JP2011164313A - 多重ラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】 貼付の自動化が容易で、貼付後に膨らみやしわが発生しない多重ラベルを提供する。
【解決手段】 多重ラベル1は、シート状の第1ラベル2の表面2aに、これと別体のシート状の第2ラベル3の裏面3bが重ねられて、両面2a,3bが剥離可能な接着剤4で仮に接着され、第2ラベル3の先端3dが第1ラベル2の先端2dより長さ方向にのびているものである。
【選択図】 図1

Description

この発明は、薬品容器などの周面に巻きつけられて貼り付けられる2層のラベルを有する多重ラベルに関する。
薬品などの容器の周面には、品名その他の情報が印刷されたラベルが貼り付けられる。
従来は、1枚のラベルが容器周面に巻きつけられて貼り付けられるものが主流であったが、1枚のラベルでは印刷できる情報量に限りがあるため、情報量が多い場合には、多重ラベルが用いられるようになってきた。
多重ラベルとして、1枚の長尺シートが中間部で折り返されて、折り目の片側が貼付時に内側になる内側ラベル部、反対側が貼付時に外側になる外側ラベル部となったものが知られている。この多重ラベルは、裏面が内側になるように折り目側から容器周面に巻きつけられて貼り付けられる。
ラベルの貼り付けは、通常、ラベラ(自動貼付機)を用いて行われる。
ラベラを用いて上記のような多重ラベルの貼り付けを行う場合、多重ラベルは、幅方向が上下になるようにホッパに重ねて収容され、1つずつ取り出されて、回転しているラベル搬送ローラの周面に保持されて搬送された後、回転している貼付ローラの周面に内側ラベル部の裏面が外側になった状態で保持されて搬送され、内側ラベル部の裏面の所定箇所に接着剤が塗布され、回転している貼付ローラの周面に圧接して回転しながら移動している容器の周面に巻きつけられて貼り付けられる。
上記の多重ラベルは、両ラベル部が重ねられているだけであるから、ホッパからの取り出し時、搬送時および貼付時に両ラベル部が離れたり、幅方向にずれたり、折り目の位置がずれたりするおそれがあり、取り扱いが難しく、貼付の自動化が困難である。また、容器周面に貼り付けられた両ラベル部の折り目の外側にさらに両ラベル部が巻きつけられるが、折り目の厚さは両ラベル部を合わせた厚さより厚くなるので、折り目の部分に膨らみが生じるという問題がある。
ラベラでの取り扱いを容易にするために、両ラベル部の折り目側と反対側を容易に剥離しない接着剤で貼り付けて、両ラベル部がずれないようにすることが考えられる。
多重ラベルでは、容器周面に巻きつけられたときに、内側になるラベル部と外側になるラベル部では巻きつけられる直径が異なり、両ラベル部が巻きつけられる周長に差があるため、平らに重ねられた両ラベル部が貼付時に長さ方向にずれなければ、両ラベル部が密着しない。ところが、両ラベル部の両端部が容易に剥離しないように接合された上記の多重ラベルでは、両接合部では両ラベル部がずれることができないので、両ラベル部が密着せず、ラベル部にしわが発生するという問題がある。
容器以外の対象物に貼付される多重ラベルについても、同様の問題がある。
この発明の目的は、上記の問題を解決し、貼付の自動化が容易で、貼付後に膨らみやしわが発生しない多重ラベルを提供することにある。
この発明による多重ラベルは、シート状の第1ラベルの表面に、これと別体のシート状の第2ラベルの裏面が重ねられて、両面が剥離可能な接着剤で仮に接着され、第2ラベルの先端が第1ラベルの先端より長さ方向にのびていることを特徴とするものである。
ラベルの長さ方向は、貼付対象物周面に巻きつけられたときに周面の周方向を向く方向、幅方向は、長さ方向と直交する方向、すなわち、周面の軸方向を向く方向である。長さ方向の両端の一方を基端、他方を先端という。
