JP2011179941A - センサーデバイス、センサーデバイスの製造方法、モーションセンサー及びモーションセンサーの製造方法 - Google Patents

センサーデバイス、センサーデバイスの製造方法、モーションセンサー及びモーションセンサーの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】厚さを低減することが可能なセンサーデバイス、このセンサーデバイスの製造方法、このセンサーデバイスを用いたモーションセンサー及びこのモーションセンサーの製造方法の提供。
【解決手段】センサーデバイス1は、シリコン基板10と、シリコン基板10の能動面10a側に設けられた第1の電極11と、第1の電極11に電気的に接続されて能動面10a側に設けられた外部接続端子12と、シリコン基板10と外部接続端子12との間に設けられた応力緩和層15と、シリコン基板10の能動面10a側に設けられた接続用端子13と、基部21と基部21から延伸された各振動腕と接続電極としての引き出し電極29とを備えたセンサー素子としての振動ジャイロ素子20と、を有し、振動ジャイロ素子20が、引き出し電極29と外部接続端子12との接続によってシリコン基板10に保持されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、センサーデバイス、センサーデバイスの製造方法、センサーデバイスを備えたモーションセンサー及びモーションセンサーの製造方法に関する。
従来、加速度や角速度などをセンシングするモーションセンサーにおいては、センサー素子と該センサー素子を駆動する機能を有する回路素子とを備えたセンサーデバイスを用いた構成が知られている。
例えば、特許文献1には、センサー素子としてのジャイロ振動片と回路素子としての半導体装置(以下、半導体基板という)とを備えたセンサーデバイスがパッケージに収納されたジャイロセンサー(圧電発振器)が開示されている。
この構成では、半導体基板が支持基板に固着され、支持基板に形成されたリード配線部と電気的に接続されている。また、センサー素子(ジャイロ振動片)は、支持基板に固着されたリード線に接続されることによって、半導体基板と空隙を保ち該半導体基板と平面視で重なるように配置されている。
特開2005−292079号公報(図12)
上記ジャイロセンサーでは、外部から加わる衝撃などによるセンサー素子への影響を緩和するために、リード線に弾性を持たせ、その撓みによって外部から加わる衝撃を吸収する構成となっている。
このことから、ジャイロセンサーは、外部から加わる衝撃によりリード線が撓んだ場合でも、半導体基板と、センサー素子とが互いに干渉しないように、両者間にリード線の撓み量を超える空隙を設ける必要がある。
この結果、上記ジャイロセンサーは、センサーデバイスの厚さが増加し、総厚が厚くなってしまうという課題を有している。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかるセンサーデバイスは、半導体基板と、前記半導体基板の能動面側に設けられた第1の電極と、前記第1の電極に電気的に接続されて前記能動面側に設けられた外部接続端子と、前記半導体基板と前記外部接続端子との間に設けられた応力緩和層と、前記半導体基板の前記能動面側に設けられた接続用端子と、基部と該基部から延伸された振動部と接続電極とを備えたセンサー素子と、を有し、前記センサー素子は、前記接続電極と前記外部接続端子との接続によって前記半導体基板に保持されていることを特徴とする。
これによれば、センサーデバイスは、半導体基板の能動面側に接続用端子が設けられ、応力緩和層を介して第1の電極と電気的に接続された外部接続端子とセンサー素子の接続電極とが接続されている。
これらにより、センサーデバイスは、接続用端子による半導体基板の外部部材への接続が可能であるとともに、半導体基板と外部接続端子との間に設けられている応力緩和層によって、外部から加わる衝撃などが吸収され緩和される。
この結果、センサーデバイスは、外部から加わる衝撃などがセンサー素子に伝達され難くなることから、半導体基板の外部接続端子とセンサー素子とがリード線などを介さず直接的に接続することが可能となる。
したがって、センサーデバイスは、リード線の撓み量を考慮した空隙が不要となることから、従来の構成と比較して、厚さを低減することが可能となる。
[適用例2]上記適用例にかかるセンサーデバイスにおいて、前記第1の電極と前記外部接続端子との電気的接続が、前記能動面側に設けられた再配置配線によってなされていることが好ましい。
これによれば、センサーデバイスは、再配置配線によって外部接続端子の位置やその配列を自由(任意)に設計することができる。
[適用例3]上記適用例にかかるセンサーデバイスにおいて、前記外部接続端子は、突起電極であることが好ましい。
これによれば、センサーデバイスは、外部接続端子が突起電極であることから、センサー素子と半導体基板との間に隙間を設けることが可能となり、センサー素子と半導体基板との接触を回避することが可能となる。
これにより、センサーデバイスは、センサー素子の安定的な駆動を行うことが可能となる。
[適用例4]本適用例にかかるセンサーデバイスは、半導体基板と、前記半導体基板の能動面側に設けられた第1の電極と、前記第1の電極に電気的に接続されて前記能動面側に設けられた外部接続端子と、前記半導体基板と前記外部接続端子との間に設けられた応力緩和層と、前記半導体基板の前記能動面側に設けられた接続用端子と、基部と該基部から延伸された振動部と接続電極とを備えたセンサー素子と、前記半導体基板の前記能動面と対向する面側に設けられた複数のリードと、を有し、前記接続用端子は、前記リードと電気的に接続されており、前記センサー素子は、前記接続電極と前記外部接続端子との接続によって前記半導体基板に保持されていることを特徴とする。
これによれば、センサーデバイスは、適用例1と同様の効果に加えて、半導体基板が複数のリードに接続されていることから、例えば、半導体基板に加わる外力が複数のリードへ分散する。
このことから、センサーデバイスは、リードの板厚が比較的薄い場合であっても、外力によるリードの折れ曲がりを回避できる。
したがって、センサーデバイスは、リードの板厚を厚くしてリードの剛性を高める必要がないことから、リード幅の拡大、リード間ピッチの拡大、コーナーアールの曲率拡大などが不要となる。
この結果、センサーデバイスは、リードの大型化が不要となることから、センサーデバイスのサイズの大型化を回避することができる。
また、センサーデバイスは、半導体基板が複数のリードに跨って接合されるので、各リードがばらばらにならないように、各リードを所定の位置に固定する役割を果たすことができる。
[適用例5]上記適用例4にかかるセンサーデバイスにおいて、前記第1の電極と前記外部接続端子との電気的接続が、前記能動面側に設けられた再配置配線によってなされていることが好ましい。
これによれば、センサーデバイスは、再配置配線によって外部接続端子の位置やその配列を自由(任意)に設計することができる。
[適用例6]上記適用例4または適用例5にかかるセンサーデバイスにおいて、前記外部接続端子は、突起電極であることが好ましい。
これによれば、センサーデバイスは、外部接続端子が突起電極であることから、センサー素子と半導体基板との間に隙間を設けることが可能となり、センサー素子と半導体基板との接触を回避することが可能となる。
これにより、センサーデバイスは、センサー素子の安定的な駆動を行うことが可能となる。
[適用例7]上記適用例4ないし適用例6のいずれか一例にかかるセンサーデバイスにおいて、前記リードは、前記センサー素子の主面との成す角度が、略直角となるように折り曲げられていることが好ましい。
これによれば、センサーデバイスは、センサー素子の主面との成す角度が、略直角となるようにリードが折り曲げられている。
このことから、センサーデバイスは、折り曲げられたリードを、例えば、センサーデバイスが収納されるパッケージの底面と略平行なパッケージ内部の面に実装することで、上記底面とセンサー素子の主面との成す角度が略直角となるようにすることができる。
つまり、センサーデバイスは、パッケージの底面との成す角度が略直角であるパッケージ内部の側面に配置されなくても、上記底面とセンサー素子の主面との成す角度が略直角となるようにすることができる。
したがって、センサーデバイスは、パッケージにおける各面同士の成す角度の加工精度の向上が不要となり、後述する複数軸(多軸)に対応したモーションセンサーを容易に提供できる。
[適用例8]本適用例にかかるモーションセンサーは、適用例1ないし適用例3のいずれか一例に記載のセンサーデバイスと、前記センサーデバイスを収納するパッケージと、を有し、前記センサーデバイスが、前記パッケージに収納されていることを特徴とする。
これによれば、モーションセンサーは、適用例1ないし適用例3のいずれか一例に記載の効果を奏するセンサーデバイスを備えたモーションセンサーを提供できる。
加えて、モーションセンサーは、薄型化されたセンサーデバイスを用いることから、薄型化を実現することが可能となる。
[適用例9]本適用例にかかるモーションセンサーは、適用例4ないし適用例7のいずれか一例に記載のセンサーデバイスと、前記センサーデバイスを収納するパッケージと、を有し、前記センサーデバイスが、前記パッケージに収納されていることを特徴とする。
