JP2011166706A - 車両搭載用撮影記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両前方および車室内の撮影を一つのカメラを用いて行う際に、メカニカルスイッチなど別途必要とせず、加速度センサにてカメラ映像の上下逆さまを認識して、取得映像の上下位置関係を正しく表示画面上に表示させる。
【解決手段】基板2に配設され、基板2と共に横方向軸を回動中心として少なくとも角度180度縦方向に回動自在に構成されて車両の進行方向前方および車両室内の撮影を行うカメラ3と、基板2に配設され、加速度を検出して衝撃を感知すると共に重力を感知する3軸の加速度センサ4と、加速度センサ4からの加速度信号に基づいてカメラ3からの出力映像の画面上下反転処理を制御する制御部7とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の電源スイッチをONにした時点からOFFにする時点までの連続した車両周辺の映像を記録すると共に、車両事故発生時などの不測の事態に備えて「イベント記録方式」として車両周辺の映像を自動記録する車両搭載用撮影記録装置に関する。
この種の従来の車両搭載用撮影記録装置は、ドライブレコーダであり、車両事故の原因究明や車両の運行記録により、運転者の安全運転促進や省エネ運転のためのアドバイスなど、コンサルティングに用いられている。
この従来の車両搭載用撮影記録装置は、車両の車室内前方のフロントガラスの内側面や、ルームミラーおよびその近傍に搭載したカメラ、マイクロホン、GPSアンテナおよび加速度センサなどからなり、映像、音声および車両位置情報および加速度情報などを所定の記録手段に記録するが、車両前方の映像を取得するための一つのカメラからなるものが実用化されている。
特許文献1にイベント記録方式のイベントレコーダが開示されている。特許文献1では、加速度センサの予め設定された閾値を元に映像を記録している。また、特許文献2、3についても同様のことが開示されている。
特許文献4には、加速度センサの経時変化による零点のドリフト分を、車両に加速度の生じない車両停車時に補正する車両用加速度センサ補正装置が開示されている。特許文献4のように加速度センサを用いたドライブレコーダについて、図10に示している。
図10は、特許文献4に開示されている従来の車両用加速度センサ補正装置の原理構成図である。
図10に示すように、従来の車両用加速度センサ補正装置100は、補正実行条件成立時に、車載された加速度センサ101の出力を零点補正するために必要な補正量を決定する補正量決定手段102と、車両の停車を検出する車両停車検出手段103と、車両停車時における加速度センサ101の出力値が所定値を越えているかを判定する傾斜判定手段104と、車両停車判定手段103により車両の停車が検出され、かつ傾斜判定手段104により加速度センサ101の出力値が所定値を越えていないと判別された際に、補正実行条件の成立を判定する補正条件判定手段105とを備えている。
また、上記構成の車両用加速度センサ補正装置100において、車両停車時において、加速度センサ101から所定値を越える出力値が検出され、かつ前回停車時の出力値と今回停車時の出力値との差が所定値以下となる状態が継続した場合に、加速度センサ101の異常を判定する異常判定手段106を備えていてもよい。
さらに、上記構成の車両用加速度センサ補正装置100において、車両が渋滞路を走行中であることを判定する渋滞判定手段107を備え、異常判定手段106は、渋滞判定手段107によって車両が渋滞走行中であることが判定された場合には、加速度センサ101の異常判定を行わないようにすることもできる。
特許文献5には、事故原因究明のため、運転者の覚醒度情報を用いて、事故発生時における警報発生状況を把握する事故情報記録装置が開示されている。
特許文献5の事故情報記録装置において、運転者の覚醒度情報とその閾値とを比較することにより運転者の覚醒度低下を判定して警報を発生する覚醒度低下判定手段の感度を感度調整装置で調整するとき、車両運転情報および覚醒度情報の少なくともいずれかと感度調整装置の感度調整情報と、或いは感度調整情報のみを制御手段がメモリに記録する。
特許文献6には、カメラの上下方向を検知するための部品を追加することなく、カメラの撮影映像の天地方向を自動的に修正するドライブレコーダの映像修正方法が開示されている。
図11は、特許文献6に開示されている従来のドライブレコーダの要部構成例を示すブロック図である。
図11に示すように、従来のドライブレコーダ200は、車両の周辺状況の撮影を行うカメラ201と、加速度を検出して衝撃を感知するセンサとしての加速度センサ202と、カメラ201で撮影された映像を記録する映像記録部203と、事故発生時において事故発生時前後の記録映像を保存する映像保存部204と、ドライブレコーダ200自体を制御するとともに、加速度センサ202からの加速度信号に基づいてカメラ201の撮影映像の修正を行う映像修正部205を有する制御部206とを備えている。カメラ201と加速度センサ202とは、カメラ201の上下方向が反転すれば加速度センサ202の上下方向も反転するように、互いの相対的姿勢は固定されて設置される。
なお、以後の説明では、加速度センサ202の垂直方向とカメラ201の上下方向とが一致して平行となるような相対姿勢に固定して設置する例を用いる。また、映像は動画像と静止画像とを含むものとして説明する。
