JP2014126740A - 表示装置 - Google Patents

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隆史 工藤
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Abstract

【課題】表示パネルの強度を確保しつつ、狭額縁化する。
【解決手段】 表示装置10は、表示パネル1、表示パネル1を背面から支持するスタンド3、表示パネル1の下側を補強し、少なくとも表示パネルの背面に平行な片61a、これに垂直な片61bを有する補強フレーム6、表示パネル1裏面の下端近傍に設けられた、複数の表示パネル駆動回路(コネクタ32)、コネクタ32に対応する位置において、補強フレーム6に設けられたスリット7、を有し、スリット7は、片61a、片61bのうち、片61aのみに設けられる。
【選択図】図6

Description

本発明は、プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ等の表示装置に関し、特に表示パネルのフレームの狭額縁化を実現するための技術に関する。
近年、上記の表示装置においては、大型化、高画質化、多機能化が進んでいる。これと平行して外観デザインの改良も進んでいる。例えば、近年の傾向として、表示装置の奥行き方向のスリム化、表示パネルを囲むフレーム(特許文献1〜5)の幅を狭くする、いわゆる狭額縁化が進んでいる。
特開2007−178668号公報 特開2010−066883号公報 特開2005−117177号公報 特開2008−244681号公報 特開平6−342165号公報
上記の表示装置では、落下時の表示パネルの破損を防止する為に、表示パネルの裏面下辺側にフレーム状の補強金具を設けているものがある。しかし、この補強金具を表示パネルの裏面側に設けると、表示装置の奥行き方向の厚さが大きくなり、近年のデザインの傾向である薄型化の要望に反する。そこで、この補強金具を表示パネルの下側からはみ出るように設けることで、薄型化を保つこともできる。しかし、今度は補強金具が表示パネルの下側からはみ出して見えることになり、デザイン的な観点から好ましくない。そこで、この補強金具をフロントキャビネットを使用して前面側から覆うことが考えられるが、これによりキャビネットの幅を必要以上に大きくなってしまい、これが狭額縁化の障害となっていた。
以上の状況に鑑み、本発明は、表示パネルの強度を維持しつつ、かつ、薄型化の要請も満たしつつ、狭額縁化を実現することを目的とする。
本発明の表示装置は、表示パネル、表示パネルの下側を補強し、表示パネルの背面に平行な第1片、これに垂直な第2片を有する補強部材、表示パネル裏面の下端近傍に設けられた、複数の表示パネル駆動回路、前記駆動回路に対応する位置において、補強部材に設けられたスリット、を有し、前記スリットは、前記補強部材の第1片、第2片のうち、第1片に設けられる。
本発明によれば、表示パネルの強度を維持しつつ、かつ、薄型化の要請も満たしつつ、狭額縁化を実現することが可能となる。
表示装置10の前面斜視図である。 表示装置10の側面図である。 表示装置10の背面斜視図である。 バックカバー5を外したときの表示装置10の背面図である。 図4の一部を拡大した図である。 図4中のA−A’線での断面図である。 図4中のB−B’線での断面図である。 下辺補強フレーム6の斜視図である。 図8の一部を拡大した図である。 バックカバーを外したときの比較例に係る表示装置100の背面図である。 表示装置100の側方断面図である。 下辺フレーム200の斜視図である。 図1において、リモコンから赤外線を受光する部分の近傍を拡大した図である。 リモコンセンサ等を収容するケース9の斜視図である。 ケース9の側方断面図である。 図4の一部を拡大した図である。 表示装置10の側方断面図であり、導光部21を含むように切断した場合の図である。 導光部品20の上面図である。 導光部品20が装着されていない状態のケース9の上方斜視図である。 導光部品20が装着された状態のケース9の上方斜視図である。
