JP2011184761A - 電着塗装設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】被塗装部品を安定させた状態で良好な電着塗装ができる電着塗装設備を提供する。
【解決手段】本実施形態に係る電着塗装設備1は、不溶性物質を含む電着塗料を被塗装部品2に電着塗装する電着塗装設備1であって、電着塗料を収容する電着槽3と、電着槽3内の電着塗料を循環させる吐出ノズル4と、被塗装部品2を懸架する部品ハンガー5と、被塗装部品2を電着塗料に浸漬させながら電着塗料が流れる方向に対向して移動させる部品移動機構6と、被塗装部品2が部品移動機構6によって所定区間を移動してから被塗装部品2に通電させる部品通電機構7と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、被塗装部品に電着塗料を電着塗装する電着塗装設備に関し、特に、車両等のシートベルトに使用されるバックル部品等に電着塗料を電着塗装する電着塗装設備に関する。
車両等におけるシートベルトのバックルを構成するベース、ラッチ、ピン等は、トングを挿入するための摺動部分を備える。そして、それらの摺動部分には、所定の塗膜強度、潤滑性が要求される上に、ドライバーが持ち込む清涼飲料水等に対する撥水性が要求される。バックルの摺動部分の塗装に使用される塗料には、主にエポキシ樹脂系の塗料が使用されてきた。そして、これらの塗料の塗装法として、エアー吹き付け塗装、ディップスピン塗装、浸漬塗装等が用いられてきた。
高価な塗料を最小のロスで塗装するためには浸漬塗装が最適であるが、バックルには組み立てのための小さい穴、軽量化のための抜き穴等があり、バックルを塗装するために浸漬塗装を用いた場合、塗料の表面張力でそれらの穴に塗膜が張ってしまうという問題があった。また、その対策として、塗料の表面張力を低下させたり、エアー吹き付け塗装を用いたりしても、少なからず同様の問題が生じ、作業工程、作業時間、作業コスト等が増加するという問題もあった。
かかる問題を解決する手段として、例えば、特許文献1に記載されたような電着塗装装置が提案されている。特許文献1に記載された電着塗装装置は、電着槽内でノズルを用いて電着塗料(塗料及び溶剤)を循環させ、被塗装部品(被塗物)を電着塗料の液流の反対方向に移動させながら電着塗装を行う。
特開2004−285411号公報
しかしながら、特許文献1に記載された電着塗装装置に適用される被塗装部品は、車両等の重量物であり、被塗装部品にバックル等の軽量物を適用した場合、被塗装部品を電着塗料に浸漬させた際に、被塗装部品が不安定になり、良好な電着塗装を行うことが難しいという問題があった。
本発明は、上述の課題に鑑み創案された発明であり、被塗装部品を安定させた状態で良好な電着塗装を行うことができる電着塗装設備を提供することを目的とする。
本発明によれば、不溶性物質を含む電着塗料を被塗装部品に電着塗装する電着塗装設備であって、前記電着塗料を収容する電着槽と、前記電着槽内の前記電着塗料を循環させる吐出ノズルと、前記被塗装部品を懸架する部品ハンガーと、前記被塗装部品を前記電着塗料に浸漬させながら前記電着塗料が流れる方向に対向して移動させる部品移動機構と、前記被塗装部品が前記部品移動機構によって所定区間を移動してから前記被塗装部品に通電させる部品通電機構と、を備えることを特徴とする電着塗装設備が提供される。
前記部品通電機構は、前記部品ハンガーに電流を流す通電バーを備え、前記部品移動機構は、前記被塗装部品に前記所定区間だけを移動させてから前記通電バーに接触させてもよい。
前記部品移動機構は、前記被塗装部品の移動及び停止を繰り返し、前記部品通電機構は、前記被塗装部品が停止してから所定時間経過した時に前記被塗装部品に通電させ始め、前記被塗装部品が移動し始めた時に通電を停止することを繰り返してもよい。
前記被塗装部品への電着塗装に伴って付着した前記部品ハンガー上の前記電着塗料を剥離する塗料剥離装置を備えていてもよい。
