JP2011195816A - 粘着付与樹脂エマルジョンおよび水系粘・接着剤組成物 - Google Patents

粘着付与樹脂エマルジョンおよび水系粘・接着剤組成物 Download PDF

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Yoshihiro Sakurai
良寛 櫻井
Takashi Nakatani
隆 中谷
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Abstract

【目的】長時間の紫外線照射に曝された場合でも粘・接着剤の黄変や脆化が生じないといった耐光性が良好な粘着付与樹脂エマルジョンおよび水系粘・接着剤組成物を提供すること。
【解決手段】紫外線吸光光度法による254nm以上の領域での最大吸光度A(測定条件:試料濃度1g/dm、セル長1cm)が0.15以下であり、加水分解物のメチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量が分子量314〜320の成分の合計量の95%以上であるロジン類のエステル化物(A)を乳化して得られる粘着付与樹脂エマルジョン;当該粘着付与樹脂エマルジョンを含有する水系粘・接着剤組成物を用いる。
【選択図】なし

Description

本発明は、粘着付与樹脂エマルジョンおよび水系粘・接着剤組成物に関する。
近年、環境負荷を低減できるということから水系型粘・接着剤が広く用いられるようになっている。しかし、水系型粘・接着剤の適用対象が拡大するにつれて、求められる性能も高度なものとなってきている。具体的には、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン基材に対する接着力や定荷重剥離性、曲面接着性の向上が重要視されるようになってきた。これらを解決する方法の一つとして、ロジン類とアルコールの反応生成物、いわゆるロジンエステルを用いることが考えられる。
しかし、松脂等を出発原料とするロジンエステルは種々の不純物を含有していると共に、ロジンの主成分であるアビエチン酸は分子中に2重結合を有しており、紫外線等を吸収し、経時劣化するという問題があった。
ロジンエステルを合成する際に用いるロジン類として、安定性に優れた不均化ロジンや水素化ロジンを使用することで上記欠点をある程度解決したロジンエステルを使用したアクリル系粘着剤が提案されているが、経時劣化の改善としては満足し得るものではなかった(特許文献1参照)。
そこで、本出願人は、光による経時劣化を抑制した粘着付与樹脂として、テトラヒドロアビエチン酸を50重量%以上含有するロジンエステルを提案した(特許文献2参照)。当該ロジンエステルを用いれば、粘・接着剤の耐候性の低下を抑制することができるものの、長時間紫外線に曝されると、粘・接着剤が黄変するうえ、粘着剤が脆化し、タックや接着力が失われるといった問題があった。
特開2006−96895号公報 特開平11−335654号公報
本発明は、長時間の紫外線照射に曝された場合でも粘・接着剤の黄変や脆化が生じないといった耐光性が良好な粘着付与樹脂エマルジョンおよび水系粘・接着剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題を解決するために、特に粘着付与樹脂について鋭意検討したところ、特定のロジンエステル類を用いた粘着付与樹脂エマルジョンを用いることで、前記課題を解決することができることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明1は、紫外線吸光光度法による254nm以上の領域での最大吸光度A(測定条件:試料濃度1g/dm、セル長1cm)が0.15以下であり、加水分解物のメチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量が分子量314〜320の成分の合計量の95%以上であるロジン類のエステル化物(A)を乳化して得られる粘着付与樹脂エマルジョンに関する。
また、本発明2は、本発明1において、ロジン類のエステル化物(A)の色調が300ハーゼン以下であることを特徴とする。
本発明3は、本発明1または2において、ロジン類のエステル化物(A)の水酸基価が10〜100mgKOH/gであることを特徴とする。
本発明4は、本発明1〜3のいずれかにおいて、紫外線吸光光度法による254nm以上の領域での最大吸光度A(測定条件:試料濃度1g/dm、セル長1cm)が3.2以下である乳化剤を用いて得られることを特徴とする。
本発明5は、本発明1〜4のいずれかの粘着付与樹脂エマルジョンを含有する水系粘・接着剤組成物に関する。
本発明の粘着付与樹脂エマルジョンは、耐光性が良好であるため、光学部材用粘・接着剤の粘着付与剤として好適である。また、本発明の粘着付与樹脂エマルジョンは、耐光性が良好であるため、黄変等が問題となる透明基材を用いたフィルムラベル・シート用粘着剤の粘着付与剤としても好適に使用できる。
本発明2の粘着付与樹脂エマルジョンによれば、色調が良好な水系粘・接着剤組成物が得られる。
本発明3の粘着付与樹脂エマルジョンによれば、粘・接着剤のベースポリマーとの相溶性が良好となるため、透明性に優れ、粘・接着性能に優れた水系粘・接着剤組成物が得られる。
本発明4の粘着付与樹脂エマルジョンによれば、さらに耐光性を向上させた水系粘・接着剤組成物が得られる。
本発明の粘着付与樹脂エマルジョンは、紫外線吸光光度法による254nm以上の領域での最大吸光度A(測定条件:試料濃度1g/dm、セル長1cm)が0.15以下であり、加水分解物のメチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量が分子量314〜320の成分の合計量の95%以上であるロジン類のエステル化物(A)(以下、成分(A)という。)を含有することを特徴とする。
加水分解物のメチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量が分子量314〜320の成分の合計量の95%以上でない場合または紫外線吸光光度法による254nm以上の領域での最大吸光度Aが0.15を超える場合には耐光性が低下するため、本発明の効果を奏さない。
