JP2011174451A - タービン - Google Patents

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Abstract

【課題】漏洩流量をより低減化した高性能なタービンを提供する。
【解決手段】ハブシュラウド41に、シールフィン15を環状溝33の底面33aに向かって立設し、シールフィン15の先端と環状溝33の底面33aとの間に微小隙間Hを形成したタービンであって、シールフィン15のうち、ハブシュラウド41の前縁側に配置された第1シールフィン15aと、ハブシュラウド41の前縁41aとの間の軸方向距離をLとし、ハブシュラウド41の前縁41aと、環状溝33の内側面33bとの間の軸方向距離をBuとしたとき、第1シールフィン15aは、L/Bu<0.3を満たすように配置されている。
【選択図】図4

Description

この発明は、例えば、発電プラント、化学プラント、ガスプラント、製鉄所、船舶等に用いられるタービンに関するものである。
従来から、蒸気タービンの一種として、ケーシングと、ケーシングの内部に回転自在に設けられた軸体(ロータ)と、ケーシングの内周部に固定配置された静翼と、この静翼の下流側において軸体に放射状に設けられた動翼とを複数段備えたものが知られている。このような蒸気タービンのうち衝動タービンの場合は、蒸気の圧力エネルギーを静翼によって速度エネルギーに変換し、この速度エネルギーを動翼によって回転エネルギー(機械エネルギー)に変換している。また、反動タービンの場合は、動翼内でも圧力エネルギーが速度エネルギーに変換され、蒸気が噴出する反動力により回転エネルギー(機械エネルギー)に変換される。
この種の蒸気タービンでは、動翼の先端部と、動翼を囲繞して蒸気の流路を形成するケーシングとの間に径方向の隙間が形成されていると共に、静翼の先端部と軸体との間にも径方向の隙間が形成されている場合が多い。
しかしながら、動翼先端部の隙間を下流側に通過する漏洩蒸気は、動翼に対して回転力を付与しない。また、静翼先端部の隙間を下流側に通過する漏洩蒸気は、静翼によって圧力エネルギーを速度エネルギーに変換しない。このため、下流動翼に対して回転力をほとんど付与しない。したがって、蒸気タービンの性能向上のためには、前記隙間を通過する漏洩蒸気の量を低減することが重要となる。
ここで、動翼の先端部に、軸方向上流側から下流側に向かって高さが漸次高くなるステップ部を設け、ケーシングに、ステップ部に対して隙間を有するシールフィンを設けた構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このように構成することで、シールフィンの隙間を通り抜けた漏れ流れがステップ部の段差面を形成する端縁部(エッジ部)に衝突し、流動抵抗を増大させることができる。このため、ケーシングと動翼の先端部との隙間を通過する漏洩流量が低減される。
特開2006−291967号公報
ところで、さらなる蒸気タービンの低コスト化、高性能化の要望に応えるべく、例えば静翼と動翼の段数を減少し、1段当たりの負荷を増大することが考えられている。このような場合、1段当たりの圧力比が大きくなるので、シールフィンを通過する漏洩流量が増大し、蒸気タービンの性能が低下してしまうという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、漏洩流量をより低減化した高性能なタービンを提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係るタービンは、ブレードと、前記ブレードの周囲を取り囲むように形成され、前記ブレードに対して相対回転する構造体とを備え、前記構造体の前記ブレードの先端に対応する位置に、前記ブレードの先端との間の隙間を確保する環状溝を形成すると共に、前記ブレードの先端に、少なくとも1つのシールフィンを前記環状溝の底面に向かって立設し、前記シールフィンの先端と前記環状溝の底面との間に径方向の微小隙間を形成したタービンであって、前記シールフィンのうち、前記ブレードの上流端側に配置された上流端側シールフィンと前記ブレードの上流端との間の軸方向距離をLとし、前記ブレードの上流端と前記環状溝の上流側の内側面との間の軸方向距離をBuとしたとき、前記上流端側シールフィンは、
L/Bu≦0.1・・(1)
を満たすように配置されていることを特徴とする。
このように構成することで、ブレードを通過する主流の流体の一部がブレードに衝突し、環状溝内に流入する流体は、上流端側シールフィンの先端から環状溝の底面に向かう方向(ダウンフロー、径方向内側に向いた流れ)に回る第1主渦を形成する。この第1主渦が、シールフィンの先端と環状溝の底面との間に形成された微小隙間を通過する流体の縮流効果を奏する。このため、漏洩流量を低減することができる。
ここで、上流端側シールフィンを式(1)を満たすように配置することにより、上流端側シールフィンの先端と環状溝の底面との間の微小隙間に、確実に上流端側シールフィンの先端から環状溝の底面に向かう流れが生じる第1主渦を形成することができる。
