JP2013124759A - スプロケット - Google Patents

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JP2013124759A JP2011275552A JP2011275552A JP2013124759A JP 2013124759 A JP2013124759 A JP 2013124759A JP 2011275552 A JP2011275552 A JP 2011275552A JP 2011275552 A JP2011275552 A JP 2011275552A JP 2013124759 A JP2013124759 A JP 2013124759A
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Makoto Kawase
誠 川瀬
Kazushi Saito
和史 斎藤
Hidekazu Niwa
秀和 丹羽
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Nok Corp
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Abstract

【課題】長期間に渡り静音性能が良好で、ゴム状弾性材製の被覆層がスプロケットの歯部から抜け落ちる心配の無いスプロケットを提供することを目的とする。
【解決手段】スプロケット1の歯部全体を覆うゴム状弾性材製の被覆層3を設けてなるスプロケット1において、チェーン4のローラ41が当接する前記歯部の傾斜面21に前記ローラ41の曲率と同一の曲率の曲面部221を備えた窪み部22を形成すると共に、前記被覆層3に前記窪み部22の前記曲面部221に対応する曲面部321を形成したことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、スプロケットに関する。
また、本発明は、電動アシスト自転車、普通自転車自動車等に幅広く利用されている動力伝達手段としてチェーンと共に使用されるスプロケットに関するものである。
更にまた、本発明は、バイクまたは産業用機械等に幅広く利用されている動力伝達手段としてチェーンと共に使用される振動または騒音の発生を極力抑えたスプロケットに関するものである。
従来、スプロケットとチェーンの接触に伴う振動または騒音の発生を極力抑えるようにしたスプロケットとしては、ゴム材を歯形形状から少し突出させて、歯車の側面に固定した発明や、歯車に樹脂層一体形成した発明が提案されたが(特許文献1)、チェーンが直接歯車に当接したり、緩衝部材の一部が早期に摩耗して、振動または騒音の発生を抑える効果は不十分であった。
この為、図7に示す様に、スプロケット100の歯部200全体を覆うゴム状弾性材製の被覆層300を設ける構成としている。
そして、このスプロケット100には、チェーン400が巻き掛けされ、チェーン400のローラ410が、歯部200の傾斜面210に当接する態様としている。
この様な構成とする事により、使用の初期段階においては、振動または騒音の発生を抑える効果は十分であった。
しかし、図7からも明らかの様に、ローラ410と被覆層300とは、線接触状態に近い狭い領域で繰り返し接する為、ローラ410と接する被覆層300の部位が早期に摩耗損傷する問題を招来した。
また、歯部200は、窪み部が無い、先端に向かって先細りとなる傾斜面210となっている為、被覆層300が歯部200から抜け落ちる問題も惹起した。
た。
実開昭63−196859号公報 特開平8−285051号公報
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、長期間に渡り静音性能が良好で、ゴム状弾性材製の被覆層がスプロケットの歯部から抜け落ちる心配の無いスプロケットを提供することを目的とする。
本発明のスプロケットは、スプロケットの歯部全体を覆うゴム状弾性材製の被覆層を設けてなるスプロケットにおいて、チェーンのローラが当接する前記歯部の傾斜面に前記ローラの曲率と同一の曲率の曲面部を備えた窪み部を形成すると共に、前記被覆層に前記窪み部の前記曲面部に対応する曲面部を形成したことを特徴とする。
本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
請求項1記載の発明のスプロケットによれば、長期間に渡り静音性能が良好で、ゴム状弾性材製の被覆層がスプロケットの歯部から抜け落ちる心配が無い。
請求項2記載の発明のスプロケットによれば、被覆層が摩耗・損傷した場合、被覆層のみを交換出来る為、経済的である。
請求項3記載の発明のスプロケットによれば、被覆層の耐久性を向上させる事が出来る。
請求項4記載の発明のスプロケットによれば、スプロケットに加えられる駆動力が一方向の場合に有効である。
