JP2014049897A - データ処理装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

データ処理装置、その制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】現在設定されている画像データの記録形式が、無線通信機能付きの記録媒体が自動転送する画像データの記録形式に合致するか否かを、ユーザに通知できるようにする。
【解決手段】被写体を撮像する撮像素子102により得られた画像データを記録媒体に記録するビデオカメラにおいて、接続されている無線通信機能付きメモリカードが自動転送する画像データの記録形式を取得し、また、ビデオカメラで画像データを記録媒体に記録するのに設定されている画像データの記録形式を取得する。そして、取得した形式を比較して、その比較に応じた通知を行う。
【選択図】図6

Description

本発明は、無線通信機能付きの記録媒体が接続可能なデータ処理装置、その制御方法及びプログラムに関する。
近年では、無線通信機能付きメモリカードが実用化されている(例えば特許文献1を参照)。また、特定のファイル名を有するファイルを記録すると、予めメモリカード内に設定されている送信先に、このファイルを自動的に無線送信する機能を有する無線通信機能付メモリカードが製品化されている。特定のファイル名とは、例えば“DCIM“等の特定のディレクトリ名内に記録されるファイルであって、その拡張子が”JPG“、”MOV”等のことである。この特定のファイル名等、無線送信させるための条件に合致しない形式で記録されたファイルは送信されない。
特許文献2には、サムネイル一覧表示画面に表示させる際、異なるデータ方式の情報が混在し表示できない場合には、表示できない旨の無効画像データを表示させる技術が開示されている。これにより、データ方式が異なる情報が記録されていても、簡単な構成で一覧表示が可能となる。
特開2002−009690号公報 特開2005−70858号公報
無線通信機能付きメモリカードをデジタルカメラに装着する際に、ユーザは撮影画像データを無線送信できるものと考える。
しかしながら、デジタルカメラにおいてメモリカードの無線送信条件に合致していない記録フォーマットが設定されている場合、ユーザがそのことに気付かず、いくら撮影しても撮影画像データが無線送信されないという状況が発生する。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、現在設定されている画像データの記録形式が、無線通信機能付きの記録媒体が自動転送する画像データの記録形式に合致するか否かを、ユーザに通知できるようにすることを目的とする。
本発明のデータ処理装置は、無線通信機能付きの記録媒体が接続可能なデータ処理装置であって、被写体を撮像する撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する記録制御手段と、接続されている無線通信機能付きの記録媒体が自動転送する画像データの記録形式を示す転送記録形式を取得する転送記録形式取得手段と、前記記録制御手段が画像データを記録媒体に記録するのに設定されている画像データの記録形式を示す設定記録形式を取得する設定記録形式取得手段と、前記転送記録形式取得手段で取得した転送記録形式と、前記設定記録形式取得手段で取得した設定記録形式とを比較して、その比較に応じた通知を行う第1の通知手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、現在ビデオカメラに設定されている画像データの記録形式が、無線通信機能付きの記録媒体が自動転送する画像データの記録形式に合致するか否かを、ユーザが容易に知ることができる。
第1の実施形態に係るデジタルビデオカメラの構成を示すブロック図である。 無線通信機能付きメモリカードを説明する図である。 メモリカードに記録するファイル構成を説明する図である。 無線通信機能付きメモリカードを装着したデジタルビデオカメラとサーバとを備えたネットワークシステムを示す図である。 第1の実施形態に係るデジタルビデオカメラによる制御を示すフローチャートである。 第1の実施形態における通知の例を示す図である。 第1の実施形態における通知の例を示す図である。 第2の実施形態に係るデジタルビデオカメラによる制御を示すフローチャートである。 第2の実施形態における通知の例を示す図である。 第3の実施形態における通知の例を示す図である。 第3の実施形態における通知の例を示す図である。 静止画及び動画の両方が記録可能なモードである場合における通知の例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
