JP2011157527A - カルボニル基含有ウレタンウレア樹脂の水分散体 - Google Patents
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Abstract
低温硬化性を有し、得られる被膜の耐水性や耐酸性に優れる一液型水性塗料組成物及び該塗料組成物に適用できるカルボニル基含有ウレタンウレア樹脂の水分散体を提供すること。
【解決手段】
分子中に1級アミノ基を1個含有するアミン化合物、1級アミノ基と2級アミノ基を夫々1個ずつ含有するアミン化合物及び2級アミノ基を2個以上含有するアミン化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種のアミン化合物をダイアセトンアクリルアミドに対してマイケル付加反応せしめて得られたものである分子中に2級アミノ基及びカルボニル基を含有する化合物(A)、ポリオール化合物(B)並びにポリイソシアネート化合物(C)を反応せしめて得られたカルボニル基含有ウレタンウレア樹脂の水分散体。
【選択図】 なし
Description
1.分子中に1級アミノ基を1個含有するアミン化合物、1級アミノ基と2級アミノ基を夫々1個ずつ含有するアミン化合物及び2級アミノ基を2個以上含有するアミン化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種のアミン化合物をダイアセトンアクリルアミドに対してマイケル付加反応せしめて得られたものである分子中に2級アミノ基及びカルボニル基を含有する化合物(A)、ポリオール化合物(B)並びにポリイソシアネート化合物(C)を反応せしめて得られたカルボニル基含有ウレタンウレア樹脂の水分散体。
2.ポリオール化合物(B)の少なくとも一部がカルボキシル基含有ポリオール及び/又はポリオキシアルキレン基含有ポリオールであることを特徴とする上記1に記載のカルボニル基含有ウレタンウレア樹脂の水分散体。
3.ポリオール化合物(B)の少なくとも一部が3級アミノ基含有ポリオールであることを特徴とする上記1又は2に記載のカルボニル基含有ウレタンウレア樹脂の水分散体。
4.カルボニル基含有ウレタンウレア樹脂が化合物(A)、(B)及び(C)を反応せしめて得られたカルボニル基含有ウレタンウレア樹脂を水性媒体に分散しながら或いは水性媒体に分散したのち、さらに鎖伸長反応せしめたものである上記1〜3の何れか1項に記載のカルボニル基含有ウレタンウレア樹脂の水分散体。
5.上記1〜4の何れか1項に記載のカルボニル基含有ウレタンウレア樹脂の水分散体と該カルボニル基と反応しうる官能基を1分子中に2個以上含有する硬化剤を含む水性塗料組成物。
6.硬化剤に含有されるカルボニル基と反応しうる官能基がヒドラジド基及び/又はセミカルバジド基であって、カルボニル基1モルに対して、ヒドラジド基とセミカルバジド基の合計が0.01〜2モルの範囲内であることを特徴とする上記5に記載の水性塗料組成物。
グリセリンカーボネートとポリオキシアルキレンアミンとは、グリセリンカーボネート中の環状カーボネート基とポリオキシアルキレンアミン中のアミノ基とのモル比が1:0.8〜1:1.2、好ましくは1:0.95〜1:1.05の範囲となるように反応させることが望ましい。この反応は、通常25〜250℃、好ましくは50〜160℃の温度で行われる。
上記した鎖伸長剤を使用する際は、例えば分子中に2級アミノ基を1個以上含有し且つカルボニル基を1個以上含有する化合物(A)、ポリオール化合物(B)及びポリイソシアネート化合物(C)の反応における化合物(A)とポリオール化合物(B)に含まれるイソシアネート基と反応することの可能な官能基の総モル数よりも化学量論的に過剰のイソシアネート基のモル数となるようにして、ポリイソシアネート化合物(C)と反応して、イソシアネート基末端のウレタンウレア樹脂(プレポリマー)を得た後に水又は水を含む媒体中に分散しながら或いは分散したのち、上記した鎖伸長剤を加えて、分散した状態でイソシアネート基と鎖伸長剤との反応を行うことができる。なお、鎖伸長剤として分子中に2級アミノ基を2個以上含有し且つカルボニル基を1個以上含有する化合物(A)を用いてもよい。
マイケル付加反応生成物1の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた1L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、ダイアセトンアクリルアミド338.4g、脱イオン水180.2g、N−エチルエチレンジアミン352.6gを加え撹拌し、80℃まで昇温して80℃で3時間保持した。次に約100mmHgに減圧しながら60〜80℃で2時間保持し、水と未反応のN−エチルエチレンジアミンの混合物を約240g共沸除去した。その後、水200g加えて80℃で1時間保持した後、約100mmHgに減圧しながら60〜80℃で1.5時間保持し、水とN−エチルエチレンジアミンの混合物を約200g共沸除去する操作を2回繰り返した。その後、約10mmHgに減圧しながら60〜80℃で1.5時間保持し、残存する水とN−エチルエチレンジアミンを除去することで2級アミノ基を2個有し、さらにカルボニル基を有するマイケル付加反応生成物1を得た。重クロロホルム溶媒を用いた該生成物の1H−NMR測定においてダイアセトンアクリルアミドに起因する6.19〜6.23ppmのピークが観察されないことから、未反応のダイアセトンアクリルアミドが残存しないことを確認した。
