JP2011172223A - 情報システム - Google Patents

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Abstract

【課題】紙を主体とした情報入出力において、紙以外の他の媒体への出力も可能とした新規な構成の情報システムを提案し、該情報システムにおいて、紙以外の他の出力媒体に出力する際、効率よく出力できるようにすること。
【解決手段】読み取り部3にて読み取られた(走査された)画像は、画像形成部1にて形成され、形成された画像が給紙部2から給紙された紙媒体に定着される。そして、紙媒体への出力の際に、光ディスクドライブユニット85にて、メディアストック部86から搬送、設置された未使用の記憶メディアに該画像情報を記録する。なお、必要に応じて、紙媒体への出力のみ、あるいは、記憶メディアの作成のみを実行することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、情報の入出力を行う情報システムに関するものであり、特に、情報の出力媒体として紙メディアを使用するとともに、その他に別の情報の出力手段、媒体を具備する情報システムに関するものである。
近年、複写機はデジタル化の波に乗り、従来の単に文書の複写を行うといういわゆる複写機としての機能の他にスキャナ機能、ファックス機能、プリンタ機能等を備えたデジタル複合機、MFP(マルチファンクションプリンタ、マルチファンクションペリフェラル)として進化してきている(例えば、特許文献1参照。)。それにともない、このようなデジタル複合機、MFPもコンピュータネットワークに組み込まれ、扱う情報もいわゆる電子データとしてネットワーク内を駆け巡る時代となってきている。さらに、このような電子データの特質を生かし、大量の文書データを保管するファイリング機能も備えた装置としての側面も持つようになってきている(例えば、特許文献2参照。)。
このようにコンピュータあるいはネットワークシステムの進化により、全てのデータは電子データとして便利に活用できる反面、従来ながらの紙文書もその読み易さ、手触りの良さがあり、その需要は衰えていない。また、このような時代においてはデータの送受信もネットワークを介して行われるのが一般的ではあり、前述のMFPの例でいうならば、スキャナによる読み取り情報を紙出力するのみならず、メイル受信することもシステム的に可能である(例えば、特許文献3参照。)。
一方で、このような情報のやりとりが目に見えないようなネットワーク網による配信以外に、受け取りの確実性を望む需要もある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、情報の出力、記憶(記録)という場面において、紙メディアと可搬性の電子情報記憶/記録メディアとの融合を目指し、それらが互いに関連付けられるとともに、その機能を果たす1台の装置(あるいは一箇所にシステム構成された装置)としてまとめあげられ、紙メディアへの情報出力(プリントアウト)がなされると同時、もしくは必要に応じて、該情報を可搬性の電子情報記憶/記録メディアへ記録し、それらを1台の装置(もしくは一箇所にシステム構成された装置)で受け取ることができる情報システムを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の情報システムは、情報の入力部と処理部と記憶部と出力部とよりなり、それらの間で情報のやりとりを行うとともに前記各部を1台のマシンとして一体的に構成し、前記出力部は異なる複数の手段よりなるとともに、その1つはシート状部材に色材を付与するプリントアウト手段であり、他は可搬性の記憶メディアに所望の情報を書き込む手段であり、原稿をイメージ情報として読み取るスキャナを具備するとともに、該スキャナで読み取ったイメージ情報を前記記憶部に保存し、必要に応じて前記出力部から出力する情報入出力装置と、複数の情報端末機器と、サーバとを備え、前記情報入出力装置と前記情報端末機器と前記サーバとをネットワーク回線で接続して構成した情報システムにおいて、前記情報入出力装置は、前記情報端末機器から前記ネットワーク回線を介して送信された情報を前記記憶部に保存する手段と、前記情報端末機器から前記ネットワーク回線を介して送信された要求に応じて前記記憶部の情報を前記シート状部材にプリントアウトする手段と、該プリントアウトする内容に対応した電子データを前記可搬性の記憶メディアに書き込む手段と、を有し、該情報入出力装置への電子データ書き込み前の可搬性の記憶メディアの供給手段は、前記可搬性の記憶メディアの複数個を1つの単位としてマガジンに収納し、該マガジンを前記情報入出力装置に着脱自在とし、マガジン単位で供給する供給手段であり、前記情報入出力装置は、プリントアウト後の前記シート状部材と、該プリントアウトの内容に対応した電子データ書き込み後の前記可搬性の記憶メディアを1台の同一のマシンから排出することを特徴とする。
本発明によれば、情報の出力、記憶(記録)という場面において、紙メディアと可搬性の電子情報記憶/記録メディアとの融合を目指し、それらが互いに関連付けられるとともに、その機能を果たす1台の装置(あるいは一箇所にシステム構成された装置)としてまとめあげられ、紙メディアへの情報出力(プリントアウト)がなされると同時、もしくは必要に応じて、該情報を可搬性の電子情報記憶/記録メディアへ記録し、それらを1台の装置(もしくは一箇所にシステム構成された装置)で受け取ることができる。