以下、本発明の実施例である表示装置について、図面を参照して説明する。
(表示装置10の全体構造)
図1は、表示装置10の前面斜視図である。表示装置10は、表示パネル1、表示パネル1の前面の周囲部(表示パネル1の非表示領域)、及び側面を覆う前フレーム2、表示パネル1を背面から支持するスタンド3を有している(図1では、スタンド3のうち、土台31が表示されている)。前フレーム2は、樹脂部分2aと、金属部分2bからなる。金属部分2bは、表示パネル1の側面と前面の周囲部分を覆う。樹脂部分2aは、表示パネル1の前面において、金属部分2bに対し、接着又はネジ止めにより固定され、表示パネル1の非表示領域を覆う。金属部分2bの側面側には、前フレーム2を表示パネル1(のシャーシ)に固定する為のネジ穴が設けられている。また、金属部分2bは、左辺、上辺、右辺、下辺の4つのフレーム状部材に分かれており、各部材はコーナー部分で溶接により結合される。なお、本実施形態では表示パネル1はプラズマパネルであるが、これに代えて液晶パネル等、他のタイプの表示パネルであっても良い。
図2は、表示装置10の側面図であり、特に左側から見た図である。同図に示すように、テレビの背面側には表示パネル1を覆うバックカバー5が装着される。バックカバー5の側面部分にはLAN端子、HDMI端子等の各種端子が設けられている。本実施形態では、軽量化と低コスト化のため、バックカバー5は金属製であるが、これに代えて樹脂成型により製作されるものであっても良い。また、同図に示すように、表示装置10の本体(表示パネル1等)は、スタンド3(土台31、アーム32からなる)により支持されている。アーム32は、土台31の直上に設けられる支柱部32a、支柱部32aの上に設けられる台座部32b、及びバックカバー5の背面に取り付けられる取付部32cからなる。
(表示パネル1の支持構造)
図3は、表示装置10の背面図である。同図を参照して、アーム3の取付部32cには
、アーム3を表示パネル1の裏面に取り付けるためのネジ穴35a、35b、35c、35dが設けられる(表示パネル1の裏面にはこれらのネジ穴35に対応する位置に雌ネジが設けられる)。更にバックカバー5にも、これらのネジ穴に対応する位置に貫通孔が設けられる。これにより、取付部32c及びバックカバー5を表示パネル1に対してネジ止めすることができ、表示パネル1をスタンド3により支持することができる。
また、バックカバー5の周辺部にはバックカバー5を表示パネル1に対してネジ止めするためのネジ穴26(26a、26b等)が設けられている。
図4は、表示装置10の背面図であり、バックカバー5やスタンド32を取り外したときの図である。まず、表示パネル1は枠状の部材である前フレーム2に対し固定される。具体的には、前フレーム2は、表示パネル1の4つの側面に対してネジ止めされる。
また、表示パネル1の裏面側の周囲部分には、バックカバー5を固定する為の雌ネジ15(15a、15b等)が設けられており、これは図3で示したバックカバー5のネジ穴26に対応する位置に設けられる。
更に、表示パネルの左側、右側、下側には、表示パネル1が落下した際の破損を防止するための金属製の補強フレーム11、12、6がそれぞれ設けられている。これらの補強フレームも表示パネル1に対しネジ止めされている(例えば、補強フレーム6は、ネジ穴66を用いることで表示パネル1の裏面に対し、ネジ止めすることができる)。ここで、他の三辺と比較して特に補強フレーム6は強化された構造となっている。その理由は、(1)下側は表示パネル1の加重がかかりやすいこと、(2)通常は表示パネル1の下辺側を下にして使用するので落下時に影響を受けやすいこと、にある。なお、補強フレーム6の上側に位置するのは表示パネル1の駆動回路30の基板31である。以下、補強フレーム6について詳説する。
