JP2011164151A - 照明装置および投射型映像表示装置 - Google Patents

照明装置および投射型映像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】低コストかつ簡易な構成で、干渉縞の視認性を低減することが可能な照明装置および投射型映像表示装置を提供する。
【解決手段】照明装置1aは、レーザ光源10と、レーザ光源10からの出射光に基づく入射光を空間的に分割すると共に、分割した光を出射面に向けて所定の方向(多重化方向)に沿って多重化して出射する光学部材(例えばフライアイレンズ12およびコンデンサレンズ13)とを備える。フライアイレンズ12への入射光において高干渉性を示す軸方向と、コンデンサレンズ13による多重化方向とが相対的に異なることにより、フライアイレンズ12により分割された光が、コンデンサレンズ13において、高干渉性を示す軸方向に沿って多重化されることが防止される。
【選択図】図1

Description

本発明は、特にレーザ光等の干渉性において面内異方性を有する光を用いた照明装置および投射型映像表示装置に関する。
一般に、プロジェクタ等の投射型映像表示装置では、照明装置において、高圧水銀ランプやキセノンランプ等のランプ光源が用いられることが多いが、近年ではレーザ光源の高いエネルギー効率、色再現性、寿命、の特性が注目されランプ光源に代わる光源として開発が進められている。また、照明光の面内均一性を確保するために、フライアイレンズ等を用いた光学部材が設けられる。これにより、照明装置では、レーザ光源から出射された光束をフライアイレンズにより分割し、その分割した光をコンデンサレンズにより多重化することによって、均一照明を実現する。
ところが、干渉性の高いレーザ光に対し、上記のような光束の分割および多重化を行うと、その干渉性の高さゆえに被照射面において干渉縞が発生し易い。
そこで、レーザ光源とフライアイレンズとの間に偏向ミラーを設け、この偏向ミラーを回転駆動させることにより、被照射面に発生する干渉縞を移動(回転)させる手法が提案されている(特許文献1)。この手法では、干渉縞を移動させることによって蓄積光量が照射面全体で同等となるため、見かけ上は干渉縞が低減する。また、アレイレンズによって分割した光束毎に見かけの光路長を変化させるための光学部材を別途設け、その光路長差を利用して、干渉縞を低減する手法が提案されている(特許文献2)。
特開平11−271213号公報 特開2006−49656号公報
しかしながら、上記特許文献1では、偏向ミラーを回転駆動するための機構、上記特許文献2では、特殊な形状の光学部材がそれぞれ別途必要となり、装置構成が複雑になると共にコスト高になるという問題がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、低コストかつ簡易な構成で、干渉縞を見えにくくすることが可能な照明装置および投射型映像表示装置を提供することにある。
本発明の照明装置は、干渉性において面内異方性を有する光を出射する光源と、光源からの出射光に基づく入射光を空間的に分割すると共に、分割した光を出射面に向けて複数の互いに異なる軸方向に沿って多重化して出射する光学部材とを備えたものである。ここで、光学部材への入射光における高干渉性を示す軸方向と、光学部材による多重化方向とは相対的に異なっている。
本発明の投射型映像表示装置は、上記本発明の照明装置を備えたものである。
本発明の照明装置および投射型映像表示装置では、光学部材において、光源からの出射光に基づく光が、光学部材へ入射すると、この光学部材において分割および多重化されることにより、面内輝度の均一化が図られる。このとき、光学部材への入射光において高干渉性を示す軸方向と、光学部材による多重化方向とが相対的に異なることにより、光学部材出射後の干渉性が見えにくくなる。
本発明の照明装置および投射型映像表示装置によれば、光学部材への入射光において高干渉性を示す軸方向と、光学部材における多重化方向とが相対的に異なるようにしたので、例えば光路上で偏向ミラーを回転駆動させるような機構や、分割した光束毎に見かけの光路長を変化させるような特殊な光学部材を別途設けることなく、光学部材出射後の干渉性を視認しにくくすることが可能となる。即ち、低コストかつ簡易な構成で、干渉縞を見えにくくすることができる。
