JP2011194496A - 産業用ロボットの回転関節用配線装置 - Google Patents

産業用ロボットの回転関節用配線装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ロボットの高速動作に伴うフレキシブルプリント配線板の繰り返し曲げにより発生した導電線のマイクロクラックを適時のタイミングで把握する。
【解決手段】検査用FPC板14−2は、その板本体30−2及び検査用導電線27−2とも、主FPC板14−1の板本体30−1及び主導電線27−1と、同じ材質及び同じ形状をなす。検査用FPC板14−2は主FPC板14−1と厚み方向で並ぶように設けられ、動作条件も同じである。さらに検査用FPC板14−2の反転部Tでの位置が主FPC板14−1より内側としている。この結果、検査用FPC板14−2の疲労劣化速度が主FPC板14−1に対して僅かに早めとなる。
【選択図】図8

Description

本発明は、産業用ロボットの回転関節によって結合された2部材間での配線に用いられる産業用ロボットの回転関節用配線装置に関する。
産業用ロボットでは回転型関節部分に、電力送信用あるいは信号送受用の回転関節用配線装置を備えており、最近、この回転関節用配線装置として、車のハンドル部分に使用される配線装置である比較的薄型のスパイラルケーブル装置(特許文献1)を転用して回転関節用配線装置の小型化を図ることが行われている。この場合、当該車両用のスパイラルケーブル装置では本来フレキシブルフラットケーブル(以下FFCという)を用いているため、高速動作性に乏しく、これを柔軟性が高くしかも薄肉なフレキシブルプリント配線板(以下FPCという)に代えることで、ロボット用の回転関節用配線装置として高速回転追随性を持たせるようにし、もって、高速動作性が得られるロボットを実現できた。
ところが、上述のFPCを用いた回転関節用配線装置では、高速回転追随性には優れているものの、強度がFFCの場合よりも若干劣り、常に高速動作により繰り返し曲げ動作がなされている状況では、FPCのプリント配線で構成される導電線にマイクロクラックが発生してFFCの場合よりも早期に断線を起こすおそれがある。
その対策として、FPCを用いた回転関節用配線装置において上記断線を検出できるようにしておくことが必要となってくる。この場合、突然に断線が起こってからでは対処に時間がかかったり、急に生産が止まってしまうため、予め断線(マイクロクラック)が起こりそうな状況を予検知できるようにすることが肝要である。そうかといって、断線発生予検知がかなり早期のうちになされてしまうと、FPCをまだまだ実使用上問題なく使用できる状態であるにもかかわらず、無駄にロボットの稼働が停止されたり、無駄にFPCの交換あるいは補修・点検をしてしまうといった問題が出る。
そこで、FPCにおける電力供給線や信号線といった導電線の断線を、当該断線が起きる直前に検出できるようにすることを考えた。この断線予検知の技術として、特許文献2に示される技術がある。この技術は、FPCの電力供給用・信号送受用配線群といった主導電線群の外側にこれらより強度の弱い検出用導電線を平行に配設するものである。
ここで、FFCとFPCとの相違について概略的に説明すると、FFCは、平型導体を平板状の絶縁フィルムで挟み込んで熱融着したものであり、又、FPCは、絶縁フィルムにプリントにより導電線を形成しあるいは絶縁フィルムに銅箔を張り合わせてエッチングにより導電線を形成し、さらに絶縁フィルムをラミネートしたものであり、FFCより柔軟でかなり薄肉である。
特開2006−82686号公報 特開2008−15287号公報
上記特許文献2の技術では、液晶表示装置において、1枚の広い配線板本体に電力供給用・信号送受用の主導電線群を配列すると共に、検出用導電線をこれら主導電線群とは離れた位置の外側(前記配線板本体の端部に近い位置)に配列している。そして、この特許文献2においては、配線板本体の端部から近い順に応力がかかりやすくて、その端部に近い検出用導電線が最初に切れるから、主導電線の断線をかなり早い段階で予知するというものである。
しかしながら、上記特許文献2の技術では、配線板本体自体の端部から中央方向への経年的疲労度合に大きな違いがあり、検出用導電線が切れたとしても、主導電線はまだまだ疲労が少なく、断線予知が早すぎるという問題がある。さらに、この特許文献2のFPCは、単に回路同士を接続するために用いられているにすぎず、湾曲変形が高速度で繰り返されるわけでもなく、この特許文献2の技術を、湾曲変形が高速で繰り返される回転関節用配線装置にそのまま適用したとしても、検出用導電線の切断時期と電力供給用・信号送受用配線などの主導電線の断線時期との関係が把握できず、場合によっては、検出用導電線の切断時期が主導電線の断線時期よりさらに早まってしまうおそれもあり、実用上採用できない。
