JP2011168907A - 多機能帽子用留め具 - Google Patents

多機能帽子用留め具 Download PDF

Info

Publication number
JP2011168907A
JP2011168907A JP2010032744A JP2010032744A JP2011168907A JP 2011168907 A JP2011168907 A JP 2011168907A JP 2010032744 A JP2010032744 A JP 2010032744A JP 2010032744 A JP2010032744 A JP 2010032744A JP 2011168907 A JP2011168907 A JP 2011168907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
string
hat
fastener
holding
clip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010032744A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yoda
旭 誉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2010032744A priority Critical patent/JP2011168907A/ja
Publication of JP2011168907A publication Critical patent/JP2011168907A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Helmets And Other Head Coverings (AREA)

Abstract

【課題】 任意の帽子に利用可能であり、帽子が遠くに吹き飛んでしまうことを防止するだけでなく、帽子が脱げてしまうことも防止する。
【解決手段】 紐状部材2と、2つ折りの状態の紐状部材2を束ねて紐状部材2の長手方向における保持位置を移動可能に保持することにより、一端側に紐状部材2の輪状部分7が配置され、他端側に紐状部材2の両端部分8が配置される中間束部材5と、輪状部分7に移動可能に取り付けられる一対の保持部材13を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、帽子が脱げてしまったり遠くに吹き飛んでしまうことを防止する多機能帽子用留め具に関する。
従来より、頭部に装着した帽子が、運動時や風等により頭部から脱げてしまったり、遠くに吹き飛んでしまうことを防止するため、様々な帽子や器具が考えられている。
頭部から脱げてしまうことを防止する帽子としては、従来より、帽子の内部における左右の側面部に顎紐が掛け渡された帽子が多用されている。この帽子によれば、装着時にこの顎紐を下顎にかけることにより脱げてしまうことを防止することができるその他、例えば、特許文献1に示すような、顎紐の両端部がそれぞれ帽子の内部における左右側面の中心位置よりも後方に取り付けられた帽子が考えられている。この特許文献1に記載の発明に係る帽子によれば、この顎紐を後頭部に掛けることにより脱げてしまうことを防止することができる。
また、帽子が遠くに吹き飛んでしまうことを防止する帽子および器具としては、従来より、紐の両端部にそれぞれクリップが取り付けられた器具が多用されている。この器具によれば、一方のクリップにより洋服の襟等を挟持し、他方のクリップにより帽子の縁部を挟持することにより、帽子が頭部から脱げてしまった場合であっても、遠くに吹き飛んでしまうことを防止することができる。その他、例えば特許文献2に示すような、連結紐の一端が帽子のサイドクラウンに固定され、他端にクリップが取り付けられた帽子が考えられている。この帽子は、前記連結紐がサイドクラウンに形成されたベルトの内側に収納され、ブリムまたはサイドクラウンに形成された紐通し孔を介して帽子下面へ引き出し可能とされており、この帽子によれば、クリップによって襟等を挟持することにより、帽子が遠くに吹き飛んでしまうことを防止することができる。さらに、特許文献3に示すような、一端に引き輪が取り付けられ他端に丸カンが取り付けられたネックレスと、一端に丸カンが取り付けられ他端にクリップが取り付けられてネックレスの一端に接続される支持体と、一端に引き輪が取り付けられ他端にクリップが取り付けられてネックレスの他端に接続される支持体とを備えたネックレス兼用の多機能帽子用留め具が考えられている。この留め具によれば、ネックレスを首に掛け、両クリップによって帽子を挟持することにより、帽子が遠くに吹き飛んでしまうことを防止することができる。
特開2007−204898号公報 特開2002−302823号公報 実用新案登録第3098083号公報
しかし、前述の顎紐が掛け渡された帽子や、特許文献1および特許文献2に記載された両発明に係る帽子によれば、顎紐や連結紐は帽子に一体に取り付けられており、このため、前記顎紐や連結紐が取り付けられていない帽子には利用することができないという問題を有していた。