これによれば、モーションセンサーは、適用例4ないし適用例7のいずれか一例に記載の効果を奏するセンサーデバイスを備えたモーションセンサーを提供できる。
加えて、モーションセンサーは、薄型化されたセンサーデバイスを用いることから、薄型化を実現することが可能となる。
[適用例10]本適用例にかかるモーションセンサーは、適用例4ないし適用例7のいずれか一例に記載の複数のセンサーデバイスと、前記複数のセンサーデバイスを収納するパッケージと、を有し、前記複数のセンサーデバイスは、前記各センサー素子の主面同士の成す角度が略直角となるように前記パッケージ内に配置され、収納されていることを特徴とする。
これによれば、モーションセンサーは、適用例4ないし適用例7のいずれか一例に記載の効果を奏する複数のセンサーデバイスを備えたモーションセンサーを提供できる。
また、モーションセンサーは、各センサーデバイスが各センサー素子の主面同士の成す角度が略直角となるようにパッケージ内に配置され、収納されていることから、1つで、複数軸に対応したセンシングが可能となる。
[適用例11]上記適用例10にかかるモーションセンサーにおいて、少なくとも1つの前記センサー素子の主面は、前記パッケージの外部部材に接続される被接続面と略平行であることが好ましい。
これによれば、モーションセンサーは、1つで、パッケージの被接続面と略直交する軸を含む複数軸に対応したセンシングが可能となる。
[適用例12]本適用例にかかるセンサーデバイスの製造方法は、半導体基板の能動面側に第1の電極を設ける工程と、前記半導体基板の前記能動面側に応力緩和層を設ける工程と、前記応力緩和層上に前記第1の電極と電気的に接続される外部接続端子を設ける工程と、前記半導体基板の前記能動面側に接続用端子を設ける工程と、基部と該基部から延伸された振動部と接続電極とを備えたセンサー素子を用意する工程と、前記半導体基板の前記外部接続端子と前記センサー素子の前記接続電極とを接続する工程と、を含むことを特徴とする。
これによれば、センサーデバイスの製造方法は、上記適用例1に記載の効果を奏するセンサーデバイスを製造し、提供することができる。
[適用例13]本適用例にかかるセンサーデバイスの製造方法は、半導体基板の能動面側に第1の電極を設ける工程と、前記半導体基板の前記能動面側に応力緩和層を設ける工程と、前記応力緩和層上に前記第1の電極と電気的に接続される外部接続端子を設ける工程と、前記半導体基板の前記能動面側に接続用端子を設ける工程と、複数のリードを含むリードフレームを用意する工程と、前記半導体基板の前記能動面に対向する面側を前記複数のリードに跨るように接続する工程と、前記半導体基板の前記接続用端子と前記リードとを接続する工程と、基部と該基部から延伸された振動部と接続電極とを備えたセンサー素子を用意する工程と、前記半導体基板の前記外部接続端子と前記センサー素子の前記接続電極とを接続する工程と、を含むことを特徴とする。
これによれば、センサーデバイスの製造方法は、上記適用例4に記載の効果を奏するセンサーデバイスを製造し、提供することができる。
[適用例14]上記適用例13にかかるセンサーデバイスの製造方法において、さらに、前記リードを、前記センサー素子の主面との成す角度が、略直角となるように折り曲げる工程を含むことが好ましい。
これによれば、センサーデバイスの製造方法は、上記適用例7に記載の効果を奏するセンサーデバイスを製造し、提供することができる。
また、センサーデバイスの製造方法は、半導体基板を複数のリードに跨って接続することから、折り曲げの際の各リード間における曲げ角度のばらつきを抑制できる。
[適用例15]本適用例にかかるモーションセンサーの製造方法は、半導体基板と、前記半導体基板の能動面側に設けられた第1の電極と、前記第1の電極に電気的に接続されて前記能動面側に設けられた外部接続端子と、前記半導体基板と前記外部接続端子との間に設けられた応力緩和層と、前記半導体基板の前記能動面側に設けられた接続用端子と、基部と該基部から延伸された振動部と接続電極とを備え前記接続電極と前記外部接続端子との接続によって前記半導体基板に保持されているセンサー素子と、を有するセンサーデバイスを用意する工程と、前記センサーデバイスを収納するパッケージを用意する工程と、前記センサーデバイスを、前記パッケージ内に収納する工程と、を含むことを特徴とする。
これによれば、モーションセンサーの製造方法は、上記適用例8に記載の効果を奏するモーションセンサーを製造し、提供することができる。
[適用例16]本適用例にかかるモーションセンサーの製造方法は、半導体基板と、前記半導体基板の能動面側に設けられた第1の電極と、前記第1の電極に電気的に接続されて前記能動面側に設けられた外部接続端子と、前記半導体基板と前記外部接続端子との間に設けられた応力緩和層と、前記半導体基板の前記能動面側に設けられた接続用端子と、基部と該基部から延伸された振動部と接続電極とを備えたセンサー素子と、前記半導体基板の前記能動面と対向する面側に設けられた複数のリードと、を有し、前記接続用端子が、前記リードと電気的に接続され、前記センサー素子が、前記接続電極と前記外部接続端子との接続によって前記半導体基板に保持されているセンサーデバイスを用意する工程と、前記センサーデバイスを収納するパッケージを用意する工程と、前記センサーデバイスを、前記パッケージ内に収納する工程と、を含むことを特徴とする。
これによれば、モーションセンサーの製造方法は、上記適用例9に記載の効果を奏するモーションセンサーを製造し、提供することができる。
[適用例17]本適用例にかかるモーションセンサーの製造方法は、半導体基板と、前記半導体基板の能動面側に設けられた第1の電極と、前記第1の電極に電気的に接続されて前記能動面側に設けられた外部接続端子と、前記半導体基板と前記外部接続端子との間に設けられた応力緩和層と、前記半導体基板の前記能動面側に設けられた接続用端子と、基部と該基部から延伸された振動部と接続電極とを備えたセンサー素子と、前記半導体基板の前記能動面と対向する面側に設けられた複数のリードと、を有し、前記接続用端子が、前記リードと電気的に接続され、前記センサー素子が、前記接続電極と前記外部接続端子との接続によって前記半導体基板に保持されているセンサーデバイスを複数用意する工程と、前記複数のセンサーデバイスを収納するパッケージを用意する工程と、前記複数のセンサーデバイスを、前記各センサー素子の主面同士の成す角度が略直角となるように前記パッケージ内に配置し、収納する工程と、を含むことを特徴とする。
これによれば、モーションセンサーの製造方法は、上記適用例10に記載の効果を奏するモーションセンサーを製造し、提供することができる。
第1の実施形態のセンサーデバイスの概略構成を示す模式図であり、(a)はシリコン基板側から俯瞰した平面図、(b)はリード側から俯瞰した平面図。 図1(a)の断面図。 振動ジャイロ素子の動作を説明する模式平面図。 振動ジャイロ素子の動作を説明する模式平面図。 センサーデバイスの製造工程を示すフローチャート。 製造工程を説明する模式図であり、(a)〜(c)は、工程順に説明する断面図。 製造工程を説明するシリコン基板側から俯瞰した模式平面図。 製造工程を説明する模式図であり、(a)はシリコン基板側から俯瞰した平面図、(b)は(a)の断面図。 製造工程を説明する要部模式断面図。 第2の実施形態のセンサーデバイスの概略構成を示す模式図であり、(a)はシリコン基板側から俯瞰した平面図、(b)は(a)の矢視図。 第2の実施形態のセンサーデバイスの製造工程を示すフローチャート。 主要工程を説明する模式断面図。 第3の実施形態のジャイロセンサーの概略構成を示す模式図であり、(a)はリッド側から俯瞰した平面図、(b)は(a)の断面図。 ジャイロセンサーの製造工程を示すフローチャート。 製造工程を説明する模式断面図。 製造工程を説明する模式図であり、(a)はリッド側から俯瞰した平面図、(b)は(a)の断面図。 第4の実施形態のジャイロセンサーの概略構成を示す模式図であり、(a)はリッド側から俯瞰した平面図、(b)は(a)の断面図。 第5の実施形態のジャイロセンサーの概略構成を示す模式図であり、(a)はリッド側から俯瞰した平面図、(b)は(a)の断面図。 第5の実施形態の変形例のジャイロセンサーの概略構成を示す模式図であり、(a)はリッド側から俯瞰した平面図、(b)は(a)の断面図。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態のセンサーデバイスの概略構成を示す模式図である。図1(a)は、半導体基板としてのシリコン基板側から俯瞰した平面図であり、図1(b)は、リード側から俯瞰した平面図である。
また、図2は、図1(a)のA−A線での断面図である。
図1、図2に示すように、センサーデバイス1は、シリコン基板10と、センサー素子としての振動ジャイロ素子(ジャイロ振動片)20と、複数(ここでは9本)のリード30と、ワイヤー40とを備えている。
シリコン基板10には、能動面10a側にトランジスターやメモリー素子などの半導体素子を含んで構成される集積回路(図示せず)が形成されている。この集積回路には、振動ジャイロ素子20を駆動振動させるための駆動回路と、角速度が加わったときに振動ジャイロ素子20に生じる検出振動を検出する検出回路とが備えられている。
シリコン基板10は、能動面10a側に設けられた第1の電極11と、第1の電極11に電気的に接続されて能動面10a側に設けられた外部接続端子12と、能動面10aと外部接続端子12との間に設けられた応力緩和層15と、能動面10a側に設けられた接続用端子13とを備えている。