図5は、図4の一部を拡大した図である(図4において、A−A’線、B−B’線を含む位置)。同図に示すように、補強フレーム6には複数のスリット7が設けられる。各スリット7の奥、即ち、表示パネル1の裏面かつ周囲部には、表示パネル1を駆動するための駆動回路30(図4、及び図6参照)が配備される。スリット7は、この駆動回路30の修理や検査の目的で設けられている。詳しくは後述するが、特に駆動回路30上に配備されるコネクタ32部分の配線の確認を容易にする目的でスリット7が設けられている。また、補強フレーム6は、伝熱製の高い金属でできているため、駆動回路30からの熱の放熱を促進する機能も果たす。なお、補強フレーム6は、片61a、61c、61e等に分かれており、図6、7にも示すように、片61cを溝とするような形状となっている。
図6は、図4中のA−A’線での断面図であり、特に表示装置10の下側部分を拡大した図である。一方、図7は、図4中のB−B’線での断面図である。図6は、スリット7がある位置での断面であるのに対し、図7はスリット7がない位置での断面である点で相違する。これらの図に示すように、補強フレーム6は、表示パネル1の表示面に対して平行な片61a、61c、61e、及び表示面に対して垂直な片61b、61d、61fを有している。
図8は、補強フレーム6の斜視図である。図9はその一部分(特にスリット7がある部分の近傍)を拡大したものである。図9、及び図6を参照して、スリット7は、片61aにのみ設けられている。ここで、スリットの設計指針としては、(1)片61a、61bの両方にまたがるように設けることが考えられる。金属加工の容易性の観点からは、本指針が最適であるが、大きなスリットを設けることによるフレームの強度低下の問題がある。そこで、(2)片61aにのみ設ける、又は(3)片61bにのみ設けることが考えら
れる。これにより、フレーム強度の低下は防止できるが、金属加工のコストが上昇するというデメリットもある。更には(4)スリットの大きさ自体は小さくしつつも、片61a、61bの両方にまたがるように設けることも考えられる。以上のように各指針にはメリット、デメリットがあるが、発明者は指針(2)を採用することとした。その理由を以下に述べる。
図10は、出願人が表示装置10に先立って開発した表示装置100の背面図であり、バックカバーを取り外した状態の図である。図11は、表示装置100の側方断面図である。これらの図に示すように、表示装置100の下辺側の補強フレーム200は、第1フレーム160、第2フレーム170と2本のフレームで構成されている。第1フレーム160のうち、表示パネル101のシャーシ101cに最も接近している片163にはネジ穴が設けられている。また、シャーシ101cの片102上には、このネジ穴に対応する位置に雌ネジが設けられており、これらのネジ穴を利用して補強フレーム200がシャーシ101cに固定される。
また、フレーム160の下側には、フレーム160を補強するようにフレーム170が取り付けられる。この例では、フレーム160の片163にフレーム170の片172が取り付けられる。これにより、(奥行き方向の)薄型化の要請を満たしつつ、補強フレームを設けている。しかし、このフレーム170は、表示パネル101の下辺から下側にはみ出るように設けられることとなる。フレームが前方から見えるのは、デザイン(美観)の観点から好ましくないので、表示装置100では、このフレーム170を前カバーで隠していた。このことが下辺側の狭額縁化の障壁となっていた。
そこで、出願人は、フレームが表示パネルの下辺からはみ出るのを防ぐため、上記の2本フレーム構成を1本フレームにすることを検討した。しかし、単純に1本にするだけでは強度が低下する。具体的には、落下時の衝撃に対する表示パネル1の耐性が低下し、実用に耐えない恐れがある。これらの課題に鑑み、本願発明者は、補強フレーム200に設けられているスリットに着目した。
図12は、下辺フレーム200の斜視図である。同図に示すようにスリット180は、フレーム160の2つの片(片161と片162)にまたがって設けられている。発明者は、このスリットを可能な限り小さくすることにより、フレーム200の強度を確保(スリットを設けることによる強度低下を防ぐ)することに着目したのである。
ここで、スリットを設けた目的は、主として駆動回路の修理、点検にある。勿論、修理、点検作業のやりやすさ点から言えば、スリットは大きいほど好都合である。しかし、一定の大きさのスリットであれば、修理、点検作業は可能である。そこで、発明者は、作業効率と、フレーム強度確保の両方の観点から検討した結果、片61a(表示面に対して平行な片)にのみスリットを設けるようにすれば、作業効率性を確保しつつ、フレーム強度も確保できることを見出したのである。即ち、上述の指針(2)が最適であると判断した。