成分(A)において、紫外線吸光光度法による254nm以上の領域での吸光度は主に、炭素−炭素不飽和結合に関するピークであり、当該値が大きくなることは分子中に不飽和結合が多くなることを意味する。また、着色性の不純物が多ければ、当該値が大きくなると考えられる。炭素−炭素不飽和結合は、紫外線等により容易に酸化等を受け、粘着付与剤の色調悪化や脆化の原因になるため、当該値を低く保つ必要がある。また、加水分解物のメチル化処理物の分子量が320の成分とは、成分(A)の加水分解で生じたロジン類由来の樹脂酸成分がメチル化されたもののうち、分子内の不飽和結合がすべて水素化されたものに相当し、分子量が314の成分とは、分子内に炭素−炭素不飽和結合を3つ有するものに相当する。そのため、分子量320の成分の含有量が分子量314〜320の成分の合計量の95%以上であるということは、当該成分(A)中に含まれる炭素−炭素不飽和結合を有する成分が極めて少ないことを意味する。
成分(A)としては、前記条件を満たすものであれば特に限定されず公知のものを使用することができるが、通常は、(1):テトラヒドロアビエチン酸およびテトラヒドロピマル酸等のメチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量が分子量314〜320の成分の合計量の95%以上含むロジン類(a1)(以下、成分(a1)という)をアルコール類(b)(以下、成分(b)という)と反応させる。または、(2):メチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量が分子量314〜320の成分の合計量の95%未満のロジン類(a2)(以下、成分(a2)という)を成分(b)と反応させた後に、水素化等の操作により加水分解物のメチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量が分子量314〜320の成分の合計量の95%以上とすることにより得られる。
成分(a1)としては、前述のメチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量が分子量314〜320の成分の合計量の95%以上含有するロジン類であれば特に限定されず公知のものを使用することができる。成分(a1)は、たとえば、テトラヒドロアビエチン酸を単独で用いてもよく、テトラヒドロアビエチン酸にアビエチン酸等の樹脂酸成分を混合して調製してもよく、成分(a2)を後述する方法で水素化して、メチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量が分子量314〜320の成分の合計量の95%以上とすることによっても得られる。テトラヒドロアビエチン酸は、例えば、ジャーナル オブ オーガニック ケミストリー(Journal of Organic Chemistry )31, 4128(1966) 、ジャーナル オブ オーガニック ケミストリー 34, 1550(1969)に記載の方法で得られる。
成分(a2)としては、ウッドロジン、トール油ロジン、ガムロジン等の天然ロジン類および不均化ロジン、成分(a1)以外の水素化ロジン等が挙げられる。
本発明の粘着付与樹脂の製造に用いられる成分(b)の具体例としては、n−オクチルアルコール、2−エチルヘキシルアルコール、デシルアルコール、ラウリルアルコール等の1価アルコール;エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール等の2価アルコール;グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン等の3価アルコール;ペンタエリスリトール、ジグリセリン等の4価アルコール:ジペンタエリスリトール等の6価アルコールなどが挙げられ、これらのうちいずれか一種を単独でまたは二種以上を混合して用いることができる。なお、成分(b)としては、カルボン酸と反応してエステルとなる、グリシジルエーテル類や、グリシドールなどを用いてもよい。
これらの中では、4価アルコールおよび/または3価アルコールを用いることが、得られる成分(a1)または成分(a2)と成分(b)の反応生成物の軟化点を所望の温度とすることができるため好ましい。なお、成分(a1)または成分(a2)および成分(b)の使用量は例えば、得られる反応生成物の目標酸価・水酸基価に応じて決定すればよい。通常は、成分(a1)または成分(a2)中のカルボキシル基に対する成分(b)中の水酸基のモル比(OH/COOH)を0.5〜2程度とすることが好ましい。
成分(A)は、成分(a1)と成分(b)をエステル化反応させるまたは成分(a2)と成分(b)をエステル化反応させた後に水素化することにより得られる。エステル化反応は、公知のエステル化方法で行うことができる。具体的には、150〜300℃程度の高温条件において、生成する水を系外に除去しながら行われる。また、エステル化反応中に空気が混入すると生成するエステル化物が着色するおそれがあるため、反応は窒素やヘリウム、アルゴン等の不活性ガス下で行なうことが好ましい。なお、反応に際しては、必ずしもエステル化触媒を必要としないが、反応時間の短縮のために酢酸、パラトルエンスルホン酸等の酸触媒、水酸化カルシウム等のアルカリ金属の水酸化物、酸化カルシウム、酸化マグネシウム等の金属酸化物等を使用することもできる。
成分(a2)および成分(b)をエステル化反応させて得られる反応物または成分(a2)の水素化には、公知の方法を採用できる。具体的には、例えば、水素化触媒の存在下、通常1〜25MPa程度、好ましくは5〜20MPaの水素加圧下で0.5〜7時間程度、好ましくは1〜5時間、成分(a2)および成分(b)を反応させて得られる反応物または成分(a2)を加熱することにより行なう。水素化触媒としては、パラジウムカーボン、ロジウムカーボン、ルテニウムカーボン、白金カーボンなどの担持触媒、ニッケル、白金等の金属粉末、ヨウ素、ヨウ化鉄等のヨウ化物等、各種公知のものを使用することができる。これらのなかでは、パラジウム、ロジウム、ルテニウムまたは白金系触媒が水素化効率(水素化率が良い、水素化時間が短い)の点で好ましい。該触媒の使用量は、成分(a2)および成分(b)を反応させて得られる反応物または成分(a2)100重量部に対して、通常0.01〜10重量部程度、好ましくは0.01〜5重量部である。また、水素化温度は100〜300℃程度、好ましくは150〜290℃である。また、水素化は、必要に応じて、ロジンを溶剤に溶解した状態で行ってもよい。使用する溶剤は特に限定されないが、反応に不活性で原料や生成物が溶解しやすい溶剤であればよい。たとえば、シクロヘキサン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、デカリン、テトラヒドロフラン、ジオキサン等を1種または2種以上を組み合わせて使用できる。溶剤の使用量は特に制限されないが、通常、原料樹脂に対して固形分が10重量%程度以上となるように用いる。好ましくは10〜70重量%の範囲である。
