JP2011199105A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】半導体層上に良好な結晶性を有するエピタキシャル結晶を成長させることができる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置の製造方法は、半導体基板10上に絶縁膜を介して形成された前駆体膜から所定の方向に延びるナノワイヤ14を形成し、形成したナノワイヤ14の両側面及び上面にゲート絶縁膜を介してナノワイヤ14の所定の方向と交差するようにゲート電極18を形成し、形成したゲート電極18の両側面にゲート側壁22を形成し、ゲート側壁22の形成後に露出するナノワイヤ14の表面にエピタキシャル結晶を成長させてエピタキシャル層24を形成し、エピタキシャル層24を形成した後、ナノワイヤ14に不純物を導入してエクステンション領域を形成する、ことを含む。
【選択図】図2B
【解決手段】半導体装置の製造方法は、半導体基板10上に絶縁膜を介して形成された前駆体膜から所定の方向に延びるナノワイヤ14を形成し、形成したナノワイヤ14の両側面及び上面にゲート絶縁膜を介してナノワイヤ14の所定の方向と交差するようにゲート電極18を形成し、形成したゲート電極18の両側面にゲート側壁22を形成し、ゲート側壁22の形成後に露出するナノワイヤ14の表面にエピタキシャル結晶を成長させてエピタキシャル層24を形成し、エピタキシャル層24を形成した後、ナノワイヤ14に不純物を導入してエクステンション領域を形成する、ことを含む。
【選択図】図2B
Description
本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
従来の技術として、Si基板上に絶縁膜を介して設けられたSi膜をソース/ドレイン領域に加工し、加工したソース/ドレイン領域を跨ぐようにゲート電極を形成し、形成したゲート電極を挟むソース/ドレイン領域にイオン注入を行い、イオン注入が行われたソース/ドレイン領域に単結晶Si結晶をエピタキシャル成長させる半導体装置の製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この半導体装置の製造方法によると、ソース/ドレイン領域にSi結晶がエピタキシャル成長することから、ソース/ドレイン領域の寄生抵抗が低減される。
しかし、従来の半導体装置の製造方法によると、ソース/ドレイン領域に対するイオン注入によって、ソース/ドレイン領域のアモルファス化が発生してエピタキシャル結晶が十分に成長しないという問題がある。特に、ソース/ドレイン領域の絶縁膜からの高さが低い場合(例えば、10nm以下。)、ソース/ドレイン領域の全域にアモルファス化が進み、活性化アニール等を実施しても再結晶化が十分に進行しないという問題がある。
本発明の目的は、半導体層上に良好な結晶性を有するエピタキシャル結晶を成長させることができる半導体装置の製造方法を提供することにある。
本発明の一態様は、半導体基板上に絶縁膜を介して形成された前駆体膜から所定の方向に延びる半導体層を形成し、形成した前記半導体層の両側面及び上面にゲート絶縁膜を介して前記半導体層の前記所定の方向と交差するようにゲート電極を形成し、形成した前記ゲート電極の両側面にゲート側壁を形成し、前記ゲート側壁の形成後に露出する前記半導体層の表面にエピタキシャル結晶を成長させてエピタキシャル層を形成し、前記エピタキシャル層を形成した後、前記半導体層に不純物を導入してエクステンション領域を形成する、ことを含む半導体装置の製造方法を提供する。
本発明によれば、半導体層上に良好な結晶性を有するエピタキシャル結晶を成長させることができる。
[第1の実施の形態]
(トランジスタの構成)
図1は、第1の実施の形態に係るトランジスタの概略図である。このトランジスタ1は、図1に示すように、半導体基板10と、半導体基板10上に形成されたBOX(Buried Oxide)層12と、BOX層12上に所定の方向に延びて形成された半導体層としてのナノワイヤ14と、後述するゲート絶縁膜を介してナノワイヤ14を跨ぐように形成されたゲート電極18と、ゲート電極18上に形成されたハードマスク20と、ゲート電極18の側面に形成されたゲート側壁22と、を備えて概略構成されている。
(トランジスタの構成)
