JP2011172106A - テレビジョン装置 - Google Patents

Abstract

【課題】前側筐体の背面に取り付けた基板と後ろ側筐体の前面に取り付けた基板とを容易に接続することが可能なテレビジョン装置を提供する。
【解決手段】この液晶テレビジョン装置１００（テレビジョン装置）は、表示部１が前面側に露出するように配置されるフロントキャビネット２と、フロントキャビネット２の背面に取り付けられるセンサ基板６と、フロントキャビネット２に組みつけられるリアキャビネット３と、リアキャビネット３の背面に取り付けられ、センサ基板６に接続されるスイッチ基板７とを備え、リアキャビネット３は、フロントキャビネット２に組みつけられた状態においてセンサ基板６のコネクタ挿入部６ａを露出させるための開口９を含む。
【選択図】図５

Description

この発明は、テレビジョン装置に関し、特に、前側筐体に基板が取り付けられたテレビジョン装置に関する。

従来、前側筐体に基板が取り付けられたテレビジョン装置が知られている（たとえば、特許文献１参照）。

上記特許文献１には、テレビジョン放送を表示可能な表示部が前面側に露出するように配置された前側筐体と、前側筐体の背面に取り付けられたリモコンの受光部を含むセンサ基板と、前側筐体に組み付けられる後ろ側筐体とを備えたテレビジョン装置が開示されている。一般に、テレビジョン装置には、種々の基板が設けられており、基板同士が互いにケーブルなどで接続されている。上記特許文献１のテレビジョン装置でも、前側筺体の背面に取り付けられたセンサ基板に他の基板がケーブルなどで接続されていると考えられる。

特開２００８−７８７４５号公報

しかしながら、上記特許文献１のテレビジョン装置では、前側筺体の背面に取り付けられたセンサ基板に接続される基板が後ろ側筺体の前面に取り付けられている場合には、筺体の組み立て前に接続しておくことができず、前側筺体の背面に取り付けられたセンサ基板と後ろ側筐体の前面に取り付けられた基板とを容易に接続することができないという問題点がある。

この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の１つの目的は、前側筐体の背面に取り付けた基板と後ろ側筐体の前面に取り付けた基板とを容易に接続することが可能なテレビジョン装置を提供することである。

課題を解決するための手段および発明の効果

この発明の一の局面によるテレビジョン装置は、テレビジョン放送を表示可能な表示部が前面側に露出するように配置される前側筐体と、前側筐体の背面に取り付けられ、第１接続部を有する第１の基板と、前側筐体に組み付けられる後ろ側筐体と、後ろ側筐体の前面に取り付けられ、第１接続部に接続される第２接続部を有する第２の基板とを備え、後ろ側筐体は、前側筐体に組み付けられた状態において少なくとも第１の基板の第１接続部を露出させるための開口または切欠きからなる露出部を含む。

この発明の一の局面によるテレビジョン装置では、上記のように、前側筐体に組み付けられた状態において少なくとも第１の基板の第１接続部を露出させるための開口または切欠きからなる露出部を後ろ側筐体に設けることによって、前側筐体と後ろ側筐体とを組み付けた後であっても、露出部により露出された第１の基板の第１接続部に第２の基板の第２接続部を筺体の外側から接続することができるので、前側筐体の背面に取り付けた基板と後ろ側筐体の前面に取り付けた基板とを容易に接続することができる。

上記一の局面によるテレビジョン装置において、好ましくは、第２接続部は、第１接続部に接続するための接続配線とコネクタ部とを含み、露出部は、接続配線とコネクタ部とを外部に引き出し可能に形成されている。このように構成すれば、前側筐体と後ろ側筐体との組み付け時に接続配線およびコネクタ部を露出部を介して外部に引き出しておくことができるので、前側筐体と後ろ側筐体との組み付け後に容易に外部から露出部により露出された第１の基板の第１接続部にコネクタ部を接続することができる。

この場合、好ましくは、第１接続部は、外部に引き出されたコネクタ部を露出部を介して外部から第１の基板の露出面に対して略垂直方向に挿入可能に構成されている。このように構成すれば、外部に引き出されたコネクタ部を、露出部から露出している第１の基板の露出面に対して正面から真直ぐに挿入することができるので、コネクタ部を第１接続部に容易に接続することができる。

