JP6037743B2 - ホーム柵取付施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、既設のプラットホームにホーム柵を新たに設置するホーム柵取付施工方法に関する。
既設のプラットホームにホーム柵を新たに設置する場合、営業をストップすることなく行うためには、ホーム柵取り付けのための作業は、最終電車(終電)が運行された後、始発電車(始電)が運行される前までの短い時間に行う必要がある。全ての作業は一日では完了しないため、一区切りの着いた作業終了後の工事現場は、例えばビニールシート、合板、角材、ゴムマット等を用いて覆工を行い、工事中であることを明確にすると共に、乗客の安全等を確保する必要がある。作業を再開する際には、それらの覆工に用いた部材を取り除き、次の作業工程入る。このように、一区切りの作業と覆工を繰り返し行うことで、乗客の安全性を確保しつつ通常の営業をストップすることなくホーム柵の取り付けが行われる。
しかし、営業中のプラットホームにおいて、合板等により覆工を行った場合には、段差や撓み等が発生し、乗客に対する安全性が十分に確保できない上に、乗客に違和感を与えていた。また、営業後に施行する時間は短時間に限られるため、効率の良い施行方法が望まれていた。
特許文献1は、上記の問題点に鑑み、ホーム柵設置時における乗客が受ける違和感を抑制しつつホーム柵の設置に作業時間の短縮を図ったホーム柵の設置方法を開示している。この特許文献1のプラットホームへのホーム柵の設置方法によれば、まず、プラットホームの先端部の化粧板を撤去し、仮覆工板を設置する(第一覆工工程)。そして、仮覆工板を撤去して、プラットホームの先端部に対してホーム柵のベースプレートを配置し、当該ベースプレートの配置後、再度仮覆工板を設置する(ベースプレート配置工程)。その次の作業は、仮覆工板を撤去し、ベースプレート上に分割自在な分割式仮覆工板を設置し、その他のプラットホームの先端部に対しては新たな化粧板を設置する(第二覆工工程)。
そして、分割式仮覆工板の一部を撤去してベースプレートのホーム柵の取り付け箇所を露出させ、この取り付け箇所にホーム柵を設置する(ホーム柵設置工程)。最後に、プラットホームの先端部から残りの分割式仮覆工板を撤去し、当該撤去した箇所に新たな化粧板を設置する(第三覆工工程)。
特許文献2は、ホーム柵を敷設する時に用いる覆工板について開示している。これによれば、ホーム柵を取り付ける基礎プレートの設置後には、コ字状の第1の部分覆工板と、L字状の第2の部分覆工板と、それらを組み合わせて形成される窓部を覆う覆工板により基礎プレートを覆い、ホーム柵を設置する時には上記の窓部を覆う覆工板を取り外して施工することが開示されている。また、基礎プレートを覆う覆工板には板表面から挿入されるボルトを有し、このボルトの長さは覆工板の裏面と基礎プレートの表面との間隔に等しくなるように調整される。
特開2011−195009号公報 特許第4604132号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載される施行方法では、ホーム柵を取り付ける基礎プレート又はベースプレートが設置され、その後にホーム柵が取り付けられるまでの間、それを覆う覆工板が載置されるが、基礎プレート又はベースプレートと覆工板との間には隙間が発生しているので、覆工板が撓むことやずれることがあり乗客に違和感を与え、安全性に関して十分ではなかった。また、上記の特許文献2の覆工板に関しては、基礎プレートを設置した後に、覆工板で基礎プレートを覆う場合に、覆工板から基礎プレート表面までの長さの複数のボルトを用いるので覆工板の構成が複雑となる。更に、分割式覆工板を用いて基礎プレートを覆った場合は、上記の文献1で示したのと同様の問題点がある。
本発明は、これらの課題を解決するために為されたものであり、その目的は、既設のプラットホームに新たにホーム柵を取り付ける工事において、乗客のより安全性を確保しつつ、乗客に違和感を与えないホーム柵取付施工方法を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載のホーム柵取付施工方法は、
プラットホームの線路側上面の化粧板によって覆われた縁部領域に、ホーム柵を新たに取り付けるホーム柵取付施工方法において、