両ラベルの基端の位置は一致していてもよいし、相互にずれていてもよい。
多重ラベルは、第1ラベルが内側になるように基端側から貼付対象物周面に巻きつけられ、第1ラベルの裏面の基端側の部分が容易に剥離しない接着剤で貼付対象物周面に貼り付けられ、それより先端側の第1ラベルの裏面の部分が、貼付対象物周面に巻きつけられた第2ラベルの表面に、第1ラベルより長さ方向にのびた第2ラベルの先端部裏面の部分が、貼付対象物周面に巻きつけられた第2ラベルの表面に、それぞれ、容易に剥離しない接着剤で貼り付けられる。
多重ラベルの貼り付けは、たとえば、前記のようなラベラを用いて行われる。
貼付前の多重ラベルでは、両ラベルが剥離可能な接着剤で仮に接着されているので、ラベラを用いて貼付対象物に貼り付ける場合、ホッパからの取り出し時、搬送時および貼付時に両ラベルが離れたりずれたりすることがなく、取り扱いが容易である。したがって、貼付の自動化が容易である。
多重ラベルは、ローラなどで貼付対象物周面に押しつけられて巻きつけられるが、両ラベルが剥離可能な接着剤で仮に接着されているだけであるから、両ラベルが容易に剥離して長さ方向にずれることができる。したがって、貼付時に、両ラベルが密着した状態で貼付対象物周面に巻きつけられ、しわが発生することがない。
両ラベルが別体であるから、両ラベルの端部に折り返し部がなく、したがって、貼付対象物周面に巻きつけられたときに膨らみが生じることがない。
また、第2ラベルの先端部裏面が同ラベルの表面に容易に剥離しないように接合されるため、多重ラベル全体が貼付対象物周面に巻きつけられた状態に保持される。
上記のように多重ラベルが貼付対象物周面に貼り付けられると、最外層に位置する第2ラベルの表面以外は外から見えなくなる。このような状態で、最外層に位置する第2ラベルの先端部より基端側の部分で第2ラベルを切り離して両ラベルを開くと、貼付時には隠れていた第2ラベルの裏面や第1ラベルの情報を見ることができるようになる。
第1ラベルの裏面が貼付対象物周面に容易に剥離しないように貼り付けられるので、両ラベルを開いたときに、第1ラベルが貼付対象物から離れることがない。また、第1ラベルの裏面が第2ラベルの表面に容易に剥離しないように貼り付けられるので、両ラベルを開いたときに、第2ラベルが第1ラベルから離れることがなく、両ラベルを紛失することがない。
たとえば、第1ラベルが貼付時に内側になる内側ラベルで、第2ラベルが貼付時に外側になる外側ラベルであり、両ラベルが、裏面が内側になるように基端側から貼付対象物周面に巻きつけられて貼り付けられるようになされており、内側ラベルの裏面の基端側に、貼付対象物周面に貼り付けられる第1貼付部が設けられ、内側ラベルの裏面の第1貼付部より先端側の部分に、貼付対象物周面に巻きつけられた外側ラベルの表面に貼り付けられる第2貼付部が設けられ、内側ラベルより長さ方向にのびた外側ラベルの先端部の裏面に、貼付対象物周面に巻きつけられた外側ラベルの表面に貼り付けられる第3貼付部が設けられている。
たとえば、多重ラベルは、裏面が内側になるように基端側から貼付対象物の周面に巻きつけられて貼り付けられる2層のラベルを有する多重ラベルであって、2層のラベルが、貼付時に内側になる内側ラベルおよびこれと別体で貼付時に外側になる外側ラベルであり、内側ラベルの表面に外側ラベルの裏面が重ねられて、両面が剥離可能な接着剤で仮に接着され、外側ラベルの先端が内側ラベルの先端より長さ方向にのびており、内側ラベルの裏面の基端側に、貼付対象物周面に貼り付けられる第1貼付部が設けられ、内側ラベルの裏面の第1貼付部より先端側の部分に、貼付対象物周面に巻きつけられた外側ラベルの表面に貼り付けられる第2貼付部が設けられ、内側ラベルより長さ方向にのびた外側ラベルの先端部の裏面に、貼付対象物周面に巻きつけられた外側ラベルの表面に貼り付けられる第3貼付部が設けられているものである。