又、特許文献2で使用するFPCは、一枚の広い平板状の配線板本体に電力供給用・信号送受用配線といった主導電線群と検出用導電線とを平行に並べた広いシート状の構成であるため、帯状のFPCを使用する比較的薄型の現行の回転関節用配線装置をそのまま使用できず、どうしてもそのまま使用するならば装置全体を設計変更しなければならないといった問題もある。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置内配線としてフレキシブルプリント配線板に使用することでロボットの高速動作に良好に追随でき、しかも、この高速動作に伴うフレキシブルプリント配線板の繰り返し曲げにより発生する主導電線の断線を適時のタイミングで把握できる共に、現行の装置の構成部品をそのまま使用可能であり、さらには、フレキシブルプリント配線板の製造工程も変更せずに済む産業用ロボットの回転関節用配線装置を提供することにある。
請求項1の産業用ロボットの回転関節用配線装置は、ロボットの関節部分の一方の部材に連結される円形状の筐体及び当該筐体と相対回転可能で前記ロボットの前記一方の部材と相対回転する他方の部材に連結される円形状のリールとを組み合わせてなり内部に環状の案内部を形成した中空円形状の配線ケースと、前記案内部内に該案内部の周方向に沿って移動可能に収容されると共に、周方向に複数のローラが回転可能に配置された摺動補助器と、柔軟な絶縁樹脂性の板本体に電源供給用又は信号送受用の主導電線を形成して帯状に構成され、前記複数のローラのうちの一つのローラで巻き方向をほぼ円弧状に反転させた反転部が途中に形成された状態で前記案内部内に収容され、一端部が前記リールの相対回転中心部に連結され、他端部が前記筐体に連結された主フレキシブルプリント配線板と、前記主フレキシブルプリント配線板の板本体と同じ材質及び同じ形状の検査用板本体に、前記電源供給用又は信号送受用の主導電線と同材質及び同一厚みで且つ幅が同等の検査用導電線を形成して帯状に構成され、前記主フレキシブルプリント配線板の前記反転部の内側に円弧状の反転部を有して当該主フレキシブルプリント配線板と厚み方向に並設されて前記案内部内に収容され、一端部が前記リールの相対回転中心部に連結され、他端部が前記筐体に連結された検査用フレキシブルプリント配線板とを備えたところに特徴を有する。
この請求項1によれば、検査用フレキシブルプリント配線板は、その板本体が、主フレキシブルプリント配線板の板本体と同じ材質及び同じ形状をなし、且つ検査用導電線も主導電線と同一材質であって、検査用フレキシブルプリント配線板の検査用導電線の幅が主フレキシブルプリント配線板の主導電線と同等であるため、材質及び大きさによる疲労条件がほとんど同じであり、さらに当該検査用フレキシブルプリント配線板が主フレキシブルプリント配線板と厚み方向で並ぶように設けられるので動作条件も同じであるから、検査用フレキシブルプリント配線板は主フレキシブルプリント配線板とほとんど同じ動作による疲労劣化条件となる。ただし、請求項1によれば、検査用フレキシブルプリント配線板の反転部の位置が主フレキシブルプリント配線板の反転部より内側であることで、検査用フレキシブルプリント配線板の前記反転部での曲率半径が主フレキシブルプリント配線板のそれより板厚分必然的に小さくなり、検査用フレキシブルプリント配線板のほうが主フレキシブルプリント配線板よりも、繰り返し曲げによる疲労度がやや大きくなる。この結果、検査用フレキシブルプリント配線板の劣化速度が僅かに早めとなる。これにより、主フレキシブルプリント配線板の主導電線にマイクロクラックによる断線が発生する直前のタイミングで、検査用フレキシブルプリント配線板の検査用導電線にマイクロクラックによる断線が発生する。このこれにより、ロボットの高速動作に伴う主フレキシブルプリント配線板の繰り返し曲げにより発生する断線を適時のタイミングで把握できる。
また、装置内の主配線及び検査用配線をいずれもフレキシブルプリント配線板により構成したことでロボットの高速動作に良好に追随できる。
さらに、検査用フレキシブルプリント配線板は主フレキシブルプリント配線板の内側に位置するから、この検査用フレキシブルプリント配線板は主フレキシブルプリント配線板の内側で当該主フレキシブルプリント配線板と共に動作するようになり、従って、検査用フレキシブルプリント配線板の動作をガイドする構成(検査用フレキシブルプリント配線板巻き込み防止対策)も必要ではなく、又、主フレキシブルプリント配線板及び検査用フレキシブルプリント配線板は帯状をなして厚み方向で並ぶ形態であり、且つ検査用フレキシブルプリント配線板一枚を追加する程度で済むため、装置全体の構造を現行構成から変更せずに済むと共に、検査用フレキシブルプリント配線板の製造工程も従来の主フレキシブルプリント配線板と同じ製造工程で済むため、全体の製造工程も殆ど変更せずに済む。
