JP2011166851A - スイッチング制御回路およびスイッチング電源回路 - Google Patents

スイッチング制御回路およびスイッチング電源回路 Download PDF

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Abstract

【課題】 過負荷状態から軽負荷状態に復帰する際の出力電圧のオーバーシュートを抑制する。
【解決手段】 パルス幅変調信号に応じてスイッチング信号を生成し、第1の直流電圧をスイッチングするスイッチング素子に供給するスイッチング信号生成回路と、徐々に電圧が上昇するソフトスタート信号を生成するソフトスタート回路と、前記スイッチング素子の出力電圧を整流および平滑化した第2の直流電圧に応じて帰還される帰還電圧と、前記第2の直流電圧の目標値を示す所定の基準電圧または前記ソフトスタート信号の電圧のうち低い方の電圧との誤差電圧に基づいて、前記パルス幅変調信号を生成するパルス幅変調回路と、を有し、前記ソフトスタート回路は、前記帰還電圧が第1の電圧以下に低下すると、前記ソフトスタート信号の電圧を前記帰還電圧に応じて低下させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スイッチング制御回路およびスイッチング電源回路に関する。
パーソナルコンピュータなどの電子機器で使用される直流電圧を生成する電源として、PWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)制御によって所望の直流電圧を生成するスイッチング電源が一般に知られている。例えば、特許文献1の図9では、起動時に徐々に電圧が上昇するソフトスタート信号を生成するソフトスタート回路を備えたスイッチング電源装置が開示されている。
当該スイッチング電源装置において、エラーアンプ(誤差増幅器)は、出力電圧を分圧した帰還電圧を、基準電圧またはソフトスタート信号の電圧のうち低い方の電圧と比較して誤差電圧を生成する。そのため、PWMコンパレータは、ソフトスタート信号の電圧が基準電圧に達するまでの間、帰還電圧とソフトスタート信号の電圧との誤差電圧に基づいてPWM信号を生成することとなり、起動時の突入電流や出力電圧のオーバーシュートを抑制することができる。
このようにして、スイッチング電源において、起動時にソフトスタート信号の電圧を徐々に上昇させることによって、起動時の突入電流や出力電圧のオーバーシュートを抑制することができる。
特開2004−88964号公報
ここで、一般的なソフトスタート回路を備えたスイッチング電源回路の構成の一例を図7に示す。
図7に示されているスイッチング電源回路は、スイッチング素子2によって入力電圧Vinがスイッチングされた交流電圧を、ダイオード3、コイル4、およびコンデンサ5によって整流および平滑化して、直流電圧である出力電圧Voutを出力する。また、スイッチング制御回路1cは、帰還電圧Vfbと、基準電圧Vrefまたはソフトスタート信号SSの電圧のうち低い方の電圧との誤差電圧ERに基づいて、スイッチング素子2をスイッチング制御するためのスイッチング信号SW1を出力する。
当該スイッチング電源回路において、図8に示すように、起動時には、ソフトスタート信号SSの電圧が徐々に上昇し、スイッチング素子2は、帰還電圧Vfbとソフトスタート信号SSの電圧との誤差電圧ERが0となるようにスイッチング制御される。また、ソフトスタート信号SSの電圧が基準電圧Vrefに達すると、スイッチング素子2は、帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとの誤差電圧ERが0となるようにスイッチング制御され、出力電圧Voutは、目標電圧付近に制御される。