第1、第2および第3貼付部は、たとえば1枚のラベルの貼り付けに用いる通常の接着剤を用いて、容易に剥離しないように対応箇所に貼り付けられる。
好ましくは、第2ラベル所定部分に、該部分で第2ラベルを切り離すための切除部が設けられている。
切除部は、貼付時に最も外側に位置する第2ラベルの部分であって、第2ラベルに貼り付けられる先端部より基端側の部分に設けられる。切除部は、たとえば、長さ方向に所定の間隔をおいた2箇所に、幅方向にのびるミシン目などの切り取り線を形成することにより設けられる。
第2ラベルにこのような切除部が設けられていると、第2ラベルの切り離しが容易である。
両ラベルを仮に接着する位置は、任意に設定することができる。
たとえば、両ラベルの幅方向の複数箇所が長さ方向のほぼ全長にわたって仮に接着される。両ラベルの幅方向の2箇所、たとえば、両側縁部が長さ方向のほぼ全長にわたって仮に接着されていてもよい。仮接着部が長さ方向にのびるものである場合、連続したものであってもよいし、断続的なものであってもよい。
第2貼付部は、内側ラベルの先端部裏面に設けられてもよい。
このようにすれば、第2貼付部と第3貼付部を連続してあるいは隣接して設けることができる。
第2貼付部は、外側ラベルの基端部表面に貼り付けられるようにしてもよい。 このようにすれば、第1貼付部と第2貼付部を連続してあるいは隣接して設けることができる。
この発明の多重ラベルによれば、上記のように、貼付の自動化が容易で、貼付後に膨らみやしわが発生することがない。
図1は、この発明の第1実施形態を示す多重ラベルの斜視図である。 図2は、図1の多重ラベルの表面図および裏面図である。 図3は、図1の多重ラベルの製造工程の1例を順に示す斜視図である。 図4は、図1の多重ラベルの貼付工程の1例を示す斜視図である。 図5は、容器に貼付された多重ラベルおよびその切り離し状態を示す斜視図である。 図6は、この発明の第2実施形態を示す多重ラベルの表面図および裏面図である。 図7は、図6の多重ラベルを容器に貼付した後に切り離した状態を示す斜視図である。
(1) 多重ラベル
(2) 内側ラベル(第1ラベル)
(2a) 内側ラベル表面
(2b) 内側ラベル裏面
(2c) 内側ラベル基端
(2d) 内側ラベル先端
(3) 外側ラベル(第2ラベル)
(3a) 外側ラベル表面
(3b) 外側ラベル裏面
(3c) 外側ラベル基端
(3d) 外側ラベル先端
(4) 剥離用接着剤
(5) 第1貼付部
(6) 第2貼付部
(7) 第3貼付部
(8) 内側ラベル接合部
(9) 外側ラベル接合部
(10) 切除部
(14) 容器
(14a) 容器周面
(17) 糊(接着剤)
以下、図面を参照して、この発明の実施形態について説明する。
図1〜図5は第1実施形態を示しており、図1は多重ラベル(1)の斜視図である。
図1に示すように、多重ラベル(1)は、内側ラベル(第1ラベル)(2)およびこれと別体の外側ラベル(第2ラベル)(3)よりなり、両ラベル(2)(3)が剥離可能な接着剤である剥離用接着剤(4)で仮に接着されたものである。
多重ラベル(1)は、図1(a)に示すように、両ラベル(2)(3)が密着したものであるが、図1(b)では、理解を容易にするために、両ラベル(2)(3)の一部を離して示している。また、図2(a)は両ラベル(2)(3)が密着した状態の外側ラベル(3)の表面(3a)を、図2(b)は両ラベル(2)(3)が密着した状態の内側ラベル(2)の裏面(2b)を、図2(c)は外側ラベル(3)の裏面(2b)を、図2(d)は内側ラベル(2)の表面(2a)をそれぞれ示している。
