JP2007320652A - プラスチック製容器封緘装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 粘着剤同士の接合力は強力であり、かつ、粘着剤とプラスチック材との接合は、粘着・剥離が可能な粘着剤が積層されている粘着テープを用いたプラスチック製容器の封緘態様の類型を多様化する。
【解決手段】 粘着テープ供給リール1と、粘着テープの側縁を折り曲げて、長手方向にテープ折返し部を形成する粘着テープ縁折曲げロール機構3と、被封緘容器を載置するターンテーブル7と、前記ターンテーブル上で前記被封緘容器を回転自在に押圧する押さえ治具11と、折返し部が形成された前記粘着テープに切り欠け部を形成するカッター12とから構成されることを特徴とする。前記ターンテーブルは、被封緘容器を位置決めするための凹凸嵌め合わせ機構が設けられていることが好ましい。
【選択図】 図1
【解決手段】 粘着テープ供給リール1と、粘着テープの側縁を折り曲げて、長手方向にテープ折返し部を形成する粘着テープ縁折曲げロール機構3と、被封緘容器を載置するターンテーブル7と、前記ターンテーブル上で前記被封緘容器を回転自在に押圧する押さえ治具11と、折返し部が形成された前記粘着テープに切り欠け部を形成するカッター12とから構成されることを特徴とする。前記ターンテーブルは、被封緘容器を位置決めするための凹凸嵌め合わせ機構が設けられていることが好ましい。
【選択図】 図1
Description
本発明は、プラスチック製容器封緘装置に関し、特には、コンビニエンスストア・スーパーマーケット・弁当屋・惣菜屋などで常用されているプラスチック容器入りの食品等における、容器本体と蓋体とを封緘するプラスチック製容器封緘装置に関するものである。
家族構成やライフスタイルの変化に伴って、弁当や調理済みの惣菜等、いわゆる中食といわれる食品群が隆盛を極めている。また、商品の販売形態も、小規模な個人商店から、スーパーマーケット・コンビニエンスストア等、大資本によるチェーンストア・フランチャイズストア等の形態がますます増え、食品を中心にしてパック化された形態に移行してきている。
パックは、通常、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の安価な材料により造った蓋付容器を用い、蓋の外面と容器の外側壁とに掛け渡す様に容器開口端に直交して粘着テープを貼付したり、蓋付容器全体を薄いラップで包んで陳列・販売される。容器の本体が発泡材料とされる場合もある。
パックは、通常、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の安価な材料により造った蓋付容器を用い、蓋の外面と容器の外側壁とに掛け渡す様に容器開口端に直交して粘着テープを貼付したり、蓋付容器全体を薄いラップで包んで陳列・販売される。容器の本体が発泡材料とされる場合もある。
蓋の外面と容器の外側壁とに掛け渡す様に粘着テープを貼付したり、蓋付容器全体を薄いラップで包む操作は、多くは人手による手作業で行われており、コスト高となっている。前者の粘着テープの貼付においては、機械化・自動化する試みもなされている(特許文献1参照)。
前者の封緘形態では、本体と蓋体との固着箇所が部分的であるために、封緘が完全でなく、事後的に異物の混入(悪意や悪戯に基づく挿入を含む)や、汚染等を防ぐ機能に欠ける憾みがある。
前者の封緘形態では、本体と蓋体との固着箇所が部分的であるために、封緘が完全でなく、事後的に異物の混入(悪意や悪戯に基づく挿入を含む)や、汚染等を防ぐ機能に欠ける憾みがある。
本体と蓋体間の合わせ目が周側に形成される蓋付容器の当該合わせ目に沿って粘着するテープを貼付するタイプの封緘も試みられている(特許文献2参照)。
