JP2011154266A - トナー均し機構、感光体ユニットおよび画像形成装置 - Google Patents

トナー均し機構、感光体ユニットおよび画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】収容室内にトナーを効率よく収容すること。
【解決手段】感光体ユニット3は、第二収容室120を有する。第二収容室120は、感光体ドラム4から除去されたトナーを収容する。トナー均し機構100は、第二収容室120内に設けられている。トナー均し機構100は、第二収容室120内で動作することによって、第二収容室120内に蓄積されたトナー150を均す。トナー均し機構100は、トナー150の蓄積量の増加に伴い、動作領域を狭くする構成を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、トナー均し機構、感光体ユニットおよび画像形成装置に関する。
レーザープリンターなどの画像形成装置においては、静電潜像が形成された感光体ドラムにトナーを付着させることによってトナー像を形成し、形成された潜在画像を転写ロールによって用紙に転写する方式が用いられている。このような画像形成装置においては、感光体ドラムに残留したトナーを除去し、除去したトナーを効率的かつ大量に容器に収容することが望まれていた。そこで、感光体ドラムから除去したトナーを効率的かつ大量に容器に収容することを目的とした技術が考案されている。たとえば、特許文献1および2には、トナーを大量に収容するための収容室を設け、収容室内に設けられた回転体を回転させることにより、その外周面で感光体から除去されたトナーを収容室の奥行き方向に搬送する機構が記載されている。
特開2008−129513号公報 特開平11−038852号公報
本発明は、収容室内にトナーを効率よく収容することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1記載のトナー均し機構は、トナーを収容する収容室内に設けられ、前記収容室内で動作することによって、前記収容室内に蓄積された前記トナーを均し、前記トナーの蓄積量の増加に伴い、動作領域を狭くすることを特徴とする。
請求項2記載のトナー均し機構は、請求項1に記載のトナー均し機構において、回転軸と、前記回転軸に固定される固定部を有し、外周面から延伸して設けられ、前記回転軸の回転に伴って、当該シート部材の一部が前記トナーに接触しながら前記収容室内を移動することで、前記トナーを均すシート部材とを備え、前記トナーの蓄積量の増加に伴い、前記回転軸による前記シート部材の巻き取り量が増すことで、前記動作領域を狭くすることを特徴とする。
請求項3記載のトナー均し機構は、請求項2に記載のトナー均し機構において、前記シート部材は、前記収容室内において前記トナーが蓄積されている底部に向かって凸形状に湾曲し、当該凸形状の頂部で、前記トナーを押圧することを特徴とする。
請求項4記載のトナー均し機構は、請求項2または3に記載のトナー均し機構において、前記シート部材の自由端には、前記収容室の壁部に形成されている突起に応じて切れ込みが設けられており、これにより、前記シート部材の幅方向において、前記切れ込みを境界にして、前記突起に接触して反りあがる第一の部分と、前記突起に接触せずに前記突起に隣接する空間に入り込んで、当該空間内の前記トナーを均す第二の部分とが形成されていることを特徴とする。
請求項5記載のトナー均し機構は、請求項2から4のいずれかに記載のトナー均し機構において、前記シート部材の自由端には、前記回転軸の軸方向である前記シート部材の幅方向において、端部が前記突起に接触して局所的に反りあがる第三の部分を形成すべく、切れ込みが設けられていることを特徴とする。
請求項6記載のトナー均し機構は、請求項2から5のいずれかに記載のトナー均し機構において、前記シート部材は、前記固定部から、前記回転軸の回転方向とは反対の方向に延伸していることを特徴とする。
請求項7記載のトナー均し機構は、請求項2から6のいずれかに記載のトナー均し機構において、前記回転軸は、先端において対象物からトナーを除去するクリーニング部材と前記シート部材と、前記シート部材の進行方向と前記クリーニング部材が前記先端に向かって延伸する方向とが同一となる方向に回転することを特徴とする。
請求項8記載のトナー均し機構は、請求項2から7のいずれかに記載のトナー均し機構において、前記シート部材に、ポリウレタンを用いたことを特徴とする。
請求項9記載のトナー均し機構は、請求項2から8のいずれかに記載のトナー均し機構において、前記シート部材の自由端には、錘が設けられていることを特徴とする。
請求項10記載の感光体ユニットは、感光体ドラムと、前記感光体ドラムから除去されたトナーを収容する収容室と、請求項1から9のいずれかに記載のトナー均し機構とを備えたことを特徴とする。
請求項11記載の画像形成装置は、請求項10に記載の感光体ユニットを備えたことを特徴とする。
請求項1記載のトナー均し機構によれば、トナーの蓄積量の増加に伴い、動作領域を狭くしない構成に比べて、トナー均し機構の動作が蓄積されたトナーに妨げられることをより抑えることができる。
請求項2記載のトナー均し機構によれば、トナーの蓄積量の増加に伴い、回転軸によるシート部材の巻き取り量が増さずに、動作領域を狭くしない構成に比べて、トナー均し機構の動作が蓄積されたトナーに妨げられることをより抑えることができる。
請求項3記載のトナー均し機構によれば、凸形状の頂部でトナーを押圧しない構成に比べて、より多くのトナーを収容室に収容することができる。
請求項4記載のトナー均し機構によれば、シート部材の自由端に突起に応じて切れ込みが設けられていない構成に比べて、突起に隣接する空間の奥行き方向により入り込んで、当該空間に蓄積されているトナーを均すことができる。