両ラベル(2)(3)は幅に比べて長さが長い長尺シート状をなし、外側ラベル(3)が内側ラベル(2)より少し長い。両ラベル(2)(3)の長さ方向は貼付対象物周面に巻きつけられたときに周面の周方向と一致する方向、幅方向は長さ方向と直交する方向で、貼付対象物周面に巻きつけられたときに周面の軸方向と一致する方向をいう。内側ラベル(2)の長さは、貼付対象物周面の周長より長い。両ラベル(2)(3)は、後述するように、一端側から貼付対象物周面に巻きつけられるが、先に巻きつけられる端を基端(2c)(3c)、反対側の端を先端(2d)(3d)という。
剥離用接着剤は、接着面と直交する方向の力が加わったときだけでなく、接着面と平行な方向の力が加わったときにも、両接着面が剥離するような性質を有する接着剤である。剥離用接着剤として、たとえば、ドイツ連邦共和国のプラナトール接着剤製造有限会社製の「プラナトール71/20/3」という製品名の接着剤(ボンド)が使用される。この剥離用接着剤は、ダイレクトメールなど郵便で送るもので定型サイズに折ったものを仮接着するために使用されている。また、この剥離用接着剤は、ノズルから噴射することにより、あるいは、ローラを用いて、接着箇所に塗布することができる。
内側ラベル(2)の表面(2a)に外側ラベル(3)の裏面(3b)が重ねられるとともに、両ラベル(2)(3)の基端(2c)(3c)の位置が揃えられ、両面(2a)(3b)の幅方向両側縁部が剥離用接着剤(4)で仮に接着されている。そして、外側ラベル(3)の先端(3d)が内側ラベル(2)の先端(2d)より長さ方向にのびている。
内側ラベル(2)の裏面(2b)の基端(2c)側に、貼付対象物周面に剥離不可能に貼り付けられる第1貼付部(5)が設けられている。内側ラベル(2)の基端(2c)から第1貼付部(5)の先端側の端までの長さL1(図2参照)は、貼付対象物周面の周長より短い。内側ラベル(2)の裏面(2b)の第1貼付部(5)より先端側の部分、この例では先端部裏面(2b)に、貼付対象物周面に巻きつけられた外側ラベル(3)の表面(3a)に容易に剥離しないように貼り付けられる第2貼付部(6)が設けられている。内側ラベル(2)より長さ方向にのびた外側ラベル(3)の先端部裏面(3b)に、貼付対象物周面に巻きつけられた外側ラベル(3)の表面(3a)に容易に剥離しないように貼り付けられる第3貼付部(7)が設けられている。外側ラベル(3)の表面(3a)に、第2貼付部(6)に対応する内側ラベル接合部(8)および第3貼付部(7)に対応する外側ラベル接合部(9)が設けられている。
貼付部(5)(6)(7)および接合部(8)(9)には何も印刷する必要はないが、図面では、貼付時に実際に接合される部分を鎖線で囲んで示している。
後述する貼付時に最も外側に位置する外側ラベル(3)の第3貼付部(7)より基端(3c)側の部分、この例では、第3貼付部(7)に近い部分に、貼付後に外側ラベル(3)を切り離すための切除部(10)が設けられている。切除部(10)は、この例では、長さ方向に所定の間隔をおいた2箇所に、幅方向にのびる切り取り線(10a)、たとえば、ミシン目を形成することにより設けられている。
両ラベル(2)(3)の両面(2a)(2b)(3a)(3b)の貼付部(5)(6)(7)および接合部(8)(9)を除く部分が表示部(11)となっており、表示部(11)の適宜な箇所に印刷などにより必要な情報が表示される。
次に、図3を参照して、上記の多重ラベル(1)の製造方法の1例について説明する。
まず、図3(a)に示すように、内側ラベル(2)と外側ラベル(3)が比較的短い折り返し部(12)により一体に連結された形の帯状シート(13)が作られる。このシート(13)には、切除部(10)が設けられ、表示部(11)の必要箇所に印刷がなされている。次に、内側ラベル(2)の必要箇所(この例では幅方向両側縁部の全長)に、ノズル噴射などにより剥離用接着剤(4)が塗布される。次に、シート(13)が折り返し部(12)の中間で折り返されて、両ラベル(2)(3)が重ね合わされ、内側ラベル(2)の表面(2a)と外側ラベル(3)の裏面(3b)が剥離用接着剤(4)で剥離可能に仮に接着される。そして、図3(b)に示すように、重ね合わされた帯状シート(13)が両ラベル(2)(3)と折り返し部(12)の境界で切断されて、折り返し部(12)が両ラベル(2)(3)から切り離され、図3(c)に示すような長尺ラベル(1)が完成する。
