JP2011151460A - ドライブレコーダ、ドライブレコーダシステムおよびドライブレコーダシステムの調整方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】カメラ部で撮影した画像が簡単な操作で確認され、撮影範囲の調整が容易なドライブレコーダを提供する。
【解決手段】ドライブレコーダ11は、撮影した画像を、画像データとして携帯端末12へ出力する。携帯端末12は、ドライブレコーダ11から取得した画像に基づいて、ドライブレコーダ11で撮影された画像と同期した画像を表示部33に表示する。このように携帯端末12の表示部33をドライブレコーダ11で撮影した画像の確認に利用することにより、ユーザは、手元にある携帯端末12の表示部33に表示された画像を参照しつつ、ドライブレコーダ11の撮影範囲を調整することができる。
【選択図】図1
【解決手段】ドライブレコーダ11は、撮影した画像を、画像データとして携帯端末12へ出力する。携帯端末12は、ドライブレコーダ11から取得した画像に基づいて、ドライブレコーダ11で撮影された画像と同期した画像を表示部33に表示する。このように携帯端末12の表示部33をドライブレコーダ11で撮影した画像の確認に利用することにより、ユーザは、手元にある携帯端末12の表示部33に表示された画像を参照しつつ、ドライブレコーダ11の撮影範囲を調整することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両の外部または内部の少なくともいずれかの画像を撮影するドライブレコーダ、ドライブレコーダシステムおよびドライブレコーダシステムの調整方法に関する。
従来、車両の走行状況や偶発的な事故などを記録するためにドライブレコーダが普及しつつある。このドライブレコーダは、例えば車両のフロントガラスの内側に搭載され、運転者の視界に近似した画像を撮影して記録する(ドライブレコーダについて、例えば特許文献1参照)。ドライブレコーダで撮影した画像は、走行状況や事故を確認する際に、必要に応じて再生される。そのため、ドライブレコーダは、撮影した画像を再生する頻度が小さく、撮影した画像を表示する表示部を備えていない。したがって、ドライブレコーダで記録した画像を確認する場合、ドライブレコーダから画像データを記憶した例えば不揮発性メモリなどの記憶装置を取り出し、記憶装置に記憶された画像データをパーソナルコンピュータやテレビなどの固定端末で再生される。
しかしながら、上述の通りドライブレコーダは表示部を備えていない。そのため、ドライブレコーダのカメラ部で撮影する画像、すなわちカメラ部の撮影範囲を確認する場合、ユーザは、ドライブレコーダを車両に搭載して画像を撮影した後、ドライブレコーダから記憶装置を取り出して、外部の固定端末で再生する必要がある。つまり、ユーザは、ドライブレコーダを車両に搭載し、撮影範囲を調整するたびに、ドライブレコーダの撮影範囲を確認するために、記憶装置の着脱と固定端末での再生とを繰り返す必要がある。その結果、ドライブレコーダの撮影範囲の調整は、非常に煩雑であるという問題がある。
そこで、本発明は、カメラ部で撮影した画像が簡単な操作で確認され、撮影範囲の調整が容易なドライブレコーダを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、カメラ部で撮影した画像を携帯端末の表示部に表示することにより、撮影範囲の調整が容易なドライブレコーダシステムおよびその調整方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、カメラ部で撮影した画像を携帯端末の表示部に表示することにより、撮影範囲の調整が容易なドライブレコーダシステムおよびその調整方法を提供することにある。
請求項1記載の発明では、カメラ部で撮影された画像は、画像データとして携帯端末へ出力される。例えば携帯電話機などの携帯端末は、普及率が高く、かつ例えば液晶ディスプレイなどの表示部を備えている。そのため、携帯端末の表示部をカメラ部で撮影した画像の確認に利用することにより、ユーザは、表示部に表示された画像、すなわちカメラ部における撮影画像に対応する画像を参照しつつ、カメラ部の撮影範囲を調整可能となる。したがって、カメラ部で撮影した画像を簡単な操作で確認することができ、撮影範囲を容易に調整することができる。
請求項2記載の発明では、画像データ出力部は、カメラ部で撮影した画像をその撮影と同期して携帯端末へ出力する。そのため、携帯端末の表示部には、カメラ部で撮影した画像が同期して表示される。これにより、表示部に表示された画像を参照しつつ、カメラ部の撮影範囲を容易に調整することができる。
