JP2011205306A - ドアホン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】子機から親機への呼出しがない待受時、子機から親機への呼出時、及び子機から呼出確認音が放音される当該呼出確認音の受信時において、子機の消費電力を低減して省電力化を図る。
【解決手段】子機1から親機2への呼出しがない待受時、子機1から親機2への呼出時、及び子機1の子機スピーカ105から呼出確認音が放音される当該呼出確認音の受信時において、子機電源回路108の動作を停止させるとともに、この子機電源回路108の入力インピーダンスを高インピーダンスに保持し、親機2から子機1に送出される呼出確認音をベースバンドで伝送させて子機スピーカ105を駆動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、伝送路を経由して接続される子機及び親機の間で通話を成立させるための音声信号を搬送波で送受信するドアホン装置に係り、特に、親機からの給電により駆動する子機の消費電力を低減して省電力化を図るドアホン装置に関する。
従来から、この種のドアホン装置として、ドアホン子機から通信線を経由してインターホン親機を呼出し、インターホン親機とドアホン子機との両者間で、FM変調された音声信号を相互伝送して通話を成立させるインターホンシステムが開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
また、ドアホン子機の呼出ボタンが押圧操作されたとき、インターホン親機で呼出音を発生するにあたっては、親機からの電源供給により伝送線路に予め重畳されている直流電源の電圧レベルが電圧降下したことを呼出検出回路が検出し、この呼出検出回路からの呼出信号を受信した呼出音生成回路にて生成される呼出音信号を親機スピーカに送出することにより、親機スピーカから呼出音を鳴動させる機能(呼出報知機能)を有するインターホン装置が開示されている(例えば、特許文献2を参照。)。
さらに、親機の親機スピーカから鳴動させる呼出音を呼出確認音として、玄関子機の子機スピーカから鳴動させる機能(呼出確認機能)を有するドアホン装置が開示されている(例えば、特許文献3を参照。)。
特開7−66882号公報 特開2004−179956号公報 特開2000−101729号公報
しかしながら、背景技術に記載した特許文献1のインターホンシステムに、特許文献2のインターホン装置が有する電源供給機能及び呼出報知機能と、特許文献3のドアホン装置が有する呼出確認機能とをそれぞれ組み合わせるにあたって、例えば、ドアホン子機(子機、玄関子機)の消費電力を低減して省電力化を図るためには、インターホン親機(親機)の親機スピーカからの呼出音の鳴動時において、インターホン親機(親機)からドアホン子機(子機、玄関子機)への給電をオン状態とし、その鳴動動作の終了後、当該給電をオフ状態に切り換える必要がある。
また、ドアホン子機(子機、玄関子機)の子機スピーカから鳴動させる呼出確認音の音量は、通常、呼出者が確認できる程度のレベルとされ、インターホン親機(親機)の親機スピーカから鳴動させる呼出音の音量と比較して大きくはなく、子機スピーカ用のパワーアンプは必須でないものと考えられている。
本発明は、これらの難点を解消するためになされたもので、子機から親機への呼出しがない待受時、子機から親機への呼出時、及び子機の子機スピーカから呼出確認音が放音される当該呼出確認音の受信時において、子機電源回路の動作を停止させることにより、当該子機の消費電力を低減して省電力化を図るドアホン装置を提供することを目的としている。
前述の目的を達成するため、本発明の第1の態様であるドアホン装置は、子機から伝送路を経由して親機を呼出し、子機の子機マイク及び子機スピーカと親機の親機マイク及び親機スピーカとの間で音声信号を搬送波で送受信して通話を成立させる当該装置である。親機は、子機からの呼出を検出して呼出音信号を生成し親機スピーカから呼出音として放音するとともに、呼出音信号をベースバンドで子機に送出して子機スピーカを駆動させ呼出確認音として放音するための親機制御回路を備えている。子機は、待受時、呼出時、呼出確認音の受信時において、子機用電源を給電する子機電源回路の動作を停止させるとともに、子機電源回路の入力インピーダンスを呼出確認音の周波数帯域に対して高インピーダンスに保持するための高インピーダンス形成手段と、子機スピーカから出力させる音声信号を増幅するための子機スピーカアンプと、子機スピーカアンプにて増幅させる音声信号を復調するための子機復調回路と、待受時、呼出時、呼出確認音の受信時において、子機スピーカアンプ及び子機復調回路をそれぞれ非能動とし、呼出確認音を子機スピーカから放音させるための確認音放音制御手段とを備えている。
