以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1および図2は本発明の第1の実施形態に係る撮像装置としてデジタルカメラを例にした場合の外観構成を示す図であり、図1は正面側の構成、図2は裏面側の構成を示す図である。なお、ここで言う「正面側」とは操作者とは反対側を示し、「裏面側」とは操作者側を示す。
このデジタルカメラ10は、装置本体部11と撮像部12とが別体で構成されており、撮像部12は装置本体部11の側部に回転機構13を介して回転自在に取り付けられている。撮像部12は、撮影レンズ14を通して被写体に対する撮影を行う部分であり、回転機構13を介して装置本体部11の前後方向に回転させることで、任意のアングルで撮影可能な構成になっている。
図1は撮像部12を装置本体部11の正面位置に向けた状態を示しており、この状態では正面側の被写体に対する通常の撮影を行うことになる。図2は撮像部12を装置本体部11の裏面位置に向けた状態を示しており、この状態では所謂「自分撮り」と呼ばれている対面撮影を行うことができる。
一方、装置本体部11は、主として撮影動作を操作するための部分であり、その上部の一端側(操作者から見て右側)に、電源のオン/オフ操作するための電源キー15や、撮影タイミングを指示するためのシャッタキー16を有する。
また、この装置本体部11の正面には、撮影対象となる被写体を確認するための光学ファインダ窓17や、ラバーグリップ18などが設けられている。ラバーグリップ18は、操作者が撮影時に装置本体部11を右手で筐体右側面側から把持した場合に右手中指、薬指、小指が確実に該筐体を把持できるように配設されたゴム製の帯状突起である。
また、装置本体部11の裏面には、モードスイッチ19、メニューキー20、十字キー21、セットキー22、光学ファインダ23、表示部24などが設けられている。
モードスイッチ19は、例えばスライドキースイッチにより構成され、基本モードである記録モード「R」と再生モード「P」を切り換えるためのものである。前記記録モード「R」には、静止画モード「R1」、動画モード「R2」が含まれる。静止画モード「R1」は静止画の撮影を行うためのモード、動画モード「R2」は動画の撮影を行うためのモードである。
前記シャッタキー16は、これらのモード「R1」、「R2」に共通に使用される。すなわち、静止画モード「R1」では、シャッタキー16が押下されたときのタイミングで静止画の撮影が行われる。動画モード「R2」では、シャッタキー16が押下されたときのタイミングで動画の撮影が開始され、シャッタキー16が再度押下されたときにその動画の撮影が終了する。
メニューキー20は、各種メニュー項目等を選択させる際に操作する。十字キー21は、上下左右各方向へのカーソル移動用のキーが一体に形成されたものであり、表示されているメニュー項目等を移動させる際に操作する。セットキー22は、前記十字キー21の中心位置に配置され、その時点で選択されているメニュー項目内容等を設定するために操作する。
表示部24は、バックライト付きのカラー液晶パネルで構成されるもので、撮影時には電子ファインダとしてスルー画像のモニタ表示を行う一方で、再生時には再生対象として選択された画像等を表示する。
なお、撮影時において、この表示部24にモニタ表示されるスルー画像は、撮像部12の回転位置に応じて上下逆に表示される。つまり、図1のように撮像部12が正面に向けられている場合には、撮影レンズ14を通して得られるスルー画像がそのまま表示部24にモニタ表示されるが、図2のように撮像部12が裏面に向けられている場合には、撮影レンズ14を通して得られるスルー画像が上下逆に変換されて表示される。この上下逆の表示切り替えは、例えば撮像部12が正面位置にある状態から前後に90度回転させた時点で行われる。
また、図示はしないがデジタルカメラ10の底面には、記録媒体として用いられるメモリカードを着脱するためのメモリカードスロットや、外部のパーソナルコンピュータ等と接続するためのシリアルインタフェースコネクタとして、例えばUSB(Universal Serial Bus)コネクタ等が設けられる。
ここで、第1の実施形態において、このデジタルカメラ10は、録音用のマイクとしてステレオマイク25とモノラルマイク26を備えている。ステレオマイク25は音声信号を右信号と左信号に分けてステレオ入力するためのマイクであり、装置本体部11の正面の上側に設けられている。これに対し、モノラルマイク26は音声信号を右、左共通にモノラル入力するためのマイクである。このモノラルマイク26は、撮像部12の撮影レンズ設置面の下側に設けられており、撮像部12と共に同じ方向に回転する。
また、27はスピーカであり、装置本体部11の裏面側に設けられ、前記ステレオマイク25またはモノラルマイク26を通じて録音された音声データを再生出力する。
図3はデジタルカメラ10の電子回路構成を示すブロック図である。
このデジタルカメラ10には、前記撮影レンズ14を構成するレンズ光学系32がモータ31の駆動により光軸方向に所定の範囲内で移動可能に設けられており、その光軸後方に撮像素子であるCCD33が配設されている。このCCD33は、撮影レンズ14を通過する光を受光し、その受光量に応じた画像データを取得する。
