JP2011158082A - チェーンテンショナ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】チェーンを摺動させる帯状の摺動面部と前記チェーンが前記摺動面部から外れる事が無いように前記摺動面部の幅方向両側に設けられた側壁部とを備えたゴム状弾性材製の本体部と、前記本体部と一体化された帯状の補強板と、前記補強板の一端側に設けた、ハウジング側に揺動自在に保持する為の取付部と、前記取付部から離れた位置であって、前記摺動面部の裏面側に、前記摺動面部を前記チェーン側に押付けるテンショナリフタのプッシュロッドが当接する受部が設けられているチェーンテンショナにおいて、前記受部の前記プッシュロッドが当接する領域に、前記補強板から前記摺動面部に沿って伸びる突起を設けると共に、前記突起を覆う様にゴム状弾性材製の被覆層を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
また、本発明は、動力伝達手段として使用されるチェーンの張りを緊張させるためのチェーンテンショナに関するものである。
すなわち図4は、内燃機関のカムチェーン室を通る縦断面図であり、図の左方が前方である。
クランク軸10およびドライブスプロケット11は図の矢印の方向へ回転する。
カムチェーン20を介して駆動されるドリブンスプロケット31およびカムシャフト30は矢印の方向へ回転させられる。
ドライブスプロケット11によって引っ張られる側のカムチェーン20に沿って、このカムチェーン20を案内するチェーンガイド40が設けてあり、カムチェーン室を構成しているハウジング50側に固定されている。
チェーンガイド40のカムチェーン20と摺動する側の断面は、略カムチェーン20の幅に相当する凹溝となっており、カムチェーン20はその溝底を摺動する。
このチェーンテンショナ90は、その下端部の取付部400を中心として揺動可能に支持されている。
ハウジング50を貫通してテンショナリフタ70が設けられ、チェーン室内部に突出したプッシュロッド71の先端でカムチェーンテンショナ20に設けた受部800を押し、押されたチェーンテンショナ90がカムチェーン20を押して、カムチェーン20の弛みが防止されている。
チェーンテンショナ90の摺動面部100は、カムチェーン20の撓みの形に湾曲
成型され、そのチェーンテンショナ90の摺動部100側の断面は、ほぼカムチェーン20の幅に相当する凹溝となっており、カムチェーン20はその溝底を摺動する。
すなわち、カムチェーン20が摺動面部100から外れる事が無いように摺動面部100の幅方向両側に側壁部200を設ける構成としている。
この結果、チェーンテンショナ90の応答性能(レスポンス)が悪くなる問題を惹起した。
また、この点を改良したチェーンテンショナとして、受け部における補強板の厚みを厚くして、ゴム層の厚みを薄くする態様が提案されたが、応答性能は向上するが、ゴム層の厚みが薄くなった分、応力緩和機能が低下するため、早期に割れや剥がれといった損傷が発生した。
請求項1記載の発明のチェーンテンショナによれば、応答性能(レスポンス)が良好で、かつ良好な応力緩和機能を備えたチェーンテンショナを提供出来る。
請求項2記載の発明のチェーンテンショナによれば、全体の形状をコンパクトに出来る。
請求項4記載の発明のテンショナによれば、被覆層の剥がれを防止できると共に、応力緩和機能を最大限に発揮出来る。
請求項6記載の発明のチェーンテンショナによれば、応答性能(レスポンス)と、応力緩和機能とのバランスが良好である。
請求項8記載の発明のチェーンテンショナによれば、成形コストを低く抑える事が出来る。
本発明のチェーンテンショナは、具体的には、図4に示す形で使用される。
すなわち図4は、内燃機関のカムチェーン室を通る縦断面図であり、図の左方が前方である。
クランク軸10およびドライブスプロケット11は図の矢印の方向へ回転する。
カムチェーン20を介して駆動されるドリブンスプロケット31およびカムシャフト30は矢印の方向へ回転させられる。
ドライブスプロケット11によって引っ張られる側のカムチェーン20に沿って、このカムチェーン20を案内するチェーンガイド40が設けてあり、カムチェーン室を構成しているハウジング50側に固定されている。
チェーンガイド40のカムチェーン20と摺動する側の断面は、略カムチェーン20の幅に相当する凹溝となっており、カムチェーン20はその溝底を摺動する。
このチェーンテンショナ90は、その下端部の取付部400を中心として揺動可能に支持されている。
ハウジング50を貫通してテンショナリフタ70が設けられ、チェーン室内部に突出したプッシュロッド71の先端でカムチェーンテンショナ20に設けた受部800を押し、押されたチェーンテンショナ90がカムチェーン20を押して、カムチェーン20の弛みが防止されている。
また、受部8は、補強板3の窪み部31に設け、被覆層82の摺動面部1に沿った方向の両端には、逃げ隙間83、83が設けられている。
このことにより、ゴム状弾性材製の被覆層が変形する際の、ゴムの逃げ部が確保される為、更に良好な応力緩和機能が維持できる。