式(1)を満足しない位置に上流端側シールフィンを配置してしまうと、第1主渦の一部が剥離し、この第1主渦の回転方向とは反対方向に回る剥離渦が第1主渦と上流端側シールフィンとの間に形成される。このため、上流端側シールフィンの先端と環状溝の底面との間の微小隙間に環状溝の底面から上流端側シールフィンの基端側に向かう流れ(アップフロー、径方向外側に向いた流れ)が生じ、この微小隙間を通過する流体の縮流効果を得られなくなる虞がある。
本発明に係るタービンは、前記ブレードの上流端と面一になるように、前記上流端側シールフィンを配置したことを特徴とする。
このように構成することで、第1主渦を効率よく利用して上流端側シールフィンの先端と環状溝の底面との間の微小隙間に上流端側シールフィンの先端から環状溝の底面に向かう流れを生じさせることができる。このため、より確実に微小隙間を通過する流体の縮流効果を奏することが可能になる。
本発明に係るタービンは、前記環状溝には、前記ブレードの上流端に対応する位置に小環状溝が形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、第1主渦の旋回中心を微小隙間に近づけることができ、この分、第1主渦の径方向速度の強い部分を利用して微小隙間により強い上流端側シールフィンの先端から環状溝の底面に向かう流れを生じさせることができる。このため、さらに確実に微小隙間を通過する流体の縮流効果を奏することが可能になる。
本発明に係るタービンは、前記ブレードの先端には、前記シールフィンが複数設けられ、前記環状溝には、前記ブレードの上流端から下流側に向かってステップ部が設けられ、前記ステップ部は、少なくとも1つの段差により下流側に向かうに従って漸次高さが低くなるように形成されていると共に、前記段差に形成される下流側エッジ部が隣接するシールフィン間に位置するように形成されていることを特徴とする。
ここで、上流端側シールフィンの先端と環状溝の底面との間の微小隙間を通過した流体は、上流端側シールフィンの1つ下流側に存在する第2シールフィンに衝突し、この第2シールフィンと上流端側シールフィンとの間に形成されるキャビティ内に第2主渦を形成する。この第2主渦の回転方向は、第1主渦の回転方向とは反対方向に回るので、第2シールフィンと環状溝の底面との間の微小隙間に環状溝の底面からシールフィンの基端側に向かう流れが生じてしまう。
しかしながら、環状溝に、下流側に向かうに従って漸次高さが低くなるステップ部を設けることにより、段差面において第2主渦から一部の流れが剥離し、第2主渦の回転方向とは反対方向に回る剥離渦が形成される。この剥離渦によって第2シールフィンと環状溝の底面との間の微小隙間にシールフィンの先端から環状溝の底面に向かう流れを生じさせることができ、さらに漏洩流量を低減することが可能になる。
本発明に係るタービンは、前記環状溝には、前記上流端側シールフィンよりも下流側に位置するシールフィンのうち、少なくとも何れかのシールフィンに対応する位置に、前記小環状溝が形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、第2シールフィン以降の小環状溝に形成される渦の旋回中心を、対応する微小隙間に近づけることができる。このため、この微小隙間のシールフィンの先端から環状溝の底面に向かう流れを大きくすることができ、より確実に漏洩流量を低減することが可能になる。
本発明によれば、上流端側シールフィンの先端から環状溝の底面に向かう方向に流れる第1主渦を形成することができる。このため、この第1主渦によって、シールフィンの先端と環状溝の底面との間に形成された微小隙間を通過する流体が縮流され、漏洩流量を低減することができる。
本発明の第一実施形態における蒸気タービンを示す概略構成断面図である。 図1のA部拡大図である。 本発明の第一実施形態におけるシールフィンの作用説明図である。 本発明の第一実施形態におけるハブシュラウドとシールフィンとの相対位置関係を示す説明図である。 本発明の第一実施形態におけるリーク流量の低減率の変化を示すグラフである。 本発明の第二実施形態を説明するための説明図であって、図1のA部拡大図に対応している図である。 本発明の第二実施形態におけるリーク流量の低減率の変化を示すグラフである。 本発明の第三実施形態を説明するための説明図であって、図1のA部拡大図に対応している図である。 本発明の第四実施形態を説明するための説明図であって、図1のA部拡大図に対応している図である。 図1のB部拡大図である。
(第一実施形態)
(蒸気タービン)
次に、この発明の第一実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る蒸気タービン1を示す概略構成断面図である。
