JP2011192019A - 表示装置、表示方法、プログラム、仮想機構ライブラリ、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

表示装置、表示方法、プログラム、仮想機構ライブラリ、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】制御対象装置ごとに外観を忠実に再現した3次元モデルを用意することなく、ユーザに制御対象装置の動きを理解させることが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】PCは、仮想機構の選択肢を提示し、その選択を受け付ける。仮想機構は、複数の機構要素が連動関係をもって組み合わせられており、特定の制御対象装置の形態の模倣ではない抽象化された形態を備えている。仮想機構の選択肢には、機構要素の種類または機構要素同士の連動関係の態様が互いに異なる複数の仮想機構が含まれる。PCは、制御プログラムの実行結果である一連の位置の指令値または実測値を用いて、制御対象装置に指令値が入力される周期毎またはその周期のうち指定された周期における、選択された仮想機構の状態を示した動画を画面に表示する。
【選択図】図7

Description

本発明は、プログラム制御される制御対象装置の動きを電子的に構築された3次元モデルである仮想機構の動画として表示する表示装置、表示制御方法、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、当該表示装置に格納される仮想機構ライブラリ、および当該仮想機構ライブラリを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
従来、制御対象装置を動作させるための制御プログラムが知られている。
特許文献1には、上記制御プログラムによって動作する工作機械による工作物の機械加工をシミュレーションし、工作機械および工作物の外観をリアルに再現した3次元モデルの動画として当該シミュレーションの結果を表示するシミュレーション装置が記載されている。
特許文献2には、シーケンサと、3次元シミュレータと、ディスプレイとを有するシミュレーション装置が開示されている。シーケンサは、ラダープログラムを用いて設備を制御する。3次元シミュレータは、シーケンサのラダープログラムにより、3次元仮想空間上に構築された設備の3次元モデルを制御し、この3次元モデルの動作のシミュレーションを実施する。ディスプレイは、シミュレーションされた3次元モデルの動作を表示する。当該シミュレーション装置は、シーケンサとして設備を実際に動作制御する実PLC(実プログラマブルロジックコントローラー)を用い、この実PLCを前記3次元シミュレータに接続し、この実PLCのラダープログラムで設備の3次元モデルを仮想空間上で動作させる。
特許文献3には、上記制御プログラムとして、産業用ロボットの教示に用いるプログラミングペンダント(手持ちして使用する教示装置)が開示されている。当該プログラミングペンダントは、ロボットの目標位置データを移動命令によって記述した作業プログラムを格納している。プログラミングペンダントは、作業プログラムにしたがって動くロボットアームが保持するトーチの先端の軌跡を、グラフィカルに3次元表示する。
非特許文献1には、固有の機能を持つ3次元表示されたオブジェクトを組み合わせ機能合成することにより、対話型3次元応用システムを構築可能な3次元オブジェクト機能合成システム(「IntelligentBox」と呼ぶプロトタイプ・システム)が開示されている。
特開2008−71350号公報 特開2007−265238号公報 特開2007−242054号公報
岡田 義広,田中 譲 「対話型3Dソフトウェア構築システム −IntelligentBox−」 コンピュータソフトウェア 日本ソフトウェア科学会 1995年7月17日発行 第12巻 第4号 pp.374-384
ところで、たとえば特許文献1,2のようにプログラム制御される制御対象装置の動作をシミュレーションして当該シミュレーションの結果を表示する場合、制御対象装置の動きを表現するために制御対象装置の外観を忠実に再現した3次元モデルを用いると、ユーザは表示内容を理解しやすい。また、制御対象装置の動作についての実測記録を用いて制御対象装置の動作を再現する場合においても、同様のことが言える。しかしながら、制御対象装置ごとに3次元モデルを作らなければ表示をすることができない。このため、3次元モデルによる表示を利用することができる機会が限られてしまう。
高価な工作機械などについては機械メーカから3次元モデルによる動作表示ができる当該機械専用のシミュレータが提供される場合もある。しかしながら、機械装置一般について考えると、機械装置のメーカがシミュレータを用意していない場合が多い。また、ユーザが自ら機械装置を設計、製作して使用する場合にも、当該機械装置専用のシミュレータは提供されない。このような場合でも、制御対象装置の動きを制御するためのプログラムをテストするために制御対象装置の動きを動画によって確認したいという要求が存在する。
しかしながら、制御対象装置の動きを動画により確認したい場合に、その都度、制御対象装置の外観を忠実に再現した3次元モデルを用意することは、費用や時間の面から現実的に困難である。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、制御対象装置ごとに外観を忠実に再現した3次元モデルを用意することなく、ユーザに制御対象装置の動きを理解させることが可能な表示装置、表示方法、プログラム、仮想機構ライブラリ、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
本発明のある局面に従うと、表示装置は、制御プログラムの実行によって出力される位置の指令値が予め定められた周期で入力されることによって動作する制御対象装置の動作を、電子的に構築された3次元モデルである仮想機構の動画として画面に表示する。表示装置は、仮想機構の選択肢を画面に提示する仮想機構提示手段と、仮想機構提示手段が提示した仮想機構の選択肢の中から一つの仮想機構の選択を受け付ける仮想機構受付手段と、制御プログラムの実行結果である、一連の位置の指令値または一連の位置の実測値を取得する取得手段と、取得された位置の指令値または位置の実測値を用いて、周期毎または複数の指定された周期における選択された仮想機構の状態を示した動画像データを作成する動画像データ作成手段と、動画像データを用いた動画を画面に表示させる表示制御手段とを備える。仮想機構は、複数の機構要素が連動関係をもって組み合わせられた構造を備える。仮想機構提示手段は、少なくとも、機構要素の種類または機構要素同士の連動関係の態様が互いに異なる仮想機構の選択肢を複数提示する。仮想機構は、ユーザにおける当該仮想機構の使用の際に当該仮想機構に対応させられうる特定の制御対象装置の形態の模倣ではない抽象化された形態を備える。
好ましくは、仮想機構提示手段は、少なくとも、機構要素として直動要素を有する仮想機構の選択肢を提示する。直動要素は、柱状の直動軸と、当該直動軸に沿って移動する可動部とを有する。直動要素は、少なくとも1つの動画像の再生の開始から終了までの間は直動軸の長さが変化しない形態で表示される。
好ましくは、仮想機構受付手段は、さらに、機構要素の形態を設定するための入力を受け付ける。直動要素を含む仮想機構を使用可能とするための必須の入力として当該直動要素について仮想機構受付手段が受け付ける入力は、可動部の可動長さを設定する入力のみである。
好ましくは、仮想機構提示手段は、少なくとも、機構要素として直動要素を有する仮想機構の選択肢を提示する。直動要素は、柱状の直動軸を有する。直動要素は、指令値または実測値の変化に応じて直動軸の長さを変化させる形態で表示される。
好ましくは、仮想機構提示手段は、少なくとも、機構要素として回転要素を有する仮想機構の選択肢を提示する。回転要素は、対称軸を中心に回転する柱状体である。
好ましくは、仮想機構提示手段は、少なくとも、互いに垂直に接続された2つの直動要素を機構要素として有する仮想機構と、互いに垂直に接続された3つの直動要素を機構要素として有する仮想機構との選択肢を提示する。
好ましくは、表示装置は、仮想機構の定義に利用可能な機構要素の選択肢を画面に提示する機構要素提示手段と、選択肢として提示されている機構要素のうち互いに接続する機構要素の選択と、選択された機構要素同士における連動の態様の指定とを受け付ける機構要素受付手段と、選択された機構要素を含んだ仮想機構であって、かつ指定された態様で機構要素が連動する仮想機構を作成する仮想機構作成手段とをさらに備える。
好ましくは、表示装置は、複数の互いに異なる仮想機構を含む仮想機構ライブラリを格納した記憶装置をさらに備える。仮想機構提示手段は、仮想機構ライブラリに含まれている仮想機構の選択肢を提示する。
好ましくは、表示装置は、複数の互いに異なる仮想機構を含む仮想機構ライブラリおよび少なくとも1つの機構要素を含む機構要素ライブラリを格納した記憶装置と、仮想機構作成手段によって作成された仮想機構を仮想機構ライブラリに登録する仮想機構登録手段とをさらに備える。仮想機構提示手段は、仮想機構ライブラリに含まれている仮想機構の選択肢を提示する。機構要素提示手段は、機構要素ライブラリに含まれている機構要素の選択肢を提示する。
