JP2011154362A - 回折光学素子及び光学機器 - Google Patents

回折光学素子及び光学機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2011154362A
JP2011154362A JP2010292064A JP2010292064A JP2011154362A JP 2011154362 A JP2011154362 A JP 2011154362A JP 2010292064 A JP2010292064 A JP 2010292064A JP 2010292064 A JP2010292064 A JP 2010292064A JP 2011154362 A JP2011154362 A JP 2011154362A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
wavelength
diffraction efficiency
optical member
optical element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010292064A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Yamada
和宏 山田
Kazuhiro Minami
和博 南
Yasuhiro Tanaka
康弘 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010292064A priority Critical patent/JP2011154362A/ja
Publication of JP2011154362A publication Critical patent/JP2011154362A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/42Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect
    • G02B27/4205Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect having a diffractive optical element [DOE] contributing to image formation, e.g. whereby modulation transfer function MTF or optical aberrations are relevant
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/42Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect
    • G02B27/4288Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect having uniform diffraction efficiency over a large spectral bandwidth
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/18Diffraction gratings
    • G02B5/1876Diffractive Fresnel lenses; Zone plates; Kinoforms
    • G02B5/189Structurally combined with optical elements not having diffractive power
    • G02B5/1895Structurally combined with optical elements not having diffractive power such optical elements having dioptric power

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Abstract

【課題】光学材料の選択の余地を広げる。
【解決手段】回折光学素子1は、第1光学部材10及び第2光学部材11を積層させて、それらの境界面12に回折格子を形成している。回折光学素子1は、第1光学部材10の吸収係数α[mm-1]と回折格子12の格子高h[μm]が式(1),(2)を満たす。
α≧0.04 ・・・(1)
h≦263.18×α-0.9454 ・・・(2)
【選択図】図2

Description

本発明は、2つの光学部材を積層させて、それらの境界面に回折格子を形成した回折光学素子及びそれを備えた光学機器に関するものである。
複数の光学部材を積層させて、その境界面にレリーフパターンを形成したものが知られている。
例えば、特許文献1に記載された回折光学素子は、相対的に低屈折高分散の光学材料と、高屈折低分散の光学材料とを積層させ、両者の境界面に断面鋸歯状の回折格子を形成している。さらに詳しくは、2つの光学材料の屈折率差が短波長側で小さく、長波長側で大きくなるように構成されている。特許文献1に係る回折光学素子では、このような光学材料の組み合わせにすることによって、回折効率の波長依存性を低減している。
また、複数の光学部材を積層させたものではないが、特許文献2に記載された回折光学素子は、基板上に中間層を介してベース部、回折格子が形成された素子部を少なくとも1つ有する回折光学素子であって、該ベース部と該回折格子は同じ材料により成り、該回折格子と該中間層の材料のそれぞれの消光係数Ka,Kbを適切に設定している。
特開平9−127321号公報 特開2009−134223号公報
