JP2017004049A - 貨幣処理装置、貨幣処理システム、管理装置、および貨幣処理装置のメンテナンス方法 - Google Patents

貨幣処理装置、貨幣処理システム、管理装置、および貨幣処理装置のメンテナンス方法 Download PDF

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Abstract

【課題】メンテナンス時における貨幣処理装置の操作性を向上させるとともに、貨幣処理装置のダウンタイムの短縮を図る。
【解決手段】貨幣を処理するための貨幣処理装置100,200は、メンテナンスを要する事象を示す事象情報と、その事象のメンテナンスに必要な用品を示す用品情報とを関連付けて記憶する異常対応情報データベースにアクセス可能であり、メンテナンスを要する事象が発生した際に、発生した事象をキーにして異常対応情報データベースを検索し、その事象のメンテナンスに必要な用品を特定する用品特定手段と、特定された用品を報知する報知手段とを備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、貨幣処理装置、貨幣処理システム、管理装置、および貨幣処理装置のメンテナンス方法に関する。
従来、貨幣処理装置の一つとして、釣銭機や入出金機が知られている。例えば、特許文献1には、貨幣投入口と、投入された貨幣を装置内部に搬送する貨幣搬送路と、装置内部に搬送された貨幣を収納する貨幣収納庫とを備える入金機が記載されている。このような貨幣処理装置においては、貨幣収納庫を有する本体ユニットが筐体に対して引き出し可能に構成されており、通常運用時は筐体内に収納されている。
本体ユニット内で紙幣詰まりや硬貨フル状態等のエラーが発生した場合、操作者は第1の鍵を用いて筐体から本体ユニットを引き出す。次に、第1の鍵とは異なる第2の鍵を用いて、エラー発生箇所(効果収納庫等)の扉ないし蓋を開けてエラー発生箇所を開放する。これにより、操作者は本体ユニットの内部のメンテナンス(詰まった紙幣の除去等)を行うことが可能になる。このように本体ユニットの開放には第2の鍵を必要とすることで、セキュリティの向上が図られている。第2の鍵は、セキュリティ確保の観点から、鍵管理ボックスに保管されていたり、店長等の管理者が保管していることが多い。
特開2008−210315号公報
しかしながら、従来、エラーが発生した場合、操作者は本体ユニットを筐体から引き出した時点で第2の鍵が必要であると認識することになる。この場合、操作者は本体ユニットを筐体内に戻すか、本体ユニットを引き出したまま、第2の鍵を取りに行くことになる。意図せず作業が中断されるため、操作者は、貨幣処理装置の操作性が悪いと感じるおそれがある。
さらに、操作者がメンテナンスに必要な用品(第2の鍵等)を容易に認識できず、当該用品の取得に手間取ることにより、エラー発生から復旧までの時間(ダウンタイム)が長くなってしまうという課題があった。
そこで、本発明は、メンテナンス時における貨幣処理装置の操作性を向上させるとともに、貨幣処理装置のダウンタイムの短縮を図ることができる貨幣処理装置、貨幣処理システム、管理装置、および貨幣処理装置のメンテナンス方法を提供することを目的とする。
本発明に係る貨幣処理装置は、
メンテナンスを要する事象を示す事象情報と、その事象のメンテナンスに必要な用品を示す用品情報とを関連付けて記憶する異常対応情報データベースにアクセス可能であり、メンテナンスを要する事象が発生した際に、前記発生した事象をキーにして前記異常対応情報データベースを検索し、その事象のメンテナンスに必要な用品を特定する用品特定手段と、
前記特定された用品を報知する報知手段と、
を備えることを特徴とする。
また、前記貨幣処理装置において、
前記報知手段は、前記発生した事象とともに、前記特定された用品を報知するようにしてもよい。
また、前記貨幣処理装置において、
前記報知手段は、前記特定された用品を含む操作ガイダンスを報知するようにしてもよい。
また、前記貨幣処理装置において、
前記異常対応情報データベースは、前記用品の保管場所および/または管理者を示す用品管理情報を前記用品情報と関連付けて記憶し、
前記用品特定手段は、前記特定された用品の用品管理情報を取得し、
前記報知手段は、前記特定された用品とともに、その用品の保管場所および/または管理者を報知するようにしてもよい。
また、前記貨幣処理装置において、
前記用品管理情報を設定または変更するための登録情報を受け付ける登録情報受付手段をさらに備えてもよい。
また、前記貨幣処理装置において、
前記用品管理情報は、前記用品の管理者の連絡先情報を含み、
前記報知手段は、前記連絡先情報に基づいて、前記管理者に前記用品が必要である旨を報知するようにしてもよい。
また、前記貨幣処理装置において、
前記報知手段は、前記発生した事象および前記特定された用品を印字して出力するようにしてもよい。
また、前記貨幣処理装置において、
前記メンテナンスは、前記貨幣処理装置に設けられたユニットの開放を伴う作業であり、前記用品は、前記ユニットを開放するための鍵であってもよい。
また、前記貨幣処理装置において、
前記メンテナンスは、前記貨幣処理装置内に設けられた所定の部位を清掃する作業であり、前記用品は、前記部位を清掃するための清掃用品であってもよい。
本発明に係る貨幣処理システムは、貨幣処理装置と、前記貨幣処理装置を管理する管理装置とを含む貨幣処理システムであって、
メンテナンスを要する事象を示す事象情報と、その事象のメンテナンスに必要な用品を示す用品情報とを関連付けて記憶する異常対応情報データベースにアクセス可能であり、メンテナンスを要する事象が発生した際に、前記発生した事象をキーにして前記異常対応情報データベースを検索し、その事象のメンテナンスに必要な用品を特定する、用品特定手段と、
前記特定された用品を報知する報知手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係る貨幣処理装置は、
通信可能に接続された貨幣処理装置と管理装置によって、
