JP2011195009A - プラットホームへの可動式ホーム柵の設置方法及び可動式ホーム柵の設置具セット - Google Patents
プラットホームへの可動式ホーム柵の設置方法及び可動式ホーム柵の設置具セット Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】プラットホームへの可動式ホーム柵の設置方法は、プラットホームの先端部の化粧板を撤去し、仮覆工板を設置する第一覆工工程と、仮覆工板を撤去して、プラットホームの先端部に対してホーム柵のベースプレートを配置し、当該ベースプレートの配置後、再度仮覆工板を設置するベースプレート配置工程と、仮覆工板を撤去し、ベースプレート上に分割自在な分割式仮覆工板を設置し、その他のプラットホームの先端部に対しては新たな化粧板を設置する第二覆工工程と、分割式仮覆工板の一部を撤去してベースプレートにおけるホーム柵の取付箇所を露出し、当該取付箇所にホーム柵を設置するホーム柵設置工程と、プラットホームの先端部から残りの分割式仮覆工板を撤去し、当該撤去した箇所に新たな化粧板を設置する第三覆工工程とを含む。
【選択図】図5
Description
このため、本発明の課題は、ホーム柵設置時における乗客が受ける不快感を抑制しつつ、ホーム柵設置の作業時間の短縮化を図ることである。
プラットホームの先端部の化粧板を撤去し、前記プラットホームの先端部に対して仮覆工板を設置する第一覆工工程と、
前記第一覆工工程の後に、前記仮覆工板を撤去して、前記プラットホームの先端部に対してホーム柵のベースプレートを配置し、当該ベースプレートの配置後、前記仮覆工板を設置するベースプレート配置工程と、
前記ベースプレート配置工程の後に、前記仮覆工板を撤去し、前記ベースプレートの高さ調整を行い、当該高さ調整の後、再度仮覆工板を設置する高さ調整工程と、
前記高さ調整工程の後に、前記仮覆工板を撤去し、前記ベースプレート上に分割自在な分割式仮覆工板を設置し、その他の前記プラットホームの先端部に対しては新たな化粧板を設置する第二覆工工程と、
前記第二覆工工程の後に、前記分割式仮覆工板の一部を撤去して前記ベースプレートにおける前記ホーム柵の取付箇所を露出し、当該取付箇所に前記ホーム柵を設置するホーム柵設置工程と、
前記ホーム柵設置工程の後に、前記プラットホームの先端部から残りの前記分割式仮覆工板を撤去し、当該撤去した箇所に新たな化粧板を設置する第三覆工工程とを含むことを特徴としている。
前記分割式仮覆工板は、前記ベースプレートを覆うベースプレート覆工部と、前記ベースプレート覆工部の両側方に配置され、当該ベースプレート覆工部を支持する支持用覆工部とを備え、
前記ホーム柵設置工程は、
前記ベースプレート覆工部を撤去して、前記ベースプレートの前記取付箇所に前記ホーム柵を設置する柵設置工程と、
前記柵設置工程の後に、前記ベースプレートの位置調整を行う位置調整工程と、を含むことを特徴としている。
前記分割式仮覆工板の前記ベースプレート覆工部は、前記ベースプレートの前記取付箇所を覆う取付箇所覆工部と、前記取付箇所覆工部の周囲に配置され、前記支持用覆工部に係合する周囲覆工部とを備え、
前記柵設置工程は、前記ベースプレート覆工部の前記取付箇所覆工部のみを撤去して、前記ベースプレートの前記取付箇所に前記ホーム柵を設置し、
前記位置調整工程は、前記周囲覆工部を残したままの状態で前記ベースプレートの位置調整を行い、
前記第三覆工工程は、前記残りの前記分割式仮覆工板として前記周囲覆工部及び前記支持用覆工部を撤去することを特徴としている。
前記プラットホームの先端部から化粧板が撤去された後及び前記プラットホームの先端部に前記ホーム柵のベースプレートが配置された後に、前記プラットホームの先端部に設置され、なおかつ前記ベースプレートの収容空間を有する複数の仮覆工板と、
前記ベースプレートの配置後、前記仮覆工板が撤去されると、前記プラットホームの先端部に対して設置される分割自在な分割式仮覆工板とを備え、
前記分割式仮覆工板は、前記ベースプレートを覆うベースプレート覆工部と、前記プラットホームの先端部の基準位置に固定され、当該ベースプレート覆工部を両側方から支持する支持用覆工部とを備えることを特徴としている。