周辺状況の撮影を行うカメラ201は、車両室内または車両外部に車両の周辺状況を撮影するように設置される。カメラ201が撮影する周辺状況は車両の前方、後方、もしくは車両の側面方向を撮影するものとするが、通常は車両前方を撮影するように設置される。カメラ201の撮影素子としては、CCDまたはCMOSなどが使用可能であるが、特にCCDが多く用いられる。また、このカメラ201に使用されるレンズはより広い範囲が撮影可能な広角レンズを用いることが好ましい。また、カメラ201は複数設けてもよい。この場合にも複数のカメラ201と加速度センサ202との相対的姿勢は全て固定したものとする。
カメラ201が撮影した撮影映像を記録する映像記録部203および、この映像記録部203が記録した事故発生時前後の記録映像を保存する映像保存部204は、DRAMやSRAMなどの半導体メモリや、フラッシュメモリのような不揮発性メモリが多く用いられる。また、ハードディスクや記録消去が可能な光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどを映像記録部203および映像保存部204に用いてもよい。さらに、映像記録部203と映像保存部204とを別々に設けず、映像記録部203が映像保存部204を兼ねる構成にしてもよい。
加速度センサ202は、事故発生時の衝撃などにより短時間に発生または急変する動的な加速度や、重力などのように常に一定に作用している静的な加速度をも感知してその加速度に応じた加速度信号を出力するものである。主な加速度センサ202としてはピエゾ抵抗型加速度センサ、圧電型加速度センサ、静電容量型加速度センサなどがあるが、中でも小型でかつX軸、Y軸、Z軸の3方向の加速度を一つのパーツで感知することが可能なピエゾ抵抗型3次元加速度センサを用いることが好ましい。
制御部206は、加速度センサ202の加速度信号から事故発生を認識し、映像記録部203および映像保存部204を所定の動作を行うように制御する。また、制御部206の映像修正部205は、後述する加速度センサ202の垂直方向の加速度信号から、カメラ201の上下方向を判別し、記録映像に対して、必要な場合にその天地方向が反転しないように修正を行う。
映像表示部207は、カメラ201で撮影した撮影映像の表示ができると共に、映像保存部204に保存された事故発生時前後の記録映像もパーソナルコンピュータなどを用いることなく再生して表示することが可能となる。また、カメラ201が撮影する車両周辺状況の撮影範囲の調整を、映像表示部207の撮影映像を見ながら行えるため、カメラ201の設置が更に容易となる。なお、映像表示部207で表示される映像も、同様に加速度センサ202の垂直方向の加速度信号Szに基づいて天地方向の修正が自動的に行われるため、カメラ201の上下方向がいかなる場合でも天地方向が反転して表示されることはない。
映像表示部207としては、ブラウン管を用いても良いが、より小型化が可能な液晶パネルなどを用いることが好ましい。また、映像表示部207はドライブレコーダ200に設けてもよいが、有線、無線などによって映像信号Sv、Svm、Svaを車載されたDVDやカーナビゲーションシステムの表示部に出力して表示させることも可能である。
図12は、図11のドライブレコーダのカメラを車両に設置する際の設置状態を示す模式図である。
図12の設置状態Aに示すようにカメラ201を車両のダッシュボードなどの上に載せる形で設置するかまたは、設置状態Bに示すようにカメラ201を車両の室内の天井から吊り下げる形で設置するかのいずれかの形をとることが考えられる。しかしながら、カメラ201は天面と底面のいずれか一方にしか固定ネジなどの取り付け手段を備えていないものもあり、このようなカメラ201を用いた場合には、設置状態Aの場合と設置状態Bの場合とで取り付け方向によってはカメラ201の上下方向が反転してしまうため、カメラ201からの撮影映像を映像記録部203がそのまま記録すると天地方向が反転した映像として記録されてしまう場合がある。このため、ドライブレコーダ200のカメラ201の設置に際しては、カメラ201の上下方向を確認し記録映像の天地方向が反転しないように注意が必要であった。
また、従来のドライブレコーダ200では映像記録部203が記録して映像保存部204に保存した記録映像を再生するためには、記録映像ファイルを取り出すなどした後に、パーソナルコンピュータなどの再生機器で再生しなければならない。このため、予め記録映像の天地方向が正立しているかどうかの確認には時間と労力を必要とするものであった。
この点、図13に示すように、車両に設置されたカメラ201からの撮影映像および記録映像を映像表示部207の画面208で確認することができるため、記録映像の天地方向の確認を設置時に行うことができる。
特開2006−67172号公報 特開2006−347493号公報 特開2009−32138号公報 特開平7−301641号公報 特開2000−289660号公報 特開2007−311904号公報
上記従来の構成では、車両の車室内前方のフロントガラスの内側面や、ルームミラーおよびその近傍に搭載したカメラ、マイクロホン、GPSアンテナおよび加速度センサなどからなるドライブレコーダが実用化されているものの、特許文献1〜6のドライブレコーダでは、室内画像と前方画像が必要な場合に二つのカメラを固定的に用いて撮影記録を行う必要があった。