基本モードである記録モード時において、CCD33がタイミング発生器(TG)34、ドライバ35によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。
このCCD33の光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路36でサンプルホールドされ、A/D変換器37でデジタルデータに変換される。そして、カラープロセス回路38において、画素補間処理およびγ補正処理を含むカラープロセス処理が行われて、デジタル値の輝度信号Yおよび色差信号Cb,Crが生成され、DMA(Direct Memory Access)コントローラ39に出力される。
DMAコントローラ39は、カラープロセス回路38の出力する輝度信号Yおよび色差信号Cb,Crを、同じくカラープロセス回路38からの複合同期信号、メモリ書込みイネーブル信号、およびクロック信号を用いて一度DMAコントローラ39内部のバッファに書込み、DRAMインタフェース(I/F)31を介してバッファメモリとして使用されるDRAM41にDMA転送を行う。
制御部42は、CPUと、このCPUで実行されるプログラムを記憶したROM、そして、ワークメモリとして使用されるRAMなどを含むマイクロコンピュータにより構成される。
この制御部42は、デジタルカメラ10全体の制御動作を司り、前記輝度および色差信号のDRAM41へのDMA転送終了後に、この輝度および色差信号をDRAMインタフェース40を介してDRAM41より読出し、VRAMコントローラ43を介してVRAM44に書き込む。
デジタルビデオエンコーダ45は、前記輝度および色差信号をVRAMコントローラ43を介してVRAM44より定期的に読出し、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示部24に出力する。
この表示部24は、上述した如く撮影時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能するもので、デジタルビデオエンコーダ45からのビデオ信号に基づいた表示を行うことで、その時点でVRAMコントローラ43から取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに表示することとなる。
このように、表示部24にその時点での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されている状態で、例えば静止画撮影を行いたいタイミングでシャッタキー16を押下操作すると、トリガ信号が発生する。
制御部42は、このトリガ信号に応じて、その時点でCCD33から取込んでいる1画面分の輝度および色差信号のDRAM41へのDMA転送の終了後、直ちにCCD33からのDRAM41への経路を停止し、記録保存の状態に遷移する。
この記録保存の状態では、制御部42がDRAM41に書き込まれている1フレーム分の輝度および色差信号をDRAMインタフェース40を介してY,Cb,Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読み出して、画像処理部47の内部に存在するJPEG(Joint Photograph coding Experts Group)処理ブロックに書込み、この画像処理部47でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。
そして、得た符号データを1画像のデータファイルとして該画像処理部47から読出して記録用のメモリ48に書き込む。このメモリ48としては、予め本体に内蔵されたメモリの他に、記録媒体として着脱自在に装着されるメモリカードなどを含む。1フレーム分の輝度および色差信号の圧縮処理およびメモリ48への全圧縮データの書込み終了に伴って、制御部42はCCD33からDRAM41への経路を再び起動する。
また、制御部42には、キー入力部46、USBインタフェース(I/F)49が接続される。キー入力部46は、上述したシャッタキー16の他に、前記電源キー15、モードスイッチ19、メニューキー20、十字キー21およびセットキー22等から構成され、それらのキー操作に伴う信号は直接制御部42へ送出される。USBインタフェース49は、USBコネクタを介して有線接続されるパーソナルコンピュータ等の他の情報端末装置との間で画像データその他の送受を行う場合の通信制御を行う。
また、静止画像ではなく動画像の撮影時においては、シャッタキー16が押下操作されたときに、上述した画像処理部47の内部に存在する動画処理ブロックで、MPEG(Moving Picture Expert Group)やmotion−JPEGなどの手法により撮影動画をデータ圧縮し、この撮影動画データをメモリ48へ記録する。そして、再度シャッタキー16が操作されると、動画データの記録を終了する。