前記塗料剥離装置は、例えば、前記部品ハンガーの前記電着塗料を剥離するバイトと、当該バイトを回転させるモータと、前記バイトを前記部品ハンガーの形状に沿って移動させる摺動機構と、を有する。
前記塗料剥離装置が前記電着塗料を剥離した前記部品ハンガーが通電するか否かを検査する通電検査装置を備えていてもよい。
前記通電検査装置は、例えば、前記部品ハンガーに係止可能な集電子を有し、当該集電子に流れる電流が所定の閾値以上であるか否かによって通電するか否かを判別するように構成されていてもよい。
前記不溶性物質は、例えば、フッ素樹脂粉末又は二硫化モリブデンである。また、前記電着塗料は、例えば、エポキシ系カチオン樹脂を含むカチオン電着塗料である。
上述した本発明に係る電着塗装設備によれば、被塗装部品を電着槽に浸漬させて所定区間移動させてから通電するようにしたことにより、被塗装部品の入槽時に生じた揺れが収束し、被塗装部品が安定した、揺れが少ない状態で電着塗装を行うことができ、塗装不良を低減することができ、良好な電着塗装を行うことができる。
また、部品通電機構に通電バーを配置することにより、被塗装部品を所定区間(例えば、無通電バーの区間)だけ移動させてから部品ハンガーを通電バーに接触させるだけで、被塗装部品に容易に電流を流すことができる。
また、部品通電機構は、被塗装部品が停止してから所定時間経過した時に被塗装部品に通電し、塗装部品が移動する時に通電を停止することを繰り返すようにすることにより、被塗装部品の移動中に通電させないようにすることができ、スパークの発生を抑制することができ、良好な電着塗装を行うことができる。
また、塗料剥離装置を配置することにより、部品ハンガーに付着した電着塗料を効率よく剥離することができ、部品ハンガーを再利用した際に被塗装部品に電流が流れなくなることを抑制することができ、部品ハンガーを再利用した場合であっても良好な電着塗装を行うことができる。
さらに、塗料剥離装置をバイト、モータ、摺動機構で構成することにより、部品ハンガーに付着した電着塗料を効率よく剥離することができる。
また、通電検査装置を配置することにより、通電しない部品ハンガーを検出することができ、再利用しないようにすることができ、塗装不良を低減することができる。
さらに、通電検査装置に集電子を配置することにより、集電子を部品ハンガーに係止させて電流を流すだけで部品ハンガーが通電するか否かを容易に検査することができ、所定の閾値以上の電流が流れるか否かを容易に判別することができ、効率よく通電しない部品ハンガーを排除することができる。
また、不溶性物質としてフッ素樹脂粉末又は二硫化モリブデンを選択することにより、塗膜に潤滑性や撥水性等の所定の機能を付与することができる。また、例えば、二硫化モリブデンのように、比重の大きい物質を電着塗料に混合した場合であっても、上述した本発明によれば、速い水流で電着塗料を循環させることができ、沈殿や沈降を抑制することができ、良好な電着塗装を行うことができる。
また、電着塗料としてエポキシ系カチオン樹脂を含むカチオン電着塗料をベースにすることにより、強度、密着性、耐食性に優れた塗膜を容易に形成することができる。
本発明の実施形態に係る電着塗装設備における電着塗料の循環を説明するための模式図である。 本発明の実施形態に係る電着塗装設備における電着槽の上面図である。 本発明の実施形態に係る電着塗装設備における部品通電機構を説明するための模式図である。 被塗装部品を懸架した部品ハンガーの移載状態を示す模式図である。 部品通電機構が通電バーと底部電極との間にかける電圧を示す図である。 塗料剥離装置の模式図であり、(A)は正面図であり、(B)は上面図である。 通電検査装置の模式図であり、(A)は正面図であり、(B)は上面図である。