メンテナンスを要する事象を示す事象情報と、その事象のメンテナンスに必要な用品を示す用品情報とを関連付けて記憶する異常対応情報データベースにアクセス可能であり、メンテナンスを要する事象が発生した際に、前記発生した事象をキーにして前記異常対応情報データベースを検索し、その事象のメンテナンスに必要な用品を特定する用品特定手段と、
前記特定された用品を報知する報知手段と、
を備えた貨幣処理システムを構成するために、
上記手段の少なくとも1つを備えることを特徴とする。
本発明に係る管理装置は、
通信可能に接続された貨幣処理装置と管理装置によって、
メンテナンスを要する事象を示す事象情報と、その事象のメンテナンスに必要な用品を示す用品情報とを関連付けて記憶する異常対応情報データベースにアクセス可能であり、メンテナンスを要する事象が発生した際に、前記発生した事象をキーにして前記異常対応情報データベースを検索し、その事象のメンテナンスに必要な用品を特定する用品特定手段と、
前記特定された用品を報知する報知手段と、
を備えた貨幣処理システムを構成するために、
上記手段の少なくとも1つを備えることを特徴とする。
本発明に係る貨幣処理装置のメンテナンス方法は、
メンテナンスを要する事象を示す事象情報と、その事象のメンテナンスに必要な用品を示す用品情報とを関連付けて記憶する異常対応情報データベースを用いた、貨幣処理装置のメンテナンス方法であって、
メンテナンスを要する事象が発生した際に、前記発生した事象をキーにして前記異常対応情報データベースを検索し、その事象のメンテナンスに必要な用品を特定するステップと、
前記特定された用品を報知するステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、メンテナンス時における貨幣処理装置の操作性を向上させるとともに、貨幣処理装置のダウンタイムの短縮を図ることができる。
実施形態に係る貨幣処理システム1の外観を示す斜視図である。 実施形態に係る貨幣処理システム1の概略構成図である。 実施形態に係る貨幣処理システム1の制御ブロック図である。 紙幣処理機200の本体ユニットを引き出した状態を示す斜視図である。 実施形態に係る異常対応情報データベースの一例を示す図である。 変形例に係る異常対応情報データベースの一部を示す図である。 実施形態に係る貨幣処理装置のメンテナンス方法の一例を説明するためのフローチャートである。 発生事象のメンテナンスに必要な用品を表示する画面の一例を示す図である。 一連の事象解除処理の操作ガイダンスを表示する画面の一例を示す図である。 (1)は操作者にリセットを促す画面の一例を示す図であり、(2)は発生事象解除後の待機画面の一例を示す図である。 発生事象のメンテナンスに必要な用品を表示する画面の第1の変形例を示す図である。 発生事象のメンテナンスに必要な用品を表示する画面の第2の変形例を示す図である。 (1)は一例に係る入出金機の外観を示す斜視図であり、(2)は当該入出金機の紙幣処理機200Aの内部構成を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図において同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付す。また、本願において、「貨幣」とは、「硬貨」、「紙幣」の総称であり、「硬貨」および「紙幣」の少なくともいずれか一方のことを意味する。
<貨幣処理システム1>
まず、本実施形態に係る貨幣処理システム1の全体構成について図1〜図3を参照して説明する。図1および図2に示すように、貨幣処理システム1は、硬貨の入出金処理を行う硬貨処理機100と、紙幣の入出金処理を行う紙幣処理機200と、硬貨処理機100および紙幣処理機200を管理するPOSレジスタ(管理装置)300とを備えている。硬貨処理機100は硬貨の入出金処理を行い、紙幣処理機200は紙幣の入出金処理を行うように構成されている。以下、硬貨処理機100および紙幣処理機200をまとめて貨幣処理装置ともいう。硬貨処理機100および紙幣処理機200は、例えば釣銭機であり、図1に示すように、左右方向に並べて配置される。
貨幣処理システム1は、図1および図2に示すように、棒金を収納するための棒金ドロア506を有する棒金管理機500をさらに備えてもよい。この棒金管理機500は、図1に示すように硬貨処理機100と一体になっていてもよいし、あるいは、硬貨処理機100と別体であってもよい。
図3に示すように、硬貨処理機100は、硬貨処理機100、紙幣処理機200および棒金管理機500を統合して制御する上位制御部101と、硬貨処理機100のみを制御する硬貨制御部102とを有する。上位制御部101および硬貨制御部102は互いに通信可能に接続されている。また、紙幣処理機200は、紙幣処理機200を制御する紙幣制御部202を有する。この紙幣制御部202は、硬貨処理機100の上位制御部101に通信可能に接続されている。また、棒金管理機500は、棒金管理機500を制御する棒金制御部502を有する。この棒金制御部502は、硬貨処理機100の上位制御部101に通信可能に接続されている。また、POSレジスタ300は、POSレジスタ300を制御するPOS制御部306を有する。このPOS制御部306は、硬貨処理機100の上位制御部101に通信可能に接続されている。
硬貨処理機100において硬貨の入金処理、出金処理、補充処理、精査処理、回収処理等の様々な処理を行うと、硬貨処理機100の硬貨識別部150で識別された結果は硬貨処理機100からPOSレジスタ300に出力されて、当該結果が後述するPOS表示部302で表示される。また、紙幣処理機200において紙幣の入金処理、出金処理、補充処理、精査処理、回収処理等の様々な処理を行うと、紙幣処理機200の紙幣識別部250で識別された結果も紙幣処理機200から上位制御部101を介してPOSレジスタ300に出力されて、当該結果がPOS表示部302で表示される。また、棒金管理機500から出力される棒金の有無に関する情報、棒金の金種に関する情報等も棒金管理機500から上位制御部101を介してPOSレジスタ300に出力されて、当該情報がPOS表示部302で表示される。
次に、POSレジスタ300、棒金管理機500、硬貨処理機100および紙幣処理機200の構成について詳しく説明する。
<POSレジスタ300>
