JP2012088137A - センサーモジュール、センサーデバイス、センサーモジュールの製造方法及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】多軸に対応したセンサーモジュール及びそれを備えたセンサーデバイスの提供。
【解決手段】センサーモジュール1は、互いに直交する3つの支持面11,12,13を有する支持部材10と、能動面21側に接続端子22を有し、能動面21に沿った非能動面29側が支持部材10の各支持面11,12,13に取り付けられたICチップ20と、基部31と基部31から延伸された振動腕と接続電極39とを有する振動ジャイロ素子30と、ICチップ20と振動ジャイロ素子30との間に配置され一方の面50aがICチップ20に取り付けられた中継基板50と、を備え、振動ジャイロ素子30は、中継基板50の一方の面50aに沿った他方の面50b側に配置され、一方の主面30aが支持面11,12,13に沿うように、接続電極39が中継基板50に取り付けられ、中継基板50を介して接続電極39がICチップ20の接続端子22に接続されている。
【選択図】図1
【解決手段】センサーモジュール1は、互いに直交する3つの支持面11,12,13を有する支持部材10と、能動面21側に接続端子22を有し、能動面21に沿った非能動面29側が支持部材10の各支持面11,12,13に取り付けられたICチップ20と、基部31と基部31から延伸された振動腕と接続電極39とを有する振動ジャイロ素子30と、ICチップ20と振動ジャイロ素子30との間に配置され一方の面50aがICチップ20に取り付けられた中継基板50と、を備え、振動ジャイロ素子30は、中継基板50の一方の面50aに沿った他方の面50b側に配置され、一方の主面30aが支持面11,12,13に沿うように、接続電極39が中継基板50に取り付けられ、中継基板50を介して接続電極39がICチップ20の接続端子22に接続されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、センサーモジュール、センサーデバイス、センサーモジュールの製造方法及びセンサーモジュールを備えた電子機器に関する。
従来、加速度や角速度などをセンシングするセンサーデバイスにおいては、センサー素子と該センサー素子を駆動する機能を有する回路素子とを備えたセンサーモジュールを用いた構成が知られている。
例えば、特許文献1には、センサー素子としてのジャイロ振動片と、回路素子としての半導体装置(以下、ICチップという)と、を備えたセンサーモジュールが、パッケージに収納されたジャイロセンサー(圧電発振器)が開示されている。
この構成では、ICチップが支持基板に固着され、支持基板に形成されたリード配線部と電気的に接続されている。また、センサー素子(ジャイロ振動片)は、支持基板に固着されたリード線に接続されることによって、ICチップと空隙を保ち該ICチップと平面視で重なるように配置されている。
例えば、特許文献1には、センサー素子としてのジャイロ振動片と、回路素子としての半導体装置(以下、ICチップという)と、を備えたセンサーモジュールが、パッケージに収納されたジャイロセンサー(圧電発振器)が開示されている。
この構成では、ICチップが支持基板に固着され、支持基板に形成されたリード配線部と電気的に接続されている。また、センサー素子(ジャイロ振動片)は、支持基板に固着されたリード線に接続されることによって、ICチップと空隙を保ち該ICチップと平面視で重なるように配置されている。
ところで、特許文献1のジャイロセンサー(以下、センサーデバイスという)は、1軸に対応したセンサーデバイスとして、センサーモジュールのセンサー素子の主面が、パッケージの底面と略平行になるように配置されている。
近年は、このような1軸に対応したものだけでなく、互いに交差する2軸または3軸に対応したセンサーデバイスが要求されている。
近年は、このような1軸に対応したものだけでなく、互いに交差する2軸または3軸に対応したセンサーデバイスが要求されている。
この互いに交差する2軸または3軸に対応するためには、例えば、特許文献1のような1軸に対応したセンサーデバイスを2個または3個用意し、各センサーデバイスを各軸に対応した姿勢で対象機器に実装する構成が考えられる。
この結果、対象機器におけるセンサーデバイスの実装スペースは、相当程度の広さが必要となることから、対象機器の小型化の阻害要因となる虞がある。
また、上記構成では、パッケージが2個または3個必要なことから、パッケージが1個の場合と比較して、コスト面において割高になるという問題がある。
また、上記構成では、センサーデバイス間の検出軸(センシング軸:例えば、センサー素子の主面に直交する軸)の直交度が、対象機器における各センサーデバイスの実装精度(各パッケージの取り付け角度の精度)に少なからず依存するという問題がある。
この結果、対象機器におけるセンサーデバイスの実装スペースは、相当程度の広さが必要となることから、対象機器の小型化の阻害要因となる虞がある。
また、上記構成では、パッケージが2個または3個必要なことから、パッケージが1個の場合と比較して、コスト面において割高になるという問題がある。
また、上記構成では、センサーデバイス間の検出軸(センシング軸:例えば、センサー素子の主面に直交する軸)の直交度が、対象機器における各センサーデバイスの実装精度(各パッケージの取り付け角度の精度)に少なからず依存するという問題がある。
また、1軸に対応したセンサーデバイスにおいても、センサー素子の種類によっては、主面をパッケージの底面に対して直交または傾斜する姿勢となるように配置しなければならないものがあり、センサー素子の新たな実装構造の提供が求められている。
本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかるセンサーモジュールは、第1基準平面に平行な第1支持面と、前記第1基準平面に対して直交または傾斜した第2基準平面に平行な第2支持面と、を有した支持部材と、一面側に接続端子を有し、前記一面側または前記一面に沿った他面側が前記第1支持面及び前記第2支持面の少なくとも一方に取り付けられたICチップと、接続電極を有したセンサー素子と、前記ICチップと前記センサー素子との間に配置され、一方の面が前記ICチップに取り付けられた中継基板と、を備え、前記センサー素子は、前記中継基板の前記一方の面に沿った他方の面側に配置され、主面が前記支持部材の前記第1支持面及び前記第2支持面のうち、前記ICチップが取り付けられた支持面に沿うように、前記接続電極が前記中継基板に取り付けられ、前記中継基板を介して前記接続電極が前記ICチップの前記接続端子に接続されたことを特徴とする。
これによれば、センサーモジュールは、支持部材の互いに直交または傾斜した第1支持面及び第2支持面(以下、第1支持面、第2支持面、後述する第3支持面を、単に支持面または各支持面ともいう)にICチップが取り付けられ、ICチップに中継基板が取り付けられ、中継基板にセンサー素子が取り付けられている。
この際、センサーモジュールは、センサー素子の主面が、ICチップが取り付けられた支持面に沿うように取り付けられていることから、センサー素子の主面が、互いに直交または傾斜することとなる。
このことから、センサーモジュールは、例えば、1つのパッケージの内部に収納されることで、2軸に対応したセンサーデバイスを提供できる。
したがって、センサーモジュールは、2軸に対応したセンサーデバイスの実装スペースを、従来の1軸に対応したセンサーデバイスを2個用いていた構成と比較して、相当程度狭くできることから、対象機器の更なる小型化を図ることが可能となる。
この際、センサーモジュールは、センサー素子の主面が、ICチップが取り付けられた支持面に沿うように取り付けられていることから、センサー素子の主面が、互いに直交または傾斜することとなる。
このことから、センサーモジュールは、例えば、1つのパッケージの内部に収納されることで、2軸に対応したセンサーデバイスを提供できる。
したがって、センサーモジュールは、2軸に対応したセンサーデバイスの実装スペースを、従来の1軸に対応したセンサーデバイスを2個用いていた構成と比較して、相当程度狭くできることから、対象機器の更なる小型化を図ることが可能となる。
また、センサーモジュールは、2軸に対応したセンサーデバイスを1つのパッケージで提供できることから、従来の1軸に対応したセンサーデバイスを2個用いていた構成と比較して、パッケージに関わるコストを低減できる。
また、センサーモジュールは、2軸に対応したセンサーデバイスを1つのパッケージで提供できることから、従来の1軸に対応したセンサーデバイスを2個用い、パッケージの取り付け姿勢を本来の取り付け姿勢と変えることで2軸に対応していた構成と比較して、耐衝撃性を向上させることが可能となる。
また、センサーモジュールは、支持部材の互いに直交または傾斜した支持面に主面が沿うようにして、センサー素子が中継基板に取り付けられている。
これにより、センサーモジュールは、センシング軸の交差度が支持部材の加工精度で決まることから、従来のような、センシング軸の交差度が、対象機器における各センサーデバイスの実装精度(各パッケージの取り付け角度の精度)に依存することを解消できる。
これにより、センサーモジュールは、センシング軸の交差度が支持部材の加工精度で決まることから、従来のような、センシング軸の交差度が、対象機器における各センサーデバイスの実装精度(各パッケージの取り付け角度の精度)に依存することを解消できる。
また、センサーモジュールは、ICチップとセンサー素子とが中継基板を介して接続されていることから、ICチップとセンサー素子とが直接接続されている場合と比較して、ICチップに対する制約を低減できる。
例えば、センサーモジュールは、センサー素子の接続電極の位置とICチップの接続端子の位置とを合わせる必要がないことから、本来の端子位置と異なる位置に接続端子を形成するための新たな配線層や絶縁層を、ICチップに設けることが不要となる。
また、例えば、センサーモジュールは、ICチップの平面サイズをセンサー素子の平面サイズ(接続電極の配置)に関係なく設定することができる。より具体的には、ICチップの平面サイズをセンサー素子の平面サイズより小さくすることが可能となる。
これらのことから、センサーモジュールは、ICチップの効率的な設計、製造が可能となる。
例えば、センサーモジュールは、センサー素子の接続電極の位置とICチップの接続端子の位置とを合わせる必要がないことから、本来の端子位置と異なる位置に接続端子を形成するための新たな配線層や絶縁層を、ICチップに設けることが不要となる。
また、例えば、センサーモジュールは、ICチップの平面サイズをセンサー素子の平面サイズ(接続電極の配置)に関係なく設定することができる。より具体的には、ICチップの平面サイズをセンサー素子の平面サイズより小さくすることが可能となる。
これらのことから、センサーモジュールは、ICチップの効率的な設計、製造が可能となる。
また、センサーモジュールは、支持部材の互いに直交または傾斜した支持面のうち、例えば、パッケージへの接合面と交差する1つの支持面に、中継基板を介してセンサー素子が取り付けられたICチップを1つ取り付ける構成とすることができる。
これにより、センサーモジュールは、センサー素子の主面をパッケージの底面に対して交差する姿勢で取り付ける1軸に対応したセンサーデバイスにおける、センサー素子の新たな実装構造を提供できる。
これにより、センサーモジュールは、センサー素子の主面をパッケージの底面に対して交差する姿勢で取り付ける1軸に対応したセンサーデバイスにおける、センサー素子の新たな実装構造を提供できる。
[適用例2]上記適用例にかかるセンサーモジュールにおいて、前記支持部材は、前記第1基準平面及び前記第2基準平面に対して直交または傾斜した第3基準平面に平行な第3支持面を有し、前記ICチップが、前記第3支持面に取り付けられ、前記センサー素子は、前記中継基板の前記一方の面に沿った他方の面側に配置され、前記主面が前記第3支持面に沿うように、前記接続電極が前記中継基板に取り付けられ、前記中継基板を介して前記接続電極が前記ICチップの前記接続端子に接続されたことが好ましい。
これによれば、センサーモジュールは、支持部材が第1支持面及び第2支持面に加えて、第3支持面を有し、ICチップが第3支持面に取り付けられ、センサー素子の主面が第3支持面に沿うように、センサー素子が中継基板に取り付けられている。
このことから、センサーモジュールは、例えば、1つのパッケージの内部に収納されることで、3軸に対応したセンサーデバイスを提供できる。
したがって、センサーモジュールは、3軸に対応したセンサーデバイスの実装スペースを、従来の1軸に対応したセンサーデバイスを3個用いていた構成と比較して、相当程度狭くできることから、対象機器の更なる小型化を図ることが可能となる。