蒸気タービン1は、ケーシング10と、ケーシング10に流入する蒸気Jの量と圧力を調整する調整弁20と、ケーシング10の内方に回転自在に設けられ、動力を不図示の発電機等の機械に伝達する軸体(ロータ)30と、ケーシング10に保持された静翼40と、軸体30に設けられた動翼50と、軸体30を軸回りに回転可能に支持する軸受部60とを主たる構成としている。
ケーシング10は、内部空間が気密に封止されているとともに、蒸気Jの流路とされている。このケーシング10の内壁面には、軸体30が挿通されたリング状の仕切板外輪11が強固に固定されている。
調整弁20は、ケーシング10の内部に複数個取り付けられている。調整弁20は、それぞれ不図示のボイラから蒸気Jが流入する調整弁室21と、弁体22と、弁座23とを備えている。そして、弁体22が弁座23から離れると蒸気流路が開き、蒸気室24を介して蒸気Jがケーシング10の内部空間に流入するようになっている。
軸体30は、軸本体31と、この軸本体31の外周から径方向に延出した複数のディスク32とを備えている。この軸体30は、不図示の発電機等の機械に回転エネルギーを伝達するようになっている。
静翼40は、軸体30を囲繞するように放射状に複数配置されて環状静翼群を構成しており、それぞれ仕切板外輪11に保持されている。これら静翼40の径方向内側(先端側)には、軸体30が挿通されたリング状のハブシュラウド41で連結されている。
また、複数の静翼40からなる環状静翼群は、回転軸方向に間隔をあけて6つ形成されている。環状静翼群は、蒸気Jの圧力エネルギーを速度エネルギーに変換し、下流側に隣接する動翼50側に案内するようになっている。
動翼50は、軸体30が有するディスク32の外周部に強固に取り付けられている。この動翼50は、各環状静翼群の下流側において、放射状に複数配置されて環状動翼群を構成している。
これら環状静翼群と環状動翼群は、一組一段とされている。すなわち、蒸気タービン1は、6段に構成されている。このうち、最終段における動翼50の先端部は、周方向に延びたチップシュラウド51とされている。
ここで、本実施形態では、軸体30、および仕切板外輪11が本発明における「構造体」となっている。また、静翼40、ハブシュラウド41、チップシュラウド51、および動翼50が本発明における「ブレード」となっている。具体的には、静翼40およびハブシュラウド41を「ブレード」とした場合は軸体30を「構造体」とし、一方、動翼50およびチップシュラウド51を「ブレード」とした場合は仕切板外輪11を「構造体」とする。
図2は、図1のA部拡大図である。
図2に示すように、軸体(構造体)30には、静翼(ブレード)40に対応する部位に環状溝33が形成されており、この環状溝33に静翼40の先端部となるハブシュラウド(ブレード)41が臨まされた状態になっている。この環状溝33によって、環状溝33の底面33aとハブシュラウド41との間に、軸体30における径方向の隙間S1が形成される。環状溝33は、この底面33aが軸方向において略同径となるように形成されている。
一方、ハブシュラウド41の先端(図2における下側、ハブシュラウドの半径方向内側面)には、3つのシールフィン15(15a,15b,15c)が径方向に沿って、かつ環状溝33の底面33aに向かって隙間S1を遮るように立設されている。3つのシールフィン15は、それぞれハブシュラウド41の上流側端面端41a側(図2における左側)に配置された第1シールフィン(上流端側シールフィン)15aと、ハブシュラウド41の軸方向略中央に配置された第2シールフィン15bと、この第2シールフィン15bよりも後流側(図2における右側)に配置された第3シールフィン15cとにより構成されている。
各シールフィン15(15a〜15c)は略同一長さに設定されており、それぞれの先端部と環状溝33の底面33aとの間には、略同一寸法に設定された微小隙間H(H1,H2,H3)が形成されている。
微小隙間H(H1〜H3)は、軸体30や静翼40の熱伸び量、軸体30の遠心伸び量等を考慮した上で、両者が接触することがない安全な範囲内で、最小のものに設定されている。
なお、本実施形態では、各シールフィン15a〜15cの先端部と環状溝33の底面33aとの間の微小隙間Hが同一となるように設定されている場合について説明したが、これに限られるものではなく、必要に応じて各シールフィン15a〜15cの先端部と環状溝33の底面33aとの間の微小隙間Hを各々変更してもよい。
このような構成のもと、軸体30とハブシュラウド41との間には、環状溝33内において、キャビティC(C1〜C3)が形成されている。キャビティC(C1〜C3)は、それぞれ上流側から順に環状溝33の上流側の内側面33bと、第1シールフィン15aとの間に形成された第1キャビティC1、第1シールフィン15aと、第2シールフィン15bとの間に形成された第2キャビティC2、第2シールフィン15bと、第3シールフィン15cとの間に形成された第3キャビティC3とにより構成されている。
ここで、第1シールフィン15aは、ハブシュラウド41の上流側端面41aと略面一となるように配置されている。このように配置することにより、第1シールフィン15aと環状溝33の底面33aとの間に形成された微小隙間Hを通過する蒸気Jの漏れ流れを低減する縮流効果を奏することができるようになっている。より詳しく以下に説明する。