本発明の実施形態に係る潜像担持体としての感光体ドラムをタンデム配列した乾式二成分現像方式のフルカラー作像装置の画像形成部を示す図である。 本発明の実施形態に係る潜像担持体としての感光体ドラムをタンデム配列した乾式二成分現像方式のフルカラーの画像形成装置全体を示す図である。 本発明のプリンタ部、光メモリ、スキャナ、ハードディスク等の電気処理部の詳細説明図である。 本発明の1構成例として、MFPに光ディスクドライブユニットを組み込んだ構成を示す説明図である。 本発明に適用される情報書き込み前の光ディスクメディアを複数枚収納したマガジンの外観斜視図である。 本発明に適用される光ディスクドライブユニットに光ディスクメディアを装着、情報書き込み、排出の動作原理を説明する図である。 マガジン挿入後の光ディスクメディアを書き込み部に搬送する動作を説明するための図である。 搬送トレイに搭載された光ディスクメディアが引き出されたときの状態を示す断面図である。 本発明の1構成例として、MFPに光ディスクドライブユニットを2個組み込んだ構成を示す説明図である。
以下に、本発明のシステムの実施の形態について説明する。なお、以下に示す実施の形態は例示であり、これに限定されるものではない。
図1、図2は、本発明のシステムに好適に適用される紙に代表されるシート状部材に色材を付与する代表例としての電子写真複写装置であり、その記録速度として1分間に20枚〜100枚という能力があり、高速出力の代表的複写装置である。
図1は、電子写真原理(カールソンプロセス)のエンジン部(画像形成部)を示したものであり、ここでは潜像担持体としての感光体ドラムをタンデム配列した乾式2成分現像方式のフルカラー作像装置の画像形成部を示している。
図2は、感光体ドラムをタンデム配列したフルカラーの画像形成装置全体を示す図で、図示のように、4連タンデム型のカラー画像形成装置MFP(マルチファンクションプリンタ、マルチファンクションペリフェラル)のほぼ中央に画像形成部1が配置され、この画像形成部1のすぐ下方には給紙部2が配置され、給紙部2には各段に給紙トレイ21が設けられている。また、画像形成部1の上方には、原稿を読み取る読み取り部3が配設されている。画像形成部1の用紙搬送方向下流側(図示左側)には排紙収納部、所謂排紙トレイ4が設けられ、排紙された画像形成済みの記録紙が積載される。
画像形成部1では、図1に示すように、無端状のベルトからなる中間転写ベルト5の上方に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)用の複数の作像部6(6Y,6M,6C,6K)が並置されている。なお、図1では、各部の符号の後ろに色を表すY,M,C,Kを付けて各色の作像部を区別している。各々の作像部6では、各色毎に設けられたドラム状の感光体61の外周に沿って、帯電装置62、露光部65、現像装置63、感光体クリーニング装置64などが配置されている。帯電装置62は、感光体61の表面に帯電処理を行い、露光部65では、画像情報を感光体61表面にレーザ光で照射する露光装置7からのレーザ光が照射される。現像装置63は、感光体61の表面に露光されて形成された静電潜像をトナー現像して可視化し、感光体クリーニング装置64は転写後に感光体61の表面に残留したトナーを除去回収する。
作像プロセスとしては、中間転写ベルト5上に各色毎の画像が作像され、中間転写ベルト5上に4色が重畳されて1つのカラー画像が形成される。その際、最初に、イエロー(Y)の作像部で、イエロー(Y)のトナーを現像し、中間転写ベルト5に1次転写装置66によって転写する。次に、マゼンタ(M)の作像部で、マゼンタのトナーを現像し、中間転写ベルト5に転写する。次に、シアン(C)の作像部で、シアンのトナーを現像し、中間転写ベルト5上に転写し、最後に、ブラック(K)のトナーを現像し、中間転写ベルト5上に転写し、4色が重畳されたフルカラーのトナー画像が形成される。そして、中間転写ベルト5上に転写された4色のトナー像は、給紙部2から給紙されてきた記録紙20に2次転写装置51で転写され、定着装置8によって定着された後、排紙ローラ41によって排紙トレイ4に排紙され、あるいは両面装置9に搬送される。
両面印刷時は、搬送経路は分岐部91で分岐され、両面装置9を経由して、記録紙20は反転される。そして、レジストローラ23で用紙のスキューが補正され、表面への画像形成動作と同様にして裏面への画像形成動作が行われる。一方、フルカラーのトナー像が転写された後、中間転写ベルト5の表面に残留したトナーは中間転写ベルトクリーニング装置52によって除去回収される。なお、符号92は両面装置9からの反転排紙経路である。
給紙部2は、給紙トレイ21に未使用の記録紙20が収容されており、最上位の記録紙20がピックアップローラ25に当接する位置まで、一端が給紙トレイ21の底部に揺動可能に支持された底板24の他端を上昇させる。そして、給紙ローラ26の回転により、最上位の記録紙20はピックアップローラ25によって給紙トレイ21から引き出され、給紙ローラ26によって縦搬送路27を介してレジストローラ23側へと搬送される。レジストローラ23は記録紙20の搬送を一時止め、中間転写ベルト5上のトナー像と記録紙20の先端との位置関係が所定の位置になるよう、タイミングをとって記録紙20を送り出す。レジストローラ23は前記縦搬送路27からの記録紙20の他に、手差しトレイ84から搬送されてくる記録紙20に対しても同様に機能する。なお、図2中、符号81は分岐爪、符号82はジャム紙排紙トレイであり、縦搬送路27の下流側でジャムが生じたときに分岐爪81が作動してジャム紙排紙トレイ82に用紙を導出する機能を有する。