一方、基本モードである再生モード時には、制御部42がメモリ48に記録されている画像データを選択的に読出し、画像処理部47で記録モード時にデータ圧縮した手順と全く逆の手順で圧縮されている画像データを伸長する。そして、この伸長した画像データをDRAMインタフェース40を介してDRAM41に保持させた上で、このDRAM41の保持内容をVRAMコントローラ43を介してVRAM44に記憶させ、このVRAM44より定期的に画像データを読出してビデオ信号を発生し、表示部24で再生出力させる。
選択した画像データが静止画像ではなく動画像であった場合には、その選択した動画像ファイルを構成するMPEG動画データの再生を実行し、すべての動画像データの再生を終了した時点で、例えば、次に再生の指示がなされるまで先頭に位置する静止画像データを表示するなどを行う。
また、このデジタルカメラ10には、上述したステレオマイク25、モノラルマイク26およびスピーカ27に対する音声データの入出力処理を行うための音声処理部50、撮像部12の回転位置を検出するための回転位置検出部51が備えられている。回転位置検出部51は、例えば撮像部12の回転機構13に設置されており、撮像部12の回転位置を機械的あるいは電気的に検出する。この回転位置検出部51によって検出された撮像部12の回転位置を示す信号は、制御部42に与えられる。
その他、特に図示しないが、例えば携帯時の電源として用いられるバッテリとそのバッテリの電圧供給制御部や、ストロボとそのストロボを発光駆動するためのストロボ駆動部などが備えられる。
以下に、第1の実施形態におけるデジタルカメラ10の録音動作について詳しく説明する。
今、図4(a)、(b)に示すように、撮影レンズ14を有する撮像部12が装置本体部11の前後にそれぞれ180度回転可能であるものとする。
図4(a)は撮像部12の上部を装置本体部11の裏面側に倒すようにして後方向に45度ずつ回転させた場合の各回転位置の状態を示している。ここでは、撮像部12が装置本体部11の正面位置にある状態をP1、その正面位置から45度回転させた位置をP2、90度回転させた位置をP3、135度回転させた位置をP4、そして、180度回転させて装置本体部11の裏面位置にある状態をP5としている。
また、図4(b)は撮像部12の上部を装置本体部11の正面側に倒すようにして前方向に−45度ずつ回転させた場合の各回転位置の状態を示している。ここでは、撮像部12が装置本体部11の正面位置にある状態をQ1(=P1)、その正面位置から−45度回転させた位置をQ2、−90度回転させた位置をQ3、−135度回転させた位置をQ4、そして、−180度回転させて装置本体部11の裏面位置にある状態をQ5(=P5)としている。
図5は第1の実施形態におけるデジタルカメラ10の動画撮影時の処理動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートで示される各処理は、デジタルカメラ10に搭載されたマイクロコンピュータである制御部42がプログラムを読み込むことにより実行される。
まず、操作者が図2に示したモードスイッチ10の操作により動画モードを設定した状態で(ステップA11)、シャッタキー9を押下すると(ステップA12のYes)、制御部32はシャッタキー9が再度押下されるまでの間、動画の撮影処理を実行する(ステップA13)。なお、このときの撮影処理の動作については図3で既に説明しているため、ここでは詳しい説明を省略するものとする。
ここで、例えばメニューキー20の操作などにより録音機能が設定されている場合において、制御部42は、回転位置検出部51により撮像部12の回転位置を検出する(ステップA14)。そして、制御部42は、この撮像部12の回転位置に基づいて、装置本体部11側のステレオマイク25と撮像部12側のモノラルマイク26を適宜切り替えて音声入力するように音声処理部50を制御する(ステップA15)。この音声処理部50に入力されたステレオマイク25またはモノラルマイク26の音声信号は、デジタルデータに変換された後、メモリ48内の所定の領域に記録(録音)される(ステップA16)。
この場合、撮像部12が装置本体部11の正面位置にあるときには(つまり、通常撮影時)、ステレオマイク25を用いてステレオ録音を行い、図2に示すように、撮像部12が装置本体部11の裏面位置にあるときには(つまり、自分撮りと呼ばれる対面撮影時)、モノラルマイク26を用いてモノラル録音を行う。さらに、撮像部12が装置本体部11の正面位置と裏面位置との間にある場合には、撮影方向つまり装置本体部11の撮影レンズ14の向いている方向に合わせて集音特性が良好な方のマイクを使用する。
具体的に説明すると、図6のようになる。
図6は撮像部12の回転位置PSに対するステレオマイク25とモノラルマイク26の切り替え動作を示したものである。実際には、このような切り替え動作がプログラムされているか、あるいは、テーブル化されて図示せぬRAMなどに記憶され、制御部42によって都度参照される。
