JP3024454U - 合成樹脂製袋体 - Google Patents

合成樹脂製袋体

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JP3024454U JP1995011850U JP1185095U JP3024454U JP 3024454 U JP3024454 U JP 3024454U JP 1995011850 U JP1995011850 U JP 1995011850U JP 1185095 U JP1185095 U JP 1185095U JP 3024454 U JP3024454 U JP 3024454U
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synthetic resin
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JP1995011850U
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Inventor
哲巳 窪田
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株式会社コープレイ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用前に剥離紙が剥がれ落ちることがなく、
取扱いが容易な合成樹脂製袋体を経済的に提供すること
を課題とする。 【解決手段】 合成樹脂製の両フィルム片1a,1b の両側
縁部10a,10b が溶着されることによって袋本体1 が形成
され、両フィルム片1a,1b のうち一方のフィルム片(1a)
が他方のフィルム片1bよりも開口部3 から延出されて封
緘片5 が形成され、且つ該封緘片5 の内面側に接着剤3
が塗布されてなる合成樹脂製袋体において、前記接着剤
3 の上面に紙からなる剥離紙4 が貼着されていることを
解決手段とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主として郵送用に使用される封筒や、その他包装体として使用され る合成樹脂製袋体の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、郵送用の封筒や包装用の袋等の袋体としては、図4に示すような、合成 樹脂製フィルムからなる両フィルム片21a,22b の両側部が溶着され、且つ両フィ ルム片21a,22b のうちの一片22a が他片22b よりも開口部23から上方へ延出され て封緘片25として形成された合成樹脂製袋体20が使用されていた。 通常、このような封緘片25には予め内面側に接着剤26が塗布され、該接着剤26 の上面には合成樹脂製フィルムからなる剥離紙24が貼着されており、袋体を封緘 する直前に該剥離紙24を除去し封緘片25を折り曲げて、露出した接着剤26によっ て袋本体21に封緘片25を接着し封緘するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような合成樹脂製袋体20は封緘片25と該封緘片25に貼着さ れた剥離紙24がともに合成樹脂製フィルムからなるため、静電気が発生し易く、 剥離紙24を剥離する際にこの静電気によって袋本体21に密着して剥離しにくいと いう問題があった。 また、剥離紙24を取り除く時に静電気を帯びているため剥離紙24が手にまとわ りつき扱いにくかった。 さらに、剥離した後に破棄する際にも静電気を帯びた剥離紙24同士が反発して 散乱したり、不用意に張りついたりする等、剥離時や剥離後において剥離紙の取 扱いが非常に困難であった。
【0004】 さらに、封緘片25と剥離紙24がともに合成樹脂製フィルムからなるため腰がな く、また伸縮性の大きい合成樹脂製フィルムからなる場合には剥離紙24が伸縮す ることによって封緘片25にしわやカールや凹凸が生じやすい。 従って、袋体の流通過程等においてこのようなカールやしわや凹凸が生じた場 合には封緘片25に貼着された剥離紙24が剥がれて、接着剤26が露出してしまう恐 れがあるという問題が生じていた。
【0005】 本考案は、このような問題点を解決するためになされたもので、使用前に剥離 紙が剥がれ落ちることがなく、取扱いが容易な合成樹脂製袋体を経済的に提供す ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(構成) 本考案は、このような課題を解決せんとしてなされたもので、その課題を解決 するための手段は、合成樹脂製の両フィルム片1a,1b の両側縁部10a,10b が溶着 されることによって袋本体1 が形成され、両フィルム片1a,1b のうち一方のフィ ルム片1aが他方のフィルム片1bよりも開口部3 から延出されて封緘片5 が形成さ れ、該封緘片5 の内面側に接着剤3 が塗布されてなる合成樹脂製袋体において、 前記接着剤3 の上面に紙からなる剥離紙4 が貼着されていることにある。
