JP3159765U - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光源を正しく位置決め出来、液晶セルの交換を容易にした液晶表示装置を提供する。【解決手段】光源5を保持するための保持リブを形成した光源保持枠4を備えたことで、光源5を正しく位置決めして取付けることができると共に、バックシャーシ9に光源保持枠4を取付けるための取付け部としての取付孔を形成したことで、バックシャーシ9に、反射シート8と、導光板6と、光学シート7と、光源5を保持した光源保持枠4とを一体に取付けることができ、バックライトが一体化する。【選択図】図1
Description
本考案は、液晶テレビジョン受像機などの液晶表示装置に係るものであり、詳しくは、液晶表示装置のフロントキャビネットに液晶セルとバックライトを取り付ける構造に関するものである。
液晶テレビジョン受像機などの液晶表示装置は、筐体となるフロントキャビネットとリアキャビネットの内部に、映像を表示する液晶表示パネルと、音声を出力するスピーカと、テレビジョン放送信号を受信する回路、液晶表示パネルに映像信号を出力する回路、スピーカに音声信号を出力する回路、装置の制御を行う回路などの電子部品を実装した信号処理回路基板と、装置内部に電源を供給する電源回路の電子部品を実装した電源回路基板を収容している。液晶表示パネルは、液晶セルと液晶セルの背面から光を照射するバックライトを重ねたもので、一般的には液晶セルとバックライトはベゼルと称される金属性の枠体に組み付けられて一体化している。
一方、液晶表示装置の薄型化・軽量化を図る為に、ベセルを使用することなく、液晶セルとバックライトを筐体となるフロントキャビネットに直接取付けて構成した液晶表示装置も知られている。例えば、特許文献1の液晶表示装置は、フロントキャビネットに液晶セルとバックライトの構成部品である光学シートと導光板と反射シートを順に組み付ける構造である。また、バックライトの光源である蛍光ランプはリフレクターと組み合わせた状態で導光板に取付けられている。
特許文献1の液晶表示装置は、フロントキャビネットに液晶セルとバックライトの構成部品である光学シートと導光板と反射シートを順に組み付ける構造であるため、修理において液晶セルを交換するときには、反射シートと導光板と光学シートを順に取り外してから液晶セルを交換し、そして光学シートと導光板と反射シートを順に組み付けることになる。このように液晶セルを交換するためには、バックライトの構成部品の一つ一つを取り外さなければならず、埃などがバックライトの構成部品の間に侵入し二次不良となる可能性が高くなるという問題がある。また、蛍光ランプはリフレクターと組み合わせた状態で導光板に取付けているため、装置が大型化するほど、蛍光ランプは導光板のサイズに合わせて長くなるため、蛍光ランプと導光板との位置決めが困難になることが考えられる。
本考案の目的は、光源を正しく位置決め出来、液晶セルの交換を容易にした液晶表示装置を提供することにある。
請求項1の考案は、フロントキャビネットとリアキャビネットからなる筐体の内部に、映像を表示する液晶セルと、液晶セルの背面から光を照射するエッジライト方式のバックライトと、液晶セルに映像を表示するための回路基板とを収容した液晶表示装置であって、前記バックライトは、光源と、光学シートと、導光板と、反射シートと、枠状で光源を保持するための保持リブを形成した光源保持枠と、バックライトの背面を覆うバックシャーシとを有し、前記バックシャーシに、前記光源保持枠を取付けるための取付け部と、バックシャーシをフロントキャビネットに取付けるための取付け部とを形成したことを特徴とする。
請求項2の考案は、前記バックシャーシには、上端と下端を垂直に折り曲げて縁を形成し、前記光源保持枠には、前記導光板の側面から漏れる光を遮蔽するための光遮蔽リブと、前記縁を位置決めするための位置決めリブを形成したことを特徴とする。
請求項3の考案は、前記フロントキャビネットには、前記液晶セルを位置決めするためのリブと、前記バックシャーシを取付けるためのボスを形成したことを特徴とする。
請求項1の考案によれば、バックシャーシに光源保持枠を取付けるための取付け部を形成したことで、バックシャーシに、反射シートと、導光板と、光学シートと、光源を保持した光源保持枠とを一体に取付けることができる。これにより、液晶セルを交換するときに、一体化したバックライトを取り外すだけで良く、バックライトの構成部品の一つ一つを取り外す必要がなくなるため、液晶セルの交換が容易にできると共に、埃などがバックライトの構成部品の間に侵入することが防止できる。また、光源を保持するための保持リブを形成した光源保持枠を備えたことで、光源を正しく位置決めして取付けることができる。
請求項2の考案によれば、光源保持枠にバックシャーシの縁を位置決めするための位置決めリブを形成したことで、バックシャーシに光源保持枠を位置決めして取付けることができる。また、光源保持枠に導光板の側面から漏れる光を遮蔽するための光遮蔽リブを形成したことで、一体化したバックライトの側面から光が漏れることがない。
