JP2011169311A - エキゾーストマニホールド - Google Patents

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Abstract

【課題】シリンダヘッドに形成された排気ポートに冷却アダプタを介してエキゾーストマニホールドを接続する内燃機関において早期の触媒暖機を可能とする。
【解決手段】各ペアの分岐通路14,16及び分岐通路18,20において、その間に非接触部10c,12cが形成されている。このためエキゾーストマニホールド2と冷却アダプタとの間の主要な伝熱は、開口部14a〜20a及び非接触部10c,12cの周囲に形成された接続面10a,12aと冷却アダプタの接続面との間に限られる。したがって内燃機関冷間時において冷却アダプタによるエキゾーストマニホールド2の冷却が抑制され、排気がエキゾーストマニホールド2により冷却されにくくなる。このため排気の熱量により触媒コンバータ32に収納されている触媒を早期に活性化温度まで昇温させることができ、迅速に触媒作用を発揮させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関のシリンダヘッドに形成された排気ポートに冷却アダプタを介して接続されるエキゾーストマニホールドに関する。
シリンダヘッドとエキゾーストマニホールドとの間に冷却アダプタを配置することにより、内燃機関の排気系部品の熱害を防止する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
内燃機関の冷間始動時にエキゾーストマニホールドからの放熱量を抑制して下流の触媒の温度上昇を促進する触媒コンバータが知られている(例えば特許文献2参照)。
実開昭64−15718号公報(第1頁、図2〜5) 実開平6−30425号公報(第6〜7頁、図3)
特許文献1の冷却アダプタを用いている場合、内燃機関冷間時においても冷却アダプタによる排気の冷却がなされる。しかも冷却アダプタへの伝熱によりエキゾーストマニホールドの昇温が遅延し、エキゾーストマニホールドよりも下流に設けられた触媒暖機完了までの時間が長くなるおそれがある。
特許文献2では、冷間時においてエキゾーストマニホールドの外周面からの放熱抑制を考慮した技術思想であり、特許文献1,2を組み合わせたとしても、冷却アダプタによる排気冷却促進を防止できる発想は生じない。
特に特許文献2の図3における仕切壁10の形状は、単に排気流の分離を考慮したのみであり、この仕切壁10の形状は冷却アダプタへの適用については考慮されていない。したがって特許文献2の構成を冷却アダプタに適用すると冷却が促進されることになり冷却アダプタへ適用する技術思想を生じることは困難である。
本発明は、シリンダヘッドに形成された排気ポートに冷却アダプタを介してエキゾーストマニホールドを接続する内燃機関において早期の触媒暖機を可能とすることを目的とするものである。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用・効果について記載する。
請求項1に記載のエキゾーストマニホールドは、内燃機関のシリンダヘッドに形成された排気ポートに冷却アダプタを介して接続されるエキゾーストマニホールドであって、前記冷却アダプタに対して接続される接続面に複数の分岐通路の開口部を有し、隣接する前記開口部の間に、前記冷却アダプタに接触しない非接触部を設けたことを特徴とする。
冷却アダプタに対して接続されるエキゾーストマニホールドの接続面には複数の分岐通路の開口部が形成されている。そして隣接する開口部の間には、冷却アダプタに接触しない非接触部が設けられている。このような非接触部では、冷却アダプタとエキゾーストマニホールドとの間には気体、ここでは排気が存在するので、直接的な伝熱はなされない。
このため内燃機関冷間時において、主要な伝熱は、複数の開口部を周辺にて囲む部分の接続面と冷却アダプタとの間になる。このことから冷却アダプタにエキゾーストマニホールドの熱量が奪われる程度は、非接触部がない場合に比較して制限されることになる。
このように内燃機関冷間時において冷却アダプタによりなされるエキゾーストマニホールドの冷却の程度が抑制されることに伴って、排気からエキゾーストマニホールドにより奪われる熱量の程度が抑制される。このため排気の熱量によりエキゾーストマニホールドより下流の触媒を早期に活性化温度まで昇温させることができ、迅速に触媒作用を発揮させることができる。
請求項2に記載のエキゾーストマニホールドでは、請求項1に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記非接触部は、隣接する前記開口部同士を前記接続面において連通状態としていることを特徴とする。
このように非接触部は、隣接する前記開口部同士を接続面において連通状態とするものでも良い。隣接する開口部同士を接続面にて連通状態としても、排気は冷却アダプタにて分流された流れとなってエキゾーストマニホールドに到達していることから、排気干渉は大きな問題とならない。
請求項3に記載のエキゾーストマニホールドでは、請求項2に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記複数の分岐通路の分離が、前記接続面側にて不完全とされていることにより前記非接触部が形成されていることを特徴とする。
このように接続面側にて分岐通路の分離を不完全とすること、すなわち接続面側にて分離していない部分が存在することは、この分離していない部分が分岐通路を連通していることを示している。この分離不完全の部分により前述したごとくの作用・効果を生じる非接触部が実現できる。