しかしながら、例えば水滴や塵埃などの影響によって、スイッチング電源回路に接続される負荷が過負荷となると、出力電圧Voutが低下し、帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとの誤差電圧ERが大きくなる。そのため、再び負荷が軽くなると、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefを超え、出力電圧Voutがオーバーシュートしてしまう場合がある。
前述した課題を解決する主たる本発明は、パルス幅変調信号に応じてスイッチング信号を生成し、第1の直流電圧をスイッチングするスイッチング素子に供給するスイッチング信号生成回路と、徐々に電圧が上昇するソフトスタート信号を生成するソフトスタート回路と、前記スイッチング素子の出力電圧を整流および平滑化した第2の直流電圧に応じて帰還される帰還電圧と、前記第2の直流電圧の目標値を示す所定の基準電圧または前記ソフトスタート信号の電圧のうち低い方の電圧との誤差電圧に基づいて、前記パルス幅変調信号を生成するパルス幅変調回路と、を有し、前記ソフトスタート回路は、前記帰還電圧が第1の電圧以下に低下すると、前記ソフトスタート信号の電圧を前記帰還電圧に応じて低下させること、を特徴とするスイッチング制御回路である。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、過負荷状態から軽負荷状態に復帰する際の出力電圧のオーバーシュートを抑制することができる。
本発明の第1および第2実施形態におけるソフトスタート回路を備えたスイッチング電源回路全体の構成の概略を示す回路ブロック図である。 本発明の第1および第2実施形態におけるソフトスタート回路を備えたスイッチング電源回路において、過負荷状態から軽負荷状態に復帰する際のソフトスタート信号の電圧および帰還電圧Vfbの変化の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態におけるソフトスタート回路の構成を示す回路ブロック図である。 本発明の第2実施形態におけるソフトスタート回路の構成を示す回路ブロック図である。 スイッチング電源回路全体の他の構成例を示す回路ブロック図である。 ソフトスタート回路の他の構成例を示す回路ブロック図である。 一般的なソフトスタート回路を備えたスイッチング電源回路全体の構成の一例を示す回路ブロック図である。 一般的なソフトスタート回路を備えたスイッチング電源回路において、過負荷状態から軽負荷状態に復帰する際の帰還電圧Vfbの変化の一例を示す図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===スイッチング電源回路全体の構成の概略===
以下、図1を参照して、後述する本発明の第1および第2実施形態におけるソフトスタート回路を備えたスイッチング電源回路全体の構成の概略について説明する。
図1に示されているスイッチング電源回路は、スイッチング制御回路1a、スイッチング素子2、ダイオード3、コイル4、コンデンサ5、8、および抵抗6、7を含んで構成されている。また、スイッチング制御回路1aは、端子20ないし24を備えた集積回路として構成されており、内部の各構成要素は、例えば電圧調整回路10、ソフトスタート回路、PWM回路、およびスイッチング信号生成回路に大別することができる。なお、以下においては、一例として、スイッチング素子2がPMOS(P-channel Metal-Oxide Semiconductor:Pチャネル金属酸化膜半導体)トランジスタである場合について説明する。
電圧調整回路10には、端子21を介して入力電圧Vin(第1の直流電圧)が入力されている。また、電圧調整回路10からは、定電圧Vreg、基準電圧Vref、および低電圧検出電圧VL(第1の電圧)が出力されている。
ソフトスタート回路は、例えば電流源11、コンパレータ回路12、13、およびスイッチ回路(電流シンク回路)14を含んで構成されている。なお、スイッチ回路(電流シンク回路)14は、後述する第1および第2実施形態において、それぞれスイッチ回路14aおよび電流シンク回路14bに相当し、いずれもコンパレータ回路13とともに放電回路を構成する。
