JP2011176762A - 固体撮像装置およびカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】各画素列での画素電源電圧変動に起因するシェーディングを発生させず、より高精度な縦線補正を行うことにより優れた画像特性を得る。
【解決手段】複数の画素部1と、複数の列信号線190と、補正信号を生成する電圧生成回路231と、画素信号と補正信号とを演算して縦線補正された画素信号を出力する出力回路200とを備え、画素部1は、フォトダイオード101と、増幅トランジスタ103と、リセットトランジスタ104とを有し、電圧生成回路231は、列ごとに設けられた増幅トランジスタ108と、増幅トランジスタ108と列信号線190との間に設けられたスイッチトランジスタとを有し、増幅トランジスタ108のゲート電極に、増幅トランジスタ108と同じ画素列に配置されたリセットトランジスタ104に供給される画素電源電圧が供給されることにより、画素列1に設けられた列信号線に補正信号を出力する固体撮像装置である。
【選択図】図2

Description

本発明は、固体撮像装置およびカメラに関するものである。
近年、MOSイメージセンサは、出力信号が列毎や信号処理経路毎にばらつくことで、縦筋状の固定パターンノイズである縦線が発生しやすいという問題がある。また別の問題として、太陽光など非常に大きな光が入射された際に出力信号が急激に低下し、その部分が黒く見えるという黒つぶれ(太陽黒化)現象がある。そこで、特許文献1には、縦線、黒つぶれを同一の回路で補正する従来技術を開示している。
図19は、特許文献1に開示された従来技術の固体撮像装置を示すブロック図である。
同図に記載された固体撮像装置800は、複数の画素を2次元方向に配列した有効画素領域800Aと、画素を選択する垂直駆動回路810と、黒つぶれ及び縦線補正部820と、補正用バイアス回路823と、画素信号を画素列ごとに読み出す列信号線890と、画素列ごとの電流源891と、画素信号読み出し回路830と、水平シフトレジスタ840と、アナログフロントエンド(AFE)850と、A/Dコンバータ(ADC)860と、出力処理部870と、タイミング制御回路880とを有する。
このような構成において、有効画素領域800Aの各画素部には、光電変換を行うフォトダイオード801、転送トランジスタ802、増幅トランジスタ803、リセットトランジスタ804、及び選択トランジスタ805といった画素トランジスタと、フォトダイオード801で光電変換された信号電荷を信号電圧に変換するフローティングディフュージョン(FD)806が設けられている。垂直駆動回路810は、各画素トランジスタに対し、転送パルス(TRG)、選択パルス(SEL)、リセットパルス(RST)等を供給する。
まず、リセットトランジスタ804にRSTが印加されると、フローティングディフュージョン806はリセットレベルとなる。次に、TRGを転送トランジスタ802に印加すると、フォトダイオード801に蓄積された光信号電荷がフローティングディフュージョン806に転送され、フローティングディフュージョン806の電圧はリセットレベルから光信号電荷量に応じて低下する。この電圧低下を増幅トランジスタ803と電流源891で構成されるソースフォロア回路により増幅し、SELを選択トランジスタ805に印加することで、画素信号(VSIG)を列信号線890に出力する。次に、画素列ごとの列信号線890の出力端が接続されている画素信号読み出し回路830は、列信号線890から出力される1ライン分の画素信号を保持し、水平シフトレジスタ840の制御によって1ライン分の画素信号と補正用信号を順次水平方向に転送し、アナログフロントエンド(AFE)850に出力する。
黒つぶれ及び縦線補正部820は、画素ダミーアンプトランジスタ821と画素ダミー選択トランジスタ822から構成されている。
特開2008−124527号公報
特許文献1で開示した従来技術の固体撮像装置800は、補正用バイアス回路823から、各列に備えた画素ダミーアンプトランジスタ821のゲート電極に縦線補正用のバイアス電圧(画素電源電圧)を印加し、この画素ダミーアンプトランジスタ821の出力を縦線補正用信号として、列信号線890に読み出している。
しかしながら、有効画素領域800Aの各画素部に画素電源電圧を供給する配線は抵抗成分を有する。また、各列の列信号線890には電流源891により定電流が流れているため、上記配線の配線抵抗と当該定電流による、いわゆるIRドロップの影響により、画素電源電圧は画素列ごとに電位差を有する。
図20は、画素電源電圧の電圧降下の一例を説明する図である。同図のように、画素電源電圧が、画素領域の一端に備えた画素電源バイアス回路910から各画素部へ供給されると、上記IRドロップの影響により、上図のようにm列目とn列目とで画素電源電圧に電位差が生じる。そのため、列信号線990に出力される画素信号は、画素電源電圧の上記IRドロップにより、リセットレベルが列ごとにばらついたシェーディング成分を有する。
一方、画素信号を縦線補正するため、補正用バイアス回路923から各画素列の縦線及び黒つぶれ補正部の画素ダミーアンプトランジスタ921のゲート電極に対し、画素信号電圧に対応したバイアス電圧が印加される。しかし、上記バイアス電圧は、全列に対して共通に印加されるため、m列目とn列目とで同電位の縦線補正用信号が列信号線990へ出力される。
よって、特許文献1で開示した従来技術では、後段の出力処理部870にて、画素列ごとに、画素信号から縦線補正用信号を減算しても、画素電源電圧のIRドロップによるシェーディング成分を除去することができない。このため、より高精度な縦線補正を行うことが出来ないという課題を有している。
上記課題を鑑み、本発明は、各画素列での画素電源電圧変動に起因するシェーディングを発生させず、より高精度な縦線補正を行うことにより優れた画像特性を得ることが出来る固体撮像装置及びカメラを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る固体撮像装置は、行列状に配置された複数の画素部と、画素列ごとに設けられた複数の列信号線と、前記複数の画素部のそれぞれから出力された画素信号を補正する補正信号を生成する電圧生成回路と、前記複数の列信号線を経由して入力された前記画素信号と前記補正信号とを演算して縦線補正された画素信号を出力する出力回路とを備え、前記複数の画素部のそれぞれは、受光強度に応じた信号電荷を発生する受光素子と、ゲート電極に前記信号電荷に応じた信号電圧が印加されることにより当該信号電圧を増幅して、対応する列信号線に前記画素信号を出力する画素信号増幅トランジスタと、前記画素信号増幅トランジスタのゲート電極と画素電源電圧との間に配置されたリセットトランジスタとを有し、前記電圧生成回路は、前記複数の列信号線のそれぞれに対応して設けられ、ゲート電圧を増幅して当該ゲート電圧に応じた前記補正信号を生成する補正信号増幅トランジスタと、前記複数の列信号線のそれぞれに対応して設けられ、前記補正信号増幅トランジスタと、対応する列信号線との間に設けられ、前記補正信号を当該列信号線に出力する、または出力しないを選択する補正信号選択トランジスタとを有し、前記電圧生成回路は、前記補正信号増幅トランジスタのゲート電極に、当該補正信号増幅トランジスタと同じ画素列に配置された画素部のリセットトランジスタに供給される画素電源電圧が供給されることにより、前記画素列に設けられた列信号線に補正信号を出力することを特徴とする。
本態様によれば、画素信号の電位成分でありリセット電圧である画素電源電圧と、縦線補正信号の電位成分である画素電源電圧とを、画素列ごとに等しくすることができ、画素列ごとの画素電源電圧変動の影響によるシェーディング成分を抑制でき、効果的な縦線補正を実現することができる。
また、前記補正信号増幅トランジスタのゲート電極と、前記補正信号増幅トランジスタのソース電極及びドレイン電極の一方とは、当該補正信号増幅トランジスタと同じ画素列に配置された画素部のリセットトランジスタと、画素電源電圧を供給する電源線とを接続する配線上に接続されており、前記補正信号増幅トランジスタのソース電極及びドレイン電極の他方は、前記補正信号スイッチトランジスタに接続されていてもよい。
本態様によれば、補正信号の大きさを決定する補正信号増幅トランジスタのゲート電極が、同画素列のリセットトランジスタと電源線とを接続する配線上に接続されるので、画素信号の電位成分である画素電源電圧と縦線補正信号の電位成分である画素電源電圧とを精度よく一致させることが可能となる。よって、画素列ごとの画素電源電圧変動の影響によるシェーディング成分を抑制でき、効果的な縦線補正を実現することができる。
また、前記画素信号増幅トランジスタと前記補正信号増幅トランジスタとは、同じ種類のトランジスタであることが好ましい。
本態様では、例えば、画素信号増幅トランジスタ及び補正信号増幅トランジスタのプロセス工程が同一であること、例えばイオン種などが同一であること、さらに形状面において、チャネルの幅(W)と長さ(L)のサイズ比を同じにすること、により、増幅トランジスタのゲート−ソース間の電圧降下成分のばらつきを相殺することが可能となる。よって、上述した、画素電源電圧変動の影響によるシェーディング成分の抑制に加え、補正後の画素信号から増幅トランジスタのゲート−ソース間の電圧降下成分を排除することも可能となる。