請求項3記載の発明では、ドライブレコーダのカメラ部で撮影された画像は、画像データ出力部から携帯端末へ画像データとして出力される。携帯端末は、データ取得部で取得した画像データに基づく画像を表示部に表示する。上述のように携帯電話機などの携帯端末は、普及率が高く、例えば液晶ディスプレイなどの表示部を備えている。そのため、ドライブレコーダから携帯端末へ画像データを出力することにより、画像データを取得した携帯電話機は表示部にカメラ部における撮影画像に対応する画像を表示する。そのため、携帯端末の表示部をカメラ部で撮影した画像の確認に利用することにより、ユーザは、携帯端末の表示部に表示された画像、すなわちカメラ部における撮影画像に対応する画像を参照しつつ、カメラ部の撮影範囲を調整可能となる。したがって、カメラ部の撮影範囲を容易に調整することができる。
請求項4記載の発明では、画像データ出力部は、カメラ部で撮影した画像をその撮影と同期して携帯端末へ出力する。そして、携帯端末は、カメラ部で撮影した画像をその撮影と同期して表示部に表示する。そのため、携帯端末の表示部には、カメラ部で撮影した画像が同期して、すなわちリアルタイムで表示される。したがって、表示部に表示された画像を参照しつつ、カメラ部の撮影範囲を容易に調整することができる。
請求項5記載の発明では、ドライブレコーダで画像を取得すると、その画像は携帯端末の表示部に表示される。上述のように携帯電話機などの携帯端末は、普及率が高く、例えば液晶ディスプレイなどの表示部を備えている。そのため、ドライブレコーダで撮影した画像を携帯端末の表示部に表示することにより、携帯端末の表示部はカメラ部で撮影した画像の確認に利用される。したがって、カメラ部の撮影範囲を容易に調整することができる。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態によるドライブレコーダシステムを図1および図2に示す。ドライブレコーダシステム10は、ドライブレコーダ11および携帯端末12を備えている。ドライブレコーダ11は、図1に示すように車両13に搭載されている。ドライブレコーダ11は、例えば車両13のフロントガラス14の内側などに搭載され、車両13の前方外部および車両13の内部など、車両13の外部または内部の少なくともいずれかの画像を撮影する。なお、ドライブレコーダ11は、車両13の前方だけでなく、側方や後方の外部や内部を撮影するものでもよい。
(第1実施形態)
第1実施形態によるドライブレコーダシステムを図1および図2に示す。ドライブレコーダシステム10は、ドライブレコーダ11および携帯端末12を備えている。ドライブレコーダ11は、図1に示すように車両13に搭載されている。ドライブレコーダ11は、例えば車両13のフロントガラス14の内側などに搭載され、車両13の前方外部および車両13の内部など、車両13の外部または内部の少なくともいずれかの画像を撮影する。なお、ドライブレコーダ11は、車両13の前方だけでなく、側方や後方の外部や内部を撮影するものでもよい。
ドライブレコーダ11は、図2に示すようにカメラ部21、信号処理部22、記録部23および画像データ出力部24を有している。カメラ部21は、例えばCCDやCMOSなどの撮像素子を有しており、撮影した画像に基づく電気信号を出力する。カメラ部21は、例えばNTSC規格の信号を生成し、信号処理部22へ出力する。信号処理部22は、デジタル変換部25および符号化部26などから構成されている。デジタル変換部25は、カメラ部21から出力されたNTSC信号をデジタルデータへ変換する。符号化部26は、デジタル変換部25で生成されたデジタルデータから所定のフォーマットの動画の画像データを生成する。符号化部26は、例えばMPEG−1、MPEG−4あるいはH.264など周知の各種動画フォーマットの画像データを生成する。
記録部23は、取り外し可能なHDDなどの記憶媒体を有しており、デジタル変換部25で生成されたデジタルデータを記録する。記録部23は、符号化部26で生成された画像データを記録してもよい。記録部23は、記録容量に限りがあるため、記録するデータが記録容量を超えると、最も古いデータを消去しながら新たなデータを記録する。画像データ出力部24は、例えばUSBなど標準化規格に合致する有線のインターフェイス27を有している。符号化部26で生成された画像データは、画像データ出力部24のインターフェイス27を経由して外部の携帯端末12へ出力される。