POSレジスタ300の構成について説明する。POSレジスタ300は、商品の購入情報を登録するとともに、硬貨処理機100や紙幣処理機200に対して硬貨や紙幣の入出金処理を実行させるように構成されている。POSレジスタ300は、例えば、硬貨処理機100および紙幣処理機200上に配置される。
図1および図2に示すように、POSレジスタ300は、店員等の操作者が操作することが可能なPOS操作部304と、POS表示部302とを備えている。操作者は、POS操作部304を介してPOS制御部306に対して様々な指令を与えることが可能である。POS表示部302は、硬貨処理機100における硬貨の処理状況、紙幣処理機200における紙幣の処理状況、硬貨処理機100の内部に収納された硬貨の在高、紙幣処理機200の内部に収納された紙幣の在高および棒金管理機500の内部に収納された棒金の在高等を表示する。
図2および図3に示すように、POSレジスタ300は、サーバ(例えば店舗サーバ)400に通信可能に接続されている。POSレジスタ300からサーバ400に売上金情報等が送信されるように構成されている。また、各種設定情報が、サーバ400からPOSレジスタ300(複数台でも可)に配信されるように構成されている。
図3に示すように、POSレジスタ300のPOS制御部306は、硬貨処理機100の上位制御部101に通信可能に接続されているとともに、サーバ400にも通信可能に接続されている。そして、このPOS制御部306は、硬貨処理機100の上位制御部101を介して硬貨制御部102、紙幣制御部202および棒金制御部502に指令を送信する。この結果、POSレジスタ300は、硬貨処理機100に対して硬貨の入出金処理を行わせ、紙幣処理機200に対して紙幣の入出金処理を行わせ、棒金管理機500の棒金ドロア506を開放させる。
また、POS制御部306は、上位制御部101を介して、硬貨制御部102、紙幣制御部202および棒金制御部502からそれぞれ、硬貨処理機100、紙幣処理機200および棒金管理機500における硬貨、紙幣および棒金の処理状況や在高に係る情報を受け取る。
図3に示すように、POSレジスタ300のPOS制御部306は、インターフェース332を介して、硬貨処理機100の上位制御部101、サーバ400に対して信号の送受信を行う。また、記憶部355には、硬貨処理機100における硬貨の処理状況、硬貨処理機100の内部に収納された硬貨の在高、紙幣処理機200における紙幣の処理状況、紙幣処理機200の内部に収納された紙幣の在高、および棒金管理機500の内部に収納された棒金の在高等の様々な情報が記憶される。
なお、POSレジスタ300は、クレジットカード等の各種カードを読み取るカードリーダ360と、プリンタ等からなる印字部370も有している。POS表示部302で表示される情報や記憶部355で記憶されている情報は、当該印字部370で印字することが可能である。
また、図1に示すように、POSレジスタ300には、客(購入者)が視認可能な追加の表示部302aが設けられており、様々な情報を表示部302に表示させる代わりに、あるいは表示部302における表示に加えて、表示部302aに表示させることが可能である。
<棒金管理機500>
次に、棒金を収納し、管理する棒金管理機500について説明する。
図1および図2に示すように、棒金管理機500は、棒金筐体505と、棒金筐体505に対して引き出し可能に設けられた棒金ドロア506とを備えている。棒金ドロア506は、棒金を1本ずつ収納する棒金収納部520を複数個有する。また、図2に示すように、棒金ドロア506の底面には、スリット525が形成されている。なお、この棒金ドロア506内には、棒金以外にもバラ硬貨、紙幣、商品券等も収納することが可能な補助収納領域530が設けられていてもよい。
棒金管理機500は、棒金の有無および金種を検知する手段として棒金検知部580をさらに備えている。この棒金検知部580は、棒金ドロア506と棒金筐体505との間に設けられたロータリエンコーダ(変位検出手段)と、棒金筐体505内に設けられたセンサ(いずれも図示せず)とを有する。
ロータリエンコーダは、棒金筐体505に対する棒金ドロア506の位置を検出することが可能である。より詳しくは、ロータリエンコーダは、所定の角度ピッチでスリットが設けられた格子円盤と、格子円盤に向けて光を発光する発光部と、発光部で発光され格子円盤のスリットを通過した光を受光する受光素子とを有する。ロータリエンコーダは、受光部で受光された波形に基づいて格子円盤(入力軸)の回転変位を検出し、回転変位量を示す信号を棒金制御部502に出力する。棒金制御部502は、回転変位量から、棒金筐体505に対する棒金ドロア506の引き出し量を把握する。
センサは、棒金筐体505の一方の内面(例えば筐体下側の内面)に設けられ、棒金ドロア506に向けて光を発光する発光部と、棒金筐体505の他方の内面(例えば筐体上側の内面)に設けられ、当該発光部によって発光されスリット525を通過した光を受光する受光部とを有する。このセンサにより、棒金の有無が検出される。
棒金ドロア506を棒金筐体505から引き出す際に、当該センサの受光部は棒金の移動に応じた形状の光波形を検知する。すなわち、受光部がスリット525を通過した光を検知した後、棒金ドロア506とともに引き出される棒金によって発光部の光が一旦遮断される。さらに棒金が引き出されると、発光部の光が再びスリット525を通過するようになり、受光部が光を検知する。棒金制御部502は、受光部が光を検知しなくなってから再び光を検知するまでの棒金ドロア506の引き出し量を、ロータリエンコーダで検知された回転変量から把握する。これにより棒金の直径が検出される。このようにして棒金の直径を検出することで、棒金の金種の把握することも可能である。
なお、棒金収納部520内の棒金の有無および金種を検知する手段としては、上記の方式に限定されない。例えば、各棒金収納部520に、棒金の有無や金種(材質)を検知するセンサを配置してもよい。
棒金筐体505には、棒金ドロア506を棒金筐体505に対して閉鎖位置に固定するロック部560(図3参照)が設けられている。また、本実施形態の棒金管理機500は、棒金筐体505に対して棒金ドロア506が開状態になっているか閉状態になっているかを検知する開閉検知部570(図3参照)も備えている。