マイケル付加反応生成物2の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、ダイアセトンアクリルアミド507.7g、水270.3g、ブチルアミン438.8gを加え撹拌し、80℃まで昇温して80℃で2時間保持した。次に約100mmHgに減圧しながら60〜80℃で1.5時間保持し、水と未反応のブチルアミンの混合物を約430g共沸除去した。その後、フラスコに水分定量受器を取り付け、水270g加えて105℃まで昇温し、常圧下103〜105℃で1時間保持し、水とブチルアミンの混合物を約200g共沸除去する操作を2回繰り返した。次に約10mmHgに減圧しながら60〜80℃で1.5時間保持し、残存する水とブチルアミンを除去することで2級アミノ基を1分子中に1個有し、さらにカルボニル基を有するマイケル付加反応生成物2を得た。重クロロホルム溶媒を用いた該生成物の1H−NMR測定においてダイアセトンアクリルアミドに起因する6.19〜6.23ppmのピークが観察されないことから、未反応のダイアセトンアクリルアミドが残存しないことを確認した。得られたマイケル付加反応生成物2のアミン価は230mg−KOH/gであった。
マイケル付加反応生成物3の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、ダイアセトンアクリルアミド507.7g、水270.3g、2−アミノエタノール366.5gを加え撹拌し、80℃まで昇温して80℃で2時間保持した。次に薄膜式蒸留装置を用いて5mmHgの減圧、100℃の壁面において薄膜蒸留を行ない、水と未反応の2−アミノエタノールの混合物を除去した。その後、撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、薄膜蒸留により未反応の2−アミノエタノールを除去した約720gの反応生成物に水500gを加えて105℃まで昇温し、常圧下103〜105℃で1時間保持しケチミンの加水分解を行なった。さらに5mmHgの減圧、100℃の壁面において薄膜蒸留を行ない、水とケチミンの加水分解により生成した2−アミノエタノールの混合物を除去することで、2級アミノ基を1分子中に1個、且つ水酸基を1個有し、さらにカルボニル基を有するマイケル付加反応生成物3を得た。重クロロホルム溶媒を用いた該生成物の1H−NMR測定においてダイアセトンアクリルアミドに起因する6.19〜6.23ppmのピークが観察されないことから、未反応のダイアセトンアクリルアミドが残存しないことを確認した。得られたマイケル付加反応生成物3のアミン価は255mg−KOH/gであった。
マイケル付加反応生成物4の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、ダイアセトンアクリルアミド507.7g、水270.3g、ベンジルアミン642.9gを加え撹拌し、80℃まで昇温して80℃で2時間保持した。次に薄膜蒸留装置を用いて5mmHgの減圧、100℃の壁面において薄膜蒸留を行ない、水と未反応のベンジルアミンの混合物を除去した。その後、撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、薄膜蒸留により未反応のベンジルアミンを除去した約900gの反応生成物に水500gを加えて105℃まで昇温し、常圧下103〜105℃で1時間保持しケチミンの加水分解を行なった。さらに5mmHgの減圧、100℃の壁面において薄膜蒸留を行ない、水とケチミンの加水分解により生成したベンジルアミンの混合物を除去することで、2級アミノ基を1分子中に1個有し、さらにカルボニル基を有するマイケル付加反応生成物4を得た。重クロロホルム溶媒を用いた該生成物の1H−NMR測定においてダイアセトンアクリルアミドに起因する6.19〜6.23ppmのピークが観察されないことから、未反応のダイアセトンアクリルアミドが残存しないことを確認した。得られたマイケル付加反応生成物4のアミン価は211mg−KOH/gであった。
マイケル付加反応生成物5の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた1L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、ダイアセトンアクリルアミド331.6g、ジエタノールアミン210.3gを加え撹拌し、100℃まで昇温して100℃で5時間保持することで、1分子中に3級アミノ基を1個、水酸基を2個有し、さらにカルボニル基を有するマイケル付加反応生成物5を得た。重クロロホルム溶媒を用いた該生成物の1H−NMR測定においてダイアセトンアクリルアミドに起因する6.19〜6.23ppmのピークが確認された。そのピークの積分値から計算される原料のDAAmの残存率は3%であった。
得られたマイケル付加反応生成物5のアミン価は207mg−KOH/gであった。