一方、特定の波長の光だけを回折させたい光学機器においては、回折効率の波長依存性を向上させる、即ち、回折効率の波長選択性を向上させることが求められる。そのためには、逆に、相対的に高屈折高分散の光学材料と、低屈折低分散の光学材料とを積層させることが考えられる。このように、所望の光学性能を達成するためには、適切な光学材料を選択する必要がある。
しかしながら、このような光学特性の他に、光学材料には、成形性、耐衝撃性、透明性等、様々な特性が求められる。それらを満たす光学材料は世の中に無限にあるわけではなく、限りがある。つまり、求められる光学性能が増えれば、その分だけ、光学材料の選択の余地を狭めることになる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、2つの光学材料を積層させて、それらの境界面に回折格子を形成した回折光学素子において、光学材料の選択の余地を広げることにある。
本発明は、第1光学部材及び第2光学部材を積層させて、それらの境界面に回折格子を形成した回折光学素子が対象である。そして、上記第1光学部材の吸収係数α[mm-1]と上記回折格子の格子高h[μm]が、下記式(1),(2)を満足するものとする。
α≧0.04 ・・・(1)
h≦263.18×α-0.9454 ・・・(2)
本発明によれば、回折効率を高く維持しつつ、光学材料の選択の余地を広げることができる。
本発明の実施形態に係る交換レンズが取り付けられたカメラの概略図である。 回折光学素子の概略断面図である。 RCWA法のシミュレーションに用いた回折格子のモデルである。 吸収係数αと格子高hに対する回折効率の関係を示すグラフである。 回折格子の模式図である。 材料間の傾きMとブレーズ波長λbに対する可視平均回折効率の関係を示すグラフであって、好ましい材料間の傾きMの範囲を示すグラフである。 材料間の傾きMとブレーズ波長λbに対する可視平均回折効率の関係を示すグラフであって、好ましい材料間の傾きM及びブレーズ波長λbの範囲を示すグラフである。 表1に対応する、可視波長域における回折効率を示すグラフである。 材料間の傾きMとブレーズ波長λbに対する可視平均回折効率の関係を示すグラフであって、別の好ましい材料間の傾きM及びブレーズ波長λbの範囲を示すグラフである。 表2に対応する、可視波長域における回折効率を示すグラフである。 表3に対応する光学材料の主分散と基準屈折率との関係を示すグラフである。 回折格子の形状がばらついているときの格子高hを説明するための概略図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《発明の実施形態》
図1には、本実施形態に係る例示的な回折光学素子1を備えた交換レンズ200及びそれが取り付けられたカメラ100の概略図を、図2には、回折光学素子1の概略断面図を示す。
交換レンズ200は、カメラ100に着脱可能に構成されている。交換レンズ200は、例えば、望遠ズームレンズである。交換レンズ200は、屈折型のレンズに加えて、回折光学素子1をレンズ素子として機能させている。
回折光学素子1は、それぞれ光透過性を有する第1光学部材10及び第2光学部材11を積層させて構成されている。本実施形態では、第1光学部材10はガラス材料であり、第2光学部材11は樹脂材料である。第1光学部材10と第2光学部材11とは相互に接合されている。第1光学部材10の接合面10aと第2光学部材11の接合面11aとで構成される境界面12には、断面鋸歯形状の回折格子13が形成されている。回折格子13の光学的パワーは波長依存性を有するため、回折格子13は、波長の異なる光に対してほぼ同じ位相差を付与し、波長の異なる光を相互に異なる回折角で回折させる。
詳しくは、第1光学部材10の接合面10aには、凹状の第1回折格子14が形成される一方、第2光学部材11の接合面11aには、凸状の第2回折格子15が形成される。第1回折格子14は、回折光学素子1の光軸を中心として周方向に延び且つ、光軸を中心として同心円状に規則的に配列された複数の凹部で構成されている。各凹部は、光軸と略平行な面と光軸に対して傾斜した斜面とを有し、その横断面が略三角形状をしている。また、第2回折格子15は、回折光学素子1の光軸を中心として周方向に延び且つ、光軸を中心として同心円状に規則的に配列された複数の凸部で構成されている。各凸部は、光軸と略平行な面と光軸に対して傾斜した斜面とを有し、その横断面が略三角形状をしている。第1回折格子14と第2回折格子15とはそれぞれ、格子高が同じで且つ格子ピッチも同じとなるように構成されている。すなわち、第2回折格子15の各凸部が第1回折格子14の各凹部にぴったりと嵌り込むように構成されている。その結果、第1光学部材10の接合面10aと第2光学部材11の接合面11aとは、隙間を空けることなく重なり合って、1つの境界面12を形成する。同時に、第1回折格子14と第2回折格子15とが一体となって回折格子13を形成する。ただし、接合面10aと接合面11aとが略平行であれば、接合面10aと接合面11aとの間に、空気、反射防止膜、接着剤等の、第1回折格子14や第2回折格子15とは屈折率が異なる中間層があっても構わない。
尚、第1回折格子14の凹部の谷部分及び第2回折格子15の凸部の尾根部分(即ち、横断面における三角形の頂点)は、面取り又はR面取りされていてもよい。また、第1回折格子14の凹部の斜面及び第2回折格子15の凸部の斜面は、非球面状又は球面状に湾曲していてもよい。
一方、第1光学部材10の接合面10aとは反対側の表面10bと、第2光学部材11の接合面11aとは反対側の表面11bとは、相互に平行な平面に形成されている。図1に示すように、例えば、第1光学部材10側から回折光学素子1に入射した光は、回折格子13でもって回折されて第2光学部材11側から出射されるようになっている。尚、第1光学部材10の表面10bと第2光学部材11の表面11bとは平行でなくてもよい。