本発明の一実施の形態に係る投射型表示装置の全体構成を表す図である。 図1に示したシリンドリカルレンズの斜視図である。 XY平面内における(A)光源出射光の面形状、(B)シリンドリカルレンズの配置および(C)フライアイレンズの配置を表す図である。 比較例に係る投射型表示装置の全体構成を表す図である。 フライアイレンズへの入射光における軸方向とフライアイレンズにおけるレンズ配列方向との配置関係および被照射面に発生する干渉縞の様子を表す図である。 変形例1に係る光源出射光とフライアイレンズとのXY平面内での配置関係を表す図である。 変形例2に係る光源出射光とフライアイレンズとのXY平面内での配置関係を表す図である。 変形例3に係る投射型表示装置の全体構成を表す図である。 XY平面内における(A)光源出射光の面形状、(B)シリンドリカルレンズの配置および(C)ロッドインテグレータの配置を表す図である。 図8に示したロッドインテグレータの斜視図である。 図8に示したロッドインテグレータの原理を説明するための模式図である。 変形例3に係る光源出射光とロッドインテグレータとのXY平面内での配置関係を表す図である。 変形例4に係る光源出射光とロッドインテグレータとのXY平面内での配置関係を表す図である。 変形例5に係る投射型表示装置の全体構成を表す図である。 他の変形例について説明するための模式図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。尚、説明は以下の順序で行う。

1.第1の実施の形態(レーザ光源とフライアイレンズとの間に、シリンドリカルレンズを傾斜配置した例)
2.変形例1,2(レーザ光源またはフライアイレンズを傾斜配置した例)
3.変形例3(レーザ光源とロッドインテグレータとの間に、シリンドリカルレンズを傾斜配置した例)
4.変形例4,5(レーザ光源またはロッドインテグレータを傾斜配置した例)
5.変形例6(反射型液晶パネルを用いた例)
<実施の形態>
[投射型表示装置1の構成]
図1は、本発明の一実施の形態に係る投射型表示装置1(投射型映像表示装置)の概略構成を表したものである。投射型表示装置1は、照明装置1aとしてレーザ光源10、シリンドリカルレンズ11(円筒型レンズ)、フライアイレンズ12およびコンデンサレンズ13を備えたものである。この照明装置1aの照明光を用いてスクリーン18上へ映像投射を行う投射光学系として、ミラー14A〜14E、透過型液晶パネル15R,15G,15B、ダイクロイックプリズム16および投射レンズ17が設けられている。
レーザ光源10は、例えば赤色レーザ,緑色レーザおよび青色レーザを有し、これらの各レーザは、例えば半導体レーザや固体レーザ等からなる。また、複数のレーザ素子が一方向に配列してなるアレイレーザであることが望ましい。このようなレーザは、FFP(Far Field Pattern)の形状が、例えば楕円形となるものである。即ち、レーザ光源10から出射された光(以下、光源出射光という)は、干渉性(コヒーレンス性)において面内異方性を有している。
本実施の形態では、図3(A)に示したように、光源出射光L0の形状が、XY平面内においてX方向に短軸、Y方向に長軸をそれぞれ有する楕円形となっている。換言すると、光源出射光L0において、高干渉性を示す軸方向DHがX方向、低干渉性を示す軸方向DLがY方向にそれぞれ重なるように、レーザ光源10が光軸Z0上に配置されている。このようなレーザ光源10の配置状態を、レーザ光源10の「基準配置」として以下説明する。また、以下単にレーザ光の「面形状」といった場合には、XY平面における形状をいうものとする。
シリンドリカルレンズ11は、例えば図2に示したように、一の軸方向D1に延在する半円筒型のレンズである。本実施の形態では、このシリンドリカルレンズ11が、その軸方向D1と高干渉性を示す軸方向DHとが相対的に異なるように、斜めに傾いて配置されている。具体的には図3(B)に示したように、シリンドリカルレンズ11は、その軸方向D1がX方向から所定の角度αの分、光軸Z0を中心に回転した状態で配置されている。尚、この角度αは、0°より大きく180°未満(但し、90°は除く)の値に適宜設定される。このようなシリンドリカルレンズ11の配置状態を、シリンドリカルレンズ11の「傾斜配置」と称して以下説明する。
フライアイレンズ12は、基板上に複数のレンズが2次元配置されたものであり、これらのレンズの配列に応じて入射光束を空間的に分割して出射させるものである。ここでは、図3(C)に示したように、フライアイレンズ12として、複数のレンズ12aが例えば互いに直交する2方向(C1,C2)に沿って配置(マトリクス状に配置)されたものを例に挙げて説明する。本実施の形態では、フライアイレンズ12は、そのレンズ12aの配列方向C1,C2がY方向およびX方向にそれぞれ重なるように、光軸Z0上に配置されている。このようなフライアイレンズ12の配置状態を、フライアイレンズ12の「基準配置」と称して以下説明する。