マイケル付加反応生成物6の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた1L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、エチレンジアミン72.0g、水320.8gを加え撹拌した。この溶液にダイアセトンアクリルアミド203.1gと水320.8gの混合物を滴下し、80℃まで昇温して80℃で3時間保持することでカルボニル基を有するマイケル付加反応生成物6の水溶液を得た。重水を溶媒として用いた該生成物の1H−NMR測定においてダイアセトンアクリルアミドに起因する6.19〜6.23ppmのピークが観察されず、未反応のダイアセトンアクリルアミドが残存しないことを確認した。得られた本反応生成物6のアミン価は490mg−KOH/gであった。
マイケル付加反応生成物7の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた1L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、エチレンジアミン36.1g、水237.3gを加え撹拌した。この溶液にダイアセトンアクリルアミド203.1gと水320.8gの混合物を滴下し、80℃まで昇温して80℃で3時間保持することでカルボニル基を有するマイケル付加反応生成物7の水溶液を得た。カルボニル基を有するマイケル付加反応生成物7の水溶液を得た。重水を溶媒として用いた該生成物の1H−NMR測定においてダイアセトンアクリルアミドに起因する6.19〜6.23ppmのピークが観察されず、未反応のダイアセトンアクリルアミドが残存しないことを確認した。得られたマイケル付加反応生成物7のアミン価は281mg−KOH/gであった。
カルボニル基含有ウレタンウレア樹脂水分散体A−1の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、「デュラノールT5652」(商品名、旭化成ケミカルズ(株)製、ポリカーボネートジオール)120.0g、「PEG2000」(商品名、三洋化成工業(株)製、ポリエチレングリコール)26.9g、マイケル付加反応生成物1を36.8g、ジメチロールプロピオン酸9.6g、2−メトキシ−1−プロパノール2.7g、2−メチル−4−ペンタノン221.1g、N−メチルピロリドン39.0gを加え撹拌し、80℃まで昇温し溶解させた。その後、「デスモジュールI」(商品名、住化バイエルウレタン(株)製、イソホロンジイソシアネート)53.9g、「デスモジュールH」(商品名、住化バイエルウレタン(株)製、ヘキサメチレンジイソシアネート)10.2g、「ネオスタンU−100」(商品名、日東化成(株)製、ジブチル錫ジラウレート)0.10gを加え、80℃で8時間保持した。その後、2−メトキシ−1−プロパノール220gを加えた後、減圧しながら2−メトキシ−1−プロパノールと2−メチル−4−ペンタノンを共沸させながら約220g除去し、10%アンモニア水3.1gと水50.0gの混合物を添加した。さらに水1200gを添加後、減圧しながら溶剤と水を共沸させながら約900g除去し、加熱残分が約30%になるように水で希釈して、樹脂固形分中のカルボニル基濃度が0.55mol/Kgである樹脂が乳化分散した溶液を得た。この樹脂の酸価は15.4mg−KOH/g、重量平均分子量は約15,000であった。
カルボニル基含有ウレタンウレア樹脂水分散体A−2の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、「デュラノールT5652」120.0g、「PEG2000」26.9g、マイケル付加反応生成物1を27.0g、マイケル付加反応生成物2を7.3g、ジメチロールプロピオン酸9.6g、2−メチル−4−ペンタノン209.7g、N−メチルピロリドン37.0gを加え撹拌し、80℃まで昇温し溶解させた。その後、「デスモジュールI」47.1g、「デスモジュールH」8.9g、「ネオスタンU−100」0.10gを加え、80℃で8時間保持した。その後、2−メトキシ−1−プロパノール220gを加えた後、減圧しながら2−メトキシ−1−プロパノールと2−メチル−4−ペンタノンを共沸させながら約220g除去し、10%アンモニア水3.9gと水50.0gの混合物を添加した。さらに水1200gを添加後、減圧しながら溶剤と水を共沸させながら約900g除去し、加熱残分が約30%になるように水で希釈して、樹脂固形分中のカルボニル基濃度が0.55mol/Kgである樹脂が乳化分散した溶液を得た。この樹脂の酸価は16.3mg−KOH/g、重量平均分子量は約14,000であった。
カルボニル基含有ウレタンウレア樹脂水分散体A−3の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、「デュラノールT5652」120.0g、「PEG2000」26.9g、マイケル付加反応生成物1を27.0g、マイケル付加反応生成物4を8.3g、ジメチロールプロピオン酸9.6g、2−メチル−4−ペンタノン210.6g、N−メチルピロリドン37.2gを加え撹拌し、80℃まで昇温し溶解させた。その後、「デスモジュールI」47.1g、「デスモジュールH」8.9g、「ネオスタンU−100」0.10gを加え、80℃で8時間保持した。その後、2−メトキシ−1−プロパノール220gを加えた後、減圧しながら2−メトキシ−1−プロパノールと2−メチル−4−ペンタノンを共沸させながら約220g除去し、10%アンモニア水3.6gと水50.0gの混合物を添加した。さらに水1200gを添加後、減圧しながら溶剤と水を共沸させながら約900g除去し、加熱残分が約30%になるように水で希釈して、樹脂固形分中のカルボニル基濃度が0.55mol/Kgである樹脂が乳化分散した溶液を得た。この樹脂の酸価は16.2mg−KOH/g、重量平均分子量は約14,000であった。
