JP2011202496A - 防護堤、防護堤の施工方法、及び防護堤の設計方法 - Google Patents
防護堤、防護堤の施工方法、及び防護堤の設計方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011202496A JP2011202496A JP2011043109A JP2011043109A JP2011202496A JP 2011202496 A JP2011202496 A JP 2011202496A JP 2011043109 A JP2011043109 A JP 2011043109A JP 2011043109 A JP2011043109 A JP 2011043109A JP 2011202496 A JP2011202496 A JP 2011202496A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protective
- bank
- embankment
- displacement amount
- impact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 title claims abstract description 283
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 77
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims abstract description 170
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims abstract description 43
- 238000013461 design Methods 0.000 claims abstract description 24
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 129
- 239000012779 reinforcing material Substances 0.000 claims description 90
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 claims description 54
- 239000004746 geotextile Substances 0.000 claims description 15
- 230000035939 shock Effects 0.000 claims description 14
- 238000009434 installation Methods 0.000 claims description 10
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 claims description 8
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 8
- 238000005056 compaction Methods 0.000 claims description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 5
- 238000009751 slip forming Methods 0.000 claims description 3
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 69
- 230000008569 process Effects 0.000 description 35
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 18
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 15
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 12
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 5
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 5
- 238000012938 design process Methods 0.000 description 4
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 4
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 3
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 3
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 3
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 3
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 2
- 238000005429 filling process Methods 0.000 description 2