携帯端末12は、例えば携帯電話機である。携帯端末12は、携帯電話機に限らず、PDA(Personal Digital Assistant)などドライブレコーダ11と通信可能な情報端末であればいずれであってもよい。携帯端末12は、データ取得部31、画像生成部32、表示部33、入力部34、カードスロット35および制御部36を備えている。データ取得部31は、例えばUSBなどのドライブレコーダ11と同一の標準化規格に合致する有線のインターフェイス37を有している。ドライブレコーダ11の画像データ出力部24と携帯端末12のデータ取得部31との間は、インターフェイス27とインターフェイス37との間のUSBケーブル40によって有線で通信可能に接続されている。USBケーブル40は、特許請求の範囲の通信媒体に相当する。
画像生成部32は、データ取得部31でドライブレコーダ11から取得した画像データに基づいて、画像を生成する。表示部33は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどを有しており、画像生成部32で生成された画像を可視的に表示する。入力部34は、例えば携帯電話機のキースイッチや回転スイッチなどを有している。これらキースイッチや回転スイッチなどを操作することにより、入力部34からは所定の指示が入力される。
カードスロット35は、例えば「microSD(商標)」規格など、携帯端末12および外部のパーソナルコンピュータの双方で読み書き可能なメモリカード38が装着される。カードスロット35は、装着されたメモリカード38から各種のソフトウェアやデータを読み取ったり、これらを記録する。制御部36は、例えば図示しないCPU、ROMおよびRAMを有するマイクロコンピュータで構成されており、ROMに記憶されているコンピュータプログラムにしたがって携帯端末12の各部を制御する。
次に、上記の構成によるドライブレコーダシステム10の調整手順について図3に基づいて説明する。
ユーザは、ドライブレコーダ11を車両13に取り付けると、ドライブレコーダ11と携帯端末12とを接続する(S101)。具体的には、ユーザは、ドライブレコーダ11を車両13の所定位置に取り付けた後、ドライブレコーダ11の画像データ出力部24のインターフェイス27と携帯端末12のデータ取得部31のインターフェイス37との間をUSBケーブル40で接続する。この場合、ドライブレコーダ11は、撮影範囲を調整可能な程度に車両13に仮固定されている。そして、ユーザは、ドライブレコーダ11の電源を「オン」する。次に、ユーザは、携帯端末12を、ドライブレコーダ11のカメラ部21で撮影した画像を表示部33に表示する画像表示モードに設定する(S102)。ユーザは、携帯端末12の入力部34を操作することにより、携帯端末12の表示部33を画像表示モードに設定する。
ユーザは、ドライブレコーダ11を車両13に取り付けると、ドライブレコーダ11と携帯端末12とを接続する(S101)。具体的には、ユーザは、ドライブレコーダ11を車両13の所定位置に取り付けた後、ドライブレコーダ11の画像データ出力部24のインターフェイス27と携帯端末12のデータ取得部31のインターフェイス37との間をUSBケーブル40で接続する。この場合、ドライブレコーダ11は、撮影範囲を調整可能な程度に車両13に仮固定されている。そして、ユーザは、ドライブレコーダ11の電源を「オン」する。次に、ユーザは、携帯端末12を、ドライブレコーダ11のカメラ部21で撮影した画像を表示部33に表示する画像表示モードに設定する(S102)。ユーザは、携帯端末12の入力部34を操作することにより、携帯端末12の表示部33を画像表示モードに設定する。
ここで、携帯端末12を利用してドライブレコーダ11で撮影した画像を表示部33に表示する場合、携帯端末12は所定のアプリケーションソフトウェアを必要とする。すなわち、携帯端末12において所定のアプリケーションソフトウェアを実行することにより、携帯端末12の表示部33はドライブレコーダ11で撮影した画像を表示する表示部として機能する。携帯端末12として携帯電話機を利用する場合、携帯端末12は携帯電話網との間で通信可能である。そこで、アプリケーションソフトウェアは、この携帯電話網に接続するサーバに記憶しておく。これにより、ユーザは、携帯電話網を利用してサーバから携帯端末12へ必要なアプリケーションソフトウェアをダウンロードすることができる。また、携帯端末12としてPDAや小型のパーソナルコンピュータを利用する場合、ユーザは、携帯電話機と同様にインターネットなどの通信網を利用して、必要なアプリケーションソフトウェアをダウンロードすることができる。さらに、携帯端末12として携帯電話機を利用する際に、携帯電話網を利用することによりパケット利用料など付加的な料金の発生を回避する場合、インターネットを利用してパーソナルコンピュータでアプリケーションソフトウェアをダウンロードしてもよい。この場合、パーソナルコンピュータでダウンロードしたアプリケーションソフトウェアは、例えば「microSD(商標)」規格など、パーソナルコンピュータおよび携帯電話機の双方で読み書き可能なメモリカード38に記録する。そして、アプリケーションソフトウェアを記録したメモリカード38を携帯端末12で読み取ることにより、必要なアプリケーションソフトウェアを携帯端末12で実行することができる。
