線検出側駆動機構を駆動するX線検出側位置制御手段と、前記X線入射方向検出手段によって検出される前記X線検出手段のX線入射方向が前記X線検出側設定手段によって設定される前記X線検出手段のX線入射方向になるようにX線入射側首振り用駆動機構を駆動するX線入射方向制御手段と、前記X線入射ビーム方向検出手段によって検出されるX線検出手段のX線入射ビーム方向が前記X線検出側設定手段によって設定される前記X線検出手段のX線入射ビーム方向になるようにX線検出側回転用駆動機構を駆動するX線入射ビーム方向制御手段と、前記X線照射手段に特定形状のテストチャートを取り付けた状態での前記X線照射手段によるX線照射後に前記X線検出手段で検出されるX線を処理してX線画像を作成するX線画像処理手段と、前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係を設定する相対関係設定手段と、前記X線画像処理手段で作成されたX線画像に基づいて、前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係を検出する相対関係検出手段と、前記相対関係検出手段で検出される前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係が前記相対関係設定手段で設定される前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係になるように前記X線入射側駆動機構または前記X線照射側駆動機構、および、前記X線入射側回転用駆動機構または前記X線照射側回転用駆動機構を駆動する位置合わせ制御手段とを備えて構成する。
(作用・効果)
請求項11に係る発明のX線診断装置の構成によれば、X線照射側設定手段によってX線照射手段の位置およびX線照射方向ならびにX線照射ビーム方向を設定することにより、X線照射側駆動機構、X線照射側首振り用駆動機構およびX線照射側回転用駆動機構それぞれを駆動し、X線照射側位置検出手段で検出されるX線照射手段の位置、X線照射方向検出手段で検出されるX線照射手段のX線照射方向、および、X線照射ビーム方向検出手段で検出されるX線照射手段のX線照射ビームの方向それぞれが設定されたものになるように自動的に制御することができる。
また、被写体側設定手段によって被写体保持部材の位置を設定することにより、被写体側駆動機構を駆動し、被写体保持部材の位置が設定された位置になるように自動的に制御することができる。
また、X線検出側設定手段によってX線検出手段の位置およびX線入射方向ならびにX線入射ビーム方向を設定することにより、X線検出側駆動機構、X線入射側首振り用駆動機構およびX線検出側回転用駆動機構それぞれを駆動し、X線検出側位置検出手段で検出されるX線検出手段の位置、X線入射方向検出手段で検出されるX線検出手段のX線入射方向、および、X線入射ビーム方向検出手段で検出されるX線検出手段のX線入射ビームの方向それぞれが設定されたものになるように自動的に制御することができる。
更に、特定形状のテストチャートをX線照射手段に取り付け、その状態でX線をX線検出手段に照射し、検出されるX線のX線画像を作成し、X線検出手段とテストチャートとの相対関係に基づき、その相対関係が設定状態になるように、X線検出側駆動機構およびX線入射側回転用駆動機構を駆動するか、あるいは、X線照射側駆動機構およびX線照射側回転用駆動機構を駆動し、X線照射手段側あるいはX線検出手段側を基準として固定した状態で位置合わせを行うことができる。
したがって、X線診断を行う際のX線照射手段、被写体保持部材およびX線検出手段それぞれに対する一連の操作を初期設定により極めて容易かつ楽に行うことができる。
そのうえ、テストチャートにより、X線検出手段に対するX線照射手段の実際の位置およびX線入射ビーム方向それぞれに基づいて、X線照射手段またはX線検出手段の位置、および、X線照射ビーム方向またはX線入射ビーム方向それぞれを設定状態に合致させるから、X線照射系とX線検出系との位置合わせを精度良く行うことができる。
請求項12に係る発明は、請求項11に記載のX線診断装置において、X線照射側設定手段によるX線照射手段の位置およびX線照射方向ならびにX線照射ビーム方向、および、X線検出側設定手段によるX線検出手段の位置およびX線入射方向ならびにX線入射ビーム方向、ならびに、相対関係設定手段で設定される前記X線検出手段とテストチャートとの相対関係それぞれを予め複数組設定して構成する。
(作用・効果)
請求項12に係る発明のX線診断装置の構成によれば、例えば、上半身と下半身、あるいは、断層撮影のための複数位置での撮影などといった複数回の撮影を行う場合に、それらの複数回の撮影での撮影条件を予め設定しておくことにより、X線照射手段、被写体保持部材およびX線検出手段に移動するように制御することができる。
したがって、複数回の撮影を、極めて容易かつ楽に、しかも、X線照射系とX線検出系とを精度良く位置合わせした状態で行うことができる。
請求項1に係る発明のX線診断装置の構成によれば、例えば、被写体をストレッチャーで搬入するときには、被写体保持部、X線照射側保持部およびX線検出側保持部それぞれを個別に変位させて室内の壁際などに移動させておき、広い搬入スペースを確保し、その後に、被写体保持部を所望の位置に変位させて被写体を被写体保持部に移動させ、しかる後に、X線照射側保持部およびX線検出側保持部を移動させて互いの位置合わせを行ってX線撮影やX線透視を行うといったことができる。
したがって、被写体保持部、X線照射側保持部およびX線検出側保持部それぞれが分離されて個別に変位できるから、嵩を低いものにでき、しかも、変位によって機器の本来の設置スペースをも被写体の搬入の邪魔にならないスペースとして利用でき、比較的狭いスペースでも設置できながら、ストレッチャーを機器に衝突させるといったことを回避しやすく、被写体の出入を迅速かつ安全に行わせることができる。
