JP3126319U - 連結用ストラップ - Google Patents

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Abstract

【課題】眼鏡を着脱時を問わず常に身に付けておくことができると共に、食事時等には前掛けを身につけて所定位置に保持でき、また外出時等には頭部に装着できる形で、前掛けに変えて帽子を保持できることが可能なホルダーを提供する。
【解決手段】二つのループを有し、かつループ間には移動自在な複数のクランプを備えたストラップであって、ループに眼鏡の耳掛部を通して眼鏡を保持し、クランプによって前掛けを保持することができ、さらにはこの前掛けの保持は、帽子の保持との交換ができることを特徴とする、眼鏡と前掛け又は眼鏡と前掛け若しくは帽子との連結用ストラップである。
【選択図】図2

Description

本考案は、忘れやすい眼鏡を顔面への着脱時を問わず常に身に付けることができると共に、食事等の時には前掛けを身に付けることができ、又は外出時等に必要な帽子をその頭部への着脱時を問わず身に付けておくことができる、そしてアクセサリーにもなる連結用ストラップに関する。
人は老いると老眼鏡、サングラスなどの眼鏡を置き忘れることが多い。また、老いると食事の時に衣服を汚すことが多い。さらに、外出時には帽子を頭部から外し何処かに置く度に忘れやすく、また風が吹いて帽子が飛ばされた場合にはそれを追いかけることが困難であり、取り戻せない場合も多い。しかるに、外国旅行においては、老眼鏡、サングラスなどの眼鏡と帽子と食事の時の前掛けは必須であり、また、老人ホームなどの施設においても、眼鏡と前掛けと外出時には帽子が使用されることが多いことを考慮すると、上記問題を解決するためには、眼鏡等は不必要時にも身体から離間しないようにすることが求められるが、いちいちケースに収納等して或いは身体に結びつけて携帯するのでは手間がかかることから、結局身体から離して何処かに置くことになり、高齢者社会では上記問題が常に発生している。
一方、取り外し交換可能な把持具を連結具に取り付けて構成され、ハンカチ、タオル、ナプキン類等衣類の汚れを防ぐことができる、衣類の汚れ防止用ホルダーが開示され(例えば、特許文献1参照)、また、帽子等の頭部装着物脱落防止用ストラップが開示されている(例えば、特許文献2参照)が、これらは、高齢者の多くが必要とする、上記眼鏡を含む複数の物品を身に付ける物ではないため、上記問題を解決できるに至っていない。
かかる状況下において、(1)眼鏡を着脱時を問わず常に身に付けることができると共に食事の時には必要な前掛けを身に付けて適正位置に保持できる物、または(2)眼鏡及び帽子を着脱時を問わず常に身に付けることができ、更に食事の時には不必要な帽子と交換して必要な前掛けを身に付けて適正位置に保持できれる物があれば、老人にとって、眼鏡又は帽子を何処かに置き忘れる機会を非常に少なくすることができ、更に、食事の時には衣服を汚すことがなく便利である。
実用新案登録第3103751号公報 特開2005−256266号公報
そこで、本考案は、(1)眼鏡を着脱時を問わず常に身に付けておくことができると共に、食事時等には前掛けを身に付けて適正位置に保持でき、また(2)(1)を前提に、外出時等には頭部に着用できる形で、前掛けに変えて帽子を保持できることが可能なホルダーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために鋭意研究した結果、所定長さのストラップの両端部等にループを設けてそのループに眼鏡の耳掛け部を通して眼鏡を保持し、ループ間に前掛けや帽子を保持できるクランプを移動自在に取り付けたストラップにすれば、ストラップを首にかけた状態で眼鏡を常に身に付け、前掛けと帽子は、クランプにより交換可能に把持できるので、食事時にはクランプの位置調整によって前掛けを胸元に、外出時にはクランプの位置調整によって帽子を頭部に着脱自在に保持できることを見出し本考案を完成させた。
すなわち、本考案のうち第1の考案は、二つのループ3を有し、かつループ間には移動自在な複数のクランプ4を備えたストラップ2であって、前記ループに眼鏡の耳掛部を通して眼鏡11を保持し、前記クランプ4によって前掛け12を保持することを特徴とする、眼鏡と前掛けとの連結用ストラップ1である。