即ち、上記特許文献1〜3では、車衝突時などのイベント時に撮影記録を起動させるイベントレコーダが開示されているだけであり、上記特許文献4では、加速度センサの経時変化による零点ドリフト分を、車両に加速度の生じない車両停車時に補正することが開示され、上記特許文献5では、運転者の覚醒度情報とその閾値とを比較することにより運転者の覚醒度低下を判定して警報を発生することが記載され、上記特許文献6では、複数のカメラの取り付け方向によっては、カメラの撮影映像の天地方向を修正するドライブレコーダが開示されている。
上記特許文献6において、カメラ201の撮影映像の天地方向を修正するといっても、室内画像と前方画像が必要な場合に二つのカメラを固定的に用いて撮影記録を行っているだけであって、加速度センサ202の垂直方向の加速度信号から、カメラ201の上下方向を判別し、カメラ201を上下に逆取り付けした場合など、カメラ201を固定して撮影した記録映像に対して必要な場合にその画像の天地方向が反転しないように修正を行っている。
カメラヘッド部が横軸方向を回転中心軸として角度180度縦方向に回転する機構を有したカメラヘッド部を備えていれば、一つのカメラを用いて車両前方および車室内を撮影することができる。ところが、車両前方を撮影する映像と車室内を撮影する映像は、カメラヘッド部が横軸方向を回転中心軸として角度180度縦方向に回転する機構を用い、一方の映像が成立していれば、角度180度縦方向に回転した他方の映像は、TVモニタやパーソナルコンピュータの表示画面上で上下逆さまの映像となるため、視覚的にわかり難く、カメラヘッド部が角度180度縦方向に回転したことを認識するためのメカニカルスイッチが必要であったり、ファームウエアで予め設定した設定ファイルを記録する装置のDSPのパラメータに読み込ませたりするなどして、カメラ映像の上下逆さまを認識させてそれを是正する必要があった。
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、車両前方および車室内の撮影を一つのカメラを用いて行う際に、メカニカルスイッチなど別途必要とせず、加速度センサにてカメラ映像の上下逆さまを認識して、取得映像の上下位置関係を正しく表示画面上に表示させることができる車両搭載用撮影記録装置を提供することを目的とする。
本発明の車両搭載用撮影記録装置は、基板に配設され、該基板と共に横方向軸を回動中心として少なくとも角度180度縦方向に回動自在に構成されて車両の進行方向前方および車両室内の撮影を行うカメラ手段と、該基板に配設され、加速度(X方向およびY方向)を検出して衝撃を感知すると共に重力(Z方向)を感知する3軸の加速度センサ手段と、該加速度センサ手段からの加速度信号に基づいて該カメラ手段からの出力映像の画面上下反転処理を制御する制御部とを有するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明の車両搭載用撮影記録装置における制御部は、前記加速度センサ手段からの加速度信号のうち、重力方向(Z方向)を感知する出力波形を予め設定した閾値を基準として前記カメラ手段からの出力映像の画面上下反転処理を制御する。
さらに、好ましくは、本発明の車両搭載用撮影記録装置における重力方向(Z方向)を角度0度として、前記閾値を前記角度180度のうち角度60度とする。
さらに、好ましくは、本発明の車両搭載用撮影記録装置におけるカメラ手段が搭載された基板面側に照明手段が設けられ、該カメラ手段による撮影方向に該照明手段からの照明光を照射可能とする。
さらに、好ましくは、本発明の車両搭載用撮影記録装置における閾値を基準として前記照明手段から照明光を照射する。
さらに、好ましくは、本発明の車両搭載用撮影記録装置における照明手段は、照明用電球、照明用LEDおよび、赤外線領域まで照射可能な電球またはLEDのうちのいずれかである。
さらに、好ましくは、本発明の車両搭載用撮影記録装置におけるカメラ手段で撮影された撮影映像を表示画面上に表示する映像表示部と、該カメラ手段で撮影された撮影映像を記録する記録部とを更に有し、前記制御部は、該カメラ手段の撮像を制御すると共に、該映像表示部の表示制御および該記録部の記録制御を行う。
さらに、好ましくは、本発明の車両搭載用撮影記録装置における制御部が、前記加速度センサ手段からの3軸の出力波形を元に車両運行中に生じた衝撃荷重として所定値以上の出力波形の変化を検出したときに、該加速度センサ手段からの3軸の出力波形を前記記録部に記録制御すると共に、前記カメラ手段で撮影された映像を該記録部に記録制御する。
さらに、好ましくは、本発明の車両搭載用撮影記録装置において、音声を入力するマイク手段が設けられ、前記制御部は、前記所定値以上の波形変化により、該マイク手段からの音声信号を前記記録部に記録制御する。
さらに、好ましくは、本発明の車両搭載用撮影記録装置における制御部は、前記所定値以上の波形変化により、GPSアンテナからの位置情報を取得し、該取得した位置情報を前記記録部に記録制御する。
さらに、好ましくは、本発明の車両搭載用撮影記録装置における記録部は、SDメモリまたはSDHCカーメモリである。
さらに、好ましくは、本発明の車両搭載用撮影記録装置における制御部が、車両の電源スイッチをONにした時点からOFFにする時点まで連続して、前記カメラ手段で撮影した撮影映像、前記加速度センサ手段からの加速度情報、マイク手段からの音声情報およびGPSアンテナからの位置情報のうちの少なくとも該撮影映像を前記記録部に記録制御する。
さらに、好ましくは、本発明の車両搭載用撮影記録装置における制御部は、撮影映像再生指示時に、前記記録部に記録された撮影映像を取り出して前記映像表示部の表示画面上に表示制御する。