特許文献2における封緘(テープ貼り)は、本体と蓋体間の合わせ目の一ヵ所に粘着テープの端部を貼付して固定し、その合わせ目に貼付した粘着テープの端部から順次合わせ目に沿って粘着テープを繰り出し、巻き付けロール(押さえつけロール)を用いて貼付して行き、最初に粘着した粘着テープの端部に若干重ね合わせたところで粘着テープの他端を切断している。その際に、粘着テープの重なり部分の後端部をしっかり貼着しない状態で残すことにより、粘着テープの引き剥がし時の手掛かりとすることもできる、としている。
特許文献2における封緘(テープ貼り)は、本体と蓋体間の合わせ目の一ヵ所に粘着テープの端部を貼付して固定し、その合わせ目に貼付した粘着テープの端部から順次合わせ目に沿って粘着テープを繰り出し、巻き付けロール(押さえつけロール)を用いて貼付して行き、最初に粘着した粘着テープの端部に若干重ね合わせたところで粘着テープの他端を切断している。その際に、粘着テープの重なり部分の後端部をしっかり貼着しない状態で残すことにより、粘着テープの引き剥がし時の手掛かりとすることもできる、としている。
巻き付けロール(押さえつけロール)の周面には、凹溝が形成されており、その凹溝のフランジ部分で、本体の端部が内嵌合となっている容器の、蓋体の端部水平部ならびに本体端部の水平部に回り込み粘着させる態様が採用されている。
また、特許文献2における封緘装置(テープ貼り装置)では、封緘されるべき容器を固定し、容器の合わせ目に沿って粘着テープの案内装置を、ターンテーブルを利用して、容器の周囲を回転させる方式を採用しており、装置が複雑大掛かりになっている。
また、特許文献2における封緘装置(テープ貼り装置)では、封緘されるべき容器を固定し、容器の合わせ目に沿って粘着テープの案内装置を、ターンテーブルを利用して、容器の周囲を回転させる方式を採用しており、装置が複雑大掛かりになっている。
また、この封緘装置においては、容器は間歇的に送られ、新たに容器の封緘を始める度に、粘着テープの先端部の背面を、押さえローラである中空のローラの周囲に形成されている吸引口で吸引保持して容器の合わせ目の所定位置に粘着テープを位置させ、貼付している。
そして、特許文献2における封緘は、ガスパック包装を指向しており、封緘部での完全・永続する密閉が指向されている。
したがって、特許文献2の封緘においては、容器の内嵌合部分の重なり部分の製造精度の許容度が小さく、容器の移送が間歇的であることに基づく複雑・高性能な移送機構が必要であり、粘着テープの巻回に複雑・高機能の機構が必要であるという問題がある。
そして、特許文献2における封緘は、ガスパック包装を指向しており、封緘部での完全・永続する密閉が指向されている。
したがって、特許文献2の封緘においては、容器の内嵌合部分の重なり部分の製造精度の許容度が小さく、容器の移送が間歇的であることに基づく複雑・高性能な移送機構が必要であり、粘着テープの巻回に複雑・高機能の機構が必要であるという問題がある。
これらの問題を解決するものとして、本発明者は、粘着剤同士の接合力は強力であり、かつ、粘着剤とプラスチック材との接合は粘着・剥離が可能な粘着剤が積層されている粘着テープを用いてプラスチック製容器本体とプラスチック製蓋体とを封緘する新たな容器封緘構造および容器封緘装置を提案した(特許文献3参照)。
特許文献3においては、該粘着テープは、前記容器本体と前記蓋体とに跨って、かつ、前記容器本体の周囲に粘着されており、前記容器本体と前記蓋体とに粘着された該粘着テープの一部には、粘着剤同士が接合された部分が形成される。そして、粘着剤テープの前記粘着剤同士が接合されている部分の近傍に、劣化部分が形成されていることが好ましいとされ、容器を移送する送り装置と、一対の粘着テープのストックと、該粘着テープを移送されてくる前記容器の外周縁部分に案内し押しつけ粘着させ、かつ、該粘着テープの粘着剤同士を接触させる、基本的に前記送り装置の送り方向に直行する方向に前進後退することができる一対の案内押し付け回転ロールとからなる封緘装置である。