なお、一般的な水素化条件で水素化した水素化ロジンエステルの場合には、加水分解物のメチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量は、分子量314〜320の成分の合計量の20重量%程度までしか増加しないため、水素化を繰り返す、触媒使用量を増やす、水素化温度を高める等、水素化条件を厳しくしたり触媒種を選定したりする必要がある。
成分(A)の軟化点(環球法)は、特に限定されないが、通常、50〜120℃程度とすることが好ましい。軟化点が50℃未満の場合には、保持力が低下する傾向にある。また、成分(A)の色調を300ハーゼン(JIS K 0071−1)以下の無色透明とすることで、色調が重要視される光学部材用途・電材用途に好適に用いることができる。
水酸基価は、電位差滴定法(JIS K0070)により測定した値であり、水酸基価が10mgKOH/g未満の場合には、ベースポリマー、中でもアクリル系重合体との相溶性が十分でなく、タックや接着力が著しく低下するため好ましくない。100mgKOH/gを超える場合には、保持力が低下するため好ましくない。通常、成分(A)の水酸基価は、30〜70mgKOH/gであることが好ましい。
また、成分(A)は、必要に応じて酸化防止剤等の各種添加剤を含有していてもよい。
本発明の粘着付与樹脂エマルジョンは、前記成分(A)を乳化することにより得られる。
成分(A)を乳化する際には、通常、乳化剤を用いる。使用する乳化剤としては、特に限定されず公知の乳化剤を用いることができる。具体的には、ビニルモノマーを重合させて得られる高分子量乳化剤、分子量が2000以下である低分子量アニオン性乳化剤、低分子量ノニオン性乳化剤などが挙げられる。
高分子量乳化剤の製造に用いられるモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸イソボルニル、ポリオキシアルキレン(メタ)アクリル酸エステル、等の(メタ)アクリル酸エステル系モノマー類;(メタ)アクリル酸、クロトン酸等のモノカルボン酸系ビニルモノマー類;マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、ムコン酸等のジカルボン酸系ビニルモノマー類;ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等の有機スルホン酸系ビニルモノマー類;2−(メタ)アクリロイルオキシエチルアシッドホスフェート、ジフェニル−2(メタ)アクリロイルオキシホスフェート等のリン酸エステル系ビニルモノマー等のリン酸系ビニルモノマー類;およびこれら各種有機酸のナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、有機塩基類の塩;(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド系モノマー類;(メタ)アクリロニトリル等のニトリル系モノマー類;酢酸ビニル等のビニルエステル系モノマー類;(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシブチル等のヒドロキシ基含有(メタ)アクリル酸エステル系モノマー類;メチルビニルエーテル、グリシジル(メタ)アクリレート、ウレタンアクリレート、炭素数6〜22のα−オレフィン、ビニルピロリドン等のその他のモノマー類などが挙げられ、これらの1種または2種以上を公知の方法で重合させたものがあげられる。
共重合の方法としては、溶液重合、懸濁重合、後述する高分子量乳化剤以外の反応性乳化剤、高分子量乳化剤以外の非反応性乳化剤などを用いた乳化重合などがあげられる。
このようにして得られた高分子量乳化剤の重量平均分子量は特に限定されないが、通常2000〜500000程度とすることが乳化能と得られる粘着付与樹脂エマルジョンの性能、特に機械的安定性や保持力において好ましい。
高分子量乳化剤以外の反応性乳化剤としては、例えば、スルホン酸基、カルボキシル基などの親水基と、アルキル基、フェニル基などの疎水基を有する界面活性剤であって、分子中に炭素−炭素二重結合を有するものをいう。炭素−炭素二重結合としては、たとえば、(メタ)アリル基、1−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、ビニル基、イソプロペニル基、(メタ)アクリロイル基等の官能基があげられる。反応性乳化剤の具体例としては、たとえば、前記官能基を分子中に少なくとも1つ有するポリオキシエチレンアルキルエーテル、前記官能基を分子中に少なくとも1つ有するポリオキシエチレンフェニルエーテル、およびそれらのスルホコハク酸エステル塩や硫酸エステル塩があげられ、さらに、前記官能基を分子中に少なくとも1つ有するポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、およびそのスルホコハク酸エステル塩、その硫酸エステル塩、そのリン酸エステル塩、その脂肪族もしくは芳香族カルボン酸塩があげられるほか、酸性リン酸(メタ)アクリル酸エステル系乳化剤、ロジングリシジルエステルアクリレートの酸無水物変性物(特開平4−256429号公報参照)、特開昭63−23725号公報、特開昭63−240931号公報、特開昭62−104802号公報に記載の乳化剤等の各種のものがあげられる。
さらには前記反応性乳化剤中のポリオキシエチレンを、ポリオキシプロピレンまたはポリオキシエチレンとポリオキシプロピレンをブロック共重合またはランダム共重合したものに代えたものもあげられる。なお、これらの市販品としては、例えば、「KAYAMER PM−1」、「KAYAMER PM−2」、「KAYAMER PM−21」(以上、日本化薬(株)製)、「SE−10N」、「NE−10」、「NE−20」、「NE−30」、「アデカリアソープSR−10」、「アデカリアソープSR−20」、「アデカリアソープER−20」(以上、(株)ADEKA製)、「ニューフロンティアA229E」、「ニューフロンティアN117E」、「ニューフロンティアN250Z」、「アクアロンRN−10」、「アクアロンRN−20」、「アクアロンRN−50」、「アクアロンHS−10」、「アクアロンKH−05」、「アクアロンKH−10」(以上、第一工業製薬(株)製)、「エミノールJS−2」(三洋化成工業(株)製)、「ラテムルK−180」(花王(株)製)等がその代表例としてあげられる。