前記ホーム柵を固定するためのホーム柵固定台を取り付ける部分を含む領域の前記化粧板を取り除く化粧板除去作業と、該化粧板を取り除いた領域の前記プラットホーム上面に当該領域を覆う覆工板を支持するための支持脚を取り付ける支持脚取付作業と、該支持脚に覆工板を設置する覆工板設置作業と、を含み、前記覆工板は、前記ホーム柵固定台の設置領域を含み且つそれよりも大きな領域を覆う内側板と、該内側板とは分離可能で前記線路側方向とその反対方向に分割可能な外側板と、を備える分割式覆工板とされ、前記支持脚の高さは、設置された前記覆工板の表面高さ位置が前記化粧板の表面高さ位置と略同一となるように設定された第1工程と、前記設置された覆工板の前記内側板を取り外して、該内側板を取り外した領域内の前記プラットホーム上面前記ホーム柵固定台を設置するホーム柵固定台設置作業と、該ホーム柵固定台上に前記内側板を該ホーム柵固定台との間に隙間が発生しないように直接載置固定する内側板戻し設置作業と、を含み、前記ホーム柵固定台の高さは、戻し設置された前記内側板の表面高さ位置が前記化粧板の表面高さ位置と略同一となるように設定された第2工程と、前記戻し設置された内側板を取り外し、前記ホーム柵固定台に前記ホーム柵を取り付けるホーム柵設置作業を含む第3工程と、を有し、前記第1工程、前記第2工程及び前記第3工程の各工程を終電と始電との間で行うことを特徴とする。
この構成により、ホーム柵を固定するためのホーム柵固定台を設置するプラットホーム上面には、化粧板が取り除かれ覆工板が設置される。そして、覆工板の内側板を取り外して、ホーム柵固定台が設置される。ホーム柵固定台を設置した後には、覆工板の内側板が戻されて直接載置固定される。ここで、覆工板は化粧板と面一に設置され、覆工板の内側板とホーム柵固定台との間には隙間が発生しないようにホーム柵固定台の高さ位置が調整される。また、化粧板除去作業、支持脚取付作業及び覆工板設置作業が第1工程として終電と始電との間で行われ、ホーム柵固定台設置作業と内側板戻し設置作業が第2工程として終電と始電との間で行われるので、プラットホーム稼働中は、上記ホーム柵固定台が設置される場所は覆工板で覆われる。したがって、プラットホームが稼働中に、通行人が覆工板を踏んでも、覆工板の内側板とホーム柵固定台との間には隙間がないので内側板が撓むこと、またずれることがなく、通行人に違和感を与えることはない。また、化粧板と覆工板には段差は発生しないので、通行人の安全性を十分に確保することができる。更に、複数のホーム柵固定台の高さ位置が上記のように一義的に決定されるので、その後の作業を円滑に進めることが可能である。
請求項2に記載のホーム柵取付施工方法は、請求項1に記載のホーム柵取付施工方法において、前記第1工程、前記第2工程及び前記第3工程の各工程を1日1工程連続で実施することを特徴とする。したがって、ホーム柵を設置するまでの予定が明確に且つ短期間に定まり、作業全体の必要日数を最小限にすることができる。その間、通行人の安全性が十分に確保され、通行人に違和感を与えることもない。
本発明のホーム柵取付施工方法によれば、ホーム柵固定台は覆工板の内側板を取り外して取り付けられ、内側板は戻して直接載置固定される。ホーム柵固定台の高さは、戻し設置された内側板の表面高さ位置が化粧板の表面高さ位置と略同一となるように設定されているので、内側板とホーム柵固定台との間には隙間が生じることは無く、且つ覆工板と化粧板の間には段差は発生しない。したがって、通行人が覆工板を踏んでも内側板が撓むことやずれることがなく、通行人に違和感を与えず、通行人の安全性を確保しつつホーム柵設置の作業を円滑に進めることが可能である。
本発明のホーム柵取付施工方法に係り、作業の概略フロー図である。 本発明のホーム柵取付施工方法に係り、分割式覆工板を設置した領域の概略平面図である。 図2の分割式覆工板を設置した領域の概略断面図である。 本発明のホーム柵取付施工方法に係り、ホーム柵固定台設置後の概略平面図である。 本発明のホーム柵取付施工方法に係り、ホーム柵固定台設置後の概略断面図である。 本発明のホーム柵取付施工方法に係り、ホーム柵設置後の概略断面図である。
以下、本発明のホーム柵取付施工方法の実施の形態について、図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明のホーム柵取付施工方法の作業の概略フロー図である。図1に示すフロー図は、作業の大まかな手順を示すものである。まず、ホーム柵を固定するためのホーム柵固定台を取り付ける予定場所のプラットホームの縁部領域に設置された化粧板を取り除く(ステップS1、化粧板除去作業)。化粧板の取り外しは、通常のコンクリートドリル等を用いて行うことができる。化粧板を取り除いた後のプラットホーム上面は、次の作業がスムーズに行えるように表面が整えられ、瓦礫等が撤去される。