【0007】 (作用) 本考案は、上述のように、合成樹脂製のフィルムからなる封緘片5に塗布され た接着剤3の上に紙製の剥離紙4を貼着したため、静電気等によって剥離紙4が 袋本体1に密着したり、手にまとわりついたりするおそれがなく取扱いが容易で ある。 また、剥離紙4が紙製であるため封緘片5に腰とハリが生じて該封緘片5にカ ールやしわが生じることがなく、従って剥離紙4が使用前に不用意に剥がれてし まうおそれがない。
【0008】 さらに、前記剥離紙4の両端部4a,4b が袋本体1 の両側縁部10a,10b よりも内 側になるように形成された場合には、袋本体1の両側縁部10a,10b において両フ ィルム片1a,1b を溶断シールして袋本体1 を形成する場合にも、紙製である剥離 紙4 が溶断シールする位置の延長上には存在しないため、その溶断シールが不用 意に阻止されることがない。 従って、紙製の剥離紙4 を設けた場合でも、従来の合成樹脂製袋体と同様に袋 本体1 の両側縁部10a,10b において溶断シールすることによって、簡単且つ経済 的に袋本体1 を形成することができる。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について図面に従って説明する。 図1(イ)及び(ロ)において、1は透明な合成樹脂フィルムからなり、且つ 郵送用の封筒として形成された袋本体で、該袋本体1は合成樹脂製フィルムを折 り曲げて底部が形成され、該折り曲げられたフィルムの両フィルム片1a,1b の両 側縁部10a,10b を溶断シールにより溶着して上面に開口部3を有する袋状に形成 されている。 5は、袋本体1の一方のフィルム片1aが該開口部3から他方のフィルム片1bよ り延出されて形成された封緘片である。
【0010】 6は、図1(ロ)に示すように封緘片5の内面側に塗布された接着剤で、該接 着剤6の上面には紙からなる剥離紙4が貼着されている。 該剥離紙4の材質としては通常の紙以外に、紙に合成樹脂がコーティングされ たコーティング紙等の適当なハリを有し、伸長しにくい、紙を基材としたシート であれば適宜使用することができる。
【0011】 また、前記封緘片5の両端部5a,5b は剥離紙4の両端部4a,4b とともに、斜め に切断され、封緘片5の先端部が幅狭になるように形成されている。
【0012】 上記のような構成からなる合成樹脂製袋体7を封筒として使用する場合には、 前記剥離紙4を剥離し、接着剤6を露出させて、封緘片5を袋本体1の他方のフ ィルム片1b側に折り曲げて、前記接着剤6を介して他方のフィルム片1bの外面に 封緘片5を接着して封緘するものである。
【0013】 次に、このような合成樹脂製袋体7を製造する方法について説明する。 まず、図2(イ)のように長尺の合成樹脂フィルム12を幅方向に折り曲げて重 ねる。この時、折り曲げられた一方のフィルム片1aの端部が他方のフィルム片1b の端部よりも延出されるように2つ折りして、該延出された延出部2が封緘片5 となるようにする。
【0014】 次に、該延出部2の内面側に、長手方向に沿って連続的に接着剤6を塗布し、 該接着剤6の上面に長尺状の紙シート11を貼着する。
【0015】 次に、図2(ロ)に示すように該延出部2に、所定間隔を有してV字状の切欠 き部9を設ける。この切欠き部9は一方のフィルム片1aの延出部2及び紙シート 11を一度に切断して形成され、該切欠き部9の縁部が封緘片5の両端部5a,5b 及 び紙シート11から形成される剥離紙4の両端部4a,4b として形成される。
【0016】 さらに、該切欠き部9が設けられた部分の両フィルム片1a,1b を溶断位置8に 沿って幅方向に溶断シールする(図2(ハ)参照)。 この時、両フィルム片1a,1b は両側縁部10a,10b にて溶着され、且つ隣接する フィルムから分断されるが、紙シート11には前記切欠き部9が形成されているた め、溶断シールを行うための溶断刃等に紙シート11が接することがない。 従って、両フィルム片1a,1b のみを溶断シールして連続的に上記のような構成 からなる合成樹脂製袋体7を形成することができる。
【0017】 尚、本実施の形態では袋本体1として透明合成樹脂フィルム製のフィルム片1a ,1b を使用したが、透明であることは条件ではなく、必要に応じて宛先宛名表示 部等を印刷によって設けてもよく、またその他の絵柄を設けたり、さらには不透 明なフィルムを使用してもよい。 要は、袋本体1の素材は袋体として使用可能な合成樹脂であればよいのである 。
【0018】 また、上記実施の形態では袋本体1として封緘片5と剥離紙4を重ねて同時に 切断し、封緘片5と剥離紙4の両端部が一致するように形成されたが、例えば図 3(イ)に示すように剥離紙4の両端部4a,4b が封緘片5の両端部5a,5b よりも 内側に位置するように剥離紙4が形成されていてもよい。