第1の考案において、二つのループ3,3は、連結用ストラップ1を首にかけた状態で、顔面に装着される眼鏡11の保持位置及びループ3,3間に備えられるクランプ4による前掛け12の把持位置等を考慮して、適切な間隔を置いて設ければよい。なお、この二つのループ3,3はストラップ2の両端部に設けるのがデザイン上好ましいが、前記適切な間隔を置いて設ければよく、必ずしもストラップ2の両端部に設ける必要はない。またループ3は、必ずしもストラップ2を用いて形成する必要はなく、別に形成してストラップ2に接続しても良い。
本考案のうち第2の考案は、二つのループ3,3を有し、かつループ間には移動自在な複数のクランプ4を備えたストラップ2であって、前記ループに眼鏡の耳掛部を通して眼鏡11を保持し、前記クランプによって前掛け12若しくは帽子13を交換可能に保持することを特徴とする、眼鏡と前掛け又は帽子との連結用ストラップ1である。
本第2の考案において、二つのループ3,3は、連結用ストラップ1を首にかけた状態で、顔面に装着される眼鏡11の保持位置及びループ間に備えられるクランプ4による前掛け12の把持位置又は帽子13の把持位置等考慮して、適切な間隔を置いて設ければよい。なお、この場合も、この二つのループ3,3はストラップ2の両端部に設けるのがデザイン上好ましいが、前記適切な間隔を置いて設ければよく、必ずしもストラップ2の両端部に設ける必要はない。また、帽子の保持には必ずしもクランプ4の複数を必要とせず、一つのクランプ4で把持してもよい。その場合、帽子13の保持に用いる複数のクランプ4の一部を衣服(例えば、襟)の把持に用いるとよい(第3考案)。風が強く帽子13が頭部から離脱するような場合でも、クランプによって衣服に連結されている連結用ストラップ1自体が衣服から離脱することは無いことから、結局、眼鏡11と帽子13とは連結用ストラップ1を介して常に身体に保持しておくことができるからである。
本考案において、クランプ4の数は、通常二つ設ければ前掛けの上辺を間隔をおいて把持できるので十分であるが、特に限定されず、場合によっては二つ以上設けてもよい。その場合、複数のクランプのうち少なくとも一つは、その自在な移動が人力を必要とする程度に制限されているのが好ましい(第5考案)。広げて把持した前掛け12がクランプ4の自然移動によって幅方向にできるだけ、狭まらないようにするためである。
なお、クランプ4の自在な移動を確保し又はその自在な移動を人力を必要とする程度に制限するための具体的構成としては、図1に示すように、クランプ4を、クランプの端部(挟持部4bを除く)に設けた貫通孔4aを介してストラップ2に連結して自在な移動を確保すること及びこの貫通孔4aの径をストラップ2の太さ程度に調整することにより、その自在な移動を人力を必要とする程度に制限することが例示できる。
また、二つのループ3,3は、それらの内径の大きさを調整可能にするのが好ましい(第4考案)。ループ内径の大きい状態、すなわち眼鏡11の耳掛部を通し易い状態で通し、通した後はループ3,3の径を小さくして、耳掛部を連結用ストラップ1にしっかりと保持することができるからである。このような内径調整可能なループとしては、図1に示すように、ループ3の中央部の径を小径リング3c(以下、単にリング3cという。)によって小さくするように拘束したループが例示できる。この場合、リング3cの摺動によって、ループ3の一部(ループ3a)の内径が調整されることから、結局眼鏡11の耳掛部を保持するためのループ3の径が調整される。
なお、眼鏡の耳掛部とは、ツルの他、ツルのレンズ縁への留め具やツルに接続する耳当部も含む。また、前掛けとは、食事時等において衣服の前に掛け衣服の汚れを防止する機能を有する被服物をいい、例えば、エプロン等の前掛け布の他、ハンカチ、タオル、ナプキン、紙、フィルムなどを含む。ストラップとしては、通常の紐の他、その代替物となる鎖等を含む。
ストラップ2は人目に付くのでアクセサリーになるような装飾形態にするのが好ましい。同様に、クランプ4やループ3もアクセサリーになるような装飾形態にするのが好ましい。例えば、装飾形態のクランプ4としては、全体としての形状がブローチとなるクランプ等を例示することができる。
本考案の連結用ストラップ1によれば、(1)眼鏡11を着脱時を問わず常に身に付けておくことができると共に、食事時等には前掛け12を所定位置に保持でき、また(2)(1)を前提に、外出時等には頭部に着用できる形で、前掛け12に変えて帽子13を保持できる。
