JP2011200880A - 摩擦撹拌溶接方法および摩擦撹拌溶接装置 - Google Patents

摩擦撹拌溶接方法および摩擦撹拌溶接装置 Download PDF

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Abstract

【課題】位置ずれを補正して正確に接合できる摩擦撹拌溶接方法を提供すること。
【解決手段】多関節のロボット10を用いた摩擦撹拌溶接方法において、前記多関節のロボット10のロボットアーム30の先端に取り付けられた回転工具5の回転トルク変化および前記多関節のロボット10の駆動軸トルク変化に基づいて、前記回転工具5とワーク8との間に発生する反力と等しい大きさでかつ反対方向の補償力を付与して位置ずれを補正することを特徴とする摩擦撹拌溶接方法である。
【選択図】図3

Description

本発明は、摩擦撹拌溶接方法および摩擦撹拌溶接装置に関する。より詳しくは、位置ずれを補正して正確に接合できる摩擦撹拌溶接方法および摩擦撹拌溶接装置に関する。
従来より、多関節ロボットを用いた摩擦撹拌溶接が知られている。この摩擦撹拌溶接では、ロボットのアームの先端に回転工具を取り付け、この回転工具を回転させながら、接合するワーク同士の当接部に押圧する。すると、回転工具の回転力で当接部周辺が塑性流動した後、冷却固化してワーク同士が接合される。
ところで、この摩擦撹拌溶接では、回転工具とワークとの間に作用する力が比較的大きい。このため、回転工具がワークに接触したときに、ロボットの各関節軸が撓む場合がある。関節軸に撓みが生ずると、回転工具の位置が目標位置からずれて、正確な接合が困難となる。
そこで、例えば、アームの先端に取り付けられた工具を作動させることにより発生する反力に対し、予め定めた一定方向への逃げ追従動作であるコンプライアンス動作を実行するロボットの制御方法が提案されている(特許文献1参照)。また、例えば、かかる反力に応じて、実行中の動作命令を中止させて、次に指定された動作命令に切り換えて実行させるロボットの制御方法が提案されている(特許文献2参照)。
また、各関節軸の撓みを算出し、算出された撓みを補償するように、ロボットの各関節軸に対する位置指令および速度指令のうち少なくとも一方を補正するロボットの制御方法が提案されている(特許文献3参照)。この制御方法では、工具とワークとの間に作用する力モーメントを算出して各関節軸が受ける力モーメントに変換した後、各関節軸が受ける力モーメントに基づいて、各関節軸の撓みを算出する。
特許第2713702号公報 特許第3342969号公報 特開2008−296310号公報
しかしながら、特許文献1や2で提案されている方法では、各関節軸の撓みが全く考慮されていないため、位置ずれが生じてしまい、正確に接合することができなかった。
また、特許文献3で提案されている方法では、予め実験等により求めた変換行列を用いたり、加工条件等を考慮せずに各関節軸の撓みを算出していた。このため、各関節軸の撓みを正確に算出できない結果、位置ずれが生じてしまい、正確に接合することができなかった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、位置ずれを補正して正確に接合できる摩擦撹拌溶接方法および摩擦撹拌溶接装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明では、多関節ロボット(例えば、後述のロボット10)を用いた摩擦撹拌溶接方法(例えば、後述の摩擦撹拌溶接装置1により実行される摩擦撹拌溶接方法)を提供する。本発明に係る摩擦撹拌溶接方法は、前記多関節ロボットのアーム(例えば、後述のロボットアーム30)の先端に取り付けられた回転工具(例えば、後述の回転工具5)の回転トルク変化および前記多関節ロボットの駆動軸トルク変化に基づいて、前記回転工具とワークとの間に発生する反力と等しい大きさでかつ反対方向の補償力を付与して位置ずれを補正する(例えば、後述の制御装置9の補償部96で実行される処理)ことを特徴とする。
また、この発明では、前記回転工具の回転トルク変化、前記多関節ロボットの姿勢および加工パラメータに基づいて前記多関節ロボットの駆動軸トルク変化を算出するステップ(例えば、後述の力モーメント算出部963で実行される処理)と、算出された前記多関節ロボットの駆動軸トルク変化に基づいて、前記多関節ロボットの関節軸の撓みを算出するステップ(例えば、後述の撓み算出部965で実行される処理)と、算出された前記多関節ロボットの関節軸の撓みを補償するように、前記回転工具とワークとの間に発生する反力と等しい大きさでかつ反対方向の補償力を付与して位置ずれを補正するステップ(例えば、後述の制御装置9の補償量算出部966および補償部96で実行される処理)と、を有することが好ましい。