更に、被覆層82の被覆層82と補強板3との接合部近傍には、凹部84が設けられている。
このことにより、ゴム状弾性材製の被覆層82を補強板3に一体成形する際の、ヒケによる剥がれを防止できる。
このことにより、応答性能(レスポンス)と、応力緩和機能とのバランスが良好である。
また被覆層82と本体部6とは、同一のゴム状弾性材により一体成されている。
この被覆層82と本体部6を構成しているゴム状弾性材は、各種のゴム材が適宜選択して用いられるが、内燃機関内で使用される環境では、耐熱性のゴム材であると共にエンジンオイルに対する耐油性も備えたゴム材が選択されるが、ニトリルゴム、アクリルゴムが好適に用いられる。
このことにより、ゴム状弾性材製の被覆層82の耐久性能を更に高められる。
また、補強板3は、金属材製や樹脂材製のものが適宜選択して用いられるが、耐熱性や変形が少ないことから、金属材製が好ましい。
また、この種チェーンテンショナ9は、図4に示す内燃機関のカムチェーン用に、好適に使用される。
2 側壁部
3 補強板
4 取付部
6 本体部
8 受部
9 チェーンテンショナ
81 突起
82 被覆層
83 逃げ隙間
84 凹部
85 フッ素樹脂皮膜層
Claims (9)
- チェーン(20)を摺動させる帯状の摺動面部(1)と前記チェーン(20)が前記摺動面部(1)から外れる事が無いように前記摺動面部(1)の幅方向両側に設けられた側壁部(2)とを備えたゴム状弾性材製の本体部(6)と、前記本体部(6)と一体化された帯状の補強板(3)と、前記補強板(3)の一端側に設けた、ハウジング側に揺動自在に保持する為の取付部(4)と、前記取付部(4)から離れた位置であって、前記摺動面部(1)の裏面側に、前記摺動面部(1)を前記チェーン(20)側に押付けるテンショナリフタ(70)のプッシュロッド(71)が当接する受部(8)が設けられているチェーンテンショナ(9)において、
前記受部(8)の前記プッシュロッド(71)が当接する領域に、前記補強板(3)から前記摺動面部(1)に沿って伸びる突起(81)を設けると共に、前記突起(81)を覆う様にゴム状弾性材製の被覆層(82)を設けたことを特徴とするチェーンテンショナ。 - 前記受部(8)が、前記補強板(3)の窪み部(31)に設けられていることを特徴とする請求項1記載のチェーンテンショナ。
- 前記被覆層(82)の前記摺動面部(1)に沿った方向の両端において、逃げ隙間(83)、(83)を設けたことを特徴とする請求項2記載のチェーンテンショナ。
- 前記被覆層(82)が、前記補強板(3)の幅方向全体に一体接合していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のチェーンテンショナ。
- 前記被覆層(82)の前記被覆層(82)と前記補強板(3)との接合部近傍に凹部(84)を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のチェーンテンショナ。
- 前記突起(81)における前記被覆層(82)の厚さ(X)は、前記突起(81)の高さ(Y)よりも小さいことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のチェーンテンショナ。
- 前記突起(81)の幅(A)は、前記補強板(3)の幅(B)の約半分であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のチェーンテンショナ。
- 前記被覆層(82)と前記本体部(6)とが、同一のゴム状弾性材により一体成形されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のチェーンテンショナ。
- 前記被覆層(82)の表面にフッ素樹脂皮膜層(85)を設けたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のチェーンテンショナ。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013119938A (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-17 | Nok Corp | テンショナ |
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JPH0640357Y2 (ja) * | 1989-07-11 | 1994-10-19 | 本田技研工業株式会社 | チエンテンショナー |
JP2540896Y2 (ja) * | 1991-04-11 | 1997-07-09 | 株式会社椿本チエイン | チェーン等のテンショナ装置 |
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2010
- 2010-02-04 JP JP2010022809A patent/JP5541494B2/ja active Active
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