JP2011159200A - 監視サーバ、及び監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】自動取引装置の障害の内容および状況に応じて自動的に障害復旧のための処理をすることが可能な監視サーバ及び監視システムを提供する。
【解決手段】監視サーバ100は、自動取引装置200と通信網を介して接続され、自動取引装置の稼働状況を集中監視し、通信網を介して自動取引装置を操作することのできる監視サーバであって、障害を起こした自動取引装置から送信された障害情報及び自動取引装置と対応付けられた受電情報を受信する受信制御部112と、障害情報及び受電情報に基づいて、自動取引装置の障害復旧処理の内容を判断し、自動取引装置が障害復旧処理を実行するよう制御する復旧処理制御部116とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、監視サーバ、及び監視システムに関する。
現在、ATM(Automatic Teller Machine)などの自動取引装置が普及しており、私たちは、この自動取引装置を利用することによって銀行などの金融機関の営業時間外であっても金融取引を行うことができる。自動取引装置は、係員を介さなくても取引を行うことができるため、近年は係員のいない無人出張所に自動取引装置が設置されていることも多い。
そこで、自動取引装置が障害を起こした場合に備えて、遠隔地から複数の自動取引装置を集中監視するシステムが提供されている。従来この集中監視システムは、監視オペレータが障害に関する各種情報を目視などにより参照することにより、リモート操作により復旧できる障害であるか、現地に出動しなければ復旧できない障害であるか、などの判断がなされていた(例えば、特許文献1)。
特開2007−323198号公報
しかし、監視オペレータは常時監視画面を参照して、その障害の内容や状況に応じて対処方法を決定しなければならず、その判断材料も多い。このため監視オペレータの負荷が高いという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、自動取引装置の障害の内容および状況に応じて自動的に障害復旧のための処理をすることが可能な、新規かつ改良された監視サーバ及び監視システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、自動取引装置と通信網を介して接続され、上記自動取引装置の稼働状況を集中監視し、上記通信網を介して上記自動取引装置を操作することのできる監視サーバであって、障害を起こした上記自動取引装置から送信された障害情報及び上記自動取引装置と対応付けられた受電情報を受信する受信制御部と、上記障害情報及び上記受電情報に基づいて、上記自動取引装置の障害復旧処理の内容を判断し、上記自動取引装置が上記障害復旧処理を実行するよう制御する復旧処理制御部とを有する監視サーバが提供される。
かかる構成によれば、監視サーバは、障害を起こした自動取引装置から送信された障害情報から障害の内容を知ることができ、また、その自動取引装置と対応づけられた受電情報の有無を判断することができる。このため、監視サーバは、この障害情報と受電情報とに基づいて自動的に障害復旧処理の内容を判断して障害復旧可能である場合には自動取引装置が障害復旧処理を実行するよう制御することができる。従来の監視システムにおいては、監視オペレータが障害の切り分け、及び、対処方法の判断まで行っていた。監視オペレータはさらに利用者からの電話にも対応することが求められ、その育成には時間がかかっていた。ところがここで提案する監視サーバによれば、障害復旧処理の内容を監視サーバが自動的に判断して制御するため、監視オペレータは、利用者からの電話対応に専念することができ、監視センターサービスレベルの向上や監視センターの運営効率の向上が期待できる。
また、上記監視サーバは、上記障害情報に基づいて、障害の発生を通知する対象となる端末の候補として予め登録された通知先端末への通知の要否と、複数の上記通知先端末のうちいずれの通知先端末に通知するかとを決定し、上記通知先端末への通知が必要であると判断された場合に、決定された通知先端末に上記障害に関する通知情報を通知する通知制御部をさらに有するものであってもよい。
また、上記通知制御部は、上記障害情報に基づいて障害を起こした上記自動取引装置がリモートリセット可能か否かを判断し、リモートリセットが不可能である場合に上記通知先端末への通知が必要であると判断してもよい。
また、上記復旧処理制御部は、障害を起こした上記自動取引装置に対応付けられた受電情報がある場合に、上記障害が発生した取引の利用者が障害を起こした上記自動取引装置の傍にいると判断し、上記自動取引装置が該判断に基づいた障害復旧処理を実行するよう制御してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、自動取引装置と、上記自動取引装置と通信網を介して接続され、上記自動取引装置の稼働状況を集中監視し、上記通信網を介して上記自動取引装置を操作することのできる監視サーバと、を有し、上記監視サーバは、障害を起こした上記自動取引装置から送信された障害情報及び上記自動取引装置と対応付けられた受電情報を受信する受信制御部と、上記障害情報及び上記受電情報に基づいて、上記自動取引装置の障害復旧処理の内容を判断し、上記自動取引装置が上記障害復旧処理を実行するよう制御する復旧処理制御部と、を有することを特徴とする監視システムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、自動取引装置の障害の内容および状況に応じて自動的に障害復旧のための処理をすることができる。