なお、指針(4)のように、片61aに設けたスリットの半分の大きさのスリットを、片61aと61bの両方に設ける(結果として、スリット70と同じ面積のスリットとする)ことも考えられるが、これだと駆動回路30が目視しにくくなるので、片61a、61bの両方に半分ずつの大きさのスリットを設けるのであれば、作業効率性の観点から、指針(2)のように片61aにのみスリットを設けるほうが好ましい。また、指針(3)だと、駆動回路30を目視することができなくなるので作業性の観点から好ましくない。
このように、表示装置10では、片61aにのみスリットを設けている。なお、図6及
び図9を参照すると、実際には片61aのみならず、片61bの一部もスリット7により切断されているようにも見える。しかし、これはあくまでも片61aにスリット7を設けたことに伴い、片61aの厚み分が切断されたのに過ぎない。つまり、本発明でいうところの「表示パネルと平行な片にのみスリットを設ける」とは、このように、片61bが片61aの厚み分だけ切断された場合も含むものとする。更には、加工の都合上、片61aの厚みよりも更に若干多めに片61bが切断されることもありえるが、これはあくまでも加工上の問題であり、片61b自体にスリット7を設けることを目的としたものではない。したがって、かかる場合であっても、本発明の技術的範囲に属するものと理解されるべきである。
再び、図6(或いは図7)を参照して、表示装置10の補強フレーム6以外の構造についても触れておく。既に述べたように、表示パネル1の背面側には表示パネル1を駆動するための駆動回路30(いわゆるパネルドライバ)が配備される。この駆動回路30は、基板31及び基板31上に配備されるコネクタ32等からなる。また、表示パネル1(本実施形態ではプラズマディスプレイパネル)は、前面パネル1a、背面パネル1b、及びシャーシ1cを有する。このうち、背面パネル1bには実際に発光を行う、赤、青、緑の蛍光体が配置され、これらの蛍光体が映像信号に応じて発光することにより、表示パネル1に映像が表示される。
駆動回路30の基板31と表示パネル1の背面パネル1bの間は、フレキ基板33内の配線により電気的に接続されており、表示パネル1を駆動するための電気信号はフレキ基板33を用いて伝送される。コネクタ32は、このフレキ基板33を受けるものである。補強フレーム6の片61aにはスリット7が設けられている。このスリット7は、ちょうどコネクタ32の位置に対応して設けられ、表示装置10の修理時、又は製造時にコネクタ32にフレキ基板33が正常に接続されているか否か、或いはコネクタ32が基板31に正常にハンダ付けされているか否か等を確認することを容易にするために設けられている。仮にスリット7が無いとすると、コネクタ32の接続状態を確認する為に、補強フレーム6をシャーシ1cから取り外す必要があり、煩雑である。
また、表示パネル1の駆動時にはフレキ基板33には電流が流れ、フレキ基板33が発熱する。この発熱による動作不良や、フレキ基板33の損傷を防ぐために、フレキ基板33と補強フレーム6の片61cの間には金属製の伝熱板34が設けられる。これにより、フレキ基板33からの熱を補強フレーム6に逃がすことができる。また、後述するように補強フレーム6は金属フレーム8に接続されており、この熱は外気に触れる金属フレーム8を介して、表示装置10の外部にも放出されることとなる。
なお、補強フレーム6を表示パネル1に取り付ける構造は、表示装置100の場合と同様である。即ち、補強フレーム6のうち、表示パネル1のシャーシ1cに最も接近している片61cにはネジ穴(図4、図5で示したネジ穴66が相当)が設けられている。一方、シャーシ1cの片12上には、このネジ穴に対応する位置にネジが設けられている。そして、フレーム6の片61cを、シャーシ1cの片12に対してネジ止めすることにより、フレーム6が表示パネル1のシャーシ1cに取り付けられる。