図1は、第1の実施の形態に係るトランジスタの概略図である。このトランジスタ1は、図1に示すように、半導体基板10と、半導体基板10上に形成されたBOX(Buried Oxide)層12と、BOX層12上に所定の方向に延びて形成された半導体層としてのナノワイヤ14と、後述するゲート絶縁膜を介してナノワイヤ14を跨ぐように形成されたゲート電極18と、ゲート電極18上に形成されたハードマスク20と、ゲート電極18の側面に形成されたゲート側壁22と、を備えて概略構成されている。
このトランジスタ1は、立方体構造を有し、ゲート電極18がナノワイヤ14を3方向から囲むことで3つのゲート領域が形成されるトライゲート・トランジスタである。
トランジスタ1は、例えば、SOI(Silicon On Insulator)基板から形成され、SOI基板は、半導体基板10及びBOX層12から構成される。
半導体基板10は、例えば、単結晶Si基板である。
BOX層12は、例えば、SiO2等の絶縁材料からなる。
ナノワイヤ14は、例えば、BOX層12上に形成された前駆体膜としての単結晶Si膜を加工して形成されるものである。このナノワイヤ14は、例えば、BOX層12の表面からの高さがおよそ10nm以下となるように形成される。また、ナノワイヤ14は、例えば、短手方向の断面が正方形状である。
ゲート絶縁膜16は、例えば、ナノワイヤ14の表面に酸化処理を施すことにより形成されるSiO2膜である。このゲート絶縁膜16の膜厚は、例えば、3nmである。
ゲート電極18は、例えば、導電性不純物を含む多結晶Siや、多結晶SiGeからなる。このゲート電極18の膜厚は、例えば、100nmである。導電性不純物には、p型トランジスタの場合はB、BF2等のp型不純物イオン、n型トランジスタの場合は、As、P等のn型不純物イオンが用いられる。また、ゲート電極は、W、Ta、Ti、Hf、Zr、Ru、Pt、Ir、Mo、Al等やこれらの化合物等からなるメタルゲート電極であっても良い。ゲート電極18は、例えば、ナノワイヤ14と交差するように形成される。
ハードマスク20は、例えば、ナノワイヤ14に導電性不純物を導入する際にマスクとなるものであり、SiN等の絶縁膜からなる。
ゲート側壁22は、例えば、SiNからなる。なお、ゲート側壁22は、例えば、SiN等の絶縁材料からなる単層構造、SiN、SiO2、TEOS(Tetraethoxysilane)等の複数種の絶縁材料からなる2層構造、さらには3層以上の構造であっても良い。また、ゲート側壁22は、例えば、BOX層12とのエッチング選択比が取れる材料から形成される。
エピタキシャル層24は、例えば、ナノワイヤ14の表面を下地として、Si、SiGe、SiGeC、SiC等のSi系結晶をエピタキシャル成長させることにより形成される。このエピタキシャル層24の膜厚は、例えば、20nmである。なお、エピタキシャル層24は、例えば、Ge等のナノワイヤ14の表面を下地としてエピタキシャル成長することができる結晶を用いて形成されても良い。さらに、エピタキシャル成長させる膜は、例えば、IV族混晶膜であっても良い。なお、エピタキシャル層24の形状は、各図において、簡略化したものを用いている。
(半導体装置の製造方法)
図2A(a)〜図2B(f)は、第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す概略図である。図3(a)〜(c)は、第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す要部断面図である。
図2A(a)〜図2B(f)は、第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す概略図である。図3(a)〜(c)は、第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す要部断面図である。
まず、図2A(a)に示すように、半導体基板10及びBOX層12を有するSOI基板を用意し、CVD(Chemical Vapor Deposition)法等によってSi膜をBOX層12上に形成し、フォトリソグラフィ法及びRIE(Reactive Ion Etching)法等によってSi膜をパターニングしてナノワイヤ14を形成する。
次に、図2A(b)に示すように、ゲート絶縁膜16、ゲート電極18及びハードマスク20を形成する。