まず、撮像部12がPS=P1であった場合、つまり、撮像部12が装置本体部11の正面位置にあった場合には、ステレオマイク25をON、モノラルマイク26をOFFする。これにより、ステレオマイク25を通じて音声信号が入力される。この入力された音声信号は音声処理部50にてデジタルデータに変換された後、メモリ48にステレオ録音される。
また、図4(a)に示すように、撮像部12が後方に回転されて、P1<PS<P3の位置にあった場合、つまり、撮像部12が装置本体部11の正面位置とその正面位置から後方に90度回転させた位置との間にあった場合にも、そのままステレオマイク25をON、モノラルマイク26をOFFすることにより、ステレオマイク25を通じて音声信号を入力し、これをデジタルデータに変換してメモリ48にステレオ録音する。
また、撮像部12がさらに後方向に回転されて、P3≦PS<P5の位置にあった場合、つまり、撮像部12が90度位置から180度位置との間にあった場合には、ステレオマイク25をOFF、モノラルマイク26をONする。すなわち、撮像部12が90度以上傾けられた状態では、ステレオマイク25からモノラルマイク26に切り替える。これにより、モノラルマイク26を通じて音声信号が入力され、その入力された音声信号が音声処理部50にてデジタルデータに変換された後、メモリ48にモノラル録音される。
また、PS=P5であった場合、つまり、撮像部12が装置本体部11の裏面位置にあった場合にも、ステレオマイク25をOFF、モノラルマイク26をONすることにより、モノラルマイク26を通じて音声信号を入力し、これをデジタルデータに変換してメモリ48にモノラル録音する。
なお、図4(b)に示すように、撮像部12を装置本体部11の前方に回転させた場合についても同様であり、そのときの回転位置PSに応じてステレオマイク25とモノラルマイク26を切り替えて録音する。
すなわち、撮像部12がPS=Q1(正面位置)の場合や、Q1<PS<Q3(正面位置と−90度位置との間)の場合には、ステレオマイク25をON、モノラルマイク26をOFFすることにより、ステレオマイク25を通じて音声信号を入力し、これをデジタルデータに変換してメモリ48にステレオ録音する。
また、撮像部12がQ3≦PS<Q5(−90度位置と裏面位置との間)の場合やPS=Q5(裏面位置)の場合には、ステレオマイク25をOFF、モノラルマイク26をONすることにより、モノラルマイク26を通じて音声信号を入力し、これをデジタルデータに変換してメモリ48にモノラル録音する。
以後同様にして、動画撮影時の回転位置PSの位置に応じて装置本体部11側のステレオマイク25と撮像部12側のモノラルマイク26が適宜切り替えられて録音処理が行われることになる。そして、例えばシャッタキー16が再押下されるなど、動画撮影の終了が明示的に指示されると(ステップA17のYes)、ここでの処理が終了する。
このように、装置本体部11側のステレオマイク25とは別に撮像部12側にモノラルマイク26を設けておくことで、撮像部12がどのように向きにあっても、常にそのときの撮影方向にモノラルマイク26を向けておくことができる。したがって、撮像部12を装置本体部11に対して90度以上傾けて撮影するような場合など、装置本体部11側のステレオマイク25では良好に集音できないような場合において、撮像部12側のモノラルマイク26に切り替えることで、撮影方向の集音特性が良好な音声を得ることができる。
なお、装置本体部11側のステレオマイク25をなくして、撮像部12側のモノラルマイク26だけで録音を行うような構成も考えられる。ただし、このような構成では、常にモノラル録音になってしまうため、録音性能が低くなる問題があり、あまり好ましくない。
また、撮像部12側にモノラルマイク26に代えてステレオマイクを設置し、このステレオマイクだけで録音を行うような構成も考えられる。しかしながら、ステレオマイクはモノラルマイクよりも比較的大きいため、撮像部12側にその設置スペースが必要となり、撮像部12のサイズが大きくなって装置の小型化に影響が出てしまうなどの問題がある。
また、前記第1の実施形態では、撮像部12を装置本体部11の正面位置から前後方向に90度以上傾けたときにステレオマイク25からモノラルマイク26への切り替えを行うようにしたが、もっと裏面に近い位置、例えば135度付近(P4またはQ4の回転位置)でステレオマイク25からモノラルマイク26への切り替えを行うようにしても良い。
また、このようなマイクの切り替えタイミングは予め固定的に決められていても良いし、ユーザがメニューキー20の操作により表示される図示せぬ設定画面等を通じて任意に設定できるようにしても良い。
また、ステレオマイク25とモノラルマイク26の各音声信号をミックスし、そのときのミックス比を撮像部12の回転位置PSに応じて変更するような構成も可能である。図7にその具体例を示す。
図7の例では、PS=P1であった場合、つまり、図4(a)に示すように、撮像部12が装置本体部11の正面位置にあった場合には、ステレオマイク25のみを使用して録音する。この場合、音声信号の右信号をOUT(R)、左信号をOUT(L)とすると、
OUT(R)=ステレオマイク(R)