前フレーム2の下方には金属フレーム8が設けられている。この金属フレーム8は、加飾の目的と後述する各導光部21〜23を目立たなくさせる目的で設けられている。また、金属フレーム8は、前フレーム2の下辺側フレーム2aの内側(表示パネル1の側)で接着されている(例えば図6参照)。
加えて、金属フレーム8は、補強フレーム6に対しても固定される。図9を参照して、片61fには、雌ネジ65が設けられている。金属フレームの片8a(図6参照)には、
この雌ネジ65に対応するようにネジ穴を有するボス65が設けられている。これにより、金属フレーム8が補強フレーム6に対しネジ止めされることとなる。なお、ボス65は、片61fの面に対し、若干傾いている。即ち、表示装置10の後方側が低くなるよう傾斜している。これにより、金属フレーム8をネジ止めした場合、片8aの前方側が若干上方向に傾斜することとなり、その結果、片8cが前面パネル1aの前面に押し付けられることとなる。また、片8cには、前フレーム2が接着される。これらにより、前フレーム2と表示パネル1の間に大きな隙間が生じることを防止することができる。また、上述のようにバックカバー5は金属製であるため、シャーシ1c、フレキ基板33、駆動回路30等からの熱を外部に逃がす役目も果たしている。
以上のように、本実施形態のような補強フレーム6を採用した表示装置10によれば、表示装置10の裏面下方に設けられる補強フレームを従来の2本構成から1本構成にすることができるので、補強フレームが表示パネル1から下方にはみ出すことがなく、その結果、表示パネル1の下辺側の狭額縁化を実現できる。
(リモコンセンサの取付構造)
従来、リモコンからの赤外線を受光する受光センサは、表示パネルの下辺側に取り付けていた。この受光センサ及び処理回路(電流を電圧に変換するI/V変換回路)は一定の大きさ(面積)を有しており、従来の表示装置100では、補強フレーム200のうちの下側のフレーム170と、このフレーム170をカバー(目隠し)する前フレームの間にできた空間(例えば片173、174で囲まれる空間)を利用して、フォトセンサ等を配置することができていた。
しかし、上述の表示装置10のように補強フレーム6を1本フレーム構成とすると、補強フレーム6が、さほど表示パネル1の下方からはみ出ることがないので、補強フレームと前カバーの間に生じた空間を利用して受光センサ等を配置することができない。勿論、受光センサが下辺側フレームから下側にはみ出るように取り付けることも可能だが、デザイン的な観点から好ましくない。そこで、表示装置10では、以下説明する構造を採用している。
図13は、図1において、リモコンからの赤外線を受光する部分の近傍を拡大した図である。同図のように、前フレーム2の下方に設けられた金属フレーム8には、導光部21が取り付けられる。表示装置10では、受光センサ24は表示パネル1の底面側に配備されている(図15参照)。具体的には、受光センサ24は、回路基板24aに配置される。この回路基板24aには、受光センサ24の他、受光センサ24で光電変換された電流を電圧に変換するためのI/V変換回路を有している。リモコンからの赤外線は一旦導光部21に入射し、この導光部21等を伝播して受光センサに導かれる。つまり、補強フレームと前カバーの間に生じた空間には導光部のみを配置することとし、比較的大きな面積を要する回路基板24aは、表示パネル1の裏面に配置させることとしたのである。
なお、導光部21の右側には導光部22が取り付けられる、この導光部22は、表示パネル1の裏面側に配備される照度センサへ外光を導くためのものである。表示装置10では、照度センサにより検出された光量から設置場所(部屋)の明るさを検知し、これの明るさに基づいて、表示パネル1に表示される映像の明るさを制御している。例えば、部屋が暗い場合は、明るさを抑えた映像が表示されるよう制御される。
導光部22の更に右側には導光部23が取り付けられる、この導光部23は、表示パネル1の裏面側に配備されるLEDからの光を表示パネル1の前面に導くためのものである。なお、このLEDは、通常のテレビ装置に見られるように、電源のオン/オフ状態を示すためのものである。なお、導光部21、22、23は、導光部品20により一体化され