読み取り部3では、コンタクトガラス31上に載置される原稿(図示せず)の読み取り走査を行うために、原稿照明用光源とミラーを搭載した第1及び第2の走行体32、33が往復移動する。この走行体32、33により走査された画像情報は、レンズ34によって後方に設置されているCCD35の結像面に集光され、CCD35によって画像信号として読み込まれる。この読み込まれた画像信号は、デジタル化され画像処理される。そして、画像処理された信号に基づいて、露光装置7内のレーザダイオードLD(図示せず)の発光により感光体61の表面に光書き込みが行われ、静電潜像が形成される。LDからの光信号は、公知のポリゴンミラーやレンズを介して感光体61に至る。また、読み取り部3の上部には、原稿を自動的にコンタクトガラス上に搬送する自動原稿搬送装置36が取り付けられている。
なお、本実施形態に係るカラー画像形成装置MFP(マルチファンクションプリンタ、あるいはマルチファンクションペリフェラルともいう)は、前述のように、光走査して原稿を読み取り、デジタル化して用紙に複写する、いわゆるデジタルカラー複写機としての機能の他に、図示しない制御装置により原稿の画像情報を遠隔地と授受するファクシミリの機能や、コンピュータが扱う画像情報を用紙上に印刷するいわゆるプリンタの機能を有する多機能の画像形成装置である。
これは、この装置単独でこのような機能を持たせているが、後述するように、ネットワークに接続されサーバ管理のもとに、他の各種装置(スキャナ、各種プリンタ、光ディスクドライブ、ハードディスクドライブ等)と協同動作させるシステムとすることも可能である。
図3は、このような本発明のシステムの一例であり、紙などの記録媒体に印字を行うプリンタ部の電気信号を処理する部分の構成、光メモリへの情報書き込み部の電気信号を処理する部分の構成、スキャナからの情報取り込み部の電気信号を処理する部分の構成などを詳細に示したものである。
図3において、301はCPUで、プリンタの各部の制御を行うためのものである。302はRAMであり前記CPUが演算した結果や、プリンタなどが扱う画像データなどを一時的に記憶しておくためのものである。303はROMであり、前記CPUが動作するためのプログラムや、画像データを生成するためのフォントデータなどが格納されている。
304は、前記CPU、RAM、ROMが接続されているローカルバスである。305はI/Oバスであり、機能拡張用の内部Busである。306は前記ローカルバスとI/Oバスを接続するためのブリッジ回路である。307はプリンタ部で、このプリンタ部は、紙などの記録媒体に画像を形成するための部分で、前記のような電子写真原理(カールソンプロセス)による作像方式である。
308はプリンタインターフェース部であり、前記プリンタ部307とI/Oバス305を接続するためのものであり、CPU301の指示に従ってRAM302に格納されている画像データをプリンタ部307へ転送することが可能である。309は光ディスクドライブであり、光ディスク(メモリ)から情報を読み取ったり、光ディスク(メモリ)に情報を書き込んだりするための部分である。310は光ディスクドライブインターフェース部であり、前記光ディスクドライブ309とI/Oバス305を接続するためのものであり、CPU301の指示に従って、前記光ディスクドライブ309から転送される電子データを、RAM302に転送したり、RAM302から光ディスクドライブ309へ転送することが可能である。
後述するが、本発明においては、光ディスクに代表される(しかしそれに限定されない)可搬性の記憶メディアを同一のもので複数個有するようにしている。よって、このブロック図においても、光ディスクドライブ309、光ディスクドライブインターフェース部310も、I/Oバス305に複数個つなげられたものとなる。
311はスキャナ部で、図示しない原稿台に置かれた原稿から読み取った光学的な信号を、CCDなどを用いて電子データに変換し、その電子データを転送するための部分である。312はスキャナインターフェース部であり、前記スキャナ部311とI/Oバス305を接続するためのものであり、CPU301の指示に従って、前記スキャナ311から転送される原稿を読み取った電子データを、RAM302に転送することが可能である。
314はIDEインターフェース部、313はハードディスクドライブであり、画像データのスプールを行ったり、CPU301がさまざまな処理を行うためのプログラムなどを格納させておくためのものである。
315はネットワークインターフェースコントローラであり、ローカルエリアネットワークへ接続するために使用される。316はイメージプロセッシングユニット(以下IPU)であり、解像度変換などの画像処理を行うためのものである。