上記一の局面によるテレビジョン装置において、好ましくは、前側筐体または後ろ側筐体の少なくとも一方に取り付けられ、取り付けられた状態において露出部を覆うように構成されたスタンド部材をさらに備える。このように構成すれば、露出部を設けることにより、前側筐体の背面に取り付けた基板と後ろ側筐体の前面に取り付けた基板とを容易に接続することができるようにしながら、露出部をスタンド部材により覆って露出部からの異物などの侵入を防止することができるとともに、露出部を目立たないようにすることができる。

この場合、好ましくは、露出部は開口からなり、後ろ側筐体は、開口からなる露出部が設けられる位置に形成され、スタンド部材が装着される凹状のスタンド部材装着部を含む。このように構成すれば、スタンド部材をスタンド部材装着部に対して装着した際に装着部分の後ろ側筐体の背面からの後方への突出量を小さくすることができるので、テレビジョン装置の本体部分の厚みを小さくすることができる。

上記スタンド部材を備えた構成において、好ましくは、露出部は、後ろ側筐体の下端部中央部に配置されており、露出部を覆うようにスタンド部材が取り付けられる。このように構成すれば、筺体の重心が位置する後ろ側筺体の下端部中央部に取り付けられるスタンド部材により、露出部を覆いながら安定して筐体を支持することができる。

上記一の局面によるテレビジョン装置において、好ましくは、第２接続部は、第１接続部に接続するための接続配線とコネクタ部とを含み、後ろ側筐体には、接続配線の配線経路を固定するための係止部が一体的に設けられている。このように構成すれば、後ろ側筐体に一体的に設けられた係止部により、部品点数を増加させることなく、第１接続部に接続するための接続配線が所望の配線経路からずれるのを抑制することができる。

上記一の局面によるテレビジョン装置において、好ましくは、第１の基板は、リモコンの受光部を含むセンサ基板であって、第２の基板は、電源操作のためのスイッチを含む複数のスイッチが搭載されたスイッチ基板である。このように構成すれば、リモコンの受光部を前側筺体に設けるとともに、電源操作のためのスイッチを後ろ側筺体に設ける構成において、センサ基板とスイッチ基板とを容易に接続することができる。

本発明の一実施形態による液晶テレビジョン装置の全体構成を示した斜視図である。 本発明の一実施形態による液晶テレビジョン装置の背面図である。 図２の２００−２００線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による液晶テレビジョン装置のスタンド部材を取り外した状態を示した背面図である。 本発明の一実施形態による液晶テレビジョン装置の露出部を示した拡大斜視図である。 本発明の一実施形態による液晶テレビジョン装置の筺体内部の配線状態を示した斜視図である。 本発明の一実施形態による液晶テレビジョン装置のリアキャビネットの内面を示した図である。 本発明の一実施形態による液晶テレビジョン装置のリアキャビネットの内面を示した斜視図である。 本発明の一実施形態による液晶テレビジョン装置のスイッチ基板を示した拡大図である。 図１０の３００−３００線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による液晶テレビジョン装置のフロントキャビネットの内面を示した図である。 本発明の一実施形態による液晶テレビジョン装置のセンサ基板を示した拡大図である。 本発明の一実施形態による液晶テレビジョン装置の筺体の組み立て手順を説明するための斜視図である。

以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。

まず、図１〜図１２を参照して、本発明の一実施形態による液晶テレビジョン装置の構成について説明する。

本発明の一実施形態による液晶テレビジョン装置１００は、図１に示すように、テレビジョン放送を表示する表示部１と、フロントキャビネット２と、リアキャビネット３と、スタンド部材４とを備えている。なお、液晶テレビジョン装置１００は、本発明の「テレビジョン装置」の一例である。また、フロントキャビネット２は、本発明の「前側筐体」の一例であり、リアキャビネット３は、本発明の「後ろ側筐体」の一例である。

表示部１は、液晶パネルモジュールからなり、正面側（Ｙ１方向側）に位置する表示面に映像を表示可能に構成されている。また、表示部１は、図１に示すように、正面から見て（Ｙ１方向から見て）、略矩形形状を有している。

フロントキャビネット２は、図１に示すように、液晶テレビジョン装置１００の正面側（Ｙ１方向側）に配置されている。具体的には、フロントキャビネット２は、リアキャビネット３よりも正面側（Ｙ１方向側）に配置されている。また、フロントキャビネット２は、樹脂部材からなり、表示部１を支持するように構成されている。また、フロントキャビネット２は、枠形状に形成されている。詳細には、フロントキャビネット２は、表示部１を露出させる開口部２１を有している。また、フロントキャビネット２には、後述するように、図示しないリモコンから送信される信号を受信するための受光部を含むセンサ基板６が取り付けられている。