このことから、センサーモジュールは、例えば、1つのパッケージの内部に収納されることで、3軸に対応したセンサーデバイスを提供できる。
したがって、センサーモジュールは、3軸に対応したセンサーデバイスの実装スペースを、従来の1軸に対応したセンサーデバイスを3個用いていた構成と比較して、相当程度狭くできることから、対象機器の更なる小型化を図ることが可能となる。
また、センサーモジュールは、3軸に対応したセンサーデバイスを1つのパッケージで提供できることから、従来の1軸に対応したセンサーデバイスを3個用いていた構成と比較して、パッケージに関わるコストを低減できる。
また、センサーモジュールは、3軸に対応したセンサーデバイスを1つのパッケージで提供できることから、従来の1軸に対応したセンサーデバイスを3個用い、パッケージの取り付け姿勢を本来の取り付け姿勢と変えることで3軸に対応していた構成と比較して、耐衝撃性を向上させることが可能となる。
[適用例3]上記適用例にかかるセンサーモジュールにおいて、前記中継基板は可撓性を有し、外部接続端子を備えたことが好ましい。
これによれば、センサーモジュールは、中継基板が可撓性を有し、外部接続端子を備えたことから、中継基板の姿勢に関わらず、中継基板を折り曲げて部分的に水平状態にすることが可能となる。
このことから、センサーモジュールは、水平状態の中継基板の外部接続端子を介して、例えば、パッケージなどの外部部材との接続を容易に行うことができる。
この結果、センサーモジュールは、センサーモジュールを備えたセンサーデバイスを含めて、生産性を向上させることができる。
加えて、センサーモジュールは、後述する適用例4のようなフレキシブル配線基板が不要となることから、製造コストを低減できる。
このことから、センサーモジュールは、水平状態の中継基板の外部接続端子を介して、例えば、パッケージなどの外部部材との接続を容易に行うことができる。
この結果、センサーモジュールは、センサーモジュールを備えたセンサーデバイスを含めて、生産性を向上させることができる。
加えて、センサーモジュールは、後述する適用例4のようなフレキシブル配線基板が不要となることから、製造コストを低減できる。
[適用例4]上記適用例1または適用例2にかかるセンサーモジュールにおいて、前記中継基板は外部接続端子を有し、前記外部接続端子には、フレキシブル配線基板が取り付けられたことが好ましい。
これによれば、センサーモジュールは、中継基板が外部接続端子を有し、外部接続端子には、フレキシブル配線基板が取り付けられている。
このことから、センサーモジュールは、中継基板の姿勢に関わらず、フレキシブル配線基板を折り曲げて部分的に水平状態にすることが可能となる。
これにより、センサーモジュールは、フレキシブル配線基板を介して、例えば、パッケージなどの外部部材との接続を容易に行うことができる。
この結果、センサーモジュールは、センサーモジュールを備えたセンサーデバイスを含めて、生産性を向上させることができる。
また、センサーモジュールは、中継基板に可撓性が不要なことから、上記適用例3と比較して、中継基板の剛性を向上させることができる。
このことから、センサーモジュールは、中継基板の姿勢に関わらず、フレキシブル配線基板を折り曲げて部分的に水平状態にすることが可能となる。
これにより、センサーモジュールは、フレキシブル配線基板を介して、例えば、パッケージなどの外部部材との接続を容易に行うことができる。
この結果、センサーモジュールは、センサーモジュールを備えたセンサーデバイスを含めて、生産性を向上させることができる。
また、センサーモジュールは、中継基板に可撓性が不要なことから、上記適用例3と比較して、中継基板の剛性を向上させることができる。
[適用例5]上記適用例にかかるセンサーモジュールにおいて、前記中継基板は、前記他方の面側に突出した突起電極を有し、前記突起電極が前記センサー素子の前記接続電極と接続されたことが好ましい。
これによれば、センサーモジュールは、中継基板が他方の面側に突出した突起電極を有していることから、センサー素子と中継基板との間に隙間を設けることが可能となり、センサー素子と中継基板との接触を確実に回避することができる。
これにより、センサーモジュールは、センサー素子の安定的な駆動を行うことが可能となる。
これにより、センサーモジュールは、センサー素子の安定的な駆動を行うことが可能となる。
[適用例6]上記適用例にかかるセンサーモジュールにおいて、前記ICチップは、前記支持部材の前記第1支持面ないし前記第3支持面のうち、隣り合う2つの支持面であって、前記2つの支持面に直交する直線が互いに遠ざかるように延びる側となる前記2つの支持面に取り付けられたことが好ましい。
これによれば、センサーモジュールは、ICチップが、支持部材の各支持面のうち、隣り合う2つの支持面であって、2つの支持面に直交する直線が互いに遠ざかるように延びる側となる2つの支持面に取り付けられたことから、支持面同士が接近しても、ICチップ、センサー素子、中継基板が互いに干渉することを回避できる。
したがって、センサーモジュールは、各構成要素をより接近させて配置できることから、さらなる小型化を図ることができる。
したがって、センサーモジュールは、各構成要素をより接近させて配置できることから、さらなる小型化を図ることができる。
[適用例7]上記適用例にかかるセンサーモジュールにおいて、前記第1支持面ないし前記第3支持面の少なくとも1つには、凹部が設けられたことが好ましい。
これによれば、センサーモジュールは、各支持面の少なくとも1つに凹部が設けられたことから、ICチップを凹部に配置することにより、ICチップを各支持面の所定の位置に精度よく取り付けることができる。
[適用例8]本適用例にかかるセンサーデバイスは、上記適用例のいずれか一例に記載のセンサーモジュールと、前記センサーモジュールを収納するパッケージと、を有し、前記センサーモジュールが、前記パッケージ内に収納されたことを特徴とする。
これによれば、センサーデバイスは、上記適用例のいずれか一例に記載のセンサーモジュールが、パッケージ内に収納されたことから、上記適用例のいずれか一例に記載された効果を奏するセンサーデバイスを提供できる。
[適用例9]本適用例にかかる電子機器は、上記適用例のいずれか一例に記載のセンサーモジュールを備えたことを特徴とする。
これによれば、電子機器は、上記適用例のいずれか一例に記載のセンサーモジュールを備えたことから、上記適用例のいずれか一例に記載された効果を奏する電子機器を提供できる。
[適用例10]本適用例にかかるセンサーモジュールの製造方法は、第1基準平面に平行な第1支持面と、前記第1基準平面に対して直交または傾斜した第2基準平面に平行な第2支持面と、を有した支持部材を用意する工程と、一面と該一面に沿った他面とを備え、前記一面側に接続端子を有したICチップを用意する工程と、接続電極を有したセンサー素子を用意する工程と、一方の面と前記一方の面に沿った他方の面とを備えた中継基板を用意する工程と、前記支持部材、前記ICチップ、前記センサー素子及び前記中継基板を収納するパッケージを用意する工程と、前記中継基板の前記一方の面に前記ICチップを取り付け、前記ICチップの前記接続端子と前記中継基板とを接続する工程と、前記中継基板の前記他方の面に前記センサー素子を配置し、前記センサー素子の主面が前記他方の面または前記一方の面に沿うように、前記センサー素子の前記接続電極を前記中継基板に取り付け、前記中継基板を介して前記センサー素子の前記接続電極と前記ICチップの前記接続端子とを接続する工程と、前記センサー素子及び前記ICチップの少なくとも一方の調整及び特性検査を行う工程と、前記中継基板を介して前記センサー素子が取り付けられた前記ICチップを具備してなるセンサーユニットの、前記ICチップの前記一面側または前記他面側を、前記支持部材の前記第1支持面と前記第2支持面とのうち、前記パッケージの支持部材接合面に対して直交または傾斜した基準平面に平行となる支持面の少なくとも1つに取り付ける工程と、前記センサーユニットが取り付けられた前記支持部材を、前記パッケージの前記支持部材接合面に取り付ける工程と、前記支持部材接合面に取り付けられた前記支持部材の前記第1支持面と前記第2支持面とのうち、前記支持部材接合面に沿った支持面に、別の前記センサーユニットの前記ICチップの前記一面側または前記他面側を取り付ける工程と、を含むことを特徴とする。
これによれば、センサーモジュールの製造方法は、センサーユニットを、支持部材の各支持面のうち、パッケージの支持部材接合面に対して直交または傾斜した支持面に、先に取り付ける。
これによって、センサーモジュールの製造方法は、センサーユニットを後から取り付ける、支持部材におけるパッケージの支持部材接合面に沿った支持面を、例えば吸着装置などで保持することが可能となることから、支持部材の取り扱いが容易となる。
この結果、センサーモジュールの製造方法は、支持部材のパッケージへの取り付けが容易となることから、生産性を向上させることができる。
これによって、センサーモジュールの製造方法は、センサーユニットを後から取り付ける、支持部材におけるパッケージの支持部材接合面に沿った支持面を、例えば吸着装置などで保持することが可能となることから、支持部材の取り扱いが容易となる。
この結果、センサーモジュールの製造方法は、支持部材のパッケージへの取り付けが容易となることから、生産性を向上させることができる。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1、図2は、第1実施形態のセンサーモジュールの概略構成を示す模式図である。図1(a)は、平面図であり、図1(b)は、図1(a)の矢印A方向から見た側面図である。図2(a)は、図1(a)の矢印B方向から見た側面図であり、図2(b)は、図1(a)の矢印C方向から見た側面図である。
図3は、図1(a)のD−D線での断面図であり、図4は、センサー素子の拡大平面図である。
図1、図2は、第1実施形態のセンサーモジュールの概略構成を示す模式図である。図1(a)は、平面図であり、図1(b)は、図1(a)の矢印A方向から見た側面図である。図2(a)は、図1(a)の矢印B方向から見た側面図であり、図2(b)は、図1(a)の矢印C方向から見た側面図である。
図3は、図1(a)のD−D線での断面図であり、図4は、センサー素子の拡大平面図である。
図1、図2に示すように、センサーモジュール1は、支持部材10と、3つのICチップ20と、センサー素子としての3つの振動ジャイロ素子(ジャイロ振動片)30と、3つの中継基板50とを備えている。
支持部材10は、構造用鋼、ステンレス鋼、銅、黄銅、燐青銅、洋伯などの金属からなり、平面形状が略L字状(逆L字状)の平板を、L字の屈曲部分で曲げ方向が互いに直交するように2箇所が直角に曲げ起こされている。
これにより、支持部材10は、図示しない第1基準平面に平行な第1支持面としての支持面11と、第1基準平面に対して直交した図示しない第2基準平面に平行な第2支持面としての支持面12と、第1基準平面及び第2基準平面に対して直交した図示しない第3基準平面に平行な第3支持面としての支持面13と、を有した構成となっている。
これにより、支持部材10は、図示しない第1基準平面に平行な第1支持面としての支持面11と、第1基準平面に対して直交した図示しない第2基準平面に平行な第2支持面としての支持面12と、第1基準平面及び第2基準平面に対して直交した図示しない第3基準平面に平行な第3支持面としての支持面13と、を有した構成となっている。
支持部材10は、支持面11と支持面12との成す角度θ1、支持面12と支持面13との成す角度θ2及び支持面11と支持面13との成す角度θ3が、共に90度(直角)となっている。なお、角度θ1〜θ3については、センシング機能に影響を及ぼさない範囲で多少の誤差は許容される(例えば、0度〜2度程度)。
なお、支持面12と支持面13とは、隣り合う支持面であって、支持面12に直交する直線と支持面13に直交する直線とが、互いに遠ざかるように延びる側にある。
なお、支持面12と支持面13とは、隣り合う支持面であって、支持面12に直交する直線と支持面13に直交する直線とが、互いに遠ざかるように延びる側にある。
図3、図1(b)に示すように、ICチップ20は、一面としての能動面21側に接続端子22を有している。
ICチップ20は、能動面21の反対側の面であって、能動面21に沿った他面としての非能動面29が、支持部材10の各支持面11,12,13に、ポリイミド系、エポキシ系などの絶縁性接着剤55により絶縁された状態で取り付けられている。
そして、ICチップ20は、能動面21側に設けられた接続端子22が金属バンプ56を介して中継基板50の一方の面50aに設けられた第1中継端子51に取り付けられている(接続されている)。