カルボニル基含有ウレタンウレア樹脂水分散体A−4の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、「デュラノールT5652」120.0g、「PEG2000」26.9g、マイケル付加反応生成物3を31.1g、ジメチロールプロピオン酸9.6g、2−メトキシ−1−プロパノール2.7g、2−メチル−4−ペンタノン214.7g、N−メチルピロリドン37.9gを加え撹拌し、80℃まで昇温し溶解させた。その後、「デスモジュールI」52.4g、「デスモジュールH」9.9g、「ネオスタンU−100」0.10gを加え、80℃で8時間保持した。その後、2−メトキシ−1−プロパノール220gを加えた後、減圧しながら2−メトキシ−1−プロパノールと2−メチル−4−ペンタノンを共沸させながら約220g除去し、10%アンモニア水4.7gと水50.0gの混合物を添加した。さらに水1200gを添加後、減圧しながら溶剤と水を共沸させながら約900g除去し、加熱残分が約30%になるように水で希釈して、樹脂固形分中のカルボニル基濃度が0.53mol/Kgである樹脂が乳化分散した溶液を得た。この樹脂の酸価は15.9mg−KOH/g、重量平均分子量は約15,000であった。
カルボニル基含有ウレタンウレア樹脂水分散体A−5の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、「デュラノールT5652」135.0g、「Ymer N120」(商品名、パーストープ社製)13.4g、マイケル付加反応生成物1を36.8g、ジメチロールプロピオン酸9.6g、2−メトキシ−1−プロパノール2.7g、2−メチル−4−ペンタノン223.8g、N−メチルピロリドン39.5gを加え撹拌し、80℃まで昇温し溶解させた。その後、「デスモジュールI」55.2g、「デスモジュールH」10.4g、「ネオスタンU−100」0.10gを加え、80℃で8時間保持した。その後、2−メトキシ−1−プロパノール220gを加えた後、減圧しながら2−メトキシ−1−プロパノールと2−メチル−4−ペンタノンを共沸させながら約220g除去し、10%アンモニア水3.1gと水50.0gの混合物を添加した。さらに水1200gを添加後、減圧しながら溶剤と水を共沸させながら約900g除去し、加熱残分が約30%になるように水で希釈して、樹脂固形分中のカルボニル基濃度が0.54mol/Kgである樹脂が乳化分散した溶液を得た。この樹脂の酸価は15.2mg−KOH/g、重量平均分子量は約16,000であった。
カルボニル基含有ウレタンウレア樹脂水分散体A−6の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、「デュラノールT5652」150.0g、マイケル付加反応生成物1を34.7g、ジメチロールプロピオン酸9.6g、2−メトキシ−1−プロパノール2.7g、2−メチル−4−ペンタノン220.8g、N−メチルピロリドン39.0gを加え撹拌し、80℃まで昇温し溶解させた。その後、「デスモジュールI」52.7g、「デスモジュールH」10.0g、「ネオスタンU−100」0.10gを加え、80℃で8時間保持した。その後、2−メトキシ−1−プロパノール220gを加えた後、減圧しながら2−メトキシ−1−プロパノールと2−メチル−4−ペンタノンを共沸させながら約220g除去し、10%アンモニア水7.0gと水50.0gの混合物を添加した。さらに水1200gを添加後、減圧しながら溶剤と水を共沸させながら約900g除去し、加熱残分が約30%になるように水で希釈して、樹脂固形分中のカルボニル基濃度が0.52mol/Kgである樹脂が乳化分散した溶液を得た。この樹脂の酸価は15.5mg−KOH/g、重量平均分子量は約15,000であった。
カルボニル基含有ウレタンウレア樹脂水分散体A−7の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、「デュラノールT5652」150.0g、「PEG2000」13.5g、マイケル付加反応生成物1を36.8g、N−メチルジエタノールアミン6.8g、2−メトキシ−1−プロパノール2.7g、2−メチル−4−ペンタノン272.6gを加え撹拌し、80℃まで昇温し溶解させた。その後、「デスモジュールI」52.7g、「デスモジュールH」10.0g、「ネオスタンU−100」0.10gを加え、80℃で8時間保持した。その後、2−メトキシ−1−プロパノール220gを加えた後、減圧しながら2−メトキシ−1−プロパノールと2−メチル−4−ペンタノンを共沸させながら約220g除去し、酢酸2.2gと水50.0gの混合物を添加した。さらに水1200gを添加後、減圧しながら溶剤と水を共沸させながら約900g除去し、加熱残分が約30%になるように水で希釈して、樹脂固形分中のカルボニル基濃度が0.53mol/Kgである樹脂が乳化分散した溶液を得た。この樹脂のアミン価は15.3mg−KOH/g、重量平均分子量は約20,000であった。