電流源11には、定電圧Vregが供給され、電流源11からは、電流Issが出力されている。また、コンデンサ8の一端は、グランド電位に接続され、他端には、端子20を介して電流Issが供給されている。そして、端子20は、ソフトスタート信号SSの入力端子となっている。
コンパレータ回路12の反転入力には、端子23を介して帰還電圧Vfbが入力され、非反転入力には、低電圧検出電圧VLが印加されている。また、コンパレータ回路12から出力される低電圧検出信号LVは、コンパレータ回路13のイネーブル信号となっている。
コンパレータ回路13の反転入力には、帰還電圧Vfbに差分電圧Vdif(第2の電圧)を加算した和電圧が入力され、非反転入力は、端子20に接続されている。また、コンパレータ回路13の出力信号は、スイッチ回路(電流シンク回路)14の制御信号となっている。さらに、スイッチ回路(電流シンク回路)14の一端は、端子20に接続され、他端は、端子24を介してグランド電位に接続されている。
PWM回路は、例えばエラーアンプ15、発振回路16、およびPWMコンパレータ17を含んで構成されている。また、エラーアンプ15は、1つの反転入力と2つの非反転入力とを備え、反転入力には、帰還電圧Vfbが入力され、第1の非反転入力には、基準電圧Vrefが印加され、第2の非反転入力は、端子20に接続されている。さらに、PWMコンパレータ17の反転入力には、エラーアンプ15から誤差電圧ERが入力され、非反転入力には、発振回路16から三角波TWが入力されている。そして、PWMコンパレータ17からは、PWM信号が出力されている。
スイッチング信号生成回路は、例えばバッファ回路18を含んで構成されている。また、バッファ回路18には、PWM信号が入力され、バッファ回路18から出力されるスイッチング信号SW1は、端子22を介してスイッチング制御回路1aから出力されている。
スイッチング素子2のソースには、入力電圧Vinが入力され、ゲートには、スイッチング信号SW1が入力されている。また、ダイオード3のアノードは、グランド電位に接続され、カソードは、スイッチング素子2のドレインに接続されている。さらに、スイッチング素子2のドレインは、コイル4の一端にも接続され、コイル4の他端は、コンデンサ5の一端に接続され、コンデンサ5の他端は、グランド電位に接続されている。そして、コイル4とコンデンサ5との接続点は、出力電圧Vout(第2の直流電圧)を出力する、当該スイッチング電源回路の出力ノードとなっている。
抵抗6および7は、直列に接続され、抵抗6の一端が出力ノードに接続され、抵抗7の一端がグランド電位に接続されている。また、抵抗6および7の接続点は、端子23に接続され、当該接続点の電圧が帰還電圧Vfbとしてスイッチング制御回路1aに入力されている。
===スイッチング電源回路全体の動作の概略===
次に、スイッチング電源回路全体の動作の概略について説明する。
スイッチング素子2は、スイッチング信号SW1に応じて、入力電圧Vinをスイッチングして交流電圧に変換する。また、ダイオード3、コイル4、およびコンデンサ5は、整流平滑回路を構成し、上記交流電圧を整流および平滑化して、直流電圧である出力電圧Voutを出力する。そして、抵抗6および7は、出力電圧Voutを分圧し、帰還電圧Vfbを生成する。
なお、スイッチング素子2は、PMOSトランジスタであるので、スイッチング信号SW1がハイ・レベルの間オフとなり、スイッチング信号SW1がロー・レベルの間オンとなる。また、コイル4に流れる電流I3は、スイッチング素子2がオンの間流れる電流I1と、スイッチング素子2がオフの間ダイオード3に流れるフライホイール電流I2との和となる。
スイッチング制御回路1aの電圧調整回路10は、入力電圧Vinから定電圧Vregを生成し、電流源11に供給する。また、定電圧Vregは、他の内部回路の電源としても供給される。さらに、電圧調整回路10は、定電圧Vregから基準電圧Vrefおよび低電圧検出電圧VLを生成する。そして、基準電圧Vrefは、エラーアンプ15の第1の非反転入力に印加され、低電圧検出電圧VLは、コンパレータ回路12の非反転入力に印加される。