コンデンサレンズ13は、フライアイレンズ12により分割された光を、多重化する機能を有するものである。このコンデンサレンズ13による多重化は、フライアイレンズ12におけるレンズ12aの配列方向に沿ってなされる。つまり、本実施の形態では、コンデンサレンズ13による多重化方向は、X方向およびY方向となる。
尚、これらのコンデンサレンズ13およびフライアイレンズ12が、本発明における光学部材の一具体例に相当する。これらのフライアイレンズ12およびコンデンサレンズ13を組み合わせて配置することにより、光源出射光L0に基づく入射光束の分割および多重化がなされ、面内輝度の均一化が図られる。
ミラー14A〜14Eは、照明装置1aから出射された光(照明光)を、赤(R),緑(G),青(B)の各色光に分離すると共に、分離した各色光の光路変換を行い、対応する色の液晶パネル(透過型液晶パネル15R,15G,15B)へと導くためのものである。具体的には、ミラー14A,14Eはそれぞれ、赤色光を反射により光路変換させ、透過型液晶パネル15Rへと導くものである。同様に、ミラー14Bは青色光を透過型液晶パネル15Bへ、ミラー14C,14Dは緑色光を透過型液晶パネル15Gへ、それぞれ導くものである。尚、これらのうちミラー14Aは、緑色光および青色光を選択的に透過させるようになっており、ミラー14Bは、緑色光を選択的に透過させるようになっている。
透過型液晶パネル15R,15G,15Bはそれぞれ、赤色光、緑色光および青色光を映像信号に基づいて変調し、表示用の映像光を色毎に生成するものである。これらの透過型液晶パネル15R,15G,15Bは、図示はしないが、例えば対向する一対の基板間に液晶層が封止されたものであり、一対の基板の光入射側および光出射側にそれぞれ、偏光板が貼り合わせられている。液晶層に映像信号に応じた所定の電圧が印加されることにより、透過型液晶パネル15R,15G,15Bでは、液晶層を通過する各色光が変調され、映像光として出射される。
ダイクロイックプリズム16は、例えばクロスダイクロイックプリズムなどの色合成プリズムであり、上記3色の映像光を合成するためのものである。投射レンズ17は、ダイクロイックプリズム16により合成された映像光をスクリーン18上に拡大投射するものである。
[投射型表示装置1の作用・効果]
上記のような投射型表示装置1の作用および効果について、図1〜図5を参照して説明する。
投射型表示装置1では、まず照明装置1aにおいて、レーザ光源10から出射された光(光源出射光)L0は、シリンドリカルレンズ11を通過した後、フライアイレンズ12に入射すると、その入射光(後述の入射光L1)がレンズ12aの配列方向に応じて分割される。フライアイレンズ12によって分割された光は、コンデンサレンズ13において多重化されて出射する。これにより、照明装置1aからの出射光(照明光)の面内輝度の均一化が図られる。この照明光は、ミラー14A〜14Eにより、R,G,Bの3色の光に分離され、それぞれ透過型液晶パネル15R,15G,15Bへ入射する。これら3色の光はそれぞれ、透過型液晶パネル15R,15G,15Bにおいて変調され、映像光として出射される。各色の映像光はダイクロイックプリズムにおいて合成された後、投射レンズ17によりスクリーン18上へ拡大投射される。このようにして、映像表示がなされる。
ここで、図4および図5(A)を参照して、比較例に係る投射型表示装置100について説明する。図4は、比較例に係る投射型表示装置100の全体構成を表したものであり、図5(A)は、投射型表示装置100における光源出射光(L100)とフライアイレンズ102との配置関係および被照明面に発生する干渉縞の様子を表したものである。投射型表示装置100は、光軸Z0に沿って、レーザ光源101、フライアイレンズ102、コンデンサレンズ103、ミラー104A〜104E、透過型液晶パネル105R,105G,105B、ダイクロイックプリズム106および投射レンズ107を備えたものである。
投射型表示装置100では、上記のような構成において、レーザ光源101およびフライアイレンズ102が、本実施の形態でいう「基準配置」となるようにそれぞれ配置されている。即ち、図5(A)の上図に示したように、光源出射光L100において高干渉性を示す軸方向DHがX方向、低干渉性を示す軸方向DLがY方向にそれぞれ重なるように、レーザ光源101が配置されている。また一方で、フライアイレンズ102は、レンズ12aの配列方向がX方向およびY方向と重なるように配置されている。ところが、レーザ光源10およびフライアイレンズ102がいずれも基準配置となっている場合、光源出射光L100における方向DHと、レンズ102aの配列方向(コンデンサレンズ103による多重化方向)とが、X方向において重なってしまう。このような軸方向の重なりが生じると、光源出射光L100の高干渉性を示す軸方向DHに沿って、多重化がなされることとなるため、コンデンサレンズ103を出射後の照明光は、被照射面において、図5(A)の下図に示したように、干渉縞を発生し易くなる。