次に、この発明の実施例について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、この発明に係るX線診断装置の実施例1の全体概略側面図であり、被写体を保持する被写体保持部1を間にして、被写体にX線を照射するX線照射手段としてのX線管11を備えたX線照射側保持部10と、X線管11から照射されるX線を検出するX線検出手段としてのフラットパネル型X線検出器41を備えたX線検出側保持部40とが備えられている。
固定部に第1の被写体側電動モータ2を介して水平方向の軸心周りで駆動回転可能に第1の被写体側保持枠3が設けられるとともに、その第1の被写体側保持枠3に第2の被写体側電動モータ4を介して水平方向の軸心周りで駆動回転可能に第2の被写体側保持枠が設けられ、その第2の被写体側保持枠5に、被写体を搭載する天板6が着脱可能に取り付けられて被写体保持部1が構成されている。上記第1および第2の被写体側電動モータ2,4をして被写体側駆動機構と称する。また、第1および第2の被写体側保持枠3,5をして二次元または三次元方向に移動可能な被写体保持部材と称する。
また、固定部に、第1のX線照射側電動モータ12を介して水平方向の軸心周りで駆動回転可能に第1のX線照射側保持アーム13が設けられるとともに、その第1のX線照射側保持アーム13に、第2のX線照射側電動モータ14を介して水平方向の軸心周りで駆動回転可能に第2のX線照射側保持アーム15が設けられ、更に、その第2のX線照射側保持アーム15に、第3のX線照射側電動モータ16を介して水平方向の軸心周りで駆動回転可能に第3のX線照射側保持アーム17が設けられている。上記第1、第2および第3のX線照射側電動モータ12,14,16をしてX線照射側駆動機構と称する。また、第1、第2および第3のX線照射側保持アーム13,15,17をして二次元または三次元方向に移動可能なX線照射側保持部材と称する。
第3のX線照射側保持アーム17に、X線照射側首振り用駆動機構としてのX線照射側首振り用電動モータ18を介して水平方向の軸心周りでの駆動回転によりX線照射方向を変更可能にX線照射側中間保持部材19が設けられ、そのX線照射側中間保持部材19に、X線照射側回転用駆動機構としてのX線照射側回転用電動モータ20を介してX線照射方向の軸心回りで回転可能にX線管11が設けられてX線照射側保持部10が構成されている。
また、固定部に、第1のX線検出側電動モータ42を介して水平方向の軸心周りで駆動回転可能に第1のX線検出側保持アーム43が設けられるとともに、その第1のX線検出側保持アーム43に、第2のX線検出側電動モータ44を介して水平方向の軸心周りで駆動回転可能に第2のX線検出側保持アーム45が設けられ、更に、その第2のX線検出側保持アーム45に、第3のX線検出側電動モータ46を介して水平方向の軸心周りで駆動回転可能に第3のX線検出側保持アーム47が設けられている。上記第1、第2および第3のX線検出側電動モータ42,44,46をしてX線検出側駆動機構と称する。また、第1、第2および第3のX線検出側保持アーム43,45,47をして二次元または三次元方向に移動可能なX線検出側保持部材と称する。
第3のX線検出側保持アーム47に、X線入射側首振り用駆動機構としてのX線入射側首振り用電動モータ48を介して水平方向の軸心周りでの駆動回転によりX線入射方向を変更可能にX線検出側中間保持部材49が設けられ、そのX線検出側中間保持部材49に、X線検出側回転用駆動機構としてのX線検出側回転用電動モータ50を介してX線入射方向の軸心回りで回転可能にフラットパネル型X線検出器41が設けられてX線検出側保持部40が構成されている。
上述構成により、被写体保持部1、X線照射側保持部10およびX線検出側保持部40それぞれが分離して設けられ、互いに独立して変位できるようになっている。
第1および第2の被写体側電動モータ2,4、第1、第2および第3のX線照射側電動モータ12,14,16、ならびに、第1、第2および第3のX線検出側電動モータ42,44,46それぞれによる駆動構成は、互いに同様に構成されており、第2のX線照射側電動モータ14による駆動構成を例にして説明する。
すなわち、図2の要部の一部切り欠き平面図に示すように、第1のX線照射側保持アーム13に、第2のX線照射側電動モータ14のモータハウジング21が一体的に取り付けられ、モータ軸22の一端側が第1のX線照射側保持アーム13を貫通して突出され、その先端に第2のX線照射側保持アーム15が一体的に取り付けられている。
モータ軸22の他端側がモータハウジング21貫通して突出され、その突出部分に、モータ軸22と一体回転可能にかつ回転軸心方向に移動可能にスプライン嵌合により回転ディスク23が設けられている。モータ軸22の突出部分がブレーキハウジング24で覆われるとともに、ブレーキハウジング24内にモータ軸22の回転軸心方向にのみ移動可能にスプライン嵌合により押圧ディスク25が設けられている。
ブレーキハウジング24に、押圧ディスク25に作用するブレーキロッド26がモータ軸22の回転軸心方向に移動可能に設けられている。ブレーキハウジング24内に、押圧ディスク25が回転ディスク24に圧接する側にブレーキロッド26を変位するように付勢する圧縮コイルスプリング27が設けられている。ブレーキハウジング24の外面に、ブレーキロッド26を圧縮コイルスプリング27の付勢力に抗して押圧ディスク25が回転ディスク24から離間する側にブレーキロッド26を変位させるソレノイド28が設けられている。ソレノイド28は、対応する電動モータの起動に伴って励磁されるようになっている。また、手動で変位させる場合には、例えば、X線管11を移動させる場合には、所定のスイッチ操作により、第1、第2および第3のX線照射側電動モータ12,14,16に対応するソレノイド28が励磁されるなど、適宜所定のスイッチによりソレノイド28を励磁できるようになっている。
