JP3028594U - ラベル - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被貼付物としての容器への初期接着に優れ、
容器の胴体と蓋とを確実かつ能率的に接着することがで
きるラベルを提供する。 【解決手段】 基材16の裏面に感圧型接着剤層が形成
され、且つ、被貼付物に向けて突き出されて、進行方向
における先端の一部の感圧型接着剤層面が接着し、先端
の一部に続く部位が被貼付物に巻き着くようにして接着
されるラベル10である。このラベル10では、その突
き出される進行方向における先端部であって、進行方向
と交差する先端部に、進行方向に沿って、基材16に切
り目22が形成される。
容器の胴体と蓋とを確実かつ能率的に接着することがで
きるラベルを提供する。 【解決手段】 基材16の裏面に感圧型接着剤層が形成
され、且つ、被貼付物に向けて突き出されて、進行方向
における先端の一部の感圧型接着剤層面が接着し、先端
の一部に続く部位が被貼付物に巻き着くようにして接着
されるラベル10である。このラベル10では、その突
き出される進行方向における先端部であって、進行方向
と交差する先端部に、進行方向に沿って、基材16に切
り目22が形成される。
Description
【0001】
この考案はラベルに関し、特にたとえば、茶筒,瓶などの開口部が筒状の容器 の胴体と蓋とを接着して密閉するためのシール材としてのラベルに関する。
【0002】
図9は、開口部が筒状の容器の胴体と蓋とを接着して密閉するためのシール材 としての従来のラベル1を含むラベル連続体2を示す正面図であり、図10は、 図9の線X−Xにおける断面図である。ラベル連続体2は、剥離シート3を含む 。剥離シート3は、たとえば紙などの材料からなる細長いテープ状の基材の表面 に、たとえばシリコーンなどの剥離剤を塗布して形成される。
【0003】 剥離シート3の表面には、複数のラベル1が、互いに所定の間隔を隔てて、連 続的かつ間欠的に仮着される。ラベル1は、加熱収縮性の材料からなる細長い短 冊状の基材4を含む。基材4の長手方向の一端近傍には、摘み片5が、基材4の 幅方向に突き出るように、基材4と一体的に形成される。さらに、基材4の裏面 には、感圧型接着剤層が形成される。
【0004】 次に、この従来のラベル1を用いて、被貼付物としての容器の胴体と蓋とを接 着して密閉する方法について説明する。ラベル1を含むラベル連続体2は、供給 リールにロール状に保持される。供給リールから引き出されたラベル連続体2は 、剥離プレートでラベル1が剥離シート3から剥離される。そして、剥離シート 3から剥離されたラベル1は、容器の胴体と蓋との境目に向けて突き出される。 被貼付物である容器は、有底円筒状の保持治具に保持される。ラベル1が容器へ と突き出される速度と同期して、保持治具の回転に伴って、容器が回転する。
【0005】 容器へと突き出されたラベル1は、押圧ローラによって、容器の胴体と蓋との 境目を覆うようにして、順次押圧され、貼付される。すなわち、容器の回転に伴 って、ラベル1の進行方向における先端部の感圧型接着剤層面が接着し、先端部 に続く部位が、容器の胴体と蓋との境目の上に、巻き付くようにして接着され、 貼付される。ラベル1の基材4は、加熱収縮性の材料からなるので、ラベル1を 加熱装置によって加熱することによって、ラベル1はその長手方向に収縮して、 容器の胴体と蓋との境目で密着することとなる。このようにして、加熱収縮性の ラベル1を用いて、被貼付物としての容器の胴体と蓋とが、簡単に外れることが ないように、接着されて密閉される。
【0006】
しかしながら、図9に示す従来のラベル1を用いた場合、ラベル1が容器の胴 体と蓋との境目へと突き出されるときに、図11に示すように、ラベル1の進行 方向の先端部分が巻いてしまう傾向がある。そのため、容器の胴体と蓋との境目 の周辺、すなわち、容器におけるラベル1が貼付される部分に凹凸がある場合、 容器に最初に接するラベル1の先端部分の容器への初期接着が悪かった。ラベル 1の容器への初期接着が悪いと、ラベル1の先端部分に続く部位が滑らかに容器 に接着されない。そのため、ラベル1を用いて、被貼付物としての容器の胴体と 蓋とを確実かつ能率的に接着することができなかった。
