JP5495933B2 - 現像剤収容装置、現像装置及び現像剤補給装置 - Google Patents

現像剤収容装置、現像装置及び現像剤補給装置 Download PDF

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本発明は、電子写真方式や静電記録方式などの画像形成装置で使用される現像剤を収容する現像剤収容装置、この現像剤収容装置を組み込んだ現像装置及び現像剤補給装置に関する。
従来から、電子写真方式や静電記録方式などの作像原理やプロセス手段で記録材にトナー像を形成し、その記録材上のトナー像を定着手段で定着させて画像形成物を出力する画像形成装置が知られている。画像形成装置には、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、あるいは、これらの複数の機能を備えた複合機などがある。このような画像形成装置には、トナー像を形成するための現像装置が組み込まれる。この現像装置として、トナー及びキャリアにより構成する二成分現像剤を用いる二成分現像方式が知られている。この構造の場合、現像剤補給装置(現像剤補給容器)から供給されたトナーと現像装置の現像剤収容部に充填されているキャリアとを撹拌搬送し、摩擦で帯電したトナーにより、感光ドラムなどの像担持体上に形成された静電潜像を顕在化する。これら現像装置及び現像剤補給装置は、それぞれ現像剤(トナー或はキャリア、若しくはトナー及びキャリア)を収容する現像剤収容部を備え、それぞれの収容部に設けた開口部を通じて現像剤が送り込まれる。
また、感光ドラムや中間転写体などの像担持体上に形成されたトナー像が記録材などに転写された後に、像担持体上に残存したトナーをクリーニング装置により除去するが、この除去したトナーを回収する現像剤回収装置がある。この現像剤回収装置も現像剤を収容する現像剤収容部を備え、この現像剤収容部に設けた開口部と、現像剤を回収する回収容器(現像剤収容部)に設けた開口部とを通じて、現像剤回収装置により回収した現像剤を回収容器に送り込む。
このような現像剤の受け渡しを行う各装置は、着脱可能に設けられ、それぞれの現像剤収容部の開口部に、装着したときに開き、分離したときに閉じるシャッター部材を設けている。このようなシャッター部材は、現像剤補給装置や回収容器などを交換する際や、各装置を単体で輸送する際に、現像剤の漏れによる飛散防止を図ったり、内部の現像剤が湿度により劣化することなどを防止するために設ける。例えば、現像剤補給装置の現像剤収容部の開口部にシャッター部材を設けた構造が、特許文献1に記載されている。
この特許文献1に記載された構造の場合、シャッター部材にスポンジ状の弾性部を設け、この弾性部を開口部の周囲部分に弾性的に当接させることにより、この開口部を密封する。また、シャッター部材を開口部に沿って移動させることにより、開口部をシャッター部材により覆う閉状態と、シャッター部材が開口部から退避する開状態とを可能としている。
特開平8−185027号公報
上述の特許文献1に記載された構造の場合、シャッター部材による開口部の密封性能を十分に確保しにくい。この点について、図11により説明する。この図11の構造の場合、現像剤収容部100の開口部101は、内周面が開口部101の内周縁により囲まれる開口面に対して直角な面により構成されている。また、この開口部101に沿って図11の左右方向にシャッター部材102をスライド可能としている。また、シャッター部材102の基部103の開口部101と対向する面には、枠状の弾性部104が設けられている。
このような構成で、シャッター部材102を開状態から閉状態とすべく、図の矢印α方向に移動させると、図11(A)に示すように、弾性部104の移動方向下流の一部が開口部101を通過する。この際、弾性部104の基部103と現像剤収容部100とで挟みこまれた部分は圧縮された状態であるが、弾性部104の開口部101内に入り込んだ部分は圧縮されずに、この開口部101内に進入する。
この状態のまま、更にシャッター部材102を矢印α方向に移動させると、弾性部104の開口部101内に進入した部分が、開口部101のシャッター部材102の移動方向下流の側面101aに当接して、シャッター部材102の移動方向と逆方向に変形する。次いで、更にシャッター部材102を移動させると、弾性部104の変形した部分が、変形したまま開口部101の周囲部分のシャッター部材102の移動方向下流部分に乗り上げる。そして、この部分が、図11(B)に示すよう、シャッター部材102の移動方向と逆方向に座屈した状態になる。この結果、弾性部104の変形した部分と開口部101の周囲部分との接触面積が他の部分より減少して、密封性が低下する。密封性が低下すると、現像剤の漏れや湿度による現像剤の劣化が生じ易くなるため好ましくない。
特に現像剤補給装置や回収容器は消耗品であるため、定期的に交換する必要がある。これらの交換作業は、従来は主にサービスマンが行っていたが、近年、複写機、プリンタなどが一般家庭にも普及するに従って、これらの作業をユーザが行うケースが増えている。このため、各装置の開口部からのトナーやキャリアの飛散による、ユーザや装置周辺の汚れを防止することが従来よりも要求される。したがって、シャッター部材による開口部の密封性が低下することは好ましくない。