上記構成により、通常時は、ソレノイド28を消磁状態にして、圧縮コイルスプリング27の付勢力によって押圧ディスク25を回転ディスク24に圧接し、第1のX線照射側保持アーム13に対して第2のX線照射側保持アーム15が変位することを機械的に停止するとともにその停止状態を維持するようになっている。第1のX線照射側保持アーム13に対して第2のX線照射側保持アーム15を変位させる場合は、ソレノイド28を励磁して、圧縮コイルスプリング27の付勢力に抗して回転ディスク24に対する押圧ディスク25の圧接を解除し、第2のX線照射側保持アーム15の変位を許容するようになっている。
第1のX線照射側保持アーム13と第2のX線照射側保持アーム15との間に、第2のX線照射側保持アーム15の重量に対して支持力を持たせるように引っ張りスプリング29が設けられ、手動および駆動のいずれの変位をも小さな力で楽に行えるように構成されている。図中、30bは、第1のX線照射側保持アーム13に対する第2のX線照射側保持アーム15の変位量を検出する第2のX線照射側ロータリーエンコーダを示している。
図3の被写体保持部材の制御構成のブロック図に示すように、X線診断装置が設置された室内あるいは隣接された室内にコントロールボックス(図示せず)が設置され、そのコントロールボックスに、第1および第2の被写体側保持枠3,5の位置を設定する被写体側設定手段K1が備えられている。この被写体側設定手段K1としては、図示しないが、X線診断装置が設置された室内の平面位置および高さそれぞれを設定する設定キーを備えて構成されている。
第1および第2の被写体側電動モータ2,4それぞれに、前述した第2のX線照射側ロータリーエンコーダ30bと同様の構成で、回転量を検出する第1および第2の被写体側ロータリーエンコーダ7a,7bが設けられている。第1および第2の被写体側ロータリーエンコーダ7a,7bから成る構成をして被写体側位置検出手段と称する。
被写体側設定手段K1と第1および第2の被写体側ロータリーエンコーダ7a,7bとが被写体保持部材制御手段としての第1のコントローラC1に接続され、その第1のコントローラC1に第1および第2の被写体側電動モータ2,4が接続されている。
第1のコントローラC1には、位置―回転量相関テーブルT1と、第1の回転量抽出手段8と第1および第2の被写体側比較手段9a,9bとが備えられている。
位置―回転量相関テーブルT1には、X線診断装置が設置された室内の平面位置および高さそれぞれに応じ、それらを得るに必要な第1および第2の被写体側電動モータ2,4それぞれの回転量が予め記憶されている。
第1の回転量抽出手段8では、被写体側設定手段K1で設定されるX線診断装置が設置された室内の平面位置および高さそれぞれに対応して、それらを得るに必要な第1および第2の被写体側電動モータ2,4それぞれの回転量を位置―回転量相関テーブルT1から抽出するようになっている。
第1および第2の被写体側比較手段9a,9bそれぞれでは、第1の回転量抽出手段8で抽出された回転量と、第1および第2の被写体側ロータリーエンコーダ7a,7bで検出される回転量とを比較し、それぞれの検出回転量が設定回転量になるように第1および第2の被写体側電動モータ2,4それぞれに制御信号を出力するようになっている。
これらにより、第1および第2の被写体保持枠3,5を設定位置に自動的に移動し、天板6を所定の設定位置に位置させるように制御するように構成されている。
また、図4のX線管の制御構成のブロック図に示すように、コントロールボックスに、X線管11の位置およびX線照射方向ならびにX線照射ビーム方向を設定するX線照射側設定手段K2が備えられている。このX線照射側設定手段K2としては、図示しないが、X線診断装置が設置された室内の平面位置および高さ、X線管11のX線照射方向ならびにX線照射ビーム方向それぞれを設定する設定キーを備えて構成されている。
第1および第3のX線照射側電動モータ12,16、X線照射側首振り用電動モータ18およびX線照射側回転用電動モータ20それぞれに、前述した第2のX線照射側ロータリーエンコーダ30bと同様の構成で、回転量を検出する第1、第3、第4および第5のX線照射側ロータリーエンコーダ30a,30c,30d,30eが設けられている。第1、第2および第3のX線照射側ロータリーエンコーダ30a,30b,30cから成る構成をしてX線照射側位置検出手段と称する。また、第4のX線照射側ロータリーエンコーダ30dをしてX線管11のX線照射方向を検出するX線照射方向検出手段と称し、第5のX線照射側ロータリーエンコーダ30eをしてX線管11のX線照射ビームの方向を検出するX線照射ビーム方向検出手段と称する。
X線照射側設定手段K2と第1、第2、第3、第4および第5のX線照射側ロータリーエンコーダ30a,30b,30c,30d,30eとが第2のコントローラC2に接続され、その第2のコントローラC2に第1、第2および第3のX線照射側電動モータ12,14,16、X線照射側首振り用電動モータ18およびX線照射側回転用電動モータ20が接続されている。
第2のコントローラC2には、位置―回転量、X線照射方向―回転量、X線照射ビーム方向―回転量相関テーブルT2と、第2の回転量抽出手段31と第1、第2、第3、第4および第5のX線照射側比較手段32a,32b,32c,32d,32eとが備えられている。
位置―回転量、X線照射方向―回転量、X線照射ビーム方向―回転量相関テーブルT2には、X線診断装置が設置された室内の平面位置および高さ、X線管11のX線照射方向およびX線照射ビーム方向それぞれに応じ、それらを得るに必要な第1、第2および第3のX線照射側電動モータ12,14,16、X線照射側首振り用電動モータ18およびX線照射側回転用電動モータ20それぞれの回転量が予め記憶されている。
