JP2011154762A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】セル特性劣化を抑制したデータ消去モードを持つ半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置は、不揮発性メモリセルが配列されたメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイのデータ消去を行なうための消去電圧を発生する消去電圧発生回路とを備え、前記メモリセルアレイの選択領域に複数の消去サイクルで消去電圧を印加するデータ消去モードにおいて、前記複数の消去サイクルの初期段階での消去電圧の立ち上がり波形を後続サイクルのそれに比べて鈍らせる。
【選択図】図13

Description

この発明は、不揮発性メモリセルを持つ半導体記憶装置に係り、特にそのデータ消去動作の改良に関する。
不揮発性半導体記憶装置の1つであるNAND型フラッシュメモリは、フローティングゲートFGを持つMOSトランジスタ構造のメモリセルを用いて構成される。フローティングゲートFGはトンネル絶縁膜を介してチャネル領域上に配置され、フローティングゲートFG上に更にゲート間絶縁膜を介してコントロールゲートCGが積層される。コントロールゲートCGは、セルアレイ内で一方向にワード線に共通接続される。
このフラッシュメモリでは、トンネル絶縁膜を介してフローティングゲートFGに電子を注入することでデータの書込みを行い、その電子を放出させることでデータの消去を行う。例えばフローティングゲートが電子を放出した負しきい値状態(消去状態)をデータ“1”、フローティングゲートに電子を注入した正しきい値状態(書き込み状態)をデータ“0”として、2値データ記憶を行う。書き込みのしきい値状態を複数レベル設定すれば、多値データ記憶が可能になる。
近年、NAND型フラッシュメモリの微細化、高集積化が進むにつれて、メモリセルのデータ保持特性や、書き込みや消去の繰り返しによるメモリセル特性の劣化が問題になっている。例えばデータ消去法として、消去電圧印加動作と消去状態を確認するベリファイ動作とを複数回繰り返す方法が知られている。この方法で繰り返しデータ消去を行なうと、トンネル絶縁膜に形成される界面準位に電子がトラップされてセル特性が劣化する(セル電流が減少する)ことが指摘されている(例えば、特許文献1或いは非特許文献1参照)。
この発明は、セル特性劣化を抑制したデータ消去モードを持つ半導体記憶装置を提供することを目的とする。
この発明の一態様による半導体記憶装置は、
不揮発性メモリセルが配列されたメモリセルアレイと、
前記メモリセルアレイのデータ消去を行なうための消去電圧を発生する消去電圧発生回路とを備え、
前記メモリセルアレイの選択領域に複数の消去サイクルで消去電圧を印加するデータ消去モードにおいて、前記複数の消去サイクルの初期段階での消去電圧の立ち上がり波形を後続サイクルのそれに比べて鈍らせる
ことを特徴とする。
この発明によれば、セル特性劣化を抑制したデータ消去モードを持つ半導体記憶装置を提供することができる。
この発明の実施の形態によるNAND型フラッシュメモリの概略構成を示すブロック図である。 同フラッシュメモリのメモリセルアレイの等価回路図である。 同フラッシュメモリにおける消去電圧発生回路の構成を示す図である。 同消去電圧発生回路におけるVPP用チャージポンプの構成を示す図である。 同消去電圧発生回路におけるVPP用クロック生成回路の構成を示す図である。 同消去電圧発生回路におけるVPP用電圧検知回路の構成を示す図である。 VPP用チャージポンプの動作波形を示す図である。 VMM用チャージポンプの構成を示す図である。 VMM用クロック生成回路の構成を示す図である。 VMM用電圧検知回路の構成を示す図である。 VMM用ポンプの動作波形を示す図である。 VPP用ポンプとVMM用ポンプの能力を比較して示す図である。 実施の形態1による消去動作波形を示す図である。 実施の形態2による消去動作波形を示す図である。 実施の形態3に用いられる消去電圧発生回路の構成を示す図である。 同消去電圧発生回路におけるクロック分周回路の構成を示す図である。 同消去電圧発生回路におけるクロック選択回路の構成を示す図である。 クロック分周回路の動作波形を示す図である。 VMM用チャージポンプの分周した場合としない場合の昇圧能力を示す図である。 実施の形態3による消去動作波形を示す図である。 実施の形態4による消去動作波形を示す図である。 実施の形態5に用いられる消去電圧発生回路の構成を示す図である。 同消去電圧発生回路に用いられるVMM1,VMM2用チャージポンプの構成を示す図である。 同チャージポンプの昇圧能力を示す図である。 実施の形態5による消去動作波形を示す図である。 実施の形態6による消去動作波形を示す図である。 比較例の消去動作波形を示す図である。 1回目の消去動作(Loop1)でのメモリセルの状態とウェル電位を示す図である 4回目の消去動作(Loop4)でのメモリセルの状態とウェル電位を示す図である。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態のNAND型フラッシュメモリを説明する。
フラッシュメモリ構成
図1は、NAND型フラッシュメモリの概略構成を示すブロック図である。このNAND型フラッシュメモリは、不揮発性メモリセルが配列されたメモリセルアレイ11、ワード線ドライバを含むロウデコーダ12、カラムデコーダ13及びデータ制御回路14を有する。
アドレスAddは、入出力バッファ15を介してアドレスバッファ17に取り込まれ、ロウアドレス及びカラムアドレスがそれぞれロウデコーダ12及びカラムデコーダ13に転送される。コマンドCmdは、入出力バッファ15を介してコマンドデコーダ16によりデコードされてコントローラ19に送られ、動作制御に供される。データDataは、入出力バッファ15を介しデータバス20を介して、データ制御回路14との外部との間で転送される。