これに対して、図12に示すように、開口部101の内周縁のうち、シャッター部材102の移動方向(矢印α方向)下流に、ガイド面101bを設けることが考えられる。このガイド面(テーパ部)101bは、シャッター部材の移動方向上流に向かう程、シャッター部材102から離れる方向に傾斜している。このようなガイド面101bを設けることにより、図12(A)の状態から図12(B)の状態となる際に、弾性部104の移動方向下流部分がガイド面101bと徐々に当接する。そして、この弾性部104の移動方向下流部分を自由状態から圧縮状態に円滑に移行させることができる。この結果、この弾性部104の移動方向下流部分を変形させないようにでき、弾性部104と開口部101の周囲部分との接触面積の減少を抑えられる。
但し、このようなガイド面101bの傾斜角度が急(例えば45°程度)であると、上述のような弾性部104の移動方向下流部分の自由状態から圧縮状態への移行を円滑に行えず、変形が生じる可能性がある。このため、ガイド面101bの傾斜角度は小さくして、ガイド面101bの移動方向の長さを大きくする必要がある。このガイド面101bを大きくすると、図11、12の矢印α方向に現像剤収容部100を拡大する必要があり、装置が大型化してしまうため、好ましくない。
本発明は、このような事情に鑑み、現像剤収容部の大型化を抑え、シャッター部材による開口部の密封性の低下を抑えられる構造を実現すべく発明したものである。
本発明は、現像剤を収容し、内部と連通する開口部が平面部に形成された現像剤収容部と、前記開口部を覆う閉状態と前記開口部から退避する開状態との間で前記平面部に沿って移動可能なシャッター部材と、前記シャッター部材が、前記平面部から、前記平面部と直交する厚さ方向に離れることを規制する規制部と、を備え、前記シャッター部材は、前記規制部により前記平面部から離れることを規制された基部と、前記基部の前記平面部側に設けられ、前記閉状態で、前記基部と前記開口部の周囲部分の前記平面部との間で弾性的に圧縮され、前記開口部を密封する弾性部とを有し、前記弾性部の外周縁のうち、前記シャッター部材が前記開状態から前記閉状態に移動する閉動作の移動方向下流の第1周縁部と、前記開口部の内周縁のうち、前記閉動作の際に前記第1周縁部と当接する、前記閉動作の移動方向下流の第2周縁部とは、少なくとも一方の周縁部が、前記開状態で前記移動方向に関して他方の周縁部に向かう程、前記他方の周縁部から前記厚さ方向に離れるように傾斜したガイド面で、且つ、前記閉動作の際に、前記第1周縁部と前記第2周縁部との前記移動方向及び厚さ方向に直交する幅方向中央部が、同じく幅方向両端部よりも後に当接するように構成されている、ことを特徴とする現像剤収容装置にある。
本発明によれば、閉動作の際に、弾性部の基部と開口部の周囲とで圧縮された状態となっている部分に近い幅方向両端部から、弾性部の圧縮されていない部分である幅方向中央部にかけて、徐々に弾性部が圧縮される。このため、ガイド面の長さを大きくすることなく、弾性部の閉動作移動方向下流部分の自由状態から圧縮状態への移行を円滑に行え、閉状態でこの部分が変形することを抑えられる。この結果、現像剤収容部の大型化を抑え、シャッター部材による開口部の密封性の低下を抑えられ、現像剤の飛散及び湿度による現像剤の劣化を十分に抑えられる。
本発明が組み込まれる画像形成装置の1例を示す概略構成図。 同じくカートリッジの1例を示す概略構成図。 本発明の第1の実施形態に係る現像剤補給装置と現像装置との現像剤収容部の概略断面図。 同じく、それぞれの現像剤収容部の閉状態を示す、(A)は部分横断面図、(B)は部分縦断面図。 同じく、それぞれの現像剤収容部の開状態を示す、(A)は部分横断面図、(B)は部分縦断面図。 第1の実施形態で、現像装置のシャッター部材が閉状態となる第1過程を示す、(A)は開口部及びシャッター部材を上から見た図、(B)は(A)のイ−イ断面図、(C)は(A)のロ−ロ断面図、(D)は(A)のハ−ハ断面図。 同じく第2過程を示す、(A)は開口部及びシャッター部材を上から見た図、(B)は(A)のイ−イ断面図、(C)は(A)のロ−ロ断面図、(D)は(A)のハ−ハ断面図。 同じく第3過程を示す、(A)は開口部及びシャッター部材を上から見た図、(B)は(A)のイ−イ断面図、(C)は(A)のロ−ロ断面図、(D)は(A)のハ−ハ断面図。 本発明の第2の実施形態で、現像装置のシャッター部材が開状態となる途中過程を示す、開口部及びシャッター部材を上から見た図。 本発明の第3の実施形態で、現像装置のシャッター部材が閉状態となる途中過程を示す、(A)は開口部及びシャッター部材を上から見た図、(B)は(A)のイ−イ断面図、(C)は(A)のロ−ロ断面図、(D)は(A)のハ−ハ断面図。 従来構造で、(A)は現像剤収容部の開口部にシャッター部材の弾性部の一部が進入した状態を、(B)は弾性部が開口部の周囲に当接した状態を、それぞれ示す部分概略断面図。 図11の構成を変形した図。
[第1の実施形態]
<画像形成装置及びカートリッジ>