取得したアプリケーションソフトウェアを携帯端末12で実行させることにより、携帯端末12の表示部33を画像表示モードに切り替えると、ユーザは、表示部33にドライブレコーダ11で撮影した画像が表示されていることを確認する(S103)。ドライブレコーダ11と携帯端末12との間に通信が確立している場合、携帯端末12の表示部33にはドライブレコーダ11のカメラ部21で撮影した画像がほぼ同期して表示される。ユーザは、このように表示部33にドライブレコーダ11で撮影した画像が表示されていることを確認すると、この表示部33に表示されている画像を参考にドライブレコーダ11の撮影範囲を調整する(S104)。具体的には、仮固定されているドライブレコーダ11を任意の方向に移動させることにより、表示部33に表示される画像はドライブレコーダ11の移動に応じて変化する。そこで、ユーザは、表示部33に表示されている画像を参考にしながら、ドライブレコーダ11で撮影する画像が所望の撮影範囲となるようにドライブレコーダ11の位置を微調整する。
表示部33に表示されている画像を参考に、ドライブレコーダ11が所望の位置に調整されると、ユーザはドライブレコーダ11を本固定する(S105)。ドライブレコーダ11は、S101において撮影範囲を調整可能な程度に仮固定されている。そこで、S104において所望の位置に調整されたドライブレコーダ11は、その撮影範囲が変化しないように本固定される。ドライブレコーダ11の固定が完了すると、ユーザは、ドライブレコーダ11と携帯端末12との接続を切断する(S106)。具体的には、ユーザは、ドライブレコーダ11の電源を「オフ」し、USBケーブル40をドライブレコーダ11および携帯端末12から取り外す。これにより、ドライブレコーダ11の撮影範囲の調整は完了する。
以上説明したように、第1実施形態のドライブレコーダ11は、カメラ部21で撮影した画像を画像データとして携帯端末12へ出力する。携帯端末12の表示部33をカメラ部21で撮影した画像の確認に利用することにより、ユーザは、表示部33に表示された画像、すなわちカメラ部21における撮影画像に対応する画像を参照しつつ、カメラ部21の撮影範囲を調整可能となる。したがって、カメラ部21で撮影した画像を簡単な操作で確認することができ、撮影範囲を容易に調整することができる。
また、第1実施形態のドライブレコーダ11は、画像データ出力部24から携帯端末12へカメラ部21で撮影した画像をその撮影と同期して出力する。そのため、携帯端末12の表示部33には、カメラ部21で撮影した画像が同期して表示される。これにより、表示部33に表示された画像を参照しつつ、カメラ部21の撮影範囲を容易に調整することができる。
また、第1実施形態のドライブレコーダ11は、画像データ出力部24から携帯端末12へカメラ部21で撮影した画像をその撮影と同期して出力する。そのため、携帯端末12の表示部33には、カメラ部21で撮影した画像が同期して表示される。これにより、表示部33に表示された画像を参照しつつ、カメラ部21の撮影範囲を容易に調整することができる。
第1実施形態のドライブレコーダシステム10は、ドライブレコーダ11のカメラ部21で撮影した画像を、画像データ出力部24から携帯端末12へ画像データとして出力する。携帯端末12は、データ取得部31で取得した画像データに基づく画像を表示部33に表示する。携帯電話機などの携帯端末12は、普及率が高く、かつ表示部33を備えている。そのため、ドライブレコーダ11から携帯端末12へ画像データを出力することにより、画像データを取得した携帯端末12は表示部33にカメラ部21における撮影画像に対応する画像を表示する。携帯端末12の表示部33をカメラ部21で撮影した画像の確認に利用することにより、ユーザは、携帯端末12の表示部33に表示された画像、すなわちカメラ部21における撮影画像に対応する画像を参照しつつ、カメラ部21の撮影範囲を調整可能となる。したがって、カメラ部21の撮影範囲を容易に調整することができる。