次に、化粧板を取り除いた領域のプラットホーム上面に、分割式覆工板を設置するための支持脚の取り付けを行う(ステップS2、支持脚取付作業)。図2は、ホーム柵固定台を設置する場所に分割式覆工板を設置した領域の概略平面図であり、図3は、分割式覆工板を設置した領域の概略断面図である。これらの図を用いて支持脚の取り付けについて説明する。支持脚は、化粧板12を取り除いた床部縁部領域に打ち込まれたアンカーボルト14と、アンカーボルト14に高さ調整可能に取り付けられた合板16と、を有し、合板16に分割式覆工板18の内側板18a及び外側板18b、18b、18c、18dが固定される。
具体的には、化粧板12を取り除いたプラットホーム10の所定位置に、合板16を固定するためのアンカーボルト14を打ち込む。アンカーボルト14は、外周に雄ネジ部が螺刻されており、ナット14aが螺合できるように構成されている。合板16は、長さが分割式覆工板18の長さ(線路の敷設方向と同方向)と略同一か僅かに短く設定され、幅(線路敷設方向と直交する方向)は短尺(10cm程度)になっている。合板16には、貫通穴が形成され、貫通穴の上部では、合板16を固定するナット14aが合板16に収まって表面が同一となるようにナット14aの直径及び厚さ同程度の直径及び深さの穴部が形成されている。これにより、合板16は、下部のナット14aにより高さ位置が調整され、上部のナット14aを締め付けることにより固定される。合板16の高さ調整は、その上に分割式覆工板18が載置された場合に、分割式覆工板18と化粧板12とが面一で段差が生じないように行われる。なお、図2において、3枚の合板16が、線路の敷設方向と並行に配置され、1枚の合板16には、3つのアンカーボルト14が使用されているが、これらの数量は限定的ではなく、必要に応じて増減される。
次に、分割式覆工板の設置が行われる(ステップS3、覆工板設置作業)。分割式覆工板18は、図2に示したように6枚の覆工板から構成される。略中央から線路側(図2左側)に2枚の正方形状の内側板18a、18aが並んで配置されている。内側板18aの長さ方向(線路の敷設方向と同方向)と直交する両側には、それぞれ第1、第2側部外側板18d、18eが配置される。内側板18aの左右(線路敷設方向と直交する方向)には、それぞれ第1外側板18bと第2外側板18cが配置される。第1外側板18bの幅(線路敷設方向と直交する方向)は、第2外側板18cの幅よりも小さくなっている。第1外側板18b、及び第2外側板18cの寸法は、作業条件等に応じて適宜設定される。
分割式覆工板18を構成する6枚の覆工板が3枚の合板16の上に載置され、ビス止め固定される。分割式覆工板18の内側板18aが固定される2枚の合板16の間隔は、後述するホーム柵を取り付けるホーム柵固定台の設置作業が可能である間隔に設定され、内側板18aは2枚の合板16に跨って取り付け固定される。すなわち、分割式覆工板18を設置した後に、ホーム柵固定台を設置する場合は、分割式覆工板18の内側板18aを取り外すことで容易に取り付け作業を行うことが可能である。
分割式覆工板18を構成する6枚の覆工板は、高さ調整された3枚の合板16に載置された後に、図2の小さな白丸で示す箇所をビス止め固定される。したがって、分割式覆工板18の内側板18aと外側板18b、18c、18d、18eとの間で段差は生じない。更に、分割式覆工板18にはビス止めする位置に穴が形成され、合板16にビス止めすることで固定できるので、ボルト等を用いた作業に比較して、固定作業は容易であり作業時間も短くできる。上述した化粧板除去作業(ステップS1、支持脚取付作業ステップS2及び覆工板設置作業ステップS3は、終電と始電との間で行われる第1工程を構成する。したがって、プラットホームが稼働中には、分割式覆工板18は、周囲の化粧板と面一で段差が生じないように設置されるので、通行人に違和感を与えることが無く、また安全性も確保される。