【0007】 それゆえに、この考案の主たる目的は、被貼付物としての容器への初期接着に 優れ、容器の胴体と蓋とを確実かつ能率的に接着することができるラベルを提供 することである。
【0008】
この考案は、基材の裏面に感圧型接着剤層が形成され、且つ、被貼付物に向け て突き出されて、進行方向における先端の一部の感圧型接着剤層面が接着し、先 端の一部に続く部位が前記被貼付物に巻き着くようにして接着されるラベルにお いて、その突き出される進行方向における先端部であって、進行方向と交差する 先端部に、進行方向に沿って、基材に切り目が形成された、ラベルである。
【0009】 その突き出される進行方向における先端部が、その一端から他端に至るまで直 線状で、且つ、進行方向に直交するように形成されるのが好ましい。また、基材 に形成された切り目は線状であるのが好ましい。さらに、被貼付物に向けて突き 出されたときにまず接着する先端の一部に、切り目が形成されるのが好ましい。 また、その突き出される進行方向に平行に切り目が形成されるのが好ましい。さ らに、切り目が複数本形成されるのが好ましい。また、切り目は互いに平行とな るように形成されるのが好ましい。さらに、基材は加熱収縮性の材料によって形 成され、被貼付物に巻き着くようにして接着されたのち、加熱されることによっ て収縮して、被貼付物を密閉するのが好ましい。また、基材が柔軟性を有するの が好ましい。
【0010】
この考案によれば、その突き出される進行方向における先端部であって、進行 方向と交差する先端部に、進行方向に沿って、基材に切り目が形成されているの で、ラベルの先端の感圧型接着剤層面が接着し、先端の一部に続く部位が、被貼 付物に、巻き付くようにして接着される。また、切り目間のラベルが凹凸を有す る容器に初期接着される場合、凹部から凸部の形状に沿うように接着される。さ らに、ラベルが貼付される部分に凹凸があっても、従来のラベルでは、全体的に 初期接着される必要があるが、この考案によれば、切り目間のラベルのうち、接 着できるものから順に続いて容器に接着されることとなる。そのため、被貼付物 におけるラベルが貼付される部分の形状にラベルが対応しやすくなり、ラベルの 被貼付物への初期接着が良くなる。
【0011】 その突き出される進行方向における先端部が、その一端から他端に至るまで直 線状で、且つ、進行方向に直交するように形成されると、先端部が全体的に被貼 付物へ接着されるので、被貼付物への初期接着が良くなる。基材に形成された切 り目は線状であると、切り目間のラベルの面積が大きくなり、初期接着が良くな る。被貼付物に向けて突き出されたときにまず接着する先端の一部に、切り目が 形成されると、被貼付物へラベルがまず接着する部分に切り目が形成されること となり、初期接着が良くなる。その突き出される進行方向に平行に切り目が形成 され、切り目が互いに平行となるように形成されると、切り目間のラベルが順に 容器へ接着しやすい。さらに、切り目が複数本形成されると、被貼付物における ラベルが貼付される部分の形状にラベルが対応しやすくなる。
【0012】 基材を加熱収縮性の材料によって形成すると、加熱されることによって収縮し て、接着された被貼付物を密閉することができる。ラベルを加熱収縮性の材料で 形成した場合、様々な形状、大きさの被貼付物に対応する必要があるので、切り 目の形成による初期接着の向上が重要となる。また、切り目の形成によって、被 貼付物の凸部にラベルの切れ目間の一端が仮着され、仮着された部分が固定端を 構成し、ラベルの切れ目間の他端が開放端を構成する。そして、加熱収縮の際に 、この開放端が凹部に入り込みやすくなる。基材が柔軟性を有する材料で形成さ れると、被貼付物におけるラベルが貼付される部分の形状にラベルがより対応し やすくなる。
【0013】
この考案によれば、ラベルの被貼付物への初期接着が良くなるので、被貼付物 におけるラベルが貼付される部分に凹凸がある場合でも、被貼付物にラベルを確 実かつ能率的に接着することができる。また、ラベルの被貼付物への初期接着が 良くなるように、進行方向における先端部の形状および切り目の設計をすること によって、被貼付物にラベルをより確実かつ能率的に接着することができる。さ らに、基材を加熱収縮性の材料によって形成することによって、加熱による収縮 を利用して、被貼付物を密閉することができるが、この考案によれば、様々な形 状、大きさの被貼付物に対しても、初期接着が良くなるので対応できる。また、 加熱収縮の際に、ラベルの切り目間の開放端が凹部に入り込みやすくなるので、 被貼付物をより確実に密閉することができる。基材が柔軟性を有する材料で形成 されると、被貼付物の形状にラベルがより対応しやすくなるので、被貼付物にラ ベルをより確実かつ能率的に接着することができる。