317はラスタイメージプロセッサであり、CPU301の指示により、ネットワークインターフェースコントローラ315を経由して外部から転送されたページ記述言語の画像データをビットマップ画像へ展開し、RAM302へ展開したビットマップデータを格納するために使用される。318はビデオRAMで、CPU301により外部のCRTやLCDパネルに表示した表示データが書き込まれるものである。319はビデオインターフェース部であり、VRAM318に格納されている表示データを外部のCRTやLCDパネルに表示するためのインターフェースをするためのものである。320は拡張I/Oインターフェース部であり、たとえば携帯機器などとCPU301が通信などを行うためのインターフェース回路である。通信形態はシリアル通信や、バイセントロインターフェース、または、Bluetoothなどの無線通信などの形式がある。
以上の説明より明らかなように、本発明においては、情報の入力部と処理部と記憶部と出力部とよりなり、これらの各部あるいは各種装置は、無線、有線、光伝送等によってネットワーク接続されて情報のやりとりが行われる。また、それぞれの装置は分散配置することができるが、必要に応じて、各部あるいは各種装置を1箇所に集中、配置して構成してもよい。
ここで補足しておくが、本発明でいう情報の入力部とは、単にスキャナ部のみならずI/Oインターフェース部、さらには、説明を省略しているがキーボードやタッチパネルあるいはイメージキャプチャーデバイス等の情報入力手段も含むものである。また、処理部あるいは記憶部に関しても、それの意味するところは、デバイスあるいはデバイスユニットとしてのCPU、RAM、ROMはいうに及ばず、ネットワークシステムに組み込まれたPC、サーバなども含むものである。出力部も同様に、I/Oインターフェース部、情報表示のディスプレイ、各種プリンタ、ストレージ/メモリ等への情報書き込み装置も含むものである。
前述のように、本発明のシステムは、分散あるいは1箇所に集中させて構成できるが、さらに、上記画像形成装置MFP(マルチファンクションプリンタ、マルチファンクションペリフェラル)内部に所望の装置やサーバ機能、大容量のメモリを搭載、配置するようにするのも好適な構成である。すなわち、このようなネットワークシステム全体、あるいはその機能を凝縮した形でMFPという1台のマシン内部に一体的に構成することにより、全ての作業がMFP1台でできてしまうという画期的な情報入出力装置が実現する。
図4は、その1例であり、紙への出力機能である電子写真原理(カールソンプロセス)のMFPに、光ディスクドライブを組み込んだ構成である。図4中、85は光ディスクドライブユニット、86は未使用のメディアストック部である。
使用方法は、例えば、マイクロソフト社のWordファイル、EXCELファイル、PowerPointファイルなど、あるいはアドビ社のPDFファイルに変換したものなどのファイルデータをMFP内部のメモリに保存し、必要に応じて紙出力する。また、そのファイルデータを組み込まれた光ディスクドライブユニット85を使用し、メディアストック部86から搬送、設置された未使用のDVD−R、あるいはDVD−RW等に焼く(burn)ことにより、電子データとして持ち運びできる光ディスク(可搬性ストレージ)を作成する。なお、これら紙文書の出力と光ディスクの作成は、(ほぼ)同時に行ってもよいし、必要に応じて一方だけ(紙文書のプリントアウト、あるいは光ディスクの作成)行ってもよい。
なお、この例では、光ディスクドライブユニット85およびメディアストック部86をそれぞれ1つずつ有する構成として示しているが、後述するように本発明においては、可搬性の記憶メディアに所望の情報を書き込む手段を複数個有するようにしたものである。よって、このような光メモリ等の可搬性の記憶メディアが複数個あるとともに、それに対応してその記憶メディアに記憶、記録を行うドライブ等の書き込みユニットや、そのメディアあるいはストレージのストック部を有しているものである(図では示していない)。あるいは、このような光メモリ等の可搬性の記憶メディアを複数種類有するものである。そして、その可搬性の記憶メディアを種類に応じてそれぞれドライブ等の書き込みユニットや、そのメディアあるいはストレージのストック部を有している(図では示していない)。
このような本発明のMFPは、前述のように、これ1台で、完結した機能を持っているが、前述のように、このMFPも、ローカルエリアネットワークを介して、インターネットなどの通信網に接続し、ネットワークの1端末という使い方をしてもよい。
インターネットなどの通信網上には、各種のサーバが接続されており、情報の検索を行う検索サーバ、または、電子データなどを蓄積し、ユーザからの要求によって内部に保持している電子データを配信するなどのサービスを行える配信サーバ、さらに、携帯電話などの携帯機器に対して各種サービスや、課金の制御を行える携帯機器のためのサービスを行うサーバなどがある。
本発明のMFPは、ユーザが所定の操作を行うことによりインターネットなどの通信網を介して、検索サーバに情報の問い合わせを行うことも可能であり、また、検索サーバから受信したデータをMFPにてプリントアウトしたり、可搬性の記憶メディア、ストレージに情報記録、記憶を行うことなども可能である。
次に、本発明に適用される可搬性の記憶メディア、ストレージの代表例として、光ディスクメディアの例をあげて説明する。いうまでもないが、本発明の可搬性の記憶メディア、ストレージはこの例に限定されるものではないが、光ディスクメディアは、大変汎用性の高いメディアであり使い勝手がよい。