また、第1実施形態のドライブレコーダシステム10は、画像データ出力部24は、カメラ部21で撮影した画像をその撮影と同期して携帯端末12へ出力する。そして、携帯端末12は、カメラ部21で撮影した画像をその撮影と同期して表示部33に表示する。そのため、携帯端末12の表示部33には、カメラ部21で撮影した画像が同期して、すなわちリアルタイムで表示される。したがって、表示部33に表示された画像を参照しつつ、カメラ部21の撮影範囲を容易に調整することができる。
さらに、第1実施形態のドライブレコーダシステム10の場合、ドライブレコーダ11のカメラ部21による撮影範囲を確認するとき、表示される画像に高い解像度は要求されない。ドライブレコーダ11のカメラ部21による撮影範囲の確認は、その範囲が特定できれば足り、鮮明な画像を必要としない。そのため、ドライブレコーダ11および携帯端末12において同期して画像を表示する場合でも、解像度の高い画像、すなわち画像処理や通信の負荷の大きなデータを取り扱う必要がない。したがって、特別な機能などを追加することなく、既存のドライブレコーダ11や携帯端末12の機能や機器環境を利用することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態によるドライブレコーダシステムを図4および図5に示す。
第2実施形態のドライブレコーダシステム10の場合、図4および図5に示すようにドライブレコーダ11と携帯端末12との間は無線41で通信可能に接続されている。すなわち、ドライブレコーダ11の画像データ出力部24のインターフェイス27、および携帯端末12のデータ取得部31のインターフェイス37は、無線41の通信規格に対応している。すなわち、第2実施形態の場合、無線41は、特許請求の範囲の通信媒体に相当する。携帯端末12として携帯電話機を利用する場合、特に3G規格以降の携帯電話機は、標準的な無線通信機能として「Bluetooth(登録商標)」をサポートしている機種が多い。そこで、このような普及率の高い無線通信規格を利用してドライブレコーダ11と携帯端末12との間を通信可能に接続することにより、第1実施形態の有線での通信と同様にドライブレコーダ11で撮影した画像は携帯端末12の表示部33で確認可能となる。
以上のように、第2実施形態のドライブレコーダシステム10の場合、有線での通信に代えてドライブレコーダ11と携帯端末12との間を無線41で接続する構成としてもよい。なお、無線41は、説明したような「Bluetooth」に限らず、例えば「無線LAN」など他の無線通信媒体を利用してもよい。
第2実施形態によるドライブレコーダシステムを図4および図5に示す。
第2実施形態のドライブレコーダシステム10の場合、図4および図5に示すようにドライブレコーダ11と携帯端末12との間は無線41で通信可能に接続されている。すなわち、ドライブレコーダ11の画像データ出力部24のインターフェイス27、および携帯端末12のデータ取得部31のインターフェイス37は、無線41の通信規格に対応している。すなわち、第2実施形態の場合、無線41は、特許請求の範囲の通信媒体に相当する。携帯端末12として携帯電話機を利用する場合、特に3G規格以降の携帯電話機は、標準的な無線通信機能として「Bluetooth(登録商標)」をサポートしている機種が多い。そこで、このような普及率の高い無線通信規格を利用してドライブレコーダ11と携帯端末12との間を通信可能に接続することにより、第1実施形態の有線での通信と同様にドライブレコーダ11で撮影した画像は携帯端末12の表示部33で確認可能となる。
以上のように、第2実施形態のドライブレコーダシステム10の場合、有線での通信に代えてドライブレコーダ11と携帯端末12との間を無線41で接続する構成としてもよい。なお、無線41は、説明したような「Bluetooth」に限らず、例えば「無線LAN」など他の無線通信媒体を利用してもよい。
(第3実施形態)
第3実施形態によるドライブレコーダシステムを図6に示す。
第3実施形態のドライブレコーダシステム10の場合、図6に示すようにドライブレコーダ11と携帯端末12との間は、第1実施形態のような有線または第2実施形態のような無線に代えて、不揮発性のメモリカード45を利用してデータのやり取りを行っている。すなわち、第3実施形態の場合、メモリカード45は、特許請求の範囲の通信媒体に相当する。上述のように、携帯端末12として携帯電話機を用いる場合、バックアップ用の記録装置として「microSD」規格などの不揮発性のメモリカード45が利用されている。そこで、ドライブレコーダ11の画像データ出力部24に、このメモリカード45を読み書き可能なカードスロット46を設けてもよい。これにより、ドライブレコーダ11と携帯端末12との間は、不揮発性のメモリカード45を経由してデータの交換が行われる。
第3実施形態によるドライブレコーダシステムを図6に示す。