ICチップ20は、能動面21の反対側の面であって、能動面21に沿った他面としての非能動面29が、支持部材10の各支持面11,12,13に、ポリイミド系、エポキシ系などの絶縁性接着剤55により絶縁された状態で取り付けられている。
そして、ICチップ20は、能動面21側に設けられた接続端子22が金属バンプ56を介して中継基板50の一方の面50aに設けられた第1中継端子51に取り付けられている(接続されている)。
詳述すると、ICチップ20には、能動面21側にトランジスターやメモリー素子などの半導体素子を含んで構成される集積回路(図示せず)が形成されている。この集積回路には、振動ジャイロ素子30を駆動振動させるための駆動回路と、角速度が加わったときに振動ジャイロ素子30に生じる検出振動を検出する検出回路とが備えられている。
ICチップ20は、能動面21側に設けられた接続端子22と、接続端子22と集積回路とを導通させる配線23とを備えている。
ICチップ20の能動面21上には、パッシベーション膜となる絶縁層24が形成されている。接続端子22は、この絶縁層24の開口部から外側に露出した状態となっている。
ICチップ20は、能動面21側に設けられた接続端子22と、接続端子22と集積回路とを導通させる配線23とを備えている。
ICチップ20の能動面21上には、パッシベーション膜となる絶縁層24が形成されている。接続端子22は、この絶縁層24の開口部から外側に露出した状態となっている。
ICチップ20の接続端子22は、金(Au)、アルミニウム(Al)、ハンダボールなどの金属バンプ56を介して、フリップチップ実装法により中継基板50の一方の面50aに設けられた第1中継端子51に取り付けられている。
なお、ICチップ20と中継基板50との間の空間には、補強及び保護のためにエポキシ樹脂を主成分としたアンダーフィルが充填されていてもよい。
なお、接続端子22、配線23は、金(Au)、銅(Cu)、銀(Ag)、チタン(Ti)、タングステン(W)、チタンタングステン(TiW)、窒化チタン(TiN)、ニッケル(Ni)、ニッケルバナジウム(NiV)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、パラジウム(Pd)などによって形成されている。
なお、ICチップ20と中継基板50との間の空間には、補強及び保護のためにエポキシ樹脂を主成分としたアンダーフィルが充填されていてもよい。
なお、接続端子22、配線23は、金(Au)、銅(Cu)、銀(Ag)、チタン(Ti)、タングステン(W)、チタンタングステン(TiW)、窒化チタン(TiN)、ニッケル(Ni)、ニッケルバナジウム(NiV)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、パラジウム(Pd)などによって形成されている。
また、絶縁層24には、例えば、ポリイミド樹脂、シリコーン変性ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン変性エポキシ樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、BCB(benzocyclobutene)及びPBO(polybenzoxazole)、酸化珪素(SiO2)、窒化珪素(Si3N4)などが用いられる。
なお、一部の図では、便宜的にICチップ20の中継基板50側の表面(絶縁層24)を能動面21と表記している。
なお、一部の図では、便宜的にICチップ20の中継基板50側の表面(絶縁層24)を能動面21と表記している。
中継基板50は、例えば、ポリイミドのような可撓性を有する樹脂を用い、両面に図示しない配線パターンが設けられた略矩形平板状の基板である。
中継基板50は、各ICチップ20と各振動ジャイロ素子30との間に配置され、一方の面50aが、一方の面50aに設けられた第1中継端子51を介してICチップ20に取り付けられている。
中継基板50の一方の面50aに沿った(略平行な)他方の面50bには、第1中継端子51と導通接続された第2中継端子52が設けられている。また、中継基板50の一方の面50aには、外周近傍に外部接続端子53が設けられている。
中継基板50は、各ICチップ20と各振動ジャイロ素子30との間に配置され、一方の面50aが、一方の面50aに設けられた第1中継端子51を介してICチップ20に取り付けられている。
中継基板50の一方の面50aに沿った(略平行な)他方の面50bには、第1中継端子51と導通接続された第2中継端子52が設けられている。また、中継基板50の一方の面50aには、外周近傍に外部接続端子53が設けられている。
第2中継端子52は、後述する振動ジャイロ素子30の接続電極39と、金(Au)、アルミニウム(Al)、ハンダボールなどの、他方の面50b側に突出した突起電極としての金属バンプ57を介して接続されている。
これにより、センサーモジュール1は、接続電極39と接続された金属バンプ57が突起電極となっていることから、振動ジャイロ素子30と中継基板50との間に十分な隙間が設けられている。
外部接続端子53は、第1中継端子51及び第2中継端子52の少なくとも一部と導通接続されており、パッケージなどの外部部材と接続される。
これにより、センサーモジュール1は、接続電極39と接続された金属バンプ57が突起電極となっていることから、振動ジャイロ素子30と中継基板50との間に十分な隙間が設けられている。
外部接続端子53は、第1中継端子51及び第2中継端子52の少なくとも一部と導通接続されており、パッケージなどの外部部材と接続される。
中継基板50の第1中継端子51、第2中継端子52、外部接続端子53は、銅(Cu)、金(Au)、銀(Ag)、チタン(Ti)、タングステン(W)、チタンタングステン(TiW)、窒化チタン(TiN)、ニッケル(Ni)、ニッケルバナジウム(NiV)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、パラジウム(Pd)などによって形成されている。
なお、図1、図2では、中継基板50の外部接続端子53部分の幅が、他の部分と同じ幅に形成されているが、外部接続端子53間のピッチを広くするために、他の部分の幅より広くなるように形成されてもよく、中継基板50の小型化を図るために、他の部分の幅より狭くなるように形成されてもよい。
図4に示すように、振動ジャイロ素子30は、圧電材料である水晶を基材(主要部分を構成する材料)として形成されている。水晶は、電気軸と呼ばれるX軸、機械軸と呼ばれるY軸及び光学軸と呼ばれるZ軸を有している。
そして、振動ジャイロ素子30は、水晶結晶軸において直交するX軸及びY軸で規定される平面に沿って切り出されて平板状に加工され、平面と直交するZ軸方向に所定の厚みを有している。なお、所定の厚みは、発振周波数(共振周波数)、外形サイズ、加工性などにより適宜設定される。
そして、振動ジャイロ素子30は、水晶結晶軸において直交するX軸及びY軸で規定される平面に沿って切り出されて平板状に加工され、平面と直交するZ軸方向に所定の厚みを有している。なお、所定の厚みは、発振周波数(共振周波数)、外形サイズ、加工性などにより適宜設定される。
また、振動ジャイロ素子30を成す平板は、水晶からの切り出し角度の誤差を、X軸、Y軸及びZ軸の各々につき多少の範囲で許容できる。例えば、X軸を中心に0度から7度の範囲で回転して切り出したものを使用することができる。Y軸及びZ軸についても同様である。
振動ジャイロ素子30は、フォトリソグラフィー技術を用いたエッチング(ウエットエッチングまたはドライエッチング)により形成されている。なお、振動ジャイロ素子30は、1枚の水晶ウエハーから複数個取りすることが可能である。
振動ジャイロ素子30は、フォトリソグラフィー技術を用いたエッチング(ウエットエッチングまたはドライエッチング)により形成されている。なお、振動ジャイロ素子30は、1枚の水晶ウエハーから複数個取りすることが可能である。
振動ジャイロ素子30は、ダブルT型と呼ばれる構成となっている。
振動ジャイロ素子30は、中心部分に位置する基部31と、基部31からY軸に沿って延伸された振動部としての1対の検出用振動腕32a,32bと、検出用振動腕32a,32bと直交するように、基部31からX軸に沿って延伸された1対の連結腕33a,33bと、検出用振動腕32a,32bと略平行になるように、各連結腕33a,33bの先端側からY軸に沿って延伸された振動部としての各1対の駆動用振動腕34a,34b,35a,35bとを備えている。
振動ジャイロ素子30は、中心部分に位置する基部31と、基部31からY軸に沿って延伸された振動部としての1対の検出用振動腕32a,32bと、検出用振動腕32a,32bと直交するように、基部31からX軸に沿って延伸された1対の連結腕33a,33bと、検出用振動腕32a,32bと略平行になるように、各連結腕33a,33bの先端側からY軸に沿って延伸された振動部としての各1対の駆動用振動腕34a,34b,35a,35bとを備えている。
また、振動ジャイロ素子30は、基部31から各振動腕間を通って延伸された支持腕36a,36b,37a,37bと、同方向に延伸された支持腕36a,37aの先端部に跨って設けられた支持部38aと、同方向に延伸された支持腕36b,37bの先端部に跨って設けられた支持部38bとを備えている。
支持部38a,38bは、1対の連結腕33a,33bに沿って各振動腕の先端越しに延在している。
支持部38a,38bは、1対の連結腕33a,33bに沿って各振動腕の先端越しに延在している。
また、振動ジャイロ素子30は、検出用振動腕32a,32bに、図示しない検出電極が形成され、駆動用振動腕34a,34b,35a,35bに、図示しない駆動電極が形成されている。
振動ジャイロ素子30は、検出用振動腕32a,32bで、角速度を検出する検出振動系を構成し、連結腕33a,33bと駆動用振動腕34a,34b,35a,35bとで、振動ジャイロ素子30を駆動する駆動振動系を構成している。
振動ジャイロ素子30は、検出用振動腕32a,32bで、角速度を検出する検出振動系を構成し、連結腕33a,33bと駆動用振動腕34a,34b,35a,35bとで、振動ジャイロ素子30を駆動する駆動振動系を構成している。
また、検出用振動腕32a,32bのそれぞれの先端部には、重り部32c,32dが形成され、駆動用振動腕34a,34b,35a,35bのそれぞれの先端部には、重り部34c,34d,35c,35dが形成されている。
これにより、振動ジャイロ素子30は、小型化および角速度の検出感度の向上が図られている。
これにより、振動ジャイロ素子30は、小型化および角速度の検出感度の向上が図られている。
振動ジャイロ素子30は、平面視において、中継基板50と重なるように中継基板50の他方の面50b側に配置されている(図1参照)。
なお、振動ジャイロ素子30は、基部31、各振動腕、各支持部を含む平板の表裏面を主面とする。本実施形態では、外部(中継基板50)と電気的に接続される面を一方の主面30aといい、一方の主面30aと対向する面(反対側の面)を他方の主面30bという。
なお、振動ジャイロ素子30は、基部31、各振動腕、各支持部を含む平板の表裏面を主面とする。本実施形態では、外部(中継基板50)と電気的に接続される面を一方の主面30aといい、一方の主面30aと対向する面(反対側の面)を他方の主面30bという。
振動ジャイロ素子30の支持部38a,38bの一方の主面30aには、上記各検出電極、各駆動電極から引き出された接続電極39が設けられている。
振動ジャイロ素子30は、一方の主面30a(他方の主面30b)が、支持部材10の各支持面11,12,13に沿う(略平行になる)ようにして、各接続電極39が中継基板50の各第2中継端子52に取り付けられている(電気的及び機械的に接続されている)。
換言すれば、振動ジャイロ素子30は、一方の主面30a(他方の主面30b)が、中継基板50の一方の面50aまたは他方の面50bに沿うようにして、各接続電極39が中継基板50の各第2中継端子52に取り付けられている(電気的及び機械的に接続されている)。
振動ジャイロ素子30は、一方の主面30a(他方の主面30b)が、支持部材10の各支持面11,12,13に沿う(略平行になる)ようにして、各接続電極39が中継基板50の各第2中継端子52に取り付けられている(電気的及び機械的に接続されている)。
換言すれば、振動ジャイロ素子30は、一方の主面30a(他方の主面30b)が、中継基板50の一方の面50aまたは他方の面50bに沿うようにして、各接続電極39が中継基板50の各第2中継端子52に取り付けられている(電気的及び機械的に接続されている)。
この構成により、振動ジャイロ素子30は、各接続電極39が金属バンプ57、中継基板50の各第2中継端子52及び各第1中継端子51、金属バンプ56を介して、ICチップ20の接続端子22に接続されている。