本発明の他の局面に従うと、表示方法は、制御プログラムの実行によって出力される位置の指令値が予め定められた周期で入力されることによって動作する制御対象装置の動作を、電子的に構築された3次元モデルである仮想機構の動画として画面に表示する。表示方法は、仮想機構の選択肢を画面に提示する仮想機構提示ステップと、提示された仮想機構の選択肢の中から一つの仮想機構の選択を受け付けるステップと、制御プログラムの実行結果である、一連の位置の指令値または一連の位置の実測値を取得するステップと、取得された位置の指令値または位置の実測値を用いて、周期毎または複数の指定された周期における選択された仮想機構の状態を示した動画像データを作成するステップと、動画像データを用いた動画を画面に表示させるステップとを備える。仮想機構は、複数の機構要素が連動関係をもって組み合わせられた構造を備える。仮想機構提示ステップは、少なくとも、機構要素の種類または機構要素同士の連動関係の態様が互いに異なる仮想機構の選択肢を複数提示する。仮想機構は、ユーザにおける当該仮想機構の使用の際に当該仮想機構に対応させられうる特定の制御対象装置の形態の模倣ではない抽象化された形態を備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、プログラムは、制御プログラムの実行によって出力される位置の指令値が予め定められた周期で入力されることによって動作する制御対象装置の動作を、電子的に構築された3次元モデルである仮想機構の動画として表示装置の画面に表示させる。プログラムは、仮想機構の選択肢を画面に提示する仮想機構提示ステップと、提示された仮想機構の選択肢の中から一つの仮想機構の選択を受け付けるステップと、制御プログラムの実行結果である、一連の位置の指令値または一連の位置の実測値を取得するステップと、取得された位置の指令値または位置の実測値を用いて、周期毎または複数の指定された周期における選択された仮想機構の状態を示した動画像データを作成するステップと、動画像データを用いた動画を画面に表示させるステップとを、表示装置に実行させる。仮想機構は、複数の機構要素が連動関係をもって組み合わせられた構造を備える。仮想機構提示ステップは、少なくとも、機構要素の種類または機構要素同士の連動関係の態様が互いに異なる仮想機構の選択肢を複数提示する。仮想機構は、ユーザにおける当該仮想機構の使用の際に当該仮想機構に対応させられうる特定の制御対象装置の形態の模倣ではない抽象化された形態を備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、制御プログラムの実行によって出力される位置の指令値が予め定められた周期で入力されることによって動作する制御対象装置の動作を、電子的に構築された3次元モデルである仮想機構の動画として表示装置の画面に表示させるプログラムを格納している。プログラムは、仮想機構の選択肢を画面に提示する仮想機構提示ステップと、提示された仮想機構の選択肢の中から一つの仮想機構の選択を受け付けるステップと、制御プログラムの実行結果である、一連の位置の指令値または一連の位置の実測値を取得するステップと、取得された位置の指令値または位置の実測値を用いて、周期毎または複数の指定された周期における選択された仮想機構の状態を示した動画像データを作成するステップと、動画像データを用いた動画を画面に表示させるステップとを、表示装置に実行させる。仮想機構は、複数の機構要素が連動関係をもって組み合わせられた構造を備える。仮想機構提示ステップは、少なくとも、機構要素の種類または機構要素同士の連動関係の態様が互いに異なる仮想機構の選択肢を複数提示する。仮想機構は、ユーザにおける当該仮想機構の使用の際に当該仮想機構に対応させられうる特定の制御対象装置の形態の模倣ではない抽象化された形態を備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、仮想機構ライブラリは、電子的に構築された3次元モデルである仮想機構を収録している。仮想機構は、複数の機構要素が連動関係をもって組み合わせられた構造を備える。仮想機構ライブラリは、少なくとも、機構要素の種類または機構要素同士の連動関係の態様が互いに異なる仮想機構の選択肢を複数収録する。仮想機構は、ユーザにおける当該仮想機構の使用の際に当該仮想機構に対応させられうる特定の制御対象装置の形態の模倣ではない抽象化された形態を備える。
好ましくは、仮想機構ライブラリは、少なくとも、互いに垂直に接続された2つの直動要素を機構要素として有する仮想機構と、互いに垂直に接続された3つの直動要素を機構要素として有する仮想機構とを収録する。
本発明のさらに他の局面に従うと、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、電子的に構築された3次元モデルである仮想機構を収録した仮想機構ライブラリを格納している。仮想機構は、複数の機構要素が連動関係をもって組み合わせられた構造を備える。仮想機構ライブラリは、少なくとも、機構要素の種類または機構要素同士の連動関係の態様が互いに異なる仮想機構の選択肢を複数収録する。仮想機構は、ユーザにおける当該仮想機構の使用の際に当該仮想機構に対応させられうる特定の制御対象装置の形態の模倣ではない抽象化された形態を備える。
好ましくは、仮想機構ライブラリは、少なくとも、互いに垂直に接続された2つの直動要素を機構要素として有する仮想機構と、互いに垂直に接続された3つの直動要素を機構要素として有する仮想機構とを収録する。
制御対象装置ごとに外観を忠実に再現した3次元モデルを用意することなく、ユーザに制御対象装置の動きを理解させることが可能となる。
制御システムの概略構成を示した図である。 PCのハードウェア構成を表わすブロック図である。 PLCサポートプログラムの構成を示した図である。 動画像作成プログラム部に含まれる動画像データ処理部および仮想機構管理部の機能的構成を示した図である。 PLCサポートプログラムに基づきPCで行なわれる処理を示したフローチャートである。 PLCサポートプログラムを実行した際にPCで表示されるウィンドウを示した図である。 仮想機構を選択するためのウィンドウを示した図である。 第1の仮想機構を示した図である。 第2の仮想機構を示した図である。 第3の仮想機構を示した図である。 第4の仮想機構を示した図である。 第5の仮想機構を示した図である。 第6の仮想機構を示した図である。 第7の仮想機構を示した図である。 第8の仮想機構を示した図である。 仮想機構を設定するためのウィンドウを示した図である。 仮想機構と特定部位の軌跡とが表示されたウィンドウを示した図である。 仮想機構を新たに作成するためのウィンドウを示した図である。 図8から図15に例示した各仮想機構の定義情報を示した図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る表示装置について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1は、本実施の形態に係る制御システム1の概略構成を示した図である。図1を参照して、制御システム1は、PC(Personal Computer)10と、PLC(Programmable Logic Controller)20と、制御対象装置30と、サーバ装置40とを備える。
PC(表示装置)10は、インストールされたPLCサポートプログラム11を格納している。また、PC10は、ユーザが作成した制御プログラム12を格納している。
CD−ROM999は、PLCサポートプログラム11を格納している。PC10にインストールされているPLCサポートプログラム11は、CD−ROM999を用いてインストールされたものである。
PLC20は、制御対象装置30の動きを制御するためのコントローラとして働く。すなわち、PLC20は、いわゆるモーションコントロール機能を備えている。PLC20は、制御対象装置30に対する制御内容を規定する制御プログラム21を記憶している。PLC20は、PC10と通信可能に接続されている。PLC20に格納されている制御プログラム21は、PC10から送られてきたものである。具体的には、制御プログラム21は、PC10に記憶されている制御プログラム12の複製物である。
制御対象装置30は、サーボモータ、ステッピングモータなどのモータを備える。制御対象装置30は、当該モータによって駆動する。モータには、モータドライバから駆動電流が供給される。
モータドライバは、制御プログラムを実行するPLC20から制御周期毎に位置の指令値を与えられる。モータドライバは、位置の指令値に応じた駆動電流をモータに供給する。モータがサーボモータである場合、当該モータにはエンコーダが備えられている。エンコーダは、モータの回転位置の実測値を検出する。モータドライバは、モータの回転位置の実測値をフィードバック制御に利用する。
PC10は、インターネットなどのネットワーク50を介してサーバ装置40に接続可能である。PLCサポートプログラム11は、サーバ装置40からPC10にダウンロードすることもできる。
図2は、PC10のハードウェア構成を表わすブロック図である。図2を参照して、PC10は、主たる構成要素として、プログラムを実行するCPU901と、データを不揮発的に格納するROM(Read Only Memory)902と、CPU901によるプログラムの実行により作成されたデータ、又はキーボード905もしくはマウス906を介して入力されたデータを揮発的に格納するRAM903と、データを不揮発的に格納するHDD(Hard Disk Drive)904と、PC10の使用者による指示の入力を受けるキーボード905およびマウス906と、モニタ907と、CD−ROM駆動装置908と、通信IF909とを含む。各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。CD−ROM駆動装置908には、CD−ROM999が装着される。
PC10における処理は、各ハードウェアおよびCPU901により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、HDD904に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、CD−ROM999その他の記憶媒体に格納されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、CD−ROM駆動装置908その他の読取装置によりその記憶媒体から読み取られて、あるいは、通信IF909を介してダウンロードされた後、HDD904に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU901によってHDD904から読み出され、RAM903に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU901は、そのプログラムを実行する。