コントローラ19は、メモリセルアレイ11の読み出し制御、書き込み及び消去のシーケンス制御を行なう。読み出し、書き込み及び消去の動作モードに応じて種々の内部電圧を発生するために、内部電圧発生回路18が設けられている。
具体的に内部電圧発生回路18は、消去電圧発生回路18a、書込み電圧発生回路18bその他の各種昇圧回路を含む。内部発生回路18は、コマンドCmdに従ってコントローラ19により制御されて、セルアレイのP型ウェルに与えられる消去電圧Vei、選択ワード線に与えられる書込み電圧Vpgm等を生成する。
メモリセルアレイ11には不揮発性メモリセルがマトリクス状に配置される。メモリセルは、チャネル領域上にトンネル絶縁膜を介してフローティングゲートが形成され、フローティングゲート上にゲート間絶縁膜を介してコントロールゲートが積層されたMOSトランジスタ構造を有する。
データ制御回路14は、メモリセルアレイ11内のメモリセルから読み出したデータを検知、増幅するセンスアンプ回路を備え、書き込み時はデータ入出力バッファ15から供給される書き込みデータを一時記憶してビット線電圧制御を行なう。ロウデコーダ12はアドレスバッファ17から供給されるロウアドレス信号をデコードしてメモリセルアレイ11のワード線の選択駆動を行う。カラムデコーダ13はアドレスバッファ17から供給されるカラムアドレス信号をデコードしてメモリセルアレイ11のビット線選択を行う。
図2は、メモリセルアレイ11の等価回路を示している。制御ゲート線CG1,CG2,…,CG8、選択ゲート線SG1,SG2及びソース線SLはそれぞれ行方向に配置され、ビット線BL1,BL2,…,BLmは列方向に配置される。各制御ゲート線とビット線の交差部にメモリセルM1,M2,…,M8と選択ゲートトランジスタS1,S2が配置される。
ここでは、8個のメモリセルM1〜M8がソース、ドレインを共有して直列接続されて、NANDストリングNUを構成する例を示している。NANDストリングNUの一端は選択ゲートトランジスタS1を介してビット線に、他端は選択ゲートトランジスタS2を介してソース線SLに接続される。
NANDストリングNUの各セルM1,M2,…,M8のコントロールゲートが制御ゲート線CG1,CG2,…,CG8に、選択ゲートトランジスタS1,S2のゲートが選択ゲート線SG1,SG2にそれぞれ接続される。制御ゲート線CG1,CG2,…,CG8は、ワード線WL1,WL2,…,WL8となる。
ワード線方向に並ぶNANDストリングNUの集合が、データ消去の単位となるブロックであり、ビット線方向に複数のブロックBLK0〜BLKnが配置される。これらのブロックは一つのP型ウェル内に形成される。ソース線SLは、周辺回路(図示せず)にて生成される共通ソース電位Vsに接続される。
図3は、消去電圧発生回路18aの構成を示す。消去電圧発生回路18aには、能力の異なるVPP用昇圧ポンプ回路31と、VMM用昇圧ポンプ回路32とが併設されている。即ち、VPP用ポンプ回路31とVMM用ポンプ回路32は、VPP>VMMを満たす昇圧電位VPPとVMMをそれぞれ発生するものである。
VPP用ポンプ回路31は、VPPを生成するチャージポンプPMP1、これを駆動するクロック生成回路CLK1及び電圧検知回路DET1を有する。また、VPPをメモリセルの形成されているP型ウェルの端子CPWELLに供給するNMOSトランジスタMN11のゲートを昇圧するために、ローカルポンプLPMP1がある。
VMM用ポンプ回路32は同様に、VMMを生成するチャージポンプPMP2、これを駆動するクロック生成回路CLK2、電圧検知回路DET2を有し、NMOSトランジスタMN12のゲートを昇圧するためのローカルポンプLPMP2を有する。
NMOSトランジスタNM13は、消去動作時以外に端子CPWELLをVssにショートするためのリセット用であり、そのゲートを制御するNORロジック回路G11が設けられている。
図4は、VPP用チャージポンプ回路PMP1の構成を示す。チャージポンプPMP1は、電源電圧VccとVPP端子の間に、ダイオード接続したNMOSトランジスタを複数段直列接続し、各接続ノードにポンピング用キャパシタCを接続して構成される。各キャパシタCの端子には、交互に相補クロックPCLK,PCLKbが与えられる。
NMOSトランジスタMN22,MN23を一つの昇圧ユニット(転送段)“Stage1”として、続くNMOSトランジスタMN24,NM25を昇圧ユニット“Stage2”とし、以下同様にして例えばN段の昇圧ユニットが直列接続される。
図5は、VPP用クロック生成回路CLK1の構成を示す。VPP用ポンプ起動信号VPP_EN、VPP用電圧検知回路DET1からの検知信号VPP_FLG、VPP用ポンプクロックPCLKの反転信号PCLKbを入力とするNANDゲートG12、その出力を入力としてPCKを出力するインバータG13、PCLKを入力としてPCLKbを出力するインバータG14を備えて構成される。
図6は、VPP用電圧検知回路DET1の構成を示す。電圧検知回路DET1は、チャージポンプPMP1の出力VPPとVssの間にNMOSトランジスタNM33を介して直列接続された抵抗R1〜R5により構成される抵抗分圧回路61と、この抵抗分圧回路61の出力モニター電圧PMONを基準電圧VREFと比較する差動アンプ62を有する。差動アンプ62は、PMOSトランジスタMP11,MP12からなるカレントミラー負荷と、NMOSトランジスタMN38,MN39からなるドライバとにより構成される。
消去ループに応じてモニター電圧PMONを切り換えるために、切り換え制御回路63が設けられている。即ち切り換え制御回路63は、分圧抵抗回路61のノードna,nb,nc,ndをそれぞれVssに設定するための短絡用NMOSトランジスタMN33,MN34,MN35,MN36及びこれらのトランジスタをそれぞれ、消去回数を示すループ信号Loop1,Loop2,Loop3,Loop4により選択的に駆動するためのNANDゲートG15,G16,G17,G18を有する。