特許文献3においては、該粘着テープは、前記容器本体と前記蓋体とに跨って、かつ、前記容器本体の周囲に粘着されており、前記容器本体と前記蓋体とに粘着された該粘着テープの一部には、粘着剤同士が接合された部分が形成される。そして、粘着剤テープの前記粘着剤同士が接合されている部分の近傍に、劣化部分が形成されていることが好ましいとされ、容器を移送する送り装置と、一対の粘着テープのストックと、該粘着テープを移送されてくる前記容器の外周縁部分に案内し押しつけ粘着させ、かつ、該粘着テープの粘着剤同士を接触させる、基本的に前記送り装置の送り方向に直行する方向に前進後退することができる一対の案内押し付け回転ロールとからなる封緘装置である。
特許文献3の発明によって、粘着テープの粘着剤同士が接合されている部分を摘んで簡便に開封することができ、また、この発明の容器封緘装置は、簡易な機構の装置であり、しかも、原則的に連続的な封緘操作を行うことができるものであって、能率のよい装置であるという利点を有するプラスチック製容器の封緘装置が提供されたが、発明コンセプトを同じくしながらも、ほぼ同等の効果を得ることができる封緘装置は、各種あり得る。
粘着テープの側縁を折り曲げて、長手方向にテープ折返し部を設け、残った粘着部で袋口等を結束することにより、結束した粘着テープは、その粘着剤同士の接合面積が少ないことにより、それ自体は接着していない折返し部同士を摘んで引っ張ることにより、結束を容易に解除することができる(特許文献4参照)ものも開発されている。
特許文献4に示されるものは、回転する作用部材に設けられた受部に結束される物品を入れて作用部材に沿って走行する粘着テープを物品の周囲に巻回させて結束するものである。
しかし、特許文献4に示されるものは、接着面積が減ぜられているとはいえ、やはり粘着剤面同士が接触して接着されるものであって、特許文献3で用いられるような、粘着剤同士の接合力は強力であり、かつ、粘着剤とプラスチック材との接合は粘着・剥離が可能な粘着剤が積層されている粘着テープを用いることはできない。また、プラスチック製容器と蓋体とを封緘することは、全く想定されていない。
特許文献4に示されるものは、回転する作用部材に設けられた受部に結束される物品を入れて作用部材に沿って走行する粘着テープを物品の周囲に巻回させて結束するものである。
しかし、特許文献4に示されるものは、接着面積が減ぜられているとはいえ、やはり粘着剤面同士が接触して接着されるものであって、特許文献3で用いられるような、粘着剤同士の接合力は強力であり、かつ、粘着剤とプラスチック材との接合は粘着・剥離が可能な粘着剤が積層されている粘着テープを用いることはできない。また、プラスチック製容器と蓋体とを封緘することは、全く想定されていない。
粘着テープの側縁を折り曲げて、長手方向にテープ折返し部を設ける方式は、特許文献4に示されるもので、粘着テープの側縁を徐々に折り曲げるように誘導する折曲げ部材を備えた、基本的に平板を主体とするテープ縁折込装置が用いられている。
特許文献4に示されるものにおいては、「袋口に巻き掛けられずに前後に余っている粘着テープをテープ巻回ローラ(特許文献1では「作用部材」と表記されている。)とテープ巻回ガイド(特許文献1では「押圧椀」と記載されている。)とで挟持して貼り合わせる際に、折り返されて厚くなった非粘着部同士が粘着部同士よりも先に接触するようになるために、非粘着部同士が互いに滑ってしまい、非粘着部がずれた状態で貼り合わされるおそれがあった。このため、袋口に巻回された粘着テープの見栄えが悪くなるばかりか、折角形成した非粘着部を剥がししろとして利用できなくなるというおそれもあった。」との欠点を解決するものとして、粘着テープの側縁を折り曲げる別の方式も提案されている(特許文献5参照)。