また、この発明では、前記加工パラメータは、前記回転工具の送り速度、回転数、加圧力および送り方向であることが好ましい。
また、本発明では、多関節ロボット(例えば、後述のロボット10)と、当該多関節ロボットのアーム(例えば、後述のロボットアーム30)の先端に取り付けられた回転工具(例えば、後述の回転工具5)と、を備えた摩擦撹拌溶接装置(例えば、後述の摩擦撹拌溶接装置1)を提供する。本発明に係る摩擦撹拌溶接装置は、前記回転工具の回転トルク変化、前記多関節ロボットの姿勢および加工パラメータに基づいて前記多関節ロボットの駆動軸トルク変化を算出する力モーメント算出手段(例えば、後述の力モーメント算出部963)と、算出された前記多関節ロボットの駆動軸トルク変化に基づいて、前記多関節ロボットの関節軸の撓みを算出する撓み算出手段(例えば、後述の撓み算出部965)と、算出された前記多関節ロボットの関節軸の撓みを補償するように、前記回転工具とワークとの間に発生する反力と等しい大きさでかつ反対方向の補償力を付与して位置ずれを補正する補償手段(例えば、後述の制御装置9の補償部96)と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、位置ずれを補正して正確に接合できる摩擦撹拌溶接方法および摩擦撹拌溶接装置を提供できる。また、ロボットの剛性を改良することなく、位置ずれを補正して正確に接合できる。
本発明の一実施形態に係る摩擦撹拌溶接装置の構成を示す図である。 C字状治具および回転工具の拡大図である。 制御装置の構成を示す図である。 摩擦撹拌溶接処理の手順を示すフローチャートである。 摩擦撹拌溶接を実行したときの様子を示す図である。 従来法と本実施形態の摩擦撹拌溶接方法との比較図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る摩擦撹拌溶接方法を実行する摩擦撹拌溶接装置1の構成を示す図である。
図1に示すように、摩擦撹拌溶接装置1は、ロボット10と、C字状治具4と、回転工具5と、ワークテーブル7と、制御装置9と、を備える。
ロボット10は、6軸構成の多関節ロボットであり、ロボット本体20と、ロボットアーム30と、を備える。ロボット10は、後段で詳述するロボットアーム30の先端に取り付けられた回転工具5を、3次元的に移動させる。
ロボット本体20は、基台21と、ターンテーブル22と、を備える。基台21は、ロボット10の設置面上に設置される。ターンテーブル22は、基台21に設けられて、ロボット10を鉛直方向の第1軸311周りに回転させる。
ロボットアーム30は、第1アーム31と、第2アーム32と、第3アーム33と、を備える。
第1アーム31は、水平方向の第2軸312でロボット本体20に軸支される。この第2軸312は、第1アーム31の軸方向とロボット本体20との成す角度を変化させる。
第2アーム32は、水平方向の第3軸313で第1アーム31の先端に軸支される。この第3軸313は、第1アーム31の軸方向と第2アーム32の軸方向との成す角度を変化させる。また、この第2アーム32は、第2アーム32の軸方向に平行な第4軸314周りに回転可能に設けられている。
第3アーム33は、水平方向の第5軸315で第2アーム32の先端に軸支される。この第5軸315は、第2アーム32の軸方向と第3アーム33の軸方向との成す角度を変化させる。また、この第3アーム33は、第3アーム33の軸方向に平行な第6軸316周りに回転可能に設けられている。
また、ロボット10は、第1軸から第7軸までの各関節軸に、図示しないサーボモータを備える。これらサーボモータは、それぞれ、第1軸から第7軸までの各関節軸を駆動させる。
これらサーボモータによる各関節軸の駆動により、ロボットアーム30の先端に取り付けられた回転工具5が、3次元的に移動可能となっている。
C字状治具4は、第3アーム33の先端に取り付けられており、第3アーム33の先端から略C字状に延びて設けられている。このC字状治具4は、第6軸316周りに回動可能となっている。