請求項5記載のトナー均し機構によれば、突起から僅かに離れた位置に切れ込みが設けられていない構成に比べて、突起に隣接する空間に蓄積されているトナーをシート部材の幅方向に均すことができる。
請求項6記載のトナー均し機構によれば、シート部材が固定部から回転軸の回転方向とは反対の方向に延伸していない構成に比べて、シート部材を回転軸からよりはがれにくくすることができる。
請求項7記載のトナー均し機構によれば、回転軸がシート部材とクリーニング部材との接触部分において、前記シート部材の進行方向と前記クリーニング部材が先端に向かって延伸する方向とが同一となる方向に回転する請求項7記載の構成を有しないトナー均し機構に比べて、クリーニング部材先端部へのトナー・パッキングストレスが抑制でき、安定したクリーニング性を確保できる。また、クリーニング部材のブレード先端部へ適度にトナーを供給できるため、ブレード鳴きといった現象も抑えられる。
請求項8記載のトナー均し機構によれば、シート部材にポリウレタンを用いない場合に比べて、静音効果をより高めることができる。
請求項9記載のトナー均し機構によれば、シート部材の自由端に錘を設けない場合にに比べて、より高い圧力でトナーを押圧することができる。
請求項10記載の感光体ユニットによれば、トナーの蓄積量の増加に伴い、動作領域を狭くしない構成に比べて、トナー均し機構の動作が蓄積されたトナーに妨げられることをより抑えることができる。
請求項11記載の画像形成装置によれば、トナーの蓄積量の増加に伴い、動作領域を狭くしない構成に比べて、トナー均し機構の動作が蓄積されたトナーに妨げられることをより抑えることができる。
画像形成装置1の外観を示す。 画像形成装置1の内部の構成を示す。 蓋部45を開いたときの画像形成装置1の内部の状態を示す。 感光体ユニット3の断面を示す。 トナー150の蓄積量が図6および図7よりも少ない場合の、トナー均し機構100の動作を示す。 トナー150の蓄積量が図5よりも多く図7よりも少ない場合の、トナー均し機構100の動作を示す。 トナー150の蓄積量が図5および図6よりも多い場合の、トナー均し機構100の動作を示す。 第二収容室120の底部の構造を示す。 突起と切れ込みとの位置関係を示す。 第二収容室120の底部におけるシート部材144の状態を示す。 第二収容室120の底部におけるシート部材144の状態を示す。 第二収容室120の底部におけるシート部材144の状態を示す。 トナー均し機構400の構成例を示す。
以下、本発明の実施形態について説明する。例えばプリンタやコピー機などの画像形成装置においては、構成部品のメンテナンスや交換、或いは記録用紙の詰まりなどの不具合を解消する作業を行うために、その筐体の上面や側面などに開閉カバーが設けられている。本実施形態では、このような画像形成装置を例に挙げて説明する。図1は本実施形態に係る画像形成装置の構造を模式的に示す図である。以下、利用者が画像形成装置1を正面から見たときの左右の右方向をY(+)・左方向をY(−)、前後の奥方向をX(+)・手前方向をX(−)、重力方向の上方向をZ(+)・下方向をZ(−)として説明する。
図1は、画像形成装置1の外観を示す。画像形成装置1の装置本体40には、正面側開閉部41が開閉自在に設けられている。また、正面側開閉部41には、供給用開閉部43が開閉自在に設けられている。供給用開閉部43は、通常は正面側開閉部41に対して閉じられているが、用紙収容部24に収納された用紙とは異なる種類の用紙を用いる際に、正面側開閉部41に対して開かれて、ここから用紙が内部に供給される。なお、通常、蓋部45を開いた状態にある場合、正面側開閉部41は開いた状態にあるが、図1では、便宜上、正面側開閉部41を閉じた状態で示している。また、装置本体40の上面には、蓋部45が開閉自在に設けられている。蓋部45の上側の面には、トナー像が形成された用紙18が排出される。また、装置本体40の上面には、操作部49が取り付けられている。操作部49は、例えば、画像形成装置1の各種設定をおこなうための操作ボタンを有する。
図2は、画像形成装置1の内部の構成を示す。画像形成装置1は、画像形成ユニット2が中間転写ベルト10に沿って並列に配置されたタンデム型のフルカラープリンターである。画像形成装置1の内部には、図示しないスキャナーやパーソナルコンピュータ、或いは電話回線等から送られてくる画像データに対して画像処理を行う画像処理装置(図示せず)が設けられているほか、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(K)の4つの画像形成ユニット2Y,2M,2C,2Kが設けられている。
画像形成ユニット2Y,2M,2C,2Kは、中間転写ベルト10に最初に転写されるイエロー(Y)の画像形成ユニット2Yが相対的に高く、中間転写ベルト10に最後に転写される黒(K)の画像形成ユニット2Kが相対的に低くなるように、水平方向に対してある角度だけ傾斜した状態で、ある間隔を隔てて並列に配置されている。このように、4つの画像形成ユニット2Y,2M,2C,2Kを、ある角度だけ傾斜した状態で配置することにより、これら4つの画像形成ユニット2Y,2M,2C,2Kを水平に配置した場合に比較して、画像形成装置1の幅方向(X軸方向)の距離が短くなる。
これらの4つの画像形成ユニット2Y,2M,2C,2Kは、基本的に同じ構成であるため、以下、これらを特に識別して説明する必要のない場合には画像形成ユニット2と総称する。画像形成ユニット2は、像保持体となる感光体ドラム4や帯電装置などを備えた感光体ユニット3と、現像器5とを具備している、感光体ユニット3は装置本体40に対して着脱可能であり、現像器5はフレーム(図示せず)を介して装置本体40側に固定されている。