これら高分子量乳化剤以外の反応性乳化剤としては、重合性、得られる高分子乳化剤の乳化性の点からポリオキシエチレンアルキルエーテル系のものが好ましく、(メタ)アリル基を分子中に少なくとも1つ有するポリオキシエチレンアルキルエーテルの硫酸エステル塩を用いることが特に好ましい。これらの市販品としては、「アデカリアソープSR−10」、「アデカリアソープSR−20」(商品名、(株)ADEKA製)、「アクアロンKH−05」、「アクアロンKH−10」(第一工業製薬(株)製)が好ましい。
高分子量乳化剤以外の非反応性乳化剤としては、例えばジアルキルスルホコハク酸エステル塩、アルカンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルスルホコハク酸エステル塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルスルホコハク酸エステル塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩等のアニオン性乳化剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等のノニオン性乳化剤が挙げられる。
これら高分子量乳化剤以外の乳化剤は1種を単独でまたは2種以上を適宜選択して使用することができる。これらの中では、アニオン系乳化剤、ノニオン系乳化剤を用いることが、粘・接着剤組成物に用いられるベースポリマーとの相溶性・混合安定性の点から好ましい。
本発明では、特に紫外線吸光光度法による254nm以上の領域での最大吸光度A(測定条件:試料濃度1g/dm、セル長1cm)が3.2以下である乳化剤を用いることが、耐光性を高く維持することができるため好ましい。紫外線吸光光度法による254nm以上の領域での最大吸光度A(測定条件:試料濃度1g/dm、セル長1cm)を3.2以下とするには、例えば高分子量乳化剤における芳香族系モノマーの含有量を0〜32モル%程度にすればよい。
なお、乳化剤の使用量は、通常、成分(A)100重量部に対し、固形分換算で1〜10重量部程度、好ましくは2〜8重量部である。乳化剤の使用量を1重量部以上とすることにより、確実な乳化を行うことができ、また、10重量部以下とすることにより、高い耐水性、粘着性能を確保することができる点で好ましい。
乳化方法としては特に限定されず公知の方法を採用することができる。具体的には、たとえば、(1).成分(A)をトルエン、キシレン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ペンタン等の有機溶剤で溶解し、軟水および乳化剤を添加した後に、高圧乳化機を用いて乳化し、減圧下に有機溶剤を除去する方法、(2).成分(A)と少量の有機溶剤、乳化剤を混合し、熱水を徐々に添加してゆき、転相乳化させてエマルジョンとする方法(必要に応じてさらに、減圧下に該溶剤を除去してもよい)、(3).加圧下または常圧下に、成分(A)の軟化点以上の温度で、成分(A)および乳化剤を混合し、さらに熱水を徐々に添加してゆき、転相乳化させる方法などが挙げられる。
このようにして得られた粘着付与樹脂エマルジョンの固形分濃度は特に限定されないが、通常35〜65重量%程度となるように適宜調整して用いる。また、得られたエマルジョンの体積平均粒子径は、通常0.1〜2μm程度であり、大部分は1μm以下の粒子として均一に分散しているが、当該体積平均粒子径を0.7μm以下とすることが、貯蔵安定性の点から好ましい。また、該エマルジョンは白色ないし乳白色の外観を呈し、pHは2〜10程度で、粘度(B型粘度計)は通常10〜1000mPa・s程度(25℃、固形分濃度50%において)である。
本発明の水系粘・接着剤組成物は、アクリル系重合体エマルジョン、ゴム系ラテックスおよび合成樹脂系エマルジョンからなる群より選ばれる少なくとも一種のベースポリマーに、前記粘着付与樹脂エマルジョンを配合してなるものであり、これら水系粘・接着剤組成物の固形分濃度は通常40〜70重量%程度であり、好ましくは55〜70重量%である。
アクリル系重合体エマルジョンとしては、一般に各種のアクリル系粘・接着剤に用いられているものを使用でき、(メタ)アクリル酸エステル等のモノマーの一括仕込み重合法、モノマー逐次添加重合法、乳化モノマー逐次添加重合法、シード重合法等の公知の乳化重合法により容易に製造することができる。
使用される(メタ)アクリル酸エステルとしては、たとえば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル等をあげることができ、これらを単独でまたは二種以上を混合して用いる。また、得られるエマルジョンに貯蔵安定性を付与するため前記(メタ)アクリル酸エステルに代えて(メタ)アクリル酸を少量使用してもよい。さらに所望により(メタ)アクリル酸エステル重合体の接着特性を損なわない程度において、たとえば、酢酸ビニル、スチレン等の共重合可能なモノマーを併用できる。なお、アクリル系重合体エマルジョンに用いられる乳化剤にはアニオン系乳化剤、部分ケン化ポリビニルアルコール等を使用でき、その使用量は重合体100重量部に対して0.1〜5重量部程度、好ましくは0.5〜3重量部である。
アクリル系重合体エマルジョンと粘着付与樹脂エマルジョンの使用割合は、特に限定されないが、粘着付与樹脂エマルジョンによる改質の効果が十分に発現でき、かつ、過剰使用による保持力、定荷重剥離性、曲面接着性の低下を引き起こさない適当な使用範囲としては、アクリル系重合体エマルジョン100重量部(固形分換算)に対して、粘着付与樹脂エマルジョンを通常2〜40重量部程度(固形分換算)とするのがよい。
また、ゴム系ラテックスとしては、水系粘・接着剤組成物に用いられる各種公知のものを使用できる。例えば天然ゴムラテックス、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス、クロロプレンラテックス等が挙げられる。
ゴム系ラテックスと粘着付与樹脂エマルジョンの使用割合は、特に限定されないが、粘着付与樹脂エマルジョンによる改質の効果が十分に発現でき、かつ、過剰使用による保持力、定荷重剥離性、曲面接着性の低下を引き起こさない適当な使用範囲としては、ゴム系ラテックス100重量部(固形分換算)に対して、粘着付与樹脂エマルジョンを通常10〜150重量部程度(固形分換算)とするのがよい。
合成樹脂系エマルジョンとしては、水系接着剤組成物に用いられる各種公知のものを使用でき、例えば酢酸ビニル系エマルジョン、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、ウレタン系エマルジョン等の合成樹脂エマルジョンがあげられる。