図1ないし図8を用いて本発明の第1の実施形態について説明する。まず、図1及び図2を用いて画像形成装置及びカートリッジの概略構成を説明する。本実施形態は、タンデム型のカラー画像形成装置に本発明を適用したものである。図1に示すように、画像形成装置本体(以下、装置本体)1内の上部には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の計4色のカートリッジ2Y、2M、2C、2Kが配置されている。図2は、これら各カートリッジのうちの何れか1個のカートリッジ2部分を抜き出して示している。カートリッジ2は、それぞれ、像担持体である感光ドラム3の周囲に、帯電手段である帯電ローラ4、クリーニング装置5などを配置してなる。
なお、本実施の形態の場合、感光ドラム3、帯電ローラ4、クリーニング装置5などをカートリッジ2(ドラムカートリッジ)として一体化し、このようなドラムカートリッジと寿命が異なる現像装置7を別体のトナーカートリッジ7aとしている。但し、カートリッジ2は、現像装置7と分割・結合可能とするなどして一体化し、所謂プロセスカートリッジとすることもできる。
何れにしても、感光ドラム3の周囲に、印刷時の感光ドラムの回転方向(図2の矢印方向)に関し、帯電ローラ4、レーザ光などで露光する部分、現像装置7、転写部T、クリーニング装置5の順番で配置される。また、トナーカートリッジ7a或はプロセスカートリッジは、装置本体1に着脱自在としている。
感光ドラム3は、円筒状に形成され、帯電ローラ4によって均一に帯電された後、表面に露光装置3a(図1)からレーザ光(図1、2の破線)を照射され、静電潜像が形成される。現像装置7は、後述する現像剤補給装置30の現像剤収容部31から補給されたトナーを、現像スリーブ8により静電潜像を形成した感光ドラム3上に供給してトナー像を形成する。現像剤補給装置30は、不図示の現像剤収容容器から、現像剤収容部31内の各色のトナー量が規定量を下回らないように、トナー消費量に応じてトナーを補給する。
クリーニング装置5は、感光ドラム3上のトナー像を中間転写ベルト9に一次転写した後、感光ドラム3の表面に残留したトナーを除去するためのクリーニングブレード10を有する。また、クリーニング装置5は、クリーニングブレード10により回収されたトナーを装置本体1内の回収トナーボックス(回収容器)などに搬送する回収トナー搬送手段である搬送スクリュー11も備える。
また、カートリッジ2及びトナーカートリッジ7a或はプロセスカートリッジは、装置本体1内の所定部に対して挿入装着され、また反対に装置本体1から抜き外しできるようになっている。このようにカートリッジ2などを装置本体1に着脱自在とすることにより、メンテナンスや消耗品の交換を行い易くして、製品の性能の維持を図っている。即ち、画像形成装置を長時間使用していると、各種部品が消耗して印字品質を低下させてしまうが、サービスマンやユーザーがカートリッジ2などを取り外してメンテナンスをしたり交換することで、規定の性能を維持できる。
また、装置本体1内の各カートリッジ2の図1、2の下側には、中間転写ベルト9を回転自在に張架している。即ち、中間転写ベルト9は、ベルトを無端状に形成したもので、図1に示すように、駆動ローラ12と、テンションローラ13と、二次転写内ローラ14とにより張架されている。駆動ローラ12は図示しないモータにより駆動され中間転写ベルト9を回転させる。テンションローラ13は、図示しない付勢手段により中間転写ベルト9に所定のテンションを付与して中間転写ベルト9の張力を調整し、負荷変動などによる中間転写ベルト9の撓みなどを防止する。二次転写内ローラ14は、二次転写外ローラ15と対向して配置され、中間転写ベルト9に形成されたトナー像を記録材に転写する。また、中間転写ベルト9内の各感光ドラム3と対向する位置には、それぞれ一次転写ローラ16を配置し、各感光ドラム3に形成されたトナー像を中間転写ベルト9にそれぞれ転写する転写部Tを構成する。
原稿を印刷する場合には、原稿読取装置17で読み取った画像データ或は外部端末から送られた画像データに基づいて、帯電された感光ドラム3上にレーザを発光し、感光ドラム3上に静電潜像を描く。次に、現像装置7により静電潜像を形成した感光ドラム3上にトナーを供給してトナー像を形成する。そして、このトナー像を、一次転写ローラ16により中間転写ベルト9に一次転写する。この際、所定の転写バイアスを一次転写部に印加することにより、感光ドラム3上のトナー像を中間転写ベルト9上に転写する。中間転写ベルト9に一次転写されたトナー像は、二次転写内、外ローラ14、15により構成される二次転写部で、次述するような記録材搬送手段により搬送された記録材Sに二次転写される。二次転写部で転写されずに残留したトナーは、転写ベルトクリーナ19によって回収される。
記録材搬送手段は、給紙カセット20から記録材Sを二次転写部まで搬送する。即ち、給紙カセット20からピックアップした記録材Sを、給紙部21から搬送パス22を通じて搬送方向下流に搬送し、レジストローラ対23により、最終的な記録材Sの斜行補正と、画像形成部での画像書き込みと記録材搬送のタイミング合わせを行う。そして、所定のタイミングで二次転写部に記録材Sを搬送する。記録材Sに転写されたトナー像は、定着器24により記録材Sに定着される。定着器24の通過後、記録材Sは、排紙トレイ(フェイスダウン)25に排出する排紙パス26と、排紙トレイ(フェイスアップ)27に排出する排紙パス28との何れかに搬送される。排紙パス26と28との分岐点では、切替手段29により2つの搬送路が切り換えられ、排紙トレイ25または27に印刷された記録材Sが排出される。