以下、本発明の実施形態について図1乃至図5を用いて説明する。ここで、図1は、本発明の実施形態に係る電着塗装設備における電着塗料の循環を説明するための模式図である。また、図2は、本発明の実施形態に係る電着塗装設備における電着槽の上面図である。また、図3は、本発明の実施形態に係る電着塗装設備における部品通電機構を説明するための模式図である。また、図4は、被塗装部品を懸架した部品ハンガーの移載状態を示す模式図である。なお、図1において部品通電機構の図は省略してある。
本実施形態に係る電着塗装設備1は、不溶性物質を含む電着塗料を被塗装部品2に電着塗装する電着塗装設備1であって、電着塗料を収容する電着槽3と、電着槽3内の電着塗料を循環させる吐出ノズル4と、被塗装部品2を懸架する部品ハンガー5と、被塗装部品2を電着塗料に浸漬させながら電着塗料が流れる方向に対向して移動させる部品移動機構6と、被塗装部品2が部品移動機構6によって所定区間を移動してから被塗装部品2に通電させる部品通電機構7と、を備える。
前記電着塗料は、用途によっては、エポキシ系カチオン樹脂を含むカチオン電着塗料であり、不溶性物質として、例えば、フッ素樹脂粉末や二硫化モリブデンが混合されている。フッ素樹脂粉末には、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)樹脂粉末が使用される。また、電着塗料には、着色用顔料が混合されていてもよいし、いわゆるアニオン電着塗料を使用するようにしてもよい。なお、電着塗料に混合される不溶性物質は上述したものに限定されるものではなく、被塗装部品2に形成される塗膜に必要な機能に応じて適宜選択することができる。
二硫化モリブデンは、被塗装部品2に形成された塗膜の摩擦抵抗を減らして潤滑性を付与する役割を担う。また、PTFE樹脂粉末は、被塗装部品2に形成された塗膜に潤滑性を付与するとともに撥水性を付与する役割を担う。これらの二硫化モリブデンとPTFE樹脂粉末とをカチオン電着塗料に混合することにより、その相乗効果で顕著な低摩擦抵抗を実現することができる。したがって、かかる電着塗料は、例えば、シートベルトのバックルを構成するベース、ラッチ、ピン等のような摺動部分を有し、水分が付着する可能性のある部分に塗膜を形成する場合に適している。また、PTFE樹脂粉末及び二硫化モリブデンは、例えば、摩擦係数0.2μs以下の潤滑性、及び撥水性接触角94°以上の撥水性を付与するようにカチオン電着塗料中に配合される。
エポキシカチオン樹脂は、例えば、破断応力160〜370kgf/cm、伸び率1.4〜3.2%、鉛筆硬度H〜2H、の条件を満足するように配合される。かかる配合により、優れた破断応力及び伸び率を発揮させることができ、摩擦に伴う塗膜の破断を抑制することができる。
被塗装部品2は、例えば、シートベルトのバックルを構成する部品のように、軽量の鉄素材からなる部品である。ここで、軽量とは、電着槽3内に被塗装部品2を浸漬させた場合に揺れが生じる程度の重さを意味する。また、被塗装部品2は、電着塗装を開始する前に予めリン酸亜鉛被膜が形成される。なお、被塗装部品2は、鉄素材に限定されるものではなく、電着塗装可能な素材であれば、どのような部品であってもよい。
前記電着槽3は、電着塗料を収容する容器である。電着槽3は、図1及び図2に示すように、被塗装部品2の移動方向に長い箱形状を有する。また、電着槽3の手前側にはオーバーフロー槽31が形成されており、電着槽3から溢れ出た電着塗料を回収できるようになっている。また、電着槽3及びオーバーフロー槽31には、ポンプ32が接続されており、電着槽3及びオーバーフロー槽31内の電着塗料を吸入できるように構成されている。そして、電着槽3内に浸漬された被塗装部品2は、電着槽3内で電着塗装され、リン酸亜鉛被膜上にCED(Cathodic Electrodeposition Coating:陰極電気塗膜)が形成される。