図3では、1枚の帯状シート(13)から1つの長尺ラベル(1)を作る例を示したが、図3(b)のように折り返し部(12)を切り離すまでは、複数の帯状シート(13)が後で取り除かれる連結部を介して幅方向に連結された形で行うことができる。1枚の帯状シート(13)または連結部を介して幅方向に連結された複数の帯状シート(13)は、たとえば、1枚の方形シートの複数箇所に切除部(10)と印刷がなされた表示部(11)を多数形成することにより、帯状シート(13)が方形シートの長さ方向および幅方向に複数並んだ形のものを作り、その所定箇所を切り出すことによって作ることができる。
図4は、上記の長尺ラベル(1)を貼付対象物である容器(14)の周面(14a)に貼り付けるためのラベラの貼付ローラ(15)の部分を示している。
貼付ローラ(15)は、鉛直軸を中心に上から見て時計方向に回転させられる。貼付ローラ(15)の周囲の所定箇所(この例では図4の左手前側)に、弧状の容器ガイド(16)が配置されている。ガイド(16)はゴムなどの弾性材料製で、図4の右手前のガイド(16)の入口部分を除く部分では、貼付ローラ(15)とガイド(16)の径方向間隔が容器周面(14a)の外径より少し小さくなっている。
図示は省略したが、貼付ローラ(15)の右手前側に、容器(14)を立てた状態で貼付ローラ(15)とガイド(16)の間に送り込むための容器フィーダが設けられている。貼付ローラ(15)の奥側に、貼付ローラ(15)に接して鉛直軸を中心に反時計方向に回転するラベル搬送ローラが配置され、ラベル搬送ローラに近接してラベルホッパが配置されている。さらに、貼付ローラ(15)の右側に近接して糊着け装置が設けられている。
貼付ローラ(15)およびラベル搬送ローラは、たとえば、長尺ラベル(1)を外周面に真空吸着保持して搬送するようになっている。
多重ラベル(1)は、幅方向が上下になるようにホッパに水平方向に重ねて収容されており、1つずつ取り出されて、両ラベル(2)(3)の基端(2c)(3c)側が先頭になるとともに外側ラベル(3)が外側になるようにラベル搬送ローラの周面に保持されて搬送される。多重ラベル(1)は、ラベル搬送ローラから貼付ローラ(15)に移され、両ラベル(2)(3)の基端(2c)(3c)側が先頭になるとともに内側ラベル(2)が外側になるように貼付ローラ(15)の周面に保持されて搬送される。このように貼付ローラ(15)に保持されて移動している長尺ラベル(1)の両ラベル(2)(3)の貼付部(5)(6)(7)の所定箇所に、容易に剥離しない接着剤である糊(17)が塗布される。この例では、各貼付部(5)(6)(7)の幅方向両側縁部とその中間の2箇所の計幅方向4箇所の全長に、長さ方向に連続した糊(17)が塗布される。容易に剥離しない接着剤として、1枚のラベルの貼り付けに従来から使用されているものと同様のものを用いることができる。