同図に示されるPC10を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本発明の本質的な部分は、RAM903、HDD904、CD−ROM999その他の記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。なお、PC10の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、記録媒体としては、DVD-ROM、CD−ROM、FD(Flexible Disk)、ハードディスクに限られず、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM(Electronically Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の
固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。また、記録媒体は、当該プログラム等をコンピュータが読取可能な一時的でない媒体である。
ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
図3は、PLCサポートプログラム11の構成を示した図である。図3を参照して、ユーザインターフェース部101と、PLCインターフェース部102と、制御プログラム編集部103と、制御プログラムシミュレーション部104と、動画像作成プログラム部105とを備える。動画像作成プログラム部105は、ライブラリ111と、仮想機構管理部112と、動画像データ処理部113とを含む。ライブラリ111は、仮想機構ライブラリ1111と、機構要素ライブラリ1112とを有する。
ユーザインターフェース部101は、PC10の画面(モニタ907の画面)に表示するウィンドウの内容を作成する。ユーザインターフェース部101は、キーボードやマウスによるユーザの操作を受け付ける。ユーザインターフェース部101の機能的な構成については、後述する(図4)。
制御プログラム編集部103は、ユーザから受け付けた指示に従い、制御プログラムの入力および編集を行なう。制御プログラム編集部103は、制御プログラムを実行するためにコンパイルが必要である場合はコンパイルも行なう。制御プログラム編集部103は、作成した制御プログラムを、PLCインターフェース部102を介してPLC20に送る。制御プログラム編集部103は、PLC20に格納されている制御プログラム21を読み出して、当該読み出した制御プログラム21を編集することもできる。
制御プログラムシミュレーション部104は、PLC20のシミュレータである。制御プログラムシミュレーション部104は、PLC20が制御プログラム21を実行する動作をシミュレートし、PLC20が制御周期毎に出力するはずの位置の指令値を算出する。
仮想機構ライブラリ1111は、複数の仮想機構を含んでいる。仮想機構とは、電子的に構築された3次元モデルである。仮想機構は、複数の機構要素が連動関係をもって組み合わせられた構造を備えている。仮想機構ライブラリ1111は、少なくとも、機構要素の種類または機構要素同士の連動関係の態様が互いに異なる仮想機構を複数収録している。仮想機構は、ユーザにおける当該仮想機構の使用の際に当該仮想機構に対応させられうる特定の制御対象装置の形態の模倣ではない抽象化された形態を備えている。すなわち、仮想機構は、その仮想機構の基本構造と共通する基本構造を有する種々の制御対象装置のモデルとして使用しやすいように、個性の少ない簡素な形態に設計されている。基本構造は、機構要素の組み合わせ方に対応する構造である。仮想機構ライブラリ1111は、抽象化された形態の仮想機構に加えて、特定の制御対象装置の形態を模倣した形態の仮想機構を含んでいてもよい。
機構要素ライブラリ1112は、少なくとも1つの機構要素を収録している。
仮想機構管理部112は、仮想機構ライブラリ1111に用意されている仮想機構を、ユーザインターフェース部101を介して選択肢としてユーザに提示する。仮想機構管理部112は、ユーザから受け付けた指示に従い、仮想機構を選択する。さらに、仮想機構管理部112は、選択された仮想機構についてユーザが設定すべき内容があれば、ユーザインターフェース部101を介して当該設定も受け付ける。
仮想機構管理部112は、ユーザが仮想機構ライブラリ1111に用意されていない新たな仮想機構を定義する場合には、機構要素ライブラリ1112に用意されている機構要素を、ユーザインターフェース部101を介して選択肢としてユーザに提示する。仮想機構管理部112は、ユーザから受け付けた指示に従い、機構要素を選択する。さらに、仮想機構管理部112は、どの機構要素にどの機構要素を接続して連動させるかについての指定操作を、ユーザインターフェース部101を介して受け付ける。
仮想機構管理部112は、ユーザからの指定された内容に基づき、新たな仮想機構を定義して利用可能とするとともに、当該利用可能とした仮想機構を仮想機構ライブラリ1111に追加する。
以下、PLCサポートプログラム11をさらに詳しく説明する。
図4は、動画像作成プログラム部105に含まれる動画像データ処理部113および仮想機構管理部112の機能的構成を示した図である。図4を参照して、動画像データ処理部113は、取得部1131と、動画像データ作成部1132と、表示制御部1133とを備える。仮想機構管理部112は、仮想機構提示部1121と、仮想機構受付部1122と、機構要素提示部1123と、機構要素受付部1124と、仮想機構作成部1125と、仮想機構登録部1126とを含む。
仮想機構提示部1121は、ライブラリ111の中の仮想機構ライブラリ1111に含まれている仮想機構の選択肢をユーザインターフェース部101を介してモニタ907の画面に提示する。仮想機構提示部1121は、少なくとも、機構要素の種類または機構要素同士の連動関係の態様が互いに異なる仮想機構の選択肢を複数提示する。
仮想機構受付部1122は、仮想機構提示部1121が提示した仮想機構の選択肢の中から一つの仮想機構の選択を受け付ける。この選択は、ユーザがキーボード905またはマウス906を操作することにより与えられる。
取得部1131は、制御プログラムシミュレーション部104から、制御プログラム12の実行結果である一連の位置の指令値を取得する。また、取得部1131は、PLCインターフェース部102から、制御プログラム12の実行結果である一連の位置の実測値を取得する。
動画像データ作成部1132は、必要な設定が済ませられて使用可能となった仮想機構を、仮想機構管理部112を介して仮想機構ライブラリ1111から取得する。動画像データ作成部1132は、制御プログラムシミュレーション部104から取得した一連の位置の指令値またはPLCインターフェース部102から取得した一連の位置の実測値を用いて、制御周期毎または複数の指定された制御周期における上記選択された仮想機構の状態を示した動画像データを作成する。なお、「複数の指定された制御周期」とは、たとえば、一定周期ごとに抽出された各制御周期である。
表示制御部1133は、上記動画像データを用いた動画をユーザインターフェース部101を介してモニタ907の画面に表示させる。これにより、PC10は、選択された仮想機構の動画を表示可能となる。
新たな仮想機構を定義する場合、機構要素提示部1123は、機構要素ライブラリ1112に含まれている、仮想機構の定義に利用可能な機構要素の選択肢をユーザインターフェース部101を介してモニタ907の画面に表示させる。機構要素受付部1124は、選択肢として提示されている機構要素のうち互いに接続する機構要素の選択と、当該選択された機構要素同士における連動の態様の指定とを受け付ける。この選択および指定は、ユーザがキーボード905またはマウス906を操作することにより与えられる。
仮想機構作成部1125は、上記選択された機構要素を含んだ仮想機構であって、かつ上記指定された態様で当該機構要素が連動する仮想機構を作成する。仮想機構登録部1126は、当該作成された仮想機構をライブラリ111の仮想機構ライブラリ1111に登録する。
動画像データ処理部113は、取得された位置の指令値に対応する、制御周期毎または複数の指定された制御周期における一連の上記特定部位の位置を求める。動画像データ処理部113は、上記一連の特定部位の位置の各々を時間の経過順に通る軌跡を示した軌跡データを作成する。動画像データ処理部113の動画像データ作成部1132は、上記軌跡の空間的形態を画像として画面に表示するための動画像データを、上記軌跡データに基づき作成する。PC10は、仮想機構の動画像に特定部位の軌跡を含めた態様で動画像を表示してもよい。
図5は、PLCサポートプログラム11に基づきPC10で行なわれる処理を示したフローチャートである。図5を参照して、ステップS2において、PC10は、仮想機構の選択肢を表示する。すなわち、仮想機構提示部1121は、仮想機構の選択肢を画面に表示させる。ステップS4において、動画像作成プログラム部105は、ユーザインターフェース部101を介して、仮想機構を作成する指示を受け付けたか否かを判断する。
指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS4においてNO)、ステップS6において、仮想機構受付部1122は仮想機構を選択する操作(入力)を受け付ける。仮想機構受付部1122は、当該受け付けた操作に応じた指示を、動画像データ処理部113に送る。ステップS8において、仮想機構受付部1122は、仮想機構に対する設定を行なう操作を受け付ける。仮想機構受付部1122は、当該受け付けた操作に応じた指示を、動画像データ処理部113に送る。