本発明の一実施形態に係る監視システムを示す構成図である。 自動取引装置の構成を示すブロック図である。 監視サーバの構成を示すブロック図である。 監視サーバの動作を示すフローチャートである。 監視システムの第1の動作例を示すシーケンス図である。 監視システムの第2の動作例を示すシーケンス図である。 監視システムの第3の動作例を示すシーケンス図である。 監視システムの第4の動作例を示すシーケンス図である。 監視システムの第5の動作例を示すシーケンス図である。 監視システムの第6の動作例を示すシーケンス図である。 監視システムの第7の動作例を示すシーケンス図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<システム構成>
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る監視システムの概略構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る監視システムの構成図である。
監視システム1は、監視センター10と店舗20と通知先30とに設置された各装置が通信網50及び電話網60とにより接続されることにより構成されている。
(監視センター10)
監視センター10には、監視サーバ100と、受電システム170と、受付電話180と、監視端末190とが設置されている。
監視サーバ100は、自動取引装置200の稼働状況を集中監視するための装置であり、自動取引装置200が障害を起こした場合には、その障害に関する情報を収集して監視端末に提供する機能を有する装置である。さらに監視サーバ100は、通信網50を介して自動取引装置200を操作することもできる。
図1においては、説明の簡略化のため店舗20が一拠点で自動取引装置100が1台示されているが、実際には複数拠点にそれぞれ複数の自動取引装置200が接続されていて、これら複数の自動取引装置200を集中監視するための装置であってよい。監視サーバ100の詳細な構成については、後述する。
受電システム170は、自動取引装置200またはその傍に備え付けられたオートホン290からの電話を受け、各種の制御を行うシステムである。例えば、受電システム170は、オートホン290からの電話を複数の受付電話に割振る機能を有し、全ての受付電話が通話中である場合には、自動的にナレーションを送出する。ここで図1においては、説明の簡略化のため受付電話180と監視端末190とは1台ずつしか示されていないが、実際には、複数の受付電話180と複数の監視端末190とが監視センター10に設置されていてもよい。この受電システム170が各受付電話180に電話を割振ることによって、複数のオペレータによって同時に複数の電話に対応することが可能である。
受付電話180は、監視センター10において、自動取引装置200の利用者からかかってきた電話を受付けるための電話器である。本実施形態においては、受付電話は電話回線60を用いて通話し、データの送受信に用いられる通信網50とは別の回線であることとしたが、これに限られるものではない。例えば、データ用の通信網50を用いて音声通信が行われても良い。
監視端末190は、監視サーバ100から提供される自動取引装置200の稼働状況などに関する情報をその表示部に表示させることにより参照することができる端末装置である。監視サーバ100が自動取引装置200に対して障害復旧処理または障害に応じた通知処理を実行した場合には、その経過情報も参照することができる。監視端末190は、例えばPC(Personal Computer)などの端末装置であってよい。本実施形態においては、監視サーバ100が障害の状況を切り分けて自動的に適切な処理を実行するが、例外対応として、監視端末190からの操作に応じて監視サーバ100が自動取引装置200の実行する処理を制御することができるようにしてもよい。
また、この監視端末190は、受電システム170がオートホン290からの電話を割振られると割振られたオートホン290と対応する自動取引装置200の稼働状況についての情報を参照することができる。そして、監視端末190は、この受電情報を監視サーバ100の有する記憶部に記憶する。この受電情報には、例えば、対応する自動取引装置200の設置された場所を識別するための情報、及びこの自動取引装置自身を識別するための情報が含まれる。
(店舗20)
店舗20には、自動取引装置200とオートホン290とが設置されている。店舗20は、例えば金融機関の店舗など自動取引装置200が設置された場所である。
自動取引装置200は、例えばATMおよびCDなど利用者の操作に従って、自動で金融取引を行うことができる装置である。自動取引装置200は、図示しない勘定系のネットワークに接続され、各種の取引を実行するとともに、通信網50を介して保守監視のための各拠点の装置と接続される。
オートホン290は、自動取引装置200に備付けられた電話機であり、接続先を指定しなくても、オフフックすると自動的に監視センター10の受付電話180に接続することができる。利用者は、このオートホン290を用いることにより自動取引装置200が障害を起こした際や自動取引装置200の操作がわからない場合に問い合わせることができる。
(通知先30)