【0014】 この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行 う以下の考案の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0015】
図1は、この考案の実施の形態の一例であるラベル10を含むラベル連続体1 2を示す正面図であり、図2は、図1の線II−IIにおける断面図である。こ のラベル10は、開口部が筒状の容器の胴体と蓋とを接着して密閉するためのシ ール材として使用される。ラベル連続体12は、剥離シート14を含む。剥離シ ート14は、たとえば紙などの材料からなる細長いテープ状の基材の表面に、た とえばシリコーンなどの剥離剤を塗布して形成される。
【0016】 剥離シート14の表面には、複数のラベル10が、互いに所定の間隔を隔てて 、連続的かつ間欠的に仮着される。ラベル10は、加熱収縮性の材料からなる細 長い短冊状の基材16を含む。この基材16は、たとえば幅3.0cm、長さ1 7.0cmであり、その四角が丸みをおびており、柔軟性を有する。基材16の 材料としては、いわゆるシュリンク包装用の材料が用いられ、たとえば一軸延伸 PVC(塩化ビニール),二軸延伸PVC,延伸ポリスチレンフィルム,延伸ポ リエチレンフィルム,ポリ塩化ビニリデン,ポリエステル,ポリプロピレンなど が用いられる。この考案の実施の形態の例では、長手方向に一軸延伸したPVC フィルムを用いた。これは、ラベル10を、その長手方向、すなわち被貼付物で ある容器の胴周方向に収縮するように形成するためである。
【0017】 基材16の長手方向の一端近傍には、略矩形の摘み片18が、基材16の幅方 向に突き出るように、基材16と一体的に形成される。この摘み片18は、ラベ ル10を被貼付物である容器に貼付したのち、開封するときに摘み持つことがで きるようにして、ラベル10を容器から剥離しやすくするためのものである。ま た、この考案の実施の形態の例では、基材16の表面に、たとえば模様,文字, 記号などを表示するための印刷層20が形成される。なお、この印刷層20は形 成されなくてもよい。さらに、基材16の裏面には、感圧型接着剤層がたとえば アクリル系粘着剤によって形成される。この感圧型接着剤層は、少なくとも容器 に仮着することができ、かつ、加熱収縮の妨げとならない程度の弱い貼付力のも のを用いるのが好ましい。
【0018】 図1に示すように、ラベル10の基材16の一端には、基材16の長手方向と 平行に、たとえば11本の線状の切り目22が形成される。また、11本の切り 目22は、互いに平行となるように形成される。この考案の実施の形態の例では 、すべての切り目22の長さは5mmと等しく、隣合う切り目22の間隔は約2 mmであり、すべて等しく、両端の切り目22とラベル10の基材16の両長辺 との距離は、それぞれ、約5mmであり、等しい距離である。なお、この切り目 22の長さは、後述するように、ラベル10が容器に向けて突き出されたときに まず接着する先端の一部の長さである。
【0019】 次に、このラベル10を用いて、被貼付物としての容器の胴体と蓋とを接着し て密閉する方法について、図3を参照しながら説明する。ラベル10を含むラベ ル連続体12は、供給リール24にロール状に保持される。この供給リール24 は、リール軸26を中心に回動自在に設けられる。供給リール24から引き出さ れたラベル連続体12は、ローラ28に導かれ、ローラ28において、その移送 方向が変化させられる。さらに、ラベル連続体12は、ローラ28から剥離プレ ート30に導かれ、剥離プレート30において、ラベル10が剥離シート14か ら剥離される。そして、剥離シート14から剥離されたラベル10は、容器32 の胴体34と蓋36との境目へと突き出される。被貼付物である容器32は、有 底円筒状の保持治具(図示せず。)に保持される。ラベル10が容器32へと突 き出される速度と同期して、保持治具(図示せず。)の回転に伴って、容器32 が回転する。そして、1枚のラベル10が、ラベル連続体12から完全に剥離さ れ、容器32へと突き出されると、ラベル連続体12の移送およびラベル10の 突き出しが、所定時間停止される。
