JPH10252412A - ガスタービンシール装置 - Google Patents

ガスタービンシール装置

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JPH10252412A
JPH10252412A JP9057534A JP5753497A JPH10252412A JP H10252412 A JPH10252412 A JP H10252412A JP 9057534 A JP9057534 A JP 9057534A JP 5753497 A JP5753497 A JP 5753497A JP H10252412 A JPH10252412 A JP H10252412A
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JP
Japan
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seal
sealing
plate
blade
gas turbine
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JP9057534A
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English (en)
Inventor
Yasuoki Tomita
康意 富田
Kazuharu Hirokawa
一晴 廣川
Kiyoshi Suenaga
潔 末永
Yukihiro Hashimoto
幸弘 橋本
Eisaku Ito
栄作 伊藤
Hiroki Fukuno
宏紀 福野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D11/00Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages
    • F01D11/02Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages by non-contact sealings, e.g. of labyrinth type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D11/00Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages
    • F01D11/001Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages for sealing space between stator blade and rotor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスタービンの動翼プラットフォームと静翼
内側シュラウドとの端部間のシール構造に関し、流れの
抵抗体を増してシール性能を向上させる。 【解決手段】 動翼1のプラットフォーム2,2′の端
部にはシール板21,31が取付けられ、シールフィン
22,32と静翼11の内側シュラウド12の端部12
a,12b下面のハニカムシール16,17とでシール
部を構成する。静翼11からのシール空気はキャビティ
14を高圧とし、空間18,19に流入し、又動翼1の
冷却空気のもれにより空間18,19から空気がシール
部を通り高温燃焼ガス通路に逃げようとするが、シール
板21,31の3枚のシールフィン22,32が空気の
流れと対向するように傾斜しているので空気抵抗が増
し、空気の流出を防止する。これによりシールフィン2
2,32のない従来よりもシール性能が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスタービンの動翼
プラットフォームと静翼内側シュラウドの端部間におい
て冷却用空気が高温燃焼ガス通路へもれるのを防止する
シール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来ガスタービンの動翼と静翼間
での冷却空気のもれを防止するシール装置を示す断面図
である。図において、1は動翼で、2がそのプラットフ
ォーム、3は円周方向に隣接するプラットフォーム間に
挿入されたシールピンで、軸方向に伸びるシールピン3
aと傾斜して両側に設けられるシールピン3bとからな
っている。4はプラットフォーム2下部のシャンク部、
5はディスク、6及び7はシャンク部4の両側をシール
するシール板である。
【0003】11は静翼で、12はその内側シュラウ
ド、13は外側シュラウドである。14は内側シュラウ
ド12下部のキャビティ、15はシールボックス、1
6,17はシュラウド12の前後端部12a,12bに
それぞれ下向きに取付けられたハニカムシールで、複数
個の下向きに開放されたハニカム状のコアが配列されて
構成されている。18,19は動翼1のシール板6,7
と隣接する静翼11とで形成される空間であり、空気圧
の高い部分である。
【0004】上記のような動翼と静翼の構成において、
動翼1にはディスク5から図示省略の通路を通して冷却
用空気がシャンク部4から動翼1の冷却通路へ導入され
るが、シールピン3aと3bとの接触部やプラットフォ
ーム2の端部2a,2bの隣接するプラットフォーム間
の隙間からもれ、空間18,19又は燃焼ガス通路へ直
接流出する。又、静翼11のシール用空気がキャビティ
14からシールボックス15を介してもれることによ
り、空間18,19は高圧となっており、動翼1のプラ
ットフォーム2の端部2a,2bと静翼11の内側シュ
ラウド12に設けたハニカムシール17,16とを対向
させ、それぞれシール機構を構成し、冷却空気が必要以
上、高温燃焼ガス通路側にもれ、無駄になるのを防止し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