通知先30は、自動取引装置200が障害を起こし、監視センター10からのリモート操作によってその自動取引装置200が障害から復旧できない場合など、障害が発生した現地である店舗20に出動する必要がある場合にその出動要請の通知先となる対象である。例えば、本実施形態においては、通知先30として警備会社32の通知先端末である警備会社端末320、金融機関34の通知先端末である金融機関端末340、および保守会社36の通知先端末である保守会社端末360が挙げられる。ここに挙げた各端末は、例えばPCなどの端末装置であってもよいが、これに限られるものではなく、監視サーバ100からの通知を確認することのできる装置であればよい。
<自動取引装置の構成>
ここで、次に説明する監視サーバ100についての理解を容易にするために、まず自動取引装置200の構成について図2を参照しながら説明する。図2は、自動取引装置の構成を示すブロック図である。
自動取引装置200は、通信部202と、制御部210と、顧客操作表示部220と、カードリーダライタ232と、通帳記帳部234と、紙幣入出金部236と、硬貨入出金部238と、プリンタ240と、記憶部250とを主に有する。
通信部202は、通信網50を介して監視サーバ100などと接続する通信インタフェースである。また、通信部202は、図示しない勘定系のネットワークとも接続する。
制御部210は、自動取引装置200の各機能を制御する機能を有する。この制御部210は、記憶部250に記憶されたプログラムに基づいて自動取引装置200全体の動作を制御する。本実施形態において、制御部210は、障害検知部212と障害情報送信部214とをさらに有する。
障害検知部212は、自動取引装置200内で発生した障害を検知する機能を有する。障害情報検知部212は、障害を検知すると、例えばその障害の内容に応じて予め割り当てられた障害コードを記憶部250内の障害コードテーブル252を参照することによって特定し、その障害がリモートリセット可能な障害であるか否かを判定する。そして、障害検知部は、特定した障害コードと判定結果であるリモートリセット可否に関する情報とを障害情報送信部214に入力する。
障害情報送信部214は、障害検知部212から入力された障害コードとリモートリセット可否情報とを含む障害情報を通信部202を介して監視サーバ100に送信する機能を有する。
顧客操作表示部220は、操作部222と表示部224との機能を有する。例えば、顧客操作表示部220は、表示部224としての液晶ディスプレイの上に操作部としてのタッチスクリーンを積層することによって操作部としての機能と表示部としての機能とが一体的に構成されてもよい。顧客操作表示部220は、顧客からの操作入力を受付けて制御部210に入力する機能を有するとともに、制御部210の制御に従って顧客に対して画面を表示する。
カードリーダライタ232は、カード読取り及びカード書込み機能を有する装置である。カードリーダライタ232は、挿入されたキャッシュカードなどから、磁気ストライプ及びICチップに書き込まれた情報を読取ることができる。また、キャッシュカードなどの磁気ストライプ及びICチップに情報を書き込むこともできる。さらに、カードリーダライタ232は、明細票印刷機能を有し、取引結果などを明細票に印刷して顧客に対してこの明細票を発行することができるようになっている。
通帳記帳部234は、通帳に設けられた磁気ストライプの読取り及び書込み、並びに、通帳印刷機能を有する。通帳記帳部234は、自動取引装置200の前面に設けられた通帳挿入排出口に利用者が挿入した通帳の磁気ストライプから口座番号などの識別情報などを読取ることができ、図示しないホストコンピュータから取得した口座情報などを通帳に記帳することができる。
入出金部236は、制御部210の制御を受けて紙幣および硬貨の入出金処理を行う。ここで入金処理は、例えば利用者が自動取引装置200の前面に設けられた紙幣入出金口に投入した紙幣及び硬貨入出金口に投入した硬貨に対して、紙幣及び硬貨の種類を識別するとともに紙幣及び硬貨の枚数を係数して収納する処理である。また、出金処理は、例えば利用者の操作に従って指定された金額に想到する紙幣及び硬貨を係数して紙幣入出金口及び硬貨入出金口に搬送して払いだす処理である。
プリンタ240は、自動取引装置200における取引履歴及び障害履歴などに関する情報であるジャーナルデータを印字するプリンタである。プリンタ240は、例えば所定のジャーナル用紙にこのジャーナルデータを印字する。
記憶部250は、情報を記憶する記憶媒体である。記憶部250は、例えば自動取引装置200の全体の動作を制御するプログラム、表示部224に表示する画面データ、及び利用者が行う取引に必要な情報などを記憶する。さらに、記憶部250は、自動取引装置200の障害の種類に応じて予め割振られた障害コードが列記された障害コードテーブル252を記憶している。障害検知部212は、この障害コードテーブル252を参照して該当する障害コードを監視サーバなどの外部装置に通知することによって、発生した障害の内容を外部の装置に通知することができる。この記憶部250に用いられる記憶媒体としては、例えばハードディスク(Hard Disk)などの磁気記録媒体や、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)、PRAM(Phase change Random Access Memory)などの不揮発性メモリが挙げられるがこれに限られない。
<監視サーバの構成>
次に、監視サーバ100の構成について図3を参照しながら説明する。図3は、監視サーバ100の構成を示すブロック図である。
監視サーバ100は、通信部102と、制御部110と、記憶部120とを主に有する。制御部110はさらに受信制御部112と通知制御部114と復旧処理制御部116とを有する。そして、記憶部120は、障害情報122と受電情報124とを主に記憶する。