特許文献4に示されるものにおいては、「袋口に巻き掛けられずに前後に余っている粘着テープをテープ巻回ローラ(特許文献1では「作用部材」と表記されている。)とテープ巻回ガイド(特許文献1では「押圧椀」と記載されている。)とで挟持して貼り合わせる際に、折り返されて厚くなった非粘着部同士が粘着部同士よりも先に接触するようになるために、非粘着部同士が互いに滑ってしまい、非粘着部がずれた状態で貼り合わされるおそれがあった。このため、袋口に巻回された粘着テープの見栄えが悪くなるばかりか、折角形成した非粘着部を剥がししろとして利用できなくなるというおそれもあった。」との欠点を解決するものとして、粘着テープの側縁を折り曲げる別の方式も提案されている(特許文献5参照)。
特許文献5に開示される「テープ巻回装置」は、「テープロールを支持するためのテープロール支持手段と、テープロールから繰り出された粘着テープの側端部を長手方向に沿って折り返すためのテープ折り返し手段と、側端部が折り返された粘着テープを巻回対象物に巻き掛けるためのテープ巻回ローラと、巻回対象物に巻き掛けられた粘着テープの前余り部及び後余り部をテープ巻回ローラと挟持して粘着テープを環状に閉じるためのテープ巻回ガイドとが備えられたテープ巻回装置において、折り返されて厚くなった粘着テープの側端部を逃がすための低段部がテープ巻回ローラとテープ巻回ガイドとの少なくとも一方に設けられてなるテープ巻回装置。」である。
特許文献5に開示されるものも、特許文献4に示されるものと同様、袋口等を結束するものであり、かつ、粘着剤面同士が接触して接着されるものであるから、特許文献3で用いられるような、粘着剤同士の接合力は強力であり、かつ、粘着剤とプラスチック材との接合は粘着・剥離が可能な粘着剤が積層されている粘着テープを用いることはできない。また、プラスチック製容器と蓋体とを封緘することは、全く想定されていないことも同様である。
本発明は、特許文献3において達成された発明のコンセプトを同じくするプラスチック製容器の封緘装置において、そのベストモードを実使用の中で追求すべく、実現態様のバラエティーを実現するための一環としてなされた発明である。
本発明のプラスチック製容器の封緘装置は、粘着剤同士の接合力は強力であり、かつ、粘着剤とプラスチック材との接合は、粘着・剥離が可能な粘着剤が積層されている粘着テープを巻回した粘着テープ供給リール1と、粘着テープの側縁を折り曲げて、長手方向にテープ折返し部を形成する粘着テープ縁折曲げロール機構3と、被封緘容器を載置するターンテーブル7と、前記ターンテーブル上で前記被封緘容器を回転自在に押圧する押さえ治具11と、折返し部が形成された前記粘着テープに切り欠け部を形成するカッター12とから構成されることを特徴とする。前記ターンテーブルは、被封緘容器を位置決めするための凹凸嵌め合わせ機構が設けられていることが好ましい。
本発明のプラスチック製容器の封緘装置によれば、粘着テープの側縁の折返し部の形成が確実・安定して行うことができ、側縁の折返し部が形成された粘着テープによって、従来試みられたことのないプラスチック製容器・蓋体の封緘が確実に行われ、かつ、封緘の開封が容易であるという利点がある。
本発明は、粘着テープの側縁の長手方向にテープ折返し部を設け、そのテープ折返し部を設けた粘着剤同士の接合力は強力であり、かつ、粘着剤とプラスチック材との接合は粘着・剥離が可能である粘着剤が積層されている粘着テープを用いてプラスチック製容器と蓋体とを封緘することを基本コンセプトとしている。
以下に、添付図面を参照しつつ、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明のプラスチック製容器封緘装置を示す平面説明図であり、図2は、同立面説明図である。
図1において、1は粘着テープ供給リールであり、粘着テープ供給リール1から巻き出された粘着テープ2は、ガイドロールを経て、粘着テープ縁折曲げロール機構3に供給される。