第1の電極11は、シリコン基板10の集積回路に直接導通して形成されたものである。また、能動面10a上には、パッシベーション膜となる第1絶縁層14が形成されており、この第1絶縁層14には、第1の電極11上に開口部14aが形成されている。
このような構成によって第1の電極11は、開口部14a内にて外側に露出した状態となっている。
第1絶縁層14上には、第1の電極11や他の電極を避けた位置、本実施形態ではシリコン基板10の中央部に、絶縁樹脂からなる応力緩和層15が形成されている。
また、第1の電極11には、第1絶縁層14の開口部14a内にて再配置配線としての配線16が接続されている。この配線16は、集積回路の電極の再配置を行うためのもので、シリコン基板10の所定部に配置された第1の電極11から中央部側に延びて形成され、さらに応力緩和層15上にまで引き回されて形成されたものである。
この配線16は、シリコン基板10の第1の電極11と外部接続端子12との間を配線することから、一般的には再配置配線とよばれ、微細設計によって位置の制約が大きい第1の電極11に対して、外部接続端子12の位置を任意にずらして配置し、シリコン基板10における振動ジャイロ素子20との接続位置の自由度を高めるための重要な構成要素である。
また、シリコン基板10の能動面10a側には、配線16や応力緩和層15、第1絶縁層14を覆って樹脂からなる耐熱性の第2絶縁層17が形成されている。なお、第2絶縁層17は、ソルダーレジストでもよい。
この第2絶縁層17には、応力緩和層15上にて配線16上に開口部17aが形成されている。このような構成によって配線16は、開口部17a内にて外側に露出した状態となっている。
そして、この開口部17a内に露出した配線16上に、外部接続端子12が配設されている。この外部接続端子12は、例えば、ハンダボールによってバンプ形状に形成された突起電極となっている。
このような構成のもとに、シリコン基板10に形成された集積回路は、第1の電極11、配線16、外部接続端子12を介して振動ジャイロ素子20と電気的に接続されるようになっている。
この際、センサーデバイス1は、外部接続端子12が突起電極となっていることから、振動ジャイロ素子20とシリコン基板10との間に隙間が設けられる。
また、シリコン基板10に形成された集積回路には、第1の電極11以外に図示しない他の電極が形成されている。この他の電極は、第1の電極11の場合と同様に、再配置配線が接続され、第2絶縁層17の開口部17b内にて外部に露出する接続用端子13と接続されている。
接続用端子13は、電気的、あるいは機械的な接続を成すためのパッド状のものであって、金(Au)、アルミニウム(Al)などの金属が用いられたワイヤー40によって、リード30と接続されている。
第1の電極11、他の電極、接続用端子13は、チタン(Ti)、窒化チタン(TiN)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、または、これらを含む合金などによって形成されている。特に接続用端子13については、ワイヤーボンディングの際の接合性を高めるため、その表面にニッケル(Ni)、金(Au)のメッキを施しておくのが好ましい。
このようにすることで、特にさびによる接触性、接合性の低下を防止することができる。また、ハンダメッキ、ハンダプリコートなどの最表面処理を施したものとしてもよい。
さらに、配線16などの再配置配線は、金(Au)、銅(Cu)、銀(Ag)、チタン(Ti)、タングステン(W)、チタンタングステン(TiW)、窒化チタン(TiN)、ニッケル(Ni)、ニッケルバナジウム(NiV)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、パラジウム(Pd)などによって形成されている。
なお、これら配線16などの再配置配線としては、上記材料による単層構造のみならず、複数種類の上記材料を組み合わせた積層構造としてもよい。なお、これら配線16などの再配置配線については、通常は同一工程で形成するため、互いに同じ材料となる。
また、第1絶縁層14、第2絶縁層17を形成するための樹脂としては、例えばポリイミド樹脂、シリコーン変性ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン変性エポキシ樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、BCB(benzocyclobutene)及びPBO(polybenzoxazole)などが用いられる。
なお、第1絶縁層14については、酸化珪素(SiO2)、窒化珪素(Si34)などの無機絶縁材料によって形成することもできる。
なお、応力緩和層15は、接続用端子13が形成されるシリコン基板10の外周部にも形成されていてもよい。
シリコン基板10の能動面10aと対向する面側(非能動面10b側)には、複数の矩形板状のリード30が、絶縁性接着剤50により非能動面10bと絶縁された状態で、互いに略平行に所定の間隔を空けて接合(接続)されている。
つまり、シリコン基板10は、平面視において、複数のリード30に跨って接続されている。なお、リード30は、絶縁板を介してシリコン基板10に接続されていてもよい。
リード30に用いられる材料としては、銅(Cu)系合金、鉄(Fe)系合金などの金属が挙げられる。
各リード30のシリコン基板10との接続面31には接続部32が形成され、この接続部32には、金(Au)、銀(Ag)などの金属被膜が形成されている。
上述したように、リード30は、ワイヤー40によって、接続部32がシリコン基板10の接続用端子13と接続されている。
なお、リード30は、リードフレーム状態で製造され、後にフレーム部分が切り離されることで、センサーデバイス1の一構成要素を成している。
振動ジャイロ素子20は、圧電材料である水晶を基材(主要部分を構成する材料)として形成されている。水晶は、電気軸と呼ばれるX軸、機械軸と呼ばれるY軸及び光学軸と呼ばれるZ軸を有している。
そして、振動ジャイロ素子20は、水晶結晶軸において直交するX軸及びY軸で規定される平面に沿って切り出されて平板状に加工され、平面と直交するZ軸方向に所定の厚みを有している。なお、所定の厚みは、発振周波数(共振周波数)、外形サイズ、加工性などにより適宜設定される。
また、振動ジャイロ素子20を成す平板は、水晶からの切り出し角度の誤差を、X軸、Y軸及びZ軸の各々につき多少の範囲で許容できる。例えば、X軸を中心に0度から2度の範囲で回転して切り出したものを使用することができる。Y軸及びZ軸についても同様である。
振動ジャイロ素子20は、フォトリソグラフィー技術を用いたエッチング(ウエットエッチングまたはドライエッチング)により形成されている。なお、振動ジャイロ素子20は、1枚の水晶ウエハーから複数個取りすることが可能である。
図1(a)に示すように、振動ジャイロ素子20は、ダブルT型と呼ばれる構成となっている。
振動ジャイロ素子20は、中心部分に位置する基部21と、基部21からY軸に沿って延伸された振動部としての1対の検出用振動腕22a,22bと、検出用振動腕22a,22bと直交するように、基部21からX軸に沿って延伸された1対の連結腕23a,23bと、検出用振動腕22a,22bと平行になるように、各連結腕23a,23bの先端側からY軸に沿って延伸された振動部としての各1対の駆動用振動腕24a,24b,25a,25bとを備えている。
また、振動ジャイロ素子20は、検出用振動腕22a,22bに、図示しない検出電極が形成され、駆動用振動腕24a,24b,25a,25bに、図示しない駆動電極が形成されている。
振動ジャイロ素子20は、検出用振動腕22a,22bで、角速度を検出する検出振動系を構成し、連結腕23a,23bと駆動用振動腕24a,24b,25a,25bとで、振動ジャイロ素子20を駆動する駆動振動系を構成している。
また、検出用振動腕22a,22bのそれぞれの先端部には、重り部26a,26bが形成され、駆動用振動腕24a,24b,25a,25bのそれぞれの先端部には、重り部27a,27b,28a,28bが形成されている。
これにより、振動ジャイロ素子20は、小型化および角速度の検出感度の向上が図られている。
振動ジャイロ素子20は、平面視において、シリコン基板10と重なるようにシリコン基板10の能動面10a側に配置されている。
なお、振動ジャイロ素子20は、基部21及び各振動腕の表裏面を主面とする。ここでは、基部21において外部と電気的に接続する面を一方の主面20aといい、一方の主面20aと対向する面を他方の主面20bという。
振動ジャイロ素子20の基部21の一方の主面20aには、上記各検出電極、各駆動電極から引き出された、接続電極としての引き出し電極29が形成されており、各引き出し電極29とシリコン基板10の外部接続端子12とが、電気的及び機械的に接続されている。
これにより、振動ジャイロ素子20は、シリコン基板10に保持されている。
ここで、センサーデバイス1の振動ジャイロ素子20の動作について説明する。
図3及び図4は、振動ジャイロ素子の動作を説明する模式平面図である。図3は駆動振動状態を示し、図4(a)、図4(b)は、角速度が加わった状態における検出振動状態を示している。