さらに、好ましくは、本発明の車両搭載用撮影記録装置において、前記カメラ手段は前記基板の表面側に配置され、前記加速度センサ手段は該基板の裏面側に配置されて、入射光を光電変換して撮像する該カメラ手段の受光領域面の中心から垂直方向と該加速度センサ手段のY方向とを一致させ、該受光領域面の横方向および縦方向と該加速度センサ手段のX方向およびZ方向とを平行に配置している。
上記構成により、以下、本発明の作用を説明する。
本発明においては、基板に配設され、基板と共に横方向軸を回動中心として少なくとも角度180度縦方向に回動自在に構成されて車両の進行方向前方および車両室内の撮影を行うカメラ手段と、基板に配設され、加速度(X方向およびY方向)を検出して衝撃を感知すると共に重力(Z方向)を感知する3軸の加速度センサ手段と、加速度センサ手段からの加速度信号に基づいてカメラ手段からの出力映像の画面上下反転処理を制御する制御部とを有している。
このように、3軸加速度センサ手段と一体化したカメラ手段が手動にて回転することにより車両前方だけではなく、車室内映像の記録をも行うことが可能である。これによって、車両前方および車室内の撮影を一つのカメラを用いて行うことができて、メカニカルスイッチなど別途必要とせず、加速度センサからの加速度情報を用いてカメラ映像の上下逆さまを認識して、取得映像の上下位置関係を常に正しく表示画面上に表示させることが可能となる。
以上により、本発明によれば、3軸加速度センサ手段と一体化したカメラ手段が手動にて回転することにより車両前方だけではなく、車室内映像の記録をも行うことが可能であるため、車両前方および車室内の撮影を一つのカメラを用いて行う際に、メカニカルスイッチなど別途必要とせず、加速度センサにてカメラ映像の上下逆さまを認識して、取得映像の上下位置関係を正しく表示画面上に表示させることができる。
本発明の実施形態1における車両搭載用撮影記録装置の要部構成例を示すブロック図である。 図1の制御部7の要部構成例を含む車両搭載用撮影記録装置の要部構成例を示すブロック図である。 図1の基板によってカメラと加速度センサを一体化したカメラユニットの要部構成例を示す図であって、(a)はそのカメラユニットの裏面図、(b)はそのカメラユニットの側面図、(c)はそのカメラユニットの表面図である。 (a)は図1の加速度センサの斜視図に各軸方向を示した図、(b)は図1の加速度センサからのZ方向の加速度信号と閾値を示した図である。 図1の車両搭載用撮影記録装置が車両室内のルームミラーに取り付けられた状態を示す図である。 図1の加速度センサの3軸方向を示した図である。 タイプ1の加速度センサの取付状態を示す図である。 タイプ2の加速度センサの取付状態を示す図である。 図1の車両搭載用撮影記録装置の動作を示すフローチャートである。 特許文献4に開示されている従来の車両用加速度センサ補正装置の原理を説明するための構成図である。 特許文献6に開示されている従来のドライブレコーダの要部構成例を示すブロック図である。 図11のドライブレコーダのカメラを車両に設置する際の設置状態を示す模式図である。 図11のドライブレコーダのカメラおよび表示画面を車両室内に設置する際の設置状態を示す模式図である。
以下に、本発明の車両搭載用撮影記録装置の実施形態1について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図における構成部材のそれぞれの厚みや長さなどは図面作成上の観点から、図示する構成に限定されるものではない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1における車両搭載用撮影記録装置の要部構成例を示すブロック図である。
図1において、本実施形態1の車両搭載用撮影記録装置1は、ドライブレコーダであり、基板2の表面側に配置され、車両の周辺状況の撮影を行うカメラ手段としてのカメラ3と、基板2の裏面側にカメラ3と一体化して配置され、加速度(X方向およびY方向)を検出して衝撃を感知すると共に重力(Z方向)を感知する3軸の加速度センサ手段としての加速度センサ4と、カメラ3で撮影された映像を表示画面上に表示する表示部5(映像表示部)と、カメラ3で撮影された映像を記録する記録部6と、ドライブレコーダ自体およびカメラ3を制御しかつ、表示制御および記録制御を行うと共に、加速度センサ4からの加速度信号に基づいてカメラ3の撮影映像の上下方向の反転処理を制御する映像反転部71を有する制御部7とを備えている。
カメラ3は、カメラモジュールで構成されており、手動回転操作が容易でかつ運転上視覚的に障害にならないルームミラーに直接または間接的に設置され、入射光を入射させるカメラヘッド部がカメラ本体と共に横軸方向(水平方向)を回転中心軸として角度180度縦方向(上下方向)に回転する機構を有しており、手動でカメラヘッド部の向き(撮影方向)を基板2と共に回転させることにより、車両前方状況および車両室内状況を手動回転で順次撮影することができるように構成されている。カメラ3が撮影する周辺状況は車両の前方方向または後方の室内方向であるが、手動回転によりいずれにも選択可能であるものの、通常は車両前方を撮影して運転履歴としている。カメラ3は、車両の前方方向および後方の室内方向の二つの方向を一つのカメラ3で兼用している。カメラ3の撮影素子としては、CCD撮像素子(CCDイメージャー)またはCMOS撮像素子(CMOSイメージャー)などが使用可能であるが、特にCCD撮像素子が多く用いられる。また、このカメラ3に使用されるレンズはより広い範囲が撮影可能な広角レンズを用いることが好ましい。