また、さらに、前記複数の列信号線のそれぞれに対応して設けられ、前記画素信号増幅トランジスタ及び前記補正信号増幅トランジスタに電流を供給するための電流源トランジスタと、前記複数の列信号線のそれぞれに対応して設けられ、前記画素信号増幅トランジスタと、対応する列信号線との間に設けられ、前記画素信号を当該列信号線に出力するタイミングを制御する画素信号選択トランジスタとを備え、前記画素信号選択トランジスタと前記補正信号選択トランジスタとは、同じ種類のトランジスタであることが好ましい。
本態様では、例えば、画素信号選択トランジスタ及び補正信号選択トランジスタのプロセス工程が同一であること、例えばイオン種などが同一であること、さらに形状面において、チャネルの幅(W)と長さ(L)のサイズ比を同じにすること、により、選択トランジスタのゲート−ソース間の電圧降下成分のばらつきを相殺することが可能となる。よって、上述した、画素電源電圧変動の影響によるシェーディング成分の抑制に加え、補正後の画素信号から選択トランジスタのゲート−ソース間の電圧降下成分を排除することも可能となる。
また、前記補正信号増幅トランジスタは、前記複数の列信号線のそれぞれに対して、複数個並列に配置されていることが好ましい。
本態様によれば、補正信号増幅トランジスタの列ごとのばらつきを抑制し、縦線補正の精度を一層高めることができる。
また、さらに、前記電圧生成回路と前記出力回路との間に設けられ、前記複数の列信号線から出力される一行分の前記画素信号及び前記補正信号を保持し、所定のタイミングで前記一行分の前記画素信号及び前記補正信号を前記出力回路へ出力する列信号処理回路を備え、前記列信号処理回路は、前記複数の列信号線のそれぞれに対応して設けられ、画素列ごとの前記画素信号及び前記補正信号をAD変換する列AD変換器を備えることが好ましい。
本態様によれば、画素列ごとの縦線補正信号を同時並列にAD変換できるため、縦線補正信号の読み出し期間を短縮することが可能となる。
また、さらに、前記補正信号増幅トランジスタのゲート電極にバイアス電圧を供給するバイアス回路と、前記補正信号増幅トランジスタのゲート電極に供給する電圧を、前記画素電源電圧と前記バイアス電圧とで切り替えるスイッチ回路とを備え、前記列信号処理回路は、前記複数の列信号線のそれぞれに対応して前記電圧生成回路と前記出力回路との間に設けられ、前記スイッチ回路の切り替えにより前記補正信号増幅トランジスタのゲート電極に前記バイアス電圧が印加されている期間に、前記補正信号増幅トランジスタで生成された補正信号である黒つぶれ判定信号と、前記画素信号増幅トランジスタから出力された画素信号とを比較する信号比較回路と、前記複数の列信号線のそれぞれに対応して設けられ、前記信号比較回路が比較した結果に基づいて、前記画素信号に対応した画素部が黒つぶれ発生状態か否かを判定し、黒つぶれ発生状態でないと判定した場合は、前記画素信号を前記出力回路に出力し、黒つぶれ発生状態であると判定した場合は、前記画素信号を黒つぶれ補正信号に置換して、当該黒つぶれ補正信号を前記出力回路に出力する信号置換回路とを備えてもよい。
本態様によれば、画素信号の電位成分でありリセット電圧である画素電源電圧と、黒つぶれ判定信号の電位成分である画素電源電圧とを、画素列ごとに等しくすることができ、縦線補正に加え、黒つぶれ補正も高い精度で両立させることが出来る。
また、前記信号比較回路は、前記画素信号増幅トランジスタから出力された画素信号の電圧から前記補正信号増幅トランジスタで生成された黒つぶれ判定信号の電圧を減算することにより比較し、前記信号置換回路は、前記信号比較回路により減算された結果である差分値を入力し、前記差分値が所定の閾値以下である場合には、前記画素信号に対応した画素部が黒つぶれ発生状態でないと判定し、当該画素信号を前記出力回路に出力し、前記差分値が所定の閾値より大きい場合には、前記画素信号に対応した画素部が黒つぶれ発生状態であると判定し、前記画素信号を黒つぶれ補正信号に置換して、当該黒つぶれ補正信号を前記出力回路に出力してもよい。
本態様によれば、列信号線ごとに変動する画素電源電圧成分を含む画素信号と、列信号線ごとに変動する画素電源電圧成分を含む黒つぶれ判定信号との差分値をもって、黒つぶれ発生状態を判断する場合、当該差分値には画素電源電圧の列ごとの変動成分が相殺されているので、高精度な黒つぶれ補正を行うことが可能となる。
また、本発明は、上記のような特徴を有する固体撮像装置として実現することができるだけでなく、このような固体撮像装置を備えるカメラとしても、上記と同様の構成と効果がある。
本発明の固体撮像装置によれば、画素信号の電位成分である画素電源電圧と、縦線補正信号の電位成分である画素電源電圧とを、画素列ごとに等しくすることができる。よって、画素列ごとの画素電源電圧変動に起因するシェーディングを抑制でき、より高精度な縦線補正を実現し、画質の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の構成ブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の回路構成図である。 本発明の実施の形態に係る出力回路の構成ブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の同期信号のタイミングチャートである。 画素信号出力期間における各制御信号のタイミングチャートである。 ブランキング期間における各制御信号のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態1に係る第1の変形例を示す固体撮像装置の回路構成図である。 本発明の実施の形態1に係る第2の変形例を示す固体撮像装置の回路構成図である。 本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置の構成ブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置の回路構成図である。 本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置の列回路及び列信号処理回路の回路構成図である。 列回路の有する反転増幅器の回路構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置の同期信号のタイミングチャートである。 縦線補正を実施するブランキング期間における各制御信号のタイミングチャートである。 黒つぶれ補正を実施する画素信号出力期間における各制御信号のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2の変形例を示す固体撮像装置の回路構成図である。 本発明の実施の形態3に係る固体撮像装置の構成ブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る撮像装置(カメラ)の構成を示すブロック図である。 特許文献1に開示された従来技術の固体撮像装置を示すブロック図である。 画素電源電圧の電圧降下の一例を説明する図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の構成ブロック図である。
同図に記載された固体撮像装置300は、複数の画素部1が行列状に配置された画素アレイ100と、画素電源バイアス回路10と、列信号線190と、電圧生成回路231と、電流源回路191と、列信号処理回路250と、水平走査回路140と、垂直走査回路110と、出力回路200とを備える。
画素電源バイアス回路10は、画素部1に電源電圧を供給する機能を有する。
列信号線190は、列毎に画素信号と縦線補正信号を読み出す機能を有する。
電圧生成回路231は、縦線補正を行うための補正信号である縦線補正信号を画素列ごとに生成し、列信号線190に出力する機能を有する。
電流源回路191は、画素アレイ100の各画素部1で生成された画素信号と、電圧生成回路231で生成された縦線補正信号とを、列毎に増幅する増幅部を含む。
列信号処理回路250は、画素列ごとのオフセットばらつきを減算し、1行分の画素信号及び縦線補正信号を保持する機能を有する。
水平走査回路140は、列信号処理回路250に保持された一行分の画素信号及び縦線補正信号を順次選択し、出力回路200へ読み出す機能を有する。
垂直走査回路110は、行単位で画素のリセット動作、電荷の蓄積動作、及び読み出し動作を制御する機能を有する。
また、出力回路200はアナログフロントエンド(AFE)、A/Dコンバータ(ADC)、縦線補正回路、出力信号処理回路で構成され、画素信号から縦線補正信号を減算し、縦線補正を行う機能を有する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の回路構成図である。同図には、2次元状に画素部1が配置された(図2には一行分の画素部1が描かれている)画素アレイ100、電圧生成回路231、及び電流源回路191の回路構成が示されている。