すなわち、第1の考案によれば、連結用ストラップ1の中央部を首の後ろに回して、クランプ4が両肩部前の位置に至るように装着すれば、眼鏡11を顔面に装着した状態で、前掛け12を使用することができるのは、もちろん、眼鏡11を顔面から取り外した後も、眼鏡11を連結用ストラップ1によって吊したまま保持でき、更に、例えば図2の点線で示すようにその眼鏡の上に前掛け12をクランプ4を用いて保持できることから、顔面から外した眼鏡11を身体から離すことなく(したがって、眼鏡を忘れることなく)、しかも衣服を汚すことなく、食事をすることができる。
なお、図2の点線で示すように、連結用ストラップ1にて吊した眼鏡11を衣服の前に置き、その上に前掛け12を被せた場合、眼鏡は身体の前にあるので、連結用ストラップ1の使用者は、常に眼鏡を認識できると共に、このような認識が、誤って眼鏡を傷つけることを防ぐことに繋がり、眼鏡を安全に保持できる。
更に、第2の考案によれば、連結用ストラップ1を首にかけた状態で眼鏡11を着脱時を問わず常に身に付け、前掛け12と帽子13とは、クランプ4により交換可能に把持できるので、食事時の上記効果に加えて、外出時には移動自在のクランプ4の位置調整によって帽子13を頭部に着脱自在に把持できる。また、第3考案によれば、複数のクランプの一部を帽子の保持に、他を衣服(例えば襟)の把持に使用することになるので、帽子は連結用クランプ1を介して、衣服に連結されていることになり、風が吹いて頭部から脱着するようなことはあっても、身体から離間することは無く、常に身に付けておくことができる。
本考案を実施するための形態は次の通りであるが、これらは本考案を実施するための形態の一例に過ぎず、本考案はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本考案に係る連結用ストラップの一例であって、ストラップ2の両端に内径を調整可能なループ3を有し(この両端のループを含む連結用ストラップ1の長さは、例えば60cm程度にするとよい。)、ループ3,3間に移動自在な二つのクランプ(4,4)を備えた連結用ストラップ1を示す斜視図である。ループの内径の調整は、図1に示すように、ループの中央部の径が小さくなるように拘束するリング3cの摺動によって、ループ3の内径を調整するようにしてある。
すなわち、リング3cによってループ3は二分され、眼鏡11に連結するループ3aはその内径をリング3cの摺動によって調整可能にして、結果としてループ3の内径を調節可能にする一方、他方のループ3bを介してループ3をストラップの端部2a(ここには、ストラップ2端部を折り返して前記ループ3連結用の小ループ2aを形成)に連結している。この場合、ループ3の材料としては、リング3Cによる拘束を解くと円形が復元するような弾力性のあるものを用いるのが好ましい。なお、ストラップの材料としては、装飾性の紐材料を用いることが好ましく、また、装飾性付与の観点から鎖等を用いることもできる。
クランプ4は、クランプの端部(挟持部4bを除く)に設けた貫通孔4aを介してストラップ2に連結してあり、移動自在になっている。この貫通孔4aの径をストラップの太さ程度に調整すれば、その自在な移動が人力を必要とする程度に制限される。
連結用ストラップによる眼鏡と前掛けの保持について説明すると、眼鏡11は、その耳掛部を、前記二つのループ3、3の内径を大きくした状態で通過させた後、リング3cの摺動によってループ内径を小さくすることにより、ループを介してしっかりと保持するようにし、前掛け12は、移動可能な二つのクランプ4、4の位置や間隔を、前掛け12の幅の大きさ及び把持した場合の前掛け12の適正な広がり状態を考慮して定めた後、このクランプ4,4により挟持するようにすればよい。
図2は、本実施の形態における連結用ストラップの使用状態を示す図であり、連結用ストラップ1は首に掛けて身に付けた状態で、ループ3を介して眼鏡11を保持し、クランプ4を介して前掛け12を衣服の前に保持している。なお、図2の点線は、顔面から外した眼鏡11を、連結用ストラップ1により、衣服の前であって前掛け12の下に保持した状態を示す。すなわち、連結用ストラップ1によって、眼鏡11は顔面に装着した状態であろうと顔面から外した状態であろうと身体から離されることなく保持され、かつ前掛け12は、食事時等に衣服を汚さない位置に広げて保持されることになる。
なお、眼鏡11を顔面から外した状態で保持する場合、眼鏡11は、連結用ストラップ1によって首から吊した状態で衣服の前に置き、前掛け12にて覆うようにすれば、眼鏡を身体の横等に吊した場合に比べ、眼鏡破損の危険性を防止し、安全に保持できる。