以下に、添付図面を参照しつつ、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明のプラスチック製容器封緘装置を示す平面説明図であり、図2は、同立面説明図である。
図1において、1は粘着テープ供給リールであり、粘着テープ供給リール1から巻き出された粘着テープ2は、ガイドロールを経て、粘着テープ縁折曲げロール機構3に供給される。
粘着テープ縁折曲げロール機構3は、基本的に、特許文献5に示される、「軸部」を含む「テープ折り返しローラ(テープ折り返し手段)」と同一である。
粘着テープ縁折曲げロール機構3を出た後、縁が折り曲げられた粘着テープは、ガイドスリット4、ガイド板5を経て、押圧ローラ6の前面に至る。
押圧ローラ6の前面には、ターンテーブル7上に載せられた封緘されるべきプラスチック製容器8・蓋体9(図1では図示省略)(合わせて単に被封緘容器と言うことがある)の粘着テープ粘着部が用意されている。
ターンテーブル7上の被封緘容器は、図2に示すように、押さえアーム10の先端に回転自在に設けられた押さえ治具11で押さえられて、回転されながら縁が折り曲げられた粘着テープで封緘処理される。
粘着テープ縁折曲げロール機構3を出た後、縁が折り曲げられた粘着テープは、ガイドスリット4、ガイド板5を経て、押圧ローラ6の前面に至る。
押圧ローラ6の前面には、ターンテーブル7上に載せられた封緘されるべきプラスチック製容器8・蓋体9(図1では図示省略)(合わせて単に被封緘容器と言うことがある)の粘着テープ粘着部が用意されている。
ターンテーブル7上の被封緘容器は、図2に示すように、押さえアーム10の先端に回転自在に設けられた押さえ治具11で押さえられて、回転されながら縁が折り曲げられた粘着テープで封緘処理される。
封緘処理が終了すると、タイミングを合わせて、カッター12で粘着テープは切断され、次の封緘処理に備えられる。
粘着テープ供給リール1に巻回されている粘着テープ2は、粘着剤同士の接合は強力であり、かつ、粘着剤とプラスチック材との接合は粘着・剥離が可能な粘着剤が積層されている粘着テープによることが好ましいが、必ずしもそれに限られるものではなく、通常の粘着テープも用いられ得る。
粘着テープ供給リール1に巻回されている粘着テープ2は、粘着剤同士の接合は強力であり、かつ、粘着剤とプラスチック材との接合は粘着・剥離が可能な粘着剤が積層されている粘着テープによることが好ましいが、必ずしもそれに限られるものではなく、通常の粘着テープも用いられ得る。
粘着テープ供給リール1には、粘着テープ2の巻き戻しの際の張力を調整するために、張力調整ローラ13(図1)が押圧されるようにすることが好ましい。
ターンテーブル7は、プーリー14・ベルト15・原動機16等の駆動系によって、回転・停止が行われる。
ターンテーブル7上には、被封緘容器を中心に位置決めするためのマークや、凹凸嵌め合わせ機構が設けられることが好ましい。凹凸嵌め合わせ機構は、被封緘容器の底が滑り込むような、三ツ割・四ツ割等の擂り鉢型の堰とすることもできる(この場合には、被封緘容器に対する適応性に優れる)が、被封緘容器の底部に凹部(容器内部に突出する)を設け、ターンテーブルにはその凹部に適合する位置決め凸部を形成しておくこともできる。
ターンテーブル7は、プーリー14・ベルト15・原動機16等の駆動系によって、回転・停止が行われる。
ターンテーブル7上には、被封緘容器を中心に位置決めするためのマークや、凹凸嵌め合わせ機構が設けられることが好ましい。凹凸嵌め合わせ機構は、被封緘容器の底が滑り込むような、三ツ割・四ツ割等の擂り鉢型の堰とすることもできる(この場合には、被封緘容器に対する適応性に優れる)が、被封緘容器の底部に凹部(容器内部に突出する)を設け、ターンテーブルにはその凹部に適合する位置決め凸部を形成しておくこともできる。