<デジタルビデオカメラの構成>
図1に、第1の実施形態に係るデジタルビデオカメラ(以下、単にビデオカメラと称する)の構成を示す。本実施形態では、ビデオカメラが本発明を適用したデータ処理装置として機能する。
111はマイクロコンピュータであり、システム全体の制御を行う。113はフラッシュROMであり、マイクロコンピュータ111が実行するプログラム、及び各種パラメータ等が格納されている書き換え可能不揮発性メモリである。114はメモリであり、マイクロコンピュータ111や、後述する動画圧縮伸張回路106等が作業領域として使用する揮発性メモリである。121はバスである。
101はレンズユニットであり、集光のための固定レンズ群、変倍レンズ群、絞り、変倍レンズ群の動きで移動した結像位置を補正する機能と、焦点調節を行う機能とを兼ね備えた補正レンズ群により構成される。102は撮像手段である撮像素子であり、光学像を電気信号に変換する。103はカメラ信号処理回路であり、撮像素子102によって生成される電気信号に対して所定の色変換処理、縮小処理等の画像処理を行い、出力先に適した画像データを出力する。例えば解像度が1920×1080、フィールド周期が60フィールドの画像データを、後述するビデオ信号処理回路105に出力する。一方、これよりも高解像である画像データを、後述する静止画圧縮伸張回路130に必要なタイミングで出力する。
130は静止画圧縮伸張回路であり、画像データから静止画データを生成し、メモリ114に書き込む。静止画データとして、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式の圧縮静止画データと、非圧縮形式(以降、RAW形式とする)である非圧縮静止画データとを生成することが可能である。これらはマイクロコンピュータ111の指示に従った形式で生成される。また、JPEG形式とRAW形式とを同時に生成することも可能である。一方、メモリ114に格納された圧縮静止画データを読み込み、画像データに再生し、メモリ114に書き込む機能も兼ね備えている。
105はビデオ信号処理回路であり、カメラ信号処理回路103や、後述する動画圧縮伸張回路106からの画像データを受け、各ブロックに適した画像処理を行い出力する。また、ビデオ信号処理回路105は、ビットマップを重畳することができる。これにより、機器の状態、警告、各種設定画面等の表示を行う。
106は動画圧縮伸張回路であり、画像データをMPEG2(Moving Picture Experts Group phase 2)方式で圧縮し、メモリ114に順次書き込む。一方、メモリ114に格納された圧縮ビデオデータを読み込み、画像データに再生し、ビデオ信号処理回路105に出力する機能も兼ね備えている。
115はメモリカードインターフェース(カードI/F)、116はメモリカードである。メモリカードインターフェース115は、メモリカード116を格納し、コマンドやデータを送受信する。メモリカード116は、SDカードのようなメモリカードであり、圧縮静止画データや圧縮ビデオデータを、FATファイルシステム等のコンピュータと互換のある所定フォーマットに従って記録するための記録媒体である。メモリカード116として、後述する無線通信機能付きメモリカード201を用いることができる。
107は表示手段である液晶パネルであり、ビデオ信号処理回路105から画像データを受けて表示させる。また、特に図示していないが、音声についてもマイクユニット、スピーカーや外部出力経路を設け、画像データと共に動画圧縮伸張回路106で圧縮、多重化される。
112はユーザが操作入力するための操作スイッチ群である。操作スイッチ群112には、上下左右を意味するスイッチや、決定を意味するスイッチが設けられ、各種設定画面にて選択肢を選択するGUI等に使用される。また、操作スイッチ群112には、主としてカメラ撮影を行うためのカメラモード、主として再生させるための再生モード、及び電源オフとするパワーオフモードを選択するためのスイッチも設けられている。カメラ撮影モードでは、主として動画像を記録する動画カメラモードと、静止画を記録する静止画カメラモードとを有する。
ここで、図3を参照して、静止画データや圧縮ビデオデータをメモリカード116に記録するときのファイル構成について説明する。
301はルートディレクトリであり、メモリカード116に記録される最上位のディレクトリである。
<DCF規格>