エラーアンプ15は、帰還電圧Vfbを、基準電圧Vrefまたはソフトスタート信号SSの電圧のうち低い方の電圧と比較して誤差電圧ERを生成する。また、発振回路16は、三角波TWを出力し、PWMコンパレータ17は、誤差電圧ERを三角波TWと比較してPWM信号を生成する。なお、発振回路16からPWMコンパレータ17の反転入力には、のこぎり波(鋸歯状波)が入力されていてもよい。
バッファ回路18は、PWM信号をバッファリングして同相のスイッチング信号SW1を出力する。したがって、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefまたはソフトスタート信号SSの電圧のうち低い方の電圧より低い場合には、PWM信号がロー・レベル、すなわち、スイッチング素子2がオンとなる期間が長くなり、出力電圧Voutが低下する。一方、帰還電圧Vfbが当該低い方の電圧より高い場合には、スイッチング素子2がオンとなる期間が短くなり、出力電圧Voutが上昇する。
電流源11は、電流Issを供給してコンデンサ8を充電し、ソフトスタート信号SSの電圧を徐々に上昇させる。なお、電流源11は、ソフトスタート信号SSの電圧が少なくとも基準電圧Vrefに達するまで電流Issを供給する。
コンパレータ回路12は、帰還電圧Vfbを低電圧検出電圧VLと比較し、Vfb<VLの場合にハイ・レベルとなる低電圧検出信号LVを出力する。したがって、コンパレータ回路12は、帰還電圧Vfbが低電圧検出電圧VL以下に低下したことを検出する低電圧検出回路である。一例として、低電圧検出電圧VLは、出力電圧Voutの目標値を示す基準電圧Vrefに対して90%程度の電圧に設定される。
コンパレータ回路13は、低電圧検出信号LVがハイ・レベルの間イネーブルとなり、帰還電圧Vfbおよび差分電圧Vdifの和電圧を、ソフトスタート信号SSの電圧と比較する。また、スイッチ回路(電流シンク回路)14は、ソフトスタート信号SSの電圧が当該和電圧より高い間、コンデンサ8を放電してソフトスタート信号SSの電圧を低下させる。なお、差分電圧Vdifは、ソフトスタート信号SSの電圧を帰還電圧Vfbより若干高い電圧に制御するために用いられており、一例として、0.1V程度に設定される。
ここで、図8の場合と同様に負荷が変動する場合の、当該スイッチング電源回路におけるソフトスタート信号SSの電圧および帰還電圧Vfbの変化を図2に示す。
図2において、起動時には、図8の場合と同様に、ソフトスタート信号SSの電圧が徐々に上昇し、スイッチング素子2は、帰還電圧Vfbとソフトスタート信号SSの電圧との誤差電圧ERが0となるようにスイッチング制御される。また、ソフトスタート信号SSの電圧が基準電圧Vrefに達すると、スイッチング素子2は、帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとの誤差電圧ERが0となるようにスイッチング制御され、出力電圧Voutは、基準電圧Vrefが示す目標電圧付近に制御される。
一方、水滴や塵埃などの影響によって過負荷状態となると、出力電圧Voutの低下に伴って帰還電圧Vfbも低下する。また、帰還電圧Vfbが低電圧検出電圧VL以下に低下すると、コンパレータ回路13がイネーブルとなり、ソフトスタート信号SSの電圧が帰還電圧Vfbおよび差分電圧Vdifの和電圧より高い間、コンデンサ8が放電される。したがって、過負荷状態の間、ソフトスタート信号SSの電圧は、帰還電圧Vfbより差分電圧Vdifだけ高い電圧に制御される。
次に、軽負荷状態に復帰すると、コンデンサ8が再び充電され、ソフトスタート信号SSの電圧が徐々に上昇し、スイッチング素子2は、帰還電圧Vfbとソフトスタート信号SSの電圧との誤差電圧ERが0となるようにスイッチング制御される。したがって、当該スイッチング電源回路は、軽負荷状態に復帰する際、帰還電圧Vfbより差分電圧Vdifだけ高い電圧からソフトスタート動作を行うこととなる。この場合、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefを超えることはなく、出力電圧Voutのオーバーシュートを抑制することができる。