これにより、ICチップ20に形成された集積回路は、振動ジャイロ素子30と電気的に接続されている。
これにより、ICチップ20に形成された集積回路は、振動ジャイロ素子30と電気的に接続されている。
ここで、センサーモジュール1の振動ジャイロ素子30の動作について説明する。
図5及び図6は、振動ジャイロ素子の動作を説明する模式平面図である。図5は駆動振動状態を示し、図6(a)、図6(b)は、角速度が加わった状態における検出振動状態を示している。
なお、図5及び図6において、振動状態を簡易に表現するために、各振動腕は線で表し、各支持腕、各支持部は省略してある。
図5及び図6は、振動ジャイロ素子の動作を説明する模式平面図である。図5は駆動振動状態を示し、図6(a)、図6(b)は、角速度が加わった状態における検出振動状態を示している。
なお、図5及び図6において、振動状態を簡易に表現するために、各振動腕は線で表し、各支持腕、各支持部は省略してある。
図5において、振動ジャイロ素子30の駆動振動状態を説明する。
まず、ICチップ20の集積回路(駆動回路)から駆動信号が印加されることにより、振動ジャイロ素子30は角速度が加わらない状態において、駆動用振動腕34a,34b,35a,35bが矢印Eで示す方向に屈曲振動を行う。この屈曲振動は、実線で示す振動姿態と2点鎖線で示す振動姿態とを所定の周波数で繰り返している。
まず、ICチップ20の集積回路(駆動回路)から駆動信号が印加されることにより、振動ジャイロ素子30は角速度が加わらない状態において、駆動用振動腕34a,34b,35a,35bが矢印Eで示す方向に屈曲振動を行う。この屈曲振動は、実線で示す振動姿態と2点鎖線で示す振動姿態とを所定の周波数で繰り返している。
次に、この駆動振動を行っている状態で、振動ジャイロ素子30にZ軸回りの角速度ωが加わると、振動ジャイロ素子30は、図6に示すような振動を行う。
まず、図6(a)に示すように、駆動振動系を構成する駆動用振動腕34a,34b,35a,35b及び連結腕33a,33bには、矢印F方向のコリオリ力が働く。また同時に、検出用振動腕32a,32bは、矢印F方向のコリオリ力に呼応して、矢印H方向に変形する。
まず、図6(a)に示すように、駆動振動系を構成する駆動用振動腕34a,34b,35a,35b及び連結腕33a,33bには、矢印F方向のコリオリ力が働く。また同時に、検出用振動腕32a,32bは、矢印F方向のコリオリ力に呼応して、矢印H方向に変形する。
その後、図6(b)に示すように、駆動用振動腕34a,34b,35a,35b及び連結腕33a,33bには、矢印F’方向に戻る力が働く。また同時に、検出用振動腕32a,32bは、矢印F’方向の力に呼応して、矢印H’方向に変形する。
振動ジャイロ素子30は、この一連の動作を交互に繰り返して新たな振動が励起される。
なお、矢印F,F’方向の振動は、重心Gに対して周方向の振動である。そして、振動ジャイロ素子30は、検出用振動腕32a,32bに形成された検出電極が、振動により発生した水晶の歪を検出することでZ軸回りの角速度ωが求められる。
振動ジャイロ素子30は、この一連の動作を交互に繰り返して新たな振動が励起される。
なお、矢印F,F’方向の振動は、重心Gに対して周方向の振動である。そして、振動ジャイロ素子30は、検出用振動腕32a,32bに形成された検出電極が、振動により発生した水晶の歪を検出することでZ軸回りの角速度ωが求められる。
本実施形態では、ICチップ20に、中継基板50を介して振動ジャイロ素子30が取り付けられ、ICチップ20と振動ジャイロ素子30とが中継基板50を介して電気的に接続されたものを便宜的にセンサーユニットという。
換言すれば、センサーユニットとは、中継基板50を介して振動ジャイロ素子30が取り付けられたICチップ20を具備してなるものである。
そして、支持部材10の支持面11に取り付けられたセンサーユニットをセンサーユニット101と表記し、支持面12に取り付けられたセンサーユニットをセンサーユニット102と表記し、支持面13に取り付けられたセンサーユニットをセンサーユニット103と表記する。
換言すれば、センサーユニットとは、中継基板50を介して振動ジャイロ素子30が取り付けられたICチップ20を具備してなるものである。
そして、支持部材10の支持面11に取り付けられたセンサーユニットをセンサーユニット101と表記し、支持面12に取り付けられたセンサーユニットをセンサーユニット102と表記し、支持面13に取り付けられたセンサーユニットをセンサーユニット103と表記する。
図1、図2に戻って、X’軸、Y’軸及びZ’軸は、互いに直交する軸である。そして、支持部材10の支持面11は、Z’軸に直交し、支持面12は、X’軸に直交し、支持面13は、Y’軸に直交している。
これにより、支持面11に取り付けられたセンサーユニット101は、振動ジャイロ素子30の一方の主面30a(他方の主面30b)がZ’軸に直交することから、Z’軸に対する角速度を検出することができる。
同様に、支持面12に取り付けられたセンサーユニット102は、振動ジャイロ素子30の一方の主面30a(他方の主面30b)がX’軸に直交することから、X’軸に対する角速度を検出することができる。
また、同様に、支持面13に取り付けられたセンサーユニット103は、振動ジャイロ素子30の一方の主面30a(他方の主面30b)がY’軸に直交することから、Y’軸に対する角速度を検出することができる。
したがって、センサーユニット101,102,103を備えたセンサーモジュール1は、互いに直交するX’軸、Y’軸及びZ’軸の3軸に対する角速度を検出することができる。
これにより、支持面11に取り付けられたセンサーユニット101は、振動ジャイロ素子30の一方の主面30a(他方の主面30b)がZ’軸に直交することから、Z’軸に対する角速度を検出することができる。
同様に、支持面12に取り付けられたセンサーユニット102は、振動ジャイロ素子30の一方の主面30a(他方の主面30b)がX’軸に直交することから、X’軸に対する角速度を検出することができる。
また、同様に、支持面13に取り付けられたセンサーユニット103は、振動ジャイロ素子30の一方の主面30a(他方の主面30b)がY’軸に直交することから、Y’軸に対する角速度を検出することができる。
したがって、センサーユニット101,102,103を備えたセンサーモジュール1は、互いに直交するX’軸、Y’軸及びZ’軸の3軸に対する角速度を検出することができる。
上述したように、第1実施形態のセンサーモジュール1は、支持部材10の互いに直交する3つの支持面11,12,13にICチップ20がそれぞれ取り付けられ、各ICチップ20に中継基板50が取り付けられ、中継基板50に振動ジャイロ素子30が取り付けられている。
この際、センサーモジュール1は、振動ジャイロ素子30の一方の主面30a(他方の主面30b)が、支持部材10の支持面11,12,13に沿うように取り付けられていることから、センサーユニット101,102,103の振動ジャイロ素子30の一方の主面30a(他方の主面30b)が、互いに直交するX’軸、Y’軸及びZ’軸に直交することとなる。
この際、センサーモジュール1は、振動ジャイロ素子30の一方の主面30a(他方の主面30b)が、支持部材10の支持面11,12,13に沿うように取り付けられていることから、センサーユニット101,102,103の振動ジャイロ素子30の一方の主面30a(他方の主面30b)が、互いに直交するX’軸、Y’軸及びZ’軸に直交することとなる。
このことから、センサーモジュール1は、例えば、1つのパッケージの内部に収納されることで、3軸に対応したセンサーデバイス(ジャイロセンサー)を提供できる。
したがって、センサーモジュール1は、3軸に対応したセンサーデバイスの実装スペースを、従来の1軸に対応したセンサーデバイスを3個用いていた構成と比較して、相当程度狭くできることから、対象機器の更なる小型化を図ることが可能となる。
したがって、センサーモジュール1は、3軸に対応したセンサーデバイスの実装スペースを、従来の1軸に対応したセンサーデバイスを3個用いていた構成と比較して、相当程度狭くできることから、対象機器の更なる小型化を図ることが可能となる。
また、センサーモジュール1は、3軸に対応したセンサーデバイスを1つのパッケージで提供できることから、従来の1軸に対応したセンサーデバイスを3個用いていた構成と比較して、パッケージに関わるコストを低減できる。
また、センサーモジュール1は、3軸に対応したセンサーデバイスを1つのパッケージで提供できることから、従来の1軸に対応したセンサーデバイスを複数用い、パッケージの取り付け姿勢を本来の取り付け姿勢と変えることで3軸に対応していた構成と比較して、耐衝撃性を向上させることが可能となる。
また、センサーモジュール1は、支持部材10の互いに直交する3つの支持面11,12,13に、一方の主面30a(他方の主面30b)が沿うようにして振動ジャイロ素子30が、中継基板50に取り付けられている。
これにより、センサーモジュール1は、センシング軸(X’軸、Y’軸、Z’軸)の直交度が支持部材10の加工精度(角度θ1,θ2,θ3の精度)で決まることから、従来のような、センシング軸の直交度が、対象機器における各センサーデバイスの実装精度(パッケージの取り付け角度の精度)に依存することを解消できる。
これにより、センサーモジュール1は、センシング軸(X’軸、Y’軸、Z’軸)の直交度が支持部材10の加工精度(角度θ1,θ2,θ3の精度)で決まることから、従来のような、センシング軸の直交度が、対象機器における各センサーデバイスの実装精度(パッケージの取り付け角度の精度)に依存することを解消できる。
また、センサーモジュール1は、ICチップ20と振動ジャイロ素子30とが中継基板50を介して接続されていることから、ICチップ20と振動ジャイロ素子30とが直接接続されている場合と比較して、ICチップ20に対する制約を低減できる。
例えば、センサーモジュール1は、振動ジャイロ素子30の接続電極39の位置とICチップ20の接続端子22の位置とを合わせる必要がないことから、本来の端子位置と異なる位置に接続端子22を形成するための新たな配線層や絶縁層を、ICチップ20に設けることが不要となる。
また、例えば、センサーモジュール1は、ICチップ20の平面サイズを振動ジャイロ素子30の平面サイズ(接続電極39の配置)に関係なく設定することができる。
より具体的には、センサーモジュール1は、ICチップ20の平面サイズを振動ジャイロ素子30の平面サイズより小さくすることができる。
これらのことから、センサーモジュール1は、ICチップ20の効率的な設計、製造が可能となる。
例えば、センサーモジュール1は、振動ジャイロ素子30の接続電極39の位置とICチップ20の接続端子22の位置とを合わせる必要がないことから、本来の端子位置と異なる位置に接続端子22を形成するための新たな配線層や絶縁層を、ICチップ20に設けることが不要となる。
また、例えば、センサーモジュール1は、ICチップ20の平面サイズを振動ジャイロ素子30の平面サイズ(接続電極39の配置)に関係なく設定することができる。
より具体的には、センサーモジュール1は、ICチップ20の平面サイズを振動ジャイロ素子30の平面サイズより小さくすることができる。
これらのことから、センサーモジュール1は、ICチップ20の効率的な設計、製造が可能となる。
また、センサーモジュール1は、中継基板50が可撓性を有することから、中継基板50の取り付け姿勢に関わらず、中継基板50を折り曲げて水平状態にすることが可能となる。
このことから、センサーモジュール1は、中継基板50の水平状態の部分を介して、例えば、パッケージなどの外部部材への取り付け、ICチップ20及び振動ジャイロ素子30の特性検査などを容易に行うことができる。
この結果、センサーモジュール1は、センサーモジュール1を備えたセンサーデバイスを含めて、生産性を向上させることができる。
加えて、センサーモジュール1は、後述する第2実施形態のようなフレキシブル配線基板が不要となることから、製造コストを低減できる。
このことから、センサーモジュール1は、中継基板50の水平状態の部分を介して、例えば、パッケージなどの外部部材への取り付け、ICチップ20及び振動ジャイロ素子30の特性検査などを容易に行うことができる。
この結果、センサーモジュール1は、センサーモジュール1を備えたセンサーデバイスを含めて、生産性を向上させることができる。
加えて、センサーモジュール1は、後述する第2実施形態のようなフレキシブル配線基板が不要となることから、製造コストを低減できる。
また、センサーモジュール1は、中継基板50が他方の面50b側に突出した突起電極としての金属バンプ57を有していることから、振動ジャイロ素子30と中継基板50との間に十分な隙間を設けることが可能となり、振動ジャイロ素子30と中継基板50との接触を確実に回避することができる。