(実施の形態2)
実施の形態1の連結用ストラップ1のクランプ4により、前掛け12だけでなく、帽子13をも保持する場合である。この場合、前掛け12と帽子13は、同一クランプ4,4によって交換可能に保持することになる。
したがって、本実施の形態の連結用ストラップ1は、上記実施の形態1の連結用ストラップと同様に、眼鏡11を、顔面に装着した状態であろうと、顔面11から外した状態であろうと身体から離間させることなく、かつ前掛け12を衣服の汚さない位置に広げて保持できると共に、外出時などには、前掛け12に変えて帽子13を保持できる。かかる帽子13の保持は、クランプ4が移動自在であるから、適宜クランプ位置を調整して好みの位置で行えばよい。
図3は、本実施の形態における連結用ストラップ1の使用状態を示す図であり、ストラップ1は首に掛けて身に付けた状態で、ループ3を介して眼鏡11を保持し、クランプ4を介して帽子13を保持している(この場合、2個のクランプ4,4のうち1個は帽子13の保持に使用し、他のクランプ4は衣服の襟の把持に使用している。)。帽子13は、連結用ストラップ1を介して衣服に結びつけられており、頭部に装着した状態であろうと頭部から外した状態であろうと連結用ストラップ1によって、身体から離れることはなく保持されることになる。
したがって、帽子13を被ることが不必要な場合も、置き忘れることがなく、また旅行、その他の外出時において、風に飛ばされて失うことも無くなる。
本考案は、老人にとって置き忘れやすい眼鏡や帽子と、老人にとって食事時の衣服の汚れ防止に必要な前掛けを連結して身に付け得る、連結用ストラップに関するものである。
は、本考案に係る連結用ストラップの一例であって、ストラップの両端に内径を調整可能なループを有し、ループ間に移動自在な二つのクランプを備えた眼鏡と前掛けとの、又は眼鏡と前掛け若しくは帽子との連結用ストラップを示す斜視図である。 は、図1の連結用ストラップの使用状態の一例を示す図であり、眼鏡と前掛けとを保持した状態で、本考案に係る連結用ストラップを身に付けた状態を示す図である。なお、点線は、眼鏡を顔面から外した状態での連結用ストラップによる眼鏡の保持位置の一例を示す。 は、図1の連結用ストラップの使用状態の他の例を示す図であり、眼鏡と帽子とを保持した状態で、本考案に係る連結用ストラップを身に付けた状態を示す図である。
符号の説明
1 連結用ストラップ
2 ストラップ
2a ストラップ端部に形成したループ3との接続部
3 眼鏡保持用ループ
3a ループ3の眼鏡との接続部
3b ループ3のストラップ2との接続部
3c リング
4 クランプ
4a クランプ端部に形成したストラップ2との接続部(貫通孔)
4b クランプの挟持部
11 眼鏡
12 前掛け
13 帽子

Claims (5)

  1. 二つのループ3を有し、かつループ間には移動自在な複数のクランプ4を備えたストラップ2であって、前記ループ3に眼鏡の耳掛部を通して眼鏡11を保持し、前記クランプ4によって前掛け12を保持することを特徴とする、眼鏡と前掛けとの連結用ストラップ1。
  2. 二つのループ3を有し、かつループ間には移動自在な複数のクランプ4を備えたストラップ2であって、前記ループ3に眼鏡の耳掛部を通して眼鏡11を保持し、前記クランプ4によって前掛け12若しくは帽子13を交換可能に保持することを特徴とする、眼鏡と前掛け又は帽子との連結用ストラップ1。
  3. 帽子13の保持に用いる複数のクランプの一部を衣服の把持に用いることを特徴とする請求項2記載の連結用ストラップ1。
  4. 前記ループ3内径の大きさを調整可能にしたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の連結用ストラップ1
  5. 複数クランプ4のうち少なくとも一つは、その自在な移動が人力を必要とする程度に制限されていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の連結用ストラップ1。
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JP2011168907A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Akira Yoda 多機能帽子用留め具

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