一方、容器フィーダにより、容器(14)が立った状態で貼付ローラ(15)とガイド(16)の間に送り込まれて、両者の間に挟まれ、両者との接触面で転動することにより、上から見て反時計方向に自転しながら、上から見て時計方向に移動する。自転しながら移動する容器(14)の移動速度は貼付ローラ(15)の回転速度すなわち貼付ローラ(15)上の多重ラベル(1)の移動速度より小さく、多重ラベル(1)の基端が、貼付ローラ(15)とその周面を転動している容器(14)の周面(14a)との間に入り込み、内側ラベル(2)の裏面(2b)の第1貼付部(5)が基端側から容器周面(14a)に巻きつけられて、糊(17)により貼り付けられる。第1貼付部(5)が全て容器周面(14a)に貼り付けられると、それより先端側の部分が容器周面(14a)に巻きつけられた外側ラベル(3)の外側に巻きつけられ、内側ラベル(2)の裏面の第2貼付部(6)が外側ラベル(3)の表面(3a)の内側ラベル接合部(8)に、外側ラベル(3)の表面(3a)の第3貼付部(7)が外側ラベル(3)の表面(3a)の外側ラベル接合部(9)に、それぞれ、糊(17)により貼り付けられる。これにより、多重ラベル(1)の貼り付けが完了し、容器(14)はガイド(16)から離れて、排出される。
貼付前の多重ラベル(1)では、両ラベル(2)(3)が剥離用接着剤(4)で仮に接着されているので、ホッパからの取り出し時、ラベル搬送ローラおよび貼付ローラ(15)での搬送時および貼付時に両ラベル(2)(3)が離れたりずれたりすることがなく、取り扱いが容易で、貼付の自動化が容易である。
多重ラベル(1)は、貼付ローラ(1)で容器周面(14a)に押しつけられて巻きつけられるが、両ラベル(2)(3)が剥離用接着剤(4)で仮に接着されているだけであるから、両ラベル(2)(3)が容易に剥離して長さ方向にずれることができる。したがって、両ラベル(2)(3)が密着した状態で容器周面(14a)に巻きつけられ、しわが発生することがない。
両ラベル(2)(3)が別体であるから、両ラベル(2)(3)の端部に折り返し部がなく、したがって、上記のように容器周面(14a)に巻きつけられたときに膨らみが生じることがない。
図5(a)は、上記のようにして多重ラベル(1)が貼り付けられた容器(14)を示している。
この状態で、内側ラベル(2)の第1貼付部(5)以外の部分および外側ラベル(3)は容器周面(14a)には貼り付けられていないが、外側ラベル(3)の先端部の第3貼付部(7)が同ラベル(3)の表面(3a)の外側ラベル接合部(9)に貼り付けられているため、多重ラベル(1)全体が容器周面(14a)に巻きつけられた状態に保持され、ばらけることがない。
また、このように多重ラベル(1)が容器周面(14a)に貼り付けられると、最外層に位置する外側ラベル(3)の表面(3a)以外は外から見えなくなる。このような状態で、切除部(10)を手で持って切り取り線(10a)から切り取ることにより、この部分で外側ラベル(3)を切り離し、外側ラベル(3)の切除部(10)より基端側の部分を内側ラベル(2)から離して開くと、貼付時には隠れていた外側ラベル(3)の裏面(3b)や内側ラベル(2)の情報を見ることができるようになる。
切除部(10)にミシン目などの切り取り線(10a)が設けられていると、手で切除部(10)を容易に切り取ることができ、外側ラベル(3)の切り離しが容易である。
上記のように、外側ラベル(3)を切り離して、両ラベル(2)(3)を開いたとき、内側ラベル(2)の第1貼付部(5)が容器周面(14a)に容易に剥離しないように貼り付けられているので、内側ラベル(2)が容器(14)から離れることがない。また、内側ラベル(2)の第2貼付部(6)が外側ラベル(3)の表面に容易に剥離しないように貼り付けられているので、外側ラベル(3)が内側ラベル(2)から離れることがなく、両ラベル(2)(3)を紛失することがない。
上記のように外側ラベル(3)を切り離して、両ラベル(2)(3)を開いた後、両ラベル(2)(3)を貼付時と同様に容器周面(14a)に巻きつけておくことができる。
内側ラベル(2)の基端(2c)から第1貼付部(5)の先端側の端までの長さL1は、第1貼付部(5)に塗布された糊が貼付時に外側ラベル(3)の基端部表面(3a)に付着するおそれのない長さ以下であればよく、適宜設定される。たとえば、長さL1を短くして、容器周面(14a)に接合される部分を小さくすると、表示部(11)を大きくして多くの情報を印刷することができる。