また、前述の紐の両端部にそれぞれクリップが取り付けられた器具や、特許文献3に記載された発明に係る留め具によれば、帽子が遠くに吹き飛んでしまうことを防止することはできても、帽子が脱げてしまうことを防止することができないという問題を有していた。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、任意の帽子に利用可能であり、帽子が遠くに吹き飛んでしまうことを防止するだけでなく、帽子が脱げてしまうことも防止することが可能な多機能帽子用留め具を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係る多機能帽子用留め具の特徴は、紐状部材と、2つ折りの状態の前記紐状部材を束ねて前記紐状部材の長手方向における保持位置を移動可能に保持することにより、一端側に前記紐状部材の輪状部分が配置され、他端側に前記紐状部材の両端部分が配置される中間束部材と、前記輪状部分に移動可能に取り付けられる一対の保持部材を有する点にある。
本発明によれば、両保持部材の間の輪状部分が帽子の後端縁に沿って配置されるように両保持部材の位置を調整しながら移動させることにより、任意の帽子に装着することができる。また、中間束部材を移動させて輪状部分の大きさを調整することにより、中間束部材が下顎に接するように位置させたり、輪状部分を首に掛けたりして、任意の帽子に使用することができる。さらに、保持部材によって任意の帽子のサイドクラウンやバックベルトさらには服の襟等、その他任意のものを挟持することができる。
また、本発明に係る多機能帽子用留め具において、前記一対の保持部材を第1保持部材とし、前記両第1保持部材の間であって前記紐状部材の中央部に固定して取り付けられる第2保持部材を有することが好ましい。これにより、例えば、第2保持部材によって帽子のサイドクラウンの後端縁の中央部を挟持し、輪状部分における第1保持部材の間に位置する紐状部材を前記サイドクラウンの後端縁に沿うように配置させながら両第1保持部材によってサイドクラウンの側端縁を挟持するように使用する場合等において、第2保持部材の位置決めの容易かを図ることができる。
さらに、本発明に係る多機能帽子用留め具において、前記両端部分における前記中間束部材と前記紐状部材の両端部との間において、前記両端部分を前記紐状部材の長手方向に移動可能に保持する両端部分束部材を有することが好ましい。これにより、両端部分の中間束部材と両端部分束部材との間における紐状部材の一端部分と他端部分の間に、例えば、眼鏡のつるの一方や携帯電話に装着したストラップを通し、中間束部材を移動させて中間束部材と両端部分束部材とによって眼鏡のつる等を挟持することにより、眼鏡を保持することもできる。これにより、本発明に係る多機能帽子用留め具をホルダとして利用することも可能となる。
さらにまた、本発明に係る多機能帽子用留め具において、前記紐状部材の両端部に取り付けられる端部止め部材を有することが好ましい。これにより、端部止め部材によって、紐状部材の両端部分から中間束部材や両端部分束部材が外れてしまうことを防止することができる。
以上述べたように、本発明に係る多機能帽子用留め具は、大きさや形状等が異なる種々の任意の帽子に利用することができ、強風の時に帽子が遠くに吹き飛んでしまうことを防止することができるとともに、強風および弱風の時に帽子が頭部から脱げてしまうことも防止することができる。さらに、帽子用留め具としてのみならず、ホルダ等の他の種々の用途に用いることも可能である。
本発明に係る多機能帽子用留め具の一実施形態を示す斜視図 図1に示す多機能帽子用留め具の使用態様の一例を示す概説図 図1に示す多機能帽子用留め具の使用態様の他の例を示す概説図 図1に示す多機能帽子用留め具の両端部分に眼鏡のつるを掛けた状態を示す概説図 図1に示す多機能帽子用留め具の使用態様のさらに他の例を示す概説図 図1に示す多機能帽子用留め具の使用態様のさらに他の例を示す概説図 図1に示す多機能帽子用留め具の使用態様のさらに他の例を示す概説図 (a)(b)は、図1に示す多機能帽子用留め具の使用態様のさらに他の例を示す概説図 (a)(b)は、図1に示す多機能帽子用留め具の使用態様のさらに他の例を示す概説図 図1に示す多機能帽子用留め具の使用態様のさらに他の例を示す概説図 本発明に係る多機能帽子用留め具の他の実施形態を示す斜視図 図11に示す多機能帽子用留め具の使用態様の一例を示す概説図 図11に示す多機能帽子用留め具の使用態様の他の例を示す概説図
以下、本発明に係る多機能帽子用留め具の一実施形態を図1乃至10を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る多機能帽子用留め具の一実施形態を示す斜視図であり、図1に示すように、本実施形態に係る多機能帽子用留め具1は、1本の紐状部材2を有している。紐状部材2は、2つ折りの状態とされており、2つ折り状態の紐状部材2の中間部分は、中間束部材としてのコードストッパ5の孔5a10aに挿通されている。これにより、コードストッパ5は、2つ折り状態の紐状部材2を束ねて保持するようになっており、コードストッパ5の一端側には、紐状部材2の輪状部分7が配置され、他端側には、紐状部材2の両端部分8がそれぞれ配置されることとなる。
コードストッパ5には、固定解除ボタン5bが設けられており、固定解除ボタン5bが押圧されていない状態では、コードストッパ5における紐状部材2の保持位置は固定され、固定解除ボタン5bが押圧された状態では、コードストッパ5における紐状部材2の保持位置が紐状部材2の長手方向に移動可能とされている。これにより、コードストッパ5は、紐状部材2の保持位置を移動可能に保持している。なお、本実施形態においては中間束部材としてコードストッパ5を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、紐状部材2の保持位置を移動可能に保持する部材であればよい。