画素アレイ100内の全ての画素部1には、画素電源バイアス回路10より、画素電源電圧が供給される。画素部1は、光電変換により光信号電荷を生成する受光素子であるフォトダイオード(画素)101と、フォトダイオード101の光信号電荷を信号電圧に変換するフローティングディフュージョン(FD)106と、フォトダイオード101の光信号電荷をフローティングディフュージョン106に転送する転送トランジスタ102と、フローティングディフュージョン106の信号電圧をリセットするためのリセットトランジスタ104と、フローティングディフュージョン106の信号電圧を増幅する増幅トランジスタ103と、画素行ごとに画素を選択して画素信号を列信号線190に出力する画素信号選択トランジスタである選択トランジスタ105とを備える。
また、リセットパルス信号(以下、RSTと記すことがある。)、転送パルス信号(以下、TRANと記すことがある。)、及び選択パルス信号(以下、SELと記すことがある。)は、図1に記載された垂直走査回路110から各画素部1へ供給される。
ここで、画素部1の受光動作から画素信号出力動作までを説明する。
まず、リセットトランジスタ104にRSTを印加することにより、フローティングディフュージョン106はリセットレベルとなる。
次に、TRANを転送トランジスタ102に印加すると、フォトダイオード101に蓄積された光信号電荷がフローティングディフュージョン106に転送され、フローティングディフュージョン106の電圧は光信号電荷量に応じて低下する。
最後に、この電圧低下を画素信号増幅トランジスタである増幅トランジスタ103と電流源トランジスタ150で構成されるソースフォロア回路により増幅し、SELを選択トランジスタ105に印加することで、画素信号(VSIG)を列信号線190に出力する。
また、電圧生成回路231は、画素列ごとに縦線補正信号を生成し、当該縦線補正信号を列信号線190に出力する。電圧生成回路231は、画素列ごとの列信号線190に対応して設けられた、縦線補正信号を出力する補正信号増幅トランジスタである増幅トランジスタ108と、当該縦線補正信号を列信号線190に出力する、または、出力しないを電気的に切り替える補正信号選択トランジスタである選択トランジスタ109とで構成されている。増幅トランジスタ108のゲート電極には、各列の画素部1に備えたリセットトランジスタ104に印加される画素部ごとの画素電源電圧Vs(k)を、縦線補正用バイアスとして印加している。例えば、図2では、k列の増幅トランジスタ108のゲート電極は、同じk列のリセットトランジスタ104のドレイン電極に接続されている。これにより、k列の増幅トランジスタ108のゲート電極には、k列の画素に供給される画素電源電圧Vs(k)が直接印加される。
また、列信号処理回路250は、列信号線190から出力される一行分の画素信号及び縦線補正信号を保持し、図1に記載された水平走査回路140の制御によって1行分の画素信号及び縦線補正信号を出力回路200へ転送する。出力回路200は、画素信号から縦線補正信号を画素列ごとに減算し、縦線補正を行う。
なお、本実施の形態に係る固体撮像装置300において、画素部1は、それぞれ1つのフォトダイオード、転送トランジスタ、フローティングディフュージョン、リセットトランジスタ及び増幅トランジスタを有する構造、いわゆる1画素1セル構造をとっている。しかし、本発明の固体撮像装置は、上記1画素1セル構造のほか、複数のフォトダイオードを含み、さらに、フローティングディフュージョン、リセットトランジスタ及び増幅トランジスタのいずれか、あるいは、すべてを単位セル内で共有する構造、いわゆる多画素1セル構造を用いることが出来る。
また、本発明の固体撮像装置は、フォトダイオードが半導体基板の表面、すなわち、トランジスタのゲート端子及び配線が形成された面と同じ面側に形成される構造であってもよいし、フォトダイオードが半導体基板の裏面、すなわちトランジスタのゲート端子及び配線が形成された面に対して裏面側に形成される、いわゆる、裏面照射型イメージセンサ(裏面照射型固体撮像装置)の構造を用いることも出来る。
次に、図3を用いて出力回路200の詳細を説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係る出力回路の構成ブロック図である。同図に記載された出力回路は、アナログフロントエンド回路(以下、AFEと記す。)202と、アナログデジタルコンバータ(以下、ADCと記す。)203と、縦線補正回路206と、出力信号処理回路207とを備える。
AFE202は、図1に記載された列信号処理回路250から転送された画素信号及び縦線補正信号を、必要に応じてゲイン調整し、ADC203へ出力する。ADC203は、AFE202からの画素信号及び縦線補正信号をデジタルデータに変換し、縦線補正回路206へ出力する。縦線補正回路206は、列メモリ204と減算器205から構成される。デジタルデータに変換された縦線補正信号は列メモリ204に記憶される。また、デジタルデータに変換された画素信号は、列メモリ204に記憶された縦線補正信号を減算器205にて減算されることにより、画素信号の縦線補正が実行される。縦線補正された画素信号は出力信号処理回路207へ出力され、出力信号処理回路207にて外部出力用の信号に変換される。
次に、本実施の形態に係る固体撮像装置の駆動方法を説明する。
図4は、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の同期信号のタイミングチャートである。同図は、垂直同期信号及び水平同期信号の1フレーム期間における時間変化を表している。ここで、1フレーム期間は、垂直同期信号がLOW状態からHIGH状態へパルスが立ち上がった時から、次にパルスが立ち上がるまでの期間である。また、水平同期信号がLOW状態からHIGH状態へパルスが立ち上がった時から、次にパルスが立ち上がるまでを一行分の水平信号出力期間とする。
電圧生成回路231で生成された縦線補正信号は、図4に記載された、画素信号が選択されていないブランキング期間中に列信号線190へ出力される。ブランキング期間中は、電圧生成回路231の選択補正パルス信号(SEL_CORRECT)をHIGH状態にして選択トランジスタ109をオンし、画素部1のSELをLOW状態にして選択トランジスタ105をオフすることで、縦線補正用信号を列信号線190へ出力する。一方、画素信号出力期間中は、電圧生成回路231のSEL_CORRECTをLOW状態にして選択トランジスタ109をオフし、画素部1のSELをHIGH状態にして選択トランジスタ105をオンすることで、画素信号を列信号線190へ出力する。
図5は、画素信号出力期間における各制御信号のタイミングチャートである。具体的には、画素信号出力期間における一行分の水平信号出力期間の、リセットパルス信号、転送パルス信号、選択パルス信号、選択補正パルス信号、及び列信号線190の電位の時間変化を示している。同図において、画素信号出力期間中は、選択トランジスタ105がオンし、選択トランジスタ109がオフするため、SELはHIGH固定、SEL_CORRECTはLOW固定としている。
ここで、画素電源電圧をVDDCELL、画素信号をVSIG、増幅トランジスタ103及び電流源回路191からなるソースフォロア回路で発生するばらつき信号をVα、選択トランジスタ105のドレイン−ソース間の電圧降下分をVDS1、ソースフォロア動作による増幅トランジスタ103のゲート−ソース間の電圧降下分をVTH1とする。図5に記載された時刻t01から時刻t02の期間では、画素部1のリセットトランジスタ104に印加されるRSTをHIGH状態とすることにより、列信号線190は、
DDCELL−Vα−VTH1−VDS1 (式1)
の電位にリセットされる。
時刻t02から時刻t03の期間では、転送トランジスタ102に印加されるTRANをHIGH状態にすることにより、フォトダイオード101に蓄積された光信号電荷に相当する信号VSIGの分だけ、列信号線190の電圧は下がる。よって、列信号線190の画素信号電位は、
DDCELL−VSIG−Vα−VTH1−VDS1 (式2)
と表すことができる。
図6は、ブランキング期間における各制御信号のタイミングチャートである。具体的には、ブランキング期間における一行分の水平信号出力期間の、リセットパルス信号、転送パルス信号、選択パルス信号、選択補正パルス信号、及び列信号線190の電位の時間変化を示している。同図において、ブランキング期間中は、選択トランジスタ105をオフし、選択トランジスタ109をオンするため、SELはLOW固定、SEL_CORRECTはHIGH固定としている。また、RST、TRANは、各々LOW固定としている。
ここで、増幅トランジスタ108と電流源回路191からなるソースフォロア回路で発生するばらつき信号をVβ、選択トランジスタ109のドレイン−ソース間の電圧降下分をVDS2、ソースフォロア動作による増幅トランジスタ108のゲート−ソース間の電圧降下分をVTH2とする。ブランキング期間中における列信号線190の縦線補正用信号電位は、
DDCELL−Vβ−VTH2−VDS2 (式3)
と表すことができる。