ガスタービンの動翼プラットフォームと静翼内側シュラ
ウド端部との間のシールは図4で説明したように、静翼
11の内側シュラウド17の両端12a,12bに設け
たハニカムシール16,17と動翼プラットフォーム2
の端部2b,2aとの間でシール機構を形成し、空間1
8,19から高温燃焼ガス通路へ逃げようとする空気を
シールしている。しかしながら、このようなシール機構
においては、プラットフォーム2側の端部2a,2bが
ハニカムシール17,18に比べて単純な形状であり、
必ずしもシール性が良いとはいえず、シールが不充分で
ある。従って、シール用の空気が必要以上に高温燃焼ガ
ス通路側にもれ、冷却空気量が増加し、ガスタービンの
性能低下をもたらすことになる。
【0006】シール機構については、流れが複雑な流路
となり、抵抗体が増す程、空気のもれが低減し、シール
性能が向上することになるが、ハニカムシール17,1
8については多数のハニカムコア内に空気が出入し、流
れが複雑となり、抵抗体が増してシール効果があるが、
プラットフォーム2端部2a,2bは単純な形状で抵抗
体の効果があまり望めず、従って現状のシール機構では
改良の余地があった。
【0007】そこで、本発明は、ガスタービンの動翼プ
ラットフォームと静翼内側シュラウド間のシール性能を
改善するために、動翼側のシール機構の形状を流れの抵
抗が増してシール性が向上するような構造のシール装置
を提案し、高温燃焼ガス側にもれる冷却空気量を少く
し、ガスタービンの性能低下を防止することを第1の課
題としている。
【0008】更に、上記のようなシール性能を向上した
シール装置において、その加工や、その取付を容易にす
るようなシール装置の形状とし、一体的に製造できるよ
うにすることを第2の課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の第1の課
題、第2の課題を解決するために、それぞれ次の
(1)、(2)の手段を提供する。
【0010】(1)回転軸の周囲に配置した動翼のプラ
ットフォームの円周方向下部にシール板を設け、同シー
ル板上部が接続するプラットフォーム端部と、動翼と隣
接する静翼の内側シュラウド端に設けたハニカムシール
とを対向させ、前記動翼のシール板と前記隣接する静翼
とで形成される空間を燃焼ガス通路に対してシールする
ガスタービンシール装置において、前記シール板上部に
前記ハニカムシール面に対向して配列する複数のシール
フィンを設けると共に、同シールフィンはそれぞれ流出
する空気流れに対向して傾斜させ、その傾斜角は、前記
ハニカムシール面との角度をθとして、0<θ≦90°
であることを特徴とするガスタービンシール装置。
【0011】(2)上記(1)において、前記シール板
とシールフィンは一体的に成形されていることを特徴と
するガスタービンシール装置。
【0012】本発明の(1)においては、動翼のプラッ
トフォーム下部のシール板上部に静翼側内側シュラウド
に設けられたハニカムシールと対向する複数のシールフ
ィンを設け、かつこのシールフィンは流出空気流に対し
て傾斜しているので、流出しようとする空気はハニカム
シールのコア内の流入、出の流れ抵抗に加え、更に、複
数のシールフィンに当り、流れが乱されると共に抵抗体
となって流れ抵抗が増し、従来の動翼端部の単なる延長
部分の簡単なシール構造と比べ、空気が流出しにくくな
る。このシールフィンは複数枚がハニカムシール面に沿
って配置され、更に流れ方向に対向するように傾斜して
いるのでシールフィンが空気流に対して順方向ではなく
て逆方向となり、空気の流れ抵抗が一層増し、流れにく
くしてシール効果を増すものである。
【0013】本発明の(2)においては、シール板とシ
ールフィンとを一体的に加工するので、加工が容易にな
ると共に、その取付も簡単になり、更に、シール板が取
付けられるプラットフォームも複雑な突起部が少くな
り、精密鋳造による加工が容易となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基いて具体的に説明する。図1は本発明の実
施の一形態に係るガスタービンシール装置の断面図、図
2は図1のX部のシール板21の拡大詳細図である。図
1において、動翼1側と静翼11側の各部の構成は従来
例と同一機能を有するので、詳しい説明は省略し、その
まま引用して説明するが、本発明の特徴部分はシール板
21であり、以下に詳しく説明する。
【0015】図1において、動翼1のプラットフォーム
の一端にはシール板21がディスク5からプラットフォ
ーム2に到り、シールピン43の端部に接するように取
付けられている。静翼11の内側シュラウド12端部1
2aに設けられたハニカムシール16の面に対向して、
シール板21の上部には複数のシールフィン22(図の
例では3本のフィン)が設けられている。又、静翼11
の後段側の動翼1′には同様な構成でシールフィン32
を有するシール板31が設けられている。
【0016】図2は上記に説明のシール板21の拡大詳
細図であり、シール板21の先端21aはプラットフォ
ーム2に挿入され、シールピンを従来のシールピン3よ
りも延長してシールピン43とし、このシールピン43
の先端と接し、この部分の隙間をなくして空気がもれな
いようにしている。シール板21の上部には張出し部2
1bを設け、静翼11の内側シュラウド12端部12a
下面のハニカムシール17と対向して3本のシールフィ
ン22が形成されている。
【0017】このシールフィン22は空気の流れ30の
流れ方向に対向して傾斜しており、その傾斜角θは、0
<θ≦90°の範囲であれば良く、シール効果が増すも
のである。その理由は、シールフィン22の角度が流れ
とは順方向でなくて、逆方向に傾斜しており、シールフ
ィンの側面によって流れを妨げ、抵抗が大きくなるから
である。
【0018】なお、このシールフィン22による流れの
抵抗はシールフィンを高くし、数を増加すれば大きくな
