JP3883742B2 - 容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は電子写真方式の複写機やファクシミリ装置,プリンタ装置に現像剤であるトナー等を供給する容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式の複写機等に現像材であるトナーを供給するために、複写機に装着するまではトナー供給口に設けたシャッタを閉にしてトナーが外部に飛散することを防止し、複写機に装着したときにトナー供給口に設けたシャッタを開してトナーを供給するシャッタ機構を有するトナー容器が使用されている。このシャッタ機構を有するトナー容器を交換する場合は、複写機に装着してあるトナー容器をユーザが回転したりして手動によりシャッタを閉にして、トナー容器を複写機から取外し、新しいトナー容器を複写機に装着して手動によりシャッタを開にしている。このユーザの操作性向上のためにシャッタのウレタンポロン等の弾性部材からなるシール部の変形量すなわち押付け力を小さくしている。このようにシャッタのシール部の押付け力を小さくししていると、輸送時のシール性が無くユーザに届くまでにトナー洩れが発生する可能性があった。また、複写機にトナー容器を装着してシャッタを開にした状態でトナーを供給しているときに、シャッタと円筒状のトナー容器本体との間から複写機内にトナーが飛散して複写機内をトナーで汚染する可能性があった。
【0003】
この複写機内にトナーが飛散することを防止するため、例えば特開平8−160730号公報に示されたトナー容器は、円筒状のトナー容器本体の中心とシャッタの円弧状の外周の中心とを偏心させ、シャッタを開にしたときのトナー容器本体に対する押付け力を大きくしている。また、特開平8−119350号公報に示されたトナー容器はシャッタの摺動する面に可撓性フィルムを設け、シャッタの開閉力を低減するとともに密封性を高めるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら特開平8−160730号公報に示すように、円筒状のトナー容器本体の中心とシャッタの円弧状の外周の中心とを偏心させても、シャッタを閉にしたときにトナー容器本体に対するシャッタの押付け力は大きくならず、トナー容器を運搬中やトナー容器を複写機に着脱するときにトナー容器内のトナが飛散する可能性がある。
【0005】
また、特開平8−119350号公報に示すように、シャッタの摺動する面に可撓性フイルムを設けた場合は、部品点数が多くなりコストが高くなってしまう。また、シャッタの代わりヒートシール等を使用して運搬中のトナーの飛散を防止するものもあるが、複写機に装着するためにヒートシールを剥がすときに大きな力が必要になり操作性が悪いとともにトナーが飛散してしまう。
【0006】
この発明はかかる不具合を解消し、輸送時のトナー洩れを防止するとともに複写機等に装着するときの操作性を向上させることができる容器を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の容器は、容器本体の供給口の周囲に設けたガイドフレームと、容器本体に設けたフィルム位置ずれ防止用のリブと、シャッタとを有し、シャッタは容器本体のガイドフレームに倣うガイド部を有するスライドフレームと、スライドフレームの内部に設けられた弾性部材からなるシール部材とを有し、シャッタを容器本体のガイドフレームに沿って移動してシール部材で供給口をシールしてから熱収縮フィルムを容器本体のフィルム位置ずれ防止用のリブで位置決めしてシャッタの上と容器本体に巻き回して熱収縮させ、熱収縮フィルムの収縮力でシール部材を圧縮させることを特徴とする。この容器をトナー収納用に使用し、供給口を確実にシールして、容器を保存中や運搬中に内部のトナーが外部に飛散することを防ぐ。
【0008】
このシール部材を圧縮させる熱収縮フィルムにはミシン目を設けておくと良い。