請求項3の考案によれば、フロントキャビネットに液晶セルを位置決め出来ると共に、一体化したバックライトを取付けることが出来る。
このように、フロントキャビネットに液晶セルとバックライトの構成部品を組み付ける構造において、バックライトを一体化することで、液晶セルの交換が容易にできると共に、埃などがバックライトの構成部品の間に侵入することが防止できる。
図1から図5を参照して本考案の実施形態を説明する。図1は液晶表示装置の分解斜視図、図2は光源保持枠の部分斜視図、図3はバックシャーシの部分斜視図、図4はフロントキャビネットの部分斜視図、図5は液晶表示装置の背面図である。なお、本考案はその主旨に反しない範囲で、実施例において説明した構成以外のものに対しても適用可能である。
図1は、液晶表示装置の分解斜視図で、リアキャビネットと回路基板とスピーカは省略している。同図に示すように、液晶表示装置1は、筐体となるフロントキャビネット2に、映像を表示する液晶セル3と、液晶セル3の背面から光を照射するバックライトを組み付ける構成としている。バックライトは、エッジライト方式で、光源としてのランプ5と、ランプ5の光を面照射にする導光板6と、光を拡散させて輝度ムラを低減するための光学シート7と、光を反射する反射シート8と、ランプ5を保持するための光源保持枠4と、バックライトの背面を覆うためのバックシャーシ9とを備える。
図2は、光源保持枠の部分斜視図である。同図に示すように、光源保持枠4には、導光板6の上側面と下側面に光源となるランプ5,5を配置するために、略長方形の枠の上辺と下辺にそれぞれ、ランプ5を位置決めして保持するための保持リブ41,42を形成する。また、導光板6の側面から漏れる光を遮蔽するために、略長方形の枠の全周に亘って光遮蔽リブ43を形成する。実施例においては、上辺の保持リブ42は、ランプ5を保持するだけでなく光遮蔽リブとしても兼用している。また、光源保持枠4には、光源保持枠4をバックシャーシ9に取付けるための取付片45を形成し、取付片45にはネジ締め用の孔46を形成する。なお、光源をランプ(CCFL)としているが、発光ダイオード(LED)であっても良い。光源が発光ダイオードの場合には、発光ダイオードを並べて実装した回路基板を位置決めして保持するための保持リブを光源保持枠4に形成する。
図3は、バックシャーシの斜視図で、図3(a)は全体図、図3(b)は右上のコーナー部分を拡大した図である。同図で示すように、バックシャーシ9は、バックライトの背面を覆うようにするために略長方形とし、各辺の端を垂直に折り曲げた縁94を形成する。また、光源保持枠4の取付片45に対応する位置にネジ締め用の取付孔91を形成する。これにより、バックシャーシ9に、反射シート8と、導光板6と、光学シート7とを順に収容した後に、ランプ5を保持した光源保持枠4をバックシャーシ9にネジ締めすることで、バックライトを一体化することができる。そして、バックシャーシ9には、バックシャーシ9をフロントキャビネット2に取付けるための取付片92を形成し、取付片92にはネジ締め用の孔93を形成する。これにより、フロントキャビネット2に液晶セル3を保持した後に、一体化したバックライトをフロントキャビネット2にネジ締めすることで、フロントキャビネット2に液晶セル3とバックライトを取り付けることが出来る。また、バックシャーシ9の背面に回路基板を取付けるための基板取付部95を形成する。これにより、バックシャーシ9の背面に回路基板を取り付けることが出来る。
図4は、フロントキャビネットの斜視図で、図4(a)は全体図、図4(b)は右上のコーナー部分を拡大した図である。同図で示すように、フロントキャビネット2には、液晶セル3の表示画面を露出するための開口部21を形成し、開口部21の近傍に液晶セル3を位置決めして保持するための位置決め用リブ22を形成する。また、バックシャーシ9の取付片92に対応する位置にネジ締め用のボス23を形成する。そしてフロントキャビネット2にリアキャビネットをネジ締めするためのボス24と、スピーカをネジ締めするためのボス25も形成する。
図5は、液晶表示装置の背面図で、内部の配置がわかるようにリアキャビネットを省略している。同図に示すように、バックシャーシ9の背面には、液晶セル3に映像を表示するための回路基板としての、テレビジョン放送信号を受信する回路、液晶表示パネルに映像信号を出力する回路、スピーカに音声信号を出力する回路、装置の制御を行う回路などの電子部品を実装した信号処理回路基板11と、装置内部に電源を供給する電源回路の電子部品を実装した電源回路基板12と、液晶セルの各素子を制御するドライブ基板13とを取付ける。また、スピーカ102,102も取付ける。そして最後にリアキャビネットをフロントキャビネット2に取付ける。