カルボニル基含有ウレタンウレア樹脂水分散体A−8の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、「デュラノールT5652」150.0g、マイケル付加反応生成物1を34.7g、N−メチルジエタノールアミン6.2g、2−メトキシ−1−プロパノール2.7g、2−メチル−4−ペンタノン252.4gを加え撹拌し、80℃まで昇温し溶解させた。その後、「デスモジュールI」49.3g、「デスモジュールH」9.3g、「ネオスタンU−100」0.10gを加え、80℃で8時間保持した。その後、2−メトキシ−1−プロパノール220gを加えた後、減圧しながら2−メトキシ−1−プロパノールと2−メチル−4−ペンタノンを共沸させながら約220g除去し、酢酸3.3gと水50.0gの混合物を添加した。さらに水1200gを添加後、減圧しながら溶剤と水を共沸させながら約900g除去し、加熱残分が約30%になるように水で希釈して、樹脂固形分中のカルボニル基濃度が0.54mol/Kgである樹脂が乳化分散した溶液を得た。この樹脂のアミン価は15.3mg−KOH/g、重量平均分子量は約19,000であった。
カルボニル基含有ウレタンウレア樹脂水分散体A−9の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、「デュラノールT5652」150.0g、「PEG2000」26.9g、マイケル付加反応生成物1を25.1g、ジメチロールプロピオン酸9.6g、2−メトキシ−1−プロパノール2.7g、2−メチル−4−ペンタノン231.1g、N−メチルピロリドン40.8gを加え撹拌し、80℃まで昇温し溶解させた。その後、「デスモジュールI」48.4g、「デスモジュールH」9.2g、「ネオスタンU−100」0.10gを加え、80℃で8時間保持した。その後、2−メトキシ−1−プロパノール220gを加えた後、減圧しながら2−メトキシ−1−プロパノールと2−メチル−4−ペンタノンを共沸させながら約220g除去し、10%アンモニア水4.1gと水50.0gの混合物を添加した。さらに水1200gを添加後、減圧しながら溶剤と水を共沸させながら約900g除去し、加熱残分が約30%になるように水で希釈して、樹脂固形分中のカルボニル基濃度が0.36mol/Kgである樹脂が乳化分散した溶液を得た。この樹脂の酸価は14.8mg−KOH/g、重量平均分子量は約15,000であった。
カルボニル基含有ウレタンウレア樹脂水分散体A−10の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、「デュラノールT5652」105.0g、「PEG2000」26.9g、マイケル付加反応生成物1を50.1g、ジメチロールプロピオン酸9.6g、2−メトキシ−1−プロパノール2.7g、2−メチル−4−ペンタノン227.6g、N−メチルピロリドン40.2gを加え撹拌し、80℃まで昇温し溶解させた。その後、「デスモジュールI」61.7g、「デスモジュールH」11.7g、「ネオスタンU−100」0.10gを加え、80℃で8時間保持した。その後、2−メトキシ−1−プロパノール220gを加えた後、減圧しながら2−メトキシ−1−プロパノールと2−メチル−4−ペンタノンを共沸させながら約220g除去し、10%アンモニア水2.1gと水50.0gの混合物を添加した。さらに水1200gを添加後、減圧しながら溶剤と水を共沸させながら約900g除去し、加熱残分が約30%になるように水で希釈して、樹脂固形分中のカルボニル基濃度が0.73mol/Kgである樹脂が乳化分散した溶液を得た。この樹脂の酸価は15.0mg−KOH/g、重量平均分子量は約15,000であった。
カルボニル基含有ウレタンウレア樹脂水分散体A−11の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、「デュラノールT5652」120.0g、「PEG2000」26.9g、マイケル付加反応生成物1を38.6g、ジメチロールプロピオン酸9.6g、2−メトキシ−1−プロパノール5.4g、2−メチル−4−ペンタノン228.8g、N−メチルピロリドン40.4gを加え撹拌し、80℃まで昇温し溶解させた。その後、「デスモジュールI」57.7g、「デスモジュールH」10.9g、「ネオスタンU−100」0.10gを加え、80℃で8時間保持した。その後、2−メトキシ−1−プロパノール220gを加えた後、減圧しながら2−メトキシ−1−プロパノールと2−メチル−4−ペンタノンを共沸させながら約220g除去し、10%アンモニア水3.0gと水50.0gの混合物を添加した。さらに水1200gを添加後、減圧しながら溶剤と水を共沸させながら約900g除去し、加熱残分が約30%になるように水で希釈して、樹脂固形分中のカルボニル基濃度が0.56mol/Kgである樹脂が乳化分散した溶液を得た。この樹脂の酸価は14.9mg−KOH/g、重量平均分子量は約9,000であった。