請求項2のロボットの回転関節用配線装置は、前記検査用導電線を、前記主フレキシブルプリント配線板の前記主導電線と幅方向で同位置となるようにしたところに特徴を有する。このようにすれば、前記曲率半径以外での、検査用導電線と主導電線との劣化条件をさらに同じとすることができ、断線予知精度がさらに向上する。
本発明の第1実施形態を示すもので、回転関節構造と共に示す回転関節用配線装置の横断面図 外カバーを取り外して図1のA−A線の矢印方向から見た取付枠の側面図 回転関節用配線装置の分解斜視図 図8の断面線H−Hに沿う断面図 図8の断面線I−Iに沿う断面図 重ねられた複数枚のFPC板の部分斜視図 回転関節用配線装置単体の横断面図 回転関節用配線装置単体の縦断面図 図8とは異なる状態で示す回転関節用配線装置単体の縦断面図 (a)は反転部における主FPC板の曲率半径を示す図、(b)は反転部における検査用FPC板の曲率半径を示す図 (a)〜(c)はFPC板の製造過程を時系列的に示す平面図 図11(a)の切断線R−Rに沿う断面図、図11(b)の切断線S−Sに沿う断面図、図11(c)の切断線T−Tに沿う断面図 産業用ロボットの斜視図
以下、本発明の第1実施形態を図1ないし図13に基づいて説明する。図13に示す産業用ロボット1は、例えば6軸の垂直多関節型のものとして構成され、床に設置されるベース2と、このベース2に水平方向に旋回可能に支持されたショルダ部3と、このショルダ部3に上下方向に旋回可能に支持された下アーム4と、この下アーム4に上下方向に旋回可能に支持された後上アーム5と、この後上アーム5に捻り回転可能に支持された前上アーム6と、この前上アーム6に上下方向に旋回可能に支持された手首7と、この手首7に捻り回転可能に支持されたフランジ8とを備えている。そして、アーム先端であるフランジ8には、ハンドなどのエンドエフェクト(図示せず)が取り付けられるようになっている。
エンドエフェクタとしては、ハンドの他に、視覚検査装置のカメラなどが考えられる。視覚検査装置とは、ワークの所望の検査ポイントをカメラで撮影してその撮影画像情報をロボットコントローラに送信し、ロボットコントローラが受信した撮影画像信号をディスプレイに表示するというもので、ディスプレイに表示された撮影画像を目で見て組立や加工などの良否を検査するものである。
上記のショルダ部3はベース2に、下アーム4はショルダ部3に、後上アーム5は下アーム4に、前上アーム6は後上アーム5に、手首7は前上アーム6に、フランジ8は手首7に、それぞれ回転関節によって回転可能に支持されている。図1は、これら各部の回転関節構造のうち、手首7の前上アーム6に対する回転関節構造を示している。この図1において、前上アーム6は、アーム基枠9を複数の外カバー10により覆って構成されている。この前上アーム6のアーム基枠9の先端部分には、軸穴9aが形成されている。これに対し、手首7側には筒状の軸部7aが突設されている。この軸部7aは、前上アーム6のアーム基枠9の軸穴9aに嵌合され、クロスローラベアリング11により相対回転可能に支持されている。手首7はこのような回転関節構造によって前上アーム6に上下方向に旋回可能に支持されているが、ショルダ部3、下アーム4、後上アーム5、前上アーム6、フランジ8といった他のロボット要素の回転関節も同様の構造である。
上記の旋回可能或は捻り回転可能なロボット要素であるショルダ部3、下アーム4、後上アーム5、前上アーム6、手首7、フランジ8は、それぞれアクチュエータ、例えばサーボモータ(図示せず)を駆動源としている。これらのサーボモータに電源を供給したり、或は、ロボットコントローラからサーボモータの駆動回路に制御信号を送信したり、サーボモータのロータリエンコーダからロボットコントローラに回転検知信号を送信したりするために、ベース2から先端の手首7に至るまでのロボット内部には、ケーブル(図示せず)が通されている。
フランジ8に取り付けられるエンドエフェクタがハンドであれば、当該ハンドのアクチュエータであるサーボモータに電源を供給したり、ハンドのサーボモータとロボットコントローラとの間で制御信号や回転検知信号を送受したりするためのケーブルがロボット内部に通される。エンドエフェクタが視覚検査装置のカメラである場合には、カメラに電源を供給したり、カメラの撮影画像信号をロボットコントローラに送信したりするためのケーブルがロボット内部に通される。