第2の回転量抽出手段31では、X線照射側設定手段K2で設定されるX線診断装置が設置された室内の平面位置および高さ、X線管11のX線照射方向およびX線照射ビームそれぞれに対応して、それらを得るに必要な第1、第2および第3のX線照射側電動モータ12,14,16、X線照射側首振り用電動モータ18およびX線照射側回転用電動モータ20それぞれの回転量を位置―回転量、X線照射方向―回転量、X線照射ビーム方向―回転量相関テーブルT2から抽出するようになっている。
第1、第2、第3、第4および第5のX線照射側比較手段32a,32b,32c,32d,32eそれぞれでは、第2の回転量抽出手段31で抽出された回転量と、第1、第2、第3、第4および第5のX線照射側ロータリーエンコーダ30a,30b,30c,30d,30eで検出される回転量とを比較し、それぞれの検出回転量が設定回転量になるように第1、第2および第3のX線照射側電動モータ12,14,16、X線照射側首振り用電動モータ18およびX線照射側回転用電動モータ20それぞれに制御信号を出力するようになっている。
これらにより、X線管11を設定位置に自動的に移動して設定位置に位置させるとともに、X線管11のX線照射方向およびX線照射ビーム方向それぞれが設定された方向になるように制御するように構成されている。
上記位置―回転量、X線照射方向―回転量、X線照射ビーム方向―回転量相関テーブルT2と、第2の回転量抽出手段31と第1、第2および第3のX線照射側比較手段32a,32b,32cから成る構成をして、X線管11の位置を制御するX線照射側位置制御手段と称する。また、位置―回転量、X線照射方向―回転量、X線照射ビーム方向―回転量相関テーブルT2と、第2の回転量抽出手段31と第4のX線照射側比較手段32dとから成る構成をして、X線管11のX線照射方向を制御するX線照射方向制御手段と称し、位置―回転量、X線照射方向―回転量、X線照射ビーム方向―回転量相関テーブルT2と、第2の回転量抽出手段31と第5のX線照射側比較手段32eとから成る構成をして、X線管11のX線照射ビーム方向を制御するX線照射ビーム方向制御手段と称する。
また、図5のフラットパネル型X線検出器の制御構成のブロック図に示すように、コントロールボックスに、フラットパネル型X線検出器41の位置およびX線入射方向ならびにX線入射ビーム方向を設定するX線検出側設定手段K3が備えられている。このX線検出側設定手段K3としては、図示しないが、X線診断装置が設置された室内の平面位置および高さ、フラットパネル型X線検出器41へのX線入射方向ならびにX線入射ビーム方向それぞれを設定する設定キーを備えて構成されている。
第1、第2および第3のX線検出側電動モータ42,44,46、X線入射側首振り用電動モータ48およびX線検出側回転用電動モータ50それぞれに、前述した第2のX線照射側ロータリーエンコーダ30bと同様の構成で、回転量を検出する第1、第2、第3、第4および第5のX線照射側ロータリーエンコーダ51a,51b,51c,51d,51eが設けられている。第1、第2および第3のX線検出側ロータリーエンコーダ51a,51b,51cから成る構成をしてX線検出側位置検出手段と称する。また、第4のX線検出側ロータリーエンコーダ51dをしてX線管11のX線入射方向を検出するX線入射方向検出手段と称し、第5のX線検出側ロータリーエンコーダ51eをしてX線管11のX線入射ビームの方向を検出するX線入射ビーム方向検出手段と称する。
X線検出側設定手段K3と第1、第2、第3、第4および第5のX線検出側ロータリーエンコーダ51a,51b,51c,51d,51eとが第3のコントローラC3に接続され、その第3のコントローラC3に第1、第2および第3のX線検出側電動モータ42,44,46、X線入射側首振り用電動モータ48およびX線検出側回転用電動モータ50が接続されている。
第3のコントローラC3には、位置―回転量、X線入射方向―回転量、X線入射ビーム方向―回転量相関テーブルT3と、第3の回転量抽出手段52と第1、第2、第3、第4および第5のX線検出側比較手段53a,53b,53c,53d,53eとが備えられている。
位置―回転量、X線入射方向―回転量、X線入射ビーム方向―回転量相関テーブルT3には、X線診断装置が設置された室内の平面位置および高さ、フラットパネル型X線検出器41へのX線入射方向およびX線入射ビーム方向それぞれに応じ、それらを得るに必要な第1、第2および第3のX線検出側電動モータ42,44,46、X線入射側首振り用電動モータ48およびX線検出側回転用電動モータ50それぞれの回転量が予め記憶されている。
第3の回転量抽出手段52では、X線検出側設定手段K3で設定されるX線診断装置が設置された室内の平面位置および高さ、フラットパネル型X線検出器41へのX線入射方向およびX線入射ビームそれぞれに対応して、それらを得るに必要な第1、第2および第3のX線検出側電動モータ42,44,46、X線入射側首振り用電動モータ48およびX線検出側回転用電動モータ50それぞれの回転量を位置―回転量、X線入射方向―回転量、X線入射ビーム方向―回転量相関テーブルT3から抽出するようになっている。
第1、第2、第3、第4および第5のX線検出側比較手段53a,53b,53c,53d,53eそれぞれでは、第3の回転量抽出手段52で抽出された回転量と、第1、第2、第3、第4および第5のX線検出側ロータリーエンコーダ51a,51b,51c,51d,51eで検出される回転量とを比較し、それぞれの検出回転量が設定回転量になるように第1、第2および第3のX線検出側電動モータ42,44,46、X線入射側首振り用電動モータ48およびX線検出側回転用電動モータ50それぞれに制御信号を出力するようになっている。
これらにより、フラットパネル型X線検出器41を設定位置に自動的に移動させるとともに、フラットパネル型X線検出器41へのX線入射方向およびX線入射ビーム方向それぞれが設定された方向になるように制御するように構成されている。