通信部102は、例えば監視端末190、自動取引装置200、警備会社端末320、金融機関端末340、及び保守会社端末360などと接続する機能を有する通信インタフェースである。通信部102は、制御部110の制御に従ってこれらの各装置と接続する機能を有する。
制御部110は、監視サーバ100全体の動作を制御する機能を有する。制御部110は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの演算装置によって構成され、例えば記憶部120に記憶された制御プログラムを読み出し、そのプログラムを解釈して実行することにより各種の制御処理を実現する。
受信制御部112は、障害を起こした自動取引装置200から送信された障害情報及びその自動取引装置200と対応付けられた受電情報を受信する機能を有する。受信制御部112は、受信した障害情報及び受電情報を記憶部120に記憶する。この障害情報は、例えば障害コードとその障害を起こした自動取引装置200を識別するための識別情報と、その自動取引装置200がリモートリセット可能であるか否かを示すリモートリセット可否情報とを含む。また、受電情報は、その通話と対応付けられた自動取引装置200を識別するための情報を含む。
通知制御部114は、受信した障害情報に基づいて通知先へ通知することが必要か否かを判断し、さらに、通知が必要である場合には、受信した障害情報に基づいてその通知先を決定する機能を有する。例えば、通知制御部114は、障害情報に含まれるリモートリセット可否情報に基づいて、障害を起こした自動取引装置200がリモートリセット不可能である場合には、通知が必要であると判断してもよい。さらに、リモートリセット可能である場合には、通知制御部114は、通知が不要であると判断してもよい。
復旧処理制御部116は、受信制御部112が受信した障害情報及び受電情報に基づいて、障害を起こした自動取引装置の障害復旧処理の内容を判断し、自動取引装置200が障害復旧処理を実行するよう制御する。具体的には、復旧処理制御部116は、障害を起こした自動取引装置200と対応づけられた受電情報を受信した場合には、その自動取引装置200の傍に障害が発生した取引の利用者が居ると判断し、自動取引装置200がその判断に基づいた障害復旧処理を実行するように制御する。つまりリモートリセット可能であって自動取引装置200に対応づけられた受電情報がある場合には、自動取引装置200が利用者のカード及び通帳を返却するよう制御する。一方、リモートリセット可能であって自動取引装置200に対応付けられた受電情報がない状態が所定の時間経過すると、復旧処理制御部116は、自動取引装置200の傍に利用者がいないと判断して、自動取引装置200が利用者のカード及び通帳を取り込むように制御する。
<監視サーバの障害対応動作>
次に、自動取引装置200に障害が発生した場合の監視サーバ100の動作について図4を参照しながら説明する。図4は、監視サーバの動作を示すフローチャートである。
まず、監視サーバ100の受信制御部112は通信部102を介して障害情報を受信する(S102)。すると、まず通知制御部114は、受信した障害情報から現金切れであるか否かを判断する。障害情報がその自動取引装置200が現金切れを起こしていることを示している場合には、通知制御部114は通知が必要であると判断し、現金の輸送を請け負っている警備会社32の警備会社端末320に対して現金輸送依頼を通知する(S110)。それと共に、現金の装填にはその自動取引装置の所有者の立会いが必要であるため、通知制御部114は、金融機関34に現金装填立会依頼を通知する(S112)。
一方、ステップS104において、障害情報から自動取引装置200が現金切れではなく他の何らかの障害を起こしていると判断された場合には、まず通知制御部114は、障害を起こしている自動取引装置200がリモートリセット可能であるか否かを判断する(S106)。かかる判断は、障害情報に含まれるリモートリセット可否情報に基づいて行われる。
ステップS106の判断において、リモートリセット可能であると判断された場合、通知制御部114は、復旧処理制御部116にリモートリセット可能である旨を通知する。この場合、復旧処理制御部116は、まず障害を起こした自動取引装置200に対応づけられた受電情報があるか否かを判断する(S120)。
上述の通り、復旧処理制御部116は、障害を起こした自動取引装置200に対応づけられた受電情報がある場合には、すなわち障害が発生した取引の利用者が障害を起こした自動取引装置200の傍にいると判断して、自動取引装置200が利用者にカードおよび通帳など自動取引装置200に挿入された媒体を返却するよう制御する(S122)。そして、復旧処理制御部116は、自動取引装置200のエラーをリモートリセットする(S124)。
一方、ステップS120の判断において、復旧制御部116が受電情報がないと判断した場合には、復旧処理制御部116は、すなわち障害が発生した取引の利用者が障害を起こした自動取引装置200の付近に既に居ないと判断して、障害を起こした自動取引装置200がカードおよび通帳の取込みをするように制御する(S126)。そして、この場合も復旧処理制御部116は、自動取引装置200のエラーをリモートリセットする(S124)。
ところで、ステップS106の判断において、リモートリセットが不可能であると判断された場合には、次に通知制御部114は、複数ある通知先30の候補の中から、どの通知先30に障害に関する通知情報を通知するかを決定する。まず、通知制御部114は、保守会社36への連絡が必要な障害であるか否かを障害情報に基づいて判断する(S130)。例えば、起こった障害が、自動取引装置200のハードウェア的な障害であり、部品の交換が必要な障害である場合には、保守会社36に通知することが必要であるだろう。保守会社36への通知が必要な障害であるか否かを判断する方法としては、例えば、予めエラーコードのリストに保守会社36への通知が必要か否かの情報を付加して監視サーバ100が保持しておくことが考えられる。