- 238000009415 formwork Methods 0.000 description 2
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 2
- 238000003892 spreading Methods 0.000 description 2
- 230000007480 spreading Effects 0.000 description 2
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 description 1
- HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N Zinc Chemical compound [Zn] HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 238000009430 construction management Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000011900 installation process Methods 0.000 description 1
- 238000011835 investigation Methods 0.000 description 1
- 230000009191 jumping Effects 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 229910052725 zinc Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011701 zinc Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
Abstract
【解決手段】防護堤が一方の法面側から衝撃を受けたときに防護堤の他方の法面側に生じると想定される最大変位量δfmaxを算定し、最大変位量δfmaxが、防護堤が許容できる変位量として予め設定した許容変位量δa以下となる構造に設計する設計方法、該設計方法を用いた防護堤の施工方法、及び該施工方法によって施工された防護堤とする。
【選択図】図6
Description
δfmax1=α1×exp(1.22×10−3×E) (1)
ただし、3.00≦α1≦67.00である。
δfmax2=α2×exp(5.80×10−4×P) (2)
ただし、6.00≦α2≦49.00である。
δfmax3=α3×exp(β3×E) (3)
ただし、前記受撃体が1列の場合、該受撃体の奥行きは0.5m以上、0.50≦α3≦18.00、β3=1.56×10−3であり、前記受撃体が2列の場合、該2列の受撃体の奥行きの合計は1.0m以上、26.00≦α3≦66.00、β3=3.80×10−4である。
δfmax4=α4×exp(β4×P) (4)
ただし、前記受撃体が1列の場合、該受撃体の奥行きは0.5m以上、1.00≦α4≦15.00、β4=6.00×10−4であり、前記受撃体が2列の場合、該2列の受撃体の奥行きの合計は1.0m以上、19.00≦α4≦44.00、β4=2.30×10−4である。
本発明の防護堤は、盛土構造体と、盛土構造体内において高さ方向に所定の間隔を有して埋設された複数の盛土補強材とを備えている。また、本発明の防護堤は、一方の法面側から衝撃を受けたときに他方の法面側に生じると想定される最大変位量が、許容できる変位量として予め設定された許容変位量以下であることを特徴とする。以下、実施形態を例示して、本発明の防護堤について詳細に説明する。
図1は、第1実施形態にかかる本発明の防護堤100の鉛直方向かつ横断方向の断面を概略的に示す図である。図1に示した防護提100は、盛土構造体10と、盛土構造体10内において高さ方向に所定の間隔を有して埋設された複数の盛土補強材1、1、…と、を備えている。以下、防護堤100について詳細に説明する。
盛土構造体10は、地盤50上に盛土材2、2、…を盛って締め固められたものであり、後に詳述する盛土補強材1、1、…が埋設される。盛土材2、2、…は、従来の盛土材として用いられているものであれば特に限定されることなく使用できる。盛土材としては、例えば、砂質土や粘性土などの現地発生土などを用いることができる。
防護堤100に備えられる盛土補強材1には、従来の盛土補強材を特に限定することなく用いることができるが、公知のジオグリッドなどのように引張強度が大きい樹脂製のネット状体が好適である。ただし、盛土補強材1として、金網など金属製のものも利用可能である。また、防護堤100が落石などによる衝撃を受けた際に、その衝撃を防護堤100内で広範囲に分散させることができるという観点からは、盛土補強材1として、メッシュ開口部が略三角形となっており、3軸方向に特に強い引張強度を有している結果、全方向(360度)に強度を擬似的に有するトラス構造を有するジオテキスタイルからなるトラス構造補強材(例えば、特開2004−44374号公報に開示されているジオグリット。)を用いることが好ましい。
上述したように、本発明の防護堤は、一方の法面側から衝撃を受けたときに他方の法面側に生じると想定される最大変位量が、許容できる変位量として予め設定された許容変位量以下であることを特徴とする。
δfmax1=α1×exp(1.22×10‐3×E) (1)
ただし、3.00≦α1≦67.00である。
δfmax2=α2×exp(5.80×10−4×P) (2)
ただし、6.00≦α2≦49.00である。