そして、終電後から初電までの時間には、上記の工程のうち一工程を終わらせておけば営業に支障のない状態に回復できるので、一日あたりの施工時間を短縮することができる。
仮覆工板3の下部には、ベースプレート5を収容する収容空間(図示省略)が形成されている。この収容空間により、ベースプレート5と仮覆工板3とが干渉してしまうことが防止されている。また、仮覆工板3は、複数の支持脚を有しており、この支持脚を介してプラットホーム1の先端部2に載置されている。支持脚は高さ調整機構を有しており、この高さ調整機構を調整することで仮覆工板3の表面高さを調整できるようになっている。
このように、第一覆工工程の後には、プラットホーム1の先端部2が仮覆工板3により覆われているので、次の営業に際しても乗客の移動にさほど影響のない状態に回復されている。
そして、ベースプレート5の配置後、複数の仮覆工板3を再度第一覆工工程と同じように設置する。これにより、プラットホーム1の先端部2及びベースプレート5が仮覆工板3により覆われているので、次の営業に際しても乗客の移動にさほど影響のない状態に回復されている。
そして、分割式仮覆工板6は、長手方向がプラットホーム1の奥行き方向に直交する幅方向に沿うように、プラットホーム1の先端部2に配置されている。また、分割式仮覆工板6は、矩形状部66が奥側となって、凹形状部65が線路側となるように配置されている。
分割式仮覆工板6を設置する際には、支持用覆工部62をプラットホーム1の先端部2の基準位置に固定する。これにより、今後各工程を行う際に支持用覆工部62からベースプレート覆工部61を取り外し、再度取り付ける場合においても、分割式仮覆工板6を確実に基準位置に設置することができる。
柵設置工程は、図3に示す状態から、ベースプレート覆工部61の取付箇所覆工部53を撤去して、ベースプレート5の取付箇所51にホーム柵10を設置する。
位置調整工程は、柵設置工程の後に、凹形状部65を撤去してベースプレート5の位置調整を行い、位置調整後に再度凹形状部65を再度設置する。
これにより、図4に示すように、プラットホーム1の先端部2及びベースプレート5が分割式仮覆工板6及びタイル7により覆われているので、次の営業に際しても乗客の移動にさほど影響のない状態に回復されている。
そして、分割式仮覆工板6を撤去した箇所に新たな化粧板を設置する。ここで、乗客が踏み込みにくい部分においては化粧板として無収縮モルタル8を設置し、乗客が踏み込みやすい部分には化粧板としてタイル9を設置する。これにより、ホーム柵の設置工事が完了する。
そして、終電後から初電までの時間には、上記の工程のうち一工程を終わらせておけば営業に支障のない状態に回復でき、一日あたりの施工時間を短縮することができる。
上記実施形態では、プラットホーム1における電車の出入口付近に対する設置工法を例示して説明したが、上記の設置工法はその他の部分においても適用可能である。
そして、ベースプレート5の設置後、複数の仮覆工板3を再度第一覆工工程と同じように設置する。これにより、プラットホーム1の先端部2及びベースプレート5が仮覆工板3により覆われているので、次の営業に際しても乗客の移動にさほど影響のない状態に回復されている。
そして、ベースプレート5の設置後、複数の仮覆工板3を再度第一覆工工程と同じように設置する。これにより、プラットホーム1の先端部2及びベースプレート5,5aが仮覆工板3により覆われているので、次の営業に際しても乗客の移動にさほど影響のない状態に回復されている。
分割式仮覆工板6Aによって、プラットホーム1の先端部2及びベースプレート5,5aが覆われているので、次の営業に際しても乗客の移動にさほど影響のない状態に回復されている。
そして、この分割式仮覆工板6Bを用いて、ホーム柵10を取り付ける場合、ベースプレート覆工部61bを撤去することになるが、ホーム柵10の設置後においては当該ホーム柵10の周囲が露出してしまうことになる。このため、図19に示すように取付箇所51を露出させた補助用ベースプレート覆工部66bをホーム柵10の周囲に設置する。補助用ベースプレート覆工部66bは、L字状の一対の補助覆工部67b,68bを有していて、外形がベースプレート覆工部61bと同サイズに形成されている。そして、これら一対の補助覆工部67b,68bにより形成された開口70b内にホーム柵10が配置されるようになっている。