(作用)
図3は、シールフィン15の作用説明図である。
ここで、第1シールフィン15aの縮流効果について説明する前に、図1に基づいて蒸気タービン1の動作について説明する。
まず、調整弁20を開状態とすると、図示しないボイラから蒸気Jがケーシング10の内部空間に流入する。
ケーシング10の内部空間に流入した蒸気Jは、各段における環状静翼群と環状動翼群とを順次通過する。この際、圧力エネルギーが静翼40によって速度エネルギーに変換され、静翼40を経た蒸気Jのうちの大部分が同一の段を構成する動翼50間に流入し、動翼50により蒸気Jの速度エネルギーが回転エネルギーに変換される。すると、軸体30に回転が付与される。
一方、蒸気Jのうちの一部(例えば、数%)は、静翼40のハブシュラウド41が臨まされている環状溝33内に流入する。この環状溝33内に流入される蒸気Jが所謂漏洩蒸気となる。
図3に示すように、環状溝33内に流入した蒸気Jの一部は、まず第1キャビティC1内に流入し、ハブシュラウド41の上流側端面41aに衝突する。そして、蒸気Jは、第1シールフィン15aに沿うように、環状溝33の底面33aに向かって流れる。さらにこの後、上流側に戻るように流れ、図3における時計回りに回転する主渦(第1主渦)Y1を形成する。
すなわち、主渦Y1が形成されると、第1シールフィン15aの上流側において、速度ベクトルが径方向内側に向いた流れ(ダウンフロー)が生じる。このダウンフローは、第1シールフィン15aと、環状溝33の底面33aとの間に形成されている微小隙間H1の直前で径方向内側に向う慣性力を保有している。このため、微小隙間H1を通過する漏れ流れに対し、径方向内側に縮める効果(縮流効果)を奏する。よって、蒸気Jの漏洩流量が低減される。
ここで、第1シールフィン15aをハブシュラウド41の上流側端面41aと略面一となるように配置するのは、第1シールフィン15aをハブシュラウド41の上流側端面41aから所定距離以上離反させた状態で配置すると(図3における2点鎖線参照)、ハブシュラウド41の上流側端面41aのエッジ部41bにおいて、主渦Y1から一部の流れが剥離し、この主渦Y1の回転方向とは反対方向(図3における反時計回り)に回転する剥離渦Y2(図3における2点鎖線で示す)が生じてしまうからである。
剥離渦Y2の回転方向は、主渦Y1の回転方向とが反対なので、剥離渦Y2が生じると第1シールフィン15aの上流側において、速度ベクトルが径方向外側に向いたアップフローが生じてしまう。アップフローが生じることにより、微小隙間H1を通過する流れに対し、縮流効果を奏し得なくなる。
すなわち、第1シールフィン15aの位置は、ハブシュラウド41の上流側端面41aと略面一になる位置に限られるものではなく、第1シールフィン15aの上流側において、この第1シールフィン15aの先端から環状溝33の底面33aに向かう流れが生じる位置に配置されていればよいことになる。
そこで、縮流効果を十分に得られる条件が存在するとの知見のもとに、本願発明者は以下のシミュレーションを行った結果、図4に示すように、ハブシュラウド41の上流側端面41aと第1シールフィン15a(厳密に言えば、第1シールフィン15aの上流側端面、以下、同じ)との間の軸体30における軸方向距離をLとし、ハブシュラウド41の上流側端面41aと環状溝33の軸方向上流側に位置する内側面33bとの間の軸体30における軸方向距離をBuとしたとき、第1シールフィン15aを、
L/Bu≦0.1・・・(1)
を満たすように配置することにより、第1シールフィン15aの上流側において、この第1シールフィン15aの先端から環状溝33の底面33aに向かう流れが生じるようにしている。
(シミュレーション)
ここで、図4に示した距離L,Buの相互関係における条件と、漏洩流量(リーク流量)の低減率(%)との関係について、シミュレーションを行った結果について説明する。
図5は、縦軸をリーク流量の低減率(%)とし、横軸をL/Buとした場合のリーク流量の低減率の変化を示すグラフである。
同図に示すように、
L/Bu=0
つまり、第1シールフィン15aをハブシュラウド41の上流側端面41aと面一となるように配置する場合、リーク流量の低減率が最大となることが確認できる。この低減率は、L/Bu=0.1の場合は最大時(L/Bu=0時)の約80%、L/Bu=0.15の場合は最大時の約50%、L/Bu=0.2の場合は最大時の約20%となる。
すなわち、L/Buの値が0.1を超えると急激にリーク流量の低減効果が減少し、効果的な漏洩流量の低減化を図りにくいことが確認できる。また、
L/Bu=0.3
の場合、ほぼ微小隙間H1を通過する流れに対し、縮流効果を奏し得なくなることが確認できる。
したがって、上述の第一実施形態によれば、第1シールフィン15aを、式(1)を満たすように配置することにより漏洩流量を効果的に低減させることができ、タービン効率を向上させることができる。