上記位置―回転量、X線入射方向―回転量、X線入射ビーム方向―回転量相関テーブルT3と、第3の回転量抽出手段52と第1、第2および第3のX線検出側比較手段53a,53b,53cから成る構成をして、フラットパネル型X線検出器41の位置を制御するX線検出側位置制御手段と称する。また、位置―回転量、X線入射方向―回転量、X線入射ビーム方向―回転量相関テーブルT3と、第3の回転量抽出手段52と第4のX線検出側比較手段53dとから成る構成をして、フラットパネル型X線検出器41へのX線入射方向を制御するX線入射方向制御手段と称し、位置―回転量、X線入射方向―回転量、X線入射ビーム方向―回転量相関テーブルT3と、第3の回転量抽出手段52と第5のX線検出側比較手段53eとから成る構成をして、フラットパネル型X線検出器41へのX線入射ビーム方向を制御するX線入射ビーム方向制御手段と称する。
この実施例1の構成によれば、天板6、X線管11およびフラットパネル型X線検出器41それぞれの位置、X線管11のX線照射方向およびX線照射ビーム方向、ならびに、フラットパネル型X線検出器41へのX線入射方向およびX線入射ビーム方向それぞれを設定することにより、例えば、X線診断装置が設置されている室内に、被写体としての患者をストレッチャーで搬入する場合に、図6の全体概略側面図に示すように、第1および第2の被写体保持枠3,5、第1、第2および第3のX線照射側保持アーム13,15,17ならびに第1、第2および第3のX線検出側保持アーム43,45,47それぞれを壁際に変位させておき、広いスペース内に搬入できながら、その後に、図1に示すように、天板6、X線管11およびフラットパネル型X線検出器41を設定位置に自動的に変位してX線診断を行うことができる。
図7は、この発明に係るX線診断装置の実施例2の要部の側面図であり、実施例1と異なるところは、次の通りである。
すなわち、X線管11のコリメータ(図示せず)の下方側に、テストチャート61が作用位置と非作用位置とに変位可能に取り付けられている。
テストチャート61は、図8の斜視図に示すように、鉛製の線材62によって正三角形とその重心から法線方向に所定距離離れた位置に頂部を有する三角錐形状に形成するとともに、正三角形の角部A,B,Cと頂部Eと重心位置Gそれぞれに鉛製の球体を設けて構成されている。また、通常時に一辺ABがフラットパネル型X線検出器41上の天板6の長手方向に直交する方向を向くようにX線管11に取り付けられている。テストチャート61の形状としては、三角錐形状に限らず、X線管11とフラットパネル型X線検出器41との距離やX線照射ビーム方向を特定できる形状を有するものであれば良い。
図9の位置合わせ制御機構の構成のブロック図に示すように、フラットパネル型X線検出器41に画像処理手段63が接続され、フラットパネル型X線検出器41で検出されるX線を処理してX線画像を作成するように構成されている。
また、コントロールボックスに、テストチャート61とフラットパネル型X線検出器41との相対関係を設定する相対関係設定手段K4が備えられている。この相対関係設定手段K4としては、図示しないが、X線管11とフラットパネル型X線検出器41との距離を設定する設定キーを備えて構成され、それに伴い、設定された距離に対応する、フラットパネル型X線検出器41で撮影されるテストチャート61の正三角形ABCの大きさが出力されるようになっている。
画像処理手段63と相対関係設定手段K4とが、位置合わせ制御手段としての第4のコントローラC4に接続され、この第4のコントローラC4に、第1、第2および第3のX線照射側電動モータ12,14,16およびX線照射側回転用電動モータ20が接続されている。
第4のコントローラC4には、照射方向ズレ量演算手段64、照射ビーム方向ズレ量演算手段65、距離差算出手段66、第4の回転量抽出手段67、比較手段68、第5の回転量抽出手段69、ズレ量―回転量テーブルT4および距離差―回転量テーブルT5が備えられている。
照射方向ズレ量演算手段64では、画像処理手段63でのX線画像に基づき、テストチャート61の頂部Eの位置とフラットパネル型X線検出器41の中心位置とのズレ量を演算するようになっている。
照射ビーム方向ズレ量演算手段65では、画像処理手段63でのX線画像に基づき、テストチャート61の一辺ABとフラットパネル型X線検出器41上の天板6の長手方向に直交する方向とのズレ量(ズレ角度)を演算するようになっている。
距離差算出手段66では、テストチャート61とフラットパネル型X線検出器41との相対関係に基づいて、すなわち、画像処理手段63でのX線画像上のテストチャート61の正三角形の大きさと、相対関係設定手段K4で設定されたテストチャート61の正三角形の大きさとの比率から、X線管11とフラットパネル型X線検出器41との間の設定距離との距離差を算出するようになっている。
上記照射方向ズレ量演算手段64、照射ビーム方向ズレ量演算手段65および距離差算出手段66から成る構成をしてテストチャート61とフラットパネル型X線検出器41との相対関係を検出する相対関係検出手段と称する。
第4の回転量抽出手段67では、照射方向ズレ量演算手段64で求められたズレ量に基づき、ズレ量―回転量テーブルT4からX線照射方向のズレ量に対応する第1、第2および第3のX線照射側電動モータ12,14,16それぞれの回転量を抽出し、その抽出した回転量に対応する制御信号を出力し、第1、第2および第3のX線照射側保持アーム13,15,17それぞれを変位してX線管11を水平方向に移動し、テストチャート61の頂部Eの位置がフラットパネル型X線検出器41の中心位置に一致するように制御するようになっている。