また、本発明の第2の態様であるドアホン装置は、本発明の第1の態様において、子機は、子機は、通話の成立時において、子機電源回路の入力インピーダンスを高インピーダンスから低インピーダンスに切り換えて保持し、親機からの通話時電源が給電される子機電源回路を動作させるための低インピーダンス形成手段を備えている。
また、本発明の第3の態様であるドアホン装置は、本発明の第1の態様又は第2の態様において、子機は、通話の成立時において、子機スピーカアンプ及び子機復調回路をそれぞれ能動とし、子機スピーカから音声信号を出力させるための受話出力制御手段を備えている。
本発明のドアホン装置によれば、子機から親機への呼出しがない待受時、子機から親機への呼出時、及び子機の子機スピーカから呼出確認音が放音される当該呼出確認音の受信時において、子機電源回路の動作を停止させるとともに、当該子機電源回路の入力インピーダンスを高インピーダンスに保持し、親機から子機に送出される呼出確認音をベースバンドで伝送させて子機スピーカを(直接)駆動することにより、子機の消費電力を低減して省電力化を図ることができる。一方、子機及び親機の間で音声信号が送受信される通話の成立時においては、親機からの通話時電源が給電される子機電源回路を動作させることにより、音声信号を搬送波で送受信することができる。
本発明の実施例によるドアホン装置の具体的な構成を示す回路ブロック図。 本発明の実施例によるドアホン装置において、子機及び親機を接続する伝送路上に重畳される子機用電源(待受時電源、通話時電源)のレベル変化を示す電圧遷移図である。
以下、本発明のドアホン装置を適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例によるドアホン装置の具体的な構成を示す回路ブロック図であり、伝送路Lを経由して接続される子機1及び親機2の間で音声(送話音声、受話音声)信号を搬送波で送受信して通話を成立させるものである。
子機1は、通常、住戸玄関等の住戸外に設置されるものであり、呼出ボタン100、呼出負荷抵抗101、子機マイク102、子機マイクアンプ103、子機変調回路104、子機スピーカ105、子機スピーカアンプ106、子機復調回路107、子機電源回路108、電源入力制御用トランジスタ109、電源入力制御用コンデンサ110、子機直流阻止コンデンサ111、子機インダクタ112、呼出確認音用子機カップリングコンデンサ113、呼出確認音・受話出力制御用トランジスタ114及び子機制御回路115が備えられている。
この子機1において、呼出ボタン100は、当該子機の使用者が親機2の使用者を呼出すために操作するものであって、その一端には、呼出負荷抵抗101、子機インダクタ112を経由して伝送路L及び子機直流阻止コンデンサ111の間に接続されており、その他端には、基準電位点が接続されている。
子機マイク102は、子機1の使用者が親機2の使用者との間で通話を成立させるための音声(送話音声)信号を入力するものであって、一端側であるその出力には、子機マイクアンプ103を経由して子機変調回路104の入力側が接続されており、その他端側には、基準電位点が接続されている。また、子機マイクアンプ103は、子機マイク102に入力された音声(送話音声)信号を増幅するためのものである。さらに、子機変調回路104は、子機マイクアンプ103にて増幅された音声(送話音声)信号を、所定の周波数帯域の搬送波によって振幅変調し、子機直流阻止コンデンサ111に送出するためのものである。
子機スピーカ105は、子機1の使用者が親機2の使用者との間で通話を成立させるにあたり、親機2の使用者からの音声(受話音声)信号と、子機1からの呼出が親機2にて正常に検出されたことを呼出確認音として放音するための呼出音信号とをそれぞれ出力/放音するものであって、一端側であるその入力には、子機スピーカアンプ106を経由して子機復調回路107の出力側と、呼出確認音・受話出力制御用114のコレクタとがそれぞれ接続されており、他端側には、基準電位点が接続されている。また、子機スピーカアンプ106は、子機スピーカ105から出力させる音声(受話音声)信号を増幅するためのものである。さらに、子機復調回路107は、親機2から伝送路L、子機直流阻止コンデンサ111を経由し伝送されてくる音声(受話音声)信号を復調し、子機スピーカアンプ106に送出するためのものである。