図2は、第2実施形態にかかる本発明の防護堤200の鉛直方向の断面を概略的に示す図である。図2に示した防護提200は、盛土構造体10と、盛土構造体10内において高さ方向に所定の間隔を有して埋設された複数の盛土補強材1、1、…と、を備えている。さらに、防護提200は、盛土構造体10の一方の法面側において、該一方の法面に沿って受撃体20を備えている。図2において、図1と同様の構成のものについては、同符号を付しており、適宜説明を省略する。以下、防護堤200について詳細に説明する。
受撃体20は、上部が開口していて略水平方向に連続して形成されている複数のセルを有する枠体と該セルに充填された中詰材とを備える層27、27、…を上下に積層して構成されている。受撃体20は、盛土構造体10の山側において、盛土構造体10の法面に沿って備えられる。
防護堤200の耐衝撃性をより向上させるという観点からは、垂直方向の断面視において受撃体20を包む一連の補強材を備えていることが好ましい。受撃体20を一連の補強材で包むことによって、防護堤が受撃体20側に衝撃を受けた際、該補強材が該衝撃を分散させ、防護堤の損傷を抑制することができる。当該補強材は、一体に成形された補強材であってもよく、複数の補強材を連結されたものであってもよい。受撃体20が受けた衝撃をより分散させるという観点からは、当該補強材に上記トラス構造補強材を用いることが好ましい。
上述したように、本発明の防護堤は、一方の法面側から衝撃を受けたときに他方の法面側に生じると想定される最大変位量が、許容できる変位量として予め設定された許容変位量以下であることを特徴とする。
δfmax3=α3×exp(β3×E) (3)
ただし、受撃体20が1列の場合、該受撃体の奥行きは0.5m以上、0.50≦α3≦18.00、β3=1.56×10−3であり、受撃体20が2列の場合、該2列の受撃体の奥行きの合計は1.0m以上、26.00≦α3≦66.00、β3=3.80×10−4である。
δfmax4=α4×exp(β4×P) (4)
ただし、受撃体20が1列の場合、該受撃体の奥行きは0.5m以上、1.00≦α4≦15.00、β4=6.00×10−4であり、受撃体20が2列の場合、該2列の受撃体の奥行きの合計は1.0m以上、19.00≦α4≦44.00、β4=2.30×10−4である。
次に、本発明の防護堤の設計方法及び施工方法について説明する。本発明の防護堤の設計方法は、盛土構造体と、盛土構造体内において高さ方向に所定の間隔を有して埋設された複数の盛土補強材とを備える防護堤の設計方法である。また、本発明の防護堤の設計方法は、防護堤が一方の法面側から衝撃を受けたときに該防護堤の他方の法面側に生じると想定される最大変位量を算定し、該最大変位量が、防護堤が許容できる変位量として予め設定した許容変位量以下となる構造に設計することを特徴としており、用途に応じた強度の防護堤を設計することができる。また、本発明の防護堤の施工方法は、本発明の防護堤の設計方法を実施する設計工程を含むことを特徴としており、用途に応じた強度の防護堤を施工することができる。
工程S1は、以下に説明する落石のエネルギーや落石が防護堤に衝突した際の衝撃力などを算定するために、防護堤の設計条件を確認する工程である。具体的には、落石の発生が想定される斜面の平均勾配(以下、「斜面勾配」という。)、防護堤を施工する位置での斜面の勾配(防護堤の山側の斜面の勾配)、落石の条件(落石の形状、体積、重量など)及び盛土材の条件(単位体積重量、内部摩擦角、粘着力など)などを確認する。
工程S2は、落石のエネルギーを算定する工程である。例えば、下記(5)式によって、落石のエネルギーEを算出することができる。
E=(1+β)×{1−(μ/tanθ)}×W×H (5)
ここに、(1+β)×{1−(μ/tanθ)}≦1.0
ただし、(1+β)×{1−(μ/tanθ)}>1.0の場合は、(1+β)×{1−(μ/tanθ)}=1.0とする。
なお、(5)式において、Eは落石のエネルギー(kJ)、βは回転エネルギー係数、μは等価摩擦係数、θは斜面勾配(°)、Wは落石の重量(kN)、Hは落石の落下高さ(m)である。
工程S3は、防護堤のタイプを仮定する工程である。防護堤は構造によって受け止められる落石のエネルギーが異なる。したがって、複数のタイプの防護堤について、それらが耐え得る落石のエネルギーを算定しておき、工程S2で求めた落石のエネルギーEに基づいて、適当と思われるタイプの防護堤を工程S3で仮定する。
工程S4は、落石によって防護堤が受ける衝撃力を算定する工程である。例えば、下記(6)式によって、落石による衝撃力Pを算出することができる。
P=2.108×(m×g)2/3×λ2/5×H’3/5 (6)
なお、(6)式において、Pは落石による衝撃力(kN)、mは落石の質量(t)、gは重力加速度(m/s2)、λはラーメの定数、H’としては、下記(7)式から求められる換算落下高さ(m)を用いることができる。λは、実験によって求めることができる値であり、防護堤の構造によって異なる値となる。
H’={1−(μ/tanθ)}×H (7)
なお、(7)式において、μは等価摩擦係数、θは斜面勾配(°)、Hは落石の落下高さ(m)である。
工程S5は、防護堤が落石によって山側から衝撃を受けた際に、該防護堤の谷側がどの程度変位するかを照査する工程である。落石によって山側から衝撃を受けた際の、防護堤の谷側の変位量(以下、落石によって山側から衝撃を受けた際の、防護堤の谷側の変位量を単に「変位量」という。)は、防護堤の構造によって異なる。防護堤が施工される環境での最大変位量(その環境で想定される最大の変位量)は、実験によって算定することができる。例えば、工程S2で求めた落石エネルギーEと変位量との関係式、及び工程S4で求めた衝撃力Pと変位量との関係式を求め、それらの式から最大変位量を算定することができる。この関係式の具体例としては、上述した(1)式、(2)式、(3)式、及び(4)式を挙げることができる。