また、第1シールフィン15aをハブシュラウド41の上流側端面41aと略面一となるように配置することにより、主渦Y1を効率よく利用して微小隙間H1に第1シールフィン15aの先端から環状溝33の底面33aに向かう流れを生じさせることができる。このため、より確実に漏洩流量を低減することが可能になる。
さらに、構造体としての軸体30ではなく、ブレードとしてのハブシュラウド41にシールフィン15(15a〜15c)を設けることにより、軸体30や静翼40の熱伸び量、軸体30の遠心伸び量等によってハブシュラウド41の上流側端面41aと第1シールフィン15aとの相対位置関係が変化することを防止できる。このため、運転条件に応じて漏洩流量の低減効果が変化することがなく、安定した漏洩流量低減効果を奏することが可能になる。
(第二実施形態)
次に、この発明の第二実施形態を、図1を援用し、図6、図7に基づいて説明する。なお、第一実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する(以下の実施形態についても同様)。
図6は、第二実施形態を説明するための説明図であって、図2(図1のA部拡大図)に対応している。
この第二実施形態において、蒸気タービン1は、ケーシング10と、ケーシング10に流入する蒸気Jの量と圧力を調整する調整弁20と、ケーシング10の内方に回転自在に設けられ、動力を不図示の発電機等の機械に伝達する軸体(ロータ)30と、ケーシング10に保持された静翼40と、軸体30に設けられた動翼50と、軸体30を軸回りに回転可能に支持する軸受部60と、を主たる構成としている点、静翼40は、軸体30を囲繞するように放射状に複数配置されて環状静翼群を構成しており、それぞれ仕切板外輪11に保持されている点、これら静翼40の径方向内側には、軸体30が挿通されたリング状のハブシュラウド41で連結されている点、動翼50は、各環状静翼群の下流側において、放射状に複数配置されて環状動翼群を構成しており、その先端部は、周方向に延びたチップシュラウド51とされている点、環状静翼群と環状動翼群とは、一組一段とされている点、軸体30には、静翼40に対応する部位に環状溝33が形成され、ここにハブシュラウド41が臨まされている点等の基本的構成は、前述した第一実施形態と同様である(以下の実施形態についても同様)。
ここで、第二実施形態と第一実施形態との相違点は、第一実施形態の環状溝33の底面33aが軸方向において略同径となるように形成されているのに対し、第二実施形態の環状溝33の底面33aには、第1キャビティC1に対応する部位に、小環状溝34が形成されている点にある。
すなわち、ハブシュラウド41の先端には、3つのシールフィン15(15a,15b,15c)が径方向に沿って、かつ環状溝33の底面33aに向かって隙間S1を遮るように立設されている。第1シールフィン15aは、式(1)を満たすように、望ましくは、ハブシュラウド41の上流側端面41aと面一となるように配置されている。
そして、第1シールフィン15aの上流側に形成されている第1キャビティC1に対応する底面33aに小環状溝34が形成されている。また、小環状溝34は、この軸方向下流側に位置する内側面34bが第1シールフィン15aと略面一になるように形成されている。
(作用)
次に、第二実施形態の作用について説明する。
上述のような構成のもと、環状溝33内に流入した蒸気Jの一部は、ハブシュラウド41の上流側端面41aに衝突し、第1シールフィン15aに沿って、かつ小環状溝34の底面34aに向かって流れる。さらにこの後、上流側に戻るように流れ、図6における時計回りに回転する主渦(第1主渦)Y1’を形成する。
すなわち、主渦Y1’は、第1シールフィン15aに沿いながら第1シールフィン15aの先端と環状溝33の底面33aとの間に形成されている微小隙間H1の軸方向上流側近傍を通過して、さらに小環状溝34の底面34aに向かって流れることになる。換言すれば、主渦Y1’の旋回中心が第一実施形態における主渦Y1よりも微小隙間H1に近づくので、この分主渦Y1’の径方向速度の強い部分を利用して微小隙間H1に第1シールフィン15aの先端から環状溝33の底面33aに向かう強い流れを生じさせることができる。
したがって、上述の第二実施形態によれば、前述の第一実施形態の効果と比較してさらに微小隙間H1を通過する漏れ流れに対し、径方向内側に縮める効果(縮流効果)を奏することができ、蒸気Jの漏洩流量を低減することができる。
図7は、ハブシュラウド41の上流側端面41aと第1シールフィン15aとの間の軸方向距離をLとし、ハブシュラウド41の上流側端面41aと環状溝33の軸方向上流側に位置する内側面33bとの間の軸方向距離をBuとした場合において(図4参照)、縦軸をリーク流量の低減率(%)とし、横軸をL/Buとした場合のこの第二実施形態のリーク流量の低減率の変化を示すグラフである。