<現像装置及び現像剤補給装置>
次に、上述のような画像形成装置に組み込まれる現像装置7及び現像剤補給装置30の現像剤を受け渡す部分の構成について、図3により簡単に説明する。現像装置7及び現像剤補給装置30は、それぞれ現像剤(トナー或はキャリア、若しくはトナー及びキャリア)を収容する現像剤収容部71、31を有する。現像剤補給装置30は、不図示の現像剤補給用の現像剤収容容器が接続され、この容器から現像剤収容部(貯蔵部)31にトナーt1(キャリアが含まれる場合もある)が供給され、この収容部31内に貯蔵される。この収容部31内に貯蔵されたトナーt1は、重力により現像装置7の現像剤収容部71に供給される。この現像剤収容部71は、内部に例えばスクリューなどの現像剤搬送手段を有し、この現像剤搬送手段により内部でトナーとキャリアとにより構成される二成分現像剤t2を撹拌搬送する。そして、上述のように、トナーを現像スリーブ8により静電潜像を形成した感光ドラム3上に供給してトナー像を形成する。
このような現像装置7及び現像剤補給装置30が、それぞれ現像剤収容装置90、91を備える。現像装置7の現像剤収容装置90は、図4、5に示すように、現像剤収容部71とシャッター部材73と規制部76とを有する。また、現像剤補給装置30の現像剤収容装置91は、現像剤収容部31とシャッター部材33と規制部(不図示)とを有する。それぞれの現像剤収容部31、71は、平面部である下壁部31aと上壁部71aとを有し、内部と連通する開口部32、72が、これら下壁部31aと上壁部71aにそれぞれ形成されている。そして、それぞれの開口部32、72が対向するように配置され、これら両開口部32、72を通じてトナーt1の受け渡しが行われる。上述したように、現像装置7がトナーカートリッジ或はプロセスカートリッジである場合、このカートリッジの着脱の際に、現像剤補給装置30と現像装置7とが分離する。この際、開口部32、72からトナーが飛散しないように、それぞれの開口部32、72を次述するシャッター部材33、73(図4ないし図8参照)で覆うようにしている。
<シャッター部材及びその周辺の構造>
次に、上述のようなシャッター部材33、73及びその周辺の構造について、図4ないし図8を用いて説明する。なお、各図で、シャッター部材73の弾性部75と上壁部71aとを離して記載している部分があるが、これは構成を分かり易くするために便宜的に記載したもので、実際には接触している。シャッター部材33、73は、それぞれ現像装置7の着脱と連動して作動する不図示の機構により、下壁部31a、上壁部71a(開口部32、72)に沿って移動可能に設けられている。即ち、現像剤補給装置30のシャッター部材33は、開口部32を覆う閉状態(図4)と開口部32から退避する開状態(図5)との間で、図4(B)、図5(B)の左右方向に移動可能としている。また、現像装置7のシャッター部材73も、開口部72を覆う閉状態(図4)と開口部72から退避する開状態(図5)との間で、図4(B)、図5(B)の左右方向に移動可能としている。なお、本実施形態の場合、開口部32、72は、それぞれ略矩形状に形成されている。
また、現像装置7のシャッター部材73は、基部74と弾性部75とを有する。このうちの基部74は、プラスチックなどの所定の剛性を有する材料により板状に形成されている。また、弾性部75は、基部74の上壁部71a側(平面部側)に設けられ、上壁部71aの開口部72を含む開口部72の周囲部分に対向するように形成されている。本実施形態の場合、開口部72が略矩形状に形成されているため、弾性部75は開口部72の面積よりも大きい面積を有する矩形状に形成されている。
また、弾性部75は、発砲ゴムなどの十分な弾性を有するスポンジ部(ゴム部)75aと、このスポンジ部75aの開口部72側の表面を覆うポリエステルシールなどの摺動性を有するテープ部75bとにより構成される。これは、発砲ゴムなどの材料は、一般的に擦動性が良くなく、後述するように現像剤収容部71と直接擦動すると、めくれや、スポンジ部のちぎれなどの破損が発生し易い。したがって、スポンジ部75aの開口部72側(即ち収容部71と摺動する側)にテープ部75bを設け、スポンジ部75aのちぎれや破損を防止している。
また、シャッター部材73は、現像剤収容部71に固定或は一体に形成された規制部76内にスライド可能に配置されている。この規制部76は、収容部71に開口部72の周囲を覆うように形成される。このために、この収容部71の開口部72を形成した上壁部71aと所定の間隔をあけて対向する覆い壁77と、シャッター部材73のスライド方向と平行に配置され、覆い壁77と上壁部71aとを連結する側壁78と、を有する。そして、上壁部71aと覆い壁77との間にシャッター部材73をスライド可能に配置している。
