JP2006217421A - 固体撮像装置 - Google Patents

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繁孝 春日
Takumi Yamaguchi
琢己 山口
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Abstract

【課題】 高光量領域まで不連続のない出力特性が得られると共に、大幅な広ダイナミック化を達成する固体撮像装置を提供する。
【解決手段】 固体撮像装置3は、複数の画素部10、パルス発生回路50cを備える。画素部10は光電変換素子PDとフローティングディフュージョンFDとトランジスタQ11,Q12とを有する。パルス発生回路50cは、トランジスタQ11について、1フレーム期間において、光電変換素子PDの飽和電荷量より少ない一定量を超えて発生する過剰電荷を転送する第1の転送と、第1の転送の後に光電変換素子PDに蓄積された電荷を転送する第2の転送とを制御し、トランジスタQ12について、1フレーム期間において、第1の転送に先立ってフローティングディフュージョンFDを所定電位にリセットする第1のリセットと、第2の転送の後にフローティングディフュージョンFDを所定電位にリセットする第2のリセットとを制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタルカメラ等に使用されるMOS型の固体撮像装置に関し、特にダイナミックレンジを広げる技術に関する。
近年、画像のカラー化の進展に伴い、MOS型の固体撮像装置は、デジタルスチルカメラ用や、カメラ付き携帯電話用などにおいて成長が著しく、固体撮像装置に対する小型化、高画素化への要求も日増しに増大してきている。しかし、このような固体撮像装置に対する要求は、受光センサ部である光電変換素子の受光面積を縮小させる結果、固体撮像装置の主要特性である光電変換特性(光感度、ダイナミックレンジ)を低下させる一因となりつつある。
例えば、デジタルスチルカメラに搭載される固体撮像装置の光学サイズの主流は1/3インチ型から1/4インチ型が主流となり、さらに1/6インチ型以降の検討もなされている。また、画素数も200万画素から500万画素の範囲まで広がりつつあり、さらに500万画素以上の検討もなされている。こうした受光面積の縮小化、および高画素化においても、固体撮像装置の主要特性である、光感度や、ダイナミックレンジなどの特性を低下させることのない技術の確立が必要となってきている。
つまり、画素サイズを縮小せずに画素数のみを増加させればチップサイズの増大を招き、固体撮像装置を大きくしてしまうため、画素サイズの縮小も平行して実施しなければならない。一般に、画素サイズを縮小すればフォトダイオードに代表される光電変換素子も縮小され、その結果、光感度の低下や、大光量受光時における飽和によるダイナミックレンジの低下は逃れられない。
このため、広ダイナミックレンジ化の要望が高くなりつつあり、広ダイナミック化を達成するための従来の固体撮像装置として、特開2003−2183438号に記載されたものが知られている。この従来の固体撮像装置の一般的な画素部の平面図を図14に示す。
図14に示されるように、従来の固体撮像装置900は、1画素内に設けられた相対的に広い面積を有する主感光部901と、相対的に狭い面積を有する従感光部902と、電荷転送路903と、4層駆動するためのポリシリコン電極904,905,906,907とを備える。
図15は、図14の主感光部901と従感光部902の光量と出力との関係を示す図である。図中、α1は主感光部901の光量と出力の関係を示し、光量Aで飽和となり、それ以上光量が多い領域でも出力は増大しない。図中α2は従感光部902の光量と出力の関係を示し、感度は主感光部より低いため光量Aの時点でも飽和せず、光量A時点より光量が多い領域でも出力が直線的に増大している。実際の使用では主感光部901と従感光部902の出力の両方を用いるため、その出力は図中α0に示すような特性となる。
特開2003−218343号公報
しかしながら、従来の固体撮像装置は、図14の主感光部901と従感光部902の合成出力α0は光量A時点で不連続な特性を示すと共に、わずかな広ダイナミック化を達
成しているに過ぎない。このため、フレーム画像のハイライト領域における再現性が低くなる。
そこで、本発明は、高光量領域まで不連続のない出力特性が得られると共に、大幅な広ダイナミック化を達成する固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る固体撮像装置においては、2次元画像を取得するための画素部が複数、2次元に配置された固体撮像装置であって、前記各画素部は、入射光を電荷に変換する光電変換手段と、前記光電変換手段により変換された電荷を蓄積するフローティングディフュージョンと、前記光電変換手段により変換された電荷を前記フローティングディフュージョンに転送する転送手段と、前記フローティングディフュージョンを所定電位にリセットするリセット手段とをそれぞれ有し、前記転送手段による転送と、リセット手段によるリセットとを制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記転送手段について、1フレーム期間において、前記光電変換手段の飽和電荷量より少ない一定量を超えて発生する過剰電荷を転送する第1の転送と、第1の転送の後に光電変換手段に蓄積された電荷を転送する第2の転送とを制御し、前記リセット手段について、1フレーム期間において、前記第1の転送に先立って前記フローティングディフュージョンを所定電位にリセットする第1のリセットと、前記第2の転送の後に前記フローティングディフュージョンを所定電位にリセットする第2のリセットとを制御することを特徴とする。
これにより、光電変換手段を飽和させることなく、過剰電荷をフローティングディフュージョンに予め転送されるので、高光量領域まで不連続のない出力特性が得られると共に、大幅な広ダイナミック化を達成することが可能となり、しかもリセット手段について、1フレーム期間において、第1の転送に先立ってフローティングディフュージョンを所定電位にリセットする第1のリセットを行わせるので、スミアのない画像を取得することが可能となる。
また、本発明に係る固体撮像装置においては、前記制御手段は、前記第1の転送では電荷蓄積の時間間隔を徐々に短く変調する不完全転送を複数回行うように制御し、前記第2の転送では光電変換手段に残存する蓄積電荷を完全に転送する完全転送を1回行うように制御することを特徴とすることができる。
これにより、大光量が入射した場合でもその光量に応じてダイナミックレンジの広い光応答を得ることができる。
また、本発明に係る固体撮像装置においては、前記制御手段は、前記第1の転送による過剰電荷と前記第2の転送による電荷とがフローティングディフュージョンにおいて加算されるように前記転送手段を制御することを特徴とすることもできる。
これにより、フローティングディフュージョンに複数回の不完全転送と完全転送による電荷を加算することにより、大光量が入射した場合でも、ダイナミックレンジの広い光応答が得られる。
また、本発明に係る固体撮像装置においては、前記固体撮像装置は、さらに前記各画素の列毎に設けられる列方向共通信号線を備え、前記画素部は、さらに前記フローティングディフュージョンに蓄積されている電荷に応じた信号を当該画素部が属する列方向共通信号線に出力する画素信号出力手段を有し、前記制御手段は、前記第1の転送による過剰電荷と前記第2の転送による電荷とがフローティングディフュージョンにおいて個別に蓄積され、前記過剰電荷に対応する第1の信号と前記第2の転送による電荷に対応する第2の信号とが個別に列方向共通信号線に出力されるように前記転送手段、前記リセット手段および画素信号出力手段を制御することを特徴とすることができる。
これにより、列方向共通信号線に個別に出力された第1の信号と第2の信号とを、後で加算することにより、大光量が入射した場合でも、ダイナミックレンジの広い光応答を得ることができる。
また、本発明に係る固体撮像装置においては、前記固体撮像装置は、さらに前記第1の信号と第2の信号とを前記列方向共通信号線を介して個別に入力し、フレーム画像にまとめる信号処理手段を備え、前記信号処理手段は、前記第2の信号の値に応じて前記第1の信号と前記第2の信号とを加算することを特徴とすることもできる。
これにより、第1の信号と第2の信号を個別に検出することができ、第2の信号の値に応じて、後段の信号処理回路で加算することによって、ダイナミックレンジの広い光応答が得られる。
また、本発明に係る固体撮像装置においては、前記固体撮像装置は、さらに前記列方向共通信号線を介する第1の信号を蓄積する第1信号蓄積手段と、前記列方向共通信号線を介する第2の信号を蓄積する第2信号蓄積手段と、前記第2信号蓄積手段に蓄積された第2の信号の電圧と予め定められたリファレンス電圧とを比較し、第2の信号の電圧がリファレンス電圧よりも高い場合には、第1の信号と第2の信号とを加算して出力し、第2の信号の電圧がリファレンス電圧よりも低い場合には、第2の信号だけを出力する加算制御手段とを備えることを特徴としてもよい。