前記吐出ノズル4は、図1に示すように、ポンプ32により吸入された電着塗料をバルブVb−1,Vb−2の吐出比を調整しながら電着槽3内に吐出して電着塗料を循環させる機能を有する。かかる吐出ノズル4は、例えば、図1及び図2に示すように、電着槽3の底部に長手方向に平行に三列に配置される。このとき、手前の吐出ノズル4は電着槽3のコーナー部に向かって電着塗料を吐出する向きに配置される。また、電着槽3の中間部に配置される他の吐出ノズル4は、図1の矢印方向に電着塗料が流れるように底部に向かって電着塗料を吐出する向きに配置される。このように吐出ノズル4を配置することにより、図1の矢印方向に電着塗料を効率よく循環させることができるとともに、沈殿又は沈降しようとする電着塗料に含まれる成分を撹拌することができ、電着塗料を略均一な濃度に維持することができる。特に、電着塗料に二硫化モリブデンのような主成分の樹脂よりも比重の大きい不溶性物質が含まれている場合に効果的である。また、吐出ノズル4は、電着槽3の形状や電着塗料に含まれる成分に応じて、電着塗料が減速する流域を最少にするように配置される。例えば、吐出ノズル4は、吐出ノズル4間の死角を最小にするように400〜700mm間隔で配置され、10〜30cm/秒の流速で電着塗料を吐出するように調整される。
また、図1及び図2に示したように、オーバーフロー槽31内に吐出ノズル41を配置するようにしてもよい。かかる吐出ノズル41は、ポンプ32によりオーバーフロー槽31から吸入された電着塗料をオーバーフロー槽31に吐出することにより、電着塗料を撹拌し、二硫化モリブデン等の沈殿を抑制する。このように、オーバーフロー槽31内を撹拌することにより、回収された電着塗料の濃度を略均一に維持することができ、ポンプ32により吸入した電着塗料を電着槽3内に戻した場合であっても、略均一な濃度の電着塗料を電着槽3に供給することができる。また、吐出ノズル41は、オーバーフロー槽31内を撹拌できればよいため、位置や向きは図示したものに限定されるものではない。さらに、吐出ノズル41に替えて撹拌プロペラ等の他の撹拌機構を採用してもよい。
前記部品ハンガー5は、図1及び図3に示すように、複数の被塗装部品2を懸架して各塗装ラインに被塗装部品2を搬送可能にする機能を有する。具体的には、部品ハンガー5は、電着槽3の横幅よりも短い長さを有する部品ハンガー本体51と、部品ハンガー本体51の長手方向に沿って配置された複数のフック52と、部品ハンガー本体51の両端部に形成された係止部53と、を有する。部品ハンガー本体51の両端部は、部品ハンガー5を塗装ライン上において水平搬送する場合に、レールやコンベアベルトに載置される部分となるため、部品ハンガー本体51の両端部にはフック52を配置しないようにすることが好ましい。フック52は、図1に示すように、部品ハンガー本体51の両面に被塗装部品2を懸架できるように、フック52の返し部分を互いに外側に向けて並列に配置される。また、フック52は、懸架される被塗装部品2の大きさ、形状、重さ、浸漬時に生じる揺れ等を考慮して接触しない間隔で配置される。係止部53は、図3に示すように、部品ハンガー5を塗装ライン上で持ち上げて移動させたりする場合に、移載装置8のハンガー移載フック81と係合する部分である。また、部品ハンガー5を介して被塗装部品2に通電することになるため、少なくとも部品ハンガー本体51及びフック52は導電体により構成される。
前記部品移動機構6は、図1に示すように、被塗装部品2を電着槽3内の電着塗料に浸漬させながら被塗装部品移動方向に移動させる機能を有する。かかる部品移動機構6は、例えば、電着槽3に収容された電着塗料の上部に配置されたスラットチェーンコンベアである。部品移動機構6は、部品ハンガー5の部品ハンガー本体51を支持した状態で、被塗装部品2を電着塗料に浸漬できるように配置されている。また、部品移動機構6は、後述するように、部品ハンガー5を電着塗料の流れに対向して移動及び停止を繰り返しながら移動できるように構成されている。なお、部品移動機構6は、スラットチェーンコンベアに限定されるものではなく、部品ハンガー5を支持して移動及び停止を繰り返しながら移動可能なものであれば、ラインローダー等の搬送装置でもよい。このように、部品移動機構6により、被塗装部品2を電着塗料の流れる方向と対向するように移動させることにより、被塗装部品2に一定の抵抗を付加することができ、被塗装部品2を揺れにくくすることができる。したがって、被塗装部品2を部品ハンガー5の接点からの浮き上がりを抑制することができ、電着槽3に被塗装部品2を浸漬させてから比較的早い段階で被塗装部品2と部品ハンガー5とを塗膜によって固着することができ、被塗装部品2の浮き上がりを抑制することができる。