このロボット内部にケーブルを通す配線のうち、回転関節部分を通す配線には、図1〜図3に示す回転関節用配線装置12が用いられる。この図1〜図3の回転関節用配線装置12は一方の部材に相当する前上アーム6と他方の部材に相当する手首7の回転関節のものであるが、他の回転関節に用いられる配線装置も同様の構成のものである。回転関節用配線装置12は、配線ケース13内に帯状の長尺なフレキシブルプリント配線板14を収容してなる。なお、以下では、フレキシブルプリント配線板14を、FPC板14と称することとする。
回転関節用配線装置12の配線ケース13は、透明プラスチック製の両面が開放された円筒状の筐体15と、中心部に円形の芯部材16を一体に有した透明プラスチック製の第1の円板17と、同じく透明プラスチック製の第2の円板18とから構成されている。
第1の円板17および第2の円板18は、筐体15の両側の開放面を塞ぐためのもので、第1の円板17は、筐体15の内側に嵌合する円形嵌合突部17aを有し、第2の円板18は、筐体15の外側に嵌合する環状嵌合リブ18aを有している。第2の円板18は、第1の円板17の芯部材16に図7に示すねじ19によって固定されて第1の円板17と一体化される。この一体化された第1の円板17と第2の円板18とは、中心に芯部材16を有したリール20を構成する。
第1の円板17と第2の円板18を一体化してリール20を構成する際、円形嵌合突部17aを筐体15の内側に嵌合すると共に環状嵌合リブ18aを筐体15の外側に嵌合するようにして、第1の円板17と第2の円板18との間に筐体15を挟むように配する。このとき、筐体15と第1の円板17、第2の円板18との間には若干の隙間が形成されるようになっており、これにより、筐体15とリール20とが相対回転可能に組み立てられ、配線ケース13として構成される。
配線ケース13の中心部に位置する芯部材16には、円弧状の保持溝16aが形成されており、この保持溝16a内に止め具21が嵌着されている。一方、筐体15には、その内周面から外周面に向かって円弧を描くようにしてスリット15aが形成されている。また、筐体15には、スリット15aから一方向に向かって反対側にまで延びる深溝15bが形成されており、この深溝15bの先端部は、外周側の側面部が筐体15の外周面において外方に開放されていると共に、底面部も筐体15の端面において外方に開放されている。
第1の円板17の内面(配線ケース13の内面を構成する側の面)には、芯部材16と同心に大小径の異なる2本の環状リブ17b,17cが形成されており、この2本の環状リブ17b,17cに挟まれた環状の溝状部分を案内部22としている。また、第1の円板17の内面には、芯部材16から放射状に延びる放射状リブ17dが複数本形成されている。なお、放射状リブ17dは、案内部22内には形成されていない。
配線ケース13内には、摺動補助器23が配設されている。摺動補助器23は、有端環状に形成されたプラスチック製の回転板24を基台としている。この回転板24の表裏両面のうち、一方の面には、突部24aが突設されている。また、回転板24の他方の面には、複数本の支持軸24bが回転板24の円弧に沿って一列に整列した状態で立設されており、この支持軸24bにローラ25が回転自在に支持されている。このとき、ローラ25の外径寸法を回転板24の幅寸法よりも大きくしておくことにより、ローラ25が回転板24の内外両周縁から外方に出っ張るようにしている。
更に、回転板24の支持軸24bが立設された面の一端近くには、他端に向く側の面を円弧凹面26aとした保護柱26が立設されている。この保護柱26は、その幅が回転板24の幅よりも狭く、例えば回転板24の幅の半分程度に定められて回転板24の外周縁側に偏った位置に設けられている。ここで、回転板24の両端のうち、保護柱26が立設された一端とは反対側の他端にはローラ25が位置し、当該ローラ25は回転板24の他端よりも外方に出っ張っている。
このように回転板24に複数個のローラ25を配列してなる摺動補助器23は、図7に拡大して示すように、回転板24の突部24aを第1の円板17の案内部22にスライド可能に嵌合するようにして配線ケース13内に収容されている。そして、回転板24の突部24aが案内部22にスライド可能に嵌合されることにより、摺動補助器23は、芯部材16の周りで当該芯部材16を中心に回転運動可能になっている。
FPC板14は、図3〜図6にも示すように、主フレキシブルプリント配線板14−1(以下主FPC板14−1という)と、検査用フレキシブルプリント配線板14−2(以下、検査用FPC板14−2という)と、保護シート14−0とを厚み方向で並設した構成であり、配線ケース13内に収容されている。これら主FPC板14−1、検査用FPC板14−2及び保護シート14−0は、一枚のFPC板14から構成されている。