カルボニル基含有ウレタンウレア樹脂水分散体A−12の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、「デュラノールT5652」120.0g、「PEG2000」24.0g、マイケル付加反応生成物1を34.7g、ジメチロールプロピオン酸9.0g、2−メトキシ−1−プロパノール1.4g、2−メチル−4−ペンタノン211.4g、N−メチルピロリドン37.3gを加え撹拌し、80℃まで昇温し溶解させた。その後、「デスモジュールI」50.1g、「デスモジュールH」9.5g、「ネオスタンU−100」0.10gを加え、80℃で8時間保持した。その後、2−メトキシ−1−プロパノール220gを加えた後、減圧しながら2−メトキシ−1−プロパノールと2−メチル−4−ペンタノンを共沸させながら約220g除去し、10%アンモニア水3.0gと水50.0gの混合物を添加した。さらに水1200gを添加後、減圧しながら溶剤と水を共沸させながら約900g除去し、加熱残分が約30%になるように水で希釈して、樹脂固形分中のカルボニル基濃度が0.54mol/Kgである樹脂が乳化分散した溶液を得た。この樹脂の酸価は15.2mg−KOH/g、重量平均分子量は約38,000であった。
カルボニル基含有ウレタンウレア樹脂水分散体A−13の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、「デュラノールT5652」135.0g、「PEG2000」26.9g、ジメチロールプロピオン酸9.6g、2−メチル−4−ペンタノン237.9g、N−メチルピロリドン42.0gを加え撹拌し、80℃まで昇温し溶解させた。その後、「デスモジュールI」56.4g、「デスモジュールH」10.7g、「ネオスタンU−100」0.10gを加え、80℃で5時間保持した。次にトリエチルアミン3.6gを添加した後、マイケル付加反応生成物1を38.6と水90.0gの混合物を15分で滴下した。さらに水1200gを添加後、減圧しながら溶剤と水を共沸させながら約900g除去し、加熱残分が約30%になるように水で希釈して、樹脂固形分中のカルボニル基濃度が0.54mol/Kgである樹脂が乳化分散した溶液を得た。この樹脂の酸価は14.3mg−KOH/g、重量平均分子量は樹脂が分子量測定に使用するカラムの排除限界分子量を超えるために測定することができなかった。
カルボニル基含有ウレタン樹脂水分散体A−14の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、「デュラノールT5652」132.0g、「PEG2000」26.4g、トリメチロールプロパン7.4g、マイケル付加反応生成物2を26.6g、ジメチロールプロピオン酸9.4g、2−メチル−4−ペンタノン223.2g、N−メチルピロリドン39.4gを加え撹拌し、80℃まで昇温し溶解させた。その後、「デスモジュールI」51.0g、「デスモジュールH」9.6g、「ネオスタンU−100」0.10gを加え、80℃で8時間保持した。その後、2−メトキシ−1−プロパノール220gを加えた後、減圧しながら2−メトキシ−1−プロパノールと2−メチル−4−ペンタノンを共沸させながら約220g除去し、10%アンモニア水6.0gと水50.0gの混合物を添加した。さらに水1200gを添加後、減圧しながら溶剤と水を共沸させながら約900g除去し、加熱残分が約30%になるように水で希釈して、樹脂固形分中のカルボニル基濃度が0.42mol/Kgである樹脂が乳化分散した溶液を得た。この樹脂の酸価は15.0mg−KOH/g、重量平均分子量は約12,000であった。
カルボニル基を含まないウレタン樹脂水分散体B−1の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、「デュラノールT5652」186.0g、「PEG2000」26.9g、ジメチロールプロピオン酸9.6g、2−メトキシ−1−プロパノール2.7g、2−メチル−4−ペンタノン226.1g、N−メチルピロリドン39.9gを加え撹拌し、80℃まで昇温し溶解させた。その後、「デスモジュールI」34.3g、「デスモジュールH」6.5g、「ネオスタンU−100」0.10gを加え、80℃で8時間保持した。その後、2−メトキシ−1−プロパノール220gを加えた後、減圧しながら2−メトキシ−1−プロパノールと2−メチル−4−ペンタノンを共沸させながら約220g除去し、10%アンモニア水6.1gと水50.0gの混合物を添加した。さらに水1200gを添加後、減圧しながら溶剤と水を共沸させながら約900g除去し、加熱残分が約30%になるように水で希釈して、樹脂固形分中のカルボニル基を含まない樹脂が乳化分散した溶液を得た。この樹脂の酸価は15.1mg−KOH/g、重量平均分子量は約15,000であった。
カルボニル基含有ウレタン樹脂水分散体C−1の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、「デュラノールT5652」120.0g、「PEG2000」26.9g、マイケル付加反応生成物5を39.3g、ジメチロールプロピオン酸9.6g、2−メトキシ−1−プロパノール2.7g、2−メチル−4−ペンタノン223.2g、N−メチルピロリドン39.4gを加え撹拌し、80℃まで昇温し溶解させた。その後、「デスモジュールI」53.9g、「デスモジュールH」10.2g、「ネオスタンU−100」0.10gを加え、80℃で8時間保持した。その後、2−メトキシ−1−プロパノール220gを加えた後、減圧しながら2−メトキシ−1−プロパノールと2−メチル−4−ペンタノンを共沸させながら約220g除去し、10%アンモニア水6.1gと水50.0gの混合物を添加した。さらに水1200gを添加後、減圧しながら溶剤と水を共沸させながら約900g除去し、加熱残分が約30%になるように水で希釈して、樹脂固形分中のカルボニル基濃度が0.55mol/Kgである樹脂が乳化分散した溶液を得た。この樹脂の酸価は15.3mg−KOH/g、重量平均分子量は約17,000であった。