302はディレクトリ名を“DCIM“とするDCIMディレクトリであり、ルートディレクトリ301下に配置される。DCIMディレクトリ302は、デジタルカメラ用画像記録フォーマットであるDCF(Design rule for Camera File system)規格に準拠したディレクトリ群、及びファイル群を記録するためのディレクトリである。
303はディレクトリ名を“101CANON“とするディレクトリであり、DCIMディレクトリ302下に配置される。ディレクトリ303は、後述する画像ファイルを記録するディレクトリである。
304は圧縮静止画データのファイルである。ファイル名は4桁+“.JPG”であり、ピリオードより右の3文字を拡張子と称す。つまり“JPG“が拡張子である。
305は非圧縮静止画データのファイルである。ファイル名は4桁+“.RAW”である。やはり“RAW“が拡張子である。
306は圧縮ビデオデータのファイルである。ファイル名は4桁+“.MOV”である。やはり“MOV“が拡張子である。
<動画記録フォーマット規格>
本実施形態では、以下に説明する動画記録フォーマット規格に従ったビデオ記録モードを有するものとする。この動画記録フォーマットをSD記録フォーマットと称する。
310はディレクトリ名を“SD“とするSDディレクトリであり、ルートディレクトリ301下に配置される。SDディレクトリ310は、SD記録フォーマットのファイル群を記録するディレクトリである。
311はディレクトリ名を“MGR”とするMGRディレクトリであり、SDディレクトリ310下に配置される。MGRディレクトリ311は、後述するSD用プログラム管理ファイルを記録するためのディレクトリである。
312はMGRディレクトリ311下に記録されるファイルであり、ファイル名は“000.MGR”である。このファイルをMGRファイルと称す。
313はディレクトリ名を“PRG”+3桁の数字とするSDディレクトリ310下に配置されるディレクトリであり、後述するSD圧縮ビデオデータファイル、SDビデオデータ情報ファイルを記録するためのディレクトリである。これをプログラムディレクトリと称す。プログラムディレクトリに記録できるSD圧縮ビデオデータファイル数には規定があり、これを越えるときには番号の異なるプログラムディレクトリを作成し、その下にSD圧縮ビデオデータファイル等記録する。
317はやはりプログラムディレクトリである。PRG000ディレクトリ310下のSD圧縮ビデオデータファイル数が上限に達したとき作成する。(プログラムディレクトリ317内のファイル群は記載を省略する)
315はSD圧縮ビデオデータファイル群であり、それぞれ3桁の数字+“.MOV”というファイルである。それぞれのファイルをMOVファイルと称す。
316はSD圧縮ビデオデータ情報ファイル群であり、それぞれ3桁の数字+“.MOI”というファイルである。MOIファイルと称す。同一番号のMOVファイルとMOIファイルがセットとなっている。例えば000.MOVファイルに関する情報が、000.MOIファイルに記録されている。MOIファイルには、対応するMOVを再生するための情報が格納されている。例えば、特殊再生するためのIピクチャ位置を検索するためのテーブル等が記録されている。
314はプログラム情報ファイルであり、ファイル名は3桁の数字+“.PRI”である。プログラムファイル情報ファイルは、記録されているプログラムディレクトリ内に関する情報が記録されている。例えば、プログラム内のMOVファイルの再生順序である。さらにプログラムの再生順序は、前述のMGRファイルに記録される。MGRファイルと、各プログラム内のPRIファイルによって、全体の再生順序が決定されるものである。
本実施形態に係るビデオカメラでは、静止画データのファイル形式として、DCF規格に準拠するJPEG形式及びRAW形式を選択することが可能である。また、圧縮ビデオデータのファイル形式として、DCF規格準拠形式及びSD記録フォーマット形式を選択することが可能である。いずれの記録形式とするかはユーザ操作に従って決定し、マイクロコンピュータ111が各部を制御する。
<無線通信機能付きメモリカード>
次に、図2を参照して、無線通信機能付きメモリカード201を説明する。
202は外部インターフェース部であり、ビデオカメラ側のメモリカードインターフェース115と接続し、通信するためのインターフェースである。203は制御部であり、システム全体を制御する。204はメモリ部であり、外部から受信するデータを記録する不揮発性メモリである。205は無線通信部であり、制御部203の指示に従って、無線接続可能な機器、サーバ等とデータ転送を行う。206は電波を送受信するアンテナである。