棒金管理機500の棒金制御部502には、図3に示すように、インターフェース532、棒金検知部580、開閉検知部570、ロック部560等が接続されている。そして、棒金制御部502は、棒金検知部580、開閉検知部570、ロック部560等と信号の送受信を行い、これらを制御するように構成されている。
<硬貨処理機100>
次に、硬貨の入出金処理を行う硬貨処理機100の構成について説明する。
図1および図2に示すように、硬貨処理機100は、略直方体形状の硬貨筐体105と、硬貨筐体105の外部から硬貨を入金する硬貨入金部110と、硬貨筐体105内に設けられ、硬貨を金種別に収納するとともに収納された硬貨を繰り出す硬貨収納部160と、硬貨入金部110から入金された硬貨を1枚ずつ硬貨収納部160まで入金経路に沿って搬送する入金硬貨搬送部120と、入金経路に沿って設けられ、入金硬貨搬送部120により搬送される硬貨を識別する硬貨識別部150と、硬貨収納部160から繰り出された硬貨を出金経路に沿って搬送する出金硬貨搬送部180と、出金経路に繰り出されて出金硬貨搬送部180により搬送された硬貨を出金する硬貨出金部190とを備えている。
図1に示すように、硬貨筐体105の上面には、操作者が操作信号を入力したり操作者に所定の情報を表示したりするための操作表示部152が設けられている。この操作表示部152は、例えばタッチパネルで構成されており、操作表示部152に直接触れることで、操作者が操作信号を入力することが可能である。
図3に示すように、硬貨処理機100の上位制御部101には、インターフェース132と、操作表示部152と、様々な情報を記憶する記憶部155が接続されている。また、硬貨制御部102には、硬貨入金部110、入金硬貨搬送部120、硬貨識別部150、硬貨収納部160、出金硬貨搬送部180、硬貨出金部190、各部位に配置される振分部127、および各種の検知センサ125等が接続されている。
振分部127には、金種別に硬貨を振り分けるものや、リジェクト硬貨を振り分けるものなどがある。検知センサ125には、入金硬貨搬送部120等により搬送される硬貨が通過したことなどを検知するセンサや、硬貨収納部160がフル(満杯)状態であることを検知するセンサ等がある。これらのセンサは、例えば、光を発光する発光部と、発光部で発光された光を受光する受光部とを有する光学センサである。光学センサは、発光部から発光された光が硬貨で遮断されて受光部で受光されないようになることで、硬貨が受光部と発光部との間まで搬送されたことを検知する。一方、発光部から発光された光が硬貨で遮断されなくなり、再び受光部で発光部から発光された光を受光するようになることで、硬貨が受光部と発光部との間を通過したことを検知する。
また、上位制御部101は、操作表示部152および記憶部155等と信号の送受信を行い、これらを制御するように構成されている。
硬貨制御部102は、硬貨入金部110、入金硬貨搬送部120、硬貨識別部150、硬貨収納部160、補助収納部(精査庫)170、出金硬貨搬送部180、硬貨出金部190、振分部127および検知センサ125等と信号の送受信を行い、これらを制御するように構成されている。
<紙幣処理機200>
次に、紙幣の入出金処理を行う紙幣処理機200の構成について説明する。
図1および図2に示すように、紙幣処理機200は、略直方体形状の紙幣筐体205と、紙幣筐体205の外部から紙幣を入金する紙幣入金部210と、紙幣入金部210から入金された紙幣を搬送する紙幣搬送部(循環搬送路)220と、紙幣入金部210から入金された紙幣の金種等を識別する紙幣識別部250と、紙幣搬送部220で搬送された紙幣を金種別に収納するとともに収納された紙幣を繰り出す紙幣収納部260と、入金リジェクト紙幣や紙幣収納部260に収納されていた紙幣を出金するための紙幣出金部290とを備えている。このうち紙幣筐体205以外の構成要素は、後述する本体ユニット201に設けられている。
紙幣入金部210は、紙幣が入金されると駆動されて当該紙幣を紙幣筐体205内に一枚ずつ繰り出す入金紙幣操出部(図示せず)を有している。また、紙幣収納部260は、必要に応じて紙幣収納部260から紙幣を一枚ずつ繰り出す出金紙幣繰出部(図示せず)を有している。
また、図2に示すように、紙幣搬送部220には、回収処理を行う際に紙幣収納部260から繰り出された紙幣を収納する回収カセット235が連結されている。ある金種の紙幣収納部260がフル(満杯)状態またはニアフル(ほぼ満杯)状態である場合には、その紙幣収納部260に収納される金種の紙幣はオーバーフロー紙幣として回収カセット235に収納される。
また、図2に示すように、紙幣搬送部220には、例えば紙幣の2枚繰り出し等の搬送異常に起因して、紙幣収納部260から繰り出された紙幣が紙幣識別部250によって識別できない場合に、当該紙幣(出金リジェクト紙幣)を収納する出金リジェクト部230が連結されている。
図3に示すように、紙幣処理機200の紙幣制御部202には、インターフェース232、紙幣入金部210、紙幣搬送部220、出金リジェクト部230、紙幣識別部250、紙幣収納部260、紙幣出金部290等が接続されている。そして、紙幣制御部202は、紙幣入金部210、紙幣搬送部220、紙幣識別部250、紙幣収納部260、紙幣出金部290等と信号の送受信を行い、これらを制御するように構成されている。
図4(1)に示すように、本体ユニット201は、紙幣筐体205に対して引出可能に設けられている。この本体ユニット201のように貨幣処理装置の筐体の内部に設けられたユニットのことを、本明細書では「内部ユニット」または単に「ユニット」という。内部ユニットには、他にも、貨幣の収納部を有する収納ユニットや、貨幣の識別部を有する識別ユニット等がある。
本体ユニット201の後部には、紙幣収納部260が設けられている。紙幣収納部260の側面には、鍵挿入部Aが設けられている。操作者が紙幣収納部260の鍵を鍵挿入部Aに挿入して解錠することにより、図4(2)に示すように、紙幣収納部260の扉261が開く。これにより、操作者は、紙幣収納部260内へアクセス可能となり、内部に詰まった紙幣を取り除く等のメンテナンス作業を行うことができるようになる。
<異常対応情報データベース>