加速度センサ4は、事故発生時の衝撃などにより短時間に発生または急変する動的な加速度を感知すると共に、重力などのように常に一定に作用している静的な加速度を感知してその加速度に応じた加速度信号(後述する図4(b))を出力する。主な加速度センサ4としてはピエゾ抵抗型加速度センサ、圧電型加速度センサ、静電容量型加速度センサなどがあるが、小型でかつX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の加速度を一つのパーツで感知することが可能なピエゾ抵抗型3次元加速度センサを用いる。また、加速度センサ4は、基板2の裏面側に配置されて、入射光を光電変換して撮像するカメラ3の受光領域面の中心から垂直方向と加速度センサ4のY方向とを一致させ、受光領域面の横方向および縦方向と加速度センサ4のX方向およびZ方向とを平行に配置している。
映像表示部5は、カメラ3で撮影した撮影映像を表示画面(液晶パネルなど)上に表示可能とし、また、記録部6に保存された事故発生時前後の記録映像もパーソナルコンピュータを介することなく再生して表示可能とする。また、カメラ3が撮影する車両前方状況および車両室内状況の撮影範囲を、映像表示部5の撮影映像を見ながら手動で回転切り替えすることができる。なお、映像表示部5で表示される映像も、加速度センサ4の垂直方向の加速度信号に基づいて画像上下方向の反転切り替えが自動的に行われる。また、映像表示部5はドライブレコーダに設けてもよいが、図5に示すように、ルームミラーAの側面部分に取り付けられた車両搭載用撮影記録装置1から有線Bまたは無線などを介して映像信号を車載されたDVD装置やカーナビゲーションシステムの表示画面C上に出力して表示させることもできる。
記録部6は、カメラ3で撮影された映像などを記録するものとして、DRAMやSRAMなどの半導体メモリや、フラッシュメモリのような不揮発性メモリが多く用いられる他、ハードディスクや記録消去が可能な光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどを用いてもよい。
制御部7は、加速度センサ4からの加速度信号から事故発生を認識し、記録部6に対して映像記録動作を行うように制御する。また、制御部7の映像反転部71は、加速度センサ4の垂直方向Zの加速度信号から、カメラ3の上下方向を判別して、映像記録部6内の記録映像に対して、必要な場合にその上下方向を画像反転処理する。
この場合、手動でカメラ3を角度180度縦方向に回転させると、基板2の裏面に配置された加速度センサ4も角度180度縦方向に回転するため、重力方向の加速度信号(垂直方向Zの加速度信号)により画面上下方向が逆方向であることを制御部7が感知する。これを受けて、映像反転部71が起動して、撮影画像の上下方向を画像反転処理する。これによって、カメラ映像の上下逆さまを是正して、視覚的にわかり難いことを解消することができる。
図2は、図1の制御部7の要部詳細構成例を含む車両搭載用撮影記録装置の要部構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、制御部7は、映像反転部71と、全体を制御する中央演算処理装置のCPU72と、制御プログラムおよびそのデータを記録したROM73と、CPU72の起動時に制御プログラムおよびそのデータをROM73から読み出してワークメモリとして働くRAM74と、外部からの制御信号およびデータを入力する入力ポート75と、外部に制御信号およびデータを出力する出力ポート76と、これらをそれぞれ接続する共通バス77とを有している。
CPU72は、ROM73内に格納されている制御プログラムおよびそのデータに従って信号処理を順次実行して、映像反転部71が、加速度センサ4の垂直方向Zの加速度信号から、カメラ3の上下方向を判別して、カメラ3からの撮影映像または記録部6内の記録映像に対して、上下反転処理が必要な場合にその画像の上下方向を画像反転処理して常に成立した画像にする。
入力ポート75は、上述した加速度センサ4からの加速度信号、カメラ3からの撮像信号および記録部6からの映像などの記録データを入力とし、制御部7内で処理可能な状態に変換して、制御部7内に取り込む。また、出力ポート76は、制御部7内で所定処理が為された後に、映像表示部5に映像表示信号を出力すると共に、カメラ3および記録部6にそれぞれ制御信号をそれぞれ出力するようになっている。
図3は、図1の基板2によってカメラ3と加速度センサ4を一体化したカメラユニットの要部構成例を示す図であって、(a)はそのカメラユニットの裏面図、(b)はそのカメラユニットの側面図、(c)はそのカメラユニットの表面図である。
