JPS5833556B2 - ラベルストリツプ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、キャリアストリップとそれに支持された一連
の自己接着性ラベルを有するラベルストリップに関する
。

この種ラベルストリップは例えば米国特許第２０９５４
３７号、ドイツ特許第１２０５８８８号及びドイツ特許
公告第１４８６１４９号によって開示されている。

このラベルストリップは通常ロール状に巻かれてラベル
貼付装置に装填され、該装置を操作することにより、間
欠的に引き出され、同装置内の印刷手段により各ラベル
に商品の値段等を順次印刷され、印刷されたものが当該
貼付装置の出口から外に操り出され、同出口に隣接して
設げられたローラのような押圧部材によって所要の物品
上に押圧されて貼付されるようになっている。

このラベル貼付装置においてラベルストリップを間欠的
に引き出すには、これを貼付装置内に装填する際に、当
該ラベルストリップの前端部分の一連のラベルとキャリ
アストリップとを一定長さだけ剥離して、ラベルを上記
出口に向け、キャリアストリップをストリップ引出手段
に係合させて、貼付装置の操作の毎に該引出し手段がキ
ャリアストリップ、従ってラベルストリップをロール状
にしたものから引き出すようにして行う。

従って、出口から送り出されるラベルにはキャリアスト
リップが付いていない。

上述のようなラベル貼付方法においては、印刷したラベ
ルを貼付装置の押圧部材により押圧貼付するのが必ずし
も適当でない場合がある。

例えば、商品に対するラベル貼付は商店で商品を荷開け
した段階で行う場合もあるが、陳列棚の上に載せてから
行う場合もある。

従って、例えばタオルとが毛布等の軟らかい商品を棚の
上に載せてから上述の抑圧部材によりラベル貼付を行う
と、ラベルに十分な押圧力がかげられずに該ラベルが確
実に貼付されない場合も生じる。

また、上述の貼付方法においては貼付装置自体をラベル
貼付すべき箇所に近付ける必要があり、従って貼付され
る商品が狭いスペースに陳列されている場合等はその貼
付操作を適正に行うことができないことも生じる。

更に上記貼付方法においてはラベルを正確な位置には貼
付できず大体の位置にしか貼付できない。

従って、以上のような場合には印刷されたラベルを貼付
装置の抑圧部材で貼付するのではなく、ラベル貼付装置
により印刷した所要枚数のラベルを作り、これを手によ
り一枚毎貼付するのが好ましい場合も生じる。

更に、ラベル貼付装置が一台しかなく且つ多数の商品に
ラベル貼付をする場合には、この一台の貼付装置をラベ
ル印刷のためにだけ用い、多数のラベルを予め印刷し、
それを複数の人が手分けしてラベル貼付を行うことが望
ましい。

しかし、このように貼付装置により複数枚の印刷された
ラベルを用意する場合には、次のような難点がある。

すなわち、ラベル貼付装置から操り出される印刷された
ラベルは、前述のようにキャリアストリップから剥離さ
れており、従って初めは該キャリアストリップによって
覆われていた当該ラベルの接着剤表面が外に露呈されて
いるため、操り出されたラベルが互いに貼り付いたり、
また、必要でない所に貼り付いたりしやすく、その扱い
が面倒であり、従って、余り長いラベル列を繰り出すこ
とは難しい。

本発明は、このような従来のラベルストリップの欠点を
解消することを目的としている。

本発明に係るラベルストリップは前述した従来のものと
同様に、一連の自己接着性ラベル及びその接着剤面上に
設けられたキャリアストリップを有しているが、その特
徴として、連続した裏あてストリップがキャリアストリ
ップのラベルのある側とは反対の側に設けられ、比較的
小さな接合力をもってキャリアストリップ又は自己接着
性ラベルに接合されている。

この接合は、例えばキャリアストリップの幅をラベルの
幅より狭くし、キャリアストリップによって覆われない
ラベルの接着剤部分で裏あてストリップを接着したり、
キャリアストリップと裏あてストリップとの間に接着力
の弱い接着剤を設けて行ったり、又はキャリアストリッ
プと裏あてストリップとの一部を一緒にエンボスするこ
とにより行う。

このラベルストリップを用いて前述の如き印刷されたラ
ベル列を作りだすには、ラベルストリップを貼付装置に
装填する際に、その前端部分における裏あてストリップ
をラベル及びキャリアストリップから剥離し、ラベル及
びキャリアストリップは貼付装置の出口に向け、裏あて
ストリップをラベルストリップ引き出し手段に係合する
。

従って、貼付装置を操作することによって印刷され出口
から操り出されるラベルはその接着面にキャリアストリ
ップを備えており、従って操り出されたラベルが相互に
貼り付いたり不必要な部分に貼り付いたりすることが防
がれ、従って、その取り扱いも容易となり、長い印刷剤
ラベルを作り出すこともできる。

従って、前述の従来のラベルストリップの欠点を解消す
ることができる。

また、このラベルストリップを貼付装置による通常のラ
ベル貼付に用いる場合は、それを装填する際に、キャリ
アストリップと裏あてストリップとを一緒にラベルから
剥離し、それをストリップ引き出し部材に係合させ、ラ
ベルを貼付装置の出口に向ければよい。

以下、本発明に係るラベルストリップの実施例を添付図
面に基づき詳細に説明する。

第１図及び第２図には、第１の実施例に係るラベルスト
リップが示されている。

すなわちこのラベルストリップは、キャリアストリップ
１と、一連のラベル２と、裏あてストリップ３とを有し
ており、キャリアストリップ１はラベル２及び裏あてス
トリップ３より幅が狭く、従ってラベル２の接着剤４は
キャリアストリップ１を接着しているだけでなく、該キ
ャリアストリップから左右に延出した部分によって裏あ
てストリップ３をも接着している。