このように構成された回折光学素子1は、下記式(1),(2)を満たす。
α≧0.04 ・・・(1)
h≦263.18×α-0.9454 ・・・(2)
これら式(1),(2)を満たす範囲であれば、光学的に透明でない材料(即ち、吸収係数αが0.04mm-1以上の材料)であっても、高い回折効率を発揮することができるため、第1光学部材10の光学材料として採用することができる。具体的には、ブレーズ波長λbにおける回折効率を85%より大きくすることができる。
好ましくは、式(1),(2)に加えて、下記式(3)を満たす範囲とすることで、回折効率を90%よりも大きくすることができる。
h≦166.36×α-0.9444 ・・・(3)
さらに好ましくは、式(1),(2)に加えて、下記式(4)を満たす範囲とすることで、回折効率を95%よりも大きくすることができる。
h≦67.349×α-0.898 ・・・(4)
ところで、本実施形態のように、回折光学素子1が交換レンズ200に用いられる場合には、白色光を対象とするため、回折効率の波長依存性が低いことが望まれる。そのため、回折光学素子1は下記式(5)を満たすことが好ましい。
−6.30≦M≦−4.55 ・・・(5)
ただし、
M={n1(λ2)−n2(λ2)}/{n1(λ1)−n1(λ3)−n2(λ1)+n2(λ3)}、
1(λ):波長λの入射光に対する第1光学部材の屈折率、
2(λ):波長λの入射光に対する第2光学部材の屈折率、
λ1:0.486133μm、
λ2:0.587562μm、
λ3:0.656273μm、
である。
詳しくは、式(1)において、λ1はF線の波長、λ2はd線の波長、λ3はC線の波長である。つまり、Mの分子は、第1光学部材10の基準屈折率(n1(λ2))と第2光学部材11の基準屈折率(n2(λ2))との差であり、Mの分母は、第1光学部材10の主分散(n1(λ1)−n1(λ3))と第2光学部材の主分散(n2(λ1)−n2(λ3))との差である。すなわち、Mは、第1光学部材10と第2光学部材11との間の主分散の変化量(差)に対する、第1光学部材10と第2光学部材11との間の基準屈折率の変化量(差)を表しており、本明細書においては、Mを「材料間の傾き」と称する。
回折光学素子1の回折効率の波長依存性は、この材料間の傾きMに応じて変化する。そして、式(1)を満たすように第1及び第2光学部材10,11を選択し、その第1及び第2光学部材10,11を用いて回折光学素子1を作製することによって、回折光学素子1の回折効率を可視波長域(波長が0.400μm〜0.700μmの領域)の全域に亘って一様に高くすることができる。つまり、可視波長域の全域に亘る回折効率の波長依存性を低減させると共に、可視波長域の全域における回折効率の平均値(以下、可視平均回折効率という)を向上させることができる。
一方、回折光学素子1をピックアップ装置のように、使用する光の波長が限定されている光学機器に用いる場合には、特定の波長の光だけを効率良く回折させることが好ましい。その場合には、回折効率の波長依存性が高くなる、即ち、波長選択性が高くなるように、第1及び第2光学部材10,11を選択することも考えられる。そのためには、材料間の傾きMが上記式(5)とは大きく離れる範囲から第1及び第2光学部材10,11の光学材料を選択することになる。
何れにしても、求められる光学性能に応じて、第1及び第2光学部材を選択する必要があり、光学材料の選択において制約を受ける。
それに対して、本実施形態によれば、回折光学素子1を式(1),(2)を満たすように構成することによって、高い回折効率を維持しつつ、光の吸収を許容することができる。その結果、光学材料の選択の余地を広げることができる。つまり、通常であれば、光学素子においては吸収係数ができる限り低い、即ち、光の吸収が少ないものが求められる。しかしながら、回折効率の観点からは、式(1),(2)を満たす範囲であれば、吸収を許容することができる。その結果、例えば、ポリカーボネートのような、吸収係数が0.04mm-1以上の材料であっても、第1光学部材10の光学材料として採用することができる。その結果、回折効率を高く維持しつつ、光学材料の選択の余地を広げることができる。
以下、回折光学素子の実施例について説明する。図3には、シミュレーションに用いた模式的な回折格子の断面図を示す。
第1光学部材10は、複素屈折率を有する光学材料とし、第2光学部材11は、吸収が無い光学材料とする。図3に示すように回折格子13の格子ピッチPを150μm、ブレーズ波長λbをd線(0.587562μm)とし、格子高hを1〜25μmの間で変化させると共に、複素屈折率を変化させながら、RCWA法でシミュレーションを行うことにより、ブレーズ波長λbにおける1次回折光の回折効率を求めた。こうして求めた、格子高h[μm]及び吸収係数α[mm-1]に対する回折効率を図4に示す。
図4からわかるように、下記式(1),(2)を満たす範囲であれば、ブレーズ波長λbに対する回折効率を85%より大きくすることができる。
α≧0.04 ・・・(1)
h≦263.18×α-0.9454 ・・・(2)
したがって、吸収係数が0.04mm-1以上、即ち、光学的に透明でない光学材料であっても、式(2)を満たす限りは、高い回折効率を発揮することができるので、第1光学部材10として採用することができる。その結果、第1光学部材10の選択の余地を広げることができる。
好ましくは、式(1)に加えて、下記式(3)を満たす範囲とすることで、回折効率を90%より大きくすることができる。
h≦166.36×α-0.9444 ・・・(3)
さらに好ましくは、式(1)に加えて、下記式(4)を満たす範囲とすることで、回折効率を95%より大きくすることができる。
h≦67.349×α-0.898 ・・・(4)
このように、式(3)又は(4)を満たすことによって、高い回折効率を維持しつつ、光学的に透明でない光学材料を第1光学部材10として採用することができる。すなわち、材料選択幅の拡大しつつ、回折効率をさらに高くすることができる。
