JP2011176644A - 弾性波デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】共振特性の劣化を抑制すること。
【解決手段】基板10と、前記基板上に設けられた圧電薄膜14と、前記圧電薄膜の少なくとも一部を挟んで設けられた下部電極12および上部電極16と、前記圧電薄膜を挟み前記下部電極および上部電極が対向する共振領域50と、前記共振領域に複数の島パターンを備える第1質量負荷膜28と、前記共振領域に前記複数の島パターンに対応する位置にそれぞれ設けられた複数の開口パターンを備える第2質量負荷膜29と、を具備する弾性波デバイス。
【選択図】図2

Description

本発明は、弾性波デバイスに関し、例えば圧電薄膜共振器を含む弾性波デバイスに関する。
圧電薄膜共振器を用いた弾性波デバイスは、例えば無線機器等のフィルタとして用いられている。圧電薄膜共振器は、圧電薄膜を挟み下部電極と上部電極が対向する構造を有している。圧電薄膜共振器の共振周波数は、圧電薄膜を挟み下部電極と上部電極が対向する領域(以下、共振領域)の膜厚(例えば構成材料が異なる場合には、構成材料および膜厚)によって定められる。
圧電薄膜共振器の共振周波数を異ならせるため、共振領域内の上部電極上に質量負荷膜を形成する技術が知られている(例えば、特許文献1)。また、共振領域内の上部電極上に開口を有する質量負荷膜を形成する技術が知られている(例えば、特許文献2および3)
特開2002−335141号公報 米国特許6657363号明細書 特開2008−172494号公報
共振領域内に開口を設け、共振領域内の質量負荷膜の面積を変えることにより、共振周波数を調整することができる。しかしながら、共振周波数の調整の範囲を広げるため、質量負荷膜の膜厚を大きくすると、共振特性が劣化してしまう。
本弾性波デバイスは、共振特性の劣化を抑制することを目的とする。
例えば、基板と、前記基板上に設けられた圧電薄膜と、前記圧電薄膜の少なくとも一部を挟んで設けられた下部電極および上部電極と、前記圧電薄膜を挟み前記下部電極および上部電極が対向する共振領域と、前記共振領域に複数の島パターンを備える第1質量負荷膜と、前記共振領域に前記複数の島パターンに対応する位置にそれぞれ設けられた複数の開口パターンを備える第2質量負荷膜と、を具備することを特徴とする弾性波デバイスを用いる。
本弾性波デバイスによれば、共振特性の劣化を抑制することができる。
図1は、ラダー型フィルタを示す図である。 図2(a)は、実施例1の圧電薄膜共振器の上面図、図2(b)および図2(c)は、それぞれ直列共振器および並列共振器の断面図である。 図3(a)は、第1質量負荷膜の一例を示す上面図、図3(b)は、図3(a)のA−A断面図である。 図4(a)は、第2質量負荷膜の一例を示す上面図、図4(b)は、図4(a)のA−A断面図である。 図5(a)から図5(e)は、直列共振器の製造工程を示す断面図である。 図6(a)から図6(e)は、並列共振器の製造工程を示す断面図である。 図7は、シミュレーションに用いた実施例1の模式図である。 図8は、シミュレーションに用いた比較例1の模式図である。 図9は、シミュレーションに用いた比較例2の模式図である。 図10は、シミュレーションに用いた比較例3の模式図である。 図11(a)および図11(b)は、実施例1、比較例1および比較例4の共振特性を示した図である。 図12(a)および図12(b)は、実施例1、比較例2および比較例4の共振特性を示した図である。 図13(a)および図13(b)は、実施例1、比較例3および比較例4の共振特性を示した図である。 図14(a)から図14(c)は、実施例1、比較例1および比較例2の質量負荷膜の被覆率に対する共振特性を示した図である。 図15(a)から図15(e)は、シミュレーションした実施例1の別の模式図である。 図16(a)および図16(b)は、第2質量負荷膜の被覆率を20%および80%とした実施例1の共振特性を示した図である。 図17(a)および図17(b)は、第2質量負荷膜の被覆率を40%、50%および60%とした実施例1の共振特性を示した図である。 図18(a)から図18(c)は、実施例2、比較例5および比較例1の上部電極を示す図である。 図19(a)から図19(c)は、実施例2、比較例5および比較例1の質量負荷膜の被覆率に対する共振特性を示した図である。 図20は、ラティス型フィルタを示す図である。
以下、図面を参照に本発明に係る実施例について説明する。
図1は、実施例1の弾性波デバイスが用いられる例として、ラダー型フィルタを示す図である。図1のように、ラダー型フィルタ100は、直列共振器S1〜S4および並列共振器P10〜P30を備えている。直列共振器S1〜S4は、入出力端子T1とT2との間に直列に接続されている。並列共振器P10〜P30は、入出力端子T1とT2との間に並列に接続されている。つまり、並列共振器P10は、直列共振器S1とS2との間のノードとグランドとの間に設けられている。並列共振器P20は、直列共振器S2とS3との間のノードとグランドとの間に設けられている。並列共振器P30は、直列共振器S3とS4との間のノードとグランドとの間に設けられている。
図2(a)は、実施例1の圧電薄膜共振器の上面図、図2(b)および図2(c)は、それぞれ直列共振器および並列共振器の断面図である。図2(a)および図2(b)を参照し、直列共振器Sの構造について説明する。例えばSi基板である基板10上に、基板10との間に下部電極12側にドーム状の膨らみを有する空隙30が形成されるように下部電極12が設けられている。ドーム状の膨らみとは、例えば空隙30の周辺では空隙30の高さが小さく、空隙30の内部ほど空隙30の高さが高くなるような形状の膨らみである。下部電極12は例えばCr(クロム)層とCr層上のRu(ルテニウム)層とを含んでいる。
下部電極12下に、第2質量負荷膜29が設けられている。第2質量負荷膜29は、例えばTi(チタン)膜を含む。下部電極12上に、例えば(002)方向を主軸とするAlN(窒化アルミニウム)を含む圧電薄膜14が設けられている。圧電薄膜14を挟み下部電極12と対向する領域(共振領域50)を有するように圧電薄膜14上に上部電極16が設けられている。上部電極16は例えばRu層16aとRu層16a上のCr層16bとを含んでいる。このように、圧電薄膜14は、基板10上に設けられ、圧電薄膜14の少なくとも一部を挟んで下部電極12および上部電極16が設けられている。
共振領域50内の上部電極16上に第1質量負荷膜28が設けられている。第1質量負荷膜28は、例えばTi膜を含む。上部電極16には周波数調整膜24として例えば酸化シリコン膜が形成されている。積層膜18は、第2質量負荷膜29、下部電極12、圧電薄膜14、上部電極16、第1質量負荷膜28および周波数調整膜24を含む。
図2(a)より下部電極12には後述する犠牲層をエッチングするための導入路32が形成されている。導入路32の先端付近は圧電薄膜14で覆われておらず、下部電極12は導入路32の先端に孔部34を有する。図2(a)および図2(b)のように、圧電薄膜14には下部電極12と電気的に接続するための開口部36が設けられている。
並列共振器Pの構造について説明する。並列共振器Pは直列共振器Sと比較し、Ru層16aとCr層16bとの間に、例えばTi等の金属膜である第3質量負荷膜20が設けられている。よって、積層膜18は直列共振器Sの積層膜に加え第3質量負荷膜20を含む。その他の構成は直列共振器Sの図2(b)と同じであり説明を省略する。
例えば、2GHzの共振周波数を有する圧電薄膜共振器の場合、例えば第2質量負荷膜29の膜厚は50nm、下部電極12のCr層の膜厚は100nm、Ru層の膜厚は250nm、圧電薄膜14の膜厚は1150nmである。例えばRu層16aの膜厚は250nm、Cr層16bの膜厚は20nm、第1質量負荷膜28の膜厚は50nmである。第3質量負荷膜20の膜厚は125nmである。
図3(a)は第1質量負荷膜28の一例を示す上面図、図3(b)は図3(a)のA−A断面図である。図3(a)および図3(b)のように、共振領域50内に複数の島パターンを備える第1質量負荷膜28が設けられている。島パターンの中心位置をC1、周期をP1、幅をW1、膜厚をt1とする。
図4(a)は第2質量負荷膜29の一例を示す上面図、図4(b)は図4(a)のA−A断面図である。図4(a)および図4(b)のように、共振領域50内に複数の開口パターン54を備える第2質量負荷膜29が設けられている。開口パターンの中心位置をC2、周期をP2、幅をW2、膜厚をt2とする。例えば、第1質量負荷膜28の島パターンの中心位置C1と第2質量負荷膜29の開口パターンの中心位置C2とはほぼ一致している。また、例えば、第1質量負荷膜28の周期P1と第2質量負荷膜29の開口パターンの周期P2とはほぼ一致している。さらに、例えば、第1質量負荷膜28の幅W1と第2質量負荷膜29の開口パターンの幅W2とはほぼ一致している。さらに、例えば、第1質量負荷膜28の膜厚t1と第2質量負荷膜29の開口パターンの膜厚t2とはほぼ一致している。
直列共振器Sおよび並列共振器Pの製造方法について説明する。図5(a)から図5(e)は直列共振器の製造工程を示す断面図である。図6(a)から図6(e)は並列共振器の製造工程を示す断面図である。図5(a)および図6(a)のように、基板10上に、例えばスパッタリング法または蒸着法を用い、MgO(酸化マグネシウム)膜を犠牲層38として形成する。基板10としては、Si基板以外に、石英基板、ガラス基板、セラミック基板またはGaAs基板等を用いることができる。犠牲層38としては、MgO以外に、ZnO(酸化亜鉛)、Ge(ゲルマニウム)等を用いることができる。犠牲層38は、エッチング液またはエッチングガスにより容易に溶解する材料が好ましい。露光技術およびエッチング技術を用い、犠牲層38を所定の形状とする。
さらに、犠牲層38上に第2質量負荷膜29を形成する。第2質量負荷膜29としては、Ru,Ti、Cr、Al(アルミニウム)、Cu(銅)、Mo(モリブデン)、W(タングステン)、Ta(タンタル)、Pt(白金)、Rh(ロジウム)、Ir(イリジウム)等の金属膜を用いることができる。また、例えば窒化シリコンまたは酸化シリコン等の窒化金属または酸化金属の絶縁膜を用いることもできる。第2質量負荷膜29に、露光技術およびエッチング技術を用い、開口パターンを形成する。また、リフトオフ法を用い開口パターンを形成してもよい。
図5(b)および図6(b)のように、犠牲層38および第2質量負荷膜29を覆うように、スパッタリング法を用い下部電極12を形成する。下部電極12としては、CrおよびRu以外にもAl、Cu、Mo、W、Ta、Pt、Rh、Ir等を用いることができる。また、下部電極12として、2層膜を例に説明したが、1層膜または3以上の多層膜でもよい。露光技術およびエッチング技術を用い、下部電極12所定の形状とする。下部電極12および基板10上に、スパッタリング法を用い圧電薄膜14を形成する。圧電薄膜14はAlN以外にも、ZnO(酸化亜鉛)、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)、PbTiO3(チタン酸鉛)等を用いることができる。
スパッタリング法を用いRu層16aを形成する。Ru層16a上に第3質量負荷膜20を形成する。第3質量負荷膜20としてはTi膜以外にも下部電極12について例示した材料を用いることができる。また、第3質量負荷膜20として窒化金属または酸化金属等の絶縁膜を用いることもできるが、上部電極16の低抵抗化のため金属であることが好ましい。露光技術およびエッチング技術を用い、第3質量負荷膜20を並列共振器Pの共振領域50のRu層16a上に残存し、直列共振器Sでは残存しないようにエッチングする。Ru層16a上および第3質量負荷膜20上にスパッタリング法を用いCr層16bを形成する。上部電極16としては、Ru層16aおよびCr層16b以外にも下部電極12として例示した金属を用いることができる。
図5(c)および図6(c)のように、上部電極16上に、第1質量負荷膜28を形成する。第1質量負荷膜28としては、上述した第2質量負荷膜29と同じ材料を用いることができる。第1質量負荷膜28に、露光技術およびエッチング技術を用い、島パターンを形成する。また、リフトオフ法を用い島パターンを形成してもよい。
図5(d)および図6(d)のように、露光技術およびエッチング法を用い、上部電極16を所定の形状とする。上部電極16上に周波数調整膜24を形成する。周波数調整膜24としては、酸化シリコン膜以外の酸化金属膜または窒化金属膜等の絶縁膜を用いることができる。露光技術およびエッチング法を用い、周波数調整膜24および圧電薄膜14を所定の形状とする。このとき下部電極12が露出する開口部36を形成する。
図5(e)および図6(e)のように、犠牲層38をエッチングするためのエッチング液を孔部34、導入路32(図2(a)参照)を経て導入し、犠牲層38を除去する。ここで、下部電極12、圧電薄膜14および上部電極16からなる積層膜18の応力は、スパッタリング条件の調整により圧縮応力となるように設定されている。このため、犠牲層38のエッチングが完了した時点で、積層膜18は膨れ上がり、下部電極12と基板10との間に積層膜18側にドーム状形状を有する空隙30が形成される。犠牲層38をエッチングするエッチャントとしては、積層膜18、特に犠牲層38上の下部電極12および第2質量負荷膜29の材料をエッチングしない素性であることが好ましい。以上により、直列共振器Sおよび並列共振器Pが完成する。
次に、圧電薄膜共振器の動作原理について説明する。圧電薄膜共振器では、上部電極16と下部電極12との間に電気信号である高周波の電圧を印加すると、共振領域50の圧電薄膜14内に逆圧電効果に起因する弾性波が励振される。また、弾性波によって生じる圧電薄膜14の歪みは圧電効果により上部電極16と下部電極12との間の電気信号に変換される。この弾性波は、圧電薄膜14の上下に付加された膜がそれぞれ空気と接する面で全反射される。このため、圧電薄膜14の厚み方向に主変位をもつ縦型振動となる。この縦型振動の共振現象を利用することで、所望の周波数特性を有する共振器またはフィルタを得ることができる。なお、実施例1では、圧電薄膜14の下に付加された膜は第2質量負荷膜29および下部電極12であり、圧電薄膜14の上に付加された膜は、上部電極16、第1質量負荷膜28、第3質量負荷膜20および周波数調整膜24である。
圧電薄膜14の下に付加された膜、圧電薄膜14および圧電薄膜14の上に付加された膜からなる積層膜の総膜厚をHとする。このとき、共振現象は、弾性波の波長λの1/2(1/2波長)の整数倍(n倍)となる周波数(つまりH=nλ/2となる周波数)において生じる。ここで、圧電薄膜の材料によって決まる弾性波の伝搬速度をVとすると、共振周波数Fは、F=nV/(2H)となる。このことから、積層膜18の総膜厚Hにより共振周波数Fを制御することができる。
例えば、図1のようなラダー型フィルタ100を設計する場合、直列共振器S1〜S4の共振周波数と並列共振器P10〜P30の共振周波数とを異ならせる。そこで、図2(c)のように、並列共振器P10〜P30の共振領域50に第3質量負荷膜20を形成し、直列共振器S1〜S4の共振領域50には第3質量負荷膜20を形成しない。これにより、直列共振器S1〜S4の共振周波数と並列共振器P10〜P30の共振周波数を異ならせることができる。なお、第3質量負荷膜20は上部電極16内に設けられていなくともよく、共振領域50の積層膜18内に設けられていればよい。また、第3質量負荷膜20を設けず、直列共振器S1〜S4と並列共振器P10〜P30とで、下部電極12、圧電薄膜14および上部電極16の少なくとも1層の膜厚を異ならせてもよい。
さらに、図5(d)および図6(d)のように、直列共振器S1〜S4と並列共振器P10〜P30の両方の共振領域50に同じ膜厚の周波数調整膜24を付加する。周波数調整膜24の膜厚を同時に調整することにより、直列共振器S1〜S4と並列共振器P10〜P30の両方の共振周波数の調整を同時に行なうことができる。
さらに、低損失で広帯域なフィルタ特性を得るためには、直列共振器S1〜S4内の共振周波数を異ならせることが好ましい。また並列共振器P10〜P30の共振周波数についても異ならせることが好ましい。共振周波数は、ラダー型フィルタ内の全ての共振器で異なることが好ましい。そこで、図3(a)および図4(a)のように、共振領域50に、第1質量負荷膜28および第2質量負荷膜29を形成する。さらに、直列共振器S1〜S4内または並列共振器P10〜P30内で共振領域50内の第1質量負荷膜28および第2質量負荷膜29の形状を異ならせる。これにより、直列共振器S1〜S4内または並列共振器P10〜P30内で共振周波数を任意に設定することができる。
次に、実施例1の効果について調べるため、実施例1と比較例1〜3の共振特性をシミュレーションした。図7は、シミュレーションに用いた実施例1の模式図である。図7のように、圧電薄膜14の下側に下部電極12、上側に上部電極16が設けられている。下部電極12の下に第2質量負荷膜29、上部電極16の上に第1質量負荷膜28が設けられている。
シミュレーションは2次元の有限要素法を用いた。シミュレーションに用いたパラメータは以下である。下部電極12は、膜厚が100nmのCr膜と、Cr膜上の膜厚が200nmのRu膜と、を備えているとした。圧電薄膜14は、膜厚が1250nmのAlN膜とした。上部電極16は、Ru膜16aの膜厚が250nm、Cr膜16bの膜厚が20nmとした。第1質量負荷膜28および第2質量負荷膜29は、それぞれ膜厚が50nmのTi膜とした。実施例1では、第1質量負荷膜28の円状の島パターンの中心C1と第2質量負荷膜29の円状開口パターンの中心C2が一致している。第1質量負荷膜28の周期P1は7μm、幅W1は3.5μmとした。第2質量負荷膜29の周期P2は7μm、幅W2は3.5μmとした。
図8は、シミュレーションに用いた比較例1の模式図である。図8のように、比較例1では、第1質量負荷膜28の膜厚が100nmであり、第2質量負荷膜29が設けられていない。
図9は、シミュレーションに用いた比較例2の模式図である。図9のように、比較例2では、周期P1と周期P2とが同じであり、第1質量負荷膜28の島パターンの中心C1と第2質量負荷膜29の開口パターンの中心C2とのシフトL1が周期P1×1/2である。その他の構成は実施例1と同様である。
図10は、シミュレーションに用いた比較例3の模式図である。図10のように、比較例3では、周期P1と周期P2とが同じであり、第1質量負荷膜28の島パターンの中心C1と第2質量負荷膜29の開口パターンの中心C2とのシフトL2が周期P1×1/4、または、周期P1×3/4である。その他の構成は実施例1と同様である。
さらに、比較例4として、第1質量負荷膜28および第2質量負荷膜29を設けない共振器についても共振特性をシミュレーションした。
図11(a)および図11(b)は、実施例1、比較例1および比較例4の共振特性を示した図である。図11(a)は1ポート特性の反射特性(すなわちリターンロス)を示し、0dBに近いほどリターンロスが少ないことを示している。図11(b)は共振器の通過特性を示している。共振周波数付近で損失が参照となり、共振周波数から離れるに従い、損失が増加する。実線は実施例1、破線は比較例1、点線は比較例4の特性を示している。図11(a)および図11(b)のように、第1質量負荷膜28および第2質量負荷膜29を設けない比較例4の共振器では、リップルが生じていない。比較例1のように、第1質量負荷膜28を設けた共振器では、比較例4に対し共振周波数および反共振周波数がシフトする。しかし、矢印のようにスパイク状のリップルが生じている。一方、実施例1においては、比較例4に対し共振周波数および反共振周波数がシフトし、かつスパイク状のリップルが生じていない。
図12(a)および図12(b)は、実施例1、比較例2および比較例4の共振特性を示した図である。図12(a)は反射特性、図12(b)は通過特性を示している。実線は実施例1、破線は比較例2、点線は比較例4の特性を示している。図12(a)および図12(b)のように、比較例2の共振器では、矢印のようにスパイク状のリップルが生じている。
図13(a)および図13(b)は、実施例1、比較例3および比較例4の共振特性を示した図である。図13(a)は反射特性、図13(b)は通過特性を示している。実線は実施例1、破線は比較例3、点線は比較例4の特性を示している。図13(a)および図13(b)のように、比較例3の共振器では、矢印のようにスパイク状のリップルが生じている。
図14(a)から図14(c)は、実施例1、比較例1および比較例2の質量負荷膜の被覆率に対する共振特性を示した図である。図14(a)は、共振周波数移動量に対する共振点のQ値、図14(b)は、共振周波数移動量に対する反共振点のQ値、図14(c)は、共振周波数移動量に対する機械電気結合係数kを示した図である。質量負荷膜の被覆率は、第1質量負荷膜28および第2質量負荷膜29の共振領域50内の被覆率を示している。被覆率が0%は、共振領域50内に第1質量負荷膜28および第2質量負荷膜29が形成されていないことを示している。被覆率が100%は、共振領域50内が全て第1質量負荷膜28および第2質量負荷膜29で被覆されていることを示している。被覆率20%〜80%は、周期が7μmで、共振領域50における第1質量負荷膜28および第2質量負荷膜29が被覆した領域が20〜80%となるように、島パターンおよび開口パターンの大きさを変更している。2次元シミュレーションを用いているため、被覆率は、例えば第1質量負荷膜28においては(島パターンの長さ)/(島パターンの長さ+開口の長さ)、第2質量負荷膜29においては、(島の長さ)/(島の長さ+開口パターンの長さ)である。3次元では、例えば被覆率は共振領域50の面積に対する第1質量負荷膜28または第2質量負荷膜29が被覆する面積に対応する。島パターンおよび開口パターンが円形の場合、例えば円形の直径を変更することにより被覆率を変更している。なお、島パターンおよび開口パターンは、円形状以外の形状でもよい。
図14(a)から図14(c)のように、実施例1では、被覆率が大きくなると、共振周波数移動量が大きくなる。共振点のQ値、反共振点のQ値、機械電気結合係数は、被覆率によらず一定である。一方、比較例1および比較例2では、被覆率が大きくなると、共振周波数移動量が大きくなる。しかし、共振点のQ値、反共振点のQ値、機械電気結合係数は、被覆率が20〜80%で悪くなる。このように、比較例1および比較例2においては、図11(a)から図12(b)に示したリップルに起因し、共振特性が劣化する。
図7のように、第1質量負荷膜28の複数の島パターンに対応する位置に第2質量負荷膜29の開口パターンを設ける。これにより、図11(a)から図13(b)のように、リップルを抑制することができる。よって、図14(a)から図14(c)のように、共振特性を劣化させることなく、共振周波数をシフトさせることができる。ここで、第1質量負荷膜28の島パターンの位置に第2質量負荷膜29の開口パターンの位置が対応するとは、例えば、第1質量負荷膜28の島パターンと第2質量負荷膜29の開口パターンとのずれが少なくともパターンの周期の1/4未満のことである。より好ましくは、第1質量負荷膜28の複数の島パターンの中心と第2質量負荷膜29の複数の開口部パターンの中心はそれぞれ一致していることである。
第1質量負荷膜28の複数の島パターンに対応する位置に第2質量負荷膜29の開口パターンを設けることにより、リップルを抑制し、共振特性の劣化が抑制できる理由は、弾性波による積層膜18中の変位がバランスよく生じるためと考えられる。2つの質量負荷膜がともに島パターンを備える場合、または、2つの質量負荷膜がともに開口パターンを備える場合、積層膜18中の変位がバランスよく生じないため、共振特性が劣化してしまう。
積層膜18の変位のバランスよくするためには、第1質量負荷膜28は、圧電薄膜14に対し上下の一方に設け、第2質量負荷膜29は、圧電薄膜14に対し上下の他方に設けることが好ましい。
島パターンを備えた第1質量負荷膜28を圧電薄膜14に対し下側に設け、開口を備えた第2質量負荷膜29を圧電薄膜14に対し上側に設けてもよい。また、第1質量負荷膜28および第2質量負荷膜29は、それぞれ、下部電極12の下側、下部電極12内の複数の層の間、または下部電極12と圧電薄膜14との間に設けてもよい。さらに、第1質量負荷膜28および第2質量負荷膜29は、それぞれ、上部電極16と圧電薄膜14との間、上部電極16と周波数調整膜24との間、または周波数調整膜24の上側に設けてもよい。
積層膜18の変位のバランスをよくするためには、第1質量負荷膜28および第2質量負荷膜29の一方を下部電極12の下面に設け、かつ第1質量負荷膜28および第2質量負荷膜29の他方を上部電極16の上面に設けることが好ましい。また、第1質量負荷膜28および第2質量負荷膜29の一方を下部電極12の複数の層の間に設け、かつ第1質量負荷膜28および第2質量負荷膜29の他方を上部電極16の複数の層の間に設けることが好ましい。さらに、第1質量負荷膜28および第2質量負荷膜29の一方を下部電極12と圧電薄膜14との間に設け、かつ第1質量負荷膜28および第2質量負荷膜29の他方を上部電極16と圧電薄膜14との間に設けることが好ましい。
積層膜18の変位のバランスをよくするため、第1質量負荷膜28の複数の島パターンおよび第2質量負荷膜29の複数の開口パターンは周期的に設けられていることが好ましい。また、第1質量負荷膜28の複数の島パターンと第2質量負荷膜29の複数の開口パターンは同じ形状のパターンであることが好ましい。さらに、第1質量負荷膜28の膜厚と第2質量負荷膜29の膜厚は同じであることが好ましい。
図15(a)から図15(e)は、シミュレーションした実施例1の別の模式図である。図15(a)から図15(e)のように、第1質量負荷膜28の被覆率を20%とし、第2質量負荷膜29の被覆率を20%、80%、40%、50%および60%とした。図16(a)および図16(b)は、第2質量負荷膜29の被覆率を20%および80%とした実施例1の共振特性を示した図である。図16(a)は反射特性、図16(b)は通過特性を示している。実線は第2質量負荷膜29の被覆率が20%、破線は第2質量負荷膜29の被覆率が80%の特性を示している。図16(a)および図16(b)のように、第2質量負荷膜29の被覆率が20%および80%では、スパイク状のリップルが生じていない。
図17(a)および図17(b)は、第2質量負荷膜29の被覆率を40%、50%および60%とした実施例1の共振特性を示した図である。図17(a)は反射特性、図17(b)は通過特性を示している。実線は第2質量負荷膜29の被覆率が40%、破線は第2質量負荷膜29の被覆率が50%、点線は第2質量負荷膜29の被覆率が60%の特性を示している。図17(a)および図17(b)のように、第2質量負荷膜29の被覆率が40%、50%および60%では、スパイク状のリップルが生じている。
図16(a)および図16(b)のように、第1質量負荷膜28と第2質量負荷膜29との被覆率は同じであることが好ましい。また、第1質量負荷膜28の被覆率は、第2質量負荷膜29の非被覆率(100%−被覆率)と同じであることが好ましい。このように、第1質量負荷膜28と第2質量負荷膜29との被覆率が同じ、または、第1質量負荷膜28の被覆率と第2質量負荷膜29の非被覆率が同じ場合、弾性波による積層膜18中の変位がバランスよく生じるため、リップルが抑制されるものと考えられる。
実施例2は、第1質量負荷膜28と第2質量負荷膜29とを圧電薄膜14の上側に設けた例である。図18(a)から図18(c)は、実施例2、比較例5および比較例1の上部電極を示す図である。図18(a)は実施例2に係る共振器の上部電極を、図18(b)は比較例5に係る共振器の上部電極を、図18(c)は、比較例1に係る共振器の上部電極を示している。
図18(a)のように、実施例2に係る共振器においては、Ru膜16a上に第2質量負荷膜29としてTi膜が形成されている。第2質量負荷膜29および第2質量負荷膜29の開口内のRu膜16a上にCr膜16bが形成されている。Cr膜16b上に第1質量負荷膜28としてTi膜が形成されている。第1質量負荷膜28の島パターンの中心と第2質量負荷膜29の開口パターンの中心は一致している。その他の構成は、実施例1の図7と同じであり説明を省略する。
図18(b)のように、比較例5に係る共振器においては、第2質量付加膜29上のCr膜16b上に第1質量負荷膜28が形成されている。第1質量負荷膜28と第2質量負荷膜29の形状は同じである。その他の構成は、実施例2と同じである。図18(c)のように、比較例1に係る共振器においては、Cr膜16b上に第1質量負荷膜28が形成されており第2質量負荷膜29は形成されていない。その他の構成は、実施例2と同じである。
図18(a)の実施例2および図18(b)の比較例5の第1質量負荷膜28および第2質量負荷膜29の膜厚はそれぞれ50nmとした。図8(c)の比較例1の第1質量負荷膜28の膜厚は100nmとした。
図19(a)から図19(c)は、実施例2、比較例5および比較例1の質量負荷膜の被覆率に対する共振特性を示した図である。図19(a)は、共振周波数移動量に対する共振点のQ値、図19(b)は、共振周波数移動量に対する反共振点のQ値、図19(c)は、共振周波数移動量に対する機械電気結合係数kのシミュレーション結果を示した図である。質量負荷膜の被覆率は、第1質量負荷膜28および第2質量負荷膜29の共振領域50内の被覆率を示している。
図19(a)から図19(c)のように、実施例2では、被覆率が大きくなると、共振周波数移動量が大きくなる。共振点のQ値、反共振点のQ値、機械電気結合係数は、被覆率によらず一定である。一方、比較例5および比較例1では、被覆率が大きくなると、共振周波数移動量が大きくなる。しかし、共振点のQ値、反共振点のQ値、機械電気結合係数は、被覆率が20〜80%で悪くなる。このように、比較例5および比較例1においては、共振特性が劣化する。
質量負荷膜28または29を圧電薄膜14の下側に設けた場合、凸凹上に圧電薄膜14を形成することとなり、圧電薄膜14の膜質が劣化してしまうことがある。実施例2によれば、第1質量負荷膜28および第2質量負荷膜29を、圧電薄膜14に対し、上側に設けることにより、圧電薄膜14の劣化を抑制することができる。実施例2では、上部電極16の複数の層の間に第2質量負荷膜29を、上部電極16上に第1質量負荷膜28を形成したが、第1質量負荷膜28および第2質量負荷膜29は、上部電極16と圧電薄膜14との間、または周波数調整膜24上に形成されてもよい。
実施例3は、ラティス型フィルタの例である。図20は、ラティス型フィルタを示す図である。ラティス型フィルタ102は、直列共振器S5およびS6、および並列共振器P4およびP5を備えている。端子T3とT5の間に直列共振器S5が接続され、端子T4とT6との間に直列共振器S6が接続されている。端子T3とT6の間に並列共振器P4が接続され、端子T4とT5との間に並列共振器P5が接続されている。このようなラティス型フィルタ102の直列共振器および並列共振器として、実施例1または実施例2で例示した直列共振器および並列共振器を用いることができる。これにより、ラダー型フィルタと同様に、共振周波数の調整の範囲を広げるため、質量負荷膜の膜厚を大きくすると、共振特性が劣化を抑制することができる。よって、低損失で広帯域なフィルタを提供することができる。ラダー型フィルタおよびラティス方フィルタ以外のフィルタ等に実施例1の共振器を用いることもできる。
受信用フィルタと送信用フィルタとを含むデュープレクサにおいて、受信用フィルタおよび送信用フィルタの少なくとも一方を実施例1から実施例3で例示したフィルタとすることもできる。
実施例1から実施例3においては、圧電薄膜共振器として、積層膜18と基板10との間に空隙30が形成されたFBAR(Film Bulk Acoustic Wave Resonator)を例に説明した。圧電薄膜共振器は、基板に空隙が形成され、積層膜18が空隙に露出する構造でもよい。また、空隙の代わりに、弾性波を反射する音響反射膜を設けたSMR(Solidly Mounted Resonator)でもよい。音響反射膜としては、音響インピーダンスの高い膜と低い膜を弾性波の波長の膜厚で交互に積層した膜を用いることができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 基板
12 下部電極
14 圧電薄膜
16 上部電極
16a Ru層
16b Cr層
18 積層膜
20 第3質量負荷膜
24 周波数調整膜
28 第1質量負荷膜
29 第2質量負荷膜
50 共振領域

Claims (9)

  1. 基板と、
    前記基板上に設けられた圧電薄膜と、
    前記圧電薄膜の少なくとも一部を挟んで設けられた下部電極および上部電極と、
    前記圧電薄膜を挟み前記下部電極および上部電極が対向する共振領域と、
    前記共振領域に複数の島パターンを備える第1質量負荷膜と、
    前記共振領域に前記複数の島パターンに対応する位置にそれぞれ設けられた複数の開口パターンを備える第2質量負荷膜と、
    を具備することを特徴とする弾性波デバイス。
  2. 前記第1質量負荷膜および前記第2質量負荷膜は、前記圧電薄膜に対し、上側に設けられたことを特徴とする請求項1記載の弾性波デバイス。
  3. 前記第1質量負荷膜は、前記圧電薄膜に対し上下の一方に設けられ、前記第2質量負荷膜は前記圧電薄膜に対し上下の他方に設けられたことを特徴とする請求項1記載の弾性波デバイス。
  4. 前記複数の島パターンおよび前記複数の開口パターンは周期的に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
  5. 前記複数の島パターンの中心と前記複数の開口パターンの中心はそれぞれ一致していることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
  6. 前記複数の島パターンと前記複数の開口パターンは同じ形状のパターンであることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
  7. 前記第1質量負荷膜と前記第2質量負荷膜との膜厚は同じであることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
  8. 前記第1質量負荷膜と前記第2質量負荷膜との被覆率は同じであることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
  9. 前記第1質量負荷膜の被覆率は、前記第2質量負荷膜の非被覆率と同じであることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
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