ている(後述の図18参照)。
図14は、導光部品20を収容するケース9の斜視図である。同図のように、ケース9には、導光部21、22、23等が収容される。本実施形態では、ケース9は、黒色の樹脂が採用されている。また、図14に示されるように、導光部21、22は、光入射面となる前面が表示面に対して平行になっている。これに対して、導光部23は、光出射面となる前面が金属フレーム8の傾斜部8bに沿うように傾斜している。換言すれば、導光部21、22は、前側の一部が金属フレーム8の傾斜面8bから突出している(図17も参照)。導光部21の前面はリモコンからの赤外線を受光するものであるから、表示面と平行な面とした方が受光感度の点で好ましい。また、導光部22の前面は外光(環境光)を受光するものであるから、表示面と平行な面とした方が、受光感度が向上し、その結果、環境(部屋の明るさ)に応じた表示映像の制御等がより正確に実現できるので好ましい。
一方、導光部23からは有色(例えば、赤、青、或いは緑)の光が出射するので導光部21、22のように金属フレーム8の傾斜面8bから突出していると目立つこととなり、デザイン(美観)の観点で好ましくないと考えられる。逆に導光部21、22は透明であり、また金属フレームも灰色であり、かつ傾斜部8bは後方に沿っているから、導光部21、22が傾斜部8bから突出していたとしても、あまり目立つことは無く、美観上、特に問題が無いと考えられる。以上の理由から、導光部21、22と導光部23の前面の向きは相違する構成としているのである。
図15は、ケース9の側方断面図である。この図は、リモコン用の導光部21を含む面で切断したときのものであり、左が前面側、右が背面側である。導光部21は、前方は柱状となっている一方、後方は三角錐状になっている。その結果、導光部21の断面形状はあたかもナイフ状になっている。また、受光センサ24は、導光部21の上面の最も奥側の位置、即ち、上記のナイフ形状の先端部分に対向する位置に設けられている。
前面からのリモコン赤外線は、透明樹脂製の導光部21の前面から入射し右側の傾斜面21bへ導かれる(尚、斜め方向から赤外線が入射した光のうち、導光部21の下面、上面或いは側面から導光部21の外に出射することにより、傾斜面21bに導かれないものもある)。傾斜面21bは、表示パネル1の表示面に対して、おおよそ45度、傾斜している。傾斜面21bには鏡面加工が施されており、傾斜面21bに到達した光の少なくとも一部は、この傾斜面21bで反射することとなる。但し、傾斜面21bは完全反射面となっている訳ではなく、一部の光は傾斜面21bをそのまま透過する。傾斜面21bのすぐ外側には、ケース9の傾斜面91aが配備される。即ち、ケース9には、導光部21の形状に合わせるように凸部91が設けられている。そして、傾斜面91aには鏡面加工が施されている。したがって、傾斜面21bから出射した光は、この傾斜面91aで上方向に反射し、そして再び傾斜面21bから導光部21に入射する。導光部21に再入射した光は導光部21の上面から再び導光部21の外に出射することとなる。
導光部21の上側には受光センサ24が配置されている。この受光センサ24は、回路基板24aの下面に設けられており、導光部21から再出射した光は、この受光センサ24に入射することになる。以上のようにして、リモコンからの赤外線光が受光センサ24に導かれる。なお、受光センサ24は、導光部21の上面の奥側に対向する位置に設けられており、導光部21の傾斜面21bの面積と比較して小さい。従って、導光部21の傾斜面21bに到達した全ての光が受光センサ24に到達する訳ではない。但し、極力多くの光が受光センサ24に到達するよう、傾斜面21bの傾斜角位置が設計されている。
また、表示パネル1の下方には導光部21のみを設け、受光センサ24は設けていない