分圧抵抗回路61のVss端に介在させたNMOSトランジスタMN33のゲートは、ループ信号Loop1が入るNANDゲートG15により駆動される。NANDゲートG15〜G18には、それぞれにループ信号Loop1〜Loop4と共に、共通にモニター起動信号VPP_ENが入る。
このような構成により、消去サイクルに応じてVPPの設定電圧値を変えることができる。即ち、消去回数が1回目の場合、Loop1=“H”により、NMOSトランジスタMN33がオンになり、抵抗R1とNMOSトランジスタMN33の接続ノードnaがVssに設定されて、モニター電圧は、PMON=VPP×R5/(R1+R2+R3+R4+R5)となる。2回目は、Loop2=“H”により、抵抗R1,R2の接続ノードnbがVssに設定されて、モニタ電圧PMONは、VPP×R5/(R2+R3+R4+R5)となる。以下同様にして、消去回数が増えるごとに抵抗分圧比が下がり、モニター電圧PMONは低くなる。
モニター電圧PMONが参照電圧VREFより低いと、差動アンプ出力がVout=“H”、高いとVout=“L”となる。出力電圧Voutは、出力ゲート64を介して検知信号VPP_FLGとして取り出される。
図7は、VPP用ポンプの動作とVPP電圧の波形図を示す。起動信号VPP_ENが“L”の間、VPP用ポンプは動作しない。VPP_EN=“H”になるとVPP用電圧検知回路DET1が動作する。モニター電圧PMONが参照電圧VREFより低い場合、検知信号VPP_FLG=“H”を出力する。これによりVPP用クロック生成回路CLK1が動作して相補のクロック信号PCLK/PCLKbを出力する。
このクロック信号PCLK/PCLKbを受けてVPP用チャージポンプPMP1が昇圧動作を行い、VPP電圧が上昇する。VPP電圧が設定電位を超えると、モニター電圧PMONが参照電圧VREFより高くなり、検知信号VPP_FLGが“L”に遷移する。
この状態ではPCK/PCKbが“L”/“H”の固定値となり、チャージポンプは昇圧動作を停止する。VPP電圧はリーク電流等により徐々に低下し、VPP電圧が設定電位より低下すると、検知信号VPP_FLGが“H”となり、VPP用チャージポンプPMP1が再度昇圧動作を開始する。
このように、VPP_ENが“H”の期間はチャージポンプが動作と停止を繰り返してVPPを設定電圧に保ち、VPP_ENが“L”に遷移すると昇圧動作を止める。
図8は、VMM用チャージポンプPMP2の構成を示す。基本的な構成は、図4に示したVPP用チャージポンプPMP1と同様であるが、直列に接続される昇圧ユニットの段数Mが小さい(M<N)点が異なる。
図9は、VMM用クロック生成回路CLK2の構成を示す。この回路は、図5に示したVPP用クロック生成回路CLK1と同じである。
図10は、VMM用電圧検知回路DET2の構成を示す。基本構成は、図6に示したVPP用電圧検知回路DET1と同様であり、モニター電圧MMONを出力する抵抗分圧回路101と、そのモニター電圧を参照電圧VREFと比較する差動アンプ102及び出力ゲート103を有する。差動アンプ102は、図6における差動アンプ62と同じである。
モニター電圧MMONは、消去回数によらずVMM電圧を一定にするので、抵抗分圧回路101は、VMMとVssの間に直列接続される二つの抵抗R6,R7とNMOSトランジスタMN53により構成される。モニター電圧切り換え制御回路はない。
図11は、VMM用ポンプの動作とVMM電圧の波形図を示す。VMM用ポンプPMP2の動作自体はVPP用ポンプPMP1の動作と同じであるため、詳細な説明は省略する。
図12は、VPP用チャージポンプPMP1とVMM用チャージポンプPMP2の出力電圧に対する供給電流能力を示す。昇圧ユニットの段数がVPP用チャージポンプPMP1はN個、VMM用チャージポンプPMP2はM(M<N)個であるため、出力電圧が低い場合はVMM用ポンプの方が供給電流が大きいが、出力電圧が高くなるとVPP用ポンプのみが電流を供給でき、VMM用ポンプはほとんど電流供給能力がなくなる。即ち、昇圧動作の初期は、VMM用ポンプにより高速の昇圧が行なわれ、電圧が高くなるにつれてVMMポンプの昇圧能力が低下し、VPPに近いところでは、VPPポンプのみが働くことになる。
基本的なデータ消去モード(比較例)
以上のような消去電圧発生回路を備えて、基本的なデータ消去動作を比較例として説明する。図12で説明した能力の異なる二組の昇圧ポンプ回路を利用して、一般的に消去電圧が低い範囲では主にVMM用チャージポンプPMP2が消去電圧を昇圧し、消去電圧が高い範囲になるとVPP用チャージポンプPMP1により昇圧する、ということが行われる。このような昇圧動作を利用することにより、消去電圧の立ち上がり時間を短縮して、消去時間を短くすることができる。
この消去電圧発生の様子を図27に示す。ここでは消去電圧印加動作が4サイクル(4ループLoop1〜Loop4)で完了する例を示している。各回の消去動作開始時t0には、コントローラ19から出力される起動信号VPP_EN及びVMM_ENが“H”になり、VPP用チャージポンプPMP1とVMM用チャージポンプPMP2は共に動作開始する。メモリセルが形成されているPウェルの端子CPWELLの電位がある設定電圧Vemを超えると、VMM用検知回路DET2の検知信号VMM_FLGが“L”に遷移する。そのタイミングt1でVMM用チャージポンプPMP2は停止し、そこから各消去回数に応じた設定電圧(Vei,Vei+ΔVe,Vei+ΔVe×2,Vei+ΔVe×3)までは、VPP用チャージポンプPMP1のみで昇圧する。
CPWELL電位が設定電圧を超えると(タイミングt2)、VPP用電圧検知回路DET1の検知信号VPP_FLGが“L”に遷移して、VPP用チャージポンプPMP1も停止する。このような動作により、CPWELLには消去サイクル数に従ってステップアップされる消去電圧(Vei,Vei+ΔVe,Vei+ΔVe×2,Vei+ΔVe×3)が与えられる。
一方消去対象の選択ブロック内の全コントロールゲートCG(全ワード線WL)にはVssが印加される。コントロールゲートCGのVss電位とPウェルの消去電圧の差により、書込み時にフローティングゲートFGに注入された電子がトンネル絶縁膜を介して放出される。
