JP2011152771A - 印字装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印字装置において、簡単な構成で、印字ヘッドと印字媒体とのギャップ調整を簡易化すると共に印字媒体に集中荷重が加わるのを防ぐ。
【解決手段】印字媒体に印字する印字ヘッド10と、上記印字媒体を挟んで印字ヘッド10とは反対側に位置するプラテン60と、を備える印字装置1であって、印字ヘッド10と共に上記印字媒体の搬送幅方向D2に移動し、プラテン60とで印字媒体を挟み込む平面部が形成され、印字ヘッド10と上記印字媒体とのギャップを確保するギャップガイド20と、プラテン60及びギャップガイド20のうち少なくとも一方を、プラテン60とギャップガイド20とが互いに接近する方向に付勢する付勢機構70と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、印字媒体に印字する印字装置に関する。
従来、印字装置では、互いに厚みの異なる印字媒体に印字を行う場合などに、印字ヘッドと印字媒体との位置調整を行わなければ、印字ヘッドと印字媒体とのギャップが増減することになる。このように印字ヘッドと印字媒体とのギャップが増減すると、印字品質の低下などが生じてしまう。
そこで、例えば後述する3つのギャップ管理が行われている。
1つ目のギャップ管理は、オートギャップ機構によるギャップ管理である。
この1つ目のギャップ管理は、プラテンを上昇させ、プラテンを印字媒体に押し当て、圧力センサによって或いはプラテン駆動系のスリップを検出する機構によって印字媒体の厚みを検出し、適切なプラテン位置、例えばプラテンを印字媒体との接触位置から微小量下降させた位置にプラテンを移動させるものである。
2つ目のギャップ管理は、ギャップローラによるギャップ管理である。
この2つ目のギャップ管理は、印字ヘッド側に取り付けられたギャップローラに対し、プラテンによって印字媒体を突き当てることで、印字ヘッドと印字媒体とのギャップを常に一定に保つものである。
3つ目のギャップ管理は、プラテンストッパ方式によるギャップ管理である。
この3つ目のギャップ管理は、厚い印字媒体に対しては、印字ヘッドに取り付けられた媒体ガイドにプラテンの圧力により印字媒体を押し付けるものである。また、単票などの薄い印字媒体に対しては、厚い印字媒体の場合と同じ圧力のまま直接媒体ガイドに印字媒体を押し付けると印字媒体がヨレてしまうので、プラテンの可動範囲を、媒体ガイドとの間に印字媒体のスペースを保つことができるように、ストッパによって調整するものである。
なお、プラテンを押圧する装置としては、例えば、特許文献1〜3記載の装置が提案されている。特許文献1記載の印字装置では、プラテンと、プラテンにより印字媒体を押圧される基準ガイドとは、印字媒体の搬送幅方向の全域に亘って配置されている。
特許第2732416号公報 特開平8−337022号公報 特許第2731022号公報
ところで、上述の3つのギャップ管理は、以下の問題がある。
1つ目のオートギャップ機構によるギャップ管理は、圧力センサやスリップを検出する機構が必要となるため、構成が複雑で高額となりやすい。また、調整作業が困難となる。更には、印字媒体が例えば通帳の場合、磁気ストライプや印鑑シールなどによって部分的に厚みの異なる印字媒体に対応することができない。
また、2つ目のギャップローラによるギャップ管理は、ギャップローラによってプラテン圧を受けるため、印字媒体に集中荷重が加わる。更には、通常、ギャップローラはゴムで作られるため、加圧される圧力に制限がある上に、通帳等の冊子媒体への印字においてカスレなどが発生しやすい。
また、3つ目のプラテンストッパ方式によるギャップ管理は、プラテンの可動範囲を、厚さの薄い印字媒体のスペースを保つことができるように、ストッパによって調整するため、高精度な調整が必要となる。更には、装置の設置状態等の影響を受けやすいため、印字媒体のスペースを保つのが困難である。
なお、上記特許文献1記載の印字装置のように、プラテンにより印字媒体を押圧される基準ガイドが印字媒体の搬送幅方向の全域に亘って配置されていると、印字ヘッドとプラテンとのギャップを搬送幅方向の全域で許容範囲内に収めるのが非常に困難であるため、高精度で高額な部品及び高精度な調整を必要とする。また、装置の設置状態等の影響を受けやすいため、ギャップを一定に保つのが困難である。