紐状部材2における輪状部分7には、一対の保持部材として、例えば帽子Cのサイドクラウン、つば、バックベルト(図示せず)、また服の襟N等を挟持可能なクリップ13が移動可能に取り付けられている。本実施形態においては、両クリップ13の一端部に形成された取付用孔13aに紐状部材2の輪状部分7を挿通することにより、両クリップ13が輪状部分7に移動可能に取り付けられるようになっている。
紐状部材2の両端部分8におけるコードストッパ5と紐状部材2の両端部との間には、紐状部材2の両端部分8を紐状部材2の長手方向に移動可能に保持する両端部分束部材としての環状部材10が取り付けられているとよい。本実施形態においては、環状部材10の孔10aに紐状部材2の両端部分8を挿通することにより、環状部材10は、紐状部材2の両端部分8を束ねて保持するようになっている。
環状部材10の孔10aは、紐状部材2の両端部分8が少しの余裕をもって挿通される大きさとされており、これにより、環状部材10は、両端部分8における紐状部材2の保持位置を紐状部材2の長手方向に移動可能に保持するようになっている。
紐状部材2の両端部分8には、紐状部材2の両端部をまとめて保持する端部止め部材12が取り付けられていることが好ましい。この端部止め部材12により、紐状部材2の両端部分8からコードストッパ5や環状部材10が外れてしまうことを防止することができる。なお、本実施形態においは、端部止め部材12は、紐状部材2の両端部をまとめて保持するようになっているが、本発明は、これに限定されず、両端部それぞれに端部止め部材12を取り付けるようにしてもよい。また、端部止め部材12を取り付けなくても、例えば、両端部に結び目を形成することにより、コードストッパ5や環状部材10が紐状部材2の両端部分8から外れてしまうことを防止することができる。
続いて、本実施形態に係る多機能帽子用留め具1の使用態様について、図2乃至図10を用いて説明する。
図2は、本実施形態に係る多機能帽子用留め具1の第1の使用態様を示す概説図である。図2に示すように、多機能帽子用留め具1の輪状部分7における両クリップ13の間に位置する紐状部材2を、帽子CのサイドクラウンCaの後端縁に沿うように配置させながら、両クリップ13によってサイドクラウンCaの側端縁を挟持する。続いて、帽子Cを頭部に装着した状態で、輪状部分7における各クリップ13とコードストッパ5との間の紐状部材2が顔面の側面に位置し、コードストッパ5が下顎に接するようにコードストッパ5を移動させながらコードストッパ5の保持位置を決定する。
本実施形態に係る多機能帽子用留め具1を第1の使用態様のように用いることにより、例えば、強風の時であっても、帽子Cが頭部から脱げてしまうことを防止することができる。また、この第1の使用態様において、両クリップ13の間に位置する輪状部分7を下顎に接するように配置することにより、第1の使用態様と同様に、強風の時であっても、帽子Cが頭部から脱げてしまうことを防止することができる。なお、図2においては、本実施形態に係る多機能帽子用留め具1をサイドクラウンCaの外周縁の前面のみにつばCbが形成されたキャップについて用いているが、例えば、クラウンの外周縁の全周につばが形成されたハットやつばがない帽子等種々の帽子に用いることができる。図2に示す第1の使用態様において多機能帽子用留め具1をハットに用いる場合には、例えば、両クリップ13によってそれぞれつばの側端縁を挟持することにより、第1の使用態様と同様に、帽子Cが頭部から脱げてしまうことを防止することができる。
図3は、本実施形態に係る多機能帽子用留め具1の第2の使用態様を示す概説図である。図3に示すように、紐状部材2の輪状部分7を首に掛け、少なくともいずれか一方のクリップ13によって帽子CのサイドクラウンCaの端縁を挟持する。ここで、輪状部分7を首に掛ける際には、図3に示すように紐状部材2の両端部分8が体の前方に位置するようにしてもよく、または両端部分8が体の後方に位置するようにしてもよい。また、この第2の使用態様において多機能帽子用留め具1をハットに用いる場合には、クリップ13によってつばの端縁を挟持するとよい。強風および弱風状態の時に、多機能帽子用留め具1をこのような第2の使用態様のように用いることにより、多機能帽子用留め具1は、帽子Cが遠くに吹き飛ばされることを防止することができる。
また、この第2の使用態様において、図3に示すように、紐状部材2の両端部分8が前方に位置するように輪状部分7を首に掛け、一方のクリップ13によって帽子CのサイドクラウンCaの端縁を挟持した場合には、いずれか他方のクリップ13によってネームプレート等の任意のものを挟持することもできる。このクリップ13によってネームプレートを確実に挟持するためには、クリップ13の挟持部に滑り止めを施すとよい。また、図4に示すように、両端部分8のコードストッパ5と環状部材10との間における紐状部材2の一端部分と他端部分の間に、例えば、眼鏡Gのつるの一方を通し、コードストッパ5を移動させてコードストッパ5と環状部材10とによって眼鏡のつるを挟持することにより、眼鏡を保持することもできる。また、眼鏡と同様に、携帯電話に装着されたストラップや時計等の任意のものをコードストッパ5と環状部材10との間における紐状部材2の一端部分と他端部分の間に通し、コードストッパ5と環状部材10とによって挟持することもできる。第2の使用形態において、前述のように多機能帽子用留め具1を使用することにより、多機能帽子用留め具1をホルダとして使用することも可能となる。