OUT(L)=ステレオマイク(L)
となる。なお、ステレオマイク(R)、ステレオマイク(L)はステレオマイク25の右信号と左信号を表している。
また、P1<PS<P3であった場合、つまり、図4(a)に示すように、撮像部12が装置本体部11の正面位置とその正面位置から後方に90度回転させた位置との間にあった場合には、ステレオマイク25とモノラルマイク26の入力レベルをそれぞれ1/2にして録音する。この場合には、
OUT(R)=1/2・ステレオマイク(R)+1/2・モノラルマイク
OUT(L)=1/2・ステレオマイク(L)+1/2・モノラルマイク
となる。
また、P3≦PS<P5であった場合、つまり、図4(a)に示すように、撮像部12が90度位置から180度位置との間にあった場合には、ステレオマイク25の入力レベルを1/4、モノラルマイク26の入力レベルを3/4にして録音する。この場合には、
OUT(R)=1/4・ステレオマイク(R)+3/4・モノラルマイク
OUT(L)=1/4・ステレオマイク(L)+3/4・モノラルマイク
となる。
また、PS=P5であった場合、つまり、図4(a)に示すように、撮像部12が装置本体部11の裏面位置にあった場合には、モノラルマイク26のみを使用して録音する。この場合には、
OUT(R)=モノラルマイク
OUT(L)=モノラルマイク
となる。
また、図4(b)に示すように、撮像部12を前方に回転させた場合についても同様であり、撮像部12の回転位置PSに応じてステレオマイク25とモノラルマイク26の各音声信号がミックスされて録音される。
さらに、このようなステレオマイク25とモノラルマイク26のミックス比は予め固定的に決められていても良いし、ユーザがメニューキー20の操作により表示される図示せぬ設定画面等を通じて任意に設定できるようにしても良い。
また、ステレオマイク25とモノラルマイク26の各音声信号をミックスする場合に、前記の例のように撮像部12の回転位置PSに応じて段階的に変更する方法の他に、撮像部12の回転位置PSに応じて連続的に変更することでも良い。
また、回転位置PSの値が所定の範囲内にあるときには、ステレオマイク25とモノラルマイク26の一方からの入力音声信号を遮断し、他方の入力音声信号のみを得るような制御を行わせることとしても良い。
また、前記実施形態では、制御部42によって選択あるいはミックスされた、ステレオマイク25またはモノラルマイク26からの入力音声は、メモリ48内に記録されることとして説明したが、他にも、USB(Universal Serial Bus)や無線ネットワーク、赤外線などの種々の公知の通信技術を用いて、カメラから外の装置にこの音声データを送信するように構成しても良い。
ここで、この音声データを送られる相手の装置としては、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)や、ネットワークの基地局、サーバコンピュータなどが考えられ、さらには、プリンタと直接カメラを接続してプリンタ側で再生や記録をするようにしても良いし、その他の携帯型記録メディア(例えば、ハードディスクレコーダやDVDレコーダなど)に送信することとしても良い。さらに、人工衛星に音声データを送信したり、他のカメラや携帯電話などにデータを送信するようにすることなども可能である。
また、前記の処理において、アナログ音声信号からデジタル信号に変換するタイミングは、音声処理部50に入力された後でなければならないというものではなく、例えば、ステレオマイク25とモノラルマイク26のミックス処理などをデジタル信号処理によって行うように構成すべく、より早い段階でAD変換してしまうように構成することももちろん可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
前記第1の実施形態では、本体側にステレオマイク、撮像側にモノラルマイクを備えていたが、第2の実施形態では、本体側と撮像側にそれぞれモノラルマイクを備え、これらを撮像部12の回転位置PSに応じて切り替えて録音することを特徴とする。
図8および図9に本発明の第2の実施形態におけるデジタルカメラの外観構成を示す。図8は正面側の構成、図9は裏面側の構成を示す図である。なお、前記第1の実施形態における図1および図2の構成と同じ部分には同一符号を付して、ここでは異なる点のみ説明する。
図中の61、62はそれぞれモノラルマイクであり、一方のモノラルマイク61は装置本体部11の正面の上側、他方のモノラルマイク62は撮像部12の撮影レンズ設置面の上側に設けられている。また、この2つのモノラルマイク61、62は、撮像部12が装置本体部11の正面位置を向いた状態でステレオマイクとして機能するように、多少離間させて設置されており、それぞれの音声信号は図3に示す音声処理部50に入力されるようになっている。
以下に、第2の実施形態におけるデジタルカメラ10の録音動作について詳しく説明する。
前記第1の実施形態と同様に、撮影レンズ14を有する撮像部12が装置本体部11の前後にそれぞれ180度回転可能であるものとする。図10(a)、(b)に撮像部12の回転状態を示す。