そして、ステップS130の判断において保守会社への通知が必要であると判断された場合には、通知制御部114は、保守会社36の保守会社端末360に障害の内容に関する通知情報を送信する。一方、ステップS130の判断において保守会社への通知が不要であると判断された場合には、ステップS132の処理は省略して次にステップS134に進む。
次に通知制御部114は、時刻情報を内部時計などから取得して、その時間帯が金融機関の対応時間帯であるか否かを判断する(S134)。かかる判断において、その時点の時刻が金融機関の対応時間帯である場合には、通知制御部114は、金融機関34の金融機関端末340に障害の内容に関する通知情報を送信する(S136)。一方、ステップS134の判断において、その時点の時刻が金融機関34の対応時間帯でなかった場合には、通知制御部114は、警備会社32の警備会社端末320に障害の内容に関する通知情報を送信する(S138)。
<動作例>
以上のように、監視サーバ100の動作を中心として障害発生時の動作を見てきたが、次に、実際にいくつかのパターンを例示してそれぞれの場合に監視システムがどのような動作を行うかについて図5〜図11を用いて説明する。図5〜図11は、監視システムの動作例を示すシーケンス図である。
(動作例1)
まず図5の例について説明する。図5は、リモートリセット可能な障害が発生し、利用者が自動取引装置200の傍で待機しており、オートホン290を用いて問い合わせを行った場合の動作例を示す説明図である。
まず、利用者が自動取引装置200に対して操作を行うと、自動取引装置200は取引を開始する(S202)。取引の最中に自動取引装置200において障害が発生する(S204)。すると、自動取引装置200は、エラーコードと、自装置を識別するための識別情報と、リモートリセット可否情報とを含む障害情報を監視サーバ100に送信する(S206)。
ステップS206において自動取引装置200から送信された障害情報を受信した監視サーバ100は、受信した障害情報を記憶部120に記憶する(S208)。そして、監視サーバ100は、受信した障害情報に含まれるリモートリセット可否情報から、その障害がリモートリセットにより復旧可能な障害であると判断する(S210)。
そして、ここで利用者がオートホンの受話器を持ち上げてオンフック状態にしたとする。すると、オートホン290は、受電システムに自動取引装置200の装置識別情報を送信すると共に、通話の開始を要求する(S212)。この通話開始要求を受けた受電システム170は、通話開始処理を行う(S214)。つまり、受電システム170は、その受電をどの受付電話180(すなわち、どのオペレータ)に割振るかを決定し、決定した受付電話180とオートホン290とが通話開始できるように接続する。このようにして、オートホン290と受付電話180とは通話できるようになる(S216)。
そして受電システム170は、ステップS212においてオートホン290から受信した装置識別情報を監視端末190に送信する(S218)。この装置識別情報は、ステップS216における通話と対応づけられた自動取引装置200を識別するための情報である。監視端末190は、受信した装置識別情報を受電情報として監視サーバ100に送信する(S220)。受信した監視サーバ100は、この受電情報を記憶部に記憶する(S222)。監視サーバ100は、障害を起こした自動取引装置200に対応する受電情報があることから、この自動取引装置200の利用者が待機中であると判断する(S224)。
ここで監視サーバ100は、リモートリセットが可能であること(ステップS210において判断)、および利用者が待機中であること(ステップS224において判断)から、復旧処理の内容を決定して、自動取引装置200に対して復旧処理を指示する(S226)。具体的には、監視サーバ100は、自動取引装置200がカード及び通帳を排出し、エラーリセット処理を行うように自動取引装置200を制御する。自動取引装置200は、この制御に従って、カード及び通帳を排出し(S228)、エラーリセット処理を行う(S230)ことにより障害復旧処理をする。
(動作例2)
次に、図6の例について説明する。図6は、リモートリセット可能な障害が発生し、利用者が自動取引装置200の傍に待機していない場合の動作例を示す説明図である。
まず、利用者が自動取引装置200に対して操作を行うと、自動取引装置200は取引を開始する(S302)。取引の最中に自動取引装置200において障害が発生する(S304)。すると、自動取引装置200は、エラーコードと、自装置を識別するための識別情報と、リモートリセット可否情報とを含む障害情報を監視サーバ100に送信する(S306)。
ステップS306において自動取引装置200から送信された障害情報を受信した監視サーバ100は、受信した障害情報を記憶部120に記憶する(S308)。そして、受信した障害情報に含まれるリモートリセット可否情報から、その障害がリモートリセットにより復旧可能な障害であると判断する(S310)。
そして、監視サーバ100は、障害を起こした自動取引装置200と対応づけられた受電情報があるか否かに基づいて利用者が障害を起こした自動取引装置200の傍に待機している状態か否かを判断する。このとき、例えば、ステップS306において送信された障害情報を受信してから所定時間経過後(例えば30分)未だ受電情報を受信していない場合に利用者不在であると判断してもよい(S312)。