ここで、異常対応情報データベースについて説明する。この異常対応情報データベースは、貨幣処理装置において貨幣詰まり等のメンテナンスを要する事象が発生した際に、対処方法や当該事象のメンテナンスに必要な用品(以下、「必要用品」、「必要部材」または単に「用品」ともいう。)を検索するために用いられる。
異常対応情報データベースは、メンテナンスを要する事象を示す事象情報と、その事象のメンテナンスに必要な用品(部材,道具)を示す用品情報とを関連付けて記憶している。異常対応情報データベースは、貨幣処理装置の記憶部(例えば記憶部155)、POSレジスタ300の記憶部355、またはサーバ400等に格納されている。
図5は、異常対応情報データベースの一例を示している。このデータベースは、事象情報として、発生した事象の種別(事象種別)および発生箇所を格納している。事象種別には、「紙幣詰まり」、「フル、ニアフル」、「センサ汚れ」等がある。
また、図5の異常対応情報データベースは、用品情報として、事象情報ごとに必要用品の名称を格納している。必要用品には、紙幣収納部260を開放するための鍵(収納庫鍵)、回収カセット235を開放するための鍵(回収カセット鍵)、検知センサ125を清掃するための清掃用品等がある。なお、メンテナンスに用品を必要としない事象については、異常対応情報データベースの用品情報には何も格納されないか、あるいは必要用品が無い旨を示す情報が格納される。
異常対応情報データベースは、図5に示すように、発生事象を解除するための対処方法を事象情報と関連付けて記憶してもよい。この対処方法は、例えば、メンテナンス作業の操作ガイダンスを表示するために使用される。
図6は、変形例に係る異常対応情報データベースの一部を示している。この例では、異常対応情報データベースは、用品情報と関連付けて用品管理情報を記憶している。この用品管理情報は、図6に示すように、必要用品の保管場所および/または管理者を示す情報である。保管場所の情報は、例えば、店舗の事務所、サービスカウンター、各階の従業員控え室などである。管理者を示す情報は、管理者名(例えば○○主任、△△リーダ、店長等)である。なお、管理者を示す情報は、管理者の連絡先情報(電話番号、電子メールのアドレス等)でもよい。
なお、貨幣処理システム1は、異常対応情報データベースの用品管理情報を設定または変更するための登録情報を受け付ける登録情報受付手段を備えてもよい。この登録情報受付手段は、例えば操作表示部152により実現される。操作表示部152は操作者から登録情報(必要用品の管理場所、管理者、連絡先等)を受け付ける。そして、上位制御部101は、登録情報受付手段が受け付けた登録情報に基づいて異常対応情報データベースの用品管理情報の設定または変更を行う。これにより、POSレジスタ300および貨幣処理装置が店舗に設置された後、店舗において用品管理情報を設定することができる。また、必要用品の保管場所や管理者が変わった際に、店舗において用品管理情報を変更することができる。
登録情報受付手段は、POSレジスタ300側に設けられてもよい。例えば、操作部304が登録情報を受け付け、POS制御部306が受け付けた登録情報に基づいて異常対応情報データベースの用品管理情報の設定または変更を行うようにしてもよい。
登録情報受付手段は、POSレジスタ300や貨幣処理装置(硬貨処理機100,紙幣処理機200)と通信可能な情報端末(スマートフォン、タブレット端末、パソコン等)であってもよい。例えば、登録情報受付手段として機能するスマートフォンは、ユーザにより入力された登録情報を貨幣処理装置に送信し、上位制御部101はスマートフォンから受信した登録情報に基づいて用品管理情報の設定または変更を行ってもよい。
<用品特定手段>
次に、必要用品を特定するための用品特定手段について説明する。用品特定手段は、貨幣処理装置または管理装置(POSレジスタ300等)に設けられる。より具体的には、用品特定手段は、上位制御部101、硬貨制御部102、紙幣制御部202またはPOS制御部306等により実現され、上記の異常対応情報データベースにアクセスすることが可能である。
用品特定手段は、メンテナンスを要する事象が発生した際に、発生した事象をキーにして異常対応情報データベースを検索し、その事象のメンテナンスに必要な用品を特定するように構成されている。例えば、紙幣収納部260の光学センサが紙幣詰まりを検知した場合、紙幣制御部202が、紙幣収納部260の紙幣詰まりという事象情報をキーにして異常対応情報データベースを検索し、当該事象に対応する必要用品を特定する。
<報知手段>
次に、用品特定手段により特定された必要用品を報知する報知手段について説明する。報知手段は、貨幣処理装置または管理装置(POSレジスタ300等)に設けられ、用品特定手段により特定された用品を報知する。本実施形態では、硬貨処理機100の操作表示部152が報知手段として機能する。例えば、操作表示部152は、「収納庫の鍵を準備してください」とのメッセージを表示する。
例えば、検知センサ125が紙幣収納部260の紙幣詰まりを検知した場合、上位制御部101が用品特定手段として機能して当該事象のメンテナンスに必要な用品を特定する。そして、上位制御部101は、特定した用品を操作表示部152に表示させる。あるいは、紙幣制御部202が用品特定手段として機能して用品を特定し、特定された用品情報が紙幣制御部202から上位制御部101に送信されるようにしてもよい。
なお、POSレジスタ300の表示部302および/または表示部302aを報知手段として機能させてもよい。POSレジスタ300の表示部302,302aは操作表示部152よりも大きく、見やすい位置にあるため、メッセージの視認性を向上させることができる。これにより、操作者は、発生事象のメンテナンスに必要な用品をより容易に認識することができる。
POSレジスタ300に用品情報を表示させる場合、以下の各方法を取りうる。一つ目の方法では、上位制御部101がPOSレジスタ300に事象情報を送信し、POS制御部306が、用品特定手段として機能して必要用品を特定し、特定した用品を表示部302に表示させる。二つ目の方法では、上位制御部101が、用品特定手段として機能して必要用品を特定し、用品情報をPOSレジスタ300に送信する。POS制御部306は、上位制御部101から受信した用品情報を表示部302に表示させる。三つ目の方法では、硬貨制御部102または紙幣制御部202が、用品特定手段として機能して必要用品を特定し、上位制御部101を介して用品情報をPOSレジスタ300に送信する。POS制御部306は、上位制御部101から受信した用品情報を表示部302に表示させる。