合成樹脂系エマルジョンと粘着付与樹脂エマルジョンの使用割合は、特に限定されないが、粘着付与樹脂エマルジョンの改質の効果が十分に発現でき、かつ、過剰使用による保持力、定荷重剥離性、曲面接着性の低下を引き起こさない適当な使用割合としては、合成樹脂系エマルジョン100重量部(固形分換算)に対して、粘着付与樹脂エマルジョンを通常2〜40重量部程度(固形分換算)とするのがよい。
本発明の水系粘・接着剤組成物は、ベースポリマーとして、アクリル系重合体エマルジョン、ゴム系ラテックスおよび合成樹脂系エマルジョンを併用することもでき、さらに必要に応じて消泡剤、増粘剤、充填剤、酸化防止剤、耐水化剤、造膜助剤等を使用することもできる。
以下に実施例および比較例をあげて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。各例中、部および%は特記しない限りすべて重量基準である。
製造例1 [ベースポリマーエマルジョンの製造]
攪拌装置、温度計、還流冷却管、滴下ロートおよび窒素導入管を備えた反応容器に、窒素ガス気流下、水43.4部およびポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム塩(アニオン性乳化剤:商品名「ハイテノール073」:第一工業製薬(株)製)0.92部からなる水溶液を仕込み、70℃に昇温した。
次いで、アクリル酸ブチル90部、アクリル酸2−エチルヘキシル7部およびアクリル酸3部からなる混合物と、過硫酸カリウム(重合開始剤)0.24部、pH調整剤(重曹)0.11部および水8.83部からなる開始剤水溶液の1/10量を反応容器に添加し、窒素ガス気流下にて70℃、30分間予備重合反応を行った。前記混合物と前記開始剤水溶液の残りの9/10量を2時間にわたり反応容器に添加して乳化重合を行い、その後70℃で1時間保持して重合反応を完結させた。こうして得られたアクリル系重合体エマルジョンを室温まで冷却した後100メッシュ金網を用いてろ過し、固形分47.8%のアクリル系重合体エマルジョンを得た。
製造例2 [アクリルアミド系高分子乳化剤の製造]
攪拌装置、温度計、還流冷却管、および窒素導入管を備えた反応容器に、アクリルアミド57.7部、イタコン酸21.7部、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸9.2部、アクリル酸ブチル11.4部、ラウリルメルカプタン5部、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム塩(アニオン性乳化剤:商品名「ハイテノール073」:第一工業製薬(株)製)5部、過硫酸アンモニウム5部及び水400部を混合・加熱し、80℃で5時間反応を行い共重合体の水溶液を得た。その後冷却し、60℃で2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸と等モルの水酸化ナトリウムを加えて1時間攪拌して、濃度15%、重量平均分子量40,000の共重合体の水溶液を得た。
製造例3 [スチレン系高分子乳化剤の製造]
攪拌装置、温度計、還流冷却管、および窒素導入管を備えた反応容器に、窒素ガス気流下、ポリオキシエチレンフェニルエーテル系の反応性乳化剤(商品名「アクアロンRN−20」:第一工業製薬(株)製)を固形分換算で25部、スチレン12.5部、メタクリル酸メチル12.5部、メタクリル酸40部およびスチレンスルホン酸ソーダ10部を仕込み、さらに水20部を加えて前記仕込み成分を透明な均一系とした。次いで、これにドデカンチオール1部、ベンゾイルパーオキシド2部および水300部を混合し重合を開始した。65℃で2時間攪拌した後、28%アンモニア水29部を添加し、さらに65℃で6時間攪拌して重合を終了した後に常温まで冷却した。不揮発分22.5%、重量平均分子量50,000の共重合体の水溶液を得た。
製造例4 [スチレン系高分子乳化剤の製造]
攪拌装置、温度計、還流冷却管、および窒素導入管を備えた反応容器に、窒素ガス気流下、ポリオキシエチレンフェニルエーテル系の反応性乳化剤(商品名「アクアロンRN−20」:第一工業製薬(株)製)を固形分換算で25部、スチレン20部、メタクリル酸メチル5部、メタクリル酸40部およびスチレンスルホン酸ソーダ10部を仕込み、さらに水20部を加えて前記仕込み成分を透明な均一系とした。次いで、これにドデカンチオール1部、ベンゾイルパーオキシド2部および水300部を混合し重合を開始した。65℃で2時間攪拌した後、28%アンモニア水29部を添加し、さらに65℃で6時間攪拌して重合を終了した後に常温まで冷却した。不揮発分22.5%、重量平均分子量50,000の共重合体の水溶液を得た。
製造例5(ロジンエステルの製造)
1リットルオートクレーブに中国水添ロジン200g、5%パラジウムアルミナ粉末(エヌ・イー ケムキャット社製)3g、及びシクロヘキサン200gを仕込み、系内の酸素を除去した後、系内を6MPaに加圧後、200℃まで昇温した。温度到達後、系内を再加圧し、9MPaを保ち、4時間水素化反応を行い、溶剤をろ別後、減圧下にてシクロヘキサンを除去し、酸価174、軟化点79℃のロジン189gを得た。
次いで、攪拌装置、冷却管および窒素導入管を備えた反応装置にロジン180gを仕込み、200℃まで溶融した後、グリセリン21gを仕込み、280℃で10時間反応させた。軟化点90℃、酸価11のロジンエステル175gを得た。
得られたロジンエステルを1リットルオートクレーブに170g、5%パラジウムカーボン(含水率50%)を1g、シクロヘキサンを170g仕込み、系内の酸素を除去した後、系内を6MPaに加圧後、200℃まで昇温した。温度到達後、系内を再加圧し、9MPaを保ち、4時間水素化反応を行い、溶剤をろ別後、減圧下にてシクロヘキサンを除去し、酸価10、軟化点92℃、水酸基価18のロジンエステル1を164g得た。加水分解物のメチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量は、分子量314〜320の成分の合計量の100%、色調は200ハーゼン(H)であった。なお、軟化点、加水分解物のメチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量、色調、酸価、水酸基価は後述の方法により測定した。以下、これらの値は同様の方法で測定した値である。
製造例6(ロジンエステルの製造)