ここで監視サーバ100は、リモートリセット可能であること(ステップS310において判断)、および利用者が不在であることから(ステップS312において判断)、復旧処理の内容を決定して、自動取引装置200に対して復旧処理を指示する(S314)。具体的には、監視サーバ100は、自動取引装置200がカード及び通帳を取込み、エラーリセット処理を行うように自動取引装置200を制御する。自動取引装置200は、この制御に従って、カード及び通帳を取込み(S316)、エラーリセット処理を行う(S318)ことにより障害復旧処理をする。
(動作例3)
次に、図7の例について説明する。図7は、リモートリセット不可能な障害が発生し、利用者が自動取引装置200の傍で待機しており、オートホン290を用いて問い合わせを行った場合の動作例を示す説明図である。
まず、利用者が自動取引装置200に対して操作を行うと、自動取引装置200は取引を開始する(S402)。取引の最中に自動取引装置200において障害が発生する(S404)。すると、自動取引装置200は、エラーコードと、自装置を識別するための識別情報と、リモートリセット可否情報とを含む障害情報を監視サーバ100に送信する(S406)。
ステップS406において自動取引装置200から送信された障害情報を受信した監視サーバ100は、受信した障害情報を記憶部120に記憶する(S408)。そして、監視サーバ100は、受信した障害情報に含まれるリモートリセット可否情報から、その障害がリモートリセットにより復旧不可能な障害であると判断する(S410)。
そして、ここで利用者がオートホンの受話器を持ち上げてオフフック状態にしたとする。すると、オートホン290は、受電システムに自動取引装置200の装置識別情報を送信すると共に、通話の開始を要求する(S412)。この通話開始要求を受けた受電システム170は、通話開始処理を行う(S414)。つまり、受電システム170は、その受電をどの受付電話180(すなわち、どのオペレータ)に割振るかを決定し、決定した受付電話180とオートホン290とが通話開始できるように接続する。このようにして、オートホン290と受付電話180とは通話できるようになる(S416)。
そして受電システム170は、ステップS412においてオートホン290から受信した装置識別情報を監視端末190に送信する(S418)。この装置識別情報は、ステップS216における通話と対応づけられた自動取引装置200を識別するための情報である。監視端末190は、受信した装置識別情報を受電情報として監視サーバ100に送信する(S420)。受信した監視サーバ100は、この受電情報を記憶部に記憶する(S422)。監視サーバ100は、障害を起こした自動取引装置200に対応する受電情報があることから、この自動取引装置200の利用者が待機中であると判断する(S424)。
ここで監視サーバ100は、リモートリセットが不可能であること(ステップS410において判断)からいずれかの通知先に通知して現地における対応が必要であると判断する。そして、監視サーバ100は次に通知先を決定する。このとき、監視サーバ100は、例えば障害情報に含まれるエラーコードからその障害が警備会社の担当者によって復旧可能な障害であると判断すると通知先を警備会社端末320に決定し、エラー内容を警備会社端末320に通知する(S426)。ここで通知される通知情報には、例えば、障害を起こした自動取引装置の識別情報(自動取引装置の設置された店番及び機番)、障害情報、利用者の待機情報などが含まれる。警備会社端末320はこの通知情報をその表示部に表示し、警備会社の担当者は、この通知情報を参照して、障害を起こした自動取引装置200の元に出動する(S428)。
(動作例4)
次に図8の例について説明する。図8は、リモートリセット不可能な障害が発生し、利用者が自動取引装置200の傍で待機していない場合の動作例を示す説明図である。
まず、利用者が自動取引装置200に対して操作を行うと、自動取引装置200は取引を開始する(S502)。取引の最中に自動取引装置200において障害が発生する(S504)。すると、自動取引装置200は、エラーコードと、自装置を識別するための識別情報と、リモートリセット可否情報とを含む障害情報を監視サーバ100に送信する(S506)。
ステップS506において自動取引装置200から送信された障害情報を受信した監視サーバ100は、受信した障害情報を記憶部120に記憶する(S508)。そして、監視サーバ100は、受信した障害情報に含まれるリモートリセット可否情報から、その障害がリモートリセットにより復旧不可能な障害であると判断する(S510)。
そして、監視サーバ100は、障害を起こした自動取引装置200と対応づけられた受電情報があるか否かに基づいて利用者が障害を起こした自動取引装置200の傍に待機している状態か否かを判断する。このとき、例えば、ステップS506において送信された障害情報を受信してから所定時間経過後(例えば30分)未だ受電情報を受信していない場合に利用者不在であると判断してもよい(S512)。
ここで監視サーバ100は、リモートリセットが不可能であること(ステップS510において判断)からいずれかの通知先に通知して現地における対応が必要であると判断する。そして、監視サーバ100は次に通知先を決定する。このとき、監視サーバ100は、例えば障害情報に含まれるエラーコードからその障害が警備会社の担当者によって復旧可能な障害であると判断すると通知先を警備会社端末320に決定し(S514)、エラー内容を警備会社端末320に通知する(S516)。ここで通知される通知情報には、例えば、障害を起こした自動取引装置の識別情報(自動取引装置の設置された店番及び機番)、障害情報、利用者の待機情報などが含まれる。警備会社端末320は、この通知情報をその表示部に表示し、警備会社の担当者は、この通知情報を参照して、障害を起こした自動取引装置200の元に出動する(S518)。