工程S6は、工程S5で求めた最大変位量が、許容変位量以下であるか、または許容変位量より大きいかを判定する工程である。許容変位量とは、防護堤の構造及び防護堤が施工される環境によって適宜設定できる値である。例えば、どの程度の変位量であれば、衝撃を受けた箇所近辺の修復のみで済むかということは、防護堤の構造によって異なる。また、防護堤の重要度によって、許容できる変位量が異なる。すなわち、落石の発生する確率や規模が大きかったり、社会的、経済的影響が甚大である場合は許容変位量が小さくなるが、落石の発生する確率や規模が小さかったり、落石による人や物への影響が比較的少ない場合は許容できる変位量が大きくなる。さらには、防護堤の限界状態の設定によっても許容変位量は変化する。
工程S7は、防護堤の必要高さHbを検討する工程である。具体的な方法は特に限定されず、例えば、以下の方法で算出することができる。
・L=0の場合
Hb>(H1+H2)×cosθβ×sec(θ2−θβ)+H3 (8)
・0<L≦(H1+H2)×{tan(θ2/2)−tanθβ}の場合
Hb={(H1+H2)/cos(θ2−θβ)}
−L{sinθ2/sin(90°−θ2+θβ)}×cosθβ+H3 (9)
・L>(H1+H2)×{tan(θ2/2)−tanθβ}の場合
Hb=H1+H2+H3 (10)
工程S8は、防護堤の天端幅を検討する工程である。これまでの工程では、事前に施工した防護堤で行った実験で求めた数値を用いて、いくつかのパラメータを決定している。したがって、実際に使用する盛土材が、実験で用いた盛土材と異なる場合には、実際に施工する防護堤の強度が実験で施工した防護堤の強度以上になるように、盛土構造体の天端幅を調整する必要がある。天端幅を広げることによって、盛土構造体の重量が増し、該盛土構造体を備える防護堤の強度を上げることができる。
工程S9は、施工される防護堤が、定常状態において内的に安定するかどうかを検討する工程である。内的に安定するかどうかの判断手法は特に限定されず、従来の方法を用いることができる。
工程S10は、工程S1〜工程S9を経て決定された条件に基づいて、実際に防護堤を施工する工程である。防護提を実際に施工する方法は特に限定されない。工程S10の具体例について、図8を用いて説明する。図8は、工程S10をより具体的に説明するフローチャートである。
工程S20は、補強材敷設工程S21(以下、単に「工程S21」という。)及び締め固め工程S22(以下、単に「工程S22」という。)を備えており、工程S21及び工程S22を経て得られる構造体の高さが所定の高さになるまで工程S21工程及び工程S22を繰り返す工程である。
工程S21は、地盤50上に、又は後に説明する締め固め工程S22の後に盛土材2の上に、盛土補強材1を敷設する工程である。地盤50又は盛土材2の上に盛土補強材1を固定する方法は特に限定されず、従来の公知の方法を用いることができる。
工程S22は、盛土補強材1の上に、盛土材2を乗せて締め固める工程である。盛土補強材1、1、…は、通常、鉛直方向において30cm、60cm、又は1.2mの間隔で埋設される。したがって、工程S22では、締め固め後の盛土材2の高さ(地盤50又は該盛土材2の下側に敷設された盛土補強材1からの高さ)が30cm、60cm、又は1.2m程度になるように盛土材2を乗せて締め固める。ただし、本発明において盛土補強材1、1、…が埋設される間隔は上記間隔に限定されない。
工程S30は、枠体敷設工程S31(以下、単に「工程S31」という。)及び中詰材充填工程S32(以下、単に「工程S32」という。)を備えており、工程S31及び工程S32を経て得られる層27を上下(鉛直方向)に積層した高さが所定の高さになるまで工程S31及び工程S32を繰り返す工程である。
工程S31は、盛土構造体10の山側に枠体21を略水平に敷設する工程である。枠体21は、展張した姿勢で敷設する(図4参照。)。枠体21の敷設数は、防護堤の大きさや防護堤が受けると想定される衝撃の大きさに応じて適宜決定される。すなわち、枠体21の幅方向(図2及び図5の奥/手前方向)の敷設数は防護堤(盛土構造体)の幅方向(図2及び図5の奥/手前方向)に応じて決められ、枠体21の奥行き方向(図2及び図5の左右方向)の敷設数は防護堤のタイプに応じて決められる。
工程S32は、枠体21のセル22、22、…に中詰材23、23、…を充填する工程である。中詰材23、23、…を構成するものは、既に説明した通りであるため、ここでは説明を省略する。
本発明の防護堤は、図2、図5に示した防護堤200、300のように、受撃体20を備えた形態とすることができる。この場合、受撃体20が補強材28で包まれた形態とすることもできる。受撃体20を補強材28包むための工程について、図9を参照しつつ説明する。まず、図9(a)に示すように、最初の工程S31の前に補強材28の一端28a側を地盤50上に敷き、その上に工程S31及び工程S32を経て層27を形成する。このとき、補強材28の他端28b側は、工程S21及び工程S22を経て得られる構造体の上にくるように伸ばしておく。その後、図9(b)に示すように、補強材の他端28b側が工程S21及び工程S22を経て得られる構造体の上にくるように伸ばしておきつつ、工程S21、工程S22、工程S31及び工程S32を実行する。そして、最後に、図9(c)に示すように、補強材28の端28a及び端28bを連結することによって、受撃体20を補強材28で包むことができる。なお、補強材28は1枚で構成されている必要はなく、必要に応じて複数の補強材を連結させて補強材28とすることができる。上述したように、受撃体20を包む一連の補強材に、トラス構造補強材を用いることが好ましい。