なお、報知手段は、タッチパネルや液晶ディスプレイ等の表示手段に限らず、スピーカやプリンタ等であってもよい。スピーカの場合、報知手段は、「紙幣の収納庫に紙幣詰まりが発生しました。エラーの解除作業に収納庫の鍵が必要です。」、「収納庫鍵を準備してください。」等の音声メッセージを出力する。
また、報知手段は、貨幣処理装置に設けられてもよいし、貨幣処理装置の管理装置(POSレジスタ300、入出金機の管理用パソコン等)に設けられてもよい。あるいは、報知手段は、POSレジスタ300または貨幣処理装置と通信可能な情報端末(スマートフォン、タブレット端末、パソコン等)に設けられてもよい。
次に、図7のフローチャートを参照して、本実施形態に係る貨幣処理装置(ここでは紙幣処理機200)のメンテナンス方法について説明する。
まず、上位制御部101が、事象の発生を検出したか否かを判定し(ステップS1)、事象の発生を検出した場合にはステップS2に進む。なお、事象の発生は、機内に配置されるセンサ類(検知センサ125等)を用いて検出される。例えば、正常処理時の検知パターンと異常処理時の検知パターンを予め記憶部155等に記憶しておき、上位制御部101は、センサ類の検知結果と記憶部の検知パターンとを比較することで発生事象を特定する。また、異常パターンを検知したセンサから、事象の発生箇所を特定する。
事象の発生を検出すると、用品特定手段が、異常対応情報データベースにアクセスして、発生した事象のメンテナンスに必要な用品を特定する(ステップS2)。より詳しくは、用品特定手段が、メンテナンスを要する事象が発生した際に、発生した事象をキーにして異常対応情報データベースを検索し、その事象のメンテナンスに必要な用品を特定する。なお、事象への対処方法が格納された異常対応情報データベース(図5参照)を用いて、発生した事象への対処方法を特定してもよい。
次に、上位制御部101が、メンテナンスに必要な用品があるかどうかを判定し(ステップS3)、必要用品がある場合にはステップS4に進み、そうでない場合にはステップS5に進む。
メンテナンスに必要な用品がある場合(ステップS3:Yes)、報知手段が、必要用品を準備する旨を含む操作ガイダンスを報知する(ステップS4)。例えば、操作表示部152は、図8に示すように、「収納庫の鍵を準備してください」とのメッセージを表示する。操作者により本体ユニット201が引き出されてそのことが検出されると、操作表示部152は、図9(1)の画面を表示する。
なお、図8に示すように、報知手段は、発生した事象とともに、特定された用品を報知する。図8では、操作表示部152は、発生した事象として、「紙幣部 収納庫駆動異常」というメッセージを表示するとともに、「収納庫の鍵を準備してください」というメッセージを表示する。これにより、操作者は発生事象と同時に必要用品を把握することができ、直ちに必要用品の準備に取りかかることができる。
また、報知手段は、特定された用品を含む操作ガイダンスを、文章(メッセージ)やイラストで報知してもよい。例えば、操作表示部152は、図8に示すように、「収納庫の鍵を準備してください」というメッセージとともに、「[消音]を押してブザーを止めます」、「紙幣部を引き出します」という操作ガイダンスを表示する。加えて、操作表示部152は、紙幣部を引き出す状態を示すイラストを表示する。
一方、メンテナンスに必要な用品がない場合(ステップS3:No)、報知手段が、必要用品を準備する旨を含まない操作ガイダンスを報知する(ステップS5)。例えば、操作表示部152は、図8から「収納庫の鍵を準備してください」というメッセージを除いた画面に相当する画面を表示する。
操作者は、操作表示部152に表示された操作ガイダンスに従って、発生事象の解除処理を行う。操作ガイダンスはメンテナンス作業の進行に伴って切り替わる。すなわち、図8の画面を見た操作者は、収納庫の鍵を準備し、その後、紙幣筐体205から紙幣部(前述の本体ユニット201に相当)を引き出す。そして、操作者によって本体ユニット201が引き出されたことが検知されると、図9(1)の画面が操作表示部152に表示される。操作者は、準備しておいた鍵を用いて紙幣収納部260の扉261を開く。そして、扉261が開放されたことが検知されるか、または、操作者により「次手順」ボタンが押されると、図9(2)の画面が操作表示部152に表示される。操作者は、装置内に配置される所定のハンドル(緑のハンドル)を所定の場所(「18」の場所)に取り付ける。そして、操作者が「次手順」ボタンを押すと、図9(3)の画面が操作表示部152に表示される。操作者は、画面内の「18」で指示されたハンドルを回して紙幣搬送部220を動作させることで、紙幣収納部260内や紙幣搬送部220上の紙幣やごみを取り除く。
その後、操作者は本体ユニット201を元の状態に戻す。本体ユニット201が元に戻されると、操作表示部152は、図10(1)に示すように、「リセット」ボタンの押下を求める画面を表示する。そして、操作者が「リセット」ボタンを押すと、リセット処理が行われ、その後、上位制御部101が、事象が解除されたかどうかを判定する(ステップS6)。
事象が解除された場合(ステップS6:Yes)、紙幣処理機200は待機状態に復旧する(ステップS7)。例えば、操作表示部152は、図10(2)に示すように、金種別の在高情報を示す待機画面を表示する。一方、事象が解除されない場合(ステップS6:No)、操作者による強制終了操作を受けたかどうかを上位制御部101が判定し(ステップS8)、強制終了操作を受けた場合にはメンテナンス処理を終了する。この場合、その場での復旧が困難であると判断して、取引を停止することになる。