子機電源回路108は、子機制御回路115により制御されるものであって、親機2から伝送路Lを経由して給電される通話時電源を受電し、子機用電源として子機1の構成各部/回路に給電するためのものであり、例えば、DC/DCコンバータや3端子レギュレータが好適とされる。また、電源入力制御用トランジスタ109は、親機1から伝送路Lを経由して待受時電源又は通話時電源が給電されるとともに、子機電源回路108の入力インピーダンスを、呼出確認音の周波数帯域に対して高インピーダンス又は低インピーダンスに保持するための高/低インピーダンス形成手段を構成するものであって、ベースに接続される子機制御回路115の制御によりオフ状態/オン状態が切り換えられ、このトランジスタ109のコレクタには、電源入力制御用コンデンサ110、呼出確認音用子機カップリングコンデンサ113、呼出確認音・受話出力制御用トランジスタ114を経由して子機スピーカ105が接続されており、そのエミッタには、基準電位点が接続されている。さらに、電源入力制御用コンデンサ110は、前述の電源入力制御用トランジスタ109及び子機制御回路115とともに高/低インピーダンス形成手段を構成するものであって、電源入力制御用トランジスタ109のスイッチング状態、すなわち、オフ状態/オン状態に対応して電荷を蓄える、又は放電するものである。
子機直流阻止コンデンサ111は、子機変調回路104から伝送路Lに送出される音声(送話音声)信号に重畳された直流成分を遮断するとともに、伝送路Lを経由して親機2から伝送されてくる音声(受話音声)信号に重畳された直流成分と、同様にベースバンドで伝送されてくる呼出確認音としての呼出音信号とをそれぞれ遮断し、子機復調回路107に送出するためのものである。また、子機インダクタ112は、伝送路Lを経由して接続された親機2から給電される通話時電源に重畳されて伝送されてくる変調された音声(受話音声)信号の高周波成分を遮断するためのものである。また、呼出確認音用子機カップリングコンデンサ113は、前述の呼出音信号の直流成分を遮断するためのものである。
呼出確認音・受話出力制御用トランジスタ114は、子機1から親機2への呼出しがない待受時、子機1から親機2への呼出時、及び子機1の子機スピーカ105から呼出確認音が放音される当該呼出確認音の受信時において、子機スピーカアンプ106及び子機復調回路107をそれぞれ非能動とする一方、子機1及び親機2の間で音声信号が送受信される通話の成立時において、子機スピーカアンプ106及び子機復調回路107をそれぞれ能動とし、子機スピーカ105から音声(受話音声)信号を出力させるための確認音放音/受話出力制御手段を構成するものであって、ベースに接続される子機制御回路115の制御によりオン状態/オフ状態が切り換えられ、このトランジスタ114のエミッタには、呼出確認音用子機カップリングコンデンサ113、電源入力制御用コンデンサ110を経由して電源入力制御用トランジスタ109のコレクタが接続されている。
子機制御回路115は、子機1の構成各部/回路を制御するためのものであり、前述の高/低インピーダンス形成手段及び確認音放音/受話出力制御手段をそれぞれ構成している。
次に、親機2は、通常、住戸内に設置されるものであり、通話ボタン200、呼出検出回路201、親機電源回路202、電圧レベル可変抵抗203、電圧制御用トランジスタ204、親機マイク205、親機マイクアンプ206、親機変調回路207、親機スピーカ208、親機スピーカアンプ209、親機復調回路210、親機直流阻止コンデンサ211、親機インダクタ212、呼出確認音用親機カップリングコンデンサ213及び親機制御回路214が備えられている。
この親機2において、通話ボタン200は、親機制御回路214により操作検出され、当該親機の使用者が子機1の使用者からの呼出に応答して通話を成立させるための応答操作と、成立中の通話を終了させるための終話操作とをそれぞれ行うものである。
呼出検出回路201は、親機電源回路202から伝送路Lに給電される待受時電源の電圧レベルを監視し、所定のレベル低下(電圧降下)を検出したとき、子機1の使用者からの呼出があると判別して、その旨の呼出信号を親機制御回路214に送出するためのものである。なお、呼出検出回路201は、親機制御回路214と一体で設けることもできる。
親機電源回路202は、親機制御回路214により制御され、親機2の構成各部/回路への親機用電源(待受時電源、通話時電源)を生成して給電するとともに、伝送路Lを経由して接続される子機1への子機用電源を生成するためのものである。また、電圧レベル可変抵抗203は、親機電源回路202にて生成される子機用電源の電圧レベルを、待受時(待受時電源)又は通話時(通話時電源)で可変するためのものである。さらに、電圧制御用トランジスタ204は、電圧レベル可変抵抗203の機能を有効又は無効にするためのものであって、ベースに接続される親機制御回路214の制御によりオフ状態/オン状態が切り換えられ、そのエミッタは、親機インダクタ212を経由して伝送路L及び親機直流阻止コンデンサ211の間に接続されており、そのコレクタには、親機電源回路202が接続されている。