これにより、暗電流の少ない広ダイナミックレンジ化を実現することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る固体撮像装置においては、2次元画像を取得するための画素部が複数、2次元に配置された固体撮像装置であって、前記各画素部は、入射光を電荷に変換する光電変換手段と、前記光電変換手段により変換された電荷を蓄積するフローティングディフュージョンと、前記光電変換手段により変換された電荷を前記フローティングディフュージョンに転送する転送手段と、前記フローティングディフュージョンを所定電位にリセットするリセット手段とをそれぞれ有し、前記転送手段による転送と、リセット手段によるリセットとを制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記リセット手段について、1フレーム期間において、前記転送に先立って前記フローティングディフュージョンを所定電位にリセットする第1のリセットと、前記第2の転送の後に前記フローティングディフュージョンを所定電位にリセットする第2のリセットとを制御すると共に、前記第1のリセットと前記第2のリセットとの間にリセットの時間間隔を徐々に短く変調する不完全リセットを複数回行うように制御することを特徴とする。
これにより、スミアの原因となる暗電流を有効利用し、光電変換手段を飽和させることなく、高光量領域まで不連続のない出力特性が得られると共に、大幅な広ダイナミック化を達成することが可能となる。
また、本発明に係る固体撮像装置においては、前記制御手段は、前記転送による電荷と前記不完全リセットによる電荷とがフローティングディフュージョンにおいて加算されるように前記転送手段を制御することを特徴とすることができる。
これにより、前記転送による電荷と前記不完全リセットによる電荷とがフローティングディフュージョンにおいて加算することにより、大光量が入射した場合でも、ダイナミックレンジの広い光応答が得られる。
また、本発明に係る固体撮像装置においては、前記固体撮像装置は、さらに前記各画素の列毎に設けられる列方向共通信号線を備え、前記画素部は、さらに前記フローティングディフュージョンに蓄積されている電荷に応じた信号を当該画素部が属する列方向共通信号線に出力する画素信号出力手段を有し、前記制御手段は、前記転送による電荷と前記不完全リセットによる電荷とがフローティングディフュージョンにおいて個別に蓄積され、前記不完全リセットに対応する第1の信号と前記転送による電荷に対応する第2の信号とが個別に列方向共通信号線に出力されるように前記転送手段、前記リセット手段および画素信号出力手段を制御することを特徴とすることもできる。
これにより、第1の信号と第2の信号を個別に検出することができ、第2の信号の値に応じて、後段の信号処理回路で加算することによって、ダイナミックレンジの広い光応答が得られる。
また、本発明に係る固体撮像装置においては、前記転送手段は、エンハンス型のMOSトランジスタで構成され、前記転送手段の閾値は、個体撮像装置を構成する他のエンハンス型のMOSトランジスタの閾値よりも低く設定されることを特徴とすることができる。
これにより、完全転送および不完全転送の制御を容易にできる。
また、本発明に係る固体撮像装置においては、回路を構成する部品が全てNMOSトランジスタで構成され、回路を構成する容量部品もデプレッション型のNMOS容量で構成されることを特徴とすることができる。
これにより、個体撮像装置を容易に製造することができる。
なお、上記の固体撮像装置を備えることを特徴とするカメラとして構成してもよい。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る固体撮像装置によれば、大光量が入射する場合でも、高光量領域まで不連続のない出力特性が得られると共に、大幅な広ダイナミック化を達成することができ、さらに暗電流によるノイズを少なくすることができる。
また、暗電流を有効利用し、高光量領域まで不連続のない出力特性が得られると共に、大幅な広ダイナミック化を達成することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の構成を示す回路図である。なお、行方向、列方向に光電変換部が複数配置されているが、図1ではその1つだけが示されている。
図1に示されるように、固体撮像装置3は、画素部10と、MOSトランジスタQ21と、雑音信号除去部30と、MOSトランジスタQ41と、パルス発生回路50cと、信号処理部60と、電源線L10と、リセットパルス印加信号線L11と、転送パルス印加信号線L12と、行選択パルス印加信号線L13と、列方向共通信号線L14と、サンプルホールドパルス印加信号線L15と、容量部初期化パルス印加信号線L16と、容量部初期化バイアス印加線L17と、水平選択パルス印加信号線L18と、水平出力信号線L19等とから構成される。
画素部10は、光電変換素子PDと、電荷を蓄積する蓄積領域としてのフローティングディフュージョンFDと、電荷を転送する転送手段としてのMOSトランジスタQ11と、MOSトランジスタQ12と、MOSトランジスタQ13と、MOSトランジスタQ14とから構成される。
雑音信号除去部30は、MOSトランジスタQ31と、サンプリング容量C31と、クランプ容量C32とから構成される。
なお、MOSトランジスタQ11はエンハンス型のMOSトランジスタで構成され、MOSトランジスタQ11の閾値は、固体撮像装置3を構成する他のエンハンス型のMOSトランジスタの閾値よりも低く設定され、これにより、完全転送および不完全転送の制御を容易にできるように構成されている。
また、固体撮像装置3の回路を構成する部品が全てNMOSトランジスタで構成され、回路を構成する容量部品(サンプリング容量C31およびクランプ容量C32)もデプレッション型のNMOS容量で構成される。これにより、固体撮像装置3を容易に製造することができる。
画素部10の光電変換素子PDのアノードは、接地され、光電変換素子PDのカソードはMOSトランジスタQ11のドレインに接続される。
MOSトランジスタQ11のゲートは転送パルス印加信号線L12に接続され、そのソースはMOSトランジスタQ12のソースおよびMOSトランジスタQ13のゲートに接続される。これらMOSトランジスタQ11のソースと、MOSトランジスタQ12のソースと、MOSトランジスタQ13のゲートとが共通に接続される領域が、フローティングディフュージョンFDである。
MOSトランジスタQ12のドレインは電源線L10に接続され、そのゲートはリセットパルス印加信号線L11に接続される。MOSトランジスタQ13のドレインは電源線L10に接続され、そのソースはMOSトランジスタQ14のドレインに接続される。MOSトランジスタQ14のソースは列方向共通信号線L14に接続され、そのゲートは行選択パルス印加信号線L13に接続される。
MOSトランジスタQ21は、列方向共通信号線L14と雑音信号除去部30とを接続したり、切り離したりするためのスイッチとして機能し、そのドレインは列方向共通信号線L14に接続され、そのゲートはサンプルホールドパルス印加信号線L15に接続され、そのソースは雑音信号除去部30のサンプリング容量C31の一方の電極に接続される。
雑音信号除去部30のMOSトランジスタQ31のドレインは容量部初期化バイアス印加線L17に接続され、そのゲートは容量部初期化パルス印加信号線L16に接続され、そのソースはサンプリング容量C31の他方の電極、クランプ容量C32の一方の電極およびMOSトランジスタQ41のドレインにそれぞれ接続される。
MOSトランジスタQ41のソースは水平出力信号線L19に、そのゲートは水平選択パルス印加信号線L18に接続される。
パルス発生回路50cは、1フレームの画像を取得するための種々のパルス信号を所定のタイミングで生成し、生成したパルス信号を各信号線L11〜L13,L15〜L18を介して各MOSトランジスタQ11,Q12,Q14,Q21,Q31,Q41のゲートに印加する。
より詳しくは、パルス発生回路50cは、リセットパルス印加信号線L11を介して画素部10のMOSトランジスタQ12のゲートにリセットパルスRSを印加し、MOSトランジスタQ11のゲートに転送パルスTRANを印加し、MOSトランジスタQ14のゲートに行選択パルスSELECTを印加する。
なお、リセットパルスRS、転送パルスTRAN、行選択パルスSELECTは、(N+1)行目の画素部10を走査する際のパルスを参考のために示したもので、目的は同じである。
また、パルス発生回路50cは、MOSトランジスタQ21のゲートにサンプルホールドパルスSHNCを印加する。
また、パルス発生回路50cは、MOSトランジスタQ31のゲートに容量部初期化パルスCLNCを印加する。
さらに、MOSトランジスタQ41のゲートに水平選択パルスHSRを印加する。
なお、列方向共通信号線L14には画素部10から出力された電荷を電圧に変換させるための信号SIG_LINEが印加されている。
また、容量部初期化バイアス印加線L17にはサンプリング容量C31およびクランプ容量C32を初期化するための容量部初期化バイアス印加信号NCDCが印加されている。
このようなパルス信号が与えられると、各MOSトランジスタQ11,Q12,Q14,Q21,Q31,Q41が駆動され、水平出力信号線L19に各画素部10から信号が行毎に出力される。