これにより、センサーモジュール1は、振動ジャイロ素子30の安定的な駆動を行うことが可能となる。
これにより、センサーモジュール1は、振動ジャイロ素子30の安定的な駆動を行うことが可能となる。
また、センサーモジュール1は、支持部材10の支持面12と支持面13とが、隣り合う支持面であって、支持面12に直交する直線と支持面13に直交する直線とが、互いに遠ざかるように延びる側にある。
これにより、センサーモジュール1は、支持面12,13が互いに接近しても、支持面12,13に取り付けられているICチップ20、振動ジャイロ素子30、中継基板50が互いに干渉することを回避できる。
したがって、センサーモジュール1は、各構成要素をより接近させて配置できることから、さらなる小型化を図ることができる。
これにより、センサーモジュール1は、支持面12,13が互いに接近しても、支持面12,13に取り付けられているICチップ20、振動ジャイロ素子30、中継基板50が互いに干渉することを回避できる。
したがって、センサーモジュール1は、各構成要素をより接近させて配置できることから、さらなる小型化を図ることができる。
加えて、センサーモジュール1は、支持面12の反対面(裏面)と支持面13の反対面(裏面)とに、センサーユニット102,103を取り付けた場合と比較して、中継基板50の引き回しが単純となることから、中継基板50をパッケージなどの外部部材へ容易に取り付けることができる。
なお、センサーモジュール1は、図7の要部拡大断面図に示すように、支持部材10の各支持面11,12,13に凹部15が設けられていてもよい。
これによれば、センサーモジュール1は、ICチップ20を凹部15に配置することで、ICチップ20を各支持面11,12,13の所定の位置に精度よく取り付けることができる。
なお、凹部15は、各支持面11,12,13の法線視において、ICチップ20の全周を取り囲む形状が好ましいが、ICチップ20の一辺側が囲まれていない形状であってもよい。
なお、この構成は、以降の実施形態にも適用可能である。
これによれば、センサーモジュール1は、ICチップ20を凹部15に配置することで、ICチップ20を各支持面11,12,13の所定の位置に精度よく取り付けることができる。
なお、凹部15は、各支持面11,12,13の法線視において、ICチップ20の全周を取り囲む形状が好ましいが、ICチップ20の一辺側が囲まれていない形状であってもよい。
なお、この構成は、以降の実施形態にも適用可能である。
なお、センサーモジュール1は、パッケージ(外部部材)への接合面(反対面14)と直交する支持面12に、センサーユニット102が取り付けられ、センサーユニット101,103が削除された構成とすることもできる。または、センサーモジュール1は、支持面13に、センサーユニット103が取り付けられ、センサーユニット101,102が削除された構成とすることもできる。
これらにより、センサーモジュール1は、センサー素子の主面をパッケージの底面に対して直交した姿勢で実装する1軸に対応したセンサーデバイスにおける、センサー素子の新たな実装構造を提供できる。
これらにより、センサーモジュール1は、センサー素子の主面をパッケージの底面に対して直交した姿勢で実装する1軸に対応したセンサーデバイスにおける、センサー素子の新たな実装構造を提供できる。
なお、センサーモジュール1は、センサーユニット101,102,103のいずれかを削除して、互いに直交する2軸に対する角速度を検出する構成としてもよい。なお、この場合には、支持部材10の形状をL型アングル形状としてもよい。
また、センサーモジュール1は、支持部材10を平板の曲げ加工品ではなく、直方体または立方体としてもよい。
また、センサーモジュール1は、支持部材10を平板の曲げ加工品ではなく、直方体または立方体としてもよい。
なお、センサーモジュール1は、振動ジャイロ素子30の接続電極39を基部31の一方の主面30aに設けることにより、振動ジャイロ素子30の支持腕36a,36b,37a,37b及び支持部38a,38bを削除した構成としてもよい。
これによれば、センサーモジュール1は、振動ジャイロ素子30の平面サイズを小型化できる。
これによれば、センサーモジュール1は、振動ジャイロ素子30の平面サイズを小型化できる。
また、センサーモジュール1は、センサー素子の特性によっては各支持面11,12,13が互いに直交せずに、角度θ1,θ2,θ3が鋭角または鈍角になる構成となってもよい。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態のセンサーモジュールについて説明する。
図8は、第2実施形態のセンサーモジュールの概略構成を示す模式図である。図8(a)は、平面図であり、図8(b)は、図8(a)の矢印J方向から見た側面図である。
なお、第1実施形態との共通部分には、同一符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
以下、第2実施形態のセンサーモジュールについて説明する。
図8は、第2実施形態のセンサーモジュールの概略構成を示す模式図である。図8(a)は、平面図であり、図8(b)は、図8(a)の矢印J方向から見た側面図である。
なお、第1実施形態との共通部分には、同一符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図8に示すように、センサーモジュール2は、中継基板150にセラミック、ガラス、水晶、ガラス繊維入り樹脂などの剛性の高い材料が用いられ、中継基板150の外部接続端子153に、フレキシブル配線基板40が取り付けられている。
これにより、各センサーユニット201,202,203は、ICチップ20、中継基板150、振動ジャイロ素子30、フレキシブル配線基板40を備えた構成となる。
これにより、各センサーユニット201,202,203は、ICチップ20、中継基板150、振動ジャイロ素子30、フレキシブル配線基板40を備えた構成となる。
また、センサーモジュール2は、ICチップ20の非能動面29が絶縁性接着剤158により絶縁された状態で中継基板150の一方の面150aに取り付けられている。
そして、センサーモジュール2は、ICチップ20の能動面21側が支持部材10の各支持面11,12,13に、絶縁性接着剤55により絶縁された状態で取り付けられている。
ICチップ20の接続端子22は、中継基板150の一方の面150aに設けられた第1中継端子151に金(Au)、アルミニウム(Al)などの金属ワイヤー156で、ワイヤーボンディング法により接続されている。
なお、支持部材10の形状は、上記金属ワイヤー156と干渉しないような形状となっている。特に、支持面11には、支持面13寄りの、平面視において金属ワイヤー156と重なる部分に金属ワイヤー156との干渉を避けるための溝部16が形成されている。
そして、センサーモジュール2は、ICチップ20の能動面21側が支持部材10の各支持面11,12,13に、絶縁性接着剤55により絶縁された状態で取り付けられている。
ICチップ20の接続端子22は、中継基板150の一方の面150aに設けられた第1中継端子151に金(Au)、アルミニウム(Al)などの金属ワイヤー156で、ワイヤーボンディング法により接続されている。
なお、支持部材10の形状は、上記金属ワイヤー156と干渉しないような形状となっている。特に、支持面11には、支持面13寄りの、平面視において金属ワイヤー156と重なる部分に金属ワイヤー156との干渉を避けるための溝部16が形成されている。
中継基板150の一方の面150aに沿った(略平行な)他方の面150bには、第1中継端子151と導通可能な第2中継端子152が設けられている。また、他方の面150bには、外周近傍に外部接続端子153が設けられている。
第2中継端子152は、振動ジャイロ素子30の接続電極39と、金属バンプ57を介して接続されている。
また、外部接続端子153は、第1中継端子151及び第2中継端子152の少なくとも一部と導通接続され、フレキシブル配線基板40へ、導電性接着剤、異方性導電膜、ハンダなどの導電性を有する接合部材159を介して取り付けられている。
第2中継端子152は、振動ジャイロ素子30の接続電極39と、金属バンプ57を介して接続されている。
また、外部接続端子153は、第1中継端子151及び第2中継端子152の少なくとも一部と導通接続され、フレキシブル配線基板40へ、導電性接着剤、異方性導電膜、ハンダなどの導電性を有する接合部材159を介して取り付けられている。
なお、中継基板150の第1中継端子151、第2中継端子152、外部接続端子153は、銅(Cu)、金(Au)、銀(Ag)、チタン(Ti)、タングステン(W)、チタンタングステン(TiW)、窒化チタン(TiN)、ニッケル(Ni)、ニッケルバナジウム(NiV)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、パラジウム(Pd)などによって形成されている。
フレキシブル配線基板40は、例えば、ポリイミドなどの可撓性を有する樹脂を主体としたベース層41と、ベース層41に接合され、所望の形状にパターニングされた銅箔を主体とした配線パターン層42と、を備えた積層構造となっている。
フレキシブル配線基板40は、一方の端部44の配線パターン層42が、中継基板150の外部接続端子153に接合部材159を介して取り付けられている(接合されている)。
フレキシブル配線基板40は、一方の端部44の配線パターン層42が、中継基板150の外部接続端子153に接合部材159を介して取り付けられている(接合されている)。
なお、フレキシブル配線基板40は、可撓性を有することから、可撓性の程度に応じて自在に折り曲げることが可能である。
これにより、フレキシブル配線基板40は、途中から折り曲げることによって、反対面14を載置面にして支持部材10が載置されたステージ60(外部部材)に沿わせることができる。
なお、フレキシブル配線基板40は、配線パターン層42の配線パターン間のピッチが中継基板150(一方の端部44)側より、他方の端部45側の方が広くなるように形成されてもよい。
これにより、フレキシブル配線基板40は、途中から折り曲げることによって、反対面14を載置面にして支持部材10が載置されたステージ60(外部部材)に沿わせることができる。
なお、フレキシブル配線基板40は、配線パターン層42の配線パターン間のピッチが中継基板150(一方の端部44)側より、他方の端部45側の方が広くなるように形成されてもよい。
上述したように、第2実施形態のセンサーモジュール2は、中継基板150が外部接続端子153を有し、外部接続端子153には、フレキシブル配線基板40が取り付けられている。
このことから、センサーモジュール2は、中継基板150の取り付け姿勢に関わらず、フレキシブル配線基板40を折り曲げて水平状態にすることが可能となる。
このことから、センサーモジュール2は、フレキシブル配線基板40の水平状態の部分を介して、例えば、パッケージなどの外部部材への取り付け、ICチップ20及び振動ジャイロ素子30の特性検査などを容易に行うことができる。
この結果、センサーモジュール2は、センサーモジュール2を備えたセンサーデバイスを含めて、生産性を向上させることができる。
このことから、センサーモジュール2は、中継基板150の取り付け姿勢に関わらず、フレキシブル配線基板40を折り曲げて水平状態にすることが可能となる。
このことから、センサーモジュール2は、フレキシブル配線基板40の水平状態の部分を介して、例えば、パッケージなどの外部部材への取り付け、ICチップ20及び振動ジャイロ素子30の特性検査などを容易に行うことができる。
この結果、センサーモジュール2は、センサーモジュール2を備えたセンサーデバイスを含めて、生産性を向上させることができる。
また、センサーモジュール2は、フレキシブル配線基板40の配線パターン層42の配線パターン間のピッチを、中継基板150(一方の端部44)側より、他方の端部45側の方が広くなるように形成することもできる。
この場合、センサーモジュール2は、例えば、パッケージなどの外部部材への取り付け、ICチップ20及び振動ジャイロ素子30の特性検査などを、さらに容易に行うことができる。
この結果、センサーモジュール2は、センサーモジュール2を備えたセンサーデバイスを含めて、さらに生産性を向上させることができる。
この場合、センサーモジュール2は、例えば、パッケージなどの外部部材への取り付け、ICチップ20及び振動ジャイロ素子30の特性検査などを、さらに容易に行うことができる。
この結果、センサーモジュール2は、センサーモジュール2を備えたセンサーデバイスを含めて、さらに生産性を向上させることができる。