これら主FPC板14−1、検査用FPC板14−2及び保護シート14−0の製造方法について説明すると、図11(a)及び図12(a)に示すように、例えば2本の電源供給用又は信号送受用の主導電線27−1と、同数本の検査用導電線27−2とを平行に形成したプラスチックフィルム、例えばポリイミドフィルム28aに、絶縁被覆のためのプラスチックフィルム、例えばポリイミドフィルム28bを接着剤29により接着してなる基本構成を有している。このとき、主FPC板14−1相当の領域14−1´と、保護シート14−0相当の領域14−0´と、検査用FPC板14−2相当の領域14−2´とが形成される。
ここで前記ポリイミドフィルム28a、28b及び接着材29は板本体30を構成している。
次に図11(b)及び図12(b)に示すように、FPC板14における一端部近くから、上記主FPC板14−1相当の領域14−1´と、保護シート14−0相当の領域14−0´と、検査用FPC板14−2相当の領域14−2´との各境界に切れ目14h、14hを入れ、これにより夫々帯状で同一幅の主FPC板14−1と、保護シート14−0と、検査用FPC板14−2とが形成される。なお、主FPC板14−1の板本体を板本体30−1と称し、検査用FPC板14−2の板本体を板本体30−2と称する。前記保護シート14−0は前記板本体30の分割された中間板部30−0のみで構成されている。
そして、図11(c)及び図12(c)で示すように、帯状の主FPC板14−1及び検査用FPC板14−2の一端部を折って、これら保護シート14−0、主FPC板14−1及び検査用FPC板14−2を重ねた状態にする。
上記図12(c)及び図4に示すように、主FPC板14−1の板本体30−1と検査用FPC板14−2の板本体30−2とは同一厚みで且つ同一幅であり、さらに、主FPC板14−1の主導電線27−1の厚み寸法と、検査用FPC板14−2の検査用導電線27−2の厚み寸法とは同一としており、さらに主FPC板14−1の主導電線27−1の幅寸法Ha(図4参照)に対して、検査用FPC板14−2の検査用導電線27−2の幅寸法Ha´(図4参照)は同等に設定されている。
そして、本実施形態では、主FPC板14−1は、手首7やフランジ8のアクチュエータ(駆動源)であるサーボモータに電源を供給するため、又は、上記サーボモータとロボットコントローラとの間で、あるいはエンドエフェクタとロボットコントローラとの間で信号を送受するためのものとして用いられている。
保護シート14−0及び主FPC板14−1と、検査用FPC板14−2とでは、図3に示すように、端部側の長さが異なり、保護シート14−0及び主FPC板14−1のほうが、検査用FPC板14−2よりも長尺となっている。そして、保護シート14−0、主FPC板14−1及び検査用FPC板14−2は、一端部近くの部分14iでほぼ90°に折曲され、また、主FPC板14−1は他端部近くの部分14jでもほぼ90°に折曲され、さらに検査用FPC板14−2の他端部近くの部分14kもほぼ90°に折曲されている。なお、保護シート14−0は上記部分14k手前で切断されて検査用導電線27−2に接着されている。
保護シート14−0、主FPC板14−1及び検査用FPC板14−2の一端部である前記折曲部分14iは、リール20の相対回転中心部である芯部材16に連結され、又、検査用FPC板14−2の他端部である前記折曲部分14j、保護シート14−0及び主FPC板14−1の他端部である前記折曲部分14kは筐体15に連結されている。
具体的には、保護シート14−0、主FPC板14−1及び検査用FPC板14−2の前記折曲部分14iについては、芯部材16に嵌着された止め具21の差し込み溝21a内に挿入保持されている。一方、検査用FPC板14−2の前記折曲部分14jはスリット15a内に挿入され、保護シート14−0及び主FPC板14−1の前記折曲部分14kは、当該スリット15aに連続する深溝15b内にその全体にわたって挿入され、スリット15aの外周側の開放口および深溝15bの先端部の外周側の開放口を塞ぐようにして筐体15に固定された押え具31および32によって夫々押えられている。
このようにして両端部が芯部材16および筐体15に連結されたFPC板14は、図8にも示すように、配線ケース13内において、途中部分が摺動補助器23の両端間の開口部に通され、そして、摺動補助器23の内側に位置する部分が芯部材16の外周に所要回数巻かれ、摺動補助器23の外側に位置する部分が摺動補助器23の内側での巻き方向と逆の巻き方向になるよう所要回数巻かれている。このように摺動補助器23の内外両側において巻き方向が異なるFPC板14は、摺動補助器23の両端間の開口部分において円弧状に反転された状態になっている。そして、この円弧状に反転された部分T(以下、反転部Tという。)の内側には、前述した回転板24の他端に設けられたローラ25が位置している。