また、規制部76は、シャッター部材73が、上壁部71aから、上壁部71aの上面と直交する厚さ方向(図4、5の上下方向)に離れることを規制する。このために、例えば、規制部76の側壁78の内側面にそれぞれレールを設け、このレールとシャッター部材73の基部74の側縁部を係合させる。そして、基部74とレールとの係合によりシャッター部材73をスライド可能とすると共に、シャッター部材73が上壁部71aから厚さ方向に離れる、即ち、図4、5の上方に変位することを防止する。
また、覆い壁77の開口部72と対向する部分には、開口部72とほぼ同じ大きさの中間開口部77aを形成している。この中間開口部77aは、現像剤補給装置30の開口部32とも対向し、大きさもほぼ同じとしている。シャッター部材33、73をそれぞれ開状態とすると、開口部32、中間開口部77a、開口部72とが互いに連通する。そして、これら各開口部を通じてトナーt1の受け渡しが行われる。
また、シャッター部材73の弾性部75は、図4に示す閉状態で、規制部76により上壁部71aから離れることを規制された基部74と上壁部71aの開口部72の周囲部分との間で弾性的に圧縮され、開口部72を密封する。即ち、弾性部75は、自由状態でHの厚さを有し、基部74と上壁部71aとの間で厚さh1(<H)まで圧縮される。
本実施形態の場合、現像装置7は、トナーカートリッジ或はプロセスカートリッジとして単体で輸送される場合がある。したがって、輸送時に、二成分現像剤t2の漏れによる飛散防止を図ったり、内部の現像剤t2が湿度により劣化することを防止するために、開口部72の密封性を良好にする必要がある。このため、現像装置7の開口部72を特に密封する構成としている。但し、現像剤補給装置30の開口部32の開閉を行うシャッター部材33も同様の構成とすることもできる。
上述のように構成されるシャッター部材33、73は、例えば、現像装置7を図4(B)の矢印α方向と反対方向に抜いて装置から取り外す場合に、この動作に連動して、矢印α方向にそれぞれ移動し、開口部32、72を閉状態とする。これによりトナーt1や、二成分現像剤t2が漏れることを防止し、使用者の手を汚したり装置内や装置周辺を汚すことが防止できる。一方、現像装置7を図5(B)の矢印β方向と反対方向に挿入して装置内に装着する場合に、この動作に連動して、シャッター部材33、73が矢印β方向にそれぞれ移動し、開口部32、72を開状態とする。これにより、現像剤補給装置30から現像装置7へのトナーt1の補給を可能とする。
<シャッター部材と開口部の詳細な説明>
上述のようにシャッター部材73により開口部72を密封する構成について、図4及び図5に、更に図6ないし図8も加えて詳細に説明する。上述のようにシャッター部材73が開状態から閉状態に移動する閉動作の際、弾性部75の外周縁のうち、閉動作の移動方向(矢印α方向)下流の第1周縁部80と、開口部72の内周縁のうち、閉動作の移動方向下流の第2周縁部81とが当接する。ここで、弾性部75の外周縁とは、弾性部75の開口部72と対向する下面と、この弾性部75の周囲の外側面(本実施形態では4面)とが突き当たる複数(本実施形態では4つ)の辺からなる。したがって、第1周縁部80は、これらの辺のうち、閉動作移動方向下流の辺である。
本実施形態の場合、開口部72の第2周縁部(一方の周縁部)81を、開状態で移動方向に関して第1周縁部(他方の周縁部)80に向かう程この第1周縁部80から厚さ方向に離れるように傾斜したガイド面81aとしている。即ち、ガイド面81aは、例えば、図6(C)で、図の右側に向かう程図の下側に向かう方向に傾斜している。ここで、開口部72の内周縁とは、上壁部71aの弾性部75と対向する上面と、開口部72を形成する周囲の内側面(本実施形態では4面)とが突き当たる複数の辺及び面(本実施形態では3つの辺と1つの面)である。第2周縁部81は、これらのうち、閉動作移動方向下流の面で、この面をガイド面81aとしている。このガイド面81aの傾斜角度は、上壁部71aの上面に対して30°〜60°とすることが好ましく、より好ましくは、40°〜50°とする。本実施形態では、ガイド面81aの角度を45°に設定している。
なお、ガイド面81aは平面であっても湾曲面であっても良い。また、このようなガイド面は、弾性部75の第1周縁部80に設けても良いし、第1周縁部80と第2周縁部81との両方に設けても良い。第1周縁部80に設ける場合には、第2周縁部81に向かう程この第2周縁部81から厚さ方向に離れるように傾斜させる。
また、本実施形態の場合、第2周縁部81を含む開口部72の閉動作移動方向下流の側面を、幅方向{例えば図6(A)の上下方向}中央部が幅方向両端部よりも閉動作の移動方向下流に位置するように湾曲させている。具体的には、第2周縁部81の幅方向両端部をこの幅方向と平行な直線部81bとし、第2周縁部81の幅方向中央部を閉動作の移動方向下流に突出する方向に湾曲した湾曲部81cとしている。そして、この湾曲部81cの両端部と直線部81bとを滑らかに連続させている。ここで、幅方向とは、シャッター部材73の移動方向及び厚さ方向に直交する方向である。