また、センサーモジュール2は、中継基板150に可撓性が不要なことから、第1実施形態と比較して、中継基板150の剛性を向上させることができる。
これにより、センサーモジュール2は、中継基板150の変形を抑制することができることから、振動ジャイロ素子30のより安定的な駆動を実現できる。
これにより、センサーモジュール2は、中継基板150の変形を抑制することができることから、振動ジャイロ素子30のより安定的な駆動を実現できる。
なお、第1実施形態の構成と第2実施形態の構成とは、組み合わせて適用することができる。例えば、第1実施形態のICチップ20の実装を、第2実施形態のワイヤーボンディング法で行ってもよく、第2実施形態のICチップ20の実装を、第1実施形態のフリップチップ実装法で行ってもよい。
(第3実施形態)
以下、上記第1実施形態または第2実施形態のセンサーモジュールを備えたセンサーデバイスについて説明する。
以下、上記第1実施形態または第2実施形態のセンサーモジュールを備えたセンサーデバイスについて説明する。
図9は、第3実施形態のセンサーデバイスとしてのジャイロセンサーの概略構成を示す模式図である。図9(a)は、リッド(蓋)側から俯瞰した平面図であり、図9(b)は、図9(a)のK−K線での断面図である。なお、平面図では、便宜的にリッドを省略し、リッドの内壁形状を2点鎖線で示してある。
本実施形態では、一例として上記第1実施形態のセンサーモジュール1を備えたジャイロセンサーについて説明する。
なお、上記第1実施形態との共通部分については、同一符号を付して説明を省略し、上記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
本実施形態では、一例として上記第1実施形態のセンサーモジュール1を備えたジャイロセンサーについて説明する。
なお、上記第1実施形態との共通部分については、同一符号を付して説明を省略し、上記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図9に示すように、ジャイロセンサー5は、センサーモジュール1と、センサーモジュール1を収納するパッケージ90と、を有し、センサーモジュール1がパッケージ90の内部に配置され収納されている。
パッケージ90は、矩形平板状のパッケージベース91と、凹部92を有しパッケージベース91を覆うリッド93などから構成されている。
パッケージベース91には、セラミックグリーンシートを成形して焼成した酸化アルミニウム質焼結体、水晶、ガラスなどが用いられている。
リッド93には、パッケージベース91と同材料、または、コバール、42アロイ、ステンレス鋼などの金属が用いられている。
パッケージベース91には、セラミックグリーンシートを成形して焼成した酸化アルミニウム質焼結体、水晶、ガラスなどが用いられている。
リッド93には、パッケージベース91と同材料、または、コバール、42アロイ、ステンレス鋼などの金属が用いられている。
パッケージベース91の上面94(リッド93に覆われる面)には、センサーモジュール1の各センサーユニット101,102,103の中継基板50の外部接続端子53に対応した位置に内部端子95,96,97が設けられている。
パッケージベース91の下面98(パッケージ90の底面であって、上面94に沿っている)には、外部機器(外部部材)などに実装される際に用いられる複数の外部端子99が形成されている。
内部端子95,96,97は、図示しない内部配線により、外部端子99に接続されている。
内部端子95,96,97及び外部端子99は、例えば、タングステン(W)などのメタライズ層にニッケル(Ni)、金(Au)などの各被膜をメッキなどにより積層した金属被膜からなる。
パッケージベース91の下面98(パッケージ90の底面であって、上面94に沿っている)には、外部機器(外部部材)などに実装される際に用いられる複数の外部端子99が形成されている。
内部端子95,96,97は、図示しない内部配線により、外部端子99に接続されている。
内部端子95,96,97及び外部端子99は、例えば、タングステン(W)などのメタライズ層にニッケル(Ni)、金(Au)などの各被膜をメッキなどにより積層した金属被膜からなる。
なお、パッケージは、凹部を有したパッケージベースと、パッケージベースを覆う平板状のリッドなどから構成されていてもよい。また、パッケージは、パッケージベース及びリッドの両方に凹部を有していてもよい。
センサーモジュール1は、パッケージベース91の上面94に載置され、支持面11の反対面14(裏面)が接着剤などの接合部材61により上面94に取り付けられている。
そして、センサーモジュール1は、センサーユニット101の中継基板50の外部接続端子53が、導電性接着剤、異方性導電膜、ハンダなどの導電性を有する接合部材62によりパッケージベース91の内部端子95に取り付けられている。
同様に、センサーモジュール1は、センサーユニット102の中継基板50の外部接続端子53が、接合部材62によりパッケージベース91の内部端子96に取り付けられている。
また、同様に、センサーモジュール1は、センサーユニット103の中継基板50の外部接続端子53が、接合部材62によりパッケージベース91の内部端子97に取り付けられている。
これらにより、ジャイロセンサー5は、センサーモジュール1の各センサーユニット101,102,103と内部端子95,96,97と外部端子99とが、互いに電気的に接続されている。
そして、センサーモジュール1は、センサーユニット101の中継基板50の外部接続端子53が、導電性接着剤、異方性導電膜、ハンダなどの導電性を有する接合部材62によりパッケージベース91の内部端子95に取り付けられている。
同様に、センサーモジュール1は、センサーユニット102の中継基板50の外部接続端子53が、接合部材62によりパッケージベース91の内部端子96に取り付けられている。
また、同様に、センサーモジュール1は、センサーユニット103の中継基板50の外部接続端子53が、接合部材62によりパッケージベース91の内部端子97に取り付けられている。
これらにより、ジャイロセンサー5は、センサーモジュール1の各センサーユニット101,102,103と内部端子95,96,97と外部端子99とが、互いに電気的に接続されている。
ジャイロセンサー5は、パッケージベース91の上面94にセンサーモジュール1が上記のように取り付けられた状態で、パッケージベース91がリッド93により覆われ、パッケージベース91にリッド93が、シームリング、低融点ガラス、接着剤などの接合部材63により取り付けられることによって、パッケージ90の内部が気密に封止されている。
なお、パッケージ90の内部は、各センサーユニットの振動ジャイロ素子30の振動が阻害されないように、真空状態(真空度が高い状態)に保持されていることが好ましい。
なお、パッケージ90の内部は、各センサーユニットの振動ジャイロ素子30の振動が阻害されないように、真空状態(真空度が高い状態)に保持されていることが好ましい。
ジャイロセンサー5は、互いに直交するX’軸、Y’軸、Z’軸の3軸に対する角速度を検出するセンサーモジュール1をパッケージ90内に備えたことから、3軸に対応したジャイロセンサーとなっている。
このことから、ジャイロセンサー5は、例えば、撮像機器の手ぶれ補正や、GPS(Global Positioning System)衛星信号を用いた移動体ナビゲーションシステムにおける車両などの姿勢検出、姿勢制御などに用いられる。
このことから、ジャイロセンサー5は、例えば、撮像機器の手ぶれ補正や、GPS(Global Positioning System)衛星信号を用いた移動体ナビゲーションシステムにおける車両などの姿勢検出、姿勢制御などに用いられる。
ここで、ジャイロセンサー5の製造方法の一例について説明する。
図10は、ジャイロセンサーの製造工程を示すフローチャートであり、図11〜図16は、主要製造工程を説明する模式図である。
図10は、ジャイロセンサーの製造工程を示すフローチャートであり、図11〜図16は、主要製造工程を説明する模式図である。
図10に示すように、ジャイロセンサー5の製造方法は、支持部材準備工程S1と、ICチップ準備工程S2と、振動ジャイロ素子準備工程S3と、中継基板準備工程S4と、パッケージ準備工程S5と、ICチップ接合工程S6と、振動ジャイロ素子接合工程S7と、調整及び特性検査工程S8と、センサーユニット第1接合工程S9と、支持部材接合工程S10と、センサーユニット第2接合工程S11と、リッド接合工程S12と、を含んでいる。
[支持部材準備工程S1]
まず、図11に示すように、前述した互いに直交する3つの支持面11,12,13を有した支持部材10を用意する。
まず、図11に示すように、前述した互いに直交する3つの支持面11,12,13を有した支持部材10を用意する。
[ICチップ準備工程S2]
ついで、能動面21と能動面21に沿った非能動面29とを備え、能動面21側に接続端子22を有したICチップ20を用意する(図1参照)。
ついで、能動面21と能動面21に沿った非能動面29とを備え、能動面21側に接続端子22を有したICチップ20を用意する(図1参照)。
[振動ジャイロ素子準備工程S3]
ついで、図4に示す、基部31と、基部31から延伸された各振動腕(32aなど)と、各支持部38a,38bに設けられた接続電極39とを有した振動ジャイロ素子30を用意する。
ついで、図4に示す、基部31と、基部31から延伸された各振動腕(32aなど)と、各支持部38a,38bに設けられた接続電極39とを有した振動ジャイロ素子30を用意する。
[中継基板準備工程S4]
ついで、一方の面50aと、一方の面50aに沿った他方の面50bとを備え、一方の面50aに第1中継端子51、外部接続端子53が設けられ、他方の面50bに第2中継端子52が設けられた中継基板50を用意する(図1、図3参照)。
ついで、一方の面50aと、一方の面50aに沿った他方の面50bとを備え、一方の面50aに第1中継端子51、外部接続端子53が設けられ、他方の面50bに第2中継端子52が設けられた中継基板50を用意する(図1、図3参照)。
[パッケージ準備工程S5]
ついで、上記各構成要素を収納するパッケージ90(パッケージベース91、リッド93など)を用意する(図9参照)。
ついで、上記各構成要素を収納するパッケージ90(パッケージベース91、リッド93など)を用意する(図9参照)。
[ICチップ接合工程S6]
ついで、図12に示すように、中継基板50を、図示しないステージ(作業台)などに、他方の面50bを載置面にして載置する。
ついで、ICチップ20を、接続端子22が中継基板50の一方の面50aの第1中継端子51に対向するように中継基板50上に配置し、金属バンプ56を介してフリップチップ実装法により、ICチップ20の接続端子22を中継基板50の第1中継端子51へ取り付ける。これにより、ICチップ20の接続端子22と中継基板50とを接続する。
ついで、図12に示すように、中継基板50を、図示しないステージ(作業台)などに、他方の面50bを載置面にして載置する。
ついで、ICチップ20を、接続端子22が中継基板50の一方の面50aの第1中継端子51に対向するように中継基板50上に配置し、金属バンプ56を介してフリップチップ実装法により、ICチップ20の接続端子22を中継基板50の第1中継端子51へ取り付ける。これにより、ICチップ20の接続端子22と中継基板50とを接続する。
[振動ジャイロ素子接合工程S7]
ついで、図13に示すように、中継基板50を反転し、ICチップ20の逃げ部(凹部)を備えた案内板70などに、一方の面50aを載置面にして中継基板50を載置する。
ついで、中継基板50の他方の面50b上に振動ジャイロ素子30を配置し、振動ジャイロ素子30の一方の主面30a(他方の主面30b)が他方の面50bまたは一方の面50aに沿うように(略平行になるように)、振動ジャイロ素子30の接続電極39を中継基板50の第2中継端子52に金属バンプ57を介して取り付ける(接合する)(接合部分の詳細は図3参照)。
これにより、中継基板50を介して振動ジャイロ素子30の接続電極39とICチップ20の接続端子22とを接続する。
また、これにより、ICチップ20に中継基板50を介して振動ジャイロ素子30が取り付けられたセンサーユニット101,102,103が得られる。
なお、ICチップ20の平面サイズ、強度によっては、ICチップ20を平坦な案内板に載置した状態で作業してもよい。
ついで、図13に示すように、中継基板50を反転し、ICチップ20の逃げ部(凹部)を備えた案内板70などに、一方の面50aを載置面にして中継基板50を載置する。