よって、縦線補正された画素信号の電位は、後段の出力回路200にて、上記画素出力信号電位(式2)から上記縦線補正用信号電位(式3)を、列ごとに減算すればよく、
(VDDCELL−VSIG−Vα−VTH1−VDS1)−(VDDCELL−Vβ−VTH2−VDS2
(式4)
と表わされる。ここで、増幅トランジスタ108と増幅トランジスタ103、及び、選択トランジスタ109と選択トランジスタ105に、それぞれ同種のトランジスタを用いる場合、VTH1=VTH2、VDS1=VDS2となり、式4で表された、縦線補正された画素信号の電位は、
SIG−(Vα−Vβ) (式5)
となる。ここで、式5では、画素電源電圧VDDCELL成分が消去されている。これは、画素部1に供給される画素電源電圧VDDCELL(図2記載のVs(k))と、当該画素部1と同列に配置された増幅トランジスタ108に供給される画素電源電圧VDDCELL(図2記載のVs(k))とが、同じ値を有するように、画素電源バイアス回路10に接続された共通電源線とリセットトランジスタ104との接続点、及び共通電源線と増幅トランジスタ108との接続点を列毎に設けていることによるものである。この結果、式2で表された画素信号電位の成分であるVDDCELLと、式3で表された縦線補正信号電位の成分であるVDDCELLとを等しくすることができ、画素電源電圧変動の影響によるシェーディング成分を抑制でき、効果的な縦線補正を実現することができる。
また、式5では、選択トランジスタのドレイン−ソース間の電圧降下分VDS1成分、及び増幅トランジスタ103のゲート−ソース間の電圧降下分VTH1成分が消去されている。これは、増幅トランジスタ108と増幅トランジスタ103、及び選択トランジスタ109と選択トランジスタ105に、各々同種のトランジスタを用いることにより実現される。ここでの同種とは、プロセス工程が同一であることであり、例えばイオン種などが同一であり、さらに形状面において、チャネルの幅(W)と長さ(L)のサイズ比を同じにすることである。これにより、上述した、画素電源電圧変動の影響によるシェーディング成分の抑制に加え、補正後の画素信号からVTH及びVDS成分を排除することも可能となる。
上述したように、本実施の形態では、画素信号から縦線補正信号を出力回路200にて減算することにより、画素信号のばらつき成分が抑制された縦線補正が実行される。すなわち、列信号線190に出力される信号が含んでいる、画素列ごとの画素信号のばらつき成分Vαを低減することが出来る。また、増幅トランジスタ108のゲート電極に画素列ごとの画素電源電圧が印加されるので、式5で示される補正後の画素信号から画素電源電圧VDDCELLの成分が排除される。よって、列信号線190に出力される縦線補正信号により、画素列ごとの画素信号のばらつき成分Vαの低減に加えて、画素電源電圧変動による画素信号のシェーディング成分を低減することが可能となる。
これによって、縦線の画像不良の主な原因である増幅トランジスタ103と電流源トランジスタ150で構成されるソースフォロア回路の画素列ごとの出力信号ばらつきを改善し、さらに、画素信号から縦線補正信号を出力回路200で列ごとに減算することにより、従来技術では対応できていなかった、画素電源電圧変動によるシェーディング成分を除去し、従来技術よりも高精度な縦線補正を実現することができる。
なお、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置において、出力回路200は、AFE202、ADC203、縦線補正回路206、及び出力信号処理回路207から構成されると説明したが、ADC203を内蔵しない場合には、アナログアンプを含む出力処理回路のみを備え、外部の別ICにAFE、ADC、及び縦線補正回路206を備えても良い。
図7は、本発明の実施の形態1に係る第1の変形例を示す固体撮像装置の回路構成図である。同図に記載された固体撮像装置301は、2次元状に画素部1が配置された(図7には一行分の画素部1が描かれている)画素アレイ100と、画素電源バイアス回路10と、列信号線190と、電圧生成回路232と、電流源回路191と、列信号処理回路250と、出力回路200とを備える。同図に記載された固体撮像装置301は、図2に記載された固体撮像装置300と比較して、電圧生成回路232の有する増幅トランジスタ118の構成のみが異なる。以下、固体撮像装置300と同じ点は説明を省略し、異なる点のみ説明する。
電圧生成回路232は、増幅トランジスタを一画素列内に複数個並列に備えた増幅トランジスタ118と、選択トランジスタ109とを備える。この構成により、縦線補正信号を出力する増幅トランジスタの列ごとのばらつきを抑制し、縦線補正の精度を一層高めることができる。並列に配置するトランジスタ数が多いほど、ばらつき抑制効果は高いが、画素ピッチ幅の制約があるため、数個〜数十個程度の並列配置が好ましい。
図8は、本発明の実施の形態1に係る第2の変形例を示す固体撮像装置の回路構成図である。同図に記載された固体撮像装置302は、複数の画素部2が行列状に配置された画素アレイ121と、画素電源バイアス回路10と、列信号線190と、列選択スイッチ220と、電圧生成回路231と、電流源回路191と、列信号処理回路250と、出力回路200とを備える。同図に記載された固体撮像装置302は、図3に記載された固体撮像装置300と比較して、画素部2が選択トランジスタを有さず、列選択スイッチ220が付加されている点が異なる。以下、固体撮像装置300と同じ点は説明を省略し、異なる点のみ説明する。
画素部2は、選択トランジスタを備えていない。このように、画素部内に選択トランジスタを備えない場合、各列に備えた画素部2と電圧生成回路231との間に列選択スイッチ220が配置されている。列選択スイッチ220は、列信号線190に挿入され列ごとに配置された選択トランジスタ221を有する。選択トランジスタ221には、選択トランジスタ109と同種のトランジスタを用いることが好ましい。ここでの同種とは、プロセス工程が同一であることであり、例えばイオン種などが同一であり、さらに形状面において、チャネルの幅(W)と長さ(L)のサイズ比を同じにすることである。これにより、増幅トランジスタ108と増幅トランジスタ103とのVTH、及び選択トランジスタ109と選択トランジスタ221とのVDSを同じにすることができ、式5で示された、補正後の画素信号からVTH及びVDS成分を排除することが可能となる。なお、ブランキング期間中は、SEL_AをLOW固定にして選択トランジスタ221をオフするよう制御し、画素信号が列信号線190に出力されないようにする。
上述した本実施の形態の第2の変形例の構成によれば、画素部ごとに選択トランジスタを備えないことで、選択トランジスタ間のオン抵抗ばらつきを抑制し、縦線補正の精度を一層高めることができる。
なお、本実施の形態の第1の変形例と第2の変形例との特徴的な部分の双方を備えた固体撮像装置も本発明の実施の形態1に含まれる。つまり、上記第2の変形例のように、画素部内に選択トランジスタを備えない場合であっても、図7に記載された、上記第1の変形例に係る増幅トランジスタ118を備えてもよい。これにより、縦線補正信号を出力する増幅トランジスタの列ごとのばらつきを抑制し、縦線補正の精度を一層高めることができる。ただし、並列に配置するトランジスタ数が多いほど、ばらつき抑制効果は高いが、画素ピッチ幅の制約があるため、数個〜数十個程度の並列配置が好ましい。
(実施の形態2)
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置を説明する。なお、以下の説明では本発明の実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
図9は、本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置の構成ブロック図である。同図に記載された固体撮像装置400は、複数の画素部1が行列状に配置された画素アレイ100と、画素電源バイアス回路10と、列信号線192と、縦線補正電圧の生成及び黒つぶれ判定を行う電圧生成回路233と、電流源回路191と、黒つぶれ補正用バイアス回路125と、列信号増幅及び黒つぶれ判定を行う列回路241と、列信号処理回路251と、水平走査回路140と、垂直走査回路110と、出力回路200とを備える。画素アレイ100と、電流源回路191と、水平走査回路140と、垂直走査回路110と、出力回路200とは図1記載のものと同一である。
電圧生成回路233は、実施の形態1で述べた縦線補正用信号に加え、黒つぶれ判定信号を画素列ごとに生成する機能を有する。
黒つぶれ補正用バイアス回路125は、黒つぶれ判定信号生成に必要となるバイアス電圧を生成する機能を有する。
列回路241は、画素部1の増幅トランジスタ103と電流源回路191の電流源トランジスタ150で構成されるソースフォロア回路で増幅された画素信号を、画素列ごとに、さらに増幅する機能、及び、画素信号の黒つぶれ発生有無を判定する機能を有する。
列信号処理回路251は、画素列ごとのオフセットばらつきを減算し、1行分の画素信号と縦線補正信号を保持する機能と、黒つぶれが発生した場合、画素信号を黒つぶれ補正信号に置換する機能を有する。