なお、図3及び図4において、振動状態を簡易に表現するために、各振動腕は線で表してある。
図3において、振動ジャイロ素子20の駆動振動状態を説明する。
まず、シリコン基板10の集積回路(駆動回路)から駆動信号が印加されることにより、振動ジャイロ素子20は角速度が加わらない状態において、駆動用振動腕24a,24b,25a,25bが矢印Eで示す方向に屈曲振動を行う。この屈曲振動は、実線で示す振動姿態と2点鎖線で示す振動姿態とを所定の周波数で繰り返している。
次に、この駆動振動を行っている状態で、振動ジャイロ素子20にZ軸回りの角速度ωが加わると、振動ジャイロ素子20は、図4に示すような振動を行う。
まず、図4(a)に示すように、駆動振動系を構成する駆動用振動腕24a,24b,25a,25b及び連結腕23a,23bには、矢印B方向のコリオリ力が働く。また同時に、検出用振動腕22a,22bは、矢印B方向のコリオリ力に呼応して、矢印C方向に変形する。
その後、図4(b)に示すように、駆動用振動腕24a,24b,25a,25b及び連結腕23a,23bには、矢印B’方向に戻る力が働く。また同時に、検出用振動腕22a,22bは、矢印B’方向の力に呼応して、矢印C’方向に変形する。
振動ジャイロ素子20は、この一連の動作を交互に繰り返して新たな振動が励起される。
なお、矢印B,B’方向の振動は、重心Gに対して周方向の振動である。そして、振動ジャイロ素子20は、検出用振動腕22a,22bに形成された検出電極が、振動により発生した水晶の歪を検出することで角速度が求められる。
ここで、センサーデバイス1の製造方法について説明する。
図5は、センサーデバイスの製造工程を示すフローチャートであり、図6〜図9は、各製造工程を説明する模式図である。
図6(a)〜(c)は、シリコン基板部分の製造工程を工程順に説明する断面図である。
図7は、シリコン基板側から俯瞰した平面図である。
図8(a)は、シリコン基板側から俯瞰した平面図であり、図8(b)は、図8(a)のH−H線での断面図である。
図9は、要部断面図である。
図5に示すように、センサーデバイス1の製造方法は、第1の電極形成工程S1と、応力緩和層形成工程S2と、接続用端子形成工程S3と、外部接続端子形成工程S4と、リードフレーム準備工程S5と、リード接続工程S6と、接続用端子接続工程S7と、振動ジャイロ素子準備工程S8と、振動ジャイロ素子接続工程S9と、リード切断工程S10とを含んでいる。
[第1の電極形成工程S1]
まず、シリコン基板10を用意する。
ついで、図6(a)に示すように、シリコン基板10の能動面10a上の、集積回路の導電部となる位置に、第1の電極11及び図示しない他の電極を形成する。
[応力緩和層形成工程S2]
ついで、第1の電極11及び他の電極を覆ってシリコン基板10上に第1絶縁層14を形成し、さらに、この第1絶縁層14を覆って応力緩和層15のベースとなる樹脂層(図示せず)を形成する。
ついで、周知のフォトリソグラフィー法及びエッチング法によって樹脂層をパターニングし、所定の形状、すなわち第1の電極11や他の電極の直上位置を除いたシリコン基板10の中央部に、応力緩和層15を形成する。
なお、応力緩和層15は、接続用端子13が形成されるシリコン基板10の外周部にも形成してもよい。
さらに、周知のフォトリソグラフィー法及びエッチング法によって第1の電極11及び他の電極を覆う第1絶縁層14の一部を除去し、開口部14aを形成する。これにより、これら開口部14a内に第1の電極11及び他の電極を露出させる。
[接続用端子形成工程S3]
ついで、図6(b)に示すように、第1の電極11に接続する配線16を形成するとともに、他の電極に接続する再配置配線(図示せず)を形成する。これら配線16、再配置配線の形成については、開口部14a内にて第1の電極11、他の電極に導通するようにして導電材料、例えばチタンタングステン(TiW)、銅(Cu)をこの順にスパッタ法で成膜し、配線形状にパターニングした後、得られたパターン上に銅(Cu)をメッキ法で積層することなどによって行う。
また、特に再配置配線の先端側、すなわち接続用端子13側は、パッド形状にパターニングしておくことにより、この部分を接続用端子13とする。
そして、特にこの接続用端子13については、その表面にニッケル(Ni)、金(Au)のメッキを施すことにより、ワイヤーボンディングの際の接合性を高めておく。なお、ハンダメッキ、ハンダプリコートなどの最表面処理を施したものとしてもよい。
[外部接続端子形成工程S4]
ついで、配線16、再配置配線、及び接続用端子13を覆って第2絶縁層17を形成し、さらに、周知のフォトリソグラフィー法及びエッチング法によって配線16の、第1の電極11側とは反対の側を覆う第2絶縁層17の一部を除去し、開口部17aを形成する。
これにより、該開口部17a内に配線16を露出させる。また、これと一緒に、接続用端子13を覆う第2絶縁層17の一部も除去し、開口部17bを形成することにより、該開口部17b内に接続用端子13を露出させる。
その後、図6(c)に示すように、開口部17a内に露出する配線16上に、例えば鉛フリーハンダからなるハンダボールを配設し、外部接続端子12を形成する。なお、この外部接続端子12については、ハンダボールを配設して形成するのに代えて、ハンダペーストを配線16上に印刷することで形成するようにしてもよい。
なお、シリコン基板10は、通常、シリコンウエハーに複数個取りされるので、ダイシング装置などによってダイシング(切断)し、個片化することにより得られる。
[リードフレーム準備工程S5]
ついで、図7に示すように、複数のリード30を含むリードフレーム35を用意する。
なお、リードフレーム35は、複数のリード30を取り囲むようにフレーム36が形成され、リード30がフレーム36の辺36a,36bと接続されている。なお、通常、リードフレーム35は、例えば、紙面上下方向に連続して帯状に形成され、複数セットのリード30が連なるように形成されている。
なお、リードフレーム35は、帯状ではなく個別に形成されてもよい。
[リード接続工程S6]
ついで、シリコン基板10の非能動面10b側を、複数のリード30に跨るように、絶縁性接着剤50(図8参照)により絶縁された状態で、接続面31に接続(接合)する。なお、シリコン基板10とリード30との間に絶縁板を介して両者を接続してもよい。
[接続用端子接続工程S7]
ついで、図8に示すように、シリコン基板10の接続用端子13とリード30の接続部32とを、ワイヤーボンディング法によりワイヤー40を用いて接続する。
[振動ジャイロ素子準備工程S8]
ついで、前述した構成で水晶ウエハーから個片化した振動ジャイロ素子20を用意する。
[振動ジャイロ素子接続工程S9]
ついで、図9に示すように、振動ジャイロ素子20をシリコン基板10に載置し、シリコン基板10の外部接続端子12と振動ジャイロ素子20の基部21の一方の主面20aの引き出し電極29とを接続する。
[リード切断工程S10]
ついで、リードフレーム35の辺36a,36b(図7参照)から各リード30を切断し、図1に示すような、センサーデバイス1を得る。
なお、接続用端子接続工程S7は、振動ジャイロ素子接続工程S9後に行ってもよく、リード切断工程S10後に行ってもよい。
また、振動ジャイロ素子準備工程S8は、振動ジャイロ素子接続工程S9の前までに行っておけばよいので、振動ジャイロ素子接続工程S9前の各工程間で行ってもよく、最初に行ってもよい。
また、振動ジャイロ素子接続工程S9は、リード接続工程S6の前に行ってもよい。
上述したように、第1の実施形態のセンサーデバイス1は、シリコン基板10の能動面10a側に設けられた接続用端子13を有し、応力緩和層15を介して第1の電極11と電気的に接続された外部接続端子12と、振動ジャイロ素子20の基部21の引き出し電極29とが接続されている。
これらにより、センサーデバイス1は、接続用端子13によるシリコン基板10のリード30(外部部材)との接続が可能であるとともに、シリコン基板10と外部接続端子12との間に設けられている応力緩和層15によって、外部から加わる衝撃などが吸収され緩和される。
この結果、センサーデバイス1は、外部から加わる衝撃などが振動ジャイロ素子20に伝達され難くなることから、シリコン基板10の外部接続端子12と振動ジャイロ素子20とが、従来のようなリード線などを介さず直接的に接続することが可能となる。
したがって、センサーデバイス1は、リード線の撓み量を考慮した空隙が不要となることから、従来の構成と比較して、厚さを低減することが可能となる。
また、センサーデバイス1は、第1の電極11と外部接続端子12との電気的接続が、シリコン基板10の能動面10a側に設けられた再配置配線(配線16など)によってなされていることから、再配置配線によって外部接続端子12の位置やその配列を自由(任意)に設計することができる。
また、センサーデバイス1は、外部接続端子12が突起電極であることから、振動ジャイロ素子20とシリコン基板10との間に隙間を設けることが可能となり、振動ジャイロ素子20とシリコン基板10との接触を回避することが可能となる。
これにより、センサーデバイス1は、振動ジャイロ素子20の安定的な駆動を行うことが可能となる。
また、センサーデバイス1は、シリコン基板10が複数のリード30に跨って接続されていることから、例えば、シリコン基板10に加わる外力が複数のリード30へ分散する。