前記部品通電機構7は、部品ハンガー5を介して被塗装部品2に通電させる機能を有する。具体的には、図3に示すように、被塗装部品移動方向に部品移動機構6に沿って順に配列された無通電バー71、通電バー72、無通電バー73と、を有する。無通電バー71,73は、電流が流れないように構成された部材であり、絶縁体又は通電バー72と絶縁された金属部品により構成されている。通電バー72は、電着槽3の底部に配置された底部電極(図不掲載)との間で電圧をかけることができるように構成されている。したがって、部品移動機構6により搬送され通電バー72に部品ハンガー5が接触すると、被塗装部品2と底部電極との間に電流を流すことができる。このとき、被塗装部品2は陰極となり、底部電極は陽極となる。このように、部品通電機構7を構成することにより、部品移動機構6が被塗装部品2を移動させる区間において、部品通電機構7が被塗装部品2に通電させない区間(以下、無通電区間)と、通電させる区間(以下、通電区間)と、を設けることができる。なお、無通電バー71,73を省略して、通電区間の部分にのみ通電バー72を配置するようにしてもよい。
このように、部品通電機構7が部品ハンガー5に電流を流す通電バー72を備え、部品移動機構6が被塗装部品2を所定区間(無通電区間)だけ移動させてから通電バー72に接触させることにより、被塗装部品2の入槽時に一定時間通電させないようにすることができ、被塗装部品2の入槽時に生じた揺れが収束し、被塗装部品2が安定した、揺れが少ない状態で電着塗装を行うことができる。また、被塗装部品2の出槽時に無通電区間を設けることにより、一定時間通電させないようにすることができ、被塗装部品2の出槽時に生じる揺れが電着塗装に影響しないようにさせることができる。したがって、通電区間では、入槽時や出槽時に生じる揺れの影響を受けることがなく、塗装不良を低減することができ、良好な電着塗装を行うことができる。
ここで、図5は、部品通電機構7が通電バー72と底部電極との間にかける電圧を示す図である。なお、図5において、縦軸は電圧(V)を示し、横軸は時間(秒)を示している。部品通電機構7は、図5に示すように、通電バー72と底部電極との間に、0(V)とα(V)の電圧をかけることを繰り返す。これは、被塗装部品2の移動中に通電させるとスパークが生じる場合があるためである。したがって、部品移動機構6の移動時に電圧を0(V)とし、停止時に一定の電圧α(V)をかけるようにして、タクト通電を行う。例えば、通電バー72上を移動してきた被塗装部品2が時間t1で停止したとする。このとき、部品通電機構7は、時間t1で電圧を徐々にかけ始め、時間t2でα(v)となるようにソフト通電する。そして、時間t3まで電圧α(V)を維持する。この時間t3は被塗装部品2の移動を再開する時間でもある。すなわち、被塗装部品2の移動開始と同時に電圧を切る。その後、部品移動機構6は、時間t4まで被塗装部品2を移動させて停止させる。そして、部品通電機構7は、時間t4から電圧をかけ始め、時間t5から時間t6までの間、一定電圧α(V)をかける。
このように、部品移動機構6が被塗装部品2の移動及び停止を繰り返し、部品通電機構7は、被塗装部品2が停止してから所定時間経過した時に被塗装部品2に通電させ始め、被塗装部品2が移動し始めた時に通電を停止することを繰り返すようにすることにより、被塗装部品2の移動中に通電させないようにすることができ、スパークの発生を抑制することができ、良好な電着塗装を行うことができる。また、併せてソフト通電を行うことにより、被塗装部品2が移動を停止した際に生じる揺れの収束に応じて電圧を徐々に負荷することができ、効率よく電着塗装を行うことができ、塗装不良を低減することができる。