図10は、本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置の回路構成図である。同図には、一行分の画素アレイ100、電圧生成回路233、及び電流源回路191の回路構成図が示されている。
画素アレイ100内の全ての画素部1は、画素電源バイアス回路10より、画素電源電圧が供給される。画素部1は、光電変換により光信号電荷を生成するフォトダイオード101と、フォトダイオード101の光信号電荷を信号電圧に変換するフローティングディフュージョン106と、フォトダイオード101の光信号電荷をフローティングディフュージョン106に転送する転送トランジスタ102と、フローティングディフュージョン106の信号電圧をリセットするためのリセットトランジスタ104と、フローティングディフュージョン106の信号電圧を増幅する増幅トランジスタ103と、画素行ごとに画素を選択して画素信号を列信号線192に出力する選択トランジスタ105とを備える。
また、各画素に対してRST、TRAN、及びSELが図9に記載の垂直走査回路110から各画素部1へ供給される。
ここで、画素部1の受光動作から画素信号出力動作までを説明する。
まず、リセットトランジスタ104にRSTを印加することにより、フローティングディフュージョン106はリセットレベルとなる。
次に、TRANを転送トランジスタ102に印加すると、フォトダイオード101に蓄積された光信号電荷がフローティングディフュージョン106に転送され、フローティングディフュージョン106の電圧は光信号電荷量に応じて低下する。
最後に、この電圧低下を増幅トランジスタ103と電流源トランジスタ150で構成されるソースフォロア回路により増幅し、SELを選択トランジスタ105に印加することで、画素信号(VSIG)を列信号線192に出力する。
電圧生成回路233は、実施の形態1で述べた縦線補正信号を画素列ごとに生成するのに加え、黒つぶれ判定信号を画素列ごとに生成し、列信号線192に出力する機能を有する。この電圧生成回路232の構成、動作については後述する。
列回路241は、増幅トランジスタ103と電流源トランジスタ150とで構成されるソースフォロア回路により増幅された画素信号を画素列ごとに、さらに増幅する機能を有する。さらに、画素信号と黒つぶれ判定信号とを比較演算する機能とを有する。よって、列回路241は、画素列ごとに上記機能を有する比較回路を有する。この列回路241の構成、動作については後述する。
列信号処理回路251は、画素列ごとのオフセットばらつきを減算し、1行分の画素信号及び縦線補正信号を保持する機能と、黒つぶれが発生した場合、画素信号を黒つぶれ補正信号に置換する機能とを有する。この列信号処理回路251の構成、動作については後述する。
列信号処理回路251に保持された画素信号及び縦線補正信号は、図9記載の水平走査回路140の制御により1行ごとに出力回路200へ転送される。出力回路200は、画素信号から縦線補正信号を画素列ごとに減算し、縦線補正を行う。
次に、電圧生成回路233の構成、動作について説明する。図10に記載されたように、電圧生成回路233は、画素列ごとの列信号線192に対応して設けられた、縦線補正信号及び黒つぶれ判定信号を出力する増幅トランジスタ108と、縦線補正信号および黒つぶれ補正信号を列信号線192に出力する、出力しないを電気的に切り替える選択トランジスタ109と、スイッチトランジスタ112と、スイッチトランジスタ111とで構成されている。
本実施の形態では、スイッチトランジスタ112とスイッチトランジスタ111のオンオフを制御することにより、増幅トランジスタ108のゲート電極に印加する電圧を縦線補正時と黒つぶれ補正時とで切り替え、縦線補正と黒つぶれ補正の両方を実現する。スイッチトランジスタ112とスイッチトランジスタ111は、増幅トランジスタ108のゲート電極に供給する電圧を、画素電源電圧とバイアス電圧とで切り替えるスイッチ回路を構成する。
縦線補正時には、SEL_VDDCELLをLOW状態にしてスイッチトランジスタ112をオンし、SEL_BIASを LOW状態にしてスイッチトランジスタ111をオフして動作させる。スイッチトランジスタ112にはPMOS型のトランジスタを用いることにより、増幅トランジスタ108のゲートに供給される電圧が画素電源電圧と等しくなり、縦線補正精度を高めることができる。
すなわち、この動作により、増幅トランジスタ108のゲート電極には画素列ごとの画素電源電圧が印加され、列信号線192に縦線補正用信号が出力される。なお、縦線補正についての動作詳細については実施の形態1と同じである。
一方、黒つぶれ補正時には、SEL_VDDCELLをHIGH状態にしてスイッチトランジスタ112をオフし、SEL_BIASを HIGH状態にしてスイッチトランジスタ111をオンして動作させる。このように動作させることで、増幅トランジスタ108のゲート電極には黒つぶれ補正用バイアスが黒つぶれ補正用バイアス回路125から印加され、列信号線192に黒つぶれ判定信号が出力される。
このように駆動させることで、縦線補正時と黒つぶれ補正時の各々の期間において、電圧生成回路233から列信号線192に出力する補正電圧を切り替えることができる。
また、増幅トランジスタ108と増幅トランジスタ103、及び選択トランジスタ109と選択トランジスタ105は各々同種のトランジスタを用いることが好ましい。ここでの同種とは、プロセス工程が同一であることであり、例えばイオン種などが同一であり、さらに形状面において、チャネルの幅(W)と長さ(L)のサイズ比を同じにすることである。これにより、増幅トランジスタ108と増幅トランジスタ103とのVTH、及び選択トランジスタ109と選択トランジスタ105とのVDSを同じにすることができる。
次に、本実施の形態に係る黒つぶれ補正の詳細について説明する。黒つぶれ判定信号は、電圧生成回路233にて生成され、列回路241にて黒つぶれ発生有無の判定が実行される。黒つぶれが発生していない場合、画素信号は出力回路200に読み出される。一方、黒つぶれが発生した場合、画素信号は列信号処理回路251にて黒つぶれ補正信号に置換され、出力回路200に読み出される。つまり、従来技術での黒つぶれ補正は、列信号線192のリセット電圧を補正用トランジスタの出力電圧で置換するのに対し、本実施の形態に係る黒つぶれ補正では、列信号処理回路251にて画素信号が、黒つぶれ補正信号に置換される。
ここで、黒つぶれ判定電圧の生成について説明する。画素電源電圧をVDDCELL、画素信号をVSIG、選択トランジスタ105のドレイン−ソース間の電圧降下分をVDS3、ソースフォロア動作による増幅トランジスタ103のゲート−ソース間の電圧降下分をVTH1とすると、画素信号出力時における列信号線192の画素出力信号電位は、
DDCELL−VSIG−VTH1−VDS3 (式6)
と表すことができる。また、黒つぶれ補正用バイアス回路125から増幅トランジスタ108のゲートに供給される電圧を(VDDCELL−VBIAS)、選択トランジスタ109のドレイン−ソース間の電圧降下分をVDS4とすると、黒つぶれ判定時における列信号線192の黒つぶれ判定信号電位は、
DDCELL−VBIAS−VTH2−VDS4 (式7)
と表すことができる。
次に、黒つぶれ判定動作について説明する。黒つぶれ判定は画素部から列信号線192に出力される画素出力信号と、黒つぶれ判定時における列信号線192の黒つぶれ判定信号とを時系列に比較することで行い、画素部の黒つぶれ有無を判定する。ここで、式6と式7との電圧差分は、
SIG+VTH1+VDS3−(VBIAS+VTH2+VDS4)(式8)
と表すことができる。また、増幅トランジスタ108と増幅トランジスタ103、及び選択トランジスタ109と選択トランジスタ105は、各々同種のトランジスタを用いているため、VTH1=VTH2、VDS3=VDS4となり、式8で表された黒つぶれ判定信号電位は、
SIG−VBIAS (式9)
と表せる。黒つぶれが発生していない時、フォトダイオードから出力される最大飽和信号をVSATとすると、VSIGの範囲は0≦VSIG≦VSATとなる。一方、黒つぶれが発生している時、VSATに加え、高輝度光による信号成分がVSATに加算されるため、高輝度光による信号成分をVBLACKとすると、
SIG=VSAT+VBLACK (式10)
と表せる。
したがって、VBIASを、VSAT<VBIAS<(VSAT+VBLACK)の範囲で設定することで、黒つぶれ判定を実施できる。黒つぶれが発生していない場合、VSAT<VBIASとなるため、黒つぶれ判定信号は(VSIG−VBIAS)>0となる。一方、黒つぶれが発生した場合、VSAT>VBIASとなるため、黒つぶれ判定信号は(VSIG−VBIAS)<0となる。
また、本発明の構成では、画素信号の読み出しと黒つぶれ判定を時系列に行うため、画素リセット時、および画素読み出し時の列信号線の電位差を発生させず黒つぶれ判定を実施できる。画素リセット時、および画素読み出し時に黒つぶれ判定動作の影響がないため、列信号線の電位変動に起因する縦線の発生を抑制することができる。