なお、各消去ループの間には、通常消去状態を確認する消去ベリファイ動作が行われる。但し、消去動作の高速性を重視して、消去ベリファイ動作の少なくとも一部を省略する、といったシーケンス制御もあり得る。例えば消去シーケンスの初期段階での消去ベリファイ動作を省くこともある。
このような通常のデータ消去モードでのメモリセルの消去動作の問題点を、図28及び図29を用いて説明する。図28及び図29はそれぞれ、第1ループLoop1及び第4ループLoop4でのセル消去動作を模式的に示している。
第1ループLoop1では、メモリセルにデータが書き込まれた状態、即ちフローティングゲート(FG)43に多くの電子48が注入された状態での消去になる。このため、コントロールゲート(CG)41にVss、Pウェル端子CPWELLに消去電圧Veiを与えると、トンネル絶縁膜44に大きな電界がかかり、フローティングゲート43からPウェル47のドレイン/ソース45/46間のチャネル領域にトンネル絶縁膜44を介して大きなトンネル電流(消去電流)が流れる。
消去ループが進むにつれて、CPWELLに印加される消去電圧が高くなっていき、フローティングゲート43から電子は放出されていく。消去動作の4ループ目Loop4では、CPWELLに与えられる消去電圧はVei+ΔVe×3であり、1〜3ループ目よりも高い電圧である。しかし、フローティングゲート43に残っている電子48は、図29では模式的に示しているが、当初(図28)より少なくなっている。このため、トンネル絶縁膜44を通過する電子量は少なくなる。
以上のように、複数サイクルに分けて行う消去電圧印加動作の1ループ目においては大きな消去電流が流れ、これが消去動作によるトンネル絶縁膜劣化の主要因になると思われる。即ち、消去動作の第1ループにおいて、トンネル絶縁膜に界面準位が形成されて、これに電子がトラップされ、これがその後の消去電流を流れにくくし、また消去状態でのメモリセルのしきい値が十分低下しないというセル特性劣化の原因となる。
以下には、消去動作の高速性を損なうことなく、消去動作でのメモリセル特性劣化を抑制することを可能とした実施の形態を説明する。
実施の形態1
図13は、実施の形態1によるデータ消去モードでの消去電圧発生の様子を、図27と対応させて示している。消去電圧発生回路18aは、上に説明したとおりであり、図27の消去モードの場合とはその制御法が異なる。図13では、図27と対応させて消去ループ数が4(Loop1〜Loop4)で消去する場合を示している。
消去回数を示す信号Loop1〜Loop4、VPPポンプ起動信号VPP_EN、VMMポンプ起動信号VMM_ENはコントローラ19にて生成されるものとする。
消去動作前はVPPポンプ起動信号VPP_EN及びVMMポンプ起動信号VMM_ENは共に“L”であり、CPWELLはORゲートG11及びトランジスタMN13によりVssに接続されている。1回目の消去動作が開始されると、VPPポンプ起動信号VPP_ENが“H”となるのでMOSトランジスタMN13はオフになり、VPPポンプPMP1が昇圧動作を開始する(タイミングt00)。
一方、1回目の消去動作が開始されても、VMMポンプ起動信号VMM_ENは“L”を保持しており、VMMポンプPMP2は停止したままである。即ち1回目の消去動作は、VPPポンプPMP1のみにより行なわれる。また1回目の消去動作においては、ループ信号は、Loop1のみが“H”、残りLoop2〜Loop4は“L”である。VPP電圧検知回路DET1においては、VPP_ENとLoop1を入力とするNANDゲートG15及びインバータG19によってNMOSトランジスタMN33がオンする。またNMOSトランジスタMN37がオンする。
これにより検知回路DET1は設定電圧に達するまでVPPを昇圧するよう検知信号VPP_FLG=“H”を出力する。昇圧電位VPPはローカルポンプLPMP1によりゲートに昇圧電位を与えられたNMOSトランジスタMN11を経由してメモリセルの形成されるPウェル端子CPWELLへと供給される。VPP及びCPWELLが設定電位Veiに到達すると、VPP電圧検知回路DET1の動作によりVPP_FLG=“L”となって昇圧動作を停止する(タイミングt01)。
図12に示したように出力電圧が低い間は、VPP用ポンプPMP1の供給電流はVMM用ポンプPMP2の供給電流に比較して少ない。従って図13に示すように、1回目の消去動作においてCPWELL電位の立ち上がり波形は、図27に示す比較例より鈍く、緩くなる。この結果、消去動作時にセルのフローティングゲートからの電子放出が抑制される。つまり消去動作初期のトンネル絶縁膜を通過する電流量(消去電流量)が少なくなり、トンネル絶縁膜の劣化を抑えることができる。
2回目以降の消去動作においては、トンネル絶縁膜を通過する電流量は1回目の消去動作より少ない。従って消去電圧の昇圧スピードを抑える必要はなく、従来通りの立ち上がり波形の鈍化がない昇圧動作となる。具体的に2回目の消去動作を説明する。消去動作前はCPWELLはVssに接続されている。
2回目の消去動作が開始されると、VPPポンプ起動信号VPP_ENが“H”となるので、MOSトランジスタMN13はオフし、VPPポンプPMP1が昇圧動作を開始する(タイミングt10)。同時に、VMMポンプ起動信号VMM_ENも“H”となり、VMMポンプPMP2も昇圧動作を開始する。
VMM電圧検知回路DET2において、VMM_ENが“H”となることにより、NMOSトランジスタMN53,MN54がオンする。これにより電圧検知回路DET2は活性になり、設定電圧Vemに達するまでVMMを昇圧するよう検知信号VMM_FLG=“H”を出力する。
昇圧電位VMMはローカルポンプLPMP2によりゲートに昇圧電位を与えられたNMOSトランジスタMN12を経由してCPWELLへ供給される。VMMがVemに到達すると、VMM電圧検知回路DET2によりVMM_FLG=“L”となって、VMM用ポンプPMP2は昇圧動作を停止する(タイミングt11)。