図5は、本実施形態に係る多機能帽子用留め具1の第3の使用態様を示す概説図である。図5に示すように、少なくとも何れか一方のクリップ13によって帽子CのサイドクラウンCaの端縁を挟持し、他方のクリップ13によって洋服の襟N等を挟持する。強風および弱風の場合に、本多機能帽子用留め具1をこのような第3の使用態様のように用いることにより、帽子Cが遠くに吹き飛んでしまうことを防止することができる。
図6は、本実施形態に係る多機能帽子用留め具1の第4の使用態様を示す概説図である。図6に示すように、輪状部分7を帽子CのサイドクラウンCaにおける円周方向に沿って嵌るようにコードストッパ5を移動させながらコードストッパ5の保持位置を決定するとともに、クリップ13を任意の位置に配置させる。この第4の使用態様のように用いることにより、無風状態の時には、多機能帽子用留め具1を帽子Cの飾りとして利用することも可能である。
図7は、本実施形態に係る多機能帽子用留め具1の第5の使用態様を示す概説図であり、図7に示すように、両端部分8が前方に位置するように、輪状部分7を首に掛け、クリップ13が前方に位置するように配置することにより、第2の使用形態のように、クリップ13によって任意のものを挟持することができる。この第5の使用態様のように用いることにより、無風状態の時には、多機能帽子用留め具1をホルダとして用いることも可能である。
図8(a)(b)は、本実施形態に係る多機能帽子用留め具1の第6の使用態様を示す概説図であり、まず図8(a)に示すように、両クリップ13によって、例えばハンカチ、タオル、ふきん、手ぬぐい、さらには、紙製、布製、ビニール製のナプキン等の布状部材Sの任意の位置を、両クリップ13が所定の間隙をもって位置するようにして挟持する。さらに、輪状部分7を首に掛け、コードストッパ5が首に接するようにコードストッパ5を移動させながらコードストッパ5の保持位置を決定する。続いて、多機能帽子用留め具は、図8(b)に示すように、布状部材Sの端縁を挟持した両クリップ13を、首の側部または側部よりも後方に位置するように移動することにより、布状部材Sを首の周りから胸の前方に広げた状態で保持することができる。これにより、両クリップ13によって布状部材Sの所定の位置を挟持した本発明に係る多機能帽子用留め具1は、首の回りから胸の前方を被覆するまえかけとして使用することもできる。
図9(a)(b)は、本実施形態に係る多機能帽子用留め具1の第7の使用態様を示す概説図であり、図9(a)に示すように、両クリップ13によって、例えばタオル、手ぬぐい、ハンカチ等の布状部材Sの任意の位置を、両クリップ13が所定の間隙をもって位置するようにして挟持する。続いて、布状部材Sを頭上に配置し、両クリップ13を頭部の側面に配置し、さらに、両クリップ13の間に位置する輪状部分7を下顎に接するように配置した状態で、コードストッパ5が下顎に接するようにコードストッパ5を移動させながらコードストッパ5の保持位置を決定する。または、前述のように両クリップ13によって布状部材Sを挟持した後、図9(b)に示すように、布状部材Sを頭上に配置し、両クリップ13を頭部の側面に配置し、さらに、両クリップ13の間に位置する輪状部分7を布状部材Sの上から頭部または首の後方に位置するように配置した状態で、コードストッパ5が下顎に接するようにコードストッパ5を移動させながら、コードストッパ5の保持位置を決定する。これにより、例えば暑い日に帽子を持っていない場合や、洗髪後であってまだ髪が乾いていないときに、頭上に被せた布状部材Sが頭部から落ちてしまったり、遠くに吹き飛んでしまうことを防止することができる。
図10は、本実施形態に係る多機能帽子用留め具1の第8の使用態様を示す概説図であり、図10に示すように、両クリップ13のうち一方のクリップ13によって開口端縁を挟持し、他方のクリップ13によって、例えば携帯電話Pに装着されたストラップ等を挟持することにより、多機能帽子用留め具1によって携帯電話Pを保持する。または、コードストッパ5と環状部材10との間における紐状部材2の一端部分と他端部分の間に、ストラップ等を通し、コードストッパ5を移動させてコードストッパ5と環状部材10とによってストラップを挟持することにより、多機能帽子用留め具1によって携帯電話を保持する。これにより、本多機能帽子用留め具1によれば、携帯電話P等が鞄Bの奥に入り込んで見つからない場合であっても、携帯電話Pは多機能帽子用留め具1に保持されているので、紐状部材2を手繰ることによって、容易に鞄Bの中の携帯電話を探し出すことができる。
本実施形態によれば、両クリップ13の間の輪状部分7が帽子Cの後端縁に沿って配置されるように両クリップ13を移動させることにより、任意の帽子Cに装着することができる。また、コードストッパ5を移動させて輪状部分7の大きさを調整することにより、コードストッパ5が下顎や首に接するように位置させたり、輪状部分7を首に掛けたりして、任意の帽子Cに使用することができる。さらに、クリップ13によって任意の帽子Cの端縁を挟持することができる。