親機マイク205は、親機2の使用者が子機1の使用者との間で通話を成立させるための音声(送話音声)信号を入力するものであって、一端側であるその出力には、親機マイクアンプ206を経由して親機変調回路207の入力側が接続されており、その他端には、基準電位点が接続されている。また、親機マイクアンプ206は、親機マイク205に入力された音声(送話音声)信号を増幅するためのものである。さらに、親機変調回路207は、親機マイクアンプ206にて増幅された音声(送話音声)信号を、所定の周波数帯域の搬送波によって振幅変調し、親機直流阻止コンデンサ211に送出するためのものである。
親機スピーカ208は、親機2の使用者が子機1の使用者との間で通話を成立させるにあたって、子機1の使用者からの音声(受話音声)信号と、子機1からの呼出があることを判別した親機制御回路214にて生成される呼出音/呼出確認音としての呼出音信号とをそれぞれ出力/放音するものであって、一端側であるその入力には、親機スピーカアンプ209を経由して親機復調回路210の入力側と、呼出確認音用親機カップリングコンデンサ213の(−)側とがそれぞれ接続されており、他端側には、基準電位点が接続されている。また、親機スピーカアンプ209は、親機スピーカ208にて出力させる音声(受話音声)信号と、親機制御回路214にて生成される呼出音信号とをそれぞれ増幅するためのものである。さらに、親機復調回路210は、子機1から伝送路Lを経由し伝送されてくる音声(受話音声)信号を復調し、親機スピーカアンプ209に送出するためのものである。
親機直流阻止コンデンサ211は、親機変調回路207から伝送路Lに送出される音声(送話音声)信号に重畳された直流成分を遮断するとともに、伝送路Lを経由して子機1から伝送されてくる音声(受話音声)信号に重畳された直流成分を遮断し、親機復調回路210に送出するためのものである。また、親機インダクタ212は、親機スピーカアンプ207にて増幅された後、電圧レベル可変抵抗203を経由した親機電源回路202からの待受時電源に重畳されてベースバンドで伝送路Lに送出される呼出音信号の高周波成分を遮断するためのものである。また、呼出確認音用親機カップリングコンデンサ213は、前述の呼出音信号の直流成分を遮断するためのものである。さらに、親機制御回路214は、親機2の構成各部/回路を制御するためのものである。
このように構成された本発明の実施例によるドアホン装置において、以下、具体的な動作について、図1及び図2の電圧遷移図をそれぞれ参照して説明する。
図1に示す子機1の使用者から親機2の使用者への呼出しがない待受時において、親機2の親機制御回路214は、親機電源回路202にて生成される親機用電源として、待受時電源を当該親機の構成各部/回路に給電しているばかりでなく、電圧制御用トランジスタ204をオフ状態に制御しているため、親機電源回路202にて生成される子機用電源をもとに、例えば、数kΩの抵抗値を有する電圧レベル可変抵抗203を経由してその電圧レベルが可変された図2に示す待受時電源が、親機インダクタ212を経由して伝送路Lに重畳されている。なお、伝送路Lに重畳される待受時電源の電圧レベルは、電圧レベル可変抵抗203と子機1自体の直流抵抗分との分圧値となり、一定のレベルで保持されている。
また、前述の待受時において、子機1の使用者が呼出ボタン100を操作すると、親機2から子機1を見た見かけ上のインピーダンスは、当該子機が有するインピーダンスと呼出負荷抵抗101との合成抵抗となるため、伝送路Lに重畳されている待受時電源の電圧レベルは、図2に示すように低下(電圧降下)する。
ここで、親機2の呼出検出回路201は、伝送路Lに重畳されている待受時電源のレベル低下(電圧降下)をもとに、子機1の使用者からの呼出があったことを検出し、その旨の呼出信号を親機制御回路214に送出する。この呼出信号を受信した親機制御回路214は、子機1の使用者からの呼出があり、その呼出が正常に当該親機にて検出されたことの呼出音/呼出確認音として呼出音信号を生成する。
また、親機2の親機制御回路214にて生成された呼出音信号は、親機スピーカアンプ209を経由して親機スピーカ208に送出され、前述の呼出音として放音されるとともに、親機スピーカアンプ209、呼出確認音用親機カップリングコンデンサ213、親機インダクタ212、伝送路L、子機1の子機インダクタ112、呼出確認音用子機カップリングコンデンサ113、呼出確認音・受話出力制御用トランジスタ114を経由して子機スピーカ105にベースバンドで送出され、前述の呼出確認音として放音される。