同図に示すように、リーク流量の低減率が第一実施形態のリーク流量の低減率(図5、および、図7の破線部参照)と比較して向上していることが確認できる。また、L/Buの値が0.1を超えると急激にリーク流量の低減効果が減少し、効果的な漏洩流量の低減化を図りにくいことが確認できる。
なお、上述の第二実施形態では、小環状溝34は、この軸方向下流側に位置する内側面34bが第1シールフィン15aと略面一になるように形成されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、小環状溝34のエッジ部34cに主渦Y1’から剥離した剥離渦が形成されない範囲で小環状溝34の内側面34bと第1シールフィン15aとの相対位置がずれてもよい。このような場合であっても上述の第二実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、蒸気タービン1の停止時に小環状溝34の軸方向下流側に位置する内側面34bと第1シールフィン15aとの相対位置関係が満足されていても運転時に満足していないと意図する効果を奏することが困難になる。このため、運転時に小環状溝34の内側面34bと第1シールフィン15aとの相対位置関係を満足させることが望ましく、更に定格時に満足させることが最適である。
(第三実施形態)
次に、この発明の第三実施形態を図8に基づいて説明する。
図8は、第三実施形態を説明するための説明図であって、図2(図1のA部拡大図)に対応している。
ここで、第三実施形態と第二実施形態との相違点は、第二実施形態の環状溝33には、第1キャビティC1に対応する部位に小環状溝34が形成されているのみであるのに対し、第三実施形態の環状溝33には、小環状溝34に加え、ステップ部35が設けられている点にある。
ステップ部35は、環状溝33における底面33aの第2キャビティC2に対応する位置であって、かつ上流側、つまり、第1シールフィン15a寄りに突設された凸部36を有している。この凸部36によって、環状溝33の底面33aは、ハブシュラウド41の上流側端面41aから後流側に向かって1段高さが低くなるステップ部35が形成される。
また、凸部36は、この後流側の側面36a、および下流側のエッジ部36cが、隣接する第1シールフィン15aと第2シールフィン15bとの間に、望ましくは、第2キャビティC2の軸方向略中央に位置するように形成されている。
すなわち、ハブシュラウド41に立設されている3つのシールフィン15(15a〜15c)のうち、第2シールフィン15b、および第3シールフィン15cは、これらの先端と第1段差面37との間に微小隙間H2,H3を形成するように延出されている。
(作用)
次に、第三実施形態の作用について説明する。
上述のような構成のもと、環状溝33内に流入した蒸気Jの一部は、ハブシュラウド41の上流側端面41aに衝突し、第1シールフィン15aに沿って、かつ小環状溝34の底面34aに向かって流れる。さらにこの後、上流側に戻るように流れ、図6における時計回りに回転する主渦Y1’を形成する。
また、第1シールフィン15aと凸部36の径方向外方側に位置する上面36bとの間に形成された微小隙間H1を通過した漏れ流れは、第2シールフィン15bに衝突する。そして、上流側に戻るように流れ、第2キャビティC2内において、図7における反時計回りに回転する主渦(第2主渦)Y3を形成する。
ここで、第2キャビティC2には、ステップ部35(凸部36)が形成されているので、凸部36の後流側のエッジ部36cにおいて、主渦Y3から一部の流れが剥離し、この主渦Y3の回転方向とは反対方向(図7における時計回り)に回転する剥離渦Y4が形成される。
剥離渦Y4が形成されると、第2シールフィン15bの上流側において、速度ベクトルが径方向内側に向いたダウンフローが生じる。このダウンフローは、第2シールフィン15bと第1段差面37との間に形成されている微小隙間H2の直前で径方向内側に向う慣性力を保有しているため、微小隙間H2を通過する漏れ流れに対し、径方向内側に縮める効果(縮流効果)を奏する。
したがって、上述の第三実施形態によれば、上述の第二実施形態と比較して、さらに漏洩流量を低減することができる。
なお、第1段差面37に、小環状溝(図8における2点鎖線参照)を形成してもよい。この場合、小環状溝の軸方向下流側に位置する内側面を第2シールフィン15bと略面一になるように形成することが望ましい。これにより、さらに漏洩流量を低減することが可能になる。
(第四実施形態)
次に、この発明の第四実施形態を図9に基づいて説明する。
図9は、第四実施形態を説明するための説明図であって、図2(図1のA部拡大図)に対応している。
ここで、第四実施形態と第三実施形態との相違点は、第三実施形態の環状溝33には、1段のステップ部35が形成されているのに対し、第四実施形態の環状溝33には、2段のステップ部38が形成されている点にある。
すなわち、第四実施形態の環状溝33には、段差面37の下流側に、さらに1段下がった第2段差面39が形成されている。また、第2段差面39は、段差面37の下流側のエッジ部37aが、隣接する第2シールフィン15bと第3シールフィン15cとの間に、望ましくは、第3キャビティC3の軸方向略中央に位置するように形成されている。