なお、第2周縁部81の形状は、上述したものに限らず、幅方向中央部が幅方向両端部よりも、シャッター部材73の閉動作の移動方向下流に位置するものであれば良い。例えば、直線部81bを中央に向かう程閉動作移動方向下流に向かう方向に傾斜或は湾曲させて湾曲部81cに連続させるようにしても良いし、幅方向中央部を湾曲させずに傾斜或は湾曲した直線部81bが突き当たるように形成しても良い。
何れにしても、弾性部75の第1周縁部80と開口部72の第2周縁部81とのうち、少なくとも一方の周縁部を、開状態でシャッター部材73の移動方向に関して他方の周縁部に向かう程他方の周縁部から厚さ方向に離れるように傾斜したガイド面とする。且つ、第1周縁部80と第2周縁部81とは、閉動作の際に、第1周縁部80と第2周縁部81との幅方向中央部が、同じく幅方向両端部よりも後に当接するように構成される。
この点について、図6ないし図8を用いて説明する。図6ないし図8は、シャッター部材73が開状態から閉状態になるまでの動作について示したものである。まず、図6は、シャッター部材73が閉じる途中で、弾性部75の第1周縁部80が開口部72の第2周縁部81に近接した状態を示している。この時点の弾性部75の下流部分の幅方向中央部の厚さh3は、弾性部75の自由状態での厚さHとほぼ等しい。一方、弾性部75の下流部分の幅方向両端は、基部74と上壁部71aとに挟み込まれて圧縮された厚さh1となっている。また、弾性部75の下流部分の幅方向両端部の幅方向中央に寄った部分は、両端の挟み込みの影響で、両端の厚さh1より多少大きく、中央の厚さh3よりも小さい厚さh2になっている。したがって、弾性部75の下面は、幅方向中央より幅方向端部に向かう程上方に持ち上げられた形状になっている。
図7は、シャッター部材73が、図6よりも更に閉じる方向に移動して、弾性部75の第1周縁部80の幅方向両端部が開口部72の第2周縁部81のガイド面81aに接した状態を示している。図6から図7の状態となる過程での第1周縁部80の状態を説明する。まず、第1周縁部80の幅方向両端部が、第2周縁部81の幅方向両端部の直線部81b(ガイド面81aの幅方向両端部)に当接を開始する。そして、シャッター部材73が閉動作移動方向下流に更に移動すると、第1周縁部80の幅方向両端部がガイド面81aの幅方向両端部に沿って持ち上げられ、弾性部75の下流部分の幅方向両端部の幅方向中央に寄った部分が弾性的に厚さh2´まで圧縮される。このとき、弾性部75の下流部分の幅方向中央部は、第1周縁部80の幅方向中央部が第2周縁部81と当接せず、厚さh3のままである。
図8は、シャッター部材73が、図7よりも更に閉じる方向に移動して、弾性部75の第1周縁部80の幅方向中央部が開口部72の第2周縁部81のガイド面81aに接した状態を示している。図7から図8の状態となる過程での第1周縁部80の状態を説明する。まず、第1周縁部80の幅方向中央部が、第2周縁部81の幅方向中央部の湾曲部81c(ガイド面81aの幅方向中央部)に当接を開始する。この際、第1周縁部80の幅方向両端部がガイド面81aの幅方向両端部にガイドされて、図7の状態よりも更に持ち上げられる。この影響で、第1周縁部80の幅方向中央部も上方に持ち上げられ始める。そして、シャッター部材73が閉動作移動方向下流に更に移動すると、第1周縁部80の幅方向両端部が上壁部71aの上面に達し、第1周縁部80の幅方向中央部も両側から徐々に湾曲部81cのガイド面81aに沿って持ち上げられる。このとき、弾性部75の下流部分の幅方向中央部の厚さh3´はh1より多少大きい程度となり、弾性部75の下流部分の幅方向中央部下面が、両端部の位置よりも少し低い位置まで持ち上げられる。
図8の状態から更にシャッター部材73を閉じる方向に移動すると、弾性部75の第1周縁部80がガイド面81aの幅方向中央部にガイドされて、上壁部71aの上面に達し、最終的に、開口部72の周囲に弾性部75が当接する。これにより、シャッター部材73による開口部72の密閉が完了する。
本実施形態によれば、上述のように、閉動作の際に、弾性部75の基部74と開口部72の周囲とで圧縮された状態となっている部分に近い幅方向両端部から、弾性部75の圧縮されていない部分である幅方向中央部にかけて、徐々に弾性部75が圧縮される。即ち、本実施形態の場合、閉動作の際に、弾性部75の第1周縁部80が、幅方向両端部から幅方向中央部にかけて、ガイド面81aに順番にガイドされることで、弾性部75の下面も両端部から順番に持ち上げられる作用を働かせることができる。
したがって、ガイド面81aの傾斜角度を小さくすることなく、言い換えれば、ガイド面81aの長さを大きくすることなく、弾性部75の閉動作移動方向下流部分の自由状態から圧縮状態への移行を円滑に行える。そして、閉状態でこの部分が変形することを抑えられる。この結果、現像剤収容部71の大型化を抑え、シャッター部材73による開口部72の密封性の低下を抑えられ、現像剤の飛散及び湿度による現像剤の劣化を十分に抑えられる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態について、図9により説明する。本実施形態の場合、シャッター部材73Aの弾性部75Aを、上壁部71aの開口部72Aの周囲部分のみに対向するように枠状に形成している。このような本実施形態の場合、シャッター部材73Aの開動作の際に、弾性部75Aの内周縁と開口部72Aの内周縁とが当接することになる。このため、以下のように構成している。