。そして、この導光部21等を使って、表示パネル1の底面に設けた受光センサ24に光を導いている。これにより、狭額縁化を実現した表示装置においても、リモコン用の受光センサを適切に配置することができている。また、傾斜面21bに反射膜を蒸着する代わりに導光部21の傾斜面21bに沿うように樹脂製のケース9に凸部を設けておき、その凸部を鏡面加工している。つまり、導光部21を収納するケース9を、リモコン赤外光の光路変更にも活用しているので、低コスト化を実現している。また、導光部21の傾斜面21bを鏡面加工するのに加えてケース9側にも鏡面加工しているので、光の反射効率が向上し、結果として、受光センサ24へ到達する光の割合が増加している。なお、導光部21を用いずに、ケース9で鏡面加工させることのみによりリモコンからの赤外光を受光センサ24に到達させることも可能である。但し、導光部21を用いた方が斜めから入射する光がより多く受光センサ24に導かれること等、受光感度の点を考慮すると、導光部21を用いた方が有利であるし、また、導光部21がないと、金属フレーム8の開口が逆に目立つこととなり、デザイン(美観性)の観点からも好ましくない。一方、導光部21を用いれば、上述した理由により、美観上の問題も解決できる。
基板25の上側にあるのは、カバー26である。受光センサ24で受光された光量は電気信号に変換され、コネクタ27を介して所謂メインボード(放送信号の処理や画像処理を行う回路等が搭載されているボード)へ伝送される。なお、図15及びその他の図では省略されているが、基板25の下面には、上述の照度センサや、LEDも配備される。
上述のように、本実施形態では、導光部21の傾斜面21bに反射膜を蒸着する代わりに、傾斜面21bを鏡面加工している。これにより、反射膜の材料コストを抑え、低コスト化を実現している。但し、鏡面加工とした場合、反射膜を蒸着した場合と比較して反射率が低下してしまい、このままでは受光センサ24に到達しない光の割合が増えてしまう。そこで本実施形態では、導光部21の傾斜面21bに沿うように樹脂製のケース9に凸部を設けておき、その凸部を鏡面加工している。これにより、導光部21の傾斜面21bで反射できなかった光を受光センサ24の方向へ導くことが可能となる。これらの構成により、低コスト化と光の高利用効率化を実現している。
更に、導光部21を収納するケース9を、リモコン赤外光の光路変更にも活用しているので、低コスト化を実現している。なお、導光部21を用いずに、ケース9で鏡面加工させることのみによりリモコンからの赤外光を受光センサ24に到達させることも可能である。但し、導光部21を用いた方が斜めから入射する光がより多く受光センサ24に導かれること等、受光感度の点を考慮すると、導光部21を用いた方が有利であるし、また、導光部21がないと、金属フレーム8の開口が逆に目立つこととなり、デザイン(美観性)の観点からも好ましくない。一方、導光部21を用いれば、上述した理由により、美観上の問題も解決できる。
次にケース9を表示装置10の本体に取り付ける構造を説明する。図16は、表示装置10を背面図であり、図4の一部を拡大した図である。まず、金属フレーム8には、右から順に孔81、82、83が設けられている。これらの孔はそれぞれ導光部21、22、23を通過させるためのものである。また、補強フレーム6の片61eには一対のネジ穴68a、68bが設けられている(このネジ穴68a、bにはタップが切られており、雌ネジとして作用する)。これに対応させて、ケース9にも一対のネジ穴93a、93bが設けられている。よって、まず導光部21〜23をケース9に取り付け、次にそれらの導光部を孔81〜83にそれぞれ挿入する。そして、第1のネジを、ネジ穴93aを介してネジ穴68aにねじ込み、第2のネジを、ネジ穴93bを介してネジ穴68bにねじ込む
ことにより、ケース9が補強フレーム6に対して固定される。
このように、本実施形態では、導光部21、受光センサ24等の受光ユニットをケース
9に収納している。したがって、表示装置のデザイン変更に伴い、フレーム等の形状を変更することになっても、ケース単位での対応が可能なので、受光光学系自体を変更する必要が無く、デザイン変更に容易に対応できる。
(導光部品20の構造)
図18は、導光部品20の上面図である。上記では、導光部品20のうち、特にリモコンからの赤外光を受光する構成を中心に説明してきた。しかし、導光部品20は、これ以外にも照度センサへ導光する導光部22や、LEDからの光を導光する導光部23を備えている。このように予め一体的に形成しておけば、表示装置10の組み立て工数が低減できるので生産効率が向上し、また量産効果により受発光部の製造コストを低減できる。