図11は、本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置の列回路及び列信号処理回路の回路構成図である。同図より、黒つぶれ判定動作は、前述したように、列回路241にて(VSIG−VBIAS)の正負を判定することで行う。列回路241は、増幅トランジスタ108で生成された補正信号である黒つぶれ判定信号と、増幅トランジスタ103から出力された画素信号とを比較する信号比較回路である。列回路241は反転増幅器242、アンプ入力容量243、アンプフィードバック容量244、アンプリセットトランジスタ245、列信号増幅と黒つぶれ判定動作を切り替えるスイッチトランジスタ246と、反転増幅器242の出力を選択し、列信号処理回路251へ出力するスイッチトランジスタ259から構成される。
図12は、列回路の有する反転増幅器の回路構成の一例を示す図である。同図に記載された反転増幅器242は、最も簡単な回路構成例であり、一般的に高利得のためのカスコード接続がなされる。なお、反転増幅器242は、差動トランジスタの回路構成をとってもよい。
図11に戻って列回路241の説明をする。画素信号読み出し時は、AMPCLをHIGH状態にして、アンプリセットトランジスタ245を常にオンにする。アンプリセットトランジスタ245をオンしてリセット電圧をクランプした状態で、画素のリセット信号を読み出し、その後AMPCLをLOW状態にしてアンプリセットトランジスタ245をオフした後に画素信号を読み出すことでリセット信号と画素信号の差分を出力する。また、アンプ入力容量243をC1、アンプフィードバック容量244をC2とすると、アンプのゲインはこの容量比C1/C2で決まる。一方、黒つぶれ判定時は、RS2をLOW状態にしてスイッチトランジスタ246を常にオフにする。これによりアンプのフィードバック動作ができなくなり、アンプの利得はC1/0となる。ただし、アンプ利得は反転増幅器242のオープンループゲイン以下となるため、数十倍〜数百倍までの有限の高利得を得ることができる。つまり、黒つぶれ判定として(VSIG−VBIAS)にわずかな電位差が生じても、その電位差を数十倍〜数百倍することにより、黒つぶれが発生していない場合と(VSIG−VBIAS<0)、黒つぶれが発生した場合と(VSIG−VBIAS>0)を精度よく判定する比較器として動作する。
次に、列信号処理回路251における黒つぶれ信号置換動作について説明する。黒つぶれ信号の置換を行う信号置換回路253は、黒つぶれ判定回路が黒つぶれと判定した場合に、信号保持容量252で保持された信号電位をフォトダイオードの飽和信号VSAT以上の信号に相当する黒つぶれ補正信号(VCLIP電位)に置き換える回路である。スイッチトランジスタ254およびスイッチトランジスタ255は信号置換回路253の動作/非動作を制御するトランジスタである。信号置換回路253の動作時はRS1をHIGH状態にしてスイッチトランジスタ255をオフし、かつスイッチトランジスタ254をオンする。信号置換回路253の非動作時は、RS1をLOW状態にしてスイッチトランジスタ255をオンし、かつスイッチトランジスタ254をオフすることで置換トランジスタ256を常にオフし、置換動作が行われないようにする。このように、置換トランジスタ256のゲート電圧に応じて置換信号VCLIPを信号保持容量252に出力するか否かを判定する。
また、非動作時には、スイッチトランジスタ255のオン状態により、置換トランジスタ256はオフとなる。一方、置換動作時には、スイッチトランジスタ254をオンし、黒つぶれ判定回路の判定信号をゲートに入力する。黒つぶれが発生している場合、(VSIG−VBIAS)>0となる。反転増幅器242は反転アンプであるため、出力端260はGND電位に近い値となる。すると、置換トランジスタ256はオンし、信号保持容量部の信号を飽和信号以上に相当する黒つぶれ補正信号(VCLIP電位)に置き換える。黒つぶれが発生していない状況では、(VSIG−VBIAS)<0となることで、出力端260はVDD電位付近になるため、置換トランジスタ256はオフした状態であり、置換動作は行われない。
なお、信号置換回路253は、一例であり、特にこの回路構成に限定されるわけではない。例えば、信号保持容量252の信号を置き換えるのではなく、黒つぶれ判定信号を別の信号保持手段に保持してもよい。また保持する手段としてはアナログ信号として容量に保持してもよいし、デジタル信号に変換して黒つぶれ判定情報を保持してもよい。
次に、図13〜図15を用いて本実施の形態に係る固体撮像装置の駆動方法、具体的には、縦線補正と黒つぶれ補正の両方を実施する動作について説明する。
図13は、本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置の同期信号のタイミングチャートである。同図は、垂直同期信号及び水平同期信号の1フレーム期間における時間変化を表している。ここで、1フレーム期間は、垂直同期信号がLOW状態からHIGH状態へパルスが立ち上がった時から、次にパルスが立ち上がるまでの期間である。また、水平同期信号がLOW状態からHIGH状態へパルスが立ち上がった時から、次にパルスが立ち上がるまでを一行分の水平信号出力期間とする。本実施の形態では、ブランキング期間に縦線補正を実施し、画素信号出力期間に黒つぶれ補正を実施する。
図14は、縦線補正を実施するブランキング期間における各制御信号のタイミングチャートである。具体的には、ブランキング期間における一行分の水平信号出力期間の、リセットパルス信号(以下、RSTと記す。)、転送パルス信号(以下、TRANと記す。)、選択パルス信号(以下、SELと記す。)、選択補正パルス信号(以下、SEL_CORRECTと記す。)、選択バイアスパルス信号(以下、SEL_BIASと記す。)、選択電源パルス信号(以下、SEL_VDDCELLと記す。)及び列信号線192の電位の時間変化を示している。図14では、時刻t21から時刻t22の期間がブランキング期間中の1行分の水平信号出力期間である。また、RST、TRANは各々LOW固定としている。ブランキング期間中は、SEL_VDDCELLをLOW状態にしてスイッチトランジスタ112をオンし、SEL_BIASをLOW状態にしてスイッチトランジスタ111をオフすることで、増幅トランジスタ103のゲート電極には縦線補正用バイアスである画素列ごとの画素電源電圧が印加される。また、SEL_CORRECTをHIGH状態にして選択トランジスタ109をオンし、SELをLOW状態にして選択トランジスタ105をオフすることで、縦線補正信号を列信号線192へ出力する。縦線補正の詳細説明については、実施の形態1にて説明しているので、ここでは省略する。
図15は、黒つぶれ補正を実施する画素信号出力期間における各制御信号のタイミングチャートである。黒つぶれ補正時は、SEL_VDDCELをHIGH状態にしてスイッチトランジスタ112をオフし、SEL_BIASをHIGH状態にしてスイッチトランジスタ111をオンすることで、増幅トランジスタ108のゲートには、黒つぶれ補正用バイアス回路125より黒つぶれ補正用バイアスが印加される。
まず、黒つぶれが発生しない状態の駆動タイミングについて説明する。
時刻t31から時刻t32の期間では、RSTがHIGH状態となり、電流源出力の列信号線192の電位は電源電圧(VDDCELL−VTH−VDS)の電圧にリセットされる。この期間はAMPCLがHIGH状態であることから、反転増幅器242の出力端260の電位は反転増幅器242のリセット電圧にクランプされている。
次に、時刻t32から時刻t33の期間では、TRANがHIGH状態となり、フォトダイオード101に蓄積された信号に相当する信号VSIGの分だけ、列信号線192の電圧が下がり、列信号線192の電位は(VDDCELL−VTH−VDS−VSIG)となる。一方、反転増幅器242はリセット読み出し時にリセット電圧にクランプされていることから、反転増幅器242の出力端260の電位は反転増幅器242のリセット電位に対してVSIGにアンプゲインを乗じたVSIG×GAIN=VSIG0の分だけ高い電位状態となる。
反転増幅器242の出力端の260の信号電位はアンプ負荷をカットするスイッチトランジスタ259を介して信号保持容量252に保持される。
時刻t33から時刻t35の期間は、黒つぶれ判定期間である。RS2をLOW状態にすることで、スイッチトランジスタ246がオフし、反転増幅器242は数十から数百倍の高いゲインとなる。この状態でAMPCLをHIGH状態にすることで、列信号線192の電位状態をクランプし、反転増幅器242の出力端260の電位は再び反転増幅器242のリセット電位にクランプされる。
時刻t34のタイミングでSELをLOW状態にすることで、黒つぶれ判定出力を列信号線192に出力することが可能となる。SELをLOW状態にするとほぼ同時に、SEL_CORRECTをHIGH状態にすることで、選択トランジスタ109をオンにする。選択トランジスタ109をオンすることで、黒つぶれ判定電圧(VDDCELL−VBIAS−VTH−VDS)の電位が列信号線192に読み出される。