但し消去電圧は設定電圧Vei+ΔVeより低いため、VPP電圧検知回路DET1の出力VPP_FLGは“H”を保っている。よってVMMポンプPMP2が停止した後はVPPポンプPMP1のみで消去電圧が設定電圧Vei+ΔVeに達するまで昇圧される。昇圧電位VPPはローカルポンプLPMP1によりゲートに昇圧電位を与えられたNMOSトランジスタMN11を経由してCPWELLへ供給される。
消去電圧が設定電圧Vei+ΔVeに達すると、VPP_FLG=“L”となり、VPPポンプPMP1の昇圧動作が停止する(タイミングt12)。
図12に示したように、出力電圧が低い場合はVMM用ポンプPMP2の供給電流はVPP用ポンプPMP1の供給電流に比較して大きい。従って図13に示したように、2回目の消去動作においてCPWELL電位の設定電位Vemまでの昇圧スピードは1回目の消去動作より速くなる。2回目の消去動作では1回目の消去動作で放出されなかった電子を放出させるため、CPWELLの電位は1回目より高いVei+ΔVeまで昇圧させる必要がある。
昇圧動作に掛かる時間は1回目の消去動作より長くなる可能性があるが、本実施形態によればその時間の延びを抑制することができる。3,4回目の消去動作は、2回目と同様である。
このような動作により、この実施形態によれば、最もトンネル絶縁膜を劣化させる1回目の消去動作時にはフローティングゲートの電子を時間を掛けて放出させる。これによりトンネル絶縁膜を通過する電流量を少なく保ち、トンネル絶縁膜の劣化を最小限にすることができる。一方2回目以降の消去動作時間の延びを抑制し、消去に掛かる時間は従来と同等に保つことが可能である。即ち消去動作の高速性を損なうことなく、消去動作に伴うセル特性の劣化を抑制することが可能になる。
実施の形態2
1回目の消去動作における消去電圧Veiを低く設定した場合や消去時間が短い場合、フローティングゲートFG内の電子が殆ど放出されないことがある。2回目の消去動作時は、消去電圧が1回目の電圧Veiよりも高い電圧Vei+ΔVeに設定されるため、より電子は放出され易い。従って2回目の消去動作時にトンネル絶縁膜を通過する電流量が多くなり、トンネル絶縁膜が劣化する可能性がある。
図14は、この点を考慮した実施の形態2のデータ消去モードの動作波形を、図13の実施の形態1と対応させて示している。実施の形態1との相違は、2回目の消去動作にある。
回路構成及び1,3,4回目の消去動作に関しては、先の実施の形態1と同様であるため説明は省略し、2回目の消去動作について説明する。2回目の消去動作では、ループ信号は、Loop2が“H”、Loop1,Loop3,Loop4は“L”である。
VPP電圧検知回路DET1において、VPP_ENとLoop2を入力とするNANDゲートG16及びインバータG20によってNMOSトランジスタMN34がオンする。またNMOSトランジスタMN37がオンする。
VMMポンプ起動信号VMM_ENは、2回目の消去動作が開始しても“L”を保持し、2回目の昇圧動作もVPPポンプPMP1のみにより行なわれる(タイミングt10)。VPP電圧検知回路DET1は設定電圧に達するまでVPPを昇圧するよう検知信号VPP_FLG=“H”を出力する。
昇圧電位VPPはローカルポンプLPMP1によりゲートに昇圧電位を与えられたNMOSトランジスタMN11を経由してCPWELLへ供給される。VPP及びCPWELLが設定電位Vei+ΔVeに到達すると、VPP_FLG=“L”となって昇圧動作を停止する(タイミングt11)。
従って実施の形態1における1回目の消去動作と同様に2回目の消去動作においてCPWELL電位の立ち上がり波形は比較例より鈍く、昇圧時間も長くなる。これにより、2回目の消去動作時においてもフローティングゲートFGから電子が時間を掛けて放出される。つまりトンネル絶縁膜を通過する電流量を少なく保ち、トンネル絶縁膜の劣化を抑えることができる。
3回目以降の消去動作は、先の実施の形態の2回目以降と同じになる。即ち、VPP用ポンプPMP1とVMM用ポンプPMP2が共に動作開始し(タイミングt20)、高速昇圧を行なって、昇圧電位がVemに達するとVMM_FLG=“L”によりVMM用ポンプPMP2が動作停止し(タイミングt21)、Vei+ΔVe×2になると、VPP用ポンプPMP1が動作停止する(タイミングt22)。
このようにこの実施の形態2では、最もトンネル絶縁膜を劣化させる1,2回目の消去動作時にフローティングゲートFGから電子を時間を掛けて放出させる。これによりトンネル絶縁膜を通過する電流量を少なく保ち、トンネル絶縁膜の劣化を最小限にすることができる。それと同時に3回目以降の消去動作時間の延びを抑制し、消去に掛かる時間は従来と同等にすることが可能である。
実施の形態3
ここまでの実施の形態では、消去サイクルの初期段階で、2系統のポンプ回路のうち、電流供給能力は低いが高電圧を生成可能な方のみを動作させるという制御により、消去電流を抑制してセル特性劣化を防止した。これに対し、2系統のポンプ回路を共に駆動しながら、同様の効果を得ることも可能である。そのためには、ポンプ回路の電流供給能力自体を切り換え可能に設定し、消去サイクルに応じてポンプ能力切り換えを行なうようにすればよい。
図15は、そのような実施の形態3に用いられる消去電圧発生回路18aの構成を、図3と対応させて示している。図3に示した消去電圧発生回路18aとの相違は、VMM用ポンプ回路32内にその駆動クロック周波数を切り換えるためのクロック分周選択回路DIV1が追加されている点である。
図16は、クロック分周選択回路DIV1のクロック分周回路の構成を示し、図17は同じくクロック分周選択回路DIV1のうちクロック選択回路の構成を示している。
クロック分周回路は、相補クロックMCLK/MCLKbが入力されるCMOSインバータ161と、その出力ノードAを共有し、インバータ161とは逆相入力されて、NORゲートG32の出力に応じて出力ノードAを制御するためのCMOSインバータ162を有する。