リアキャビネット３は、図１に示すように、液晶テレビジョン装置１００の背面側（Ｙ２方向側）に配置されている。具体的には、リアキャビネット３は、フロントキャビネット２よりも背面側（Ｙ２方向側）に配置されている。また、リアキャビネット３は、樹脂部材からなり、図３に示すように、Ｙ２方向に凹む凹形状に形成されている。また、図４に示すように、リアキャビネット３のＺ２方向の端部中央部近傍には円形の貫通穴３ｂが４つ形成されている。具体的には、４つの貫通穴３ｂは、リアキャビネット３のＺ２方向の端部近傍でＸ方向の中央部において、互いにＸ方向およびＺ方向に所定の間隔を隔てて設けられている。また、リアキャビネット３には、後述するように、電源操作などのスイッチ７ｂが搭載されたスイッチ基板７が取り付けられている。

スタンド部材４は、樹脂部材からなり、図１〜図４に示すように、液晶テレビジョン装置１００の下部中央部に配置されている。また、スタンド部材４は、略平板状の台座部４１と、柱状の垂直支持部４２とからなる。また、スタンド部材４は、図３に示すように、内部にＬ字形状の板金４ａを備えている。板金４ａは、短手側の部分がスタンド部材４の台座部４１の内面に取り付けられており、長手側の部分がスタンド部材４の垂直支持部の内部を通ってＺ１方向に突出するように構成されている。また、図４に示すように、板金４ａの長手側の部分には貫通穴４ｂが形成されている。具体的には、貫通穴４ｂは４つ設けられており、それぞれ、リアキャビネット３の貫通穴３ｂに対応する位置に配置されている。また、貫通穴４ｂは、リアキャビネット３の貫通穴３ｂおよび貫通穴４ｂを貫通するネジ部材５（図２および図３参照）により、リアキャビネット３の下端部中央部に取り付けられるように構成されている。これにより、スタンド部材４が、リアキャビネット３の下端部中央部に取り付けられる。

ここで、本実施形態では、図３に示すように、液晶テレビジョン装置１００の内部において、フロントキャビネット２の背面（Ｙ２方向側の面）に取り付けられているセンサ基板６と、リアキャビネット３の前面（Ｙ１方向側の面）に取り付けられているスイッチ基板７とがケーブル８によって接続されている。なお、センサ基板６は、本発明の「第１の基板」の一例であり、スイッチ基板７は、本発明の「第２の基板」の一例である。また、ケーブル８は、本発明の「接続配線」の一例である。

また、図３および図５に示すように、リアキャビネット３のＺ２方向の端部近傍でＸ方向の中央部には、スタンド部材４をリアキャビネット３に取り付けるための凹状のスタンド部材装着部９ａが設けられている。また、スタンド部材装着部９ａ内には、開口９が形成されている。詳細には、図４に示すように、開口９は、Ｙ２方向から見てスリット状に形成されている。また、開口９は、Ｙ２方向から見てセンサ基板６と略同じ大きさの矩形形状を有している。このため、図４および図５に示すように、センサ基板６のＹ２方向側の表面に設けられたコネクタ挿入部６ａおよびコネクタ挿入部６ａの周辺部分が開口９から外側に露出されている。なお、コネクタ挿入部６ａは、本発明の「第１接続部」の一例である。

また、図５に示すように、開口９は、Ｚ２方向から見てもスリット状に形成されている。また、開口９は、スタンド部材４の板金４ａをＺ２方向からＺ１方向に向かって挿入可能なように構成されている。また、開口９は、図２および図３に示すように、スタンド部材４がリアキャビネット３に取り付けられることによって外部から見えないように覆われる位置に配置されている。また、開口９は、ケーブル８および後述のコネクタ８ａをリアキャビネット３の内側から外側に引き出すことが可能なように構成されている。なお、開口９は、本発明の「露出部」の一例である。

また、ケーブル８は、図６〜図８に示すように、リアキャビネット３の前面（Ｙ１方向側の面）に一体的に設けられているフック３ｄによって配線経路が固定されている。フック３ｄは、上下（Ｚ方向）一対の爪状部材からなり、ケーブル８のＹ方向およびＺ方向への移動を規制するように構成されている。また、フック３ｄは、開口９からＸ２方向側において、開口９とスイッチ基板７との略中間の高さに、Ｘ方向に所定の間隔を隔てて２つ設けられている。なお、フック３ｄは、本発明の「係止部」の一例である。

また、図７〜図９に示すように、リアキャビネット３の前面（Ｙ１方向側の面）のＸ２方向の端部には、スイッチ基板７が取り付けられている。また、図１０に示すように、スイッチ基板７は、リアキャビネット３の前面（Ｙ１方向側の面）のＸ２方向の端部近傍からＹ１方向に突出する支持部３ｃによって支持されている。また、スイッチ基板７のＹ２方向側の面には電源操作などのスイッチ７ｂが設けられている。スイッチ７ｂは、図３および図４に示すように、Ｚ方向に隣接するように６つ設けられている。また、スイッチ７ｂは、リアキャビネット３のＸ２方向端部に設けられた６つの貫通穴３ａを介してリアキャビネット３からＹ２方向に突出している。また、図８に示すように、スイッチ基板７のＺ２方向の端面に設けられたケーブル接続部７ａには、ケーブル８の一端が接続されており、ケーブル８の他端にはコネクタ８ａが取り付けられている。なお、コネクタ８ａは、本発明の「コネクタ部」の一例である。また、ケーブル接続部７ａ、ケーブル８、およびコネクタ８ａにより、本発明の「第２接続部」が構成されている。

また、図１１および図１２に示すように、フロントキャビネット２の背面（Ｙ２方向側の面）のＺ２方向の端部近傍でＸ方向の中央部には、センサ基板６が取り付けられている。センサ基板６は、Ｙ２方向から見て略矩形形状を有している。また、図１２に示すように、センサ基板６のＺ２方向の端部には、切欠き６ｂおよび６ｃが設けられている。また、図３に示すように、センサ基板６は、フロントキャビネット２のＺ２方向の端部近傍からＹ２方向に張り出している張り出し部２ａにＹ１方向の端面が当接するように設けられている。また、センサ基板６は、図１２に示すように、張り出し部２ａの上端部からＹ２方向に突出する爪状部材２ｂと、張り出し部２ａの下端部からＹ２方向に突出する突起部２ｃおよび２ｄとにより上下方向から挟み込まれている。また、センサ基板６は、張り出し部２ａからＹ２方向に突出する突起部２ｃおよび２ｄがそれぞれ切欠き６ｂおよび６ｃに嵌め込まれることによって位置決めされている。また、センサ基板６のＹ２方向側の表面にはコネクタ挿入部６ａが設けられている。コネクタ挿入部６ａは、図６に示すように、コネクタ８ａがＹ２方向からＹ１方向に挿入されるように構成されている。すなわち、コネクタ８ａは、センサ基板６のＹ２方向側の表面に対して略垂直方向に挿入することが可能である。

次に、図２〜図１３を参照して、本実施形態のフロントキャビネット１００の組み立て手順について説明する。

まず、張り出し部２ａ（図３参照）と、爪状部材２ｂと、突起部２ｃおよび２ｄ（図１１、図１２参照）を用いてセンサ基板６をフロントキャビネット２の背面（Ｙ２方向側の面）のＺ２方向の端部中央部に取り付ける。また、図９および図１０に示すように、支持部３ｃおよびビス１０を用いてスイッチ基板７をリアキャビネット３の前面のＸ２方向の端部近傍に取り付ける。また、図８に示すように、スイッチ基板７のケーブル接続部７ａにケーブル８の一端を接続する。また、ケーブル８の他端にはコネクタ８ａを取り付ける。そして、図７および図８に示すように、ケーブル８をリアキャビネット３のフック３ｄに係止させながら配線し、開口９を介してケーブル８およびコネクタ８ａを外部に引き出す。

そして、図１３に示すように、フロントキャビネット２とリアキャビネット３とを組み付ける。さらに、図４および図５に示すように、外部に引き出されているコネクタ８ａを、開口９によって外部に露出しているセンサ基板６のコネクタ挿入部６ａにＹ２方向からＹ１方向へ挿入し、センサ基板６とスイッチ基板７とを電気的に接続する。接続後、開口９から外部に引き出されたケーブル８を、全て筐体内に押し込む。そして、図４に示すように、開口９にスタンド部材４の板金４ａをＺ２方向からＺ１方向へ挿入する。最後に、図２および図３に示すように、ネジ部材５によって板金４ａとリアキャビネット３とを固定して、スタンド部材４をリアキャビネット３に取り付ける。このようにして本実施形態の液晶テレビジョン装置１００の組み立てが行われる。

本実施形態では、上記のように、リアキャビネット３にセンサ基板６のコネクタ挿入部６ａを露出させるための開口９を形成することによって、フロントキャビネット２とリアキャビネット３とを組み付けた後であっても、開口９により露出されたセンサ基板６のコネクタ挿入部６ａに外側（Ｙ２方向側）からコネクタ８ａを挿入することができるので、フロントキャビネット２の背面（Ｙ２方向側）に取り付けたセンサ基板６とリアキャビネット３の前面（Ｙ１方向側）に取り付けたスイッチ基板７とを容易に接続することができる。

また、本実施形態では、開口９を、ケーブル８とコネクタ８ａとを外部に引き出し可能に形成することによって、フロントキャビネット２とリアキャビネット３との組み付け時にケーブル８およびコネクタ８ａを開口９を介して外部に引き出しておくことができるので、フロントキャビネット２とリアキャビネット３との組み付け後に容易に外部から開口９により露出されたセンサ基板６のコネクタ挿入部６ａにコネクタ８ａを接続することができる。

また、本実施形態では、コネクタ挿入部６ａを、外部に引き出されたコネクタ８ａを開口９を介して外部からセンサ基板６の露出面（Ｙ２方向の表面）に対して略垂直方向に（Ｙ１方向に）挿入可能に構成することによって、外部に引き出されたコネクタ８ａを、開口９から露出される露出面に対して正面から真直ぐに挿入することができるので、コネクタ８ａをコネクタ挿入部６ａに容易に接続することができる。

また、本実施形態では、スタンド部材４を、リアキャビネット３に取り付けた状態において開口９を覆うように構成することによって、開口９をスタンド部材４により覆って開口９からの異物などの侵入を防止することができるとともに、開口９を目立たないようにすることができる。

また、本実施形態では、開口９が設けられる位置に凹状のスタンド部材装着部９ａを設けることによって、スタンド部材４をスタンド部材装着部９ａに対して装着した際の装着部分のリアキャビネット３の背面からの後方への突出量を小さくすることができるので、テレビジョン装置１００の本体部分の厚みを小さくすることができる。

また、本実施形態では、開口９をリアキャビネット３のＺ２方向端部中央部に形成し、開口９を覆うようにスタンド部材４を取り付けることによって、液晶テレビジョン装置１００の重心が位置するリアキャビネット３の下端部中央部に取り付けられるスタンド部材４により開口９を覆いながら安定してテレビジョン装置１００を支持することができる。

また、本実施形態では、リアキャビネット３にケーブル８の配線経路を固定するためのフック３ｄを一体的に設けることによって、リアキャビネット３に一体的に設けられたフック３ｄにより、部品点数を増加させることなく、ケーブル８が所望する配線経路からずれるのを抑制することができる。

なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。

たとえば、上記実施形態では、テレビジョン装置の一例として、液晶テレビジョン装置１００を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、前側筐体の基板と後ろ側筐体の基板とを接続するテレビジョン装置であれば、液晶テレビジョン装置１００以外の他のテレビジョン装置であってもよい。

また、上記実施形態では、露出部としての開口９を、第１接続部としてのコネクタ挿入部６ａおよびコネクタ挿入部６ａの周辺部分が外部に露出するように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第１の基板の第１接続部（コネクタ挿入部６ａ）のみが露出する構成であればよく、第１接続部（コネクタ挿入部６ａ）以外の部分は露出しない構成であってもよい。

また、上記実施形態では、露出部としてスリット状の開口９を形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、露出部をスリット状の開口ではなく切欠き形状に形成してもよい。

また、上記実施形態では、露出部としての開口９を、Ｙ２方向から見て矩形形状に形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、露出部を、たとえばＹ２方向から見て楕円形状に形成してもよい。

また、上記実施形態では、露出部としての開口９を、接続配線としてのケーブル８とコネクタ部としてのコネクタ８ａとを外部に引き出し可能に形成する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、前側筐体または後ろ側筐体に露出部とは別個に開口または切欠きを形成し、別個に形成した開口または切欠きによって接続配線を外部に引き出し可能とする構成であってもよい。

また、上記実施形態では、第１接続部の一例として、コネクタ部としてのコネクタ８ａを第１の基板としてのセンサ基板６の露出面に対して略垂直方向に挿入可能なコネクタ挿入部６ａを示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、第１の基板の露出面に対して略垂直方向以外の方向からコネクタ部を挿入可能な第１接続部であってもよい。

また、上記実施形態では、スタンド部材４により、露出部としての開口９を覆う構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、スタンド部材以外の部材により露出部を覆う構成であってもよい。また、組立て後、露出部を覆わない構成であってもよい。

また、上記実施形態では、スタンド部材４を後ろ側筐体としてのリアキャビネット３に取り付ける構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、スタンド部材を前側筐体に取り付ける構成であってもよい。また、スタンド部材を前側筐体および後ろ側筐体の両方にまたがって取り付ける構成であってもよい。

また、上記実施形態では、第１の基板としてのセンサ基板６を前側筐体としてのフロントキャビネット２の下端部中央部に設け、露出部としての開口９を後ろ側筐体としてのリアキャビネット３の下端部中央部に設ける構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第１の基板の第１接続部が露出部から露出する構成であれば、第１の基板および露出部を下端部中央部以外の場所に設ける構成であってもよい。

また、上記実施形態では、係止部として上下一対のフック３ｄを設けて接続配線としてのケーブル８の配線経路を固定する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、上下一対のフック以外の、たとえばリング状の係止部により接続配線の配線経路を固定する構成であってもよい。

また、上記実施形態では、係止部としてフック３ｄを２つ設ける構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、係止部は１つであってもよいし、３つ以上であってもよい。

また、上記実施形態では、第１の基板としてセンサ基板６とし、第２の基板の一例としてスイッチ基板７とする構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第１の基板をセンサ基板以外の基板とし、第２の基板をスイッチ基板以外の基板としてもよい。

１ 表示部
２ フロントキャビネット（前側筐体）
３ リアキャビネット（後ろ側筐体）
３ｄ フック（係止部）
４ スタンド部材
６ センサ基板（第１の基板）
６ａ コネクタ挿入部（第１接続部）
７ スイッチ基板（第２の基板）
７ａ ケーブル接続部
８ ケーブル（接続配線）
８ａ コネクタ（コネクタ部）
９ 開口（露出部）
９ａ スタンド部材装着部
１００ 液晶テレビジョン装置（テレビジョン装置）

Claims (8)

1. テレビジョン放送を表示可能な表示部が前面側に露出するように配置される前側筐体と、
   前記前側筐体の背面に取り付けられ、第１接続部を有する第１の基板と、
   前記前側筐体に組み付けられる後ろ側筐体と、
   前記後ろ側筐体の前面に取り付けられ、前記第１接続部に接続される第２接続部を有する第２の基板とを備え、
   前記後ろ側筐体は、前記前側筐体に組み付けられた状態において少なくとも前記第１の基板の前記第１接続部を露出させるための開口または切欠きからなる露出部を含む、テレビジョン装置。
2. 前記第２接続部は、前記第１接続部に接続するための接続配線とコネクタ部とを含み、
   前記露出部は、前記接続配線と前記コネクタ部とを外部に引き出し可能に形成されている、請求項１に記載のテレビジョン装置。
3. 前記第１接続部は、外部に引き出された前記コネクタ部を前記露出部を介して外部から前記第１の基板の露出面に対して略垂直方向に挿入可能に構成されている、請求項２に記載のテレビジョン装置。
4. 前記前側筐体または前記後ろ側筐体の少なくとも一方に取り付けられ、取り付けられた状態において前記露出部を覆うように構成されたスタンド部材をさらに備える、請求項１〜３のいずれか１項に記載のテレビジョン装置。
5. 前記露出部は開口からなり、
   前記後ろ側筐体は、前記開口からなる前記露出部が設けられる位置に形成され、前記スタンド部材が装着される凹状のスタンド部材装着部を含む、請求項４に記載のテレビジョン装置。
6. 前記露出部は、前記後ろ側筐体の下端部中央部に配置されており、前記露出部を覆うように前記スタンド部材が取り付けられる、請求項４または５に記載のテレビジョン装置。
7. 前記第２接続部は、前記第１接続部に接続するための接続配線とコネクタ部とを含み、
   前記後ろ側筐体には、前記接続配線の配線経路を固定するための係止部が一体的に設けられている、請求項１〜６のいずれか１項に記載のテレビジョン装置。
8. 前記第１の基板は、リモコンの受光部を含むセンサ基板であり、
   前記第２の基板は、電源操作のためのスイッチを含む複数のスイッチが搭載されたスイッチ基板である、請求項１〜７のいずれか１項に記載のテレビジョン装置。

Images