カルボニル基含有ウレタン樹脂水分散体C−2の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、「デュラノールT5652」144.0g、「PEG2000」26.9g、マイケル付加反応生成物5を40.3g、2−メトキシ−1−プロパノール2.7g、2−メチル−4−ペンタノン266.2gを加え撹拌し、80℃まで昇温し溶解させた。その後、「デスモジュールI」43.9g、「デスモジュールH」8.3g、「ネオスタンU−100」0.10gを加え、80℃で8時間保持した。その後、2−メトキシ−1−プロパノール220gを加えた後、減圧しながら2−メトキシ−1−プロパノールと2−メチル−4−ペンタノンを共沸させながら約220g除去し、酢酸4.1gと水50.0gの混合物を添加した。さらに水1200gを添加後、減圧しながら溶剤と水を共沸させながら約900g除去し、加熱残分が約30%になるように水で希釈して、樹脂固形分中のカルボニル基濃度が0.55mol/Kgである樹脂が乳化分散した溶液を得た。この樹脂の重量平均分子量は約18,000であった。
カルボニル基含有ウレタン樹脂水分散体C−3の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、「デュラノールT5652」180.0g、「PEG2000」26.9g、マイケル付加反応生成物5を12.3g、2−メトキシ−1−プロパノール2.7g、2−メチル−4−ペンタノン256.5gを加え撹拌し、80℃まで昇温し溶解させた。その後、「デスモジュールI」29.0g、「デスモジュールH」5.5g、「ネオスタンU−100」0.10gを加え、80℃で8時間保持した。その後、2−メトキシ−1−プロパノール220gを加えた後、減圧しながら2−メトキシ−1−プロパノールと2−メチル−4−ペンタノンを共沸させながら約220g除去し、酢酸2.6gと水50.0gの混合物を添加した。さらに水1200gを添加後、減圧しながら溶剤と水を共沸させながら約900g除去し、加熱残分が約30%になるように水で希釈して、樹脂固形分中のカルボニル基濃度が0.18mol/Kgである樹脂が乳化分散した溶液を得た。この樹脂の重量平均分子量は約18,000であった。
カルボニル基含有ウレタンウレア樹脂水分散体C−4の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、「デュラノールT5652」165.0g、「PEG2000」26.9g、ジメチロールプロピオン酸10.1g、2−メチル−4−ペンタノン244.7g、N−メチルピロリドン43.2gを加え撹拌し、80℃まで昇温し溶解させた。その後、「デスモジュールI」41.0g、「デスモジュールH」7.8g、「ネオスタンU−100」0.10gを加え、80℃で5時間保持した。次にトリエチルアミン3.8gを添加した後、マイケル付加反応生成物6の水溶液34.4gを15分で滴下した。さらに水1200gを添加後、減圧しながら溶剤と水を共沸させながら約900g除去し、加熱残分が約30%になるように水で希釈して、樹脂固形分中のカルボニル基濃度が0.16mol/Kgである樹脂が乳化分散した溶液を得た。この樹脂の酸価は14.6mg−KOH/g、重量平均分子量は樹脂が分子量測定に使用するカラムの排除限界分子量を超えるために測定することができなかった。
カルボニル基含有ウレタンウレア樹脂水分散体C−5の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、「デュラノールT5652」60.0g、「PEG2000」26.9g、ジメチロールプロピオン酸10.1g、2−メチル−4−ペンタノン226.7g、N−メチルピロリドン40.0gを加え撹拌し、80℃まで昇温し溶解させた。その後、「デスモジュールI」49.0g、「デスモジュールH」9.3g、「ネオスタンU−100」0.10gを加え、80℃で5時間保持した。次にトリエチルアミン3.8gを添加した後、マイケル付加反応生成物6の水溶液108.8gを15分で滴下した。さらに水1200gを添加後、減圧しながら溶剤と水を共沸させながら約900g除去し、加熱残分が約30%になるように水で希釈して、樹脂固形分中のカルボニル基濃度が0.53mol/Kgである樹脂が乳化分散した溶液を得た。この樹脂の酸価は15.8mg−KOH/g、重量平均分子量は樹脂が分子量測定に使用するカラムの排除限界分子量を超えるために測定することができなかった。
カルボニル基含有ウレタンウレア樹脂水分散体C−6の製造
撹拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入口を備えた2L容のフラスコ内の空気を窒素置換し、「デュラノールT5652」84.0g、「PEG2000」26.9g、ジメチロールプロピオン酸10.1g、2−メチル−4−ペンタノン219.7g、N−メチルピロリドン38.8gを加え撹拌し、80℃まで昇温し溶解させた。その後、「デスモジュールI」37.8g、「デスモジュールH」7.2g、「ネオスタンU−100」0.10gを加え、80℃で5時間保持した。次にトリエチルアミン3.8gを添加した後、マイケル付加反応生成物7の水溶液89.8gを15分で滴下した。さらに水1200gを添加後、減圧しながら溶剤と水を共沸させながら約900g除去し、加熱残分が約30%になるように水で希釈して、樹脂固形分中のカルボニル基濃度が0.52mol/Kgである樹脂が乳化分散した溶液を得た。この樹脂の酸価は16.3mg−KOH/g、重量平均分子量は樹脂が分子量測定に使用するカラムの排除限界分子量を超えるために測定することができなかった。