請求項4に記載のエキゾーストマニホールドでは、請求項3に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記分岐通路間にて前記分岐通路を分離する壁部が前記接続面側にて形成されていないことにより前記複数の分岐通路の不完全な分離を実現していることを特徴とする。
接続面側にて分岐通路を分離する壁部を形成していないことにより、この壁部の非形成部分にて冷却アダプタに対する非接触部が実現でき、前述したごとくの作用・効果を生じさせることができる。
請求項5に記載のエキゾーストマニホールドでは、請求項3に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記分岐通路間にて前記分岐通路を分離する壁部が、前記接続面側の先端が凹状に形成されていることにより前記複数の分岐通路の不完全な分離を実現していることを特徴とする。
このように壁部において接続面側の先端を凹状に形成することによっても冷却アダプタに対する非接触部が実現でき、前述したごとくの作用・効果を生じさせることができる。
請求項6に記載のエキゾーストマニホールドでは、請求項1に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記複数の分岐通路の分離が、前記接続面側から分岐通路の集合部に至るまで不完全とされていることにより前記非接触部が形成されていることを特徴とする。
尚、分岐通路の分離は、接続面側のみでなく、接続面側から分岐通路の集合部に至るまで不完全とされていても良く、このことにより接続面での非接触部を実現しても良い。
このようなエキゾーストマニホールドであれば部分的な不完全よりも形状が単純になり、成形が容易となる。
更に排気干渉は、既に排気は冷却アダプタにて分流された流れとなってエキゾーストマニホールドに到達していることから大きな問題とならない。
請求項7に記載のエキゾーストマニホールドでは、請求項6に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記複数の分岐通路間が、エキゾーストマニホールドの壁面から内部空間に突出する凸部により不完全な分離状態で形成されていることを特徴とする。
このように分岐通路間にて壁面に凸部を形成することにより不完全分離としても良い。このように凸部を形成することにより、分岐通路間は狭小な隙間を介して連通しているため、排気干渉抑制のための仕切壁の役目を果たすことができる。
請求項8に記載のエキゾーストマニホールドでは、請求項1〜7のいずれか一項に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記分岐通路の開口部の配列方向とは直交する方向での前記非接触部の幅は、前記分岐通路の開口部の直径より小さくされていることを特徴とする。
このように開口部間に存在する非接触部の幅を開口部の直径より小さくすることで、非接触部を含めた複数の開口部全体が長孔状や楕円状を呈するのではなく、開口部間にてくびれた状態に形成されることになる。
このことにより、開口部の間が完全に連通状態にあっても排気流の気筒毎の分離をより確実にでき、気筒間の排気干渉をより効果的に抑制できる。
請求項9に記載のエキゾーストマニホールドでは、請求項1に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記接続面と前記冷却アダプタとの間にガスケットを配置してこのガスケットを介して前記接続面は前記冷却アダプタに接続されると共に、前記接続面で隣接する前記開口部の間に対応する位置における前記ガスケットの形状によって、前記接続面側に前記非接触部が設定されたことを特徴とする。
ガスケットを挟んでエキゾーストマニホールと冷却アダプタとが間接的に接触する場合には、ガスケットの形状によって非接触部を実現しても良い。このことによっても、冷却アダプタとエキゾーストマニホールドとの間にてガスケットが介在する伝熱は、この非接触部において抑制されることになる。
このため内燃機関冷間時において、冷却アダプタによりエキゾーストマニホールドの熱量が奪われる程度は非接触部がない場合に比較して抑制され、エキゾーストマニホールドより下流の触媒を早期に活性化温度まで昇温させることができ、迅速に触媒作用を発揮させることができる。
請求項10に記載のエキゾーストマニホールドでは、請求項9に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記ガスケットは、前記接続面で隣接する前記開口部の間に対応する位置に、前記接続面と前記冷却アダプタとのいずれか一方又は両方に接触しない領域を設けたことを特徴とする。
ガスケットの形状としては、エキゾーストマニホール側の接続面と冷却アダプタとのいずれか一方又は両方に接触しない領域を設けることにより、間接的な意味においてもエキゾーストマニホールが冷却アダプタに接触しない状態とすることができる。
このことによりガスケットが介在する伝熱は、前述した一方又は両方に接触しない領域により抑制できる。
請求項11に記載のエキゾーストマニホールドでは、請求項10に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記ガスケットは、前記接続面で隣接する前記開口部の間に対応する位置に、前記接続面と前記冷却アダプタとの両方に接触しない領域として、欠落領域を設けたことを特徴とする。
欠落領域をガスケットに設けることにより非接触部を形成することができる。このことによりガスケットを介在した冷却アダプタとエキゾーストマニホールドとの間の間接的な接触面積を低減させて、その間の伝熱を抑制できる。