分割式仮覆工板6とタイル7とを同工程で設置できない場合にこれらを個別の工程で設置したとしても、プラットホーム1の先端部2が仮覆工板3や分割式仮覆工板6、タイル7により覆われているので、乗客の移動にさほど影響のない状態に回復することができる。
2 先端部
3 仮覆工板
4 警告板
5 ベースプレート
6 分割式仮覆工板
7 タイル(新たな化粧板)
8 無収縮モルタル(新たな化粧板)
9 タイル(新たな化粧板)
10 ホーム柵
20 無収縮モルタル
51 取付箇所
61 ベースプレート覆工部
62 支持用覆工部
63 取付箇所覆工部
64 周囲覆工部
65 凹形状部
66 矩形状部
Claims (4)
- プラットホームの先端部の化粧板を撤去し、前記プラットホームの先端部に対して仮覆工板を設置する第一覆工工程と、
前記第一覆工工程の後に、前記仮覆工板を撤去して、前記プラットホームの先端部に対してホーム柵のベースプレートを配置し、当該ベースプレートの配置後、前記仮覆工板を設置するベースプレート配置工程と、
前記ベースプレート配置工程の後に、前記仮覆工板を撤去し、前記ベースプレートの高さ調整を行い、当該高さ調整の後、再度仮覆工板を設置する高さ調整工程と、
前記高さ調整工程の後に、前記仮覆工板を撤去し、前記ベースプレート上に分割自在な分割式仮覆工板を設置し、その他の前記プラットホームの先端部に対しては新たな化粧板を設置する第二覆工工程と、
前記第二覆工工程の後に、前記分割式仮覆工板の一部を撤去して前記ベースプレートにおける前記ホーム柵の取付箇所を露出し、当該取付箇所に前記ホーム柵を設置するホーム柵設置工程と、
前記ホーム柵設置工程の後に、前記プラットホームの先端部から残りの前記分割式仮覆工板を撤去し、当該撤去した箇所に新たな化粧板を設置する第三覆工工程とを含むことを特徴とするプラットホームへの可動式ホーム柵の設置方法。 - 請求項1記載のプラットホームへの可動式ホーム柵の設置方法において、
前記分割式仮覆工板は、前記ベースプレートを覆うベースプレート覆工部と、前記ベースプレート覆工部の両側方に配置され、当該ベースプレート覆工部を支持する支持用覆工部とを備え、
前記ホーム柵設置工程は、
前記ベースプレート覆工部を撤去して、前記ベースプレートの前記取付箇所に前記ホーム柵を設置する柵設置工程と、
前記柵設置工程の後に、前記ベースプレートの位置調整を行う位置調整工程と、を含むことを特徴とするプラットホームへの可動式ホーム柵の設置方法。 - 請求項2記載のプラットホームへの可動式ホーム柵の設置方法において、
前記分割式仮覆工板の前記ベースプレート覆工部は、前記ベースプレートの前記取付箇所を覆う取付箇所覆工部と、前記取付箇所覆工部の周囲に配置され、前記支持用覆工部に係合する周囲覆工部とを備え、
前記柵設置工程は、前記ベースプレート覆工部の前記取付箇所覆工部のみを撤去して、前記ベースプレートの前記取付箇所に前記ホーム柵を設置し、
前記位置調整工程は、前記周囲覆工部を残したままの状態で前記ベースプレートの位置調整を行い、
前記第三覆工工程は、前記残りの前記分割式仮覆工板として前記周囲覆工部及び前記支持用覆工部を撤去することを特徴とするプラットホームへの可動式ホーム柵の設置方法。 - プラットホームへの可動式ホーム柵の設置方法に用いられる可動式ホーム柵の設置具セットにおいて、
前記プラットホームの先端部から化粧板が撤去された後及び前記プラットホームの先端部に前記ホーム柵のベースプレートが配置された後に、前記プラットホームの先端部に設置され、なおかつ前記ベースプレートの収容空間を有する複数の仮覆工板と、
前記ベースプレートの配置後、前記仮覆工板が撤去されると、前記プラットホームの先端部に対して設置される分割自在な分割式仮覆工板とを備え、
前記分割式仮覆工板は、前記ベースプレートを覆うベースプレート覆工部と、前記プラットホームの先端部の基準位置に固定され、当該ベースプレート覆工部を両側方から支持する支持用覆工部とを備えることを特徴とする可動式ホーム柵の設置具セット。
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