制御部203は、以下のような機能を有する。
無線通信機能を有するか否かを判定する問い合わせが、外部インターフェース部202を介してホスト側から発行されると、無線通信機能付きメモリカードであることを通知する。
また、後述するように自動転送する条件である画像データの記録形式を問い合わせるコマンドが発行されたとき、通知する機能も兼ね備えている。
また、無線通信部205、アンテナ206を介して画像データを送信する送信先を予め保持する機能を有する。送信先はメモリ部204に記録されている。これは、外部インターフェース部202を介してホスト側から受信するものであり、ユーザがパソコンと専用アプリケーションソフトウエア等の対応機器によって指定するものである。
また、メモリ部204に外部インターフェース部202を介して記録される画像データを解析する機能を有する。画像データの記録形式が、自動転送する条件である画像データの記録形式と合致するとき、すなわち記録されるファイル名が所定の条件を満たすとき、送信先に自動的にファイル転送を行う機能を有する。本実施形態では、“DCIM“というディレクトリ名以下に記録されるファイルであって、拡張子が”JPG”、”MOV”であるファイルであることを所定の条件とする。よって、静止画の場合、JPEG形式で記録すれば自動的にファイル転送が実行されるが、RAW形式ではファイル転送されることはない。また、動画の場合、DCF準拠形式では自動的にファイル転送が実行されるが、SD記録フォーマット形式ではファイル転送されることはない。
図4を参照して、無線通信機能付きメモリカードを装着したビデオカメラとサーバとを備えたネットワークシステムについて説明する。
401はネットワーク網である。402はアクセスポイントであり、端末間で通信接続するための電波中継機である。403は本実施形態に係るビデオカメラである。404、405はネットワーク網401に接続するサーバである。
無線通信機能付きメモリカード201は、ビデオカメラ403に装着されると、アクセスポイント402を介してネットワーク網401に接続する。例えば送信先がサーバ404に設定されている場合、画像記録を行うと、無線通信機能付きメモリカード201の自動転送機能によって画像ファイルがサーバ404に送信される。同様に、送信先がサーバ405に設定されている場合、画像記録を行うと、無線通信機能付きメモリカード201の自動転送機能によって画像ファイルがサーバ405に送信される。ただし、上述したように、静止画ではRAW形式、動画ではSD記録フォーマット形式での画像ファイルは自動転送されることはない。
この場合に、無線通信機能付きメモリカード201を装着しても、ビデオカメラ403の設定で非対応形式(RAW形式、SD記録フォーマット形式)が選択、設定されたままの場合がある。この場合、画像ファイルは自動転送されることはないが、ユーザがそのことに気付いていないという状況もありえる。
そこで、この問題を解決するべく、図5に示すように、ビデオカメラによる制御を実行する。以下、図5のフローチャートについて説明する。本実施形態では、図5のフローチャートは、ビデオカメラにおいて定期的に実行される。その他、電源投入時やメモリカードが装着されたタイミング、動画カメラモードや静止画カメラモードに移行したタイミングで実行してもよい。
ステップS501で、マイクロコンピュータ111は、メモリカードが装着されているか否かを判定する。メモリカードありと判定するとステップS502に遷移し、メモリカードなしと判定すると本制御を終了する。
ステップS502で、マイクロコンピュータ111は、装着されているメモリカードが無線通信機能付きであるか否かを判定する。無線通信機能付きであると判定するとステップS503に遷移し、無線通信機能なしと判定すると本制御を終了する。
ステップS503で、マイクロコンピュータ111は、無線転送フォーマット取得処理を実行する。無線転送フォーマット取得処理は、無線通信機能付きメモリカードが自動転送する画像データの記録形式(以下、「転送記録形式」と称する)を取得する転送記録形式取得処理である。本実施形態の場合、転送記録形式は、静止画ではJPEG形式、動画ではDCF準拠形式となる。
また、ステップS504で、マイクロコンピュータ111は、記録フォーマット設定取得処理を実行する。記録フォーマット設定取得処理は、現在ビデオカメラに設定されている画像データの記録形式(以下、「設定記録形式」と称する)を取得する設定記録形式取得処理である。