図6および図7は、この発明の第2実施形態を示している。
図6は、第1実施形態の図1(a)および図1(b)に相当する多重ラベル(20)の表面図および裏面図、図7は、図6の多重ラベル(20)を容器に貼付した後に切り離した状態を示す図5(b)相当の斜視図である。図6および図7において、第1実施形態のものに相当する部分には同一の符号を付している。
第2実施形態の場合、内側ラベル接合部(8)が、外側ラベル(3)の基端部表面(3a)に設けられ、これに対応して、第2貼付部(6)が、内側ラベル(2)の裏面(2b)の第1貼付部(5)の先端側に隣接して設けられている。そして、内側ラベル(2)の基端(2c)から第1貼付部(5)の先端側の端までの長さL2(図6参照)は容器周面(14a)の周長と等しい。
多重ラベル(1)は、基端側から容器周面(14a)に巻きつけられ、第1貼付部(5)が容器周面(14a)の全周に容易に剥離しないように貼り付けられ、これに続く第2貼付部(6)が外側ラベル(3)の基端部表面(3a)の内側ラベル接合部(8)に容易に剥離しないように貼り付けられる。そして、多重ラベル(1)の先端側が容器周面(14a)に巻きつけられた外側ラベル(3)の外側に巻きつけられ、第3貼付部(7)が外側ラベル(3)の外側ラベル接合部(9)に容易に剥離しないように貼り付けられる。
多重ラベル(1)が上記のように容器周面(14a)に貼り付けられた状態において、切除部(10)を切り取って、外側ラベル(3)を切り離し、外側ラベル(3)を内側ラベル(2)から離すとともに、内側ラベル(2)の第2貼付部(6)より先端側を外側ラベル(3)から離すことにより、図7に示すように両ラベル(2)(3)を開くことができる。
他は、第1実施形態の場合と同様である。
上記の実施形態では、両ラベル(2)(3)の基端(2c)(3c)の位置が一致しているが、相互にずれていてもよい。
また、上記の実施形態では、両ラベル(2)(3)の幅方向両側縁部が全長にわたって仮に接合されているので、両ラベル(2)(3)が離れたりずれたりすることを確実に防止することができる。しかしながら、両ラベル(2)(3)を仮に接合する位置は、適宜設定することができる。
また、貼付部(5)(6)(7)において、糊を塗布する位置も、適宜変更可能である。
多重ラベルの全体構成も、上記実施形態のものに限らず、適宜変更可能である。

Claims (3)

  1. シート状の第1ラベルの表面に、これと別体のシート状の第2ラベルの裏面が重ねられて、両面が剥離可能な接着剤で仮に接着され、第2ラベルの先端が第1ラベルの先端より長さ方向にのびていることを特徴とする多重ラベル。
  2. 第1ラベルが貼付時に内側になる内側ラベルで、第2ラベルが貼付時に外側になる外側ラベルであり、
    両ラベルが、裏面が内側になるように基端側から貼付対象物周面に巻きつけられて貼り付けられるようになされており、
    内側ラベルの裏面の基端側に、貼付対象物周面に貼り付けられる第1貼付部が設けられ、内側ラベルの裏面の第1貼付部より先端側の部分に、貼付対象物周面に巻きつけられた外側ラベルの表面に貼り付けられる第2貼付部が設けられ、内側ラベルより長さ方向にのびた外側ラベルの先端部の裏面に、貼付対象物周面に巻きつけられた外側ラベルの表面に貼り付けられる第3貼付部が設けられていることを特徴とする請求項1の多重ラベル。
  3. 第2ラベルの所定部分に、該部分で第2ラベルを切り離すための切除部が設けられていることを特徴とする請求項1または2の多重ラベル。
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