比較手段68では、照射ビーム方向ズレ量演算手段65で求められたズレ量(ズレ角度)に基づき、そのズレ方向を比較判別し、X線照射側回転用電動モータ20に正逆転いずれかの制御信号を出力し、そのズレ量(ズレ角度)が零になるように、すなわち、X線管11からのX線ビーム方向がフラットパネル型X線検出器41上の天板6の長手方向に直交する方向に一致するように制御するようになっている。
第5の回転量演算手段69では、距離差算出手段66で算出された距離差に基づき、距離差―回転量テーブルT5から距離差に対応する第1、第2および第3のX線照射側電動モータ12,14,16それぞれの回転量を抽出し、その抽出した回転量に対応する制御信号を出力し、第1、第2および第3のX線照射側保持アーム13,15,17それぞれを変位してX線管11を上下方向に移動してX線管11とフラットパネル型X線検出器41との距離が設定距離になるように制御するようになっている。
この実施例2によれば、例えば、手動や駆動によって天板6を所定位置に変位させた後、その天板6に対し、X線管11およびフラットパネル型X線検出器41を手動で適当な位置まで変位させ、しかる後に、相対関係設定手段K4でX線管11とフラットパネル型X線検出器41との距離を設定してから位置合わせ制御を行わせ、これにより、所定の距離に位置合わせした状態を自動的に得ることができるようになっている。
上記実施例2において、例えば、断層撮影に際して、テストチャート61の頂部の位置とフラットパネル型X線検出器41の中心位置とを設定量偏位させる場合とか、あるいは、テストチャート61の一辺ABをフラットパネル型X線検出器41上の天板の長手方向に直交する方向に対して設定角度交差する状態で撮影を行う場合などには、それらの設定量や設定角度を相対関係設定手段K4に設定させるようにすれば良い。
上記実施例2では、フラットパネル型X線検出器41を基準にしてX線管11側を変位することによって位置合わせ制御を行うように構成しているが、逆に、X線管11を基準にしてフラットパネル型X線検出器41側を変位させるようにしても良い。その場合は、図9の第1、第2および第3のX線照射側電動モータ12,14,16に代えて第1、第2および第3のX線検出側電動モータ42,44,46を、そして、X線照射側回転用電動モータ20に代えてX線入射側回転用電動モータ50をそれぞれ第4のコントローラC4に接続して所定の制御を行うように構成すれば良い。
また、上記実施例2の構成を実施例1と組み合わせ、テストチャート61を用いた位置合わせ制御で最終的な位置合わせを行うようにしても良い。更には、X線照射側設定手段K2によるX線管11の位置およびX線照射方向ならびにX線照射ビーム方向、および、X線検出側設定手段K3によるフラットパネル型X線検出器41の位置およびX線入射方向ならびにX線入射ビーム方向、ならびに、相対関係設定手段K4で設定されるフラットパネル型X線検出器41とテストチャート61との相対関係それぞれを予め複数組設定できるようにしても良い。
上記実施例では、水平方向では一次元で全体として二次元で変位するように構成しているが、壁際にレールなどを設けて水平方向において二次で、すなわち、全体として三次元で変位するように構成しても良い。
この発明に係るX線診断装置の実施例1の全体概略側面図である。 要部の一部切り欠き平面図である。 被写体保持部材の制御構成を示すブロック図である。 X線管の制御構成を示すブロック図である。 フラットパネル型X線検出器の制御構成を示すブロック図である。 非使用時の状態を示す全体概略側面図である。 この発明に係るX線診断装置の実施例2の要部の側面図である。 テストチャートの斜視図である。 位置合わせ制御機構の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…被写体保持部
2…第1の被写体側電動モータ(被写体側駆動機構)
3…第1の被写体側保持枠(被写体保持部材)
4…第2の被写体側電動モータ(被写体側駆動機構)
5…第2の被写体側保持枠(被写体保持部材)
6…天板
7a…第1の被写体側ロータリーエンコーダ(被写体側位置検出手段)
7b…第2の被写体側ロータリーエンコーダ(被写体側位置検出手段)
10…X線照射側保持部
11…X線管(X線照射手段)
12…第1のX線照射側電動モータ(X線照射側駆動機構)
13…第1のX線照射側保持アーム(X線照射側保持部材)
14…第2のX線照射側電動モータ(X線照射側駆動機構)
15…第2のX線照射側保持アーム(X線照射側保持部材)
16…第3のX線照射側電動モータ(X線照射側駆動機構)
17…第3のX線照射側保持アーム(X線照射側保持部材)
18…X線照射側首振り用電動モータ(X線照射側首振り用駆動機構)
20…X線照射側回転用電動モータ(X線照射側回転用駆動機構)
30a…第1のX線照射側ロータリーエンコーダ(X線照射側位置検出手段)
30b…第2のX線照射側ロータリーエンコーダ(X線照射側位置検出手段)
30c…第3のX線照射側ロータリーエンコーダ(X線照射側位置検出手段)
30d…第4のX線照射側ロータリーエンコーダ(X線照射方向検出手段)
30e…第5のX線照射側ロータリーエンコーダ(X線照射ビーム方向検出手段)
40…X線検出側保持部
41…フラットパネル型X線検出器(X線検出手段)
42…第1のX線検出側電動モータ(X線検出側駆動機構)
43…第1のX線検出側保持アーム(X線検出側保持部材)
44…第2のX線検出側電動モータ(X線検出側駆動機構)
45…第2のX線検出側保持アーム(X線検出側保持部材)
46…第3のX線検出側電動モータ(X線検出側駆動機構)
47…第3のX線検出側保持アーム(X線検出側保持部材)
48…X線入射側首振り用電動モータ(X線入射側首振り用駆動機構)
50…X線入射側回転用電動モータ(X線入射側回転用駆動機構)
51a…第1のX線検出側ロータリーエンコーダ(X線検出側位置検出手段)
51b…第2のX線検出側ロータリーエンコーダ(X線検出側位置検出手段)