これに対し、本実施の形態では、レーザ光源10とフライアイレンズ12との間において、シリンドリカルレンズ11が傾斜配置となっており、即ちシリンドリカルレンズ11が軸方向D1を光軸中心に角度αだけ回転した状態で配置されている。これにより、光源出射光L0(図1中の光路Aを進行する光)は、シリンドリカルレンズ11を通過することにより、その面形状が角度αに応じて回転して出射される。そのため、シリンドリカルレンズ11を出射後、フライアイレンズ12へ入射する光L1(図1中の光路Bを進行する光)は、図5(B)の上図に示したように、その軸方向DHがレンズ配列方向C1,C2(ここではX方向,Y方向に等しい)と互いに異なるものとなる。これにより、フライアイレンズ12への入射光L1の軸方向DHと、コンデンサレンズによる多重化方向とが互いに異なるものとなるため、干渉性の高い軸方向DHに沿った多重化が防止される。従って、コンデンサレンズ13を出射後の照明光は、被照射面において、図5(B)の下図に示したように、干渉縞が見えにくくなる。
以上説明したように、本実施の形態では、光軸Z0に沿って、レーザ光源10、シリンドリカルレンズ11、フライアイレンズ12およびコンデンサレンズ13をこの順に配置してなる照明装置において、レーザ光源10およびフライアイレンズ12を基準配置とし、シリンドリカルレンズ11を傾斜配置とする。これにより、フライアイレンズ12への入射光L1の軸方向DHと、コンデンサレンズによる多重化方向とを互いに異なるものとし、干渉性の高い軸方向DHに沿って、光線が多重化されることを防ぐことができる。従って、被照射面における干渉縞を見えにくくすることができる。
ここで、従来は、上記のような光束の分割および多重化に起因する干渉縞の発生を抑制するために、例えばレーザ光源とフライアイレンズとの間において偏向ミラーを回転駆動させる機構を設けたり、分割した光束毎に見かけの光路長を変化させるための特殊な形状の光学部材等を設けていた。このため、コスト高になったり、装置構成が複雑となっていたが、本実施の形態では、そのような回転駆動機構や特殊な光学部材は不要であり、シリンドリカルレンズを光路上に傾斜配置させるだけでよい。即ち、低コストかつ簡易な構成で、干渉縞を見えにくくすることができる。
<変形例>
次に、上記実施の形態の変形例(変形例1〜6)について説明する。以下では、上記実施の形態の投射型表示装置1と同様の構成要素については同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
(変形例1)
図6(A),(B)は、変形例1に係る光源出射光L0と、フライアイレンズ12とのXY平面内での配置状態を表したものである。変形例1では、上記実施の形態と同様、照明装置において、レーザ光源10からの出射光に基づき、フライアイレンズ12およびコンデンサレンズ13によって光束の分割および多重化を行うものである。また、コンデンサレンズ13からの出射光は、上記実施の形態と同様の投射光学系(ミラー14A〜14E、透過型液晶パネル15R,15G,15B、ダイクロイックプリズム16および投射レンズ17)の照明光として使用可能である。
但し、本変形例では、上記実施の形態と異なり、シリンドリカルレンズ11を配置しておらず、光源出射光L0がフライアイレンズ12へ直接入射する。また、レーザ光源10は、その光源出射光L0において高干渉性を示す軸方向DHが、X方向およびY方向と異なる(図6(A))ように、基準配置の状態から傾けて(光軸Z0を中心に所定の角度だけ回転して)配置されている。このようなレーザ光源10の配置状態を、以下ではレーザ光源10の「傾斜配置」と称する。一方、フライアイレンズ12は、基準配置となっている(図6(B))。
このように、シリンドリカルレンズ11を用いずに、レーザ光源10自体を傾斜配置としてもよい。これにより、光源出射光L0における軸方向DHが、フライアイレンズ12におけるレンズ配列方向C1,C2(ここでは、X方向およびY方向に等しい)と互いに異なるものとなる。これにより、フライアイレンズ12への入射する光の軸方向DHと、コンデンサレンズ13(図6には図示せず)による多重化方向とが互いに異なるものとなるため、干渉性の高い軸方向DHに沿って光線が多重化されることを防ぐことができる。よって、上記実施の形態と同等の効果を得ることができる。また、シリンドリカルレンズ11を用いないため、部品点数の少ないより簡易な構成を実現できる。