請求項12に記載のエキゾーストマニホールドでは、請求項11に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記ガスケットは、前記接続面で隣接する前記開口部の間に対応する位置を、前記接続面で隣接する前記開口部の間の幅よりも狭小な形状とし、この形状の両側を前記欠落領域としたことを特徴とする。
隣接する開口部の間に相当する部分を完全に削除するのではなく、開口部の間よりも狭小な形状とすることによって欠落領域を設けて、冷却アダプタとエキゾーストマニホールドとの間の間接的な接触面積を低減させることができ、伝熱を抑制できる。
請求項13に記載のエキゾーストマニホールドでは、請求項11に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記ガスケットは、前記欠落領域として、前記接続面で隣接する前記開口部の間に対応する位置に貫通孔を形成したことを特徴とする。
このように貫通孔として欠落領域を設けることができる。貫通孔の面積により、冷却アダプタとエキゾーストマニホールドとの間の間接的な接触面積を低減させることができ、伝熱を抑制できる。
請求項14に記載のエキゾーストマニホールドでは、請求項10に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記ガスケットは、前記接続面で隣接する前記開口部の間に対応する位置に、前記接続面と前記冷却アダプタとの一方又は両方に接触しない領域として、他の部分よりも薄い領域を設けたことを特徴とする。
ガスケットにおいて、隣接する前記開口部の間に対応する位置に、他の部分よりも薄い領域が存在することにより、この領域の面積により、冷却アダプタとエキゾーストマニホールドとの間の間接的な接触面積は低減される。このことで冷却アダプタとエキゾーストマニホールドとの間の伝熱を抑制できる。
請求項15に記載のエキゾーストマニホールドでは、請求項1〜14のいずれか一項に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記冷却アダプタは内部に冷却水通路を形成して、シリンダヘッドの排気ポートから流入する排気を冷却することを特徴とする。
このような冷却アダプタでは内燃機関冷間時において、冷却アダプタによる吸熱がエキゾーストマニホールドの下流にある排気浄化触媒の活性化を遅らせるおそれが高いが、本発明により、触媒を早期に活性化温度まで昇温させて、迅速に触媒作用を発揮させることができる。
実施の形態1のエキゾーストマニホールドの斜視図。 実施の形態1のエキゾーストマニホールドの正面図。 実施の形態1のエキゾーストマニホールドを内燃機関に適用した状態を示す平面図。 実施の形態1のエキゾーストマニホールドの部分破断斜視図。 実施の形態1のエキゾーストマニホールドの部分破断平面図。 実施の形態2のエキゾーストマニホールドの斜視図。 実施の形態2のエキゾーストマニホールドの正面図。 実施の形態2のエキゾーストマニホールドの部分破断斜視図。 実施の形態2のエキゾーストマニホールドの部分破断平面図。 実施の形態3のエキゾーストマニホールドの斜視図。 実施の形態3のエキゾーストマニホールドの正面図。 実施の形態3のエキゾーストマニホールドの部分破断斜視図。 実施の形態3のエキゾーストマニホールドの部分破断平面図。 実施の形態3のガスケットの斜視図。 実施の形態3のガスケットの正面図。 実施の形態3のエキゾーストマニホールドと冷却アダプタとをガスケットを介して接続する状態の説明図。 実施の形態3のエキゾーストマニホールドを内燃機関に適用した状態を示す平面図。 実施の形態4のガスケット及びエキゾーストマニホールドの一例を示す正面図。 実施の形態4のガスケット及びエキゾーストマニホールドの一例を示す正面図。 実施の形態4のガスケット及びエキゾーストマニホールドの一例を示す正面図。 他の実施の形態のエキゾーストマニホールドの部分破断斜視図。 他の実施の形態のエキゾーストマニホールドの部分破断平面図。 他の実施の形態のガスケット及びエキゾーストマニホールドを示す正面図。 他の実施の形態のガスケット及びエキゾーストマニホールドを示す正面図。 他の実施の形態のガスケット及びエキゾーストマニホールドを示す斜視図。 他の実施の形態のガスケット及びエキゾーストマニホールドを示す斜視図。
[実施の形態1]
図1は、上述した発明が適用されたエキゾーストマニホールド2の構成を表す斜視図、図2は正面図である。
このエキゾーストマニホールド2は直列4気筒内燃機関に用いられるものであり、図3の平面図に示すごとく、内燃機関のシリンダヘッド4に対して冷却アダプタ6を介して接続されるものである。
冷却アダプタ6は排気下流側の接続面8に排気ポート6a,6b,6c,6dを開口させている。この接続面8に対して、エキゾーストマニホールド2は、その上流端に形成した2つのフランジ10,12の接続面10a,12aにて当接することで接続され、ボルト孔10b,12bにてボルト締結されることで、冷却アダプタ6と共に内燃機関のシリンダヘッド4に一体化される。
エキゾーストマニホールド2の分岐通路14,16,18,20の開口部14a,16a,18a,20aは、それぞれ2つがペアとなって、各フランジ10,12の接続面10a,12aにそれぞれに設けられている。
1つのフランジ10に形成されている2つの開口部14a,16aの間の領域は接続面10aから凹状に落ち込んでいる。このことでエキゾーストマニホールド2が冷却アダプタ6へ接続された際に、フランジ10の接続面10aが冷却アダプタ6の接続面8に接触しないようにした非接触部10cが形成されている。
図2に示したごとく、この非接触部10cにおいて開口部14a,16aの配列方向とは直交する方向での幅Ypは、その開口部14a,16aの直径Xpよりも小さい。このことにより2つの開口部14a,16aは全体としてくびれた状態に連通して形成されている。