51c…第3のX線検出側ロータリーエンコーダ(X線検出側位置検出手段)
51d…第4のX線検出側ロータリーエンコーダ(X線入射方向検出手段)
51e…第5のX線検出側ロータリーエンコーダ(X線入射ビーム方向検出手段)
61…テストチャート
63…画像処理手段
C1…第1のコントローラ(被写体保持部材制御手段)
C4…第4のコントローラ(位置合わせ制御手段)
K1…被写体側設定手段
K2…X線照射側設定手段
K3…X線検出側設定手段
K4…相対関係設定手段

Claims (12)

  1. 被写体を保持する被写体保持部を間にして、前記被写体にX線を照射するX線照射手段を備えたX線照射側保持部と、前記X線照射手段から照射されるX線を検出するX線検出手段を備えたX線検出側保持部とを備えたX線診断装置において、前記被写体保持部、前記X線照射側保持部および前記X線検出側保持部それぞれを互いに独立して変位可能に分離して設けてあることを特徴とするX線診断装置。
  2. 請求項1に記載のX線診断装置において、X線照射側保持部を、固定部にX線照射側駆動機構を介して二次元または三次元方向に移動可能に設けたX線照射側保持部材と、前記X線照射側保持部材に設けたX線照射手段とから構成してあるX線診断装置。
  3. 請求項2に記載のX線診断装置において、X線照射側保持部材にX線照射手段を、X線照射側首振り用駆動機構を介してX線照射方向を変更可能に、かつ、X線照射側回転用駆動機構を介して前記X線照射方向の軸心回りで回転可能に設けてあるX線診断装置。
  4. 請求項1、2、3のいずれかに記載のX線診断装置において、被写体保持部を、固定部に被写体側駆動機構を介して二次元または三次元方向に移動可能に設けた被写体保持部材と、前記被写体保持部材に取り付けた被写体を搭載する天板とから構成してあるX線診断装置。
  5. 請求項1、2、3、4のいずれかに記載のX線診断装置において、X線検出側保持部を、固定部にX線照検出側駆動機構を介して二次元または三次元方向に移動可能に設けたX線検出側保持部材と、前記X線検出側保持部材に設けたX線検出手段とから構成してあるX線診断装置。
  6. 請求項5に記載のX線診断装置において、X線検出側保持部材にX線検出手段を、X線入射側首振り用駆動機構を介してX線入射方向を変更可能に、かつ、X線照射側回転用駆動機構を介して前記X線入射方向の軸心回りで回転可能に設けてあるX線診断装置。
  7. 請求項3に記載のX線診断装置において、X線照射手段の位置およびX線照射方向ならびにX線照射ビーム方向を設定するX線照射側設定手段と、前記X線照射手段の位置を検出するX線照射側位置検出手段と、前記X線照射手段のX線照射方向を検出するX線照射方向検出手段と、前記X線照射手段のX線照射ビームの方向を検出するX線照射ビーム方向検出手段と、前記X線照射側位置検出手段によって検出される前記X線照射手段の位置が前記X線照射側設定手段によって設定される前記X線照射手段の位置になるようにX線照射側駆動機構を駆動するX線照射側位置制御手段と、前記X線照射方向検出手段によって検出される前記X線照射手段のX線照射方向が前記X線照射側設定手段によって設定される前記X線照射手段のX線照射方向になるようにX線照射側首振り用駆動機構を駆動するX線照射方向制御手段と、前記X線照射ビーム方向検出手段によって検出されるX線照射手段のX線照射ビーム方向が前記X線照射側設定手段によって設定される前記X線照射手段のX線照射ビーム方向になるようにX線照射側回転用駆動機構を駆動するX線照射ビーム方向制御手段とを備えているX線診断装置。
  8. 請求項6に記載のX線診断装置において、X線検出手段の位置およびX線入射方向ならびにX線入射ビーム方向を設定するX線検出側設定手段と、前記X線検出手段の位置を検出するX線検出側位置検出手段と、前記X線検出手段のX線入射方向を検出するX線入射方向検出手段と、前記X線検出手段のX線入射ビームの方向を検出するX線入射ビーム方向検出手段と、前記X線検出側位置検出手段によって検出される前記X線検出手段の位置が前記X線検出側設定手段によって設定される前記X線検出手段の位置になるようにX線検出側駆動機構を駆動するX線検出側位置制御手段と、前記X線入射方向検出手段によって検出される前記X線検出手段のX線入射方向が前記X線検出側設定手段によって設定される前記X線検出手段のX線入射方向になるようにX線入射側首振り用駆動機構を駆動するX線入射方向制御手段と、前記X線入射ビーム方向検出手段によって検出されるX線検出手段のX線入射ビーム方向が前記X線検出側設定手段によって設定される前記X線検出手段のX線入射ビーム方向になるようにX線検出側回転用駆動機構を駆動するX線入射ビーム方向制御手段とを備えているX線診断装置。
  9. 請求項3または7に記載のX線診断装置において、X線照射手段に特定形状のテストチャートを取り付けた状態での前記X線照射手段によるX線照射後に前記X線検出手段で検出されるX線を処理してX線画像を作成するX線画像処理手段と、前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係を設定する相対関係設定手段と、前記X線画像処理手段で作成されたX線画像に基づいて、前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係を検出する相対関係検出手段と、前記相対関係検出手段で検出される前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係が前記相対関係設定手段で設定される前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係になるようにX線照射側駆動機構およびX線照射側回転用駆動機構を駆動する位置合わせ制御手段とを備えているX線診断装置。