次に、ステップS505で、マイクロコンピュータ111は、フォーマット比較を行う。ステップS503において取得した転送記録形式と、ステップS504において取得した設定記録形式との比較を行い、設定記録形式が転送記録形式に合致するか否か(設定記録形式が転送記録形式に含まれるか否か)を判定する。設定記録形式が転送記録形式に合致する(転送対応である)と判定するとステップS506へ遷移し、合致しない(転送非対応である)と判定するとステップS507へ遷移する。
ステップS506で、マイクロコンピュータ111は、転送対応通知処理を実行する。転送対応通知処理は、自動転送されることをユーザに通知する処理であり、その詳細は後述する。一方、ステップS507で、マイクロコンピュータ111は、転送非対応通知処理を実行する。転送非対応通知処理は、自動転送されないことをユーザに通知する処理であり、その詳細は後述する。
図6、図7を参照して、ステップS506及びステップS507の通知処理の例を説明する。
図6は、動画カメラモードにおける通知処理の例である。
動画カメラモードに移行すると、マイクロコンピュータ111はいわゆるスルー画像の撮影を開始する。601aは被写体像を撮像素子102により撮像して得られたスルー画像である。ユーザは、このスルー画像を確認しながら所望のタイミングで動画データの撮影を指示し、動画データの記録を開始させることができる。
601bはビデオ信号処理回路105によってスルー画像601aに重畳するビットマップである。602は動画カメラモードであることを通知するモード情報である。603は記録、記録一時停止等の記録状態を通知する記録状態情報である。604は記録可能時間を通知する記録可能時間情報である。605はバッテリ残量を通知するバッテリ残量表示である。その他、必要に応じて情報表示を行う。
601cはスルー画像601aにビットマップ601bを重畳した表示映像であり、例えば液晶パネル107にこの映像601cが表示される。
601dはステップS506の転送対応通知処理による表示映像である。606_1は転送対応アイコンであり、装着されたメモリカードが無線通信機能付きメモリカードで、設定記録形式が転送記録形式に合致していることを通知するビットマップである。
一方、601eはステップS507の転送非対応通知処理の表示映像である。602_2は転送非対応アイコンであり、装着されたメモリカードが無線通信機能付きメモリで、設定記録形式が転送記録形式に合致していないことを通知するビットマップである。
このように、装着されたメモリカードが無線通信機能付きメモリカードである場合、設定記録形式が転送記録形式に合致しているか否かを、ユーザはアイコン表示で容易に知ることが可能なる。
また、601fは転送非対応時に警告処理を行うようにした表示映像であり、「記録形式が転送形式に設定されていません」等のメッセージ607を警告表示する。警告表示は所定時間継続してもよいし、又は所定の入力があるまで継続してもよい。このような警告表示を行うことで、より確実にユーザに通知することが可能となる。なお、所定時間経過後、又は所定の入力があると表示映像601eに戻る。
図7は、静止画カメラモードにおける通知処理の例である。なお、図6と同じものには同一の符号を付し、その説明を省略する。
702は静止画カメラモードであることを通知するモード情報である。704は記録可能枚数を通知する記録可能枚数情報である。
動画カメラモードの場合と同様に、アイコン606_1及びアイコン606_2によって、設定記録形式が転送記録形式に合致しているか否かを通知する。
なお、無線通信機能付きメモリカードの説明で、自動転送する条件である画像データの記録形式(転送記録形式)を問い合わせるコマンドが発行されたとき、通知する機能も兼ね備えているとした。他の判定方法として、例えばメモリカードの型式が取得可能であり、この型式から転送記録形式が判定できるようにしてもよい。
また、装着されているメモリカードが無線通信機能付きであると判定された場合にステップS502以降の処理を行うこととしたが、必ずしもこの条件で行う必要はない。以下、その一例を説明する。
例えばビデオカメラに無線通信機能付きメモリカードの無線通信機能のオン/オフを設定するメニューを設けてもよい。この設定がオフの場合、ビデオカメラは無線通信機能付きメモリカードに無線通信機能を停止する命令を送信し、無線通信機能付きメモリカードは無線通信機能を停止する。そして、この設定がオンに設定されたタイミングで、ステップS502以降の処理を実行する。このようにすることで、実質的に無線通信機能が有効である場合にのみ、図6、7に示したような通知を行うことが可能となり、よりユーザの利便性が向上する。