ステップS10において、取得部1131は、制御プログラムの実行結果を取得する。ステップS12において、動画像データ処理部113は、仮想機構の特定部位の軌跡データを作成する。ステップS12において、動画像データ作成部1132は、制御プログラムの実行結果と整合するように動作する仮想機構、および当該仮想機構の特定部位の軌跡の空間的形態を画像として画面に表示するための動画像データを作成する。ステップS16において、PC10は、作成された動画像データを用いて動画を表示する。
指示を受け付けたと判断した場合(ステップS4においてYES)、ステップS18において、PC10は、機構要素の選択肢を表示する。すなわち、機構要素提示部1123は、仮想機構の定義に利用可能な少なくとも1つの機構要素を画面に表示させる。ステップS20において、機構要素受付部1124は、どの機構要素を使用するのか、およびどの機構要素の可動部にどの機構要素を接続して連動させるかを指定する操作を受け付ける。すなわち、機構要素受付部1124は、表示されている機構要素のうち互いに接続する機構要素の選択と、当該選択された機構要素同士における連動の態様の指定とを受け付ける。
ステップS22において、仮想機構作成部1125は、指定された内容にしたがい、新たな仮想機構を定義する。すなわち、仮想機構作成部1125は、選択された機構要素を含んだ仮想機構であって、かつ上記指定された態様で当該機構要素が連動する仮想機構を作成する。ステップS24において、仮想機構登録部1126は、定義(作成)された仮想機構を、仮想機構ライブラリ1111に登録する。
図6は、PLCサポートプログラム11を実行した際にPC10で表示されるウィンドウ120を示した図である。図6を参照して、ウィンドウ120は、設定領域121と、制御プログラム編集領域122と、画像表示リンク領域123とを含む。
設定領域121は、制御プログラム12の編集やシミュレーションを行なう上で必要となる種々の設定の入力を行なうための領域である。設定領域121に含まれている「仮想機構」の文字をユーザが選択(たとえば、クリック)すると、PC10は、仮想機構を選択するためのウィンドウを(図7参照)を別ウィンドウとして開く。「XY機構」の文字は、現在選択されている仮想機構がXY機構であることを示す。
制御プログラム編集領域122は、ユーザが制御プログラムを入力したり、制御プログラムを編集するために用いられる。
画像表示リンク領域123をユーザが選択すると、PC10は、画像表示画面(図17)を別ウィンドウとして開く。
図7は、仮想機構を選択するためのウィンドウ130を示した図である。なお、図7も、PLCサポートプログラム11の実行により、PC10の画面に出力される画像を示している。図7を参照して、ウィンドウ130は、仮想機構名を示した領域131と、ヘルプを示した領域132と、OKボタンを示した領域133とを含む。
PC10は、仮想機構名を示した領域131に、利用可能な仮想機構のリストを表示する。仮想機構名のいずれかがユーザによってクリックされた場合、PC10は、当該クリックされた仮想機構を選択された状態とする。図7は、矩形で囲まれたXY機構1311が選択された状態を示している。この状態でユーザがOKボタンを押すと、XY機構の選択が確定する。選択された仮想機構が設定情報の入力を必要とする場合は、PC10は、仮想機構設定画面(図16)を別ウィンドウとして開く。
PC10は、ヘルプを示した領域に、選択されている仮想機構についての説明を表示する。
仮想機構名を示した領域131の「新規作成」の領域1312が選択され、かつ当該選択が確定すると、PC10は、新規仮想機構作成画面を別ウィンドウとして開く。これにより、ユーザは、新しい仮想機構を定義することができる。
次に、図8〜図15に基づき、8つの仮想機構の例を示す。なお、各仮想機構は、複数の要素(機構要素)により構成されている。また、nを1以上の自然数とすると、第n+1要素は第n要素に従属しているものとする。すなわち、ある要素は、自身より序数が1つだけ小さい要素に直接的に従属する。たとえば、第2要素は、第1要素に直接的に従属する。第3要素は、第2要素に直接的に従属し、当該第2要素により第1要素に間接的に従属する。
図8は、第1の仮想機構を示した図である。より詳しくは、図8は、XY機構1800を示した図である。図8を参照して、XY機構1800は、第1要素としてX方向の直動要素1810と、第1要素に連動する第2要素としてY方向の直動要素1820とを有する。
直動要素1810は、円柱状の直動軸1812と、直動軸1812に沿って移動する立方体状の可動部1811とを含む形態で表示される。直動軸1812の断面形状は円に限らず四角形その他の任意の形状を採用できる。なお、後述する各直動軸についても同様である。直動軸1812の両端には直動軸に垂直な板状の終端部材1813が設けられている。
直動要素1810には可動長さが設定されている。直動軸1812は、可動部1811が可動長さだけ移動できるような長さを有する軸として表示される。直動軸1812の長さは、可動長さの設定が変更されるまで一定である。したがって、直動軸1812の長さは、少なくとも1つの動画の開始から終了までの間は一定である。
直動要素1810は、可動長さのみを必須の設定情報とする。可動長さのみを設定する場合、動画像データ処理部113は、X方向の最小位置をゼロとみなす。
X方向の可動長さを設定することに代えて、X方向の可動範囲の最大値と最小値をユーザに入力させるようにPLCサポートプログラム11を構成してもよい。この場合は最大値と最小値の差が可動長さとなる。
なお、たとえば直動軸の長さを一定としない場合には、X方向の可動長さの設定は省略可能にしてもよい。この場合には、伸縮する直動軸の先端に可動部が設けられている表示形態にするか、可動部も省略して伸縮する直動軸の先端にY方向の直動要素の基端部を直接接続する表示形態にすることが考えられる。これらの場合には、X方向の直動要素の終端部材1813は基端側にのみ表示する。また、直動要素の可動長さ設定を省略するときの他の表示態様として、直動軸の長さを無限に、または実用上十分に長くすることができる。これらの場合、直動要素の長さが動画表示の画面内におさまらないので、画面内に直動要素の終端は表されない。あるいは、動画像の再生開始時点では適当な長さの直動軸を描画しておき、長さが足りなくなる都度、必要な長さまで表示長さが大きくなるように表示形態が変更されるように、PLCサポートプログラム11を構成してもよい。PLCサポートプログラム11は、表示すべきX方向の位置の最小値と最大値とを動画像の表示開始前に取得できる場合には、最小値と最大値との差を可動長さとして自動的に設定してもよい。
直動要素1820は、Y方向の指令値またはY方向の実測値の変化に合わせて長さが伸縮する円柱状の直動軸1821の形態で表示される。Y方向の直動要素1820の基端は直動要素1810の可動部1811に接続している。これにより、直動要素1820の全体は、直動要素1810の可動部1811の移動に合わせてX方向に移動する。なお、動画像データ作成部1132が、直動軸の長さを変化させる動画像データを作成する。
ユーザは、直動要素1820にも可動長さを設定することができるが、当該設定は必須ではない。可動長さを設定した場合、可動長さを超えるY方向の位置が与えられても直動軸1821の長さの変化は可動長さの限界位置で停止する。
直動軸1821は、マイナスの位置の値を与えられると、マイナスのY方向に伸びるように表示される。直動軸1821の先端位置が与えられた位置のXY座標を示している。
本実施の形態では、直接的にまたは間接的に他の直動要素が従属している場合の直動要素は、他の要素と接続しない端部に終端部材を備えた形態で表示している。また、直接的にまたは間接的に他の直動要素が従属していない直動要素は、終端部材を備えない伸縮柱の形態で表示している。なお、終端部材の表示はすべて省略するようにしてもよい。
直動要素の表示形態の核となっているのは、与えられた位置の値に応じて長さが変化する線分である。この線分は太さを持たない。可動長さが設定される場合には、補助的に可動長さを持つ線分が追加される。あるいは、可動長さが設定される場合には、可動長さを持つ線分と、その線分上を移動する可動部の核である大きさを持たない点とを直動要素の核としてもよい。第1の直動要素に第2の直動要素を接続するときは、第1の直動要素の核である伸縮する線分の先端に(または可動部の核である点に)第2の直動要素の核である線分の基端が接続される。断面形状を有する軸、可動部、終端部材は、表示形態の核である線分に対する修飾要素である。PLCサポートプログラム11は、修飾要素が物理的にリアルにふるまうことは重視していない構成であるため、修飾要素同士が干渉するような場合でも、かまわずに修飾要素同士の重ね合わせ表示を行なう。
このような表示形態の核に基づくと、動画像作成プログラム部105の設計が容易になる。ただし、表示される形態の全体が物理的にリアルにふるまうように動画像作成プログラム部105を設計してもかまわない。
図9は、第2の仮想機構を示した図である。より詳しくは、図9は、XYZ機構1900を示した図である。図9を参照して、XYZ機構1900は、第1要素としてX方向の直動要素1910と、第1要素に連動する第2要素としてY方向の直動要素1920と、第2要素に連動する第3要素としてZ方向の直動要素1930とを有する。
直動要素1910は、可動部1911と、直動軸1912と、終端部材1913とを含む。直動要素1910は、直動要素1810(図8)と同じ構成であるため、直動要素1910の説明は繰り返さない。
直動要素1920は、円柱状の直動軸1922と、直動軸1922に沿って移動する立方体状の可動部1921とを含む形態で表示される。直動軸1922の断面形状は円に限らず四角形その他の任意の形状を採用できる。直動軸1922の可動部1911とは反対側の端部(先端)には、直動軸1922に垂直な板状の終端部材1923が設けられている。
直動要素1930は、Z方向の指令値またはZ方向の実測値の変化に合わせて長さが伸縮する円柱状の直動軸1931の形態で表示される。直動要素1930の先端1931Aとは反対側の基端1931Bは、可動部1921に接続されている。