上記のように、本実施形態では、メンテナンスを要する事象が発生した際に、発生した事象をキーにして異常対応情報データベースを検索し、その事象のメンテナンスに必要な用品を特定し、特定された用品を報知する。このように事象発生時に必要用品を報知することで、操作者はメンテナンス作業を開始する前に必要用品を準備することができる。すなわち、操作者は、メンテナンスに必要な用品を準備してからメンテナンス作業を開始することができる。これにより、操作者はメンテナンスの途中で用品を取りに行くことがなくなり、メンテナンス作業が途中で中断されることが防止される。よって、本実施形態によれば、メンテナンス時における貨幣処理装置の操作性を向上させることができる。
さらに、報知手段が必要用品を報知するため、操作者はメンテナンスに必要な用品を容易に認識でき、必要用品の取得に手間取ることがなくなる。よって、本実施形態によれば、事象の発生から復旧までに要する時間を短縮することができる。
以下、本実施形態の変形例について説明する。
上記のメンテナンス方法の説明では、本体ユニット201が引き出されたことが検出されたことを条件に、図8の画面から図9(1)の画面に遷移したが、これに限られない。例えば、必要用品の準備を促すメッセージ(「収納庫の鍵を準備してください」等)とともに、『OK(承認)』ボタンを表示し、該ボタンが操作者によって押下されることを条件に、次の画面に移行するようにしてもよい。これにより、メンテナンスに鍵(必要部材)が必要であることが、操作者に確実に伝えられる。
報知手段は、メンテナンスに必要な用品を報知する際、用品とともに、用品の保管場所を報知してもよい。これにより、操作者は用品の保管場所を自分で調べる必要がなくなり、必要用品を取得するまでの時間(ダウンタイム)が短縮される。その結果、事象の発生から復旧までに要する時間をさらに短縮することができる。また、報知手段は、用品の保管場所に代えて、または用品の保管場所とともに、当該用品の管理者の情報を用品と併せて報知してもよい。
この場合、用品特定手段は、ステップS2において、特定された用品の用品管理情報を取得する。より詳しくは、用品特定手段は、用品管理情報を含む異常対応情報データベース(前述の図6参照)にアクセスして、用品管理情報を取得する。なお、用品管理情報の取得は、ステップS3とステップS4の間で行ってもよい。その後、報知手段は、ステップS4において、特定された用品とともに、その用品の保管場所および/または管理者を報知する。例えば、操作表示部152は、図11に示すように、特定された用品とともに、当該用品の保管場所および管理者を表示する。
また、報知手段は、異常対応情報データベースに格納された連絡先情報に基づいて、管理者に当該用品が必要である旨を報知してもよい。例えば、用品管理情報に管理者の電子メールのアドレスが設定されている場合、上位制御部101はインターフェース132を介して管理者の携帯端末にメッセージ(「○○番のレジで収納庫の紙幣詰まりが発生しました。収納庫鍵が必要です。」等)を含む電子メールを送信する。これにより、管理者は、発生事象および必要用品を速やかに認識できるとともに、必要用品を探したり、店舗に届けたりすることができる。
また、報知手段は、発生した事象および特定された用品を印字して出力してもよい。例えば、POSレジスタ300の印字部370が報知手段として機能し、必要用品の情報を含む発生事象情報(エラー内容、発生日時、発生場所(号機)等)を紙に印字して出力する。これにより、例えば、レジ店員等の操作者が印字された紙を用品の管理者に持って行き、管理者がそれを確認した後、用品をレジ店員に手渡すといった運用が可能になり、その結果、セキュリティを向上させることができる。
また、前述の図8の例では、報知手段は発生事象とともに必要用品を報知したが、これに限られない。例えば、図12(1)に示すように、発生事象の報知画面では「必要用品」ボタンを表示しておき、操作者が当該ボタンを押してから初めて、図12(2)に示すように必要用品に関する情報(用品の名称等)を表示するようにしてもよい。
貨幣処理装置のメンテナンスは、上記のように、例えば、内部ユニットの開放を伴う作業であり、必要用品は内部ユニットを開放するための鍵である。メンテナンスはこれに限られず、例えば、貨幣処理装置内に設けられた所定の部位(センサー等)を清掃する作業であり、この場合、必要用品は当該部位を清掃するための清掃用品である。
上記の実施形態では、釣銭機を例に説明したが、本発明が適用される貨幣処理装置は、これに限られず、例えば、店舗のバックヤードに設置される入出金機であってもよい。図13(1),(2)は入出金機の一例を示している。この入出金機は、硬貨処理機100A、紙幣処理機200A、および貨幣収納部40を備えている。硬貨処理機100Aと紙幣処理機200Aは筐体11内に並んで設けられている。
硬貨処理機100Aは、図13(1)に示すように、硬貨投入口31と、硬貨返却口32と、プリンタ43とを有する。紙幣処理機200Aは、紙幣投入口21と、紙幣リジェクト口22と、紙幣返却口23と、扉24と、紙幣ステージ28と、表示部44と、操作部45と、カードリーダ46とを有する。
また、筐体11内には、図13(2)に示すように、紙幣を搬送する搬送部25、紙幣を識別する識別部26、紙幣収納部27、搬送された紙幣を集積状態で保留する紙幣保留部29、および、紙幣保留部29に保留された紙幣を収納する紙幣収納カセット41が設けられている。
紙幣収納部27は、金種別に紙幣を収納するとともに収納した搬送部25に繰り出すリサイクル式の収納部である。この紙幣収納部27は、前述の紙幣処理機200の紙幣収納部260と同様、鍵を用いて扉を開閉することで内部にアクセスできるようになっている。また、紙幣収納部27は、紙幣処理機200Aから取り外す場合にも鍵が必要である。紙幣収納部27で紙幣詰まり等の事象が発生した場合、報知手段は、メンテナンス作業前に鍵(扉開放用の鍵、取り外し用の鍵)の準備を促すメッセージを報知する。
また、識別部26についても、内部のメンテナンス作業を行うためには、蓋を開放するための鍵が必要である。識別部26でセンサ汚れ等の事象が発生した場合、報知手段は、メンテナンス作業前に鍵およびセンサの清掃用品の準備を促すメッセージを報知する。これにより、操作者は、必要部材である鍵を準備した上で、紙幣処理機200Aのカバーを開放してメンテナンス作業を開始することができる。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した実施形態に限定されるものではない。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1 貨幣処理システム