溶液状態又は分散液状態の試料をブリキ皿に秤量し、110℃の乾燥炉中で3時間加熱乾燥させ、残渣の質量を秤量し、次式により算出した。
加熱残分(%)=(a/b)×100
但し、aは乾燥後の残渣の質量、bは溶液状態又は分散液状態の試料の初期質量を示す。
水性塗料組成物D−1の製造
実施例1で得たカルボニル基含有ウレタンウレア樹脂水分散体A−1を100部(固形分30部)にADH(商品名、大塚化学(株)製、アジピン酸ジヒドラジド)水溶液を14.4部(固形分1.44部)加え、回転翼式撹拌機で充分に撹拌し、仕込み原料の重量から計算される加熱残分が25%になるように水で希釈することで水性塗料組成物D−1を得た。
水性塗料組成物D−2〜14、E−1〜7の製造
表1−1及び表1−2に示す配合にて、実施例15と同様にして、水性塗料組成物D−2〜14、E−1〜7を得た。表2−1及び表2−2に水性塗料組成物D−2〜14、E−1〜7の貯蔵安定性、硬化性及び該水性塗料組成物を軟鋼板に塗布して得られた試験板の耐酸性評価結果を示す。
室温×7日:室温18〜20℃の実験室中に7日間静置
80℃×30分:雰囲気温度80℃の電気式温風乾燥炉中に30分静置
(注2)貯蔵安定性
硬化剤を加えた水性塗料組成物(D1〜D14、E1〜E7)60mLを容量100mLのガラス容器に入れ、20℃で7日間密閉静置し、7日後の塗料性状を観察して、貯蔵安定性を以下の基準により評価した。
○:塗料の増粘、分離、ゲル化等がなく、見かけの性状に変化がなかった。
×:塗料に増粘、又は分離、又はゲル化が見られた。
硬化剤を加えた水性塗料組成物(D1〜D14、E1〜E7)を硬化膜厚が約25μmになるようにブリキ板上に塗装し、表2に記載の硬化条件で硬化塗膜を得た。次に、各塗膜をブリキ板から剥離して単離塗膜とし試験サンプルとした。試験サンプルを150メッシュの金網で包みアセトン還流を4時間行なったのち取り出して、アセトンでよくすすぎ洗いした後130℃で1時間乾燥させて、アセトン不溶分率(%)を測定した。
不溶分率(%)=(サンプルの乾燥後の質量/サンプルの初期質量)×100
下記基準により、硬化性を評価した。
◎:不溶分率(%)が85%以上、硬化性に優れる。
〇:不溶分率(%)が70%以上、85%未満、実用可能である。
×:不溶分率(%)が70%未満、硬化性不良である。
各水性塗料組成物(D1〜D14、E1〜E7)を溶剤脱脂した軟鋼板にドクターブレードにて乾燥膜厚として25μmとなるように塗装し、室温で7日間乾燥させて、各試験板を作成した。得られた試験板に40%硫酸水溶液0.5mLを滴下し、雰囲気温度80℃の電気式温風乾燥炉中に30分静置した後、水洗いして塗膜面の状態を下記の基準に基づいて評価した。
◎:外観の変化及び塗膜の侵食が認められず良好。
○:外観の変化はないが、わずかに塗膜の侵食が認められる。
△:ツヤビケやフクレがわずかに発生し、塗膜の侵食が認められる。
×:ツヤビケやフクレの著しく発生し、塗膜の侵食が著しく認められる。
Claims (6)
- 分子中に1級アミノ基を1個含有するアミン化合物、1級アミノ基と2級アミノ基を夫々1個ずつ含有するアミン化合物及び2級アミノ基を2個以上含有するアミン化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種のアミン化合物をダイアセトンアクリルアミドに対してマイケル付加反応せしめて得られたものである分子中に2級アミノ基及びカルボニル基を含有する化合物(A)、ポリオール化合物(B)並びにポリイソシアネート化合物(C)を反応せしめて得られたカルボニル基含有ウレタンウレア樹脂の水分散体。
- ポリオール化合物(B)の少なくとも一部がカルボキシル基含有ポリオール及び/又はポリオキシアルキレン基含有ポリオールであることを特徴とする請求項1に記載のカルボニル基含有ウレタンウレア樹脂の水分散体。
- ポリオール化合物(B)の少なくとも一部が3級アミノ基含有ポリオールであることを特徴とする請求項1又は2に記載のカルボニル基含有ウレタンウレア樹脂の水分散体。
- カルボニル基含有ウレタンウレア樹脂が化合物(A)、(B)及び(C)を反応せしめて得られたカルボニル基含有ウレタンウレア樹脂を水性媒体に分散しながら或いは水性媒体に分散したのち、さらに鎖伸長反応せしめたものである請求項1〜3の何れか1項に記載のカルボニル基含有ウレタンウレア樹脂の水分散体。
- 請求項1〜4の何れか1項に記載のカルボニル基含有ウレタンウレア樹脂の水分散体と該カルボニル基と反応しうる官能基を1分子中に2個以上含有する硬化剤を含む水性塗料組成物。
- 硬化剤に含有されるカルボニル基と反応しうる官能基がヒドラジド基及び/又はセミカルバジド基であって、カルボニル基1モルに対して、ヒドラジド基とセミカルバジド基の合計が0.01〜2モルの範囲内であることを特徴とする請求項5に記載の水性塗料組成物。
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