JP2011186980A - 設計支援装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】構造物の剛性及び耐熱性を向上させるリブ配置の設計の工数を低減させる設計支援装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置1に、構造物の設計情報、物性値情報、拘束条件、リブの成形条件の入力を受け付けるデータ取得部20と、設計情報、物性値情報及び拘束条件を用いて、第1体積密度aを制約条件としたトポロジー最適化処理を行い、構造物の中から強度必要部位を抽出する構造解析部30とを設ける。設計情報には、他の構造物への取付けの位置を示すデータが含まれている。構造解析部30は、設計情報を用いて強度必要部位を含むリブ配置範囲を選定すると共にリブ配置範囲の取付けを選定し、さらに、設計情報、物性値情報及び拘束条件を用いて、第2体積密度b(b<a)を制約条件としたトポロジー最適化処理を行い、選定した取付けの密度を算出し、その密度及びリブの成形条件を用いてリブの配置を選定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、製品や部品等の構造物の構造設計を支援する設計支援装置及びプログラムに関し、例えば、構造物の剛性及び耐熱性を向上させるためのリブ配置の設計を支援する設計支援装置及びプログラムに関する。
従来から、コンピュータに有限要素法による構造解析を実行させるプログラムや、当該プログラムを実装した設計支援装置(コンピュータ)が提案されており、構造物の設計において、前記プログラムや前記設計支援装置が広く利用されるようになっている。
例えば、特許文献1には、インストルメントパネル(以下、「インパネ」という)等の構造物に対する構造解析を行い、構造物の弱体部位を抽出したり、構造物における剛性強化が必要な部位を抽出して表示したりする設計支援装置(コンピュータ)が開示されている。
また、例えば、特許文献2には、均質化法によるトポロジー最適化手法により構造物の剛性を最大にする構造物形状を検出する形状解析処理を行う設計支援装置が開示されている。
そして、上記のような構造解析を実行する機能を備えた設計支援装置(コンピュータ)を利用して、構造物の強度必要部位(剛性及び耐熱性を向上させめるために強化が必要な部位)を求め、その求めた強度必要部位にリブを配置したり、板厚を追加したりすることが行われている。
以下、従来技術による前記設計支援装置(コンピュータ)を利用した構造物の剛性・耐熱性の向上を図るリブ配置の設計方法について説明する。なお、以下では、構造物がインパネである場合を例に説明している。
先ず、前記設計支援装置に、インパネ(構造物)の「設計情報」と、「物性値情報、拘束条件、荷重条件、体積密度等の解析条件」とを入力し、前設計情報及び前記解析条件を用いた有限要素法によるトポロジー最適化処理を実行させる。
そして、前記設計支援装置は、前記トポロジー最適化処理により、インパネの剛性・耐熱性の強度必要部位を算出し、ディスプレイ等の表示手段に、図8に示すような、インパネ200の強度必要部位を示した解析結果100を表示する。
図示する解析結果100では、インパネ200の各部位が、算出された密度の値毎に色分けされて示されており、所定以上の大きさの密度の部位が、剛性・耐熱性の向上のための強化が必要な部位(強度必要部位)であることを表している。なお、図中では、符号201で示す領域が、前記強度必要部位であることを表している。
次に、設計者は、前記解析結果100を参考にして、強度必要部位201を含んでいるリブ配置が可能な範囲(リブ配置範囲202)を選定し、その選定したリブ配置範囲202に、成形可能となるリブピッチにしたがい、設計者が考えた本数のリブ60を配置する。
例えば、図9に示すように、前記トポロジー最適化処理の解析結果に基づいて求めたリブ配置範囲202に、3本のリブ60を配置する。
次に、設計者は、前記設計支援装置に入力された前記設計情報に、前記配置したリブ60のデータ(リブ60の本数、形状、設置位置等)追加し、前記設計支援装置に、有限要素法による剛性・耐熱性CAE(Computer Aided Engineering)を実行させ、インパネに加えたリブ60による効果確認を行う。