続いて、図5に示すような回折格子13について考える。このとき、下記式(6),(7)が成り立つ。
φ(λ)=(h/λ)×{n1(λ)cosθ−n2(λ)cosθ} ・・・(6)
2(λ)sinθ=n1(λ)sinθ+mλ/P ・・・(7)
ここで、
φ(λ):位相差
h:格子高[μm]
λ:波長[μm]
m:回折次数
1(λ):第1光学部材の波長λに対する屈折率
2(λ):第2光学部材の波長λに対する屈折率
θ:入射角[°]
θ:m次回折角[°]
P:周期(格子ピッチ)[μm]
である。
この位相差φ(λ)を用いて、波長λの入射光に対するm次回折光の回折効率η(λ)を下記式(8)により求めることができる。
η(λ)=sinc2(φ(λ)−m) ・・・(8)
ここでは、光軸と平行な方向に入射する光に対する1次回折光の回折効率を求めるため、θ=0,m=1とする。また、通常、P≫λとなる。そのため、式(7)より、θ=0となる。その結果、式(6),(8)はそれぞれ、
φ(λ)=(h/λ)×{n1(λ)−n2(λ)} ・・・(9)
η1(λ)=sinc2(φ(λ)−1) ・・・(10)
となる。
すなわち、式(9)に基づいて、波長λを可視波長域で変化させることによって、可視波長域の各波長λに対する位相差φ(λ)を求めることができる。さらに、その位相差を式(10)に代入することによって、可視波長域の各波長λに対する1次回折光の回折効率η1(λ)を求めることができる。そして、求められた回折効率η1(λ)を可視波長域に亘って平均することによって、可視波長域における1次回折光の回折効率η1(λ)の平均値である可視平均回折効率ηを求めることができる。
ただし、式(9)は、波長λだけでなく、格子高hの関数でもある。格子高hは、ブレーズ波長λによって決まる。つまり、ブレーズ波長λのときは回折効率η(λ)が1(即ち、100%)となるため、式(8)より、φ(λ)−m=0となる。ここでは、1次回折光を対象としているため、m=1とすると、φ(λ)=1となる。これを式(9)に代入して整理すると、
h=λ/{n1(λ)−n2(λ)} (11)
となる。ここで、d線に対する屈折率n及びアッベ数νが既知の材料については、各波長λ[μm]に対する屈折率n(λ)は、以下に示すヘルツベルガーの式(12)〜(14)に基づいて算出することができる。
A(λ)=0.088927×λ2−1.294878+0.37349/(λ2−0.035)+0.005799/(λ2−0.035)2 ・・・(12)
B(λ)=0.001255−0.007058×λ2+0.001071/(λ2−0.035)−0.000218/(λ2−0.035)2 ・・・(13)
n(λ)=1+(n−1)×{1+B(λ)+(A(λ)/ν)} ・・・(14)
したがって、まず、ブレーズ波長λと第1及び第2光学部材10,11の材料(即ち、第1光学部材10のd線に対する屈折率n1(λ)及びアッベ数νd1と,第2光学部材11のd線に対する屈折率n2(λ)及びアッベ数νd2)を決める。次に、式(12)〜(14)に基づいて、ブレーズ波長λに対する、第1光学部材10の屈折率n1(λ)と第2光学部材11の屈折率n2(λ)とを求め、それらを式(11)に代入して格子高hを求める。求めた格子高hを式(9)に代入すると共に、波長λを可視波長域で変化させながら、式(10)によって各波長λに対する1次回折光の回折効率η1(λ)を求める。このとき、各波長λに対する、第1光学部材10の屈折率n1(λ)と第2光学部材11の屈折率n2(λ)は、式(12)〜(14)に基づいて求める。最終的に、各波長λに対する1次回折光の回折効率η1(λ)を可視波長域に亘って平均して可視平均回折効率ηを求める。
さらに、下記式(15)によって、材料間の傾きMを求める。
M={n1(λ2)−n2(λ2)}/{n1(λ1)−n1(λ3)−n2(λ1)+n2(λ3)} ・・・(15)
ここで
1(λ):波長λの入射光に対する第1光学部材の屈折率、
2(λ):波長λの入射光に対する第2光学部材の屈折率、
λ1:0.486133μm、
λ2:0.587562μm、
λ3:0.656273μm、
である。波長λ1,λ2,λ3に対する、第1光学部材10の屈折率n1(λ)と第2光学部材11の屈折率n2(λ)は、前述の如く、式(12)〜(14)に基づいて求める。
こうして、或る材料間の傾きM及びブレーズ波長λのときの可視平均回折効率η(λ,M)を求めることができる。
以上の計算を、材料間の傾きM(即ち、第1光学部材10のd線に対する屈折率n1(λ)及びアッベ数νd1並びに、第2光学部材11のd線に対する屈折率n2(λ)及びアッベ数νd2のうち少なくとも1つ)及びブレーズ波長λを変えながら行う。そうすることで、様々な材料間の傾きM及びブレーズ波長λに対する可視平均回折効率η(λ,M)を求めることができる。具体的には、ブレーズ波長λbを0.400μm〜0.700μmの範囲で0.001μmごとに変化させた。また、第1光学部材10のd線に対する屈折率n1(λ)を1.60000、アッベ数νd1を27.00、第2光学部材11のd線に対する屈折率n2(λ)を1.65000で固定し、第2光学部材11のアッベ数νd2を変化させることによって、材料間の傾きMを種々変化させた。その結果を、図6に示す。
図6からわかるように、下記式(5)の範囲であれば、可視平均回折効率ηを向上させることができる。
−6.30≦M≦−4.55 ・・・(5)