図2は、第3アーム33の先端に取付けられたC字状治具4および回転工具5の拡大図である。なお、図2では、説明の便宜上、C字状治具4のカバー部材が省略されている。
図2に示すように、第3アーム33の先端には、C字状治具4および回転工具5が取り付けられている。C字状治具4の内側には、ローラ41と、第1サーボモータ51と、ボールねじ53と、直動ベアリング54と、第2サーボモータ52と、第1サーボモータ51と、ボールねじ53と、直動ベアリング54と、第2サーボモータ52と、回転工具5と、が設けられている。
ローラ41は、C字状治具4の内側下方に取り付けられている。このローラ41と後述する回転工具5との間に、後述するワーク8が取り付けられたワークテーブル7が配置される。ローラ41は、回転工具5を目標位置に移動させる際には、後述する支持台7aの裏面を転動する。
第1サーボモータ51、ボールねじ53および直動ベアリング54は、C字状治具4の内側上方に、図示しないマウントブラケットを介して取り付けられている。
第2サーボモータ52は、直動ベアリング54に取り付けられており、回転工具5は、この第2サーボモータ52に取り付けられている。
第1サーボモータ51は、ボールねじ53に対して、駆動ギア56を介して回転力を伝達する。
ボールねじ53は、第1サーボモータ51から伝達された回転力を直動力に変換するとともに、変換して得た直動力を、直動ベアリング54に伝達する。
直動ベアリング54は、ボールねじ53から伝達された直動力により、第2サーボモータ52とともに回転工具5をワーク8に接近する方向に移動させる。また、直動ベアリング54は、第1サーボモータ51が逆回転することにより、第2サーボモータ52とともに回転工具5をワーク8から離隔する方向に移動させる。
第2サーボモータ52は、ワーク8およびワークテーブル7を介して、ローラ41に対向して配置された回転工具5を回転させる。
なお、第1サーボモータ51は、後述する制御装置9のサーボ制御部90により、その回転速度、回転トルク、回転方向等の所定の回転条件が設定される。即ち、ワーク8内へのプローブ5aの押し込み量(加圧力)、ワーク8に対してプローブ5aが接近または離隔する際の接近離隔速度等に応じてその回転条件が設定される。なお、サーボ制御部90による第1サーボモータ51の回転制御は、図示しないインバータを介して実行される。
また、第2サーボモータ52は、後述する制御装置9のサーボ制御部90により、その回転速度、回転トルク、回転方向等の所定の回転条件が設定される。即ち、プローブ5aの送り速度、ワーク8の材質や厚み等に応じてその回転条件が設定される。なお、サーボ制御部90による第2サーボモータ52の回転制御は、図示しないインバータを介して実行される。
回転工具5は、シャンク5bと、プローブ5aと、を備える。
シャンク5bは、第2サーボモータ52により回転するとともに、ワーク8の表面を押圧する。
プローブ5aは、シャンク5bからローラ41側に向かって突出した棒状部材である。このプローブ5aは、シャンク5bがワーク8の表面を押圧することにより、ワーク8内に押し込まれる。
また、ワークテーブル7は、平板状の支持台7aと、この支持台7aの上面に立設された複数の支持柱7bと、図示しないクランプと、を含んで構成される。
接合される板状のワーク8は、クランプで固定されて支持柱7bにより支持される。ワーク8を支持する支持柱7bおよび支持台7aは、回転工具5とローラ41が取り付けられたC字状治具4の下部との間に挿入される。
次に、制御装置9について説明する。
図3は、制御装置9の構成を示すブロック図である。制御装置9は、サーボ制御部90と、加工プログラム記憶部91と、加工経路計画部92と、動作補間部93と、各軸位置算出部94と、各軸移動量算出部95と、補償部96と、を含んで構成される。
加工プログラム記憶部91は、本実施形態に係る摩擦撹拌溶接方法を実行するにあたって、必要な各種の加工プログラムを記憶する。
加工経路計画部92は、加工プログラム記憶部91に記憶されたプログラムの再生時において、プログラムにおける動作文の始点位置、終点位置、移動速度および補間形式等の情報に基づいて、ロボット10の動作軌道を作成する。
動作補間部93は、加工経路計画部92により作成された動作軌道に基づいて、補間周期毎の回転工具5の位置を作成する。
各軸位置算出部94は、補間周期毎の回転工具5の位置に対応するロボット10の各関節軸の位置を算出する。ロボット10の各関節軸の位置により、ロボット10の姿勢が決定される。