このように、光源5を保持するための保持リブ41,42を形成した光源保持枠4を備えたことで、光源5を正しく位置決めして取付けることができると共に、バックシャーシ9に光源保持枠4を取付けるための取付孔91を形成したことで、バックシャーシ9に、反射シート8と、導光板6と、光学シート7と、光源5を保持した光源保持枠4とを一体に取付けることができ、バックライトの一体化が可能となる。これにより、液晶セル3を交換するときに、一体化したバックライトを取り外すだけで良く、バックライトの構成部品の一つ一つを取り外す必要がなくなるため、液晶セル3の交換が容易にできると共に、埃などがバックライトの構成部品の間に侵入することを防止できる。また、埃などが液晶セル3とバックライトの間に侵入した場合であっても、一体化したバックライトを取り外すだけで良いため、埃の除去が容易にできる。
また、光源保持枠4に位置決めリブ44を形成したことで、バックシャーシ9の縁94を光源保持枠4の位置決めリブ44に合わせることで、バックシャーシ9に対して光源保持枠4を位置決めして取付けることができる。また、光源保持枠4に導光板6の側面から漏れる光を遮蔽するための光遮蔽リブ43を形成したことで、一体化したバックライトの側面から光が漏れることがない。
1 液晶表示装置
2 フロントキャビネット
3 液晶セル
4 光源保持枠
5 ランプ(光源)
6 導光板
7 光学シート
8 反射シート
9 バックシャーシ
22 位置決め用リブ
23 ボス
41,42 保持リブ
43 光遮蔽リブ
44 位置決めリブ
45 取付片
91 取付孔
94 縁
2 フロントキャビネット
3 液晶セル
4 光源保持枠
5 ランプ(光源)
6 導光板
7 光学シート
8 反射シート
9 バックシャーシ
22 位置決め用リブ
23 ボス
41,42 保持リブ
43 光遮蔽リブ
44 位置決めリブ
45 取付片
91 取付孔
94 縁
Claims (3)
- フロントキャビネットとリアキャビネットからなる筐体の内部に、映像を表示する液晶セルと、液晶セルの背面から光を照射するエッジライト方式のバックライトと、液晶セルに映像を表示するための回路基板とを収容した液晶表示装置であって、前記バックライトは、光源と、光学シートと、導光板と、反射シートと、枠状で光源を保持するための保持リブを形成した光源保持枠と、バックライトの背面を覆うバックシャーシとを有し、前記バックシャーシに、前記光源保持枠を取付けるための取付け部と、バックシャーシをフロントキャビネットに取付けるための取付け部とを形成したことを特徴とする液晶表示装置。
- 前記バックシャーシには、上端と下端を垂直に折り曲げて縁を形成し、前記光源保持枠には、前記導光板の側面から漏れる光を遮蔽するための光遮蔽リブと、前記縁を位置決めするための位置決めリブを形成したことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記フロントキャビネットには、前記液晶セルを位置決めするためのリブと、前記バックシャーシを取付けるためのボスを形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010001593U JP3159765U (ja) | 2010-03-12 | 2010-03-12 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010001593U JP3159765U (ja) | 2010-03-12 | 2010-03-12 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3159765U true JP3159765U (ja) | 2010-06-03 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010001593U Expired - Fee Related JP3159765U (ja) | 2010-03-12 | 2010-03-12 | 液晶表示装置 |
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JP (1) | JP3159765U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109323746A (zh) * | 2018-10-22 | 2019-02-12 | 中山佳维电子有限公司 | 电子秤背光模组以及电子秤 |
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2010
- 2010-03-12 JP JP2010001593U patent/JP3159765U/ja not_active Expired - Fee Related
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