【0020】 容器32へと突き出されたラベル10は、押圧ローラ38によって、容器32 の胴体34と蓋36との境目を覆うようにして、順次押圧され、貼付される。す なわち、容器32の回転に伴って、ラベル10の進行方向における先端部の感圧 型接着剤層面が接着し、先端部に続く部位が、容器32の胴体34と蓋36との 境目の上に、巻き付くようにして接着され、貼付される。ラベル10の基材16 は、加熱収縮性の材料からなるので、ラベル10を加熱装置40によって加熱す ることによって、ラベル10はその長手方向に収縮して、容器32の胴体34と 蓋36との境目で密着することとなる。この加熱は、容器32を回転させながら 、均一に万遍なく行われる。そして、所定の回数(最低1回)容器32が回転し 、ラベル10が加熱収縮し、シュリンク包装が完成した時点で、加熱および回転 は停止する。このようにして、加熱収縮性のラベル10を用いて、被貼付物とし ての容器32の胴体34と蓋36とが、簡単に外れることがないように、接着さ れて密閉される。そののち、被貼付物である容器32は、取り外される。
【0021】 従来のラベルでは、特に容器におけるラベルが貼付される部分に凹凸がある場 合、ラベルの容器への初期接着が悪かったのに対し、この考案に係るラベル10 は、ラベル10の基材16に切り目22が形成されているので、ラベル10の容 器32への初期接着に優れている。切り目22間のラベル10が凹部42と凸部 44とを有する容器32に初期接着される場合、図4および図5の点線部に示す ように、切り目22間のラベル10の先端部が凹部42から凸部44の形状に沿 うように接着される。また、ラベル10が貼付される部分に凹凸があっても、従 来のラベルでは、全体的に初期接着される必要があるが、この考案によれば、切 り目22間のラベル10のうち、接着できるものから順に続いて容器32に接着 されることとなる。すなわち、切り目22の働きによって、容器32におけるラ ベル10が貼付される部分の形状にラベル10が対応しやすくなり、ラベル10 の容器32への初期接着が良くなり、ラベル10の先端の一部の感圧型接着剤層 面が接着し、先端の一部に続く部位が、容器32の胴体34と蓋36との境目の 上に、巻き付くようにして接着される。したがって、このラベル10を用いれば 、被貼付物としての容器32の胴体34と蓋36との境目の周辺、すなわち、容 器32におけるラベル10が貼付される部分に凹凸がある場合でも、容器32の 胴体34と蓋36とを確実かつ能率的に接着することができる。また、切り目2 2の形成によって、容器32の凸部44にラベル10の切れ目22間の一端が仮 着され、仮着された部分が固定端を構成し、ラベルの切れ目間の他端が開放端を 構成する。そして、加熱収縮の際に、この開放端が凹部42に入り込みやすくな るので、容器32をより確実に密閉することができる。
【0022】 図6は、容器32におけるラベル10が貼付される部分に凹凸がある場合の一 例を示す一部断面図である。図6に示す例では、胴体34と蓋36との間に段差 があるため、従来のラベルでは、ラベルの先端部の容器への初期接着が悪く、ラ ベルの先端部分に続く部位が滑らかに容器に接着されない。それに対し、この考 案によれば、ラベル10の先端部の容器32への初期接着が良いため、ラベル1 0の先端の感圧型接着剤層面が接着し、先端部に続く部位が、容器32の胴体3 4と蓋36との境目の上に、巻き付くようにして接着される。なお、図6に示す 例では、隣合う切り目22の間隔が、胴体34と蓋36との間の段差より小さい のが好ましい。図7は、容器32におけるラベル10が貼付される部分に凹凸が ある場合の他の例を示す斜視図解図であり、図8は、容器32におけるラベル1 0が貼付される部分に凹凸がある場合のさらに他の例を示す斜視図解図である。 図7に示す例では、蓋36自身が上下方向に段差を有し、図8に示す例では、蓋 36自身が横方向に段差を有する。図7に示す例および図8に示す例においても 、この考案によれば、ラベル10の先端部の容器32への初期接着が良いため、 容器32に確実かつ能率的にラベル10を接着することができる。なお、図7に 示す例および図8に示す例では、隣合う切り目22の間隔が、蓋36自身の段差 より小さいのが好ましい。