具体的には、適切なブレーズ波長λbを選択することによって、可視平均回折効率ηを98%以上にも、さらには99%以上にもすることができる。回折効率の最大値はブレーズ波長λbにおける100%で一定であるため、可視平均回折効率ηが向上するということは、各波長の回折効率の、100%からのばらつきを小さくなることを意味する。それは即ち、可視波長域の全域に亘る回折効率の波長依存性が低減することを意味する。ここで、ブレーズ波長λbは、設計波長であるので、例えば、回折光学素子1に所望の光学性能を発揮させることができる範囲で比較的自由に選択することができる。特に、この回折光学素子1のように、回折効率が可視波長域の全域に亘って一様に高い場合には、可視波長域内のどの波長であっても高い回折効率を示すため、ブレーズ波長λbを選択する上での制約は少ない。したがって、材料間の傾きMが式(1)の範囲となるように第1及び第2光学部材10,11を選択さえすれば、あとはブレーズ波長λbを適宜調整して可視波長域における回折効率の波長依存性を低減することができる。
また、下記式(16)〜(18)又は(19)〜(21)の範囲であれば、可視平均回折効率ηをさらに向上させることができる。これら式(16)〜(18)及び(19)〜(21)に対応する範囲を図7に示す。また、いくつかの実施例及び比較例の諸元を表1に、可視波長域における回折効率を図8に示す。尚、図7における材料間の傾きM及びブレーズ波長λbに対する可視平均回折効率ηのグラフは、図6と同じである。
0.400≦λb≦0.460 ・・・(16)
M≧1339242229.625×λb 6−3467101052.6675×λb 5+3739417158.03949×λb 4−2150706261.50666×λb 3+695699517.122797×λb 2−120005677.292515×λb+8624042.63627238 ・・・(17)
M≦−1332094191.9375×λb 6+3449257434.95906×λb 5−3720886459.39374×λb 4+2140458094.5947×λb 3−692516647.829495×λb 2+119479540.773725×λb−8587922.98149309 ・・・(18)
0.560≦λb≦0.650 ・・・(19)
M≧79855185.5390625×λb 6−291350087.799711×λb 5+442815879.530274×λb 4−358873164.839002×λb 3+163567486.506001×λb 2−39753252.4920047×λb+4024975.0978217 ・・・(20)
M≦−82526017.6289062×λb 6+301239002.375121×λb 5−458051447.988191×λb 4+371372898.921825×λb 3−169325896.092434×λb 2+41165269.8970695×λb−4168933.51144255 ・・・(21)
Figure 2011154362
つまり、材料間の傾きMに加えて、ブレーズ波長λbとの関係も考慮することによって、可視平均回折効率ηをさらに向上させることができる。具体的には、図7からわかるように、可視平均回折効率ηを99%以上にすることができる。詳しくは、ブレーズ波長λbが式(16)を満たす範囲においては、式(17),(18)を満たすように、材料間の傾きMとブレーズ波長λbを選択する。あるいは、ブレーズ波長λbが式(19)を満たす範囲においては、式(20),(21)を満たすように、材料間の傾きMとブレーズ波長λbを選択する。こうすることによって、可視平均回折効率ηをさらに向上させることができる。可視平均回折効率ηを向上させることによって、図8からわかるように、各波長の回折効率の、100%からのばらつきを小さくすることができ、その結果、可視波長域の全域に亘る回折効率の波長依存性をさらに低減することができる。また、材料間の傾きMが緩く(即ち、Mの絶対値が小さく)なると、短波長域での回折効率が悪化する一方、材料間の傾きMがきつく(即ち、Mの絶対値が大きく)なると、長波長側での回折効率が悪化することがわかる。
尚、式(16),(19)は、目安となるブレーズ波長λbの範囲を示すものであり、これらの範囲のブレーズ波長λbであっても式(17),(18)又は(20),(21)を満たさないものもある。つまり、式(16)又は(19)を満たすブレーズ波長λbであって、さらに式(17),(18)又は(20),(21)を満たすブレーズ波長λbである必要がある。
さらに、(i)〜(iii)のブレーズ波長λbの各範囲において、下記式(22)〜(26)を満たす場合は、可視平均回折効率ηを向上させることができる。この式(22)〜(26)に対応する範囲を図9に示す。また、いくつかの実施例及び比較例の諸元を表2に、可視波長域における回折効率を図10に示す。尚、図9における材料間の傾きM及びブレーズ波長λbに対する可視平均回折効率ηのグラフは、図6と同じである。
(i)0.402≦λb<0.423のとき、
M≧−5.67 ・・・(22)
M≦−2059169.7421875×λb 6+5816357.49453125×λb 5−6788300.15627441×λb 4+4193835.50001671×λb 3−1448014.62341355×λb 2+265253.074154754×λb−20174.8108751328 ・・・(23)
(ii)0.423≦λb<0.664のとき、
−5.67≦M≦−4.70 ・・・(24)
(iii)0.664≦λb≦0.695のとき、
M≧−1737676.76663208×λb 6+6606429.15555359×λb 5−10426872.1241855×λb 4+8742622.74935995×λb 3−4106195.43419261×λb 2+1024012.6733048×λb−105911.832822947 ・・・(25)
M≦−4.70 ・・・(26)
Figure 2011154362