もう1つのフランジ12についても同様であり、2つの開口部18a,20a同士は非接触部12cを介して連通状態となっており、2つの開口部18a,20aは全体としてくびれた状態に連通して形成されている。
したがってエキゾーストマニホールド2を内燃機関に対して図3に示したごとく取り付けた場合、シリンダヘッド4の各排気ポート4a,4b,4c,4dから排出される排気は冷却アダプタ6内の各排気ポート6a〜6dを通過する際に、まず冷却される。この冷却は、冷却アダプタ6内にて排気ポート6a〜6dの周囲に形成されたウォータジャケットに対して、内燃機関のシリンダヘッド4やシリンダブロックから冷却水が供給されていたり、あるいは別途、異なる冷却系や水路から冷却水が供給されていることによりなされる。
冷却アダプタ6の排気ポート6a〜6dを通過する際に冷却された排気は、その接続面8に接続されたフランジ10,12に設けられた各開口部14a〜20aから、エキゾーストマニホールド2内部の各分岐通路14〜20に流れ込む。
これらの分岐通路14〜20は、その間の領域には、冷却アダプタ6側において上述したごとく非接触部10c,12cが形成されている。このことによりフランジ10,12の接続面10a,12aからエキゾーストマニホールド2の内部に少し入った位置までは、分岐通路14,16及び分岐通路18,20の間には、壁面に凸部22,24が形成されているのみであることから、フランジ10,12から集合部30までの間において分離が不完全とされている。
しかし、図4,5の破断図に示すごとく、これら凸部22,24よりも下流側には、各2つの分岐通路14,16及び分岐通路18,20を分離する壁部26,28が形成されている。尚、図4は部分破断斜視図、図5はその平面図である。このことにより各2つの分岐通路14,16及び分岐通路18,20の間の分離不完全状態は、冷却アダプタ6側のみとされており、このことで冷却アダプタ6の接続面8に対して接触しない非接触部10c,12cが形成されていることになる。
したがってこのようなエキゾーストマニホールド2を図3のごとく内燃機関に適用した場合、排気は、シリンダヘッド4の各排気ポート4a〜4dから冷却アダプタ6の各排気ポート6a〜6dへ、それぞれ気筒毎に分かれて流れる。そして排気は冷却アダプタ6からエキゾーストマニホールド2の各開口部14a〜20aへ流れ込み、分岐通路14〜20を流れて集合部30にて全排気流が合流する。そして排気は、下流側に配置されている触媒コンバータ32へ流入して浄化された後、マフラー等を介して外部に排出されることになる。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(1)各ペアの分岐通路14,16及び分岐通路18,20において、各2つの開口部14a,16a及び開口部18a,20aは、その間に非接触部10c,12cが形成されている。
この非接触部10c,12cは、内部の壁部26,28が接続面10a,12aに到達していないことにより、すなわち壁部26,28が接続面10a,12a側にて形成されていないことにより形成されている。
この非接触部10c,12cが存在することにより、この非接触部10c,12cでは冷却アダプタ6とエキゾーストマニホールド2との間には気体として排気が存在することにより、直接的な伝熱はなされない。
このため内燃機関冷間時において、エキゾーストマニホールド2と冷却アダプタ6との間の主要な伝熱は、開口部14a〜20a及び非接触部10c,12cの周囲に形成された接続面10a,12aと冷却アダプタ6の接続面8との間に限られる。このことから冷却アダプタ6にエキゾーストマニホールド2の熱量が奪われる程度は、図1,2に破線にて示すごとく非接触部10c,12cが存在せずに開口部14a〜20a以外の領域全面が冷却アダプタ6の接続面8に接触している場合に比較して抑制される。
このように内燃機関冷間時においてエキゾーストマニホールド2の冷却の程度が抑制されることから、排気がエキゾーストマニホールド2により冷却されにくくなり、排気の熱量により触媒コンバータ32に収納されている触媒を早期に活性化温度まで昇温させることができ、迅速に触媒作用を発揮させることができる。
このことにより触媒に多量の希少金属を用いなくても内燃機関の冷間始動初期にも十分な排気浄化ができるようになり、省資源が可能となる。
(2)各ペアの分岐通路14,16及び分岐通路18,20にて、その分離を不完全としているが、この分離不完全部分においては、凸部22,24が設けられている。
このことにより、各ペアの分岐通路14〜20間は狭小な隙間を介して連通していることになる。すなわち非接触部10c,12cを含めた各ペアの開口部14a,16a及び開口部18a,20aの全体形状が、長孔状や楕円状を呈するのではなく、前述した非接触部10c,12cの幅Yp及び開口部14a〜20aの直径Xpの関係により全体でくびれた状態に形成されている。
このことにより、非接触部10c,12cにより開口部14a〜20aの間が完全に連通状態にあっても排気流の気筒毎の分離をより確実にでき、気筒間の排気干渉をより効果的に抑制できる。
更に、フランジ10,12側以外の部分にては、壁部26,28を設けて、各ペアの分岐通路14〜20の分離を完全なものとしている。このことから壁部26,28が排気脈動のための仕切壁の役目を果たして、気筒間の排気干渉をより確実に抑制できる。
[実施の形態2]
本実施の形態のエキゾーストマニホールド102を図6〜9に示す。図6は斜視図、図7は正面図、図8は部分破断斜視図、図9はその平面図である。
このエキゾーストマニホールド102は、前記図1,2,4,5に示した壁部26,28が存在しない点が前記実施の形態1と異なる。