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明のトナー容器はトナー供給口部と、トナー供給口部を封止するシャッタを有する。トナー供給口部にはトナー供給口に沿って設けられ、一方の端部がトナー供給口より外側に一定長さだけ伸びたガイドフレームを有する。ガイドフレームの左右上端部には鍔を有する。シャッタはスライドフレームとシール部材を有する。スライドフレームは下端部が開口した箱形に形成され、下端部の左右にガイドフレームの鍔に倣うガイド部を有する。シール部材はスライドフレームの内部に設けられた直方体の弾性部材からなる。
【0010】
このトナー容器のトナー供給口からトナーを充填したのち、シャッタをトナー供給口部のガイドフレームに沿って移動し、スライドフレーム内に設けられたシール部材でトナー供給口をシールする。シャッタでトナー供給口をシールした後、シャッタの上に熱収縮フイルムを巻き回して収縮させ、熱収縮フイルムの収縮力によりシャッタのスライドフレームをトナー供給口側に押し下げ、シール部材を圧縮して大きな押付け力によりトナー供給口をシールする。
【0011】
【実施例】
図1はこの発明の一実施例を示す斜視図である。図に示すように、トナー容器1にはトナーをトナー容器1内に充填したり、トナー容器1内のトナーを電子写真方式の複写機等に供給するトナー供給口部2と、保存中や運搬中にトナー供給口部2を封止するシャッタ3とを有する。トナー供給口部2にはトナー供給口4に沿って設けられ、一方の端部がトナー供給口4より外側に一定長さだけ伸びたガイドフレーム5を有する。ガイドフレーム5の左右上端部には鍔6を有する。シャッタ3はスライドフレーム7とシール部材8を有する。スライドフレーム7は下端部が開口した箱形に形成され、下端部の左右にガイドフレーム5の鍔6に倣うガイド部9を有する。シール部材8はスライドフレーム7の内部に設けられた直方体の弾性部材からなる。
【0012】
このトナー容器1のトナー供給口4からトナーを充填したのち、シャッタ3のスライドフレーム7でトナー供給口部2のガイドフレーム5の鍔6を挟み込み、シャッタ3を鍔6に沿って移動し、スライドフレーム7内に設けられたシール部材8でトナー供給口4をシールする。このシャッタ3を移動してトナー供給口4をシールするとき、図2の断面図に示すように、シャッタ3のスライドフレーム7の左右下端部に設けられたガイド部9とシール部材8の左右端部でガイドフレーム5の鍔6を挟み込み移動する。このときシール部材8の左右端部が圧縮され、この圧縮により生じた押付け力をガイドフレーム5の鍔6に加える。このシール部材8の左右端部の圧縮量はシール部材8の厚さ等に応じて定まり、シール部材8の厚さとスライドフレーム7の高さ及びガイドフレーム5の鍔6の厚さを適当に選択することにより、シャッタ3をガイドフレーム5の鍔6に沿って簡単に移動することができる。シャッタ3でトナー供給口4をシールした後、図3の斜視図に示すように、シャッタ3の上と容器本体にポリスチン系やポリエステル系あるいはポリ塩化ビニール系の熱収縮フイルム10を巻き回して収縮させる。この熱収縮フイルム10は一部にミシン目11を有し、使用するときに容易に取り外せるようになっている。熱収縮フイルム10を収縮すると、図4の断面図に示すように、熱収縮フイルム10の収縮力によりシャッタ3のスライドフレーム7がトナー供給口4側に押し下げられ、シール部材8が圧縮されてガイドフレーム5の鍔6に大きな押付け力を加える。
【0013】
例えば厚さが60μmで幅が50mm、長さが530mmの熱収縮フイルム10を長さが525mmまで収縮したときの収縮力をプッシュプルゲージ(IMAD;DIGITAL FORCE GAUGE)で測定した結果、約1.9kgfから2.0kgfの収縮力があった。この熱収縮フイルム10の収縮力により、シール部材8が大きく圧縮され、ガイドフレーム5の鍔6に加える大きな押付け力によりトナー供給口4を確実にシールする。したがってトナー容器1を保存中や運搬中に内部のトナーが外部に飛散することを確実に防止することができる。
【0014】