本発明の目的は、簡単な構成で、印字ヘッドと印字媒体とのギャップ調整を簡易化すると共に印字媒体に集中荷重が加わるのを防ぐことができる印字装置を提供することである。
本発明の印字装置は、印字媒体に印字する印字ヘッドと、上記印字媒体を挟んで上記印字ヘッドとは反対側に位置するプラテンと、を備える印字装置であって、上記印字ヘッドと共に上記印字媒体の搬送幅方向に移動し、上記プラテンとで上記印字媒体を挟み込む平面部が形成され、上記印字ヘッドと上記印字媒体とのギャップを確保するギャップガイドと、上記プラテン及び上記ギャップガイドのうち少なくとも一方を、上記プラテンと上記ギャップガイドとが互いに接近する方向に付勢する付勢機構と、を備える。
本発明によれば、簡単な構成で、印字ヘッドと印字媒体とのギャップ調整を簡易化することができると共に印字媒体に集中荷重が加わるのを防ぐことができる。
本発明の一実施の形態に係る印字装置を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における印字ヘッド、ギャップガイド及びキャリッジの連結状態を説明するための分解斜視図である。 本発明の一実施の形態におけるギャップ調整機構によるギャップ調整を説明するための側面図である。 本発明の一実施の形態における付勢機構の第1のスプリングを説明するための、印字装置の一部を省略した斜視図である。 本発明の一実施の形態における付勢機構の第1のスプリングを説明するための、印字装置の一部を省略した側面図である。 本発明の一実施の形態における付勢機構の第2のスプリングを説明するための、印字装置の一部を省略した斜視図である。 本発明の一実施の形態における付勢機構の第2のスプリングを説明するための、印字装置の一部を省略した側面図(その1)である。 本発明の一実施の形態における付勢機構の第2のスプリングを説明するための、印字装置の一部を省略した側面図(その2)である。
以下、本発明の実施の形態に係る印字装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る印字装置1を示す斜視図である。
図2は、印字ヘッド10、ギャップガイド20及びキャリッジ30の連結状態を説明するための分解斜視図である。
図3は、ギャップ調整機構40によるギャップ調整を説明するための側面図である。
図4及び図5は、付勢機構70の第1のスプリング74を説明するための、印字装置1の一部を省略した斜視図及び側面図である。
図6並びに図7A及び図7Bは、付勢機構70の第2のスプリング75を説明するための、印字装置1の一部を省略した斜視図並びに側面図(その1及びその2)である。
図1に示す印字装置1は、印字ヘッド10と、ギャップガイド20と、キャリッジ30と、ギャップ調整機構40(図2〜図4参照)と、ヘッド移動部50と、プラテン60と、付勢機構70と、付勢力調整機構80と、フレーム90と、を備える。
図1〜図3に示すように、印字ヘッド10は、下方に突出したヘッドピン10aの底面である印字面10bにおいて、図5、図7A及び図7Bに示す印字媒体100に印字する。図2に示すように、印字ヘッド10のうち、ヘッドピン10aを挟んで印字媒体100の搬送幅方向D2の両側には、搬送方向D1に印字ヘッド10を貫通する2つの連結用孔10c(一方のみ図示)が形成されている。
なお、本実施の形態の印字装置1は、印字媒体100として、通帳、単票などの紙媒体を用いるのに適しているが、その他の印字媒体100を用いてもよい。
ギャップガイド20は、例えば金属からなり、詳しくは後述するが印字ヘッド10の下方に印字ヘッド10及びキャリッジ30と相互に連結されている。また、ギャップガイド20は、搬送方向D1よりも搬送幅方向D2に長い皿状を呈し、平面視において略矩形状を呈する。
ギャップガイド20の搬送幅方向D2における中央には、平面視において矩形状を呈する貫通孔20aが形成されている。この貫通孔20aは、ギャップガイド20が印字ヘッド10及びキャリッジ30と相互に連結された状態で、印字ヘッド10の印字面10bと、印字媒体100のうち印字面10bに対向する部分との間に形成されている。
ギャップガイド20の底面には、平面部20b,20cが形成されている。これら平面部20b,20cは、印字ヘッド10の印字面10bを挟んで互いに反対側に位置する第1の領域及び第2の領域として、貫通孔20aを挟んだ搬送幅方向D2の両側底面に形成されている。なお、本実施の形態では、平面部20b,20cは、貫通孔20aと隣接(連続)した位置に形成されている。