また、ステップS503において転送記録形式を取得する処理については、必ずしも記録形式そのものを取得する必要はない。例えばビデオカメラにおいてメモリカードのモデル名と転送記録形式とを関連付けておく。そして、ステップS503では、記録媒体からはモデル名を取得し、そのモデル名との関連付けから転送記録形式を割り出してもよい。このように、本実施形態に記載の方法に限らず、転送記録形式を取得する処理は種々の方法が考えられる。
以上説明したように、現在ビデオカメラに設定されている画像データの記録形式が、無線通信機能付きのメモリカードが自動転送する画像データの記録形式に合致するか否かを、スルー画像表示の時点でユーザが容易に知ることができる。したがって、自動転送可能であるメモリカードを装着したにもかかわらず、転送記録形式に合致しない設定記録形式となっていることを画像データの記録開始前に判断することが可能となり、設定記録形式を設定変更するといった対応が容易になる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態を説明する。なお、ビデオカメラや無線通信機能付きメモリカードの構成は第1の実施形態と同様であり、以下では、第1の実施形態との相違点と中心に説明し、第1の実施形態と共通する点の説明は省略する。
第1の実施形態では、自動転送可能であるメモリカードを装着されたとき、自動転送に合致しない記録形式が設定されていることを通知することは可能であるが、ユーザは、設定記録形式を転送記録形式に合致させるよう設定変更できるか否かを知ることができない。そこで、第2の実施形態では、設定記録形式を転送記録形式に合致させるよう設定変更できるか否かについてさらに通知するようにしている。
そこで、この問題を解決するべく、図8に示すように、ビデオカメラによる制御を実行する。以下、図8のフローチャートについて説明する。図8のフローチャートは、ビデオカメラにおいて定期的に実行される。なお、図5のフローチャートと同等の処理には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
ステップS505において設定記録形式が転送記録形式に合致しない(転送非対応である)と判定するとステップS810へ遷移する。
ステップS810で、マイクロコンピュータ111は、設定記録形式を転送記録形式に合致させるよう設定変更できるか否かを判定する。設定変更不能であればステップS811へ遷移し、設定変更可能であればステップS812へ遷移する。
ステップ811で、マイクロコンピュータ111は、転送対応設定不可通知処理を実行する。転送対応設定不可通知処理は、転送記録形式に合致する記録形式を、ビデオカメラで設定できないことを通知する処理である。一方、ステップS812で、マイクロコンピュータ111は、対応設定可能通知処理を実行する。転送対応設定可能通知処理は、転送記録形式に合致する記録形式を、ビデオカメラで設定できることを通知する処理である。
図9を参照して、ステップS811及びステップS812の通知処理の例を説明する。図9において、図6と同一の符号を付したものは、同じものであるため説明を省略する。
図9は、動画カメラモードにおける通知処理の例である。
901gはステップS811の転送対応設定不可通知処理による表示映像である。907_1は転送対応設定不可アイコンであり、転送記録形式に合致記録形式を、ビデオカメラで設定できないことを意味する。
また、901hは転送対応設定不可時に警告処理を行うようにした表示映像であり、「転送可能な記録形式がありません。」等のメッセージ908を警告表示する。警告表示は、所定時間継続してもよいし、又は所定の入力があるまで継続してもよい。このような警告表示を行うことで、より確実にユーザに通知することが可能となる。なお、所定時間経過後、又は所定の入力があると表示映像901gに戻る。
一方、901iはステップS812の転送対応設定可能通知処理による表示映像である。907_2は転送対応設定可能アイコンであり、現在の設定記録形式では自動転送されないが、転送記録形式に合致する記録形式を、デジタルカメラで設定できることを意味する。
以上説明したように、自動転送する記録形式に合致するものが、デジタルカメラに存在するか否かを通知することが可能となり、さらに操作性の向上を図ることができる。