キャリアストリップの少くとも接着剤４に接する面には
、シリコン処理した層等の接着剤剥離層を設けてキャリ
アストリップを引離しやすくする。

第３図及び第４図に示すラベルストリップはキャリアス
トリップ１、ラベル２及び裏あてストリップ３が全て同
じ幅を有し、且つ、それらの側縁は波状にされている。

第４図に示すように裏あてストリップをキャリアストリ
ップに接着するために、それらの間には弱い接着作用を
及ぼすワックスやステアリン等が塗付されている。

このワックス等は図示のように薄い層状に設けることも
できるが、点状に設けることもできる。

第５図に示す実施例の場合には円形のラベルがキャリア
ストリップ１に貼付されている。

キャリアストリップ１はエンボス６によって同じ幅の裏
あてストリップ３に接合されでいるが、このエンボスは
ラベルストリップの中央部で長手方向に伸びて設けられ
ている。

キャリアストリップ１及び裏あてストリップ３の中央部
には、ラベル２０間の等距離の所にパンチングが設けら
れている。

ラベル貼付装置においてラベルストリップを引き出ス（
ｐｅｃｌｌ −ｏｆｆ ）ための手段は上記パンチング
内に係合可能であり、それによって正確に割り出しされ
たラベルの操り出しが行われる。

第７図及び第８図には、バンド状にした接着剤５がキャ
リアストリップ１及び裏あてストリップ３０間にそれら
の両側縁近くに沿って設けられているラベルストリップ
が示されている。

このようなラベルストリップは、ラベル貼付装置のスト
リップ引出し手段が例えば当該ラベルストリップを引き
出すのに裏あてストリップの中央部分にのみ係合して行
うようにしである場合、裏あて部材上の接着剤５がスト
リップ引出し手段に付着しないので同手段の誤作動を生
じることがな（有益である。

従って、ストリップ引出し手段が例えば裏あてストリッ
プの両側縁近くのみに係合する場合には、接着剤５を裏
あてストリップの中央部分に沿って設けることが良い。

また、キャリアストリップ１の接着剤５と接する部分に
はシリコン処理した層等の接着剤剥離層を設けることに
より、裏あてストリップ３をキャリアストリップ１から
離して該キャリアストリップ１及びラベル２一体のスト
リップを作り出す場合に、接着剤５が裏あてストリップ
３にのみ付着してキャリアストリップ１に付着しないよ
うにするのが好ましい。

以上、本発明に係る実施例につき述べたが、本発明はこ
れに限定されるものではない。

例えば裏あてストリップを接着するのに、キャリアスト
リップに穴を開け、該穴を介してラベルめ接着剤面に接
着するようにすることもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１の実施例Ｏ平面図である。 第２図は、第１図中の線■−■における断面図である。 第３図は、本発明の第２の実施例の平面図である。 第４図は、第３図中の線ＩＶ−ＩＶにおける断面図であ
る。 第５図は、本発明の第３の実施例の平面図である。 第６図は、第５図中の線■Ｖにおける断面図である。 第７図は、本発明の第４の実施例の平面図である。 第８図は、第７図中の線■−■における断面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ キャリアストリップ及び該キャリアストリップの一
   方の面上に一列になって接着されている引きはがしの簡
   単な自己接着性のラベルを備えたラベルストリップであ
   って、 キャリアストリップ１の他方の面の側に連続した裏あて
   ストリップ３が設けられ、該裏あてストリップがキャリ
   アストリップ又は自己接着性のラベル２に比較的小さな
   接合力でもって接合されていることを特徴とするラベル
   ストリップ。 ２ 接着剤５がキャリアストリップ１と裏あてストリッ
   プ３との間の少なくとも１部に付けられ、両ストリップ
   を小さな接着力で接着している特許請求の範囲第１項に
   記載のラベルス） ＩＪツブ。 ３ 上記接着剤５をワックス若しくはワックス状物質と
   した特許請求の範囲第２項に記載のラベルストリップ。 ４ 上記キャリアストリップ１がエンボス６によって裏
   あてストリップ３に接合されている特許請求の範囲第１
   項に記載のラベルストリップ。 ５ 上記キャリアストリップ１はラベル２の自己接着層
   ４の大きな領域に接着され、裏あてストリップ３がキャ
   リアストリップを覆うとともに自己接着層４のキャリア
   ストリップが接着されていない残りの部分に接着されて
   いる特許請求の範囲第１項に記載のラベルストリップ。 ６ 上記キャリアストリップ１が裏あてストリップ３及
   び自己接着性ラベル２より狭くされている特許請求の範
   囲第５項に記載のラベルストリップ。 ７ キャリアストリップ１に穴が設けられ、該穴により
   裏あてストリップ３が自己接着層を介してラベル２に接
   着されている特許請求の範囲第５項に記載のラベルスト
   リップ。 ８ キャリアストリップ１がその両側に接着剤剥離層特
   にシリコン処理された層を有しており、裏あてストリッ
   プ３にはキャリアストリップ１に隣接する側に自己接着
   層５が少なくとも所々に付けられている特許請求の範囲
   第２項に記載のラベルストリップ。 ９ 自己接着層５が裏あてストリップ３の中央部分の狭
   い幅に沿って設けられている特許請求の範囲第８項に記
   載のラベルストリップ。 １０ 自己接着層５が裏あてストリップ３の縁に近い
   ２つの狭い幅に沿って設けられる特許請求の範囲第８項
   に記載のラベルストリップ。