次の作業は、ホーム柵固定台の設置である(ステップS4、ホーム柵固定台設置作業)。図4は、ホーム柵固定台20を設置した領域の概略平面図である。図5は、ホーム柵固定台20を設置した領域の概略断面図である。ホーム柵固定台20は、平面視では図4に示すように角部が削り取られた矩形であり、表面にホーム柵を固定するネジ穴部20dが形成されている。また、図5に示すようにホーム柵固定台20の本体部20aを支える円柱形状の全ネジボルトの脚部20bを有し、ホーム柵固定台20は、プラットホームを貫通してボルトとナット(図示していない)により固定されるように構成されている。図4で示すホーム柵固定台20の穴部20cは、その固定用のボルトを通すためのものである。
ホーム柵固定台20のプラットホーム10への設置は、分割式覆工板18の内側板18aを取り除き、化粧板12を取り除いたプラットホーム10の縁部領域の表面を露出させ、ホーム柵固定台20の脚部20bを挿入する穴部を、プラットホーム10を貫通して形成する。貫通形成した穴部にホーム柵固定台20の脚部20bを挿入し、ホーム柵固定台20に形成された穴部20cからボルト(図示していない)を通し、座金とナット(図示していない)等によりプラットホーム10に固定する。ここで、ホーム柵固定台20の取り付け固定高さ位置は、ホーム柵固定台20を取り付けた後に内側板18aを戻し載置したときに、内側板18aの表面高さ位置と化粧板12の表面高さ位置が略同一になるように調整される。すなわち、内側板18aの裏面とホーム柵固定台20の上端面とには隙間が生じないように調整される。このようにして複数のホーム柵固定台20の高さ位置が一義的に決定されるので、その後の作業を円滑に進めることが可能である。
ホーム柵固定台20を設置した後は、このホーム柵固定台20の上部に作業のために取り外した内側板18aを戻して直接載置固定する(ステップS5、内側板戻し設置作業)。内側板18aの合板16への固定は、ビス止めすることにより行われる。これにより、内側板18aを戻して固定した場合に、ホーム柵固定台20と内側板18aとの間には隙間は発生せず、かつ戻した内側板18aと外側板18b、18c、18d、18eとの間には、段差は発生しないので、内側板18aが撓むこと、またずれることがない。
上記のホーム柵固定台設置作業(ステップS4)と内側板戻し設置作業(ステップS5)は、終電と始電との間に行われる第2工程を構成する。したがって、プラットホームが稼働中に、通行人が覆工板を踏んでも、内側板18aとホーム柵固定台20と隙間が無く、また周囲の化粧板12と面一で段差が無ないので、通行人に違和感を与えることがなく、且つ通行人の安全性が十分に確保される。更に、内側板18aはビス止め固定されているので、覆工期間が長くても乗客の安全性を十分に保つことができる。
本実施の形態では、分割式覆工板18の内側板領域には、2つのホーム柵固定台が20設置され、内側板18aは2枚で構成される。したがって、各々の内側板18aを取り外して、ホーム柵固定台20をそれぞれ設置することができるので、作業の緻密化等が図られる。したがって、ホーム柵固定台20を一台ずつ設置し、それぞれに内側板18aを取り付け固定した状態では、内側板18aの撓みやずれ等がより防止され、乗客の安全性が十分に確保される。
次いで、ホーム柵固定台20の上部の戻し固定された内側板18aを取り外して、ホーム柵固定台20にホーム柵22を取り付ける(ステップS6、ホーム柵設置作業)。図6は、ホーム柵固定台20にホーム柵22を取り付けた部分の概略断面図である。ホーム柵22の底部の固定台26をホーム柵固定台20にボルト28により固定している。このホーム柵22の取り付けは、全てのホーム柵固定台20が、略同一の高さ位置に調整されているので、スムーズに行うことができる。このホーム柵設置作業(ステップS6)は、終電と始電との間で行われる第3工程を構成している。
この後に、化粧板が取り付けられる(ステップS7、化粧板設置作業)。具体的には、ホーム柵22が設置された状態から、分割式覆工板18の第1側部外側板18d又は第2側部外側板18eをホーム柵22と合板16の間から引き抜き、同時に第1及び第2外側板18b、18cを取り除き、更に合板16を除去して、新しい化粧板12を設置する。新しい化粧板の設置はモルタル等を用いて適宜行うことができる。なお、アンカーボルト14はそのまま新しい化粧板の下部に埋め込まれる。