【0019】 さらに、上記実施の形態では封緘片5の両端部5a,5b が斜めになるように切断 したが、封緘片5の両端部5a,5b の形状はこれに限定されるものではなく、例え ば図3(ロ)に示すように曲線状に切断されていてもよく、さらには剥離紙4の 両端部4a 4b が袋本体1 の両側縁部10a 10b の位置より内側であれば封緘片5の 両端部5a,5b は袋本体1 の両側縁部10a,10b の延長線上にあってもよく、封緘片 5 の端部の形状は限定されるものではない。
【0020】 但し、上記実施の形態のように封緘片5と剥離紙4の端部が一致し、且つ該端 部が袋本体1の両側縁部10a,10b よりも内面側に位置するように形成された場合 には、合成樹脂製袋体7の製造時に、長尺状の剥離紙4 を連続的に貼着した後、 封緘片5 の端部を形成すると同時に切断することによって、剥離紙4の端部4a,4 b を袋本体1の両側縁部10a 10b の位置より内側に形成することができるため、 剥離紙4の貼着を連続的に行っても、袋本体1の両フィルム片1a,1b を溶着する ことができ、その結果、合成樹脂製袋体の製造工程がより簡易になるという利点 がある。
【0021】 また、上記実施の形態では、袋本体1の底部を一枚のフィルムシート12を折り 曲げて形成したが、袋本体1の底部を折り曲げて形成することは条件ではなく、 2枚のフィルムの三方を溶着して袋本体1を形成してもよい。
【0022】 さらに、上記実施の形態では、合成樹脂製袋体7を郵送用の封筒として使用し たが、合成樹脂製袋体7の用途としてはこれに限定されるものではなく、包装用 や運搬用あるいは保管用等の袋体として広く使用することができる。
【0023】
【考案の効果】
叙上のように、本考案は合成樹脂製袋体の封緘片に紙製の剥離紙を貼着したた め、剥離紙に静電気が生じにくく、該剥離紙を剥離する際に袋本体等に静電気に よって密着して剥離しにくいということがない。 また、剥離紙を剥離する際にも剥離紙が手にまとわりついたりすることがなく 容易に剥離することができ、さらには破棄の際にも剥離紙が静電気によって散乱 したり不用意に張り付いたりすることがなく、剥離時や剥離後において剥離紙の 取扱いが非常に容易である。
【0024】 また、本考案は紙製の剥離紙を封緘片に貼着するため、該封緘片にカールやし わが生じたりすることがないため、該封緘片に貼着された剥離紙が不用意に剥が れたりすることが防止できる。
【0025】 また、剥離紙が袋本体の幅よりも幅狭に形成されている場合には、その剥離紙 が溶断シール時の支障になるようなこともなく、溶断シールを連続的に行うこと ができ、さらには封緘片の先端部を幅狭にカットすることによってより簡単に合 成樹脂製袋体を製造することができ、製造工程の短縮、自動化によって一層経済 的に合成樹脂製袋体を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は本考案の合成樹脂製袋体の正面図、
(ロ)は(イ)のA−A線断面図。
【図2】(イ)は剥離紙を貼着した状態を示す正面図、
(ロ)は切欠き部を形成した状態を示す正面図、(ハ)
は切断された合成樹脂製袋体を示す正面図。
【図3】(イ)は他の実施の形態の合成樹脂製袋体の正
面図、(ロ)は他の実施の形態の合成樹脂製袋体の正面
図。
【図4】従来の合成樹脂製袋体の断面図。
【符号の説明】
1 袋本体 3 開口部 4 剥離紙 4a,4b 剥離紙端部 5 封緘片

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の両フィルム片(1a),(1b) の
    両側縁部(10a),(10b)が溶着されることによって袋本体
    (1) が形成され、両フィルム片(1a),(1b) のうち一方の
    フィルム片(1a)が他方のフィルム片(1b)よりも開口部
    (3) から延出されて封緘片(5) が形成され、且つ該封緘
    片(5) の内面側に接着剤(3) が塗布されてなる合成樹脂
    製袋体において、前記接着剤(3) の上面に紙からなる剥
    離紙(4) が貼着されていることを特徴とする合成樹脂製
    袋体。
  2. 【請求項2】 前記袋本体(1) が封筒である請求項1に
    記載の合成樹脂製袋体。
  3. 【請求項3】 前記剥離紙(4) の両端部(4a),(4b) が、
    袋本体(1) の両側縁部(10a),(10b) より内側に位置する
    ように形成された請求項1又は請求項2に記載の合成樹
    脂製袋体。
  4. 【請求項4】 前記封緘片(5) が先端部に向かって幅狭
    になるように、該封緘片(5) の両端部(5a),(5b) がカッ
    トされている請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    合成樹脂製袋体。
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