図10は、第3の仮想機構を示した図である。より詳しくは、図10は、XYθ機構2000を示した図である。図10を参照して、XYθ機構2000は、第1要素としてX方向の直動要素2010と、第1要素に連動する第2要素としてY方向の直動要素2020と、第2要素に連動する第3要素として回転軸をY方向に向けた回転要素2030とを有する。
直動要素2010は、可動部2011と、直動軸2012と、終端部材2013とを含む。直動要素2010は、直動要素1810(図8)と同じ構成であるため、直動要素2010の説明は繰り返さない。
直動要素2020は、Y方向の指令値またはY方向の実測値の変化に合わせて長さが伸縮する円柱状の直動軸2021の形態で表示される。すなわち、直動要素2020は、直動要素1820(図8)と同様の構成である。
回転要素2030は、直動軸2021よりも太く、軸方向(Y方向)の長さが短い円柱の形態で表示される。この円柱の中心位置は、与えられた位置のXY座標を表す。円柱の側面には軸と平行な直線状のマーク2031が表示されている。ユーザは、マーク2031の移動により回転要素2030が回転していることがわかる。
回転要素2030の表示形態の核となっているのは中心点であり、円柱形状は中心点に対する修飾要素である。中心点は、回転軸方向の属性と、軸に垂直で回転要素が回転するのに伴い回転する基準半径方向の属性とを有する。円柱側面に表示されたマーク2031は、基準半径方向を示している。
なお、上記においては回転要素2030の形状を円柱として説明したが、当該形状は断面が多角形の柱状体や球体でもよい。
図11は、第4の仮想機構を示した図である。より詳しくは、図11は、XYZθ機構2100を示した図である。図11を参照して、XYZθ機構2100は、第1要素としてX方向の直動要素2110と、第1要素に連動する第2要素としてY方向の直動要素2120と、第2要素に連動する第3要素としてZ方向の直動要素2130と、第3要素に連動する第4要素として回転軸をZ方向に向けた回転要素2140とを有する。
直動要素2110は、可動部2111と、直動軸2112と、終端部材2113とを含む。直動要素2110は、直動要素1810(図8)と同じ構成であるため、直動要素2110の説明は繰り返さない。
直動要素2120は、可動部2121と、直動軸2122と、終端部材2123とを含む。直動要素2120は、直動要素1920(図9)と同じ構成であるため、直動要素2120の説明は繰り返さない。
直動要素2130は、Z方向の指令値またはZ方向の実測値の変化に合わせて長さが伸縮する円柱状の直動軸2131の形態で表示される。つまり、直動要素1930(図9)と同様の構成を有する。直動要素2130の基端2131Bは、可動部2121に接続されている。
回転要素2140は、直動要素2130の先端2131Aに接続されている。回転要素2140は、回転軸の向きがZ方向である以外は、回転要素2030(図10)と同様の構成を有する。
図12は、第5の仮想機構を示した図である。より詳しくは、図12は、θXY機構2200を示した図である。図12を参照して、θXY機構2200は、第1要素として回転軸がZ方向に向いた回転要素2210と、第1要素に連動する第2要素としてX方向の直動要素2220と、第2要素に連動する第3要素としてY方向の直動要素2230とを有する。つまり、θXY機構2200は、回転要素2210にXY機構を従属させた仮想機構である。
なお、直動要素2220は、可動部2221と、直動軸2222と、終端部材2223とを備える。直動要素2220は、直動軸2222の一端が回転要素2210に接続している以外は、直動要素1810(図8)と同様の構成を有する。直動要素2230は、直動軸2231を備える。直動要素2230は、直動要素1820(図8)と同様の構成を有する。
ところで、図8から図11における、X方向、Y方向、Z方向は、制御対象装置30が置かれた空間全体についてのグローバル座標系における方向である。これに対し、図12における、X方向、Y方向、Z方向は、回転要素2210の回転軸に従属するローカル座標系を規定する方向である。
1つの仮想機構に含まれる回転要素の中で従属レベルが最上位(すなわち、要素(機構要素)の序数が小さい)の回転要素に従属する部分について、基準半径方向と一致するように第1ローカルX方向が定義される。また、当該回転要素の回転軸方向と一致するように第1ローカルZ方向が定義される。第1ローカルY方向は、第1ローカルXと第1ローカルZと直交する方向として定義される。第1ローカル座標系の原点は回転要素の中心に一致する。回転要素の中で従属段階が2つめの回転要素(その回転要素より上位の機構要素の中に回転要素が1つだけある回転要素)に従属する部分については、同様に第2ローカル座標系が規定される。なお、第1要素に与えられる位置(回転角)がゼロのとき、第1ローカルX方向はグローバルX方向(グローバル座標系におけるX軸方向)を向いている。
回転要素2210の回転軸に垂直な平面内で、回転要素2210の位置(回転角)ゼロのときのローカルX方向をどのように定義するかは上記に限らず任意に設計できる事項である。本実施形態では各仮想機構において、ユーザが最も自然と感じるであろう方向にローカルX方向を定義している。回転要素2210は、与えられる位置(回転角)が増加すると回転要素2210によって規定されるローカルZ方向のマイナス側から見て反時計回りに回転する。
図13は、第6の仮想機構を示した図である。より詳しくは、図13は、XθY機構2300を示した図である。図13を参照して、XθY機構2300は、第1要素としてX方向の直動要素2310と、第2要素として回転軸がX方向に向いた回転要素2320と、第2要素に連動する第3要素として直動要素2330とを有する。
直動要素2310は、直動軸2311と、終端部材2312とを含む。直動要素2330は、長さが伸縮する円柱状の直動軸2331の形態で表示される。すなわち、直動要素2330は、直動要素1820(図8)と同様の構成である。
このように、XθY機構2300では、XY機構(図8)における第1要素であるX方向の直動要素1810の可動部1811が第2要素である回転要素2320の円柱に置き換えられている。
直動要素2330の方向は、回転要素2320によって規定される第1ローカルX方向である。回転要素2320に与えられる位置(回転角)がゼロのとき、第1ローカルX方向はグローバルY方向と一致する。
図14は、第7の仮想機構を示した図である。より詳しくは、図14は、スカラ機構2400を示した図である。図14を参照して、スカラ機構2400は、第1要素である回転要素2410と、第2要素である腕要素2420と、第3要素である回転要素2430と、第4要素である腕要素2440と、第5要素である回転要素2450と、第6要素である直動要素2460とを含む。
回転要素2410は、回転軸をZ方向に向けた回転要素である。回転要素2410は、回転要素2410によって規定される第1ローカルX方向に腕要素2420が接続されている。
腕要素2420は設定された長さの四角柱状形態で表示される。ただし、接続する他の要素が有する表示形態との干渉により、表示上の腕要素の長さは設定された長さより短く表示される。腕要素2420の表示形態の核となっているのは設定された長さの線分であり、四角柱形状は線分に対する修飾要素である。
回転要素2430は、回転軸をZ方向に向けた回転要素である。回転要素2430は、第2ローカル座標を規定する。第2ローカル座標において腕要素2420が回転要素2430に接続する方向は、回転要素2430に与えられる位置(回転角)に応じて変化する。回転要素2430に与えられる回転角がゼロのとき、腕要素2420は第2ローカル座標系のマイナスX方向から回転要素2430に接続している。
腕要素2440は、第2ローカルX方向に向けられて回転要素2430に接続されている。
回転要素2450は、回転軸をZ方向に向けた回転要素である。回転要素2450は、第3ローカル座標を規定する。第3ローカル座標において腕要素2440が回転要素2450に接続する方向は、回転要素2450に与えられる位置(回転角)に応じて変化する。回転要素2450に与えられる回転角がゼロのとき、腕要素2440は第3ローカル座標系のマイナスX方向から回転要素2450に接続している。
直動要素2460は、軸方向をZ方向に向けた直動要素である。より具体的には、直動要素2460は、長さが伸縮する円柱状の直動軸2461の形態で表示される。図14は、マイナスの位置を与えられることによりマイナスZ方向に直動軸が伸びている状態を示している。
図15は、第8の仮想機構を示した図である。より詳しくは、図15は、極座標機構2500を示した図である。図15を参照して、極座標機構2500は、第1要素である回転要素2510と、第2要素である腕要素2520と、第3要素である腕要素2530と、第4要素である回転要素2540と、第5要素である直動要素2550とを含む。
回転要素2510は、回転軸をZ方向に向けた回転要素である。回転要素2510に与えられる位置(回転角)がゼロのとき、第1ローカルX方向はグローバルX方向に一致する。
腕要素2520は、回転要素2510に対してZ方向に接続されている。腕要素2530は、腕要素2520に対して回転要素2510によって規定される第1ローカルX方向に接続されている。回転要素2540は、腕要素2530に対して回転軸を第1ローカルX方向に向けて接続されている。回転要素2540に与えられる位置(回転角)がゼロのとき、第2ローカルX方向は第1ローカルY方向と一致する。直動要素2550は、回転要素2540に対して回転要素2540によって規定される第2ローカルX方向に接続された直動要素である。
以上例示した仮想機構以外にも、仮想機構ライブラリ1111には、たとえば1つの直動要素のみからなる単軸直動機構や、1つの回転要素のみからなる単軸回転機構を含めてもよい。
図16は、仮想機構を設定するためのウィンドウ140を示した図である。より詳しくは、図16は、仮想機構を選択するためのウィンドウ130(図7)において仮想機構の選択を確定したとき新たに開かれるウィンドウ140である。PC10は、仮想機構名の欄161に選択された仮想機構の名称を表示する。PC10は、当該仮想機構で設定可能な項目を設定項目の欄162に表示する。PC10は、ユーザから、設定値の欄163における設定内容の入力を受け付ける。PC10は、当該入力により設定値を修正する。