更に、NORゲートG32により制御されて相補クロックMCLK/MCLKbが入力されるCMOSインバータ163と、その出力ノードCの状態をNORゲートG33の出力に応じて制御するための、インバータ163とは逆相入力されるCMOSインバータ164を有する。
NORゲートG33の出力ノードDは、インバータG34を介してクロックMCLK2の出力ノードにつながり、その出力はCMOSインバータ161の制御信号となる。
NORゲートG32,G33は、VMM_EN及びVMM_FLGが共に“H”のときに、これを検出するNANDゲートG31の出力“L”により活性化され、インバータとして動作する。即ち、VMM_EN及びVMM_FLGが共に“H”のときにNORゲートG32,G33が活性になって分周回路が動作し、クロックMCKLを分周したクロックMCLK2を出力する。VMM_EN,VMM_FLGのいずれか一方でも“L”のときは、NORゲートG32,G33の出力は“L”固定となって、分周回路は動作しない。
クロック選択回路は、コントローラ19から発生される選択信号SLOWに基づいて、分周したクロックMCLK2又は分周しないクロックMCLKを選択する回路である。即ち、クロックMCLK,MCLK2が入力されるNANDゲートG37,G35を有し、これが選択信号SLOWにより選択的に活性化される。NANDゲートG37,G35の出力に基づいて、NANDゲートG38とインバータG39により、相補信号MCLKA,MCLKAbが生成される。
クロック分周選択回路の動作を、具体的に図18を参照して説明する。
VMM_ENとVMM_FLGが共に“H”のときに、NORゲートG32,G33が活性になり分周回路が動作する。このとき、VMM用クロック生成回路CLK2も動作を開始し、相補信号MCLK/MCLKbが発生される。分周動作は次の通りである。
MCLKが“L”から“H”になると、MCLK=“H”,MCLKb=“L”がそれぞれNMOSトランジスタMN61,PMOSトランジスタMP62に入力されてインバータ161の出力ノードAは“L”になる。このとき、インバータ163は逆入力となり、出力ノードCの電位は決まらない。
一方このとき、インバータ164では、ノードDの初期状態“L”によりPMOSトランジスタMP67がオン、NMOSトランジスタMN68がオフであり、PMOSトランジスタMP68がMCLKb=“L”によりオンであるから、このインバータ164によりノードCは“H”に設定される。
次に、MCLKが“L”、MCLKbが“H”に遷移すると、インバータ162により出力ノードAは“L”の状態を保ち、インバータ163によりその出力ノードCは“L”になる。NORゲートG33の入力は共に“L”であるので、ノードDは“H”、従ってMCLK2は“L”に遷移する。
次に、MCLKが“H”になると、インバータ164によりノードCは“L”状態を保ち、NORゲートG33の入力が共に“L”のままなのでノードDは“H”、MCLK2は“L”を保持する。一方インバータ161では、NMOSトランジスタMN61,MN62がオンになり、これにより出力ノードAは“L”に、BはノードBは“H”に遷移する。
再度MCLKが“L”になると、インバータ163でPMOSトランジスタMP65,MP66がオンになり、その出力ノードCが“H”、ノードDが“L”になり、MCLK2が“H”となる。
このような動作の繰り返しにより、クロックMCLKを分周した2倍周期のクロックMCLK2が得られることになる。
次にクロック選択回路の動作について説明すると、消去電圧制御回路にて生成される選択信号SLOWが“H”のとき、NANDゲートG35が活性化されて、SLOW=“L”のときはNANDゲートG37が活性化される。
NANDゲートG37の入力はSLOWbとMCLKであるので、SLOWb=“L”の場合はMCLKによらず、出力Fは“H”を保持する。一方NANDゲートG38の入力はSLOWとMCLK2であるので、SLOW=“H”の場合はG35の出力EはMCLK2の反転信号となる。
NANDゲートG38はE,Fを入力とするので、Fが“H”の場合Eの反転信号すなわちMCLK2と同相の信号をMCLKAbとして出力する。インバータG39は、MCLKAbを入力として、その反転信号MCLKAを出力する。
よって、SLOW=“H”の場合、MCLKの2倍周期の信号MCLK2を相補信号MCLKA/MCLKAbとして出力する。SLOW=“L”の場合は、NANDゲートG37が、MCLKの反転信号を出力する。
相補信号MCLKA/MCLKAbは、VMM用チャージポンプPMP2に入力される。即ちSLOW信号に従って、分周しないクロックによるポンプ駆動と分周クロックによるポンプ駆動とを選択することが可能になる。
図19は、VMM用ポンプPMP2について、クロックを分周しない場合と分周した場合の電流供給能力を比較して示したものである。チャージポンプの基本動作は、クロック周波数によらない。但しある単位時間当りに昇圧動作を行う回数は分周しない場合と比較して分周した場合は1/2になる。従って同じ出力電圧に対する電流供給能力も、分周クロックを用いた場合は1/2になる。
このようにポンプ駆動のクロック周波数制御を行なうことによって、ポンプの電流供給能力を制御することができ、消去電圧の立ち上がり波形を選択的に緩やかにする、或いは鈍くするという制御が可能になる。
図20は、実施の形態3のデータ消去モードの動作波形を、図13及び図14の実施の形態と対応させて示している。基本動作は実施の形態1と同様であるため詳細説明は省略するが、1回目の消去動作における消去電圧立ち上がり波形が異なる。図27の比較例と比較すると、消去電圧立ち上がり波形が緩やかになり、Vemまでの到達時間t1−t0が異なる。
具体的に説明する。1回目の消去動作が開始すると(タイミングt0)、Loop1,VPP_EN,VMM_EN,SLOWが“H”になる。このとき、二つのポンプPMP1,PMP2が同時に動作開始する。但し、SLOW=“H”により、クロック分周選択回路DIV1はポンプ用クロックMCLKを分周したクロック信号MCLK2を相補信号MCLKA/MCLKAbとして出力する。従ってVMM用チャージポンプPMP2は、MCLKA/MCLKAbにより昇圧動作を行う。