図5〜図8は、本発明の光ディスクドライブユニットに情報を書き込まれる前の光ディスクメディアを供給、搬送する手段を説明する図である。
本発明においては、情報を書き込まれる前の光ディスクメディアは複数枚ストックされており、必要に応じて1枚ずつ光ディスクドライブユニットに運ばれ、情報書込みが行われる。
図5は、本発明の光ディスクメディアを複数枚(この例では7枚)ストックされたマガジン100を示しており、このマガジン100はマガジン表面に表示された三角形の方向表示印101を矢印Aの方向に向けて、図6に示すように、光ディスクドライブユニット109に矢印Aの方向に挿入される。
図7は、挿入された後の光ディスクメディア103を図6に図示した光ディスクドライブユニット109の書き込み部110に搬送する動作を説明するための図であり、搬送トレイ102に搭載された光ディスクメディア103は、搬送トレイ102に設けられたフック溝104に2つのフック106を引っ掛け、図6に図示した矢印C方向に動作するフック106によって引き出される。
図8は、搬送トレイ102に搭載された光ディスクメディア103が引き出されたときの状態を示す断面図である。
その後、光ディスクメディア103は、書き込み部110において、書き込み部110の上下動作(図6の矢印D方向の動作)を利用して穴105に図6に図示した回転軸107が勘合され、搬送トレイ102はマガジン100に戻される。111は、光ディスクメディア103が回転軸107に勘合されても搬送トレイ102をマガジン100に戻すことができるようにするための搬送トレイ102に設けられた切り欠き部である。
図6に図示した回転軸107に穴105を勘合した後、光ディスクメディア103はその記録層に図10に図示したピックアップ108から発せられるレーザ光によって情報書き込みを行う。ピックアップ108によって情報が書き込まれた後、前述の搬送動作で説明した手段と同等の図示しない手段によって、搬送動作と逆の動作によって図6の矢印Bの方向に搬送、排出されて作業が終了する。
以上に、本発明の光ディスクドライブユニットに情報を書き込むための光ディスクメディアを供給、搬送する手段の1例を示したが、本発明の光ディスクメディアは必ずしもこのような、円盤型(外径120mm、厚さ1.2mm、穴径15mm、記憶容量CDフォーマットで650MBもしくは700MB)に限られるものではない。同じ円盤型であっても、外径80mmで記憶容量がCDフォーマットで185MBのものや、矩形形状で名刺サイズ(カード型)の58mm×86mm×1mmで記憶容量がCDフォーマットで18MB〜50MBのもの、さらには、星型、卵型、その他任意の形状の外形形状、寸法の光ディスクメディアが適用される。
また、その記憶容量も、780nmのレーザ波長を用いるCDフォーマットで20MB〜700MB、635nm/650nmのレーザ波長を用いるDVDフォーマットで4.7GB〜17GB、さらには、405nm波長の青色レーザを使用するBlu−ray Disc(あるいはHD DVD)等のフォーマットで、23.3GB〜27GB(HD DVDは片面15GB、両面30GB)といったものまでその用途に応じて選択、使用すればよい。
なお、記録密度、容量の他に、原理的な違いで見ると、データ記録層に感光性の有機色素(シアニン系、フタロシアニン系、アゾ系、スクアリリウム系等)を使用し、この色素に読み取り用よりも強いレーザ光を当て、色素に半永久的な反射率の変化を起こさせ、この変化を記録データとする1回だけ書き込み可能なR(Recordable)メディアと呼ばれるものがある。
記録フォーマット、容量の違いにより、CD−R、DVD−R、DVD+R等がある。色素の反射率変化は半永久的で、非可逆性の反応であるため、1回の書き込みしかできないが、有機色素を使用し、室内でスピンコーティング等によって記録層を形成できるため、量産性に優れ、後述の書き換え可能なメディアに比べて生産コストが安いというメリットがある。また、アーカイブ的な使用に好適なメディアであり、記録データの修正の必要がない場合、あるいは、改ざんされると困る場合に、大変好都合に使用されるメディアである。
また、メディア1枚あたりの値段が安いため、本発明のように紙文書を出力すると同時に、そのデータ(ファイル等)を電子データとしてこのRメディアに書き込んで、多勢の人に配布したりするという使用法に大変都合がよい。
なお、前述のように光ディスクメディアの場合、フォーマット、あるいは書き込み密度(容量)等の異なる2種類のメディア(例えばCDフォーマットのものとDVDフォーマットのもの)を異なる2種類のレーザダイオードならびにその光学系などを1つのピックアップユニットとして構成するようなドライブユニット(書き込みユニット)とすることができるが、このような構成(1つのドライブユニットと記載している)であっても、本発明の複数種類の情報書き込み手段(ドライブユニット)と見なされるものである。上記2種類が3種類であっても同様である(例えば、CDフォーマット、DVDフォーマット、HD DVDフォーマット)。
また、レーザダイオードならびにその光学系などを1つのピックアップユニットとして構成するようなドライブユニット(書き込みユニット)とし、ダブルビーム(2個以上のレーザダイオードおよびその光学系を有する場合は複数ビーム)で書き込みを行い、高速記録、記憶を実現するような場合も、本発明の複数個の情報書き込み手段(ドライブユニット)と見なされるものである。