PC10は、画面の下部の欄164に、選択された仮想機構の外観を表示する。PC10は、第1要素を示す数字「1」と、第2要素を示す数字「2」と、第3要素を示す数字「3」とを表示する。当該数字は、設定項目の欄162における機構要素名の前にも表示されている。設定値の欄163における「軸J1」、「軸J2」、「軸J3」は、モータを区別して表すためのパラメータである。制御プログラムの中においても、各モータを表すために同じパラメータが用いられる。
なお、PC10においては、回転要素のデフォルトの回転方向は反時計回りであるが、図示されているように回転方向を時計回りに変更することができる。
図17は、仮想機構と特定部位の軌跡とが表示されたウィンドウ140を示した図である。具体的には、図17は、図6の画像表示リンク領域123がクリックされたときに開かれるウィンドウ140を示した図である。また、図17は、PLCサポートプログラム11の実行により、PC10の画面に出力される画像を示している。
ウィンドウ140は、現在使用されている仮想機構の名称を示した領域141と、三角マーク142と、設定編集を示したボタン143と、座標値を示した領域144と、軸とモーションFB(Function Block)の対応を示した領域145と、対象画像表示領域146A,146B,146C,146Dと、表示設定領域147と、再生スライドバー151と、再生ボタン152と、停止ボタン153とを含む。再生スライドバー151は、再生時間バー1511と、現在時刻つまみ1512とを含む。
PC10は、現在使用されている仮想機構の名称を示した領域141と、三角マーク142と、設定編集を示したボタン143とを、ウィンドウ140内の上部に表示する。PC10は、再生スライドバー151と、再生ボタン152と、停止ボタン153とを、ウィンドウ140内の下部に表示する。
PC10は、三角マーク142をユーザが選択すると仮想機構のリストを表示する。PC10は、当該表示したリストに含まれる項目がユーザに選択されることにより、現在使用されている仮想機構を選択された仮想機構に変更する。PC10は、設定編集のボタン143がユーザによって押されると、仮想機構設定画面を別ウィンドウとして開く。PC10は、座標値を示した領域144に、座標軸ごとの指令値の現在値を表示する。
PC10は、軸とモーションFBの対応を示した領域145に、制御プログラム12の中で使われている軸名とモーションFB名との対応関係を表示する。モーションFBは、制御プログラム12の中で使用されるプログラム要素である。詳しくは、モーションFBは、ある点から他の点までの移動のような動作の基本単位ごとにブロック化されたモーションプログラムである。モーションFBは、制御周期ごとの指令値を算出する。PC10は、軸とモーションFBの対応を示した領域145に、現在働いているモーションFBを表示する。
PC10は、対象画像表示領域146Aに、2つの直交座標軸X,YがなすXY平面に対するXYZ機構1900および軌跡300の投影図を表示する。PC10は、対象画像表示領域146Bに、XYZ機構1900および軌跡300の3D画像を表示する。PC10は、対象画像表示領域146Cに、2つの直交座標軸X,ZがなすXZ平面に対するXYZ機構1900および軌跡300の投影図を表示する。PC10は、対象画像表示領域146Dに、2つの直交座標軸Y,ZがなすYZ平面に対するXYZ機構1900および軌跡300の投影図を表示する。
PC10は、対象画像表示領域146A,146B,146C,146Dの互いの位置関係に応じた配置となるように、表示設定領域147に、それぞれ対応する表示方法(「3D」、「X−Y」、「X−Z」、「Y−Z」)を示す各ボタン1471を表示する。PC10は、4つのボタン1471の配置を変更する指示をユーザから受け付ければ、各対象画像表示領域146A〜146Dの配置を変更する。PC10は、ユーザがいずれか1つのボタン1471を選択する指示をユーザから受け付けると、選択されたボタンに対応する対象画像表示領域を拡大表示する。
3D表示は、透視図法によって描写されている。PC10は、ユーザのマウス操作に従って、3次元空間内での視点の位置と視線方向とを変更する。
PC10は、各対象画像表示領域146A〜146Dにおける表示内容の表示倍率を変更できる。また、PC10は、当該表示内容を上下左右にスクロール移動することもできる。
PC10は、各対象画像表示領域146A〜146Dに、XYZ機構1900を表示する。より詳しくは、PC10は、制御対象装置30の特定部位の軌跡300(この実施形態では位置の指令値の軌跡)とXYZ機構1900とを重ね合わせて表示する。なお、図17においては、軌跡300は曲線で示されている。PC10は、Z方向の直動要素1930の先端1931Aに、現在位置を示す現在位置マーカ1990を表示する。図17においては、現在位置マーカ1990を、小球で示している。PC10が表示する軌跡300は、Z方向に上昇しつつ、XY座標平面への投影としては半円を描く軌跡である。
PC10は、表示設定領域147に、上述した各対象画像表示領域146A〜146Dの配置の他に、指令値の軌跡300を表示するかどうかをユーザに選択させるチェックボックス1472、実測値の軌跡300を表示するかどうかをユーザに選択させるチェックボックス1473、およびXYZ機構1900を表示するのかどうかをユーザに選択させるチェックボックス1474を表示する。
PC10は、XYZ機構1900を表示する場合に、指令値にしたがってXYZ機構1900を動作させるのか、あるいは実測値にしたがってXYZ機構1900を動作させるのかについての選択を受け付けるラジオボタン1475を、表示設定領域147に表示する。
PC10は、XYZ機構1900を表示しない場合には、軌跡300だけを表示する。また、PC10は、XYZ機構1900を表示しない場合には、軌跡300と現在位置マーカ1990だけの表示としてもよい。ユーザが詳細設定ボタンを押すと、PC10は、軌跡の太さの設定、軌跡の表示色の設定、座標軸と座標数値を表示する設定などを行なうための操作画面を表示する。
再生時間バー1511は、制御プログラム12を最初から最後まで実行するのに要する時間を表している。PC10は、現在時刻つまみ1512を、再生時間バー1511上を制御プログラム12の実行時間の経過にしたがって左から右に移動させる。現在時刻つまみ1512をマウスでユーザがドラッグ操作することにより、PC10は、動画の表示開始時刻を変更する。
ユーザが再生ボタン152を押すと、PC10は動画像の表示を開始する。ユーザが停止ボタン153を押すと、PC10は動画像の表示を停止する。
PC10は、動画像の表示を開始すると、各機構要素が動いて現在位置マーカ1990が軌跡に沿って動いていく様子を表示する。PC10は、各対象画像表示領域146A〜146Dに、互いに同じ時刻のXYZ機構1900を描写し、各対象画像表示領域146A〜146Dに表示されているXYZ機構1900の動きを互いに同期させる。
動画を構成する順次に表示される各静止画は、軌跡と、一定の間隔で抽出された制御周期におけるXYZ機構1900とを描写したものである。一例として、動画を毎秒60フレーム、すなわち16.7ms間隔で表示される一連の静止画で構成するものとし、制御周期が167μsであるとする。この場合、PC10は、制御周期100回ごとに制御周期に対応する静止画を作成して順次に表示すれば、実際の制御対象装置30と同じ速さで動く仮想機構を表示することができる。静止画を作成する制御周期は、必ずしも一定間隔には限らない。特に、整数回ごとに1回の制御周期では希望する表示上の速さを実現できない場合には、PC10は、平均的に希望する表示上の速さとなるように、静止画を作成する制御周期の間隔を毎回微調整してもよい。
静止画を作成する制御周期の間隔を変更するためのユーザ操作を受け付けるようにPC10を構成すれば、ユーザは表示上の制御対象装置30の動作速度を自由に早くしたり遅くしたりすることができる。全ての制御周期における静止画を順次に表示するようにPC10を構成すれば、ユーザは、仮想機構の動きをスローモーションで詳しく観察することができる。
図18は、仮想機構を新たに作成するためのウィンドウ170を示した図である。具体的には、図18は、図7に示した仮想機構を選択するためのウィンドウ130において、「新規作成」の領域1312の選択が確定したときに表示されるウィンドウを示した図である。
図18を参照して、ウィンドウ170は、仮想機構名の欄171と、リスト172と、作成する仮想機構の要素を示した作成欄173と、仮想機構の作成終了の指示を受け付けるOKボタン174とを含む。
リスト172は、機構要素の選択肢を示した欄1721と、軸方向の選択肢を示した欄1722から構成される。作成欄173は、機構要素を指定する欄1731と、軸方向を指定する欄1732とを含む。
PC10は、ユーザに、仮想機構名の欄171に新規に作成する仮想機構名を入力させる。なお、図18では、XY機構を新規に作成する場合の例を示している。
次に、PC10は、ユーザに、各順位の要素に対応させて、機構要素の種類と軸方向とを指定させる。当該指定は、画面下部のリスト172からのドラッグアンドドロップ操作によって行なわれる。
第2要素は第1要素に従属し、第3要素は第2要素に従属するという関係があるので、各順位の要素に対応させて機構要素を指定する操作は、どの機構要素にどの機構要素を接続して連動させるかについての指定操作となる。
ユーザは、仮想機構の定義入力が終了すればOKボタン174を押す。そうすると、仮想機構管理部112(図3)は、新たに定義された仮想機構を仮想機構ライブラリ1111に追加する。
図19は、図8から図15に例示した各仮想機構の定義情報を示した図である。各定義情報は、各順位の要素に対応する機構要素と軸方向との対応関係を示す。ユーザは、これらの例を参照すれば、上記において具体的に示した仮想機構以外の種々の仮想機構を容易に定義することができる。