具体的には、まず、ナノワイヤ14の表面に酸化処理を施して酸化膜を形成する。次に、BOX層12上に、CVD法等を用いて多結晶Si膜等のゲート電極18の前駆体膜を堆積した後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)等により平坦化する。次に、平坦化したゲート電極18の前駆体膜上に、CVD法等によりハードマスク20の前駆体膜となるSiN膜を堆積させる。次に、ゲート電極18の前駆体膜、ハードマスク20の前駆体膜、及びナノワイヤ14の表面の酸化膜を、例えば、フォトリソグラフィ法及びRIE法等を用いてパターニングすることにより、それぞれゲート電極18、ハードマスク20及びゲート絶縁膜16に加工する。なお、ゲート電極18の前駆体膜を平坦化する工程は、省略しても良い。
次に、図2A(c)に示すように、CVD法等を用いてBOX層12上にゲート側壁22の前駆体膜を堆積させ、RIE法等により前駆体膜をゲート側壁22に加工する。
次に、ナノワイヤ14の露出した表面に形成される自然酸化膜除去のため、DHF(Diluted Hydrofluoric Acid;希フッ酸)処理を行い、さらに、結晶をエピタキシャル成長させるための成膜チャンバー内においてin-situH2クリーニングを行う。
このin-situH2クリーニングは、例えば、800℃、15Torrの雰囲気下で60sec間行われる。
次に、図2B(d)及び図3(a)に示すように、ナノワイヤ14の露出した表面を下地として結晶をエピタキシャル成長させ、エピタキシャル層24を形成する。
具体的には、Si結晶のエピタキシャル成長は、36slmのH2キャリアガス雰囲気下で塩酸(HCl)をエッチングガスとし、Siの原料であるジクロロシラン(SiH2Cl2)を成膜ガスとして用いて735℃の温度条件下で行われる。また、Si結晶のエピタキシャル成長は、例えば、Siの原料としてモノシラン(SiH4)、トリクロロシラン(SiHCl3)等を用いて、H2キャリアガス等の雰囲気中で700〜850℃の温度条件下で行われても良い。
なお、SiGe結晶をエピタキシャル層24として成長させる場合は、Geの原料として水素化ゲルマニウム(GeH4)等を上記ガスに加える。また、SiC結晶をエピタキシャル層24として成長させる場合は、Cの原料としてアセチレン(C2H2)等を上記ガスに加えれば良い。
次に、図2B(e)及び図3(b)に示すように、ドライエッチング法又は薬液処理によってゲート側壁22を除去する。
具体的には、ゲート側壁22がSiNからなる場合のゲート側壁22の除去は、例えば、180℃に加熱したH3PO4を用いて行われる。また他の方法として、例えば、CHF3/Ar/O2ガスを用いたドライエッチング法により行うことができる。
次に、図2B(f)及び図3(c)に示すように、イオン注入法等によりエクステンション領域140を形成する。
具体的には、n型トランジスタの場合は、例えば、n型導電性不純物としてP(5×1014cm−2)を3keV、又はAs(4×1014cm−2)を4keVでナノワイヤ14に注入し、エクステンション領域140を形成する。また、p型トランジスタの場合は、例えば、p型導電性不純物としてとしてB(6×1014cm−2)を1keVで半導体基板10上に注入し、エクステンション領域140を形成する。なお、p型トランジスタのp型導電性不純物として、BF2、In等をドーズ種として用いても良い。また、導電性不純物のドーズ量と加速条件は、上記に限定されない。
また、図3(c)に示すように、導電性不純物の注入により、エピタキシャル層24に高濃度領域240が形成される。この高濃度領域240は、注入された導電性不純物の濃度が高くなっている領域であり、このエピタキシャル層24の寄生抵抗をさらに下げることができる。
次に、CVD法等を用いてBOX層12上にゲート側壁22の前駆体膜を堆積させ、RIE法等により前駆体膜をゲート側壁に加工した後、必要な工程を経て所望の半導体装置を得る。
図4(a)は、第1の実施の形態に係るトランジスタのエピタキシャル層のSEM(Scanning Electron Microscope)像であり、(b)は、導電性不純物としてAsを注入して活性化アニール後に成長させたエピタキシャル層のSEM像であり、(c)は、導電性不純物としてBを注入して活性化アニール後に成長させたエピタキシャル層のSEM像である。活性化アニールは、1045℃のスパイクアニールを行っている。
本実施の形態に係る半導体装置の製造方法では、ナノワイヤ14にエピタキシャル層24を形成してから導電性不純物を注入するので、図4(a)に示すように、良好な結晶性を有するエピタキシャル層24を得ることができる。これは、ナノワイヤ14に導電性不純物を導入する前にエピタキシャル成長を行うので、ナノワイヤ14がアモルファス化することがないためである。また、導電性不純物の注入により、エピタキシャル層24に高濃度領域240が形成され、エピタキシャル層のみの場合と比べて、寄生抵抗をさらに下げることができる。