1リットルオートクレーブに中国水添ロジン200g、5%パラジウムアルミナ粉末(エヌ・イー ケムキャット社製)2g、及びシクロヘキサン200gを仕込み、系内の酸素を除去した後、系内を6MPaに加圧後、200℃まで昇温した。温度到達後、系内を再加圧し、9MPaを保ち、3時間水素化反応を行い、溶剤をろ別後、減圧下にてシクロヘキサンを除去し、酸価175、軟化点79℃のロジン191gを得た。
次いで、攪拌装置、冷却管および窒素導入管を備えた反応装置にロジン180gを仕込み、200℃まで溶融した後、グリセリン21gを仕込み、280℃で10時間反応させた。軟化点91℃、酸価12のロジンエステル175gを得た。
得られたロジンエステルを1リットルオートクレーブに170g、5%パラジウムカーボン(含水率50%)を1g、シクロヘキサンを170g仕込み、系内の酸素を除去した後、系内を6MPaに加圧後、200℃まで昇温した。温度到達後、系内を再加圧し、9MPaを保ち、4時間水素化反応を行い、溶剤をろ別後、減圧下にてシクロヘキサンを除去し、酸価12、軟化点92℃、水酸基価18のロジンエステル2を163g得た。加水分解物のメチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量は、分子量314〜320の成分の合計量の99%、色調は200Hであった。
製造例7(ロジンエステルの製造)
1リットルオートクレーブに中国水添ロジン200g、5%パラジウムアルミナ粉末(エヌ・イー ケムキャット社製)1.5g、及びシクロヘキサン200gを仕込み、系内の酸素を除去した後、系内を6MPaに加圧後、200℃まで昇温した。温度到達後、系内を再加圧し、8MPaを保ち、3時間水素化反応を行い、溶剤をろ別後、減圧下にてシクロヘキサンを除去し、酸価175、軟化点78℃のロジン194gを得た。
次いで、攪拌装置、冷却管および窒素導入管を備えた反応装置にロジン180gを仕込み、200℃まで溶融した後、グリセリン21gを仕込み、280℃で10時間反応させた。軟化点90℃、酸価10のロジンエステル175gを得た。
得られたロジンエステルを1リットルオートクレーブに170g、5%パラジウムカーボン(含水率50%)を1g、シクロヘキサンを170g仕込み、系内の酸素を除去した後、系内を6MPaに加圧後、200℃まで昇温した。温度到達後、系内を再加圧し、9MPaを保ち、4時間水素化反応を行い、溶剤をろ別後、減圧下にてシクロヘキサンを除去し、酸価9、軟化点91℃、水酸基価15のロジンエステル3を162g得た。加水分解物のメチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量は、分子量314〜320の成分の合計量の98%、色調は200Hであった。
製造例8(ロジンエステルの製造)
1リットルオートクレーブに中国水添ロジン200g、5%パラジウムアルミナ粉末(エヌ・イー ケムキャット社製)1.5g、及びシクロヘキサン200gを仕込み、系内の酸素を除去した後、系内を6MPaに加圧後、200℃まで昇温した。温度到達後、系内を再加圧し、8MPaを保ち、3時間水素化反応を行い、溶剤をろ別後、減圧下にてシクロヘキサンを除去し、酸価175、軟化点78℃のロジン194gを得た。
次いで、攪拌装置、冷却管および窒素導入管を備えた反応装置にロジン180gを仕込み、200℃まで溶融した後、グリセリン22.5gを仕込み、280℃で9時間反応させた。軟化点89℃、酸価15のロジンエステル175gを得た。
得られたロジンエステルを1リットルオートクレーブに170g、5%パラジウムカーボン(含水率50%)を1g、シクロヘキサンを170g仕込み、系内の酸素を除去した後、系内を6MPaに加圧後、200℃まで昇温した。温度到達後、系内を再加圧し、9MPaを保ち、4時間水素化反応を行い、溶剤をろ別後、減圧下にてシクロヘキサンを除去し、酸価14、軟化点90℃、水酸基価30のロジンエステル4を162g得た。加水分解物のメチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量は、分子量314〜320の成分の合計量の98%、色調は200Hであった。
製造例9(ロジンエステルの製造)
1リットルオートクレーブに中国水添ロジン200g、5%パラジウムアルミナ粉末(エヌ・イー ケムキャット社製)1.5g、及びシクロヘキサン200gを仕込み、系内の酸素を除去した後、系内を6MPaに加圧後、200℃まで昇温した。温度到達後、系内を再加圧し、8MPaを保ち、3時間水素化反応を行い、溶剤をろ別後、減圧下にてシクロヘキサンを除去し、酸価175、軟化点78℃のロジン194gを得た。
次いで、攪拌装置、冷却管および窒素導入管を備えた反応装置にロジン180gを仕込み、200℃まで溶融した後、グリセリン27gを仕込み、280℃で8時間反応させた。軟化点89℃、酸価20のロジンエステル175gを得た。
得られたロジンエステルを1リットルオートクレーブに170g、5%パラジウムカーボン(含水率50%)を1g、シクロヘキサンを170g仕込み、系内の酸素を除去した後、系内を6MPaに加圧後、200℃まで昇温した。温度到達後、系内を再加圧し、9MPaを保ち、4時間水素化反応を行い、溶剤をろ別後、減圧下にてシクロヘキサンを除去し、酸価19、軟化点90℃、水酸基価70のロジンエステル5を162g得た。加水分解物のメチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量は、分子量314〜320の成分の合計量の98%、色調は200Hであった。
製造例10(ロジンエステルの製造)
1リットルオートクレーブに中国水添ロジン200g、5%パラジウムアルミナ粉末(エヌ・イー ケムキャット社製)1.5g、及びシクロヘキサン200gを仕込み、系内の酸素を除去した後、系内を6MPaに加圧後、200℃まで昇温した。温度到達後、系内を再加圧し、8MPaを保ち、3時間水素化反応を行い、溶剤をろ別後、減圧下にてシクロヘキサンを除去し、酸価175、軟化点78℃のロジン194gを得た。
次いで、攪拌装置、冷却管および窒素導入管を備えた反応装置にロジン180gを仕込み、200℃まで溶融した後、グリセリン30gを仕込み、280℃で6時間反応させた。軟化点86℃、酸価40のロジンエステル175gを得た。
得られたロジンエステルを1リットルオートクレーブに170g、5%パラジウムカーボン(含水率50%)を1g、シクロヘキサンを170g仕込み、系内の酸素を除去した後、系内を6MPaに加圧後、200℃まで昇温した。温度到達後、系内を再加圧し、9MPaを保ち、4時間水素化反応を行い、溶剤をろ別後、減圧下にてシクロヘキサンを除去し、酸価39、軟化点87℃、水酸基価110のロジンエステル6を162g得た。加水分解物のメチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量は、分子量314〜320の成分の合計量の98%、色調は200Hであった。