各軸移動量算出部95は、算出されたロボット10の各関節軸の位置に基づいて、補間周期毎の各関節軸の移動量を算出し、これを位置指令または速度指令として、サーボ制御部90に供給する。
補償部96は、電流値算出部961と、加工パラメータ算出部962と、力モーメント算出部963と、パラメータ記憶部964と、撓み算出部965と、補償量算出部966と、を含んで構成される。
電流値算出部961は、回転工具5の第1サーボモータ51を流れる電流と、第2サーボモータ52に流れる電流とを検出する。ここで、モータのトルクは、モータを流れる電流に比例する。このため、第1サーボモータ51を流れる電流と第2サーボモータ52を流れる電流を算出することにより、第1サーボモータ51のトルクと第2サーボモータ52のトルクが算出される。
また、第1サーボモータ51は、回転工具5を、ワーク8に対して接近または離隔する方向、即ち回転工具5の回転軸方向に移動させることから、第1サーボモータ51のトルクは、回転工具5のスラストトルクに相関する。このため、第1サーボモータ51の電流値に基づいて、回転工具5のスラストトルク変化を算出できる。
また、第2サーボモータ52は、回転工具5を回転駆動させることから、第2サーボモータ52のトルクは、回転工具5の回転トルクに相関する。このため、第2サーボモータ52の電流値に基づいて、回転工具5の回転トルク変化を算出できる。
加工パラメータ算出部962は、各種加工パラメータを算出する。具体的には、加工パラメータ算出部962は、回転工具5の送り速度(移動速度)、回転数、加圧力および送り方向(移動方向)等の加工パラメータを算出する。
例えば、これらの各加工パラメータを検出する各種センサの出力に基づいて、上記の各種加工パラメータを算出する。また、例えば、第1サーボモータ51を流れる電流値に基づいて加圧力を算出し、第2サーボモータ52を流れる電流値に基づいて回転数を算出し、加工プログラム記憶部91に記憶された加工プログラムや動作補間部93で作成された回転工具5の位置等に基づいて、回転工具5の送り速度や送り方向を算出する。
パラメータ記憶部964は、各種のパラメータを記憶する。具体的には、パラメータ記憶部964は、ロボット10の動力学パラメータ、例えばロボット10の寸法等を記憶する。また、パラメータ記憶部964は、ロボット10の各関節軸をばねとみなした場合において、これら各関節軸に関するばね定数を記憶する。
力モーメント算出部963は、ロボット10の各関節軸が受ける力モーメント、即ちロボット10の駆動軸トルク変化を算出する。具体的には、力モーメント算出部963は、電流値算出部961により算出された第2サーボモータ52の電流値(回転工具5の回転トルク変化)と、加工パラメータ算出部により算出された各種加工パラメータと、各軸位置算出部94により算出されたロボット10の各関節軸の位置(ロボット10の姿勢)と、パラメータ記憶部964に記憶された動力学的パラメータ(ロボット10の寸法等)とに基づいて、ロボット10の各関節軸が受ける力モーメント、即ちロボット10の駆動軸トルク変化を算出する。
なお、ロボット10の駆動軸トルク変化は、さらに、第1サーボモータ51の電流値(回転工具5のスラストトルク変化)に基づいて算出してもよい。
撓み算出部965は、ロボット10の各関節軸の撓みを算出する。具体的には、撓み算出部965は、力モーメント算出部963により算出された各関節軸が受ける力モーメント、即ちロボット10の駆動軸トルク変化と、パラメータ記憶部964に記憶されたロボット10の各関節軸のばね定数とに基づいて、ロボット10の各関節軸の撓みを算出する。
なお、ロボット10の各関節軸の撓みは、回転工具5とワーク8との間に発生する反力に相関する。このため、ロボット10の各関節軸の撓みに基づいて、反力を算出できる。
補償量算出部966は、ロボット10の各関節軸の撓みを補償する補償量を算出する。具体的には、撓み算出部965により算出された各関節軸の撓みを補償するように、各軸移動量算出部95により算出された各関節軸の移動量に基づく位置指令の補償量を算出する。このとき、補償量は、撓み算出部965により算出された各関節軸の撓みを補償するように、反力と等しい大きさでかつ反対方向となるように、互いに垂直な3方向の全方向へ配分される。