平面部20b,20cは、ギャップガイド20の最下端に位置し、例えばゴム系の樹脂からなるプラテン60とで印字媒体100を挟み込む。そのため、印字ヘッド10とギャップガイド20との相対位置によって、印字ヘッド10と印字媒体100とのギャップG(図3参照)が決定されることになる。
ギャップガイド20には、周縁の上面から上方に突出するブラケット部20dが形成されている。このブラケット部20dは、ギャップガイド20の搬送幅方向D2の中央部分において互いに対向する2辺の周縁のうち1辺側に形成されている。
ブラケット部20dには、図2及び図4に示すように搬送方向D1にブラケット部20dを貫通する連結用孔20e,20fが形成されている。これら連結用孔20e,20fは、印字ヘッド10の連結用孔10cと共に、キャリッジ30との連結に用いられる。
なお、図2、図4及び図6に示すように、ブラケット部20dには、後述するギャップ調整機構40が引っ掛けられる引っ掛け部20gが形成されている。この引っ掛け部20gは、本実施の形態では、ブラケット部20dの根元部分の搬送幅方向D2の中央部分において、搬送方向D1にブラケット部20dを貫通するように形成されている。
キャリッジ30は、図1〜図3に示すように、後述するフレーム90のガイドシャフト93が、互いに同軸に形成された2つの貫通孔30a,30bを搬送幅方向D2に貫通するように配置されている。
図2に示すように、キャリッジ30には、搬送方向D1に延びる2つの連結用ピン30c,30dが設けられている。これら連結用ピン30c,30dは、上述のギャップガイド20の2つの連結用孔20e,20f及び印字ヘッド10の2つの連結用孔10c(一方のみ図示)に挿入される。連結用ピン30c,30dには、その挿入方向と反対側から連結用ネジ30e,30fがねじ込まれることで、印字ヘッド10とギャップガイド20とキャリッジ30とが一括して相互に連結される。
ギャップ調整機構40は、本実施の形態では板バネである。ギャップ調整機構40は、ギャップガイド20のブラケット部20dの引っ掛け部20gに下端が引っ掛けられている。
図2、図4及び図5に示すように、ギャップ調整機構40は、ブラケット部20dの引っ掛け部20gからギャップガイド20の内周面側を鉛直上方に延び(鉛直部40a)、ブラケット部20dの上端からキャリッジ30側に屈曲されて水平方向(搬送方向D1)に延び(水平部40b)、下方側に折り返されてブラケット部20dの手前まで延びる(折り返し部40c)。
ギャップ調整機構40は、印字ヘッド10とギャップガイド20とキャリッジ30とが一括して相互に連結される際に、折り返し部40cが、図2に示すようにキャリッジ30の内部に設けられた窪み30gの底面により上方に押し上げられ、ギャップガイド20と共に上昇する。
これにより、ギャップガイド20は、印字ヘッド10に対し、連結用ネジ30e,30fの挿入方向に交差(本実施の形態では直交)する高さ方向に突き当てられる。なお、ギャップガイド20は、連結用ネジ30e,30fによって、連結用ネジ30e,30fの挿入方向にも印字ヘッド10に突き当てられるため、互いに交差する2方向に印字ヘッド10に突き当てられることになる。
このように、ギャップ調整機構40は、印字ヘッド10とギャップガイド20との相対位置を規定位置に調整することで、図3に示すように、印字ヘッド10の印字面10b(印字ヘッド10)と、ギャップガイド20の平面部20b,20c(印字媒体100)とのギャップGを規定量に調整する。
なお、上述のように、連結用ピン30c,30dが印字ヘッド10の連結用孔10c(一方のみ図示)及びギャップガイド20の連結用孔20e,20fに挿入された状態で、印字ヘッド10とギャップガイド20との相対位置が調整される。そのため、印字ヘッド10の連結用孔10cとギャップガイド20の連結用孔20e,20fとのうち少なくとも一方の断面積は、連結用ピン30c,30dの断面積よりも大きく形成されているものとする。
ヘッド移動部50は、モータ51と、プーリ52と、ベルト53と、を含む。
モータ51は、例えばステッピングモータであり、プーリ52との間に掛け渡されたベルト53を回動させることにより、キャリッジ30をガイドシャフト93に沿って搬送幅方向D2に移動させる。
これにより、キャリッジ30に連結された印字ヘッド10及びギャップガイド20も、搬送幅方向D2に移動し、印字ヘッド10は、ギャップガイド20によってヘッドピン10aの底面である印字面10bと搬送媒体100との間に所望のギャップGを確保した状態で、搬送方向D1に搬送されてくる印字媒体100に対し印字する。