このようにして、当該スイッチング電源回路は、過負荷状態の間、コンデンサ8を放電してソフトスタート信号SSの電圧を帰還電圧Vfbに応じて低下させることによって、軽負荷状態に復帰する際の出力電圧Voutのオーバーシュートを抑制している。
<第1実施形態>
===ソフトスタート回路の構成===
以下、図3を参照して、本発明の第1の実施形態におけるソフトスタート回路の構成について説明する。
図3は、本実施形態のソフトスタート回路に含まれる放電回路の具体的な構成を示しており、当該放電回路は、コンパレータ回路13aとスイッチ回路14aとで構成されている。また、放電回路を除く、電流源11、コンパレータ回路12、および外部接続されるコンデンサ8は、図1と同様の構成となっている。
コンパレータ回路13aの反転入力には、帰還電圧Vfbに差分電圧Vdifを加算した和電圧が入力され、非反転入力は、電流源11とコンデンサ8との接続点(端子20)に接続されている。また、コンパレータ回路13aには、コンパレータ回路12から出力される低電圧検出信号LVがイネーブル信号として入力されている。
スイッチ回路14aは、例えばNMOS(N-channel MOS:Nチャネル金属酸化膜半導体)トランジスタN6および抵抗R1を含んで構成されている。また、トランジスタN6のソースは、グランド電位に接続され、ゲートには、コンパレータ回路13の出力信号が入力されている。さらに、抵抗R1の一端は、電流源11とコンデンサ8との接続点に接続され、他端は、トランジスタN6のドレインに接続されている。
===ソフトスタート回路の動作===
次に、本実施形態におけるソフトスタート回路の動作について説明する。
前述したように、電流源11は、電流Issを供給してコンデンサ8を充電し、ソフトスタート信号SSの電圧を徐々に上昇させる。また、コンパレータ回路12は、帰還電圧Vfbを低電圧検出電圧VLと比較し、Vfb<VLの場合にハイ・レベルとなる低電圧検出信号LVを出力する。
コンパレータ回路13aは、低電圧検出信号LVがハイ・レベルの間イネーブルとなり、帰還電圧Vfbおよび差分電圧Vdifの和電圧を、ソフトスタート信号SSの電圧と比較する。また、コンパレータ回路13aの出力信号は、ソフトスタート信号SSの電圧が当該和電圧より高い間ハイ・レベルとなる。さらに、コンパレータ回路13aの出力信号がハイ・レベルとなると、トランジスタN6はオンとなり、電流源11とコンデンサ8との接続点が抵抗R1を介してグランド電位に接続される。そして、コンデンサ8が放電され、ソフトスタート信号SSの電圧が低下する。
このようにして、本実施形態のソフトスタート回路は、過負荷状態の間、コンデンサ8を放電して、ソフトスタート信号SSの電圧を帰還電圧Vfbより差分電圧Vdifだけ高い電圧に制御する。また、起動時および軽負荷状態に復帰する際に、ソフトスタート信号SSの電圧を少なくとも基準電圧Vrefに達するまで徐々に上昇させる、ソフトスタート動作を行う。
<第2実施形態>
===ソフトスタート回路の構成===
以下、図4を参照して、本発明の第2の実施形態におけるソフトスタート回路の構成について説明する。
図4は、本実施形態のソフトスタート回路に含まれる放電回路の具体的な構成を示しており、当該放電回路は、コンパレータ回路13bと電流シンク回路14bとで構成されている。また、放電回路を除く、電流源11、コンパレータ回路12(不図示)、および外部接続されるコンデンサ8は、図1と同様の構成となっている。
コンパレータ回路13bは、例えばPMOSトランジスタP1、P2、P5ないしP8、NMOSトランジスタN3、N4、および電流源S1ないしS3を含んで構成されている。なお、トランジスタP6のサイズは、トランジスタP5のサイズのM倍となっている。