したがって、本実施形態に係る多機能帽子用留め具1は、大きさや形状等が異なる種々の任意の防止に利用可能であり、かつ、前述の第2および第3の使用態様のように用いることにより、強風および弱風の時に帽子Cが遠くに吹き飛んでしまうことを防止することができるだけでなく、第1の使用態様のように用いることにより、強風の時であっても帽子Cが頭部から脱げてしまうことを防止することができる。さらに、本多機能帽子用留め具1は、帽子用留め具としての機能のみでなく、前述の第4および第5の使用態様のようにホルダや、さらに、前述の第6および第7の使用態様のように布状部材Sの保持手段として用いることができる。さらに、本多機能帽子用留め具1は、例えば、コードストッパ5を移動させて輪状部分7の大きさを調整することにより、止血用器具として用いたり、その他、コードストッパ5を装飾してループタイとして用いる等、種々の用途に利用することが可能である。
続いて、本発明における第2の実施形態について図11乃至図13を用いて説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成については詳説を省略し、同一の符号を用いて説明する。また、第2の実施形態に係る多機能帽子用留め具においては、第1の実施形態における保持部材としてのクリップを第1保持部材としての第1クリップ13として説明する。
図11に示すように、第2の実施形態に係る多機能帽子用留め具1において、輪状部分7における両第1クリップ13の間であって紐状部材2の中央部には、第2保持部材としての第2クリップ15が取り外し可能に固定して取り付けられている。取り外し可能に取り付ける方法の一例としては、例えば、輪状部分7における紐状部材2の中央部を2つ折りにした状態で第2クリップ15の一端部に形成された取付用孔15aに挿通し、挿通された部分の輪状部分7に第2クリップ15の本体をくぐらせることにより取り付ける。このように、第2クリップ15を取り外し可能に取り付けることにより、第2クリップ15を使用しないときには第2クリップ15を取り外して多機能帽子用留め具1を使用することができる。なお、本実施形態においては、第2クリップ15が取り外し可能に固定して取り付けられているが、本発明において第2クリップ15の取り付け方はこれに限定されるものではなく、取り外せないように取り付けてもよく、また、移動可能に取り付けてもよい。
続いて、第2の実施形態に係る多機能帽子用留め具1の使用態様について、図12および図13を用いて説明する。
図12は、第2の実施形態に係る多機能帽子用留め具1の第1の使用態様を示す説明図であり、図12に示すように、第2の実施形態に係る多機能帽子用留め具1の第2クリップ15によって帽子CのサイドクラウンCaの後端縁の中央部を挟持し、輪状部分7における両第1クリップ13の間に位置する紐状部材2を、サイドクラウンCaの後端縁に沿うように配置させながら、両第1クリップ13によってサイドクラウンCaの側端縁を挟持する。続いて、帽子Cを頭部に装着した状態で、輪状部分7における各第1クリップ13とコードストッパ5との間の紐状部材2が顔面の側面に位置し、コードストッパ5が下顎に接するようにコードストッパ5を移動させながら、コードストッパ5の保持位置を決定する。第2の実施形態に係る多機能帽子用留め具1をこの第1の使用態様のように使用することにより、例えば、強風の時であっても、帽子Cが頭部から脱げてしまうことを防止防止することができる。
また、図12に示すような使用態様において、図13に示すように、両第1クリップ13による帽子CのサイドクラウンCaの挟持を解除し、両第1クリップ13を前方に位置するように移動させることにより、強風および弱風の時に帽子Cが遠くに吹き飛ばされてしまうことを防止する留め具として用いることができる。さらに、第1クリップ13によってネームプレート等を挟持することにより、多機能帽子用留め具1を、同時にホルダとして用いることもできる。
さらに、第2クリップ15または両第1クリップ13のうちいずれか一方のクリップ13によってサイドクラウンの端縁を挟持し、両第1クリップ13のうちいずれか他方のクリップ13または第2クリップ15によって服の襟N等を挟持することにより、強風および弱風の場合に帽子Cが遠くに吹き飛んでしまうことを防止することができる。また、第1実施形態における第4乃至第7の使用態様と同様に用いることもできる。
第2の実施形態によっても、大きさや形状等が異なる種々の任意の帽子Cに利用することができ、帽子Cが遠くに吹き飛んでしまうことを防止することができるほか、強風の時であっても帽子Cが脱げてしまうように用いることができ、かつ、ホルダや布状部材Sの保持手段等種々の用途に用いることができる。
また、第2クリップ15を輪状部分7における紐状部材2の中央部に固定して取り付けることにより、図12のように使用する場合において第2クリップ15の位置決めの容易化を図ることができる。
なお、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
例えば、紐状部材2の長さを、小型のアジャスターバックル等を用いて調節することができるようにしてもよい。
1 多機能帽子用留め具
2 紐状部材
5 コードストッパ(中間束部材)
5a 孔
5b 固定解除ボタン
7 輪状部分
8 両端部分
10 環状部材
10a 孔
12 端部止め部材
13 クリップ(保持部材)
13a 取付用孔
C 帽子
N 襟