ギャップガイド20の平面部20b,20cとの間で印字媒体100を挟み込むプラテン60は、フレーム90のサイドフレーム91,92間の搬送幅方向D2の略全域に亘って延びている。
なお、プラテン60は例えばゴム系の樹脂からなり、ギャップガイド20は例えば金属からなるため、平面部20b,20cの摩擦係数(動摩擦係数及び静摩擦係数)は、プラテン60のうち平面部20b,20cに対向する部分の摩擦係数よりも低い。
付勢機構70は、プラテン60及びギャップガイド20のうち少なくとも一方として本実施の形態ではプラテン60を、プラテン60とギャップガイド20とが互いに接近する方向、即ち上方に付勢する。
図6、図7A及び図7Bに示すように、付勢機構70は、第1のリンク71と、第2のリンク72と、第3のリンク73と、複数の弾性部材としての第1のスプリング74及び第2のスプリング75と、を含む。
図5に示すように、第1のリンク71は、サイドフレーム91を貫通する支点シャフト94を回動軸として回動(揺動)可能となっている(回動方向R1)。第1のリンク71には、プラテン60の一端が固定されている。
図4に示すように、第2のリンク72は、支点シャフト94を回動軸として回動(揺動)可能となっている。第2のリンク72には、プラテン60の他端(第1のリンク71に固定されたのとは反対側)が固定されている。
このようにプラテン60の両端は、第1のリンク71と第2のリンク72とに固定されているため、第1のリンク71及び第2のリンク72が支点シャフト94を回動軸として回動することで、プラテン60も、支点シャフト94を回動軸として回動する。
なお、第1のリンク71及び第2のリンク72の回動角度は一定範囲に限られており、プラテン60は支点シャフト94と同程度の高さに配置されるため、実際には、プラテン60が回動しても、プラテン60は、搬送方向D1にはほとんど移動せず、上下方向に移動するのと同様の動きをする。
なお、プラテン60は第1のリンク71及び第2のリンク72と、プラテン60の回動軸を介して連結されており、図5に示すように回転支点Zを中心に回転動作可能な構成となっている。
そして、印字媒体100の厚みが変化した場合、リンク71,72が支点シャフト94にて回転動作してプラテン60の上下位置が変化するが、その場合であっても、プラテン60が第1のリンク71及び第2のリンク72との連結部分の回転支点Zを中心に回転するので、印字媒体100に対してプラテン60が押し付けられても、常にプラテン60の上面はギャップガイド20の平面部20b,20cと平行を保つことが可能な構造となっている。
図4に示すように、第1のスプリング74は、上端側が、サイドフレーム91の外側の面から搬送幅方向D2に延びるスタッド91aに固定され、下端側が、第1のリンク71に固定されている。
第1のスプリング74は、プラテン60とギャップガイド20の平面部20b,20cとが印字媒体100を挟み込んだ状態で、自由長よりも長くなるように引き伸ばされて固定されている。
そのため、第1のスプリング74は、自由長に戻ろうと圧縮するため、第1のリンク71が回動してプラテン60を持ち上げる。このように、第1のスプリング74は、プラテン60を、ギャップガイド20と互いに接近する方向(即ち、上方)に付勢する。
図6、図7A及び図7Bに示す第3のリンク73(図4及び図5では図示を省略)は、一端側において、第1のリンク71から外側に搬送幅方向D2に延びるように設けられたスタッド71aを回動軸として回動(揺動)可能となっている(回動方向R2)。また、第3のリンク73は、第1のリンク71に設けられたストッパ71bにより、例えば引っ掛けられてロックされている。
第2のスプリング75は、第3のリンク73の自由端側と第1のリンク71とに固定されている。
付勢力調整機構80は、カム81と、モータ82と、ギア83と、を含む。
カム81は、例えばステッピングモータであるモータ82によって回動するギア83,84によって、サイドフレーム91のスタッド91aを回動軸として回動する。
カム81には、レバー部81aが設けられている。このレバー部81aは、図7Bに示すように、カム81が図7Bにおける反時計回りに回転することで、第3のリンク73をストッパ71bによりロックされた位置から押し上げ、ストッパ71bのロックを解除する。