ついで、中継基板50の他方の面50b上に振動ジャイロ素子30を配置し、振動ジャイロ素子30の一方の主面30a(他方の主面30b)が他方の面50bまたは一方の面50aに沿うように(略平行になるように)、振動ジャイロ素子30の接続電極39を中継基板50の第2中継端子52に金属バンプ57を介して取り付ける(接合する)(接合部分の詳細は図3参照)。
これにより、中継基板50を介して振動ジャイロ素子30の接続電極39とICチップ20の接続端子22とを接続する。
また、これにより、ICチップ20に中継基板50を介して振動ジャイロ素子30が取り付けられたセンサーユニット101,102,103が得られる。
なお、ICチップ20の平面サイズ、強度によっては、ICチップ20を平坦な案内板に載置した状態で作業してもよい。
[調整及び特性検査工程S8]
ついで、中継基板50を介して、振動ジャイロ素子30及びICチップ20の少なくとも一方の調整及び特性検査を行う。
具体的には、センサーユニット101,102,103を図示しない調整装置、特性検査装置にセットして、振動ジャイロ素子30の各振動腕の各重り部に設けられた金(Au)、銀(Ag)、クロム(Cr)などの金属被膜にレーザーを照射して一部を除去することによって各振動腕の質量のバランスをとるバランス調整(バランスチューニング)などの調整作業や、振動ジャイロ素子30及びICチップ20の少なくとも一方の各種特性検査を行う。
ついで、中継基板50を介して、振動ジャイロ素子30及びICチップ20の少なくとも一方の調整及び特性検査を行う。
具体的には、センサーユニット101,102,103を図示しない調整装置、特性検査装置にセットして、振動ジャイロ素子30の各振動腕の各重り部に設けられた金(Au)、銀(Ag)、クロム(Cr)などの金属被膜にレーザーを照射して一部を除去することによって各振動腕の質量のバランスをとるバランス調整(バランスチューニング)などの調整作業や、振動ジャイロ素子30及びICチップ20の少なくとも一方の各種特性検査を行う。
[センサーユニット第1接合工程S9]
ついで、図14に示すように、センサーユニット102,103を、支持部材10の支持面12,13に取り付ける(接合する)。
詳述すると、センサーユニット102,103のICチップ20の非能動面29側を、絶縁性接着剤55により支持部材10と絶縁された状態で、支持部材10における各支持面11,12,13のうち、パッケージ90の支持部材接合面としてのパッケージベース91の上面94に対して直交する支持面である支持面12,13に取り付ける。
つまり、センサーユニット102を支持面12に取り付け、センサーユニット103を支持面13に取り付ける。
この際、各振動ジャイロ素子30の一方の主面30a(他方の主面30b)は、各支持面12,13に沿った状態となっている。
ついで、図14に示すように、センサーユニット102,103を、支持部材10の支持面12,13に取り付ける(接合する)。
詳述すると、センサーユニット102,103のICチップ20の非能動面29側を、絶縁性接着剤55により支持部材10と絶縁された状態で、支持部材10における各支持面11,12,13のうち、パッケージ90の支持部材接合面としてのパッケージベース91の上面94に対して直交する支持面である支持面12,13に取り付ける。
つまり、センサーユニット102を支持面12に取り付け、センサーユニット103を支持面13に取り付ける。
この際、各振動ジャイロ素子30の一方の主面30a(他方の主面30b)は、各支持面12,13に沿った状態となっている。
[支持部材接合工程S10]
ついで、図15に示すように、パッケージベース91の上面94に沿った支持面11を図示しない吸着装置で吸着して、各センサーユニット102,103が取り付けられた支持部材10を搬送し、支持面11の反対面14をパッケージベース91の上面94に接合部材61を用いて取り付ける。
なお、接合部材61には、短絡を防止する観点から絶縁性を有した接着剤が好ましい。
ついで、図15に示すように、パッケージベース91の上面94に沿った支持面11を図示しない吸着装置で吸着して、各センサーユニット102,103が取り付けられた支持部材10を搬送し、支持面11の反対面14をパッケージベース91の上面94に接合部材61を用いて取り付ける。
なお、接合部材61には、短絡を防止する観点から絶縁性を有した接着剤が好ましい。
[センサーユニット第2接合工程S11]
ついで、図16に示すように、センサーユニット101をパッケージベース91の上面94に沿った支持面11に取り付ける。
詳述すると、センサーユニット101のICチップ20の非能動面29側を、絶縁性接着剤55を用いて支持部材10と絶縁された状態で、支持部材10の支持面11に取り付ける。
ついで、センサーユニット101,102,103の中継基板50の外部接続端子53を、接合部材62によりパッケージベース91の内部端子95,96,97にそれぞれ取り付ける。
これにより、センサーモジュール1が構成され、センサーモジュール1は、パッケージ90の内部に配置されたこととなる。
ついで、図16に示すように、センサーユニット101をパッケージベース91の上面94に沿った支持面11に取り付ける。
詳述すると、センサーユニット101のICチップ20の非能動面29側を、絶縁性接着剤55を用いて支持部材10と絶縁された状態で、支持部材10の支持面11に取り付ける。
ついで、センサーユニット101,102,103の中継基板50の外部接続端子53を、接合部材62によりパッケージベース91の内部端子95,96,97にそれぞれ取り付ける。
これにより、センサーモジュール1が構成され、センサーモジュール1は、パッケージ90の内部に配置されたこととなる。
[リッド接合工程S12]
ついで、図9に戻って、真空状態(真空度の高い状態)でリッド93を接合部材63によってパッケージベース91に取り付け、パッケージ90の内部を気密に封止する。これにより、パッケージ90の内部を真空状態に保持する。また、これにより、センサーモジュール1は、パッケージ90の内部に収納されたこととなる。
なお、大気中でリッド93をパッケージベース91に取り付けた後、パッケージベース91またはリッド93に設けた貫通孔を介してパッケージ90の内部を減圧し、貫通孔を封止することによってパッケージ90の内部を真空状態(真空度の高い状態)に保持してもよい。
ついで、図9に戻って、真空状態(真空度の高い状態)でリッド93を接合部材63によってパッケージベース91に取り付け、パッケージ90の内部を気密に封止する。これにより、パッケージ90の内部を真空状態に保持する。また、これにより、センサーモジュール1は、パッケージ90の内部に収納されたこととなる。
なお、大気中でリッド93をパッケージベース91に取り付けた後、パッケージベース91またはリッド93に設けた貫通孔を介してパッケージ90の内部を減圧し、貫通孔を封止することによってパッケージ90の内部を真空状態(真空度の高い状態)に保持してもよい。
上記各工程などを経ることにより、図9に示すようなジャイロセンサー5を得る。
なお、上記各工程の順番は、必要に応じて適宜入れ換えてもよい。例えば、支持部材準備工程S1は、センサーユニット第1接合工程S9の直前でもよく、パッケージ準備工程S5は、支持部材接合工程S10の直前でもよく、ICチップ接合工程S6と振動ジャイロ素子接合工程S7とは、順番を入れ換えてもよい。
なお、センサーユニット第1接合工程S9において、センサーユニット102,103の中継基板50の外部接続端子53の内部端子96,97への取り付けを行ってもよい。
なお、上記各工程の順番は、必要に応じて適宜入れ換えてもよい。例えば、支持部材準備工程S1は、センサーユニット第1接合工程S9の直前でもよく、パッケージ準備工程S5は、支持部材接合工程S10の直前でもよく、ICチップ接合工程S6と振動ジャイロ素子接合工程S7とは、順番を入れ換えてもよい。
なお、センサーユニット第1接合工程S9において、センサーユニット102,103の中継基板50の外部接続端子53の内部端子96,97への取り付けを行ってもよい。
上述したように、第3実施形態のジャイロセンサー5は、第1実施形態のセンサーモジュール1が、パッケージ90に収納されていることから、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
主要な効果として、ジャイロセンサー5は、1つのパッケージ90の内部にX’軸、Y’軸、Z’軸の3軸に対応したセンサーモジュール1が収納されていることで、3軸に対応したジャイロセンサーを提供できる。
したがって、ジャイロセンサー5は、従来の1軸に対応したジャイロセンサーを3個用いていた構成と比較して、実装スペースを相当程度狭くできることから、対象機器(ジャイロセンサーが搭載される機器)の更なる小型化を図ることが可能となる。
主要な効果として、ジャイロセンサー5は、1つのパッケージ90の内部にX’軸、Y’軸、Z’軸の3軸に対応したセンサーモジュール1が収納されていることで、3軸に対応したジャイロセンサーを提供できる。
したがって、ジャイロセンサー5は、従来の1軸に対応したジャイロセンサーを3個用いていた構成と比較して、実装スペースを相当程度狭くできることから、対象機器(ジャイロセンサーが搭載される機器)の更なる小型化を図ることが可能となる。
また、ジャイロセンサー5は、3軸に対応したジャイロセンサーを1つのパッケージ90で提供できることから、従来の1軸に対応したジャイロセンサーを3個用いていた構成と比較して、パッケージに関わるコストを低減できる。
また、ジャイロセンサー5は、センサーモジュール1の支持部材10の互いに直交する3つの支持面11,12,13に、一方の主面30a(他方の主面30b)が沿うようにして、ICチップ20、中継基板50を介して振動ジャイロ素子30が取り付けられている。
これにより、ジャイロセンサー5は、センシング軸(X’軸、Y’軸、Z’軸)の直交度が支持部材10の加工精度で決まることから、従来のような、センシング軸の直交度が、対象機器における各ジャイロセンサーの実装精度(取り付け角度の精度)に依存することを解消できる。
これにより、ジャイロセンサー5は、センシング軸(X’軸、Y’軸、Z’軸)の直交度が支持部材10の加工精度で決まることから、従来のような、センシング軸の直交度が、対象機器における各ジャイロセンサーの実装精度(取り付け角度の精度)に依存することを解消できる。
なお、ジャイロセンサー5は、センサーモジュール1の各センサーユニット101,102,103のいずれか1つを削除することにより、2軸に対応したジャイロセンサーを提供できる。
また、ジャイロセンサー5は、センサーモジュール1の各センサーユニット101,102,103のいずれか1つを残す(他の2つを削除する)ことにより、センシング軸(X’軸、Y’軸、Z’軸)の方向に関わらず、パッケージ90の取り付け姿勢を変える必要がない1軸に対応したジャイロセンサーを提供できる。
また、ジャイロセンサー5は、センサーモジュール1の各センサーユニット101,102,103のいずれか1つを残す(他の2つを削除する)ことにより、センシング軸(X’軸、Y’軸、Z’軸)の方向に関わらず、パッケージ90の取り付け姿勢を変える必要がない1軸に対応したジャイロセンサーを提供できる。
また、ジャイロセンサー5の製造方法は、上記の効果を奏するジャイロセンサーを製造し、提供することができる。
また、ジャイロセンサー5の製造方法は、センサーユニット102,103を、支持部材10の支持面11,12,13のうち、パッケージベース91の上面94と直交する支持面12,13に、支持面11より先に取り付ける。
これにより、ジャイロセンサー5の製造方法は、支持部材10におけるパッケージベース91の上面94に沿った、センサーユニット101が取り付けられていない支持面11を、吸着装置などで吸着し、支持部材10を保持することが可能となることから、支持部材10の取り扱い(搬送)が容易となる。
この結果、ジャイロセンサー5の製造方法は、センサーユニット102,103が取り付けられた支持部材10の、パッケージベース91への取り付けが容易となることから、生産性を向上させることができる。
また、ジャイロセンサー5の製造方法は、センサーユニット102,103を、支持部材10の支持面11,12,13のうち、パッケージベース91の上面94と直交する支持面12,13に、支持面11より先に取り付ける。
これにより、ジャイロセンサー5の製造方法は、支持部材10におけるパッケージベース91の上面94に沿った、センサーユニット101が取り付けられていない支持面11を、吸着装置などで吸着し、支持部材10を保持することが可能となることから、支持部材10の取り扱い(搬送)が容易となる。
この結果、ジャイロセンサー5の製造方法は、センサーユニット102,103が取り付けられた支持部材10の、パッケージベース91への取り付けが容易となることから、生産性を向上させることができる。