さらに、他の光メモリメディアとしては、データ記録層に結晶とアモルファスの相変化が可能な材料を利用するRW(ReWritable)メディアと呼ばれるものがある。このような材料としては、例えば、Ag−In−Sb−Te(銀−インジウム−アンチモン−テルル)の四元素の合金がある。
結晶相を一気に融点にまで昇温し、不規則な原子の状態をつくり出す。これがアモルファス状態で、つぎにこの状態を急速に冷却すると、原子はばらばらな状態でフリーズされ、温度が下がってもアモルファス相が形成されている。
一方、融点には至らない、やや中間的なレベルにまで昇温しておいて比較的ゆっくり冷えるように温度管理をしてやると、今度は原子が元の状態に組み替わることができ、結晶相が形成される。データを消去する場合には、このようにして結晶相に変化させる。
アモルファスとは原子の配列が乱雑な状態で、結晶と比べて反射率が低くなる。この変化をピットとランドとしている。RWメディアには、この2つの温度を再現できるように、出力の異なったレーザが備えつけられている。
この結晶とアモルファスの相変化は、可逆的に反応させることができるので、前述のRメディアとは異なり、再書き込みができるという特徴がある。
このメディアの場合も、記録フォーマット、容量の違いにより、CD−RW、DVD−RW、DVD+RW等がある。
なお、前述の青色レーザを使用するさらには405nm波長の青色レーザを使用するBlu−ray Disc、あるいはHD DVD等も、同様に、非可逆性の反応あるいは可逆性の反応を利用した材料を使用し、Rメディア、RWメディアが実現でき、本発明に好適に使用できる。
ところで、このような光メモリは、図5等に示したように、ある数量の光ディスクメディアを収納したマガジン単位で供給されるが、高速書き込みを必要とするような場合には、このマガジンにストックされている光ディスクメディアをあらかじめ、フォーマット化したメディアとするのがよい。
例えば、CDの例で説明するならば、Windows(登録商標)でCD−Rに書き込みを行う場合、各種のOS別論理フォーマット(Romeo、Joliet、RockRidge、ISO9660など)がある。本発明のMFPにおいては、毎回、データ書き込みを行うたびに、光ディスクメディアをフォーマット化するのではなく、例えば、たいていのOSで読めるようなISO9660レベル1にあらかじめフォーマット化してある光ディスクメディアをマガジンに収納しておく。それにより、使用時にフォーマット書き込みに要する時間が不要となり、データ書き込みがすぐに行え、情報が書き込まれた光ディスクメディアの作成時間を短縮することができる。
通常、最もよく使用するフォーマットはあらかじめフォーマット化した光ディスクメディアが即使えるような状態にして供給する(フォーマット化した光ディスクメディアをドライブのピックアップ部分に設置する)ようにしておけばよいが、場合によっては、そのフォーマットとは違うフォーマットで書き込みたい場合も出てくる。そのような点を考慮し、光ディスクメディアの供給手段を2系統にしておくのもよい方法である。
例えば、通常最もよく使用するフォーマットは、フォーマット済みで供給し、他のフォーマットで書き込みたい場合を想定した未フォーマットのものを準備しておき、それは光ディスク作成に多少時間が余計にかかっても、フォーマット化ならびにデータ書き込みを本発明のMFP(内の書き込みドライブ)で行うという使い方である。
フォーマット化済みあるいは未フォーマットの光ディスクメディアは、それぞれ、図9に示すように、複数枚ずつマガジンに収納して供給してもよいし、あるいは、通常最もよく使用するフォーマットのもののみ、このような複数枚ずつマガジンに収納して供給し、たまにしか使用しないような特殊フォーマットで書き込むような場合は、頻度が少ないので1枚ずつ手差し供給するようにしてもよい。
以上、本発明の可搬性の記憶メディア、ストレージとして純粋な光メモリを中心に説明をしたが、他の可搬性の記憶メディアとして本発明に好適に使用できるものとして、MOとして知られる光磁気ディスク(Magneto Optical Disk)、光磁気メモリがある。容量は、128MB、230MB、640MB等あり、使用用途によって適宜選ばれる。
動作原理は、磁性体でできたディスクの記録層(磁性体の材料として、各種磁性ガーネットやマンガン・ビスマス合金、バリウム系フェライトなどを使用)にレーザ光を照射して加熱し、約200度に温度が上がったところで、磁界をかけて磁性体の向きを変えて書き込み(記録)を行い、データを読み出す際には、書き込み時よりも低出カのレーザ光を照射し、その反射光の違いを検知することによってデータを読み出すというものである。
MOは、磁気の影響を受けない、ヘッドクラッシュがないなどの理由から、信頼性が高く、前述の光メモリ同様、本発明の情報入出力装置に組み込まれる可搬性の記憶メディアとして大変好適なメディアである。
次に本発明の可搬性の記憶メディアとして好適に使用される他の記憶メディアとしては、半導体フラッシュメモリがある。通常、DRAMなどは、電源を切るとデータが失われてしまい、本発明の可搬性の記憶メディアとしては不適であるが、フラッシュメモリは不揮発性でありそのようなことがない。USBフラッシュメモリ、スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)、メモリスティック等、形状、サイズ、容量等いろいろあるが、いずれも持ち運びに便利なものである。