上述したPC10の構成および機能等の一部をまとめると以下のとおりである。
(1)PC10は、仮想機構ライブラリ1111を格納した記憶装置、仮想機構提示部1121、仮想機構受付部1122、取得部1131、動画像データ作成部1132および表示制御部1133を備える。仮想機構ライブラリ1111は、必ずしもPC10に内蔵される必要はなく、たとえばサーバ装置40に仮想機構ライブラリ1111を備え、それをPC10からネットワーク50を経由して利用するようにしてもよい。仮想機構ライブラリ1111に収録される少なくとも一部の仮想機構は、複数の機構要素が連動関係をもって組み合わせられた構造を備える。当該仮想機構は、ユーザにおける当該仮想機構の使用の際に当該仮想機構に対応させられうる特定の制御対象装置の形態の模倣ではない抽象化された形態を備える。仮想機構提示部1121は、仮想機構ライブラリ1111に含まれている仮想機構の選択肢をユーザに提示する。仮想機構提示部1121は、少なくとも、機構要素の種類または機構要素同士の連動関係の態様が互いに異なる仮想機構の選択肢を複数提示する。仮想機構受付部1122は、仮想機構提示部1121が提示した仮想機構の選択肢の中から一つの仮想機構の選択を受け付ける。取得部1131は、制御プログラムの実行結果である、一連の位置の指令値または一連の位置の実測値を取得する。動画像データ作成部1132は、取得された位置の指令値または位置の実測値を用いて、制御周期毎または複数の指定された制御周期における上記選択された仮想機構の状態を示した動画像データを作成する。PC10は、動画像データを用いた動画を画面に表示させる表示制御部1133を備えている。
上記の構成によれば、仮想機構の駆動構造(機構要素の種類および機構要素同士の連動関係の態様)が制御対象装置30の駆動構造と一致する仮想機構をユーザが選択した場合に、仮想機構の動画の表示をとおしてユーザに制御対象装置30の動きを理解させることができる。特に、制御対象装置30の動きを制御する制御プログラムが意図したとおりに働くかどうかをテストするような用途の場合には、制御対象装置30の実際の外観と仮想機構の外観とが異なっていても大きな支障とならない。また、上記用途の場合には、ユーザは制御対象装置30の多くの機種に共通に用いられる抽象化された形態の仮想機構の動きを見ることができれば十分である場合が多い。したがって、PC10を用いることにより、ユーザは、制御対象装置30ごとに外観を再現した3次元モデルを作る必要がない。また、PC10を用いることにより、プログラムの検証を行なうなどの目的に対して十分な程度に、ユーザは制御対象装置30の動きを理解することができる。
(2)仮想機構提示部1121は、少なくとも、機構要素として直動要素を有する仮想機構の選択肢を提示する。直動要素は、柱状の直動軸と、当該直動軸に沿って移動する可動部とを有する。直動要素は、少なくとも1つの動画像の再生の開始から終了までの間は直動軸の長さが変化しない形態で表示される。
上記の構成の直動要素は、一定の長さの範囲を可動部が移動する直動ステージのような現実の直動要素を抽象化した形態である。このため、ユーザは、現実の直動要素の動きを理解しやすい。
動画データ作成部1132は、1つの動画像の再生の開始から終了までの間の直動要素の動きを表示できるように動画像の作成開始前に直動要素の表示上の形態、特に直動軸の長さ、を決定するようにしてもよい。動画データ作成部1132が動画データの作成開始前に動画データの作成に用いる指令値または実測値の範囲を調べることによってそのようなことが可能である。そうすれば、仮想機構を使用可能とするために、直動要素の形態についてユーザが入力すべき必須の設定情報が存在しないようにすることも可能である。
また、動画データ作成部1132は、動画像の作成開始前に直動軸が初期長さを有するように直動要素の表示上の形態を決定し、動画像の作成の進行中に可動部の位置が初期長さによって表示可能な位置の範囲を超える場合には、動画の途中で、直動軸の長さを当該可動部の位置を表示可能な長さに変更するようにしてもよい。このような動画データ作成部1132を用いることによっても、仮想機構を使用可能とするために、直動要素の形態についてユーザが入力すべき必須の設定情報が存在しないようにすることが可能である。
(3)仮想機構受付部1122は、さらに、機構要素の形態を設定するための入力を受け付ける。直動要素を含む仮想機構を使用可能とするための必須の入力として当該直動要素について仮想機構受付部1122が受け付ける入力は、可動部の可動長さを設定する入力のみである。
したがって、ユーザは、直動要素の形態については、少なくとも可動長さを設定すれば仮想機構を使用できる。
(4)仮想機構提示部1121は、少なくとも、機構要素として直動要素を有する仮想機構の選択肢を提示する。直動要素は、柱状の直動軸を有する。直動要素は、指令値または実測値の変化に応じて直動軸の長さを変化させる形態で表示される。
上記の直動要素は、基端または固定部から先端までの長さが変化するピストン・シリンダ機構やラック・アンド・ピニオン機構のような現実の直動要素を抽象化した形態である。このため、ユーザは、現実の直動要素の動きを理解しやすい。
この場合に、PC10は、直動軸の長さの変化範囲の上限の入力を要求しないように、または当該入力をしないことを許すようにしてもよい。そうすれば、仮想機構を使用可能とするために、直動要素の形態についてユーザが入力すべき必須の設定情報が存在しないようにすることが可能である。
(5)仮想機構提示部1121は、少なくとも、機構要素として回転要素を有する仮想機構の選択肢を提示する。回転要素は、対称軸を中心に回転する柱状体である。
上記の回転要素は、モータや回転軸のような現実の回転要素を抽象化した形態である。このため、ユーザは、現実の回転要素の動きを理解しやすい。
(6)仮想機構提示部1121は、少なくとも、互いに垂直に接続された2つの直動要素を機構要素として有する仮想機構と、互いに垂直に接続された3つの直動要素を機構要素として有する仮想機構との選択肢を提示する。
互いに垂直に接続された2つの直動要素を機構要素として有する仮想機構(たとえば、XY機構)、または互いに垂直に接続された3つの直動要素を機構要素として有する仮想機構(たとえば、XYZ機構)を有する装置が実際に多く存在する。このため、仮想機構ライブラリ1111が、この2種類の仮想機構を選択肢として備えていれば、PC10の汎用性を高くすることができる。
(7)PC10は、さらに、機構要素ライブラリ1112を格納した記憶装置、機構要素提示部1123、機構要素受付部1124、仮想機構作成部1125および仮想機構登録部1126を備える。機構要素ライブラリは、少なくとも1つの機構要素を収録する。新たな仮想機構を定義する場合、機構要素提示部1123は、機構要素ライブラリ1112に含まれている、仮想機構の定義に利用可能な機構要素の選択肢を画面に表示させる。機構要素受付部1124は、選択肢として提示されている機構要素のうち互いに接続する機構要素の選択と、当該選択された機構要素同士における連動の態様の指定とを受け付ける。仮想機構作成部1125は、選択された機構要素を含んだ仮想機構であって、かつ指定された態様で当該機構要素が連動する仮想機構を作成する。仮想機構登録部1126は、作成された仮想機構をライブラリ111に登録する。
したがって、PC10が、ユーザの制御対象装置30の機構要素構成に一致する機構要素構成を有する仮想機構を選択肢として提供していない場合に、ユーザは、自らが必要とする仮想機構を作って利用することができる。
なお、リアル感は低減するが、場合によっては、基端または固定部から先端までの長さが変化する現実の直動要素を、上述した長さが一定の直動軸を有する仮想の直動要素で表現してもよい。また、逆に、長さが変化しない直動要素を、基端または固定部から先端までの長さが変化する仮想の直動要素を用いて表現してもよい。
今回開示された実施の形態は例示であって、上記内容のみに制限されるものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 制御システム、11 PLCサポートプログラム、12 制御プログラム、21 制御プログラム、30 制御対象装置、40 サーバ装置、50 ネットワーク、101 ユーザインターフェース部、102 PLCインターフェース部、103 制御プログラム編集部、104 制御プログラムシミュレーション部、105 動画像作成プログラム部、111 ライブラリ、112 仮想機構管理部、113 動画像データ処理部、120,130,140,170 ウィンドウ、121 設定領域、122 制御プログラム編集領域、123 画像表示リンク領域、300 軌跡、1012 受付部、1111 仮想機構ライブラリ、1112 機構要素ライブラリ、1121 仮想機構提示部、1122 仮想機構受付部、1123 機構要素提示部、1124 機構要素受付部、1125 仮想機構作成部、1126 仮想機構登録部、1131 取得部、1132 動画像データ作成部、1133 表示制御部、1800 XY機構、1900 XYZ機構、1990 現在位置マーカ、2000 XYθ機構、2100 XYZθ機構、2200 θXY機構、2300 XθY機構、2400 スカラ機構、2500 極座標機構。

Claims (16)

  1. 制御プログラムの実行によって出力される位置の指令値が予め定められた周期で入力されることによって動作する制御対象装置の動作を、電子的に構築された3次元モデルである仮想機構の動画として画面に表示する表示装置であって、
    仮想機構の選択肢を前記画面に提示する仮想機構提示手段と、
    前記仮想機構提示手段が提示した仮想機構の選択肢の中から一つの仮想機構の選択を受け付ける仮想機構受付手段と、
    前記制御プログラムの実行結果である、一連の前記位置の指令値または一連の前記位置の実測値を取得する取得手段と、
    前記取得された前記位置の指令値または前記位置の実測値を用いて、前記周期毎または複数の指定された前記周期における前記選択された仮想機構の状態を示した動画像データを作成する動画像データ作成手段と、