このことから、センサーデバイス1は、リード30の板厚が比較的薄い場合であっても、外力によるリード30の折れ曲がりを回避できる。
したがって、センサーデバイス1は、リード30の板厚を厚くしてリード30の剛性を高める必要がないことから、リード30幅の拡大、リード30間ピッチの拡大、コーナーアールの曲率拡大などが不要となる。
この結果、センサーデバイス1は、リード30の大型化が不要となることから、センサーデバイス1のサイズの大型化を回避することができる。
また、センサーデバイス1は、シリコン基板10が複数のリード30に跨って接合されるので、各リード30がばらばらにならないように、各リード30を所定の位置に固定する役割を果たすことができる。
また、センサーデバイス1の製造方法は、上記の効果を奏するセンサーデバイス1を製造し、提供することができる。
なお、上記実施形態では、シリコン基板10からリード30が、紙面左右の両側に突出する形態であったが、シリコン基板10の接続用端子13及びリード30の接続部32を紙面左右のいずれかの側にまとめて形成することで、リード30を紙面左右のいずれかに突出させる形態としてもよい。
これによれば、センサーデバイス1は、リード30の長さを短くできることから、センサーデバイス1の紙面左右方向(リード30が延伸する方向)の長さを短くできる。なお、この形態は、以降の実施形態にも適用される。
なお、後述するように、センサーデバイス1は、シリコン基板10にリード30が接続されていなくてもよい。これによれば、センサーデバイス1は、シリコン基板10と外部部材とを、リード30を介さずに接続することができる。
なお、接続電極としての引き出し電極29は、基部21以外の部分に形成されていてもよい。
例えば、振動ジャイロ素子20は、基部21から延伸された図示しない支持部を備え、この支持部に上記各検出電極、各駆動電極から引き出された引き出し電極29が形成されていてもよい。
そして、振動ジャイロ素子20は、支持部の各引き出し電極29とシリコン基板10の外部接続端子12とが電気的及び機械的に接続され、シリコン基板10に保持される構成としてもよい。
なお、この形態は、以降の実施形態にも適用される。
(第2の実施形態)
図10は、第2の実施形態のセンサーデバイスの概略構成を示す模式図である。図10(a)は、シリコン基板側から俯瞰した平面図であり、図10(b)は、図10(a)の矢印J視図である。なお、上記第1の実施形態との共通部分については、同一符号を付して説明を省略し、上記第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。なお、図10では、煩雑さを避けるために一部を省略及び簡略化してある。
図10に示すように、センサーデバイス2は、リード30が、シリコン基板10が接続された接続面31と、振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20bとの成す角度θが、略直角となるように折り曲げられている。
ここで、センサーデバイス2の製造方法について説明する。
図11は、第2の実施形態のセンサーデバイスの製造工程を示すフローチャートであり、図12は、主要工程を説明する模式断面図である。なお、図12は、センサーデバイスの紙面手前側のフレーム部分を切断した断面図である。また、図12では、煩雑さを避けるために一部を省略及び簡略化してある。
図11に示すように、センサーデバイス2の製造方法は、センサーデバイス1の製造工程に、リード曲げ工程S110が加わるとともに、リード切断工程S111の内容が若干異なる。
[リード曲げ工程S110]
リード接続工程S6後の、例えば、振動ジャイロ素子接続工程S9後に、各リード30の辺36b側(図7参照)を切断する。
ついで、図12に示すように、各リード30のシリコン基板10が接続された接続面31と、振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20bとの成す角度θが、略直角となるように各リード30を接続面31側に折り曲げる。
[リード切断工程S111]
ついで、各リード30の辺36a側(図12参照)を切断し、図10に示すような、センサーデバイス2を得る。
上述したように、第2の実施形態のセンサーデバイス2は、リード30が、シリコン基板10が接続された接続面31と、振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20bとの成す角度θが、略直角となるように折り曲げられている。
これによれば、センサーデバイス2は、折り曲げられたリード30を、例えば、センサーデバイス2が収納されるパッケージの底面と略平行なパッケージ内部の面に実装することで、上記底面と振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20bとの成す角度が略直角となるようにすることができる。
つまり、センサーデバイス2は、パッケージの底面との成す角度が略直角であるパッケージ内部の側面に、例えば、センサーデバイス1のようなセンサーデバイスを配置しなくても、上記底面と振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20bとの成す角度が略直角となるようにすることができる。
したがって、センサーデバイス2は、パッケージにおける各面同士の成す角度の加工精度の向上が不要となり、後述する複数軸(多軸)に対応したモーションセンサーを容易に提供できる。
また、センサーデバイス2の製造方法は、上記の効果を奏するセンサーデバイス2を製造し、提供することができる。
また、センサーデバイス2の製造方法は、シリコン基板10を複数のリード30に跨って接続することから、折り曲げの際の各リード30間における曲げ角度のばらつきを抑制できる。
なお、センサーデバイス2は、リード30が接続面31側に折り曲げられているが、この反対側に折り曲げられてもよい。
(第3の実施形態)
図13は、第3の実施形態のモーションセンサーとしてのジャイロセンサーの概略構成を示す模式図である。図13(a)は、リッド(蓋)側から俯瞰した平面図であり、図13(b)は、図13(a)のK−K線での断面図である。
なお、平面図では、便宜的にリッドを省略してある。また、断面図では、煩雑さを避けるために一部を省略及び簡略化してある。
また、上記第1、第2の実施形態との共通部分については、同一符号を付して説明を省略し、上記第1、第2の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図13に示すように、モーションセンサーとしてのジャイロセンサー3は、1つのセンサーデバイス1と、2つのセンサーデバイス2と、各センサーデバイスを内部に収納する略直方体形状のパッケージ70と、を有し、各センサーデバイスがパッケージ70の内部に配置され収納されている。
パッケージ70は、凹部71を有するパッケージベース72及び凹部71を覆うリッド73などから構成されている。
パッケージベース72には、セラミックグリーンシートを成形して積層し、焼成した酸化アルミニウム質焼結体などが用いられている。また、リッド73には、コバールなどの金属、ガラス、セラミックなどが用いられている。
センサーデバイス1は、振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20bと、パッケージ70の外部部材に接続される被接続面としての底面74とが、略平行になるようにパッケージ70の内部に配置され収納されている。
詳述すると、センサーデバイス1は、各リード30の両端部が導電性接着剤、ハンダなどの導電性を有する接合部材51により、パッケージベース72の凹部71の、パッケージベース72の底面74と略平行な内底面75に形成された内部電極76aに固定されている。
これにより、センサーデバイス1は、内部電極76aと電気的に接続されている。
2つのセンサーデバイス2は、各振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20b同士の成す角度θ1が略直角となるとともに、各振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20bと、センサーデバイス1の振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20bとの成す角度θ2が略直角となるように、パッケージ70の内部に配置され収納されている。
詳述すると、2つのセンサーデバイス2は、各リード30の一端部34が接合部材51により、一方のセンサーデバイス2では、パッケージベース72の内底面75において内部電極76aの並ぶ方向と同方向に並ぶ内部電極76bに固定され、他方のセンサーデバイス2では、内部電極76aの並ぶ方向と直交する方向に並ぶ内部電極76cに固定されている。
これにより、2つのセンサーデバイス2は、センサーデバイス1と同様にパッケージベース72の内底面75に配置され、内部電極76b,76cと電気的に接続されている。
また、各センサーデバイスは、各振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20b同士の成す角度θ1,θ2が略直角となっている。
パッケージベース72の底面74には、外部の機器(外部部材)などに実装される際に用いられる複数の外部端子74aが形成されている。