ここで、回転工具5とワーク8との間で生ずる反力に対する補償は、ロボット10の重力補償機能を応用したものである。この重力補償機能は、予め設定された工具を含む各リンクの重量情報と、ロボットの位置フィードバックから動力学演算で各軸に作用する重力トルクを算出する。次いで、算出された重力トルクに対して、同じ大きさで反対方向の重力補償トルクを出力する。そこで、本実施形態では、一方向の補償である重力補償を、全方向への補償として、回転工具5とワーク8との間に発生する反力に対する補償に応用したものである。
なお、補償量算出部966により算出された補償量に基づいて、回転工具5の先端で発生する補償力F(N)は、加工パラメータ毎に設定された係数をKp(kg・mm/s)/(kg・mm/s)、モータ電流値をI(A)、モータトルク定数をKt(kg・cm/A)、重力加速度を9800(mm/s)とすると、下記の式(1)で表される。加工パラメータ毎に設定された係数をKpおよびモータトルク定数をKtは、予め実験を行うことにより設定される。
[数1]

F=Kp×I×Kt×9800÷100 ・・・(1)
補償量算出部966で算出された補償量は、関節軸毎に、各軸移動量算出部95で算出された移動量に基づく位置指令に加算される。これにより、補正後の位置指令が関節軸毎に算出され、サーボ制御部90を介してロボット10の各関節軸に出力される。
次に、摩擦撹拌溶接装置1により実行される摩擦撹拌溶接方法の処理の手順について説明する。
図4は、摩擦撹拌溶接装置1により実行される摩擦撹拌溶接処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、制御装置9により繰り返し実行される。
ステップS1では、回転工具5を目標位置に移動させる。移動後はステップS2に移る。目標位置への移動は、次の手順により実行される。
先ず、加工プログラム記憶部91から所定のプログラムを読出し、加工経路計画部92が加工経路計画を作成する。
次いで、作成された加工経路計画(動作軌道)に基づいて、動作補間部93が補間周期毎の回転工具5の位置を作成し、各軸位置算出部94が補間周期毎の回転工具5の位置に対応するロボット10の各関節軸の位置を算出する。
次いで、各軸移動量算出部95がロボット10の各関節軸の位置指令を算出し、サーボ制御部90に供給する。これにより、回転工具5を目標位置に移動させる。
なお、速度指令を作成する場合には、前回の各関節軸の位置と今回の各関節軸の位置との間の差を算出することにより作成する。
ステップS2では、回転工具5をワーク8に接近する方向に下降させる。その後、ステップS3に移る。回転工具5の下降は、第1サーボモータ51を駆動させることにより実行される。
ステップS3では、回転工具5を、ワーク8に対して押し込み、加圧する。その後、ステップS4に移る。回転工具5の押し込みは、第1サーボモータ51を駆動させることにより実行される。
ステップS4では、加圧力が所定の基準加圧力に達したか否かを判別する。この判別がYESの場合には、ステップS5に移り、NOの場合には、ステップS3に戻って加圧を継続する。
ステップS5では、回転工具5とワーク8との間に生ずる反力の補正を開始する。その後、ステップS6に移る。
反力の補正は、図3で示すように、次の手順により実行される。
先ず、電流値算出部961が第2サーボモータ52に流れる電流値(回転工具5の回転トルク変化)を算出し、加工パラメータ算出部が各種加工パラメータを算出し、各軸位置算出部94が各軸位置(ロボット10の姿勢)を算出する。
次いで、力モーメント算出部963が、上記の各算出結果と、パラメータ記憶部964に記憶された動力学的パラメータ(ロボット10の寸法等)とを取得して、各関節軸が受ける力モーメント、即ちロボット10の駆動軸トルク変化を算出する。
次いで、撓み算出部965が、算出された力モーメント、即ちロボット10の駆動軸トルク変化と、パラメータ記憶部964に記憶されたロボット10の各関節軸に関するばね定数を取得して、各関節軸の撓みを算出する。
次いで、補償量算出部966が、算出された撓みを補償する位置指令の補償量を、関節軸毎に算出する。補償量は、各関節軸についての撓みを補償するように、反力と同じ大きさでかつ反対方向である。
最後に、算出された補償量を、関節軸毎に、各軸移動量算出部95で算出された移動量に基づく位置指令に加算する。これにより、補正後の位置指令がサーボ制御部90を介してロボット10の各関節軸に出力され、補償力により反力が補正される。
ステップS6では、回転工具5の送りを開始し、回転工具5を加工経路計画に基づいて移動させる。その後、ステップS7に移って、回転工具5の送りを終了する。その後、ステップS8に移る。