図19に示したように、この場合ポンプの出力電圧に対する電流供給能力は通常の1/2に設定されているため、VMM及びCPWELLが設定電位Vemまで昇圧される時間t0−t1は、通常より2倍以上長くなる。即ち、初回の消去電圧の立ち上がり波形が鈍くなる。
このような動作制御により、1回目の消去動作時でのトンネル絶縁膜の劣化を抑えることができる。
2,3,4回目の消去動作では、SLOW=“L”であり、クロック分周選択回路DIV1はポンプクロックMCLKを相補信号MCLKA/MCLKAbとしてVMM用チャージポンプPMP2へ出力する。このときポンプ能力は、先の実施の形態1の場合と同じであり、CPWELL電位の昇圧時間t1−t0は短縮され、昇圧スピードは1回目の消去動作より速くなる。
2回目の消去動作では1回目の消去動作で放出されなかった電子を放出させるため、CPWELLの電位は1回目より高いVei+ΔVeまで昇圧させる。昇圧動作に掛かる時間は1回目の消去動作より長くなる可能性があるが、本実施の形態によればその時間の延びを抑制することができる。3,4回目の消去動作に関しても同様に消去動作の時間が延びることを抑えることができる。
以上のような動作により、消去の高速性を損なうことなく、トンネル絶縁膜の劣化を最小限にすることができる。
実施の形態4
1回目の消去動作における消去電圧Veiを低く設定した場合や消去時間が短い場合、フローティングゲートFG内の電子が殆ど放出されないことがある。2回目の消去動作時は、消去電圧が1回目の電圧Veiよりも高い電圧Vei+ΔVeに設定されるため、より電子は放出され易い。従って2回目の消去動作時にトンネル絶縁膜を通過する電流量が多くなり、トンネル絶縁膜が劣化する可能性がある。
図21は、この点を考慮して、実施の形態3をわずかに変形した実施の形態4の動作電圧波形を示している。実施の形態3との相違は2回目の消去動作である。
回路構成及び1,3,4回目の消去動作は、先の実施の形態3と同じであるため説明は省略する。この実施の形態4では、2回目の消去動作においても、SLOW=“H”として、VMMポンプPMP2について分周クロックが与えられるようにしている。
即ち、VMM用チャージポンプPMP2は、1回目と同様、2回目も相補クロックMCLKA/MCLKAbにより昇圧動作を行い、昇圧電圧の立ち上がりを緩やかにしている。即ち、Vmへの昇圧時間t1−t0は1,2回目とも通常より長く設定され、3回目からこれが短縮されている。
これにより、2回目の消去動作でのトンネル絶縁膜の劣化を抑えることができる。消去に掛かる総時間の延びは問題にならない程度に抑制することができる。
実施の形態5
図22は、実施の形態5に用いられる消去電圧生成回路18aの構成を示す。この実施の形態5では、ここまでの実施の形態で説明したVMM用チャージポンプ回路32の部分に、二つのポンプ回路即ち、VMM1用ポンプ回路32aと、VMM2用ポンプ回路32bとを併設している。
VMM1用ポンプ回路32aは、チャージポンプPMP3、クロック生成回路CLK3及び電圧検知回路DET3を有する。VMM2用ポンプ回路32bは同様に、チャージポンプPMP4、クロック生成回路CLK4及び電圧検知回路DET4を有する。またそれぞれにローカルポンプLPMP3,LPMP4が付属し、出力はCPWELLに共通接続されている。
これら二つのポンプ回路32a,32bは、活性化信号VMM1_EN,VMM2_ENにより別々に活性化制御される点を除き、構成及び能力が同じものである。
図23は、チャージポンプ回路PMP3,PMP4の構成を示している。図8に示した先の実施の形態のVMM用チャージポンプPMP2と基本構成は変わらない。昇圧用キャパシタの容量が、先のチャージポンプPMP2のそれの1/2になっている点が異なる。
従って、図24に示すように、VMM1用、VMM2用のポンプの電流供給能力は、先の実施の形態でのVMM用ポンプのそれの1/2になる。これにより、これらのチャージポンプPMP3,PMP4を同時に使うか、一方のみを使うかという切り換え制御により、ポンプ能力が選択できることになる。即ち、先の実施の形態と同様に、消去サイクルの初期の消去電圧立ち上がり波形を緩やかにするという制御が可能になる。
図25は、この実施の形態での消去動作の波形を示している。基本動作は先の実施の形態と同様であるため詳細説明は省略するが、1回目の消去動作におけるCPWELLが設定電位Vemに到達するまでの昇圧時間t1−t0は実施の形態3と同等となる。
1回目の消去動作では、Loop1,VPP_EN,VMM1_ENが“H”になる。これにより、VPP用ポンプPMP1、VMM1用ポンプPMP3がそれぞれ昇圧動作を開始する。一方VMM2_ENは“L”のままであり、VMM2用ポンプPMP4は動作しない。
これにより、1回目の消去電圧立ち上がり波形が鈍くなり、トンネル絶縁膜の劣化を抑えることができる。
2,3,4回目の消去動作では、VPP_EN,VMM1_EN,VMM2_ENが全て“Hになる。即ち、VPP用ポンプPMP1と共に、二つのVMM1,VMM2用ポンプPMP3,PMP4が同時に動作する。これにより、CPWELL電位のVem電位に達するまでの時間t1−t0は短縮され、1回目の消去動作より速くなる。
例えば2回目の消去動作では1回目の消去動作で放出されなかった電子を放出させるためCPWELLの電位は1回目より高いVei+ΔVeまで昇圧させる。昇圧動作に掛かる時間は1回目の消去動作より長くなる可能性があるが、その時間の延びは問題にならない程度に抑えられる。
以上のような動作により、高速性を損なうことなく、消去動作に伴うセル特性劣化を抑制することが可能になる。
実施の形態6
1回目の消去動作における消去電圧Veiを低く設定した場合や消去時間が短い場合、フローティングゲートFG内の電子が殆ど放出されないことがある。2回目の消去動作時は、消去電圧が1回目の電圧Veiよりも高い電圧Vei+ΔVeに設定されるため、より電子は放出され易い。従って2回目の消去動作時にトンネル絶縁膜を通過する電流量が多くなり、トンネル絶縁膜が劣化する可能性がある。