そして、前記FPC板14は、上記反転部Tにおいて、その反転外側から内側へ順に前記保護シート14−0、主FPC板14−1、検査用FPC板14−2が位置して反転している。従って、この反転部Tにおいて、図10に示すように、検査用FPC板14−2の曲率半径r2が主FPC板14−1の曲率半径r1よりほぼ板厚分(これは一般的に数μm〜数百μm)だけ僅かに小さくなっている。
FPC板14は、図3に示すように、両端部に互いに逆方向に直角に延びる延長部14a,14bを有している。このFPC板14の延長部14a,14bのうち、芯部材16に連結された一端部の延長部14aの先端部には、主導電線27−1及び検査用導電線27−2の各一端部に接続された接続端子33が取着されている。また、筐体15に連結されたFPC板14の他端部のうち、スリット15aに保持された検査用FPC板14−2の他端部の延長部14bには、検査用導電線27−2の他端部に接続された接続端子34が取着され、深溝15bに保持された主FPC板14−1の他端部の延長部14cには、主導電線27−1の他端部に接続された接続端子35が取着されている。
そして、芯部材16に保持されたFPC板14の延長部14aは、第2の円板18にその外周から中心部にかけて直線状に形成されたスリット18bを通して配線ケース13の外方へ導出されている。また、筐体15のスリット15aに保持された延長部14bは、スリット15aのうち第1の円板17による閉鎖から除かれた部分を通して配線ケース13の外方へと導出され、他の延長部14cは、当該深溝15bの先端部の底面部側(第1の円板17側)の開放口から配線ケース13の外方へと導出されている。
ここで、保護シート14−0、主FPC板14−1及び検査用FPC板14−2は、配線ケース13内に位置する部分については接着されておらず、つまり、保護シート14−0、主FPC板14−1及び検査用FPC板14−2は互いに摺動可能になっている。このFPC板14における保護シート14−0、主FPC板14−1及び検査用FPC板14−2の非接着部分の長さは、図8にも示すように、摺動補助器23の開放部分でU字状の反転部Tにおいて内側に位置する検査用FPC板14−2から外側に位置する保護シート14−0まで、夫々が離れて互いの間に隙間が形成されるようにするために、反転部Tにおいて外側に位置するものほど長く定められている。
なお、前記2本の検査用導電線27−2の各両端は図示しない検査回路に接続されており、いずれかの検査用導電線27−2が切れると、この検査回路によって検査用導電線27−2の切断が検知され、そして、図示しない報知器により報知されるようになっている。
次に上記構成の作用を説明する。まず、手首7が前上アーム6に対して相対回転せず、停止している状態では、筐体15とリール20との間に相対回転はないため、FPC板14は、配線ケース13内への収容前の状態、つまり真っ直ぐの状態に戻ろうとして、図9に示すように、摺動補助器23の内側の部分では当該摺動補助器23に接するようになり、摺動補助器23の外側の部分では筐体15の内周面に接するようになる。また、FPC板14の反転部Tでは、やはり真っ直ぐの状態に戻ろうとするために、反転部Tのうち摺動補助器23の内側の部分では、当該摺動補助器23から離れて芯部材16に接する状態となる。
この状態から、手首7が前上アーム6に対して相対回転し、これに伴い、筐体15がリール20に対して図8に矢印Lで示す方向に相対回転すると、当該筐体15の相対回転方向が、FPC板14のうち摺動補助器23の外側にある部分についての反転部Tから他端側(筐体15への連結端部側)に向かう方向と同じであるため、FPC板14のうち摺動補助器23の外側にある部分が矢印L方向に引っ張られるようになる。すると、FPC板14は、摺動補助器23の外側部分においては、筐体15の内面から離れて摺動補助器23に巻き付き、且つ、反転部Tで摺動補助器23を引っ張るようになって当該摺動補助器23を矢印L方向に回転させるようになる。
このとき、摺動補助器23は筐体15の回転数のほぼ半分の回転数で回転することから、FPC板14は、摺動補助器23の内側にある部分が芯部材16から巻き戻されながら次第に摺動補助器23の外側に繰り出されるようになってローラ25から次第に離れるようになり、摺動補助器23の外側にある部分は内側から繰り出された部分を摺動補助器23に巻き付けながら、つまりローラ25に接触して該ローラ25を回転させながら筐体15と一体的に矢印L方向に回転してゆく。