第3のリンク73が押し上げられると、この第3のリンク73に固定された第2のスプリング75が引き伸ばされ、ひいては、第2のスプリング75が第1のリンク71が図7Bにおける時計回りに回転する。
これにより、プラテン60には、第1のスプリング74による付勢力のみならず、第2のスプリング75による付勢力が加えられる。このように、付勢力調整機構80は、少なくとも1つの弾性部材として第2のスプリング75を、プラテン60を付勢する位置と、そこから退避した位置(第3のリンク73がストッパ71bによりロックされた位置)とに移動させる。
なお、付勢力調整機構80が、第2のスプリング75を、プラテン60を付勢する複数の位置に移動させるようにし、第2のスプリング75のプラテン60に対する付勢力を複数段階に調整可能としてもよい。
例えば、印字媒体100が単票(厚さの薄い媒体)の場合、第2のスプリング75による付勢を行わず、印字媒体100が通帳(分厚くなる根元部分を除く)の場合、第2のスプリング75を少し引き伸ばして付加的に小さな付勢力を得るようにし、印字媒体100が通帳の根元部分の場合、第2のスプリング75を大きく引き伸ばして付加的に大きな付勢力を得るようにすることで、最適な付勢力を得ることができる。
以上説明した本実施の形態では、ギャップガイド20は、印字ヘッド10と共に印字媒体100の搬送幅方向D2に移動し、プラテン60とで印字媒体100を挟み込む平面部20b,20cが形成され、印字ヘッド10と印字媒体100とのギャップGを確保する。また、付勢機構70は、プラテン60及びギャップガイド20のうち少なくとも一方としてプラテン60を、プラテン60とギャップガイド20とが互いに接近する方向に付勢する。
そのため、搬送幅方向D2に亘ってギャップガイド20とプラテン60との平行度をとるための高精度で高額な部品を省略して簡単な構成とすることができる。また、上記平行度をとるための高精度な調整を省略することができるため、ギャップGの調整を簡易化することができる。更には、ギャップガイド20の平面部20b,20cがプラテン60とで印字媒体100を挟み込むため、平面部20b,20cの分だけ印字媒体100に加わる荷重が分散される。
よって、本実施の形態によれば、簡単な構成で、印字ヘッド10と印字媒体100とのギャップGの調整を簡易化することができると共に印字媒体100に集中荷重が加わるのを防ぐことができる。
また、本実施の形態では、ギャップガイド20の平面部20b,20cは、印字ヘッド10の印字面10bを挟んで互いに反対側に位置する第1の領域及び第2の領域(本実施の形態では、貫通孔20aを挟んだ搬送幅方向D2の両側底面)に形成されている。そのため、より高精度にギャップGを確保することができる。
また、本実施の形態では、ギャップガイド20には、印字ヘッド10の印字面10bと、印字媒体100のうち印字面10bに対向する部分との間に貫通孔20aが形成され、平面部20b,20cは、貫通孔20aに隣接した位置に形成されている。そのため、より高精度にギャップGを確保することができる。
また、本実施の形態では、付勢力調整機構80は、複数の弾性部材のうちの少なくとも1つとしての第2のスプリング75を、プラテン60を付勢する位置と、そこから退避した位置(第3のリンク73がストッパ71bによりロックされた位置)とに移動させる。そのため、プラテン60を付勢するスプリング(弾性部材)の数を変化させることができ、したがって、印字媒体100に応じて、簡単に付勢力を大きく変化させることができる。
また、本実施の形態では、ギャップ調整機構40は、印字ヘッド10とギャップガイド20とキャリッジ30とが一括して相互に連結される際に、印字ヘッド10とギャップガイド20との相対位置を規定位置に調整する。そのため、簡単に印字ヘッド10(印字面10b)と印字媒体100(ギャップガイド20の平面部20b,20c)とのギャップGを確保することができる。
また、平面部20b,20cの摩擦係数は、プラテン60のうち平面部20b,20cに対向する部分の摩擦係数よりも低い。そのため、特に厚さの薄い印字媒体100がヨレるのを防ぐことができる。
なお、本実施の形態では、平面部20b,20cは、印字面10bを挟んで互いに反対側に位置する第1の領域及び第2の領域として2箇所に形成されているが、1箇所のみに形成してもよい。また、1箇所に形成された平面部が上記の第1の領域及び第2の領域に跨るようにしてもよい。