製造例11(ロジンエステルの製造)
1リットルオートクレーブに中国水添ロジン200g、5%パラジウムカーボン(50%含水、エヌ・イー ケムキャット社製)4g、及びシクロヘキサン200gを仕込み、系内の酸素を除去した後、系内を6MPaに加圧後、200℃まで昇温した。温度到達後、系内を再加圧し、9MPaを保ち、3時間水素化反応を行い、溶剤をろ別後、減圧下にてシクロヘキサンを除去し、酸価172、軟化点79℃のロジン190gを得た。
次いで、攪拌装置、冷却管および窒素導入管を備えた反応装置にロジン180gを仕込み、200℃まで溶融した後、グリセリン21gを仕込み、280℃で10時間反応させた。軟化点91℃、酸価9のロジンエステル172gを得た。
得られたロジンエステルを1リットルオートクレーブに170g、5%パラジウムカーボン(含水率50%)を1g、シクロヘキサンを170g仕込み、系内の酸素を除去した後、系内を6MPaに加圧後、200℃まで昇温した。温度到達後、系内を再加圧し、9MPaを保ち、4時間水素化反応を行い、溶剤をろ別後、減圧下にてシクロヘキサンを除去し、酸価8、軟化点91℃、水酸基価14のロジンエステル7を163g得た。加水分解物のメチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量は、分子量314〜320の成分の合計量の96%、色調は150Hであった。
製造例12(ロジンエステルの製造)
1リットルオートクレーブに中国水添ロジン200g、5%パラジウムカーボン(50%含水、エヌ・イー ケムキャット社製)4g、及びシクロヘキサン200gを仕込み、系内の酸素を除去した後、系内を6MPaに加圧後、200℃まで昇温した。温度到達後、系内を再加圧し、9MPaを保ち、3時間水素化反応を行い、溶剤をろ別後、減圧下にてシクロヘキサンを除去し、酸価172、軟化点79℃のロジン190gを得た。
次いで、攪拌装置、冷却管および窒素導入管を備えた反応装置にロジン180gを仕込み、200℃まで溶融した後、グリセリン19gを仕込み、280℃で10時間反応させた。軟化点92℃、酸価9のロジンエステル172gを得た。
得られたロジンエステルを1リットルオートクレーブに170g、5%パラジウムカーボン(含水率50%)を1g、シクロヘキサンを170g仕込み、系内の酸素を除去した後、系内を6MPaに加圧後、200℃まで昇温した。温度到達後、系内を再加圧し、9MPaを保ち、4時間水素化反応を行い、溶剤をろ別後、減圧下にてシクロヘキサンを除去し、酸価8、軟化点93℃、水酸基価5のロジンエステル8を163g得た。加水分解物のメチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量は、分子量314〜320の成分の合計量の96%、色調は150Hであった。
製造例13(ロジンエステルの製造)
1リットルオートクレーブにガムロジン200g、5%パラジウムカーボン(含水率50%、エヌ・イー ケムキャット社製)2g、及びシクロヘキサン200gを仕込み、系内の酸素を除去した後、系内を6MPaに加圧後、200℃まで昇温した。温度到達後、系内を再加圧し、9MPaを保ち、3時間水素化反応を行い、溶剤をろ別後、減圧下にてシクロヘキサンを除去し、酸価170、軟化点80℃のロジン190gを得た。
次いで、攪拌装置、冷却管および窒素導入管を備えた反応装置にロジン180gを仕込み、200℃まで溶融した後、グリセリン21gを仕込み、280℃で10時間反応させた。軟化点90℃、酸価8のロジンエステル172gを得た。
得られたロジンエステルを1リットルオートクレーブに170g、5%パラジウムカーボン(含水率50%)を1g、シクロヘキサンを170g仕込み、系内の酸素を除去した後、系内を6MPaに加圧後、200℃まで昇温した。温度到達後、系内を再加圧し、9MPaを保ち、4時間水素化反応を行い、溶剤をろ別後、減圧下にてシクロヘキサンを除去し、酸価7、軟化点90℃、水酸基価16のロジンエステル9を161g得た。加水分解物のメチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量は、分子量314〜320の成分の合計量の94%、色調は150Hであった。
製造例14(ロジンエステルの製造)
攪拌装置、冷却管および窒素導入管を備えた反応装置にロジン300gを仕込み、200℃まで昇温溶融した後、グリセリン33gを仕込み、280℃で12時間反応させた。軟化点93℃、酸価6のロジンエステル299gを得た。
得られたロジンエステルを1リットルオートクレーブに250g、5%パラジウムカーボン(含水率50%)を7.5g仕込み、系内の酸素を除去した後、系内を6MPaに加圧後、240℃まで昇温した。温度到達後、系内を再加圧し、9MPaを保ち、3時間水素化反応を行い、溶剤をろ別し、酸価6、軟化点88℃、水酸基価14のロジンエステル10を163g得た。加水分解物のメチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量は分子量314〜320の成分の合計量の60%、色調は200Hであった。
製造例15(ロジンエステルの製造)
攪拌装置、冷却管および窒素導入管を備えた反応装置にロジン300gを仕込み、200℃まで昇温溶融した後、グリセリン33gを仕込み、280℃で12時間反応させた。軟化点93℃、酸価6のロジンエステル299gを得た。
得られたロジンエステルを1リットルオートクレーブに250g、5%パラジウムカーボン(含水率50%)を2g仕込み、系内の酸素を除去した後、系内を6MPaに加圧後、240℃まで昇温した。温度到達後、系内を再加圧し、9MPaを保ち、3時間水素化反応を行い、溶剤をろ別し、酸価6、軟化点90℃、水酸基価12のロジンエステル11を164g得た。加水分解物のメチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量は分子量314〜320の成分の合計量の20%、色調は300Hであった。
(軟化点)
JIS K 2531の環球法により測定した。
(加水分解物のメチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量の定量)
製造例2〜8で得られたロジンエステルを加水分解(n−ヘキサノール中に水酸化カリウムを加えて、2時間還流反応させた後に、塩酸で中性とし、得られた樹脂酸を分析に供する。)した後に、以下のガスクロマトグラフ質量分析装置で定量した。