画像形成ユニット2Y,2M,2C,2Kの下部には、画像形成ユニット2Y,2M,2C,2Kに共通の画像露光装置6が設けられる。この画像露光装置6は、Y,M,C,Kの各色の画像データに応じて変調されたレーザービームを射出する半導体レーザー(いずれも図示せず)を4つ備えている。これらの半導体レーザーから射出された4本のレーザービームは、ポリゴンミラーによって偏向され、レンズやミラー(いずれも図示せず)を介して、画像形成ユニット2Y,2M,2C,2Kの感光体ドラム4の表面を走査し、静電潜像を書き込む。感光体ドラム4に形成された静電潜像は、現像器5Y,5M,5C,5Kによって、各色のトナーを含む現像剤で現像されてトナー像となる。各々の画像形成ユニット2Y,2M,2C,2Kの感光体ドラム4に順次形成された各色のトナー像は、各画像形成ユニット2Y,2M,2C,2Kの上方に配置される中間転写体としての中間転写ベルト10に、それぞれ一次転写ロール11によって多重に転写される。
中間転写ベルト10は、ドライブロール12、テンションロール13およびアイドラーロール14などの複数のロールによって張られている無端のベルト状部材であり、駆動モーター(図示せず)によって回転駆動されるドライブロール12により、矢印A方向に循筒駆動されるようになっている。この中間転写ベルト10は、その下辺に相当する領域は、その走行方向の下流側が低く、且つ上流側が高くなるように、水平方向に対して傾斜した状態で配置されている。中間転写ベルト10は、この下辺に相当する領域において、画像形成ユニット2Y,2M,2C,2Kの感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kに接触している。これらの中間転写ベルト10、各一次転写ロール11、ドライブロール12、テンションロール13およびアイドラーロール14等は、中間転写ユニット9を構成する。
記録媒体としての用紙18は、画像形成装置1の内部に配置された用紙収容部24から規定のサイズおよび材質のものが、複数のロール対によって形成された搬送路21に沿って搬送される。この搬送路21では、用紙収容部24内の用紙18が、給紙ロール25および用紙分離搬送用のロール対26により1枚ずつ分離された状態でレジストロール28まで一旦搬送され、停止される。そして、この用紙18は、予め決まったタイミングで回転駆動されるレジストロール28によって中間転写ベルト10の二次転写位置へ送出される。この二次転写位置には、中間転写ベルト10の表面に突き当たった状態で接触する二次転写ロール17が配置される。中間転写ベルト10上に多重に転写されたイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(K)のトナー像は、二次転写ロール17によって用紙18上に二次転写される。この二次転写を経て各色のトナー像が転写された用紙18は、定着器19によって熱および圧力が加えられる定着処理を経た後、排出ロール20によって蓋部45の上側の面に排出される。なお、搬送路21には、用紙18の表裏を反転させる反転機構22が備えられている。
蓋部45には、この蓋部45に対して開閉可能なサブ蓋部47が取り付けられている。このサブ蓋部47は、蓋部45とは独立して開閉し、蓋部45が装置本体40に対して閉じられた状態であっても、蓋部45に形成されている開口48を開いた状態とすることができる。サブ蓋部47は、トナー回収ユニット50の全部又は一部を装置本体40に対して着脱する際に開かれる。
トナー回収ユニット50は、中間転写ベルト10の重力方向上側(Z(+)側)で、かつ当該中間転写ベルト10の上辺に相当する領域の走行方向下流側(即ち、重力方向上側)に設けられる。よって、トナー回収ユニット50は、ドライブロール12よりも、テンションロール13に近い位置に配置されていることになる。このトナー回収ユニット50は、中間転写ベルト10の表面に接して、その表面に付着したトナーを掻き落とす除去部となるクリーニング部材51と、掻き落とされたトナーを回収する回収部となる回収室52と、を有する。トナー回収ユニット50の全部或いは一部は、サブ蓋部47を開くことによって、蓋部45に形成されている開口48を介して着脱可能となる。
中間転写ユニット9およびトナー回収ユニット50は、蓋部45に取り付けられており、二次転写ロール17は装置本体40に取り付けられている。前述したように、中間転写ベルト10は、テンションロール13側がドライブロール12よりも重力方向に高い位置(Z(+)側)となるように、傾斜して配置されているから、トナー回収ユニット50は、クリーニング部材51よりも回収室52が重力方向に下方の位置となるように配置される。
図3は、蓋部45を開いたときの画像形成装置1の内部の状態を示す。蓋部45は、通常は装置本体40に対して閉じられており、感光体ユニット3Y、3M、3C、3Kを装置本体40内に着脱する際に開かれる。蓋部45の内側に取り付けられた中間転写ユニット9が正面側開閉部41に干渉するのを防止するため、蓋部45を開くのに先立って、まず、正面側開閉部41が装置本体40に対して開かれる。一方、正面側開閉部41を装置本体40に対して閉じる際には、正面側開閉部41を閉じるのに先立って、まず、蓋部45が装置本体40に対して閉じられる。