(変形例2)
図7(A),(B)は、変形例2に係る光源出射光L0と、フライアイレンズ12とのXY平面内での配置状態を表したものである。変形例2では、上記実施の形態と同様、照明装置において、レーザ光源10からの出射光に基づき、フライアイレンズ12およびコンデンサレンズ13によって光束の分割および多重化を行うものである。また、コンデンサレンズ13からの出射光は、上記実施の形態と同様の投射光学系(ミラー14A〜14E、透過型液晶パネル15R,15G,15B、ダイクロイックプリズム16および投射レンズ17)の照明光として使用可能である。更に、本変形例では、上記変形例1と同様、シリンドリカルレンズ11を配置しておらず、光源出射光L0がフライアイレンズ12へ直接入射するような配置構成となっている。
但し、本変形例では、上記変形例1と異なり、レーザ光源10が基準配置となっている(図7(A))。また、上記実施の形態および上記変形例1と異なり、フライアイレンズ12は、そのレンズ配列方向C1,C2がX,Y方向と互いに異なるように、基準配置の状態から傾けて(光軸Z0を中心に所定の角度だけ回転して)配置されている(図7(B))。このようなフライアイレンズ12の配置状態を、以下ではフライアイレンズ12の「傾斜配置」と称する。
このように、シリンドリカルレンズ11を用いずに、フライアイレンズ12自体を傾斜配置としてもよい。これにより、光源出射光L0における軸方向DHが、フライアイレンズ12におけるレンズ配列方向C1,C2と互いに異なるものとなる。従って、フライアイレンズ12への入射する光の軸方向DHと、コンデンサレンズ13(図7には図示せず)による多重化方向とが互いに異なるものとなるため、干渉性の高い軸方向DHに沿って光線が多重化されることを防ぐことができる。よって、上記実施の形態および上記変形例1と同等の効果を得ることができる。
尚、上記変形例1,2では、レーザ光源10およびフライアイレンズ12のうちのどちらか一方を傾斜配置とした場合を例に挙げたが、これらの両方をそれぞれ互いに異なる傾斜配置としてもよい。即ち、光源出射光L0とフライアイレンズ12におけるレンズ配列方向C1,C2とが相対的に異なるように、レーザ光源10およびフライアイレンズ12とが光軸Z0を中心として相対的に回転した状態で配置されていればよい。
(変形例3)
図8は、変形例3に係る投射型表示装置(投射型表示装置2)の全体構成を表したものである。投射型表示装置2は、上記実施の形態の投射型表示装置1と同様、レーザ光源10からの出射光に基づく照明光を、照明装置2aから、投射光学系(ミラー14A〜14E、透過型液晶パネル15R,15G,15B、ダイクロイックプリズム16および投射レンズ17)へ向けて照明するものである。また、レーザ光源10は基準配置(図9(A))となっており、シリンドリカルレンズ11が傾斜配置(図9(B))となっている。
但し、本変形例では、上記実施の形態と異なり、光束を分割および多重化する光学部材として、ロッドインテグレータ20を用いている。即ち、シリンドリカルレンズ11とミラー14Aとの間に、上記実施の形態におけるフライアイレンズ12およびコンデンサレンズ13の代わりに、ロッドインテグレータ20を配置している。尚、ロッドインテグレータ20の入射側にはコンデンサレンズ13が配置されている。
図10(A),(B)は、ロッドインテグレータ20の一例を表したものである。ロッドインテグレータ20としては、四角柱状のガラスロッド20Aよりなるものが挙げられる(図10(A))。ガラスロッド20Aは、互いに対向する光入射面20A1および光出射面20A2を有している。これらの光入射面20A1および光出射面20A2の面形状は、例えば矩形となっている。このような構造により、光入射面20A1より入射した光束を、入射光の発散角とロッドインテグレータ20の長さ(Z軸方向に沿った長さ)に応じた複数回の全反射により仮想的に分割した後、光出射面20A2へ向けて多重化するようになっている。これにより、出射光における面内輝度の均一化が図られる。
あるいは、ロッドインテグレータ20として、内面が鏡面となっている四角筒状の中空体20B(図10(B))を用いてもよい。中空体20Bは、互いに対向する光入射面(光入射口)20B1および光出射面(光出射口)20B2を有している。これらの光入射面20B1および光出射面20B2における面形状(開口形状)は、例えば矩形となっている。このような構造により、光入射面20B1より入射した光束を、入射光の発散角とロッドインテグレータ20の長さに応じた複数回の全反射により仮想的に分割した後、光出射面20B2へ向けて多重化するようになっている。これにより、出射光における面内輝度の均一化が図られる。