測定には、樹脂酸0.1gをn−ヘキサノール2.0gに溶解し、この溶液0.1gとオンカラムメチル化剤(フェニルトリメチルアンモニウムヒドロキサイド(PTHA)0.2モルメタノール溶液、ジーエルサイエンス(株))0.4gを均一混合し、1μlをガスクロマトグラフ質量分析(GC/MS)に注入し、測定を行った。分子量314〜320の成分の合計ピーク面積に対する分子量320の成分のピーク面積比を測定し、これを分子量320の成分の含有量とした。
使用装置
GC/MS:ガスクロマトグラフAgilent6890、質量分析計 Agilent5973、カラム Advance−DS(信和化工(株)製)
(色調)
JIS K 0071−3に準じてハーゼン単位で測定した。
(酸価)
JIS K 0700に準ずる電位差滴定法で測定した。
(水酸基価)
JIS K
0700に準ずる電位差滴定法で測定した。
(吸光度)
ロジンエステル25.0mgを、25mlメスフラスコに精秤し、シクロヘキサンで溶解した後、25mlの秤線まで定容する。UV分光光度計(HITACHI u−3210 spectrophotometer、(株)日立製作所製)にて、セル長1cmの石英セルを用いることにより吸光度を測定する。254nm以上の領域での最大吸光度を読み取った。また、乳化剤についても同様に、乳化剤25.0mgを、25mlメスフラスコに精秤し、イオン交換水で溶解した後、25mlまで定容した。UV分光光度計(HITACHI u−3210 spectrophotometer、(株)日立製作所製)にて、セル長1cmの石英セルを用いることにより吸光度を測定する。254nm以上の領域での最大吸光度を読み取った。
Figure 2011195816
Figure 2011195816
実施例1(粘着付与樹脂エマルジョンの調製)
製造例5で得た、ロジンエステル100重量部をトルエン70部に80℃にて3時間かけて溶解させた後、製造例2で得たアクリルアミド系高分子乳化剤を固形分換算で5部および水140部を添加し、1時間攪拌した。次いで、高圧乳化機(マントンガウリン社製)により30MPaの圧力で高圧乳化して乳化物を得た。次いで、70℃、2.93×10−2MPaの条件下に6時間減圧蒸留を行い、固形分50%の粘着付与樹脂エマルジョン1を得た。
実施例2〜10(粘着付与樹脂エマルジョンの調製)
実施例1において、ロジンエステルおよび乳化剤を表3の様に代えた他は実施例1と同様に行い、粘着付与樹脂エマルジョンを得た。
比較例1〜3(粘着付与樹脂エマルジョンの調製)
実施例1において、ロジンエステルおよび乳化剤を表3の様に代えた他は実施例1と同様に行い、粘着付与樹脂エマルジョンを得た。
(水系粘着剤組成物の性能評価)
製造例1で得られたアクリル系重合体エマルジョン100部(固形部)に、前記実施例および比較例で得られた粘着付与樹脂エマルジョン10部(固形部)を混合した調製物に、さらに増粘剤(商品名「プライマルASE−60」、日本アクリル化学(株)製)0.5部を添加し粘着剤組成物を得た。このようにして得られた水系粘着剤組成物を厚さ38μmのポリエステルフィルム(商品名「S−100」、三菱化学ポリエステルフィルム(株)製)にサイコロ型アプリケーター(大佑機材(株)製)にて乾燥膜厚が25μm程度となるように塗布し、次いで105℃の循風乾燥機中で5分間乾燥させて試料テープ用フィルムを作成し、後述の耐光性試験を実施した。結果を表3に示す。
(耐光性試験)
試料テープに高圧水銀ランプにより一定の積算光量を照射した前後のプローブタック(NSプローブタックテスター(ニチバン(株)社製)使用、荷重100g/cm、ドエルタイム1秒)の変化を評価した。
(相溶性)
分光光度計((株)日立製作所製、商品名「U−3210形自記分光光度計」)を用い、500nmの光を前記試料テープ用フィルムに照射し、透過率を測定した。得られた透過率より相溶性を以下のように評価した。
4:透過率80%以上 3:透過率70%以上80%未満
2:透過率50%以上70%未満 1:透過率50%未満
(保持力)
試料テープをステンレス板に巾25mm×長さ25mmで貼り付け、60℃で1kgの荷重をかけ、12時間経過後のズレ距離(mm)を測定した。
Figure 2011195816
(水系接着剤組成物の性能評価)
クロロプレンラテックス(商品名「スカイプレンラテックスGFL−280」、東ソー(株)製)100部(固形換算)に、前記実施例および比較例で得られた粘着付与樹脂エマルジョン50部(固形換算)を混合した調製物に、さらに亜鉛華(商品名「AZ−SW」、大崎工業(株)製)1部(固形換算)を添加して水系接着剤組成物を得た。この様にして得られた水系接着剤組成物を用い下記評価を実施した。結果を表4に示した。
(耐光性)
水系接着剤組成物を吸取紙シム−1(商品名、コクヨ(株))に刷毛で200 wet−g/m塗布し、次いで該接着剤組成物中の水分を除去した後、得られた試験片に対してキセノンランプテスター(フレウス社製耐光試験機「SUNTEST
CPS」,特殊石英硝子キセノンランプ1.8Kw)を照射し、照射前と比較して120時間後の着色(黄変)を、目視により以下の基準で評価した。
4−−−着色せず。
3−−−わずかに着色している。
2−−−着色している。
1−−−著しく着色している。
Figure 2011195816

Claims (5)

  1. 紫外線吸光光度法による254nm以上の領域での最大吸光度A(測定条件:試料濃度1g/dm、セル長1cm)が0.15以下であり、加水分解物のメチル化処理物のガスクロマトグラフ質量分析により測定された分子量320の成分の含有量が分子量314〜320の成分の合計量の95%以上であるロジン類のエステル化物(A)を乳化して得られる粘着付与樹脂エマルジョン。
  2. ロジン類のエステル化物(A)の色調が300ハーゼン以下であることを特徴とする請求項1に記載の粘着付与樹脂エマルジョン。
  3. ロジン類のエステル化物(A)の水酸基価が10〜100mgKOH/gである請求項1または2のいずれかに記載の粘着付与樹脂エマルジョン。
  4. 紫外線吸光光度法による254nm以上の領域での最大吸光度A(測定条件:試料濃度1g/dm、セル長1cm)が3.2以下である乳化剤を用いて得られる請求項1〜3のいずれかに記載の粘着付与樹脂エマルジョン。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の粘着付与樹脂エマルジョンを含有する水系粘・接着剤組成物。
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