また、図3に示すように、電着槽3の手前まで搬送された部品ハンガー5は、図4に示した移載装置8により部品移動機構6に移載される。移載装置8は、先端部に部品ハンガー5の係止部53に係止可能なハンガー移載フック81を有する。そして、部品ハンガー5の移載時には、部品ハンガー5の係止部53に移載装置8のハンガー移載フック81を挿入可能な位置に配置しておく。係止部53にハンガー移載フック81が挿入された後、移載装置8により部品ハンガー5を持ち上げ、搬送ラインから離脱させ、部品移動機構6上に載置する。そして、電着塗装が終了した部品ハンガー5は、同様の操作により移載装置8によって搬送ラインに戻される。
ところで、被塗装部品2を部品ハンガー5のフック52に懸架して通電した場合に、電着塗料に浸漬された被塗装部品2とフック52の接点以外の部分には電着膜が生成される。そして、一度使用された部品ハンガー5を再び電着塗装に使用する場合には、次に電着塗装する被塗装部品2が、部品ハンガー5のフック52における電着膜が生成されていない位置に懸架されるとは限らない。部品ハンガー5が有するフック52における電着膜が生成されている箇所に被塗装部品2が懸架された場合、被塗装部品2に通電することができない。そのため、電着塗装を行うたびに、使用された部品ハンガー5のフック52に付着した電着膜の剥離が必要となる。
そこで、電着塗装設備1は、被塗装部品2への電着塗装に伴って付着した部品ハンガー5上の電着塗料を剥離する塗料剥離装置9と、塗料剥離装置9が電着塗料を剥離した部品ハンガー5が通電するか否かを検査する通電検査装置10と、をさらに備えていてもよい。ここで、図6は、塗料剥離装置9の模式図であり、(A)は正面図であり、(B)は上面図である。また、図7は、通電検査装置10の模式図であり、(A)は正面図であり、(B)は上面図である。
以下、焼付け工程を経た後の部品ハンガー5から被塗装部品2を脱着させる自動脱着装置(図不掲載)と、部品ハンガー5のフック52に付着した電着膜の剥離を行う塗料剥離装置9と、塗料剥離装置9によって電着膜の剥離された部品ハンガー5が通電するか否かを判別する通電検査装置10と、について説明する。
自動脱着装置は、部品ハンガー5のフック52に吊り掛けた被塗装部品2にショックバーでショックを与えて、フック52より被塗装部品2を浮き上がらせ、首振り動作で部品ハンガー5を±45°に傾斜させて被塗装部品2を落下させる。そして、被塗装部品2が取外された部品ハンガー5は、次工程の塗料剥離装置9に搬送される。なお、被塗装部品2の部品ハンガー5からの取外しは、作業員が手作業で行ってもよい。
塗料剥離装置9は、図6(A)及び(B)に示したように、例えば、部品ハンガー5の電着塗料を剥離するバイト91と、バイト91を回転させるモータ92と、バイト91を図の左右方向に往復運動させるバイト摺動機構93と、バイト91をフック52に押し付ける荷重調整機構94と、を有する。また、塗料剥離装置9上には、部品ハンガー5を支持するハンガー固定台95が配置されている。かかるハンガー固定台95は、部品ハンガー5を支持した状態でフック52がバイト91と接触できる高さに配置されており、高さを調整できるように構成されていてもよい。なお、ハンガー固定台95の支持部材については、図を省略している。
バイト91は、四角又は三角の矩形断面を有し長手方向にU字状溝が形成されたものが使用される。かかるバイト91を回転させることにより角部で電着膜を切削することができ、フック52が丸棒であればU字状溝にフック52を嵌め込んでバイト91を正逆回転させることによりフック52の側面部に形成された電着膜も容易に剥離することができる。なお、バイト91は、面取り用のいわゆるヘールバイトやその他のフック52上の電着膜を切削可能なバイトであれば、市販されているものを適宜使用することができる。