電流源S2およびS3には、いずれも定電圧Vregが供給されている。また、トランジスタP7およびP8のソースには、それぞれ電流源S2およびS3からソース電流(吐き出し電流)が供給され、ドレインは、いずれもグランド電位に接続されている。さらに、トランジスタP7のゲートには、帰還電圧Vfbに差分電圧Vdifを加算した和電圧が入力され、トランジスタP8のゲートは、電流源11とコンデンサ8との接続点(端子20)に接続されている。
ダイオード接続されたトランジスタP1のソースには、定電圧Vregが供給され、ドレインは、トランジスタN3のドレインに接続されている。また、トランジスタP2は、トランジスタP1とカレントミラー回路を構成し、トランジスタP2のドレインは、トランジスタN4のドレインに接続されている。さらに、トランジスタN3およびN4のソースには、いずれもグランド電位に接続された電流源S1からシンク電流(吸い込み電流)が供給されている。そして、トランジスタN3のゲートは、電流源S2とトランジスタP7との接続点に接続され、トランジスタN4のゲートは、電流源S3とトランジスタP8との接続点に接続されている。
ダイオード接続されたトランジスタP5のソースには、定電圧Vregが供給され、ドレインは、トランジスタN4のドレインに接続されている。また、トランジスタP6は、トランジスタP5とカレントミラー回路を構成し、トランジスタP6のドレインは、後述するトランジスタN5のドレインに接続されている。したがって、コンパレータ回路13bは、トランジスタN3のゲートが反転入力ノードとなり、トランジスタN4のゲートが非反転入力ノードとなり、トランジスタP6のドレインが出力ノードとなっている。なお、コンパレータ回路13bには、コンパレータ回路12(不図示)から出力される低電圧検出信号LVがイネーブル信号として入力されている。
電流シンク回路14bは、例えばNMOSトランジスタN5およびN6を含んで構成されている。なお、トランジスタN6のサイズは、トランジスタN5のサイズのN倍となっている。
ダイオード接続されたトランジスタN5のソースは、グランド電位に接続されている。また、トランジスタN6は、トランジスタN5とカレントミラー回路を構成し、トランジスタN6のドレインは、電流源11とコンデンサ8との接続点に接続されている。
===ソフトスタート回路の動作===
次に、本実施形態におけるソフトスタート回路の動作について説明する。
前述したように、電流源11は、電流Issを供給してコンデンサ8を充電し、ソフトスタート信号SSの電圧を徐々に上昇させる。また、コンパレータ回路13bは、低電圧検出信号LVがハイ・レベルの間イネーブルとなり、トランジスタP7のゲート電圧(帰還電圧Vfbおよび差分電圧Vdifの和電圧)を、トランジスタP8のゲート電圧(ソフトスタート信号SSの電圧)と比較する。なお、トランジスタP7およびP8は、ソース電流が供給されて、それぞれトランジスタN3およびN4のゲート電圧を供給する入力バッファとして機能する。
ここで、トランジスタN3およびN4に流れる電流をそれぞれIaおよびIbとすると、トランジスタN4のゲート電圧がトランジスタN3のゲート電圧より高い場合には、Ib>Iaとなる。したがって、トランジスタP5およびP6にそれぞれ流れる電流IcおよびIdは、
Ic=Ib−Ia、
Id=M・(Ib−Ia)
となる。一方、トランジスタN4のゲート電圧がトランジスタN3のゲート電圧より低い場合には、トランジスタP5およびP6には電流が流れない。
したがって、コンパレータ回路13bは、トランジスタN4のゲート電圧がトランジスタN3のゲート電圧より高い間、両ゲート電圧の差に応じた電流Idを出力する。また、トランジスタN6に流れる電流Ieは、
Ie=M・N・(Ib−Ia)
となり、Ie>Issの場合に、電流源11およびコンデンサ8からトランジスタN6に電流が流入する。そして、コンデンサ8が放電され、ソフトスタート信号SSの電圧が低下する。