後者の場合、被封緘容器としては、従来汎用されているプラスチック系の容器を利用することができなくなる可能性が強まるが、被封緘容器の底部に形成する凹部(容器内部に突出する)が適当な大きさ・深さを有するときには、被封緘容器内に収容する内容物が容器内で移動等することを防ぐようにすることもできる。特に内容物に液体を含む場合(例えば、おでん等)には、具が暴れたり、崩れたりすることを防止することができる。
図3は、被封緘容器の位置決めしやすくするために本発明のターンテーブルの表面に設けた凹凸嵌め合わせ機構の位置決め凸部17の実施の形態を説明する図を示し、(a)は位置決め凸部17が3個の、(b)は位置決め凸部が4個の場合を示している。位置決め凸部は、例示したものに限られず、ターンテーブルの直径に近い1、1の中央部を欠く2、その他5以上でも差し支えない。
位置決め凸部の形状・大きさは、適宜とすることができ、縦断面形状は、台形とすることも好ましい形態である。
図3は、被封緘容器の位置決めしやすくするために本発明のターンテーブルの表面に設けた凹凸嵌め合わせ機構の位置決め凸部17の実施の形態を説明する図を示し、(a)は位置決め凸部17が3個の、(b)は位置決め凸部が4個の場合を示している。位置決め凸部は、例示したものに限られず、ターンテーブルの直径に近い1、1の中央部を欠く2、その他5以上でも差し支えない。
位置決め凸部の形状・大きさは、適宜とすることができ、縦断面形状は、台形とすることも好ましい形態である。
本発明によれば、コンビニエンスストア・スーパーマーケット・弁当屋等で取り扱われる食品等の包装・封緘に用いられて高能率・簡便でありながら極めて有効であるから、中食を中心とする物流・包装の産業分野に寄与すること大である。
1:粘着テープ供給リール
2:粘着テープ
3:粘着テープ縁折曲げロール機構
4:ガイドスリット
5:ガイド板
6:押圧ローラ
7:ターンテーブル
8:プラスチック製容器
9:蓋体
10:押さえアーム
11:押さえ治具
12:カッター
13:張力調整ローラ
14:プーリー
15:ベルト
16:原動機
17:位置決め凸部
2:粘着テープ
3:粘着テープ縁折曲げロール機構
4:ガイドスリット
5:ガイド板
6:押圧ローラ
7:ターンテーブル
8:プラスチック製容器
9:蓋体
10:押さえアーム
11:押さえ治具
12:カッター
13:張力調整ローラ
14:プーリー
15:ベルト
16:原動機
17:位置決め凸部
Claims (2)
- 粘着剤同士の接合力は強力であり、かつ、粘着剤とプラスチック材との接合は粘着・剥離が可能な粘着剤が積層されている粘着テープを巻回した粘着テープ供給リールと、粘着テープの側縁を折り曲げて、長手方向にテープ折返し部を形成する粘着テープ縁折曲げロール機構と、被封緘容器を載置するターンテーブルと、前記ターンテーブル上で前記被封緘容器を回転自在に押圧する押さえ治具と、折返し部が形成された前記粘着テープに切り欠け部を形成するカッターとから構成されることを特徴とするプラスチック製容器封緘装置。
- 前記ターンテーブルは、被封緘容器を位置決めするための凹凸嵌め合わせ機構が設けられている請求項1に記載のプラスチック製容器封緘装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006156498A JP2007320652A (ja) | 2006-06-05 | 2006-06-05 | プラスチック製容器封緘装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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JP2006156498A Pending JP2007320652A (ja) | 2006-06-05 | 2006-06-05 | プラスチック製容器封緘装置 |
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