すなわち各ペアの開口部114a,116a及び開口部118a,120aの間には、フランジ110,112から下流側にわずかな距離で凸部122,124が設けられているのみである。
したがって各ペアの分岐通路114,116及び分岐通路118,120は、各ペアの開口部114a,116a及び開口部118a,120aから集合部130に至るまでは、凸部122,124が間に存在するのみであり、分離は不完全である。
以上説明した本実施の形態2によれば、以下の効果が得られる。
(1)冷却アダプタに対する非接触部110c,112cが形成されていることから、非接触部110c,112cでは冷却アダプタとエキゾーストマニホールド102との間では直接的な伝熱はなされないことから前記実施の形態1の(1)と同様な効果を生じる。
(2)本実施の形態では、非接触部110c,112cは、各ペアの分岐通路114,116及び分岐通路118,120の分離がフランジ110,112側から集合部130に至るまで不完全とされていることにより実現されている。各ペアの分岐通路114,116及び分岐通路118,120を不完全に分離しているのは、凸部122,124のみである。
したがって前記実施の形態1のごとくの部分的な不完全よりも形状が単純になり、エキゾーストマニホールド102の成形が容易となる。
しかもこのような分岐通路114〜120の間の不完全分離であっても、壁面に凸部122,124を形成していることから、前記実施の形態1にて述べたごとく、各ペアの分岐通路114,116及び分岐通路118,120は、狭小な隙間を介して連通することになる。
このため凸部122,124は排気脈動のための仕切壁の役目を或る程度果たすことができ、冷却アダプタの存在と共に、気筒間の排気干渉を抑制できる。
[実施の形態3]
本実施の形態のエキゾーストマニホールド202を図10〜13に示す。図10は斜視図、図11は正面図、図12は部分破断斜視図、図13は部分破断平面図である。
このエキゾーストマニホールド202は、前記実施の形態1の図1,2に示した構成とは異なり、ペアの分岐通路214,216間には接続面210aが存在している。したがってペアの分岐通路214,216は接続面210aにより完全に分離されている。もう1つのペアの分岐通路218,220についても同様であり、このペアの分岐通路218,220間には接続面212aが存在し、ペアの分岐通路218,220は接続面212aにより完全に分離されている。
そしてペアの分岐通路214,216間の接続面210aの位置から、エキゾーストマニホールド202の内部空間へは壁部226が形成され、ペアの分岐通路218,220間の接続面212aの位置から、エキゾーストマニホールド202の内部空間へは壁部228が形成されている。
このエキゾーストマニホールド202は、図14,15に示す金属製のガスケット250,252を介して、図15の平面図に示すごとく、冷却アダプタ206の排気下流側の接続面208にボルト締結される。
これらのガスケット250,252は、エキゾーストマニホールド202の各接続面210a,212aに対応して配置されるものであり、外形的には接続面210a,212aとほぼ同一の形状をなしている。ただし、ペアの分岐通路214,216に対応してガスケット250に形成されている開口部250a,250bは分離が不完全であり、開口部250a,250b間は欠落領域250cとなっている。もう1つのガスケット252についても同様の形状であり、ペアの分岐通路218,220に対応して形成されている開口部252a,252bは分離が不完全であり、開口部252a,252b間は欠落領域252cとなっている。
図16,17に示すごとく冷却アダプタ206に対してガスケット250,252を介してエキゾーストマニホールド202を取り付けた場合、エキゾーストマニホールド202側の一方の接続面210aでは、隣接する開口部214a,216aの間の領域(図10、11、16に破線にて示す)がガスケット250の欠落領域250cに位置する。このことで隣接する開口部214a,216aの間の領域は、ガスケット250に接触しない非接触部210bとなる。
他方の接続面212aでも同様に、隣接する開口部218a,220aの間の領域(図10、11、16に破線にて示す)がガスケット252の欠落領域252cに位置することで、隣接する開口部218a,220aの間の領域は、ガスケット252に接触しない非接触部212bとなる。
こうして、冷却アダプタ206に対して、ガスケット250,252を介してエキゾーストマニホールド202をボルト締結した場合に、エキゾーストマニホールド202の各接続面210a,212aは冷却アダプタ206の接続面208に間接的に接触して固定される。
このとき、各接続面210a,212aにおける非接触部210b,212bは、ガスケット250,252の厚み分の空間を保持する欠落領域250c,252cを介して、冷却アダプタ206の接続面208に対向しており、冷却アダプタ206には直接的にも接触していないし、更にガスケット250,252を介した間接的な接触もしていない。
以上説明した本実施の形態3によれば、以下の効果が得られる。
(1)本実施の形態では、エキゾーストマニホールド202の複数の分岐通路214,216,218,220は、接続面210a,212a側では、その開口部214a,216a,218a,220aは完全に分離している。
しかし、エキゾーストマニホールド202と冷却アダプタ206との間に配置されるガスケット250,252には欠落領域250c,252cが存在する。この欠落領域250c,252cにより、ガスケット250,252は、それぞれ隣接する開口部214a,216a,218a,220aの間に対応する位置において、接続面210a,212aにも、冷却アダプタ206にも、共に接触しない領域を設けることができる。