図26は、この点を考慮して、実施の形態5をわずかに変形した実施の形態6の動作電圧波形を示している。実施の形態5との相違は2回目の消去動作である。
回路構成及び1,3,4回目の消去動作は、先の実施の形態5と同じであるため説明は省略する。この実施の形態では、2回目の消去動作においてもVMM2_ENが“L”を保持する。即ちVMM2用ポンプPMP4は2回目も動作しない。これにより、CPWELLが設定電位Vemまで昇圧されるのに要する時間t1−t0が、1,2回目とも通常より長くなっている。
これにより、2回目の消去動作でのトンネル絶縁膜の劣化を抑えることができる。また、消去に掛かる総時間の延びは問題にならない程度に抑制することができる。
この発明は上記実施の形態に限られない。例えば実施の形態では、消去サイクルが4ループで完了する例において、その消去サイクルの初期段階として、第1ループ又は、第1及び第2ループについて、消去電圧立ち上がり波形を鈍くすることで、消去動作に伴うセル特性劣化を防止している。
消去サイクル数によっては、消去電圧上昇カーブを緩くする初期段階のループ数を3或いはそれ以上にすることも有効である。即ち、設定される消去サイクル数が多い場合には、それに応じて昇圧時間を掛ける初期段階ループ数を多くしても、消去の高速性をそれ程損なうことなく、セル特性劣化を抑制することができる。
また実施の形態3,4では、クロック分周比について2分周の例を挙げたが、3分周や4分周等も選択可能である。
実施の形態5,6においては、初期段階で二つのVMM用ポンプ回路32a,32bの一方を用い、後続サイクルでは両方用いる例を示したが、これらのポンプ回路が実際には複数個ずつ併設されたものであってもよい。例えば合計10個のVMM用ポンプ回路が併設されて、初期段階ではそのうちの適当数のみが選択され、後続サイクルでは全部が選択される、という仕様も可能である。
11…メモリセルアレイ、12…ロウデコーダ、13…カラムデコーダ、14…データ制御回路、15…入出力バッファ、16…コマンドデコーダ、17…アドレスバッファ、18…内部電圧発生回路、18a…消去電圧発生回路、18b…書き込み電圧発生回路、19…コントローラ、20…データバス、31…VPP用昇圧ポンプ回路、32…VMM用昇圧ポンプ回路、32a…VMM1用昇圧ポンプ回路、32b…VMM2用昇圧ポンプ回路、PMP1…VPP用チャージポンプ、PMP2…VMM用チャージポンプ、PMP3…VMM1用チャージポンプ、PMP4…VMM2用チャージポンプ、CLK1,CLK2,CLK3,CLK4…クロック生成回路、DET1,DET2,DET3,DET4…電圧検知回路、LPMP1,LPMP2,LPMP3,LPMP4…ローカルポンプ、DIV1…クロック分周選択回路。

Claims (5)

  1. 不揮発性メモリセルが配列されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイのデータ消去を行なうための消去電圧を発生する消去電圧発生回路とを備え、
    前記メモリセルアレイの選択領域に複数の消去サイクルで消去電圧を印加するデータ消去モードにおいて、前記複数の消去サイクルの初期段階での消去電圧の立ち上がり波形を後続サイクルのそれに比べて鈍らせる
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記消去電圧発生回路は、第1の昇圧ポンプ回路と、前記第1の昇圧ポンプ回路と併設された、生成電位が前記第1の昇圧ポンプ回路より低く立ち上がり時の電流供給能力が前記第1のポンプ回路より高い第2の昇圧ポンプ回路とを有し、
    前記データ消去モードにおいて、前記消去電圧発生回路は、前記複数の消去サイクルの初期段階で前記第1の昇圧ポンプ回路のみが動作し、後続サイクルで前記第1及び第2の昇圧ポンプ回路が同時に動作するように制御される
    請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記消去電圧発生回路は、第1の昇圧ポンプ回路と、前記第1の昇圧ポンプ回路と併設された、生成電位が前記第1の昇圧ポンプ回路より低く立ち上がり時の電流供給能力が前記第1のポンプ回路より高い第2の昇圧ポンプ回路と、前記第2の昇圧ポンプ回路の駆動クロック周波数を切り換える分周選択回路とを有し、
    前記データ消去モードにおいて、前記消去電圧発生回路は、前記複数の消去サイクルの前記初期段階では前記第1の昇圧ポンプ回路と駆動クロックが分周された状態の前記第2の昇圧ポンプ回路が同時に動作し、後続サイクルでは前記第1の昇圧ポンプ回路と駆動クロックが分周されない状態の前記第2の昇圧ポンプ回路が同時に動作するように制御される
    請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 前記消去電圧発生回路は、第1の昇圧ポンプ回路と、前記第1の昇圧ポンプ回路と併設された、生成電位が前記第1の昇圧ポンプ回路より低い第2及び第3の昇圧ポンプ回路とを有し、
    前記データ消去モードにおいて、前記消去電圧発生回路は、前記複数の消去サイクルの前記初期段階で前記第1の昇圧ポンプ回路と前記第2及び第3の昇圧ポンプ回路の一方が同時に動作し、後続サイクルでは前記第1の昇圧ポンプ回路と、前記第2及び第3の昇圧ポンプ回路とが同時に動作するように制御される
    請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 前記第1の昇圧ポンプ回路は、N段の昇圧ユニットが直列接続されたチャージポンプを有し、前記第2の昇圧ポンプ回路は、M段(M<N)の昇圧ユニットが直列接続されたチャージポンプを有する
    請求項2又は3記載の半導体記憶装置。
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