このように、筐体15が矢印L方向に相対回転する場合には、FPC板14は、摺動補助器23の内側では芯部材16から巻き戻され、摺動補助器23の外側では当該摺動補助器23に巻き付くように動作するのである。
一方、手首7が前上アーム6に対して相対回転し、これに伴い、筐体15がリール20に対して図9に矢印Mで示す方向に相対回転すると、当該筐体15の相対回転方向が、FPC板14のうち摺動補助器23の外側にある部分の反転部Tから他端側に向かう方向とは反対の方向であるため、FPC板14のうち摺動補助器23の外側にある部分が筐体15により押されるようになる。
これにより、FPC板14のうち摺動補助器23の外側にある部分(保護シート14−0)が緩んで当該摺動補助器23から離れ、筐体15の内面に接した状態となって当該筐体15と一体的に矢印M方向に回転するようになる。この回転により、FPC板14のうち摺動補助器23の外側にある部分が停止している摺動補助器23から巻き戻されるようになると共に、反転部Tが摺動補助器23の一端側のローラ25から離れて他端側の保護柱26に当接するようになる。このとき、反転部Tが接する保護柱26の側面は円弧凹面26aとなっているから、反転部Tが保護柱26から外れることなく、当該保護柱26を効率良く押すことができる。
保護柱26が反転部T(この場合、保護シート14−0の反転部)から押圧力を受けると、摺動補助器23が矢印M方向に回転するようになる。このときの摺動補助器23の回転数は筐体15の回転数のほぼ半分となることから、FPC板14は、摺動補助器23の外側では当該摺動補助器23からの巻き戻しが継続されて当該巻き戻された部分が摺動補助器23の内側に押入れられるようになり、そして、摺動補助器23の内側では外側から入れられてくる部分が摺動補助器23のローラ25に接触して該ローラ25を回転させながら芯部材16の周りに巻かれてゆくようになる。
このように、筐体15が矢印M方向に相対回転する場合には、FPC板14は、摺動補助器23の内側では芯部材16に巻き付けられ、摺動補助器23の外側では当該摺動補助器23から巻き戻されるように動作するのである。
又、このように、筐体15がリール20に対して図9に矢印Mで示す方向、矢印L方向へ相対回転する際においては、上述したように、保護シート14−0、主FPC板14−1及び検査用FPC板14−2は、ほぼ同様に動作する。
この場合、検査用FPC板14−2は、主FPC板14−1の内側に位置するから、この主FPC板14−1の動作と共に該検査用FPC板14−2が動作する。
又、この主FPC板14−1の外側に保護シート14−0が位置することによって、この主FPC板14−1の保護も図られる。
そして、主FPC板14−1と検査用FPC板14−2とでは、構成部材の材質や大きさが同じであるから、反転部Tにおいては、検査用FPC板14−2の曲率半径r2と主FPC板14−1の曲率半径r1との差が、これら主FPC板14−1と検査用FPC板14−2との疲労の差となる。この場合、検査用FPC板14−2の曲率半径r2が主FPC板14−1の曲率半径r1に対して板厚分僅かに小さいから、主FPC板14−1に対して検査用FPC板14−2のほうが僅かに早く疲労してゆき、検査用FPC板14−2の検査用導電線27−2におけるマイクロクラック発生タイミングが主FPC板14−1の主導電線27−1よりも僅かに早いものとなる。
そして、検査用導電線27−2が切れると、図示しない検査回路によって検査用導電線27−2の切断が検知され、図示しない報知器により報知される。これにより主FPC板14−1の主導電線27−1の疲労切断を直前で予知できる。
以上のように、本実施形態の回転関節用配線装置12によれば、検査用FPC板14−2は、その板本体30−2が、主FPC板14−1の板本体30−1と同じ材質及び同じ大きさをなし、且つ検査用導電線27−2も主導電線27−1も同じ材質及び大きさであり、さらに検査用FPC板14−2の検査用導電線27−2の幅が主FPC板14−1の主導電線27−1と同等であることで材質固及び大きさによる疲労条件が同じであり、さらに当該検査用FPC板14−2が主FPC板14−1と厚み方向で並ぶように設けられるので動作条件も同じであるから、検査用FPC板14−2は主FPC板14−1とほとんど同じ劣化条件となる。