【0023】 上記の考案の実施の形態の例では、細長い短冊状の基材16の一端に、基材1 6の長手方向と平行に、切り目22が形成されたが、ラベル10の基材16の形 状などに応じて、その突き出される進行方向における先端部であって、進行方向 と交差する先端部に、進行方向に沿って、切り目22が形成されればよい。また 、基材16は短冊状なので、ラベル10の突き出される進行方向における先端部 は、その一端から他端に至るまで直線状で、且つ、進行方向に直交することとな り、先端部が全体的に容器32に接着され、容器32への初期接着が良くなる。
【0024】 ラベル10の容器32への初期接着が良くなるように、切り目22の設計をす ることによって、容器32にラベル10をより確実かつ能率的に接着できるよう になる。基材16に形成された切り目は線状である方が、切り目22間のラベル 10の面積が大きくなり、初期接着が良くなる。容器32に向けて突き出された ときにまず接着する先端の一部に、切り目22が形成されると、被貼付物へラベ ルがまず接着する部分に切り目22が形成されることとなり、初期接着が良くな る。上記の考案の実施の形態の例では、ラベル10の基材16の一端に形成され る切り目22の数は11本であるが、容器32の形状、大きさやラベル10の形 状、大きさ、材質などに応じて、ラベル10の容器32への初期接着が良くなる ように、切り目22の数は、適宜変更すればよい。ただし、切り目22の数は複 数本である方が一般的に初期接着は良くなる。さらに、上記の例のように、切り 目22が、互いに平行となるように形成され、かつ、基材16の長手方向と平行 となるように形成される方が、一般的には、切り目22間のラベル10が順に続 いて容器32へ接着しやすいが、必ずしもこのような構成でなくてもよい。上記 の例のように、一般的には、隣合う切り目22の間隔は等しい方が、切り目22 間のラベル10の面積が等しくなり、また、両端の切り目22とラベル10の基 材16の両長辺との距離が等しい方が、ラベル10がラベル10の長手方向の端 部の真ん中よりに位置することとなり、初期接着が良くなるが、容器32の形状 、大きさやラベル10の形状、大きさ、材質などに応じて、切り目22の長さ、 隣合う切り目22の間隔、両端の切り目22とラベル10の基材16の両長辺と の距離についても、ラベル10の容器32への初期接着が良くなるように、個別 に適宜変更すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施の形態の一例であるラベルを含
むラベル連続体を示す正面図である。
むラベル連続体を示す正面図である。
【図2】図1の線II−IIにおける断面図である。
【図3】この考案に係るラベルを用いて、被貼付物とし
ての容器の胴体と蓋とを接着して密閉する方法について
説明するための図解図である。
ての容器の胴体と蓋とを接着して密閉する方法について
説明するための図解図である。
【図4】切り目間のラベルが容器に初期接着される状態
の一例を示す一部断面図解図である。
の一例を示す一部断面図解図である。
【図5】切り目間のラベルが容器に初期接着される状態
の他の例を示す一部断面図解図である。
の他の例を示す一部断面図解図である。
【図6】容器におけるラベルが貼付される部分に凹凸が
ある場合の一例を示す一部断面図である。
ある場合の一例を示す一部断面図である。
【図7】容器におけるラベルが貼付される部分に凹凸が
ある場合の他の例を示す斜視図解図である。
ある場合の他の例を示す斜視図解図である。
【図8】容器におけるラベルが貼付される部分に凹凸が
ある場合のさらに他の例を示す斜視図解図である。
ある場合のさらに他の例を示す斜視図解図である。
【図9】開口部が筒状の容器の胴体と蓋とを留め付けて
密閉するためのシール材としての従来のラベルを含むラ
ベル連続体を示す正面図である。
密閉するためのシール材としての従来のラベルを含むラ
ベル連続体を示す正面図である。
【図10】図9の線X−Xにおける断面図である。