シャッター部材73Aが閉状態から開状態に移動する開動作の際、枠状の弾性部75Aの内周縁のうち、開動作の移動方向(矢印β方向)上流の第3周縁部82と、開口部72Aの内周縁のうち、開動作の移動方向下流の第4周縁部83とが当接する。ここで、弾性部75Aの内周縁とは、弾性部75Aの開口部72Aと対向する下面と、この弾性部75Aの周囲の内側面(本実施形態では4面)とが突き当たる複数(本実施形態では4つ)の辺からなる。したがって、第3周縁部82は、これらの辺のうち、開動作移動方向上流の辺である。
本実施形態の場合、開口部72Aの第4周縁部(一方の周縁部)83を、閉状態で移動方向に関して第3周縁部(他方の周縁部)82に向かう程この第3周縁部82から厚さ方向に離れるように傾斜したガイド面83aとしている。このガイド面83aの傾斜角度は、上壁部71aの上面に対して30°〜60°とすることが好ましく、より好ましくは、40°〜50°とする。本実施形態では、ガイド面83aの角度を45°に設定している。
なお、ガイド面81aは平面であっても湾曲面であっても良い。また、このようなガイド面は、弾性部75Aの第3周縁部82に設けても良いし、第3周縁部82と第4周縁部83との両方に設けても良い。第3周縁部82に設ける場合には、第4周縁部83に向かう程この第4周縁部83から厚さ方向に離れるように傾斜させる。
また、本実施形態の場合、第4周縁部83を含む開口部72aの開動作移動方向下流の側面を、幅方向(図9の上下方向)中央部が幅方向両端部よりも開動作の移動方向下流に位置するように湾曲させている。具体的には、第4周縁部83の幅方向両端部をこの幅方向と平行な直線部83bとし、第4周縁部83の幅方向中央部を開動作の移動方向下流に突出する方向に湾曲した湾曲部83cとしている。そして、この湾曲部83cの両端部と直線部83bとを滑らかに連続させている。ここで、幅方向とは、シャッター部材73Aの移動方向及び厚さ方向に直交する方向である。
なお、第4周縁部83の形状は、上述したものに限らず、幅方向中央部が幅方向両端部よりも、シャッター部材73Aの開動作の移動方向下流に位置するものであれば良い。例えば、直線部83bを中央に向かう程開動作移動方向下流に向かう方向に傾斜或は湾曲させて湾曲部81cに連続させるようにしても良いし、幅方向中央部を湾曲させずに傾斜或は湾曲した直線部83bが突き当たるように形成しても良い。
何れにしても、弾性部75Aの第3周縁部82と開口部72Aの第4周縁部83とのうち、少なくとも一方の周縁部を、閉状態でシャッター部材73Aの移動方向に関して他方の周縁部に向かう程他方の周縁部から厚さ方向に離れるように傾斜したガイド面とする。且つ、第3周縁部82と第4周縁部83とは、開動作の際に、第3周縁部82と第2周縁部83との幅方向中央部が、同じく幅方向両端部よりも後に当接するように構成される。
このように構成される第3周縁部82と第4周縁部83との開動作の状態は、上述の第1の実施形態の第1周縁部80と第2周縁部81との閉動作の状態と同じである。即ち、開動作の際に、弾性部75Aの基部74と開口部72Aの周囲とで圧縮された状態となっている部分に近い幅方向両端部から、弾性部75Aの圧縮されていない部分である幅方向中央部にかけて、徐々に弾性部75が圧縮される。即ち、本実施形態の場合、開動作の際に、弾性部75Aの第3周縁部82が、幅方向両端部から幅方向中央部にかけて、ガイド面83aに順番にガイドされることで、弾性部75Aの下面も両端部から順番に持ち上げられる作用を働かせることができる。
したがって、ガイド面83aの傾斜角度を小さくすることなく、言い換えれば、ガイド面83aの長さを大きくすることなく、弾性部75Aの開動作移動方向下流部分の自由状態から圧縮状態への移行を円滑に行える。そして、開状態でこの部分が変形することを抑えられる。この結果、現像剤収容部71の大型化を抑えられる。その他の構造及び作用は、上述の第1の実施形態と同様である。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態について、図10を用いて説明する。本実施形態の場合、前述の第1の実施形態と同様に、シャッター部材73Bの弾性部75Bを、上壁部71aの開口部72Bを含む開口部72Bの周囲部分に対向するように形成している。但し、第1の実施形態と異なり、弾性部75Bの第1周縁部80Aを含む閉動作移動方向下流の側面の形状を、幅方向中央部が幅方向両端部よりも、シャッター部材73Bの閉動作移動方向(矢印α方向)上流に位置するようにしている。具体的には、第1周縁部80Aの幅方向両端部をこの幅方向と平行な直線部80bとし、第1周縁部80Aの幅方向中央部を開動作の移動方向下流に突出する方向に湾曲した湾曲部80cとしている。そして、この湾曲部80cの両端部と直線部80bとを滑らかに連続させている。ここで、幅方向とは、シャッター部材73Bの移動方向及び厚さ方向に直交する方向である。