図4は、感光体ユニット3の断面を示す。感光体ユニット3は、その外形をなす感光体ユニット本体301を有する。感光体ユニット本体301の内部空間には、支持板130が設けられている。支持板130は、感光体ドラム4の回転軸方向(Y方向)に長手方向を有する板状の部材である。支持板130は、先端部分で、クリーニング部材304を保持するために設けられている。感光体ユニット本体301の内部空間は、支持板130によって、第一収容室110と、第二収容室120とに二分されている。すなわち、支持板130は、第二収容室120の壁部として機能する。具体的には、支持板130は、第一収容室110と第二収容室120との境界の下方(Z(−)方向)を遮るべく設けられている。第一収容室110と第二収容室120との境界の上方(Z(+)方向)、すなわち、支持板130の上方には、第一収容室110から第二収容室120へトナーを取り込むための開口120Aが形成されている。開口120Aは、少なくとも第二収容室120へトナーを取り込むことができるだけの間隔を残して、閉塞部材306によって塞がれている。
第一収容室110には、感光体ドラム4および帯電装置302が収容されている。帯電装置302は、帯電ロール303を有する。帯電ロール303は、感光体ドラム4が回転する際に、感光体ドラム4の表面を均一に帯電する。これにより帯電された感光体ドラム4の表面には、図2に示した画像露光装置6からのレーザービームによって静電潜像が書き込まれる。この静電潜像は、図2に示した現像器5により現像され、トナー像が形成される。このトナー像は、図2に示した一次転写ロール11によって中間転写ベルト10に転写される。
第二収容室120は、感光体ドラム4(本発明の「対象物」)から除去されたトナーを収容する。支持板130の先端には、クリーニング部材304が設けられている。これにより、開口120Aの一部は、クリーニング部材304によって覆われている。クリーニング部材304は、感光体ドラム4の回転軸方向(Y方向)に長手方向を有する板状の部材であり、そのエッジ部分が感光体ドラム4の表面に接している。クリーニング部材304は、感光体ドラム4が回転する際に、感光体ドラム4の表面に残留したトナーを掻き落とすことで当該トナーを除去する。クリーニング部材304によって掻き落とされたトナーは、開口120Aから、第二収容室120内に取り込まれ、第二収容室120内に蓄積される。
第二収容室120には、トナー均し機構100が設けられている。トナー均し機構100は、第二収容室120内で動作することによって、第二収容室120に蓄積されたトナー(以下、「トナー150」と示す。)を均す。トナー均し機構100は、トナー150の蓄積量の増加に伴い、動作領域を狭くする構成を有する。動作領域とは、トナー均し機構100によるトナー150を均す機能が作用する領域である。具体的には、トナー150の蓄積量が増加するにつれ、第二収容室120の空き空間が狭くなる。これに応じて、トナー均し機構100は、狭くなった第二収容室120の空き空間内で動作するように、動作領域を狭くする。これにより、トナー均し機構100は、トナー150の蓄積量が増加した場合であっても、トナー150から受ける動作負荷を抑えて動作する。したがって、トナー均し機構100は、効率よくトナー150を均す。したがって、トナー均し機構100は、感光体ドラム4から除去されたトナーを効率よく第二収容室120へ収容する。
本実施形態のトナー均し機構100は、回転軸142およびシート部材144を備えて構成されている。回転軸142は、感光体ユニット本体301に形成されている軸受部によって両端が支持されている。回転軸142は、当該回転軸142に軸方向が感光体ドラム4の回転軸の軸方向(Y方向)に対して平行になるように、設けられている。回転軸142は、ギヤ、プーリー、ベルト等を有する駆動機構(図示せず)を介して、感光体ドラム4の回転と連動して、感光体ドラム4の回転方向とは反対の矢印C方向へ回転する。
シート部材144は、回転軸142の外周面から、回転軸142の周方向に延伸して設けられている。シート部材144は、回転軸142の軸方向(Y方向)に一定の幅を有する。また、シート部材144は、回転軸142の外周面に固定されている固定部を有する。具体的には、シート部材144の固定部の縁部が、接着剤によって回転軸142に形成されている平面部分に接着されている。シート部材144は、延伸する方向にある程度の長さを有する。また、シート部材144は、柔軟性を有する。シート部材144は、回転軸142に巻き取られるように湾曲した状態で、第二収容室120空間内に収容されている。また、シート部材144は、弾力性を有する。このため、シート部材144は、湾曲した状態から、平面状態に戻ろうとする。これにより、シート部材144は、その外側表面が、第二収容室120の壁部に接するとともに、第二収容室120の壁部を適度に押圧する。このように、シート部材144は、回転軸142から延伸し、第二収容室120の壁部に沿うように湾曲し、第二収容室の壁部の接触部分を適度に押圧した状態で、第二収容室120の空間内に収容されている。
このように構成されたトナー均し機構100においては、回転軸142の回転に伴って、シート部材144の外側表面が、第二収容室120の壁部に接触し、その接触部分を適度に押圧しながら、第二収容室120の空き空間内を、回転軸142を中心にして回転移動する。第二収容室120内は、場所によって空間の形状や広さが異なる。たとえば、図4に示すように、第二収容室120は、回転軸142の前後方向(Y方向)の空間よりも上方(Z(+)方向)の空間の方が広く、上方の空間よりも下方(Z(−)方向)の空間の方が広い。シート部材144は、柔軟性および弾力性を有することで、空間の形状や広さに応じて、第二収容室120の壁部に沿うように湾曲する。これにより、シート部材144は、第二収容室120の空間内を、空間の形状や広さに応じて自動的に形状を変化させながら、回転軸142を中心にして回転移動する。そして、トナー150が蓄積されている第二収容室120の底部においては、シート部材144は、その外側表面がトナー150の表面に接するとともに、その外側表面がトナー150を下方(Z(−)方向)に押圧しながら、トナー150の表面を摺るように、トナー150の表面上を移動する。これにより、トナー均し機構100は、効率よくトナー150を均す。したがって、トナー均し機構100は、感光体ドラム4から除去されたトナーを効率よく第二収容室120へ収容する。