なお、他に同様に不揮発性メモリとして、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)として知られる半導体メモリがあり、これも本発明の可搬性の記憶メディアとしては好適に使用できる。
いずれも、電源を切ってもデータが消えることなく保存され、さらに前述の光メモリとは異なり、動作時に機械的な可動部分がなく、全て電気的制御で使用でき、高速応答ならびに信頼性が高い、大変使用しやすいものである。
以上、本発明に適用される各種可搬性の記憶メディア、ストレージの代表例を説明したが、本発明はここにあげた例に限定されるものではない。
本発明のポイントは、情報の出力、記憶(記録)という場面において、紙メディアと可搬性の電子情報記憶/記録メディアとの融合を目指し、それらが互いに関連付けられるとともに、その機能を果たす1台の装置(あるいは一箇所にシステム構成された装置)としてまとめあげられ、紙メディアへの情報出力(プリントアウト)がなされると同時、もしくは必要に応じて、該情報を可搬性の電子情報記憶/記録メディアへ記録し、それらを1台の装置(もしくは一箇所にシステム構成された装置)で受け取ることができるというものである。つまり、紙のプリントアウト書類と記憶メディア、ストレージを1台の装置から、もしくは(分散配置された別々の装置からはなく)一箇所で受け取ることができるというものである。
また、複数種類の記憶メディア、ストレージを複数個ストックしたマガジンを装置本体に着脱可能に設置し、必要に応じて、記憶メディア、ストレージをドライブ部分(情報書き込み部分、ピックアップ部分)に搬送し、情報書き込みを行う。ドライブ部分も複数種類有し、その時々で必要とされる最適な記録、記憶のフォーマットで、あるいは、必要とされる最適な容量の記憶メディアに情報書き込みが行われる。あるいは、可搬性のしやすさなどによっても、その時々によって、円盤状、カード状、スティック状、ブロック状など最適な形状のものが選ばれたりする。
さらに、同一の情報書き込み手段(ドライブ部分)を複数個有し、同じ種類の記憶メディアへの記録、記憶させるものを複数個生産する場合の生産性を高め、使用者のいらいら感を解消し、快適な使用環境を提案するのも本発明の重要なポイントである。
前述のように、本発明では、カールソン原理により紙メディアによる大量のプリントアウト/コピーが瞬時にできる環境にある。それと併せてこのような所望の情報が書き込まれた可搬性の記憶メディアを複数個製作しようとした場合、紙メディアによる大量のプリントアウト/コピーの生産性が圧倒的に高いため、可搬性の記憶メディアの複数個製作はどうしても、時間がかかり、使用者は待たされることになり、いらいら感が募るものである。しかしながら、これも、本発明のように、同一の情報書き込み手段(ドライブ部分)を複数個有し、同じ種類の記憶メディアへの記録、記憶させるものを複数個瞬時に生産するようにできる。
図9はその構成例を示す図で、この例は、MFPに光ディスクドライブユニットを2個組み込んだ構成を示すものであるが、本発明は必ずしも2個に限定されるものではなく、紙メディアによる高速、大量のプリントアウト/コピーとある程度バランスがとれ、使用者があまり待たされるという感覚を持たない程度に、このような可搬性の記憶メディアの複数個製作ができるように、複数個の同一の情報書き込み手段(ドライブ部分)を有するものである。
なお、このように、複数個の同一の情報書き込み手段(ドライブ部分)を有する場合、図3にブロック図で示した光ディスクドライブ309、光ディスクドライブインターフェース部310も、I/Oバス305に複数個つなげられた状態となる。
ところで、可搬性の記憶メディア、ストレージへの書き込みの例として、光ディスクの例をあげて説明したが、本発明は光ディスクだけに限定されるものではなく、他の記憶メディア、ストレージであっても、そのマガジンの形態、搬送の形態、情報の書き込み(記憶)/読み取り手段の形態は少しずつ異なるが、考え方は同じであって、同様に適用されるものである。
次に本発明のさらに他の特徴について説明する。本発明の情報入出力装置は紙を扱うため、その紙粉やトナーなどが常時装置内、あるいは装置近傍に漂っている環境にある。よって、本発明の光メモリ等のストレージに記録を行う半導体レーザおよびその光学系よりなるピックアップユニット(図6の108参照)は、紙粉やトナーなどによって汚れやすいという宿命にある。
さらに、本発明の他の例である半導体不揮発メモリのように電気的入出力で、情報の書き込み/読み出し(出力)を行うものと違って、光メモリ等のストレージは、ピックアップユニットとストレージが物理的に分離していて、機械的動作を行うという動作原理そのものに起因するものであるが、故障しやすい(レーザダイオードの寿命あるいは機械動作部分の故障)という性格もある。とりわけ、本発明に特有な紙粉やトナーなどの浮遊は、機械的動作の故障を引き起こす重要因子である。
そこで、本発明では、これら汚れ、あるいは故障等による、信頼性の低さを補償するために、ピックアップユニットをドライブ部分から着脱可能とし、故障したり、レンズ等の光学系が汚れたりして、使用に支障をきたす場合に簡単に交換、あるいは、レンズ部分の清浄化ができるようにしている。
このように、MFP内にこのような光メモリ等のストレージを有するような、すなわち、本発明のような場合、紙粉やトナーなどによる光学系の汚染、あるいはピックアップユニットの機械的動作部分の故障があっても、これを着脱交換できるようにしているので、簡単に機能回復できるという利点がある。
1 画像形成部
2 給紙部
3 読み取り部
4 排紙トレイ
5 中間転写ベルト
6 作像部
7 露光装置
8 定着装置
9 両面装置
20 記録紙
21 給紙トレイ
23 レジストローラ
24 底板
25 ピックアップローラ
26 給紙ローラ
27 縦搬送路
31 コンタクトガラス
32 第1の走行体
33 第2の走行体
34 レンズ
35 CCD
36 自動原稿搬送装置
41 排紙ローラ
51 2次転写装置
52 中間転写ベルトクリーニング装置
61 感光体
62 帯電装置
63 現像装置
64 感光体クリーニング装置
65 露光部
66 1次転写装置
81 分岐爪
82 ジャム紙排紙トレイ
84 手差しトレイ
85 光ディスクドライブユニット
86 メディアストック部
91 分岐部
92 反転排紙経路
100 マガジン
101 三角形の方向表示印
102 搬送トレイ
103 光ディスクメディア
104 フック溝
105 穴
106 フック
107 回転軸
108 ピックアップ
109 光ディスクドライブユニット
110 書き込み部
111 切り欠き部
301 CPU
302 RAM
303 ROM
304 ローカルバス
305 I/Oバス
306 ブリッジ回路
307 プリンタ部
308 プリンタインターフェース部
309 光ディスクドライブ
310 光ディスクドライブインターフェース部
311 スキャナ部
312 スキャナインターフェース部
313 ハードディスクドライブ
314 IDEインターフェース部
315 ネットワークインターフェースコントローラ
316 イメージプロセッシングユニット
317 ラスタイメージプロセッサ
318 ビデオRAM
319 ビデオインタフェース部
320 拡張I/Oインターフェース部
特開2002−202870号公報 特開2002−027192号公報 特開2003−337682号公報

Claims (8)

  1. 情報の入力部と処理部と記憶部と出力部とよりなり、それらの間で情報のやりとりを行うとともに前記各部を1台のマシンとして一体的に構成し、前記出力部は異なる複数の手段よりなるとともに、その1つはシート状部材に色材を付与するプリントアウト手段であり、他は可搬性の記憶メディアに所望の情報を書き込む手段であり、原稿をイメージ情報として読み取るスキャナを具備するとともに、該スキャナで読み取ったイメージ情報を前記記憶部に保存し、必要に応じて前記出力部から出力する情報入出力装置と、
    複数の情報端末機器と、
    サーバとを備え、
    前記情報入出力装置と前記情報端末機器と前記サーバとをネットワーク回線で接続して構成した情報システムにおいて、
    前記情報入出力装置は、
    前記情報端末機器から前記ネットワーク回線を介して送信された情報を前記記憶部に保存する手段と、
    前記情報端末機器から前記ネットワーク回線を介して送信された要求に応じて前記記憶部の情報を前記シート状部材にプリントアウトする手段と、
    該プリントアウトする内容に対応した電子データを前記可搬性の記憶メディアに書き込む手段と、を有し、
    該情報入出力装置への電子データ書き込み前の可搬性の記憶メディアの供給手段は、前記可搬性の記憶メディアの複数個を1つの単位としてマガジンに収納し、該マガジンを前記情報入出力装置に着脱自在とし、マガジン単位で供給する供給手段であり、
    前記情報入出力装置は、プリントアウト後の前記シート状部材と、該プリントアウトの内容に対応した電子データ書き込み後の前記可搬性の記憶メディアを1台の同一のマシンから排出することを特徴とする情報システム。
  2. 前記マガジンは、前記情報入出力装置に装着する際の装着方向を識別可能としたことを特徴とする請求項1記載の情報システム。
  3. 前記可搬性の記憶メディアを、前記マガジン単位で供給する供給手段とは別に、前記可搬性の記憶メディア単位で手動供給を受ける手差し供給手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載の情報システム。
  4. 前記シート状部材に色材を付与するプリントアウト手段は、カールソンプロセス原理であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報システム。
  5. 前記可搬性の記憶メディアは光メモリであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報システム。
  6. 前記光メモリは、非可逆性メモリであることを特徴とする請求項5記載の情報システム。
  7. 前記可搬性の記憶メディアは光磁気メモリであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報システム。
  8. 前記可搬性の記憶メディアは半導体不揮発メモリであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報システム。
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