「タイプ名」は、施工した防護堤の名前を示している。
「補強材」は、盛土構造体内に埋設した盛土補強材の名称を示しており、「SR」は、一軸方向補強材のテンサーSRタイプ(三菱樹脂株式会社製)、「SS」は、二軸方向補強材のテンサーSSタイプ(三菱樹脂株式会社製)、「TX」は、トラス構造補強材のテンサートライアックス(三菱樹脂株式会社製)を意味している。また、補強材として2種類記載しているのは、盛土構造体の高さ方向において2種類の補強材が交互になるように埋設したことを意味する。
「前面型枠」は、盛土構造体の谷側に用いた壁面材を構成するめっき鉄線の太さを示しており、「背面型枠」は、盛土構造体の山側に用いた壁面材を構成するめっき鉄線の太さを示している。なお、壁面材には、アルミニウム及び亜鉛の合金めっき鉄線で構成される「AZ型枠」(東京インキ株式会社製)を使用した。
「断面図」の欄には、作製した防護堤の概略断面図に相当する図を記載している。すなわち、タイプI−A、I−B、I−Cは受撃体を備えておらず、タイプII−A、II−Bは受撃体を盛土構造体の山側の面に沿って1列備えており、III−Aは受撃体を盛土構造体の山側の面に沿って2列備えている。なお、受撃体は、テラセルTW(東京インキ株式会社製)に盛土材を充填して構成した。
斜面勾配:θ=60°
防護堤設置位置(防護堤の山側)の斜面勾配(図7参照):θ2=59°
斜面法尻と防護堤の山側の法面との間の平場の距離:L=0.0m
落下することが想定される石の条件
落石形状:1.500m×1.500m×1.500mの立方体
落石の体積:V=3.375m3
落石を球状に換算した場合の直径:d=(6×V/π)1/3
落石の重量:W=87.750kN
落石の単位体積重量:γR=26.0kN/m3
盛土材条件
単位体積重量:γ=17.000kN
内部摩擦角:φ=30°
粘着力:c=0kN/m3
盛土構造体の法面の勾配
山側 1:0.2
谷側 1:0.3
E=(1+β)×{1−(μ/tanθ)}×W×H (5)
ここに、(1+β)×{1−(μ/tanθ)}≦1.0
本実施例では、(1+β)×{1−(μ/tanθ)}=1.005>1.0であるため、上述したように、(1+β)×{1−(μ/tanθ)}=1.0として計算し、E=3510kJであった。
P=2.108×(m×g)2/3×λ2/5×H’3/5 (6)
H’={1−(μ/tanθ)}×H (7)
Hb>(H1+H2)×cosθβ×sec(θ2−θβ)+H3 (8)
Hb>4.769m
防護堤の高さは、通常、0.3mの倍数となる。盛土補強材が0.3m間隔で埋設されるからである。したがって、防護堤の必要高さHbを4.800mとした。
2 盛土材
10 盛土構造体
20 受撃体
21 枠体
22 セル
23 中詰材
24 ストリップ材
25 結合部位
26 孔
27 層
40 基礎
50 地盤
60 落石
61 斜面
100、200、300 防護堤
Claims (24)
- 盛土構造体と、前記盛土構造体内において高さ方向に所定の間隔を有して埋設された複数の盛土補強材と、を備える防護堤であって、
前記防護堤の一方の法面側に衝突することが想定される物体が有するエネルギーE(kJ)に基づいて下記(1)式から得られる、前記物体が前記防護堤の一方の法面側に衝突したときに前記防護堤の他方の法面側に生じる最大変位量δfmax1(mm)が、前記防護堤が許容できる変位量として予め設定された許容変位量δa(mm)以下である防護堤。
δfmax1=α1×exp(1.22×10‐3×E) (1)
ただし、3.00≦α1≦67.00である。 - 盛土構造体と、前記盛土構造体内において高さ方向に所定の間隔を有して埋設された複数の盛土補強材と、を備える防護堤であって、
前記防護堤の一方の法面側に衝突する物体が前記防護堤に与えると想定される衝撃力P(kN)に基づいて下記(2)式から得られる、前記物体が前記防護堤の一方の法面側に衝突したときに前記防護堤の他方の法面側に生じる最大変位量δfmax2(mm)が、前記防護堤が許容できる変位量として予め設定された許容変位量δa(mm)以下である防護堤。
δfmax2=α2×exp(5.80×10−4×P) (2)
ただし、6.00≦α2≦49.00である。 - 盛土構造体と、前記盛土構造体内において高さ方向に所定の間隔を有して埋設された複数の盛土補強材と、前記盛土構造体の一方の法面側において、該一方の法面に沿って1列又は2列に配置された受撃体と、を備える防護堤であって、
前記防護堤の前記受撃体が備えられる法面側に衝突することが想定される物体が有するエネルギーE(kJ)に基づいて下記(3)式から得られる、前記物体が前記防護堤の前記受撃体が備えられる法面側に衝突したときに前記防護堤の他方の法面側に生じる最大変位量δfmax3(mm)が、前記防護堤が許容できる変位量として予め設定された許容変位量δa(mm)以下である防護堤。
δfmax3=α3×exp(β3×E) (3)