また、設計者は、上記のリブ60の配置及び数量が最適なものであるかどうかを判定するために、リブ配置範囲202に形成するリブ要件(リブ60の本数と配置の組合せ)を複数通り推定し、前記リブ要件毎に、順番に、前記剛性・耐熱性CAEによる効果確認を行い、その中から最適なものを選定するようにしている。
例えば、設計者は、図10に示すように、前記トポロジー最適化処理により求めたリブ配置範囲202に、5本のリブ60を配置した上で、前記剛性・耐熱性CAEによる効果確認を行う。また、例えば、リブ配置範囲202に、2本のリブ60を配置した上で(図示せず)、剛性・耐熱性CAEによる効果確認を行う。
上記のように、トポロジー最適化処理により求めた強度必要部位に、複数通りのリブ要件(リブ60の本数と配置の組合せ)を設定し、リブ要件毎に、剛性・耐熱性CAEによる効果確認を行うことにより、構造物の剛性及び耐熱性の向上を図ることができる効果的なリブ配置を求めることができる。
特開2009−217547号公報 特開2002−7487号公報
しかしながら、上述した従来技術によるリブ配置の設計方法は、以下に示す技術的課題を有している。
具体的には、前記リブ配置の設計方法は、設計者が複数通りのリブ要件(リブの本数及び配置)を推定し、リブ要件毎に面倒な剛性・耐熱性CAEによる検証を行わなければならず、工数が大きく、設計作業に長時間かかるという技術的課題を有している。すなわち、上述したリブ配置の設計方法は、強度必要部位に、効果的なリブを配置するために、設計者が経験測等に基づいて試行錯誤を繰り返していたため、設計に多大な時間が費やされていた。
特に、近年は、自動車等の工業製品において軽量化が要求される部品(樹脂部品等)が増加傾向にあり、設計現場等において、上記の技術的課題の解決が望まれていた。
本発明は、上記の技術的課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、構造物の剛性及び耐熱性を向上させるリブ配置設計の工数を低減させる設計支援装置を提供することにある。
また、本発明の目的は、コンピュータに、構造物の剛性及び耐熱性を向上させるリブの配置を算出する処理を実行させるプログラムであって、リブ配置の設計の工数を低減させることができるプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明は、構造物の設計情報を用いて該構造物の剛性及び耐熱性を向上させるリブの配置を算出する設計支援装置に適用される。
そして、前記設計支援装置は、前記構造物の物性値情報、拘束条件、前記リブの成形条件の入力を受け付けるデータ取得部と、前記設計情報、前記物性値情報及び前記拘束条件を用いて、前記構造物の第1体積密度を制約条件としたトポロジー最適化処理を行い、該構造物の中から前記剛性及び耐熱性を向上させるために強化が必要な強度必要部位を抽出する構造解析部とを有し、前記設計情報には、他の構造物への取付けの位置を示すデータが含まれており、前記構造解析部は、前記設計情報を用いて、前記抽出した強度必要部位を含むリブ配置範囲を特定すると共に、該リブ配置範囲の中にある前記取付けを選定し、さらに、前記設計情報、前記物性値情報及び前記拘束条件を用いて、前記第1体積密度よりも小さい第2体積密度を制約条件としたトポロジー最適化処理を行い、前記選定した取付けの位置の密度を算出すると共に、前記密度及び前記リブの成形条件を用いて前記リブ配置範囲に形成するリブの配置を選定することを特徴としている。
このように本発明によれば、設計支援装置の構造解析部が、リブ配置範囲の中にある取付けを選定(抽出)した上でトポロジー最適化処理を行い、抽出した取付けの位置の密度を算出して、その密度を用いてリブの配置を選定している。
このように構成しているのは、本願発明者らが研究を重ねた結果、「取付け」の位置の近傍にリブを形成すると、構造物の剛性及び耐熱性が効果的に向上することを見出したことによる。
すなわち、本発明によれば、リブ配置範囲の中にある「取付け」及び「成形条件」によりリブの本数が定まると共に、「取付け」の位置の密度によりリブの配置が選定されるため、上述した従来技術のように、設計者が複数通りのリブ要件(リブの本数及び配置)を推定して検証する試行錯誤的な処理を繰り返す必要がなくなる。
したがって、本発明によれば、構造物の剛性及び耐熱性を向上させるリブ配置の設計の工数を低減させることができる。
また、前記構造解析部は、前記抽出した取付けが複数ある場合、前記算出された各取付けの密度を用いて、前記複数の取付けを剛性及び耐熱性の向上に対する寄与度で順位付けし、前記寄与度の順位を用いて前記リブ配置範囲に形成するリブの配置を選定することが望ましい。