    前記動画像データを用いた動画を前記画面に表示させる表示制御手段とを備え、
    前記仮想機構は、複数の機構要素が連動関係をもって組み合わせられた構造を備え、
    前記仮想機構提示手段は、少なくとも、前記機構要素の種類または前記機構要素同士の連動関係の態様が互いに異なる仮想機構の選択肢を複数提示し、
    前記仮想機構は、ユーザにおける当該仮想機構の使用の際に当該仮想機構に対応させられうる特定の制御対象装置の形態の模倣ではない抽象化された形態を備える、表示装置。
  2. 前記仮想機構提示手段は、少なくとも、前記機構要素として直動要素を有する仮想機構の選択肢を提示し、
    前記直動要素は、柱状の直動軸と、当該直動軸に沿って移動する可動部とを有し、
    前記直動要素は、少なくとも1つの動画像の再生の開始から終了までの間は前記直動軸の長さが変化しない形態で表示される、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記仮想機構受付手段は、さらに、前記機構要素の形態を設定するための入力を受け付け、
    前記直動要素を含む前記仮想機構を使用可能とするための必須の入力として当該直動要素について前記仮想機構受付手段が受け付ける前記入力は、前記可動部の可動長さを設定する入力のみである、請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記仮想機構提示手段は、少なくとも、前記機構要素として直動要素を有する仮想機構の選択肢を提示し、
    前記直動要素は、柱状の直動軸を有し、
    前記直動要素は、前記指令値または前記実測値の変化に応じて前記直動軸の長さを変化させる形態で表示される、請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記仮想機構提示手段は、少なくとも、前記機構要素として回転要素を有する仮想機構の選択肢を提示し、
    前記回転要素は、対称軸を中心に回転する柱状体である、請求項1に記載の表示装置。
  6. 前記仮想機構提示手段は、少なくとも、互いに垂直に接続された2つの直動要素を前記機構要素として有する仮想機構と、互いに垂直に接続された3つの直動要素を前記機構要素として有する仮想機構との選択肢を提示する、請求項1に記載の表示装置。
  7. 前記仮想機構の定義に利用可能な前記機構要素の選択肢を前記画面に提示する機構要素提示手段と、
    前記選択肢として提示されている前記機構要素のうち互いに接続する機構要素の選択と、当該選択された機構要素同士における連動の態様の指定とを受け付ける機構要素受付手段と、
    前記選択された機構要素を含んだ仮想機構であって、かつ前記指定された態様で当該機構要素が連動する仮想機構を作成する仮想機構作成手段とをさらに備える、請求項1に記載の表示装置。
  8. 複数の互いに異なる前記仮想機構を含む仮想機構ライブラリを格納した記憶装置をさらに備え、
    前記仮想機構提示手段は、前記仮想機構ライブラリに含まれている仮想機構の選択肢を提示する、請求項1に記載の表示装置。
  9. 複数の互いに異なる前記仮想機構を含む仮想機構ライブラリおよび少なくとも1つの機構要素を含む機構要素ライブラリを格納した記憶装置と、
    前記仮想機構作成手段によって作成された前記仮想機構を前記仮想機構ライブラリに登録する仮想機構登録手段とをさらに備え、
    前記仮想機構提示手段は、前記仮想機構ライブラリに含まれている仮想機構の選択肢を提示し、
    前記機構要素提示手段は、前記機構要素ライブラリに含まれている機構要素の選択肢を提示する、請求項7に記載の表示装置。
  10. 制御プログラムの実行によって出力される位置の指令値が予め定められた周期で入力されることによって動作する制御対象装置の動作を、電子的に構築された3次元モデルである仮想機構の動画として画面に表示する表示方法であって、
    仮想機構の選択肢を前記画面に提示する仮想機構提示ステップと、
    提示された前記仮想機構の選択肢の中から一つの仮想機構の選択を受け付けるステップと、
    前記制御プログラムの実行結果である、一連の前記位置の指令値または一連の前記位置の実測値を取得するステップと、
    前記取得された前記位置の指令値または前記位置の実測値を用いて、前記周期毎または複数の指定された前記周期における前記選択された仮想機構の状態を示した動画像データを作成するステップと、
    前記動画像データを用いた動画を前記画面に表示させるステップとを備え、
    前記仮想機構は、複数の機構要素が連動関係をもって組み合わせられた構造を備え、
    前記仮想機構提示ステップは、少なくとも、前記機構要素の種類または機構要素同士の連動関係の態様が互いに異なる仮想機構の選択肢を複数提示し、
    前記仮想機構は、ユーザにおける当該仮想機構の使用の際に当該仮想機構に対応させられうる特定の制御対象装置の形態の模倣ではない抽象化された形態を備える、表示方法。
  11. 制御プログラムの実行によって出力される位置の指令値が予め定められた周期で入力されることによって動作する制御対象装置の動作を、電子的に構築された3次元モデルである仮想機構の動画として表示装置の画面に表示させるプログラムであって、
    仮想機構の選択肢を前記画面に提示する仮想機構提示ステップと、
    提示された前記仮想機構の選択肢の中から一つの仮想機構の選択を受け付けるステップと、
    前記制御プログラムの実行結果である、一連の前記位置の指令値または一連の前記位置の実測値を取得するステップと、
    前記取得された前記位置の指令値または前記位置の実測値を用いて、前記周期毎または複数の指定された前記周期における前記選択された仮想機構の状態を示した動画像データを作成するステップと、
    前記動画像データを用いた動画を前記画面に表示させるステップとを、前記表示装置に実行させ、
    前記仮想機構は、複数の機構要素が連動関係をもって組み合わせられた構造を備え、
    前記仮想機構提示ステップは、少なくとも、前記機構要素の種類または機構要素同士の連動関係の態様が互いに異なる仮想機構の選択肢を複数提示し、
    前記仮想機構は、ユーザにおける当該仮想機構の使用の際に当該仮想機構に対応させられうる特定の制御対象装置の形態の模倣ではない抽象化された形態を備える、プログラム。
  12. 制御プログラムの実行によって出力される位置の指令値が予め定められた周期で入力されることによって動作する制御対象装置の動作を、電子的に構築された3次元モデルである仮想機構の動画として表示装置の画面に表示させるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記プログラムは、
    仮想機構の選択肢を前記画面に提示する仮想機構提示ステップと、
    提示された前記仮想機構の選択肢の中から一つの仮想機構の選択を受け付けるステップと、
    前記制御プログラムの実行結果である、一連の前記位置の指令値または一連の前記位置の実測値を取得するステップと、
    前記取得された前記位置の指令値または前記位置の実測値を用いて、前記周期毎または複数の指定された前記周期における前記選択された仮想機構の状態を示した動画像データを作成するステップと、
    前記動画像データを用いた動画を前記画面に表示させるステップとを、前記表示装置に実行させ、
    前記仮想機構は、複数の機構要素が連動関係をもって組み合わせられた構造を備え、
    前記仮想機構提示ステップは、少なくとも、前記機構要素の種類または機構要素同士の連動関係の態様が互いに異なる仮想機構の選択肢を複数提示し、
    前記仮想機構は、ユーザにおける当該仮想機構の使用の際に当該仮想機構に対応させられうる特定の制御対象装置の形態の模倣ではない抽象化された形態を備える、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. 電子的に構築された3次元モデルである仮想機構を収録した仮想機構ライブラリであって、
    前記仮想機構は、複数の機構要素が連動関係をもって組み合わせられた構造を備え、
    前記仮想機構ライブラリは、少なくとも、前記機構要素の種類または機構要素同士の連動関係の態様が互いに異なる仮想機構を複数収録し、
    前記仮想機構は、ユーザにおける当該仮想機構の使用の際に当該仮想機構に対応させられうる特定の制御対象装置の形態の模倣ではない抽象化された形態を備える、仮想機構ライブラリ。
  14. 少なくとも、互いに垂直に接続された2つの直動要素を前記機構要素として有する仮想機構と、互いに垂直に接続された3つの直動要素を前記機構要素として有する仮想機構とを収録した、請求項13に記載の仮想機構ライブラリ。
  15. 電子的に構築された3次元モデルである仮想機構を収録した仮想機構ライブラリを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記仮想機構は、複数の機構要素が連動関係をもって組み合わせられた構造を備え、
    前記仮想機構ライブラリは、少なくとも、前記機構要素の種類または機構要素同士の連動関係の態様が互いに異なる仮想機構を複数収録し、
    前記仮想機構は、ユーザにおける当該仮想機構の使用の際に当該仮想機構に対応させられうる特定の制御対象装置の形態の模倣ではない抽象化された形態を備える、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 前記仮想機構ライブラリは、少なくとも、互いに垂直に接続された2つの直動要素を前記機構要素として有する仮想機構と、互いに垂直に接続された3つの直動要素を前記機構要素として有する仮想機構とを収録した、請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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