信号処理部60は、水平出力信号線L19を介する行毎の信号を1つのフレーム画像にまとめる。
次いで、本発明の固体撮像装置3の動作を説明する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置3を動作させるタイミングを示すタイミングチャートである。
なお、図中、図2(a)〜図2(c)は、パルス発生回路50cからN行目の画素部10に対して出力されるリセットパルスRS、転送パルスTRANおよび行選択パルスSELECTをそれぞれ示し、図2(d)〜図2(f)は、パルス発生回路50cから(N+1)行目の画素部10に対して出力されるリセットパルスRS、転送パルスTRANおよび行選択パルスSELECTをそれぞれ示し、図2(g)はパルス発生回路50cからMOSトランジスタQ21に対して出力されるサンプルホールドパルスSHNCを示し、図2(h)はパルス発生回路50cからMOSトランジスタQ31に対して出力される容量部初期化パルスCLNCを示し、図2(i)はパルス発生回路50cから各列のMOSトランジスタQ41に対して順次出力される水平選択パルスHSRを示す。
パルス発生回路50cは、時刻t0において、全てパルスをOFFにしている。なお、時刻t0の直前においては、図3(a)に示されるように、N行目の画素部10の光電変換素子PDには通常光量の電荷が蓄積されており、フローティングディフュージョンFD
に高光量の電荷が蓄積されているものとして説明する。
次いで、パルス発生回路50cは、時刻t1において、N行目の画素部10に対する転送パルスTRAN、行選択パルスSELECTをONにすると共に、サンプルホールドパルスSHNCをONにする。これにより、N行目の画素部10のMOSトランジスタQ11、MOSトランジスタQ14およびMOSトランジスタQ21が導通される。なお、このときの転送パルスTRANは、MOSトランジスタQ11を完全にONさせるための値の大きなパルス信号であり、図3(b)に示されるように、光電変換素子PDに蓄積されている電荷はフローティングディフュージョンFDに完全に転送される。
したがって、フローティングディフュージョンFDに1フレーム期間蓄積された大光量時の電荷と、通常光量時の電荷とが加算され、その加算された電荷に応じた電圧の画素信号がMOSトランジスタQ13,Q14を介して列方向共通信号線L14に出力され、さらにMOSトランジスタQ21を介して雑音信号除去部30に転送される。
次いで、パルス発生回路50cは、時刻t2においてN行目の画素部10に対する転送パルスTRANをOFFにした後、時刻t3から時刻t4までの間、N行目の画素部10に対するリセットパルスRSをONにする。これにより、N行目の画素部10のMOSトランジスタQ11が遮断された後、MOSトランジスタQ12が導通される。したがって、図3(c)に示されるように、フローティングディフュージョンFDがVDDにリセットされ、フローティングディフュージョンFDのリセット電位がMOSトランジスタQ13,Q14を介して列方向共通信号線L14に出力され、さらにMOSトランジスタQ21を介して雑音信号除去部30に転送される。
ここで、サンプリング容量C31およびクランプ容量C32で電荷再分配が発生し、MOSトランジスタQ13の閾値差を除去した電圧が出現する。
また、パルス発生回路50cは、時刻t3から時刻t4までの間、容量部初期化パルスCLNCをONにする。これにより、MOSトランジスタQ31が導通し、サンプリング容量C31およびクランプ容量C32に容量部初期化バイアス印加信号NCDCが印加される。
次いで、パルス発生回路50cは、時刻t5においてN行目の画素部10に対する行選択パルスSELECTおよびサンプルホールドパルスSHNCをOFFにする。これにより、MOSトランジスタQ21が遮断される。
そして、パルス発生回路50cは、時刻t6から時刻t7までの期間に各列に対する水平選択パルスHSRを順次ONにする。これにより、各列のMOSトランジスタQ41が順次導通され、全列信号線の1水平走査が行われ、水平出力信号線L19に1行の画素信号が出力される。そして、時刻t8において1水平期間を終了する。
その後1フレーム期間において、時刻t9から時刻t10にかけてリセットパルスRSをONして、フローティングディフュージョンFDを一旦初期化電位に設定した後、その後、パルス発生回路50cは、1フレーム期間にわたり、N行目の画素部10に対する転送パルスTRANを通常パルス(完全ON)より低い電圧で複数回ONにする。つまり、パルス発生回路50cは、次の1フレーム期間において、フローティングディフュージョンFDに蓄積されるスミアによる電荷を再度除去してから、MOSトランジスタQ11を不完全ONにする。なお、この実施の形態1においては、図2に示されるように、次の(N+1)行目の1水平期間に転送パルスTRANを通常パルスより低い電圧で複数回ONにする場合が図示されている。
これにより、光電変換素子PDに蓄積されていた飽和に近い電荷が、MOSトランジスタQ11のゲート電位を通過し、電荷がフローティングディフュージョンFDに蓄積されていく。
つまり、図3(d)に示されるように、光電変換素子PDに蓄積された電荷がオーバーフローする少し前のタイミングでMOSトランジスタQ11を不完全ONさせることにより、所定量を超える電荷を少しずつフローティングディフュージョンFDに予め転送させる。
この転送パルスTRANは、期間A、期間BとそのONする間隔を徐々に短くして、通常の飽和電荷量をわずかに上回る光量が入射した場合は、期間Aのような長い蓄積時間でフローティングディフュージョンFDに電荷が蓄積し、通常の飽和電荷量を大きく上回る光量が入射した場合は、期間Gのような短い期間でもフローティングディフュージョンFDに電荷が蓄積され、期間AからGまでの全期間における転送パルスTRANにより、フローティングディフュージョンFDに電荷が加算されていく。
すなわち、1フレーム期間において期間AからGのような徐々に蓄積期間を短くする期間をより多く設けることにより、大光量時のダイナミックレンジをより広くすることができる。これらフローティングディフュージョンFDに蓄積された大光量時の蓄積信号と、MOSトランジスタQ11のゲート電位を通過しなかった通常光量の蓄積信号との加算が時刻t1から時刻t5における信号検出過程で繰り返されることにより、図4および図5に示すような出力特性を得ることができる。
なお、この実施の形態1では、高光量時の電荷と通常光量時の電荷とをフローティングディフュージョンFDにおいて合算して、合算した信号を列方向共通信号線L14に出力させるようにしたが、パルス発生回路50cは、フローティングディフュージョンFDから高光量時の電荷と通常光量時の電荷とを個別に列方向共通信号線L14に出力させるようにしてもよい。
(実施の形態2)
次いで、フローティングディフュージョンFDから高光量時の電荷と通常光量時の電荷とを個別に列方向共通信号線L14に出力させる場合の動作を説明する。
図6は、本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置3を動作させるタイミングを示すタイミングチャートである。
なお、図中、図6(a)〜図6(c)は、パルス発生回路50cから(N−1)行目の画素部10に対して出力されるリセットパルスRS、転送パルスTRANおよび行選択パルスSELECTをそれぞれ示し、図6(d)〜図6(f)は、パルス発生回路50cからN行目の画素部10に対して出力されるリセットパルスRS、転送パルスTRANおよび行選択パルスSELECTをそれぞれ示し、図6(g)はパルス発生回路50cからMOSトランジスタQ21に対して出力されるサンプルホールドパルスSHNCを示し、図6(h)はパルス発生回路50cからMOSトランジスタQ31に対して出力される容量部初期化パルスCLNCを示し、図6(i)はパルス発生回路50cから各列のMOSトランジスタQ41に対して順次出力される水平選択パルスHSRを示す。
図2のタイミングと異なる点は、パルス発生回路50cが大光量時の信号と通常光量時の信号とを水平出力信号線L19に個別に出力させ、暗電流の影響を受けにくい動作にしていることである。
パルス発生回路50cは、時刻t0において、全てのパルスをOFFにしている。
パルス発生回路50cは、時刻t1において(N−1)行目の画素部10へのリセットパルスRS、行選択パルスSELECTをONするとともに、サンプルホールドパルスSHNC、容量部初期化パルスCLNCをONにする。これにより、MOSトランジスタQ12、MOSトランジスタQ14、MOSトランジスタQ21、MOSトランジスタQ31がONにされる。そして、パルス発生回路50cは、時刻t2において(N−1)行目の画素部10へのリセットパルスRSをOFFにするとともに、容量部初期化パルスCLNCをOFFにする。これによりMOSトランジスタQ12、MOSトランジスタQ31が遮断される。したがって、(N−1)行目の画素部10のフローティングディフュージョンFDの初期化電位を(N−1)行目の画素部10のMOSトランジスタQ13,Q14を介して列方向共通信号線L14に出力させる。