Claims (4)

  1. 紐状部材と、
    2つ折りの状態の前記紐状部材を束ねて前記紐状部材の長手方向における保持位置を移動可能に保持することにより、一端側に前記紐状部材の輪状部分が配置され、他端側に前記紐状部材の両端部分が配置される中間束部材と、
    前記輪状部分に移動可能に取り付けられる一対の保持部材を有することを特徴とする多機能帽子用留め具。
  2. 前記一対の保持部材を第1保持部材とし、前記両第1保持部材の間であって前記紐状部材の中央部に固定して取り付けられる第2保持部材を有することを特徴とする請求項1に記載の多機能帽子用留め具。
  3. 前記両端部分における前記中間束部材と前記紐状部材の両端部との間において、前記両端部分を前記紐状部材の長手方向に移動可能に保持する両端部分束部材を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の多機能帽子用留め具。
  4. 前記紐状部材の両端部に取り付けられる端部止め部材を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の多機能帽子用留め具。
JP2010032744A 2010-02-17 2010-02-17 多機能帽子用留め具 Pending JP2011168907A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010032744A JP2011168907A (ja) 2010-02-17 2010-02-17 多機能帽子用留め具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010032744A JP2011168907A (ja) 2010-02-17 2010-02-17 多機能帽子用留め具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011168907A true JP2011168907A (ja) 2011-09-01