るが、ガスタービンの動翼と静翼の構造上制約される
が、少くともシールフィンの数は3本程度あれば充分効
果があるものである。又、このシール板21は図3に示
す従来のシール板6,7と兼用に設けられ、一体成形す
ることが可能であり、加工面においても有利であり、
又、取付けも容易にできるものである。
【0019】又、静翼11の後段側の動翼1′に設けら
れるシール板31は、シール板21と同様の構造である
が、そのシールフィン32の傾斜する向きは、空気の流
れと対向して傾斜する必要からシール板21のシールフ
ィン22の傾斜とは互に反対向きとなっている。
【0020】図3は動翼に取付けたシール板を軸方向か
ら見た正面図である。シール板の取付けは、円周方向に
取付けられた動翼に対し、図5(A)に示すように、各
動翼1に1枚づつシール板21を動翼の側面に取付けて
構成する。
【0021】あるいは図5(B)に示すように、2枚の
動翼1,1′に対してシール板21′を1枚、又は複数
枚の動翼に対して1枚として全動翼の側面に取付けるよ
うにしても良いものである。図5(A)のように各動翼
に対して1枚のシール板21を設ける構成では、隣接す
るシール板21との接続部からもシール用空気のもれが
発生するが、図5(B)のように複数枚の動翼1,1′
に対してシール板21′を1枚設ける構成では、シール
板21′同志の接続部が少くなり、これらの接続部から
もれる空気の量を減少し、それだけ空気のもれ量が少く
なる。
【0022】以上、説明の実施の形態のガスタービンシ
ール装置においては、従来のシール構造よりも流れに対
する抵抗が増し、もれる空気量が少くなる。又、シール
ピン43とシール板21との隙間からもれる空気量も少
くなり、シール板21の数を図3(B)に示すように少
くすれば、更にシール効果が増す。
【0023】更に、このシール板21は別加工により一
体成形が可能であり、プラットフォーム2の加工面にお
いても有利となる。即ち、プラットフォーム2は硬い材
料で精密鋳造を要するので複雑な形状は加工上好ましく
ない。シール板21,31を別加工として後で組立てる
ようにすればプラットフォーム2の端部2a,2bは単
純な構造で良いことになる。
【0024】
【発明の効果】本発明の(1)は、回転軸の周囲に配置
した動翼のプラットフォームの円周方向下部にシール板
を設け、同シール板上部が接続するプラットフォーム端
部と、動翼と隣接する静翼の内側シュラウド端に設けた
ハニカムシールとを対向させ、前記動翼のシール板と前
記隣接する静翼とで形成される空間を燃焼ガス通路に対
してシールするガスタービンシール装置において、前記
シール板上部に前記ハニカムシール面に対向して配列す
る複数のシールフィンを設けると共に、同シールフィン
はそれぞれ流出する空気流れに対向して傾斜させ、その
傾斜角は、前記ハニカムシール面との角度をθとして、
0<θ≦90°であることを特徴としているので、複数
のシールフィンが流出しようとする空気流に対して抵抗
となり、空気が流出しにくくなり、従来よりもシール性
能が向上する。
【0025】本発明の(2)は、上記(1)の発明にお
いて、前記シール板とシールフィンは一体的に成形され
ていることを特徴としているので、シール板そのものの
加工が容易となると共に、その取付も簡単となり、更に
プラットフォーム端部も複雑な形状にすることなく、プ
ラットフォームの鋳造も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るガスタービンシー
ル装置の断面図である。
【図2】図1におけるX部の拡大図である。
【図3】本発明の実施の一形態に係るガスタービンシー
ル装置の取付状態を示す正面図で、(A)は1枚の動翼
にシール板が1枚の場合、(B)が2枚の動翼にシール
板が1枚の場合をそれぞれ示す。
【図4】従来のガスタービンのシール構造を示す断面図
である。
【符号の説明】
1,1′ 動翼 2,2′ プラットフォーム 4 シャンク部 5 ディスク 11 静翼 12 内側シュラウド 12a,12b 端部 13 外側シュラウド 14 キャビティ 15 シールボックス 16,17 ハニカムシール 18,19 空間 21,31 シール板 22,32 シールフィン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 幸弘 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 伊藤 栄作 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 福野 宏紀 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の周囲に配置した動翼のプラット
    フォームの円周方向下部にシール板を設け、同シール板
    上部が接続するプラットフォーム端部と、動翼と隣接す
    る静翼の内側シュラウド端に設けたハニカムシールとを
    対向させ、前記動翼のシール板と前記隣接する静翼とで
    形成される空間を燃焼ガス通路に対してシールするガス
    タービンシール装置において、前記シール板上部に前記
    ハニカムシール面に対向して配列する複数のシールフィ
    ンを設けると共に、同シールフィンはそれぞれ流出する
    空気流れに対向して傾斜させ、その傾斜角は、前記ハニ
    カムシール面との角度をθとして、0<θ≦90°であ
    ることを特徴とするガスタービンシール装置。
  2. 【請求項2】 前記シール板とシールフィンは一体的に
    成形されていることを特徴とする請求項1記載のガスタ
    ービンシール装置。
JP9057534A 1997-03-12 1997-03-12 ガスタービンシール装置 Pending JPH10252412A (ja)

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