ここで、ホーム柵22を取り付けた後に直ちに化粧板12を設置できない場合、ホーム柵22と第1外側板18b及びホーム柵22と第2外側板18cとの間に隙間ができ、プラットホーム10の稼働時にそのままとなる場合がある。この場合には、新しい化粧板を設置するまで、それらの隙間を養生する必要があり、図6に示した様にこの隙間を養生する養生鉄板24が設置される。これらの養生鉄板24は、分割式覆工板18と同じ厚さを有しており、また生じる隙間を完全に埋めて合板16にビス止めされるので、第1外側板18b及び第2外側板18cと養生鉄板24とで段差が生じること、ずれること等は防止される。したがって、この状態でプラットホームを稼働しても、通行人に違和感を与えず、且つ通行人の安全性を十分に確保することができる。
その後に、新しい化粧板を設置する場合には、養生鉄板24、分割式覆工板18の外側板18b、18c、18d、18eを全て取り除き、更に合板16も取り除く。そして、モルタル等を用いて新しい化粧板をプラットホーム10に設置する。なお、上述したようにアンカーボルト14はそのままの状態で新しい化粧板の下部に埋め込まれる。
上述した終電と始電との間で作業が行われる第1工程、第2工程及び第3工程の各工程を1日1工程連続で実施すれば、ホーム柵22を設置するまでの予定が明確に且つ短期間に定まり、作業全体の必要日数を最小限にすることができる。その間、通行人の安全性が十分に確保され、通行人に違和感を与えることもない。
本発明のホーム柵取付施工方法によれば、ホーム柵固定台20を設置する場所に分割式覆工板18が周囲の化粧板12と面一に設置され、ホーム柵固定台20は分割式覆工板18の内側板18aを取り外して取り付けられる。その後に、内側板18aを戻して直接載置固定した場合に、内側板18aとホーム柵固定台20との間には隙間が無ので、内側板18aが撓むことやずれることがない。したがって、プラットホーム稼働中に通行人が分割式覆工板18を踏んでも通行人に違和感を与えず、且つ通行人の安全性を十分に確保しつつホーム柵設置の作業を円滑に進めることが可能である。また、全てのホーム柵固定台20の表面高さ位置が一義的に決定されるので、その後の作業を円滑に進めることが可能である。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、ホーム柵固定台20は、本体部20aに円柱状の全ネジボルトの脚部20bがある、いわゆるホーム貫通型について示したが、これに限らず、ホーム据え置き型のものであっても良い。
10 プラットホーム
12 化粧板
14 アンカーボルト
14a ナット
16 合板
18 分割式覆工板
18a 内側板
18b 第1外側板
18c 第2外側板
18d 第1側部外側板
18e 第2側部外側板
20 ホーム柵固定台
22 ホーム柵
24 養生鉄板

Claims (2)

  1. プラットホームの線路側上面の化粧板によって覆われた縁部領域に、ホーム柵を新たに取り付けるホーム柵取付施工方法において、
    前記ホーム柵を固定するためのホーム柵固定台を取り付ける部分を含む領域の前記化粧板を取り除く化粧板除去作業と、該化粧板を取り除いた領域の前記プラットホーム上面に当該領域を覆う覆工板を支持するための支持脚を取り付ける支持脚取付作業と、該支持脚に覆工板を設置する覆工板設置作業と、を含み、前記覆工板は、前記ホーム柵固定台の設置領域を含み且つそれよりも大きな領域を覆う内側板と、該内側板とは分離可能で前記線路側方向とその反対方向に分割可能な外側板と、を備える分割式覆工板とされ、前記支持脚の高さは、設置された前記覆工板の表面高さ位置が前記化粧板の表面高さ位置と略同一となるように設定された第1工程と、
    前記設置された覆工板の前記内側板を取り外して、該内側板を取り外した領域内の前記プラットホーム上面前記ホーム柵固定台を設置するホーム柵固定台設置作業と、該ホーム柵固定台上に前記内側板を該ホーム柵固定台との間に隙間が発生しないように直接載置固定する内側板戻し設置作業と、を含み、前記ホーム柵固定台の高さは、戻し設置された前記内側板の表面高さ位置が前記化粧板の表面高さ位置と略同一となるように設定された第2工程と、
    前記戻し設置された内側板を取り外し、前記ホーム柵固定台に前記ホーム柵を取り付けるホーム柵設置作業を含む第3工程と、を有し、
    前記第1工程、前記第2工程及び前記第3工程の各工程を終電と始電との間で行うことを特徴とするホーム柵取付施工方法。
  2. 前記第1工程、前記第2工程及び前記第3工程の各工程を1日1工程連続で実施することを特徴とする請求項1に記載のホーム柵取付施工方法。
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