内部電極76a,76b,76cは、図示しない内部配線によって、外部端子74aなどと接続されている。
これにより、ジャイロセンサー3は、外部端子74aと各内部電極と各センサーデバイスとが互いに電気的に接続されている。
なお、外部端子74a、各内部電極は、タングステン(W)などのメタライズ層に、ニッケル(Ni)、金(Au)などの各被膜をメッキなどにより積層した金属被膜からなる。
ジャイロセンサー3は、各センサーデバイスが、パッケージベース72の内部に上記のように配置され収納された状態で、リッド73がシームリング、低融点ガラスなどの接合部材52によってパッケージベース72に接合される。
これにより、パッケージ70の内部は、気密に封止される。なお、パッケージ70の内部は、各センサーデバイスの振動ジャイロ素子20の振動が阻害されないように、真空状態(真空度が高い状態)に保持されていることが好ましい。
ここで、ジャイロセンサー3の動作について概略を説明する。
ここでは、パッケージ70(パッケージベース72)の底面74が、互いに直交する3軸であるX’軸、Y’軸、Z’軸に対して、X’軸及びY’軸と平行で、Z’軸と直交しているものとする。
これにより、外力などによってジャイロセンサー3の姿勢が変化し、角速度が加わった場合、振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20bとパッケージ70の底面74とが、略平行になるようにパッケージ70の内部に収納されているセンサーデバイス1は、振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20bとZ’軸とが略直交していることから、Z’軸に対する角速度を検出する。
一方、各振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20b同士の成す角度θ1が略直角となるとともに、各振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20bとセンサーデバイス1の振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20bとの成す角度θ2が略直角となるように、パッケージ70の内部に収納されている2つのセンサーデバイス2は、一方が、振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20bとX’軸とが略直交していることから、X’軸に対する角速度を検出し、他方が、振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20bとY’軸とが略直交していることから、Y’軸に対する角速度を検出する。
これらにより、ジャイロセンサー3は、互いに直交する3軸であるX’軸、Y’軸、Z’軸に対する角速度を、1つで検出することができる。
このことから、ジャイロセンサー3は、撮像機器の手ぶれ補正や、GPS(Global Positioning System)衛星信号を用いた移動体ナビゲーションシステムにおける車両などの姿勢検出、姿勢制御などに用いられる。
ここで、ジャイロセンサー3の製造方法について説明する。
図14は、ジャイロセンサーの製造工程を示すフローチャートであり、図15、図16は、各製造工程を説明する模式図である。
図15は、断面図であり、断面位置は図13(b)と同様である。
図16(a)は、リッド側から俯瞰した平面図であり、図16(b)は、図16(a)のL−L線での断面図である。
図14に示すように、ジャイロセンサー3の製造方法は、パッケージ準備工程S40と、センサーデバイス準備工程S41と、センサーデバイス実装工程S42と、リッド接合工程S43とを含んでいる。
[パッケージ準備工程S40]
まず、図15に示すように、各センサーデバイスを収納するパッケージ70のパッケージベース72を用意する。なお、リッド73は、この工程で用意してもよいが、後述するリッド接合工程S43までに用意しておけばよい。
[センサーデバイス準備工程S41]
ついで、センサーデバイス1を1つ及びセンサーデバイス2を2つ用意する。
[センサーデバイス実装工程S42]
ついで、図16に示すように、センサーデバイス1を、振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20bと、パッケージベース72の底面74とが略平行になるように、リード30の両端部を接合部材51によってパッケージベース72の内底面75の内部電極76aに固定する。
ついで、2つのセンサーデバイス2を、各振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20b同士の成す角度θ1が略直角となるとともに、各振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20bと、センサーデバイス1の振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20bとの成す角度θ2が略直角となるように、リード30の一端部34を、一方のセンサーデバイス2については、内底面75の内部電極76bに固定し、他方のセンサーデバイス2については、内底面75の内部電極76cに固定する。
換言すれば、各振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20bと、パッケージベース72の底面74との成す角度θ3が略直角となるように、リード30の一端部34を、一方のセンサーデバイス2については、パッケージベース72の内部電極76bに固定し、他方のセンサーデバイス2については、内部電極76cに固定する。
これらにより、各センサーデバイスをパッケージベース72(パッケージ70)の内部に配置し収納する。
[リッド接合工程S43]
ついで、図13に戻って、真空状態(真空度の高い状態)でリッド73を接合部材52によってパッケージベース72に接合し、パッケージ70の内部を気密に封止する。これにより、パッケージ70の内部を真空状態に保持する。
上記各工程などを経ることにより、図13に示すような、ジャイロセンサー3を得る。
なお、パッケージ準備工程S40とセンサーデバイス準備工程S41とは、順番を入れ換えてもよい。
上述したように、第3の実施形態のジャイロセンサー3は、第1の実施形態のセンサーデバイス1と、第2の実施形態のセンサーデバイス2とを備えていることから、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様の効果を奏するセンサーデバイスを備えたジャイロセンサーを提供できる。
また、ジャイロセンサー3は、センサーデバイスが3つであって、各振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20b同士の成す角度θ1,θ2が略直角となるように、パッケージ70の内部に収容されている。
このことから、ジャイロセンサー3は、互いに直交する3軸に対応したセンシングが、1つで可能なジャイロセンサーを提供できる。
加えて、ジャイロセンサー3は、この3軸を、パッケージ70の底面74と略直交するZ’軸と、パッケージ70の底面74と略平行で、且つ互いに直交するX’軸及びY’軸とからなるようにできる。
また、ジャイロセンサー3は、パッケージ70の底面74と略平行な内底面75にセンサーデバイス1のリード30の両端部を固定し、同じ内底面75に、各センサーデバイス2の折り曲げられたリード30の一端部34を、並ぶ方向が互いに直交する内部電極76bと内部電極76cとに固定することにより、各センサーデバイスの振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20b同士の成す角度θ1,θ2を略直角とすることができる。
この結果、ジャイロセンサー3は、3つのセンサーデバイス1をパッケージ70内部の各面に配置して固定する場合と比較して、各センサーデバイスの実装に際して、センサーデバイスごとに都度パッケージ70の姿勢を変えるなどの作業を廃止できることから、実装工数を削減できる。
加えて、ジャイロセンサー3は、各センサーデバイスをパッケージ70内部の同一面である内底面75に実装できることから、3つのセンサーデバイス1をパッケージ70内部の各面に実装する場合と比較して、各センサーデバイスの振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20b同士の成す角度θ1,θ2のばらつきが、パッケージ70の加工精度に依存しなくなる。
したがって、ジャイロセンサー3は、パッケージ70における各面同士の成す角度などの加工精度の向上が不要となり、3軸に対応したジャイロセンサーを容易に提供できる。
また、ジャイロセンサー3の製造方法は、上記の効果を奏するジャイロセンサー3を製造し、提供することができる。
(第4の実施形態)
図17は、第4の実施形態のモーションセンサーとしてのジャイロセンサーの概略構成を示す模式図である。図17(a)は、リッド側から俯瞰した平面図であり、図17(b)は、図17(a)のM−M線での断面図である。なお、平面図では、便宜的にリッドを省略してある。
また、上記第3の実施形態との共通部分については、同一符号を付して説明を省略し、上記第3の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図17に示すように、モーションセンサーとしてのジャイロセンサー4は、第3の実施形態と比較して、センサーデバイス1が実装されていない。