ただし、前記受撃体が1列の場合、該受撃体の奥行きは0.5m以上、0.50≦α3≦18.00、β3=1.56×10−3であり、前記受撃体が2列の場合、該2列の受撃体の奥行きの合計は1.0m以上、26.00≦α3≦66.00、β3=3.80×10−4である。 - 盛土構造体と、前記盛土構造体内において高さ方向に所定の間隔を有して埋設された複数の盛土補強材と、前記盛土構造体の一方の法面側において、該一方の法面に沿って1列又は2列に配置された受撃体と、を備える防護堤であって、
前記防護堤の前記受撃体が備えられる法面側に衝突する物体が前記防護堤に与えると想定される衝撃力P(kN)に基づいて下記(4)式から得られる、前記物体が前記防護堤の前記受撃体が備えられる法面側に衝突したときに前記防護堤の他方の法面側に生じる最大変位量δfmax4(mm)が、前記防護堤が許容できる変位量として予め設定された許容変位量δa(mm)以下である防護堤。
δfmax4=α4×exp(β4×P) (4)
ただし、前記受撃体が1列の場合、該受撃体の奥行きは0.5m以上、1.00≦α4≦15.00、β4=6.00×10−4であり、前記受撃体が2列の場合、該2列の受撃体の奥行きの合計は1.0m以上、19.00≦α4≦44.00、β4=2.30×10−4である。 - 前記受撃体が、上部が開口していて略水平方向に連続して形成されている複数のセルを有する枠体と該セルに充填された中詰材とを備える層を鉛直方向に積層して構成されている、請求項3又は4に記載の防護堤。
- 前記盛土補強材と前記枠体の上面又は下面とが略面一である、請求項5に記載の防護堤。
- 前記受撃体を前記層ごとに交換可能である、請求項5又は6に記載の防護堤。
- 前記受撃体の少なくとも受撃面側と天面側とが、衝撃吸収マット又は衝撃吸収シートで覆われている、請求項3乃至7いずれかに記載の防護堤。
- 前記受撃体が、鉛直方向の断面視において一連の補強材に包まれている、請求項3乃至8のいずれかに記載の防護堤。
- 前記受撃体を包む前記一連の補強材が、3軸方向に特に強い引張強度を有するジオテキスタイルからなるトラス構造補強材を含む、請求項9に記載の防護堤。
- 前記盛土構造体の法面が壁面材で覆われており、
水平方向に隣接する前記壁面材同士が連結部位材で連結されている、請求項1乃至10のいずれかに記載の防護堤。 - 前記複数の盛土補強材のうち少なくとも1つが、3軸方向に特に強い引張強度を有するジオテキスタイルからなるトラス構造補強材である、請求項1乃至11のいずれかに記載の防護堤。
- 前記複数の盛土補強材が、敷設時に横断方向に特に強い強度を有するジオテキスタイルからなる横断方向補強材と、前記トラス構造補強材とであり、
鉛直方向において、1の前記横断方向補強材と他の前記横断方向補強材との間に、1以上の前記トラス構造補強材を埋設されている、請求項12に記載の防護堤。 - 盛土構造体と、前記盛土構造体内において高さ方向に所定の間隔を有して埋設された複数の盛土補強材と、を備える防護堤の施工方法であって、
前記防護堤が一方の法面側から衝撃を受けたときに前記防護堤の他方の法面側に生じると想定される最大変位量δfmaxを算定し、前記最大変位量δfmaxが、前記防護堤が許容できる変位量として予め設定した許容変位量δa以下となる構造に設計する設計工程を含む、防護堤の施工方法。 - 前記設計工程において、前記防護堤の一方の法面側に衝突することが想定される物体が有するエネルギーEに基づいて前記最大変位量δfmaxを算定し、該最大変位量δfmaxが前記許容変位量δa以下となる構造に設計する、請求項14に記載の防護堤の施工方法。
- 前記設計工程において、前記防護堤の一方の法面側に受けることが想定される衝突力P(kN)に基づいて前記最大変位量δfmaxを算定し、該最大変位量δfmaxが前記許容変位量δa以下となる構造に設計する、請求項14又は15に記載の防護堤の施工方法。
- 前記防護堤が、上部が開口していて略水平方向に連続して形成されている複数のセルを有する枠体と該セルに充填された中詰材とを備える層を鉛直方向に積層して構成された受撃体を、前記盛土構造体の一方の法面側に備えており、
前記盛土構造体を作製する盛土構造体作製工程と、前記受撃体を作製する受撃体作製工程とを含む、請求項14乃至16のいずれかに記載の防護堤の施工方法。 - 前記盛土構造作製工程が、前記盛土補強材を略水平に敷設する、補強材敷設工程、及び、敷設した前記盛土補強材の上に盛土材を乗せて締め固める、締め固め工程を備え、前記補強材敷設工程及び前記締め固め工程を経て得られる構造体の高さが所定の高さになるまで前記補強材敷設工程及び前記締め固め工程を繰り返す工程を含み、
前記受撃体作製工程が、前記盛土構造体の山側に前記枠体を略水平に設置する、枠体設置工程、及び、前記枠体のセルに中詰材を充填する、中詰材充填工程を備え、前記枠体敷設工程及び前記中詰材充填工程を経て得られる層を鉛直方向に積層した高さが所定の高さになるまで前記枠体敷設工程及び前記中詰材充填工程を繰り返す工程を含み、
前記盛土構造体作製工程と前記受撃体作製工程とを並行して行う、請求項17に記載の防護堤の施工方法。 - 前記複数の盛土補強材のうち、少なくとも1つに3軸方向に特に強い引張強度を有するジオテキスタイルからなるトラス構造補強材を用いる、請求項18に記載の防護堤の施工方法。
- 前記複数の盛土補強材に、敷設時に横断方向に特に強い強度を有するジオテキスタイルからなる横断方向補強材と、前記トラス構造補強材とを用い、鉛直方向において、1の前記横断方向補強材と他の前記横断方向補強材との間に、1以上の前記トラス構造補強材を埋設する、請求項19に記載の防護堤の施工方法。
- 鉛直方向の断面視において前記受撃体の受撃面側と天面側とを衝撃吸収マットまたは衝撃吸収シートで覆う工程を含む、請求項17乃至20のいずれかに記載の防護堤の施工方法。