本発明の第1実施形態に係るスプロケットの斜視図。 図1のスプロケットに被覆層を被せる前のスプロケットの斜視図。 図1に使用した被覆層の斜視図。 図1のスプロケットにチェーンが巻き掛けされた状態の部分拡大側面図。 本発明の第2実施形態に係るスプロケットの部分拡大側面図。 本発明の第3実施形態に係るスプロケットの部分拡大側面図。 従来技術に係るスプロケットにチェーンが巻き掛けされた状態の部分拡大側面図。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図に基づき説明する。
<第1実施形態>
図1乃至図4において、本発明に係るスプロケット1は、スプロケット1の歯部2全体を覆うゴム状弾性材製の被覆層3を設ける構成としている。
そして、図4に示す様に、チェーン4のローラ41が当接する歯部2の傾斜面21にローラ41の曲率と同一の曲率の曲面部221を備えた窪み部22を形成すると共に、被覆層3に窪み部22の曲面部221に対応する曲面部321を形成する態様としている。
この為、チェーン4のローラ41と被覆層3の曲面部321とは面接触状態が達成できる為、ローラ41と被覆層3との間の応力を緩和出来る為、長期間に渡り良好な静音性能が維持出来る。
また、一枚の歯部2の両面に窪み部22が存在する為、ゴム状弾性材製の被覆層3がスプロケット1の歯部2から抜け落ちることを抑止出来る。
更に、被覆層3は、図3に示す様に、歯部2とは別体に、環状の一体品として製作しておき、図2に示す歯部2に被せて、図1のスプロケット1を形成しても良く、図2に示す歯部2に接着剤を塗布せず、歯部2に被覆層3を一体成形する事も可能である。
何れの態様であっても、被覆層3を歯部2から取除く事が容易である為、被覆層3が摩耗・損傷した場合、被覆層3のみを交換出来る為、経済的である。
<第2実施形態>
ついで、図5に基づき、本発明の第2実施形態に係るスプロケットを説明する。
先に説明した第1実施形態に係るスプロケット1と相違する点は、被覆層3の曲面部321の肉厚を他の部位よりも厚肉の厚肉部33とした事である。
この様な構成とする事により、チェーン4のローラ41が最も頻繁に当接する被覆層3の曲面部321の機械的強度を高める事が出来る為、被覆層3の耐久性を更に向上させる事が出来る。
また、ゴム状弾性材製の被覆層3がスプロケット1の歯部2から抜け落ちることをより効果的に抑止出来る。
<第3実施形態>
ついで、図6に基づき、本発明の第3実施形態に係るスプロケットを説明する。
先に説明した第1実施形態に係るスプロケット1と相違する点は、スプロケット1が図上Dで示す矢印の方向にのみ駆動回転する場合は、チェーン4のローラ41の応力は、歯部2の図上左側にのみ作用する為、ローラ41の応力が作用する側(図上左側)の被覆層3の曲面部321の肉厚(X)を、他の部位(図上右側)の被覆層3の曲面部321の肉厚(Y)よりも厚肉の厚肉部33とした点である。
この様な構成とする事により、チェーン4のローラ41が最も頻繁に当接する被覆層3の曲面部321の機械的強度を高める事が出来る為、被覆層3の耐久性を更に向上させる事が出来る。
また、被覆層3の材質としては、各種のゴム材が適宜選択して用いられるが、内燃機関内で使用される環境では、耐熱性のゴム材であると共にエンジンオイルに対する耐油性も備えたゴム材が選択されるが、ニトリルゴム、アクリルゴムが好適に用いられる。
また、本発明は上述の発明を実施するための最良の形態に限らず本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得ることはもちろんである。
電動アシスト自転車、普通自転車自動車等のスプロケットとして好適に用いられる。
1 スプロケット
2 歯部
3 被覆層
4 チェーン
21 傾斜面
22 窪み部
33 厚肉部
41 ローラ
211曲面部
321曲面部

Claims (4)

  1. スプロケット(1)の歯部(2)全体を覆うゴム状弾性材製の被覆層(3)を設けてなるスプロケットにおいて、
    チェーン(4)のローラ(41)が当接する前記歯部(2)の傾斜面(21)に前記ローラ(41)の曲率と同一の曲率の曲面部(221)を備えた窪み部(22)を形成すると共に、前記被覆層(3)に前記窪み部(22)の前記曲面部(221)に対応する曲面部(321)を形成したことを特徴とするスプロケット。
  2. 前記被覆層(3)が、前記歯部(2)から着脱自在に、環状の一体品として成形されていることを特徴とする請求項1記載のスプロケット。
  3. 前記被覆層(3)の前記曲面部(321)の肉厚を他の部位よりも肉厚の厚肉部(33)としたことを特徴とする請求項1または2記載のスプロケット。
  4. 前記被覆層(3)の前記曲面部(321)の肉厚を前記ローラ(41)の駆動力が作用する側のみを他の部位よりも肉厚の厚肉部(33)としたことを特徴とする請求項3記載のスプロケット。
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