ただし、検査用FPC板14−2の反転部Tでの位置が主FPC板14−1の反転部Tより内側であることで、検査用FPC板14−2の曲率半径r2が主FPC板14−1の曲率半径r1より必然的に僅かに小さくなり、検査用FPC板14−2のほうが主FPC板14−1よりも、繰り返し曲げによる疲労度がやや大きくなる。この結果、検査用FPC板14−2の劣化速度が僅かに早めとなる。これにより、主FPC板14−1の主導電線27−1にマイクロクラックが発生する直前のタイミングで、検査用FPC板14−2の検査用導電線27−2にマイクロクラックが発生する。従って、ロボットの高速動作に伴う主FPC板14−1の疲労によるマイクロクラックつまり断線の発生時期を適時のタイミングで把握できる。
また、主配線及び検査用配線をいずれもFPCにより構成したことでロボットの高速動作に良好に追随できる。
さらに、検査用FPC板14−2は主FPC板14−1の内側に位置するから、この検査用FPC板14−2は主FPC板14−1の内側で当該主FPC板14−1と共に動作するようになり、従って、検査用FPC板14−2の動作をガイドする構成(検査用フレキシブルプリント配線板巻き込み防止対策)も必要ではない。
又、主FPC板14−1及び検査用FPC板14−2は帯状をなして厚み方向で並ぶ形態であり、且つ検査用FPC板14−2一枚を追加する程度で済むため、装置全体の構造を現行構成から変更せずに済むと共に、検査用FPC板14−2の製造工程も従来の主FPC板14−1と同じ製造工程で済むため、全体の製造工程も殆ど変更せずに済む。
さらに、この主FPC板14−1と検査用FPC板14−2とは一枚のFPC板14を製造するときに同時に製作できるから、製造工程が増加することもない。そして、この一枚のFPC板14を製造するときに保護シート14−0も同時に製造するから、該保護シート14−0の製造工程も増加せずに済む。
そして、このように簡単に製造できた保護シート14−0により主FPC板14−1を保護することができる。
又、本実施形態によれば、検査用導電線27−2を、主導電線27−1と、幅方向で同位置となるようにしたから、前記曲率半径以外での、検査用導電線27−2と主導電線27−1との疲労劣化条件をさらに同じとすることができ、断線予知精度がさらに向上する。
なお、上記実施形態では、検査用導電線27−2の幅寸法を主導電線27−1の幅寸法と同等としたことで、検査用導電線27−2の切断時期を主導電線27−1の切断時期にさらに近接できたが、検査用導電線27−2の切断時期と主FPC板14−1の切断時期とを若干離したほうが良い場合には、検査用導電線27−2の幅寸法を主導電線27−1の幅寸法より若干小さく(ほぼ同等)しても良い。又、主FPC板14−1の枚数は一枚に限られず、複数枚でも良い。
図面中、1は産業用ロボット、6は前上アーム、7は手首、9はアーム基枠、10は外カバー、12は回転関節用配線装置、13は配線ケース、14はフレキシブルプリント配線板、14−0は保護シート、14−1は主フレキシブルプリント配線板、14−2は検査用フレキシブルプリント配線板、15は筐体、16は芯部材、17は第1の円板、18は第2の円板、20はリール、22は案内部、23は摺動補助器、24は回転板、25はローラ、26は保護柱、26aは円弧凹面、33〜35は接続端子を示す。

Claims (2)

  1. ロボットの関節部分の一方の部材に連結される円形状の筐体及び当該筐体と相対回転可能で前記ロボットの前記一方の部材と相対回転する他方の部材に連結される円形状のリールとを組み合わせてなり内部に環状の案内部を形成した中空円形状の配線ケースと、
    前記案内部内に該案内部の周方向に沿って移動可能に収容されると共に、周方向に複数のローラが回転可能に配置された摺動補助器と、
    柔軟な絶縁樹脂性の板本体に電源供給用又は信号送受用の主導電線を形成して帯状に構成され、前記複数のローラのうちの一つのローラで巻き方向をほぼ円弧状に反転させた反転部が途中に形成された状態で前記案内部内に収容され、一端部が前記リールの相対回転中心部に連結され、他端部が前記筐体に連結された主フレキシブルプリント配線板と、
    前記主フレキシブルプリント配線板の板本体と同じ材質及び同じ形状の検査用板本体に、前記電源供給用又は信号送受用の主導電線と同材質及び同一厚みで且つ幅が同等の検査用導電線を形成して帯状に構成され、前記主フレキシブルプリント配線板の前記反転部の内側に円弧状の反転部を有して当該主フレキシブルプリント配線板と厚み方向に並設されて前記案内部内に収容され、一端部が前記リールの相対回転中心部に連結され、他端部が前記筐体に連結された検査用フレキシブルプリント配線板と
    を備えたことを特徴とする産業用ロボットの回転関節用配線装置。
  2. 前記検査用導電線は、前記主フレキシブルプリント配線板の前記導電線と幅方向で同位置となることを特徴とする請求項1に記載の産業用ロボットの回転関節用配線装置。
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