100,100A 硬貨処理機
101 上位制御部
102 硬貨制御部
105 硬貨筐体
110 硬貨入金部
150 硬貨識別部
155 記憶部
152 操作表示部
160 硬貨収納部
190 硬貨出金部
200,200A 紙幣処理機
201 本体ユニット
205 紙幣筐体
210 紙幣入金部
260 紙幣収納部
261 扉
290 紙幣出金部
300 POSレジスタ
302 表示部
302a (追加の)表示部
304 操作部
306 POS制御部
355 記憶部
400 サーバ
500 棒金管理機
A 鍵挿入部

Claims (13)

  1. メンテナンスを要する事象を示す事象情報と、その事象のメンテナンスに必要な用品を示す用品情報とを関連付けて記憶する異常対応情報データベースにアクセス可能であり、メンテナンスを要する事象が発生した際に、前記発生した事象をキーにして前記異常対応情報データベースを検索し、その事象のメンテナンスに必要な用品を特定する用品特定手段と、
    前記特定された用品を報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする貨幣処理装置。
  2. 前記報知手段は、前記発生した事象とともに、前記特定された用品を報知することを特徴とする請求項1に記載の貨幣処理装置。
  3. 前記報知手段は、前記特定された用品を含む操作ガイダンスを報知することを特徴とする請求項1または2に記載の貨幣処理装置。
  4. 前記異常対応情報データベースは、前記用品の保管場所および/または管理者を示す用品管理情報を前記用品情報と関連付けて記憶し、
    前記用品特定手段は、前記特定された用品の用品管理情報を取得し、
    前記報知手段は、前記特定された用品とともに、その用品の保管場所および/または管理者を報知することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の貨幣処理装置。
  5. 前記用品管理情報を設定または変更するための登録情報を受け付ける登録情報受付手段をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の貨幣処理装置。
  6. 前記用品管理情報は、前記用品の管理者の連絡先情報を含み、
    前記報知手段は、前記連絡先情報に基づいて、前記管理者に前記用品が必要である旨を報知することを特徴とする請求項4または5に記載の貨幣処理装置。
  7. 前記報知手段は、前記発生した事象および前記特定された用品を印字して出力することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の貨幣処理装置。
  8. 前記メンテナンスは、前記貨幣処理装置に設けられたユニットの開放を伴う作業であり、前記用品は、前記ユニットを開放するための鍵であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の貨幣処理装置。
  9. 前記メンテナンスは、前記貨幣処理装置内に設けられた所定の部位を清掃する作業であり、前記用品は、前記部位を清掃するための清掃用品であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の貨幣処理装置。
  10. 貨幣処理装置と、前記貨幣処理装置を管理する管理装置とを含む貨幣処理システムであって、
    メンテナンスを要する事象を示す事象情報と、その事象のメンテナンスに必要な用品を示す用品情報とを関連付けて記憶する異常対応情報データベースにアクセス可能であり、メンテナンスを要する事象が発生した際に、前記発生した事象をキーにして前記異常対応情報データベースを検索し、その事象のメンテナンスに必要な用品を特定する、用品特定手段と、
    前記特定された用品を報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする貨幣処理システム。
  11. 通信可能に接続された貨幣処理装置と管理装置によって、
    メンテナンスを要する事象を示す事象情報と、その事象のメンテナンスに必要な用品を示す用品情報とを関連付けて記憶する異常対応情報データベースにアクセス可能であり、メンテナンスを要する事象が発生した際に、前記発生した事象をキーにして前記異常対応情報データベースを検索し、その事象のメンテナンスに必要な用品を特定する用品特定手段と、
    前記特定された用品を報知する報知手段と、
    を備えた貨幣処理システムを構成するために、
    上記手段の少なくとも1つを備えることを特徴とする貨幣処理装置。
  12. 通信可能に接続された貨幣処理装置と管理装置によって、
    メンテナンスを要する事象を示す事象情報と、その事象のメンテナンスに必要な用品を示す用品情報とを関連付けて記憶する異常対応情報データベースにアクセス可能であり、メンテナンスを要する事象が発生した際に、前記発生した事象をキーにして前記異常対応情報データベースを検索し、その事象のメンテナンスに必要な用品を特定する用品特定手段と、
    前記特定された用品を報知する報知手段と、
    を備えた貨幣処理システムを構成するために、
    上記手段の少なくとも1つを備えることを特徴とする管理装置。
  13. メンテナンスを要する事象を示す事象情報と、その事象のメンテナンスに必要な用品を示す用品情報とを関連付けて記憶する異常対応情報データベースを用いた、貨幣処理装置のメンテナンス方法であって、
    メンテナンスを要する事象が発生した際に、前記発生した事象をキーにして前記異常対応情報データベースを検索し、その事象のメンテナンスに必要な用品を特定するステップと、
    前記特定された用品を報知するステップと、
    を備えることを特徴とする貨幣処理装置のメンテナンス方法。
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