なお、前述のような子機1から親機2への呼出しがない待受時、呼出ボタン100が操作された子機1から親機2への呼出時、及び子機1の子機スピーカ105から呼出確認音が放音される当該呼出確認音の受信時において、子機制御回路115は、電源入力制御用トランジスタ109をオフ状態のまま保持しているとともに、呼出確認音・受話出力制御用トランジスタ114についても、オン状態のまま保持している。
この制御により、子機1の子機電源回路108の入力側には、電源入力制御用コンデンサ110が接続されることはなく当該子機電源回路自体も動作しないことから、当該子機の構成各部/回路の動作も停止されているため、子機電源回路108の入力インピーダンスは、呼出確認音の周波数帯域に対して高インピーダンスに保持することができ、親機2から伝送路Lを経由して子機1にベースバンドで伝送される呼出音信号によって、子機スピーカ105を直接駆動させることができる。
したがって、子機1の呼出ボタン100が操作される度に、待受時電源とは異なる高い電圧レベルの子機用電源、例えば、呼出時電源を親機2から子機1に給電する必要がなくなり、当該子機における消費電力を低減できる。
次に、前述の呼出音の放音を確認した親機2の使用者が通話ボタン200を操作すると、この操作を検出した親機制御回路214は、親機電源回路202にて生成される通話時電源を当該親機の構成各部/回路に給電して、当該親機の通話機能205、206、207、208、209、210がそれぞれ能動となるように制御するとともに、電圧制御用トランジスタ204をオフ状態からオン状態に切り換え、電圧レベル可変抵抗203をバイパスすることにより、親機電源回路202にて生成される図2に示す通話時電源が、親機インダクタ212を経由して伝送路Lに重畳される。
子機1の子機制御回路115は、子機インダクタ112を経由して接続される伝送路Lに重畳されている通話時電源の電圧レベルをもとに、親機2の使用者による応答操作があったことを検出する。この子機制御回路115は、電源入力制御用トランジスタ109をオフ状態からオン状態に切り換えるとともに、呼出確認音・受話出力制御用トランジスタ114をオン状態からオフ状態に切り換えることにより、子機電源回路108の入力側に電源入力制御用コンデンサ110が接続されるため、親機2からの通話時電源が当該子機の構成各部/回路に給電され、当該子機の通話機能102、103、104、105、106、107がそれぞれ能動となる。
ここまでの制御により、親機2の親機マイク205から親機マイクアンプ206、親機変調回路207、親機直流阻止コンデンサ211、伝送路L、子機1の子機直流阻止コンデンサ111、子機復調回路107、子機スピーカアンプ106を経由して子機スピーカ105までの信号伝送ラインと、子機1の子機マイク102から子機マイクアンプ103、子機変調回路104、子機直流阻止コンデンサ111、伝送路L、親機2の親機直流阻止コンデンサ211、親機復調回路210、親機スピーカアンプ209を経由して親機スピーカ208までの信号伝送ラインとがそれぞれ形成され、形成された当該ラインを経由して搬送波で音声(送話音声、受話音声)信号を送受信することによって通話が成立する。
なお、前述のような通話を終了させるため、親機2の使用者が通話ボタン200を操作する、若しくは、例えば、通話の開始から親機制御回路214にて計時中の所定の通話時間が経過したとき、又は、親機2の使用者が不在である場合のように、親機スピーカ208からの呼出音の放音を確認できず、例えば、親機制御回路214にて計時される所定の呼出時間が経過したとき、当該親機及び子機1は、待受状態に復旧することになる。
ここで、待受状態への復旧を検出した子機1の子機制御回路115の制御によれば、電源入力制御用トランジスタ109をオン状態のまま保持し、子機電源回路108の入力インピーダンスを、前述のような高インピーダンスに制御することができる。また、子機制御回路115は、呼出確認音・受話出力制御用トランジスタ114をオン状態のまま保持することにより、子機スピーカアンプ106及び子機復調回路107がそれぞれ非能動となる。
一方、待受状態への復旧を検出した親機2の親機制御回路214の制御によれば、親機電源回路202にて生成される待受時電源を当該親機の構成各部/回路に給電するばかりでなく、電圧制御用トランジスタ204をオフ状態に制御するため、電圧レベル可変抵抗203を経由してその電圧レベルが可変された図2に示す待受時電源が、親機インダクタ212を経由して伝送路Lに重畳されることなる。