  10. 請求項6または8に記載のX線診断装置において、X線照射手段に特定形状のテストチャートを取り付けた状態での前記X線照射手段によるX線照射後に前記X線検出手段で検出されるX線を処理してX線画像を作成するX線画像処理手段と、前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係を設定する相対関係設定手段と、前記X線画像処理手段で作成されたX線画像に基づいて、前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係を検出する相対関係検出手段と、前記相対関係検出手段で検出される前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係が前記相対関係設定手段で設定される前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係になるようにX線入射側駆動機構およびX線入射側回転用駆動機構を駆動する位置合わせ制御手段とを備えているX線診断装置。
  11. 請求項3に記載のX線診断装置において、被写体保持部を、固定部に被写体側駆動機構を介して二次元または三次元方向に移動可能に設けた被写体保持部材と、前記被写体保持部材に取り付けた被写体を搭載する天板とから構成し、かつ、X線検出側保持部を、固定部にX線照検出側駆動機構を介して二次元または三次元方向に移動可能に設けたX線検出側保持部材と、前記X線検出側保持部材に設けたX線検出手段とから構成し、X線検出側保持部材にX線検出手段を、X線入射側首振り用駆動機構を介してX線入射方向を変更可能に、かつ、X線照射側回転用駆動機構を介して前記X線入射方向の軸心回りで回転可能に設け、X線照射手段の位置およびX線照射方向ならびにX線照射ビーム方向を設定するX線照射側設定手段と、前記X線照射手段の位置を検出するX線照射側位置検出手段と、前記X線照射手段のX線照射方向を検出するX線照射方向検出手段と、前記X線照射手段のX線照射ビームの方向を検出するX線照射ビーム方向検出手段と、前記X線照射側位置検出手段によって検出される前記X線照射手段の位置が前記X線照射側設定手段によって設定される前記X線照射手段の位置になるようにX線照射側駆動機構を駆動するX線照射側位置制御手段と、前記X線照射方向検出手段によって検出される前記X線照射手段のX線照射方向が前記X線照射側設定手段によって設定される前記X線照射手段のX線照射方向になるようにX線照射側首振り用駆動機構を駆動するX線照射方向制御手段と、前記X線照射ビーム方向検出手段によって検出されるX線照射手段のX線照射ビーム方向が前記X線照射側設定手段によって設定される前記X線照射手段のX線照射ビーム方向になるようにX線照射側回転用駆動機構を駆動するX線照射ビーム方向制御手段と、前記被写体保持部材の位置を設定する被写体側設定手段と、前記被写体保持部材の位置を検出する被写体側位置検出手段と、前記被写体側位置検出手段によって検出される前記被写体保持部材の位置が前記被写体側設定手段で設定される位置になるように被写体側駆動機構を駆動する被写体保持部材制御手段と、X線検出手段の位置およびX線入射方向ならびにX線入射ビーム方向を設定するX線検出側設定手段と、前記X線検出手段の位置を検出するX線検出側位置検出手段と、前記X線検出手段のX線入射方向を検出するX線入射方向検出手段と、前記X線検出手段のX線入射ビームの方向を検出するX線入射ビーム方向検出手段と、前記X線検出側位置検出手段によって検出される前記X線検出手段の位置が前記X線検出側設定手段によって設定される前記X線検出手段の位置になるようにX線検出側駆動機構を駆動するX線検出側位置制御手段と、前記X線入射方向検出手段によって検出される前記X線検出手段のX線入射方向が前記X線検出側設定手段によって設定される前記X線検出手段のX線入射方向になるようにX線入射側首振り用駆動機構を駆動するX線入射方向制御手段と、前記X線入射ビーム方向検出手段によって検出されるX線検出手段のX線入射ビーム方向が前記X線検出側設定手段によって設定される前記X線検出手段のX線入射ビーム方向になるようにX線検出側回転用駆動機構を駆動するX線入射ビーム方向制御手段と、前記X線照射手段に特定形状のテストチャートを取り付けた状態での前記X線照射手段によるX線照射後に前記X線検出手段で検出されるX線を処理してX線画像を作成するX線画像処理手段と、前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係を設定する相対関係設定手段と、前記X線画像処理手段で作成されたX線画像に基づいて、前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係を検出する相対関係検出手段と、前記相対関係検出手段で検出される前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係が前記相対関係設定手段で設定される前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係になるように前記X線入射側駆動機構または前記X線照射側駆動機構、および、前記X線入射側回転用駆動機構または前記X線照射側回転用駆動機構を駆動する位置合わせ制御手段とを備えているX線診断装置。
  12. 請求項11に記載のX線診断装置において、X線照射側設定手段によるX線照射手段の位置およびX線照射方向ならびにX線照射ビーム方向、および、X線検出側設定手段によるX線検出手段の位置およびX線入射方向ならびにX線入射ビーム方向、ならびに、相対関係設定手段で設定される前記X線検出手段と前記テストチャートとの相対関係それぞれが予め複数組設定されるものであるX線診断装置。
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