【図11】従来のラベルが容器の胴体と蓋との境目へと
突き出されるときの例を示す一部図解図である。
突き出されるときの例を示す一部図解図である。
10 ラベル 12 ラベル連続体 14 剥離シート 16 基材 18 摘み片 20 印刷層 22 切り目 32 容器 34 胴体 36 蓋
Claims (9)
- 【請求項1】 基材の裏面に感圧型接着剤層が形成さ
れ、且つ、被貼付物に向けて突き出されて、進行方向に
おける先端の一部の感圧型接着剤層面が接着し、先端の
一部に続く部位が前記被貼付物に巻き着くようにして接
着されるラベルにおいて、 その突き出される進行方向における先端部であって、進
行方向と交差する先端部に、進行方向に沿って、基材に
切り目が形成されたことを特徴とする、ラベル。 - 【請求項2】 その突き出される進行方向における先端
部が、その一端から他端に至るまで直線状で、且つ、進
行方向に直交するように形成された、請求項1に記載の
ラベル。 - 【請求項3】 前記基材に形成された前記切り目は線状
である、請求項1または請求項2に記載のラベル。 - 【請求項4】 被貼付物に向けて突き出されたときにま
ず接着する先端の一部に、前記切り目が形成された、請
求項1ないし請求項3のいずれかに記載のラベル。 - 【請求項5】 その突き出される進行方向に平行に前記
切り目が形成された、請求項1ないし請求項4のいずれ
かに記載のラベル。 - 【請求項6】 前記切り目が複数本形成された、請求項
1ないし請求項5のいずれかに記載のラベル。 - 【請求項7】 前記切り目は互いに平行となるように形
成された、請求項6に記載のラベル。 - 【請求項8】 前記基材が加熱収縮性の材料によって形
成され、前記被貼付物に巻き着くようにして接着された
のち、加熱されることによって収縮して、前記被貼付物
を密閉する、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載
のラベル。 - 【請求項9】 前記基材が柔軟性を有する、請求項1な
いし請求項8のいずれかに記載のラベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996002226U JP3028594U (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | ラベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996002226U JP3028594U (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | ラベル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3028594U true JP3028594U (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=43163658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996002226U Expired - Lifetime JP3028594U (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | ラベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3028594U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0333576A (ja) * | 1989-06-29 | 1991-02-13 | Konan Denki Kk | 高圧空気切換弁 |
-
1996
- 1996-03-01 JP JP1996002226U patent/JP3028594U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0333576A (ja) * | 1989-06-29 | 1991-02-13 | Konan Denki Kk | 高圧空気切換弁 |
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