ここで、図11(A),(B)を参照して、本実施の形態におけるロッドインテグレータ20の原理について説明する。まず、ロッドインテグレータ20を用いない場合、コンデンサレンズ13へ入射したレーザ光(L2)は、コンデンサレンズ13により集光された後、拡散される(図11(A)のレーザ光L100)。一方、ロッドインテグレータ20を用いた場合、レーザ光L2は、コンデンサレンズ13により集光された後、ロッドインテグレータ20へ入射し、その内部において全反射を複数回繰り返す(仮想的に複数の光線に分割される)。これにより、ロッドインテグレータ20の出射面では、その出射面(開口)の大きさおよび形状に応じて光線が多重化される(図11(B)のレーザ光L3)。
このロッドインテグレータ20は、例えば図9(C)に示したように、その光入射面および光出射面に平行な面形状における長辺がX方向、短辺がY方向にそれぞれ沿うように、配置されている。ロッドインテグレータ20における多重化方向は、その反射面(壁面)に沿った方向となる。即ち、ここでの多重化方向は、X方向およびY方向である。このようなロッドインテグレータ20の配置状態を、以下ではロッドインテグレータ20の基準配置と称する。
本変形例では、レーザ光源10とロッドインテグレータ20との間において、シリンドリカルレンズ11が傾斜配置となっていることにより、光源出射光L0(図8中の光路Aを進行する光)は、シリンドリカルレンズ11において回転されて出射される。そのため、シリンドリカルレンズ11を出射後、ロッドインテグレータ20へ入射する光(図8中の光路Bを進行する光)は、その軸方向DHがロッドインテグレータ20における多重化方向と互いに異なるものとなる。これにより、干渉性の高い軸方向DHに沿って光線が多重化されることを防ぐことができる。よって、上記実施の形態と同等の効果を得ることができる。
(変形例4)
図12(A),(B)は、変形例4に係る光源出射光L0と、ロッドインテグレータ20とのXY平面内での配置状態を表したものである。変形例4では、上記変形例3と同様、照明装置において、レーザ光源10からの出射光を、ロッドインテグレータ20において分割および多重化するものである。また、ロッドインテグレータ20からの出射光は、上記実施の形態と同様の投射光学系(ミラー14A〜14E、透過型液晶パネル15R,15G,15B、ダイクロイックプリズム16および投射レンズ17)の照明光として使用可能である。
但し、本変形例では、上記実施の形態および上記変形例3と異なり、シリンドリカルレンズ11を配置しておらず、光源出射光L0がロッドインテグレータ20へ直接入射する。また、レーザ光源10が傾斜配置となっている(図12(A))一方、ロッドインテグレータ20は、基準配置となっている(図12(B))。
このように、シリンドリカルレンズ11を用いずに、レーザ光源10自体を傾斜配置としてもよい。これにより、光源出射光L0における軸方向DHが、ロッドインテグレータ20における多重化方向と互いに異なるものとなり、干渉性の高い軸方向DHに沿って光線が多重化されることを防ぐことができる。よって、上記変形例3と同等の効果を得ることができる。また、シリンドリカルレンズ11を用いないため、部品点数の少ないより簡易な構成を実現できる。
(変形例5)
図13(A),(B)は、変形例5に係る光源出射光L0と、ロッドインテグレータ20とのXY平面内での配置状態を表したものである。変形例5では、上記実施の形態と同様、照明装置において、レーザ光源10からの出射光を、ロッドインテグレータ20によって分割および多重化するものである。また、ロッドインテグレータ20からの出射光は、上記実施の形態と同様の投射光学系(ミラー14A〜14E、透過型液晶パネル15R,15G,15B、ダイクロイックプリズム16および投射レンズ17)の照明光として使用可能である。更に、本変形例では、上記変形例4と同様、シリンドリカルレンズ11を配置しておらず、光源出射光L0がロッドインテグレータ20へ直接入射するような配置構成となっている。
但し、本変形例では、レーザ光源10が基準配置となっている(図13(A))一方、ロッドインテグレータ20が、その多重化方向がX,Y方向と互いに異なるように、基準配置の状態から傾けて(光軸Z0を中心に所定の角度だけ回転して)配置されている(図13(B))。このようなロッドインテグレータ20の配置状態を、以下ではロッドインテグレータ20の「傾斜配置」と称する。
このように、シリンドリカルレンズ11を用いずに、ロッドインテグレータ20自体を傾斜配置としてもよい。これにより、光源出射光L0における軸方向DHが、ロッドインテグレータ20による多重化方向と互いに異なるものとなり、干渉性の高い軸方向DHに沿って光線が多重化されることを防ぐことができる。よって、上記変形例3および上記変形例4と同等の効果を得ることができる。