(動作例5)
次に図9の例について説明する。図9は、リモートリセット不可能な障害が発生し、利用者が自動取引装置200の傍で待機していない場合であって、日中は金融機関が一次対応する場合の動作例を示す説明図である。
まず、利用者が自動取引装置200に対して操作を行うと、自動取引装置200は取引を開始する(S602)。取引の最中に自動取引装置200において障害が発生する(S604)。すると、自動取引装置200は、エラーコードと、自装置を識別するための識別情報と、リモートリセット可否情報とを含む障害情報を監視サーバ100に送信する(S606)。
ステップS606において自動取引装置200から送信された障害情報を受信した監視サーバ100は、受信した障害情報を記憶部120に記憶する(S608)。そして、監視サーバ100は、受信した障害情報に含まれるリモートリセット可否情報から、その障害がリモートリセットにより復旧不可能な障害であると判断する(S610)。
そして、監視サーバ100は、障害を起こした自動取引装置200と対応づけられた受電情報があるか否かに基づいて利用者が障害を起こした自動取引装置200の傍に待機している状態か否かを判断する。このとき、例えば、ステップS606において送信された障害情報を受信してから所定時間経過後(例えば30分)未だ受電情報を受信していない場合に利用者不在であると判断してもよい(S612)。
ここで監視サーバ100は、リモートリセットが不可能であること(ステップS610において判断)からいずれかの通知先に通知して現地における対応が必要であると判断する。そして、監視サーバ100は次に通知先を決定する。このとき、監視サーバは、例えばその障害情報に含まれるエラーコードからその障害が保守会社による対応が不要な障害であると判断し、さらにその時点の時間から金融機関対応時間帯であるか否かを判断する。この場合には、例えば金融機関対応時間帯が9時〜17時と予め定められており、この時間帯内であれば金融機関の担当者が一次対応を行う手順となっているため、監視サーバ100は通知先を金融機関端末340に決定し、エラー内容を通知する(S616)。ここで通知される通知情報には、例えば、障害を起こした自動取引装置の識別情報(自動取引装置の設置された店番及び機番)、障害情報、利用者の待機情報、金融機関対応時間帯の情報などが含まれる。金融機関端末340は、この通知情報を表示部に表示し、金融機関の担当者は、この通知情報を参照して、障害を起こした自動取引装置200の元に出動する(S618)。
(動作例6)
次に図10の例について説明する。図10は、リモートリセット不可能な障害が発生し、その障害がさらに警備会社や金融機関においては対応不可能な障害であり、利用者が自動取引装置200の傍で待機していない場合の動作例を示す説明図である。
まず、利用者が自動取引装置200に対して操作を行うと、自動取引装置200は取引を開始する(S702)。取引の最中に自動取引装置200において障害が発生する(S704)。すると、自動取引装置200は、エラーコードと、自装置を識別するための識別情報と、リモートリセット可否情報とを含む障害情報を監視サーバ100に送信する(S706)。
ステップS706において自動取引装置200から送信された障害情報を受信した監視サーバ100は、受信した障害情報を記憶部120に記憶する(S708)。そして、監視サーバ100は、受信した障害情報に含まれるリモートリセット可否情報から、その障害がリモートリセットにより復旧不可能な障害であると判断する(S710)。
そして、監視サーバ100は、障害を起こした自動取引装置200と対応づけられた受電情報があるか否かに基づいて利用者が障害を起こした自動取引装置200の傍に待機している状態か否かを判断する。このとき、例えば、ステップS706において送信された障害情報を受信してから所定時間経過後(例えば30分)未だ受電情報を受信していない場合に利用者不在であると判断してもよい(S712)。
ここで監視サーバ100は、リモートリセットが不可能であること(ステップS710において判断)からいずれかの通知先に通知して現地における対応が必要であると判断する。そして、監視サーバ100は次に通知先を決定する。このとき、監視サーバ100は、例えば障害情報に含まれるエラーコードからその障害が保守会社の保守を必要とする障害であると判断し、保守会社に通知が必要であると判断する(S714)。そして、このエラー内容を保守会社端末360および警備会社端末320に通知する(S716)。
ここで通知される通知情報には、例えば、警備会社端末320への通知情報は、障害を起こした自動取引装置の識別情報(自動取引装置の設置された店番及び機番)、障害情報、利用者の待機情報、保守会社への出動依頼済みであることを示す情報などが含まれる。また、例えば、保守会社端末360への通知情報は、障害を起こした自動取引装置の識別情報(自動取引装置の設置された店番及び機番)、障害情報、利用者の待機情報、警備会社帯同の情報が含まれる。警備会社端末320および保守会社端末360は、それぞれその表示部に通知情報を表示する。そてい、保守会社の担当者は、この通知情報を参照して、障害を起こした自動取引装置200の元に出動する(S718)。このとき、障害情報を参照することによって、例えば部品の交換が必要な障害である場合には、該当の部品を持って現地にかけつけることができる。