モータ92は、バイト91を回転駆動させる部品である。図示したように、モータ92の駆動力は、例えば、ベルト駆動によりバイト91に伝達される。もちろん、モータ92のヘッド部にバイト91を直に接続するようにしてもよい。
バイト摺動機構93は、バイト91を支持する台座93aを図示しないモータによって左右に往復運動させることによって、バイト91を左右に摺動させる部品である。また、荷重調整機構94は、スプリング等の弾性体94aによりバイト91をフック52の表面に押し付けるように荷重を負荷する部品である。したがって、バイト摺動機構93によりバイト91を摺動させることにより、バイト91をフック52の形状に合わせて移動させることができる。また、矩形のバイト91を回転させながらフック52に接触させた場合、バイト91は上下に震動することとなるが、この振動も荷重調整機構94により抑制される。なお、弾性体94aによる荷重はリンク機構93bを介してバイト91に伝達される。
また、塗料剥離装置9は、それ自体が回動可能に支持部材96に配置されており、部品ハンガー5をハンガー固定台95に載置する際は外側に退避し、部品ハンガー5がハンガー固定台95に載置された後で内側に回動されてフック52を切削可能な位置に配置されるように構成されている。また、塗料剥離装置9は、図6(B)に示したように、部品ハンガー5の複数のフック52を短時間に処理できるように、部品ハンガー5の両面に複数台並列して配置されていることが好ましい。さらに、バイト91は塗料剥離装置9の左右両側に配置され、一台の塗料剥離装置9で二本のフック52を同時に処理できるように構成されていてもよい。そして、部品ハンガー5のフック52に形成された電着膜の剥離が終了した後、塗料剥離装置9が退避し、部品ハンガー5は次工程の通電検査装置10に搬送される。
通電検査装置10は、図7(A)及び(B)に示したように、例えば、部品ハンガー5に係止可能な集電子101を有し、集電子101に流れる電流が所定の閾値以上であるか否かによって通電するか否かを判別する。また、通電検査装置10上には、部品ハンガー5を支持するハンガー固定台102が配置されている。かかるハンガー固定台102は、部品ハンガー5を支持した状態でフック52に集電子101が係止できる高さに配置されており、高さを調整できるように構成されていてもよい。なお、ハンガー固定台102の支持部材については、図を省略している。
集電子101は、先端部に環状部を有する棒状の通電部材であり、保持部103により通電可能かつスライド可能に保持されている。また、保持部103は、支持部材104に回動可能に配置されており、部品ハンガー5をハンガー固定台102に載置する際は集電子101を外側に退避させ、部品ハンガー5がハンガー固定台102に載置された後で内側に回動してフック52に集電子101を係止可能な位置に配置できるように構成されている。かかる構成によれば、フック52上に集電子101を移動させてから集電子101を引き込むことによりフック52に集電子101を係止させることができ、集電子101に通電することによりフック52に電流が流れるか否かを検査することができる。なお、集電子101のスライド機能は、保持部103を回動させる機構で代用できるように構成してもよい。
また、保持部103は、図6(B)に示したように、部品ハンガー5の長手方向に沿って延設されており、その保持部103の上面に複数の集電子101がフック52と対応する位置に配置されている。かかる構成により、部品ハンガー5が有する複数のフック52を同時に通電するか否かを検査することができる。また、通電検査装置は、集電子101に接続された計測手段(図不掲載)を有し、集電子101に流れる電流が所定の閾値以上であるか否かを計測できるように構成されている。所定の閾値以上の電流が流れなかった集電子101が存在する場合には、フック52の電着塗料の剥離が不十分なものと判断して塗装ラインからその部品ハンガー5を排除する。このとき、どの部分のフック52に電流が流れなかったかをディスプレイ等に表示するようにしてもよい。そして、全ての集電子101に所定の閾値以上の電流が流れた場合には、電着塗料の剥離が十分な部品ハンガー5として再利用するために塗装ライン内のストック位置に搬送される。