なお、ここでは動画カメラモードでの表示例を説明したが、静止画カメラモードでも同様の表示を行うことで、同じ効果が得られる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態を説明する。なお、ビデオカメラや無線通信機能付きメモリカードの構成は第1、2の実施形態と同様であり、以下では、第1、2の実施形態との相違点と中心に説明し、第1、2の実施形態と共通する点の説明は省略する。
第3の実施形態では、第2の実施形態で述べたように、設定記録形式が転送記録形式に合致しないが、転送記録形式に合致させるよう設定変更できる場合に、その設定変更を行うための設定画面を表示するようにしている。
図10(a)、(b)の表示映像1001a、1001bは、第2の実施形態で説明した転送対応設定可能通知処理による表示映像901i(図9(d))に対して、記録形式の設定変更を促すビットマップを追加した表示映像である。なお、図9と同一の符号を付したものは、同じであるため説明を省略する。
メッセージ表示領域1002には「記録形式を変更しますか?」等のメッセージを表示し、ユーザに問い合わせる。また、“はい”ボタン1003、“いいえ”ボタン1005を表示し、カーソル1004を合わせることでいずれか一方をユーザが選択し、決定することができる。
図10(b)の表示映像1001bのように“はい”ボタン1005が選択され、決定された場合、図11の記録形式選択画面に遷移する。
図11(a)に示すように、メッセージ表示領域1102には、記録形式選択というビットマップ表示を行い、記録形式選択をユーザに問い合わせる。記録形式として転送記録形式に合致する“DCF”ボタン1103、“キャンセル”ボタン1104を表示し、カーソル1105を合わせることでいずれか一方をユーザが選択し、決定することができる。“DCF”ボタン1103が選択され、決定された場合、転送記録形式に合致するDCF形式に記録形式が設定変更される。また、“キャンセル”ボタン1104が選択され、決定された場合、記録形式選択が中止される。
なお、転送記録形式でない記録形式、本例の場合SD記録フォーマット形式は選択肢として表示しないものとしたが、選択できない記録形式として表示するようにしてもよい。
図11(b)のメッセージ表示領域1102bは、静止画カメラモードでのものである。記録形式として転送記録形式に合致する“JPEG”ボタン1106、“JPEG+RAW”ボタン(JPEG形式とRAW形式の同時記録)1107、“キャンセル”ボタン1108を表示する。各ボタンにカーソル1109を合わせることでいずれかをユーザが選択し、決定することができる。
以上説明したように、設定記録形式が転送記録形式に合致しないが、転送記録形式に合致させるよう設定変更できる場合に、記録形式の設定変更を促すとともに、同じ画面上で設定変更させることができ、さらに操作性の向上を図ることができる。
なお、静止画カメラモード及び動画カメラモードを例に、それぞれの場合について説明してきたが、例えば動画カメラモードで静止画記録も可能であるビデオカメラにおいては、図12に示すように両者の転送可能状態を表示しても良い。
表示映像1201は、図6(e)の表示映像601eに対し、静止画記録の設定記録形式が転送記録形式に合致しているか否かを合わせて表示するようにした例である。
1207は静止画撮影も可能であることを示すアイコンのビットマップであり、1208は設定記録形式が転送記録形式に合致していることを示す転送対応アイコンのビットマップである。また、静止画記録設定が転送非対応である場合には、転送非対応アイコンに置き換えられる。
上記実施形態では、動画記録形式として、DCF規格準拠形式及びSD記録フォーマット形式として説明してきたが、これに限定するものではない。例えば、SDVIDEO規格準拠形式やAVCHD規格準拠形式に対応する無線通信機能付きメモリカードとビデオカメラの組み合わせに適応しても良い。
以上述べた実施形態では、マイクロコンピュータ111の制御下で各部が協働することにより、本発明でいう記録制御手段、設定記録形式取得手段、転送記録形式取得手段、第1の通知手段、第2の通知手段、設定画面表示手段、及び判定手段として機能する。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (8)

  1. 無線通信機能付きの記録媒体が接続可能なデータ処理装置であって、
    被写体を撮像する撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する記録制御手段と、
    接続されている無線通信機能付きの記録媒体が自動転送する画像データの記録形式を示す転送記録形式を取得する転送記録形式取得手段と、