- 鉛直方向の断面視において一連の補強材で前記受撃体を包む工程を含む、請求項17乃至20のいずれかに記載の防護堤の施工方法。
- 前記受撃体を包む前記一連の補強材に、3軸方向に特に強い引張強度を有するジオテキスタイルからなるトラス構造補強材を用いる、請求項22に記載の防護堤の施工方法。
- 盛土構造体と、前記盛土構造体内において高さ方向に所定の間隔を有して埋設された複数の盛土補強材と、を備える防護堤の設計方法であって、
前記防護堤が一方の法面側から衝撃を受けたときに前記防護堤の他方の法面側に生じると想定される最大変位量δfmaxを算定し、前記最大変位量δfmaxが、前記防護堤が許容できる変位量として予め設定した許容変位量δa以下となる構造に設計する、防護堤の設計方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011043109A JP5743610B2 (ja) | 2010-03-01 | 2011-02-28 | 防護堤、防護堤の施工方法、及び防護堤の設計方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010044206 | 2010-03-01 | ||
JP2010044206 | 2010-03-01 | ||
JP2011043109A JP5743610B2 (ja) | 2010-03-01 | 2011-02-28 | 防護堤、防護堤の施工方法、及び防護堤の設計方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011202496A true JP2011202496A (ja) | 2011-10-13 |
JP5743610B2 JP5743610B2 (ja) | 2015-07-01 |
Family
ID=44879404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011043109A Active JP5743610B2 (ja) | 2010-03-01 | 2011-02-28 | 防護堤、防護堤の施工方法、及び防護堤の設計方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5743610B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109446616A (zh) * | 2018-10-18 | 2019-03-08 | 东北电力大学 | 一种均质边坡可靠性评价方法 |
CN110222369A (zh) * | 2019-05-05 | 2019-09-10 | 西南交通大学 | 一种考虑回填缓冲层材料强化的落石冲击力计算方法 |
CN113065185A (zh) * | 2021-03-31 | 2021-07-02 | 上海交通大学 | 用于膨胀土边坡防护的土工编织袋结构单元及设计方法 |
CN118569660A (zh) * | 2024-08-05 | 2024-08-30 | 四川千页科技股份有限公司 | 一种储能电站的风险评估方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004011224A (ja) * | 2002-06-05 | 2004-01-15 | Yoshida Kouzou Design:Kk | 衝撃吸収用堤体及びその設計方法 |
JP2008082093A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Tokyo Printing Ink Mfg Co Ltd | 擁壁 |
-
2011
- 2011-02-28 JP JP2011043109A patent/JP5743610B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004011224A (ja) * | 2002-06-05 | 2004-01-15 | Yoshida Kouzou Design:Kk | 衝撃吸収用堤体及びその設計方法 |
JP2008082093A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Tokyo Printing Ink Mfg Co Ltd | 擁壁 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109446616A (zh) * | 2018-10-18 | 2019-03-08 | 东北电力大学 | 一种均质边坡可靠性评价方法 |
CN110222369A (zh) * | 2019-05-05 | 2019-09-10 | 西南交通大学 | 一种考虑回填缓冲层材料强化的落石冲击力计算方法 |
CN110222369B (zh) * | 2019-05-05 | 2022-11-22 | 西南交通大学 | 一种考虑回填缓冲层材料强化的落石冲击力计算方法 |
CN113065185A (zh) * | 2021-03-31 | 2021-07-02 | 上海交通大学 | 用于膨胀土边坡防护的土工编织袋结构单元及设计方法 |
CN113065185B (zh) * | 2021-03-31 | 2022-10-25 | 上海交通大学 | 用于膨胀土边坡防护的土工编织袋结构单元及设计方法 |