図10(a)は撮像部12の上部を裏面側に倒すようにして後方向に45度ずつ回転させた場合の各回転位置の状態、図10(b)は撮像部12の上部を正面側に倒すようにして前方向に−45度ずつ回転させた場合の各回転位置の状態を示している。なお、P1〜P4、Q1〜Q4で示される回転位置は前記図4(a)、(b)と同様である。
撮像部12が装置本体部11の正面位置にあるとき、装置本体部11側のモノラルマイク61と撮像部12側のモノラルマイク62とが所定の間隔を開けて同一平面上に並設された状態にある(P1=Q1の状態)。この状態で、撮像部12の回転に伴い、撮像部12側のモノラルマイク62が装置本体部11側のモノラルマイク61に離間し、そして、撮像部12が装置本体部11の裏面側にあるときには反対側に位置する(P5=Q5の状態)。
図11は第2の実施形態におけるデジタルカメラ10の動画撮影時の処理動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートで示される各処理は、デジタルカメラ10に搭載されたマイクロコンピュータである制御部42がプログラムを読み込むことにより実行される。
まず、操作者が図2に示したモードスイッチ10の操作により動画モードを設定した状態で(ステップB11)、シャッタキー9を押下すると(ステップB12のYes)、制御部32はシャッタキー9が再度押下されるまでの間、動画の撮影処理を実行する(ステップB13)。なお、このときの撮影処理の動作については図3で既に説明しているため、ここでは詳しい説明を省略するものとする。
ここで、例えばメニューキー20の操作などにより録音機能が設定されている場合において、制御部42は、回転位置検出部51により撮像部12の回転位置を検出する(ステップB14)。そして、制御部42は、この検出した撮像部12の回転位置に基づいて、装置本体部11側のモノラルマイク61と撮像部12側のモノラルマイク62を適宜切り替えて音声信号を入力するように音声処理部50を制御する(ステップB15)。この音声処理部50に入力されたモノラルマイク61またはモノラルマイク62の音声信号は、デジタルデータに変換された後、メモリ48内の所定の領域に記録(録音)される(ステップB16)。
この場合、図8に示すように、撮像部12が装置本体部11の正面位置にあるときには(つまり、通常撮影時)、モノラルマイク61、62の両方を用いてステレオ録音を行い、図9に示すように、撮像部12が装置本体部11の裏面位置にあるときには(つまり、「自分撮り」と呼ばれる対面撮影時)、モノラルマイク62を用いてモノラル録音を行う。さらに、撮像部12が装置本体部11の正面位置と裏面位置との間にある場合には、撮影方向つまり装置本体部11の撮影レンズ14の向いている方向に合わせて集音特性が良好な方のマイクを使用する。
具体的に説明すると、図12のようになる。
図12は撮像部12の回転位置PSに対するモノラルマイク61とモノラルマイク62のON/OFFの切り替え動作を示したものである。実際には、このような切り替え動作がプログラムされているか、あるいは、テーブル化されて図示せぬRAMなどに記憶され、制御部42によって都度参照される。
まず、撮像部12がPS=P1であった場合、つまり、撮像部12が装置本体部11の正面位置にあった場合には、2つのモノラルマイク61、62の両方をONする。これにより、モノラルマイク61、62を通じて音声信号が入力される。この入力された音声信号は音声処理部50にてデジタルデータに変換された後、メモリ48にステレオ録音される。
また、図10(a)に示すように、撮像部12が後方に回転されて、P1<PS<P3の位置にあった場合、つまり、撮像部12が装置本体部11の正面位置とその正面位置から後方に90度回転させた位置との間にあった場合にも、そのままモノラルマイク61、62の両方をONすることにより、これらを通じて音声信号を入力し、これをデジタルデータに変換してメモリ48にステレオ録音する。
また、撮像部12がさらに後方向に回転されて、P3≦PS<P5の位置にあった場合、つまり、撮像部12が90度位置から180度位置との間にあった場合には、一方のモノラルマイク61をOFF、他方のモノラルマイク62をONする。すなわち、撮像部12が90度以上傾けられた状態では、撮像部12側のモノラルマイク62のみを使用するように切り替える。これにより、モノラルマイク62を通じて音声信号が入力され、その入力された音声信号が音声処理部50にてデジタルデータに変換された後、メモリ48にモノラル録音される。
また、PS=P5であった場合、つまり、撮像部12が装置本体部11の裏面位置にあった場合にも、一方のモノラルマイク61をOFF、他方のモノラルマイク62をONすることにより、モノラルマイク62を通じて音声信号を入力し、これをデジタルデータに変換してメモリ48にモノラル録音する。
なお、図10(b)に示すように、撮像部12を装置本体部11の前方に回転させた場合についても同様であり、そのときの回転位置PSに応じてモノラルマイク61とモノラルマイク62を切り替えて録音する。