なお、第1周縁部80Aの形状は、上述したものに限らず、幅方向中央部が幅方向両端部よりも、シャッター部材73Bの閉動作の移動方向上流に位置するものであれば良い。例えば、直線部80bを中央に向かう程閉動作移動方向上流に向かう方向に傾斜或は湾曲させて湾曲部80cに連続させるようにしても良いし、幅方向中央部を湾曲させずに傾斜或は湾曲した直線部80bが突き当たるように形成しても良い。
一方、開口部72Bの第2周縁部81Aの形状は、幅方向中央部と幅方向両端部との移動方向の位置を同じ、即ち、幅方向と平行としている。また、第2周縁部81Aをガイド面81aとしている。
このような本実施形態の場合も、閉動作の際に、弾性部75Bの第1周縁部80Aが、幅方向両端部から幅方向中央部にかけて、ガイド面81aに順番にガイドされることで、弾性部75Bの下面も両端部から順番に持ち上げられる作用を働かせることができる。その他の構造及び作用は、前述の第1の実施形態と同様である。
なお、上述の各実施形態では、現像装置7のシャッター部材73に関する部分の説明を行ったが、本発明が、現像剤補給装置30のシャッター部材33に関する部分にも適用できるのは前述した通りである。また、その他、感光ドラム3や中間転写ベルト(中間転写体)9から現像剤を回収する現像剤回収装置、及び、この現像剤回収装置の開口部(排出部)から現像剤が送り込まれる現像剤回収容器にも本発明は適用可能である。即ち、現像剤回収装置に設けた開口部と現像剤回収容器に設けた開口部とにそれぞれシャッター部材を設けた構造にも、本発明は適用可能である。
3・・・感光ドラム(像担持体)、7・・・現像装置、30・・・現像剤補給装置、31、71・・・現像剤収容部、31a・・・下壁部(平面部)、71a・・・上壁部(平面部)、32、72・・・開口部、33、73、73A、73B・・・シャッター部材、74・・・基部、75、75A、75B・・・弾性部、76・・・規制部、80・・・第1周縁部、81・・・第2周縁部、81a・・・ガイド面、82・・・第3周縁部、83・・・第4周縁部83、83a・・・ガイド面、90、91・・・現像剤収容装置

Claims (6)

  1. 現像剤を収容し、内部と連通する開口部が平面部に形成された現像剤収容部と、
    前記開口部を覆う閉状態と前記開口部から退避する開状態との間で前記平面部に沿って移動可能なシャッター部材と、
    前記シャッター部材が、前記平面部から、前記平面部と直交する厚さ方向に離れることを規制する規制部と、を備え、
    前記シャッター部材は、前記規制部により前記平面部から離れることを規制された基部と、前記基部の前記平面部側に設けられ、前記閉状態で、前記基部と前記開口部の周囲部分の前記平面部との間で弾性的に圧縮され、前記開口部を密封する弾性部とを有し、
    前記弾性部の外周縁のうち、前記シャッター部材が前記開状態から前記閉状態に移動する閉動作の移動方向下流の第1周縁部と、前記開口部の内周縁のうち、前記閉動作の際に前記第1周縁部と当接する、前記閉動作の移動方向下流の第2周縁部とは、少なくとも一方の周縁部が、前記開状態で前記移動方向に関して他方の周縁部に向かう程、前記他方の周縁部から前記厚さ方向に離れるように傾斜したガイド面で、且つ、前記閉動作の際に、前記第1周縁部と前記第2周縁部との前記移動方向及び厚さ方向に直交する幅方向中央部が、同じく幅方向両端部よりも後に当接するように構成されている、
    ことを特徴とする現像剤収容装置。
  2. 前記弾性部が、前記平面部の前記開口部を含む前記開口部の周囲部分に対向するように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の現像剤収容装置。
  3. 前記弾性部が、前記平面部の前記開口部の周囲部分のみに対向するように枠状に形成されてる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の現像剤収容装置。
  4. 前記枠状の弾性部の内周縁のうち、前記シャッター部材が前記閉状態から前記開状態に移動する開動作の移動方向上流の第3周縁部と、前記開口部の内周縁のうち、前記開動作の際に前記第3周縁部と当接する、前記開動作の移動方向下流の第4周縁部とは、少なくとも一方の周縁部が、前記閉状態で前記移動方向に関して他方の周縁部に向かう程、前記他方の周縁部から前記厚さ方向に離れるように傾斜したガイド面で、且つ、前記開動作の際に、前記第3周縁部と前記第4周縁部との前記移動方向及び厚さ方向に直交する幅方向中央部が、同じく幅方向両端部よりも後に当接するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の現像剤収容装置。
  5. 請求項1ないし4のうちの何れか1項に記載の現像剤収容装置を備え、前記開口部を通じて前記現像剤収容部に供給された現像剤により、像担持体に形成された静電潜像を現像する現像装置。
  6. 請求項1ないし4のうちの何れか1項に記載の現像剤収容装置を備え、前記現像剤収容部に収容された現像剤を前記開口部を通じて、像担持体に形成された静電潜像を現像剤で現像する現像装置に補給する現像剤補給装置。
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