また、前記構造解析部は、前記複数の取付けのうち寄与度が最上位の取付けの位置に第1本目のリブを配置し、その後は、該配置したリブを基準にして該リブの次に寄与度が高い取付けの方向に向けて所定間隔を開けてリブを配置していくことが望ましい。
このように、本発明では、構造物の剛性及び耐熱性の向上に密接に関連する「取付け」を選定すると共に、その「取付け」の密度を求めて、さらに、その密度を用いて、複数の取付けを剛性及び耐熱性の向上に対する寄与度で順位付けし、その順位付けを利用してリブの配置を選定するようにしている。
上記のように構成したのは、本願発明者らが研究の結果、構造物の「取付け」の密度が「リブを形成した場合の寄与度(リブが形成されたときの剛性及び耐熱性の向上に寄与する度合)」に比例することを見出したことによる。
したがって、本発明によれば、構造物の剛性及び耐熱性を効果的に向上させることができるリブ配置を求めることができる。
また、上記課題を解決するためになされた本発明は、設計情報を利用して構造物の剛性及び耐熱性を向上させるリブの配置を算出する処理を実行させるプログラムに適用される。ここで、前記設計情報には、他の構造物への取付けの位置を示すデータが含まれている。
そして、前記プログラムは、前記構造物の物性値情報、拘束条件、前記リブの成形条件の入力を受け付けるステップと、前記設計情報、前記物性値情報及び前記拘束条件を用いて、前記構造物の第1体積密度を制約条件としたトポロジー最適化処理を行い、該構造物の中から前記剛性及び耐熱性を向上させるために強化が必要な強度必要部位を抽出するステップと、前記設計情報を用いて前記抽出した強度必要部位を含むリブ配置範囲を特定するステップと、前記設計情報を用いて前記リブ配置範囲の中にある前記取付けを選定するステップと、前記設計情報、前記物性値情報及び前記拘束条件を用いて、前記第1体積密度よりも小さい第2体積密度を制約条件にしたトポロジー最適化処理を行い、前記選定した取付けの位置の密度を算出すると共に、前記密度及び前記リブの成形条件を用いて前記リブ配置範囲に形成するリブの配置を選定するステップとを有することを特徴としている。
本発明によれば、構造物の剛性及び耐熱性を向上させるリブ配置設計の工数を低減させる設計支援装置を提供することができる。
また、本発明によれば、コンピュータに、構造物の剛性及び耐熱性を向上させるリブの配置を算出する処理を実行させるプログラムであって、リブ配置の設計の工数を低減させることができるプログラムを提供することができる。
本発明の実施形態の設計支援装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態の情報処理装置のハードウェア構成図である。 本発明の実施形態の設計支援装置が行う構造物の設計支援処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の実施形態の設計支援装置が出力するインパネの強度必要部位及びリブ配置範囲を示した模式図である。 本発明の実施形態の設計支援装置が選定したインパネのリブ配置範囲の取付けを示した模式図である。 本発明の実施形態の設計支援装置が算出したインパネのリブ配置範囲に選定された各取付けの密度を示した模式図である。 本発明の実施形態の設計支援装置が行うリブの配置順序を説明するための模式図である。 従来技術の設計支援装置が行うトポロジー最適化処理により得られた解析結果を示した模式図である。 従来技術のトポロジー最適化処理により得られた強度必要部位にリブを配置した状態を示した模式図である。 従来技術のトポロジー最適化処理により得られた強度必要部位にリブを配置した状態を示した模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
先ず、本実施形態の設計支援装置の機能構成を図1に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態の設計支援装置の機能ブロック図である。
図示するように、本実施形態の設計支援装置Wは、構造物の剛性及び耐熱性を向上させるために有効となるリブ配置の解析を行う情報処理装置1と、設計者からの各種要求を受け付ける入力装置2と、情報処理装置1が行った解析結果を出力する出力装置3とを備えている。また、情報処理装置1は、LAN(Local Area Network)等のネットワークNWを介して、CAD装置4に接続されている。
ここで、入力装置2は、キーボードやマウス等により構成され、設計者からの各種要求や解析条件(物性値情報、拘束条件、荷重条件、体積密度等)を受け付けて情報処理装置1に出力する。
出力装置3は、液晶ディスプレイ等により構成され、情報処理装置1が出力する画像情報を表示する。
また、CAD装置4には、構造解析を行う対象の構造物のCAD情報(例えば、自動車の構成部品の設計情報)が格納されている。そして、CAD装置4は、情報処理装置1からの要求にしたがい、情報処理装置1にCAD情報を出力する。なお、本実施形態のCAD装置4は、公知の技術により実現されるため、詳細な説明を省略する。
また、情報処理装置1は、制御部10、データ取得部20、構造解析部30および出力部40を備えている。
制御部10は、情報処理装置1の全体の動作を制御する。また、制御部10は、入力装置2を介して、設計者が入力する各種要求を受け付ける。そして、制御部10は、上記の受け付けた要求にしたがい、データ取得部20、構造解析部30、および出力部40を制御して、設計者からの要求に応じた各種の処理を行う。
また、データ取得部20は、ネットワークNWに接続されている外部装置(例えば、CAD装置4)と通信を行い、外部装置との間でデータの授受を行う。例えば、データ取得部20は、ネットワークNWを介して、CAD装置4にアクセスし、CAD装置4に格納されている設計情報(CAD情報)を取得する。
また、データ取得部20は、入力装置2を介して、設計者が入力する、解析対象の構造物の解析条件の入力を受け付ける。
構造解析部30は、CAD装置4から取得した構造物の「設計情報」および「解析条件」を用いて、後述する図3に示す各処理ステップを実行し、構造物の中から強度必要部位(剛性及び耐熱性を向上させめるために強化が必要な部位)を求め、強度必要部位が含まれるリブを配置する範囲を特定し、その範囲に取付けるリブの配置を選定する。
また、出力部40は、構造解析部30から解析結果を取得し、その解析結果を示す画像情報を生成し、出力装置3に、その生成した画像情報(図4参照)を出力する。
つぎに、本実施形態の情報処理装置1のハードウェア構成を説明する。
図2は、本実施形態の情報処理装置のハードウェア構成図である。
図示するように、情報処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)50と、RAM(RandomAccess Memory)等により構成された主記憶装置51と、I/Oインタフェース52と、ハードディスク等により構成された補助記憶装置53と、ネットワークNWに接続されている装置との間で行うデータ授受の制御を行うネットワークインタフェース54とを有する。
また、補助記憶装置53には、上述した各部(制御部10、データ取得部20、構造解析部30、および出力部40)の機能を実現するためのプログラム(設計支援プログラム55)が格納されている。
そして、情報処理装置1の各部(制御部10、データ取得部20、構造解析部30、および出力部40)の機能は、CPU50が補助記憶装置53に格納されている前記プログラムを主記憶装置51にロードして実行することにより実現される。
続いて、本実施形態の設計支援装置Wが行う構造物の設計支援処理について図3〜図7に基づいて説明する。
ここで、図3は、本発明の実施形態の設計支援装置が行う構造物の設計支援処理の手順を示したフローチャートである。
また、図4は、本発明の実施形態の設計支援装置が出力するインパネの強度必要部位及びリブ配置範囲を示した模式図である。また、図5は、本発明の実施形態の設計支援装置が選定したインパネのリブ配置範囲の取付けを示した模式図である。また、図6は、本発明の実施形態の設計支援装置が算出したインパネのリブ配置範囲に選定された各取付けの密度を示した模式図である。また、図7は、本発明の実施形態の設計支援装置が行うリブの配置順序を説明するための模式図である。
なお、以下の説明では、解析対象の構造物が自動車のインパネ(合成樹脂製のインパネ)である場合を例にする。また、以下の処理ステップの中で行われるトポロジー最適化処理は、周知のものと同様であるため詳細な説明を省略する。
先ず、情報処理装置1のデータ取得部20が、解析対象のデータの読み込みを行う(S1)。
具体的には、データ取得部20は、ネットワークNWを介して、CAD装置4にアクセスし、CAD装置4に格納されているインパネの設計情報(CAD情報)を取得し、情報処理装置1のメモリ(主記憶装置51又は補助記憶装置53)に、前記取得したインパネの設計情報を格納する。
また、データ取得部20は、設計者が入力装置2を介して入力する「インパネの解析条件」及び「リブの成形条件(隣接するリブの間の間隔(所定間隔)等を含むデータ)」を受け付け(受信し)、前記メモリ(主記憶装置51又は補助記憶装置53)に、前記解析条件及び前記リブの成形条件を格納する。
ここで、前記設計情報には、構造物の「取付け(車体や他の部品への取付け部分)」を示すデータが含まれている。
また、前記解析条件には、S3及びS5のトポロジー最適化処理に用いられる体積密度(「第1体積密度a」、「第2体積密度b(b<a)」)、物性値情報、拘束条件等のデータが含まれている。
次に、構造解析部30は、前記メモリに格納されている「インパネの設計情報」および「インパネの解析条件(体積密度は、第1体積密度aを用いる)」を用いて、第1体積密度aを制約条件としたトポロジー最適化処理を行い、インパネ(構造物)の強度必要部位を抽出する(S2)。
すなわち、本ステップ(S2)におけるトポロジー最適化処理では、インパネの基準体積密度に対して第1体積密度aでインパネを作った場合の材料配置を算出し、インパネのどの部位に強度を与えれば、剛性及び耐熱性を向上させることができるのかを求めている。
なお、本ステップで行われるトポロジー最適化処理によるインパネ(構造物)の強度必要部位の抽出処理は、上述した従来技術と同じである。
また、構造解析部30は、「インパネの設計情報」および「前記強度必要部位」を用いて、前記強度必要部位が含まれるリブの取付け範囲(リブ配置範囲)を選定する(S3)。
上記のリブ配置範囲は、インパネに取付けられる他の部品(メータ等)との関係等で定まるものであり、構造解析部30は、「インパネの設計情報」を参照して、インパネの中から、前記強度必要部位が含まれ且つリブを設けるところができるリブ配置範囲を選定する。
なお、本ステップ(S2)では、構造解析部30が「インパネの設計情報」を用いて前記リブ配置範囲を選定しているが、特にこれに限定されるものではない。例えば、構造解析部30が、設計者が入力する「リブ配置範囲」を示すデータを受け付け(データ取得部20を介して受け付け)、その受け付けたデータにしたがい「リブ配置範囲」を選定するように構成されていてもよい。
そして、構造解析部30は、出力部40に、S2及びS3により得られた解析結果(インパネの強度必要部位及びリブ配置範囲を示す情報)を送り、出力部40に前記解析結果を表示させ、S4の処理に進む。
なお、出力部40は、構造解析部30からの解析結果を受け付けると、その解析結果を用いて、インパネの強度必要部位を示した解析結果を示す画像情報を生成し、例えば、図4に示す画像情報90を出力装置3に表示する。
図4に示す画像情報90では、インパネ200の各領域が、算出された密度の値毎に色分けされ示されており(図中では省略している)、所定以上の密度の部位が、剛性・耐熱性の向上のための強化が必要な部位(強度必要部位)であることを表している。なお、図中では、符号201で示す領域が、剛性・耐熱性の強度必要部位であることを表している。また、符号206がリブ配置範囲を示している。
次に、S4では、構造解析部30は、「インパネの設計情報」を用いて、前記リブ配置範囲の中の「取付け(車体や他の部品への取付け部分)」を選定(抽出)する。この「取付け」は、上述したように、「インパネの設計情報」に含まれており、S1で取得した「インパネの設計情報」から抽出できるようになっている。
なお、S4では、構造解析部30が「インパネの設計情報」を用いて前記取付けを選定しているが、特にこれに限定されるものではない。
例えば、構造解析部30が、出力部40を介して、出力装置3に、リブ配置範囲206の中の「取付け」を示すデータを表示させて、設計者に、表示させた「取付け」からリブ配置設計に用いる「取付け」を選択させるようにしてもよい。この場合、構造解析部30は、入力装置2を介して設計者が入力する「取付け」を指定するデータを受け付け、当該受け付けたデータにより「取付け」を選定する。
そして、S4の処理により、例えば、構造解析部30は、「インパネの設計情報」を用いて、図5に示すように、インパネ200のリブ配置範囲206の中において、4箇所の取付け(A、B、C、D)を選定(抽出)する。
なお、以下では、S4において、4箇所の取付け(A、B、C、D)が選定(抽出)された場合を例にして説明する。
このように、強度必要部位201が含まれるリブ配置範囲206の中から「取付け」を選定するようにしたのは以下の理由による。
すなわち、本願発明者らが、構造物の剛性及び耐熱性を向上させるためのリブ配置の研究を重ねた結果、「取付け」が前記剛性及び耐熱性に密接に関連しており、当該「取付け」の近傍の位置にリブを形成することにより、構造物の剛性及び耐熱性が効果的に向上することを見出したためである。
次に、構造解析部30は、前記メモリに格納されている「インパネの設計情報」及び「インパネの解析条件(第2体積密度bを用いる)」を用いて、第2体積密度bを制約条件としたトポロジー最適化処理を行う(すなわち、構造解析部30は、S2と比べて、体積密度を小さくした制約条件でトポロジー最適化処理を行う)。
そして、構造解析部30は、上記のトポロジー最適化処理により得られたインパネの密度分布と、S4で選定した「取付け」(4箇所の取付け(A、B、C、D)の位置)とを用いて、各「取付け」の密度を抽出する(S5)。
なお、図6に示す例では、「取付けAの密度が0.5」、「取付けBの密度が0.8」、「取付けCの密度が0.6」、「取付けDの密度が0.7」であることを示している。
このように、本ステップ(S5)において、S2と解析条件を変えたトポロジー最適化処理を行い、各「取付け」の位置の密度を抽出しているのは以下の理由による。
すなわち、本願発明者らが、前記研究の結果、構造物に使う材料の量を減らしていくほど強度必要部位(前記密度が高い部位)が構造物の一般的な面領域ではなく「取付け」の位置に振られる傾向があり、且つ「取付け」の密度が「リブを形成した場合の寄与度(リブが形成されたときの剛性・耐熱性の向上に寄与する度合)」に比例することを見出したためである。
次に、構造解析部30は、S5で求めた各「取付け」の密度を用いて、各「取付け」の寄与度(リブが形成されたときの剛性及び耐熱性の向上に寄与する度合)に関する順位付けを行う(S6)。
具体的には、構造解析部30は、「取付け」の位置の密度の大きさに応じて、各「取付け」の寄与度の順位付けを行う。例えば、図6に示した各「取付け」の密度においては、「取付けB>取付けD>取付けC>取付けA」という順位付けがなされる。
次に、構造解析部30は、S6で行った寄与度の順位及び前記リブの成形条件を用いて、S3で選定したリブ配置範囲に対して、リブを配置していく(S7)。
具体的には、本ステップ(S7)では、構造解析部30は、リブ配置範囲の中において、寄与度が一番高い「取付け」の位置に1本目のリブを配置し、2本目以降については、次に寄与する「取付け」に向けてリブを配置していく。
例えば、上述したように、「取付けB>取付けD>取付けC>取付けA」と順位付がなされている場合には、リブ配置範囲206の中において、以下の順番にリブが配置されていく。
すなわち、構造解析部30は、図7に示すように、リブ配置範囲206において、寄与度の順位が1位となった「取付けB」の位置に、1本目のリブ61を配置する。
次に、構造解析部30は、リブ配置範囲206に配置した1本目のリブ61を基準に、次に寄与度の高い「取付けD」の方向に向けて所定間隔を開けて、2本目のリブ62を配置する。なお、前記所定間隔は、S1で読み込んだ「リブの成形条件」に定められている。
次に、構造解析部30は、リブ配置範囲206に配置した2本目のリブ62を基準に、次に寄与度の高い「取付けC」の方向に向けて、所定間隔を開けて、3本目のリブ63を配置する。
最後に、構造解析部30は、4本目のリブ64を配置するが、図示する例では、3本目のリブ63を基準に「取付けA」の方向に向けて所定間隔を開けた位置にリブ62が配置され、さらに、リブ62から所定間隔を開けた位置にリブ61が配置されている。
そのため、構造解析部30は、リブ配置範囲206において、リブ61から「取付けA」の方向に向けて所定間隔を開けた位置に、4本目のリブ64を配置する。
このように、本実施形態によれば、設計支援装置Wの構造解析部30が、剛性及び耐熱性の向上のために必要なリブ配置を行うため、上述した従来技術のように、設計者が複数通りのリブ要件(リブの本数及び配置)を設定し、そのリブ要件毎に剛性・耐熱性CAEによる検証を行う必要がない。すなわち、本実施形態によれば、上述した従来技術のように、面倒な剛性・耐熱性CAEを複数回繰り返して行う必要がない。
そのため、本実施形態の設計支援装置Wによれば、設計工数を削減できると共に、設計時間を短縮することができる。
また、本実施形態によれば、設計支援装置Wの構造解析部30が、剛性及び耐熱性の向上のために必要なリブ配置を行うため、設計者の習熟度に関係なく、効果的なリブ配置を選定することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、構造物として自動車のインパネを例にしたがあくまでもこれは一例に過ぎない。樹脂製の製品や部品の設計であれば、どのようなものにも適用することができる。
A、B、C、D 取付け
W 設計支援装置
1 情報処理装置
10 制御部(情報処理装置)
20 データ取得部(情報処理装置)
30 構造解析部(情報処理装置)
40 出力部(情報処理装置)
2 入力装置
3 出力装置
4 CAD装置
50 CPU
51 主記憶装置
52 I/Oインタフェース
53 補助記憶装置
54 NWインタフェース
55 設計支援プログラム
61、62、63、64 リブ
200 インストルメントパネル
201 強度必要部位(インストルメントパネル)
206 リブ配置範囲(インストルメントパネル)

Claims (4)

  1. 構造物の設計情報を用いて該構造物の剛性及び耐熱性を向上させるリブの配置を算出する設計支援装置であって、
    前記構造物の物性値情報、拘束条件、前記リブの成形条件の入力を受け付けるデータ取得部と、
    前記設計情報、前記物性値情報及び前記拘束条件を用いて、前記構造物の第1体積密度を制約条件としたトポロジー最適化処理を行い、該構造物の中から前記剛性及び耐熱性を向上させるために強化が必要な強度必要部位を抽出する構造解析部とを有し、
    前記設計情報には、他の構造物への取付けの位置を示すデータが含まれており、
    前記構造解析部は、
    前記設計情報を用いて、前記抽出した強度必要部位を含むリブ配置範囲を特定すると共に該リブ配置範囲の中にある前記取付けを選定し、
    さらに、前記設計情報、前記物性値情報及び前記拘束条件を用いて、前記第1体積密度よりも小さい第2体積密度を制約条件としたトポロジー最適化処理を行い、前記選定した取付けの位置の密度を算出すると共に、前記密度及び前記リブの成形条件を用いて前記リブ配置範囲に形成するリブの配置を選定することを特徴とする設計支援装置。
  2. 前記構造解析部は、前記抽出した取付けが複数ある場合、前記算出された各取付けの密度を用いて、前記複数の取付けを剛性及び耐熱性の向上に対する寄与度で順位付けし、前記寄与度の順位を用いて前記リブ配置範囲に形成するリブの配置を選定することを特徴とする請求項1に記載の設計支援装置。
  3. 前記構造解析部は、前記複数の取付けのうち寄与度が最上位の取付けの位置に第1本目のリブを配置し、その後は、該配置したリブを基準にして該リブの次に寄与度が高い取付けの方向に向けて所定間隔を開けてリブを配置していくことを特徴とする請求項2に記載の設計支援装置。
  4. コンピュータに、設計情報を利用して構造物の剛性及び耐熱性を向上させるリブの配置を算出する処理を実行させるプログラムであって、
    前記設計情報には、他の構造物への取付けの位置を示すデータが含まれており、
    前記構造物の物性値情報、拘束条件、前記リブの成形条件の入力を受け付けるステップと、
    前記設計情報、前記物性値情報及び前記拘束条件を用いて、前記構造物の第1体積密度を制約条件としたトポロジー最適化処理を行い、該構造物の中から前記剛性及び耐熱性を向上させるために強化が必要な強度必要部位を抽出するステップと、
    前記設計情報を用いて前記抽出した強度必要部位を含むリブ配置範囲を特定するステップと、
    前記設計情報を用いて前記リブ配置範囲の中にある前記取付けを選定するステップと、
    前記設計情報、前記物性値情報及び前記拘束条件を用いて、前記第1体積密度よりも小さい第2体積密度を制約条件にしたトポロジー最適化処理を行い、前記選定した取付けの位置の密度を算出すると共に、前記密度及び前記リブの成形条件を用いて前記リブ配置範囲に形成するリブの配置を選定するステップとを有することを特徴とするプログラム。
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