尚、上記変形例4,5では、レーザ光源10およびロッドインテグレータ20のうちのどちらか一方を傾斜配置とした場合を例に挙げたが、これらの両方をそれぞれ互いに異なる傾斜配置としてもよい。即ち、光源出射光L0とロッドインテグレータ20における多重化方向とが相対的に異なるように、レーザ光源10およびロッドインテグレータ20とが光軸Z0を中心として相対的に回転した状態で配置されていればよい。
(変形例6)
図14は、変形例6に係る投射型表示装置(投射型表示装置3)の全体構成を表したものである。投射型表示装置3は、上記実施の形態の投射型表示装置1と同様の照明装置1aを備えたものである。また、投射光学系におけるダイクロイックプリズム16、投射レンズ17およびスクリーン18についても、上記実施の形態と同様となっている。但し、本変形例では、上記実施の形態と異なり、投射光学系における液晶パネルとして反射型液晶パネル22R,22G,22Bを用いている。また、照明装置1aからの照明光を3色の色光に分離すると共に、反射型液晶パネル22R,22G,22Bへと導くミラー21A〜21Fが配置されている。
反射型液晶パネル22R,22G,22Bはそれぞれ、照明装置1aからの照明光を映像信号に基づいて変調させつつ反射させることにより、光入射側と同一の側へ映像光を出射するものである。これらの反射型液晶パネル22R,22G,22Bは、例えばLCOS(Liquid Crystal On Silicon)等の反射型の液晶素子を有する。
ミラー21A〜21Dは、照明光を赤色光、緑色光および青色光へ分離すると共に、各色光に対応する反射型液晶パネル22R,22G,22Bへと導くものである。これらのうちミラー21Aは、赤色光を選択的に反射させると共に、緑色光および青色光を選択的に透過させるものであり、ミラー21Bは、緑色光を選択的に反射させると共に、青色光を選択的に透過させるものである。ミラー21E〜21Gは、特定の偏光(例えばs偏光)を選択的に透過させると共に、他方の偏光(例えばp偏光)を選択的に反射させるものである。ここで、反射型液晶パネル22R,22G,22Bでは、入射時と出射時における各偏光が異なるものとなるため、ミラー21A〜21Dを通過した各色光は、まずミラー21E〜21Gを透過して、反射型液晶パネル22R,22G,22Bへと入射する。この後、反射型液晶パネル22R,22G,22Bから映像光として出射した各色光は、入射時と異なる偏光となっているため、ミラー21E〜21Gにより反射されて、ダイクロイックプリズムへ入射する。
本変形例では、上記実施の形態と同様、まず照明装置1aにおいて、レーザ光源10から出射された光は、シリンドリカルレンズ11を通過し、フライアイレンズ12において分割された後、コンデンサレンズ13により多重化され、照明光として出射する。この照明光は、ミラー21A〜21Gにより、R,G,Bの3色の光に分離され、それぞれ反射型液晶パネル22R,22G,22Bへ入射すると、反射型液晶パネル22R,22G,22Bにおいて変調され、映像光として出射する。各色の映像光はダイクロイックプリズムにおいて合成された後、投射レンズ17によりスクリーン18上へ拡大投射される。このようにして、映像表示がなされる。ここで、シリンドリカルレンズ11が傾斜配置となっていることにより、フライアイレンズ12への入射光(図14中の光路Bを進行する光)におけるレンズ配列方向、即ち干渉性の高い軸方向DHに沿った多重化が防止される。従って、上記実施の形態と同等の効果を得ることができる。
以上、実施の形態および変形例を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態等に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態等では、高干渉性を示す軸方向と多重化方向とを異ならせるために、光源と光分割多重部材との間に、シリンドリカルレンズを傾斜配置した場合を一例に挙げたが、このシリンドリカルレンズに替えて、他の部材を配置してもよい。例えば、いわゆるダブプリズムを配設して、レーザ光源10からの出射光の面形状を回転させてもよい。この場合、ダブプリズムを通過することによって偏光方向が回転してしまうため、液晶デバイスに適用すると光量ロスが大きくなる。波長板を用いることで偏光方向の回転を補正することが可能であるが、その場合には、光学部品や保持部品が増加することによりコストが高くなってしまう。そのため、上記実施の形態等のような液晶パネルを用いた表示装置には、シリンドリカルレンズを用いることが望ましい。ダブプリズムを用いた場合に比べ光利用効率およびコスト面において有利である。