ここで、シート部材144は、第二収容室120の下方(Z(−)方向)の空間に向けて凸形状に湾曲する。具体的には、シート部材144は、少なくとも、固定部寄りの一点が回転軸142の前方(X(+)方向)の壁部に接し、自由端よりの他の一点が回転軸の後方(X(−)方向)の壁部に接し、上記二点間にある程度の長さを有することによって、下方(Z(−)方向)の空間に向けて凸形状に湾曲する。ある程度の長さとは、具体的には、少なくとも2点間の幅Wを直径とする内接円の円周の半分の長さよりも長い長さである。
これにより、シート部材144は、当該シート部材144がなす凸形状の外側表面でトナー150の表面を均す。また、シート部材144がなす凸形状の外側表面は、当該シート部材144の反発力によって、ある程度の張力を有する。これにより、シート部材144は、当該シート部材144がなす凸形状の外側表面により、ある程度の圧力でトナー150の表面を押圧する。特に、シート部材144がなす凸形状においては、その頂部近傍において最も高い強度を有する。本実施形態のシート部材144は、この頂部で、第二収容室120に蓄積されているトナー150を押圧する。これにより、シート部材144は、より高い圧力で、効率よくトナー150を均す。したがって、トナー均し機構100は、感光体ドラム4から除去されたトナーを効率よく第二収容室120へ収容する。
ここで、シート部材144は、上記2点間の長さがより長くなるにつれ、より下方(Z(−)方向)に向けて凸形状をなす。したがって、シート部材144の長さは、第二収容室120の底部からどの高さの位置まで、凸形状をなさせるかを考慮して決定してもよい。たとえば、図4に示す例では、シート部材144は、上記二点が前後の壁部に支持されており、この二点間の長さが十分な長さを有している。このため、シート部材144は、第二収容室120の底部付近まで、凸形状をなす。これにより、シート部材144は、凸形状の頂部の外周表面が、第二収容室120の底部近傍において、第二収容室120に蓄積されているトナー150の表面を下方(Z(−)方向)である矢印D方向に押圧する。そして、シート部材144は、図4に示す状態から、回転軸142の回転に伴って回転軸142を中心にして回転移動することにより、その凸形状の頂部の外側表面でトナー150を押圧しながら、トナー150の表面を均す。このように、シート部材144は、当該シート部材144がなす凸形状の大きさをより大きくすることで、トナー150の蓄積量がより少ない場合であっても、トナー150の表面を下方(Z(−)方向)に向けて押圧しながら、トナー150の表面を均す。これにより、トナー均し機構100は、効率よくトナー150を均す。したがって、トナー均し機構100は、感光体ドラム4から除去されたトナーを効率よく第二収容室120へ収容する。
ここで、シート部材144には、厚さが200マイクロメートルのポリウレタンを用いている。実験結果によれば、シート部材144にポリウレタンを用いたことにより、シート部材144に他の素材を用いるよりも、静音効果を高めることができることが立証されている。なお、シート部材144は、ポリウレタンに限定するものではない。また、シート部材144は、その厚さが200マイクロメートルのものに限定するものではない。シート部材144の、素材、厚さ、長さ、幅などは、第二収容室120の形状、コスト、均し効果、騒音、シミュレーション結果、実験結果などによって、適当に決定することが好ましい。たとえば、シート部材144は、トナー150が少量の場合であってもトナー150を下方に押圧することができるように、少なくとも、トナー150が空の状態において、当該シート部材144の2点が前後の壁部に支持され、下方に向かって凸形状をなし、凸形状の頂部が第二収容室120の底面に接することができる長さを有することが好ましい。
また、シート部材144は、回転軸142から、回転軸142の回転方向(矢印C方向)の反対方向に延伸して設けられている。これにより、回転軸142が回転したときに、シート部材144の接着部分である固定部の縁部に対して、回転軸142の平面部分に押さえつける方向の力を加えるため、シート部材144をはがれにくくする。なお、シート部材144の固定方法は、接着剤による接着に限定するものではない。
また、回転軸142は、シート部材144とクリーニング部材304との接触部分において、シート部材144の進行方向とクリーニング部材304が先端(エッジ部分)に向かって延伸する方向とが同一となる方向に回転する。これにより、クリーニング部材304の先端部へのトナー・パッキングストレスが抑制でき、安定したクリーニング性を確保できる。また、クリーニング部材304のブレード先端部へ適度にトナーを供給できるため、ブレード鳴きといった現象も抑えられる。
なお、シート部材144の自由端には、錘が設けられていてもよい。たとえば、シート部材144の自由端の縁部に沿ってシート部材144の幅方向(Y方向)に延伸する、棒状の錘が設けられていてもよい。これにより、トナー均し機構100は、シート部材144の自由端部分において、錘の重量による高い圧力で、トナー150を押圧するため、トナー150をより効率よく均す。