すなわち、撮像部12がPS=Q1(正面位置)の場合や、Q1<PS<Q3(正面位置と−90度位置との間)の場合には、モノラルマイク61、62の両方をONすることにより、これらを通じて音声信号を入力し、これをデジタルデータに変換してメモリ48にステレオ録音する。
また、撮像部12がQ3≦PS<Q5(−90度位置と裏面位置との間)の場合やPS=Q5(裏面位置)の場合には、一方のモノラルマイク61をOFF、他方のモノラルマイク62をONすることにより、モノラルマイク62を通じて音声信号を入力し、これをデジタルデータに変換してメモリ48にモノラル録音する。
以後同様にして、動画撮影時の回転位置PSの位置に応じて装置本体部11側のステレオマイク25と撮像部12側のモノラルマイク26が適宜切り替えられて録音処理が行われることになる。そして、例えばシャッタキー16が再押下されるなど、動画撮影の終了が明示的に指示されると(ステップB17のYes)、ここでの処理が終了する。
このように、装置本体部11と撮像部12にそれぞれモノラルマイク61、62を設けておくことで、撮像部12が装置本体部11の正面位置に近い場合には両方のモノラルマイク61、62を用いてステレオ形式での録音が可能となる。この場合、装置本体部11側のモノラルマイク61と撮像部12側のモノラルマイク62を離して設置しておくことで、通常のステレオマイクのように左右のマイクが一体になっているものに比べて、よりダイナミックなステレオ録音を行うことができる。
また、撮像部12を傾けて撮影する場合など、装置本体部11の正面位置から遠い場合には、撮像部12側のモノラルマイク62のみを用いることで、撮影方向の集音特性を良好にした音声を得ることができる。
なお、前記第2の実施形態では、撮像部12を装置本体部11の正面位置から前後方向に90度以上傾けたときにモノラルマイク61、62によるステレオ録音からモノラルマイク62だけのモノラル録音への切り替えを行うようにしたが、もっと裏面に近い位置、例えば135度付近(P4またはQ4の回転位置)でモノラルマイク62だけのモノラル録音に切り替えるようにしても良い。
また、このようなマイクの切り替えタイミングは予め固定的に決められていても良いし、ユーザがメニューキー20の操作により表示される図示せぬ設定画面等を通じて任意に設定できるようにしても良い。
また、2つのモノラルマイク61、62の各音声信号をミックスして入力し、そのときのミックス比を撮像部12の回転位置PSに応じて変更するような構成も可能である。図13にその具体例を示す。
図13の例では、PS=P1であった場合、つまり、図10(a)に示すように、撮像部12が装置本体部11の正面位置にあった場合には、モノラルマイク61、62の両方を使用して録音する。この場合、メモリ48に録音される音声信号の右信号をOUT(R)、左信号をOUT(L)とすると、
OUT(R)=1/2・モノラルマイク(R)
OUT(L)=1/2・モノラルマイク(L)
となる。なお、モノラルマイク(R)は装置本体部11側に設置された右側のモノラルマイク61の信号、モノラルマイク(L)は装置本体部11側に設置された左側のモノラルマイク61の信号を表している。
また、P1<PS<P3であった場合、つまり、図10(a)に示すように、撮像部12が装置本体部11の正面位置とその正面位置から後方に90度回転させた位置との間にあった場合には、モノラルマイク61の入力レベルをモノラルマイク62の入力レベルよりも高くして3:1で録音する。この場合には、
OUT(R)=3/4・モノラルマイク(R)
OUT(L)=1/4・モノラルマイク(L)
となる。
また、P3≦PS<P5であった場合、つまり、図10(a)に示すように、撮像部12が90度位置から180度位置との間にあった場合には、モノラルマイク61の入力レベルをモノラルマイク62の入力レベルよりも低くして1:3で録音する。この場合には、
OUT(R)=1/4・モノラルマイク(R)
OUT(L)=3/4・モノラルマイク(L)
となる。
また、PS=P5であった場合、つまり、図10(a)に示すように、撮像部12が装置本体部11の裏面位置にあった場合には、モノラルマイク62のみを使用して録音する。この場合には、
OUT(R)=0
OUT(L)=モノラルマイク(L)
となる。
また、図10(b)に示すように、撮像部12を前方に回転させた場合についても同様であり、撮像部12の回転位置PSに応じてモノラルマイク61とモノラルマイク62の各音声信号がミックスされて録音される。
さらに、このようなモノラルマイク61とモノラルマイク62のミックス比は予め固定的に決められていても良いし、ユーザがメニューキー20の操作により表示される図示せぬ設定画面等を通じて任意に設定できるようにしても良い。
また、モノラルマイク61とモノラルマイク62の各音声信号をミックスする場合に、前記の例のように撮像部12の回転位置PSに応じて段階的に変更する方法の他に、撮像部12の回転位置PSに応じて連続的に変更することでも良い。