また、本実施の形態では、ギャップ調整機構40は、本実施の形態では板バネであるが、他の弾性体であってもよい。また、例えば、ギャップ調整機構40に傾斜面が形成され、この傾斜面が印字ヘッド10の傾斜面上を摺動するようにしても連結時のギャップGの自動調整が可能であるため、弾性体を用いなくてもよい。
また、本実施の形態では、ギャップガイド20とキャリッジ30とが別体であるが、一体としてもよい。
また、本実施の形態では、引き伸ばされた第1のスプリング74及び第2のスプリング75が自由長に戻ろうとする力でプラテン60を付勢しているが、その逆に、圧縮したスプリングが自由長に戻ろうとする力でプラテン60を付勢するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、プラテン60及びギャップガイド20のうち少なくとも一方としてプラテン60をギャップガイド20側に付勢する例について説明したが、ギャップガイド20を、プラテン60側に付勢するようにしてもよい。
1 印字装置
10 印字ヘッド
10a ヘッドピン
10b 印字面
10c 連結用孔
20 ギャップガイド
20a 貫通孔
20b,20c 平面部
20d ブラケット部
20e,20f 連結用孔
20g 引っ掛け部
30 キャリッジ
30a,30b 連結用孔
30c,30d 連結用ピン
30e,30f 連結用ネジ
30g 窪み
40 ギャップ調整機構
40a 鉛直部
40b 水平部
40c 折り返し部
50 ヘッド移動部
51 モータ
52 プーリ
53 ベルト
60 プラテン
70 付勢機構
71 第1のリンク
71a スタッド
71b ストッパ
72 第2のリンク
73 第3のリンク
74 第1のスプリング
75 第2のスプリング
80 付勢力調整機構
81 カム
81a レバー部
82 モータ
83,84 ギア
90 フレーム
91,92 サイドフレーム
91a スタッド
93 ガイドシャフト
94 支点シャフト
100 印字媒体

Claims (6)

  1. 印字媒体に印字する印字ヘッドと、
    前記印字媒体を挟んで前記印字ヘッドとは反対側に位置するプラテンと、
    を備える印字装置であって、
    前記印字ヘッドと共に前記印字媒体の搬送幅方向に移動し、前記プラテンとで前記印字媒体を挟み込む平面部が形成され、前記印字ヘッドと前記印字媒体とのギャップを確保するギャップガイドと、
    前記プラテン及び前記ギャップガイドのうち少なくとも一方を、該プラテンと該ギャップガイドとが互いに接近する方向に付勢する付勢機構と、
    を備えることを特徴とする印字装置。
  2. 前記ギャップガイドの前記平面部は、前記印字ヘッドの印字面を挟んで互いに反対側に位置する第1の領域及び第2の領域に形成されていることを特徴とする請求項1記載の印字装置。
  3. 前記ギャップガイドには、前記印字ヘッドの印字面と、前記印字媒体のうち前記印字面に対向する部分との間に貫通孔が形成され、
    前記ギャップガイドの前記平面部は、前記貫通孔に隣接した位置に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の印字装置。
  4. 前記付勢機構の付勢力を調整する付勢力調整機構を更に備え、
    前記付勢機構は、複数の弾性部材を含み、
    前記付勢力調整機構は、前記複数の弾性部材のうち少なくとも1つを、前記プラテン及び前記ギャップガイドのうち少なくとも一方を付勢する位置と、そこから退避した位置とに移動させる、
    ことを特徴とする請求項1記載の印字装置。
  5. 前記印字ヘッド及び前記ギャップガイドを保持するキャリッジと、
    前記印字ヘッドと前記ギャップガイドとの相対位置を規定位置に調整することで前記印字ヘッドと前記印字媒体との前記ギャップを調整するギャップ調整機構と、
    を更に備え、
    前記印字ヘッドと前記ギャップガイドと前記キャリッジとは、一括して相互に連結され、
    前記ギャップ調整機構は、前記印字ヘッドと前記ギャップガイドと前記キャリッジとが一括して相互に連結される際に、前記印字ヘッドと前記ギャップガイドとの前記相対位置を前記規定位置に調整する、
    ことを特徴とする請求項1記載の印字装置。
  6. 前記ギャップガイドの平面部の摩擦係数は、前記プラテンのうち前記平面部に対向する部分の摩擦係数よりも低いことを特徴とする請求項1記載の印字装置。
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