このことにより、接続面210a,212a側において、隣接する開口部214a,216a,218a,220aの間に、冷却アダプタ206に接触しない非接触部210b,212bを生じさせることができる。
この非接触部210b,212bでは、冷却アダプタ206との間に、気体、ここでは排気が存在することになり、ガスケット250,252が介在するエキゾーストマニホールド202と冷却アダプタ206との間の伝熱は、非接触部210b,212bにおいては抑制されることになる。
このため内燃機関冷間時において、冷却アダプタ206によりエキゾーストマニホールド202の熱量が奪われる程度は、欠落領域250c,252cがない場合に比較して抑制され、エキゾーストマニホールド202より下流の触媒を早期に活性化温度まで昇温させることができ、迅速に触媒作用を発揮させることができる。
(2)エキゾーストマニホールド202において、各ペアの分岐通路214,216,218,220は、壁部226,228にて各ペアの分岐通路214〜220の分離は、前記実施の形態1,2に比較して、より完全なものとしている。このことから壁部226,228が排気脈動のための仕切壁の役目を十分に果たして、気筒間の排気干渉をより確実に抑制できる。
各ペアの分岐通路214,216,218,220は、その開口部214a,216a,218a,220aの直前にて、ガスケット250,252の欠落領域250c,252cの存在により分離を不完全としているように見える。しかし、この分離不完全はわずかなものであり、排気流にはほとんど影響しないので、気筒間の排気干渉は問題ない。
[実施の形態4]
本実施の形態は、前記実施の形態3に対する変形例であり、図18,19,20にて説明する。
図18に示す実施例では、ガスケット350に設けられた2つの開口部350a,350bは、その間の領域が全て欠落領域350cとして形成されている。このため欠落領域350cは前記実施の形態3の場合によりも広範囲に設定されている。したがってエキゾーストマニホールド302についても、その接続面310aにおいて開口部314a,316aの間の領域には、広範囲に非接触部310bが形成される。
図19に示す実施例では、ガスケット450に設けられた2つの開口部450a,450bは、その間の領域内の一部に貫通孔として欠落領域450cが形成されている。ここでは欠落領域450cは長方形に貫通されて形成されている。この欠落領域450cによりエキゾーストマニホールド402の接続面410aにおいて開口部414a,416aの間の領域には長方形状の非接触部410bが形成される。
尚、ガスケット450においては、開口部450a,450bの間には、欠落領域450cの長辺に沿って残存部450d,450eが存在することから、ガスケット450全体の形状保持性が高い。
図20に示す実施例では、ガスケット550に設けられた2つの開口部550a,550bは、相互に近づく方向に拡大されている。このことにより、開口部550a,550b間の領域は、エキゾーストマニホールド502側にて対応する開口部514a,516aの間の幅よりも狭小な形状とされている。
このような開口部550a,550bの拡大により、ガスケット550の厚み方向に貫通した領域として2つの欠落領域550c,550dが形成される。これらの欠落領域550c,550dにより、エキゾーストマニホールド502の接続面510aにおいて、開口部514a,516aの間の領域には2つの非接触部510b,510cが形成される。
尚、開口部550a,550bの間には、残存部550eが存在することから、ガスケット550全体の形状保持性が高い。
以上説明した本実施の形態4によれば、以下の効果が得られる。
(1)前記実施の形態3と同様な効果を生じると共に、特に図19,20では前述したごとく、残存部450d,450e,550eの存在により、ガスケット450,550の形状保持性が高いと共に、気筒間の排気干渉については全く問題がない。
[その他の実施の形態]
・前記実施の形態1において、壁部26,28の排気上流側端は、冷却アダプタ6の接続面8には全く接触しないが、各ペアの分岐通路14,16及び分岐通路18,20の間に、冷却アダプタに接触しない部分が存在すれば良いので、壁部26,28の排気上流側端の一部の領域が、冷却アダプタ6の接続面8に接触する構成としても良い。
・前記実施の形態2においては、図8,9に示したごとく凸部122,124はフランジ110,112から下流側にわずかな距離までであった。この代わりに、図21の部分破断斜視図、図22の部分破断平面図に示すエキゾーストマニホールド602のごとく、凸部622,624を更に下流側に長くしても良い。このことにより排気干渉の抑制効果を強めることができる。
・前記各実施の形態では、エキゾーストマニホールドの各フランジにおける接続面には、隣接する2つの分岐通路の開口部が形成され、その2つの開口部の間に、開口部間を連通状態とする非接触部が設けられていた。この代わりに、全気筒分の開口部、ここでは直列4気筒内燃機関であるので4つの開口部を1つのフランジに形成して、隣接する開口部の間に、前記各実施の形態にて説明したごとくの非接触部(直列4気筒であれば3つの非接触部)を設けても良く、更に隣接する分岐通路の間に壁部(直列4気筒であれば3つの壁部)を設けても良い。
他の気筒数についても、前記各実施の形態のごとく隣接する2つの開口部をペアとしてペア毎にフランジを設けても良く、あるいは上述したごとく前記開口部を1つのフランジに設ける構成でも良い。
又、例えば直列6気筒では、3つの開口部を1組として2組を設定し、この1組毎に1つのフランジを設ける構成としても良い。
V型や水平対向型ではバンク毎に前記各実施の形態や、上述したごとくに構成することができる。