一方、ナノワイヤ14に導電性不純物を注入した後に活性化アニールを行い、エピタキシャル層を形成する場合、図4(b)及び(c)に示すように、注入する導電性不純物の種類に依らず、Si結晶のエピタキシャル成長が阻害される。これは、ナノワイヤ14の高さが10nm以下であることで、導電性不純物の注入によりナノワイヤ14の全域でアモルファス化が発生することに起因する。また、アモルファス化した結晶を回復させるための活性化アニールを行っても再結晶化が十分進まないことを示している。つまり、不純物を注入してからエピタキシャル成長を行う場合は、良好なエピタキシャル層を得ることが難しく、寄生抵抗が十分に低下しない。
(第1の実施の形態の効果)
第1の実施の形態によれば、エピタキシャル層24を形成した後、エクステンション領域140を形成するので、エクステンション領域140を形成した後、ナノワイヤ14上に結晶をエピタキシャル成長させる場合と比べて、ナノワイヤ14の結晶性が損なわれないので、ナノワイヤ14上に良好な結晶性を有するエピタキシャル層24を形成することができる。また、良好な結晶性を有するエピタキシャル層24を形成することができるので、寄生抵抗が低減される。
第1の実施の形態によれば、エピタキシャル層24を形成した後、エクステンション領域140を形成するので、エクステンション領域140を形成した後、ナノワイヤ14上に結晶をエピタキシャル成長させる場合と比べて、ナノワイヤ14の結晶性が損なわれないので、ナノワイヤ14上に良好な結晶性を有するエピタキシャル層24を形成することができる。また、良好な結晶性を有するエピタキシャル層24を形成することができるので、寄生抵抗が低減される。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、ゲート側壁22及びエピタキシャル層24がある状態でエクステンション領域140を形成する点で第1の実施の形態と異なっている。以下に、第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ機能及び構成を有する部分については、第1の実施の形態と同じ符号を付し、その説明は、省略するものとする。
第2の実施の形態は、ゲート側壁22及びエピタキシャル層24がある状態でエクステンション領域140を形成する点で第1の実施の形態と異なっている。以下に、第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ機能及び構成を有する部分については、第1の実施の形態と同じ符号を付し、その説明は、省略するものとする。
(半導体装置の製造方法)
図5(a)及び(b)は、第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す概略図である。図6は、第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す要部断面図である。
図5(a)及び(b)は、第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す概略図である。図6は、第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す要部断面図である。
まず、図5(a)に示すように、第1の実施の形態における図2A(a)〜図2B(d)に示す工程までを行う。
次に、図5(b)及び図6に示すように、イオン注入法等によりエクステンション領域140を形成する。次に、必要な工程を経て所望の半導体装置を得る。
エクステンション領域140の形成方法は、例えば、ゲート側壁22があることから、第1の実施の形態と同様のエクステンション領域140を形成するためには、導電性不純物のドーズ量と加速条件が第1の実施の形態の値と比べて大きくなる。そのため、高濃度領域240の範囲が、第1の実施の形態と比べて深くなる。
(第2の実施の形態の効果)
本実施の形態に係る半導体装置の製造方法では、ゲート側壁22を残したまま、エクステンション領域140を形成するので、ゲート側壁22を除去する工程を減らすことができる。また、エピタキシャル層24に形成される高濃度領域240が、第1の実施の形態と比べてより深さ方向に深く形成されるので、さらに寄生抵抗を下げることができる。