前述までの説明から明らかなように、本発明の実施例によれば、子機1から親機2への呼出しがない待受時、子機1から親機2への呼出時、及び子機1の子機スピーカ105から呼出確認音が放音される当該呼出確認音の受信時において、子機電源回路108の動作を停止させるとともに、当該子機電源回路の入力インピーダンスを高インピーダンスに保持し、親機2から子機1に送出される呼出確認音をベースバンドで伝送させて子機スピーカ105を(直接)駆動することができ、子機1の消費電力を低減して省電力化が図られる。一方、子機1及び親機2の間で音声信号が送受信される通話の成立時には、親機2からの通話時電源が給電される子機電源回路108を動作させることにより、音声信号を搬送波で送受信することができる。
最後に、本発明のドアホン装置においては、特定の実施の形態をもって説明してきたが、この形態に限定されるものでなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られた如何なる構成のドアホン装置であっても採用できるということはいうまでもないことである。
1……子機
102……子機マイク
105……子機スピーカ
108……子機電源回路
109……電源入力制御用トランジスタ(高/低インピーダンス形成手段)
110……電源入力制御用コンデンサ(高/低インピーダンス形成手段)
113……呼出確認音用子機カップリングコンデンサ(確認音放音制御手段)
114……呼出確認音・受話出力制御用トランジスタ(確認音放音制御手段、受話出力制御手段)
115……子機制御回路(高/低インピーダンス形成手段、確認音放音/受話出力制御手段)
2……親機
205……親機マイク
208……親機スピーカ
214……親機制御回路

Claims (3)

  1. 子機(1)から伝送路(L)を経由して親機(2)を呼出し、前記子機の子機マイク(102)及び子機スピーカ(105)と前記親機の親機マイク(205)及び親機スピーカ(208)との間で音声信号を搬送波で送受信して通話を成立させるドアホン装置であって、
    前記親機は、前記子機からの呼出を検出して呼出音信号を生成し前記親機スピーカから呼出音として放音するとともに、前記呼出音信号をベースバンドで前記子機に送出して前記子機スピーカを駆動させ呼出確認音として放音するための親機制御回路(214)を備え、
    前記子機は、待受時、前記呼出時、前記呼出確認音の受信時において、子機用電源を給電する子機電源回路(108)の動作を停止させるとともに、前記子機電源回路の入力インピーダンスを前記呼出確認音の周波数帯域に対して高インピーダンスに保持するための高インピーダンス形成手段(109、110、115)と、前記子機スピーカから出力させる前記音声信号を増幅するための子機スピーカアンプ(106)と、前記子機スピーカアンプにて増幅させる前記音声信号を復調するための子機復調回路(107)と、前記待受時、前記呼出時、前記呼出確認音の受信時において、前記子機スピーカアンプ及び前記子機復調回路をそれぞれ非能動とし、前記呼出確認音を前記子機スピーカから放音させるための確認音放音制御手段(113、114、115)とを備えることを特徴とするドアホン装置。
  2. 前記子機は、前記通話の成立時において、前記子機電源回路の入力インピーダンスを前記高インピーダンスから低インピーダンスに切り換えて保持し、前記親機からの通話時電源が給電される前記子機電源回路を動作させるための低インピーダンス形成手段(109、110、115)を備えることを特徴とする請求項1記載のドアホン装置。
  3. 前記子機は、前記通話の成立時において、前記子機スピーカアンプ及び前記子機復調回路をそれぞれ能動とし、前記子機スピーカから前記音声信号を出力させるための受話出力制御手段(114、115)を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のドアホン装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015041983A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 アイホン株式会社 インターホンシステム
JP2019519949A (ja) * 2016-03-15 2019-07-11 アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッド 低電力消費の音声/ビデオ記録及び通信ドアベル

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