図9からわかるように、上記式(22)〜(26)を満たす全範囲において、可視平均回折効率ηが98%以上になる。この範囲は、可視波長域の略全域をカバーしているため、可視波長域内の何れのブレーズ波長λbに対しても、式(22)〜(26)を満たすように第1及び第2光学部材10,11を選択することによって、可視平均回折効率ηを98%以上にすることができる。つまり、ブレーズ波長λb及び第1及び第2光学部材10,11をより柔軟に選択しつつ、可視波長域の全域に亘る回折効率の波長依存性を低減することができる。
ここで、材料間の傾きMが同じとなるように選択した、様々な第1及び第2光学部材10,11の組み合わせを表3及び図11に示す。図11のグラフの縦軸は、基準屈折率(n(λd))であり、横軸は、主分散(n(λF)−n(λC))である。
Figure 2011154362
第1光学部材10は、SiOとTlOとを混合したSiO−TlOガラスであって、両者の混合比率を変化させることで、様々な屈折率n1(λ)とアッベ数νd1を実現している。第2光学部材11は、オハラ製の光学ガラスであって、表2では型番で示されている。このような組み合わせの第1及び第2光学部材10,11は、何れも、材料間の傾きMが-5.495となる。すなわち、図9において、各組み合わせにおける第1光学部材10と第2光学部材11とを結ぶ直線は、全て平行となる。
そして、このような第1及び第2光学部材10,11の各組み合わせについて、ブレーズ波長λbを0.605μmとして、上記式(11)〜(14)に基づいて格子高hを求める。求めた格子高hを用いて、上述のようにして、可視平均回折効率ηを求める。すなわち、格子高hを上記式(9)に代入すると共に、波長λを可視波長域で変化させながら、式(10)によって各波長λに対する1次回折光の回折効率η1(λ)を求める。最終的に、各波長λに対する1次回折光の回折効率η1(λ)を可視波長域に亘って平均して可視平均回折効率ηを求める。表4には、表3に対応する各組み合わせの、可視平均回折効率η及びいくつかの代表的な波長における回折効率η1(λ)を示す。
Figure 2011154362
表4からわかるように、材料間の傾きM及びブレーズ波長λbが同じであれば、各波長における回折効率η1(λ)及び可視平均回折効率ηは同じであることがわかる。上述の図6,7,9のグラフでは、第1光学部材10のd線に対する屈折率n1(λ)及びアッベ数νd1並びに第2光学部材11のd線に対する屈折率n2(λ)を所定の値に固定した状態で、第2光学部材11のアッベ数νd2を変化させることによって、材料間の傾きMを変化させた場合の結果である。しかしながら、材料間の傾きMが同じであれば、或るブレーズ波長λbに対する可視平均回折効率ηは同じであるため、第1光学部材10のd線に対する屈折率n1(λ)及びアッベ数νd1並びに第2光学部材11のd線に対する屈折率n2(λ)が異なる場合であっても、図6,7,9と同様の結果になると考えられる。したがって、式(5),(16)〜(26)も、第1光学部材10のd線に対する屈折率n1(λ)及びアッベ数νd1並びに第2光学部材11のd線に対する屈折率n2(λ)及びアッベ数νd2にかかわらず、成立する。
以上、説明してきたように、第1及び第2光学部材10,11を適切な範囲から選択することによって、回折効率の波長依存性を低減できることがわかる。換言すれば、回折効率の波長依存性を低減するためには、第1及び第2光学部材10,11を上述の如く適切な範囲から選択する必要がある。また、上記の結果からは、第1及び第2光学部材10,11の選択の仕方しだいによっては、回折効率の波長依存性(即ち、波長選択性)を高めることもできることがわかる。すなわち、上記図6のグラフにおいて可視平均回折効率が低い範囲から材料間の傾きMを選択し、その材料間の傾きMを実現するように第1及び第2光学部材10,11を選択することによって、回折効率の波長依存性を向上させることができる。
このように、回折効率の波長依存性を低減させる場合であっても、向上させる場合であっても、適切な材料間の傾きMを選択し、その材料間の傾きMを実現するように第1及び第2光学部材10,11を選択する必要がある。その場合には、光学材料の選択の余地が狭められるが、上記式(1)並びに、式(2),(3)若しくは(4)を満たす範囲においては、光を吸収する光学部材も第1及び第2光学部材10,11の選択として考慮することができるため、高い回折効率を維持しつつ、光学材料の選択の余地を広げることができる。
《その他の実施形態》
本発明は、実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、回折光学素子1を交換レンズ200に採用しているが、これに限られるものではない。回折光学素子1をカメラ100内のレンズ素子として適用してもよい。また、回折光学素子1は、レンズとして機能させる場合に限られず、それ以外の用途に適用してもよい。
上記実施形態では、第1光学部材10を樹脂材料で構成し、第2光学部材をガラス材料で構成しているが、これに限られるものではない。第1光学部材10をガラス材料で、第2光学部材11を樹脂材料で構成してもよいし、第1及び第2光学部材10,11の両方をガラス材料又は樹脂材料で構成してもよい。また、第1光学部材10は吸収が有る光学材料であって、第2光学部材11は吸収が無い光学材料としているが、これに限られるものではない。第1光学部材10は吸収が無い光学材料であって、第2光学部材11は吸収が有る光学材料であってもよい。また、第1及び第2光学部材10,11の両方が吸収が有る光学材料であってもよい。
また、第1及び第2光学部材10,11は、樹脂中に無機微粒子(所謂、ナノコンポジット)を混ぜ込んだ材料で構成されていてもよい。この無機微粒子によって、光学部材の屈折率及びアッベ数を調整することができる。
また、上記実施形態及び実施例に係る回折光学素子1は、回折効率の波長依存性を低減する条件を満たすように構成しているが、これに限られるものではない。上記の回折効率の波長依存性に関する条件を満たさないものでもよく、特に、回折効率の波長選択性を向上させた回折光学素子であってもよい。