本実施の形態に係る半導体装置の製造方法では、ゲート側壁22を残したまま、エクステンション領域140を形成するので、ゲート側壁22を除去する工程を減らすことができる。また、エピタキシャル層24に形成される高濃度領域240が、第1の実施の形態と比べてより深さ方向に深く形成されるので、さらに寄生抵抗を下げることができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、ゲート側壁22をエッチングし、ゲート側壁22下のナノワイヤ14を露出させてからエクステンション領域140を形成する点で上記の各実施の形態と異なっている。
第3の実施の形態は、ゲート側壁22をエッチングし、ゲート側壁22下のナノワイヤ14を露出させてからエクステンション領域140を形成する点で上記の各実施の形態と異なっている。
(半導体装置の製造方法)
図7(a)〜(c)は、第3の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す要部断面図である。
図7(a)〜(c)は、第3の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す要部断面図である。
まず、図7(a)に示すように、第1の実施の形態における図2A(a)〜図2B(d)に示す工程までを行う。
次に、図7(b)に示すように、ドライエッチング法又は薬液処理により、ゲート側壁22をナノワイヤ14の一部が露出するようにエッチングする。
次に、図7(c)に示すように、イオン注入法等によりエクステンション領域140を形成する。次に、必要な工程を経て所望の半導体装置を得る。
エクステンション領域140は、例えば、ナノワイヤ14が露出する部分が、露出しない部分より深く形成される。
(第3の実施の形態の効果)
本実施の形態に係る半導体装置の製造方法では、ナノワイヤ14がゲート側壁22下に一部露出するので、容易にエクステンション領域140を形成することができる。
本実施の形態に係る半導体装置の製造方法では、ナノワイヤ14がゲート側壁22下に一部露出するので、容易にエクステンション領域140を形成することができる。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々の変形及び組み合わせが可能である。
例えば、第1の実施の形態におけるゲート側壁22の除去後のエクステンション領域140の形成、又は第3の実施の形態におけるゲート側壁22の一部を除去した後のエクステンション領域140の形成は、例えば、気相拡散法によるプラズマドーピング、エキシマレーザを用いたドーピング、又は瞬間気相拡散法によるドーピング等による方法によって行われても良い。
1…トランジスタ、10…半導体基板、12…BOX層、14…ナノワイヤ、16…ゲート絶縁膜、18…ゲート電極、20…ハードマスク、22…ゲート側壁、24…エピタキシャル層、140…エクステンション領域、240…高濃度領域
Claims (5)
- 半導体基板上に絶縁膜を介して形成された前駆体膜から所定の方向に延びる半導体層を形成し、
形成した前記半導体層の両側面及び上面にゲート絶縁膜を介して前記半導体層の前記所定の方向と交差するようにゲート電極を形成し、
形成した前記ゲート電極の両側面にゲート側壁を形成し、
前記ゲート側壁の形成後に露出する前記半導体層の表面にエピタキシャル結晶を成長させてエピタキシャル層を形成し、
前記エピタキシャル層を形成した後、前記半導体層に不純物を導入してエクステンション領域を形成する、
ことを含む半導体装置の製造方法。 - 前記エクステンション領域の形成は、前記ゲート側壁の一部又は全部を除去した後に行う請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記半導体層は、Si系結晶からなる請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記エピタキシャル結晶は、Si、SiGe、SiGeC、Ge又はSiC結晶である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記半導体層は、前記絶縁膜からの高さが10nm以下のナノワイヤである請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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