上述したように、塗料剥離装置9を配置することにより、部品ハンガー5に付着した電着塗料を効率よく剥離することができ、部品ハンガー5を再利用した際に被塗装部品2に電流が流れなくなることを抑制することができ、部品ハンガー5を再利用した場合であっても良好な電着塗装を行うことができる。また、通電検査装置10を配置することにより、通電しない部品ハンガー5を容易に検出することができ、再利用しないようにすることができ、塗装不良を低減することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
1…電着塗装設備
2…被塗装部品
3…電着槽
4,41…吐出ノズル
5…部品ハンガー
6…部品移動機構
7…部品通電機構
8…移載装置
9…塗料剥離装置
10…通電検査装置
31…オーバーフロー槽
32…ポンプ
51…部品ハンガー本体
52…フック
53…係止部
71,73…無通電バー
72…通電バー
81…ハンガー移載フック
91…バイト
92…モータ
93…バイト摺動機構
93a…台座
94…荷重調整機構
94a…弾性体
94b…リンク機構
95…ハンガー固定台
96…支持部材
101…集電子
102…ハンガー固定台
103…保持部
104…支持部材

Claims (9)

  1. 不溶性物質を含む電着塗料を被塗装部品に電着塗装する電着塗装設備において、
    前記電着塗料を収容する電着槽と、
    前記電着槽内の前記電着塗料を循環させる吐出ノズルと、
    前記被塗装部品を懸架する部品ハンガーと、
    前記被塗装部品を前記電着塗料に浸漬させながら前記電着塗料が流れる方向に対向して移動させる部品移動機構と、
    前記被塗装部品が前記部品移動機構によって所定区間を移動してから前記被塗装部品に通電させる部品通電機構と、
    を備えることを特徴とする電着塗装設備。
  2. 前記部品通電機構は、前記部品ハンガーに電流を流す通電バーを備え、
    前記部品移動機構は、前記被塗装部品を前記所定区間だけ移動させてから前記通電バーに接触させる、ことを特徴とする請求項1に記載の電着塗装設備。
  3. 前記部品移動機構は、前記被塗装部品の移動及び停止を繰り返し、
    前記部品通電機構は、前記被塗装部品が停止してから所定時間経過した時に前記被塗装部品に通電させ始め、前記被塗装部品が移動し始めた時に通電を停止することを繰り返す、ことを特徴とする請求項1に記載の電着塗装設備。
  4. 前記被塗装部品への電着塗装に伴って付着した前記部品ハンガー上の前記電着塗料を剥離する塗料剥離装置を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の電着塗装設備。
  5. 前記塗料剥離装置は、前記部品ハンガーの前記電着塗料を剥離するバイトと、当該バイトを回転させるモータと、前記バイトを前記部品ハンガーの形状に沿って移動させる摺動機構と、を有することを特徴とする請求項4に記載の電着塗装設備。
  6. 前記塗料剥離装置が前記電着塗料を剥離した前記部品ハンガーが通電するか否かを検査する通電検査装置を備える、ことを特徴とする請求項4に記載の電着塗装設備。
  7. 前記通電検査装置は、前記部品ハンガーに係止可能な集電子を有し、当該集電子に流れる電流が所定の閾値以上であるか否かによって通電するか否かを判別する、ことを特徴とする請求項6に記載の電着塗装設備。
  8. 前記不溶性物質は、フッ素樹脂粉末又は二硫化モリブデンである、ことを特徴とする請求項1に記載の電着塗装設備。
  9. 前記電着塗料は、エポキシ系カチオン樹脂を含むカチオン電着塗料である、ことを特徴とする請求項1に記載の電着塗装設備。
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