Family

ID=44683307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010032744A Pending JP2011168907A (ja) 2010-02-17 2010-02-17 多機能帽子用留め具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011168907A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5802975B1 (ja) * 2014-10-21 2015-11-04 伸次 峰松 椅子用シート状体固定具

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3047771U (ja) * 1997-10-03 1998-04-24 株式会社ハイマウント サングラス
JP2006265764A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Kazuyo Furuhashi 帽子紐の着脱構造及び該構造に用いる帽子紐キット
JP3126319U (ja) * 2006-08-10 2006-10-19 延明 高橋 連結用ストラップ
JP2009133045A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Yoshiko Yoshikoshi ワンタッチ式あごひも

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3047771U (ja) * 1997-10-03 1998-04-24 株式会社ハイマウント サングラス
JP2006265764A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Kazuyo Furuhashi 帽子紐の着脱構造及び該構造に用いる帽子紐キット
JP3126319U (ja) * 2006-08-10 2006-10-19 延明 高橋 連結用ストラップ
JP2009133045A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Yoshiko Yoshikoshi ワンタッチ式あごひも

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5802975B1 (ja) * 2014-10-21 2015-11-04 伸次 峰松 椅子用シート状体固定具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20170318885A1 (en) All in one headwrap
JP2010077591A (ja) 着用位置を保持できるネックウォーマー
CA2959824C (en) A baseball cap with a comb on the strap
JP2011168907A (ja) 多機能帽子用留め具
KR200472872Y1 (ko) 마스크가 부착된 차양모자
JP2005143860A (ja) マスク及び耳掛け紐
US20120216333A1 (en) Fashion or sports accessory using fabric and attachment mechanism to fasten around a person's neck
JP2011106062A (ja) 多機能帽子用留め具
JP3207648U (ja) 日焼け止めカバー
JP3126319U (ja) 連結用ストラップ
JP3134756U (ja) 和服帯
JP5185034B2 (ja) 折畳み式帽子
KR200435758Y1 (ko) 탄성 클립을 구비한 걸이형 넥타이
JP3213939U (ja) 折りたたみ式帽子
JP3143201U (ja) 和服用帯
JP4778104B1 (ja) うちわの柄のカバー
JP3168870U (ja) スカーフ
JP2010265569A (ja) 輪ゴム付きタオルハンカチ
JP2007224469A (ja) ワンタッチ簡単ネクタイ及びホルダー
JP3198117U (ja) 折りたたみ式帽子
JP3216258U (ja) シャツ開き調整機構
JP3209645U (ja) スカーフ
JP3095726U (ja) 帽子兼用収納具
JP3186991U (ja) かぶり物
JP3906457B2 (ja) 帯整姿具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121211

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130625