図5は、トナー150の蓄積量が図6および図7よりも少ない場合の、トナー均し機構100の動作を示す。図6は、トナー150の蓄積量が図5よりも多く図7よりも少ない場合の、トナー均し機構100の動作を示す。図7は、トナー150の蓄積量が図5および図6よりも多い場合の、トナー均し機構100の動作を示す。図5−図7において、(a)−(d)は、回転軸142の回転角度を90度づつ異ならせて、トナー均し機構100の状態を示したものである。
図5−図7に示すように、トナー均し機構100においては、トナー150の蓄積量の増加に伴い、回転軸142によるシート部材144の巻き取り量が増す。これにより、トナー均し機構100は、シート部材144の動作領域を狭くする。ここで、本発明の巻き取り量とは、シート部材144の全体の湾曲量を示す。したがって、シート部材144が、回転軸142に対するシート部材の巻き数が同一であっても、シート部材144の全体の湾曲量が増加していれば、これを、「シート部材144の巻き取り量が増している」という。また、図5−図7のいずれにおいても、すなわちトナー150の蓄積量に関わらず、シート部材144は、下方に向かって凸形状をなしており、この頂部で、トナー150を下方に押圧し、トナー150を均す。これにより、トナー均し機構100は、効率よくトナー150を均す。したがって、トナー均し機構100は、感光体ドラム4から除去されたトナーを効率よく第二収容室120へ収容する。
図8は、第二収容室120の底部の構造を示す。図9は、突起と切れ込みとの位置関係を示す。壁面120Aおよび底面120Bは、第二収容室120の底部を構成する面である。第二収容室120の底部には、複数の突起(突起308、突起310、および突起312)が、第二収容室120の底部の幅方向(シート部材144の幅方向、すなわちY方向)に並べて設けられている。たとえば、突起308、突起310、および突起312は、第二収容室120の底部の強度を高めるために設けられている。
このうち、突起308は、シート部材144の幅方向であるY方向において、第二収容室120の底部の中央に設けられている。これに応じて、シート部材144の自由端には、図9に示すように、Y方向において、突起308よりも僅かに左側(Y(+)側)の位置と、突起308よりも僅かに右側(Y(−)側)の位置とのそれぞれに、切れ込み160aが設けられている。これにより、シート部材144の自由端には、シート部材144の幅方向であるY方向において、切れ込み160aを境界に、二つの切れ込み160aに挟まれ、突起308に接触する第一の部分145と、第一の部分145の左側(Y(+)側)に位置する第二の部分147と、第一の部分145の右側(Y(−)側)に位置する第三の部分148とが形成されている。
また、突起310は、シート部材144の幅方向であるY方向において、突起308よりも左側(Y(+)側)に設けられている。これに応じて、シート部材144の自由端には、図9に示すように、シート部材144の幅方向であるY方向において、突起310よりも僅かに右側(Y(−)側)の位置に、切れ込み160bが設けられている。これにより、シート部材144の自由端には、切れ込み160bを境界にして、左側に第三の部分149が、右側に第二の部分147が形成されている。
また、突起312は、シート部材144の幅方向であるY方向において、突起308よりも右側(Y(−)側)に設けられている。これに応じて、シート部材144の自由端には、図9に示すように、シート部材144の幅方向であるY方向において、突起312よりも僅かに右側(Y(−)側)の位置に、切れ込み160cが設けられている。これにより、シート部材144の自由端には、切れ込み160cを境界にして、左側に第三の部分148が、右側に第二の部分146が形成されている。
図10−図12は、第二収容室120の底部におけるシート部材144の状態を示す。図10は、第二収容室120の底部を斜め上方から見たときの、シート部材144の状態を示す。図11は、第二収容室120の底部を底面120Bの表面側から見たときの、シート部材144の状態を示す。図12は、第二収容室120の底部を壁面120Aの表面側から見たときの、シート部材144の状態を示す。
上記のように構成されたトナー均し機構100においては、シート部材144の自由端が、第二収容室120の底部に位置したとき、第一の部分145は、シート部材144の幅方向(Y方向)において均等に突起308と接触し、シート部材144の進行方向(X(+)方向)かつ上方(Z(+)方向)に均等に反りあがる。
また、第三の部分149は、その右側端部が、突起310と接触する。このため、第三の部分149の右側端部は、シート部材144の進行方向(X(+)方向)かつ上方(Z(+)方向)に反りあがるとともに、シート部材144の幅方向(Y(+)方向)にも反りあがり、シート部材144の幅方向(Y(−)方向)に向かって凸形状をなす。これにより、第三の部分149は、突起310よりも左側(Y(+)側)の空間のトナー150を、シート部材144の進行方向(X(+)方向)に向かって均すとともに、シート部材144の幅方向(Y(−)方向)にも均す。すなわち、第三の部分149は、突起310よりも左側(Y(+)側)の空間のトナー150を、突起310に寄せる。
また、第三の部分148は、その右側端部が、突起312と接触する。このため、第三の部分148の右側端部は、シート部材144の進行方向(X(+)方向)かつ上方(Z(+)方向)に反りあがるとともに、シート部材144の幅方向(Y(+)方向)にも反りあがり、シート部材144の幅方向(Y(−)方向)に向かって凸形状をなす。これにより、第三の部分148は、突起312よりも左側(Y(+)側)の空間のトナー150を、シート部材144の進行方向(X(+)方向)に向かって均すとともに、シート部材144の幅方向(Y(−)方向)にも均す。すなわち、第三の部分148は、突起312よりも左側(Y(+)側)の空間のトナー150を、突起312に寄せる。