これにより、ジャイロセンサー4は、パッケージ70の内部電極76aなどのセンサーデバイス1に係わる構成要素が不要となる。
また、2つのセンサーデバイス2は、各振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20bと、パッケージベース72の底面74との成す角度θ3が略直角となるように、リード30の一端部34が、一方のセンサーデバイス2については、パッケージベース72の内底面75の内部電極76bに固定され、他方のセンサーデバイス2については、内底面75の内部電極76cに固定されている。
上述したように、第4の実施形態のジャイロセンサー4は、第2の実施形態のセンサーデバイス2を備えていることから、第2の実施形態と同様の効果を奏するセンサーデバイスを備えたジャイロセンサーを提供できる。
また、第4の実施形態のジャイロセンサー4は、各センサーデバイス2の振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20b同士の成す角度θ1が略直角となることから、互いに直交する2軸に対応したセンシングが、1つで可能なジャイロセンサーを提供できる。
また、ジャイロセンサー4は、各センサーデバイス2のリード30の一端部34が、パッケージ70の内部の同一面(内底面75)の、並ぶ方向が互いに直交する内部電極76bと内部電極76cとに固定されることにより、各センサーデバイス2の振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20b同士の成す角度θ1を、略直角とすることができる。
このことから、ジャイロセンサー4は、各センサーデバイス2の実装に際して、第3の実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、ジャイロセンサー4は、各センサーデバイス2が、各振動ジャイロ素子20の一方の主面20aまたは他方の主面20bと、パッケージ70の底面74との成す角度θ3が略直角となるように、パッケージ70の内部に収容されている。
このことから、ジャイロセンサー4は、パッケージ70の底面74と略平行で、且つ互いに直交するX’軸及びY’軸の2軸に対応したセンシングが、1つで可能なジャイロセンサーを提供できる。
なお、ジャイロセンサー4の製造方法は、ジャイロセンサー3の製造方法に準じ、パッケージ準備工程S40と、センサーデバイス準備工程S41と、センサーデバイス実装工程S42と、リッド接合工程S43とを含んでいる(図14参照)。
そして、ジャイロセンサー4の製造方法は、センサーデバイス準備工程S41及びセンサーデバイス実装工程S42において、センサーデバイス2を2つ用意し、パッケージベース72(パッケージ70)の内部に上記の位置関係で配置し収納する。
これによれば、ジャイロセンサー4の製造方法は、上記の効果を奏するジャイロセンサー4を製造し、提供することができる。
(第5の実施形態)
図18は、第5の実施形態のモーションセンサーとしてのジャイロセンサーの概略構成を示す模式図である。図18(a)は、リッド側から俯瞰した平面図であり、図18(b)は、図18(a)のN−N線での断面図である。なお、平面図では、便宜的にリッドを省略してある。
また、上記第3の実施形態との共通部分については、同一符号を付して説明を省略し、上記第3の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図18に示すように、モーションセンサーとしてのジャイロセンサー5は、第3の実施形態と比較して、2つのセンサーデバイス2が実装されていない。
これにより、ジャイロセンサー5は、2つのセンサーデバイス2の配置スペース、内部電極76b,76cなど、2つのセンサーデバイス2に係わる構成要素が不要となる。
この分、ジャイロセンサー5は、パッケージ170のパッケージベース172、リッド173の平面サイズを小さくでき、厚さを薄くできる。
このパッケージ170の厚さについて、ジャイロセンサー5は、センサーデバイス1が従来のセンサーデバイスと比較して薄型化されていることから、従来のセンサーデバイスを用いた場合より薄くできる。
これらにより、ジャイロセンサー5は、第3の実施形態と比較して、平面サイズが小さく総厚が薄く、パッケージ170の底面74と直交するZ’軸の1軸に対応したセンシングが可能な、ジャイロセンサーを提供できる。
また、第5の実施形態のジャイロセンサー5は、第1の実施形態のセンサーデバイス1を備えていることから、第1の実施形態と同様の効果を奏するセンサーデバイスを備えたジャイロセンサーを提供できる。
なお、ジャイロセンサー5の製造方法は、ジャイロセンサー3の製造方法に準じ、パッケージ準備工程S40と、センサーデバイス準備工程S41と、センサーデバイス実装工程S42と、リッド接合工程S43とを含んでいる(図14参照)。
そして、ジャイロセンサー5の製造方法は、センサーデバイス準備工程S41及びセンサーデバイス実装工程S42において、センサーデバイス1を1つ用意し、パッケージベース172(パッケージ170)の内部に配置し収納する。
これによれば、ジャイロセンサー5の製造方法は、上記の効果を奏するジャイロセンサー5を製造し、提供することができる。
(変形例)
ここで、第5の実施形態の変形例について説明する。
図19は、第5の実施形態の変形例のモーションセンサーとしてのジャイロセンサーの概略構成を示す模式図である。図19(a)は、リッド側から俯瞰した平面図であり、図19(b)は、図19(a)のP−P線での断面図である。なお、平面図では、便宜的にリッドを省略してある。
また、上記第5の実施形態との共通部分については、同一符号を付して説明を省略し、上記第5の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図19に示すように、モーションセンサーとしてのジャイロセンサー6は、センサーデバイス1に代えて、センサーデバイス1からリード30を削除した構成のセンサーデバイス101を備えている。
なお、センサーデバイス101の構成の詳細については、リード30の有無以外、センサーデバイス1の構成と同様なので説明を省略する(第1の実施形態参照)。
ジャイロセンサー6は、センサーデバイス101のシリコン基板10の非能動面10bが、図示しない絶縁性接着剤などの接合部材により、パッケージベース272の内底面75に絶縁された状態で接合されている。
そして、ジャイロセンサー6は、シリコン基板10の接続用端子13と、パッケージベース272の内部電極76aとが、ワイヤー40によって接続されている。
これによれば、ジャイロセンサー6は、センサーデバイス101にリード30がないことから、第5の実施形態と比較して、パッケージ270のパッケージベース272、リッド273の平面サイズを小さくでき、厚さを薄くできる。
この結果、ジャイロセンサー6は、第5の実施形態と比較して、平面サイズがさらに小さく、総厚がさらに薄くなったジャイロセンサーを提供できる。
また、センサーデバイス101は、リード30に係わる部分を除き、センサーデバイス1と同様の効果を奏することができる。
なお、ジャイロセンサー6の製造方法は、ジャイロセンサー3の製造方法に準じ、パッケージ準備工程S40と、センサーデバイス準備工程S41と、センサーデバイス実装工程S42と、リッド接合工程S43とを含んでいる(図14参照)。
そして、ジャイロセンサー6の製造方法は、センサーデバイス準備工程S41及びセンサーデバイス実装工程S42において、センサーデバイス101を1つ用意し、パッケージベース272(パッケージ270)の内部に配置し収納する。
これによれば、ジャイロセンサー6の製造方法は、上記の効果を奏するジャイロセンサー6を製造し、提供することができる。
なお、第3の実施形態のジャイロセンサー3は、センサーデバイス1に代えて、センサーデバイス101を用いることができる。
これによれば、ジャイロセンサー3は、センサーデバイス101にリード30がないことから、パッケージ70の小型化を図ることができる。
なお、上記各実施形態及び変形例では、振動ジャイロ素子20の基材を水晶としたが、これに限定するものではなく、例えば、タンタル酸リチウム(LiTaO3)、四ホウ酸リチウム(Li247)、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、酸化亜鉛(ZnO)、窒化アルミニウム(AlN)などの圧電体、または酸化亜鉛(ZnO)、窒化アルミニウム(AlN)などの圧電体を被膜として備えたシリコンなどであってもよい。
また、上記各実施形態及び変形例では、各センサーデバイスのセンサー素子として振動ジャイロ素子20を例に挙げたが、これに限定するものではなく、例えば、加速度に反応する加速度感知素子、圧力に反応する圧力感知素子、重さに反応する重量感知素子などでもよい。
また、上記第3〜第5の実施形態及び変形例では、モーションセンサーとしてジャイロセンサーを例に挙げたが、これに限定するものではなく、例えば、上記加速度感知素子を備えたセンサーデバイスを用いた加速度センサー、圧力感知素子を備えたセンサーデバイスを用いた圧力センサー、重量感知素子を備えたセンサーデバイスを用いた重量センサーなどでもよい。