尚、図12に示すように格子高がばらついている場合には、光軸に平行な線に対する、隣り合う一方の斜面との交点と、他方の斜面との交点との距離を格子高hとする。
また、各波長λに対する屈折率n(λ)をヘルツベルガーの式に基づいて算出しているが、これに限られるものではない。屈折率n(λ)は、実測値であってもよく、公知の方法で算出した値であってもよい。
尚、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、2つの光学部材を積層させて、それらの境界面に回折格子を形成した回折光学素子について有用である。
1 回折光学素子
10 第1光学部材
11 第2光学部材
12 境界面
13 回折格子
200 交換レンズ(光学機器)

Claims (4)

  1. 第1光学部材及び第2光学部材を積層させて、それらの境界面に回折格子を形成した回折光学素子であって、
    上記第1光学部材の吸収係数α[mm-1]と上記回折格子の格子高h[μm]が、下記式(1),(2)を満足する回折光学素子;
    α≧0.04 ・・・(1)
    h≦263.18×α-0.9454 ・・・(2)
  2. 請求項1に記載の回折光学素子であって、
    上記第1光学部材の吸収係数α[mm-1]と上記回折格子の格子高h[μm]が、さらに下記式(3)を満足する回折光学素子;
    h≦166.36×α-0.9444 ・・・(3)
  3. 請求項1に記載の回折光学素子であって、
    上記第1光学部材の吸収係数α[mm-1]と上記回折格子の格子高h[μm]が、さらに下記式(4)を満足する回折光学素子;
    h≦67.349×α-0.898 ・・・(4)
  4. 光束を所定の面上に合焦させるための結像光学系を備えた光学機器であって、
    上記結像光学系は、請求項1乃至3の何れか1つに記載の回折光学素子を有する光学機器。
JP2010292064A 2009-12-28 2010-12-28 回折光学素子及び光学機器 Pending JP2011154362A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010292064A JP2011154362A (ja) 2009-12-28 2010-12-28 回折光学素子及び光学機器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009298068 2009-12-28
JP2009298068 2009-12-28
JP2010292064A JP2011154362A (ja) 2009-12-28 2010-12-28 回折光学素子及び光学機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011154362A true JP2011154362A (ja) 2011-08-11

Family

ID=44187234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010292064A Pending JP2011154362A (ja) 2009-12-28 2010-12-28 回折光学素子及び光学機器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8508847B2 (ja)
JP (1) JP2011154362A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011154361A (ja) * 2009-12-28 2011-08-11 Panasonic Corp 回折光学素子及び光学機器
JP2012189995A (ja) * 2011-02-22 2012-10-04 Panasonic Corp 回折光学素子およびそれを用いた撮像装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09127321A (ja) * 1994-09-12 1997-05-16 Olympus Optical Co Ltd 回折光学素子
JPH10268116A (ja) * 1997-03-27 1998-10-09 Minolta Co Ltd 回折光学素子
JP2002318306A (ja) * 2001-02-14 2002-10-31 Asahi Glass Co Ltd 波長選択性回折素子および光ヘッド装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5847877A (en) 1994-09-12 1998-12-08 Olympus Optical Co., Ltd. Diffractive optical element
JP2001337214A (ja) 2000-05-26 2001-12-07 Olympus Optical Co Ltd 回折光学素子
JP2004157404A (ja) 2002-11-07 2004-06-03 Nikon Corp 回折光学素子及び回折光学素子の製造方法及び回折光学素子を用いた光学系
JP2006012394A (ja) 2004-05-27 2006-01-12 Konica Minolta Opto Inc 光学系、光ピックアップ装置、及び光ディスクドライブ装置
JPWO2005117001A1 (ja) 2004-05-27 2008-04-03 コニカミノルタオプト株式会社 対物光学系、光ピックアップ装置、及び光ディスクドライブ装置
US20060023611A1 (en) 2004-07-23 2006-02-02 Mika Wachi Compound optical element and optical pickup apparatus