図3(a)に示すように基板2の裏面中央部には加速度センサ4が搭載されている。また、図3(b)および図3(c)に示すように基板2の表面中央部にはカメラ3が搭載されている。要するに、カメラ3と3軸の加速度センサ4とを同一の基板2(プリント配線基板)の表面と裏面に搭載して一体化して取り付けている。基板2に搭載する撮像素子32の受光面に沿った横方向と縦方向および受光面に垂直な方向と、基板2に搭載する加速度センサ4のX、Y、Zの3軸の少なくともいずれかと方向が一致するように取り付けている。ここでは、3軸の加速度センサ4のY軸方向をカメラ3の撮影軸方向(撮像素子32の受光面に垂直な方向)と同一方向に基板2に搭載すると共に、撮像素子32の受光面の横方向(水平方向)と加速度センサ4のX軸方向とを互いに平行な同一方向とし、さらに、加速度センサ4の重力方向であるZ軸方向と撮像素子32の受光面の縦方向とを互いに平行な同一方向として基板2に搭載する。加速度センサ4からの加速度情報により、撮像素子32の受光面が車両前方方向に向いているのかまたは、撮像素子32の受光面が車室内方向に向いているのかどうかを制御部7が判断し、映像の上下方向を常に正立させるように制御が為される。この場合、加速度センサ4のZ軸回転波形の斜線部に相当する基板角度60度(または−60度)の位置に達したときに、撮影映像を上下反転映像を出力する。なお、基板角度60度(または−60度)の位置に達しない場合には、上下反転処理が為されない映像が出力される。
即ち、制御部7は、加速度センサ4からの加速度信号のうち、重力方向(Z方向)を感知する出力波形を予め設定した閾値を基準としてカメラ3からの出力映像の画面上下反転処理を制御する。ここでは、重力方向(Z方向)を角度0度として、その閾値を角度180度のうち角度が60度(または−60度)としている。
カメラ3は、カメラヘッド部に撮影レンズ31が配置され、撮影レンズ31の奥側に、被写体からの画像光を入射光として光電変換して撮像する撮像素子32の受光面が配置され、その撮像素子32が配置された内部を遮光すると共に密閉するホルダ33が配置されたカメラモジュールが基板2上に搭載されている。基板2にはフレキシブル配線基板FPCが信号連結されており、加速度センサ4からの各種のXYZの加速度信号およびカメラ3からの撮像信号は、基板2からフレキシブル配線基板FPCを通して、ドライブレコーダの制御部7とコネクタ34により連結可能とされている。
上記構成により、加速度センサ4からの各種のXYZの加速度信号およびカメラ3からの撮像信号が制御部7に入力され、制御部7が、カメラ3で撮影した撮像信号を映像表示部5に表示制御すると共に、加速度信号および撮像信号を記録部6に記録制御する。
このとき、図9に示すように、まず、ステップS1において、制御部7が、重力方向の加速度信号(垂直方向Zの加速度信号)に基づいて画面上下方向が逆方向であるかどうかを判定する。重力方向(Z方向)を角度0度として、その閾値を角度180度のうち基板角度が60度(または−60度)とし、基板角度が60度(または−60度)以上のときに画面上下方向が逆方向であると判定する。基板角度が60度(または−60度)以上になるまでこの処理を繰り返し行う。
次に、ステップS2において、加速度センサ4からの加速度信号のうち、重力方向(Z方向)を感知する出力波形を予め設定した閾値を基準として、基板角度が60度(または−60度)以上になった時点で、車両進行方向から車両室内に撮影画像が変化(上下逆方向)したと判断してカメラ3からの出力映像の第1画面上下反転処理を行う。
続いて、ステップS3において、制御部7が、重力方向の加速度信号(垂直方向Zの加速度信号)に基づいて画面上下方向が逆方向であるかどうかを判定する。重力方向(Z方向)を角度0度として、その閾値を角度180度のうち基板角度が60度(または−60度)とし、基板角度が60度(または−60度)よりも小さくなったときに画面上下方向が逆方向であると判定する。基板角度が60度(または−60度)よりも小さくなるまでこの処理を繰り返し行う。
その後、ステップS4において、加速度センサ4からの加速度信号のうち、重力方向(Z方向)を感知する出力波形を予め設定した閾値を基準として、基板角度が60度(または−60度)よりも小さくなた時点で、車両室内から車両進行方向に撮影画像が変化(上下逆方向)したと判断してカメラ3からの出力映像の第2画面上下反転処理を行う。
さらに、ステップS5において、制御部7が、車両の電源スイッチをONにした時点からOFFにする時点まで連続して、カメラ3で撮影した撮影映像を映像表示部5に表示制御すると共に、加速度センサ4からの加速度信号および撮像信号を記録部6に記録制御する。
以上により、本実施形態1の車両搭載用撮影記録装置1では、基板2に配設され、基板2と共に横方向軸を回動中心として少なくとも角度180度縦方向に回動自在に構成されて車両の進行方向前方および車両室内の撮影を行うカメラ3と、基板2に配設され、加速度を検出して衝撃を感知すると共に重力を感知する3軸の加速度センサ4と、加速度センサ4からの加速度信号に基づいてカメラ3からの出力映像の画面上下反転処理を制御する制御部7とを有している。
従来、カメラ3が角度180度回転したことを認識するためのメカニカルスイッチを用いる方法や、予め設定したファームウェア・ソフトファイルをドライブレコーダのDSPのパラメータに読み込ませ、カメラ映像の上下逆さまを是正する方法があったが、本実施形態1の車両搭載用撮影記録装置1では、メカニカルスイッチを用いることや、予め設定したファームウェアソフト・ファイルをドライブレコーダのDSPのパラメータに読み込ませることをなくして、TVモニタへの出力やパソコンモニタへのカメラ3からの出力映像を、カメラ3が縦方向に回転するのと連動した3軸の加速度センサ4の基板2への搭載により、カメラ3の向きが車両進行方向であるか車室内を向いているかを、3軸の加速度センサ4が出力するZ軸方向の加速度信号(図4(b))により制御部7が認識し、その加速度信号を制御部7として例えばDSPに入力することにより、DSP内のパラメータ設定を変更することにより、TVモニタへの出力映像やパソコンモニタへの出力映像などを上下反転処理させることができる。なお、3軸の加速度センサ4の3軸加速度情報は、Z軸加速度情報によりカメラ3が角度180度だけ縦方向に回転したことを認識するために用いるのではなく、Y軸加速度情報およびX軸加速度情報により車両運行中の事故などの衝撃や、急ブレーキおよび急ハンドルなどの加速度情報をも得ることができる。これは一つの3軸の加速度センサ4により3軸加速度情報を得ることができる。