なお、ジャイロセンサー5は、支持部材10を反転させて、反対面14がリッド93の天井(凹部92の底面)側を向くようにパッケージ90内に配置してもよい。この際、ジャイロセンサー5は、センサーユニット101を、支持面11直下のパッケージベース91の上面94に直接取り付けてもよく、支持部材10の反対面14に取り付けてもよい。
なお、このときは、センサーユニット102,103の中継基板50の外部接続端子53がパッケージベース91の上面94側に位置するように、センサーユニット102,103の接合方向も変えることとなる。
なお、このときは、センサーユニット102,103の中継基板50の外部接続端子53がパッケージベース91の上面94側に位置するように、センサーユニット102,103の接合方向も変えることとなる。
なお、ジャイロセンサー5は、センサーモジュール1に代えてセンサーモジュール2を用いても上記と同様の効果を奏することができる。
なお、センサーモジュール2を用いた場合の製造方法は、一部(ICチップ20と中継基板150とのワイヤーボンディング接続、フレキシブル配線基板40を介しての中継基板150のパッケージベース91への取り付けなど)を除いて上記製造方法に準ずる。
なお、センサーモジュール2を用いた場合の製造方法は、一部(ICチップ20と中継基板150とのワイヤーボンディング接続、フレキシブル配線基板40を介しての中継基板150のパッケージベース91への取り付けなど)を除いて上記製造方法に準ずる。
なお、上記各実施形態では、振動ジャイロ素子30の基材を水晶としたが、これに限定するものではなく、例えば、タンタル酸リチウム(LiTaO3)、四ホウ酸リチウム(Li2B4O7)、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、酸化亜鉛(ZnO)、窒化アルミニウム(AlN)などの圧電体、またはシリコン(Si)などの半導体であってもよい。
また、振動ジャイロ素子30の駆動方法は、圧電体の圧電効果によるものの他に、クーロン力による静電駆動であってもよい。
また、センサー素子の検出軸(センシング軸)は、センサー素子の主面に直交する軸のほかに、センサー素子の主面に平行な軸であってもよい。
また、振動ジャイロ素子30の駆動方法は、圧電体の圧電効果によるものの他に、クーロン力による静電駆動であってもよい。
また、センサー素子の検出軸(センシング軸)は、センサー素子の主面に直交する軸のほかに、センサー素子の主面に平行な軸であってもよい。
また、上記各実施形態では、センサーモジュールのセンサー素子として振動ジャイロ素子を例に挙げたが、これに限定するものではなく、例えば、加速度に反応する加速度感知素子、圧力に反応する圧力感知素子、重さに反応する重量感知素子などでもよい。
また、上記第3実施形態では、センサーデバイスとしてジャイロセンサーを例に挙げたが、これに限定するものではなく、例えば、上記加速度感知素子を備えたセンサーモジュールを用いた加速度センサー、圧力感知素子を備えたセンサーモジュールを用いた圧力センサー、重量感知素子を備えたセンサーモジュールを用いた重量センサーなどでもよい。
また、上記第3実施形態では、センサーデバイスとしてジャイロセンサーを例に挙げたが、これに限定するものではなく、例えば、上記加速度感知素子を備えたセンサーモジュールを用いた加速度センサー、圧力感知素子を備えたセンサーモジュールを用いた圧力センサー、重量感知素子を備えたセンサーモジュールを用いた重量センサーなどでもよい。
(電子機器)
上記ジャイロセンサー、加速度センサー、圧力センサー、重量センサーなどのセンサーデバイスは、デジタルスチールカメラ、ビデオカメラ、ナビゲーション装置、ポインティングデバイス、ゲームコントローラー、携帯電話などの電子機器に、センシング機能を備えたデバイスとして好適に用いることができ、いずれの場合にも上記各実施形態で説明した効果を奏する電子機器を提供することができる。
上記ジャイロセンサー、加速度センサー、圧力センサー、重量センサーなどのセンサーデバイスは、デジタルスチールカメラ、ビデオカメラ、ナビゲーション装置、ポインティングデバイス、ゲームコントローラー、携帯電話などの電子機器に、センシング機能を備えたデバイスとして好適に用いることができ、いずれの場合にも上記各実施形態で説明した効果を奏する電子機器を提供することができる。
1,2…センサーモジュール、5…センサーデバイスとしてのジャイロセンサー、10…支持部材、11,12,13…支持面、14…反対面、16…溝部、20…ICチップ、21…一面としての能動面、22…接続端子、23…配線、24…絶縁層、29…他面としての非能動面、30…センサー素子としての振動ジャイロ素子、30a…一方の主面、30b…他方の主面、31…基部、32a,32b…検出用振動腕、32c,32d…重り部、33a,33b…連結腕、34a,34b…駆動用振動腕、34c,34d…重り部、35a,35b…駆動用振動腕、35c,35d…重り部、36a,36b,37a,37b…支持腕、38a,38b…支持部、39…接続電極、40…フレキシブル配線基板、41…ベース層、42…配線パターン層、44…一方の端部、45…他方の端部、50…中継基板、50a…一方の面、50b…他方の面、51…第1中継端子、52…第2中継端子、53…外部接続端子、55…絶縁性接着剤、56…金属バンプ、57…突起電極としての金属バンプ、60…ステージ(外部部材)、61,62,63…接合部材、70…案内板、90…パッケージ、91…パッケージベース、92…凹部、93…リッド、94…上面、95,96,97…内部端子、98…下面、99…外部端子、101,102,103…センサーユニット、150…中継基板、150a…一方の面、150b…他方の面、151…第1中継端子、152…第2中継端子、153…外部接続端子、156…金属ワイヤー、158…絶縁性接着剤、159…接合部材、201,202,203…センサーユニット。
Claims (10)
- 第1基準平面に平行な第1支持面と、前記第1基準平面に対して直交または傾斜した第2基準平面に平行な第2支持面と、を有した支持部材と、
一面側に接続端子を有し、前記一面側または前記一面に沿った他面側が前記第1支持面及び前記第2支持面の少なくとも一方に取り付けられたICチップと、
接続電極を有したセンサー素子と、
前記ICチップと前記センサー素子との間に配置され、一方の面が前記ICチップに取り付けられた中継基板と、を備え、
前記センサー素子は、前記中継基板の前記一方の面に沿った他方の面側に配置され、主面が前記支持部材の前記第1支持面及び前記第2支持面のうち、前記ICチップが取り付けられた支持面に沿うように、前記接続電極が前記中継基板に取り付けられ、前記中継基板を介して前記接続電極が前記ICチップの前記接続端子に接続されたことを特徴とするセンサーモジュール。 - 請求項1に記載のセンサーモジュールにおいて、前記支持部材は、前記第1基準平面及び前記第2基準平面に対して直交または傾斜した第3基準平面に平行な第3支持面を有し、
前記ICチップが、前記第3支持面に取り付けられ、
前記センサー素子は、前記中継基板の前記一方の面に沿った他方の面側に配置され、前記主面が前記第3支持面に沿うように、前記接続電極が前記中継基板に取り付けられ、前記中継基板を介して前記接続電極が前記ICチップの前記接続端子に接続されたことを特徴とするセンサーモジュール。 - 請求項1または請求項2に記載のセンサーモジュールにおいて、前記中継基板は可撓性を有し、外部接続端子を備えたことを特徴とするセンサーモジュール。
- 請求項1または請求項2に記載のセンサーモジュールにおいて、前記中継基板は外部接続端子を有し、前記外部接続端子には、フレキシブル配線基板が取り付けられたことを特徴とするセンサーモジュール。
- 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のセンサーモジュールにおいて、前記中継基板は、前記他方の面側に突出した突起電極を有し、前記突起電極が前記センサー素子の前記接続電極と接続されたことを特徴とするセンサーモジュール。
- 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のセンサーモジュールにおいて、前記ICチップは、前記支持部材の前記第1支持面ないし前記第3支持面のうち、隣り合う2つの支持面であって、
前記2つの支持面に直交する直線が互いに遠ざかるように延びる側となる前記2つの支持面に取り付けられたことを特徴とするセンサーモジュール。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のセンサーモジュールにおいて、前記第1支持面ないし前記第3支持面の少なくとも1つには、凹部が設けられたことを特徴とするセンサーモジュール。
- 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載のセンサーモジュールと、
前記センサーモジュールを収納するパッケージと、を有し、
前記センサーモジュールが、前記パッケージ内に収納されたことを特徴とするセンサーデバイス。 - 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載のセンサーモジュールを備えたことを特徴とする電子機器。
- 第1基準平面に平行な第1支持面と、前記第1基準平面に対して直交または傾斜した第2基準平面に平行な第2支持面と、を有した支持部材を用意する工程と、
一面と該一面に沿った他面とを備え、前記一面側に接続端子を有したICチップを用意する工程と、
接続電極を有したセンサー素子を用意する工程と、
一方の面と前記一方の面に沿った他方の面とを備えた中継基板を用意する工程と、
前記支持部材、前記ICチップ、前記センサー素子及び前記中継基板を収納するパッケージを用意する工程と、
前記中継基板の前記一方の面に前記ICチップを取り付け、前記ICチップの前記接続端子と前記中継基板とを接続する工程と、
前記中継基板の前記他方の面に前記センサー素子を配置し、前記センサー素子の主面が前記他方の面または前記一方の面に沿うように、前記センサー素子の前記接続電極を前記中継基板に取り付け、前記中継基板を介して前記センサー素子の前記接続電極と前記ICチップの前記接続端子とを接続する工程と、
前記センサー素子及び前記ICチップの少なくとも一方の調整及び特性検査を行う工程と、
前記中継基板を介して前記センサー素子が取り付けられた前記ICチップを具備してなるセンサーユニットの、前記ICチップの前記一面側または前記他面側を、前記支持部材の前記第1支持面と前記第2支持面とのうち、前記パッケージの支持部材接合面に対して直交または傾斜した基準平面に平行となる支持面の少なくとも1つに取り付ける工程と、
前記センサーユニットが取り付けられた前記支持部材を、前記パッケージの前記支持部材接合面に取り付ける工程と、
前記支持部材接合面に取り付けられた前記支持部材の前記第1支持面と前記第2支持面とのうち、前記支持部材接合面に沿った支持面に、別の前記センサーユニットの前記ICチップの前記一面側または前記他面側を取り付ける工程と、
を含むことを特徴とするセンサーモジュールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010234249A JP2012088137A (ja) | 2010-10-19 | 2010-10-19 | センサーモジュール、センサーデバイス、センサーモジュールの製造方法及び電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010234249A JP2012088137A (ja) | 2010-10-19 | 2010-10-19 | センサーモジュール、センサーデバイス、センサーモジュールの製造方法及び電子機器 |
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JP2010234249A Withdrawn JP2012088137A (ja) | 2010-10-19 | 2010-10-19 | センサーモジュール、センサーデバイス、センサーモジュールの製造方法及び電子機器 |
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Country | Link |
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-
2010
- 2010-10-19 JP JP2010234249A patent/JP2012088137A/ja not_active Withdrawn
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