この熱収縮フイルム10を巻き回したトナー容器1を複写機等の取り付けて使用するときは、熱収縮フイルム10をミシン目11から切離して取り外す。収縮フイルム10を取り外すとシャッタ3のシール部材8の弾性力により、図2に示すように、スライドフレーム7を押し上げ、シール部材8がガイドフレーム5の鍔6に加えている押付け力を小さくする。したがってシャッタ3を容易に開にすることができる。
【0015】
このようにシャッタ3の上に巻き回した熱収縮フイルム10は収縮すると、その収縮力によりトナー容器1に固定されるが、図5に示すように、トナー容器1に位置ズレ防止用リブ12を設けておくことにより、熱収縮フイルム10の位置ずれを確実に防止することができる。
【0016】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、シャッタを容器本体の供給口の周囲に設けたガイドフレームに沿って移動してシール部材で供給口をシールしてからシャッタの上と容器本体に熱収縮フィルムを巻き回して熱収縮させ、熱収縮フィルムの収縮力でシール部材を大きく圧縮させるから、シール部材がガイドフレームに加える押付け力を大きくすることができ、供給口を確実にシールして、容器を保存中や運搬中に内部のトナー等が外部に飛散することを確実に防止することができる。
【0017】
また、収縮フィルムを巻き回した容器を複写機等に取り付けて使用するとき、収縮フィルムを取り外すことにより、シャッタのシール部材の弾性力によりスライドフレームを押し上げ、シール部材がガイドフレームに加えている押付け力を小さくするから、シャッタを容易に開にすることができる。
【0018】
さらに、熱収縮フィルムにミシン目を設けることにより、シャッタと容器本体に巻き回した熱収縮フィルムを簡単に取り外すことができる。
【0019】
また、容器本体にはフィルム位置ずれ防止用のリブを設けることにより、熱収縮フイルムの位置ずれを確実に防止することができる。
【0020】
さらに、容器本体とシャッタを容易に分離できで分別が容易であるから、容器本体やシャッタのリサイクルを簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】トナー供給口にシャッタを移動した状態を示す断面図である。
【図3】熱収縮フイルムを巻き回した状態を示す斜視図である。
【図4】熱収縮フイルムを収縮した状態を示す断面図である。
【図5】フィルム位置ずれ防止用リブを示す斜視図である。
【符号の説明】
1;トナー容器、2;トナー供給口部、3;シャッタ、4;トナー供給口、
5;ガイドフレーム、6;鍔、7;スライドフレーム、8;シール部材
9;ガイド部、10;熱収縮フイルム。
Claims (3)
- 容器本体の供給口の周囲に設けたガイドフレームと、容器本体に設けたフィルム位置ずれ防止用のリブと、シャッタとを有し、
シャッタは容器本体のガイドフレームに倣うガイド部を有するスライドフレームと、スライドフレームの内部に設けられた弾性部材からなるシール部材とを有し、
シャッタを容器本体のガイドフレームに沿って移動してシール部材で供給口をシールしてから熱収縮フィルムを容器本体のフィルム位置ずれ防止用のリブで位置決めしてシャッタの上と容器本体に巻き回して熱収縮させ、熱収縮フィルムの収縮力でシール部材を圧縮させることを特徴とする容器。 - 容器本体のトナー供給口の周囲に設けたガイドフレームと、容器本体に設けたフイルム位置ずれ防止用のリブと、シャッタとを有し、
シャッタは容器本体のガイドフレームに倣うガイド部を有するスライドフレームと、スライドフレームの内部に設けられた弾性部材からなるシール部材とを有し、
シャッタを容器本体のガイドフレームに沿って移動してシール部材でトナー供給口をシールしてから熱収縮フィルムを容器本体のフィルム位置ずれ防止用のリブで位置決めしてシャッタの上と容器本体に巻き回して熱収縮させ、熱収縮フィルムの収縮力でシール部材を圧縮させることを特徴とするトナーを収納する容器。 - 上記熱収縮フィルムにはミシン目を有する請求項1又は2に記載の容器。
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