例えば、図23に示すごとく3気筒分のガスケット750の場合には、3つの開口部750a,750b,750cの各間において、前記実施の形態3に示したごとくの欠落領域750d,750eを形成しても良い。このことによりエキゾーストマニホールド702の開口部714a,716a,718aの各間の接続面710aの一部に、非接触部710b,710cを設定することができる。
同様に図24に示すごとく3気筒分のガスケット850の場合には、3つの開口部850a,850b,850cの各間において、前記実施の形態4の図18に示したごとくの欠落領域850d,850eを形成しても良い。このことによりエキゾーストマニホールド802の開口部814a,816a,818aの各間の接続面810aの一部に、非接触部810b,810cを設定することができる。
・前記実施の形態3,4及び図23,24の例では、ガスケットには欠落領域を形成することにより、エキゾーストマニホールドの接続面に非接触部を形成していた。これ以外に、前記各ガスケットにおいて欠落領域でなく、図25に示すごとく前記欠落領域に該当する領域の厚さを薄くすることにより、エキゾーストマニホールド902の接続面910a,912aに非接触部910c,912cを形成しても良い。
すなわちガスケット950,952の各ペアの開口部950a,950b,952a,952bの間の領域は、外形的にはエキゾーストマニホールド902の接続面910a,912aと同一である。ただしこの領域では、他の部分に比較して薄くされた薄板領域950c,952cが形成されている。
図25では、薄板領域950c,952cをエキゾーストマニホールド902の接続面910a,912a側にしてガスケット950,952を配置し、冷却アダプタにエキゾーストマニホールド902をボルト締結する。
このようにすると、薄板領域950c,952cはエキゾーストマニホールド902側の接続面910a,912aにおける非接触部910c,912cに接触する。ただし、冷却アダプタ側にはガスケット950,952の薄板領域950c,952cは接触しない。その結果として非接触部910c,912cでは、ガスケット950,952を介する冷却アダプタへの間接的接触は生じない。すなわち冷却アダプタに対してはガスケット950,952との間に空隙が存在することで非接触状態が維持され、非接触部910c,912cとしての機能を果たすことができる。このことにより前記実施の形態3同様な効果を生じる。
これらガスケット950,952は、完全に切り取られた空隙でなく、薄板領域950c,952cが存在しているので、ガスケット950,952全体の形状保持性が高い。
前記図25の例では、ガスケット950,952の薄板領域950c,952cは、エキゾーストマニホールド902側に配置したが、ガスケット950,952の裏表を反転させて、冷却アダプタ側に薄板領域950c,952cを配置しても良い。
この場合にはガスケット950,952の薄板領域950c,952cは、冷却アダプタの接続面に接触することになるが、エキゾーストマニホールド902の非接触部910c,912cについては、図26に示すごとく空隙を間にして非接触状態となる。したがってこの場合もエキゾーストマニホールド902の非接触部910c,912cと、冷却アダプタの接続面とは、間にガスケット950,952が存在するが、空隙を介していることになり、非接触部910c,912cは冷却アダプタに対して非接触状態となる。
尚、薄板領域950c,952cは、ガスケット950,952の厚さ方向での中間位置に設けることで、エキゾーストマニホールド902の非接触部910c,912cと冷却アダプタとの両方に接触しないようにしても良く。同様な効果を生じる。
2…エキゾーストマニホールド、4…シリンダヘッド、4a,4b,4c,4d…シリンダヘッドの排気ポート、6…冷却アダプタ、6a,6b,6c,6d…冷却アダプタの排気ポート、8…接続面、10,12…フランジ、10a,12a…接続面、10b,12b…ボルト孔、10c,12c…非接触部、14,16,18,20…分岐通路、14a,16a,18a,20a…開口部、22,24…凸部、26,28…壁部、30…集合部、32…触媒コンバータ、102…エキゾーストマニホールド、110,112…フランジ、110c,112c…非接触部、114,116,118,120…分岐通路、114a,116a,118a,120a…開口部、122,124…凸部、130…集合部、202…エキゾーストマニホールド、206…冷却アダプタ、208…接続面、210a,212a…接続面、210b,212b…非接触部、214,216,218,220…分岐通路、214a,216a,218a,220a…開口部、226,228…壁部、250,252…ガスケット、250a,250b,252a,252b…開口部、250c,252c…欠落領域、302…エキゾーストマニホールド、310a…接続面、310b…非接触部、314a,316a…開口部、350…ガスケット、350a,350b…開口部、350c…欠落領域、402…エキゾーストマニホールド、410a…接続面、410b…非接触部、414a,416a…開口部、450…ガスケット、450a,450b…開口部、450c…欠落領域、450d,450e…残存部、502…エキゾーストマニホールド、510a…接続面、510b,510c…非接触部、514a,516a…開口部、550…ガスケット、550a,550b…開口部、550c,550d…欠落領域、550e…残存部、602…エキゾーストマニホールド、622,624…凸部、702…エキゾーストマニホールド、710a…接続面、710b,710c…非接触部、714a,716a,718a…開口部、750…ガスケット、750a,750b,750c…開口部、750d,750e…欠落領域、802…エキゾーストマニホールド、810a…接続面、810b,810c…非接触部、814a,816a,818a…開口部、850…ガスケット、850a,850b,850c…開口部、850d,850e…欠落領域、902…エキゾーストマニホールド、910a,912a…接続面、910c,912c…非接触部、950,952…ガスケット、950a,950b,952a,952b…開口部、950c,952c…薄板領域。