このときの電位をサンプリング容量C31およびクランプ容量C32で検出し、初期化電位に置き換える。つまり、(N−1)行目の画素部10の初期化信号をN行目の画素部10で用いる。パルス発生回路50cは、時刻t3において(N−1)行目の画素部10への行選択パルスSELECTをOFFにする。
なお、N行目の画素部10について、時刻t4の直前においては、図7(a)に示されるように、光電変換素子PDには通常光量の電荷が蓄積されており、フローティングディフュージョンFDに高光量の電荷電荷が蓄積されているものとして説明する。
次いで、パルス発生回路50cは、時刻t4から時刻t5にかけて行選択パルスSELECTをONにし、N行目の画素部10のMOSトランジスタQ14を導通させ、大光量信号をMOSトランジスタQ13,Q14を介して列方向共通信号線L14に出力させる。このとき、先に設定した初期化電位との差分をサンプリング容量C31およびクランプ容量C32で検出する。
パルス発生回路50cは、時刻t5においてサンプルホールドパルスSHNCをOFFにし、MOSトランジスタQ21を遮断させた後、時刻t6から時刻t7の期間で全列信号線の1水平走査を行うが、このときの信号成分は、全て大光量信号成分を検出したものである。
次に、パルス発生回路50cは、時刻t8においてリセットパルスRS、行選択パルスSELECT、サンプルホールドパルスSHNCおよび容量部初期化パルスCLNCをONにし、MOSトランジスタQ12、MOSトランジスタQ14、MOSトランジスタQ31を導通させ、時刻t9においてリセットパルスRSおよび容量部初期化パルスCLNCをOFFにし、MOSトランジスタQ12、MOSトランジスタQ31を遮断させた後、フローティングディフュージョンFDの初期化電位をMOSトランジスタQ13,Q14を介して列方向共通信号線L14に出力させる。このときの電位をサンプリング容量C31およびクランプ容量C32で検出して初期化電位とする。
時刻t10から時刻t11にかけて転送パルスTRANをONし、MOSトランジスタQ11を導通させ、通常光量信号をMOSトランジスタQ13,Q14を介して列方向共通信号線L14に出力させる。
つまり、図7(b)に示されるように、フローティングディフュージョンFDをリセットしてから、図7(c)に示されるように、MOSトランジスタQ11を完全ONし、光電変換素子PDに蓄積されていた通常光量時の電荷をフローティングディフュージョンFDに転送させてから、通常光量信号を列方向共通信号線L14に出力させる。
このとき先に設定した初期化電位との差分をサンプリング容量C31およびクランプ容量C32で検出する。
時刻t12において行選択パルスSELECTをOFFにし、MOSトランジスタQ14を遮断させた後、時刻t13から時刻t14の期間で全列信号線の1水平走査を行うが、このときの信号成分は、全て通常光量信号成分を検出したものである。
すなわち、大光量信号成分転送と通常光量信号成分転送の2つの水平転送を個別に高速に行うことになる。
なお、パルス発生回路50cは、時刻t15において、リセットパルスRS、行選択パルスSELECT、サンプルホールドパルスSHNCおよび容量部初期化パルスCLNCをONして、N行目の画素部10のMOSトランジスタQ12、MOSトランジスタQ14およびMOSトランジスタQ21、MOSトランジスタQ31を導通させ、図7(d)に示されるように、フローティングディフュージョンFDをVDDにリセットし、フローティングディフュージョンFDの初期化電位をMOSトランジスタQ13,MOSトランジスタQ14を介して列方向共通信号線L14に出力させることにより、(N+1)行目の画素部10における光電変換素子PDの大光量信号検出の際の初期化電圧を生成させている。
そして、パルス発生回路50cは、時刻t16においてリセットパルスRSおよび容量部初期化パルスCLNCをOFFにし、N行目の画素部10のMOSトランジスタQ12、MOSトランジスタQ31を遮断させた後、時刻t17において行選択パルスSELECTをOFFにし、N行目の画素部10のMOSトランジスタQ14を遮断させた以降、1フレーム期間において、時刻t18から時刻t19にかけてリセットパルスRSをONして、一旦フローティングディフュージョンFDを初期化電位に設定したのち、1フレーム期間にわたり、複数回にわたり転送パルスTRANを通常パルスより低い電圧でONすることにより、図7(e)に示されるように、MOSトランジスタQ11のゲート電位を通過した電荷がフローティングディフュージョンFDに蓄積されていく。
転送パルスTRANは、期間A、期間BとそのONする間隔を徐々に短くして、通常の飽和電荷量をわずかに上回る光量が入射した場合は、期間Aのような長い蓄積時間でフローティングディフュージョンFDに電荷が蓄積し、通常の飽和電荷量を大きく上回る光量が入射した場合は、期間Gのような短い期間でもフローティングディフュージョンFDに電荷が蓄積され、期間AからGまでの全期間における転送パルスTRANにより、フローティングディフュージョンFDに電荷が加算されていく。
すなわち、1フレーム期間において期間AからGのような徐々に蓄積期間を短くする期間をより多く設けることにより、大光量時のダイナミックレンジをより広くすることができる。
これらフローティングディフュージョンFDに蓄積された大光量時の蓄積信号が時刻t6から時刻t7にかけて転送され、MOSトランジスタQ11のゲート電位を通過しなかった通常光量の蓄積信号が時刻t13から時刻t14にかけて転送されることになる。この2つの信号成分を後段の信号処理部60で加算することにより、図4および図5に示されるような出力特性を得ることができる。
また、このとき信号処理部60にて、通常光量の蓄積信号が一定以上に満たない場合、大光量時の蓄積信号を加算しないように設定することにより、長時間露光により低照度時に目立つ暗電流成分を多く含む大光量時の蓄積信号成分をカットして、通常光量の蓄積信号のみを出力させることができ、暗電流の少ない広ダイナミックレンジ化を実現することができる。
(実施の形態3)
次いで、フローティングディフュージョンFDから高光量時の電荷と通常光量時の電荷とを個別に列方向共通信号線L14に出力させる場合の動作を説明する。
図8は、本発明の実施の形態3に係る固体撮像装置3を動作させるタイミングを示すタイミングチャートである。
図6のタイミングと異なる点は、飽和光量以上の大光量蓄積信号と飽和光量以下の通常光量蓄積信号を1水平ブランキング期間内で個別に検出して水平信号線に出力し、暗電流の影響を受けにくい動作にしていることである。
以下に本発明の固体撮像装置の動作を説明する。
なお、図中、図8(a)〜図8(c)は、パルス発生回路50cからN行目の画素部10に対して出力されるリセットパルスRS、転送パルスTRAN、行選択パルスSELECTをそれぞれ示す。図8(d)はパルス発生回路50cからMOSトランジスタQ21に対して出力されるサンプルホールドパルスSHNCを示し、図8(e)はパルス発生回路50cからMOSトランジスタQ31に対して出力される容量部初期化パルスCLNCを示し、図8(f)はパルス発生回路50cからMOSトランジスタQ41に対して出力される水平選択パルスHSRを示す。
時刻t0において全てパルスはOFFである。時刻t1においてN行目の画素部10に対するリセットパルスRS、行選択パルスSELECTをONするとともに、サンプルホールドパルスSHNC、容量部初期化パルスCLNCをONにし、時刻t2においてリセットパルスRS、および容量部初期化パルスCLNCをOFFし、N行目の画素部10のフローティングディフュージョンFDの初期化電位をMOSトランジスタQ13、MOSトランジスタQ14を介して列方向共通信号線L14に出力させる。このときの電位をサンプリング容量C31およびクランプ容量C32で検出して初期化電位に設定する。次いで、時刻t3から時刻t4にかけてN行目の画素部10の転送パルスTRANをONし、飽和光量以下の通常光量信号をMOSトランジスタQ13、MOSトランジスタQ14を介して列方向共通信号線L14に出力させる。このとき先に設定した初期化電位との差分をサンプリング容量C31およびクランプ容量C32で検出する。そして、時刻t5において行選択パルスSELECTおよびサンプルホールドパルスSHNCをOFFにした後、時刻t6から時刻t7の期間で全列信号線の1水平走査を行うが、このときの信号成分は、全て通常光量信号を検出したものである。
次に時刻t8において再びN行目の画素部10のリセットパルスRS、行選択パルスSELECTをONするとともに、サンプルホールドパルスSHNC、容量部初期化パルスCLNCをONし、時刻t9においてリセットパルスRS、行選択パルスSELECTおよび容量部初期化パルスCLNCをOFFし、N行目の画素部10のフローティングディフュージョンFDの初期化電位をMOSトランジスタQ13、MOSトランジスタQ14を介して列方向共通信号線L14に出力させる。このときの電位をサンプリング容量C31およびクランプ容量C32で検出して初期化電位に設定する。
その後、時刻t9から時刻t10にかけて、複数回にわたり転送パルスTRANを通常パルスより低い電圧でONすることにより、MOSトランジスタQ11のゲート電位を通過した電荷がフローティングディフュージョンFDに蓄積されていく。転送パルスTRANは、期間A、期間BとそのONする間隔を徐々に短くして、通常の飽和電荷量をわずかに上回る光量が入射した場合は、期間Aのような長い蓄積時間でフローティングディフュージョンFDに電荷が蓄積し、通常の飽和電荷量を大きく上回る光量が入射した場合は、期間Gのような短い期間でもフローティングディフュージョンFDに電荷が蓄積され、期間Aから期間Gまでの全期間における転送パルスTRANにより、フローティングディフュージョンFDに電荷が加算されていく。すなわち、1フレーム期間において期間Aから期間Gのような徐々に蓄積期間を短くする期間をより多く設けることにより、大光量時のダイナミックレンジをより広くすることができる。これらフローティングディフュージョンFDに蓄積された飽和光量以上の大光量蓄積信号が、時刻t10から時刻t11にかけて、行選択パルスSELECTをONすることでフローティングディフュージョンFDに蓄積され、MOSトランジスタQ13、MOSトランジスタQ14を介して列方向共通信号線L14に出力させる。このとき先に設定した初期化電位との差分をサンプリング容量C31およびクランプ容量C32で検出する。時刻t12から時刻t13の期間で全列信号線の1水平走査を行うが、このときの信号成分は、全て大光量信号を検出したものである。この2つの信号成分を後段の信号処理回路で加算することにより、図4および図5に示すような出力特性を得ることができる。また、このとき信号処理回路60にて、通常光量の蓄積信号が一定以上に満たない場合、大光量時の蓄積信号を加算しないように設定することにより、長時間露光により低照度時に目立つ暗電流成分を多く含む大光量時の蓄積信号成分をカットして、通常光量の蓄積信号のみを出力させることができ、暗電流の少ない広ダイナミックレンジ化を実現することができる。
なお、ここでは、サンプルホールドパルスSHNCを時刻t8から時刻t11間での期間ハイレベルとしたが、行選択パルスSELECTに同期してハイレベルとするようにしてもよい。
(実施の形態4)
図1および図9を用いて本発明の固体撮像装置について説明する。
図9は、本発明の実施の形態4における固体撮像装置を動作させるタイミングを示すタイミングチャートである。
なお、図中、図9(a)〜図9(c)は、パルス発生回路50cからN行目の画素部10に対して出力されるリセットパルスRS、転送パルスTRAN、行選択パルスSELECTをそれぞれ示す。図9(d)はパルス発生回路50cからMOSトランジスタQ21に対して出力されるサンプルホールドパルスSHNCを示し、図9(e)はパルス発生回路50cからMOSトランジスタQ31に対して出力される容量部初期化パルスCLNCを示し、図9(f)はパルス発生回路50cからMOSトランジスタQ41に対して出力される水平選択パルスHSRを示す。
図2のタイミングと異なる点は、光電変換素子PDからフローティングディフュージョンFDに漏れ出した電荷を大光量蓄積信号として利用するもので、N行目の画素部10の読み出し動作期間前の1フレーム期間において、リセットパルスRSにより蓄積電荷を制御していることである。
以下に本発明の固体撮像装置の動作を説明する。N行目の画素部10の読み出し動作期間前の1フレーム期間である時刻t0において、全てパルスはOFFである。時刻t1から時刻t2にかけてリセットパルスRSをONし、その後、期間A、期間BとそのONする間隔を徐々に短くするとともに、リセットパルスRSの印加電圧も徐々に低くしていくことで、光電変換素子PDからフローティングディフュージョンFDに漏れ出した電荷の蓄積量を制御する。通常の飽和電荷量をわずかに上回る光量が入射した場合は、期間Aのような長い蓄積時間でフローティングディフュージョンFDに電荷が蓄積し、通常の飽和電荷量を大きく上回る光量が入射した場合は、期間Gのような短い期間でもフローティングディフュージョンFDに電荷が蓄積され、期間Aから期間Gまでの全期間における転送パルスTRANにより、フローティングディフュージョンFDに電荷が加算されていく。
すなわち、1フレーム期間において期間Aから期間Fのような徐々に蓄積期間を短くする期間をより多く設けることにより、大光量時のダイナミックレンジをより広くすることができる。時刻t3にて転送パルスTRAN、行選択パルスSELECT、サンプルホールドパルスSHNCをONにすると、大光量時にフローティングディフュージョンFDで1フレーム期間蓄積された電荷と通常光量時に光電変換素子PDで1フレーム期間蓄積された電荷とが加算され、その電位がMOSトランジスタQ13、MOSトランジスタQ14を介して列方向共通信号線L14に出力される。
時刻t4において転送パルスTRANをOFFにした後、時刻t5から時刻t6にかけて、リセットパルスRSと容量部初期化パルスCLNCをONして、フローティングディフュージョンFDの初期化電位がMOSトランジスタQ13、MOSトランジスタQ14を介して列方向共通信号線L14に出力される。サンプリング容量C31およびクランプ容量C32で電荷再分配が発生し、MOSトランジスタQ13の閾値差を除去した差分電圧が出現する。時刻t7において行選択パルスSELECT、サンプルホールドパルスSHNCをOFF後、時刻t8から時刻t9の期間で全列信号線の1水平走査が行われて1水平期間を終了する。すなわち、1フレーム期間において期間Aから期間Gのような徐々に蓄積期間を短くする期間をより多く設けることにより、大光量時のダイナミックレンジをより広くすることができる。これらフローティングディフュージョンFDに蓄積された飽和光量以上の大光量蓄積信号とMOSトランジスタQ11のゲート電位を通過しなかった飽和光量以下の通常光量蓄積信号との加算が時刻t3から時刻t7における信号検出過程で繰り返されることにより、図4および図5に示すような出力特性を得ることができる。
なお、ここでは、時刻t1〜t3におけるリセットパルスRSの電圧を徐々に下げるようにしたが、実施の形態1,2の場合と同様に、一定電圧とするようにしてもよい。
(実施の形態5)
図1および図10を用いて本発明の固体撮像装置について説明する。
図10は、本発明の実施の形態5における固体撮像装置を動作させるタイミングを示すタイミングチャートである。
図2のタイミングと異なる点は、飽和光量以上の大光量蓄積信号の検出をリセットパルスRSで行う点である。以下に本発明の固体撮像装置の動作を説明する。
なお、図中、図10(a)〜図10(c)は、パルス発生回路50cからN行目の画素部10に対して出力されるリセットパルスRS、転送パルスTRANおよび行選択パルスSELECTをそれぞれ示し、図10(d)〜図10(f)は、パルス発生回路50cから(N+1)行目の画素部10に対して出力されるリセットパルスRS、転送パルスTRANおよび行選択パルスSELECTをそれぞれ示し、図10(g)はパルス発生回路50cからMOSトランジスタQ21に対して出力されるサンプルホールドパルスSHNCを示し、図10(h)はパルス発生回路50cからMOSトランジスタQ31に対して出力される容量部初期化パルスCLNCを示し、図10(i)はパルス発生回路50cから各列のMOSトランジスタQ41に対して順次出力される水平選択パルスHSRを示す。
時刻t0において全てパルスはOFFである。時刻t1から時刻t2にかけて(N+1)行目の画素部10のリセットパルスRSをONし、その後、期間A、期間BとそのONする間隔を徐々に短くするとともに、リセットパルスRSの印加電圧も徐々に低くしていくことで、光電変換素子PDからフローティングディフュージョンFDに漏れ出した電荷の蓄積量を制御する。通常の飽和電荷量をわずかに上回る光量が入射した場合は、期間Aのような長い蓄積時間でフローティングディフュージョンFDに電荷が蓄積し、通常の飽和電荷量を大きく上回る光量が入射した場合は、期間Gのような短い期間でもフローティングディフュージョンFDに電荷が蓄積され、期間Aから期間Gまでの全期間における転送パルスTRANTRANにより、フローティングディフュージョンFDに電荷が加算されていく。すなわち、1フレーム期間において期間Aから期間Gのような徐々に蓄積期間を短くする期間をより多く設けることにより、大光量時のダイナミックレンジをより広くすることができる。
時刻t3において前走査行、つまりN行目の画素部10に対するリセットパルスRS、行選択パルスSELECTおよびサンプルホールドパルスSHNC、容量部初期化パルスCLNCをONし、MOSトランジスタQ13、MOSトランジスタQ14を介して列方向共通信号線L14に出力し、フローティングディフュージョンFDの初期化電位を設定した後、時刻t4において前走査行のリセットパルスRS、行選択パルスSELECTおよび容量部初期化パルスCLNCをOFFする。時刻t5から時刻t6にかけて当該行選択パルスSELECTをONし、フローティングディフュージョンFDに蓄積された飽和光量以上の大光量蓄積信号をMOSトランジスタQ13、MOSトランジスタQ14を介して列方向共通信号線L14に出力し、サンプリング容量C31およびクランプ容量C32で電荷再分配が発生し、MOSトランジスタQ13の閾値差を除去した差分電圧が出現する。この信号を大光量信号として、時刻t7から時刻t8の期間に全列信号線の1水平走査を行う。
次に時刻t8において(N+1)行目の画素部10のリセットパルスRSと行選択パルスSELECTおよびサンプルホールドパルスSHNC、容量部初期化パルスCLNCをONし、時刻t9においてリセットパルスRSおよび容量部初期化パルスCLNCをOFFする。これにより、MOSトランジスタQ13、MOSトランジスタQ14を介して列方向共通信号線L14に出力し、フローティングディフュージョンFDの初期化電位を設定する。次いで、時刻t10から時刻t11にかけて転送パルスTRANをONし、時刻t12において行選択パルスSELECTおよびサンプルホールドパルスSHNCをOFFにし、MOSトランジスタQ11のゲート電位を通過しなかった飽和光量以下の通常光量信号を、MOSトランジスタQ13、MOSトランジスタQ14を介して列方向共通信号線L14に出力する。このとき、サンプリング容量C31およびクランプ容量C32で電荷再分配が発生し、MOSトランジスタQ13の閾値差を除去した差分電圧が出現する。この信号を通常光量信号として、時刻t13から時刻t14の期間に全列信号線の1水平走査を行う。
すなわち、飽和光量以上の大光量信号転送と飽和光量以下の通常光量信号転送を個別に検出し、水平転送も個別に高速に行うことになる。1フレーム期間において期間Aから期間Gのような徐々に蓄積期間を短くする期間をより多く設けることにより、大光量時のダイナミックレンジをより広くすることができる。この2つの信号成分を後段の信号処理回路60で加算することにより、図4および図5に示すような出力特性を得ることができる。また、このとき信号処理回路にて、通常光量の蓄積信号が一定以上に満たない場合、大光量時の蓄積信号を加算しないように設定することにより、長時間露光により低照度時に目立つ暗電流成分を多く含む大光量時の蓄積信号成分をカットして、通常光量の蓄積信号のみを出力させることができ、暗電流の少ない広ダイナミックレンジ化を実現することができる。
なお、ここでは、時刻t1〜t3におけるリセットパルスRSの電圧を徐々に下げるようにしたが、実施の形態1,2の場合と同様に、一定電圧とするようにしてもよい。
(実施の形態6)
次いで、本発明の他の実施の形態に係る固体撮像装置について説明する。
図11は、本発明の実施の形態6に係る固体撮像装置の構成を示す回路図である。なお、実際には画素部が行方向、列方向に複数配置されているが、図11ではその1つだけが示されている。また、図1に示される固体撮像装置3と対応する部分に同じ番号を付し、その説明を省略する。
実施の形態2の場合と異なる点は、大光量時の信号と通常光量時の信号を固体撮像装置4内に設けた雑音信号除去部30a,30bで個別に検出すると共に、大光量時の信号を通常光量の信号に加算するか、しないかを内蔵した加算制御部70(比較器71)で判定していることである。
固体撮像装置4は、図11に示されるように、画素部10と、MOSトランジスタQ21a,Q21bと、雑音信号除去部30a,30bと、加算制御部70と、MOSトランジスタQ41a,Q41bと、信号処理部60と、電源線L10と、リセットパルス印加信号線L11と、転送パルス印加信号線L12と、行選択パルス印加信号線L13と、列方向共通信号線L14と、サンプルホールドパルス印加信号線L15a,L15bと、容量部初期化パルス印加信号線L16a,L16bと、容量部初期化バイアス印加線L17と、水平選択パルス印加信号線L18と、水平出力信号線L19等とから構成される。
雑音信号除去部30aは、雑音信号除去部30と同様に、MOSトランジスタQ31aと、サンプリング容量C31aと、クランプ容量C32aとから構成される。また、雑音信号除去部30bは、雑音信号除去部30と同様に、MOSトランジスタQ31bと、サンプリング容量C31bと、クランプ容量C32bとから構成される。
加算制御部70は、比較器71と、インバータ72と、MOSトランジスタQ71,Q72,Q73,Q74,Q75とから構成される。
列方向共通信号線L14は、MOSトランジスタQ21aのドレインおよびMOSトランジスタQ21bのドレインにそれぞれ接続される。MOSトランジスタQ21aのゲートはサンプルホールドパルス印加信号線L15aに接続され、そのソースは雑音信号除去部30aのサンプリング容量C31aの一方端子に接続される。MOSトランジスタQ21bのゲートはサンプルホールドパルス印加信号線L15bに接続され、そのソースは雑音信号除去部30bのサンプリング容量C31bの一方端子に接続される。
雑音信号除去部30aのMOSトランジスタQ31aのドレインは容量部初期化バイアス印加線L17に接続され、そのソースはサンプリング容量C31aおよびクランプ容量C32aおよびMOSトランジスタQ41aのドレインに接続され、そのゲートは容量部初期化パルス印加信号線L16aに接続される。雑音信号除去部30bのMOSトランジスタQ31bのドレインは容量部初期化バイアス印加線L17に接続され、そのソースはサンプリング容量C31bおよびクランプ容量C32bおよびMOSトランジスタQ41bのドレインに接続され、そのゲートは容量部初期化パルス印加信号線L16bに接続される。
加算制御部70の比較器71は、クランプ容量C32aの電圧と予め定められたリファレンス電圧VREFとを比較し、クランプ容量C32aの電圧がリファレンス電圧VREFよりも高い場合にハイレベルの信号を出力し、逆の場合にはローレベルの信号を出力する。インバータ72は、比較器71の出力レベルを反転する。
MOSトランジスタQ71のゲートは比較器71の出力に接続され、そのドレインはMOSトランジスタQ31aのソースに接続され、そのソースはMOSトランジスタQ72のソースおよびMOSトランジスタQ73のドレインに接続される。MOSトランジスタQ72のゲートは比較器71の出力に接続され、そのドレインはクランプ容量C32bに接続される。MOSトランジスタQ73のゲートは、インバータ72の出力に接続され、そのソースはGNDに接続される。MOSトランジスタQ74のゲートはインバータ72の出力に接続され、そのドレインは水平選択パルス印加信号線L18に接続され、そのソースはMOSトランジスタQ41aのゲートに接続される。MOSトランジスタQ75のゲートは比較器71の出力に接続され、そのドレインは水平選択パルス印加信号線L18に接続され、そのソースはMOSトランジスタQ41bのゲートに接続される。
MOSトランジスタQ41aのドレインはサンプリング容量C31aおよびクランプ容量C32aに接続され、そのソースは水平出力信号線L19に接続される。MOSトランジスタQ41bのドレインはサンプリング容量C31bおよびクランプ容量C32bに接続され、そのソースは水平出力信号線L19に接続される。
パルス発生回路50dは、リセットパルス印加信号線L11にリセットパルスRSを出力し、転送パルス印加信号線L12に転送パルスTRANを出力し、行選択パルス印加信号線L13に行選択パルスSELECTを出力する。
また、パルス発生回路50dは、サンプルホールドパルス印加信号線L15bにサンプルホールドパルスSHNC1を出力し、容量部初期化パルス印加信号線L16bに容量部初期化パルスCLNC1を出力する。また、パルス発生回路50dは、サンプルホールドパルス印加信号線L15aにサンプルホールドパルスSHNC2を出力し、容量部初期化パルス印加信号線L16aに容量部初期化パルスCLNC2を出力する。さらに、パルス発生回路50dは、水平選択パルス印加信号線L18に水平選択パルスHSRを出力する。
これにより、加算制御部70の比較器71による判定結果に基づいて、大光量時の信号を通常光量の信号に加算した信号や、通常光量の信号を水平出力信号線L19に出力させる。
次いで、本発明の固体撮像装置4の動作を説明する。
図12は、本発明の実施の形態6に係る固体撮像装置4を動作させるタイミングを示すタイミングチャートである。
なお、図中、図12(a)〜図12(c)は、パルス発生回路50dから(N−1)行目の画素部10に対して出力されるリセットパルスRS、転送パルスTRANおよび行選択パルスSELECTをそれぞれ示し、図12(d)〜図12(f)は、パルス発生回路50dからN行目の画素部10に対して出力されるリセットパルスRS、転送パルスTRANおよび行選択パルスSELECTをそれぞれ示し、図12(g)はパルス発生回路50dからMOSトランジスタQ21bに対して出力されるサンプルホールドパルスSHNC1を示し、図12(h)はパルス発生回路50dからMOSトランジスタQ31bに対して出力される容量部初期化パルスCLNC1を示し、図12(i)はパルス発生回路50dからMOSトランジスタQ21aに対して出力されるサンプルホールドパルスSHNC2を示し、図12(j)はパルス発生回路50dからMOSトランジスタQ31aに対して出力される容量部初期化パルスCLNC2を示し、図12(k)はパルス発生回路50dから各列のMOSトランジスタQ41a,Q41bに対して順次出力される水平選択パルスHSRを示す。
パルス発生回路50dは、時刻t0において全てのパルスをOFFしている。
パルス発生回路50dは、時刻t1において(N−1)行目の画素部10に対するリセットパルスRS、行選択パルスSELECTをONにするとともに、サンプルホールドパルスSHNC1、容量部初期化パルスCLNC1をONにし、時刻t2において(N−1)行目の画素部10に対するリセットパルスRS、容量部初期化パルスCLNC1をOFFにした後、(N−1)行目の画素部10のフローティングディフュージョンFDの初期化電位を(N−1)行目の画素部10のMOSトランジスタQ13,Q14を介して列方向共通信号線L14に出力させる。
このときの電位をサンプリング容量C31bおよびクランプ容量C32bで検出して初期化電位に置き換える。
パルス発生回路50dは、時刻t3において(N−1)行目の画素部10に対する行選択パルスSELECTをOFFにした後、時刻t4から時刻t5にかけてN行目の画素部10に対する行選択パルスSELECTをONにし、大光量信号をMOSトランジスタQ13,Q14を介して列方向共通信号線L14に出力させる。
このとき先に設定した初期化電位との差分をサンプリング容量C31bおよびクランプ容量C32bで検出する。
パルス発生回路50dは、時刻t6において列方向共通信号線L14を介する信号が雑音信号除去部30bに入力されないようにサンプルホールドパルスSHNC1をOFFにし、MOSトランジスタQ21bを遮断させる。
パルス発生回路50dは、時刻t7においてN行目の画素部10に対するリセットパルスRSおよび行選択パルスSELECTをONにすると共に、サンプルホールドパルスSHNC2および容量部初期化パルスCLNC2をONにし、時刻t8においてN行目の画素部10に対するリセットパルスRSをOFFにすると共に、容量部初期化パルスCLNC2をOFFにした後、N行目の画素部10のフローティングディフュージョンFDの初期化電位をMOSトランジスタQ13,Q14を介して列方向共通信号線L14に出力させる。
このときの電位をサンプリング容量C31aおよびクランプ容量C32aで検出して初期化電位とする。
パルス発生回路50dは、時刻t9から時刻t10にかけてN行目の画素部10に対する転送パルスTRANをONにし、通常光量信号をMOSトランジスタQ13,Q14を介して列方向共通信号線L14に出力させる。
このとき先に設定した初期化電位との差分をサンプリング容量C31aおよびクランプ容量C32aで検出する。このとき差分電圧とリファレンス電圧VREFとを比較器71で判定し、差分電圧が一定電圧より大きい(この場合、飽和電圧より大きい)時に、比較器71の出力にはHIGHレベルの電圧が出力される。これにより、MOSトランジスタQ71,Q72,Q75はON状態になり、MOSトランジスタQ73,Q74がOFF状態となるため、クランプ容量C32aの電圧と、クランプ容量C32bの電圧とが加算される形になる。
さらにパルス発生回路50dは、時刻t11で行選択パルスSELECT、サンプルホールドパルスSHNC2をOFFにした後、時刻t12から時刻t13の期間で全列信号線の1水平走査を行うが、このときの水平選択パルスHSRは、MOSトランジスタQ41bにのみ印加されるので、信号成分は、全て大光量信号成分と通常光量信号成分を加算した信号を水平転送することになる。
一方、パルス発生回路50dは、時刻t9から時刻t10にかけて転送パルスTRANをONし、通常光量信号をMOSトランジスタQ13、MOSトランジスタQ14を介して列方向共通信号線L14に出力させ、先に設定した初期化電位との差分をサンプリング容量C31aおよびクランプ容量C32aで検出する時に、その差分電圧とリファレンス電圧VREFとを比較器71で判定し、差分電圧が一定電圧より小さい(この場合、飽和電圧より小さい)時に、比較器71の出力にはLOWレベルの電圧が出力される。
これにより、MOSトランジスタQ71,Q72,Q75はOFF状態になり、MOSトランジスタQ73,Q74がON状態となるため、クランプ容量C32aの電圧のみが、時刻t12から時刻t13の期間で全列信号線の1水平走査を行うことになる。
このように加算制御部70の比較器71によって、固体撮像装置4内部で大光量入射か、通常光量入射かを判定することができ、長時間露光により低照度時に目立つ暗電流成分を多く含む大光量時の蓄積信号成分をカットして、通常光量の蓄積信号のみを出力させることができ、暗電流の少ない広ダイナミックレンジ化を実現することができる。
なお、パルス発生回路50dは、時刻t14において、N行目の画素部10に対するリセットパルスRSおよび行選択パルスSELECTをONにすると共に、容量部初期化パルスCLNC1をONして、フローティングディフュージョンFDの初期化電位をMOSトランジスタQ13,Q14を介して列方向共通信号線L14に出力させることにより、N行目の画素部10における光電変換素子PDの大光量信号検出の際の初期化電圧を生成させている。
時刻t15においてリセットパルスRS、容量部初期化パルスCLNC1をOFF後、時刻t16において行選択パルスSELECTをOFFにした以降、1フレーム期間にわたり、複数回にわたり105の転送パルスを通常パルスより低い電圧でONすることにより、MOSトランジスタQ11のゲート電位を通過した電荷がフローティングディフュージョンFDに蓄積されていく。転送パルスTRANは、期間A、期間BとそのONする間隔を徐々に短くして、通常の飽和電荷量をわずかに上回る光量が入射した場合は、期間Aのような長い蓄積時間でフローティングディフュージョンFDに電荷が蓄積し、通常の飽和電荷量を大きく上回る光量が入射した場合は、期間Gのような短い期間でもフローティングディフュージョンFDに電荷が蓄積され、期間AからGまでの全期間における転送パルスTRANにより、フローティングディフュージョンFDに電荷が加算されていく。すなわち、1フレーム期間において期間AからGのような徐々に蓄積期間を短くする期間をより多く設けることにより、大光量時のダイナミックレンジをより広くすることができる。
これらフローティングディフュージョンFDに蓄積された大光量時の蓄積信号が、時刻t4から時刻t5にかけて転送され、MOSトランジスタQ11のゲート電位を通過しなかった通常光量の蓄積信号が、時刻t9から時刻t10にかけて転送されることになる。この2つの信号成分を個別のノイズキャンセル回路に保持し、比較器71の電圧レベル判定により、2つの信号成分が加算された場合は、図4および図5に示されるような出力特性を得ることができる。長時間露光により低照度時に目立つ暗電流成分を多く含む大光量時の蓄積信号成分をカットして、通常光量の蓄積信号のみを出力させることもできるので、暗電流の少ない広ダイナミックレンジ化を実現することができる。
なお、ここでは、実施の形態1と同様なタイミングでMOSトランジスタQ11,Q12を駆動制御した場合について説明したが、実施の形態2〜5と同様なタイミングでMOSトランジスタQ11,Q12を駆動制御して実施してもよい。
なお、実施の形態1〜6において、電荷を転送する転送手段としてのMOSトランジスタQ11がエンハンス型で、その閾値がその他のエンハンス型のMOSトランジスタの閾値よりも低く、かつ電荷を蓄積する蓄積領域を電源線電圧に設定するMOSトランジスタQ12の閾値がデプレッション型とすることにより、特性が出しやすい固体撮像装置を提供することができる。
また、実施の形態1〜6において、回路の全てがNMOSトランジスタであり、ノイズキャンセル容量もデプレッション型のNMOS容量で構成されていることにより、製造コストを抑えることができ、暗電流の少ない固体撮像装置を提供することができる。
そして、上記した固体撮像装置を用いてカメラを構成してもよい。
(実施の形態7)
図13は、上述の実施の形態1〜6の固体撮像装置を用いたカメラの構成を示す図である。
図13に示されるようにカメラ400は、被写体の光学像を撮像素子に結像させるレンズ401と、レンズ401を通過した光学像の光学処理を行うミラーや、シャッタなどの光学系402と、上記の固体撮像装置により実現されるMOS型撮像素子403と、信号処理部410と、タイミング制御部411等とを備える。タイミング制御部411は、MOS型撮像素子403から出力されるフィールドスルーの信号と出力信号との差分をとるCDS回路404と、CDS回路404から出力されるOBレベルの信号を検出するOBクランプ回路405と、OBレベルと有効画素の信号レベルとの差分をとり、その差分のゲインを調整するGCA406と、GCA406から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するADC407等とから構成される。タイミング制御部411は、ADC407から出力されたデジタル信号に信号処理を施すと共に、駆動タイミングの制御を行うDSP408と、DSP408の指示に従って、MOS型撮像素子403に対して種々の駆動パルスを種々のタイミングで発生させるTG409等とから構成される。
このように構成されたカメラ400によれば、上記の固体撮像装置により実現されるMOS型撮像素子403によって、大光量領域まで不連続のない出力特性が得られると共に、大幅な広ダイナミック化を達成する固体撮像装置を用いて高画質の画像を得ることが可能なカメラを実現することができる。
本発明の固体撮像装置は、感度低下が少なく、大光量が入射する場合でも直線性が高く、ダイナミックレンジの広い光応答が得られ、屋内、屋外と光量が大きく変化する撮像条件下に最適なデジタルカメラ等に有用である。
本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置3を動作させるタイミングを示すタイミングチャートである。 図2の主要タイミングにおける電荷の状態を示す図である。 固体撮像装置3の蓄積時間と出力の関係を示す図である。 固体撮像装置3の光量と出力の関係を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置3を動作させるタイミングを示す他のタイミングチャートである。 図6の主要タイミングにおける電荷の状態を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る固体撮像装置を動作させるタイミングを示す図である。 本発明の実施の形態4に係る固体撮像装置を動作させるタイミングを示す図である。 本発明の実施の形態5に係る固体撮像装置を動作させるタイミングを示す図である。 本発明の実施の形態6に係る固体撮像装置の構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態6に係る固体撮像装置4を動作させるタイミングを示すタイミングチャートである。 上述の実施の形態1〜6の固体撮像装置を用いたカメラの構成を示す図である。 従来の固体撮像装置の画素部を示す平面図である。 従来の固体撮像装置の主感光部と従感光部の光量と出力の関係を示す図である。
符号の説明
3,4 固体撮像装置
10 画素部
30,30a,30b 雑音信号除去部
50c,50d パルス発生回路
60 信号処理部
70 加算制御部
71 比較器
72 インバータ
PD 光電変換素子
FD フローティングディフュージョン
Q11,Q12,Q13,Q14,Q21,Q21a,Q21b,
Q31,Q31a,Q31b,Q41,Q41a,Q41b,
Q71,Q72,Q73,Q74,Q75 MOSトランジスタ
C31,C31a,C31b サンプリング容量
C32,C32a,C32b クランプ容量
L10 電源線
L11 リセットパルス印加信号線
L12 転送パルス印加信号線
L13 行選択パルス印加信号線
L14 列方向共通信号線
L15,L15a,L15b サンプルホールドパルス印加信号線
L16,L16a,L16b 容量部初期化パルス印加信号線
L17 容量部初期化バイアス印加線
L18 水平選択パルス印加信号線
L19 水平出力信号線
RS リセットパルス
TRAN 転送パルス
SELECT 行選択パルス
SHNC,SHNC1,SHNC2 サンプルホールドパルス
CLNC,CLNC1,CLNC2 容量部初期化パルス
HSR 水平選択パルス
A,B,C,D,E,F,G 1フレーム期間内における蓄積期間

Claims (12)

  1. 2次元画像を取得するための画素部が複数、2次元に配置された固体撮像装置であって、
    前記各画素部は、
    入射光を電荷に変換する光電変換手段と、
    前記光電変換手段により変換された電荷を蓄積するフローティングディフュージョンと、
    前記光電変換手段により変換された電荷を前記フローティングディフュージョンに転送する転送手段と、
    前記フローティングディフュージョンを所定電位にリセットするリセット手段とをそれぞれ有し、
    前記転送手段による転送と、リセット手段によるリセットとを制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記転送手段について、1フレーム期間において、前記光電変換手段の飽和電荷量より少ない一定量を超えて発生する過剰電荷を転送する第1の転送と、第1の転送の後に光電変換手段に蓄積された電荷を転送する第2の転送とを制御し、
    前記リセット手段について、1フレーム期間において、前記第1の転送に先立って前記フローティングディフュージョンを所定電位にリセットする第1のリセットと、前記第2の転送の後に前記フローティングディフュージョンを所定電位にリセットする第2のリセットとを制御する
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の転送では電荷蓄積の時間間隔を徐々に短く変調する不完全転送を複数回行うように制御し、前記第2の転送では光電変換手段に残存する蓄積電荷を完全に転送する完全転送を1回行うように制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の転送による過剰電荷と前記第2の転送による電荷とがフローティングディフュージョンにおいて加算されるように前記転送手段を制御する
    ことを特徴とする請求項2記載の固体撮像装置。
  4. 前記固体撮像装置は、さらに前記各画素の列毎に設けられる列方向共通信号線を備え、
    前記画素部は、さらに
    前記フローティングディフュージョンに蓄積されている電荷に応じた信号を当該画素部が属する列方向共通信号線に出力する画素信号出力手段を有し、
    前記制御手段は、前記第1の転送による過剰電荷と前記第2の転送による電荷とがフローティングディフュージョンにおいて個別に蓄積され、前記過剰電荷に対応する第1の信号と前記第2の転送による電荷に対応する第2の信号とが個別に列方向共通信号線に出力されるように前記転送手段、前記リセット手段および画素信号出力手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の固体撮像装置。
  5. 前記固体撮像装置は、さらに
    前記第1の信号と第2の信号とを前記列方向共通信号線を介して個別に入力し、フレーム画像にまとめる信号処理手段を備え、
    前記信号処理手段は、前記第2の信号の値に応じて前記第1の信号と前記第2の信号とを加算する
    ことを特徴とする請求項4記載の固体撮像装置。
  6. 前記固体撮像装置は、さらに
    前記列方向共通信号線を介する第1の信号を蓄積する第1信号蓄積手段と、
    前記列方向共通信号線を介する第2の信号を蓄積する第2信号蓄積手段と、
    前記第2信号蓄積手段に蓄積された第2の信号の電圧と予め定められたリファレンス電圧とを比較し、第2の信号の電圧がリファレンス電圧よりも高い場合には、第1の信号と第2の信号とを加算して出力し、第2の信号の電圧がリファレンス電圧よりも低い場合には、第2の信号だけを出力する加算制御手段と
    を備えることを特徴とする請求項4記載の固体撮像装置。
  7. 2次元画像を取得するための画素部が複数、2次元に配置された固体撮像装置であって、
    前記各画素部は、
    入射光を電荷に変換する光電変換手段と、
    前記光電変換手段により変換された電荷を蓄積するフローティングディフュージョンと、
    前記光電変換手段により変換された電荷を前記フローティングディフュージョンに転送する転送手段と、
    前記フローティングディフュージョンを所定電位にリセットするリセット手段とをそれぞれ有し、
    前記転送手段による転送と、リセット手段によるリセットとを制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記リセット手段について、1フレーム期間において、前記転送に先立って前記フローティングディフュージョンを所定電位にリセットする第1のリセットと、前記第2の転送の後に前記フローティングディフュージョンを所定電位にリセットする第2のリセットとを制御すると共に、前記第1のリセットと前記第2のリセットとの間にリセットの時間間隔を徐々に短く変調する不完全リセットを複数回行うように制御する
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  8. 前記制御手段は、前記転送による電荷と前記不完全リセットによる電荷とがフローティングディフュージョンにおいて加算されるように前記転送手段を制御する
    ことを特徴とする請求項7記載の固体撮像装置。
  9. 前記固体撮像装置は、さらに前記各画素の列毎に設けられる列方向共通信号線を備え、
    前記画素部は、さらに
    前記フローティングディフュージョンに蓄積されている電荷に応じた信号を当該画素部が属する列方向共通信号線に出力する画素信号出力手段を有し、
    前記制御手段は、前記転送による電荷と前記不完全リセットによる電荷とがフローティングディフュージョンにおいて個別に蓄積され、前記不完全リセットに対応する第1の信号と前記転送による電荷に対応する第2の信号とが個別に列方向共通信号線に出力されるように前記転送手段、前記リセット手段および画素信号出力手段を制御する
    ことを特徴とする請求項7または8記載の固体撮像装置。
  10. 前記転送手段は、エンハンス型のMOSトランジスタで構成され、
    前記転送手段の閾値は、個体撮像装置を構成する他のエンハンス型のMOSトランジスタの閾値よりも低く設定される
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載の固体撮像装置。
  11. 回路を構成する部品が全てNMOSトランジスタで構成され、
    回路を構成する容量部品もデプレッション型のNMOS容量で構成される
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項記載の固体撮像装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項記載の固体撮像装置を備えることを特徴とするカメラ。
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