これによって、本実施形態1の車両搭載用撮影記録装置1は、乗用車、公共バス、タクシその他貨物輸送用トラックや、鉄道車両、自動2輪車などの各種車両に搭載するドライブレコーダやドライブカメラに利用することができる他、カーナビゲーションスシステムの表示画面を利用した映像入力用カメラモジュールとして利用することができる。
なお、本実施形態1では、特に説明しなかったが、カメラ3が搭載された基板2の表面側に、撮影方向を照明する照明手段が設けられ、カメラ3による撮影方向に照明手段からの照明光を照射可能としている。閾値を基準として、基板角度が60度(または−60度)以上になってカメラ3の撮影方向が車両内側の車両室内の方向になったときに照明手段から車両内側の車両室内側に照明光を照射する。このときの照明手段としては、照明用電球、照明用LEDおよび、赤外線領域まで照射可能な電球またはLEDのうちのいずれかである。
なお、本実施形態1では、特に説明しなかったが、制御部7が、加速度センサ4からの3軸の出力波形を元に車両運行中に生じた衝撃荷重として所定値以上の出力波形の変化を検出したときに、念のために、加速度センサ4からの3軸の出力波形を記録部6に記録制御すると共に、カメラ3で撮影された映像を記録部6に記録制御する。この場合、音声を入力するマイク手段が設けられ、制御部7は、その所定値以上の波形変化により、マイク手段からの音声信号をも記録部6に記録制御する。また、制御部7は、その所定値以上の波形変化により、GPSアンテナからの位置情報を取得し、取得した位置情報を記録部6に記録制御する。この記録部は、SDメモリまたはSDHCカーメモリであってもよい。
なお、本実施形態1では、制御部7が、車両の電源スイッチをONにした時点からOFFにする時点まで連続して、カメラ3で撮影した撮影映像および加速度センサ4からの加速度情報を記録部6に記録制御する場合について説明したが、これに限らず、制御部7が、車両の電源スイッチをONにした時点からOFFにする時点まで連続して、カメラ3で撮影した撮影映像、加速度センサ4からの加速度情報、マイク手段からの音声情報およびGPSアンテナからの位置情報を記録部6に記録制御するようにしてもよい。また、制御部7が、車両の電源スイッチをONにした時点からOFFにする時点まで連続して、カメラ3で撮影した撮影映像、加速度センサ4からの加速度情報、マイク手段からの音声情報およびGPSアンテナからの位置情報のうちの少なくとも撮影映像を記録部6に記録制御すればよい。この場合、制御部7は、撮影映像再生指示時に、記録部6に記録された撮影映像、加速度情報、音声情報および位置情報のうちの少なくとも撮影映像を取り出して映像表示部5の表示画面上に表示制御することができる。
なお、本実施形態1では、特に説明しなかったが、加速度センサ4の取り付けに関する補正処理についてさらに説明する。
図6に示すように、加速度センサ4において、X紬は左右方向、Y軸は車両進行方向、Z軸は上下方向(重力Gの方向)と定めた場合、加速度センサ4の基板2への取り付けは、加速度センサ4のY軸と基板2の面に垂直な方向とが一致するように取り付ける。実際は、ドライブレコーダ本体の取付状態により、加速度センサ4の傾き、各軸の方向が異なるため、補正が必要となる。ここでは、加速度センサ4とカメラ3の撮像素子32の受光面とは基板2の裏面と表面に取り付けられ、撮像素子32の受光面の左右方向(横方向)を加速度センサ4のX軸方向と一致または平行にし、撮像素子32の受光面の上下方向(縦方向)を加速度センサ4のZ軸方向と一致または平行にするように基板2に対して加速度センサ4とカメラ3を取り付けるが、基板2に対して加速度センサ4とカメラ3を取り付け誤差のため、補正が必要となる。
現在のドライフレコーダでは、加速度センサ4の取付状態は2種類あるが、補正は、ドライブレコーダを取付け後、最低1回は実施する。adi.iniファイルがSDカード内にある場合、補正のための計測を実行する。補正を実施した場合、フラッシユメモリに取付状態、角度を記録し、adi.iniファイルを削除する。
3紬の値が絶対値X<絶対値Yor絶対値X<絶対値Zの場合、タイプ1と判定する。
また、3軸の値が絶対値Y<絶対値Xor絶対値Y<絶対値Zの場合、タイプ2と判定する。
タイプ1の加速度センサ4の取付状態を図7に示している。この場合、Y、Z軸について補正が必要である。以下に計算方法を記す。まず、地軸に対するX.Y.Z軸の各々の傾斜角度を算出する。
θx=cos−l(X) θy=cos−l(Y) θz=cos−l(z)
次に、左右方向のG値(AdiX)、進行方向のG値(AdiY)と地軸方向のG値 (AdiZ)を算出する。
AdiX=Xs i (θx)
AdiY=Ysin(θY)+Zsin(θz)
AdiZ=Ycos(θY)+Zcos(θz)
タイプ2の加速度センサ4の取付状態を図8に示している。この場合、X、Y、Z軸について補正が必要である。以下に計算方法を示す。 まず、地軸に対するX、Y、Z軸の各々の傾斜角度を算出する。
θx=cos−l
θy=cos−l(Y)
θz=cos−l(Z)
次に、左右方向のG値(AdiX)、進行方向のG値(AdiY)と地軸方向のG値 (AdiZ)を算出する。