さらに、ハブシュラウド41に立設されている3つのシールフィン15(15a〜15c)は、これらの先端と、それぞれ対応する凸部36、第1段差面37、および第2段差面39との間に微小隙間H(H1〜H3)を形成するように延出されている。
(作用)
このような構成のもと、第3キャビティC3には、微小隙間H2を通過した流れにより形成され、図9における反時計回りに回る主渦Y5と、第1段差面37の下流側のエッジ部37aにおいて、主渦Y5から一部の流れが剥離し、この主渦Y5の回転方向とは反対方向(図9における時計回り)に回転する剥離渦Y6が形成される。
したがって、上述の第四実施形態によれば、上述の第三実施形態と比較して、さらに漏洩流量を低減することができる。
なお、第1段差面37、および第2段差面39に小環状溝(図9における2点鎖線参照)を形成してもよい。この場合、小環状溝の軸方向下流側に位置する内側面をそれぞれ第2シールフィン15b、および第3シールフィン15cと略面一になるように形成することが望ましい。これにより、さらに漏洩流量を低減することが可能になる。
(第五実施形態)
次に、この発明の第五実施形態を図1を援用し、図10に基づいて説明する。
図10は、図1のB部拡大図である。
ここで、第五実施形態と第一実施形態の相違点は、第一実施形態がハブシュラウド41にシールフィン15を設けているのに対し、第五実施形態がチップシュラウド51にシールフィン115を設けている点にある。
同図に示すように、仕切板外輪(構造体)11には、動翼(ブレード)50に対応する部位に環状溝12が形成されており、この環状溝12に動翼50の先端部となるチップシュラウド(ブレード)51が望まされた状態になっている。この環状溝12によって、環状溝12の底面12aとチップシュラウド51との間に軸体30における径方向の隙間S2が形成される。環状溝12は、この底面12aが軸方向において略同径となるように形成されている。
一方、チップシュラウド51の先端には、3つのシールフィン115(115a,115b,115c)が径方向に沿って、かつ環状溝12の底面12aに向かって隙間S2を遮るように立設されている。3つのシールフィン115は、それぞれチップシュラウド51の上流側端面51a側(図10における左側)に配置された第1シールフィン(上流端側シールフィン)115aと、チップシュラウド51の軸方向略中央に配置された第2シールフィン115bと、この第2シールフィン115bよりも後流側(図10における右側)に配置された第3シールフィン115cとにより構成されている。
各シールフィン115(115a〜115c)は略同一長さに設定されており、それぞれの先端部と環状溝12との間には、略同一寸法に設定された径方向の微小隙間H(H1,H2,H3)が形成されている。
このような構成のもと、仕切板外輪11とチップシュラウド51との間には、環状溝12内において、キャビティC(C4〜C6)が形成されている。キャビティC(C4〜C6)は、それぞれ上流側から順に環状溝12の軸方向上流側に位置する内側面12bと、第1シールフィン115aとの間に形成された第1キャビティC4、第1シールフィン115aと、第2シールフィン115bとの間に形成された第2キャビティC5、第2シールフィン115bと、第3シールフィン115cとの間に形成された第3キャビティC6とにより構成されている。
ここで、第1シールフィン115aは、チップシュラウド51の上流側端面51aと略面一となるように配置されている。
(作用)
次に、この第五実施形態の作用について説明する。
蒸気タービン1を運転すると、蒸気Jのうちの一部(例えば、数%)が動翼50のチップシュラウド51が臨まされている環状溝12内に流入する。環状溝12内に流入した蒸気Jの一部は、まず第1キャビティC4内に流入し、チップシュラウド51の上流側端面51aに衝突する。そして、蒸気Jは、第1シールフィン115aに沿うように、環状溝12の底面12aに向かって流れる。さらにこの後、上流側に戻るように流れ、図10における反時計回りに回転する主渦Y7を形成する。
すなわち、主渦Y7が形成されると、第1シールフィン115aの上流側において、速度ベクトルが径方向外側に向いた流れが生じる。この流れは、第1シールフィン115aと環状溝12の底面12aとの間に形成されている微小隙間H1の直前で径方向外側に向う慣性力を保有している。このため、微小隙間H1を通過する漏れ流れに対し、径方向外側に縮める効果(縮流効果)を奏する。よって、蒸気Jの漏洩流量が低減される。
したがって、上述の第五実施形態によれば、前述の第一実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の第五実施形態に、前述の第二実施形態、第三実施形態、および第四実施形態にて詳述した小環状溝34やステップ部35,38を適用することも可能である。