このようにして、本実施形態のソフトスタート回路は、第1実施形態と同様に、過負荷状態の間、コンデンサ8を放電して、ソフトスタート信号SSの電圧を帰還電圧Vfbより差分電圧Vdifだけ高い電圧に制御する。また、起動時および軽負荷状態に復帰する際に、ソフトスタート信号SSの電圧を少なくとも基準電圧Vrefに達するまで徐々に上昇させる、ソフトスタート動作を行う。
なお、コンデンサ8からトランジスタN6に流入する電流Idisは、
Idis=M・N・(Ib−Ia)−Iss
となる。したがって、両ゲート電圧の差が大きいほど、電流Idisが大きくなるため、ソフトスタート信号SSの電圧を速やかに低下させることができる。
前述したように、スイッチング電源回路のソフトスタート回路において、帰還電圧Vfbが低電圧検出電圧VL以下に低下した過負荷状態となると、ソフトスタート信号SSの電圧を帰還電圧Vfbに応じて低下させることによって、過負荷状態から軽負荷状態に復帰する際の出力電圧Voutのオーバーシュートを抑制することができる。
また、ソフトスタート信号SSの電圧と帰還電圧Vfbとの差電圧が差分電圧Vdifより高い間コンデンサ8を放電することによって、過負荷状態の間ソフトスタート信号SSの電圧を帰還電圧Vfbより差分電圧Vdifだけ高い電圧に制御し、軽負荷状態に復帰する際に当該電圧からソフトスタート動作を行うことができる。
また、ソフトスタート信号SSの電圧が帰還電圧Vfbおよび差分電圧Vdifの和電圧より高い間、電流源11とコンデンサ8との接続点をグランド電位に接続することによって、過負荷状態の間コンデンサ8を放電してソフトスタート信号SSの電圧を低下させることができる。
また、ソフトスタート信号SSの電圧と帰還電圧Vfbおよび差分電圧Vdifの和電圧とを比較し、当該比較結果に応じて電流源11およびコンデンサ8から電流シンク回路14bに電流を流入させることによって、過負荷状態の間コンデンサ8を放電してソフトスタート信号SSの電圧を速やかに低下させることができる。
また、図1に示したスイッチング電源回路において、スイッチング信号SW1に応じてスイッチング制御されるスイッチング素子2の出力電圧を、ダイオード4、コイル5、およびコンデンサ6からなる整流平滑回路に入力することによって、入力電圧Vinがスイッチングされた交流電圧を整流および平滑化して直流電圧である出力電圧Voutを出力することができる。
なお、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
上記実施形態では、スイッチング信号生成回路として、PWM信号をバッファリングして同相のスイッチング信号SW1を出力するバッファ回路18が用いられているが、これに限定されるものではない。スイッチング信号SW1の極性は、スイッチング素子2の極性に応じて適宜反転され、また、スイッチング信号生成回路の構成は、PWM信号およびスイッチング信号SW1の極性に応じて適宜変更され得る。さらに、スイッチング信号生成回路は、PWM信号とともに過電流保護回路の出力信号などが入力される論理回路として構成してもよい。
上記実施形態では、ハイサイドのスイッチング素子2のみを備え、スイッチング素子2がオフの間ダイオード3にフライホイール電流I2が流れるスイッチング電源回路について説明したが、これに限定されるものではない。例えば図5に示すように、ローサイドのスイッチング素子9をさらに備え、スイッチング素子2がオフの間オンとなるスイッチング素子9にフライホイール電流I2が流れるスイッチング電源回路としてもよい。なお、図5において、各スイッチング素子のゲートに入力されているスイッチング信号は、いずれもPWM信号と同相となっているが、瞬間的に両方のスイッチング素子が同時にオンとなるのを防止するような構成とすることが望ましい。