一方、第二の部分147は、突起308および突起310のいずれとも接触しないため、突起308および突起310のいずれによっても反りあがらない。これにより、第二の部分147は、突起308および突起310のいずれの影響も受けずに、突起308と突起310との間の空間に入り込んで、当該空間に蓄積されているトナー150を、シート部材144の進行方向(X(+)方向)に向かって均す。
また、第二の部分146は、突起312に接触しないため、突起312によって反りあがらない。これにより、第二の部分146は、突起312の影響を受けずに、突起312よりも右側(Y(−)側)の空間に入り込んで、当該空間に蓄積されているトナー150を、シート部材144の進行方向(X(+)方向)に向かって均す。
なお、第一の部分145、第二の部分146、第二の部分147、第三の部分148、および第三の部分149の少なくともいずれか一つには、錘が設けられていてもよい。たとえば、上記複数の部分のそれぞれに、縁部に沿ってシート部材144の幅方向(Y方向)に延伸する、棒状の錘が設けられていてもよい。これにより、トナー均し機構100は、上記複数の部分のそれぞれが、錘の重量による高い圧力で、トナー150を押圧するため、トナー150をより効率よく均す。
このように、トナー均し機構100は、第二収容室120の底部に設けられた突起に応じて、シート部材144の自由端に切れ込みを設けたことにより、突起に隣接する空間にシート部材144を部分的に入り込ませて、当該空間に蓄積されているトナー150を均す。また、トナー均し機構100は、突起よりも僅かに離れた位置に切れ込みを設けたことにより、シート部材144の自由端の側端部を突起によって反りあがらせ、シート部材144の幅方向にトナー150を均す。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、上述の実施形態を変形するなど、他の様々な実施形態で本発明を実施してもよい。たとえば、本発明のトナー均し機構は、トナーの蓄積量の増加に伴い、動作領域が狭くなる構成を有するものであれば、上述したトナー均し機構100の構成を有していなくてもよい。一例を挙げると、トナー均し機構は、収容室内において収容室の奥行き方向に往復運動する部材を備え、当該部材が往復運動することにより、トナーを収容室の奥行き方向に押し込む構成を有し、当該部材が、トナーの蓄積量が増加するに伴って、往復運動する領域を狭めるものであってもよい。
また、本発明トナー均し機構は、感光体ユニットへの適用に限らない。本発明のトナー均し機構を、例えば、中間転写ベルト、用紙搬送ベルト、転写ロール等に設けられたトナーの収容室や、トナーカートリッジから現像装置へトナーを搬送させる経路の途中に設けられたトナーを一時的に待避させて収容させる収容室などの、感光体ユニット以外の装置が有する収容室に設け、当該収容室内に蓄積されたトナーを均すようにしてもよい。また、本発明トナー均し機構は、画像形成装置への適用に限らない。本発明のトナー均し機構を、画像形成装置以外の装置が有する収容室に設け、当該収容室内に蓄積されたトナーを均すようにしてもよい。
図13は、トナー均し機構430の構成例を示す。トナー均し機構430は、既に説明したトナー均し機構100と構成が異なるが、トナー蓄積量の増加に伴い動作領域が狭くなる点では、同じである。トナー均し機構430は、トナーを収容する収容室400に設けられている。この収容室400は、トナーを収容するものであればよく、画像形成装置1が備える複数の収容室(たとえば、感光体ユニット、中間転写ベルト、用紙搬送ベルト、または転写ロールなどに設けられたトナーの収容室)のいずれであってもよい。
トナー均し機構430は、移動軸441および第1の攪拌部材438を有する。移動軸441の両端は、回収容器本体433の壁部433aおよび壁部433bによって、当該移動軸441の軸方向(Y方向)に移動可能な状態で支持されている。移動軸441の一端(Y(+)側の端部)は、押圧バネ442により、移動軸441の他端方向(Y(−)方向)に押圧されている。移動軸441の他端(Y(−)側の端部)には、偏芯カム443の外周面が接触している。これにより、移動軸441の他端方向(Y(−)方向)への移動が制限されている。偏芯カム443は、図示を省略するモーターの駆動により、軸443aを回転軸として回転する。これにより、移動軸441は、移動軸441が当該移動軸441の軸方向(Y方向)に往復移動する。
移動軸441には、板状の第1の攪拌部材438が固定されている。これにより、第1の攪拌部材438は、移動軸441が当該移動軸441の軸方向(Y方向)に往復移動するに伴って、移動軸441の軸方向(Y方向)に往復移動する。第1の攪拌部材438には、複数の開口440が形成されている。これにより、第1の攪拌部材438は、移動軸441の軸方向(Y方向)に往復移動する際に、複数の開口440で、収容室400に収容されているトナーを均す。特に本実施形態の第1の攪拌部材438は、移動軸441の移動方向(Y方向)に対してある角度傾いた斜辺を有する、菱形形状の開口440が複数形成されている。これにより、第1の攪拌部材438は、トナーを移動軸441の移動方向(Y方向)に均すとともに、移動軸441の移動方向と直交する方向(X方向)にも均す。
トナー均し機構430は、板状の第2の攪拌部材436をさらに有する。第2の攪拌部材436は、移動軸441の移動方向と直交する方向(X方向)に移動することが可能な状態で、第1の攪拌部材438に支持されている。これにより、第2の攪拌部材436は、第1の攪拌部材438の往復移動に伴って、移動軸441の軸方向(Y方向)に往復移動する。第2の攪拌部材436には、複数の開口442が形成されている。これにより、第2の攪拌部材436は、移動軸441の軸方向(Y方向)に往復移動する際に、複数の開口442で、収容室400に収容されているトナーを均す。