また、上述の第一実施形態から第四実施形態では、ハブシュラウド41に3つのシールフィン15a〜15cが設けられ、第五実施形態では、チップシュラウド51に3つのシールフィン115a〜115cが設けられている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ハブシュラウド41、およびチップシュラウド51に、それぞれ任意の個数のシールフィン15,115を設けることが可能である。
さらに、上述の実施形態では、最終段の静翼40や動翼50に本発明を適用した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、他の段の静翼40や動翼50に本発明を適用してもよい。
そして、上述の実施形態では、蒸気タービン1は復水式の蒸気タービンである場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、他の型式の蒸気タービン、例えば、二段抽気タービン、抽気タービン、混気タービン等のタービン型式に本発明を適用することも可能である。また、ガスタービンにも本発明を適用することができ、さらには、回転翼のある全てのものに本発明を適用することができる。
なお、上述の実施形態では、静翼40の先端側にハブシュラウド41が設けられていると共に、動翼50の先端側にチップシュラウド51が設けられている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ハブシュラウド41、およびチップシュラウド51を設けない場合であっても本発明を適用することができる。この場合、静翼40、および動翼50のみ本発明における「ブレード」となる。すなわち、静翼40を「ブレード」とした場合は軸体30を「構造体」とし、一方、動翼50を「ブレード」とした場合は仕切板外輪11を「構造体」とする。そして、静翼40の先端にシールフィン15を設け、および/または動翼50の先端にシールフィン115を設ければよい。
1 蒸気タービン
11 仕切板外輪(構造体)
12,33 環状溝
12a,33a 底面
12b,33b 内側面
15,115 シールフィン
15a,115a 第1シールフィン(上流端側シールフィン)
15b,115b 第2シールフィン
15c,115c 第3シールフィン
30 軸体(構造体)
34 小環状溝
35,38 ステップ部
36 凸部
36c,37a エッジ部
37 第1段差面(段差)
39 第2段差面(段差)
40 静翼(ブレード)
41 ハブシュラウド(ブレード)
41a,51a 上流側端面(上流端)
50 動翼(ブレード)
51 チップシュラウド(ブレード)
H(H1〜H3) 微小隙間
S1,S2 隙間
Y1,Y1’,Y3,Y5,Y7 主渦
Y2,Y4,Y6 剥離渦

Claims (5)

  1. ブレードと、
    前記ブレードの周囲を取り囲むように形成され、前記ブレードに対して相対回転する構造体とを備え、
    前記構造体の前記ブレードの先端に対応する位置に、前記ブレードの先端との間の隙間を確保する環状溝を形成すると共に、
    前記ブレードの先端に、少なくとも1つのシールフィンを前記環状溝の底面に向かって立設し、前記シールフィンの先端と前記環状溝の底面との間に径方向の微小隙間を形成したタービンであって、
    前記シールフィンのうち、前記ブレードの上流端側に配置された上流端側シールフィンと前記ブレードの上流端との間の軸方向距離をLとし、前記ブレードの上流端と前記環状溝の上流側の内側面との間の軸方向距離をBuとしたとき、
    前記上流端側シールフィンは、
    L/Bu≦0.1・・(1)
    を満たすように配置されていることを特徴とするタービン。
  2. 前記ブレードの上流端と面一になるように、前記上流端側シールフィンを配置したことを特徴とする請求項1に記載のタービン。
  3. 前記環状溝には、前記ブレードの上流端に対応する位置に小環状溝が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタービン。
  4. 前記ブレードの先端には、前記シールフィンが複数設けられ、
    前記環状溝には、前記ブレードの上流端から下流側に向かってステップ部が設けられ、
    前記ステップ部は、
    少なくとも1つの段差により下流側に向かうに従って漸次高さが低くなるように形成されていると共に、前記段差に形成される下流側エッジ部が隣接するシールフィン間に位置するように形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のタービン。
  5. 前記環状溝には、前記上流端側シールフィンよりも下流側に位置するシールフィンのうち、少なくとも何れかのシールフィンに対応する位置に、前記小環状溝が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載のタービン。
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