上記第2実施形態では、ソフトスタート回路に含まれる放電回路は、それぞれ別個のコンパレータ回路13bと電流シンク回路14bとで構成されているが、これに限定されるものではない。例えば図6に示すように、PMOSトランジスタP3およびP4のゲートがそれぞれ反転入力ノードおよび非反転入力ノードとなっているコンパレータ回路13cは、電流シンク回路14cを含む構成とすることができる。なお、コンパレータ回路と電流シンク回路との分類は、固定的なものではない。例えば図4および図6において、トランジスタN6のみを電流シンク回路に分類してもよい。
1a〜1c スイッチング制御回路
2、9 スイッチング素子
3 ダイオード
4 コイル
5、8 コンデンサ
6、7 抵抗
10 電圧調整回路
11 電流源
12 コンパレータ回路(低電圧検出回路)
13a〜13c コンパレータ回路
14a スイッチ回路
14b、14c 電流シンク回路
15 エラーアンプ(誤差増幅器)
16 発振回路
17 PWM(パルス幅変調)コンパレータ
18、19 バッファ回路
20〜25 端子
N1〜N6 NMOS(Nチャネル金属酸化膜半導体)トランジスタ
P1〜P8 PMOS(Pチャネル金属酸化膜半導体)トランジスタ
R1 抵抗
S1〜S3 電流源

Claims (5)

  1. パルス幅変調信号に応じてスイッチング信号を生成し、第1の直流電圧をスイッチングするスイッチング素子に供給するスイッチング信号生成回路と、
    徐々に電圧が上昇するソフトスタート信号を生成するソフトスタート回路と、
    前記スイッチング素子の出力電圧を整流および平滑化した第2の直流電圧に応じて帰還される帰還電圧と、前記第2の直流電圧の目標値を示す所定の基準電圧または前記ソフトスタート信号の電圧のうち低い方の電圧との誤差電圧に基づいて、前記パルス幅変調信号を生成するパルス幅変調回路と、
    を有し、
    前記ソフトスタート回路は、前記帰還電圧が第1の電圧以下に低下すると、前記ソフトスタート信号の電圧を前記帰還電圧に応じて低下させること、
    を特徴とするスイッチング制御回路。
  2. 前記ソフトスタート回路は、
    コンデンサを充電する電流を供給して前記ソフトスタート信号の電圧を徐々に上昇させる電流源と、
    前記帰還電圧が前記第1の電圧以下に低下したことを検出し、低電圧検出信号を出力する低電圧検出回路と、
    前記低電圧検出信号が入力された場合に、前記コンデンサを放電して前記ソフトスタート信号の電圧を前記帰還電圧に応じて低下させる放電回路と、を含んで構成され、
    前記放電回路は、前記低電圧検出信号が入力された場合に、前記ソフトスタート信号の電圧と前記帰還電圧との差電圧が第2の電圧より高い間、前記コンデンサを放電することを特徴とする請求項1に記載のスイッチング制御回路。
  3. 前記放電回路は、
    前記ソフトスタート信号の電圧と、前記帰還電圧および前記第2の電圧の和電圧とを比較するコンパレータ回路と、
    前記低電圧検出信号が入力された場合に、前記ソフトスタート信号の電圧が前記和電圧より高い間、前記電流源と前記コンデンサとの接続点をグランド電位に接続して前記コンデンサを放電するスイッチ回路と、
    を含むことを特徴とする請求項2に記載のスイッチング制御回路。
  4. 前記放電回路は、
    前記ソフトスタート信号の電圧と、前記帰還電圧および前記第2の電圧の和電圧とを比較するコンパレータ回路と、
    前記低電圧検出信号が入力された場合に、前記コンパレータ回路の比較結果に応じて前記電流源および前記コンデンサから電流が流入する電流シンク回路と、
    を含むことを特徴とする請求項2に記載のスイッチング制御回路。
  5. 請求項2ないし請求項4の何れかに記載のスイッチング制御回路と、
    前記スイッチング素子と、
    前記スイッチング素子の出力電圧を整流および平滑化して前記第2の直流電圧を出力する整流平滑回路と、
    前記コンデンサと、
    を備えることを特徴とするスイッチング電源回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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