Claims (15)

  1. 内燃機関のシリンダヘッドに形成された排気ポートに冷却アダプタを介して接続されるエキゾーストマニホールドであって、
    前記冷却アダプタに対して接続される接続面に複数の分岐通路の開口部を有し、隣接する前記開口部の間に、前記冷却アダプタに接触しない非接触部を設けたことを特徴とするエキゾーストマニホールド。
  2. 請求項1に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記非接触部は、隣接する前記開口部同士を前記接続面において連通状態としていることを特徴とするエキゾーストマニホールド。
  3. 請求項2に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記複数の分岐通路の分離が、前記接続面側にて不完全とされていることにより前記非接触部が形成されていることを特徴とするエキゾーストマニホールド。
  4. 請求項3に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記分岐通路間にて前記分岐通路を分離する壁部が前記接続面側にて形成されていないことにより前記複数の分岐通路の不完全な分離を実現していることを特徴とするエキゾーストマニホールド。
  5. 請求項3に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記分岐通路間にて前記分岐通路を分離する壁部が、前記接続面側の先端が凹状に形成されていることにより前記複数の分岐通路の不完全な分離を実現していることを特徴とするエキゾーストマニホールド。
  6. 請求項1に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記複数の分岐通路の分離が、前記接続面側から分岐通路の集合部に至るまで不完全とされていることにより前記非接触部が形成されていることを特徴とするエキゾーストマニホールド。
  7. 請求項6に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記複数の分岐通路間が、エキゾーストマニホールドの壁面から内部空間に突出する凸部により不完全な分離状態で形成されていることを特徴とするエキゾーストマニホールド。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記分岐通路の開口部の配列方向とは直交する方向での前記非接触部の幅は、前記分岐通路の開口部の直径より小さくされていることを特徴とするエキゾーストマニホールド。
  9. 請求項1に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記接続面と前記冷却アダプタとの間にガスケットを配置してこのガスケットを介して前記接続面は前記冷却アダプタに接続されると共に、
    前記接続面で隣接する前記開口部の間に対応する位置における前記ガスケットの形状によって、前記接続面側に前記非接触部が設定されたことを特徴とするエキゾーストマニホールド。
  10. 請求項9に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記ガスケットは、前記接続面で隣接する前記開口部の間に対応する位置に、前記接続面と前記冷却アダプタとのいずれか一方又は両方に接触しない領域を設けたことを特徴とするエキゾーストマニホールド。
  11. 請求項10に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記ガスケットは、前記接続面で隣接する前記開口部の間に対応する位置に、前記接続面と前記冷却アダプタとの両方に接触しない領域として、欠落領域を設けたことを特徴とするエキゾーストマニホールド。
  12. 請求項11に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記ガスケットは、前記接続面で隣接する前記開口部の間に対応する位置を、前記接続面で隣接する前記開口部の間の幅よりも狭小な形状とし、この形状の両側を前記欠落領域としたことを特徴とするエキゾーストマニホールド。
  13. 請求項11に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記ガスケットは、前記欠落領域として、前記接続面で隣接する前記開口部の間に対応する位置に貫通孔を形成したことを特徴とするエキゾーストマニホールド。
  14. 請求項10に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記ガスケットは、前記接続面で隣接する前記開口部の間に対応する位置に、前記接続面と前記冷却アダプタとの一方又は両方に接触しない領域として、他の部分よりも薄い領域を設けたことを特徴とするエキゾーストマニホールド。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項に記載のエキゾーストマニホールドにおいて、前記冷却アダプタは内部に冷却水通路を形成して、シリンダヘッドの排気ポートから流入する排気を冷却することを特徴とするエキゾーストマニホールド。
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