CN118569660A (zh) * | 2024-08-05 | 2024-08-30 | 四川千页科技股份有限公司 | 一种储能电站的风险评估方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5743610B2 (ja) | 2015-07-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10480150B2 (en) | Retaining wall method of precast block to prevent landslide | |
Ronco et al. | Design of reinforced ground embankments used for rockfall protection | |
RU2358063C1 (ru) | Устройство для закрепления грунта поверхностного слоя откоса | |
RU178449U1 (ru) | "Габион" | |
JP5743610B2 (ja) | 防護堤、防護堤の施工方法、及び防護堤の設計方法 | |
US20140010600A1 (en) | Soil reinforcement system including angled soil reinforcement elements to resist seismic shear forces and methods of making same | |
KR20120137437A (ko) | 옹벽 성토 구조체 | |
Rollins et al. | Lateral resistance of piles near vertical MSE abutment walls | |
JP2010203114A (ja) | 大型土のうと抑止杭を併用した土留工法及びその土留構造物 | |
JP5312263B2 (ja) | 防護堤及びその施工方法 | |
JP4987652B2 (ja) | 盛土の補強構造と補強方法および線状盛土 | |
CN210216318U (zh) | 生态式河道边坡防护结构 | |
Kurihashi et al. | Experimental study on buffering system for concrete retaining walls using geocell filled with single-grain crushed stone | |
RU2645032C1 (ru) | Способ укрепления откоса | |
Saginovich et al. | Calculation of the reserve coefficient of local stability of the slopes of the roadbed reinforced with a volumetric geogrid | |
JP5427463B2 (ja) | 防護用堤体および防護用堤体の構築方法 | |
JP5434122B2 (ja) | 擁壁 | |
JP6397684B2 (ja) | 落下物の防護構造の構築工法、及び落下物の防護構造 | |
KR20160051775A (ko) | 충격 흡수용 제방 | |
Kim et al. | Assessment of stability of railway abutment using geosynthetics | |
JP4183137B2 (ja) | 耐震構造 | |
JP5242904B2 (ja) | 雪崩荷重抵抗堤体の設計方法 | |
GB2546446A (en) | Security barrier comprising gabions | |
CN109518717A (zh) | 一种装配式挡土墙及施工方法 | |
CN221320542U (zh) | 一种防浪型路面基础装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140107 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140715 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140722 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140922 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20141028 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150116 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150213 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20150309 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150407 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150428 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5743610 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |