JP5059084B2 - 設計支援プログラムおよび設計支援装置 - Google Patents
設計支援プログラムおよび設計支援装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5059084B2 JP5059084B2 JP2009261518A JP2009261518A JP5059084B2 JP 5059084 B2 JP5059084 B2 JP 5059084B2 JP 2009261518 A JP2009261518 A JP 2009261518A JP 2009261518 A JP2009261518 A JP 2009261518A JP 5059084 B2 JP5059084 B2 JP 5059084B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- displacement
- countermeasure part
- countermeasure
- design support
- linear spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
具体的には、前記設計支援装置は、構造物の設計情報、物性値情報、拘束条件、および荷重条件を含む入力データを用いた有限要素法による構造解析を行い、構造物の弱体部位(対策部位)を抽出するものであり、以下に示す処理を実行するようになっている。
次に、前記設計支援装置は、前記推定した弱体部位候補に集中荷重を加えた有限要素法による構造解析を実施して前記弱体部位候補の変位を求め、当該変位を用いて弱体部位候補の検証処理を行う。この検証処理では、前記変位が所定基準より大きければ、該弱体部位候補を弱体部位として認定し、前記変位が所定基準より小さければ、該弱体部位候補に剛性対策の必要がないものと判定して処理を終了する。
ここで、従来技術による構造物の弱体部位の剛性を疑似的に上げる方法について図7を用いて説明する。
図7は、従来技術による構造物の弱体部位の剛性を疑似的に上げる処理の手順を示したフローチャートである。
次に、設計者は、前記設計支援装置に、前記選定したバネ定数の線形バネに関するデータを入力し、前記弱体部位に前記バネ定数の線形バネを設定して(前記弱体部位を線形バネで支持して)、弱体部位の剛性を擬似的に上げる(S110)。
次に、前記設計支援装置に、前記線形バネを設定した弱体部位に対して集中荷重を加えた有限要素法による構造解析を実施させ(剛性CAEを実施させ)、前記線形バネを設定した弱体部位の変位を求める(S120)。
具体的には、設計者は、前記求めた変位が所定要件(変位≦目標値、且つ変位≒目標値)を満たす場合、前記線形バネが適切であると判定し処理(弱体部位の剛性を疑似的に上げる処理)を終了し、前記所定要件を満たさなければS140に進む。
そして、S140では、設計者は、前記設計支援装置に設定されている線形バネのバネ定数を変更し、S120の処理に戻る。
なお、S130において、弱体部位の剛性を疑似的に上げる処理が終了した場合には、上述した通り、再度、前記抽出処理を行って次の弱体部位候補を抽出し、その後、上記同様の検証処理を実施する。
しかしながら、上述した従来技術の剛性評価は、弱体部位の剛性を疑似的に上げるために行う線形バネの設定処理(図7参照)の工数が大きく、設計者に大きな処理負担をかけるという技術的課題を有している。
そのため、上述したように、作業者が、自身の経験則に基づいてバネ定数を選定しても、最適なものを選定することが困難であった。その結果、作業者は、選定した線形バネの検証や設定した線形バネの変更処理(図7のS110〜S140の処理)を何度(6回程度)も繰り返し行っていた(所謂、トライ&エラーの繰り返し処理を行っていた)。
また、設計段階においては、構造物に複数の弱体部位があることが多いため、その弱体部位毎に、工数が大きい線形バネの選定処理を行わなければならず、設計者にとり大きな負担となっていた。
そして、前記設計支援プログラムは、前記CPUに、構造物の設計情報、物性値情報、拘束条件、および荷重条件を含む入力データを用いて、該構造物に等分布荷重を加えた有限要素法による構造解析を実施し該構造物の変位を求め、該変位が一番大きい領域を対策部位候補として特定するステップと、該対策部位候補に集中荷重を加えた有限要素法による構造解析を実施し該対策部位候補の変位を求めるステップと、該対策部位候補の変位が所定要件を満たすか否かにより対策部位候補が剛性強化の必要な対策部位に該当するか否かを判定する判定処理を行うステップと、前記対策部位に該当すると判定された場合に、前記求めた対策部位候補の変位と、所定の関数式とにより線形バネのバネ定数を算出するステップと、前記対策部位に該算出したバネ定数の線形バネを設定し、該対策部位の剛性を疑似的に上げた上で、再度、前記判定処理を行い、次の対策部位の有無を判定するステップとを実行させることを特徴としている。
そこで、本願発明者らは、実験或いは実際のインパネの剛性評価により得られた、構造物の「対策部位に設定した最適な線形バネのバネ定数」と「線形バネの付与前の対策部位の変位」とを示すデータを複数集め、その集めたデータ群を用いて統計処理(例えば、最小二乗法)による近似式を求め、その近似式を「バネ定数を算出するための関数式」として用いるようにした。
このように、設定した線形バネを検証し、所定基準を満たさなければ補正するようにしているため、線形バネの設定処理の信頼性が確保される。
そして、前記設計支援装置は、前記CPUが、前記入力データを用いて前記設計支援プログラムを実行することにより、前記構造物に等分布荷重を加えた有限要素法による構造解析を演算処理により実施して該構造物の変位を算出し、該変位が一番大きい領域を対策部位候補として特定し、該対策部位候補に集中荷重を加えた有限要素法による構造解析を演算処理により実施して該対策部位候補の変位を算出し、該対策部位候補の変位が所定要件を満たすか否かにより対策部位候補が剛性強化の必要な対策部位に該当するか否かを判定する判定処理を行い、前記対策部位に該当すると判定された場合に、前記求めた対策部位候補の変位と、所定の関数式とにより線形バネのバネ定数を算出し、前記対策部位に該算出したバネ定数の線形バネを設定し、該対策部位の剛性を疑似的に上げた上で、再度、前記判定処理を行い、次の対策部位の有無を判定することを特徴としている。
先ず、本実施形態の設計支援装置の機能構成を図1に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態の設計支援装置の機能ブロック図である。
出力装置3は、液晶ディスプレイ等により構成され、情報処理装置1が出力する画像情報を表示する。
また、CAD装置4には、構造解析を行う対象の構造物のCAD情報(例えば、自動車の構成部品の設計情報)が格納されている。そして、CAD装置4は、情報処理装置1からの要求にしたがい、情報処理装置1にCAD情報を出力する。
以下、設計支援装置Wの具体的な構成を説明する。なお、本実施形態のCAD装置4は、公知の技術により実現されるため、詳細な説明は省略する。
制御部10は、情報処理装置1の全体の動作を制御する。また、制御部10は、入力装置2を介して、設計者が入力する各種要求を受け付ける。そして、制御部10は、上記の受け付けた要求にしたがい、データ取得部20、構造解析部30、および出力部40を制御して、設計者からの要求に応じた処理を行う。
また、データ取得部20は、入力装置2を介して、設計者が入力する、解析対象の構造物の「解析条件(物性値情報、拘束条件、荷重条件)」の入力を受け付ける。
また、出力部40は、構造解析部30から解析結果を取得し、その解析結果か示す画像情報(図6参照)を生成し、出力装置3に、その生成した画像情報を出力する。
図2は、本実施形態の情報処理装置のハードウェア構成図である。
図示するように、情報処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)50と、RAM(RandomAccess Memory)等により構成された主記憶装置51と、I/Oインタフェース52と、ハードディスク等により構成された補助記憶装置53と、ネットワークNWに接続されている装置との間で行うデータ授受の制御を行うネットワークインタフェース54とを有する。
また、補助記憶装置53には、上述した各部(制御部10、データ取得部20、構造解析部30、および出力部40)の機能を実現するためのプログラム(設計支援プログラム55)が格納されている。
図3は、本発明の実施形態の設計支援装置が行う構造物の設計支援処理の手順を示したフローチャートである。また、図4は、図3に示すS7の処理の手順を具体的に示したフローチャートである。また、図5は、本発明の実施形態におけるバネ定数の算出に用いられる関数式を説明するための模式図である。
また、図6は、本発明の実施形態の設計支援装置が出力するインパネの対策部位情報の一例を示した模式図である。
なお、以下の説明では、評価対象の構造物が、自動車のインパネである場合を例にする。また、以下の処理ステップの中で用いられる有限要素法は、周知のものと同様である。
具体的には、データ取得部20は、ネットワークNWを介して、CAD装置4にアクセスし、CAD装置4に格納されているインパネの設計情報(CAD情報)を取得し、情報処理装置1のメモリ(主記憶装置51又は補助記憶装置53)に、前記取得したインパネの設計情報を格納する。
具体的には、データ取得部20は、入力装置2を介して、設計者が入力する、解析対象のインパネの「解析条件(物性値情報、拘束条件、荷重条件(等分布荷重、集中荷重の負荷量)」の入力を受け付け、情報処理装置1のメモリ(主記憶装置51又は補助記憶装置53)に、その受け付けた解析条件を格納する。
そして、構造解析部30は、前記求めたインパネの変位のうち、その変位量が一番大きい領域を最大変位部位(対策部位候補)として特定する。すなわち、本ステップ(S10)では、1カ所の最大変位部位(対策部位候補)が特定される。
次に、構造解析部30は、前記求めた変位(X(mm))が所定の要件(目標値)を満足しているか否かを判定し(S5)、満足していればS13に進み、満足していなければS6に進む。
そして、構造解析部30は、前記変位(Xmax)が目標値(a1(mm))より大きければ(Xmax>a1)、S6に進む。すなわち、構造解析部30は、前記求めた変位(Xmax(mm))が所定の要件(目標値)を満足していなければ、S3で特定した最大変位部位を対策部位(剛性強化が必要な部位)に該当すると判定して、S6に進む。
一方、構造解析部30は、前記変位(Xmax)が目標値(a1(mm))以下であれば(Xmax≦a1)、S13に進み、インパネに対策部位(剛性強化が必要な部位)が無いものと判定して処理を終了する。
また、図6における符号100は、自動車のインパネを示している。また、図示する画像情報は、インパネ100の意匠面が、変位量に応じて色分けされた状態で示されており、符号110の領域が最大変位部位となっている。
S6では、構造解析部30は、S3で特定した最大変位部位(対策部位候補)を対策部位(剛性強化が必要な部位)として登録する。
具体的には、構造解析部30は、情報処理装置1のメモリ(主記憶装置51又は補助記憶装置53)の所定領域に、S3で特定した最大変位部位を対策部位(剛性強化が必要な部位)として格納する。
ここで、S7で行われる処理の手順について、図4を参照しながら詳細に説明する。
[数1]
Y=aX−b
Y:バネ定数A、 X:線形バネを付与する前の対策部位の変位
a、b:定数
また、本実施形態では、構造解析部30に、予め求めておいた関数式([数1]の関数)を保持させておき(設計支援プログラム55(図2参照)のなかに前記関数式を含めておき)、当該関数式を用いてバネ定数Aを算出しているが、あくまでもこれは一例である。
例えば、情報処理装置1のメモリ(主記憶装置50又は補助記憶装置53)の所定領域に、前記関数式を格納しておき、構造解析部30が、必要なときに当該メモリに格納された関数式を利用するようにしてもよい。
本願発明者らは、インパネ等の構造物の構造解析に関する研究を重ねた結果、インパネ等の構造物の対策部位の剛性を擬似的に上げるために用いられる線形バネのバネ定数と、線形バネを設定する前の対策部位の変位(Xmax)との間に、強い相関関係があることを見出した。
また、前記研究により、インパネ等の構造物の形状や、対策部位の位置に関係なく、前記相関関係があることがわかった。例えば、一方面(例えば、車室側に配置される意匠面)に対して凸上になされたインパネにおいても、一方面に対して凹上になされたインパネにおいても、その形状に関係なく、前記相関関係があることがわかった。
S73では、構造解析部30が、線形バネを設定した対策部位に対して、所定の集中荷重(Z3(N))を加えた有限要素法による構造解析(集中荷重による剛性CAE)を実施し、線形バネを設定した対策部位の変位(B(mm))を求める。
具体的には、構造解析部30は、S73で求めた、線形バネを設定した対策部位の変位(B(mm))が、所定範囲内(b1(mm)≦B(mm)≦b2(mm))であれば、S72で設定した線形バネが最適なものであると判定してS7の処理を終了して、図3のS8の処理に進む。
一方、構造解析部30は、S73で求めた、線形バネを設定した対策部位の変位(B(mm))が、所定範囲内(b1(mm)≦B(mm)≦b2(mm))でなければ、S75に進み、S72で設定した線形バネのバネ定数を補正する。
なお、図示する例では、前記変位Bがb1より小さい場合(B<b1)に、バネ定数Aに補正値(α)を減算し(A−α)、前記変位Bがb2より大きい場合(B>b2)に、バネ定数Aに補正値(α)を加算する(A+α)ことにより、バネ定数Aを補正しているが、あくまでもこれは一例である。
例えば、前記変位Bの値に対応付けて補正値を定めておき、前記変位Bに応じて、バネ定数Aに補正値を乗算(或いは除算)するように構成されていてもよい。
具体的には、本実施形態では、インパネの形状や、対策部位の位置に関係なく、上述した[数1]の関数式により、線形バネのバネ定数Aを設定しているが、上述した研究により、インパネの種類や対策部位の位置によって、設定した線形バネの値が最適なものから微少にズレルことがあることがわかった(微少な誤差があることがわかった)。
そのため、本実施形態では、S72で設定した線形バネを検証し、所定要件を満たさなければ補正するようにし、線形バネの設定処理の信頼性を確保するようにした。なお、本実施形態では、設計支援装置Wが自動的に、バネ定数の検証及び補正を行うため、設計者に負担をかけることはない。
S8では、構造解析部30は、S7で対策部位の剛性をアップさせたインパネに対して、上述したS3と同様の方法により、インパネの一方面(例えば、車室側に配置される意匠面)に対し、等分布荷重(Z1(N))を加えた有限要素法による構造解析を実施し、インパネ100の意匠面の変位(X(mm))を求める。
そして、構造解析部30は、前記求めたインパネの変位のうち、その変位量が一番大きい領域を最大変位部位(次の対策部位候補)として特定する。
次に、構造解析部30は、上述したS5と同様の方法により、前記求めた変位(X(mm))のうちの最大となる変位(Xmax(mm))が所定の要件(目標値)を満足しているか否かを判定し(S10)、満足していればS11に進み、満足していなければS6に戻り、上述したS6〜S10の処理を繰り返す。
具体的には、S11では、構造解析部30は、前記メモリに格納されている対策部位を読み出し、出力部40に、その対策部位(インパネの対策必要を示す情報)を送り、出力部40にインパネの対策部位を表示させる。この場合、出力部40は、構造解析部30からの対策部位を示す情報を用いて、インパネの対策部位を示した画像情報を生成し、出力装置3に前記画像情報を表示する。
なお、S12の処理は、周知の技術を用いるため、その詳細な説明を省略する。
すなわち、本実施形態の設計支援装置Wによれば、予め求めておいた関数式と、線形バネの付与前の対策部位の変位とを用いて前記バネ定数Aを選定しているため、従来技術のようなトライ&エラーの繰り返し処理を行う必要がない。その結果、本実施形態によれば、線形バネの選定処理の工数を削減することができるため、構造物の剛性評価のための作業時間を短縮させることができる。
さらに、上記関数式は、インパネの形状や、対策部位の位置に関係なく適用することができるため、作業者の経験則により行っていた線形バネの選定作業の負担を軽減することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。
情報処理装置1のメモリ(主記憶装置51、補助記憶装置53)の所定領域に、前記関数式を算出するためのデータベース(実験により得られた、インパネの「対策部位に設定した最適な線形バネのバネ定数」と「線形バネの付与前の対策部位の変位」とを対応付けたデータを集めたデータベース)を格納しておく。
そして、図4に示したS71の処理を行う際、その都度、構造解析部30が、前記データベースに登録されたデータを用いて前記関数式を求めるようにしてもよい。
また、図4のS73〜S75においてバネ定数を補正した場合、前記データベースに、「補正したバネ定数(補正した後に実施されるS74において所定要件を満たした線形バネのバネ定数)」と「線形バネの付与前の対策部位の変位」とを対応付けたデータを追加して登録する。
このように構成することにより、バネ定数を補正した際の値が、前記関数式の算出基礎となるデータに反映されるため、算出する関数式の信頼性を向上させることができる。
1…情報処理装置
2…入力装置
3…出力装置
4…CAD装置
10…制御部
20…データ取得部
30…構造解析部
40…出力部
50…CPU
51…主記憶装置
52…I/Oインタフェース
53…補助記憶装置
54…NWインタフェース
55…設計支援プログラム
100…インストルメントパネル
Claims (4)
- 情報処理装置が有するCPUにより実行され、構造物の構造設計を支援する設計支援プログラムであって、
前記CPUに、
構造物の設計情報、物性値情報、拘束条件、および荷重条件を含む入力データを用いて、該構造物に等分布荷重を加えた有限要素法による構造解析を実施し該構造物の変位を求め、該変位が一番大きい領域を対策部位候補として特定するステップと、
該対策部位候補に集中荷重を加えた有限要素法による構造解析を実施し該対策部位候補の変位を求めるステップと、
該対策部位候補の変位が所定要件を満たすか否かにより対策部位候補が剛性強化の必要な対策部位に該当するか否かを判定する判定処理を行うステップと、
前記対策部位に該当すると判定された場合に、前記求めた対策部位候補の変位と、所定の関数式とにより線形バネのバネ定数を算出するステップと、
前記対策部位に該算出したバネ定数の線形バネを設定し、該対策部位の剛性を疑似的に上げた上で、再度、前記判定処理を行い、次の対策部位の有無を判定するステップとを実行させることを特徴とする設計支援プログラム。 - 前記CPUにより実行される前記線形バネのバネ定数を算出するステップにおいて、前記関数式は、実験或いは実際の構造物の剛性評価により得られた、前記線形バネのバネ定数と、前記線形バネを設定する前の前記対策部位の変位とを対応付けたデータを集めたデータ群を統計処理して得られた近似式であることを特徴とする請求項1に記載の設計支援プログラム。
- 前記対策部位に前記算出したバネ定数の線形バネを設定し、該対策部位の剛性を疑似的に上げた上で、再度、前記判定処理を行い、次の対策部位の有無を判定するステップにおいて、
前記CPUに、
前記算出したバネ定数の線形バネを前記対策部位に設定した場合、さらに、前記線形バネが設定された対策部位に集中荷重を加えた有限要素法による構造解析を実施し該対策部位の変位を求めるステップと、
該求めた変位が所定基準を満たさなければ、前記算出したバネ定数を補正するステップとを実行させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の設計支援プログラム。 - 構造物の設計情報、物性値情報、拘束条件、および荷重条件を含む入力データと設計支援プログラムとが格納されたメモリが具備され、前記CPUが前記メモリに格納された設計支援プログラムを実行することにより、前記入力データを用いた有限要素法による構造解析を行い、構造物の構造設計を支援する設計支援装置であって、
前記CPUが、前記入力データを用いて前記設計支援プログラムを実行することにより、
前記構造物に等分布荷重を加えた有限要素法による構造解析を演算処理により実施して該構造物の変位を算出し、該変位が一番大きい領域を対策部位候補として特定し、
該対策部位候補に集中荷重を加えた有限要素法による構造解析を演算処理により実施して該対策部位候補の変位を算出し、
該対策部位候補の変位が所定要件を満たすか否かにより対策部位候補が剛性強化の必要な対策部位に該当するか否かを判定する判定処理を行い、
前記対策部位に該当すると判定された場合に、前記求めた対策部位候補の変位と、所定の関数式とにより線形バネのバネ定数を算出し、
前記対策部位に該算出したバネ定数の線形バネを設定し、該対策部位の剛性を疑似的に上げた上で、再度、前記判定処理を行い、次の対策部位の有無を判定することを特徴とする設計支援装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009261518A JP5059084B2 (ja) | 2009-11-17 | 2009-11-17 | 設計支援プログラムおよび設計支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009261518A JP5059084B2 (ja) | 2009-11-17 | 2009-11-17 | 設計支援プログラムおよび設計支援装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011107927A JP2011107927A (ja) | 2011-06-02 |
JP5059084B2 true JP5059084B2 (ja) | 2012-10-24 |
Family
ID=44231327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009261518A Expired - Fee Related JP5059084B2 (ja) | 2009-11-17 | 2009-11-17 | 設計支援プログラムおよび設計支援装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5059084B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11275044B2 (en) | 2018-08-31 | 2022-03-15 | Nuflare Technology, Inc. | Anomaly determination method and writing apparatus |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6877993B2 (ja) * | 2016-05-18 | 2021-05-26 | 三菱重工業株式会社 | データ作成装置、3次元積層システム、制御方法及びプログラム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4803809B2 (ja) * | 2006-08-01 | 2011-10-26 | 本田技研工業株式会社 | 構造最適化方法 |
JP4744542B2 (ja) * | 2008-03-11 | 2011-08-10 | 関東自動車工業株式会社 | 設計支援装置 |
JP4879244B2 (ja) * | 2008-10-08 | 2012-02-22 | 関東自動車工業株式会社 | 部品剛性の最適構造作製プログラムおよび情報処理装置 |
-
2009
- 2009-11-17 JP JP2009261518A patent/JP5059084B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11275044B2 (en) | 2018-08-31 | 2022-03-15 | Nuflare Technology, Inc. | Anomaly determination method and writing apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011107927A (ja) | 2011-06-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8126658B2 (en) | Shape defect factor identification method, device, and program | |
KR101227295B1 (ko) | 파단 판정 방법, 파단 판정 장치, 프로그램 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체 | |
US20110246150A1 (en) | Method, device, program, and recording medium of analyzing cause of springback | |
EP4039565B1 (en) | Vibration noise reduction analysis method and analysis device for automotive panel component | |
KR20150040790A (ko) | 성형 강판 패널들의 스냅-스루 좌굴 예측 시스템 및 방법 | |
US9816904B2 (en) | Analyzing method of spot welded portion, analyzing program of spot welded portion, recording medium and analyzing apparatus of spot welded portion | |
JP4851252B2 (ja) | 構造物評価プログラム | |
US9410855B2 (en) | Method for press forming analysis | |
JP5059084B2 (ja) | 設計支援プログラムおよび設計支援装置 | |
JP4744541B2 (ja) | 設計支援装置 | |
JP4744542B2 (ja) | 設計支援装置 | |
JP4879244B2 (ja) | 部品剛性の最適構造作製プログラムおよび情報処理装置 | |
JP5131212B2 (ja) | 材料状態推定方法 | |
CN110008614B (zh) | 白车身扭转刚度优化方法 | |
JP2005266894A (ja) | 金型設計支援システム及び方法並びに金型設計支援用プログラム | |
JP4780908B2 (ja) | 面品質予測装置及び面品質予測プログラム | |
JP2017199084A (ja) | 誘導力を用いた構造体の力学的弱点を発見可能な構造体設計支援装置 | |
JP5059153B2 (ja) | 設計支援装置およびプログラム | |
JP3669490B2 (ja) | 圧延解析システム及びプログラム | |
JP5879921B2 (ja) | 構造体設計支援装置、構造体設計支援方法及び構造体設計支援プログラム | |
CN110858256A (zh) | 一种车身刚度性能的灵敏度分析方法 | |
KR20200099579A (ko) | 프레스 성형 방법, 강성 향상 위치 특정 방법, 프레스 성형 시스템 및 프레스 성형품 | |
JP7327424B2 (ja) | 自動車の車体部品の板厚感度解析方法、板厚感度解析装置及び板厚感度解析プログラム | |
Han et al. | Topometry and shape optimization of a hood | |
JP2005149533A (ja) | 圧延解析システム及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111110 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111124 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120116 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120711 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120801 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |