JP2011174653A - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
サブクールパイプが配管固定具で送風ファンの邪魔にならないように固定されるとともに、底板上の結露水による温度の影響や、落下衝撃による影響を受けないようにした空気調和機の室外機を提供する。
【解決手段】
サブクールパイプ16を固定する配管固定具21は、底板3上に固定された固定部22と、同固定部22に立設して係止孔23aおよびねじ締め固定部23bを順次上方に備えた取付部24とでL字状に形成された固定金具24と、前記係止孔23aに係止する係止片25aを一端に備え、前記ねじ締め固定部23bに対応する通し孔25bを他端に備えて前記サブクールパイプ16を把持する固定バンド25とで構成した。
【選択図】 図8

Description

本発明は、空気調和機の室外機に係わり、より詳細には、サブクールパイプが配管固定具によって熱交換器室に固定される構造に関する。
従来の配管固定具および空気調和機の室外機として、図9に示すように、管理手間と装着作業手間および金型経費の低減化を図ってコストの低減に繋げられる配管固定具210と、この配管固定具210を用いて、圧縮機130に連なる第一の冷媒管170および気液分離器131に連なる第二の冷媒管171を固定できるようにしたものが知られている。
すなわち、第一の配管固定具211に配管貫通孔212を有し、第二の配管固定具213に第一の配管固定具211の配管貫通孔212と同一径もしくは異径の配管貫通孔214を有し、結束部材215で第一の配管固定具211と第二の配管固定具213とを互いに結束固定し、少なくとも配管固定具210が装着される冷媒管相互のピッチPは、第一の配管固定具211の配管貫通孔212と第二の配管固定具213の配管貫通孔214とのピッチPと同一に設定されたものが開示されていた。
これによって、互いに接近し、かつ並行する第一の冷媒管170および第二の冷媒管171相互の接触を防止するための配管固定具210を構成できるとともに、この配管固定具210を備えた空気調和機の室外機を提供できるようになっていた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、第一の冷媒管170および第二の冷媒管171を保持するための第一の配管固定具211および第二の配管固定具213の質量が大きいほど、落下衝撃による影響を受けやすくなって第一の冷媒管170や第二の冷媒管171が変形する虞があり、また、衝撃の大きさによっては損傷してしまう虞があるという問題点を有していた。
また、図示はしないが、例えば、サブクールパイプが熱交換器室側の底板上に寝かせて固定されているような場合、サブクールパイプ内の冷媒が、底板上の結露水が多量であってサブクールパイプを浸しているか否かにより、または、結露水が氷結しているか否かによって、異なった環境による影響を受けることになるため温度制御が難しくなるという問題点があった。
そして、底板上に寝かせて固定されたサブクールパイプや、サブクールパイプと圧縮機に連なる冷媒管との接続部は、落下衝撃により底板が変形することで、底板が変形することによる影響を直に受けることになって損傷してしまう虞があった。
また、熱交換器室に冷媒管を大きく突出させることなくサブクールパイプに接続できるように工夫をした構成や、サブクールパイプが送風ファンの邪魔にならないように固定され、かつ、熱交換器室を拡張しなくても済むように配慮をした構成の開示がなかった。
特開2005−98624号公報
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、サブクールパイプが配管固定具で送風ファンの邪魔にならないように固定されるとともに、底板上の結露水による温度の影響や、落下衝撃による影響を受けないようにした空気調和機の室外機を提供することにある。
上述した目的を達成できるように構成するため、本発明は以下に示す特徴を備えている。
本体内が、底板上に立設した仕切板により圧縮機を設けた圧縮機室と、熱交換器を設けた熱交換器室とに区画され、前記仕切板は、冷媒管を挿通する挿通部を備えるとともに、前後の中央部から後端部にかけて前記圧縮機室側に傾斜する傾斜部を備え、前記熱交換器室に、前記冷媒管に接続されたサブクールパイプが配管固定具で配設されてなり、
前記配管固定具が、底板上に固定された固定部と、同固定部に立設して係止孔およびねじ締め固定部を順次上方に備えた取付部とでL字状に形成された固定金具と、前記係止孔に係止する係止片を一端に備え、前記ねじ締め固定部に対応する通し孔を他端に備えて前記サブクールパイプを把持する固定バンドとで構成されてなることを特徴としている。
また、前記取付部は、前記係止孔の近傍に、前記サブクールパイプを受ける受け部が設けられるとともに、前記固定バンドに、前記ねじ締め固定部の上部を覆う傾斜部が設けられてなることを特徴としている。
本発明によれば、サブクールパイプが配管固定具で送風ファンの邪魔にならないように固定されるとともに、底板上の結露水による温度の影響や、落下衝撃による影響を受けないようにした空気調和機の室外機を提供できる。
本発明による空気調和機の室外機を前面側から見た外観斜視図である。 本発明による空気調和機の室外機を前面側から見た要部斜視図である。 本発明による空気調和機の室外機を前面側から見た要部拡大斜視図である。 本発明による空気調和機の室外機を背面側から見た要部斜視図である。 圧縮機室側から見た仕切板の要部斜視図である。 配管固定具で固定されたサブクールパイプを熱交換器室側から見た斜視図である。 配管固定具で固定されたサブクールパイプを圧縮機室側から見た斜視図である。 前面側から見た要部断面図で、(A)はサブクールパイプを固定する前の状態を示す説明図であり、(B)は固定した状態を示す説明図である。 従来例による空気調和機の室外機の要部斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
本発明による空気調和機の室外機(以下、室外機1という)は、図1に示すように、室外機1の外郭が板金製の前面カバー20を含むケーシング2で構成されるとともに、ケーシング2の背面および一側面に外気を吸い込む吸込口2aを備える一方、ケーシング2の前面に吹出口2bを備えた構成になっている。
また、室外機1の内部は、図2乃至図4に示すように、底板3上に立設され、前後方向の中央部から後端部にかけて圧縮機室側に傾斜する傾斜部5を備えた仕切板4によって、熱交換器室と圧縮機室とに区画されている。
熱交換器室には、外気を吸い込むための吸込口2aを臨ませるように設置された熱交換器14と、この熱交換器14に対向するように設置された送風機15と、底板3から離間した位置に配管固定具21によって仕切板4に沿うように固定されたサブクールパイプ(補助熱交換器)16とを備え、圧縮機室には、複数の冷媒管17によって熱交換器14およびサブクールパイプ16に接続された圧縮機13と、電装品が収容された電装品箱19とを備えている。
サブクールパイプ16は、例えば、マルチ型の長経路となる冷媒管(長配管)が用いられている空気調和機において、空気調和機の室外機1から図示しない室内機に冷媒が到る際、長経路の冷媒管を流通することで熱交換(熱損失)された冷媒を室内機に循環させないようにするため、この長経路の冷媒管における熱交換を補うためのものとして室外機1の熱交換器室に配設されている。
サブクールパイプ16は、仮に、室外機1の圧縮機室に配設された場合には、サブクールパイプ16内の冷媒は、圧縮機13が運転された時の発熱の影響を受けて温度上昇することになり、室外機1としての熱交換能力が発揮されなくなってしまうことから、図2に示すように、仕切板4によって区画された熱交換器室に配設されるように構成する必要がある。
室外機1の熱交換器室に配設されたサブクールパイプ16は、二重構造にしたパイプからなる構成にするとともに、図2に示すようにロ字状に巻回されることで所定の長さを確保できるようにして、二重構造部を隣り合って流れる温度の異なる冷媒同士の間で、隔壁を介して熱交換されるようにした構成にしている。
そして、サブクールパイプ16は、熱交換器14と同様に、熱交換器室に臨ませた吸込口2aと吹出口2bとを結ぶ空気流路に配設されることで、吸込口2aから吸い込まれた外気の流れに触れて効率よく熱交換されるようになっている。
熱交換器14の側端部には、仕切板4の後端部寄りの圧縮機室側から、圧縮機13に連なる複数の冷媒管17が短径路で接続されており、また、熱交換器室内のサブクールパイプ16は、圧縮機13から近い位置に挿通部9を備えた仕切板4を介して配設されることで、圧縮機13に連なる複数の冷媒管17が短径路で接続されるとともに、送風ファン15aの邪魔にならない位置に配設されるように構成している。
サブクールパイプ16は、図2に示すように、仕切板4の前部側となる第一仕切板6に対し平行に近接させた状態で、巻回されているロ字形状の下端部が、配管固定具21により束ねて固定されるように構成されている。
複数の冷媒管17は、図示しない膨張弁や流路操作弁(四方弁)等を介して熱交換器14や圧縮機13等に接続され、また、仕切板4に設けられた挿通部9によって圧縮機室側から熱交換器室側に挿通して短径路で引き回され、この熱交換器室側に、配管固定具21により底板3から上方に離間して固定されているサブクールパイプ16に接続されることになる。
仕切板4は、主たる仕切板と、補助的な仕切板とを接合してなる構成となっており、図3に示すように、主たる仕切板として圧縮機室側に傾斜している傾斜部5の後端下部を矩形状に切り欠くように形成した第一仕切板6と、補助的な仕切板として矩形状に切り欠いた切欠部8を閉塞するように形成した第二仕切板7とからなり、第二仕切板7の上端部にはU字状に切り欠いた切欠溝10が形成された構成になっており、この切欠溝10と、切欠溝10の上部に対向する第一仕切板6の下端縁11とによって、圧縮機室側から熱交換器室側に複数の冷媒管17を挿通するための挿通部9が構成されている。
挿通部9を構成するU字状の切欠溝10の周縁には、図5に示すように周縁フランジ10aが形成され、また、切欠溝10の上部に対向する第一仕切板6の下端縁11には、図5に示すように切欠溝10の上部に対向する下縁フランジ11aが形成されており、これらによって、複数の冷媒管17が挿通部9を挿通した際、この冷媒管17の外形部を保護している緩衝部材18に対し、周縁フランジ10aおよび下縁フランジ11aを密接させるようにしている。
なお、U字状の切欠溝10は、この切欠溝10の周縁に周縁フランジ10aが形成される代りに、例えば、180°折り返し形成された折返し部(図示せず)が設けられてなる構成にしてもよく、これにより、剪断によって生じるバリやカエリを切欠溝10の周縁からなくすることで、複数の冷媒管17の外形部を保護している緩衝部材18を損傷させないようにしてもよい。
第二仕切板7は、U字状の切欠溝10の周縁に周縁フランジ10aが形成され、または、180°折り返すように折り返し形成された折返し部が設けられることで、強度が増強されるようにした構成になる。
熱交換器14の側部には側板14aが設けられており、この側板14aに第二仕切板7の後端部が固定されるとともに、第二仕切板7の上端部に形成されているU字状の切欠溝10には、図4に示す緩衝部材18によって保護されている複数の冷媒管17が、底板3から上方に離間して固定されているサブクールパイプ16との接続位置と同等の高さになるように、圧縮機室側から熱交換器室側に挿通した構成になっている。
第一仕切板6には、熱交換器14の側部に設けられている側板14aに沿いながら、この側板14aによって、上下方向にスライド自在に保持される図2乃至図6に示すような第一保持部6aが設けられており、第二仕切板7には、第一仕切板6の切欠部8の側縁12に形成されている側縁フランジ12aに沿いながら、この側縁フランジ12aによって、上下方向にスライド自在に保持される図3および図5に示すような第二保持部7aが設けられている。
これにより、第一仕切板6が、熱交換器14の側板14aに固定されている第二仕切板7に対し上方から接合される際、第一保持部6aおよび第二保持部7aによってガイドされることになり、上方からガタつきなく下方に向けてスライドしながら接合し、かつ保持されることになる。
第一仕切板6が上方からスライドして第二仕切板7に接合され保持されることで、U字状の切欠溝10を挿通している複数の冷媒管17の緩衝部材18に、第二仕切板7の切欠溝10に形成された周縁フランジ10aと、切欠溝10の上部に対向する第一仕切板6の下縁フランジ11aとが密接することになる。
これにより、図4に示す複数の冷媒管17の緩衝部材18に、図5に示す周縁フランジ10aおよび下縁フランジ11aを密接させた構造により、この密接部によって、圧縮機13から伝わる複数の冷媒管17の振動を抑えて防振性を向上させることができるとともに、挿通部9と緩衝部材18との間から、虫類のような小動物が、圧縮機13および電装品箱19を設置している圧縮機室内に侵入してしまう虞がなくなる。
複数の冷媒管17の緩衝部材18に、周縁フランジ10aおよび下縁フランジ11aを密接させ、第一仕切板6が第二仕切板7に固定されるとともに、第一仕切板6の後端部が熱交換器14の側板14aに固定されることによって、第一仕切板6および第二仕切板7からなる仕切板4が底板3上に強固に立設することになり、底板3の上部が仕切板4によって熱交換器室と圧縮機室とに区画されることになる。
U字状の切欠溝10を挿通して、圧縮機室から熱交換器14に沿うように熱交換器室に導出している複数の冷媒管17は、熱交換器14の近傍からケーシング2の前面に向けてL字状に折曲形成されることにより、図2乃至図4に示すように、熱交換器室において、配管固定具21によって仕切板4を構成する第一仕切板6に対し平行に近接して固定されているサブクールパイプ16に接続されることになる。
その際、熱交換器室に導出して、前部に向けてL字状に形成された複数の冷媒管17の折曲部は、仕切板4の後部側となる傾斜部5の近傍で折曲された構成になっており、これによって、熱交換器室に導出した複数の冷媒管17は、底板3から離間させるとともに、仕切板4の前部側となる第一仕切板6に近接させてこれと平行に固定されているサブクールパイプ16に対し同等の高さ位置であり、かつ、熱交換器室側に引き出し過ぎないように傾斜部5の近傍で折曲して引き回していることから、短径路で容易に接続できるようになっている。
すなわち、複数の冷媒管17は、第二仕切板7に設けられた挿通部9であって、仕切板4の傾斜部5を挿通させるとともに、この傾斜部5近傍のスペースにおいてL字状に折曲形成されたことで、図4に示すように、緩衝部材18で覆われた真直部が、熱交換器室側に大きく引き出されることがないように傾斜部5近傍のスペース内に納まることになり、かつ、底板3から離間させ、第一仕切板6に近接させてこれと平行に固定されたサブクールパイプ16に、短径路で容易に接続できることになる。
これにより、サブクールパイプ16は、熱交換器室において、図2乃至図4に示すように、配管固定具21により底板3から離間させるとともに、第一仕切板6に近接させてこれと平行に固定されることから、仮に、底板3が落下衝撃によって変形したような場合であっても、底板3から離間しているサブクールパイプ16およびサブクールパイプ16と複数の冷媒管17との接続部は、底板3が変形することによる影響を直に受けることがなくなり、また、サブクールパイプ16内の冷媒は、底板3上の結露水が多量であってサブクールパイプ16を浸しているか否か、または、結露水が氷結しているか否かによって異なった環境による影響を受けてしまう虞がないため、温度制御が容易になる。
また、送風ファン15aの外形部から離間させて固定されるサブクールパイプ16は、図2および図4に示すように、送風ファン15aの外径部の外側であってファン軸15bの下位部に配置させるように構成できることになり、これによって、熱交換器室を拡張しなくても済むように、サブクールパイプ16が送風ファン15aの邪魔にならない位置に固定されることになる。
サブクールパイプ16は、配管固定具21により熱交換器室の底板3の上部に底板3と離間して固定されるように構成されており、配管固定具21は、図6および図7と、図8(A)および図8(B)とに示すように、底板3上に固定された固定部22と、固定部22から上方に順次離間した位置に、係止孔23aおよびねじ締め固定部23bを備えた取付部23とでL字状に形成された板金製の固定金具24と、係止孔23aに係止する係止片25aを一端に備え、ねじ締め固定部23bに対応する通し孔25bを他端に備えるとともに、これら一端の係止片25aと他端の通し孔25bとの間の一面に、弾性部材25cによって保護されたサブクールパイプ16を把持する固定バンド25とで構成されている。
これにより、図8(A)に示すように、固定バンド25の一端に形成された係止片25aを、底板3上に固定部22が固定された固定金具24を構成する取付部23の係止孔23aに係止し、次に、図8(B)に示すように、サブクールパイプ16の外形部が弾性部材25cを介して把持されるとともに、固定バンド25の他端に形成された通し孔25bを通したねじ26をねじ孔からなるねじ締め固定部23bに螺着することによって、サブクールパイプ16が固定されることになる。
その際、固定金具24の固定部22は、強度と剛性に優れた底板3に溶接されるか、もしくはねじ締め固定されることで強固に固着されており、サブクールパイプ16は、固定バンド25によって固定される固定位置を熱交換器室の底板3から上方に離間させるとともに、送風ファン15aのファン軸15bよりも下位部に位置させ、仕切板4の前部側に近接させてこの仕切板4の前部側を構成している第一仕切板6と平行に固定されている。
そのため、サブクールパイプ16は、送風ファン15aの外形部の外側に設置しやすくなり、また、底板3に落下衝撃による変形があったとしても、底板3から上方に離間していることで、サブクールパイプ16およびサブクールパイプ16と冷媒管17との接続部が、底板3の変形に伴う外力を直に受けて損傷してしまう虞がない。
また、サブクールパイプ16は、底板3から上方に離間させた位置に固定されているので、例えば、底板3上に多量の結露水があるか否か、または、この結露水が氷結しているか否かによって、サブクールパイプ16内の冷媒が、異なった環境による影響を受けてしまうことがないため、空気調和機としての温度制御が難しくなってしまうという虞がない。
また、固定金具24の取付部23には、図7と、図8(A)および図8(B)とに示すように、係止孔23aの上部近傍に、サブクールパイプ16を受ける受け部23cが設けられるとともに、上端部に、ねじ締め固定部23bの上部を覆う傾斜部25dが設けられている。
これにより、図8(A)に示すように、弾性部材25cで覆われたサブクールパイプ16を受け部23cで受けた状態にして、係止孔23aに係止片25aを係止し、次に、固定バンド25を弾性変形させることによって、サブクールパイプ16が弾性部材25cを介して容易に把持されることになり、図8(B)に示すように、固定バンド25の他端部の通し孔25bを通したねじ26をねじ孔からなるねじ締め固定部23bに螺着する時の作業性が良好になる。
なお、固定バンド25の通し孔25bは、図8(A)に示す位置に、下方を開放して逆U字状に切欠形成することにより、ねじ締め固定部23bに予め螺着されている図示しないねじ26の首下部に対し、上方から下降させて逆U字部の両側を掛けながら、図8(B)に示すように、ねじ26を通した状態にして固定するようにしてもよいし、または、円形状に形成されたのちに通したねじ26を、ねじ締め固定部23bに螺着するように構成してもよい。
また、傾斜部25dは、ねじ締め固定部23bの上部を覆っていることから、第一仕切板6を上方から下降させながら第二仕切板7に接合する際、第一仕切板6の下端部が、図3に示す位置から、ねじ締め固定部23bに螺着されたねじ26に引っ掛かることなく、傾斜部25dにより図8(B)に示す位置にガイドされることになる。
第一仕切板6の下端部をガイドする傾斜部25dは、固定バンド25に一体的に形成された構成になっており、固定バンド25の通し孔25bを通したねじ26がねじ締め固定部23bに螺着されることで、ねじ26の上部が覆われるようになる。なお、傾斜部25dは、取付部23に一体的に形成されることで、ねじ26の上部を覆うように構成してもよい。
これにより、第一仕切板6の下端が、取付部23の上端や取付部23のねじ締め固定部23bに螺着されたねじ26の一部に引っ掛かってしまわないようにガイドされることになって、第二仕切板7に接合させる時の作業性が良好になる。
なお、第一仕切板6の切欠部8は、側縁フランジ12aおよび下縁フランジ11aを形成することで該箇所の強度が増強されるようにした構成になっており、また、側縁フランジ12aを第二仕切板7の一部に接合してねじ締め固定することで、第一仕切板6が第二仕切板7に接合されてなる仕切板4としての強度を増強できるようにした構成になっている。
第一仕切板6の下端部には、図3と、図8(A)および図8(B)とに示すように、底板3上に、この底板3の側端部と平行に立設される前部側となる位置に、圧縮機室側から熱交換器室側に向けてその一部を膨出させた膨出部6bが形成されている。
これにより、図3に示す膨出部6bによって、熱交換器室側に向けて底板3上の圧縮機室の一部が拡張されることから、圧縮機室のスペースを大きく確保しなくても済むように、圧縮機13は、その外形部を第一仕切板6に近接させることができて、図2に示す複数の脚部13aのうち一つの脚部13aを、拡張された圧縮機室の底板3上の図3に示す拡張固定位置13bに固定できることになる。
第一仕切板6の下端部に膨出部6bが形成されたことで、上方から第二仕切板7に接合した第一仕切板6を底板3上に立設させる際、第一仕切板6の下端縁は直線形状でなくなるため底板3上での安定性がよくなって、第一仕切板6を第二仕切板7にねじ締め固定することで仕切板4として構成する時の作業性が良好になる。
また、第一仕切板6の下端部には、膨出部6bよりも後部寄りであって、底板3の側端部と平行状態に立設する前部側および圧縮機室側に傾斜させた仕切板4の後部側となる傾斜部5に、図4および図5に示すように、水平状の折曲片5aが折曲形成された構成になっている。
第一仕切板6の下端部に水平状の折曲片5aが折曲形成されたことで、上方から第二仕切板7に接合した第一仕切板6を底板3上に立設させる際、第一仕切板6の下端縁は、膨出部6bが形成されたことに加えて、水平状の折曲片5aが当接することになるため底板3上での安定性がよくなって、第一仕切板6を第二仕切板7に固定する時の作業性が更に良好になる。
以上説明したように、本発明の構成によれば、配管固定具21が、固定部22と取付部23とでL字状に形成された固定金具24と、弾性変形することでサブクールパイプ16を把持する固定バンド25とで構成され、通し孔25bを通したねじ26をねじ締め固定部23bに螺着することにより底板3からサブクールパイプ16を離間させて固定していることから、サブクールパイプ16内の冷媒が、底板3上の結露水の温度の影響を受けることがなく、また、落下衝撃があったとしても、サブクールパイプ16およびサブクールパイプ16と複数の冷媒管17との接続部に、底板3の変形に伴う影響がないようにした空気調和機の室外機となる。
また、仕切板4の傾斜部5の近傍で折曲して引き回した複数の冷媒管17は、熱交換器室内に大きく引き出されることなく短径路でサブクールパイプ16に接続できるようになり、また、サブクールパイプ16は、熱交換器室を拡張しなくても済むように、送風ファン15aの邪魔にならない位置に固定できるようになる。
固定金具24の取付部23には、係止孔23aの近傍に、緩衝部材25cで覆われたサブクールパイプ16を受ける受け部23cが設けられていることから、固定バンド25を弾性変形させながらサブクールパイプ16を把持し、通し孔25bを通したねじ26をねじ締め固定部23bに螺着して固定する時の作業性が良好になる。
また、固定金具24の取付部23の上端部と、ねじ締め固定部23bに螺着されたねじ26の上部とが、固定バンド25に一体的に形成された傾斜部25dでカバーされることから、サブクールパイプ16が配管固定具21で固定されるとともに、サブクールパイプ16と複数の冷媒管17とが溶接されたのち、上方から第一仕切板6を下降させて第二仕切板7に接合する際、第一仕切板6の下端が、取付部23の上端部やねじ26に引っ掛からないよう傾斜部25dでガイドされるようになって、作業性が良好になる。
1 空気調和機の室外機
2 ケーシング
20 前面カバー
2a 吸込口
2b 吹出口
3 底板
4 仕切板
5 傾斜部
5a 折曲片
6 第一仕切板
6a 第一保持部
6b 膨出部
7 第二仕切板
7a 第二保持部
8 切欠部
9 挿通部
10 切欠溝
10a 周縁フランジ
11 下端縁
11a 下縁フランジ
12 側縁
12a 側縁フランジ
13 圧縮機
13a 脚部
13b 拡張固定位置
14 熱交換器
14a 側板
15 送風機
15a 送風ファン
15b ファン軸
16 サブクールパイプ(補助熱交換器)
17 冷媒管
18 緩衝部材
19 電装品箱
20 ねじ
21 配管固定具
22 固定部
23 取付部
23a 係止孔
23b ねじ締め固定部
23c 受け部
24 固定金具
25 固定バンド
25a 係止片
25b 通し孔
25c 弾性部材
25d 傾斜部
26 ねじ

Claims (2)

  1. 本体内が、底板上に立設した仕切板により圧縮機を設けた圧縮機室と、熱交換器を設けた熱交換器室とに区画され、前記仕切板は、冷媒管を挿通する挿通部を備えるとともに、前後の中央部から後端部にかけて前記圧縮機室側に傾斜する傾斜部を備え、前記熱交換器室に、前記冷媒管に接続されたサブクールパイプが配管固定具で配設されてなり、
    前記配管固定具が、底板上に固定された固定部と、同固定部に立設して係止孔およびねじ締め固定部を順次上方に備えた取付部とでL字状に形成された固定金具と、前記係止孔に係止する係止片を一端に備え、前記ねじ締め固定部に対応する通し孔を他端に備えて前記サブクールパイプを把持する固定バンドとで構成されてなることを特徴とする空気調和機の室外機。
  2. 前記取付部は、前記係止孔の近傍に、前記サブクールパイプを受ける受け部が設けられるとともに、前記固定バンドに、前記ねじ締め固定部の上部を覆う傾斜部が設けられてなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外機。
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