あるいは、レーザ光源10と分割多重光学部材との間に、ミラーを配置することによっても、光源出射光の面形状を回転させることができる。この場合には、次のようなレーザ光の性質を利用して、その面形状を回転させる。即ち、図15に示したように、入射光としてのレーザ光L4を、点a,b,c,dに向けてそれぞれミラー30を用いて反射させた場合、点a,b方向では面形状は回転しないが(L5)、点c,d方向では、面形状が傾く(回転する)(L6)。従って、レーザ光の面形状が傾くようにミラーを光路上に配設することで、上記シリンドリカルレンズを傾斜配置とした場合と同等の効果を得ることができる。また、ミラーとしては、一般的な全反射ミラーを用いることができ、偏光ミラー等の特殊なミラーを用いる必要はない。
更に、上記実施の形態等では、本発明の照明装置の用途として、投射光学系を備えた投射型映像表示装置を例に挙げて説明したが、これに限らず、レーザ光を光源として使用する他の装置、例えばステッパ等の露光装置にも適用可能である。
1〜3…投射型表示装置、1a〜2a…照明装置、10…レーザ光源、11…シリンドリカルレンズ、12…フライアイレンズ、13…コンデンサレンズ、14A〜14E,21A〜21G…ミラー、110,130…劣化補正部、111…劣化率算出部、112,131…補正係数算出部、15R,15G,15B…投射型液晶パネル、22R,22G,22B…反射型液晶パネル、16…ダイクロイックプリズム、17…投射レンズ、18…スクリーン、20…ロッドインテグレータ、L0…光源出射光、L1…フライアイレンズ入射光、DH…(高干渉)軸方向、DL…(低干渉)軸方向、C1,C2…レンズ配列方向、Z0…光軸。

Claims (9)

  1. 干渉性において面内異方性を有する光を出射する光源と、
    前記光源からの出射光に基づく入射光を空間的に分割すると共に、前記分割した光を出射面に向けて1または複数の軸方向に沿って多重化して出射する光学部材とを備え、
    前記光学部材への入射光における高干渉性を示す軸方向と、前記光学部材による多重化方向とが相対的に異なっている
    照明装置。
  2. 前記光学部材は、
    基板上に2次元配置された複数のレンズを有するフライアイレンズと、
    前記フライアイレンズにより分割された光を、前記レンズの配列方向に沿って多重化するコンデンサレンズと
    を有する請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記光学部材は、入射光を出射面に向けて複数回に渡って全反射により仮想的に分割しつつ多重化するロッドインテグレータである
    請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記光源と前記光学部材との間に、一軸に沿って延在する円筒型レンズを有し、
    前記円筒型レンズは、その延在方向が前記光源からの出射光において高干渉性を示す方向と相対的に異なるように配置されている
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の照明装置。
  5. 前記光源および前記光学部材が、光軸を中心として相対的に回転した状態で配置されている
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記光源と前記光学部材との間にダブプリズムが配置された
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記光源と前記光学部材との間にミラーが配置された
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の照明装置。
  8. 前記光源は、横マルチモードのレーザである
    請求項1に記載の照明装置。
  9. 照明装置と、前記照明装置からの照明光に基づく映像を被照射面に向けて投射する投射光学系とを備え、
    前記照明装置は、
    干渉性において面内異方性を有する光を出射する光源と、
    前記光源からの光に基づく入射光を空間的に分割すると共に、前記分割した光を出射面に向けて1または複数の軸方向に沿って多重化して出射する光学部材とを有し、
    前記光学部材への入射光における高干渉性を示す軸方向と、前記光学部材による多重化方向とが相対的に異なっている
    投射型映像表示装置。
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