ここで、時刻t33から時刻t34の期間にて、列信号線192には(VDDCELL−VTH−VDS−VSIG)の電位がクランプされていることから、(VDDCELL−VTH−VDS−VSIG)と(VDDCELL−VBIAS−VTH−VDS)との差分電圧(VSIG−VBIAS)の電圧振幅に反転増幅器242のゲインを乗じた電位が反転増幅器242から出力される。列信号線192の電位は反転増幅器242のリセットレベルに(VSIG−VBIAS)×GAIN2の電圧が付与された電圧となる。GAIN2は数十から数百倍の高いゲインをとる。
黒つぶれが発生していない状態では、(VSIG−VBIAS)<0より、その差分電圧は反転増幅器242で数十倍から数百倍増幅されて反転増幅器242の出力端260に出力される。出力端260の電位は電源電圧VDDCELLに近い電位となる。
次にRS1をHIGH状態にすることで、信号置換回路253を動作させる。反転増幅器242の出力端260の電位はVDDCELLに近い電圧をとることから、PMOSトランジスタの置換トランジスタ256はオフしたままであり、信号保持容量252に保持された信号電位は、信号置換回路253により置換されない。
また、黒つぶれ判定期間である時刻t33から時刻t35の期間、SELBはLOW電位に制御されることから、アンプ負荷をカットするスイッチトランジスタ259はオフ状態である。スイッチトランジスタ259がオフ状態であることから、反転増幅器242の負荷容量が低減され、短期間で反転増幅器242から信号置換回路253に黒つぶれ判定信号を出力することができる。
時刻t35から時刻t36の期間では、信号保持容量252に保持された信号電位は、水平走査回路140の制御によりスイッチトランジスタ257を介して順次水平転送され、出力回路200へ、VSIGに反転増幅器242のゲインを乗じたVSIG0に相当する信号が出力される。
次に、黒つぶれが発生する状態のタイミングについて説明する。
時刻t41から時刻t42の期間では、リセット信号の読み出し動作が行われるが、黒つぶれにより、RSTをHIGH状態にした後に大量の光信号電荷がフォトダイオード101からフローティングディフュージョン106へあふれるため、増幅トランジスタ103のゲート電圧が大幅に下がる。リセット信号の読み出し動作が終わる時刻t42の時点で列信号線192の電位はGND近くまで下がる。
時刻t42から時刻t43の期間では、画素読み出し動作が行われるが、列信号線192の電位はGND近くに下がっていることから、列信号線192の電位は変化しない。本現象が黒つぶれを示すものであり、列信号線192の電位が変化しないため、反転増幅器242の出力端の260の電位は反転増幅器242のリセット電位から変化しない。つまり黒信号に相当する反転増幅器242のリセット電位が信号保持容量252に保持される。
次に、時刻t43から時刻t45の期間で黒つぶれ判定を行う。時刻t43から時刻t44の期間では列信号線192には(VDDCELL−VTH−VDS−VSIG)の電位がクランプされていることから、(VDDCELL−VTH−VDS−VSIG)と(VDDCELL−VBIAS−VTH−VDS)との差分電圧(VSIG−VBIAS)の電圧振幅に反転増幅器242のゲインを乗じた電位が反転増幅器242から出力される。反転増幅器242の出力端260の電位は反転増幅器242のリセットレベルに(VSIG−VBIAS)×GAIN2の電圧が付与された電圧となる。GAIN2は数十から数百倍の高いゲインをとる。
黒つぶれが発生している状態では(VSIG−VBIAS)>0より、その差分電圧は反転増幅器242で数十倍から数百倍増幅され、反転増幅器242の出力端260に出力されてGNDに近い電位となる。
次にRS1をHIGH状態にすることで、信号置換回路253を動作させる。反転増幅器242の出力端260の電位はGNDに近い電位をとることから、PMOSトランジスタの置換トランジスタ256はオン状態となり、飽和以上の信号に相当する黒つぶれ補正信号(VCLIPの電位)へ信号置換動作が行われる。つまり、信号保持容量252に保持された黒信号に相当する信号電位が飽和以上の信号に相当する黒つぶれ補正信号(VCLIP電位)に置き換えられる。
時刻t45から時刻t46の期間では、信号保持容量252に保持された黒つぶれ補正信号が順次水平転送され、出力回路200へ飽和以上の信号に相当する信号が出力される。このようにして黒つぶれ補正を行うことができる。
以上、図面を用いて説明したように、本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置は、実施の形態1で説明した縦線補正に加え、黒つぶれ補正も高い精度で両立させることが出来る。
なお、本実施の形態では、補正信号を出力する増幅トランジスタ108は、一列内に複数個並列に備えてもよい。このようにすることで、補正信号を出力する増幅トランジスタのばらつきを抑制し、縦線補正と黒つぶれ補正の精度を一層高めることができる。並列に配置するトランジスタ数が多いほど、ばらつき抑制効果は高いが、画素ピッチ幅の制約があるため、数個〜数十個程度の並列配置が好ましい。
なお、図10記載の画素部1は選択トランジスタ105を備えているが、選択トランジスタ105を持たない構成としても良い。
図16は、本発明の実施の形態2の変形例を示す固体撮像装置の回路構成図である。画素内に選択トランジスタを備えない場合、図16のように、各列に備えた画素部2と縦線補正電圧及び黒つぶれ判定電圧生成回路との間に、列選択スイッチ220を設ける。列選択スイッチ220に備えた選択トランジスタ221には、選択トランジスタ109と同種のトランジスタを用いる。ここでの同種とは、プロセス工程が同一であることであり、例えばイオン種などが同一であり、さらに形状面において、チャネルの幅(W)と長さ(L)のサイズ比を同じにすることである。これにより、増幅トランジスタ108と増幅トランジスタ103とのVTH、及び選択トランジスタ109と選択トランジスタ221とのVDSを同じにすることができる。縦線補正および黒つぶれ判定時には、選択トランジスタ221がオフとなるようSEL_Aを制御し、画素出力信号が列信号線に出力されないようにする。このように、各画素に選択トランジスタを備えないことで、選択トランジスタごとのオン抵抗ばらつきを抑制でき、縦線補正と黒つぶれ補正の精度を一層高めることができる。
なお、画素内に選択トランジスタを備えない場合であっても、補正信号を出力する増幅トランジスタ108を1列内に複数個並列に備えてもよい。このようにすることで、補正信号を出力する増幅トランジスタの列ごとのばらつきを抑制し、縦線補正と黒つぶれ補正の精度を一層高めることができる。
(実施の形態3)
図17は、本発明の実施の形態3に係る固体撮像装置の構成ブロック図である。実施の形態1及び2に係る固体撮像装置は、出力回路200の内部、もしくは別ICにADCを備える場合について説明したが、図17に記載された固体撮像装置500は、画素列ごとにAD変換回路を備え、同一行の信号を同時にAD変換動作することが可能である。固体撮像装置500は、上記回路構成に、本発明の縦線補正機能、もしくは縦線補正と黒つぶれ補正両方の機能を備えている。
図17に記載された固体撮像装置500は、列信号線192と電流源回路191の間に電圧生成回路232を備え、電圧生成回路232に黒つぶれ補正用バイアスを供給する黒つぶれ補正用バイアス回路125を備え、電流源回路191と列信号処理部326の間に列回路241を備える。また、縦線補正回路206を出力回路201に備えることで本発明と同様な縦線補正と黒つぶれ補正を行うことができる。
列信号処理部326は、画素列ごとに列AD変換回路325を備える列信号処理回路であり、列信号線190から出力される一行分の画素信号及び縦線補正信号を保持し、水平走査回路140の制御によって1行分の画素信号及び縦線補正信号を出力回路201へ転送する。列信号処理部326は、図2に記載された列信号処理回路250または図10に記載された列信号処理回路251の機能を有し、さらに、画素信号及び縦線補正信号をAD変換する機能を有する。
列AD変換回路325は、電圧比較器352と、カウンタ部354と、スイッチ358とデータ記憶部356とを備える列AD変換器である。
なお、画素列ごとに列AD変換回路325を備えた場合、信号置換回路253内の置換トランジスタ256は必ずしも備える必要はない。黒つぶれ判定ビットを1ビット設けるか、または黒つぶれ判定信号が出力された場合にAD変換されたデジタル信号を全てHIGHに置き換えるようなデジタル回路を設けることで容易に黒つぶれ判定信号をAD変換出力に置換することができる。
上記構成により、画素列ごとの縦線補正信号を同時並列にAD変換できるため、縦線補正信号の読み出し期間を短縮することができる。また、本発明での黒つぶれ判定を行う時点では、すでに画素信号は信号保持容量252に保持され、画素信号の読み出し動作は完了していることから、図17に示す構成に本発明の黒つぶれ補正機能を付与した構成とすることで、画素信号のAD変換と黒つぶれ判定動作を同時並行して行うことができ、黒つぶれ判定期間を短縮することができる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4に係る撮像装置について図18を用いて説明する。図18は、本発明の実施の形態4に係る撮像装置(カメラ)の構成を示すブロック図である。
図18に示すように、本実施の形態に係る撮像装置は、光学系600と、画像信号処理部620と、上記の本発明の実施の形態に係る固体撮像装置610とを備える。光学系600は、被写体からの光を集光して固体撮像装置610の撮像領域上に画像イメージを形成するレンズ601が光路上に位置する。ここで、上記撮像装置は、固体撮像装置610の有する特徴により、高精度な縦線補正及び黒つぶれ補正がされた画像を提供することが可能となる。
なお、本発明に係る固体撮像装置は、上記実施の形態に限定されるものではない。実施形態1〜4における任意の構成要素を組み合わせて実現される別の実施の形態や、実施の形態1〜4に対して本発明の主旨を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例や、本発明に係る固体撮像装置を内蔵した各種機器も本発明に含まれる。
本発明に係る固体撮像装置及びカメラは、縦筋状の画像不良を抑制し、高画質なカメラを実現できるため、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、車載カメラ、監視カメラ、医療用カメラ等に有用である。
1、2 画素部
10、910 画素電源バイアス回路
100、121 画素アレイ
101、801 フォトダイオード
102、802 転送トランジスタ
103、108、118、803 増幅トランジスタ
104、804 リセットトランジスタ
105、109、221、805 選択トランジスタ
106、806 フローティングディフュージョン
111、112、246、254、255、257、259 スイッチトランジスタ
110 垂直走査回路
125 黒つぶれ補正用バイアス回路
140 水平走査回路
150 電流源トランジスタ
190、192、890、990 列信号線
191 電流源回路
200、201 出力回路
202、850 アナログフロントエンド(AFE)
203、860 ADコンバータ(ADC)
204 列メモリ
205 減算器
206 縦線補正回路
207 出力信号処理回路
220 列選択スイッチ
231、232、233 電圧生成回路
241 列回路
242 反転増幅器
243 アンプ入力容量
244 アンプフィードバック容量
245 アンプリセットトランジスタ
250、251 列信号処理回路
252 信号保持容量
253 信号置換回路
256 置換トランジスタ
300、301、302、400、401、610、500、800 固体撮像装置
325 列AD変換回路
326 列信号処理部
600 光学系
601 レンズ
620 画像信号処理部
800A 有効画素領域
810 垂直駆動回路
820 黒つぶれ及び縦線補正部
821 画素ダミーアンプトランジスタ
823、923 補正用バイアス回路
891 電流源
830 画素信号読み出し回路
840 水平シフトレジスタ
870 出力処理部
880 タイミング制御回路
921 画素ダミーアンプトランジスタ

Claims (9)

  1. 行列状に配置された複数の画素部と、
    画素列ごとに設けられた複数の列信号線と、
    前記複数の画素部のそれぞれから出力された画素信号を補正する補正信号を生成する電圧生成回路と、
    前記複数の列信号線を経由して入力された前記画素信号と前記補正信号とを演算して縦線補正された画素信号を出力する出力回路とを備え、
    前記複数の画素部のそれぞれは、
    受光強度に応じた信号電荷を発生する受光素子と、
    ゲート電極に前記信号電荷に応じた信号電圧が印加されることにより当該信号電圧を増幅して、対応する列信号線に前記画素信号を出力する画素信号増幅トランジスタと、
    前記画素信号増幅トランジスタのゲート電極と画素電源電圧との間に配置されたリセットトランジスタとを有し、
    前記電圧生成回路は、
    前記複数の列信号線のそれぞれに対応して設けられ、ゲート電圧を増幅して当該ゲート電圧に応じた前記補正信号を生成する補正信号増幅トランジスタと、
    前記複数の列信号線のそれぞれに対応して設けられ、前記補正信号増幅トランジスタと、対応する列信号線との間に設けられ、前記補正信号を当該列信号線に出力する、または出力しないを選択する補正信号選択トランジスタとを有し、
    前記電圧生成回路は、前記補正信号増幅トランジスタのゲート電極に、当該補正信号増幅トランジスタと同じ画素列に配置された画素部のリセットトランジスタに供給される画素電源電圧が供給されることにより、前記画素列に設けられた列信号線に補正信号を出力する
    固体撮像装置。
  2. 前記補正信号増幅トランジスタのゲート電極と、前記補正信号増幅トランジスタのソース電極及びドレイン電極の一方とは、当該補正信号増幅トランジスタと同じ画素列に配置された画素部のリセットトランジスタと、画素電源電圧を供給する電源線とを接続する配線上に接続されており、
    前記補正信号増幅トランジスタのソース電極及びドレイン電極の他方は、前記補正信号スイッチトランジスタに接続されている
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記画素信号増幅トランジスタと前記補正信号増幅トランジスタとは、同じ種類のトランジスタである
    請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  4. さらに、
    前記複数の列信号線のそれぞれに対応して設けられ、前記画素信号増幅トランジスタ及び前記補正信号増幅トランジスタに電流を供給するための電流源トランジスタと、
    前記複数の列信号線のそれぞれに対応して設けられ、前記画素信号増幅トランジスタと、対応する列信号線との間に設けられ、前記画素信号を当該列信号線に出力するタイミングを制御する画素信号選択トランジスタとを備え、
    前記画素信号選択トランジスタと前記補正信号選択トランジスタとは、同じ種類のトランジスタである
    請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記補正信号増幅トランジスタは、前記複数の列信号線のそれぞれに対して、複数個並列に配置されている
    請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  6. さらに、
    前記電圧生成回路と前記出力回路との間に設けられ、前記複数の列信号線から出力される一行分の前記画素信号及び前記補正信号を保持し、所定のタイミングで前記一行分の前記画素信号及び前記補正信号を前記出力回路へ出力する列信号処理回路を備え、
    前記列信号処理回路は、
    前記複数の列信号線のそれぞれに対応して設けられ、画素列ごとの前記画素信号及び前記補正信号をAD変換する列AD変換器を備える
    請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  7. さらに、
    前記補正信号増幅トランジスタのゲート電極にバイアス電圧を供給するバイアス回路と、
    前記補正信号増幅トランジスタのゲート電極に供給する電圧を、前記画素電源電圧と前記バイアス電圧とで切り替えるスイッチ回路とを備え、
    前記列信号処理回路は、
    前記複数の列信号線のそれぞれに対応して前記電圧生成回路と前記出力回路との間に設けられ、前記スイッチ回路の切り替えにより前記補正信号増幅トランジスタのゲート電極に前記バイアス電圧が印加されている期間に、前記補正信号増幅トランジスタで生成された補正信号である黒つぶれ判定信号と、前記画素信号増幅トランジスタから出力された画素信号とを比較する信号比較回路と、
    前記複数の列信号線のそれぞれに対応して設けられ、前記信号比較回路が比較した結果に基づいて、前記画素信号に対応した画素部が黒つぶれ発生状態か否かを判定し、
    黒つぶれ発生状態でないと判定した場合は、前記画素信号を前記出力回路に出力し、
    黒つぶれ発生状態であると判定した場合は、前記画素信号を黒つぶれ補正信号に置換して、当該黒つぶれ補正信号を前記出力回路に出力する信号置換回路とを備える
    請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  8. 前記信号比較回路は、前記画素信号増幅トランジスタから出力された画素信号の電圧から前記補正信号増幅トランジスタで生成された黒つぶれ判定信号の電圧を減算することにより比較し、
    前記信号置換回路は、前記信号比較回路により減算された結果である差分値を入力し、
    前記差分値が所定の閾値以下である場合には、前記画素信号に対応した画素部が黒つぶれ発生状態でないと判定し、当該画素信号を前記出力回路に出力し、
    前記差分値が所定の閾値より大きい場合には、前記画素信号に対応した画素部が黒つぶれ発生状態であると判定し、前記画素信号を黒つぶれ補正信号に置換して、当該黒つぶれ補正信号を前記出力回路に出力する
    請求項7に記載の固体撮像装置。
  9. 請求項1〜8のうちいずれか1項に記載の固体撮像装置を備えたカメラ。
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