1,2…センサーデバイス、3〜6…モーションセンサーとしてのジャイロセンサー、10…半導体基板としてのシリコン基板、10a…能動面、10b…非能動面、11…第1の電極、12…外部接続端子、13…接続用端子、14…第1絶縁層、14a…開口部、15…応力緩和層、16…再配置配線としての配線、17…第2絶縁層、17a…開口部、20…センサー素子としての振動ジャイロ素子、20a…一方の主面、20b…他方の主面、21…基部、22a,22b…振動部としての検出用振動腕、23a,23b…連結腕、24a,24b,25a,25b…振動部としての駆動用振動腕、26a,26b,27a,27b,28a,28b…重り部、29…接続電極としての引き出し電極、30…リード、31…接続面、32…接続部、34…一端部、35…リードフレーム、36…フレーム、36a,36b…フレームの辺、40…ワイヤー、50…絶縁性接着剤、51,52…接合部材、70…パッケージ、71…凹部、72…パッケージベース、73…リッド、74…底面、74a…外部端子、75…内底面、76a,76b,76c…内部電極、101…センサーデバイス、170…パッケージ、172…パッケージベース、173…リッド、270…パッケージ、272…パッケージベース、273…リッド。

Claims (17)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の能動面側に設けられた第1の電極と、
    前記第1の電極に電気的に接続されて前記能動面側に設けられた外部接続端子と、
    前記半導体基板と前記外部接続端子との間に設けられた応力緩和層と、
    前記半導体基板の前記能動面側に設けられた接続用端子と、
    基部と該基部から延伸された振動部と接続電極とを備えたセンサー素子と、を有し、
    前記センサー素子は、前記接続電極と前記外部接続端子との接続によって前記半導体基板に保持されていることを特徴とするセンサーデバイス。
  2. 請求項1に記載のセンサーデバイスにおいて、
    前記第1の電極と前記外部接続端子との電気的接続が、前記能動面側に設けられた再配置配線によってなされていることを特徴とするセンサーデバイス。
  3. 請求項1または請求項2に記載のセンサーデバイスにおいて、
    前記外部接続端子は、突起電極であることを特徴とするセンサーデバイス。
  4. 半導体基板と、
    前記半導体基板の能動面側に設けられた第1の電極と、
    前記第1の電極に電気的に接続されて前記能動面側に設けられた外部接続端子と、
    前記半導体基板と前記外部接続端子との間に設けられた応力緩和層と、
    前記半導体基板の前記能動面側に設けられた接続用端子と、
    基部と該基部から延伸された振動部と接続電極とを備えたセンサー素子と、
    前記半導体基板の前記能動面と対向する面側に設けられた複数のリードと、を有し、
    前記接続用端子は、前記リードと電気的に接続されており、
    前記センサー素子は、前記接続電極と前記外部接続端子との接続によって前記半導体基板に保持されていることを特徴とするセンサーデバイス。
  5. 請求項4に記載のセンサーデバイスにおいて、
    前記第1の電極と前記外部接続端子との電気的接続が、前記能動面側に設けられた再配置配線によってなされていることを特徴とするセンサーデバイス。
  6. 請求項4または請求項5に記載のセンサーデバイスにおいて、
    前記外部接続端子は、突起電極であることを特徴とするセンサーデバイス。
  7. 請求項4ないし請求項6のいずれか一項に記載のセンサーデバイスにおいて、
    前記リードは、前記センサー素子の主面との成す角度が、略直角となるように折り曲げられていることを特徴とするセンサーデバイス。
  8. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のセンサーデバイスと、
    前記センサーデバイスを収納するパッケージと、を有し、
    前記センサーデバイスが、前記パッケージに収納されていることを特徴とするモーションセンサー。
  9. 請求項4ないし請求項7のいずれか一項に記載のセンサーデバイスと、
    前記センサーデバイスを収納するパッケージと、を有し、
    前記センサーデバイスが、前記パッケージに収納されていることを特徴とするモーションセンサー。
  10. 請求項4ないし請求項7のいずれか一項に記載の複数のセンサーデバイスと、
    前記複数のセンサーデバイスを収納するパッケージと、を有し、
    前記複数のセンサーデバイスは、前記各センサー素子の主面同士の成す角度が略直角となるように前記パッケージ内に配置され、収納されていることを特徴とするモーションセンサー。
  11. 請求項10に記載のモーションセンサーにおいて、
    少なくとも1つの前記センサー素子の主面は、前記パッケージの外部部材に接続される被接続面と略平行であることを特徴とするモーションセンサー。
  12. 半導体基板の能動面側に第1の電極を設ける工程と、
    前記半導体基板の前記能動面側に応力緩和層を設ける工程と、
    前記応力緩和層上に前記第1の電極と電気的に接続される外部接続端子を設ける工程と、
    前記半導体基板の前記能動面側に接続用端子を設ける工程と、
    基部と該基部から延伸された振動部と接続電極とを備えたセンサー素子を用意する工程と、
    前記半導体基板の前記外部接続端子と前記センサー素子の前記接続電極とを接続する工程と、を含むことを特徴とするセンサーデバイスの製造方法。
  13. 半導体基板の能動面側に第1の電極を設ける工程と、
    前記半導体基板の前記能動面側に応力緩和層を設ける工程と、
    前記応力緩和層上に前記第1の電極と電気的に接続される外部接続端子を設ける工程と、
    前記半導体基板の前記能動面側に接続用端子を設ける工程と、
    複数のリードを含むリードフレームを用意する工程と、
    前記半導体基板の前記能動面に対向する面側を前記複数のリードに跨るように接続する工程と、
    前記半導体基板の前記接続用端子と前記リードとを接続する工程と、
    基部と該基部から延伸された振動部と接続電極とを備えたセンサー素子を用意する工程と、
    前記半導体基板の前記外部接続端子と前記センサー素子の前記接続電極とを接続する工程と、を含むことを特徴とするセンサーデバイスの製造方法。
  14. 請求項13に記載のセンサーデバイスの製造方法において、
    さらに、前記リードを、前記センサー素子の主面との成す角度が、略直角となるように折り曲げる工程を含むことを特徴とするセンサーデバイスの製造方法。
  15. 半導体基板と、前記半導体基板の能動面側に設けられた第1の電極と、前記第1の電極に電気的に接続されて前記能動面側に設けられた外部接続端子と、前記半導体基板と前記外部接続端子との間に設けられた応力緩和層と、前記半導体基板の前記能動面側に設けられた接続用端子と、基部と該基部から延伸された振動部と接続電極とを備え前記接続電極と前記外部接続端子との接続によって前記半導体基板に保持されているセンサー素子と、を有するセンサーデバイスを用意する工程と、
    前記センサーデバイスを収納するパッケージを用意する工程と、
    前記センサーデバイスを、前記パッケージ内に収納する工程と、を含むことを特徴とするモーションセンサーの製造方法。
  16. 半導体基板と、前記半導体基板の能動面側に設けられた第1の電極と、前記第1の電極に電気的に接続されて前記能動面側に設けられた外部接続端子と、前記半導体基板と前記外部接続端子との間に設けられた応力緩和層と、前記半導体基板の前記能動面側に設けられた接続用端子と、基部と該基部から延伸された振動部と接続電極とを備えたセンサー素子と、前記半導体基板の前記能動面と対向する面側に設けられた複数のリードと、を有し、前記接続用端子が、前記リードと電気的に接続され、前記センサー素子が、前記接続電極と前記外部接続端子との接続によって前記半導体基板に保持されているセンサーデバイスを用意する工程と、
    前記センサーデバイスを収納するパッケージを用意する工程と、
    前記センサーデバイスを、前記パッケージ内に収納する工程と、を含むことを特徴とするモーションセンサーの製造方法。
  17. 半導体基板と、前記半導体基板の能動面側に設けられた第1の電極と、前記第1の電極に電気的に接続されて前記能動面側に設けられた外部接続端子と、前記半導体基板と前記外部接続端子との間に設けられた応力緩和層と、前記半導体基板の前記能動面側に設けられた接続用端子と、基部と該基部から延伸された振動部と接続電極とを備えたセンサー素子と、前記半導体基板の前記能動面と対向する面側に設けられた複数のリードと、を有し、前記接続用端子が、前記リードと電気的に接続され、前記センサー素子が、前記接続電極と前記外部接続端子との接続によって前記半導体基板に保持されているセンサーデバイスを複数用意する工程と、
    前記複数のセンサーデバイスを収納するパッケージを用意する工程と、
    前記複数のセンサーデバイスを、前記各センサー素子の主面同士の成す角度が略直角となるように前記パッケージ内に配置し、収納する工程と、を含むことを特徴とするモーションセンサーの製造方法。
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