第2の攪拌部材436は、図示を省略する押圧バネなどにより、収容室400の奥方向(X(−)方向)に押圧されている。そして、収容室400の奥方向においてトナーの蓄積量が増加するにつれ、第2の攪拌部材436は、この蓄積されたトナーによって、収容室400の手前方向(X(−)方向)に押圧される。これにより、第2の攪拌部材436は、第1の攪拌部材438との重なり面積を増加させながら、収容室400の手前方向(X(−)方向)へ移動する。すなわち、第2の攪拌部材436は、収容室400の奥側に蓄積されているトナーの蓄積量がより多いほど、収容室400の手前方向(X(−)方向)へより多くの量移動する。
このように、トナー均し機構430は、第2の攪拌部材436が収容室400の手前方向(X(−)方向)へ移動することにより、第1の攪拌部材438と第2の攪拌部材436とが重なり、動作領域が狭くなる。これにより、トナー均し機構430は、蓄積されたトナーに動作が妨げられることをより抑えて、トナーを均す。
なお、図13に示す例では、第1の攪拌部材438と第2の攪拌部材436とが別体となっている構成例を示したが、これに限らず、第1の攪拌部材438と第2の攪拌部材436とが一体となっていてもよい。すなわち、第1の攪拌部材438と第2の攪拌部材436とが一体となって、移動軸441の移動方向と直交する方向(X方向)に移動する構成としてもよい。また、第2の攪拌部材436にも、第1の攪拌部材438に形成されているような菱形の開口が形成されていてもよい。
1…画像形成装置、2…画像形成ユニット、3…感光体ユニット、4…感光体ドラム、40…装置本体、100…トナー均し機構、110…第一収容室、120…第二収容室、130…支持板、142…回転軸、144…シート部材、145…第一の部分、146…第二の部分、147…第二の部分、148…第三の部分、149…第三の部分、150…トナー、160…切れ込み、301…感光体ユニット本体、302…帯電装置、303…帯電ロール、304…クリーニング部材、306…シャッター機構、308…突起、310…突起、312…突起

Claims (11)

  1. トナーを収容する収容室内に設けられ、前記収容室内で動作することによって、前記収容室内に蓄積された前記トナーを均し、前記トナーの蓄積量の増加に伴い、動作領域を狭くする
    ことを特徴とするトナー均し機構。
  2. 回転軸と、
    前記回転軸に固定される固定部を有し、外周面から延伸して設けられ、前記回転軸の回転に伴って、当該シート部材の一部が前記トナーに接触しながら前記収容室内を移動することで、前記トナーを均すシート部材と
    を備え、
    前記トナーの蓄積量の増加に伴い、前記回転軸による前記シート部材の巻き取り量が増すことで、前記動作領域を狭くする
    ことを特徴とする請求項1に記載のトナー均し機構。
  3. 前記シート部材は、
    前記収容室内において前記トナーが蓄積されている底部に向かって凸形状に湾曲し、当該凸形状の頂部で、前記トナーを押圧する
    ことを特徴とする請求項2に記載のトナー均し機構。
  4. 前記シート部材の自由端は、
    前記収容室の壁部に形成されている突起に応じて切れ込みが設けられており、これにより、前記シート部材の幅方向において、前記切れ込みを境界にして、前記突起に接触して反りあがる第一の部分と、前記突起に接触せずに前記突起に隣接する空間に入り込んで、当該空間内の前記トナーを均す第二の部分とが形成されている
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のトナー均し機構。
  5. 前記シート部材の自由端は、
    前記回転軸の軸方向である前記シート部材の幅方向において、端部が前記突起に接触して局所的に反りあがる第三の部分を形成すべく、切れ込みが設けられている
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のトナー均し機構。
  6. 前記シート部材は、
    前記固定部から、前記回転軸の回転方向とは反対の方向に延伸している
    ことを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載のトナー均し機構。
  7. 前記回転軸は、
    先端において対象物からトナーを除去するクリーニング部材と前記シート部材との接触部分において、前記シート部材の進行方向と前記クリーニング部材が前記先端に向かって延伸する方向とが同一となる方向に回転する
    ことを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載のトナー均し機構。
  8. 前記シート部材に、ポリウレタンを用いた
    ことを特徴とする請求項2から7のいずれかに記載のトナー均し機構。
  9. 前記シート部材の自由端には、錘が設けられている
    ことを特徴とする請求項2から8のいずれかに記載のトナー均し機構。
  10. 感光体ドラムと、
    前記感光体ドラムから除去されたトナーを収容する収容室と、
    請求項1から9のいずれかに記載のトナー均し機構と
    を備えたことを特徴とする感光体ユニット。
  11. 請求項10に記載の感光体ユニット
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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