第3実施形態のドライブレコーダシステム10の場合、図6に示すようにドライブレコーダ11と携帯端末12との間は、第1実施形態のような有線または第2実施形態のような無線に代えて、不揮発性のメモリカード45を利用してデータのやり取りを行っている。すなわち、第3実施形態の場合、メモリカード45は、特許請求の範囲の通信媒体に相当する。上述のように、携帯端末12として携帯電話機を用いる場合、バックアップ用の記録装置として「microSD」規格などの不揮発性のメモリカード45が利用されている。そこで、ドライブレコーダ11の画像データ出力部24に、このメモリカード45を読み書き可能なカードスロット46を設けてもよい。これにより、ドライブレコーダ11と携帯端末12との間は、不揮発性のメモリカード45を経由してデータの交換が行われる。
第3実施形態の場合、ドライブレコーダ11のカメラ部21で撮影された画像は、所定の処理が施された画像データが作成された後、カードスロット46において画像データとしてメモリカード45に記録される。ユーザは、画像データが記録されたメモリカード45を携帯端末12のカードスロット35で読み取り、画像データを再生する。これにより、ユーザは、時期的なずれは生じるもののドライブレコーダ11で撮影された画像を手元の携帯端末12で確認しつつ、ドライブレコーダ11の撮影範囲を調整する。
以上のように、第3実施形態の場合、第1実施形態や第2実施形態に比較して画像のリアルタイム性には欠けるものの、ドライブレコーダ11で撮影した画像は手元の携帯端末12で確認可能である。したがって、カメラ部21で撮影した画像を簡単な操作で確認することができ、撮影範囲を容易に調整することができる。
以上のように、第3実施形態の場合、第1実施形態や第2実施形態に比較して画像のリアルタイム性には欠けるものの、ドライブレコーダ11で撮影した画像は手元の携帯端末12で確認可能である。したがって、カメラ部21で撮影した画像を簡単な操作で確認することができ、撮影範囲を容易に調整することができる。
以上説明した本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。例えば、記録媒体は、例示したものに限らず、その他の半導体メモリや磁気ディスクなどでもよい。
図面中、10はドライブレコーダシステム、11はドライブレコーダ、12は携帯端末、13は車両、14はフロントガラス、21はカメラ部、24は画像データ出力部、31はデータ取得部、33は表示部、40はケーブル(通信媒体)、41は無線(通信媒体)、45はメモリカード(通信媒体)を示す。
Claims (5)
- 車両に搭載され、前記車両の外部または内部の少なくともいずれかを撮影するカメラ部と、
前記カメラ部で撮影した画像を画像データとして外部の携帯端末へ出力する画像データ出力部と、
を備えることを特徴とするドライブレコーダ。 - 前記画像データ出力部は、前記カメラ部で撮影した画像を画像データとして前記カメラ部における画像の撮影に同期して前記携帯端末へ出力することを特徴とする請求項1記載のドライブレコーダ。
- 車両に搭載され、前記車両の外部または内部の少なくともいずれかを撮影するカメラ部、および前記カメラ部で撮影した画像を画像データとして出力する画像データ出力部を有するドライブレコーダと、
前記ドライブレコーダと別体であり、前記画像データ出力部から出力された画像データを取得するデータ取得部、および前記データ取得部で取得した画像データに基づく画像を表示する表示部を有し、前記カメラ部で撮影した画像を前記表示部に表示する携帯端末と、
前記画像データ出力部と前記携帯端末とを通信可能に接続する通信媒体と、
を備えることを特徴とするドライブレコーダシステム。 - 前記画像データ出力部は、前記カメラ部で撮影した画像を画像データとして前記カメラ部における画像の撮影に同期して前記携帯端末へ出力し、
前記携帯端末は、前記カメラ部で撮影した画像を前記表示部に同期して表示することを特徴とする請求項3記載のドライブレコーダシステム。 - 車両に搭載され前記車両の外部または内部の少なくともいずれか一方を撮影するドライブレコーダと、前記ドライブレコーダと別体であって前記ドライブレコーダで撮影した画像を表示する表示部を有する携帯端末と、を備えるドライブレコーダシステムにおいて、
前記ドライブレコーダで画像を取得する工程と、
前記ドライブレコーダで取得した画像を前記携帯端末の前記表示部に表示する工程と、
前記表示部に表示された画像を参照して、前記ドライブレコーダの撮影範囲を調整する工程と、
を含むことを特徴とするドライブレコーダシステムの調整方法。
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