ステップS8では、回転工具5とワーク8との間に生ずる反力の補正を終了し、ステップS9では、回転工具5をワーク8から離隔する方向に上昇させる。その後、ステップS10に移る。回転工具5の上昇は、第1サーボモータ51を駆動させることにより、実行される。
ステップS10では、回転工具5を基準位置に移動させて、本処理を終了する。
次に、本実施形態に係る摩擦撹拌溶接装置1により実行される摩擦撹拌溶接方法の効果について、図5および図6を参照して説明する。
図5は、摩擦撹拌溶接を実行したときの様子を示す図であり、図6は従来法と本実施形態の摩擦撹拌溶接方法との比較図である。
図5に示すように、摩擦撹拌溶接では、前回教示点から今回教示点を結ぶ教示軌跡に沿って回転工具を移動させると、進行方向と略直交する方向に反力が生ずる。すると、実際の溶接軌跡が教示軌跡からずれる結果、位置ずれが生じてしまう。このため、教示軌跡通りに正確に溶接するためには、図5に示すように、反力fの方向とは反対の方向に、反力と同じ大きさの補償力fを付与して補正する必要がある。
ところが上述したように、従来法では各関節軸の撓みを考慮していない、あるいは考慮していた場合であっても正確に撓みを算出できていないため、図6に示すように、実際の溶接は教示軌跡からずれてしまっていた。これに対して、本実施形態に係る摩擦撹拌溶接では、回転工具5の回転トルク変化およびロボット10の駆動軸トルク変化に基づいて、正確に各関節軸の撓みを算出して正確な補償力を付与できるため、図6に示すように、教示軌跡通りに正確に溶接できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良は本発明に含まれる。
例えば、反力の補償として、カウンターウエイトやバランスウエイトを用いた重力補償機能を応用してもよい。具体的には、カウンターウエイトやバランスウエイトをロボットの各アームに取り付け、例えばモータにより駆動させて反力を補償するように構成してもよい。
1…摩擦撹拌溶接装置
10…ロボット(多関節ロボット)
30…ロボットアーム(アーム)
5…回転工具
5a…プローブ
5b…シャンク
51…第1サーボモータ
52…第2サーボモータ
8…ワーク
9…制御装置
90…サーボ制御部
95…各軸移動量算出部
96…補償部
961…電流値算出部
962…加工パラメータ算出部
963…力モーメント算出部
964…パラメータ記憶部
965…撓み算出部
966…補償量算出部

Claims (4)

  1. 多関節ロボットを用いた摩擦撹拌溶接方法において、
    前記多関節ロボットのアームの先端に取り付けられた回転工具の回転トルク変化および前記多関節ロボットの駆動軸トルク変化に基づいて、前記回転工具とワークとの間に発生する反力と等しい大きさでかつ反対方向の補償力を付与して位置ずれを補正することを特徴とする摩擦撹拌溶接方法。
  2. 前記回転工具の回転トルク変化、前記多関節ロボットの姿勢および加工パラメータに基づいて前記多関節ロボットの駆動軸トルク変化を算出するステップと、
    算出された前記多関節ロボットの駆動軸トルク変化に基づいて、前記多関節ロボットの関節軸の撓みを算出するステップと、
    算出された前記多関節ロボットの関節軸の撓みを補償するように、前記回転工具とワークとの間に発生する反力と等しい大きさでかつ反対方向の補償力を付与して位置ずれを補正するステップと、を有することを特徴とする請求項1記載の摩擦撹拌溶接方法。
  3. 前記加工パラメータは、前記回転工具の送り速度、回転数、加圧力および送り方向であることを特徴とする請求項2記載の摩擦撹拌溶接方法。
  4. 多関節ロボットと、当該多関節ロボットのアームの先端に取り付けられた回転工具と、を備えた摩擦撹拌溶接装置において、
    前記回転工具の回転トルク変化、前記多関節ロボットの姿勢および加工パラメータに基づいて前記多関節ロボットの駆動軸トルク変化を算出する力モーメント算出手段と、
    算出された前記多関節ロボットの駆動軸トルク変化に基づいて、前記多関節ロボットの関節軸の撓みを算出する撓み算出手段と、
    算出された前記多関節ロボットの関節軸の撓みを補償するように、前記回転工具とワークとの間に発生する反力と等しい大きさでかつ反対方向の補償力を付与して位置ずれを補正する補償手段と、を備えることを特徴とする摩擦撹拌溶接装置。
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