EP1947488B1 (en) 2007-01-22 2010-05-12 Canon Kabushiki Kaisha Laminated diffraction optical element
JP2008203821A (ja) 2007-01-22 2008-09-04 Canon Inc 積層型回折光学素子
JP5258204B2 (ja) 2007-03-29 2013-08-07 キヤノン株式会社 回折光学素子とそれを用いた光学系並びに光学機器
US7710651B2 (en) * 2007-03-23 2010-05-04 Canon Kabushiki Kaisha Contacting two-layer diffractive optical element
JP2008242390A (ja) 2007-03-29 2008-10-09 Canon Inc 回折光学素子およびそれを有する光学系
JP5132284B2 (ja) 2007-12-03 2013-01-30 キヤノン株式会社 回折光学素子およびそれを有する光学系並びに光学機器
JP2011154361A (ja) * 2009-12-28 2011-08-11 Panasonic Corp 回折光学素子及び光学機器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09127321A (ja) * 1994-09-12 1997-05-16 Olympus Optical Co Ltd 回折光学素子
JPH10268116A (ja) * 1997-03-27 1998-10-09 Minolta Co Ltd 回折光学素子
JP2002318306A (ja) * 2001-02-14 2002-10-31 Asahi Glass Co Ltd 波長選択性回折素子および光ヘッド装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6014005517; R.C.Progelhof, J.Franey, T.W.Haas: 'Absorption Coefficient Unpigmented Poly(methyl Methacrylate),Polystyrene, Polycarbonate, and Poly(4-' JOURNAL OF APPLIED POLYMER SCIENCE volume15,Issue7, 19710310, Wiley Periodicals, Inc., A Wiley Company *

Also Published As

Publication number Publication date
US8508847B2 (en) 2013-08-13
US20110157702A1 (en) 2011-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5137432B2 (ja) 密着2層型の回折光学素子とそれを用いた光学系及び光学機器
JP5264223B2 (ja) 回折光学素子、光学系及び光学機器
JP5546217B2 (ja) 回折光学素子およびそれを有する光学系、撮像装置
US7612941B2 (en) Diffractive optical element and optical system including the same
JP5258204B2 (ja) 回折光学素子とそれを用いた光学系並びに光学機器
JP5251517B2 (ja) 眼鏡レンズ
US20080231956A1 (en) Diffractive optical element, optical system and optical apparatus
JP2012018380A (ja) 回折光学素子、光学系、及び、光学機器
JP4006362B2 (ja) 回折光学素子、及びそれを有する光学系
JP2013125259A (ja) 回折光学素子、光学系および光学機器
JP2011154361A (ja) 回折光学素子及び光学機器
JP2015011293A (ja) 回折光学素子の製造方法
JP2011154362A (ja) 回折光学素子及び光学機器
JP5765998B2 (ja) 回折光学素子、光学系および光学機器
JP2016173439A (ja) 望遠レンズ
JP2012247450A (ja) 光学系
JP5615065B2 (ja) 回折光学素子、光学系及び光学機器
US20110235178A1 (en) Diffractive optical element and optical device
JP2015203790A (ja) 光学系およびこれを用いた光学機器
JP2018025650A (ja) 回折光学素子およびそれを有する光学系、撮像装置
JP2011257695A (ja) 回折光学素子、光学系および光学機器
JP2011242762A (ja) 回折光学素子及び光学機器
JP2013064858A (ja) 光学系および光学素子
JP6929350B2 (ja) 回折光学素子及びそれを有する光学系、撮像装置、レンズ装置
JP2009192597A (ja) 回折光学素子及びそれを有する光学系

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130306

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20130306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140212

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140617