以下では、導光部品20の構造について述べておく。なお、図19は、導光部品20が装着されていない状態のケース9の上方斜視図であり、図20は、導光部品20が装着された状態のケース9の上方斜視図である。
図18で示す導光部品20は、各部分が透明な樹脂部材でできている。まず、導光部21と22の間は壁部42で区画されている。導光部21は、脚状部21d、21eを有している。このうち、左側にある脚状部21dは、導光部品20の左側壁47と接続され、右側にある脚状部21eは壁部42と接続される。これらの構造により、導光部21は導光部品20の本体に接続される。このような構成とすることにより、極力導光部21と導光部品20の接続部分の面積を減らすことができ、その結果、導光部21を伝送する赤外光が導光部品20の他部分(照度センサ)に伝播することを防いでいる。逆に、導光部22に入射した光が導光部21の方向へ伝播することにより、受光センサ24におけるSN比が低下してしまうことを防ぐこともできる。なお、壁部42の脚状部21e接続部近辺には開口42aが設けられており、これにより、導光部21、22間の不必要な光の伝播を更なる低減を図っている。
また、導光部21の後方には開口44が設けられている。この開口44には、ケース9の凸部91が挿入される(図19、20参照)。受光センサ24(及びこれを搭載する回路基板24a)は、この開口44の上側に配置されることとなる。
導光部22の後方には照度センサ(或いは照度センサを備えた受光回路基板)を搭載するための搭載部48が設けられている。また、導光部23の後方にはLED(或いはLEDを備えた駆動回路基板)を搭載するための搭載部49が設けられている。導光部22と、導光部23は、透明な樹脂製の部材41により支持されるが、部材41の導光部22と、導光部23の間には開口43a、b、cが設けられている。このうち、開口43cには、ケース9の仕切板94が挿入される。ケース9は黒色の樹脂製であるため、仕切板94が挿入されることにより、LEDと照度センサの間を伝播する光を遮断することができる。これにより、LEDから出射した光が照度センサに伝播して照度センサのSN比が低下することを防ぐことができる。
なお、ケース94の左側には、円柱状の突起部95が設けられている。これは、開口43bに挿入されることとなり、主に導光部品20とケース9の位置決めの目的で利用される。また、ケース9の前面側には、導光部21、22、23をそれぞれ挿入するための挿入口96a、96b、96cが設けられている。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
本発明は、液晶テレビ、プラズマテレビの画像表示装置などに適用可能である。
1 表示パネル
2 前フレーム
3 スタンド
5 バックカバー
6 フレーム
7 スリット
8 金属フレーム
9 ケース
10 表示装置
24 受光センサ

Claims (3)

  1. 表示パネルと、
    表示パネルの下側を補強し、表示パネルの背面に平行な第1片、これに垂直な第2片を有する補強部材と、
    表示パネル裏面の下端近傍に設けられた、複数の表示パネル駆動回路と、
    前記駆動回路に対応する位置において、補強部材に設けられたスリットを備え、
    前記スリットが、前記補強部材の第1片、第2片のうち、第1片に設けられることを特徴とする表示装置。
  2. 前記表示パネル駆動回路と前記表示パネルを接続する配線部材と、
    表示パネル駆動回路上に設けられ、該配線部材が接続されるコネクタを更に有し、
    前記スリットが、前記コネクタと対向する位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記配線部材は、フレキ基板であることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
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