また、回転位置PSの値が所定の範囲内にあるときには、ステレオマイク25とモノラルマイク26の一方からの入力音声信号を遮断し、他方の入力音声信号のみを得るような制御を行わせることとしても良い。
また、上記の実施例では、制御部42によって選択あるいはミックスされた、ステレオマイク25ないしモノラルマイク26からの入力音声は、メモリ48内に記録されることとして説明したが、他にも、USBや無線ネットワーク、赤外線などの種々の公知の通信技術を用いて、カメラから外の装置にこの音声データを送信するように構成しても良い。
ここで、この音声データを送られる相手の装置としては、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)や、ネットワークの基地局、サーバコンピュータなどが考えられ、さらには、プリンタと直接カメラを接続してプリンタ側で再生や記録をするようにしても良いし、その他の携帯型記録メディア(例えば、ハードディスクレコーダやDVDレコーダなど)に送信することとしても良い。さらに、人工衛星に音声データを送信したり、他のカメラや携帯電話などにデータを送信するようにすることなども可能である。
また、前記の処理で、アナログ音声信号からデジタル信号に変換するタイミングは、実施例のように音声処理部50に入力された後でなければならないというものではなく、例えば、ステレオマイク25とモノラルマイク26のミックス処理などをデジタル信号処理によって行うように構成すべく、より早い段階でAD変換してしまうように構成することももちろん可能である。
なお、前記第1および第2の実施形態では、動画撮影時に録音を行う場合を想定して説明したが、静止画の撮影時に録音を行う場合、あるいは、録音だけを行う場合でも同様である。
また、図6や図12に示したような各マイクの切り替え処理、さらに、図7や図13に示したような各マイクの音声信号のミックス処理を可変抵抗等からなるアナログ回路を用いて行うことも可能である。
また、本発明はデジタルカメラに限らず、例えばカメラ付きの携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)など、カメラを備えると共にそのカメラの向きを自由に動かせるものであれば、その全てに適用することができる。
また、上述した各実施例では、ステレオマイクやモノラルマイクを用いた実施例を説明したが、他の音声入力手段で本発明を実施することはもちろん可能であるし、さらに、例えば今後の技術進歩によって他の方式の音声入力手段が用いられるようになった場合であっても本発明を適用することが可能である。
要するに、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態で示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、「発明が解決しようとする課題」で述べた効果が解決でき、「発明の効果」の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
また、上述した実施形態において記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に適用したり、そのプログラム自体をネットワーク等の伝送媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。本装置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムあるいは伝送媒体を介して提供されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
また、前述したCD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体の他にも、例えば、Blu−ray Disc(R)やAOD(Advanced Optical Disc)などの青色レーザを用いた次世代光ディスク、赤色レーザを用いるHD−DVD9、青紫色レーザを用いるBlue Laser DVDなど、今後開発される種々の大容量記録媒体を用いて本発明を実施することが可能である。
10…デジタルカメラ、11…装置本体部、12…撮像部、13…回転機構、14…撮影レンズ、15…電源キー、16…シャッタキー、17…光学ファインダ窓、18…ラバーグリップ、19…モードスイッチ、20…メニューキー、21…十字キー、22…セットキー、23…光学ファインダ、24…表示部、25…ステレオマイク、26…モノラルマイク、27…スピーカ、31…モータ、32…レンズ光学系、33…CCD、34…タイミング発生器(TG)、35…ドライバ、36…サンプルホールド回路(S/H)、37…A/D変換器、38…カラープロセス回路、39…DMAコントローラ、40…DRAMインタフェース(I/F)、41…DRAM、42…制御部、43…VRAMコントローラ、44…VRAM、45…デジタルビデオエンコーダ、46…キー入力部、47…画像処理部、48…メモリ、49…USBインタフェース(I/F)、50…音声処理部、51…回転位置検出部、61…モノラルマイク、62…モノラルマイク。