(動作例7)
次に、図11の例について説明する。図11は、自動取引装置200が現金切れを起こした場合の動作例を示す説明図である。
まず、利用者が自動取引装置200に対して操作を行うと、自動取引装置200は取引を開始する(S802)。取引の最中に現金切れが発生すると、自動取引装置は障害情報として現金切れであることを示す情報と紙幣硬貨残高に関する情報を監視サーバ100に送信する(S806)。ここで、本実施形態においては、現金切れは障害の一種であるとして取り扱い、紙幣硬貨残高に関する情報と現金切れであることを示す情報も障害情報として取り扱うこととする。
ステップS806において自動取引装置200から送信された障害情報を受信した監視サーバ100は、受信した障害情報を記憶部120に記憶する(S808)。そして、監視サーバ100は、受信した障害情報からその障害が現金切れであると判断し(S810)、現金輸送依頼を警備会社端末320に送信する(S812)。このとき、監視サーバ100は、現金輸送依頼とともに、金種毎の紙幣硬貨の在高情報、現金切れを起こした自動取引装置200の識別情報(自動取引装置の設置された店番及び機番)を送信する。警備会社端末320はこの通知情報を表示部に表示する。そして、警備会社の担当者は、この障害情報を参照して現金の輸送を開始する(S814)。
さらに、監視サーバ100は、金融機関端末340に対しては、現金の装填立会いを依頼する情報を送信する(S816)。現金の装填には、金融機関担当者の立会いが必要である場合があり、監視サーバ100はこの立会い依頼も自動的に送出することができる。金融機関端末340は、表示部にこの装填立会い依頼に関する通知情報を表示する。そして、金融機関の担当者は、この情報を参照して現金装填に立ち会う担当者を決定し、警備会社による現金輸送を待って現金装填に立ち会う(S818)。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、リモートリセット可能であるか否かは自動取引装置が判断してその判断した情報を監視サーバに送信するものとしたが、本発明は係る例に限定されない。例えば、監視サーバが、自動取引装置から送信された障害情報に基づいてリモートリセット可能であるか否かを判断してもよい。
また例えば、上記実施形態では、リモートリセット可能である場合には、通知先には通知しないものとしたが、本発明は係る例に限定されない。例えば、リモートリセット可能である場合にも、同じ障害の発生頻度が高まっていると判断した場合には、金融機関などの通知先に通知するようにしてもよい。
尚、本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的に又は個別的に実行される処理をも含む。また時系列的に処理されるステップでも、場合によっては適宜順序を変更することが可能であることは言うまでもない。
100 監視サーバ
102 通信部
110 制御部
112 受信制御部
114 通知制御部
116 復旧処理制御部
170 受電システム
180 受付電話
190 監視端末
200 自動取引装置
290 オートホン

Claims (5)

  1. 自動取引装置と通信網を介して接続され、前記自動取引装置の稼働状況を集中監視し、前記通信網を介して前記自動取引装置を操作することのできる監視サーバであって、
    障害を起こした前記自動取引装置から送信された障害情報及び前記自動取引装置と対応付けられた受電情報を受信する受信制御部と、
    前記障害情報及び前記受電情報に基づいて、前記自動取引装置の障害復旧処理の内容を判断し、前記自動取引装置が前記障害復旧処理を実行するよう制御する復旧処理制御部と、
    を備えることを特徴とする、監視サーバ。
  2. 前記障害情報に基づいて、予め登録された通知先端末への通知の要否と、複数の前記通知先端末のうちいずれの通知先端末に通知するかとを決定し、前記通知先端末への通知が必要であると判断された場合に、決定された通知先端末に前記障害に関する通知情報を通知する通知制御部、
    をさらに備える請求項1に記載の監視サーバ。
  3. 前記通知制御部は、前記障害情報に基づいて障害を起こした前記自動取引装置がリモートリセット可能か否かを判断し、リモートリセットが不可能である場合に前記通知先端末への通知が必要であると判断することを特徴とする、請求項2に記載の監視サーバ。
  4. 前記復旧処理制御部は、障害を起こした前記自動取引装置に対応付けられた受電情報がある場合に、前記障害が発生した取引の利用者が障害を起こした前記自動取引装置の傍にいると判断し、前記自動取引装置が該判断に基づいた障害復旧処理を実行するよう制御することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の監視サーバ。
  5. 自動取引装置と、
    前記自動取引装置と通信網を介して接続され、前記自動取引装置の稼働状況を集中監視し、前記通信網を介して前記自動取引装置を操作することのできる監視サーバと、
    を備え、
    前記監視サーバは、
    障害を起こした前記自動取引装置から送信された障害情報及び前記自動取引装置と対応付けられた受電情報を受信する受信制御部と、
    前記障害情報及び前記受電情報に基づいて、前記自動取引装置の障害復旧処理の内容を判断し、前記自動取引装置が前記障害復旧処理を実行するよう制御する復旧処理制御部と、を有することを特徴とする監視システム。
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