    前記記録制御手段が画像データを記録媒体に記録するのに設定されている画像データの記録形式を示す設定記録形式を取得する設定記録形式取得手段と、
    前記転送記録形式取得手段で取得した転送記録形式と、前記設定記録形式取得手段で取得した設定記録形式とを比較して、その比較に応じた通知を行う第1の通知手段とを備えたことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 前記第1の通知手段は、前記設定記録形式取得手段で取得した設定記録形式が、前記転送記録形式取得手段で取得した転送記録形式に合致する場合、その旨を示すアイコン及びメッセージのうち少なくともいずれかを表示手段に表示することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記第1の通知手段は、前記設定記録形式取得手段で取得した設定記録形式が、前記転送記録形式取得手段で取得した転送記録形式に合致しない場合、その旨を示すアイコン及びメッセージのうち少なくともいずれかを表示手段に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ処理装置。
  4. 前記設定記録形式取得手段で取得した設定記録形式が、前記転送記録形式取得手段で取得した転送記録形式に合致しない場合、設定記録形式を転送記録形式に合致させるよう設定変更できるか否かについてさらに通知する第2の通知手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  5. 前記設定記録形式取得手段で取得した設定記録形式が、前記転送記録形式取得手段で取得した転送記録形式に合致しない場合で、設定記録形式を転送記録形式に合致させるよう設定変更できる場合、その設定変更を行うための設定画面を表示手段に表示する設定画面表示手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  6. 接続されている記録媒体が無線通信機能付きであるか否かを判定する判定手段を備え、
    前記判定手段により無線通信機能付きの記録媒体が接続されていると判定した場合、前記転送記録形式取得手段が転送記録形式を取得し、前記設定記録形式取得手段が設定記録形式を取得し、前記第1の通知手段が通知を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  7. 無線通信機能付きの記録媒体が接続可能なデータ処理装置で、被写体を撮像する撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する記録制御手段を備えたデータ処理装置の制御方法であって、
    接続されている無線通信機能付きの記録媒体が自動転送する画像データの記録形式を示す転送記録形式を取得する転送記録形式取得処理と、
    前記記録制御手段が画像データを記録媒体に記録するのに設定されている画像データの記録形式を示す設定記録形式を取得する設定記録形式取得処理と、
    前記転送記録形式取得処理で取得した転送記録形式と、前記設定記録形式取得処理で取得した設定記録形式とを比較して、その比較に応じた通知を行う通知処理とを有することを特徴とするデータ処理装置の制御方法。
  8. 無線通信機能付きの記録媒体が接続可能なデータ処理装置を制御するためのプログラムであって、
    被写体を撮像する撮像手段により得られた画像データを記録媒体に記録する記録制御手段と、
    接続されている無線通信機能付きの記録媒体が自動転送する画像データの記録形式を示す転送記録形式を取得する転送記録形式取得手段と、
    前記記録制御手段が画像データを記録媒体に記録するのに設定されている画像データの記録形式を示す設定記録形式を取得する設定記録形式取得手段と、
    前記転送記録形式取得手段で取得した転送記録形式と、前記設定記録形式取得手段で取得した設定記録形式とを比較して、その比較に応じた通知を行う第1の通知手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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CN109711573B (zh) * 2018-12-28 2022-11-29 中国南方电网有限责任公司 一种录波采集单元和保护装置的稳态同源数据比对方法

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