AdiX=Ysin(θy)
AdiY=Xsin(θx)+Zsin(θz)
AdiZ=Xcos(θx)+Zcos(θz)
なお、以上のように、本発明の好ましい実施形態1を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態1に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態1の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、車両の電源スイッチをONにした時点からOFFにする時点までの連続した車両周辺の映像を記録すると共に、車両事故発生時などの不測の事態に備えて「イベント記録方式」として車両周辺の映像を自動記録する車両搭載用撮影記録装置の分野において、3軸加速度センサ手段と一体化したカメラ手段が手動にて回転することにより車両前方だけではなく、車室内映像の記録をも行うことが可能である。これによって、車両前方および車室内の撮影を一つのカメラを用いて行うことができて、メカニカルスイッチなど別途必要とせず、加速度センサからの加速度情報を用いてカメラ映像の上下逆さまを認識して、取得映像の上下位置関係を常に正しく表示画面上に表示させることが可能となる。
1 車両搭載用撮影記録装置
2 基板
3 カメラ
4 加速度センサ
5 表示部(映像表示部)
6 記録部
7 制御部
71 映像反転部
72 CPU
73 ROM
74 RAM
75 入力ポート
76 出力ポート
77 共通バス
31 撮影レンズ
32 撮像素子
33 ホルダ
34 コネクタ
A ルームミラー
B 有線
C カーナビゲーションシステムの表示画面

Claims (14)

  1. 基板に配設され、該基板と共に横方向軸を回動中心として少なくとも角度180度縦方向に回動自在に構成されて車両の進行方向前方および車両室内の撮影を行うカメラ手段と、該基板に配設され、加速度(X方向およびY方向)を検出して衝撃を感知すると共に重力(Z方向)を感知する3軸の加速度センサ手段と、該加速度センサ手段からの加速度信号に基づいて該カメラ手段からの出力映像の画面上下反転処理を制御する制御部とを有する車両搭載用撮影記録装置。
  2. 前記制御部は、前記加速度センサ手段からの加速度信号のうち、重力方向(Z方向)を感知する出力波形を予め設定した閾値を基準として前記カメラ手段からの出力映像の画面上下反転処理を制御する請求項1に記載の車両搭載用撮影記録装置。
  3. 前記重力方向(Z方向)を角度0度として、前記閾値を前記角度180度のうち角度60度とする請求項2に記載の車両搭載用撮影記録装置。
  4. 前記カメラ手段が搭載された基板面側に照明手段が設けられ、該カメラ手段による撮影方向に該照明手段からの照明光を照射可能とする請求項2に記載の車両搭載用撮影記録装置。
  5. 前記閾値を基準として前記照明手段から照明光を照射する請求項4に記載の車両搭載用撮影記録装置。
  6. 前記照明手段は、照明用電球、照明用LEDおよび、赤外線領域まで照射可能な電球またはLEDのうちのいずれかである請求項4に記載の車両搭載用撮影記録装置。
  7. 前記カメラ手段で撮影された撮影映像を表示画面上に表示する映像表示部と、該カメラ手段で撮影された撮影映像を記録する記録部とを更に有し、前記制御部は、該カメラ手段の撮像を制御すると共に、該映像表示部の表示制御および該記録部の記録制御を行う請求項1に記載の車両搭載用撮影記録装置。
  8. 前記制御部が、前記加速度センサ手段からの3軸の出力波形を元に車両運行中に生じた衝撃荷重として所定値以上の出力波形の変化を検出したときに、該加速度センサ手段からの3軸の出力波形を前記記録部に記録制御すると共に、前記カメラ手段で撮影された映像を該記録部に記録制御する請求項7に記載の車両搭載用撮影記録装置。
  9. 音声を入力するマイク手段が設けられ、前記制御部は、前記所定値以上の波形変化により、該マイク手段からの音声信号を前記記録部に記録制御する請求項8に記載の車両搭載用撮影記録装置。
  10. 前記制御部は、前記所定値以上の波形変化により、GPSアンテナからの位置情報を取得し、該取得した位置情報を前記記録部に記録制御する請求項8に記載の車両搭載用撮影記録装置。
  11. 前記記録部は、SDメモリまたはSDHCカーメモリである請求項7に記載の車両搭載用撮影記録装置。
  12. 前記制御部が、車両の電源スイッチをONにした時点からOFFにする時点まで連続して、前記カメラ手段で撮影した撮影映像、前記加速度センサ手段からの加速度情報、マイク手段からの音声情報およびGPSアンテナからの位置情報のうちの少なくとも該撮影映像を前記記録部に記録制御する請求項7に記載の車両搭載用撮影記録装置。
  13. 前記制御部は、撮影映像再生指示時に、前記記録部に記録された撮影映像を取り出して前記映像表示部の表示画面上に表示制御する請求項7に記載の車両搭載用撮影記録装置。
  14. 前記カメラ手段は前記基板の表面側に配置され、前記加速度センサ手段は該基板の裏面側に配置されて、入射光を光電変換して撮像する該カメラ手段の受光領域面の中心から垂直方向と該加速度センサ手段のY方向とを一致させ、該受光領域面の横方向および縦方向と該加速度センサ手段のX方向およびZ方向とを平行に配置した請求項1に記載の車両搭載用撮影記録装置。
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